JP4096608B2 - 吸気ダクトの取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアクリーナの吸気ダクトを車体前部の取付部に固定するための吸気ダクトの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の吸気ダクトの取付構造としては、例えば、実開平5−64458公報に記載されたものがある。すなわち、吸気ダクトには掛止突部が設けられるとともに、ラジエータサポートアッパ(車体前部の取付部)には掛止突起が設けられている。前記吸気ダクトと前記ラジエータサポートアッパとは、前記掛止突部と前記掛止突起とを連結するように掛け止めされた弾性線材を介して連結固定されている。
【0003】
また、前記吸気ダクトに固定された支軸は、ヘッドライトを介して前記ラジエータサポートアッパに固定された係止片に対して、緩衝部材を介して連結固定されている。つまり、前記吸気ダクトは前記車体前部にフローティング支持されている。このフローティング支持により、吸気脈動による前記吸気ダクトの振動が車室内に伝達されることが抑制される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記車体が例えば軽衝突するようなことがあると、前記ラジエータサポートアッパが後方に向けて押し込まれ、前記掛止突起及び前記係止片が、それぞれ、前記掛止突部及び前記支軸に対して後方に相対移動(相対変位)することがある。この場合、前述の構成では、前記ラジエータサポートアッパが前記吸気ダクトに直接的に当接しなくても、前記ラジエータサポートアッパの後方への相対変位は、前記弾性線材や前記緩衝部材を介して前記吸気ダクトに伝達される。そして、この相対変位が伝達されると、前記吸気ダクトが破損する虞があるなど、その再利用が困難となる。
【0005】
本発明はこうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車体が軽衝突するようなことがあったとしても、吸気ダクトの破損等を好適に回避し、その再利用性を高めることのできる吸気ダクトの取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に係る発明では、エアクリーナの吸気ダクトを車体前部の取付部に固定するための吸気ダクトの取付構造を対象としている。そして、前記吸気ダクト及び前記取付部には、前記吸気ダクトを前記取付部に固定するためのボルトを挿通するボルト挿通部が形成されている。さらに、それら両ボルト挿通部の少なくとも一方は、同挿通部の前側領域を形成する位置決め手段を有するとともに同前側領域に前記ボルトが挿通され、車両の衝突時における前記吸気ダクトに対する前記取付部の後方への相対変位に基づく前記前側領域から後方への前記ボルトのスライド移動を許容するように形成されている。
【0007】
この発明によれば、位置決め手段により、吸気ダクトを取付部に組付ける際の位置精度を向上させることができるようになる。また、衝突時に取付部が吸気ダクトに対して後方に相対変位した際、ボルトがボルト挿通部を前側領域から後方へスライド移動することで、吸気ダクトの破損が回避され得る。したがって、吸気ダクトの再利用性を高めることができる。
【0008】
なお、前記ボルトのスライド移動の許容量は、前記吸気ダクトをその破損から回避することのできる所定の量以上に確保されていることが好ましい。
請求項2に係る発明では、請求項1に記載の発明において、前記車両の衝突時において前記ボルトは前記位置決め手段を潰しながら前記前側領域から後方へスライド移動する。
請求項に係る発明では、請求項1又は2に記載の発明において、前記ボルトのスライド移動を許容するように形成されるボルト挿通部は、前後方向に延在する長孔状の形状に形成されるボルト挿通部と、後側に開口を有する凹部状の形状に形成されるボルト挿通部とを含んでいる。
【0009】
この発明によれば、ボルトの後方へのスライド移動が許容される
【0011】
求項4に係る発明では、エアクリーナの吸気ダクトを車体前部の取付部に固定するための吸気ダクトの取付構造を対象としている。そして、前記吸気ダクトを前記取付部に固定するためのボルトを挿通するボルト挿通部を前記吸気ダクト及び前記取付部に形成し、それら両ボルト挿通部の少なくとも一方は、車両の衝突時における前記吸気ダクトに対する前記取付部の後方への相対変位に基づく前記ボルトのスライド移動を許容するように形成されている。さらに、前記ボルトのスライド移動を許容するように形成されるボルト挿通部は、前後方向に延在する長孔状の形状に形成されるボルト挿通部と、後側に開口を有する凹部状の形状に形成されるボルト挿通部とを含んでいる。
