JP2000121598A - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ

Info

Publication number
JP2000121598A
JP2000121598A JP10331315A JP33131598A JP2000121598A JP 2000121598 A JP2000121598 A JP 2000121598A JP 10331315 A JP10331315 A JP 10331315A JP 33131598 A JP33131598 A JP 33131598A JP 2000121598 A JP2000121598 A JP 2000121598A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal cover
holding member
gas
insulating holding
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10331315A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4032536B2 (ja
Inventor
Kenji Fukaya
賢治 深谷
Masanobu Yamauchi
政伸 山内
Isao Watabe
勲 渡部
Koichi Yamada
弘一 山田
Takashi Kojima
孝志 児島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP33131598A priority Critical patent/JP4032536B2/ja
Publication of JP2000121598A publication Critical patent/JP2000121598A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4032536B2 publication Critical patent/JP4032536B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/406Cells and probes with solid electrolytes
    • G01N27/407Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing gases
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/406Cells and probes with solid electrolytes
    • G01N27/407Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing gases
    • G01N27/4077Means for protecting the electrolyte or the electrodes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大気を基準ガス室に充分導入することができ
るガスセンサを提供すること。 【解決手段】 基準ガス室200を備えた検出素子2を
挿入配置したハウジング10を有し,一端がハウジング
10に固定される第1金属カバー11と,該第1金属カ
バー11の外周に配置した第2金属カバー12とを有す
る。第1金属カバー11内の絶縁保持部材13は第1通
気孔110と対面するように配置される。絶縁保持部材
3の外側形状は第1金属カバー11の内側形状とは異ら
しめることで,第1金属カバー11との間には基準ガス
通路部115を設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,自動車エンジン等の内燃機関に
おける空燃比制御等に使用する酸素濃度検出器等の被測
定ガス中の特定ガス成分濃度を測定するガスセンサに関
する。
【0002】
【従来技術】従来,自動車エンジンの排気系には,被測
定ガス中の特定ガス成分を測定するガスセンサ,例えば
排ガス中の酸素濃度を検知する酸素濃度検出器が設置さ
れ,該酸素濃度検出器にて検知された酸素濃度を元に自
動車エンジンの燃焼制御を行っている。これにより,自
動車エンジンの排気系に設けた三元触媒コンバータにお
ける排ガスの浄化効率を高めることができる。このよう
なガスセンサの例として酸素濃度検出器を用いて以下に
説明する。
【0003】図17に示すごとく,酸素濃度検出器9は
検出素子2と該検出素子2を気密的に挿入配置したハウ
ジング10とよりなり,上記検出素子2の他端を覆うよ
うに構成され,かつ一端がハウジング10に固定される
第1金属カバー91と,該第1金属カバー91の外周に
筒状の撥水フィルタ13を介して配置した第2金属カバ
ー92とよりなる。また,第1金属カバー91の内部に
は検出素子2の出力取出しリード291,292等を挿
通させた絶縁保持部材3が配置されている。
【0004】そして,第1金属カバー91は外側カバー
911と内側カバー912とよりなり,内側カバー91
2はハウジング10にかしめ固定され,外側カバー91
1に対し第2金属カバー92が2ヶ所のかしめ固定96
1,962においてかしめ固定されている。これによ
り,絶縁保持部材3の外方にはかしめ固定部962が1
ヶ所形成されることとなる。
【0005】また,第1金属カバー91及び第2金属カ
バー92には,撥水フィルタ13に対し連通し,かつ検
出素子2の基準ガス室(図5参照)に対し基準ガスとな
る大気を導入するよう構成された第1通気孔910及び
第2通気孔920が設けてある。
【0006】即ち,大気は第1通気孔910,撥水フィ
ルタ13,第2通気孔920より導入され,その後外側
カバー911と絶縁保持部材3との間の隙間から絶縁保
持部材3の上部を経由し,絶縁保持部材3に設けられた
出力リード等を挿通する挿通孔30を通って検出素子2
の上部から基準ガス室に導入される。なお,絶縁保持部
材3の外方にかしめ固定部962が存在することから,
大気は撥水フィルタ13の下部を経由して検出素子2の
上端に達することは困難である。
【0007】
【解決しようとする課題】しかしながら,近年搭載性の
向上やコストの低減等の目的から酸素濃度検出器等のガ
スセンサの小型化が図られるようになりつつある。
【0008】これにより酸素濃度検出器の長さがより短
くなり,絶縁保持部材の外方において2ヶ所のかしめ固
定部が形成されるようになった。このため,上記絶縁保
持部材と第1金属カバーとの間の隙間が減少し,両者の
間の通気性が低下し,大気の基準ガス室への導入が困難
となり,正確な酸素濃度の検出が困難となるおそれがあ
った。
【0009】勿論,絶縁保持部材の外径を小さくする
か,第1金属カバーの内径を大きくすれば上記問題を解
決することができる。しかしながら,絶縁保持部材には
挿通孔を設ける都合,その外径をある程度以上に小さく
することは困難である。また,第1金属カバーの外径を
大きくすることは酸素濃度検出器の体格が大きくなるこ
とから困難である。このような問題は上記酸素濃度検出
器の他,被測定ガス中の特定ガス成分濃度を測定する各
種のガスセンサであって,基準ガス室等に対し大気を導
入するような構成を持つものにとっての共通の課題であ
る。
【0010】本発明は,かかる問題点に鑑み,大気を基
準ガス室に充分導入することができるガスセンサを提供
しようとするものである。
【0011】
【課題の解決手段】請求項1の発明は,被測定ガス中に
曝された測定電極と,該測定電極と固体電解質体を介し
て一対に設けられた参照電極とにより構成された検出部
を一端に備えると共に,基準ガスが導入されかつ参照電
極が対面するよう構成された基準ガス室を備えた検出素
子と,上記測定電極及び上記参照電極の各々と電気的に
導通される信号取出リードと,上記検出素子を挿入配置
したハウジングとを有し,更に,上記検出素子の他端を
覆うように構成され,かつ一端が上記ハウジングに固定
される第1金属カバーと,該第1金属カバーの外周に配
置した第2金属カバーとを有すると共に上記第1金属カ
バーと上記第2金属カバーとはかしめ固定部において互
いにかしめ固定されてなり,上記第1金属カバー及び上
記第2金属カバーには,上記検出素子の他端より基準ガ
ス室に対し基準ガスを導入するよう構成された第1通気
孔及び第2通気孔を設けてなり,更に,上記第1金属カ
バーの内周側には内部に上記信号取出リードを挿通する
挿通孔を設けた絶縁保持部材が配置されてなるガスセン
サにおいて,上記絶縁保持部材は上記第1通気孔と対面
するように配置されると共に上記絶縁保持部材の外側形
状は上記第1金属カバーの内側形状とは異ならしめるこ
とにより上記絶縁保持部材と上記第1金属カバーとの間
に基準ガス通路部を設けてなることを特徴とするガスセ
ンサにある。
【0012】本発明の作用につき,以下に説明する。本
発明にかかるガスセンサの例である酸素濃度検出器にお
いては,絶縁保持部材は上記第1通気孔と対面するよう
に配置されると共に,該絶縁保持部材の外側形状は第1
金属カバーの内側形状とは異なっており,かつ絶縁保持
部材と第1金属カバーとの間には基準ガス通路部が設け
られている。
【0013】これにより,第1金属カバーと絶縁保持部
材との間に基準ガスとなる大気を流通させるための空間
を確保することができ,確実に大気を検出素子の基準ガ
ス室に導入することができる。つまり,本発明において
は基準ガス通路部を経由して大気が検出素子の基準ガス
室へと導入される。
【0014】以上のように,本発明によれば,大気を基
準ガス室に充分導入することができる酸素濃度検出器等
のガスセンサを提供することができる。
【0015】なお,上記第1金属カバー及び第2金属カ
バーは複数のカバー部材より構成することもできる。
【0016】次に,請求項2の発明のように,上記絶縁
保持部材の外側形状において,長径aと短径bとの間に
は0.8≦b/a≦0.95という関係が成立すること
が好ましい。特に,第1金属カバーの内側形状が円形で
あり,第1金属カバーと絶縁保持部材が同軸的に配置さ
れる場合には,絶縁保持部材において長径を持つ部分が
最も第1金属カバーに近接し,短径を持つ部分が最も第
1金属カバーと離れた状態となる(図3参照)。b/a
が本請求項を満たすように絶縁保持部材を構成すること
で,信号取出リードを配置するに充分な大きさの挿通孔
を確保しつつ,充分な量の大気を導入できる基準ガス通
路部を構成することができる。
【0017】仮に0.8未満である場合には,挿通孔を
充分に大きくすることができないため,ひいては信号取
出リードを取り出し固定することが難しくなるおそれが
ある。一方,0.95よりも大である場合には,大気の
流量が充分な基準ガス通路部を構成することが難しくな
るおそれがある。
【0018】また,上記絶縁保持部材の外側形状におけ
る長径と短径との差は0.3mm以上とすることが好ま
しい。特に,第1金属カバーの内側形状が円形であり,
第1金属カバーと絶縁保持部材が同軸的に配置される場
合には,長径を持つ部分が最も第1金属カバーに近接
し,短径を持つ部分が最も第1金属カバーと離れた状態
となる。よって,短径を持つ部分に基準ガス通路部が形
成されるため,長径と短径との差が基準ガス通路部の大
きさに比例する(図3参照)。この値が0.3mm以上
となることで,酸素濃度検出に充分な量の大気を基準ガ
ス室に導入することができる。
【0019】次に,請求項3の発明のように,上記基準
ガス通路部は少なくとも1つの上記第1金属カバーの第
1通気孔に対面していることが好ましい。これにより,
確実に大気を第1通気孔より基準ガス通路部に対し導入
することができる。
【0020】次に,請求項4の発明のように,上記絶縁
保持部材の外側形状は多角形であると共に複数の頂部を
有し,該頂部と頂部との間には平面状または凹面状の通
路面を有し,該通路面と上記第1金属カバーとの間には
基準ガス通路部を形成してなることが好ましい。これに
より,大気を確実に導入することができる。
【0021】次に,請求項5の発明のように,上記絶縁
保持部材の外側形状は八角形であることが好ましい。こ
れにより,大気を確実に導入することができる。
【0022】次に,請求項6の発明のように,上記絶縁
保持部材は互いに対抗する位置に弧状部を有し,該弧状
部と弧状部との間には平面状または凹面状の通路面を有
し,該通路面と上記第1金属カバーとの間には基準ガス
通路部を形成してなることが好ましい。これにより,大
気を確実に導入することができる。
【0023】次に,請求項7の発明のように,上記絶縁
保持部材の外側形状は楕円形であることが好ましい。こ
れにより,大気を確実に導入することができる。
【0024】次に,請求項8記載の発明は,被測定ガス
中に曝された測定電極と,該測定電極と固体電解質体を
介して一対に設けられた参照電極とにより構成された検
出部を一端に備えると共に,基準ガスが導入されかつ参
照電極が対面するよう構成された基準ガス室を備えた検
出素子と,上記測定電極及び上記参照電極の各々と電気
的に導通される信号取出リードと,上記検出素子を挿入
配置したハウジングとを有し,更に,上記検出素子の他
端を覆うように構成され,かつ一端が上記ハウジングに
固定される第1金属カバーと,該第1金属カバーの外周
に配置した第2金属カバーとを有すると共に上記第1金
属カバーと上記第2金属カバーとはかしめ固定部におい
て互いにかしめ固定されてなり,上記第1金属カバー及
び上記第2金属カバーには,上記検出素子の他端より基
準ガス室に対し基準ガスを導入するよう構成された第1
通気孔及び第2通気孔を設けてなり,更に,上記第1金
属カバーの内周側には内部に上記信号取出リードを挿通
する挿通孔を設けた絶縁保持部材が配置されてなるガス
センサにおいて,上記第2金属カバーの開口端には封止
部材が配置され,該封止部材の上記開口端の反対側に位
置する端面は,上記絶縁保持部材の検出素子と対面する
側とは反対側にある端面と対面しており,上記絶縁保持
部材と上記封止部材との少なくともいずれか一方は,互
いが対面する端面において少なくとも1つの突出部を有
してなることを特徴とするガスセンサにある。
【0025】本発明にかかるガスセンサにおいては,封
止部材と絶縁保持部材とが,互いに対面する端面におい
て少なくとも片方が突出部を有している。従って,封止
部材と絶縁保持部材との密着が防止され,両者の間に空
間を形成することができる(後述する図14等における
基準ガス流通部400)。
【0026】従って,第1通気孔から導入された大気
は,第1金属カバーと絶縁保持部材との間の狭い部分を
経由した後,いったんこの空間に保持された後,挿通孔
等を通って検出素子の基準ガス室に導入される。このた
め,上記空間がバッファとして作用することができるた
め,基準ガス室への大気導入を確実に行うことが可能と
なる。
【0027】以上のように,本発明によれば,大気を基
準ガス室に充分導入することができる酸素濃度検出器等
のガスセンサを提供することができる。
【0028】次に,請求項9記載の発明は,被測定ガス
中に曝された測定電極と,該測定電極と固体電解質体を
介して一対に設けられた参照電極とにより構成された検
出部を一端に備えると共に,基準ガスが導入されかつ参
照電極が対面するよう構成された基準ガス室を備えた検
出素子と,上記測定電極及び上記参照電極の各々と電気
的に導通される信号取出リードと,上記検出素子を挿入
配置したハウジングとを有し,更に,上記検出素子の他
端を覆うように構成され,かつ一端が上記ハウジングに
固定される第1金属カバーと,該第1金属カバーの外周
に配置した第2金属カバーとを有すると共に上記第1金
属カバーと上記第2金属カバーとはかしめ固定部におい
て互いにかしめ固定されてなり,上記第1金属カバー及
び上記第2金属カバーには,上記検出素子の他端より基
準ガス室に対し基準ガスを導入するよう構成された第1
通気孔及び第2通気孔を設けてなり,更に,上記第1金
属カバーの内周側には内部に上記信号取出リードを挿通
する挿通孔を設けた絶縁保持部材が配置されてなるガス
センサにおいて,上記第2金属カバーの開口端には封止
部材が配置され,上記封止部材は端部外周においてフラ
ンジ部を有しており,上記第2金属カバーの開口端にお
いて,少なくとも上記第1金属カバーの端部と上記第2
金属カバーの端部のいずれか一方が上記フランジ部を支
承するよう構成されていることを特徴とするガスセンサ
にある。
【0029】本発明にかかるガスセンサにおいては,封
止部材のフランジ部が第2金属カバーの開口端において
支承された状態にある。これにより,封止部材を開口端
に対してつり下げ固定することが可能となり,封止部材
と絶縁保持部材との密着が防止され,両者の間に空間を
形成することができる(後述する図14等における基準
ガス流通部400)。
【0030】従って,第1通気孔から導入された大気
は,第1金属カバーと絶縁保持部材との間の狭い部分を
経由した後,いったんこの空間に保持された後,挿通孔
等を通って検出素子の基準ガス室に導入される。このた
め,上記空間がバッファとして作用することができるた
め,基準ガス室への大気導入を確実に行うことが可能と
なる。
【0031】以上のように,本発明によれば,大気を基
準ガス室に充分導入することができる酸素濃度検出器等
のガスセンサを提供することができる。
【0032】次に,請求項10の発明のように,上記絶
縁保持部材には第3通気孔が設けてあることが好まし
い。上記第3通気孔を設けることで,該第3通気孔を通
じて基準ガス室への大気導入を行うことができるように
なる。このため,本発明にかかる効果を確実に得ること
ができる。
【0033】次に,請求項11の発明のように,上記第
1金属カバーと上記第2金属カバーとの間には撥水フィ
ルタが介在されてなることが好ましい。撥水フィルタは
水をはじく性質を有しており,第1通気孔と第2通気孔
とより水が進入して検出素子の被水割れ等が発生するこ
とを防止することができる。また,上記撥水フィルタを
介して第1通気孔と第2通気孔とより大気導入が行われ
るため,撥水フィルタは多孔質体等の通気性を有する物
質より構成する必要がある。また,上記撥水フィルタは
テトラフルオロエチレン等の樹脂製の多孔質体より構成
することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかるガスセンサである酸素濃度
検出器につき,図1〜図13を用いて説明する。図1〜
図5に示すごとく,本例の酸素濃度検出器1は,被測定
ガス中に曝された測定電極21と,該測定電極21と固
体電解質体20を介して一対に設けられた参照電極22
とにより構成された検出部28を一端に備えると共に,
基準ガスが導入されかつ参照電極22が対面するよう構
成された基準ガス室200を備えた検出素子2と,上記
測定電極21及び上記参照電極22の各々と電気的に導
通される信号取出リード291,292と,上記検出素
子2を挿入配置したハウジング10とを有する。
【0035】更に,上記検出素子2の他端を覆うように
構成され,かつ一端が上記ハウジング10に固定される
第1金属カバー11と,該第1金属カバー11の外周に
撥水フィルタ13を介して配置した第2金属カバー12
とを有する。また,上記第1金属カバー11と上記第2
金属カバー12と上記撥水フィルタ13とは2ヶ所のか
しめ固定部161,162において互いにかしめ固定さ
れている。
【0036】上記第1金属カバー11及び上記第2金属
カバー12には,上記撥水フィルタ13に対し連通しか
つ上記検出素子2の他端より基準ガス室200に対し基
準ガスを導入するよう構成された第1通気孔110及び
第2通気孔120を設けてある。更に,上記第1金属カ
バー11の内周側には内部に上記信号取出リード29
1,292を挿通する挿通孔30を設けた絶縁保持部材
3が配置されている。
【0037】上記絶縁保持部材3は上記第1通気孔11
0と対面するように配置されると共に上記絶縁保持部材
3の外側形状は上記第1金属カバー11の内側形状とは
異なっており,かつ上記絶縁保持部材3と上記第1金属
カバー11との間には基準ガス通路部115が設けてあ
る。なお,本例の上記内側形状は円であり,上記外側形
状は略8角形である(図3参照)。そして,第1金属カ
バー11と絶縁保持部材3とは同軸上に配置されてい
る。
【0038】次に,本例にかかる酸素濃度検出器1につ
いて詳細に説明する。図1に示すごとく,上記酸素濃度
検出器1において,検出素子2はハウジング10に対し
挿入固定されている。検出素子2とハウジング10との
間は気密的に封止されている。上記ハウジング10の下
端には二重の被測定ガス側カバー151,153が設け
てあり,該被測定ガス側カバー151の内部が被測定ガ
ス室150となる。また,被測定ガス側カバー151,
153には被測定ガスを導入する導入孔152,154
が設けてある。
【0039】次に,上記第1金属カバー11は外側カバ
ー111及び内側カバー112の二つのカバー部材より
構成されている。内側カバー112の下端はハウジング
10の上端に対しかしめリング119を介してかしめ固
定されている。更に内側カバー112の上端において外
側カバー111がかしめ固定されている。
【0040】また,内側カバー112の上端117は絶
縁保持部材3の下端と当接し,外側カバー111に設け
られた段部118と共に絶縁保持部材3を支承してい
る。更に絶縁保持部材3の上端には封止部材14が配置
され,該封止部材14の内部にはリード線191,19
2,251が配置されている。
【0041】上記絶縁保持部材3の内部には4つの挿通
孔30が設けてある。この挿通孔30には信号取出しリ
ード291,292,後述するヒータ25に設けられた
リード線259及びリード線191,192,251が
挿通されている。なお,図示は略したがヒータ25に導
通するリード線がもう一組挿通されている。これらは挿
通孔30内において接続端子195により互いに接続さ
れている。
【0042】図3に示すごとく,上記絶縁保持部材3の
外側形状は略8角形である。挿通孔30の背面は頂部3
1を有し,該頂部31と隣接する他の頂部31との間に
は平面状の通路面32を有する。通路面32と第1金属
カバー11との間には基準ガス通路部115が形成され
ている。また,上記絶縁保持部材3の外側形状の長径a
は9.6mm,短径bは8.65mmであり,これらの
比b/aは0.9である。
【0043】図4に示すごとく,上記封止部材14は略
円筒形状で,絶縁保持部材3と対面する端面401に4
つの突出部41を有してなり,また,内部に4つの挿通
孔40を持っている。突出部41の数は4つだけでな
く,絶縁保持部材との間が密着せず,基準ガスが通気で
きる空間が確保できればいくつでもよい。この挿通孔4
0は絶縁保持部材3の有する4つの挿通孔30に挿通さ
れたリード線191,192,251が挿通される。
【0044】上記外側カバー11の上部には筒状の樹脂
製の撥水フィルタ13を介して上記第2カバー12が2
ヶ所のかしめ固定部161,162においてかしめ固定
されている。つまり,上記かしめ固定部161,162
により絶縁保持部材3の外方において第1金属カバー1
1,第2金属カバー12,撥水フィルタ13の三者が互
いにかしめ固定されることとなる。
【0045】図5に示すごとく,上記検出素子2は有底
円筒型の固体電解質体20と該固体電解質体20の外側
面に設けられ,被測定ガス室150に面する測定電極2
1と,上記固体電解質体20の基準ガス室200に設け
られた参照電極22とよりなる。上記基準ガス室200
の内部には棒状のヒータ25が配置され,測定電極21
及び参照電極22を酸素濃度検出可能な温度に加熱す
る。上記測定電極21の外方にはこれを保護するための
保護層23が設けてある。
【0046】上記測定電極21及び参照電極22は検出
素子2の上方まで延設されたリード部(図示略)を有
し,このリード部に対し上記信号取出しリード291,
292が接続されている。また,この棒状のヒータ25
は内部に発熱抵抗体が設けてある。上記発熱抵抗体に対
する電力印加用のリード線259を有している。
【0047】次に,本例にかかる酸素濃度検出器1の組
付けについて説明する。図6(a)に示すごとく,信号
取出しリード291,292が接続された検出素子2を
ハウジング10に気密的に挿入配置し,下端に被測定ガ
ス側カバー151,153を固定し,該ハウジング10
の上端に内側カバー112をかしめ固定する。以上によ
り酸素濃度検出器1の下部を作製する。
【0048】また,図6(a)に示すごとく,絶縁保持
部材3にリード線191,192,251を挿通した。
絶縁保持部材3の外方に外側カバー111を配置する。
上記リード線の251には接続端子195を介してヒー
タ25のリード線259を接続する。更に,上記外側カ
バー111の外方に位置するように第2カバー12を配
置する。また,第2カバー12の内部には予め撥水フィ
ルタ13を配置しておく。
【0049】その後,図6(b)に示すごとく,接続端
子195を信号取出しリード291,292に接続させ
つつ,内側カバー112に外側カバー111を差込み,
両者をかしめ固定し,第1金属カバー11となす。更
に,上記第2カバー12を撥水フィルタ13ごと第1金
属カバー11に差込み,かしめ固定する。このかしめ固
定においてかしめ固定部161,162が形成される。
以上により,図6(c)に示すごとく,酸素濃度検出器
1を得る。
【0050】次に,本例における作用効果につき説明す
る。本例にかかる酸素濃度検出器1において,基準ガス
室200に対して大気8は次のように導入される。図2
に示すごとく,大気8は酸素濃度検出器1の第2通気孔
120より撥水フィルタ13を経由し,第1通気孔11
0を通過する。
【0051】上記酸素濃度検出器1においては,絶縁保
持部材3は第1通気孔110と対面するように配置され
ると共に,図3に示すごとく,該絶縁保持部材3の外側
形状は第1金属カバー11の内側形状とは異なってお
り,かつ絶縁保持部材3と第1金属カバー11との間に
は基準ガス通路部115が設けられている。これによ
り,第1金属カバー11と絶縁保持部材3との間に大気
8を流通させるための空間を確保することができる。
【0052】このため,導入された大気8は第1金属カ
バー11と絶縁保持部材3との間に形成された基準ガス
通路部115を通って,絶縁保持部材3の上端に到達す
る。更に,絶縁保持部材3と封止部材14の間に設けら
れた空間を通過し,上記絶縁保持部材3の内部を貫通し
て設けられた挿通孔30を上端から下端に向けて通過す
る。挿通孔30の下端より出た大気8は検出素子2の上
端から基準ガス室200に入ることができる。従って,
本例の酸素濃度検出器1においては,確実に大気8を検
出素子2の基準ガス室200に導入することができる。
以上のように,本例によれば,大気を基準ガス室に充分
導入することができる酸素濃度検出器を提供することが
できる。
【0053】なお,上記絶縁保持部材の外側形状として
は本例にかかる形状以外にも,図7〜図9に示すごとき
各種の外側形状を挙げることができる。また,図面には
それぞれ長径aと短径bとを記載した。図7は外側形状
が楕円である絶縁保持部材である。図8は平面状の通路
面22を2つ持った絶縁保持部材3である。図9は凹面
状の通路面32を4ヶ所持った絶縁保持部材3である。
これらのごとき外側形状を有する絶縁保持部材3を設け
た酸素濃度検出器1においても,上述と同様の効果を得
ることができる。
【0054】更に,図10,図11のように絶縁保持部
材3に対し,上記4つの挿通孔30とは別に絶縁保持部
材30の端面301から反対側の端面へと貫通するよう
な第3の通気孔39を設けることで,更に基準ガスの導
入効率の向上を図ることができる。
【0055】また,図12は第1金属カバー11が一体
品として構成された酸素濃度検出器1である。上記酸素
濃度検出器1は絶縁保持部材3の上に封止部材14が配
置され,両者の間に隙間はほとんど形成されていない。
また,第1導入孔110に対応する上記絶縁保持部材3
の外側形状は上述した図2に示すものと同様の形状であ
る。また,この絶縁保持部材3は上端につば部を有し,
ゴムパッキンを介してこのつば部にて第1金属カバー1
1内に固定されている。
【0056】このような酸素濃度検出器1において,大
気は第2導入孔120,撥水フィルタ13,第1導入孔
110を経て基準ガス通路部115に到達し,ここから
絶縁保持部材2の下端まで基準ガス通路部115を経由
して基準ガス室に到達する。この構造の酸素濃度検出器
1においても本例と同様の効果を得ることができる。
【0057】また,従来技術において示した酸素濃度検
出器9は第1金属カバー91と第2金属カバー92と撥
水フィルタ13とがかしめ固定部962において互いに
かしめ固定され,第1金属カバー91と第2金属カバー
92とはかしめ固定部961にて互いにかしめ固定され
ている。このような酸素濃度検出器9においても,本例
にかかる絶縁保持部材3を設け,基準ガス通路部115
を設けることにより,本例にかかる効果を得ることがで
きる。
【0058】また,図13は積層型の検出素子2を配置
して構成した酸素濃度検出器1である。このような酸素
濃度検出器1においても本例と同様の効果を得ることが
できる。
【0059】実施形態例2 本例は,図14〜図16に示すごとく,フランジ部を有
する封止部材を開口端に設けた酸素濃度検出器について
説明する。図14に示すごとく,本例の酸素濃度検出器
1も実施形態例1と同様の構造を有しており,図示を略
した検出素子を気密的に挿入配置したハウジングを有
し,該ハウジングに固定される第1金属カバー11と,
これの外周に撥水フィルタ13を介して配置され,かし
め固定部161,162において互いにかしめ固定され
た第2金属カバー12とを有する。
【0060】そして,上記第1金属カバー11及び上記
第2金属カバー12には,上記撥水フィルタ13に対し
連通し,基準ガス室に基準ガスとなる大気を導入するよ
う構成された第1通気孔110及び第2通気孔120が
設けてある。更に,上記第1金属カバー11の内周側に
は内部に信号取出リード291,292等を挿通する挿
通孔30を設けた絶縁保持部材3が配置されてなる。
【0061】また,上記絶縁保持部材3は第1通気孔1
10と対面するように配置され,上記絶縁保持部材3の
外側形状は上記第1金属カバー11の内側形状とは異な
っており,上記絶縁保持部材3と上記第1金属カバー1
1との間には基準ガス通路部115が設けてある。
【0062】そして,上記第2金属カバー12の開口端
49には封止部材4が配置され,該封止部材4の上記開
口端49と反対側にある端面401は,上記絶縁保持部
材3が検出素子と対面する側と反対側にある端面301
と対面する。
【0063】図15,図16に示すごとく,上記封止部
材4は略円柱形状で,絶縁保持部材3と対面する端面4
01に4つの突出部41を有してなり,また内部に4つ
の挿通孔40を持っている。この挿通孔40には,図1
4に示すごとく,上記絶縁保持部材3の有する4つの挿
通孔30に挿通されたリード線191,192,251
が挿通されている。
【0064】図16に示すごとく,上記封止部材4は端
部外周においてフランジ部48を有しており,上記第2
金属カバー12の開口端49において,上記第1金属カ
バー11の端部481と上記第2金属カバー12の端部
482とが上記フランジ部48を支承することで,上記
封止部材4がつり下げられるよう固定されている。ま
た,図14,図16に示すごとく,上記絶縁保持部材3
には上記4つの挿通孔30とは別に,絶縁保持部材30
の端面301から反対側の端面へと貫通するような第3
通気孔39が設けてある。その他は実施形態例1と同様
の構造である。
【0065】次に,本例にかかる酸素濃度検出器1にお
ける大気8の流通について説明する。図14に示すごと
く,大気8は第2通気孔120より撥水フィルタ13を
経由し,第1通気孔110を通過する。開口端49にお
いて封止部材4はつり下げられているため,封止部材4
と絶縁保持部材3との間が密着せず,基準ガス流通部4
00となる空間が形成される。更に,封止部材4の端面
401に突出部を設けることで,更に通気性を向上させ
ることができる。
【0066】上記第1通気孔110を通過して第1外側
カバー11の内部に入った大気は,第1金属カバー11
と絶縁保持部材3との間に形成された基準ガス通路部1
15,上記基準ガス流通部400を経て,挿通孔30や
第3通気孔39に到達する。その後,上記挿通孔30や
第3通気孔39を上端から下端に向けて通過する。挿通
孔30や第3通気孔39の下端より出た大気8は検出素
子の上端から基準ガス室に入ることができる。
【0067】従って,本例の酸素濃度検出器1において
は,確実に大気8を検出素子2の基準ガス室200に導
入することができる。以上,本例においても,実施形態
例1と同様に大気を基準ガス室に充分導入することがで
きる酸素濃度検出器を提供することができる。
【0068】さらに本実施形態例の封止部材に実施形態
例1と同様の突出部を設けることで,更に上記効果が発
揮されることになる。また,酸素濃度検出器としては,
起電力式,限界電流式の各方式のものを用いることがで
きる。また,コップ状の素子の他,板状の素子を使用す
ることもできる。更に,実施形態例においては酸素濃度
検出器を用いて説明したが,この他,HCセンサ,CO
センサ,NOxセンサ等の各種センサにおいても同様の
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1にかかる,酸素濃度検出器の縦断
面説明図。
【図2】実施形態例1にかかる,酸素濃度検出器の要部
縦断面説明図。
【図3】実施形態例1にかかる,酸素濃度検出器の要部
横断面説明図(図1にかかるA−A矢視断面図)。
【図4】実施形態例1にかかる,封止部材の斜視図。
【図5】実施形態例1にかかる,検出素子の検出部の構
造説明図。
【図6】実施形態例1にかかる,酸素濃度検出器の組付
け説明図。
【図7】実施形態例1にかかる,外側形状が楕円である
絶縁保持部材の説明図。
【図8】実施形態例1にかかる,外側形状が四角形であ
る絶縁保持部材の説明図。
【図9】実施形態例1にかかる,外側形状が弧状部と凹
面状の通路面により構成された絶縁保持部材の説明図。
【図10】実施形態例1にかかる,第3通気孔のある絶
縁保持部材を持った酸素濃度検出器の要部縦断面説明
図。
【図11】実施形態例1にかかる,第3通気孔を持った
絶縁保持部材の断面説明図。
【図12】実施形態例1にかかる,第1金属カバーが一
体品である酸素濃度検出器の縦断面説明図。
【図13】実施形態例1にかかる,検出素子が積層型で
ある酸素濃度検出器の縦断面説明図。
【図14】実施形態例2にかかる,酸素濃度検出器の要
部縦断面説明図。
【図15】実施形態例2にかかる,封止部材の斜視図。
【図16】実施形態例2にかかる,酸素濃度検出器の開
口端の拡大説明図,
【図17】従来例にかかる,酸素濃度検出器の説明図。
【符号の説明】
1...酸素濃度検出器, 10...ハウジング, 11...第1金属カバー, 12...第2金属カバー, 13...撥水フィルタ, 2...検出素子, 20...固体電解質体, 200...基準ガス室, 21...側面電極, 22...参照電極, 28...検出部, 291,292...信号取出しリード, 3...絶縁保持部材, 31...弧状部, 32...通路面, 39...第3通気孔, 4...封止部材, 40...挿通孔, 41...突出部, 48...フランジ部,
フロントページの続き (72)発明者 渡部 勲 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 山田 弘一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 児島 孝志 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2G004 BB01 BD05 BH02 BH09 BH11 BM07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定ガス中に曝された測定電極と,該
    測定電極と固体電解質体を介して一対に設けられた参照
    電極とにより構成された検出部を一端に備えると共に,
    基準ガスが導入されかつ参照電極が対面するよう構成さ
    れた基準ガス室を備えた検出素子と,上記測定電極及び
    上記参照電極の各々と電気的に導通される信号取出リー
    ドと,上記検出素子を挿入配置したハウジングとを有
    し,更に,上記検出素子の他端を覆うように構成され,
    かつ一端が上記ハウジングに固定される第1金属カバー
    と,該第1金属カバーの外周に配置した第2金属カバー
    とを有すると共に上記第1金属カバーと上記第2金属カ
    バーとはかしめ固定部において互いにかしめ固定されて
    なり,上記第1金属カバー及び上記第2金属カバーに
    は,上記検出素子の他端より基準ガス室に対し基準ガス
    を導入するよう構成された第1通気孔及び第2通気孔を
    設けてなり,更に,上記第1金属カバーの内周側には内
    部に上記信号取出リードを挿通する挿通孔を設けた絶縁
    保持部材が配置されてなるガスセンサにおいて,上記絶
    縁保持部材は上記第1通気孔と対面するように配置され
    ると共に上記絶縁保持部材の外側形状は上記第1金属カ
    バーの内側形状とは異ならしめることにより上記絶縁保
    持部材と上記第1金属カバーとの間に基準ガス通路部を
    設けてなることを特徴とするガスセンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記絶縁保持部材の
    外側形状において,長径aと短径bとの間には0.8≦
    b/a≦0.95という関係が成立することを特徴とす
    るガスセンサ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において,上記基準ガ
    ス通路部は少なくとも1つの上記第1金属カバーの第1
    通気孔に対面していることを特徴とするガスセンサ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記絶縁保持部材の外側形状は多角形であると共に複数
    の頂部を有し,該頂部と頂部との間には平面状または凹
    面状の通路面を有し,該通路面と上記第1金属カバーと
    の間には基準ガス通路部を形成してなることを特徴とす
    るガスセンサ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記絶縁保持部材の外側形状は八角形であることを特徴
    とするガスセンサ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記絶縁保持部材は互いに対抗する位置に弧状部を有
    し,該弧状部と弧状部との間には平面状または凹面状の
    通路面を有し,該通路面と上記第1金属カバーとの間に
    は基準ガス通路部を形成してなることを特徴とするガス
    センサ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記絶縁保持部材の外側形状は楕円形であることを特徴
    とするガスセンサ。
  8. 【請求項8】 被測定ガス中に曝された測定電極と,該
    測定電極と固体電解質体を介して一対に設けられた参照
    電極とにより構成された検出部を一端に備えると共に,
    基準ガスが導入されかつ参照電極が対面するよう構成さ
    れた基準ガス室を備えた検出素子と,上記測定電極及び
    上記参照電極の各々と電気的に導通される信号取出リー
    ドと,上記検出素子を挿入配置したハウジングとを有
    し,更に,上記検出素子の他端を覆うように構成され,
    かつ一端が上記ハウジングに固定される第1金属カバー
    と,該第1金属カバーの外周に配置した第2金属カバー
    とを有すると共に上記第1金属カバーと上記第2金属カ
    バーとはかしめ固定部において互いにかしめ固定されて
    なり,上記第1金属カバー及び上記第2金属カバーに
    は,上記検出素子の他端より基準ガス室に対し基準ガス
    を導入するよう構成された第1通気孔及び第2通気孔を
    設けてなり,更に,上記第1金属カバーの内周側には内
    部に上記信号取出リードを挿通する挿通孔を設けた絶縁
    保持部材が配置されてなるガスセンサにおいて,上記第
    2金属カバーの開口端には封止部材が配置され,該封止
    部材の上記開口端の反対側に位置する端面は,上記絶縁
    保持部材の検出素子と対面する側とは反対側にある端面
    と対面しており,上記絶縁保持部材と上記封止部材との
    少なくともいずれか一方は,互いが対面する端面におい
    て少なくとも1つの突出部を有してなることを特徴とす
    るガスセンサ。
  9. 【請求項9】 被測定ガス中に曝された測定電極と,該
    測定電極と固体電解質体を介して一対に設けられた参照
    電極とにより構成された検出部を一端に備えると共に,
    基準ガスが導入されかつ参照電極が対面するよう構成さ
    れた基準ガス室を備えた検出素子と,上記測定電極及び
    上記参照電極の各々と電気的に導通される信号取出リー
    ドと,上記検出素子を挿入配置したハウジングとを有
    し,更に,上記検出素子の他端を覆うように構成され,
    かつ一端が上記ハウジングに固定される第1金属カバー
    と,該第1金属カバーの外周に配置した第2金属カバー
    とを有すると共に上記第1金属カバーと上記第2金属カ
    バーとはかしめ固定部において互いにかしめ固定されて
    なり,上記第1金属カバー及び上記第2金属カバーに
    は,上記検出素子の他端より基準ガス室に対し基準ガス
    を導入するよう構成された第1通気孔及び第2通気孔を
    設けてなり,更に,上記第1金属カバーの内周側には内
    部に上記信号取出リードを挿通する挿通孔を設けた絶縁
    保持部材が配置されてなるガスセンサにおいて,上記第
    2金属カバーの開口端には封止部材が配置され,上記封
    止部材は端部外周においてフランジ部を有しており,上
    記第2金属カバーの開口端において,少なくとも上記第
    1金属カバーの端部と上記第2金属カバーの端部のいず
    れか一方が上記フランジ部を支承するよう構成されてい
    ることを特徴とするガスセンサ。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか一項におい
    て,上記絶縁保持部材には第3通気孔が設けてあること
    を特徴とするガスセンサ。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか一項におい
    て,上記第1金属カバーと上記第2金属カバーとの間に
    は撥水フィルタが介在されてなることを特徴とするガス
    センサ。
JP33131598A 1997-11-21 1998-11-20 ガスセンサ Expired - Fee Related JP4032536B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33131598A JP4032536B2 (ja) 1997-11-21 1998-11-20 ガスセンサ

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-338084 1997-11-21
JP33808497 1997-11-21
JP22722598 1998-08-11
JP10-227225 1998-08-11
JP33131598A JP4032536B2 (ja) 1997-11-21 1998-11-20 ガスセンサ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000125974A Division JP3501217B2 (ja) 1997-11-21 2000-04-26 ガスセンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000121598A true JP2000121598A (ja) 2000-04-28
JP4032536B2 JP4032536B2 (ja) 2008-01-16

Family

ID=27331265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33131598A Expired - Fee Related JP4032536B2 (ja) 1997-11-21 1998-11-20 ガスセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4032536B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002181761A (ja) * 2000-12-11 2002-06-26 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサ
US6658918B2 (en) 2000-04-28 2003-12-09 Denso Corporation Structure of gas sensor
JP2004198361A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Denso Corp ガスセンサ
US6817224B2 (en) 2000-03-17 2004-11-16 Denso Corporation Structure of gas sensor
JP2012122395A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Denso Corp インジェクタ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6817224B2 (en) 2000-03-17 2004-11-16 Denso Corporation Structure of gas sensor
US6658918B2 (en) 2000-04-28 2003-12-09 Denso Corporation Structure of gas sensor
JP2002181761A (ja) * 2000-12-11 2002-06-26 Ngk Spark Plug Co Ltd ガスセンサ
JP4642993B2 (ja) * 2000-12-11 2011-03-02 日本特殊陶業株式会社 ガスセンサ
JP2004198361A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Denso Corp ガスセンサ
JP2012122395A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Denso Corp インジェクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4032536B2 (ja) 2008-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3531859B2 (ja) ガスセンサ
JP3624526B2 (ja) 酸素濃度検出器
US6222372B1 (en) Structure of gas sensor
JP3913714B2 (ja) ガスセンサ用保護カバー、ガスセンサ及びこの製造方法
US20040144645A1 (en) Gas sensor with improved structure of protective cover
US7607340B2 (en) Gas sensor
JP6276662B2 (ja) ガスセンサ
US5762771A (en) Air-fuel ratio sensor
JP4124135B2 (ja) ガスセンサ
US4591423A (en) Oxygen sensor
JP2000121599A (ja) ガスセンサ
JP2002372513A (ja) 酸素センサにおけるシール構造
JP2000121598A (ja) ガスセンサ
JP4565760B2 (ja) 通気構造を有するセンサ
JP5508462B2 (ja) ガスセンサ
JP7125372B2 (ja) ガスセンサ
JP3079985B2 (ja) 酸素濃度検出器
JP3501217B2 (ja) ガスセンサ
US20080229804A1 (en) Gas sensor
JP3501187B2 (ja) 酸素濃度検出器
JP2001004584A (ja) ガスセンサ
JP3493875B2 (ja) 空燃比センサ
JP3969124B2 (ja) ガスセンサ
JPH0629735Y2 (ja) 酸素センサ
JP3080022B2 (ja) ガスセンサの組付方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061017

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061211

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070626

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070807

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071015

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees