JP6443638B2 - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents
蒸発燃料処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6443638B2 JP6443638B2 JP2016239257A JP2016239257A JP6443638B2 JP 6443638 B2 JP6443638 B2 JP 6443638B2 JP 2016239257 A JP2016239257 A JP 2016239257A JP 2016239257 A JP2016239257 A JP 2016239257A JP 6443638 B2 JP6443638 B2 JP 6443638B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- canister
- width direction
- vehicle width
- failure diagnosis
- disposed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
Description
図1〜図3に示すように、蒸発燃料処理装置1は車両後部に搭載されている。フロアパネルAの下側に、メインキャニスタ2と燃料タンク3が配設され、燃料タンク3とメインキャニスタ2のタンクポート2aを接続するタンク通路4が接続されている。
燃料タンク3は合成樹脂製の密閉容器であり、給油口18から給油通路19を介して供給される燃料を貯留する。貯留された燃料は、図示を省略するがエンジンに供給されてシリンダ内で燃焼され、動力を発生させる。貯留された燃料が蒸発して燃料タンク3内の圧力が所定の圧力を超えると、蒸発燃料がタンク通路4をメインキャニスタ2に向かって流れるように構成されている。
メインキャニスタ2の内部には図示を省略するが内部通路が形成されている。内部通路には燃料タンク3内で発生した蒸発燃料の吸着・脱離を行うために、例えばペレット状の活性炭からなる吸着材が収容されている。内部通路の一端側にはタンクポート2aとパージポート2bが設けられ、内部通路の他端側にはサブキャニスタ10と接続する連通ポート2cが設けられている。尚、本実施例のメインキャニスタ2の内部通路は、メインキャニスタ2前端部のタンクポート2aとパージポート2bから後方に延びると共に、メインキャニスタ2後端部で折り返してメインキャニスタ2前端部の連通ポート2cまで延びる平面視略U字状に形成されているが、内部通路は直線状又は2回以上折り返す形状であってもよい。
タイヤハウスBは、右後輪の車幅方向外側と下側部分を除いてタイヤTを覆う側面視アーチ状のタイヤ収容部である。このタイヤハウスBは、上部が側面視アーチ状に形成された車幅方向内側のインナー部材21と、このインナー部材21上部の車幅方向外側に連結されたアーチ状のフェンダー部材22により構成され、車幅方向にもアーチ状に形成されている。このタイヤハウスBをタイヤTから遮蔽するように仕切る合成樹脂製のアーチ状のフェンダーライナー23の上部側に、タイヤハウス外縁部B1が形成されている。図2は、フェンダー部材22を省略してタイヤハウス外縁部B1内部を示している。図3は、タイヤTとフェンダーライナー23を省略してタイヤハウス外縁部B1内部を示している。
サブキャニスタ10はメインキャニスタ2と同様に、燃料タンク3内で発生した蒸発燃料の吸着・脱離を行う吸着材を収容する内部通路(図示略)を備えている。内部通路の一端側に連通ポート10aが設けられ、他端側には大気ポート10bが設けられている。連通ポート10aにキャニスタ間通路6が接続されてメインキャニスタ2と連通し、大気ポート10bに大気通路14が接続されてフィルタケース13と連通する。
図3、図4に示すように、フィルタケース13はサブキャニスタ10より車幅方向外側に配設され、フィルタケース13の上部がサブキャニスタ10よりも高い位置になるように、ブラケット16,17を介してサブキャニスタ10に連結されている。大気通路14を構成する接続管14bはフィルタケース13の車幅方向外側部に接続され、フィルタケース13の車幅方向内側部には大気導入口11が設けられている。フィルタケース13の車幅方向内側部に形成された大気導入口11は、ブラケット17により大気導入口11の一部が車幅方向内側から遮蔽されている。
故障診断装置15は、蒸発燃料処理装置内を減圧して検知される圧力により、蒸発燃料が漏れる箇所があることを診断する装置である。図2、図3に示すように、故障診断装置15は、ブラケット16,17を介してサブキャニスタ10に連結され、フィルタケース13の大気導入口11及びサブキャニスタ10よりも高い位置に配設されている。フィルタケース13は、その上部が故障診断装置15の下部と重なる高さ位置に配設されている。また、故障診断装置15は、フィルタケース13よりも車幅方向内側に配設されると共に、サブキャニスタ10の車幅方向内側部よりも車幅方向外側に配設されている。従って、故障診断装置15は、タイヤハウス外縁部B1の形状に合わせて最も高い位置に配設されている。
車両のタイヤハウス外縁部B1に、サブキャニスタ10と、大気導入口11を有するフィルタケース13と、故障診断装置15が配設されている。タイヤハウス外縁部B1は車両のフロアパネルAより高い位置にあり、フェンダーライナー23等により囲われるので、タイヤハウス外縁部B1には水が浸入し難い。従って、大気導入口11を被水し難くすることができる。
[1]サブキャニスタ10とフィルタケース13と故障診断装置15を、左後輪又は左右の前輪のタイヤハウス外縁部に配設してもよい。
[2]サブキャニスタ10は、インナー部材21の前部側壁部に配設してもよい。
[3]その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施形態に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
2 メインキャニスタ
10 サブキャニスタ
11 大気導入口
13 フィルタケース
14a 接続管
15 故障診断装置
16,17 ブラケット
21 インナー部材
22 フェンダー部材
23 フェンダーライナー
A フロアパネル
B タイヤハウス
B1 タイヤハウス外縁部
Claims (6)
- 車両に搭載された蒸発燃料処理装置において、
前記車両のタイヤハウス外縁部に、燃料タンク内で発生した蒸発燃料の吸着・脱離を行うキャニスタと、このキャニスタに大気を導入するための大気導入口を有し且つ導入される大気を浄化するためのフィルタを収容したフィルタケースと、前記蒸発燃料処理装置の故障を診断する故障診断装置が配設され、
前記フィルタケースは、前記キャニスタより車幅方向外側に配設され、
前記大気導入口は、前記フィルタケースの上下方向中段部の車幅方向内側部に形成されると共に、前記車幅方向内側部に下方に開放状に形成された空間に連通し、
前記故障診断装置は、前記フィルタケースの前記大気導入口よりも高い位置に配設されたことを特徴とする蒸発燃料処理装置。 - 前記故障診断装置は、前記キャニスタよりも高い位置に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の蒸発燃料処理装置。
- 前記故障診断装置は、前記フィルタケースよりも車幅方向内側に配設されると共に、前記キャニスタの車幅方向内側部よりも車幅方向外側に配設されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の蒸発燃料処理装置。
- 前記フィルタケースは、その上部が前記故障診断装置の下部と重なる高さ位置に配設されたことを特徴とする請求項3に記載の蒸発燃料処理装置。
- 前記キャニスタの車幅方向内側に、前記故障診断装置に接続される接続管が配設され、
前記接続管は前記キャニスタの車幅方向内側部の下部に車幅方向内側に張り出すように形成された張出部に接続されたことを特徴とする請求項3又は4に記載の蒸発燃料処理装置。 - 燃料タンク内で発生した蒸発燃料の吸着・脱離を行うメインキャニスタが車両のフロアパネル下側に配設され、
前記メインキャニスタは、その内部通路が水平方向に延びる姿勢に配設され、
前記キャニスタは、その内部通路が上下方向に延びる姿勢に配設されたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の蒸発燃料処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016239257A JP6443638B2 (ja) | 2016-12-09 | 2016-12-09 | 蒸発燃料処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016239257A JP6443638B2 (ja) | 2016-12-09 | 2016-12-09 | 蒸発燃料処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018096226A JP2018096226A (ja) | 2018-06-21 |
JP6443638B2 true JP6443638B2 (ja) | 2018-12-26 |
Family
ID=62631814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016239257A Active JP6443638B2 (ja) | 2016-12-09 | 2016-12-09 | 蒸発燃料処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6443638B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7107031B2 (ja) * | 2018-06-29 | 2022-07-27 | スズキ株式会社 | キャニスタの保護構造 |
JP7255730B2 (ja) * | 2018-06-29 | 2023-04-11 | スズキ株式会社 | キャニスタの保護構造 |
JP7255729B2 (ja) * | 2018-06-29 | 2023-04-11 | スズキ株式会社 | キャニスタの保護構造 |
JP7192716B2 (ja) * | 2019-08-29 | 2022-12-20 | トヨタ自動車株式会社 | 蒸発燃料処理装置 |
CN113431715A (zh) * | 2021-06-25 | 2021-09-24 | 江西昌河汽车有限责任公司 | 一种汽车油箱积液盒 |
CN113565653B (zh) * | 2021-08-09 | 2022-12-09 | 安徽江淮汽车集团股份有限公司 | 燃油通气系统 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08246966A (ja) * | 1995-03-06 | 1996-09-24 | Mitsubishi Motors Corp | 燃料蒸発ガス排出抑止装置 |
JP5045425B2 (ja) * | 2007-12-25 | 2012-10-10 | マツダ株式会社 | キャニスタ構造 |
DE102009009805A1 (de) * | 2009-02-20 | 2010-08-26 | Mahle International Gmbh | Filtereinrichtung zur Kohlenwasserstoffadsorption |
-
2016
- 2016-12-09 JP JP2016239257A patent/JP6443638B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018096226A (ja) | 2018-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6443638B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP4542516B2 (ja) | キャニスタのドレンパイプ | |
JP6597789B2 (ja) | キャニスタ | |
JP5977626B2 (ja) | 鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造 | |
US10174721B2 (en) | Canister | |
JP5970491B2 (ja) | 鞍乗り型車両のキャニスタ配置構造 | |
JP2006328985A (ja) | 汎用エンジン用燃料タンクの蒸発燃料処理装置 | |
JP5450213B2 (ja) | キャニスタ | |
JP6347422B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP5816564B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP4897429B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
CN104781538A (zh) | 包括液体分离器的碳罐 | |
US9249762B2 (en) | Evaporated fuel treatment apparatus | |
JP5545731B2 (ja) | ダストフィルタ | |
JP7473874B2 (ja) | 車両のキャニスタ装置 | |
JP7192716B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JPH08246966A (ja) | 燃料蒸発ガス排出抑止装置 | |
JP2012237281A (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP2021008868A (ja) | 蒸発燃料処理装置のキャニスタ | |
CN206144681U (zh) | 车辆的燃油蒸汽回收装置、车辆燃油系统 | |
JP6348057B2 (ja) | 蒸発燃料処理装置 | |
JP2003184662A (ja) | 蒸発燃料排出抑制装置 | |
JP2010180769A (ja) | 燃料蒸発ガス排出抑止装置 | |
JP5903115B2 (ja) | 鞍乗型車両の蒸発燃料処理装置 | |
JP2018204438A (ja) | 蒸発燃料処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180425 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180704 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180823 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181031 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181113 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6443638 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |