JP6237169B2 - 車両用キャニスタの取付け構造 - Google Patents

車両用キャニスタの取付け構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6237169B2
JP6237169B2 JP2013249323A JP2013249323A JP6237169B2 JP 6237169 B2 JP6237169 B2 JP 6237169B2 JP 2013249323 A JP2013249323 A JP 2013249323A JP 2013249323 A JP2013249323 A JP 2013249323A JP 6237169 B2 JP6237169 B2 JP 6237169B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
canister
bracket
mounting structure
vehicle
plate portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013249323A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015105641A (ja
Inventor
修平 東
修平 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Co Ltd filed Critical Suzuki Motor Co Ltd
Priority to JP2013249323A priority Critical patent/JP6237169B2/ja
Priority to DE102014224252.5A priority patent/DE102014224252B4/de
Priority to CN201410717870.0A priority patent/CN104670003B/zh
Publication of JP2015105641A publication Critical patent/JP2015105641A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6237169B2 publication Critical patent/JP6237169B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/035Fuel tanks characterised by venting means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/035Fuel tanks characterised by venting means
    • B60K15/03504Fuel tanks characterised by venting means adapted to avoid loss of fuel or fuel vapour, e.g. with vapour recovery systems
    • B60K2015/03514Fuel tanks characterised by venting means adapted to avoid loss of fuel or fuel vapour, e.g. with vapour recovery systems with vapor recovery means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K15/00Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
    • B60K15/03Fuel tanks
    • B60K15/035Fuel tanks characterised by venting means
    • B60K2015/03542Mounting of the venting means

Description

本発明は、車両用キャニスタの取付け構造に関し、特に、蒸発燃料を吸着するための車両用キャニスタの取付け構造に関する。
自動車等の車両には燃料タンクから大気中に漏出する蒸発燃料を吸着して、燃料に含まれる炭化水素(HC)等が大気に放出されることを防止するためのキャニスタが設けられており、このキャニスタは、例えば、エンジンルーム内において内燃機関の近傍のダッシュパネル等にブラケットを介して取付けられている。
従来のこの種の車両用キャニスタの取付け構造としては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。この車両用キャニスタの取付け構造は、本体ケースの外周部に取付けられる第1のブラケットの両縦枠に、外側が開口する断面方形の溝部が上下に貫通して形成されており、溝部の底面には複数の突起部が形成され、下枠部にはへこみ部が形成されている。
車体に取付けられる第2のブラケットには第1のブラケットの溝部に嵌入する嵌合片が形成されており、第2のブラケットの下端に設けられた弾性片にはへこみ部に弾圧的に嵌合する突部が設けられている。また、第1のブラケットには第1のブラケットが第2のブラケットの所定位置に嵌合したときに、第1のブラケットの下端に形成されたストッパーが当接する係止面が形成されている。
この車両用キャニスタの取付け構造は、キャニスタを第2のブラケットに組付けるに際して、第1のブラケットの溝部と第2のブラケットの案内部とを嵌合してスライドさせ、正規な組付完了位置に達したときに、突部とへこみ部とが係合することで、第1のブラケットと第2のブラケットとが外れることを防止することができる。
特開平9−79230号公報
しかしながら、このような従来の車両用キャニスタの取付け構造にあっては、ブラケットの裏面にエンジンルーム内の空気を積極的に流動させる空間部が形成されていないため、内燃機関の一時停止中や一時停止後の始動時等において、キャニスタの外周面をエンジンルーム内の熱気で囲むようにしてキャニスタを熱気で十分に加熱することができない。
このため、キャニスタに内蔵された活性炭等の吸着材をエンジンルーム内の熱気で十分に加熱することができず、吸着材から蒸発燃料を効率よく離脱させることが困難となる。
また、従来の車両用キャニスタの取付け構造にあっては、突部とへこみ部とが係合することで、第1のブラケットと第2のブラケットとが外れることを防止する構造となっているため、キャニスタに外力が作用してエンジンルーム内の車載部品がキャニスタに接触した場合に、キャニスタと車載部品が強く干渉してキャニスタが損傷してしまうおそれがある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、蒸発燃料の離脱効率を向上させることができるとともに、キャニスタが外力を受けた場合にキャニスタを保護することができる車両用キャニスタの取付け構造を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様は、車両のエンジンルームの後方に設置されるダッシュパネルにブラケットを介して取付けられ、燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着する吸着材を有する車両用キャニスタの取付け構造であって、キャニスタの外周部に、ブラケットに係合する係合部が設けられ、ブラケットは、少なくとも上下方向中央部がエンジンルーム側に膨出するように湾曲され、ダッシュパネルとの間にエンジンルーム内の空気が流動可能な空間部が形成されるプレート部と、プレート部の幅方向両端部からエンジンルーム側に突出し、突出方向先端部が互いに近づくように傾斜して係合部に係合する複数の突出爪部と、複数の突出爪部の突出方向先端部に対向するプレート部の部位に形成され、プレート部の上下方向に延在する一対の開口部と、空間部に対向するプレート部の一方の面と反対側のプレート部の他方の面に形成され、係合部に対して上下方向で当接してキャニスタがプレート部に対して下方に移動することを規制する下部ストッパー部とを有し、一対の開口部は、下部ストッパー部を幅方向両側から挟み込むように形成され、一対の開口部の間のプレート部の幅方向長さは、一対の開口部の上端から下端に向かって短くなるものから構成されている。

このように本発明によれば、吸着材を熱気によって加熱して吸着材から蒸発燃料の離脱を促進させることができ、内燃機関の一時停止中や一時停止後の始動時等において蒸発燃料の離脱性を高めることができる。また、車両に外力が作用してキャニスタよりも前方に配置される車載部品がキャニスタに接触した場合に、プレート部の膨出部位に応力を集中させてプレート部を空間部側に変形させることができ、キャニスタをブラケットから離脱させ易くして、キャニスタを保護することができる。
したがって、吸着材を熱気によって加熱して吸着材から蒸発燃料の離脱を促進させることができ、内燃機関の一時停止中や一時停止後の始動時等において蒸発燃料の離脱性を高めることができる。
また、車両に外力が作用してキャニスタよりも前方に配置される車載部品がキャニスタに接触した場合に、プレート部の膨出部位に応力を集中させてプレート部を空間部側に変形させることができ、キャニスタをブラケットから離脱させ易くして、キャニスタを保護することができる。
図1は、本発明の車両用キャニスタの取付け構造の一実施形態を示す図であり、キャニスタが取付けられた車両前部の平面図である。 図2は、本発明の車両用キャニスタの取付け構造の一実施形態を示す図であり、キャニスタが取付けられた車両前部の側面図である。 図3は、本発明の車両用キャニスタの取付け構造の一実施形態を示す図であり、図1のV1−V1方向から見たエンジンの要部構成図およびキャニスタの正面図である。 図4は、本発明の車両用キャニスタの取付け構造の一実施形態を示す図であり、キャニスタおよびブラケットの側面図である。 図5は、本発明の車両用キャニスタの取付け構造の一実施形態を示す図であり、図3のV2−V2方向矢視断面図である。 図6は、本発明の車両用キャニスタの取付け構造の一実施形態を示す図であり、キャニスタおよびブラケットを車両の後方から見た図である。 図7は、本発明の車両用キャニスタの取付け構造の一実施形態を示す図であり、キャニスタとブラケットの分解図である。 図8は、本発明の車両用キャニスタの取付け構造の一実施形態を示す図であり、ブラケットの正面図である。 図9は、本発明の車両用キャニスタの取付け構造の一実施形態を示す図であり、変形後ブラケットを示す図であり、図3のV2−V2方向矢視断面図に相当する。 図10は、本発明の車両用キャニスタの取付け構造の一実施形態を示す図であり、変形後のブラケットの正面図である。 図11は、本発明の車両用キャニスタの取付け構造の一実施形態を示す図であり、他の形状を有するブラケットの構成図である。
以下、本発明に係る車両用キャニスタの取付け構造の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図11は、本発明に係る一実施形態の車両用キャニスタの取付け構造を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1、図2において、車両1は、仮想線で示す車体2を備えている。車体2の前方には内燃機関としてのエンジン3が収容されるエンジンルーム4が形成されており、このエンジンルーム4と搭乗者が搭乗する車室5とはダッシュパネル6によって仕切られている。すなわち、ダッシュパネル6は、エンジンルーム4の後方に設置されている。
エンジン3は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等から構成されており、車両1の左方に仮想線で示す変速機7が取付けられている。エンジン3の後方には車載部品としての吸気マニホールド8が接続されており(図3参照)、エンジン3には図示しない吸気管から導入される外気が吸気マニホールド8を介して図示しない複数の気筒に導入される。
ダッシュパネル6にはブラケット9を介してキャニスタ10が取付けられている(図4、図5参照)。キャニスタ10は、図示しない燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着して、蒸発燃料が大気に放出されることを防止する機能を有するものであり、キャニスタ10の本体ケース10Aの内部には蒸発燃料を吸着するための活性炭等の図示しない吸着材が内蔵されている。
キャニスタ10にはベーパ配管11の一端部が接続されており、このベーパ配管11の他端部は、燃料タンクに接続されている。このベーパ配管11は、燃料タンク内で蒸発された燃料であるベーパをキャニスタ10に導入するようになっており、ベーパ配管11を通してキャニスタ10に導入されたベーパは、吸着材に吸着される。
キャニスタ10の本体ケース10Aには大気配管12の一端部が接続されており、大気配管12の他端部は、大気に開放され、本体ケース10Aには大気配管12を通して大気が導入される。
本体ケース10Aにはパージ配管13の一端部が接続されており、パージ配管13の他端部は、吸気マニホールド8に接続されている。また、パージ配管13には図示しないパージバルブが設けられており、パージバルブが開放されると、吸気管を通して吸気マニホールド8内に発生する吸入負圧によって大気配管12からキャニスタ10に導入された大気とベーパとの混合ガス、所謂、パージガスが吸気マニホールド8に導入される。
図6〜図8において、ブラケット9は、プレート部14と、上側締結部としての締結部15と、下側締結部および第1の下側締結部としての締結部16と、締結部および第2の下側締結部としての締結部17とを含んで構成されている。
締結部15は、ブラケット9の上部を構成しており、プレート部14の上部に連続している。締結部16、17は、ブラケット9の下部を構成しており、プレート部14の下部に連続している。また、締結部16は、ブラケット9の幅方向一端部(車両1の右端部)に形成されており、締結部17は、ブラケット9の幅方向他端部(車両1の左端部)に形成されている。
これら締結部15〜17にはボルト30が挿通されるようになっており(図8、図10参照)、締結部15〜17がボルト30によってダッシュパネル6に取付けられることにより、ブラケット9がダッシュパネル6に取付けられる。なお、本実施形態のブラケット9は、締結部15〜17を除いたブラケット9の部位がプレート部14を構成する。
図4、図5において、プレート部14は、上下方向中央部がエンジンルーム4側に膨出するように湾曲するベース部19と、ベース部19の上部に連続し、ベース部19の上部からダッシュパネル6に向かって斜め上方(車両1の後方斜め上方)に湾曲する上側湾曲部20と、ベース部19の下部からダッシュパネル6に向かって斜め下方に(車両1の後方斜め下方)湾曲する下側湾曲部21とを含んで構成されている。すなわち、プレート部14は、アーチ状に形成されている。
プレート部14とダッシュパネル6との間にはエンジンルーム4内の空気が流動可能な空間部18が形成されており、キャニスタ10は、空間部18に対向するプレート部14の一方の面14aと反対側のプレート部14の他方の面14bに取付けられている。
図6〜図8において、ベース部19の上方には上部ストッパー部24が形成されているとともに、ベース部19の下方には下部ストッパー部25が形成されており、下部ストッパー部25は、ベース部19と下側湾曲部21との境界に形成されている。
プレート部14のベース部19の幅方向両端部には複数の突出爪部22A、22B、23A、23Bが形成されている。突出爪部22A、22Bは、プレート部14からエンジンルーム4側に突出し、突出方向先端部22a、22bが互いに近づくように傾斜している。
また、突出爪部23A、23Bは、突出爪部22A、22Bの下方に設けられており、突出爪部23A、23Bは、プレート部14からエンジンルーム4側に突出し、突出方向先端部22a、22bが互いに近づくように傾斜している。
プレート部14の他方の面14bに対向するキャニスタ10の本体ケース10Aには係合部としての係合突起26、27が上下方向に離隔して設けられており、この係合突起26、27は、突出爪部22A、22B、23A、23Bの間に位置している。
係合突起26は、ベース部19の突出爪部22A、22Bに挟まれるようにして突出爪部22A、22Bに係合されるようになっており、係合突起27は、ベース部19の突出爪部23A、23Bに挟まれるようにして突出爪部23A、23Bに係合される。このため、キャニスタ10がブラケット9に固定され、ブラケット9を介してダッシュパネル6に取付けられる。
また、係合突起26、27が突出爪部22A、22Bおよび突出爪部23A、23Bに係合されたときに、係合突起26の上面および係合突起27の下面がそれぞれ上部ストッパー部24および下部ストッパー部25に当接することにより、キャニスタ10がブラケット9に対して上下方向に抜け出ることを防止できる。
すなわち、上部ストッパー部24および下部ストッパー部25は、係合突起26、27に対して上下方向で当接してキャニスタ10がプレート部14に対して上方および下方に移動することを規制する。ここで、本実施形態のブラケット9において、締結部17は、締結部16よりも突出爪部23B寄りに配置されている。
図8において、突出爪部22A、22B、23A、23bの突出方向先端部22a、22b、23a、23bに対向するプレート部14の部位には一対の開口部28、29が形成されており、この開口部28、29は、プレート部14の上下方向に延在し、その延在方向長さは、係合突起26、27の上下方向長さよりも長く形成されている。
図7において、係合突起26、27は、プレート部14の他方の面14bから本体ケース10Aの外周面に向かって凹む凹部26a、27aを有しており、キャニスタ10がプレート部14に取付けられた状態において、凹部26a、27aの幅方向両端側が開口部28、29に対向している(図6参照)。
図8において、開口部28、29は、上部ストッパー部24および下部ストッパー部25を幅方向両側から挟み込むようにプレート部14に形成されており、開口部28、29の間のベース部19の幅方向長さは、開口部28、29の上端から下端に向かって短く形成されている。
次に、作用を説明する。
エンジンルーム4内には車両1の外部から取り入れられた空気(図1、図2の矢印で示す)が流れており、この空気は、エンジン3によって加熱されて熱気となる。
一方、キャニスタ10に内蔵された吸着材は、高温となると吸着材に吸着される蒸発燃料の離脱性能が向上することから、キャニスタ10を熱気によって効率よく温めることが好ましい。
本実施形態のキャニスタ10の取付け構造によれば、キャニスタ10をダッシュパネル6に取付けるためのブラケット9がプレート部14を有し、このプレート部14がエンジンルーム4側に膨出するように湾曲し、プレート部14とダッシュパネル6との間にエンジンルーム4内の空気が流動可能な空間部18が形成される。
このため、図6の実線の矢印Aで示すように、プレート部14とダッシュパネル6との間の空間部18に流動する熱気で本体ケース10Aの背面を温めることができ、エンジン3の一時停止中や一時停止後の始動時等にエンジンルーム4内で滞留する熱気を本体ケース10Aの円周方向外周面に流通させることができる。
したがって、吸着材を熱気によって加熱して吸着材から蒸発燃料の離脱を促進させることができ、エンジン3の一時停止中や一時停止後の始動時等において蒸発燃料の離脱性を高めることができる。
特に、本実施形態のブラケット9は、突出爪部22A、22B、23A、23Bの突出方向先端部22a、22b、23a、23bに対向するプレート部14の部位に、プレート部14の上下方向に延在する開口部28、29を形成し、開口部28、29の上下方向長さを係合突起26、27の上下方向長さよりも長く形成した。
このため、図6の破線の矢印Bで示すように、プレート部14とダッシュパネル6との間の空間部18に流動する熱気を、開口部28、29を通して本体ケース10Aの背面に吹きかけてキャニスタ10の背面を温めることができる。したがって、本体ケース10Aの円周方向外周面に熱気をより効果的に流通させて吸着材をより効果的に加熱することができる。
一方、車両1に外力が加わり、キャニスタ10の前方に位置する吸気マニホールド8等がキャニスタ10に接触する等してキャニスタ10に外力が加わると、キャニスタ10が潰れる等して損傷してしまうおそれがある。
本実施形態のブラケット9は、吸気マニホールド8等がキャニスタ10に接触した場合に、プレート部14の膨出部位に応力を集中させてプレート部14を空間部18側に変形させることができるので、キャニスタ10をブラケット9から離脱させ易くして、キャニスタ10を保護することができる。
特に、本実施形態のブラケット9によれば、突出爪部22A、22B、23A、23Bの突出方向先端部22a、22b、23a、23bに対向するプレート部14の部位に、プレート部14の上下方向に延在する開口部28、29を形成したので、開口部28、29を挟んでプレート部14の幅方向内側と幅方向外側とで剛性の差異を設けることができる。
このため、車両1に外力が作用して吸気マニホールド8等がキャニスタ10に接触した場合に、突出爪部22A、22B、23A、23Bが設けられた幅方向外側のプレート部14の部位に応力を集中させることができ、突出爪部22A、22B、23A、23Bに係合するキャニスタ10の係合突起26、27を突出爪部22A、22B、23A、23Bから離脱させることができる。したがって、キャニスタ10をプレート部14からより効果的に離脱させ易くして、キャニスタ10をより効果的に保護することができる。
また、本実施形態のブラケット9の係合突起26、27は、プレート部14の他方の面14bから本体ケース10Aの外周面に向かって凹む凹部26a、27aを有し、キャニスタ10がプレート部14に取付けられた状態において、凹部26a、26bの幅方向両端側が開口部28、29に対向するので、図6に示すように、プレート部14とダッシュパネル6との間の空間に流動する熱気を、開口部28、29を通して凹部26a、27a内に流すことができる。
このため、本体ケース10Aの背面に接触する熱気の量を増加させることができ、エンジン3の一時停止中や一時停止後の始動時等にエンジンルーム4内を加熱することができ、蒸発燃料の離脱性能をより効果的に向上させることができる。
また、本実施形態のブラケット9において、プレート部14のベース部19に、係合突起26、27に対して上下方向で当接してキャニスタ10がプレート部14に対して下方に移動することを規制する下部ストッパー部25が形成され、下部ストッパー部25がベース部19と下側湾曲部21との境界に形成されるので、下部ストッパー部25を有する分だけ下部ストッパー部25の周辺のプレート部14の部位の剛性を高めることができる。
このため、キャニスタ10に外力が加わった場合に下部ストッパー部25に応力を集中させることができ、ベース部19から下側湾曲部21を切断することができる(図9、図10参照、切断箇所を符号Cで示す)。したがって、係合突起27を下部ストッパー部25から離脱させることができ、図10の矢印で示す下方にキャニスタ10をブラケット9から離脱させ易くして、キャニスタ10を保護することができる。
また、本実施形態のブラケット9の開口部28、29が、下部ストッパー部25を幅方向両側から挟み込むように形成され、開口部28、29の間のベース部19の幅方向長さが、開口部28、29の上端から下端に向かって短く形成されるので、開口部28、29の下端側のベース部19の幅方向長さを開口部28、29の上端側のベース部19の幅方向長さより短くすることができる。
このため、キャニスタ10に外力が加わって下部ストッパー部25に応力が集中した場合に、ベース部19から下側湾曲部21をより効果的に切断することができる。したがって、係合突起27を下部ストッパー部25からより効果的に離脱させることができる。
また、本実施形態のブラケット9は、締結部16を締結部17よりも下方に突出させるとともに、締結部17を締結部16よりも突出爪部23B寄りに配置したので、ブラケット9の幅方向中心線に対して幅方向一方側と他方側とに強度差を設けることができる。
このため、キャニスタ10に外力が加わった場合に、締結部17の周辺に形成される突出爪部23Bに応力を集中させることができ、突出爪部23Bを切断することができる。
したがって、係合突起27を切断した突出爪部23Bから離脱させることができ、キャニスタ10をブラケット9からより効果的に離脱させ易くして、キャニスタ10をより効果的に保護することができる。
なお、本実施形態のキャニスタ10の取付け構造において、図11に示すように、開口部28、29の下端部に位置するベース部19の部位に、開口部28、29から下部ストッパー部25に向かって延在する切欠き31a、31bを形成してもよい。このようにすれば、キャニスタ10に外力が加わって下部ストッパー部25に応力が集中した場合に、下部ストッパー部25から切欠き部31a、31bに応力を伝達し易くでき、ベース部19から下側湾曲部21をより効果的に切断することができる。したがって、係合突起27を下部ストッパー部25からより効果的に離脱させることができる。
なお、本実施形態のブラケット9は、上下方向中央部がエンジンルーム4側に膨出するように湾曲するベース部19を有するプレート部14を備え、プレート部14がアーチ状に形成されているが、これに限定されるものではない。
例えば、プレート部の幅方向一端部および幅方向他端部がダッシュパネル6側に位置し、プレート部の幅方向中央部が幅方向一端部および幅方向他端部からエンジンルーム4側に膨出して湾曲する半円環形状に形成されてもよい。要は、ブラケット9が、少なくとも上下方向中央部がエンジンルーム4側に膨出するように湾曲するプレート部を有する構造であればよい。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1…車両、3…エンジン(内燃機関)、4…エンジンルーム、6…ダッシュパネル、9…ブラケット、10…キャニスタ、14…プレート部、14a…一方の面(プレート部の一方の面)、14b…他方の面(プレート部の他方の面)、15…締結部(上側締結部)、16…締結部(下側締結部,第1の下側締結部)、17…締結部(下側締結部,第2の下側締結部)、18…空間部、19…ベース部、20…上側湾曲部、21…下側湾曲部、22A,22B,23A,23B…突出爪部、22a,22b,23a,23b…突出方向先端部、25…下部ストッパー部、26,27…係合突起(係合部)、26a,27a…凹部、28,29…開口部

Claims (6)

  1. 車両のエンジンルームの後方に設置されるダッシュパネルにブラケットを介して取付けられ、燃料タンク内で発生した蒸発燃料を吸着する吸着材を有する車両用キャニスタの取付け構造であって、
    前記キャニスタの外周部に、前記ブラケットに係合する係合部が設けられ、
    前記ブラケットは、少なくとも上下方向中央部が前記エンジンルーム側に膨出するように湾曲され、前記ダッシュパネルとの間に前記エンジンルーム内の空気が流動可能な空間部が形成されるプレート部と、前記プレート部の幅方向両端部から前記エンジンルーム側に突出し、突出方向先端部が互いに近づくように傾斜して前記係合部に係合する複数の突出爪部と、前記複数の突出爪部の突出方向先端部に対向する前記プレート部の部位に形成され、前記プレート部の上下方向に延在する一対の開口部と、前記空間部に対向する前記プレート部の一方の面と反対側の前記プレート部の他方の面に形成され、前記係合部に対して上下方向で当接して前記キャニスタが前記プレート部に対して下方に移動することを規制する下部ストッパー部とを有し、
    前記一対の開口部は、前記下部ストッパー部を幅方向両側から挟み込むように形成され、前記一対の開口部の間の前記プレート部の幅方向長さは、前記一対の開口部の上端から下端に向かって短くなることを特徴とする車両用キャニスタの取付け構造。
  2. 前記一対の開口部の上下方向長さを前記係合部の上下方向長さよりも長くしたことを特徴とする請求項1に記載の車両用キャニスタの取付け構造。
  3. 前記係合部が、前記プレート部の他方の面から前記キャニスタの外周面に向かって凹む凹部を有し、前記キャニスタが前記プレート部に取付けられた状態において、少なくとも前記凹部の幅方向両端側が前記開口部に対向することを特徴とする請求項2に記載の車両用キャニスタの取付け構造。
  4. 前記プレート部は、前記複数の突出爪部が形成されるとともに、前記エンジンルーム側に膨出するように湾曲するベース部と、前記ベース部の上部に連続し、前記ベース部の上部から前記ダッシュパネルに向かって斜め上方に湾曲する上側湾曲部と、前記ベース部の下部から前記ダッシュパネルに向かって斜め下方に湾曲する下側湾曲部とを含んで構成され、
    記下部ストッパー部が前記ベース部と前記下側湾曲部との境界に形成されることを特徴とする請求項3に記載の車両用キャニスタの取付け構造。
  5. 前記一対の開口部の下端部に位置する前記ベース部の部位に、前記一対の開口部から前記下部ストッパーに向かって延在する切欠きが形成されることを特徴とする請求項4に記載の車両用キャニスタの取付け構造。
  6. 前記ブラケットの上部に、前記プレート部に連続するとともに前記ダッシュパネルに締結される上側締結部が形成され、前記ブラケットの下部に、前記プレート部に連続するとともに前記ダッシュパネルに締結される下側締結部が形成され、前記下側締結部は、前記ブラケットの幅方向一端部に形成される第1の下側締結部および前記ブラケットの幅方向他端部に形成される第2の下側締結部から構成され、
    前記第1の下側締結部を前記第2の下側締結部よりも下方に突出させるとともに、前記第2の下側締結部を前記第1の下側締結部よりも前記突出爪部寄りに配置したことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の車両用キャニスタの取付け構造。
JP2013249323A 2013-12-02 2013-12-02 車両用キャニスタの取付け構造 Active JP6237169B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013249323A JP6237169B2 (ja) 2013-12-02 2013-12-02 車両用キャニスタの取付け構造
DE102014224252.5A DE102014224252B4 (de) 2013-12-02 2014-11-27 Aufbau zur anbringung eines behälters für ein fahrzeug
CN201410717870.0A CN104670003B (zh) 2013-12-02 2014-12-01 车辆用碳罐的安装结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013249323A JP6237169B2 (ja) 2013-12-02 2013-12-02 車両用キャニスタの取付け構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015105641A JP2015105641A (ja) 2015-06-08
JP6237169B2 true JP6237169B2 (ja) 2017-11-29

Family

ID=53058653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013249323A Active JP6237169B2 (ja) 2013-12-02 2013-12-02 車両用キャニスタの取付け構造

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6237169B2 (ja)
CN (1) CN104670003B (ja)
DE (1) DE102014224252B4 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6766745B2 (ja) * 2017-05-11 2020-10-14 トヨタ自動車株式会社 車両
FR3120826A1 (fr) * 2021-03-17 2022-09-23 Renault S.A.S Véhicule automobile équipé d’un dispositif à canister
CN116241389A (zh) * 2023-02-03 2023-06-09 重庆赛力斯新能源汽车设计院有限公司 一种连接件、碳罐安装结构及车辆

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4013300A (en) * 1975-08-18 1977-03-22 Berger Allan H Fuel tank and battery combination structure
JP2524200Y2 (ja) * 1991-10-11 1997-01-29 三菱自動車工業株式会社 車両の部品取付構造
JPH07103087A (ja) * 1993-09-30 1995-04-18 Suzuki Motor Corp キャニスタの取付構造
JPH07132737A (ja) * 1993-11-11 1995-05-23 Nissan Motor Co Ltd 自動車の燃料フィルタ取付構造
JP3422087B2 (ja) * 1994-08-10 2003-06-30 スズキ株式会社 車両用キャニスタの取付構造
JP3139599B2 (ja) * 1994-11-10 2001-03-05 本田技研工業株式会社 キャニスターの配設構造
JP3530281B2 (ja) * 1995-09-08 2004-05-24 愛三工業株式会社 支持ブラケット
JPH10281020A (ja) 1997-04-01 1998-10-20 Suzuki Motor Corp キャニスタの取付ブラケット
JP2006299972A (ja) * 2005-04-21 2006-11-02 Toyo Roki Mfg Co Ltd ケースの保持機構
CN201165919Y (zh) * 2008-01-04 2008-12-17 重庆润通动力有限公司 通用汽油发动机的活性碳罐安装结构
CN201925051U (zh) * 2010-10-15 2011-08-10 北汽福田汽车股份有限公司 碳罐固定装置
JP5664963B2 (ja) * 2011-01-12 2015-02-04 スズキ株式会社 キャニスタ配管の固定構造

Also Published As

Publication number Publication date
DE102014224252A1 (de) 2015-06-03
JP2015105641A (ja) 2015-06-08
DE102014224252B4 (de) 2022-02-10
CN104670003B (zh) 2017-06-30
CN104670003A (zh) 2015-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6237169B2 (ja) 車両用キャニスタの取付け構造
JP4539470B2 (ja) エンジンの吸気装置
JP2018090235A (ja) 自動車用燃料タンク剛性補強装置
JP2013212719A (ja) キャニスタの配置構造
JP6555621B2 (ja) 車体下部構造
JP6338171B2 (ja) 内燃機関におけるガスケット構造
JP2015202702A (ja) 燃料供給系
JP6558524B2 (ja) キャニスタの配置構造
JP2002067716A (ja) 自動車のキャニスタ配置構造
JP4295587B2 (ja) 空気吸入パイプの端末構造
JP4852019B2 (ja) 隙間遮断構造
US11351858B2 (en) Stiffness reinforcement structure for fuel tank of vehicle
JP5618707B2 (ja) 自動車の熱遮蔽構造
JP6819390B2 (ja) 車両下部構造
US10583708B2 (en) Connecting pipe linking a thermal device of a motor vehicle to a firewall of the vehicle
WO2017002191A1 (ja) Ecuブラケット及び車両
JP7251353B2 (ja) 車両用キャニスタの取付構造
JP2004169637A (ja) エンジンの燃料系統保護装置
JP6872173B2 (ja) パーキングブレーキ装置の排気管構造、及びパーキングブレーキ装置の排気管
JP4359835B2 (ja) キャニスタの取付構造
JP5778947B2 (ja) 鞍乗り型車両の排気浄化装置
KR101382278B1 (ko) 차량용 리어범퍼의 테일트림
JP4936509B2 (ja) 吸気ダクト取付構造
JP6569478B2 (ja) 車両のラジエータのシール構造
JP5271047B2 (ja) キャニスタの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170606

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171016

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6237169

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151