JP4947542B2 - 車両吸気ダクト - Google Patents

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Description

この発明は、車両吸気ダクトに関し、更に詳細には、車体取付部および連結筒部を有するダクト本体からなり、エンジンルームの前側に位置する車体構成部分へ固定される適宜取付手段で前記車体取付部を該車体構成部分へ取り付けると共に、該エンジンルーム内に設置された吸気装置の連結部へ前記連結筒部を連結することで、前記ダクト本体の空気取込部が前記車体構成部分とエンジンフードとの間に臨むように配設される車両吸気ダクトに関するものである。
例えば、図12および図13に示すように、多くの自動車(車両)では、車体10の前部に画成されたエンジンルーム12内にエンジンEGが搭載されている。このエンジンEGは、周知の如く、エンジンルーム12内に設置されたエアクリーナー(吸気装置)ACを介して導入される清浄空気と燃料タンクから供給される燃料とを混合させた混合気を燃焼させて回転する内燃機関であり、特に走行中には外部の空気を連続的かつ安定的に供給することが必要不可欠とされている。そこで、エアクリーナーACに連結される外気導入用の車両吸気ダクトD1をエンジンルーム12の前側に配設し、車外の冷えた空気を取り込んでエアクリーナーACへ案内するようになっている。
ここで車両吸気ダクトD1は、一般的にはエンジンルーム12の前側である車体10の前面中央付近において、エンジンルーム12を開閉可能に閉成するエンジンフード14と、エンジンルーム12の前側に位置してラジエターRDを固定するためのラジエターサポート(車体構成部分)16との間、すなわち両者の間に画成された間隙Sに臨むように配設することが望ましい。しかしながらこの間隙Sは、図13および図16に示したように、車体形状の関係から上下方向の寸法を大きく確保することが困難な場合が多く、車両吸気ダクトD1の外形形状は、高さ寸法を低く抑えた幅広の扁平形状とせざるを得ない状況となっている。
すなわち車両吸気ダクトD1は、図14に一部破断して示すように、インジェクション成形技術またはブロー成形技術等の成形技術により成形された合成樹脂製のダクト本体20を主体とし、屈曲状とされる該ダクト本体20の長手方向の一端に空気取込口(空気取込部)22を開設すると共に、該ダクト本体20の長手方向の他端に空気送出口(空気送出部)24を開設してある。そして、空気取込口22の左右近傍には取付片部(車体取付部)30,30が設けられると共に、空気送出口24の周囲には連結筒部40が設けられている。これによりダクト本体20は、図15に示すように、ピンまたはボルト等の適宜取付手段BLで取付片部30,30をラジエターサポート16の上面へ取り付ける一方、エンジンルーム12内に設置されたエアクリーナーACの空気取込口をなす連結突部(連結部)18へ連結筒部40を嵌合・連結することで、ラジエターサポート16とエンジンフード14との間に空気取込口22を臨ませた状態でエンジンルーム12へ配設される。
なお、前述した車両吸気ダクトD1は、軽量化に伴う薄肉化および扁平状の外形形状等によりダクト本体20の剛性が低くなっており、エンジンEGの駆動に伴うダクト本体20内の負圧化により、上壁部分20Aおよび下壁部分20Bの陥凹的な変形や共振が発生し易くなっている。そこで、図14に示したように、上壁部分20Aの内面へ当接するリブ状の補強リブ26を下壁部分20Bに形成し、前述した問題を解決するようになっている。これに関連する技術は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2004−276869号公報
ところで近年に至っては、歩行者保護に関する安全対策の確立が希求されつつあり、歩行者が衝突した際にはその衝撃によりボディが適度に変形することで、衝撃吸収を図るようにした所謂「歩行者傷害軽減ボディ」が開発されている。これにより、エンジンフード14においては、歩行者が衝突した際の衝撃力により陥凹的な変形が発現し易い構造とすることで、衝突による衝撃吸収を図りつつ歩行者の負傷度合を軽減する対策が施されている。そこで、従来の車両吸気ダクトD1では、図17に示したように、陥凹的に変形するエンジンフード14がダクト本体20の上壁部分20Aを上方から押圧した際に、前述した補強リブ26が圧潰的に変形してダクト本体20が押し潰される構造とすることで、エンジンフード14の陥凹的な変形を許容して、その衝撃吸収性能を発揮させる対策が講じられていた。すなわち、従来の車両吸気ダクトD1では、圧潰的に変形して高さ寸法が減少することでエンジンフード14の陥凹的な変形を許容し、該エンジンフード14の衝撃吸収性能を発揮させ得る。
しかしながら車両吸気ダクトD1は、圧潰的に変形するものの、依然としてラジエターサポート16の上面に存在することになるから、図16および図17に示したように、該エンジンフード14の有効的な変形許容量Hは、H1(変形前の間隙Sの高さ寸法)−H2(圧潰変形したダクト本体20の厚み寸法)となってしまう。このため、加わる衝撃力が過大でエンジンフード14の変形量が変形許容量Hより大きくなる場合には、車両吸気ダクトD1の変形が限界となった時点でエンジンフード14の変形が規制されて所謂底付き現象が起こるため、該エンジンフード14の衝撃吸収性能を最大限に発揮させ得ないおそれがあった。
そこで本発明は、歩行者等の衝突により上方からエンジンフードに衝撃が加わった場合、これによる陥凹的な変形に伴ってダクト本体が該エンジンフードと車体構成部分との間から退避するよう構成することで、該エンジンフードの陥凹的な変形を阻害しないようにした車両吸気ダクトを提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、
車体取付部および連結筒部を有するダクト本体からなり、エンジンルームの前側に位置する車体構成部分へ固定される取付手段で前記車体取付部を該車体構成部分の上面へ取り付けると共に、該エンジンルーム内に設置された吸気装置の連結部へ前記連結筒部を連結することで、前記ダクト本体の空気取込部が前記車体構成部分とエンジンフードとの間に配設される車両吸気ダクトにおいて、
前記ダクト本体に設けられ、前記エンジンルーム側に変形した前記エンジンフードとの当接により、前記車体構成部分とエンジンフードとの間から退避するよう該ダクト本体を後方へ姿勢変位させる当接受部と、
前記車体取付部に設けられ、前記ダクト本体の後方への姿勢変位に際して前記車体取付部が前記取付手段から脱離するのを許容する係合解除部と、
前記連結筒部に設けられ、前記吸気装置の連結部との嵌合状態を維持したもとで前記ダクト本体の後方への姿勢変位を許容する変位許容部とを備えたことを要旨とする。
従って、請求項1に係る発明によれば、歩行者との衝突によりエンジンフードがエンジンルーム側に変形してダクト本体に設けられた当接受部に該エンジンフードが当接することで、ダクト本体が車体構成部分とエンジンフードとの間から退避するよう後方へ姿勢変位するようになる。これにより、エンジンフードのエンジンルーム側への変形が最大限に許容されるようになり、陥凹的に変形する際に発現されるエンジンフードの衝撃吸収性能が適切に発揮され、歩行者の負傷度合の軽減に好適に寄与し得る。そして、連結筒部に変位許容部が設けられているから、ダクト本体が吸気装置の連結部に連結されていても該ダクト本体の姿勢変位が好適に許容される。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、請求項2に記載の発明は、
車体取付部および連結筒部を有するダクト本体からなり、エンジンルームの前側に位置する車体構成部分へ固定される取付手段で前記車体取付部を該車体構成部分の上面へ取り付けると共に、該エンジンルーム内に設置された吸気装置の連結部へ前記連結筒部を連結することで、前記ダクト本体の空気取込部が前記車体構成部分とエンジンフードとの間に配設される車両吸気ダクトにおいて、
前記ダクト本体に設けられ、前記エンジンルーム側に変形した前記エンジンフードとの当接により、前記車体構成部分とエンジンフードとの間から退避するよう該ダクト本体を後方へ姿勢変位させる当接受部と、
前記車体取付部に設けられ、前記ダクト本体の後方への姿勢変位に際して前記車体取付部が前記取付手段から脱離するのを許容する係合解除部と
前記ダクト本体内に設けられた補強リブとを備え、
前記当接受部は、前記空気取込部の外周端縁に下から上に向かうにつれて前記エンジンルーム側に傾斜するよう形成された傾斜面と、前記補強リブにおいて下から上に向かうにつれてエンジンルーム側に傾斜するよう形成されて前記空気取込部に臨む先端部とを有することを要旨とする。
従って、請求項2に係る発明によれば、歩行者との衝突によりエンジンフードがエンジンルーム側に変形してダクト本体における前記空気取込部の外周端縁において下から上に向かうにつれて後方へ傾斜するように設けられた当接受部にエンジンフードが当接すると、ダクト本体が車体構成部分とエンジンフードとの間から退避するよう後方へ姿勢変位するようになる。これにより、エンジンフードのエンジンルーム側への変形が最大限に許容されるようになり、陥凹的に変形する際に発現されるエンジンフードの衝撃吸収性能が適切に発揮され、歩行者の負傷度合の軽減に好適に寄与し得る。そして、ダクト本体内に設けられた補強リブの空気取込部に臨む先端部が、下から上に向かうにつれてエンジンルーム側へ傾斜しているから、前記空気取込部の外周端縁に下から上に向かうにつれて前記エンジンルーム側に傾斜するよう形成された傾斜面と該先端部とが当接受部として機能する。
請求項3に記載の発明は、前記当接受部は、前記空気取込部の外周端縁に下からに向かうにつれて前記エンジンルーム側へ傾斜するよう形成された傾斜面と、前記ダクト本体内に設けられた補強リブにおいて下から上に向かうにつれてエンジンルーム側に傾斜するように形成されて前記空気取込部に臨む先端部とを有することを要旨とする。
従って、請求項3に係る発明によれば、エンジンルーム側へ陥凹的に変形したエンジンフードの裏面が、ダクト本体の空気取込部の外周縁部および補強リブの先端部に当接するようになるから、該ダクト本体が押し潰されることなくエンジンルーム側へ好適に後方へ姿勢変位し得る。
請求項4に記載の発明は、前記傾斜面と前記先端部とは、同じ傾斜角度に形成されていることを要旨とする。
従って、請求項4に係る発明によれば、傾斜面と先端部とが当接受部として機能する。
請求項5に記載の発明は、前記連結筒部には、前記連結部との嵌合状態を維持したもとで前記ダクト本体の後方への姿勢変位を許容する変位許容部が形成されていることを要旨とする。
従って、請求項5に係る発明によれば、ダクト本体が吸気装置の連結部に連結されていても、エンジンフードがエンジンルーム側へ陥凹的に変形する際には該ダクト本体の後方への姿勢変位が好適に許容される。
請求項6に記載の発明は、前記係合解除部は、前記取付手段より幅狭に形成されたスリット状の開口部であることを要旨とする。
従って、請求項6に係る発明によれば、通常時はダクト本体が車体構成部分へ適切に取り付けられ、エンジンフードの陥凹的な変形時には車体構成部分に対するダクト本体の取り付けが解除される。
請求項7に記載の発明は、前記係合解除部は、前記車体取付部より薄肉に形成された薄肉部からなることを要旨とする。
従って、請求項7に係る発明によれば、通常時はダクト本体が車体構成部分へ適切に取り付けられ、エンジンフードの陥凹的な変形時には車体構成部分に対するダクト本体の取り付けが解除される。
請求項8に記載の発明は、前係合解除部は、前記車体取付部の上面に突設された突出部と、前記取付手段の通過を許容するスリット状の開口部とからなることを要旨とする。
従って、請求項8に係る発明によれば、通常時はダクト本体が車体構成部分へ適切に取り付けられ、エンジンフードのエンジンルーム側への陥凹的に変形には車体構成部分に対するダクト本体の取り付けが解除される。
本発明に係る車両吸気ダクトによれば、歩行者等の衝突により上方からエンジンフードに衝撃が加わった場合、これによる陥凹的な変形に伴ってダクト本体が該エンジンフードと車体構成部分との間から退避するようになるから、エンジンフードの陥凹的な変形を阻害しない等の有益な効果を奏する。
次に、本発明に係る車両吸気ダクトにつき、好適な実施例を挙げ、添付図面を参照しながら、以下に説明する。
本願が対象とする車両吸気ダクトは、図12〜図17に示した従来の車両吸気ダクトD1と同様に、エンジンルーム12の前側に位置するラジエターサポート(車体構成部分)16に取り付けられる車体取付部と、該エンジンルーム12に設置されたエアクリーナー(吸気装置)ACの連結突部(連結部)18へ連結される連結筒部とを利用して、ダクト本体20の空気取込口22がラジエターサポート16とエンジンフード14との間に臨むように配設されるものである。そこで後述する実施例では、従来の車両吸気ダクトD1と同一の構成部分、部材については、同一の符号を付して説明する。
本実施例の車両吸気ダクトDは、図1に一部破断して示すように、図14に例示した従来の車両吸気ダクトD1を基本としており、インジェクション成形技術またはブロー成形技術等の成形技術により成形され、上壁部分20Aおよび下壁部分20Bの端縁同士が接合されて屈曲筒体状を呈する合成樹脂製のダクト本体20が主体とされる。そして、ダクト本体20の長手方向の一端である前端部に横長の空気取込口(空気取込部)22を開設すると共に、該ダクト本体20の長手方向の他端である後端部に空気送出口(空気送出部)24が開設されている。また、下壁部分20Bの前側中央に形成された補強リブ26は、ダクト本体20の屈曲形状に合わせた湾曲状を呈して上壁部分20Aの内面へ当接しており、ダクト本体20の剛性向上を図る補強部材としての機能および空気取込口22から流入した空気の流通案内を図る整流部材としの機能を併有する。
ダクト本体20の外部において空気取込口22に近接した左右両側には、前述したラジエターサポート16の上面に締結して固定されるボルトBLを利用して取り付けられる取付片部(車体取付部)30,30が、該ダクト本体20の前側に延出するように設けられている。これら取付片部30,30には、ボルトBLの軸部(ネジ部)BL2の挿通を許容するサイズの係止孔32が形成されている。なお各取付片部30,30は、ダクト本体20と一体的に形成されているが、ダクト本体20と別体に形成して該ダクト本体20へ組み付けるようにしてもよい。
空気送出口24の外周囲には、エアクリーナーACに設けた連結突部18へ遊嵌的に嵌合する形状の連結筒部40が設けられている。この連結筒部40の内周面には、弾力性に富むウレタン等のシール部材42が装着されており、該連結筒部40を連結突部18に嵌合させた際に、これらの間に画成される隙間を埋めてシール状態を形成するようになっている。なお、本願で規定する連結筒部40は、図1に示したような長円形に限定されるものではなく、真円形や楕円形、三角形や四角形または五角形以上の多角形、または複雑な形状を呈する異形等、種々形状のものが含まれる。
そして、本実施例の車両吸気ダクトDでは、空気取込口22の開口端縁が、上方がエンジンルーム12側へ後退した傾斜状に形成されていると共に、取付片部30は、車体前方側を指向した位置に、ボルトBLによるラジエターサポート16への取り付けの解除を許容する係合解除部34が設けられている。これは、歩行者等の衝突によりエンジンフード14に対して上方から衝撃が加わり、該エンジンフード14が陥凹的に変形する場合に、ダクト本体20がエンジンフード14とラジエターサポート16との間から退避する構造とするためである。換言すると、エンジンフード14の陥凹的な変形が発生した場合、この変形時に発生する押下げ力をしてダクト本体20がラジエターサポート16の上面からエンジンルーム12内へ押されて移動し、該エンジンフード14の陥凹的な変形許容量Hを最大限に確保するようにしたものである。
先ず、空気取込口22の開口端縁は、図1および図3等に示したように、上方がエンジンルーム12側へ後退した傾斜状に形成され、この開口部の外周端縁が当接受部28として機能する。この当接受部28は、エンジンフード14の裏側に突設された補強突部14Aに対向する位置、すなわち該エンジンフード14が陥凹的に変形する際に該補強突部14Aが当接する部位に位置する。従って、エンジンフード14が陥凹的に変形する際に、エンジンフード14の裏側である補強突部14Aが当接受部28へ当接すると、図5および図6に示すように、ダクト本体20をエンジンルーム12側へ押す力が発現されるようになる。なお、当接受部28の傾斜角度Rは、図1および図3に示すように、鉛直に対して30〜50°の角度範囲で設定されている。
ここで、実施例の車両吸気ダクトDの場合は、下壁部分20Bに形成した前述の補強リブ26の先端部26Aが、空気取込口22の開口部中央へ臨んでいる。このため、空気取込口22に臨んだ前記補強リブ26の先端部26Aが、当接受部28の傾斜と略同一角度の傾斜に形成されており、該先端部26Aが該当接受部28の一部として機能する。
また、前述した取付片部30,30の先端に設けた係合解除部34は、ボルトBLの軸部BL2の直径よりやや幅狭に形成されたスリット状の開口部35として構成されている。これにより、係止孔32を利用して取付片部30をラジエターサポート16へ締付・保持させた場合、ダクト本体20に対してエンジンフード14による押圧力が加わらない通常時では、ボルトBLが開口部35を通過し難くなっているので、車両吸気ダクトDの前側部分はラジエターサポート16へ好適に固定保持される。
しかしながら、前述したように、エンジンフード14の陥凹的な変形に基づいてダクト本体20がエンジンルーム12側(図3の右側)へ押されると、ボルトBLが開口部35へ食い込むようになるため、取付片部30の先端部が拡開的に変形するようになる。これにより、開口部35の幅が拡大してボルトBLの通過が許容され、取付片部30がボルトBLから脱離することが可能となり、これら取付片部30,30がボルトBLから脱離することで、ラジエターサポート16に対するダクト本体20の取り付けが解除されるようになる。
なお、開口部35の幅は、図7に示したように、係止孔32から取付片部30の先端まで全長に亘って同一に設定してもよいし、また図8に示すように、係止孔32に隣接する部分だけがボルトBLの軸部BL2の直径より適宜幅狭とし、それ以外の部分はボルトBLの軸部BL2の直径と同一程度となるようにしてもよい。
更に前述した連結筒部40は、図2および図4に示すように、エアクリーナーACの連結突部18に嵌合した状態において、車両吸気ダクトDの姿勢変位を許容する変位許容部44が形成されている。ここで、エンジンフード14に押されてエンジンルーム12側へ移動するダクト本体20は、空気送出口24側がエアクリーナーACに連結された状態で姿勢変位するため、図6に示すように、連結筒部40側を中心として旋回的に姿勢変位するようになる。従って変位許容部44は、姿勢変位に伴って連結突部18の先端との干渉を回避するようにするため、連結筒部40におけるエンジンルーム12側を斜めに延長して形成したものである。これにより変位許容部44は、連結筒部40と連結突部18との連結状態を維持したもとで、ダクト本体20の姿勢変位を許容する。
前述のように構成された本実施例の車両吸気ダクトDは、図3および図4に例示するように、シール部材42を装着した連結筒部40をエアクリーナーACの連結突部18へ嵌合させた後、取付片部30の係止孔32へ挿通させたボルトBLをラジエターサポート16の上面へ締結して該取付片部30を取り付けることで、エンジンルーム12の前側に配設されるようになる。そして、エンジンフード14を車体10へ閉成させると、空気取込口22がラジエターサポート16とエンジンフード14との間に臨むようになり、該空気取込口22の周囲に形成された当接受部28が補強突部14Aの略真下に位置するようになる。
そして、交通事故の発生時に、歩行者との衝突によりエンジンフード14が下方へ陥凹的に変形するようになった場合、図5および図6に示したように、この変形過程で補強突部14Aが当接受部28へ当接するので、ダクト本体20がエンジンルーム12側(図5の右側)へ押される。これにより、ボルトBLから取付片部30が脱離してラジエターサポート16に対するダクト本体20の取り付けが解除される一方、連結突部18に対して連結筒部40が遊嵌的に嵌合しているため、該ダクト本体20はエンジンルーム12の側への移動が許容される。
従って、ラジエターサポート16と補強突部14Aとの間に車両吸気ダクトDが存在しなくなるから、エンジンフード14の有効な変形許容量Hは、変形前の間隙Sの高さ寸法H1と略同等となり、図17に示した従来の車両吸気ダクトD1と比較すると、エンジンフード14の変形が最大限に許容されるようになる。しかも、エンジンフード14に押されてエンジンルーム12側へ移動したダクト本体20は、その前端部分がラジエターサポート16の上面から外れると、該エンジンフード14による上方からの押圧力により下方へ移動することが許容されるから、エンジンフード14の陥凹的な変形を阻害することがない。
このように構成された本実施例の車両吸気ダクトDによれば、当該車両と衝突した歩行者がエンジンフード14に対して上方から激突した場合、これによる該エンジンフード14の陥凹的な変形に伴い、ダクト本体20がエンジンルーム12側へ押されてエンジンフード14とラジエターサポート16との間から退避するようになるから、エンジンフード14の陥凹的な変形が最大限に許容されるようになる。従って、陥凹的に変形する際に発現されるエンジンフード14の衝撃吸収性能が適切に発揮され、激突した歩行者の負傷度合の軽減に好適に寄与し得る。また、連結筒部40に変位許容部44が設けられているため、車体10へ姿勢変位不能に設置されたエアクリーナーACに連結されていても、ダクト本体20の姿勢変位が好適に許容される。
なお、取付片部30に形成した係合解除部34に関しては、前述した実施例で例示したスリット状の開口部35の形態に限定されるものではなく、例えば図9および図10に示した形態としてもよい。図9に示した係合解除部34は、取付片部30の厚さより薄肉に設定した薄肉部36としたもので、陥凹的に変形するエンジンフード14の補強突部14Aが当接受部28に当接し、これによりダクト本体20がエンジンルーム12側へ押された際に、ボルトBLの当接により破壊され得るように設定したものである。このような係合解除部34の場合は、エンジンフード14の陥凹的な変形が発生してダクト本体20がエンジンルーム12側へ押されると、ボルトBLの食い込みにより薄肉部36が破壊されて取付片部30の先端が二つに分割されるため、ボルトBLから取付片部30が脱離することが許容され、図7または図8に示した実施例の係合解除部34と同等の作用効果を奏する。なお、薄肉部36により係止孔32が閉じた開口形態となっているため、ボルトBLにより取付片部30を締結固定した通常状態では、メンテナンス作業時に不用意に接触した程度の力が加わったとしても、ボルトBLから取付片部30が脱離してしまう不都合が発生し難くなる。
また、図10に示した係合解除部34は、取付片部30の上面に突設された突出部38と、ボルトBLの通過を許容するスリット状の開口部37とで構成されている。この突出部38は、ボルトBLの頭部BL1またはワッシャ(図示省略)により破壊され得るようになっている。このような係合解除部34の場合は、陥凹的に変形するエンジンフード14の補強突部14Aが当接受部28に当接し、これによりダクト本体20がエンジンルーム12側へ押されると、頭部BL1の当接により突出部38が破壊・分離された後にボルトBLが開口部37を移動するようになるため、ボルトBLから取付片部30が脱離することが許容され、図7〜図9に示した各係合解除部34と同等の作用効果を奏する。
一方、前述した実施例では、空気取込口22の外周端縁(開口端縁)を当接受部28とした場合を例示したが、この当接受部28の形態はこれに限定されるものではない。例えば、ダクト本体20の外部側面等の所要位置に、陥凹的に変形したエンジンフード14の裏面が当接し得る部分を設けてこれを当接受部28とし、該エンジンフード14が該当接受部28に当接した際に、当該ダクト本体20がエンジンルーム12側へ押される力が発現されるようにすることも可能である。
また、前述した実施例では、裏面に補強突部14Aを有するエンジンフード14を例示し、該補強突部14Aがダクト本体20に設けた当接受部28に当接する形態を例示したが、この補強突部14Aを有さないエンジンフード14であっても同等の作用効果が得られる。すなわち、エンジンフード14が陥凹的に変形した際に、該エンジンフード14の裏面が当接受部28に直接的に当接することで、ダクト本体20がエンジンルーム12側へ押されるようになる。
更に、連結突部18に遊嵌的に嵌合される連結筒部40に設けられる変位許容部44に関しては、前述した実施例のように、連結筒部40におけるエンジンルーム12側を斜めに延長して形成した形態に限定されるものではなく、例えば図11に示した形態としてもよい。この変位許容部44は、連結筒部40の幅寸法を連結突部18の幅寸法より大きく設定し、図11(a)に示すように、通常の連結状態では車体10の前方側にクリアランスCが画成されている。従って、エンジンフード14によりダクト本体20がエンジンルーム12側へ押された際には、図11(b)に示すように、連結突部18に対して連結筒部40がスライドするようになり、ダクト本体20全体が略平行にエンジンルーム12側へ移動するようなる。連結筒部40の変位許容部44の形態をこのように設定しても、エアクリーナーACに対してダクト本体20の姿勢変位が許容されるため、前述した実施例と同等の作用効果が得られる。
なお前述した実施例では、車両吸気ダクトDの連結筒部40が、エアクリーナーACの突状の連結部(連結突部18)に対して外嵌される連結形態を例示したが、該エアクリーナーACの連結部が連結穴部として形成され、この連結穴部に突入して内嵌される連結形態であっても、ダクト本体20の姿勢変位を許容する変位許容部44を好適に設けることが可能である。
本発明に係る車両吸気ダクトは、車体取付部および連結筒部を有するダクト本体からなり、エンジンルームの前側に位置する車体構成部分へ固定される適宜取付手段で前記車体取付部を該車体構成部分へ取り付けると共に、該エンジンルーム内に設置された吸気装置の連結部へ前記連結筒部を連結することで、前記ダクト本体の空気取込部が前記車体構成部分とエンジンフードとの間に臨むように配設されるもので、エンジンフードを有する種々車両に実施可能である。
本実施例の車両吸気ダクトの一部破断斜視図。 車両吸気ダクトを一部破断した状態で示した平面図。 車両吸気ダクトを車両前方に取り付けた状態を、エンジンフードの変形前状態で示した側断面図。 図3の状態を、エンジンフードを省略して示した一部破断平面図。 エンジンフードが陥凹的に変形し、車両吸気ダクトがエンジンルーム側へ移動した状態を示した側断面図。 図5の状態を、エンジンフードを省略して示した一部破断平面図。 車体取付部に設けた係合解除部の形態を示した説明斜視図。 係合解除部の変更例を示した説明斜視図。 係合解除部の別形態例を示した説明斜視図。 係合解除部の更に別の形態例を示した説明斜視図。 連結筒部に設けた変位許容部の別形態例を示した平面図。 車両におけるエンジンルーム内を略示した斜視図。 図12のXIII−XIII線断面図。 図12に例示した従来の車両吸気ダクトの一部破断斜視図。 図14に例示した従来の車両吸気ダクトを車両前方に組み付けた状態を、エンジンフードを省略して示した一部破断平面図。 図14に例示した従来の車両吸気ダクトを車両前方に組み付けた状態を、エンジンフードの変形前状態で示した側断面図。 エンジンフードが陥凹的に変形し、車両吸気ダクトが圧潰的に変形した状態を示した側断面図。
符号の説明
12 エンジンルーム,14 エンジンフード,
16 ラジエターサポート(車体構成部分),18 連結部,20 ダクト本体,
22 空気取込口(空気取込部),26 補強リブ,26A 先端部28 当接受部,
30 取付片部(車体取付部),34 係合解除部,35 開口部,36 薄肉部,
37 開口部,38 突出部,40 連結筒部,44 変位許容部,
AC エアクリーナー(吸気装置),BL ボルト(取付手段)

Claims (8)

  1. 車体取付部および連結筒部を有するダクト本体からなり、エンジンルームの前側に位置する車体構成部分へ固定される取付手段で前記車体取付部を該車体構成部分の上面へ取り付けると共に、該エンジンルーム内に設置された吸気装置の連結部へ前記連結筒部を連結することで、前記ダクト本体の空気取込部が前記車体構成部分とエンジンフードとの間に配設される車両吸気ダクトにおいて、
    前記ダクト本体に設けられ、前記エンジンルーム側に変形した前記エンジンフードとの当接により、前記車体構成部分とエンジンフードとの間から退避するよう該ダクト本体を後方へ姿勢変位させる当接受部と、
    前記車体取付部に設けられ、前記ダクト本体の後方への姿勢変位に際して前記車体取付部が前記取付手段から脱離するのを許容する係合解除部と、
    前記連結筒部に設けられ、前記吸気装置の連結部との嵌合状態を維持したもとで前記ダクト本体の後方への姿勢変位を許容する変位許容部とを備えた
    ことを特徴とする車両吸気ダクト。
  2. 車体取付部および連結筒部を有するダクト本体からなり、エンジンルームの前側に位置する車体構成部分へ固定される取付手段で前記車体取付部を該車体構成部分の上面へ取り付けると共に、該エンジンルーム内に設置された吸気装置の連結部へ前記連結筒部を連結することで、前記ダクト本体の空気取込部が前記車体構成部分とエンジンフードとの間に配設される車両吸気ダクトにおいて、
    前記ダクト本体に設けられ、前記エンジンルーム側に変形した前記エンジンフードとの当接により、前記車体構成部分とエンジンフードとの間から退避するよう該ダクト本体を後方へ姿勢変位させる当接受部と、
    前記車体取付部に設けられ、前記ダクト本体の後方への姿勢変位に際して前記車体取付部が前記取付手段から脱離するのを許容する係合解除部と
    前記ダクト本体内に設けられた補強リブとを備え、
    前記当接受部は、前記空気取込部の外周端縁に下から上に向かうにつれて前記エンジンルーム側に傾斜するよう形成された傾斜面と、前記補強リブにおいて下から上に向かうにつれてエンジンルーム側に傾斜するよう形成されて前記空気取込部に臨む先端部とを有する
    ことを特徴とする車両吸気ダクト。
  3. 前記当接受部は、前記空気取込部の外周端縁に下からに向かうにつれて前記エンジンルーム側へ傾斜するよう形成された傾斜面と、前記ダクト本体内に設けられた補強リブにおいて下から上に向かうにつれてエンジンルーム側に傾斜するように形成されて前記空気取込部に臨む先端部とを有する請求項1記載の車両吸気ダクト。
  4. 前記傾斜面と前記先端部とは、同じ傾斜角度に形成されている請求項2または3記載の車両吸気ダクト。
  5. 前記連結筒部には、前記連結部との嵌合状態を維持したもとで前記ダクト本体の後方への姿勢変位を許容する変位許容部が形成されている請求項記載の車両吸気ダクト。
  6. 前記係合解除部は、前記取付手段より幅狭に形成されたスリット状の開口部である請求項1〜の何れか一項に記載の車両吸気ダクト。
  7. 前記係合解除部は、前記車体取付部より薄肉に形成された薄肉部からなる請求項1〜の何れか一項に記載の車両吸気ダクト。
  8. 前記係合解除部は、前記車体取付部の上面に突設された突出部と、前記取付手段の通過を許容するスリット状の開口部とからなる請求項1〜の何れか一項に記載の車両吸気ダクト。
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