JP3530281B2 - 支持ブラケット - Google Patents

支持ブラケット

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JP3530281B2
JP3530281B2 JP23111995A JP23111995A JP3530281B2 JP 3530281 B2 JP3530281 B2 JP 3530281B2 JP 23111995 A JP23111995 A JP 23111995A JP 23111995 A JP23111995 A JP 23111995A JP 3530281 B2 JP3530281 B2 JP 3530281B2
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fitting
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正浩 杉浦
隆司 加藤
伸介 清宮
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Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Aisan Industry Co Ltd
Toyota Motor Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は支持ブラケットに関
する。 【0002】 【従来の技術】従来、車両用キャニスタの支持ブラケッ
トとして、図12乃至図18に示す構造のものがある。
これを第1の従来構造とする。 【0003】この第1の従来構造において、図12はキ
ャニスタ101の側部に固設されたキャニスタ側ブラケ
ット102を上方より見た図で、図13はそのキャニス
タ側ブラケット102を正面から見た図である。 【0004】このキャニスタ側ブラケット102は合成
樹脂材により成形され、その平面形状は図12に示すよ
うに鳩尾状に形成され、正面形状は図13に示すよう
に、上部Aと下部Cの両側の嵌合面103、104が下
つぼみの楔形に形成され、中間部Bの両側が凹状に狭窄
している。 【0005】図14は上記のキャニスタ側ブラケット1
02を嵌合取付けする車両側ブラケット105を上方か
ら見た図で、図15はその車両側ブラケット105を裏
面(上記図13と同一方向)から見た図である。 【0006】この車両側ブラケット105は、金属板の
両側をフック状に折曲してなる被嵌合面106,107
を有し、該被嵌合面106,107の形状は、上記キャ
ニスタ側ブラケット2の両嵌合面103,104が合致
嵌合するように、上面から見て鳩尾状で、かつ正面から
見て下つぼみの楔形に形成されている。更に上記車両側
ブラケット105は金属製の取付板108に固着され、
この取付板108はビス穴109を通じて車両のフレー
ム或いはボデーにビスにより固着するようになってい
る。 【0007】そして、上記取付板108を介して車両側
に固着された車両側ブラケット105にキャニスタ側ブ
ラケット102を嵌合取付けするには、キャニスタ側ブ
ラケット102を、図16に示すように、その下端を車
両側ブラケット105における被嵌合面106,107
間に位置させ、次で、図17に示すように下降し、更に
図18に示すように下降して、嵌合面103,104を
被嵌合面106,107に接触させて組付ける。 【0008】また、車両用リザーブタンクの支持ブラケ
ットとして図19に示すような構造のものが特開平7−
217604号公報で公知である。これを第2の従来構
造とする。 【0009】この第2の従来構造は、リザーブタンク2
01の側面にリザーブタンク側ブラケット202を固設
し、該リザーブタンク側ブラケット202の両側に、上
端にエンド部203を有し、側面と下端を開口したガイ
ド溝204,204を形成し、また車両側ブラケット2
10に、上記ガイド溝204,204に挿入する両側縁
部205,205を形成するとともに上端に鈎状部20
6を有する掛止片207を設けて、組付時に、ガイド溝
204,204に両側縁部205,205をスライドさ
せ、両側縁部205,205の切欠き開口端208,2
08をガイド溝204,204のエンド部203に当接
し、また鈎状部206を角部209に係合して組付ける
ようになっている。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来構造の
ものにおいては、キャニスタ側ブラケット102の形状
が、鳩尾形でかつ楔形に、更には中間部の両側に凹部を
設けたり、複数の抜き穴を形成したりして複雑な形状と
なっており、このキャニスタ側ブラケット102部の生
産性が悪いという問題がある。 【0011】更に、組付け操作に際する初期嵌合におい
て、鳩尾形の両ブラケット102,105を相互に嵌合
させることは、かなり面倒で、スムースな組付け作業が
できないという問題がある。 【0012】更に、組付け操作の終期では、嵌合面10
3,104が被嵌合面106、107に漸次摺動摩擦力
が増大する状態で嵌合するため、所定位置に嵌合したこ
との嵌合感がなく、どこまで嵌入していいのか分りづら
いことから嵌合(組付け)不足が生じやすいという問題
がある。 【0013】更に、組付け後においては、上方に拡開す
る嵌合面103,104と被嵌合面106,107が相
互に面接触で嵌合するため、キャニスタ側ブラケット1
02が上方へ外れるおそれがあるという問題がある。 【0014】また、上記第2の従来構造においては、ガ
イド溝204の上端にエンド部203が形成され、下端
が開口されているので、ガイド溝204の上端のみ補強
され下端が補強されていない状態になり、ガイド溝20
4の上端と下端とで強度的なアンバランスが生じ、熱や
車両等の振動によりガイド溝204の幅が変形し、その
ため、リザーブタンク201の取り外しや再組付けがし
にくくなる可能性が生じるという問題がある。 【0015】更に、ガイド溝204の全底面が平面であ
るため、該ガイド溝204と両側縁部205とを圧接的
にスライドさせるように構成すると、摩擦抵抗が大とな
って嵌合しずらく、逆に嵌合を容易にするため裕度を大
きくするとガタツキが生じやすいという問題がある。 【0016】更に鈎状部106と角部209の係合は、
上下方向の移動を強制的に規制できるとしても左右方向
へはスライドしやすいため、上記ガイド溝204と両側
縁部205とに隙間が生じている場合には、左右方向の
ガタツキが生じ、車両等の振動が加わると、溝底面と両
側縁部205との衝突によってカタ、カタという異音が
発生し、運転者に不快感を与えるおそれがあるという問
題がある。 【0017】そこで、本発明は上記の各問題を解決でき
る支持ブラケットを提供することを目的とするものであ
る。 【0018】 【課題を解決するための手段とその作用】上記の課題を
解決するために、請求項1記載の第1の発明は、第1の
組付部材(1)に取り付けられる第1のブラケットであ
って、左右方向の外側が開口するとともに上下端(8
a)(8b)(9a)(9b)が開口する溝部(8)
(9)を有する左右縦枠(3)(4)と、該左右縦枠
(3)(4)を、その上部において連結する上枠(5)
と、下部において連結する下枠(6)と、前記下枠
(6)の中央部において第1の組付部材(1)より隆起
させるとともに前記下枠(6)の前面(6a)より後退
させた隆起部(11)と、該隆起部(11)の前面に方
形のへこみで形成した係合部(13)と、前記隆起部
(11)の前面に形成した挿入空隙(12)と、前記下
枠(6)の下面両側部に下方へ突出して形成したストッ
パ(14)と、前記両溝部(8)(9)の底面に形成さ
れ、かつ、上下方向に適宜間隔を有して複数本形成した
突起部(10)とからなり、更に前記ストッパ(14)
は前面形状が半円形で第1の組付部材(1)から前方へ
突出する状態で形成され、更に、前記突起部(10)は
溝部(8)(9)の底面より半円状に隆起したリブ状で
溝部(8)(9)を横断する方向に設けられており、更
に、前記各部が合成樹脂で形成された第1のブラケット
(2)と、第2の組付部材に取り付けられる第2のブラ
ケットであって、両側部に設けた基板(16)(17)
と、該両基板(16)(17)の上部間を連結する上部
連結板(19)と、前記両基板(16)(17)から前
方へ折曲し、更にその先部を基板(16)(17)と平
行に折曲して前記第1のブラケットの溝部(8)(9)
に嵌合する嵌合片(21)(22)と、該嵌合片(2
1)(22)の下部相互を連結するとともに、その上面
を前記第1のブラケット(2)のストッパ(14)が当
接するストッパ面(23a)にした下部連結板(23)
と、該下部連結板(23)の中央部において上方へ立ち
上がった弾性片(24)と、該弾性片(24)の一部を
略半球状に前面へ押し出して、前記第1の組付部材の係
合部(13)に押圧的に嵌合する突部(25)とからな
り、かつ、前記各部を1枚の金属板で折曲、打ち抜き形
成した第2のブラケット(15)と、の2部材からな
り、 更に、前記第2のブラケット(15)の両嵌合片
(21)(22)における対向端面(21b)(22
b)の対向間距離(L1)を、前記第1のブラケット
(2)における両溝部(8)(9)に形成した突起部
(10)(10)の頭部間距離(L2)より若干短く設
定したことを特徴とするものである。 【0019】組付けに際しては、第1のブラケット
(2)の溝部(8)(9)と第2のブラケット(15)
の案内部(21)(22)とを嵌合してスライドさせ
る。正規な組付完了位置に達すると、第1の係合部(1
3)と第2の係合部(25)が係合する。したがって、
この係合時の感覚により、正規組付状態が確認でき、か
つ嵌合不足によるガタツキや外れを防止できる。 【0020】また、両溝部(8)(9)の夫々の両端が
同形状に開口され、かつ該両溝部(8)(9)を形成す
左右縦枠(3)(4)間が上下枠(5)(6)で連結
されているので、両溝部における両端の形状や強度にお
いて相互のバランスが良くなり、組付け後における熱や
車両等による振動によって溝部(8)(9)が変形する
ことを抑制でき、両ブラケット(2)(15)間のガタ
ツキが防止される。 【0021】 【0022】に、正規な組付完了位置においてストッ
(14)がストッパ面(23a)に当り、それ以上の
溝部(8)(9)と嵌合片(21)(22)とのスライ
ドが規制され、正規な組付状態に確実に組付けることが
できる。 【0023】 【0024】更に、一方の係合部である突部(25)の
上下、左右側が他方の係合部であるへこみ部(13)に
当接することにより、第1のブラケット(2)と第2の
ブラケット(15)の相互の上下、左右方向のガタツキ
が阻止される。したがって、仮りに上記溝部(8)
(9)と嵌合片(21)(22)とに隙間が生じても、
左右方向のガタツキを防止できる。更に、第1の組付部
材(1)を交換等により取り外す場合には、部(2
5)が略半球状の突部であるため、第1の組付部材
(1)を上方へ引くのみで取り外すことができる。 【0025】 【0026】更に、第1のブラケット(2)と第2のブ
ラケット(15)の組付け時において、突起部(10)
嵌合片(21)(22)とが線又は点接触でスライド
するため、面接触よりも摺動摩擦抵抗が小さくなる。し
たがって、突起部(10)と嵌合片(21)(22)と
を、これらの接触圧が大きくなるように形成して、ガタ
ツキを防止しても嵌合操作が容易になる。 【0027】 【発明の実施の形態】次に本発明を車両用キャニスタを
支持するブラケットに適用した図1乃至図11に示す実
施例について説明する。 【0028】図1は第1の組付部材であるキャニスタに
固設された第1のブラケットであるキャニスタ側ブラケ
ットを示す平面図、図2はその正面図である。この図に
おいて、1は合成樹脂製の第1の組付部材であるキャニ
スタ本体で、体内には周知の如く活性炭等の蒸発燃料吸
着剤が充てんされる。 【0029】2は合成樹脂材にて上記キャニスタ本体1
の一側面に一体成形された第1のブラケットであるキャ
ニスタ側ブラケットで、前面から見て(図2(a))垂
直に並設した左右の縦枠3,4と、該左右の縦枠3,4
の上部相互を連結した水平の補強部である上枠5と、下
部相互を連結した水平の補強部である下枠6とで、中央
にキャニスタ本体1の周面に達する空間部7を有する縦
長の矩形状に形成されている。 【0030】このような左右縦枠3,4と上下枠5,6
の各前面は同一垂直面に形成されている。上記左右縦枠
3,4には、平面形状が図1に示すように左右方向の外
側を開口する方形で、図2に示すように左右縦枠3,4
の上下方向に貫通する形状の溝部8,9が形成されてお
り、その溝部8,9の上端8a,9aと下端8b,9b
は開口している。 【0031】上記両溝部8,9の底面には、図2(b)
に示すように、該底面より半円状に隆起したリブ状の突
起部10が、前後方向、すなわち溝部8,9を横断する
方向に設けられており、該突起部10は縦枠3,4とと
もに合成樹脂材で一体成形されている。更に該突起部1
0は、上下方向に適宜間隔を有して複数本並設されてい
る。図の例では、両溝部8,9に夫々5本設けられてい
る。 【0032】上記下枠6の中央部には、キャニスタ本体
1の周面より隆起させた隆起部11が形成されている。
該隆起部11の前面11aは、図10に示すように下枠
6の両側部の前面6aより後退しており、隆起部11の
前面に挿入空隙部12が形成されている。 【0033】13は上記隆起部11の前面に形成した第
1の係合部で、図5に示すように方形のへこみになって
いる。14は上記下枠6の下面両側部に下方へ一体的に
突出成形した被係止面であるストッパで、その前面形状
は図2(a)に示すように半円形で、前後方向は図11
に示すようにキャニスタ本体1から前方へ突出する状態
で形成されている。 【0034】図3は第2の組付部材、例えば車両に取付
られる第2のブラケットである車両側ブラケットの平面
図、図4は同ブラケットの裏面図(図2(a)の正面図
と同一方向から見た図)である。 【0035】この図において、15は車両側ブラケット
で、1枚の金属板で折曲、打抜き形成されている。その
両側部は車両のフレーム或いはボデーに取付けるための
基板16,17となっており、これらに取付用穴18が
形成されている。 【0036】19は上記両基板16,17の上部間を連
結する連結板で、打抜き穴20により杆状に形成され、
両基板16,17から折曲隆起して基板16,17より
も若干前方に位置して設けられている。 【0037】21は左側の基板16の内側を前方へ折曲
し、更にその先部を基板16と平行に折曲してなる左側
の案内部である嵌合片、22は右側の基板17の内側を
前方へ折曲し、更にその先部を基板17と平行に折曲し
てなる右側の案内部である嵌合片で、夫々、上記連結板
19よりも前方に位置して形成されている。 【0038】上記打抜き穴20で形成される両嵌合片2
1,22の相互の対向端面21b,22bの対向間距離
1 は、上記キャニスタ側ブラケット2における両溝部
8,9に形成した突起部10,10の頭部間距離L2
り若干短く(L1 <L2 )設定されており、また、両嵌
合片21,22の夫々の有効嵌合幅L3 は、上記溝部
8,9の奥行きL4 よりも若干長く設定されている。更
に、嵌合片21,22の板厚は上記溝部8,9に嵌る寸
法に形成されている。更に、両嵌合片21,22の上部
には、上端側が拡開するテーパ状の誘導面21a,22
aが形成されている。 【0039】23は上記両嵌合片21,22の下部相互
を連結した下部連結板で、該連結板23の中央部に上方
へ立上った弾性片24が一体形成されている。該板23
と片24は上記両嵌合片21,22と同一垂直面内に位
置して形成されている。 【0040】25は上記弾性片24に形成した第2の係
合部である略半球状の突部で、図10に示すように、弾
性片24の一部を前面側へ押出して形成されており、そ
の突部25の頭部が図10に示すように上記第1の係合
部であるへこみ部13に嵌合し、突部25の上下、左右
側の一部がへこみ部13の入口端に当接するようになっ
ている。 【0041】尚、上記下部連結板23の上面は係止面で
あるストッパ面23aとなっており、その位置は、上記
キャニスタ側ブラケット2を、その溝部8,9に車両側
ブラケット15の嵌合片21,21を嵌合して下降させ
て所定位置(正規組付位置)に組付けられたときに、ス
トッパ14の下端が当接するような位置に設定されてお
り、また、この当接時に上記突部25がへこみ部13に
嵌合係止するように夫々の位置関係が定められている。 【0042】次に上記実施例における組付操作について
図6乃至図8により説明する。作業者がキャニスタ本体
1を把持して、そのキャニスタ側ブラケット2を、車両
のフレーム或いはボデーに固着された車両側ブラケット
15の上部に位置させるとともに、両溝部8,9の下端
開口部8b,9bを両嵌合片21,22の上端面に対向
位置させてそのキャニスタ側ブラケット2を下降させ
る。 【0043】この下降により、両溝部8,9と嵌合片2
1,22との相互の位置関係が左右方向に若干ずれた状
態であっても、嵌合片21,22の上部に形成したテー
パ状の誘導面21a、22aによりキャニスタ側ブラケ
ット2が適正嵌合位置に誘導されて、両溝部8,9が両
嵌合片21,22に嵌合する。この状態を図6(a)
(b)に示す。 【0044】更にキャニスタ側ブラケット2を下降させ
ると、図7(a)(b)の嵌合状態になる。更にキャニ
スタ側ブラケット2を下降させると、車両側ブラケット
15に形成した弾性片24が、キャニスタ側ブラケット
2における下部中央の隆起部11の前面に形成した挿入
空隙部12内に、隆起部11に若干後方へ押されて挿入
する。 そして、更にキャニスタ側ブラケット2を下降
し、これが正規な取付け位置(組付け位置)に達する
と、図8及び図11に示すように、そのキャニスタ側ブ
ラケット2の下面に突出形成したストッパ14が車両側
ブラケット15における下部連結板23に形成したスト
ッパ面23aに当接する。 【0045】また、このような位置に達すると、図10
に示すように、上記弾性片24に形成した突部25がキ
ャニスタ側ブラケット2に形成したへこみ部13内に嵌
入する。そのため、上記のストッパ14の当り感と突部
25の嵌合感により作業者は正規組付状態を確認でき
る。 【0046】尚、この嵌合状態において、弾性片24の
弾性により突部25が隆起部11の前面11aを若干押
圧するようになっている。以上のような取付け状態(組
付け完了状態)においては、キャニスタ側ブラケット2
のリブ10が合成樹脂で形成されていることと上記のよ
うにL1 <L2 に設定されていることにより、両嵌合片
21,22の内端面21b,22bが各リブ10を若干
押圧した接触状態となる。そのため、その接触摩擦抵抗
が大となり、キャニスタ側ブラケット2の上方への抜け
外れが阻止されるとともに左右方向のガタツキも阻止さ
れる。また、仮りに溝部8,9の底面や突起部10、更
には両嵌合片21,22の内端面21b,22bの形成
に若干の寸法誤差が生じていても、垂直方向に対しては
複数本の突起部10による点接触であるため、面接触に
比べて左右方向のガタツキが防止される。 【0047】また、へこみ部13に突部25が押圧的に
嵌合することにより、この部分によってもキャニスタ側
ブラケット2の上下、左右方向のガタツキが阻止され
る。更に、この部分の押圧接触と、この押圧により両溝
部8,9の前側面が両嵌合片21,22の後面に押圧接
触することにより、キャニスタ側ブラケット2の前後方
向のガタツキも防止される。 【0048】更に、両溝部8,9の夫々の両端が同形状
に開口され、かつ該両溝部8,9を形成する両枠体3,
4間が補強部5,6で連結されているので、両溝部にお
ける両端の形状や強度において相互のバランスが良くな
り、組付け後における熱や車両等による振動によって溝
部8,9が変形することを抑制でき、両ブラケット2,
15間のガタツキが防止される。 【0049】尚、本発明の支持ブラケットは、上記のよ
うな車両用キャニスタの組付け用に限るものではなく、
その他、例えば、車両における作動液を貯留するリザー
ブタンクを車体に組付ける場合等の支持ブラケットとし
て用いてもよい。 【0050】 【発明の効果】以上のようであるから発明によれば、
ブラケットの形状を単純化してその生産性を向上させる
ことができる。更に、ブラケットの取付け作業(組付け
作業)が容易で作業性の向上を図ることができる。更
に、ブラケットを適正位置まで嵌合したときに、はっき
りとした嵌合感が生じるので、正規の組付状態が確認で
きて嵌合不足の発生を防止できる。更に、ブラケットの
取付後における熱等による溝部の変形を防止し、かつ両
嵌合片の係合により、両ブラケット間の相対変位が抑制
され、ガタツキを防止して、振動耐久性の向上を図るこ
とができるとともにガタツキによる異音の発生を防止
し、運転者に不快感を与えない。 【0051】に、支持ブラケットを正規な組付状態に
確実に組付けることができる。に、両ブラケットの相
対変位を抑制し、ガタツキを一層防止できる。 【0052】に、ブラケットの嵌合の容易性を確保し
てガタツキを一層防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を車両用キャニスタの支持ブラケットに
適用した実施例を示すキャニスタ側ブラケットの平面
図。 【図2】(a)はキャニスタ側ブラケットの前面図、
(b)はリブを有する溝部の拡大前断面図。 【図3】本発明の実施例を示す車両側ブラケットの平面
図。 【図4】同裏面図。 【図5】上記キャニスタ側ブラケットと車両側ブラケッ
トを示す斜視図。 【図6】上記実施例における組付け初期の状態を示すも
ので、(a)は前面図、(b)は側面図。尚、車両側ブ
ラケットの基板部は省略している。 【図7】上記実施例における組付け中期の状態を示すも
ので、(a)は前面図、(b)は側面図。尚、車両側ブ
ラケットの基板部は省略している。 【図8】上記実施例における組付け完了の状態を示すも
ので、(a)は前面図、(b)は側面図。尚、車両側ブ
ラケットの基板部は省略している。 【図9】上記実施例のキャニスタ側ブラケットを車両側
ブラケットに組付けた状態の前面図。 【図10】図9におけるV−V線拡大断面図。 【図11】図9におけるW−W線拡大断面図。 【図12】第1の従来構造におけるキャニスタ側ブラケ
ットの平面図。 【図13】同前面図。 【図14】第1の従来構造における車両側ブラケットの
平面図。 【図15】同裏面図。 【図16】第1の従来構造における組付け初期の状態を
示すもので、(a)は前面図、(b)は側面図。 【図17】同じく組付け中期の状態を示すもので、
(a)は前面図、(b)は側面図。 【図18】同じく組付け完了の状態を示すもので、
(a)は前面図、(b)は側面図。 【図19】第2の従来構造を示す斜視図。 【符号の説明】 1 第1の組付部材 2 第1の
ブラケット 3,4 左右縦枠 5 補強部
である上枠 6 補強部である下枠 8,9 溝部 10 突起部 13 第1の
係合部(へこみ部) 14 被係止面(ストッパ) 15 第2の
ブラケット 21,22 案内部(嵌合片) 23a 係止面
(ストッパ面) 25 第2の係合部(突部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清宮 伸介 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−217617(JP,A) 実開 平4−107103(JP,U) 実開 昭64−16973(JP,U) 実開 昭61−199583(JP,U) 登録実用新案3004257(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 5/00 - 5/12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 第1の組付部材(1)に取り付けられる
    第1のブラケットであって、左右方向の外側が開口する
    とともに上下端(8a)(8b)(9a)(9b)が開
    口する溝部(8)(9)を有する左右縦枠(3)(4)
    と、該左右縦枠(3)(4)を、その上部において連結
    する上枠(5)と、下部において連結する下枠(6)
    と、前記下枠(6)の中央部において第1の組付部材
    (1)より隆起させるとともに前記下枠(6)の前面
    (6a)より後退させた隆起部(11)と、該隆起部
    (11)の前面に方形のへこみで形成した係合部(1
    3)と、前記隆起部(11)の前面に形成した挿入空隙
    (12)と、前記下枠(6)の下面両側部に下方へ突出
    して形成したストッパ(14)と、前記両溝部(8)
    (9)の底面に形成され、かつ、上下方向に適宜間隔を
    有して複数本形成した突起部(10)とからなり、更に
    前記ストッパ(14)は前面形状が半円形で第1の組付
    部材(1)から前方へ突出する状態で形成され、更に、
    前記突起部(10)は溝部(8)(9)の底面より半円
    状に隆起したリブ状で溝部(8)(9)を横断する方向
    に設けられており、更に、前記各部が合成樹脂で形成さ
    れた第1のブラケット(2)と、 第2の組付部材に取り付けられる第2のブラケットであ
    って、両側部に設けた基板(16)(17)と、該両基
    板(16)(17)の上部間を連結する上部連結板(1
    9)と、前記両基板(16)(17)から前方へ折曲
    し、更にその先部を基板(16)(17)と平行に折曲
    して前記第1のブラケットの溝部(8)(9)に嵌合す
    る嵌合片(21)(22)と、該嵌合片(21)(2
    2)の下部相互を連結するとともに、その上面を前記第
    1のブラケット(2)のストッパ(14)が当接するス
    トッパ面(23a)にした下部連結板(23)と、該下
    部連結板(23)の中央部において上方へ立ち上がった
    弾性片(24)と、該弾性片(24)の一部を略半球状
    に前面へ押し出して、前記第1の組付部材の係合部(1
    3)に押圧的に嵌合する突部(25)とからなり、か
    つ、前記各部を1枚の金属板で折曲、打ち抜き形成した
    第2のブラケット(15)と、 の2部材からなり、 更に、前記第2のブラケット(15)の両嵌合片(2
    1)(22)における対 向端面(21b)(22b)の
    対向間距離(L1)を、前記第1のブラケット(2)に
    おける両溝部(8)(9)に形成した突起部(10)
    (10)の頭部間距離(L2)より若干短く設定したこ
    とを 特徴とする支持ブラケット。
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