JP4936509B2 - 吸気ダクト取付構造 - Google Patents

吸気ダクト取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4936509B2
JP4936509B2 JP2006026941A JP2006026941A JP4936509B2 JP 4936509 B2 JP4936509 B2 JP 4936509B2 JP 2006026941 A JP2006026941 A JP 2006026941A JP 2006026941 A JP2006026941 A JP 2006026941A JP 4936509 B2 JP4936509 B2 JP 4936509B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake duct
duct
intake
vehicle
connecting portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006026941A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007203943A (ja
Inventor
和浩 前野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Jukogyo KK filed Critical Fuji Jukogyo KK
Priority to JP2006026941A priority Critical patent/JP4936509B2/ja
Publication of JP2007203943A publication Critical patent/JP2007203943A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4936509B2 publication Critical patent/JP4936509B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、車両のエンジンが新気を吸入する吸気ダクトの取付構造に関するものである。
自動車等の車両は、エンジンに供給される新気(空気)を大気中から吸入する吸気ダクトを備え、このような吸気ダクトは、エンジンルーム内の熱気を吸入しないように、その開口端部を車両前端部のラジエータ上部とフロントフード下面部との間に配置することが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
一方、車両は、歩行者と衝突した際に、フロントフードを変形させることによってエネルギを吸収し、歩行者への加害性を低下させることが提案されている。この場合、フロントフードの直下にその変形を阻害するものが配置されていると、フロントフードの変形量を十分に確保することができない。
これに対し、車両は、フロントフードの直下に配置されるインタークーラを、衝突時の入力によって後退可能に装着し、この後退によってクラッシャブルスペースの拡大を図ったものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−314393号公報 特開平6−81671号公報
上述した吸気ダクトは、フロントフードの下側に配置されることから、例えばフロントフードが低い車両の場合、フロントフードと吸気ダクトとの間隔が狭くなってフロントフードの変形を阻害するおそれがあった。これに対し、吸気ダクトの高さ方向の寸法を小さくしてフロントフードとの間のクリアランスを大きくしたり、吸気ダクトの変形強度を低下させて衝突時に吸気ダクトを潰すことによって、フロントフードの変形量を確保することも考えられるが、前者の場合は吸入空気量が減少してエンジンの出力が低下し、後者の場合は吸気負圧によって変形が生じるおそれがある。
また、フロントフードを吸気ダクトに対して高い位置に配置すれば、その変形量は確保できるが、この場合車両のデザインに対する制約が大きくなる。
本発明の課題は、吸気性能を確保しつつ歩行者保護性能を向上した吸気ダクト取付構造を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により上述した課題を解決する。
請求項1の発明は、エンジンに導入される空気が吸入される開口部を備え、少なくとも一部が車両外板の下面部に対向して配置された吸気ダクトと、車体側に固定され、前記吸気ダクトを支持する支持部と、前記吸気ダクトと前記支持部とを連結するとともに、前記吸気ダクトに作用する下向きの外力に応じて、前記吸気ダクトの前記支持部からの脱落を許容する連結部とを備える吸気ダクト取付構造であって、前記連結部は、前記吸気ダクトの前記開口部の下縁部に形成されたダクト側連結部と、前記支持部に対して固定され、その下面部が前記ダクト側連結部の上面部と対向して配置された車体側連結部と、前記ダクト側連結部、前記車体側連結部の一方から他方側へ突き出して形成され、略上下方向に延在する突起部と、前記ダクト側連結部、前記車体側連結部の他方に形成され、前記突起部が挿入される穴部又は溝部と、円筒状に形成されるとともに外周面部に周方向溝が形成され、内径側に前記突起部が挿入され、かつ、前記周方向溝に前記穴部又は前記溝部の周縁部が嵌め込まれることによって、前記支持部に対して前記吸気ダクトを支持するとともに、前記下向きの外力に応じて変形することによって前記支持部と前記吸気ダクトとの連結を解除する弾性部材とを備えることを特徴とする吸気ダクト取付構造である。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)吸気ダクトの流路断面積を確保するために吸気ダクトの上面部と外板とを近接させて配置し、また、吸気負圧による変形を防止するために吸気ダクトの変形強度を向上させた場合であっても、衝突時に外板が変形し、吸気ダクトを押圧することによって吸気ダクトが脱落し、クラッシャブルスペースが確保されるから、外板の変形量を大きくして歩行者保護性能を向上することができる。
(2)弾性部材を介して吸気ダクトを支持し、この弾性部材の変形によって脱落させるようにしたから、弾性部材の材質、形状等のチューニングによって脱落に必要な荷重等を適切に設定することができ、また、吸気ダクトの防振も図ることができる。
(3)車体側連結部の下面部とダクト側連結部の上面部とを対向させて配置したことによって、吸気ダクトをその脱落を妨げることなく支持することができる。
(4)車体側連結部とダクト側連結部とを、一方に形成された突起部を他方に形成された穴部又は溝部に挿入して支持することによって、吸気ダクトの脱落を可能としつつ他の方向への移動を拘束することができる。
本発明は、吸気性能を確保しつつ歩行者保護性能を向上した吸気ダクト取付構造を提供するという課題を、吸気ダクトの開口部における下端部を、ラジエータパネルに固定されたブラケットの下面部にゴムブッシュを介して装着し、吸気ダクトに下向きの外力が作用した際に、ゴムブッシュの変形によって吸気ダクトを脱落させることによって解決する。
以下、本発明を適用した吸気ダクト取付構造の実施例1について説明する。
図1は、実施例1の吸気ダクト取付構造を上方から見た状態を示す平面図である。
図2は、図1のII−II部矢視断面図である。
実施例1において、吸気ダクト取付構造が備えられる車両は、例えば車両の前部にエンジンルームを有し、ここにガソリンエンジン等の内燃機関を搭載した乗用車である。
吸気ダクト取付構造1は、吸気ダクト10、ラジエータパネル20、ブラケット30、ゴムブッシュ40を備え、その上方側にフロントフード50が設けられている。
吸気ダクト10は、図示しないエンジンに供給される新気(空気)が導入される管路であって、上面部11、下面部12、側面部13、吸気口14、エアクリーナ接続部15、ダクト側連結部16を備え、例えばPP樹脂等を用いて一体に形成されている。
上面部11は、吸気ダクト10の空気流路の上部に配置される壁面部であって、図2に示すように、フロントフード50の下面部に対向して配置されている。
下面部12は、吸気ダクト10の空気流路の下部に配置される壁面部であって、図2に示すように、上面部11に対して間隔を隔てて対向して配置されている。
側面部13は、上面部11及び下面部12の縁部にわたして配置された壁面部であって、吸気ダクト10の車幅方向における両側にそれぞれ設けられている。
吸気口14は、吸気ダクト10が空気を吸入する開口部であって、吸気ダクト10の前端部に形成され、フロントフード50の下面部とラジエータパネル20の上面部との間を流れる空気が取り入れられるものである。吸気口14は、高さ方向の寸法よりも幅方向の寸法が大きい長穴状に形成され、車両の前方側に面しかつ車幅方向に延在して配置されている。ここで、下面部12の前端部は、上面部11の前端部よりも車両前方側に突き出して配置され、側面部13の前端部はこのような突出し量の差に応じて傾斜して形成されることによって、吸気口14は、吸気ダクト10の前端部を斜めにカットした形状となっている。
エアクリーナ接続部15は、吸気ダクト10の後流側(エンジン側)に設けられる図示しないエアクリーナケースに接続される部分であって、吸気ダクト10の後端部に設けられた開口部である。エアクリーナ接続部15は、その流路幅が吸気口14よりも小さく形成され、また、車幅方向における位置が右側に寄せて配置されている。このため、図1に示すように、吸気ダクト10は、その車幅方向における寸法が吸気口14側からエアクリーナ接続部15側にかけて徐々に絞られ、連続的に小さくなるように形成されている。
ダクト側連結部16は、ブラケット30、ゴムブッシュ40と協働して吸気ダクト10をラジエータパネル20に対して支持する連結部を構成するものであって、下面部12の前端縁部に形成され、下面部12よりも下側に段状に張り出して形成された面部を備えている。また、ダクト側連結部16は、これを上下方向に貫通する開口16aが形成され、この開口16aは、車幅方向に離間して例えば2つ設けられている。
ラジエータパネル(ラジエータサポート)20は、車両の図示しないホワイトボディの一部を構成する構造部材であって、車幅方向に延在する梁状に形成され、図示しないラジエータ及びエアコンディショナー用コンデンサの上部を支持するものであり、また、ブラケット30及びゴムブッシュ40を介して吸気ダクト10を支持する支持部としても機能するものである。
ラジエータパネル20は、図2に示すように、上面部が略平板状に形成され、その前端部及び後端部を下側に折り曲げて形成されている。
また、ラジエータパネル20は、ブラケット30の固定に用いられるウェルディングナット21を備えている。ウェルディングナット21は、ラジエータパネル20の下面側に固定され、車幅方向に離間して例えば2つ設けられている。
ブラケット30は、ラジエータパネル20に対して固定された車体側連結部であって、矩形の平板状に形成され、ボルト31をウェルディングナット21に締結することによってラジエータパネル20の上面部に固定され、その後端部はラジエータパネル20の後端部よりも後方側へ突き出して配置されている。また、ブラケット30の上面は、吸気ダクト10が吸入する空気の流れを乱さないように、吸気ダクト10の下面部12の上面と略同じ高さとなるように配置されている。
ブラケット30は、突起部32を備えている。突起部32は、ブラケット30がラジエータパネル20の後端部よりも後方側へ突き出した部分における下面部から突き出して形成され、略上下方向に延在している。また、突起部32の先端部(下端部)には、外径側につば状に張り出して形成されたフランジ部32a(図3参照)が形成されている。
ゴムブッシュ40は、ブラケット30の突起部32に対して吸気ダクト10を支持するものであって、防振性及び弾性を有するゴム系材料によって円筒状に形成され、その外周面部には、周方向に延在する溝部41が形成されている。
図3は、ゴムブッシュ部の分解斜視図である。
ゴムブッシュ40は、その中心部に形成された開口に、突起部32が挿入されることによって、ブラケット30に対して固定される。このとき、突起部32のフランジ部32aは、ゴムブッシュ40の下端部側へ突出し、ゴムブッシュ40の端面に係止されることによって、突起部32からのゴムブッシュ40の脱落を防止する。
また、吸気ダクト10のダクト側取付部16の開口16aは、その周縁部が、ゴムブッシュ40の溝部41に嵌め込まれることによってゴムブッシュ40に対して固定される。
フロントフード50は、エンジンルームの上部に開閉式に設けられる車両の外板であって、例えばアルミニウム合金や鋼製の薄板をプレス加工して形成されたアウターパネル51、インナーパネル52を備えている。
アウターパネル51は、フロントフード50のうち車両の外表面に露出して配置された部分を構成するものである。
インナーパネル52は、アウターパネル51の下面側に設けられ、アウターパネル51とその外周縁部を接合された枠状の補剛部材である。
次に、上述した実施例1による効果を、以下説明する本発明の比較例1、比較例2と対比して説明する。なお、以下説明する各比較例、実施例2において、上述した実施例1と同様の箇所については同じ符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
<比較例1>
図4は、比較例1の吸気ダクト取付構造を上方から見た状態を示す平面図である。
図5は、図4のV−V部矢視断面図である。
比較例1の吸気ダクト取付構造2は、実施例1のようなブラケット30、ゴムブッシュ40を設けずに、吸気ダクト10を、直接ラジエータパネル20の上面部に直接固定したものである。
吸気ダクト10は、そのダクト側連結部16の下面部が、ラジエータパネル20の上面部に当接した状態とされ、ダクト側連結部16に形成された開口にボルト17を挿入し、このボルト17をウェルディングナット21に締結することによってラジエータパネル20に固定されている。
<比較例2>
図6は、比較例2の吸気ダクト取付構造の断面図であって、比較例1における図5に相当する断面を示すものである。
比較例2の吸気ダクト取付構造3は、比較例1の吸気ダクト取付構造1における吸気ダクト10とラジエータパネル20との連結部に、以下説明するゴムブッシュ60を設けて、吸気ダクト10をラジエータパネル20に対してフローティングマウントしたものである。
ゴムブッシュ60は、円筒状に形成され、その外周面部には周方向に延在する溝部が形成されている。この溝部は、吸気ダクト10のダクト側連結部16に形成された開口の周縁部が嵌め込まれるものである。
また、ボルト17は、ゴムブッシュ60に挿入された状態でラジエータパネル20のウェルディングナット21に締結されている。
以上説明した比較例1、比較例2は、例えば車両が歩行者に衝突して歩行者がフロントフード上に乗り上げ、歩行者の頭部がフロントフード50の上面に衝突した場合、フロントフード50が変形して下側に移動すると、吸気ダクト10は、フロントフード50の下面部と、ラジエータパネル20の上面部との間に挟まれた状態となる。
そして、フロントフード50がこの状態以上に変形するためには、吸気ダクト10を押し潰しながら変形する必要がある。
しかし、吸気ダクト10は、エンジンの吸気負圧による変形を防止するため、その変形強度をある程度大きくする必要があることから、フロントフード50が吸気ダクト10を押し潰しながら変形する場合、この変形に必要な荷重が大きくなって、歩行者への加害性を十分に低減することができない。
これに対して、例えば吸気ダクト10を部分的に軟質の材料によって形成し、吸気負圧に対する強度を確保しつつ衝突時における外力による変形強度を低くすることも考えられるが、この場合吸気ダクト10の製造が煩雑となってコストも増大し、また、適切な強度の設定は困難である。
図7は、実施例1における車両の衝突後の状態を示す断面図であって、図2に対応する断面を示すものである。
実施例1においては、吸気ダクト10の上面部11がフロントフード50の下面部によって押圧されると、吸気ダクト10のダクト側連結部16に固定されたゴムブッシュ40には、ブラケット30の突起部32に対して下向きに引き抜こうとする力が作用する。そして、このような力が所定値よりも小さければ、突起部32のフランジ部32aがゴムブッシュ40の下端部との係合を維持することによってゴムブッシュ40の脱落は防止されるが、力が所定値以上となると、ゴムブッシュ40が弾性変形することによってその下端部とフランジ部32aとの係合が解除され、ゴムブッシュ40は突起部32から脱落する。
これによって、図7に示すように、吸気ダクト10は、もとの位置から脱落して下側に移動し、これによってフロントフード50の変形に供されるクラッシャブルスペースは拡大し、フロントフード50の変形量を十分に確保することができる。このため、フロントフード50の衝撃吸収性能を高めて、例えば歩行者の頭部に加わる重力加速度(G)を低減することができる。
ここで、吸気ダクト10を脱落させるのに必要な荷重は、通常の車両の整備作業等で作業者が手をついた程度では脱落せず、かつ、十分な歩行者保護性能を得ることを考慮して設定される。例えば、歩行者保護の観点からは歩行者の頭部への入力を100kgf(980N)以下とする必要があり、通常の整備時等に50kgf(480N)程度の入力が想定される場合には、吸気ダクト10の脱落に必要な荷重は、例えばその間の80kgf(784N)程度に設定される。このような荷重は、例えば、ゴムブッシュ40の材質、形状や、突起部32のフランジ部32aの突出し量等を変化させて調整することができる。
以上のように、実施例1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)吸気ダクト10を、吸気負圧による変形が生じないようにその変形強度を十分大きく設計し、かつ、その上面部11がフロントフード50の下面部と近接して配置した場合であっても、衝突時には吸気ダクト10が脱落することによって、フロントフード50の変形に必要なクラッシャブルスペースが確保されるから、吸気ダクト10の吸気性能を確保して十分なエンジン出力等を得るとともに歩行者保護性能を向上することができる。
(2)ゴムブッシュ40を介して吸気ダクト10を支持し、このゴムブッシュ40の変形によって吸気ダクト10を脱落させるようにしたから、ゴムブッシュ40の形状や材質をチューニングすることによって、脱落に必要な荷重等を適切に設定することができ、また、エンジン振動や吸気脈動等による吸気ダクト10の振動が車体側に伝達されることを防止でき、車両の快適性や静粛性を向上することができる。
(3)ブラケット30の下面部と吸気ダクト10のダクト側連結部16の上面部とを対向させて配置したことによって、吸気ダクト10をその脱落を妨げることなく支持することができる。
(4)ダクト側連結部16の開口16aに、ブラケット30の突起部32をゴムブッシュ40を介して挿入することによって、吸気ダクト10の下側への移動を許容しつつ前後方向や車幅方向への移動を拘束することができる。
次に、本発明を適用した吸気ダクト取付構造の実施例2について説明する。
図8は、実施例2におけるゴムブッシュ部の分解斜視図である。
実施例2は、実施例1における吸気ダクト10のダクト側連結部16に、開口16aに代えて、溝部16bを形成したものである。
溝部16bは、ダクト側連結部16の車両前方側の端縁から、車両の前後方向に沿って切り込まれた形状とされ、その溝底部(後端部)は他の部分よりも溝幅が大きく形成されることによっていわゆる鍵穴状に形成されている。この溝幅が大きく形成された部分のサイズや形状は、実施例1における開口16aと実質的に同じとされ、この部分の縁部がゴムブッシュ40の溝部41に嵌め込まれるようになっている。
以上説明した実施例2によれば、上述した実施例1と同様の効果に加え、ゴムブッシュ40を吸気ダクト10に組み込む際の作業性を向上することができ、また、吸気ダクト10の脱落に必要な荷重を低減させる場合にも有効である。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)吸気ダクト、支持部、連結部等の形状や構造等は各実施例に限定されることなく、適宜変更することができる。例えば、各実施例は吸気ダクトの開口部の下端部に形成されたダクト側連結部を支持する構成であったが、これ以外の箇所を支持するようにしてもよい。また、支持部は、ラジエータパネルに限らず、他の部材であってもよい。さらに、吸気ダクトは、フロントフードの下面部側に配置されるものに限らず、例えば、フロントフード前端部よりも前方側に配置されるノーズ内に挿入されるものであってもよい。
(2)各実施例は、ブラケット側に突起部を設け、吸気ダクト側の穴部又は溝部に挿入しているが、これとは逆に、吸気ダクト側に上方に突き出した突起部を形成し、支持部側に形成された穴部又は溝部に挿入するようにしてもよい。また、各実施例はブラケットをラジエータパネルと別体に形成しているが、これらを一体化してもよい。
本発明を適用した吸気ダクト取付構造の実施例1の平面図である。 図1のII−II部矢視断面図である。 図1の吸気ダクト取付構造におけるゴムブッシュ部の分解斜視図である。 本発明の比較例1である吸気ダクト取付構造の平面図である。 図4のV−V部矢視断面図である。 本発明の比較例2である吸気ダクト取付構造の横断面図である。 図1の吸気ダクト取付構造における衝突時の状態を示す断面図である。 本発明を適用した吸気ダクト取付構造の実施例2におけるゴムブッシュ部の分解斜視図である。
符号の説明
1 吸気ダクト取付構造
10 吸気ダクト
11 上面部
12 下面部
14 吸気口
16 ダクト側連結部
20 ラジエータパネル
30 ブラケット
32 突起部
40 ゴムブッシュ
50 フロントフード
51 アウターパネル
52 インナーパネル

Claims (1)

  1. エンジンに導入される空気が吸入される開口部を備え、少なくとも一部が車両外板の下面部に対向して配置された吸気ダクトと、
    車体側に固定され、前記吸気ダクトを支持する支持部と、
    前記吸気ダクトと前記支持部とを連結するとともに、前記吸気ダクトに作用する下向きの外力に応じて、前記吸気ダクトの前記支持部からの脱落を許容する連結部と
    を備える吸気ダクト取付構造であって、
    前記連結部は、
    前記吸気ダクトの前記開口部の下縁部に形成されたダクト側連結部と、
    前記支持部に対して固定され、その下面部が前記ダクト側連結部の上面部と対向して配置された車体側連結部と、
    前記ダクト側連結部、前記車体側連結部の一方から他方側へ突き出して形成され、略上下方向に延在する突起部と、
    前記ダクト側連結部、前記車体側連結部の他方に形成され、前記突起部が挿入される穴部又は溝部と、
    円筒状に形成されるとともに外周面部に周方向溝が形成され、内径側に前記突起部が挿入され、かつ、前記周方向溝に前記穴部又は前記溝部の周縁部が嵌め込まれることによって、前記支持部に対して前記吸気ダクトを支持するとともに、前記下向きの外力に応じて変形することによって前記支持部と前記吸気ダクトとの連結を解除する弾性部材と
    を備えることを特徴とする吸気ダクト取付構造。
JP2006026941A 2006-02-03 2006-02-03 吸気ダクト取付構造 Expired - Fee Related JP4936509B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006026941A JP4936509B2 (ja) 2006-02-03 2006-02-03 吸気ダクト取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006026941A JP4936509B2 (ja) 2006-02-03 2006-02-03 吸気ダクト取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007203943A JP2007203943A (ja) 2007-08-16
JP4936509B2 true JP4936509B2 (ja) 2012-05-23

Family

ID=38483775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006026941A Expired - Fee Related JP4936509B2 (ja) 2006-02-03 2006-02-03 吸気ダクト取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4936509B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4947542B2 (ja) * 2006-06-15 2012-06-06 株式会社イノアックコーポレーション 車両吸気ダクト

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1159204A (ja) * 1997-08-28 1999-03-02 Daihatsu Motor Co Ltd 車両用内燃機関における大気空気取り入れ装置
JP3981905B2 (ja) * 1999-07-09 2007-09-26 スズキ株式会社 内燃機関の吸気口構造
JP2002274430A (ja) * 2001-03-15 2002-09-25 Fuji Heavy Ind Ltd 車体の前部構造
JP4172231B2 (ja) * 2002-09-09 2008-10-29 トヨタ紡織株式会社 衝撃吸収構造
JP4269791B2 (ja) * 2003-06-11 2009-05-27 トヨタ自動車株式会社 フードストッパ
JP4471768B2 (ja) * 2004-08-02 2010-06-02 日産自動車株式会社 吸気系部品間の相互組付け構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007203943A (ja) 2007-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1645451B1 (en) A support structure arrangement for a cooling air intake duct of an intercooler in a vehicle
US7316448B2 (en) Cowl top cover
JP2005096684A (ja) 車体前部の導風構造
JP5227063B2 (ja) 車両用吸気ダクト
JP2009083687A (ja) 自動車の前部構造
JP2007326431A (ja) シールダクト
JP2007069651A (ja) 車体前部構造
WO2012090750A1 (ja) 車体前部の構造
JP2009274622A (ja) 車両用カウルトップ構造
JP2006199102A (ja) 車体前部構造
JP5163338B2 (ja) 車両の補機支持構造
JP2008137540A (ja) フェンダ支持部構造
JP4936509B2 (ja) 吸気ダクト取付構造
JP2007112298A (ja) 車両の前部車体構造
JP2006226197A (ja) 吸気ダクトの配置構造ならびに吸気ダクト
JP2006322434A (ja) 車両用吸気ダクト
JP2009090787A (ja) カウル構造
JP5053871B2 (ja) 車両用吸気ダクト
JP2009045996A (ja) 四輪車両のカウル構造
JP2005014677A (ja) 車体構造
JP2010111137A (ja) 車両用エンジンの吸気装置
JP4664879B2 (ja) 車両吸気ダクト
JP2015174591A (ja) 導風板一体型ロアアブソーバ
JP4784610B2 (ja) 車両
JP4854476B2 (ja) 車両吸気ダクト

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150302

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4936509

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees