JP3531859B2 - ガスセンサ - Google Patents
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- G01N27/407—Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing gases
- G01N27/4077—Means for protecting the electrolyte or the electrodes
Description
気ガスにおける酸素濃度,空燃比状態等を測定すること
ができるガスセンサに関する。
の酸素濃度,空燃比状態等を検出し,その検出値に基づ
いて燃焼制御を行うことが,省エネルギー化,排ガス浄
化等に非常に有効であることが知られている。上記排気
ガス(被測定ガス)中の酸素濃度等を検出するセンサと
しては,ジルコニア等の固体電解質よりなるガス検知素
子を用いたものが知られている。
れたコップ状のタイプ,シート状のものを積層してなる
角型のタイプなどがある。いずれのガス検知素子も,被
測定ガスと接触する接ガス部を有しており,該接ガス部
を被測定ガス中に曝すことによって機能するものであ
る。一方,ガス検知素子は,固体電解質により構成され
ているので,非常に脆く,これを露出させた状態での使
用は困難である。そのため,ガスセンサにおける上記ガ
ス検知素子には,これを保護するための素子カバーを被
せてある。
スをガス検知素子の接ガス部に導く必要があるので,被
測定ガス流通用の開口部を有することが必要となる。し
かしながら,開口部の開け方によっては,被測定ガス中
の凝縮水が直接ガス検知素子に付着する場合がある。こ
の凝縮水のガス検知素子への付着はガス検知素子の破壊
につながる場合がある。
部への被測定ガスの流入特性を維持しつつ,凝縮水の付
着防止を図るべく,種々の形態の素子カバー(保護カバ
ー)を設けたガスセンサが種々開発されている。例え
ば,実公平3−33167号公報には,一重管構造の素
子カバー(保護カバー)を有するガスセンサが,実開昭
59−194059号公報あるいは特開平9−2224
16号公報には,二重管構造の素子カバーを設け,その
外管及び内管にいくつかの開口部を設けたガスセンサが
提案されている。
号公報を例にとると,図23に示すごとく,被測定ガス
と接触する接ガス部11を有するガス検知素子10と,
これを保持するハウジング4と,ハウジング4から設け
られガス検知素子10の接ガス部11を覆う素子カバー
90とを有するガスセンサ9が示されている。
内管92とを重ねた二重管構造を有している。外管91
及び内管92の側部には被測定ガス導入用の横孔91
1,921を,外管91及び内管92の底部には被測定
ガス排出用の底孔912,922をそれぞれ設けてあ
る。また,外管91と内管92の横孔は外方から見て重
なり合わないようにずらして設けてある。そして,この
二重管構造の素子カバー90によって,ガス検知素子1
0の保護,凝縮水のガス検知素子10への付着防止,被
測定ガスの流通特性向上による応答性向上を図ろうとし
ている。
スセンサ9等においては,ガス検知素子10の保護及び
凝縮水の付着防止について十分な効果が得られるもの
の,被測定ガスの流通特性は未だ十分でない。即ち,ガ
ス検知素子の接ガス部への新しい被測定ガスの導入が遅
く,応答性が十分ではない。
されたもので,ガス検知素子を保護すると共に,凝縮水
の内部浸入の防止及びセンサ応答性の向上を図ることが
できる素子カバーを有するガスセンサを提供しようとす
るものである。
スと接触する接ガス部を有するガス検知素子と,該ガス
検知素子を保持するハウジングと,該ハウジングから設
けられ上記ガス検知素子の上記接ガス部を覆う素子カバ
ーとを有するガスセンサにおいて,上記素子カバーは,
有底筒状の外管と内管とを重ねた二重管構造を有してい
ると共に,上記外管の側部及び上記内管の側部には被測
定ガス流通用の横孔を,上記外管の底部及び上記内管の
底部には被測定ガス流通用の底孔をそれぞれ設けてな
り,また,上記外管の横孔と上記内管の横孔とは外方か
ら見て重なり合わないようにずらして設けてあり,か
つ,上記外管の上記底部と上記内管の上記底部との間に
は,0.2〜1.0mmの間隙を設けてあることを特徴
とするガスセンサにある。
記素子カバーは,有底筒状の外管と内管とを重ねた二重
管構造を有していると共に,その外管の底部と内管の底
部との間には,0.2〜1.0mmの間隙を設けたこと
である。
上記外管の横孔から内部へ浸入した被測定ガスが,上記
外管と内管との間を通り,外管の底孔から外部へ逃げる
割合が増加し,ガス検知素子の接ガス部への被測定ガス
の導入が不十分となるという問題がある。一方,上記間
隙が0.2mm未満となると,外管と内管との間に浸入
した凝縮水が排出されなくなるおそれがある。
び内管に設ける横孔は,いずれも,外方からみて重なり
合わないようにずらして設け,ガス検知素子が横孔から
直接見えないように設ける。また,横孔の配設位置,個
数等は,後述するごとく,種々の態様をとることができ
る。
本発明のガスセンサにおいては,上記素子カバーとし
て,二重管構造を採用していると共に,その外管と内管
にそれぞれ設けた横孔を上記のごとくずらして配置して
ある。そのため,外管の側面から内部に流入してくる被
測定ガスは,直接ガス検知素子には接触せず,いったん
内管に接触した後,内管の横孔からガス検知素子の接ガ
ス部に接触する。それ故,被測定ガス中に凝縮水等が含
有されている場合においても,凝縮水が直接ガス検知素
子に接触してこれを破壊するという不具合を防止するこ
とができる。
の間には,上記間隙を設けてある。そのため,内管表面
に付着した凝縮水等は,上記外管と内管の底部の間を通
り,外管の底孔から外部へ排出することができる。一
方,上記外管と内管の底部の間隙は,上記のごとく0.
2〜1.0mmと小さい。そのため,上記両底部の間に
おける被測定ガスの通過抵抗が大きくなる。これによ
り,外管と内管の間に浸入した被測定ガスは,上記両底
部の間よりも内管の横孔を通過しやすくなり,その内部
へ浸入しやすくなる。それ故,素子カバー内部に位置す
るガス検知素子の接ガス部に対して,被測定ガスを迅速
かつ十分に送り込むことができる。そして,これによ
り,優れたセンサ応答性を得ることができる。
子を保護するだけでなく,凝縮水の内部浸入の防止及び
センサ応答性の向上を図ることができる素子カバーを有
するガスセンサを提供することができる。
ある場合には(後述の実施形態例8参照),横孔を一段
構成とし,ガス検知素子におけるガス検知部よりも開口
部側に設け,また底部には底孔を設けることが好まし
い。なお,「横孔を一段構成とする」とは,後述する実
施形態例8の図17に示すごとく,略同一面上に横孔が
存在する場合である。
合に,従来技術として排ガス流れ方向とセンサ取り付け
時の素子法線方向の位置関係が異なったときの応答速度
の差(方向性)を低減した素子カバー(特許26538
31)が知られている。
置されている場合,被測定ガス流れがガス検知素子の軸
方向に垂直な平面内の特定な流れに限られることを素子
カバー内のガス流れのシミュレーションにより明らかに
した。このため,被測定ガスの状態が変わることで電極
の位置が限定されている板状の積層型ガス検知素子を設
けたガスセンサでは方向性や応答性の悪化が生じてしま
う。ここに方向性とは,被測定ガスに対し取り付けた位
置によって,検出精度や検出値が変動することである。
れをガス検知素子の軸方向とすることができる。この流
れであれば,ガス検知素子の軸方向と垂直な平面につい
て被測定ガスが充分混合し,被測定ガスの濃度分布が減
少できる。これにより,積層型で板状のガス検知素子を
用いたガスセンサの応答性の低下,方向性を減らすこと
ができる(実施形態例8参照)。
するガス検知素子と,該ガス検知素子を保持するハウジ
ングと,該ハウジングから設けられ上記ガス検知素子の
上記接ガス部を覆う素子カバーとを有するガスセンサに
おいて,上記素子カバーは,有底筒状の外管と内管とを
重ねた二重管構造を有していると共に,上記外管の側部
及び上記内管の側部には被測定ガス流通用の横孔を,上
記外管の底部及び上記内管の底部には被測定ガス流通用
の底孔をそれぞれ設けてなり,また,上記外管の横孔と
上記内管の横孔とは外方から見て重なり合わないように
ずらして設けてあり,かつ,上記外管の横孔から流入し
た被測定ガスが,実質的に,内管の横孔を通ることなく
直接上記外管の底部の底孔から流出しないよう構成され
ていることを特徴とするガスセンサにある。
ーとして,二重管構造を採用していると共に,その外管
と内管にそれぞれ設けた横孔を上記のごとくずらして配
置してある。そのため,外管の側面から内部に流入して
くる被測定ガスは,直接ガス検知素子には接触せず,い
ったん内管に接触した後,内管の横孔からガス検知素子
の接ガス部に接触する。それ故,被測定ガス中に凝縮水
等が含有されている場合においても,凝縮水が直接ガス
検知素子に接触してこれを破壊するという不具合を防止
することができる。
ガスが,実質的に内管の横孔を通ることなく直接外管の
底部の底孔から流出しないよう上記素子カバーが構成さ
れている。このため,外管の横孔から外管内部に進入し
たガスが内管の横孔を通って底孔から流出しないため,
内管内に流入するガスの量が増加して,ガスセンサの応
答性の向上を図ることができる。その他詳細は請求項1
と同様である。
内管の横孔は,上記外管の横孔よりも上記底部に近い位
置に設けることが好ましい。即ち,上記外管の横孔を内
管の横孔よりもガス検知素子の先端から離れた位置に設
けることができる。この場合には,外管の横孔から内管
の横孔への経路と,内管の横孔からガス検知素子の先端
を通過して内管の底孔に至る経路とがほぼ同方向とな
り,被測定ガスの流通を更にスムーズにすることができ
る。
な構成としては,例えば,後述する実施形態例9に示さ
れるごとく,外管に環状凹部を設け,これにより外管と
内管との間を部分的に閉塞させて,外管の横孔から入っ
た被測定ガスがそのまま外管の底孔に向かうことができ
ないような構造がある。その他,外管と内管とを底部で
接合する(実施形態例8参照)等の構成を採用すること
もでき,基本的には外管の横孔と底孔との間の側部等に
設けられた,外管と内管との閉塞構造であれば,本請求
項の目的を達せられる。
外管の横孔は,上記内管の横孔よりも上記底部に近い位
置に設けることもできる。即ち,上記内管の横孔を外管
の横孔よりもガス検知素子の先端から離れた位置に設け
ることができる。この場合には,外管の横孔から内管の
横孔への経路と,内管の横孔からガス検知素子の先端を
通過して内管の底孔へ至る経路とがほぼ逆方向となる。
そのため,被測定ガスと共に浸入してくる凝縮水等は,
上記流通経路における方向転換の際に外管と内管との間
に留まり易くなる。それ故,凝縮水等の内部への浸入防
止効果を更に向上させることができる。
センサを車両用内燃機関の排気管に設置し,内燃機関よ
り排出される排ガス中のガス濃度を測定する用途に利用
する際,次のような効果を得ることができる。内管内に
は被測定ガスである排ガスが流入するが,これは外管の
横孔から流入した被測定ガスの一部である。外管の横孔
は底部側にあるため,排気管壁の影響を受けず,内燃機
関から排出された排ガスと略同じ組成である排気管中央
部に流れている排ガスを取り入れることができるため,
より正確な測定を行うことができる。
記内管の底孔と上記外管の底孔とは,外方から見て重な
り合わないようにずらして設けてあることが好ましい。
この場合には,素子カバーの底部側からの凝縮水等の浸
入を確実に防止することができる。
記内管の最も底部側に近い位置にある横孔は,上記ガス
検知素子に設けられているガス検知部の最も底部側の位
置よりも開口部側に設けてあることが好ましい(実施形
態例8参照)。これにより,被測定ガスはガス検知素子
のガス検知を行うガス検知部を経て,底孔から排出され
ることとなる。よって,ガス検知素子のガス検知部付近
の被測定ガスは定常流れによって速やかに交換される。
よって,応答性の高いガスセンサを得ることができる。
ガス検知素子は板状であり,上記内管は断面楕円の有底
筒状である,または断面四角形の有底筒状であることが
好ましい。ガス検知素子が板状である場合に,内管の断
面形状を楕円や四角形とすることにより,内管の内容積
を小さくすることができ,応答性を高めることができ
る。
ガス検知素子は板状であり,上記内管の横孔は3個以上
かつ同形状であり,更にガス検知素子の軸方向に対し揃
った位置に設けてあることが好ましい。各横孔を同形状
かつ軸方向に揃えることで,各横孔からの被測定ガスの
流入量を揃えることができ,板状のガス検知素子に特有
の方向性を低減することができる。また横孔を3個以上
とすることで同様に方向性を低減することができる。
外管及び上記内管の底孔は直径が0.5〜5mmである
ことが好ましい。これにより応答性に優れ,また排ガス
の凝縮水が直接素子に到達し難いガスセンサを得ること
ができる。
流出が困難となり応答性が悪化するおそれがある。5m
mより大きい場合,底孔より,排ガス中の凝縮水が直接
素子に容易に到達してしまうという問題が生じる。ま
た,上記底孔の直径の下限は1mm以上とすることがよ
り好ましい。更に,上限は4mm未満とすることがより
好ましい。
図4を用いて説明する。本例のガスセンサ1は自動車の
内燃機関に用いる酸素センサであって,図1,図4に示
すごとく,被測定ガスと接触する接ガス部11を有する
ガス検知素子10と,該ガス検知素子10を保持するハ
ウジング4と,該ハウジング4から設けられ上記ガス検
知素子10の上記接ガス部11を覆う素子カバー2とを
有する。
と内管3とを重ねた二重管構造を有していると共に,上
記外管20の側部21及び内管3の側部31には被測定
ガス流通用の横孔25,35を,上記外管20の底部2
2及び内管3の底部32には被測定ガス流通用の底孔2
6,36をそれぞれ設けてなる。また,上記外管20の
横孔25と内管3の横孔35とは外方から見て重なり合
わないようにずらして設けてある。かつ,上記外管20
の底部22と内管3の底部32との間には,0.2〜
1.0mmの間隙Dを設けてある。
を構成する上記外管20は,図2に示すごとく,外径1
2mm,長さ20mmの有底筒状であると共に,その開
口部側に固定用のフランジ部29を有している。また,
外管20の円筒状の側部21には,円周方向に8個,の
横孔25を設けてある。この横孔25は,同図に示すご
とく,直径2mmの丸孔である。
管3の横孔35よりも開口部寄りに設け,互いの位置を
ずらしてある。また,外管20の円盤状の底部22に
は,その中央に直径1.5mmの丸孔よりなる底孔26
を一つ設けてある。
11mmの大径部311と外径9mmの小径部312よ
りなる側部31を有する長さ19.5mmの有底筒状で
あると共に,その開口部側には固定用のフランジ部39
を有している。このフランジ部39の外径は上記外管の
フランジ部29と同じにしてあり,互いに重なり合うよ
うに設けてある。
周方向に8個の横孔35を設けてある。この横孔35
は,同図に示すごとく,直径2mmの丸孔である。ま
た,内管3の横孔35は,上記のごとく,外管20の横
孔25よりも底部32寄りに設け,互いの位置をずらし
てある。また,内管3の円盤状の底部32には,その中
央に直径1.5mmの丸孔よりなる底孔36を一つ設け
てある。この底孔36は,外管20の底孔26と重なり
合うように設けてある。
サ1のガス検知素子10は,コップ状を呈しており,そ
の内部に大気と接する基準ガス室12を設け,その外表
面側の上記接ガス部11の周囲には被測定ガス室13を
設けてある。また,ガス検知素子10には,その基準ガ
ス室12側に基準電極を,被測定ガス室13側に測定電
極をそれぞれ設けてある(図示略)。また,ガス検知素
子10の内部には,これを適温に加熱するためのヒータ
5が挿入配置されている。
は大気側カバー421,422,423を設けてあると
共に,その上端にはリード線471,481,491が
挿入された弾性絶縁部材45が設けてある。上記リード
線481,491は,ガス検知素子10からの出力を取
り出してガスセンサ1の外部に送るものである。また,
上記リード線471は,ヒータ5に通電するためのもの
である。
続端子482,492が設けてあり,該接続端子48
2,492により,ガスセンサ10固定した金属端子4
83,493とが導通されている。なお,上記金属端子
483,493は,ガス検知素子10における基準電極
及び測定電極に導通した各ターミナル部に対し接触固定
されている。
例のガスセンサ1は,素子カバー2として,上記のごと
く二重管構造を採用していると共に,その外管20と内
管3にそれぞれ設けた横孔25,35を重なり合わない
ようにずらして配置してある。そのため,外管20の側
面から内部に流入してくる被測定ガス8は,直接ガス検
知素子10には接触せず,いったん内管3の側部31に
接触した後,内管3の横孔35からガス検知素子10の
接ガス部11に接触する。それ故,被測定ガス8中に凝
縮水等が含有されている場合においても,凝縮水が直接
ガス検知素子10に接触してこれを破壊するという不具
合を防止することができる。
35を,外管20の横孔25よりも底部22に近い位置
に設けてある。そのため,図1に示すごとく,外管20
の横孔25から内管3の横孔35への経路と,内管3の
横孔35からガス検知素子10の先端を通過して内管3
の底孔36に至る経路とがほぼ同方向となり,被測定ガ
ス8の流通を更にスムーズにすることができる。
底部22,32の間には,上記間隙Dを設けてある。そ
のため,内管3の側部31に付着した凝縮水等は,外管
20と内管3の両底部25,35の間を通り,外管20
の底孔26から外部へ排出することができる。一方,外
管20と内管3の底部22,32の間隙Dは,上記のご
とく0.2〜1.0mmと小さい。そのため,両底部2
2,32の間における被測定ガス8の通過抵抗が大きく
なる。
と内管3の間に浸入した被測定ガス8は,両底部22,
32の間よりも内管3の横孔35を通過しやすくなり,
その内部へ浸入しやすくなる。それ故,素子カバー2内
部に位置するガス検知素子10の接ガス部11に対し
て,被測定ガス8を迅速かつ十分に送り込むことができ
る。
く,被測定ガス8の流れ方向を素子カバー2の側面に向
けてある。そのため,素子カバー2の底部22,32に
沿って流れる被測定ガス8は,底孔36,26から内部
のガスを吸引する効果を生じる。この場合にも,上記の
ごとく通過抵抗が大きい部分よりも,内管3の内部の被
測定ガス測定室からの吸引が多くなり,ガス置換速度を
向上させることができる。そして,これにより,優れた
センサ応答性を得ることができる。
る素子カバー2の,横孔25,35の数を変更した例で
ある。即ち,図5に示すごとく,本例の外管20は,そ
の横孔25として円周方向に8個,長手方向に2列,合
計16個設け,実施形態例1の場合よりも8個増やし
た。
横孔35として円周方向に8個,長手方向に2列,合計
16個設け,実施形態例1の場合よりも8個増やした。
そして,これらの横孔25,35は,互いに重ならない
ようにずらすと共に,内管3の横孔35を,外管20の
横孔35よりも底部22,32に近い位置に設けた。そ
の他は,実施形態例1と同様である。
したことにより,さらに被測定ガス8の流入速度を速め
ることができる。それ故,さらにセンサ応答性の向上を
図ることができる。なお,横孔25,35の増加は,凝
縮水等の異物混入を容易にする傾向があるので,上記の
ごとく,互いに位置をずらして設けることが必要であ
る。
が得られる。なお,上記横孔25,35の数及び配置
は,上記のごとくずらして設ける限りは,外管20と内
管3とにおける横孔25,35の数を変えることもでき
る。さらに,横孔25,35,底孔26,36の形状
は,上記の丸孔形状の他に,図7に示すごとく,コ字状
に切り欠いてその切り欠き片259を少し折曲げてルー
バー状にした形状,その他の種々の形状にすることがで
きる。
定量的に評価するため,上記素子カバー2における外管
20と内管3の両底部22,32の間隙Dと応答性との
関係を測定した。ガスセンサ1としては,上記間隙Dが
0.1,0.3,0.5,0.75,1.0,1.7m
mの3種類を準備した。素子カバー2の構成としては,
実施形態例2と同様とした。
置付きの直列6気筒ガソリンエンジンの排気管に上記ガ
スセンサ1を取り付けて,その出力値を測定することに
より行った。上記ガソリンエンジンは,無鉛ガソリンを
用いて1100rpm(回転数/分)の速度で運転させ
た。
(応答周期FFB,Frequency Feed Back)を測定し,
図8に記載した。その単位は1秒間の繰り返し回数で現
し,単位Hz(ヘルツ)で示す。
4.7倍をλとした場合に,その0.9倍の空燃比(λ
0.9)から1.1倍の空燃比(λ1.1)へ切替える
場合のR→L(リッチ→リーン)応答性を測定し,図9
に記載した。また,上記λ1.1から上記λ0.9へ切
替える場合のL→R(リーン→リッチ)応答性を測定
し,図10に記載した。上記R→L応答性は,ガスセン
サ1の出力が0.6Vから0.3Vに変化する時間によ
り測定した。また,上記L→R応答性は,ガスセンサ1
の出力が0.3Vから0.6Vに変化する時間により測
定した。また,これらの測定結果を表1に記載した。
共に間隙Dが1mm以下にて応答性が早くなることが分
かる。特に0.8mm以下では良好な特性が得られた。
また,0.2mm以下であっても応答性については問題
がないが,前述したごとく,外管と内管との間に浸入し
た凝縮水が排出されなくなるため,滞留した水が内管に
浸入し,ガス検知素子が破壊されるおそれがあり,実用
に耐えない。
る,被測定ガス測定室におけるガス置換率を有限要素法
(FEM)を用いてシミュレーションを試みた。間隙D
は,上記の場合と同様に,0mm,0.5mm,1.0
mmに設定した。その結果を図11に示す。同図は,横
軸に時間(ms)を,縦軸にガス置換率(%)をとった
ものである。符号AはD=0mm,BはD=0.5m
m,CはD=1.0mmの場合を示す。
3%となるまでの時間は1.0mmの時に75msと,
非常に早いガス置換を実現することができることが分か
る。また,このガス置換性の向上によって,上記センサ
応答性の向上が得られることも分かる。よって,1.0
mm以下の際には良好な応答性が得られることが分か
る。また,上述した理由により,0.2mm未満では応
答性が優れていても,凝縮水の排水の問題から実用に耐
えない。
1における,素子カバー2の底孔26の数,配置の変更
例である。具体的には,図12(a)には,外管20の
底孔26を数を2個に増やした例を示す。図12(b)
には,外管20の底孔26の数を3個に増やし,これを
3角形の頂点に位置するように配置した例である。その
他は実施形態例1と同様である。
外管20の底孔36とを互いに重なり合わない位置に配
置することができる。そのため,底孔36,35を通っ
て凝縮水等が逆流して浸入することも確実に防止するこ
とができる。なお,内管の底孔36の数を複数にし,外
管の底孔26の数を1つにすることも当然可能である。
その他は実施形態例1と同様の作用効果が得られる。
例1における,素子カバー2の底部22,32の形状を
変更した例である。図13(a)に示す第1の例は,内
管3の底部32における底孔36の周囲を下方に突出さ
せた円筒状の突出部361を設け,その先端と外管20
の底部22との間に0.2〜1.0mmの間隙Dを設け
た例である。
の例における内管3に設けた突出部361を更に長く延
ばし,外管の底孔26内に配置した例である。この場合
の0.2〜1.0mmの間隙Dは,突出部361の外周
面と外管20の底孔26の内面との間に設けられる。
の例において,さらに外管20の底部22における底孔
26の周囲を下方に突出させた円筒状の突出部261を
設けた例である。この場合の0.2〜1.0mmの間隙
Dは,外管側の突出部261の内面と内管側の突出部3
61の外面との間に設ける。また,第1〜第3の例のい
ずれにおいても,図13(c)に示すごとく,両底部2
2,32の平面部分の間に間隙Fを0.2〜1.0mm
にすることも当然可能である。この場合にも,実施形態
例1と同様の作用効果が得られる。
ー2における,横孔25,35の位置関係を逆転させた
例である。即ち,外管20の横孔25は,内管3の横孔
35よりも底部22,32に近い位置に設けた。その他
は実施形態例1と同様とした。
0の横孔25から内管3の横孔35への経路と,内管2
0の横孔25からガス検知素子10の先端を通過して内
管3の底孔36へ至る経路とがほぼ逆方向となる。その
ため,被測定ガス8と共に浸入してくる凝縮水等は,上
記流通経路における方向転換の際に外管と内管との間に
留まり易くなる。それ故,凝縮水等の内部への浸入防止
効果を更に向上させることができる。その他は,実施形
態例1と同様の作用効果が得られる。
の配置を実施形態例1のように外管側を底部から遠ざけ
た場合E1(以下,外孔上方型)と,実施形態例6のよ
うに内管側を底部から遠ざけた場合E6(内孔上方型)
とにおいて,被測定ガス測定室のガス置換速度がどのよ
うに変化するかをシミュレーションした。シミュレーシ
ョン方法は,実施形態例3の場合と同様に有限要素法
(FEM)を用いた。
間(ms),縦軸にガス置換率(%)をとったものであ
る。また,上記外孔上方型は符号E1により,内孔上方
型は符号E6により示した。同図より知られるごとく,
ガス置換率63%までの時間は,いずれも同じである
が,その前後の時間では,ガス置換率が逆転している。
このような特性の違いを利用して,ガスセンサ1の取付
場所,その他の使用状況に応じてより適する方を使い分
けることもできると考えられる。
素子を有するガスセンサである。図16に示すごとく,
上記ガスセンサ1は,固体電解質からなる被測定ガスと
の接ガス部11を備えた板状の積層型酸素検知素子10
1と,該積層型酸素検知素子101を保持するハウジン
グ4と,接ガス部11の先端部を覆い,排気ガスを流通
させる横孔25,35及び底孔26,36を備え,接ガ
ス部11に近い内側に位置する内管3と該内管3の外側
に位置する外管20とよりなる素子カバー2を有する。
る横孔25は,積層型酸素検知素子101の中心軸と垂
直方向に,底部22からU=4mmとなる開口部側の平
面上に6個並んで設けてある。つまり,横孔は一段であ
る。また,この横孔25は直径2mmの円形である。ま
た,底孔26は底部22の中心に1個設けられている。
この底孔26は直径2mmの円形である。
おける横孔35は,積層型酸素検知素子101の中心軸
と垂直方向に,底部32からV=15mmとなる開口部
側の平面上に6個並んで設けてある。つまり,この横孔
も一段である。また,この横孔35は直径2mmの円形
である。また,底孔36は底部32の中心に1個設けて
ある。この底孔36は直径2mmの円形である。また,
上記積層型酸素検知素子101のガス検知部119の下
端は底部22からX=6mm,上端はY=10mmに設
けてある。つまり,横孔35はガス検知部119よりも
開口部側に位置する。また,内管3の底部32と外管2
0の底部22はスポット溶接にて接合されており,両者
に設けた各底孔22,32の位置は重なっている。
本例は,自動車エンジンの空燃比を検知する空燃比セン
サである。図16に示すように,ハウジング4の胴部4
1は,自動車エンジンの排気通路に設けたネジ穴に螺合
するネジ部414と,排気通路に当接するフランジ部4
15とを有している。また,基端部側に位置するカバー
部材422,423には,積層型酸素検知素子101に
大気を導入する大気取入口444が設けられている。積
層型酸素検知素子10は粉体416を外接させて胴部4
1に保持されている。なお,図16において,符号46
2はガスケット,符号463は金属製リングである。
8に示すごとく,板状の固体電解質803の両面に電極
801,802を設け,一方の電極801は保護層80
0を介して被測定ガスである排気ガスと接し,他方はス
ペーサ804にて形成された大気室805と面してい
る。また,一体的にヒータ部806が設けてある。この
ヒータ部は図示を略した発熱電線が付設してあり,該発
熱電線は,リード線471に接続されている。上述した
ガス検知部119とは電極801が存在する範囲を指し
ている。その他は実施形態例1と同様である。
て述べる。本例のガスセンサ1では,図17に示すごと
く,外管20の横孔25から進入した排気ガスの一部は
他の横孔25から流出し,残りが内管3の横孔35から
内管3の内部に進入する。内管3に進入した排気ガスが
ガス検知部119を通過し,底孔26,36から素子カ
バー2外に流出する(実施形態例1の図1と同様)。
気ガスの流れを積層型酸素検知素子109の軸方向とす
ることができる。この流れであれば,積層型酸素検知素
子109の軸方向と垂直な平面について排気ガスが充分
混合し,排気ガスの濃度分布が減少できる。これによ
り,方向性が少なく,速い応答性が得られる。
20と内管3は底部21,32において溶接により接合
されている。このため,外管20の横孔25から流入し
た排気ガスが外管20の底部22の底孔25から直接流
出しないよう構成されている。このため,排気ガスは内
管3と外管20との間隙部215内を上昇し,横孔35
から内管3内に入り,その後,底孔36と底孔26とを
経て,再び素子カバー2外に排出される。このため,内
管3内に流入する排気ガスの量が増加して,ガスセンサ
1の応答性の向上を図ることができる。
孔25から流入した排気ガスが内管3から熱を奪うが,
本例のガスセンサでは横孔25が一段であるため,開口
面積が小さく,奪われる熱量が小さい。このため,ヒー
タの消費電力を小さくすることができる。
位置関係とガスセンサ1の応答性について,次の方法で
測定した。排気量2000cc,燃料噴射装置付きの直
列4気筒ガソリンエンジンの排気管に上記ガスセンサ1
を取り付けて,その出力値を測定した。上記ガソリンエ
ンジンは,無鉛ガソリンを用いて1500rpm(回転
数/分)の速度で運転させた。
から15へ切り替えた時の応答性を測定した。上記応答
性は予め空燃比14及び15に安定している時の出力を
測定しておき,空燃比14から15への出力の63%変
化した時間を測定した。この結果を図19に記載した。
ここに横軸は図17に示すごとく底部側のガス検知部1
19の先端から横孔35までの距離である(この時の横
孔35の基準は底部側の先端である)。ただし,横孔が
ガス検知部119よりも底部側にある場合を正,反対の
場合を負とした。
部側に設置されるほど応答時間が遅くなることがわかっ
た。速い応答時間を得るには,内管2の最も底部側にあ
る横孔25の位置が,ガス検知部119の最も底部側の
位置より開口部側に設置される必要があることが分かっ
た。なお,上述の測定をガス検知部119の面積を適宜
変更して実行した結果,よりガス検知部119の面積が
より狭い場合に顕著に現れたことが分かった。
たコップ型のガス検知素子を持ったガスセンサではガス
検知部が素子接ガス部のほぼ全面を占めており,本例と
比較して面積が大きい。このため内管の横孔とガス検知
部との位置関係は応答時間にほとんど影響しない。
けたガスセンサの素子カバー2について説明するもので
ある。図20(a)に示すごとく,本例の素子カバー2
も内管3と外管20とよりなり,両者の底部22と23
との間隔Dは1mmである。図20(b)に示すごと
く,内管3の底孔36は直径2mmの円形で,底部36
の中心部に一個設けてある。また,外管20の底孔26
は,直径1.5mmの円形で,底部を中心として直径4
mmの円周上に並べて5個設けてある。
0の側部21の底部近傍には環状凹部210が設けてあ
る。この環状凹部により内管3と外管20との間は底部
側空間部218と側部側空間部217とに分割され,両
者の間での被測定ガスの行き来を非常に少なくできる。
その他は実施形態例1と同様である。
ることで横孔25から導入された被測定ガスが底孔26
から直接排出されず,いったん側部側空間部217を上
昇し,横孔35から内管3内に入り,その後,底孔36
と底孔26とを経て,再び素子カバー外に排出される。
このため,内管3内に流入する被測定ガスの量が増加し
て,ガスセンサの応答性の向上を図ることができる。
26とは,図20(b)に示されるごとく,外方から見
て重なり合わないようにずらして設けてある。よって,
素子カバーの底部側からの凝縮水等の浸入を確実に防止
することができる。その他は実施形態例1と同様の作用
効果を有する。
けたガスセンサの素子カバー2について説明するもので
ある。本例の内管は図21に示すごとく,断面楕円形状
である。その他は実施形態例8と同様である。内管3を
このような形状とすることで,該内管3の内容積がより
小さくなり,耐水性や方向性を犠牲にすることなく,よ
り速い応答性が得られる。その他は実施形態例1と同様
である。
26,36の径(直径)と,間隙Dの値と,応答性との
関係について測定した結果について説明する。測定方法
の詳細は実施形態例3と同様で,1100rpmの時の
センサ出力周波数(応答周期FFB,Frequency Feed B
ack)を測定し,図22に記載した。
らず,間隙Dの値が1mmを超えると応答性が悪化し,
特に0.8mm以下の場合に優れた応答性を発揮するこ
とが分かる。ただし,同図より知れるごとく,底孔2
6,36の径が小さくなればなる程排ガスの流入,流出
が困難となるため,底孔の径は適当な大きさに保つこと
が好ましい。
は,同図より,底孔26,36の径は0.5〜5mmと
することが好ましいことが分かる。0.5mm未満では
排ガスの流入,流出が困難となり応答性が悪化する。ま
た,径が5mmより大きい場合,底穴26,36より,
排ガス中の凝縮水が直接素子に容易に到達してしまうと
いう問題が生じる。図14にかかるガスセンサにおい
て,底孔26,36の径は更に好ましくは1〜4mmと
することが好ましい。
ーの構造を示す説明図。
視図。
視図。
を示す説明図。
視図。
視図。
説明図。
隙Dとの関係を示す線図。
ン)の応答時間と間隙Dとの関係を示す線図。
ッチ)の応答時間と間隙Dとの関係を示す線図。
との関係を示す線図。
2個,(b)3個,に変更した例を示す説明図。
構成を変更した説明図。
バーの構造を示す説明図。
性の関係を示す説明図。
成を示す説明図。
バーの構造を示す説明図。
の断面説明図。
置との関係を示す線図。
バーの構造を示す説明図。
カバーの構造を示す説明図。
と間隙D,底孔の径との関係を示す線図。
構造を示す説明図。
Claims (8)
- 【請求項1】 被測定ガスと接触する接ガス部を有する
ガス検知素子と,該ガス検知素子を保持するハウジング
と,該ハウジングから設けられ上記ガス検知素子の上記
接ガス部を覆う素子カバーとを有するガスセンサにおい
て, 上記素子カバーは,有底筒状の外管と内管とを重ねた二
重管構造を有していると共に,上記外管の側部及び上記
内管の側部には被測定ガス流通用の横孔を,上記外管の
底部及び上記内管の底部には被測定ガス流通用の底孔を
それぞれ設けてなり,また,上記外管の横孔と上記内管
の横孔とは外方から見て重なり合わないようにずらして
設けてあり, かつ,上記外管の上記底部と上記内管の上記底部との間
には,0.2〜1.0mmの間隙を設けてあることを特
徴とするガスセンサ。 - 【請求項2】 請求項1において,上記内管の横孔は,
上記外管の横孔よりも上記底部に近い位置に設けてある
ことを特徴とするガスセンサ。 - 【請求項3】 請求項1において,上記外管の横孔は,
上記内管の横孔よりも上記底部に近い位置に設けてある
ことを特徴とするガスセンサ。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において,
上記内管の底孔と上記外管の底孔とは,外方から見て重
なり合わないようにずらして設けてあることを特徴とす
るガスセンサ。 - 【請求項5】 請求項3において,上記内管の最も底部
側に近い位置にある横孔は,上記ガス検知素子に設けら
れているガス検知部の最も底部側の位置よりも開口部側
に設けてあることを特徴とするガスセンサ。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項において,
上記ガス検知素子は板状であり,上記内管は断面楕円の
有底筒状である,または断面四角形の有底筒状であるこ
とを特徴とするガスセンサ。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一項において,
上記ガス検知素子は板状であり,上記内管の横孔は3個
以上かつ同形状であり,更にガス検知素子の軸方向に対
し揃った位置に設けてあることを特徴とするガスセン
サ。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項において,
上記外管及び上記内管の底孔は直径が0.5〜5mmで
あることを特徴とするガスセンサ。
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