JP3714074B2 - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はキャニスタを用いた蒸発燃料処理装置に関し、とりわけキャニスタの配設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の蒸発燃料処理装置としては、燃料成分を吸着保持可能な活性炭等の吸着剤を備えたキャニスタを用いて、燃料タンク内で発生した蒸発燃料を該キャニスタに吸着させ、これを内燃機関作動時にその吸気系にパージガスとして供給することにより、蒸発燃料の大気放出を抑制するようにしたものが知られており、前記キャニスタは燃料系の部品であることからエンジンルーム内、車両の床下等に配設されるのが一般的であった。
【0003】
しかし、最近では、キャニスタの充填吸着剤の吸着性能は温度変化によって左右されることが分かってきたため、吸着性能の向上等を狙って、例えば、特開昭64−00347号公報に示されるように、キャニスタを燃料タンク内に配設した構造が知られている。
【0004】
これは、燃料タンクの上壁に開口部を設け、該開口部を塞ぐようにキャニスタを挿入配置したものである。
【0005】
具体的には、燃料タンク上壁に設けた開口部にキャニスタを挿入配置して、該キャニスタの上面部の縁部を燃料タンクの開口部周縁にボルト・ナット等で締結固定すると共に、該締結部分に樹脂製のパッキング等のシール部材を介装してシールするようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の構造では、キャニスタを燃料タンク内に配設してあっても、燃料タンクの上面部に設けた開口部にキャニスタを挿入配置して蓋部としてあるため、キャニスタ上面部が燃料タンクの上壁を兼ねている。即ち、キャニスタが外気ないしは燃料タンクの壁面と面接触している。
【0007】
そのため、キャニスタが、外気温や、燃料タンク近傍に配設される排気管、エンジンルームからの熱気等によって変化する燃料タンク外の周囲雰囲気温度の影響を受け、該キャニスタの充填吸着材の吸着性能が不安定となるおそれが残っている。
【0008】
また昨今、パッキング等のシール部材に加え、このようなキャニスタのケース体等を樹脂材で形成することが行われているが、最近では、燃料成分(HC−ハイドロカーボン、等)は、シール部材やキャニスタのケース体等を形成する樹脂材を微量ではあるが透過するおそれがあることも分かってきた。
【0009】
従って、前記従来の構造のように燃料タンクに設けた開口部にキャニスタを挿入配置して蓋部とした場合、これら燃料タンクの開口部に設けた樹脂製のパッキング等のシール部材やキャニスタのケース体等を燃料成分が透過してしまうと大気中に燃料成分が拡散することが考えられる。
【0010】
特に近年では環境等への配慮から大気中に蒸発燃料や燃料成分が拡散するのを極力抑制しようとする要求が高まってきている折から、このような燃料成分の大気拡散防止を一層向上させる必要がある。
【0011】
そこで、本発明は燃料成分の安定した吸着性能を確保すると共に、燃料成分が大気に拡散してしまうのを抑制することのできる蒸発燃料処理装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明にあっては、内燃機関の燃料タンク内で発生した蒸発燃料を一時的に蓄えるためのキャニスタを、該燃料タンク内に配設した構造であって、前記キャニスタを、前記燃料タンクと別体に形成すると共に、ブラケット部材を介して燃料タンクの内壁面から離間配置し、前記ブラケット部材は、燃料タンク内壁との固定部と、キャニスタとの固定部との間に、脆弱部を備えることを特徴としている。
【0013】
請求項2の発明にあっては、内燃機関の燃料タンク内で発生した蒸発燃料を一時的に蓄えるためのキャニスタを、該燃料タンク内に配設した構造であって、前記キャニスタを、前記燃料タンクと別体に形成すると共に、ブラケット部材を介して燃料タンクの内壁面から離間配置し、前記燃料タンク内部に、キャニスタの水平方向の挙動を抑制するガイドブラケットを設けたことを特徴としている。
【0014】
請求項3の発明にあっては、内燃機関の燃料タンク内で発生した蒸発燃料を一時的に蓄えるためのキャニスタを、該燃料タンク内に配設した構造であって、前記キャニスタを、前記燃料タンクと別体に形成すると共に、ブラケット部材を介して燃料タンクの内壁面から離間配置し、前記燃料タンク内部に、前記キャニスタ下部を振動吸収可能に支持する弾性支持部材を設けたことを特徴としている。
【0015】
請求項4の発明にあっては、請求項1〜3に記載のブラケット部材とキャニスタとの固定部を、該キャニスタに設けた配管用のコネクタ近傍に設定したことを特徴としている。
【0016】
請求項5の発明にあっては、請求項1〜4に記載のブラケット部材と前記燃料タンクとの固定部を、該燃料タンクに設けた配管用のコネクタ近傍に設定したことを特徴としている。
【0017】
請求項6の発明にあっては、請求項1〜5に記載のキャニスタを、ブラケット部材を介して燃料タンク上部から吊下支持したことを特徴としている。
【0018】
請求項7の発明にあっては、請求項1〜6に記載のブラケット部材を弾性変形可能としたことを特徴としている。
【0020】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、キャニスタを、前記燃料タンクと別体に形成すると共に、ブラケット部材を介して燃料タンクの内壁面から離間して燃料タンク内に配置してあるため、キャニスタが燃料タンク外の周囲雰囲気温度の影響を受けにくく、より安定した燃料成分の吸着性能を確保することができる。
【0021】
さらに、このように、キャニスタのケース体を完全に燃料タンク内に配置してあるため、ケース体を樹脂材で形成した場合、該ケース体を燃料成分が透過してもさほど問題となることはない上、キャニスタと燃料タンクとの取付部分から燃料成分が燃料タンクの外へ透過してしまうことがなく、大気中に燃料成分が拡散するのを抑制することができる。また、前記ブラケット部材は、燃料タンク内壁との固定部と、キャニスタとの固定部との間に脆弱部を備えているため、車両の衝突時など、過大な入力があった場合、該脆弱部で破断して、ブラケット部材と燃料タンクとの固定部への荷重集中を回避することができ、燃料タンクの保護を徹底することができる。
【0022】
請求項2に記載の発明によれば、前記燃料タンク内部に、キャニスタの水平方向の挙動を抑制するガイドブラケットを設けてあるため、該ガイドブラケットにより車体振動や走行慣性によるキャニスタの水平方向の荷重移動を抑制し、該キャニスタを安定して支持することができる。
【0023】
請求項3に記載の発明によれば、前記燃料タンク内部に、前記キャニスタ下部を振動吸収可能に支持する弾性支持部材を設けてあるため、車体振動等によるキャニスタの上下方向の揺動を吸収し、前記ブラケット部材へかかる荷重を低減することができる。
【0025】
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の効果に加えて、前記ブラケット部材とキャニスタとの固定部を、該キャニスタに設けた配管用のコネクタ近傍に設定してあるため、車体振動や走行慣性により、キャニスタがこのブラケット部材とキャニスタとの固定部を支点として揺動しても、該コネクタにかかるモーメントを極力小さく抑えることができるので、コネクタと配管との接続性を有利に確保することができる。
【0027】
請求項5に記載の発明によれば、請求項1〜4の効果に加えて、前記ブラケット部材と前記燃料タンクとの固定部を、該燃料タンクに設けた配管用のコネクタ近傍に設定してあるため、キャニスタから延びる配管の長さを短くすることができ、これら配管による占有スペースを少なくしてスペース効率やレイアウト性を有利に得ることができる。しかも、このように配管の長さを短くすることができることにより、配管を樹脂材で形成した場合、配管への燃料成分の透過量を抑えることができ、ひいては、大気中に蒸発燃料及び燃料成分が拡散する放出するのを抑制することができる。
【0028】
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5の効果に加えて、前記キャニスタを、ブラケット部材を介して燃料タンク上部から吊下支持としてあるため、燃料タンクに設けた配管用のコネクタは一般的に燃料タンク上部に形成してあるので、キャニスタから延びる配管の長さを短くすることができ、スペース効率やレイアウト性を有利に得ることができる。しかも、このように配管の長さを短くすることができることにより、配管を樹脂材で形成した場合、配管への燃料成分の透過量を抑えることができる。
【0029】
請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6の効果に加えて、前記ブラケット部材を弾性変形可能にしてあるため、該ブラケット部材により車体振動や走行慣性によるキャニスタの荷重移動を吸収することができるので、該ブラケット部材と燃料タンクとの固定部に荷重が集中するのを回避することができ、燃料タンクを保護することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面と共に詳述する。
【0032】
図1は、本発明の蒸発燃料処理装置を適用した自動車の燃料タンクの一実施形態を示しており、燃料タンク1内にキャニスタ2を配置して、前記燃料タンク1内で発生した蒸発燃料等の燃料成分(HC−ハイドロカーボン、等)を吸着保持し、一時的に貯留可能としたものである。
【0033】
前記燃料タンク1はアッパシェル1Aとロアシェル1Bとからなり、これらの周縁フランジ部1a,1bを接合して形成してある。
【0034】
2は、前記燃料タンク1内で発生した蒸発燃料を、その中に収容した吸着剤によって一時的に貯留可能としたキャニスタである。
【0035】
なお、本実施形態に用いられたキャニスタ2はUターンフロー式などのいわゆるボトムクローズタイプのキャニスタで、その上面2aには、制御弁6を介して燃料タンク1内と連通するエバポ通路10を接続するエバポコネクタ7、燃料成分を図外の内燃機関の吸気系に導くパージ通路11を接続するパージコネクタ8、及び大気と連通するドレーン通路12を接続するドレーンコネクタ9等、配管用のコネクタが設けられている。
【0036】
このキャニスタ2のケース体2Aは、前記燃料タンク1とは別体に樹脂等により形成され、前記燃料タンク1内にブラケット部材3を介して、前記燃料タンク1の内壁から離間して配置、固定してある。
【0037】
特に本実施形態では、前記ブラケット部材3は、その上部3aを燃料タンク1の上部内壁に溶接S1,S1等で固定して、該燃料タンク1の上部内壁からキャニスタ2を吊下支持している。特にこの上部3aは、該燃料タンク1内に配置されるキャニスタ2から該燃料タンク1の外に向けて配設されるパージ通路11,ドレーン通路12の取出口である配管用のコネクタ13,14の近傍に固定されている。
【0038】
一方、前記ブラケット部材3の下端と前記キャニスタ2とは、該キャニスタ2に配設される配管用のコネクタ、図中では前記エバポコネクタ7,パージコネクタ8,ドレーンコネクタ9の近傍で固定するようにしてあり、具体的には、前記ブラケット部材3の下部3b,3bをリベット15,15によりキャニスタ2の上部側面に固定してある。
【0039】
16は、前記ブラケット部材3の一部湾曲した湾曲部を示している。
【0040】
この湾曲部16,16は、ブラケット部材3の他の一般部に比べて、キャニスタ2の支持に影響を与えない範囲で板厚を薄く設定してあり、その湾曲形状と共に車体振動や走行慣性によるキャニスタの荷重移動を吸収する弾性変形部としての機能と、車両の衝突時など、過大な入力があった場合には破断可能な脆弱部としての機能を有している。
【0041】
尚、ブラケット部材3は湾曲部のみを設けて弾性変形部及び脆弱部としても良く、また、板厚の薄肉化のみによって弾性変形部及び脆弱部を形成しても良い。
【0042】
以上の実施形態の構造によれば、前記キャニスタ2を前記燃料タンク1と別体に形成すると共に、ブラケット部材3を介してキャニスタ2の外壁と燃料タンク1の内壁とを離間して配置、固定してあるため、キャニスタ2が燃料タンク1外の周囲雰囲気温度の影響を受けにくく、より安定した燃料成分の吸着性能を確保することができる。
【0043】
さらに、本実施形態のようにキャニスタ2のケース体2Aを樹脂材で形成してあっても、キャニスタ2を完全に燃料タンク1内に配置してあるため、該ケース体2Aを燃料成分が透過してもさほど問題となることはない上、従来のようにキャニスタ2と燃料タンク1との取付部分に設けられたシール等から燃料成分が燃料タンク1の外へ透過してしまうことがなく、大気中に燃料成分が拡散するのを抑制することができる。
【0044】
また、このような構造とすることにより、必ずしもシール部材やキャニスタのケース体等を形成する樹脂素材を耐燃料透過性、耐燃料浸透性を有する素材で形成する必要がなくなるため、コスト増を抑えることができる。
【0045】
特に本実施形態では、以上の効果に加えて、前記ブラケット部材3と前記キャニスタ2との固定部(本実施形態ではブラケット3の下部3b)を、キャニスタ2の上面2aに設けた配管用のコネクタであるエバポコネクタ7,パージコネクタ8,ドレーンコネクタ9の近傍に設定してあるため、車体振動や走行慣性により、キャニスタ2がブラケット部材3とキャニスタ2との固定部を支点として揺動しても、これら配管用のエバポコネクタ7,パージコネクタ8,ドレーンコネクタ9にかかるモーメントを極力小さく抑えることができるので、エバポ通路10,パージ通路11,ドレーン通路12の接続性を有利に確保することができる。
【0046】
また、前記ブラケット部材3と前記燃料タンク1との固定部(本実施形態ではブラケット3の上部3a)を、該燃料タンク1に設けた配管用のコネクタ13,14の近傍に設定してあるため、キャニスタ2から延びる配管であるパージ通路11やドレーン通路12の長さを短くすることができ、これらパージ通路11やドレーン通路12による占有スペースを少なくしてスペース効率やレイアウト性を有利に得ることができる。
【0047】
しかも、このように配管長さを短くすることができることにより、パージ通路11やドレーン通路12を樹脂材で形成した場合、配管部分での燃料成分の透過量を抑えることができ、ひいては、大気中に蒸発燃料及び燃料成分が拡散放出するのを抑制することができる。
【0048】
さらに、この実施形態では前記キャニスタ2をブラケット部材3を介して燃料タンク1の上部内壁から吊下支持としてあるため、前述のコネクタ13,14は一般的に燃料タンク上部に形成してあるので、キャニスタ2から延びる配管長さを短くすることができ、スペース効率やレイアウト性をさらに有利に得ることができる。
【0049】
加えてこの実施形態では、前記ブラケット部材3の燃料タンク1の上部内壁との固定部(3a)と、キャニスタ2との固定部(3b)との間に、車体振動や走行慣性によるキャニスタの荷重移動を吸収する弾性変形部として機能すると共に、車両の衝突時など、過大な入力があった場合には破断可能な脆弱部として機能する湾曲部16を形成してあるため、該湾曲部16により車体振動や走行慣性によるキャニスタ2の荷重移動を吸収し、該ブラケット部材3と燃料タンク1との固定部に荷重が集中するのを回避すると共に、車両の衝突時など過大な入力があった場合には、該湾曲部16で破断して、ブラケット部材3と燃料タンク1との固定部への荷重集中を回避するので、燃料タンク1を徹底して保護することができる。
【0050】
図2は、本発明の第2実施形態を示すもので、この実施形態にあっては、前記第1実施形態のキャニスタ2に、該キャニスタ2の水平方向の挙動を抑制するガイドブラケット4および前記キャニスタ2の下部を振動吸収可能に支持する弾性支持部材17を設けた例を示している。
【0051】
4は、燃料タンク1内に設けたガイドブラケットを示しており、該ガイドブラケット4は、その下面部を燃料タンク1のロアシェル1Bの下部内壁に溶接S2,S2等で固定してある。
【0052】
また、この実施形態ではガイドブラケット4は、上部が開口したカップ状になっており、しかも、その上部開口縁部4aを、受け口状に広がった形状に形成して、組立作業時にキャニスタ2の下部2bが該ガイドブラケット4に挿入しやすいようになっている。
【0053】
17は、前記キャニスタ2の下部、特にこの実施形態では底面部2bを振動吸収可能に支持する弾性支持部材としてのコイルスプリングを示している。
【0054】
この実施形態では図2に示すように、該コイルスプリング17は、前記ガイドブラケット4に収容されて、該ガイドブラケット4の下面部を介して燃料タンク1の下部内壁に支持されている。
【0055】
従って、この第2実施形態の構造によれば、前記第1実施形態の効果に加えて、前記燃料タンク1の内部に、キャニスタ2の水平方向の挙動を抑制するガイドブラケット4を設けてあるため、該ガイドブラケット4により車体振動や走行慣性によるキャニスタ2の水平方向の荷重移動を抑制し、該キャニスタ2を安定して支持することができる。
【0056】
さらに、前記キャニスタ2の下部2bを振動吸収可能に支持するコイルスプリング17を設けてあるため、車体振動等によるキャニスタ2の上下方向の揺動を吸収し、前記ブラケット部材3へかかる荷重を低減することができる。
【0057】
なお、この実施形態では、弾性支持部材としてコイルスプリング17を用いた例を示しているが、これに限るものではなく、弾性樹脂部材など所要の条件を満たすものであれば、他のもので代用することができるのは言うまでもない。
【0058】
上記第1及び第2実施形態では、ブラケット部材3に他の部分とは板厚を薄くして設けた湾曲部16,16を、脆弱部及び弾性変形部として兼用した例を示したが、この他にも脆弱部としては、ブラケット部材3の所要位置に切欠部を設けたりしても良いことはもちろんである。
【0059】
また、湾曲部16の代わりに別途スプリングを設けたり、ブラケットそのものを弾性変形可能な素材で形成するなどしても良いことは言うまでもない。
【0060】
さらに、本実施形態では、いわゆるボトムクローズタイプのキャニスタ2を用いた例を示したが、他の方式のキャニスタを用いても何ら問題はなく、本発明の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における蒸発燃料処理装置の構成図。
【図2】本発明の第2実施形態における蒸発燃料処理装置の構成図。
【符号の説明】
1 燃料タンク
2 キャニスタ
3 ブラケット部材
3a ブラケット部材の上部(固定部)
3b ブラケット部材の下部(固定部)
4 ガイドブラケット
7 エバポコネクタ(配管用のコネクタ)
8 パージコネクタ(配管用のコネクタ)
9 ドレーンコネクタ(配管用のコネクタ)
10 エバポ通路(配管)
11 パージ通路(配管)
12 ドレーン通路(配管)
13,14 (配管用の)コネクタ
16 湾曲部(脆弱部)
17 スプリング部材(弾性支持部材)

Claims (7)

  1. 内燃機関の燃料タンク内で発生した蒸発燃料を一時的に蓄えるためのキャニスタを、該燃料タンク内に配設した構造であって、
    前記キャニスタを、前記燃料タンクと別体に形成すると共に、ブラケット部材を介して燃料タンクの内壁面から離間配置し
    前記ブラケット部材は、燃料タンク内壁との固定部と、キャニスタとの固定部との間に、脆弱部を備えることを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  2. 内燃機関の燃料タンク内で発生した蒸発燃料を一時的に蓄えるためのキャニスタを、該燃料タンク内に配設した構造であって、
    前記キャニスタを、前記燃料タンクと別体に形成すると共に、ブラケット部材を介して燃料タンクの内壁面から離間配置し、
    前記燃料タンク内部に、キャニスタの水平方向の挙動を抑制するガイドブラケットを設けたことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  3. 内燃機関の燃料タンク内で発生した蒸発燃料を一時的に蓄えるためのキャニスタを、該燃料タンク内に配設した構造であって、
    前記キャニスタを、前記燃料タンクと別体に形成すると共に、ブラケット部材を介して燃料タンクの内壁面から離間配置し、
    前記燃料タンク内部に、前記キャニスタ下部を振動吸収可能に支持する弾性支持部材を設けたことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  4. 前記ブラケット部材とキャニスタとの固定部を、該キャニスタに設けた配管用のコネクタ近傍に設定したことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の蒸発燃料処理装置。
  5. 前記ブラケット部材と前記燃料タンクとの固定部を、該燃料タンクに設けた配管用のコネクタ近傍に設定したことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の蒸発燃料処理装置。
  6. 前記キャニスタを、ブラケット部材を介して燃料タンク上部から吊下支持したことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一つに記載の蒸発燃料処理装置。
  7. 前記ブラケット部材を弾性変形可能としたことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか一つに記載の蒸発燃料処理装置。
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