JP2004200003A - 非水電解質二次電池 - Google Patents

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田渕  徹
Minoru Tejima
手嶋  稔
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Abstract

【課題】高いエネルギー密度を備えるとともに、サイクル特性に優れた非水電解質二次電池を提供する。
【解決手段】正極と、金属製の負極集電体41を含む負極4と、非水電解質とからなる非水電解質二次電池において、負極集電体41の表面にリチウムと合金化可能な元素を含む負極活物質層42が形成され、負極活物質層42の表面が炭素材料43で被覆されていることを特徴とする非水電解質二次電池である。リチウムと合金化可能な元素を負極活物質とすることにより、高いエネルギー密度を得ることができる。また、この負極活物質42の表面を炭素材料43で被覆することにより、優れたサイクル特性を得ることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非水電解質二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
非水電解質二次電池は、起電力が高く、エネルギー密度が大きいので、携帯用電子機器などの電源として広く利用されている。
従来、非水電解質二次電池においては、リチウムのデンドライト析出を防止できることから負極活物質として炭素材料が広く用いられてきた。しかし近年では、負極活物質として黒鉛材料が用いられているが、高い利用率で電池が設計されていることから、その放電容量を理論容量(372mAh/g)以上に増大させることはできない。このため、電池としての放電容量を10%以上増大させることは困難であるという問題点があった。
【0003】
そこで、放電容量を増大させ、電池の高エネルギー密度化を図るために、リチウムと合金を形成しうる金属を活物質として用いる試みがなされている(例えば特許文献1参照。)。
【0004】
リチウムと合金を形成しうる金属は、充電時には、リチウムと合金化して固溶体を形成したり、金属間化合物を形成することによりリチウムを吸蔵し、逆に放電時には、このリチウムを放出することができる。これらの金属は、リチウムのデンドライト析出を起こさないこと、炭素材料よりも理論容量が大きいことなどから、電池の高エネルギー密度化を図ることができる負極活物質として期待されている。
【0005】
【特許文献1】
特許第3108142号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしこれらの金属は、充電時にリチウムが吸蔵される際に体積が大きく膨張する。このため、充放電を繰り返すと、クラックが発生したり、微粉化することにより、導電経路が断絶されて集電性が低下してしまう結果、サイクル特性が著く低下するという問題が生じることがあった。また、不均一に充電が進行した場合にも、負極活物質の形状が崩れて周囲から孤立した部分が生じ、導電経路が断絶される結果、サイクル特性が低下することがあった。
【0007】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、高いエネルギー密度を備えるとともに、サイクル特性に優れた非水電解質二次電池を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、正極と、負極と、非水電解質とからなる非水電解質二次電池において、前記負極が金属製の負極集電体を含み、前記負極集電体の表面にリチウムと合金を形成しうる元素を含む負極活物質層が形成され、前記負極活物質層の表面が炭素材料で被覆されていることを特徴とする。
【0009】
負極活物質層がリチウムと合金を形成しうる元素を含むことにより、放電容量の大きな非水電解質二次電池を得ることができる。これは、リチウムと合金を形成しうる元素は、充電時、リチウムと合金化して固溶体を形成したり、金属間化合物を形成することにより、多量のリチウムを吸蔵することができるからである。
【0010】
また、負極活物質層の表面が炭素材料で被覆されていることにより、サイクル特性に優れた非水電解質二次電池を得ることができる。この理由は、以下のように考えられる。
【0011】
負極活物質層の表面を炭素材料で被覆しない場合、負極活物質上には、リチウムイオンとの反応性が他と比べて高い部分が存在し、リチウムイオンの吸蔵・放出反応は、この反応性の高い部分で集中的に進行するという、いわゆる反応ムラが発生することがある。これは、負極活物質の表面が電気的に不均一であることによると考えられる。上記の反応ムラが発生すると、反応性の高い部分では、リチウムイオンの吸蔵により負極活物質の体積が膨張するのに対し、反応性の低い部分では、負極活物質の体積膨張は小さなものとなる。このような体積変動のムラが発生することにより、負極活物質の形状が崩れて周囲から孤立した部分が生じ、導電経路が断絶されることもある。
【0012】
負極活物質の表面が炭素材料で被覆されることにより、負極活物質の表面は電気的に均質化される。この結果、上記のような反応ムラが緩和され、負極活物質とリチウムイオンとは均一に反応するようになる。これにより、負極活物質は均一に体積膨張するから、負極活物質の孤立化が防止されて導電経路が維持される結果、サイクル特性に優れた非水電解質二次電池を得ることができる。
【0013】
また、充放電を繰り返すうちに、負極活物質にクラックが発生し、仮に周囲の負極活物質から孤立した部分が発生したとしても、その表面は炭素材料により被覆されているため、孤立した部分と周囲の部分とは上記炭素材料を介して導電経路を維持することができる。この結果、サイクル特性に優れた非水電解質二次電池を得ることができる。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記負極活物質層に含まれる、リチウムと合金を形成しうる前記元素が、Si、Al、Zn、Sn、Pb、Ge、及びSbからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする。
【0015】
前記負極活物質層に含まれる、リチウムと合金を形成しうる前記元素が、Si、Al、Zn、Sn、Pb、Ge、及びSbからなる群から選ばれる少なくとも1種であることにより、高いエネルギー密度を備えた非水電解質二次電池を得ることができる。これらの元素は、単独で使用しても良く、また2種以上を混合して用いてもよい。これらの元素のうち、Si、Al、Zn、Snが好ましく、特にSiは、極めて多量のリチウムイオンを吸蔵できるので好ましい。
【0016】
負極活物質としては、SiO、PbO、SnO、ZnOなどの酸化物、SnS、PbSなどの硫化物、TlSi、VSi、MnSi、TaSi、TiSi、ZnSi、NbSi、CrSi、MoSi、MgSi、WSi、FeSi、HfSi、FeSn、MnSn、NiSn、CoSn、CoSn、NiSn、MnSn、MgSn、FeSn、MoSnなどの2種の元素が含まれる合金、Si−Sn−Co三成分系の固溶体などの使用が可能である。
【0017】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記負極活物質層の厚さが100μm以下であることを特徴とする。
【0018】
前記負極活物質層の厚さが100μmを超えると、放電容量が低下するので好ましくない。これは、負極活物質層が厚くなると、厚み方向の導電性が不均一となるため、表層部のみで充放電が進行する結果、深層部の活物質が充放電に関与しなくなるためと考えられる。以上より、負極活物質層の厚さは100μm以下が好ましい。
【0019】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記炭素材料は、X線回折により求めた平均面間隔d(002)が0.3354nm以上0.37nm以下であることを特徴とする。
【0020】
前記炭素材料において、d(002)は、0.3354nm以上0.37nm以下が好ましい。最も結晶性の高い黒鉛材料のd(002)が0.3354nmであるので、d(002)は0.3354nm以上が好ましい。また、d(002)が0.37nmを超えると、炭素材料そのものの導電性が低くなる結果、負極活物質層の反応ムラを抑制することができず、サイクル特性が低下することがあるから好ましくない。したがって平均面間隔d(002)は0.3354nm以上0.37nm以下が好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図2は、本発明の一実施形態である角形非水電解質二次電池の概略断面図である。この角形非水電解質二次電池1は、正極3と、負極4とがセパレータ5を介して巻回された扁平巻状電極群2と、非水電解液(図示せず)とを電池ケース6に収納してなる。
【0022】
電池ケース6には、安全弁8を設けた電池蓋7がレーザー溶接によって取り付けられ、負極端子9は負極リード11を介して負極4と接続され、正極3は正極リード10を介して電池蓋7と接続されている。
【0023】
図1に、本発明に係る負極4の断面模式図を示す。この負極4は金属製の負極集電体41を含み、この負極集電体41の表面にはリチウムと合金を形成しうる元素を含む負極活物質層42が形成されている。さらに、この負極活物質層42の表面には炭素材料43が被覆されている。
【0024】
本発明に係る負極集電体41の材質は、銅、ニッケル、アルミニウム、ステンレス鋼、チタン等の金属であるのが好ましく、これらの中では薄膜に加工しやすく安価であることから銅箔を使用するのが好ましい。
【0025】
本発明に係る負極活物質層42は、リチウムと合金を形成しうる元素を、負極集電体41の表面上に化学メッキ、電気メッキ、CVD、又はスパッタリングなどを施すことにより形成できる。
【0026】
本発明に係る負極活物質層42として形成される合金の結晶性は高結晶なものからアモルファスまで使用することができる。
【0027】
本発明に係る負極活物質層42の厚さは以下のようにして求めることができる。まず、所定の反応条件において、反応時間と、生成する層の厚さの実測値との相関式を予め実験により求めておく。この相関式に、実際に実験した際の反応時間を代入することにより、負極活物質層42の厚さを精度よく算出することができる。
【0028】
負極活物質層42の厚さが100μmを超えると、放電容量が低下するので好ましくない。これは、負極活物質層42が厚くなると厚み方向の導電性が不均一となるから、表層部のみで充放電が進行する結果、深層部の活物質が充放電に関与しなくなるためと考えられる。したがって、負極活物質層42の厚さは100μm以下が好ましい。他方、負極活物質層42の厚さが1μmより薄いものは製造しにくくなるので、負極活物質層42の厚さは1μm以上が好ましい。より好ましくは、5〜50μm、更に好ましくは5〜20μmである。
【0029】
負極活物質層42の表面に、本発明に係る炭素材料43を被覆させるには、化学気相析出(CVD)法や、カーボンをターゲットに用いたスパッタリング、ピッチやコールタール、フルフリルアルコールなどの有機物を塗布して600℃以上の温度で焼成する方法などを用いることができる。
【0030】
CVD法においては、反応ガスとしては、メタン、トルエン、アセチレン、ベンゼン等の有機化合物を用いることができる。反応温度は、700℃〜1300℃の範囲で、また、反応時間は30秒〜72時間の範囲で行うことができる。CVD法によると、被覆した有機化合物を焼成する方法に比べて、低い反応温度で炭素材料43を被覆できる。このため、負極集電体41、負極活物質層42の融点以下で被覆処理を行えるので好ましい。
【0031】
炭素材料43の平均面間隔d(002)は、最も結晶性の高い黒鉛材料のd(002)が0.3354nmであることから、0.3354nm以上が好ましい。他方、0.37nmを超えると、炭素材料43そのものの導電性が低くなる結果、負極活物質層42の反応ムラを抑制することができず、サイクル特性が低下することがあるから好ましくない。以上より、平均面間隔d(002)は、0.3354nm以上0.37nm以下が好ましい。
【0032】
正極活物質としては、リチウムイオンが可逆的に挿入・脱離することができる化合物を使用することができる。このような化合物の例としては以下の物質が挙げられる。無機化合物としては、組成式LiMO(Mは1種又は2種以上の遷移金属、0≦x≦1)、または組成式Li(Mは1種又は2種以上の遷移金属、0≦y≦2)で表されるリチウム遷移金属複合酸化物、トンネル状の空孔を有する酸化物、層状構造の金属カルコゲン化物等を用いることができる。これらの具体例としては、LiCoO、LiNiO、LiMn、LiMn、MnO、FeO、V、V13、TiO、TiS等が挙げられる。また、有機化合物としては、例えばポリアニリン等の導電性ポリマーなどが挙げられる。更に、無機化合物、有機化合物を問わず、上記各種正極活物質を混合して用いても良い。
【0033】
上記の正極活物質と、導電剤と、結着剤とを混合して正極合剤を調製し、この正極合剤を金属箔からなる正極集電体に塗工することにより正極板を製造することができる。
【0034】
導電剤の種類は特に制限されず、金属であっても非金属であってもよい。金属の導電剤としては、CuやNiなどの金属元素から構成される材料を挙げることができる。また、非金属の導電剤としては、グラファイト、カーボンブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラックなどの炭素材料を挙げることができる。
【0035】
結着剤は、電極製造時に使用する溶媒や電解液に対して安定な材料であれば特にその種類は制限されない。具体的には、セルロース、カルボキシメチルセルロース、スチレン−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、シンジオタクチック1,2−ポリブタジエン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、プロピレン−α−オレフィン(炭素数2〜12)共重合体、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン−エチレン共重合体などを用いることができる。
【0036】
正極集電体には、例えば、Al、Ta、Nb、Ti、Hf、Zr、Zn、W、Bi、およびこれらの金属を含む合金などを例示することができる。これらの金属は、電解液中での陽極酸化によって表面に不動態皮膜を形成するため、正極集電体と電解液との接液部分において非水電解質が酸化分解するのを有効に防止することができる。その結果、非水系二次電池のサイクル特性を有効に高めることができる。
【0037】
非水電解液の非水溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、酢酸メチル、プロピオン酸メチル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ジメトキシエタン、ジメトキシメタン、リン酸エチレンメチル、リン酸エチルエチレン、リン酸トリメチル、リン酸トリエチルなどを使用することができる。これらの有機溶媒は、一種類だけを選択して使用してもよいし、二種類以上を組み合わせて用いてもよい。
【0038】
非水電解液の溶質としては、LiClO、LiPF、LiBF等の無機リチウム塩や、LiCFSO、LiN(CFSO 、LiN(CFCFSO、LiN(CFSOおよびLiC(CFSO等の含フッ素有機リチウム塩等を挙げることができる。これらの溶質は、一種類だけを選択して使用してもよいし、二種類以上を組み合わせて用いてもよい。
【0039】
電解質としては、上記電解液以外にも固体状またはゲル状の電解質を用いることができる。このような電解質としては、無機固体電解質のほか、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイドまたはこれらの誘導体などが例示できる。
【0040】
セパレータとしては、絶縁性のポリエチレン微多孔膜、ポリプロピレン微多孔膜、ポリエチレン不織布、ポリプロピレン不織布などに電解液を含浸したものが使用できる。
【0041】
以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明する。なお、本発明は下記実施例により何ら限定されるものではない。
<実施例1>
1.負極の作製
下記の条件でスパッタリングを行い、銅箔上にSi層を形成した。純度99.99%のSiをターゲットとし、厚さ18μmの銅箔上に、高周波スパッタリング装置を用いてSiの薄膜を成膜した。スパッタリング中、ベルジャー内を1.7×10−3Torrのアルゴン雰囲気とし、成膜時間は45分とした。さらに、9.0×10−6Torrの真空下、200℃で1時間保持しアニール処理を行った。このようにして、膜厚1μmの結晶性Siの薄膜を得た。
【0042】
上記のようにしてSi層を形成した負極集電体を、焼成炉内に静置した。700℃に加熱したArガス雰囲気の焼成炉中、アセチレンを40ml/分の流量で導入して、1時間CVD処理を行った。
【0043】
以上のようにして、負極集電体たる銅箔の表面に負極活物質層としてSi層が形成され、このSi層の表面が炭素材料で被覆された負極板を作製した。
【0044】
2.正極の作製
正極活物質としてコバルト酸リチウム90重量%と、導電剤としてアセチレンブラック5重量%と、結着剤としてPVDF5重量%とをNMP中で分散させることにより、正極ペーストを作製した。この正極ペーストを厚さ20μmのアルミニウム箔上に、塗布重量2.5mg/cm、電池内に収納する正極活物質量が5.3gとなるように塗布し、つぎに、150℃で乾燥することにより、NMPを蒸発させた。以上の操作をアルミニウム箔の両面に行い、さらに、両面をロールプレスで圧縮成型した。このようにして、両面に正極合剤層を備えた正極板を作製した。
【0045】
3.電池の作製
上記のようにして作製した正極板及び負極板を、厚さ20μm、多孔度40%の連通多孔体であるポリエチレンセパレータを間に挟んで重ねて巻き、巻回型発電要素を作製した。この発電要素を高さ48mm、幅30mm、厚さ4.2mmの容器内に挿入した後、この電池の内部に非水電解液を注入することによって、角形非水電解質二次電池を作製した。この非水電解液には、エチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(EMC)との体積比1:1の混合溶媒に1mol/lのLiPFを溶解したものを用いた。
【0046】
<実施例2ないし7>
炭素層の形成を、炭素をターゲットとしたスパッタリングで行ったこと、及び銅箔上に形成されるSi層の厚みを表1に示したものとした以外は、実施例1と同様にして角形非水電解質二次電池を作製した。
【0047】
<比較例1>
Si層の表面に炭素材料の被膜を形成しない以外は、実施例3と同様にして角形非水電解質二次電池を作製した。
【0048】
(測定)
(充放電特性)
上記のように作製した非水電解質二次電池を、25℃において、1CmAの電流で4.2Vまで充電し、続いて4.2Vの定電圧で2時間充電した後、1CmAの電流で2.0Vまで放電した。この充放電過程を1サイクルとし、300サイクルの充放電試験を行った。そして、1サイクル目の放電容量に対する300サイクル目の放電容量の割合(百分率表示)を、サイクル容量保持率とした。
【0049】
(結果)
上記実施例1ないし7及び比較例1に関する測定結果を表1にまとめた。
【0050】
【表1】
Figure 2004200003
【0051】
Si層が炭素材料で被覆されている実施例1ないし7では、300サイクル後の容量保持率が55%以上であったのに対し、Si層が炭素材料で被覆されていない比較例1では、31%であった。
【0052】
また、Si層の厚みが100μm以下である実施例1ないし6では、放電容量が770mAh以上であったのに対し、Si層の厚みが150μmである実施例7では、640mAhであった。
【0053】
<実施例8ないし12>
負極集電体の銅箔上に、負極活物質としてAl層を形成したこと、及びこのAl層の厚さを表2に示したものとしたこと以外は実施例2と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0054】
<比較例2>
負極集電体の銅箔上に、負極活物質としてAl層を形成した以外は、比較例1と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0055】
(結果)
上記の実施例8ないし12、及び比較例2に関する測定結果を表2にまとめた。
【0056】
【表2】
Figure 2004200003
【0057】
Al層が炭素材料で被覆されている実施例8ないし12では、300サイクル後の容量保持率が52%以上であったのに対し、Al層が炭素材料で被覆されていない比較例2では、24%であった。
【0058】
また、Al層の厚みが100μm以下である実施例8ないし11では、放電容量が711mAh以上であったのに対し、Al層の厚みが150μmである実施例12では、650mAhであった。
【0059】
<実施例13ないし17>
負極集電体の銅箔上に、負極活物質としてZn層を形成したこと、及びこのZn層の厚さを表3に示したものとしたこと以外は実施例2と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0060】
<比較例3>
負極集電体の銅箔上に、負極活物質としてZn層を形成した以外は、比較例1と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0061】
(結果)
上記の実施例13ないし17、及び比較例3に関する測定結果を表3にまとめた。
【0062】
【表3】
Figure 2004200003
【0063】
Zn層が炭素材料で被覆されている実施例13ないし17では、300サイクル後の容量保持率が51%以上であったのに対し、Zn層が炭素材料で被覆されていない比較例3では、12%であった。
【0064】
また、Zn層の厚みが100μm以下である実施例13ないし16では、放電容量が680mAh以上であったのに対し、Zn層の厚みが150μmである実施例17では、652mAhであった。
【0065】
<実施例18ないし22>
負極集電体の銅箔上に、負極活物質としてSn層を形成したこと、及びこのSn層の厚さを表4に示したものとしたこと以外は実施例2と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0066】
<比較例4>
負極集電体の銅箔上に、負極活物質としてSn層を形成した以外は、比較例1と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0067】
(結果)
上記の実施例18ないし22、及び比較例4に関する測定結果を表4にまとめた。
【0068】
【表4】
Figure 2004200003
【0069】
Sn層が炭素材料で被覆されている実施例18ないし22では、300サイクル後の容量保持率が58%以上であったのに対し、Sn層が炭素材料で被覆されていない比較例4では、27%であった。
【0070】
また、Sn層の厚みが100μm以下である実施例18ないし21では、放電容量が761mAh以上であったのに対し、Sn層の厚みが150μmである実施例22では、640mAhであった。
【0071】
<実施例23ないし27>
負極集電体の銅箔上に、負極活物質としてPb層を形成したこと、及びこのPb層の厚さを表5に示したものとしたこと以外は実施例1と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0072】
<比較例5>
負極集電体の銅箔上に、負極活物質としてPb層を形成した以外は、比較例1と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0073】
(結果)
上記の実施例23ないし27、及び比較例5に関する測定結果を表5にまとめた。
【0074】
【表5】
Figure 2004200003
【0075】
Pb層が炭素材料で被覆されている実施例23ないし27では、300サイクル後の容量保持率が51%以上であったのに対し、Pb層が炭素材料で被覆されていない比較例5では、21%であった。
【0076】
また、Pb層の厚みが100μm以下である実施例23ないし26では、放電容量が657mAh以上であったのに対し、Pb層の厚みが150μmである実施例27では、641mAhであった。
【0077】
<実施例28ないし32>
負極集電体の銅箔上に、負極活物質としてGe層を形成したこと、及びこのGe層の厚さを表6に示したものとしたこと以外は実施例1と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0078】
<比較例6>
負極集電体の銅箔上に、負極活物質としてGe層を形成した以外は、比較例1と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0079】
(結果)
上記の実施例28ないし32、及び比較例6に関する測定結果を表6にまとめた。
【0080】
【表6】
Figure 2004200003
【0081】
Ge層が炭素材料で被覆されている実施例28ないし32では、300サイクル後の容量保持率が50%以上であったのに対し、Ge層が炭素材料で被覆されていない比較例1では、12%であった。
【0082】
また、Ge層の厚みが100μm以下である実施例28ないし31では、放電容量が680mAh以上であったのに対し、Ge層の厚みが150μmである実施例32では、651mAhであった。
【0083】
<実施例33ないし37>
負極集電体の銅箔上に、負極活物質としてSb層を形成したこと、及びこのSb層の厚さを表7に示したものとしたこと以外は実施例1と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0084】
<比較例7>
負極集電体の銅箔上に、負極活物質としてSb層を形成した以外は、比較例1と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0085】
(結果)
上記の実施例33ないし37、及び比較例7に関する測定結果を表7にまとめた。
【0086】
【表7】
Figure 2004200003
【0087】
Sb層が炭素材料で被覆されている実施例33ないし37では、300サイクル後の容量保持率が62%以上であったのに対し、Sb層が炭素材料で被覆されていない比較例7では、27%であった。
【0088】
また、Sb層の厚みが100μm以下である実施例33ないし36では、放電容量が671mAh以上であったのに対し、Sb層の厚みが150μmである実施例37では、645mAhであった。
【0089】
<実施例38ないし44>
負極集電体の銅箔上に、負極活物質としてSiO層を形成したこと、及びこのSiO層の厚さを表8に示したものとしたこと以外は実施例1と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0090】
<比較例8>
負極集電体の銅箔上に、負極活物質としてSiO層を形成した以外は、比較例1と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0091】
(結果)
上記の実施例38ないし44、及び比較例8に関する測定結果を表8にまとめた。
【0092】
【表8】
Figure 2004200003
【0093】
SiO層が炭素材料で被覆されている実施例38ないし44では、300サイクル後の容量保持率が58%以上であったのに対し、SiO層が炭素材料で被覆されていない比較例8では、36%であった。
【0094】
また、SiO層の厚みが100μm以下である実施例38ないし43では、放電容量が705mAh以上であったのに対し、SiO層の厚みが150μmである実施例44では、660mAhであった。
【0095】
<実施例45ないし49>
負極集電体の銅箔上に、負極活物質としてSnO層を形成したこと、及びこのSnO層の厚さを表9に示したものとしたこと以外は実施例2と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0096】
<比較例9>
負極集電体の銅箔上に、負極活物質としてSnO層を形成した以外は、比較例1と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0097】
(結果)
上記の実施例45ないし49、及び比較例9に関する測定結果を表9にまとめた。
【0098】
【表9】
Figure 2004200003
【0099】
SnO層が炭素材料で被覆されている実施例45ないし49では、300サイクル後の容量保持率が51%以上であったのに対し、SnO層が炭素材料で被覆されていない比較例9では、28%であった。
【0100】
また、SnO層の厚みが100μm以下である実施例45ないし48では、放電容量が705mAh以上であったのに対し、SnO層の厚みが150μmである実施例37では、672mAhであった。
【0101】
<実施例50ないし54>
負極集電体の銅箔上に、負極活物質としてCoSi層を形成したこと、及びこのCoSi層の厚さを表10に示したものとしたこと以外は実施例1と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0102】
<比較例10>
負極集電体の銅箔上に、負極活物質としてCoSi層を形成した以外は、比較例1と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0103】
(結果)
上記の実施例50ないし54、及び比較例10に関する測定結果を表10にまとめた。
【0104】
【表10】
Figure 2004200003
【0105】
CoSi層が炭素材料で被覆されている実施例50ないし54では、300サイクル後の容量保持率が61%以上であったのに対し、CoSi層が炭素材料で被覆されていない比較例10では、25%であった。
【0106】
また、CoSi層の厚みが100μm以下である実施例50ないし53では、放電容量が692mAh以上であったのに対し、CoSi層の厚みが150μmである実施例54では、649mAhであった。
【0107】
<実施例55ないし59>
銅箔上に形成したSi層に炭素材料を被覆する際に、反応温度を900℃(実施例55)、700℃(実施例56)、690℃(実施例57)、680℃(実施例58)、670℃(実施例59)とした以外は、実施例1と同様にして非水電解質二次電池を作製した。
【0108】
(XRD)
上述のようにして形成した炭素材料について、理学電機製、X−Ray Diffractometer、RINT2000を使用し、CuKα線を用いて測定することによりX線回折チャートを得た。このX線回折チャートの回折角(2θ)から、炭素材料の平均面間隔d(002)を測定した。表11に、実施例55ないし59について測定したd(002)の値をまとめた。さらに、上記実施例に関する測定結果も表11にまとめた。
【0109】
【表11】
Figure 2004200003
【0110】
Si層が炭素材料で被覆されている実施例55ないし59は、放電容量が700mAh以上であり、また300サイクル後の容量保持率は、74%以上であった。一方、Si層が炭素材料で被覆されていない比較例1では、放電容量は788mAhであり、容量保持率は31%であった。
【0111】
また、平均面間隔d(002)が0.3354nm以上0.37nm以下である実施例55ないし58は、782mAh以上と高い放電容量を示し、また300サイクル後の容量保持率も、83%以上と高い値を示した。一方、平均面間隔d(002)が0.38である実施例59は、放電容量は700mAhであり、容量保持率は74%であった。
【0112】
(まとめ)
以上の結果から、金属製の負極集電体の表面に、リチウムと合金を形成しうる元素を含む負極活物質層を形成し、この負極活物質層の表面を炭素材料で被覆したものを負極として用いることにより、高いエネルギー密度を備えるとともに、サイクル特性に優れた非水電解質二次電池を得られることがわかった。
【0113】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0114】
上記した実施形態では、角形非水電解質二次電池1として説明したが、電池構造は特に限定されず、円筒形、袋状、リチウムポリマー電池等としてもよいことは勿論である。
【0115】
【発明の効果】
本発明により、高いエネルギー密度を備えるとともに、サイクル特性に優れた非水電解質二次電池を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る負極の断面模式図
【図2】本発明の一実施形態の角形非水電解質二次電池の縦断面図
【符号の説明】
4…負極
41…負極集電体
42…負極活物質層
43…炭素材料

Claims (4)

  1. 正極と、負極と、非水電解質とからなる非水電解質二次電池において、前記負極が金属製の負極集電体を含み、前記負極集電体の表面にリチウムと合金を形成しうる元素を含む負極活物質層が形成され、前記負極活物質層の表面が炭素材料で被覆されていることを特徴とする非水電解質二次電池。
  2. 前記負極活物質層に含まれる、リチウムと合金を形成しうる前記元素が、Si、Al、Zn、Sn、Pb、Ge、及びSbからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1記載の非水電解質二次電池。
  3. 前記負極活物質層の厚さが100μm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の非水電解質二次電池。
  4. 前記炭素材料は、X線回折により求めた平均面間隔d(002)が0.3354nm以上0.37nm以下であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の非水電解質二次電池。
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