JP2000268879A - リチウム二次電池 - Google Patents

リチウム二次電池

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JP2000268879A
JP2000268879A JP11073154A JP7315499A JP2000268879A JP 2000268879 A JP2000268879 A JP 2000268879A JP 11073154 A JP11073154 A JP 11073154A JP 7315499 A JP7315499 A JP 7315499A JP 2000268879 A JP2000268879 A JP 2000268879A
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secondary battery
lithium secondary
graphite
lithium
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English (en)
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Seiji Takeuchi
瀞士 武内
Junya Kaneda
潤也 金田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高容量で、かつサイクル寿命の長いリチウム二
次電池を提供する。 【解決手段】正極と、リチウムイオンを吸蔵放出可能な
負極活物質を含む負極と、リチウムイオン導電性の非水
系電解液あるいはポリマー電解質からなるリチウム二次
電池において、前記負極活物質は、Liと化合物を形成
可能な元素のうち少なくとも1種の元素及びその酸化物
からなる粒子が、X線回折法による(002)面の間隔
が0.3350nm 以上0.3370nm 未満である黒
鉛に埋設され、更にX線回折法による(002)面の間
隔が0.3370nm 以上の炭素質物質で包含された活
物質を用いた負極の放電上限電位を0.6V 以下とする
ことにより優れたサイクル特性と、炭素質物質では得ら
れない高容量を共に満たすリチウム二次電池を提供する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水系電解液二次
電池に係わり、特に、高電圧,高エネルギー密度,高充
放電容量,サイクル劣化の少ない充放電特性を有し、か
つ安全性の高いリチウム二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の分野では、機器を携帯使用す
る要望の高まりと共に、機器の小型軽量化が進んでい
る。
【0003】このため、高エネルギー密度を有する電
池、特に二次電池の開発が要求されている。
【0004】この要求を満たす二次電池の候補としてリ
チウム二次電池がある。リチウム二次電池は、ニッケル
カドミウム電池,鉛蓄電池,ニッケル水素電池に比べ、
高電圧,高エネルギー密度を有し、しかも軽量である。
【0005】しかし、負極活物質としてリチウム金属を
用いたリチウム二次電池では、負極表面にリチウムがデ
ンドライト析出し、正極との内部短絡や電解液に対する
不活性化のために、電池の寿命や安全性の点で問題であ
る。
【0006】また、リチウム金属を使用することの危険
性を回避するために、Li−PbやLi−Al等のリチ
ウム合金を負極活物質に用いたリチウム二次電池が開発
されている。
【0007】しかし、このリチウム二次電池において
も、デンドライト析出や微粉化の問題があり、十分な電
池寿命が得られていない。
【0008】現在では、負極活物質に黒鉛を用いたリチ
ウム二次電池が開発され、実用化に至っている。これ
は、リチウムイオンを黒鉛の層間に挿入,脱離させる反
応により、リチウムイオンを吸蔵,放出しており、化学
的に活性な金属リチウムに比べれば安定であり、また、
リチウムのデンドライト析出もない。このため、サイク
ル寿命も長くなり、安全性も向上した。
【0009】しかし黒鉛を負極活物質に用いた場合、放
電容量はせいぜい370Ah/kgである。リチウム二次
電池を高容量化するためには、負極活物質の高容量化が
不可欠である。
【0010】高容量負極活物質として、Si及びGe等
のLiと金属間化合物を形成可能な元素及びその酸化物
が挙げられるが、単独あるいは導電性粒子と混合して負
極活物質に用いるとサイクル劣化が速く、実質的あるい
は負極活物質として適用できない。
【0011】このような問題点を解決するためにJ. Ele
ctrochem. Soc.,Vol. 145,No. 8(1998)で
は、カーボンとSiの混合物をメカニカルミリングして
ナノサイズのSi粒子とした負極材を用いて形成した負
極の特性を評価している。しかしながら、充放電曲線か
ら見る限り不可逆容量が大きく、且つサイクル劣化も大
きいように見受けられる。
【0012】一方特開平6−279112 号では、アルカリ金
属と合金を形成する金属と有機化合物を混合した後、有
機化合物を炭素化したものを負極材として用いることに
より、電極容量が大きく充放電サイクル特性に優れた負
極が得られるとしている。
【0013】又特開平10−21913 号には炭素粒子表面に
金属の酸化物を被覆することにより容量の向上が図られ
るとしている。
【0014】しかしこのような手法によっても、高容量
の負極として使いこなすには、不可逆容量の低減やサイ
クル寿命の向上等解決されなければならない問題点があ
った。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高容量で、
かつ長サイクル寿命のリチウム二次電池を提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】発明者らは、負極活物質
として高容量である物質の劣化機構に着目し、その劣化
を抑制することにより、高容量でかつサイクル劣化の少
ないリチウム二次電池を発明するに至った。
【0017】以下には、負極活物質として黒鉛とSiO
を用いた時の特性について述べる。黒鉛の場合は、Li
の充放電容量は理論的に372mAh/g又SiOは実
験的に約800mAh/gの値が確かめられている。従
ってこの両者を組み合わせることにより、高容量の負極
を作成することが可能となる。黒鉛とSiOを重量比で
1:1とし、ただ単純に混合した負極においては、初期
約580mAh/gの放電容量を示すが10サイクル後
において初期容量の30%にまで低下する。この原因の
一つとしてSiOがLiを吸蔵放出する際の膨潤収縮に
よる合剤層の集電性の低下が考えられた。
【0018】そこで黒鉛とSiOの混合粉をメカニカル
アローイングしたもので負極を形成した。この負極の初
期放電容量は、前述の値とほぼ同じであった。
【0019】しかしサイクル寿命的には50サイクル後
において初期容量の約60%を維持しており、ただ単純
に混合した負極に対して改善できることが分かった。更
にメカニカルアローイングした粉体をアルゴン雰囲気中
900〜1100℃で熱処理したもので作成した負極
は、50サイクル後において初期容量の約80%を維持
しており、負極性能を大幅に向上させることができた。
ちなみに1000℃で熱処理したもので作成した負極の
充放電曲線を図1に示す。
【0020】図1の測定は、Li箔を対極とし電流密度
1.0mA/cm2 、充放電電位幅を0.005と1.0V
に設定して行った。図1の放電カーブに見られるごとく
0.6V 付近にショルダーがあるのと、放電末期が緩やか
であるのが特徴的である。そこで放電電位幅を1.5V
に設定することにより放電容量を更に増大できると考え
同様の試験を行った。その結果を1.0V と合わせて、
図2に示した。
【0021】図2から、1.0V に設定したときには5
0サイクル後において、初期容量からの低下率が約80
%であるのに対し、1.5V の時には40%にまで低下
した。この原因については今のところ明確ではないが、
0.6V 以上の電位になるとSiOが何らかの化学変化
をし、Liイオンを可逆的に吸蔵放出できなくなるため
と考えた。
【0022】そこで放電電位の上限を0.6V として同
様の試験を行ったところ、200サイクル後において初
期容量の95%以上の値を維持することを可能とした。
【0023】しかしながら、黒鉛とSiOの混合粉をメ
カニカルアローイングすると黒鉛とSiOの粒子は粉砕
され微粉化する。
【0024】ここで問題になるのは黒鉛であり、微粉化
による黒鉛のエッジ部が増えることから不可逆容量(初
期充電容量−初期放電容量)が増大することである。ち
なみに前述の試験における不可逆容量は約880mAh
/gと非常に大きな値であった。この不可逆容量の低減
のためには、メカニカルアローイングにより増大した黒
鉛のエッジ部を何らかの手段で被覆すれば良いと考え
た。
【0025】そこで黒鉛とSiOの混合粉をメカニカル
アローイングした粉体と炭素前駆体、例えば石油ピッ
チ,石炭ピッチ等を混合し熱処理して複合化する手法を
取り入れた。このような複合化材を用いて形成した負極
の不可逆容量は、880mAh/gから105mAh/
gと大幅に低減できた。
【0026】本発明は、正極と、リチウムイオンを吸蔵
放出可能な負極活物質を含む負極と、リチウムイオン導
電性の非水系電解液あるいはポリマー電解質からなるリ
チウム二次電池に係わり、前記負極活物質はLiを吸蔵
放出できる酸化物のうち少なくとも1種からなる粒子を
埋設する黒鉛質(A)が炭素質物質(B)に包含されて
いる負極において、作動上限電位を0.6V 以下にした
ことを特徴とするリチウム二次電池である。
【0027】ここで、前記黒鉛質はX線回折法による
(002)面の間隔(d002)が0.3350nm以
上0.3370nm未満であり、炭素質物質(B)とは
熱処理後においてX線回折法による(002)面の間隔
が0.3370nm以上をいう。負極活物質は、Liと
化合物を形成可能な元素或いはその酸化物のうち少なく
とも1種からなる粒子を、機械的な圧接を繰り返して埋
設した後、加熱処理する。さらにこのものと炭素前駆体
とを混合し炭化処理する方法により製造される。ここで
の炭化処理温度は800〜1500℃である。
【0028】前記Liを吸蔵放出できるものとして、S
i,Geの酸化物が挙げられる。
【0029】また、本発明のリチウム二次電池で構成さ
れる組電池を電気自動車に搭載することにより、走行距
離の長い電気自動車を供給することができる。また、本
発明のリチウム二次電池は、電気自動車だけでなく、ハ
イブリッド自動車用電池としても用いることができる。
【0030】以下、本発明に係わるリチウム二次電池構
成要素について説明する。
【0031】前記負極活物質はLiを吸蔵放出できる酸
化物のうち少なくとも1種からなる粒子が含まれていな
ければならない。
【0032】Liを吸蔵放出できる酸化物を形成する元
素とは、具体的にはMg,Al,Si,Zn,Ge,S
n,Pb,Bi,In,Pd,Ptである。粉末の取り
扱い,製造プロセス,コスト等の点で、Mg,Al,S
i,Zn,Ge,Sn,Pb,Biが好ましく、さらに
Si,Geが高容量化という点で好ましい。
【0033】負極活物質中のLiを吸蔵放出できる酸化
物粒子は、平均粒径が20μmを超えるとリチウム二次
電池のサイクル寿命が著しく短くなる。
【0034】従って、粒子の平均粒径は0.1〜20μ
m の範囲にあることが好ましい。さらに、0.5〜3μ
m がより好ましい。
【0035】上記粒子は黒鉛に埋設されており、表面が
黒鉛で完全に覆われた粒子と黒鉛の外部に一部を露出し
ている粒子が存在する。粒子表面が黒鉛で完全に覆われ
ることが好ましいが、黒鉛の外部に一部を露出していて
もよい。また、負極活物質の一つの粒子中には、黒鉛に
埋設された1個あるいは複数個の上記粒子が存在する。
特に、多数の上記粒子が存在しても黒鉛に埋設されてい
れば特性上問題とはならない。
【0036】機械的な圧接を行う前段階のLiと化合物
を形成可能な粒子は、上記形態を有す粒子でなくてもよ
い。機械的な圧接が繰り返されることにより粒径が小さ
くなり、所定の粒径を達成することができる。
【0037】前記粒子を埋設するとき、非晶質炭素を用
いても埋設することはできるが、黒鉛に比べその充放電
特性が劣る。黒鉛の結晶性領域は、d002が0.33
50nm以上0.3370nm未満である。本発明のX
線回折法には、CuKα線,管電圧50kV,管電流2
50mAのX線を用いて、0.002〜0.01deg ステ
ップで測定した。(002)面からの回折に相当する回
折曲線を平滑化し、バックグランドを削除して実質の
(002)回折曲線を得た。この回折曲線のピークを
(002)面の回折角として、
【0038】
【数1】d002=λ/(2sinθ) λ=0.15418nm からd002を求めた。
【0039】機械的な圧接を行う前段階の炭素粒子は、
結晶性炭素および非晶質炭素が用いられるが、結晶性炭
素であることがより好ましい。特に、粒径が小さく比表
面積が大きい炭素粒子であると、所定の物性をもつ負極
活物質を得ることができないので、上記結晶性炭素粒子
の比表面積は100m2/g 以下が好ましく、さらに
0.5〜50m2/gが好ましい。また、前記炭素粒子
は、d002が0.3350〜0.3370nmであることが
好ましい。
【0040】炭素前駆体は、例えば石油ピッチ,石炭ピ
ッチ等の易黒鉛化前駆体、あるいは等方性ピッチ,ポリ
アクリルニトリル,フェノール樹脂,フラン樹脂、等の
難黒鉛化前駆体が用いられるが、導電性や初期特性の点
で易黒鉛化前駆体の方が好ましい。
【0041】負極活物質は、比表面積が大きくなると不
可逆容量が増加し、小さくなると塗布性能が悪化する。
このため、比表面積は1〜100m2/g が好ましく、
特に2〜50m2/g がより好ましい。
【0042】正極活物質としては、リチウムコバルト酸
化物(LixCoO2),リチウムニッケル酸化物(Li
xNiO2),リチウムマンガン酸化物(LixMn
24, LixMnO3,Li1+xMn2-x4 又はMnサ
イトの置換体)、およびリチウムニッケルコバルト酸化
物(LixNiyCo(1-y)2)等の複合酸化物が使用で
きる。ここで、0≦x≦1.2,0≦y≦1 である。つ
まり、これらは化学量論組成でもよいが、化学量論組成
からの僅かにずれた酸化物であってもよい。これらの物
質は平均粒径3〜40μmが好ましい。
【0043】電解液は、リチウム塩を電解質として溶解
させた有機溶媒が用いられる。
【0044】有機溶媒としては、例えば、ブチレンカー
ボネイト,プロピレンカーボネイト,ジエチルカーボネ
イト,エチルメチルカーボネイト,エチレンカーボネイ
ト,ジメチルカーボネイト,メチルカーボネイト、1,
2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン,エ
トキシメトキシエタン、γ−ブチルラクトン、γ−バレ
ロラクトン,ジプロピルカーボネイト,テトラヒドロフ
ラン、2−メチルテトラヒドロフラン,ジオキサン,ジ
メチルスルホキシド,スルホラン,メチルスルホラン,
アセトニトリル,酢酸メチル,ギ酸メチル等の有機溶媒
あるいはこれらの2種以上の混合溶媒が用いられる。
【0045】電解質としては、六フッ化リン酸リチウム
(LiPF6 ),ホウフッ化リチウム(LiBF4 ),
過塩素酸リチウム(LiClO4 ),ビストリフルオロ
メチルスルホニルイミドリチウム(LiN(CF2
2)2),六フッ化砒素リチウム(LiAsF6 ),ト
リフルオロメタスルホン酸リチウム(LiCF2SO4
等のリチウム塩が用いられる。特に、六フッ化リン酸リ
チウム(LiPF6 ),ホウフッ化リチウム(LiBF
4 ),過塩素酸リチウム(LiClO4 ),ビストリフ
ルオロメチルスルホニルイミドリチウム(LiN(CF2
SO2)2)が好ましい。有機溶媒に対する電解質の溶解
量は、0.5〜2モル/リットルが好ましい。正極およ
び負極の導電材として、黒鉛,非晶質あるいはこれらが
混在する炭素を用い、平均粒径として30μm以下、比
表面積で1〜300m2/g が好ましい。また直径5〜
10μm,長さ10〜30μmの炭素短繊維を用いるこ
とが好ましい。
【0046】一方、電解液との反応性が小さい金属粒子
を導電材として用いることもできる。例えば、負極では
Ni,Co,Fe,Cu,Ti,Crおよびこれらを含
有する合金であり、正極ではNi,Co,Fe,Ti,
Cr,Alおよびこれらを含有する合金である。
【0047】これらの金属粒子は、プレスにより粒子を
変形させることが困難であり、粒径が大きくなると塗布
性が悪くなるため、平均粒径は30μm以下が好まし
い。
【0048】結着材は活物質,導電材と集電体を連結さ
せる役割を担う。結着材は、ポリ弗化ビニリデン(PV
DF),エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EP
DM),ポリテトラフルオロエチレン(PTFE),ポ
リエチレン,ポリプロピレン,ポリスチレン,ポリビニ
ルピリジン,クロロスルホン化ポリエチレン,ラテック
ス等の樹脂を用いることができる。また、活物質,導電
材,結着材を合わせた合剤のうち、結着材は2〜20重
量%であることが好ましい。特に、正極の結着材は2〜
10重量%、負極は5〜15重量%がより好ましい。
【0049】集電体は、負極においてはCu,Ni、あ
るいはステンレス製の箔あるいはスポンジ金属が用いら
れる。また、正極においてはAl,Ni、あるいはステ
ンレス製の箔あるいはスポンジ金属が用いられる。一般
には、Cu製の負極集電体とAl製の正極集電体の組み
合わせが好まれる。これらの箔は、圧延箔である方が強
度が高くて好ましいが、電解箔であってもよい。また、
箔の厚さは100μm以下が好ましく、特に8〜40μ
mが好ましい。
【0050】セパレータは、電解液のイオン導電性が低
抵抗であり、電解液との反応性がなく、溶液保持性に優
れるシート状のものあるいはポリマー電解質が用いられ
る。シート状セパレータは、ポリプロピレン,ポリエチ
レン,ポリオレフィン,ポリエステル,ポリテトラフル
オロエチレン,ポリフロン等の多孔質膜やガラス繊維と
上記高分子からなる不織布を用いることができる。特
に、ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリオレフィン製
の多孔子膜が好ましい。
【0051】ポリマー電解質は、ポリエチレンオキサイ
ド,ポリプロピレンオキサイド,ポリフッ化ビニルデ
ン,ポリアクリルアミド等をポリマーマトリックスとし
て前記電解質をポリマーマトリックス中に溶解した複合
体、あるいはさらに溶媒を含有するゲル架橋体,低分子
量ポリエチレンオキサイド,クラウンエーテル等のイオ
ン解離基をポリマー主鎖にグラフト化したポリマー電解
質,高分子重合体に前記電解液を含有させたゲル状ポリ
マー電解質が用いられる。
【0052】黒鉛粒子と、Liと化合物を形成可能な元
素或いはその酸化物のうち少なくとも1種からなる粒子
とに機械的に圧接を施すためには、上記粒子同士が密着
するような外力を加えることが必要であり、このような
挙動を生じさせしめる装置が用いられる。
【0053】上記装置としては、遊星型のボールミル装
置のようにボールと容器壁あるいはボール同士の衝突の
際に機械的な圧接を施すことができる装置、所定の間隙
に設定された容器と圧接用へらの間で機械的な圧接を施
すことができる装置、等を用いることができる。
【0054】上記装置を用いることで、前記粒子を黒鉛
に埋設することができる。このとき、長時間の圧接処理
を施すと比表面積が飛躍的に増大する。
【0055】しかし、短時間であると黒鉛への前記粒子
の埋設が不十分となり、良好な特性が失われる原因とな
る。機械的な圧接を繰り返した後、さらに200〜12
00℃の温度で熱処理することができる。上記熱処理は
実施しなくても良いが、200〜1200℃、特に900
〜1100℃で熱処理することが好ましい。この時の雰
囲気は、黒鉛の燃焼を防止できる雰囲気であれば、不活
性ガス中,窒素ガス中,真空中のいずれであってもよ
い。
【0056】炭素前駆体による包含処理は、Liと化合
物を形成可能な元素或いはその酸化物のうち少なくとも
1種を埋設した黒鉛粒子,炭素前駆体およびテトラヒド
ロフラン等の溶媒を混合,攪拌,還流した後、乾燥工程
で溶媒を除去し、所定の温度で炭化処理することにより
実施される。
【0057】炭素前駆体の炭化処理温度は、高温になる
とLiと化合物を形成する粒子炭素と反応して炭化物を
形成したり、溶融するため、800〜1500℃、特に
900〜1200℃が好ましい。また、炭化処理雰囲気
は、不活性ガス中あるいは窒素ガス中が好ましい。
【0058】本発明のリチウム二次電池は、正極活物
質,正極導電材,結着剤,正極集合体より構成される正
極と、負極活物質,結着剤,負極集電体、あるいはさら
に負極導電材を加えた負極との間にセパレータを挿み積
層した電極体,電解液,電極体と電解液を密封し、かつ
電極体と接続された電池容器で構成される。
【0059】電極体は、正極,セパレータ,負極を積層
して、各電極からタブを取り出した構造であっても、タ
ブを接続した短冊状の各電極を積層して捲回した構造で
も、あるいはタブを接続した短冊状の各電極を積層して
捲回した後偏平に変形させた構造であってもよい。すな
わち、対向する正極と負極の間にセパレータを挿んだ電
極体を有す電池であればよい。
【0060】本発明を適用した非水系電解液二次電池
は、従来の二次電池に比べ、高容量化,長寿命化でき
る。
【0061】本発明のリチウム二次電池は、各種携帯電
子機器に用いられ、特にノート型パソコン,ノート型ワ
ープロ,パームトップ(ポケット)パソコン,携帯電
話,PHS,携帯ファックス,携帯プリンター,ヘッド
フォンステレオ,ビデオカメラ,携帯テレビ,ポータブ
ルCD,ポータブルMD,電動髭剃り機,電子手帳,ト
ランシーバー,電動工具,ラジオ,テープレコーダー,
デジタルカメラ,携帯コピー機,携帯ゲーム機等に用い
ることができる。また、更に電気自動車,ハイブリッド
自動車,自動販売機,電動カート,ロードレベリング用
蓄電システム,家庭用蓄電器,分散型電力貯蔵機システ
ム(据置型電化製品に内蔵),非常時電力供給システム
等の二次電池として用いることができる。
【0062】
【発明の実施の形態】以下、本発明の適用例について図
表を参照し説明する。
【0063】(実施例1)平均粒径10μmのSiO粒
子と平均粒径20μmの黒鉛粒子を重量比50:50で
配合し、これを遊星型ボールミル装置で機械的な粉砕を
繰り返す、ボールミル処理を24時間実施した。ボール
ミル容器およびボールはステンレス製で、粉末調整およ
びボールミルはAr雰囲気で行った。その後Ar雰囲気
中1000℃で1時間熱処理を行った。この粉末の断面
を観察した結果、SiO粒子は黒鉛に埋設されているの
が観察された。また、SiO- 炭素複合粉末の比表面積
は63m2/g であった。SiO- 炭素複合粉末:PV
DF=85:15の重量比となるようにPVDFのN-
メチルピロリドン溶液とSiO- 黒鉛複合粉末を混練
し、厚さ20μmのCu箔に塗布した。これを120℃
で1時間乾燥後、ローラープレスにより電極を加圧成型
し、最終的には直径20mmに打ち抜き、負極とした。
【0064】上記の工程で作製した負極およびLi対極
は、エチレンカーボネイト(EC)とジメチルカーボネ
イト(DMC)との1:2の混合溶媒に1モル/リット
ルのLiPF6 を溶解した電解液を含浸させたポリエチ
レン製のセパレータを挿んで対向させ、測定セルとし
た。
【0065】このモデルセルに充電電流1mA,充電終
止電圧0.005V で充電し、放電電流1mA,充電終
止電圧0.6V で放電させる充放電サイクル試験を実施
した。この結果、負極の初期放電容量は580mAh/
gであり、不可逆容量の割合は60%であった。一方、
1サイクル目に対する200サイクル目の放電容量維持
率は95%であった。
【0066】(実施例2)平均粒径10μmのSiO粒
子と平均粒径20μmの黒鉛粒子を重量比50:50で
配合し、これを遊星型ボールミル装置で機械的な粉砕を
繰り返す、ボールミル処理を24時間実施した。ボール
ミル容器およびボールはステンレス製で、粉末調整およ
びボールミルはAr雰囲気で行った。その後Ar雰囲気
中1000℃で1時間熱処理を行った。
【0067】該粉末,石炭ピッチ及びテトラヒドロフラ
ンを100:30:300の重量比で混合し、1時間攪
拌,還流した。これをロータリーエバポレータを用いて
テトラヒドロフランを除去し、150℃で3時間真空乾
燥してSiO- 炭素複合粉末/ピッチ複合材料を得た。
この複合材料をカッターミルで200メッシュ以下に解
砕し、次いで空気中で3℃/min の速度で250℃まで
昇温し、1時間保持した。これを窒素流通下で20℃/
hで1000℃まで昇温し、1時間保持し、ピッチを炭
素化した。これをカッターミルで200メッシュ以下に
解砕し、SiO-炭素複合粉末を得た。
【0068】上記SiO- 炭素複合粉末を負極活物質に
用いて実施例1と同様の方法で負極を作製しその性能を
評価した。
【0069】その結果、負極の初期放電容量は580m
Ah/gであり、不可逆容量の割合は15.3% であっ
た。一方、1サイクル目に対する200サイクル目の放
電容量維持率は95%であった。
【0070】(実施例3)実施例2のSiOに変えて粒
径10μmのSiを用いて実施例2と同様の試験を行っ
た。その結果、負極の初期放電容量は1050mAh/
gであり、不可逆容量の割合は19.8% であった。一
方、1サイクル目に対する50サイクル目の放電容量維
持率は90%であった。
【0071】(実施例4)実施例2のSiOに変えて粒
径10μmのGeを用いて実施例2と同様の試験を行っ
た。その結果、負極の初期放電容量は880mAh/g
であり、不可逆容量の割合は20.5% であった。一
方、1サイクル目に対する50サイクル目の放電容量維
持率は90%であった。
【0072】(実施例5)実施例2のSiOに変えて粒
径10μmのGeOを用いて実施例2と同様の試験を行
った。その結果、負極の初期放電容量は500mAh/
gであり、不可逆容量の割合は15.6% であった。一
方、1サイクル目に対する50サイクル目の放電容量維
持率は90%であった。
【0073】(比較例1)平均粒径10μmのSiO粒
子と平均粒径20μmの黒鉛粒子を重量比50:50で
配合し、これを遊星型ボールミル装置で機械的な粉砕を
繰り返す、ボールミル処理を24時間実施した。ボール
ミル容器およびボールはステンレス製で、粉末調整およ
びボールミルはAr雰囲気で行った。その後Ar雰囲気
中1000℃で1時間熱処理を行った。該粉末,石炭ピ
ッチ及びテトラヒドロフランを100:30:300の重
量比で混合し、1時間攪拌,還流した。
【0074】これをロータリーエバポレータを用いてテ
トラヒドロフランを除去し、150℃で3時間真空乾燥
してSiO- 炭素複合粉末/ピッチ複合材料を得た。こ
の複合材料をカッターミルで200メッシュ以下に解砕
し、次いで空気中で3℃/min の速度で250℃まで昇
温し、1時間保持した。これを窒素流通下で20℃/h
で1000℃まで昇温し、1時間保持し、ピッチを炭素
化した。これをカッターミルで200メッシュ以下に解
砕し、SiO- 炭素複合粉末を得た。
【0075】SiO- 炭素複合粉末:PVDF=85:
15の重量比となるようにPVDFのN- メチルピロリ
ドン溶液とSiO- 黒鉛複合粉末を混練し、厚さ20μ
mのCu箔に塗布した。これを120℃で1時間乾燥
後、ローラープレスにより電極を加圧成型し、最終的に
は直径20mmに打ち抜き、負極とした。
【0076】上記の工程で作製した負極およびLi対極
は、エチレンカーボネイト(EC)とジメチルカーボネ
イト(DMC)との1:2混合溶媒に1モル/リットル
のLiPF6 を溶解した電解液を含浸させたポリエチレ
ン製のセパレータを挿んで対向させ、測定セルとした。
【0077】このモデルセルに充電電流1mA,充電終
止電圧0.005V で充電し、放電電流1mA,充電終
止電圧1.0V で放電させる充放電サイクル試験を実施
した。この結果、負極の初期放電容量は580mAh/
gであり、不可逆容量の割合は15.8% であった。一
方、1サイクル目に対する50サイクル目の放電容量維
持率は80%であった。
【0078】(実施例6)本発明のリチウム二次電池と
して円筒型リチウム二次電池を作製した。その捲回体の
モデルを図3又は電池断面の基本構成を図4に示す。
【0079】捲回体は、図3に示すように正極タブ8が
正極4,負極タブ7が負極5に接続されるものとセパレ
ータ6を捲回してなる。
【0080】図4において、この捲回体は、電池缶12
に収納され、電池缶12と負電極体は、正極集電体4a
に正極合剤4bを塗布してなる正極4,負極集電体5a
に負極合剤5bを塗布してなる負極5、およびセパレー
タ6で構成され、正極4,セパレータ6,負極5,セパ
レータ6の順に積層し、負極タブ7と電池缶12及び電
池蓋11と正極タブ8がそれぞれ接続されている。
【0081】電池蓋11は、絶縁性のガスケット10を
介して電池缶12に固定し、電極体と電池缶12内を密
封している。また、電極体と電池缶12あるいは電池蓋
11との接触を防止するために、絶縁板9も設けてい
る。密封された電池缶内にはLiイオンを含む電解液が
注入されている。電池缶12と電池蓋11はSUS304,SU
S316,耐食性コーティングを施した軟鋼等が用いられ
る。
【0082】正極活物質に平均粒径10μmのLiCo
2 、正極導電材として平均粒径5μmの鱗片状黒鉛、
結着剤としてPVDF、正極集電体として厚さ20μm
のAl箔を用いた。LiCoO2 ,鱗片状黒鉛,PVD
Fの重量比を88:7:5とし、N- メチルピリドンを
加えて混合し正極合剤スラリーを調整した。これを、A
l箔の両面に塗布し、120℃で1時間真空乾燥し、そ
の後ローラープレスにより電極を加圧成型した。その
後、幅40mm,長さ285mmに切り出し正極を作製し
た。ここで、正極の両端の長さ10mmの部分は正極合剤
は塗布されておらずAl箔が露出している。この一方に
Ni製の負極タブを超音波接合により圧着した。
【0083】負極活物質は、実施例2の方法で作製し
た。
【0084】上記負極活物質,負極導電材として平均粒
径10μmの鱗片状黒鉛、結着剤としてPVDF、正極
集電体として厚さ20μmのCu箔を用いた。負極活物
質,鱗片状黒鉛,PVDFの重量比を60:30:10
とし、N- メチルピリドンを加えて混合し負極合剤スラ
リーを調整した。
【0085】これを、Cu箔の両面の塗布し、120℃
で1時間真空乾燥し、その後ローラープレスにより電極
を加圧成型した。その後、幅40mm,長さ290mmに切
り出し負極を作製した。負極合剤と正極合剤の塗布重量
比は1:10とした。ここで、正極と同様に、負極の両
端の長さ10mmの部分は負極合剤は塗布されておらずC
u箔が露出している。この一方にNi製の負極タブを超
音波接合により圧着した。
【0086】セパレータは厚さ25μm,幅44mmのポ
リプロピレン製の多孔子膜を用いた。また、ECとDM
Cが1:2の混合溶媒に1モル/リットルのLiFP6
を溶解させた電解液を用いた。
【0087】この電池を用いて、充放電電流密度300
mで充放電を繰り返した。この結果、最高の放電容量は
1900vmAhであった。また、最高の放電容量に対
する200サイクル目の放電容量の維持率は86%であ
った。
【0088】
【発明の効果】Liと化合物を形成可能な元素のうち少
なくとも1種の元素及びその酸化物からなる粒子が、X
線回折法による(002)面の間隔が0.3350nm
以上0.3370nm 未満である黒鉛に埋設され、更に
X線回折法による(002)面の間隔が0.3370n
m 以上の炭素質物質で包含された活物質を用いた負極
において、放電上限電位を0.6V 以下とすることによ
り優れたサイクル特性と、炭素質物質では得られない高
容量を共に満たすリチウム二次電池を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなる充放電曲線図である。
【図2】従来型運転におけるサイクル数と容量維持率の
関係を示す図である。
【図3】本発明のリチウム二次電池の捲回体のモデル図
である。
【図4】本発明のリチウム二次電池の断面概略図であ
る。
【符号の説明】
1…本発明によりなる充放電曲線、2…放電電位1.0
V、3…放電電位1.5V、4…正極、5…負極、6…
セパレータ、7…負極タブ、8…正極タブ、9…絶縁
板、10…ガスケット、11,12…電池蓋。
フロントページの続き Fターム(参考) 5H003 AA01 AA02 AA04 BB01 BC05 BD00 5H014 AA02 EE08 EE10 5H029 AJ02 AJ03 AJ05 AK03 AL02 AL06 AL07 AL18 AM03 AM04 AM05 AM07 BJ02 BJ14 HJ13 HJ18 5H030 AA03 AA10 AS08 BB01 FF43

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正極と、リチウムイオンを吸蔵放出可能な
    負極活物質を含む負極と、リチウムイオン導電性の非水
    系電解液あるいはポリマー電解質からなるリチウム二次
    電池において、前記負極活物質はLiを吸蔵放出できる
    酸化物のうち少なくとも1種からなる粒子を埋設する黒
    鉛質(A)が炭素質物質(B)に包含されている負極の
    運転において、作動上限電位を0.6V 以下にしたこと
    を特徴とするリチウム二次電池。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記Liを吸蔵放出で
    きる酸化物はSi,Geのいずれか一種以上であること
    を特徴とするリチウム二次電池。
  3. 【請求項3】請求項1において、埋設とはLiを吸蔵放
    出できる酸化物と黒鉛を機械的な圧接を繰り返し複合化
    したものであり、その後熱処理を施したことを特徴とす
    るリチウム二次電池。
  4. 【請求項4】請求項1において、黒鉛質(A)とはX線
    回折法による(002)面の間隔が0.3350nm以
    上0.3370nm未満であることを特徴とするリチウ
    ム二次電池。
  5. 【請求項5】請求項1において、炭素質物質(B)とは
    炭素前駆体の熱処理後においてX線回折法による(00
    2)面の間隔が0.3370nm以上 であることを特徴
    とするリチウム二次電池。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項のリチウム二
    次電池を搭載した電気自動車。
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