【0012】
この発明によれば、衝突時に取付部が吸気ダクトに対して後方に相対変位した際、ボルトがボルト挿通部をスライド移動することで、吸気ダクトの破損が回避され得る。したがって、吸気ダクトの再利用性を高めることができる。
【0013】
求項5に係る発明では、請求項1〜のいずれか一項に記載の発明において、前記ボルトのスライド移動を許容するように形成されるボルト挿通部は前記吸気ダクトのボルト挿通部であり、前記取付部のボルト挿通部は前記ボルトと螺合可能な雌ネジ状に形成されている。
【0014】
この発明によれば、前記取付部のボルト挿通部に比較して、前記吸気ダクトのボルト挿通部の方が、前述の長孔状及び凹部状にするための加工が容易である。また、取付部のボルト挿通部が雌ネジ状に形成されているため、ボルトを締結するためにナット等を用いる必要がなくなる。
【0015】
請求項6に係る発明では、請求項1〜5のいずれか一項に記載の発明において、前記吸気ダクトには前記取付部のボルト挿通部に固定される固定部材を取り付けるための取付用穴が設けられている。
【0016】
この発明によれば、吸気ダクトのボルト挿通部が破損した場合に、固定部材を介して吸気ダクトを取付部に固定することが可能になる。したがって、吸気ダクトの再利用が可能となり、吸気ダクト全体を交換する必要などがなくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の一実施形態を図1及び図2に従って説明する。この実施形態は本発明を、車両のエンジンルーム内に設置されるエアクリーナの吸気ダクトの取付構造に適用したものである。
【0018】
図1(a)は、前記エンジンルーム内の一部を示す平面図である。なお、以下の説明においては、図1(a)及び図2(a),図2(b)の下方を車両の前方とし、図面上方を後方とする。そして、図1(b)は、前記エンジンルーム内の一部を示す正面図である。
【0019】
図1に示すように、車両の車体前部(エンジンルームの前部)には、前記車両の左右方向に延在するように、金属製(本実施形態では鉄製)の取付部としてのラジエータサポート11が設けられている。このラジエータサポート11には、図1(b)の下方において図示しないラジエータが支持されている。
【0020】
また、ラジエータサポート11には、樹脂製の吸気ダクト12の前側部分がボルト固定されている。この吸気ダクト12は、該吸気ダクト12の前側部分に形成された吸入口13を介して吸入した空気を、該吸気ダクト12の後部14に接続固定された図示しないエアクリーナに導入するための部材である。本実施形態において、吸気ダクト12は、吸入口13側から後部14側に亘って内部が連通されるようにブロー成形によって形成されている。
【0021】
吸気ダクト12は、ラジエータサポート11の上面(図1(b)の上側の面)に載置された状態で、2つのボルト15によって固定されている。すなわち、図1及び図2に示すように、吸気ダクト12の吸入口13の右側(図1においては左側)には第1取付アーム16が、左側(図1においては右側)には第2取付アーム17がそれぞれ突設されている。この第1取付アーム16は、基端側の第1基端部16Aと、該第1基端部16Aから延出形成された第1先端部16Bとからなっており、第2取付アーム17は、同じく基端側の第2基端部17Aと、第2先端部17Bとからなっている。そして、第1先端部16Bには、吸気ダクト12側のボルト挿通部としての第1ボルト挿通部18が、第2先端部17Bには、同じく吸気ダクト12側のボルト挿通部としての第2ボルト挿通部19が設けられている。
【0022】
図2(a)に示すように、第1ボルト挿通部18は、第1取付アーム16の第1先端部16Bにおいて車両の前後方向に延在する長孔状に形成されている。第1ボルト挿通部18の最大横幅寸法は、ボルト15のネジ径よりもやや大きい。また、第1ボルト挿通部18の前後長さは、ボルト15のネジ径よりも十分に大きい。
【0023】
第1ボルト挿通部18の内周部分には、前記前後方向における中間部において、該第1ボルト挿通部18の内側に向けて左右方向に突出するように位置決め手段としての第1位置決め突起20が複数(本実施形態では4つ)設けられている。第1位置決め突起20は、第1ボルト挿通部18の内周において、左右両側に2つずつ、互いに対向するように設けられている。これら対向し合う左右の第1位置決め突起20間の隙間寸法(図面横方向の寸法)は、ボルト15のネジ径よりも小さい。これら第1位置決め突起20によって、第1ボルト挿通部18内の領域は、第1前側領域18Aと後側領域18Bとに区分されている。
【0024】
他方、図2(b)に示すように、第2ボルト挿通部19は、第2取付アーム17の第2先端部17Bにおいて車両の前後方向に延在するとともに後側に開口19Aを有する凹部状に形成されている。第2ボルト挿通部19の最大横幅寸法は、第1ボルト挿通部18同様に、ボルト15のネジ径よりもやや大きい。
【0025】
第2ボルト挿通部19において左右方向に対向し合う内周部分には、第1ボルト挿通部18同様の位置決め手段としての第2位置決め突起21が複数(本実施形態では4つ)設けられている。これら第2位置決め突起21は、第1ボルト挿通部18同様に、前記内周部分において左右両側に2つずつ、互いに対向するように設けられている。また、これら対向し合う左右の第2位置決め突起21間の隙間寸法(図面横方向の寸法)は、第1ボルト挿通部18同様にボルト15のネジ径よりも小さい。これら第2位置決め突起21によって、第2ボルト挿通部19には、第2前側領域19Bが形成されている。
【0026】
吸気ダクト12は、各ボルト挿通部18,19と、これらに対応するようにラジエータサポート11に形成された各ボルト孔22(ラジエータサポート11側のボルト挿通部)とに挿通された各ボルト15によって、ラジエータサポート11に固定される。ボルト孔22は、ボルト15と螺合可能な雌ネジ状に形成されている。
【0027】
また、吸気ダクト12は、ボルト15がそれぞれ各前側領域18A,19Bに挿通された状態でラジエータサポート11に対して正規の取付位置に取り付けられ得るようになっている。本実施形態では、各位置決め突起20,21によって、吸気ダクト12がラジエータサポート11に対して前記正規の位置からやや前方にずれた位置に取り付けられることが防止され得るようになっている。この正規の位置からやや前方にずれた位置とは、例えば、吸気ダクト12の後部14と前記エアクリーナとの接続自体は可能であっても、その位置ずれに起因する応力などの影響から部品の劣化が促進されたり、前記接続における組付精度の低下からびびりが発生する等の問題が生じ得る位置を意味する。
【0028】
また、本実施形態では、前記後側領域18Bや、第2ボルト挿通部19の第2位置決め突起21よりも開口19A側の部分にボルト15が挿通された状態で吸気ダクト12がラジエータサポート11に対して取り付けられた場合には、吸気ダクト12が前記正規の位置から大きく前方にずれた状態となる。この状態では、吸気ダクト12の後部14と前記エアクリーナとの間において前記両者の接続が不可能となる程の大きな隙間が発生したり、また、ボルト締結後に第1前側領域18Aや第2前側領域19Bがボルト15の外側に露出する。そのため、明らかにラジエータサポート11に対する吸気ダクト12の取付位置が正規の状態ではないことが作業者によって確認され得るようになっている。
【0029】
なお、各取付アーム16,17の各基端部16A,17Aには、固定部材取付用穴23がそれぞれ2つずつ設けられている。これら固定部材取付用穴23は、例えば、車両の軽衝突等の理由により各先端部16B,17Bが欠損された場合に、吸気ダクト12をラジエータサポート11に取り付けるためにそれらの代用となる固定部材(図示なし)を吸気ダクト12に取り付けるための穴である。前記固定部材は、吸気ダクト12をラジエータサポート11に対して固定するために、前記両者を連結する。
【0030】
次に、前述のように構成された吸気ダクトの取付構造における作用について説明する。
ラジエータサポート11に対する吸気ダクト12の取付作業時においては、各位置決め突起20,21が存在することにより、作業者によってボルト15が各前側領域18A,19Bに挿通され、吸気ダクト12は正規の位置に取り付けられる。すなわち、吸気ダクト12は、前記正規の位置からやや前方にずれた位置には取り付けられない。また、後側領域18Bや、第2ボルト挿通部19の第2位置決め突起21よりも開口19A側の部分にボルト15が挿通された状態、すなわち、吸気ダクト12が前記正規の位置から大きく前方にずれた状態では、吸気ダクト12と前記エアクリーナとの間において前記両者の接続が不可能となる程の隙間が発生する。この場合、吸気ダクト12の取付位置が正規の状態ではないことが作業者によって確認される。
【0031】
例えば、吸気ダクト12がラジエータサポート11に取り付けられた状態で前記車両が軽衝突を起こし、ラジエータサポート11が後方に向けて押し込まれると、前記エアクリーナに支えられた吸気ダクト12に対してラジエータサポート11が後方に相対移動(相対変位)することがある。この場合、ラジエータサポート11(ボルト孔22を含む部分)の前記相対変位によって、ボルト15は、各ボルト挿通部18,19において各前側領域18A,19Bからそれらの後方に向けて移動する。このとき、ボルト15は、各位置決め突起20,21を潰しながら後方にスライド移動する(所定量以上のスライド移動)。
【0032】
例えば、第1ボルト挿通部18側のボルト15の後方への移動量が、該ボルト15が第1ボルト挿通部18の後端部に当接しない程度のものであれば、第1取付アーム16は再利用が可能な形状に保たれる。すなわち、第1位置決め突起20は潰れた状態となるが、第1取付アーム16は湾曲したり折損したりしない。この場合の吸気ダクト12の再利用時には、第1位置決め突起20が潰れた状態であっても、修理作業者によって、吸気ダクト12は前記正規の取付位置に取り付けられる。
【0033】
しかし、前記ボルト15の後方への移動量が大きく、該ボルト15が第1ボルト挿通部18の後端部に当接するとともにさらに後方に移動する程のものである場合、例えば、第1取付アーム16において第1先端部16Bが折損するとともに欠損した状態となる。この場合には、修理作業者によって、前述の固定部材の一端が固定部材取付用穴23を利用して第1取付アーム16にネジ止めされ、前記固定部材の他端がボルト孔22を利用してラジエータサポート11にボルト固定される。これにより、第1先端部16Bが欠損した状態であっても、第1取付アーム16が前記固定部材を介してラジエータサポート11に対して固定される。
【0034】
また、第2ボルト挿通部19においては、その後側の部分に開口19Aが形成されている。そのため、前記軽衝突時における第2ボルト挿通部19側のボルト15の後方への移動による、第2取付アーム17の第2先端部17Bの折損等は回避される。すなわち、第2取付アーム17は再利用が可能な状態に保たれる。
【0035】
なお、前記軽衝突時における第2ボルト挿通部19側のボルト15の移動方向が、図2(b)の左右方向への移動方向成分を含む場合、第2先端部17Bは前記ボルト15の移動によって折損される虞がある。この場合には、第1取付アーム16同様、第2取付アーム17は、前述と同様の固定部材を介してラジエータサポート11に固定される。
【0036】
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
(1) 各ボルト挿通部18,19は、吸気ダクト12に対するラジエータサポート11の後方への相対変位に基づくボルト15のスライド移動を所定量以上許容するように形成されている。これによれば、軽衝突時にラジエータサポート11が吸気ダクト12に対して後方に相対変位した際、ボルト15がボルト挿通部18,19をスライド移動することで、吸気ダクト12の破損が回避され得る。したがって、吸気ダクト12の再利用性が高まる。
【0037】
(2) ラジエータサポート11のボルト孔22はボルト15と螺合可能な雌ネジ状に形成されている。また、吸気ダクト12の第1ボルト挿通部18は前後方向に延在する長孔状に、そして、第2ボルト挿通部19は後側に開口19Aを有する凹部状に形成されている。これによれば、各ボルト挿通部18,19において、ボルト15の後方へのスライド移動が許容される。また、ボルト孔22が雌ネジ状に形成されているため、ボルト15を締結するためにナット等を用いる必要がなくなる。また、比較的大きい金属製のラジエータサポート11に形成されたボルト挿通部(22)に比較して、比較的小さい樹脂製の吸気ダクト12に形成されたボルト挿通部(18,19)の方が、前述の長穴状や凹部状の形状にするための加工が容易である。
【0038】
(3) 第1ボルト挿通部18には第1位置決め突起20が、第2ボルト挿通部19には第2位置決め突起21が設けられている。これによれば、吸気ダクト12のラジエータサポート11に対する取付位置精度が高くなる。
【0039】
(4) 各取付アーム16,17に、固定部材取付用穴23を設けた。これによれば、第1取付アーム16においては第1先端部16Bが、第2取付アーム17においては第2先端部17Bが欠損した場合に、固定部材取付用穴23を利用してネジ止めした固定部材を介して吸気ダクト12をラジエータサポート11に固定することが可能になる。つまり、吸気ダクト12の再利用が可能となるため、例えば、吸気ダクト12全体を交換する必要などがない。
【0040】
(第2の実施形態)
この第2の実施形態は、前記第1の実施形態において各取付アーム等の構成を変更したものであり、その他の点では第1の実施形態とほぼ同一の構成になっている。従って、第1の実施形態と共通する構成部分については図面上に同一符号を付して重複した説明を省略する。
【0041】
図3に示すように、本実施形態では、前記第1の実施形態におけるようなボルト15を用いた吸気ダクト12の取付構造に代えて、連結手段(連結部材)としての弾性連結ピン30を用いた吸気ダクト12の取付構造を採用している。
【0042】
図3(b)に示すように、本実施形態では、ラジエータサポート11の上面に吸気ダクト12が載置された状態では、各取付アーム16,17と前記上面とが離間した状態となっている(図3(b)では第1取付アーム16側のみ図示)。各取付アーム16,17の各先端部16B,17Bには、弾性連結ピン30を挿通するための各取付アーム16,17側の挿通孔としてのアーム円孔31(図3(b)において第1取付アーム16側のもののみ図示)が形成されている。
【0043】
弾性連結ピン30は、エラストマ(本実施形態ではゴム)からなっている。また、弾性連結ピン30は、軸部32と、該軸部32の上端(図3(b)における上側の端部)に形成された第1端部33と、軸部32の下端に形成された第2端部34とを有している。また、弾性連結ピン30は、軸部32の上下方向(図3(b)の上下方向)における中間部分にフランジ部35を有している。なお、軸部32は、フランジ部35と第1端部33との間の第1軸部32Aと、フランジ部35と第2端部34との間の第2軸部32Bとに区分される。
【0044】
前述のアーム円孔31には、弾性連結ピン30が第1端部33側から挿入され、第1軸部32Aが挿通された状態となる。アーム円孔31の内径と、第1軸部32Aの外径とは、ほぼ同じ大きさである。また、弾性連結ピン30は、第1端部33の下面と第1取付アーム16との当接によって、下方への抜け止めがなされる。
【0045】
一方、本実施形態のラジエータサポート11には、各アーム円孔31と対応する位置に、弾性連結ピン30を挿通するためのラジエータサポート11側の挿通孔としてのラジエータサポート円孔36がそれぞれ形成されている(図3(b)において第1取付アーム16側のもののみ図示)。ラジエータサポート円孔36には、弾性連結ピン30が第2端部34側から挿入され、第2軸部32Bが挿通された状態となる。ラジエータサポート円孔36の内径と、第2軸部32Bの外径とは、ほぼ同じ大きさである。また、弾性連結ピン30は、第2端部34の上面とラジエータサポート11との当接によって、上方への抜け止めがなされる。なお、第2端部34の前記上面は、テーパ状に形成されている。
【0046】
本実施形態では、前記車両の軽衝突時において、吸気ダクト12に対してラジエータサポート11(各ラジエータサポート円孔36を含む部分)が後方に相対移動(相対変位)すると、弾性連結ピン30がこの相対変位に基づく外力を受けて、弾性変形する。これにより、吸気ダクト12とラジエータサポート11とは、通常の振動によって生じる相対変位を超えた大きさの相対変位(所定量以上の相対変位(相対移動))が許容される。
【0047】
また、弾性連結ピン30は、吸気ダクト12とラジエータサポート11との相対変位量が一定の大きさを超えると、ラジエータサポート円孔36から第2端部34側が抜け出し、吸気ダクト12とラジエータサポート11との連結を解除する。この抜け出し時において、第2端部34は、テーパ状に形成されたその上面によって比較的スムーズに弾性変形するとともに、ラジエータサポート円孔36内を通過する。
【0048】
本実施形態では、上記の(4)と同様の効果の他に、以下のような効果を得ることができる。
(5) 吸気ダクト12とラジエータサポート11とは、外力による弾性変形に基づいて前記両者の相対変位を所定量以上許容する連結手段(弾性連結ピン30)を介して連結固定されている。これによれば、軽衝突時にラジエータサポート11が吸気ダクト12に対して後方に相対変位した際、前記連結手段(弾性連結ピン30)が弾性変形することで、吸気ダクト12の破損が回避され得る。したがって、吸気ダクト12の再利用性が高まる。
【0049】
(6) 前記連結手段は、アーム円孔31及びラジエータサポート円孔36に挿通したエラストマ製の弾性連結ピン30(連結部材)である。これによれば、エラストマ製の弾性連結ピン30の弾性変形により、吸気ダクト12とラジエータサポート11との相対変位が許容される。また、例えば、弾性連結ピン30が破損した場合には、これを交換することで吸気ダクト12を再利用することができる。
【0050】
(第3の実施形態)
この第3の実施形態は、前記第2の実施形態において各取付アーム等の構成を変更したものであり、その他の点では第2の実施形態とほぼ同一の構成になっている。従って、第2の実施形態と共通する構成部分については図面上に同一符号を付して重複した説明を省略する。
【0051】
図4に示すように、本実施形態では、前記第2の実施形態におけるような吸気ダクト12と別体の連結部材(弾性連結ピン30)を用いた吸気ダクト12の取付構造に代えて、吸気ダクト12と一体形成された連結手段としてのエラストマ部40を用いた吸気ダクト12の取付構造を採用している。
【0052】
図4(b)に示すように、本実施形態では、ラジエータサポート11の上面に吸気ダクト12が載置された状態では、各取付アーム16,17と前記上面とが当接した状態となっている(図4(b)では第1取付アーム16側のみ図示)。そして、各取付アーム16,17の下面には、ピン形状のエラストマ部40(図4(b)において第1取付アーム16側のもののみ図示)が一体形成されている。各エラストマ部40は、その基端側の軸部41と、該軸部41の先端側に一体形成された頭部42とを有している。
【0053】
吸気ダクト12におけるエラストマ部40近傍の部分は、エクスチェンジブロー成形によって、吸気ダクト12における前記近傍以外の部分と異なる材質を用いて形成されている。詳述すれば、各先端部16B,17Bにおける各エラストマ部40近傍の部分は、吸気ダクト12におけるこの部分以外の部分よりも柔軟な弾性素材によって形成されている。
【0054】
なお、前述のエクスチェンジブロー成形とは、ブロー成形におけるパリソン成形工程において、パリソンを成形するための材質に関して前記パリソンの一部を他部と異なる材質に切換えることで、一部が他部と異なる材質からなるブロー成形品を成形する工法である。前述の材質の切換えは、例えば、前記パリソンの成形型において原料注入口を複数設けるとともに、原料を注入する前記原料注入口を切換えることで行う。
【0055】
また、本実施形態のラジエータサポート11には、エラストマ部40と対応する位置に、該エラストマ部40を挿通するための挿通孔としての円孔43がそれぞれ形成されている(図4(b)において第1取付アーム16側のもののみ図示)。円孔43には、エラストマ部40が頭部42側から挿入され、軸部41が挿通された状態となる。円孔43の内径と、軸部41の外径とは、ほぼ同じ大きさである。また、エラストマ部40は、頭部42の上面とラジエータサポート11との当接によって、上方への抜け止めがなされる。なお、頭部42の前記上面は、テーパ状に形成されている。
【0056】
本実施形態では、前記車両が軽衝突時において、吸気ダクト12に対してラジエータサポート11(各円孔43を含む部分)が後方に相対移動(相対変位)すると、エラストマ部40がこの相対変位に基づく外力を受けて、弾性変形する。これにより、吸気ダクト12とラジエータサポート11とにおいては、第2の実施形態と同様に、通常の振動によって生じる相対変位を超えた大きさの相対変位(所定量以上の相対変位(相対移動))が許容される。
【0057】
また、エラストマ部40は、吸気ダクト12とラジエータサポート11との相対変位量が一定の大きさを超えると、円孔43から抜け出し、吸気ダクト12とラジエータサポート11との連結を解除する。この抜け出し時において、頭部42は、テーパ状に形成されたその上面によって、比較的スムーズに弾性変形するとともに円孔43内を通過する。
【0058】
本実施形態では、上記の(4)及び(5)と同様の効果の他に、以下のような効果を得ることができる。
(7) 前記連結手段は、吸気ダクト12に一体形成されたエラストマ部40であり、吸気ダクト12とラジエータサポート11とは、円孔43にエラストマ部40が挿通されることで連結固定されている。これによれば、エラストマ部40の弾性変形により、吸気ダクト12とラジエータサポート11との相対変位が許容される。また、エラストマ部40は吸気ダクト12に一体形成されているため、例えば、吸気ダクトと別体の連結部材等を用いて前記吸気ダクトとラジエータサポートとを連結した場合に比較して、部品点数を低減することが可能になる。
【0059】
実施の形態は前記に限定されるものではなく、例えば、以下の様態としてもよい。
・ 前記第1の実施形態において、各位置決め突起20,21は設けられていなくてもよい。
【0060】
・ 前記第1の実施形態において、ラジエータサポート11のボルト挿通部(ボルト孔22)は雌ネジ状に形成されていなくてもよい。この場合、ナットを用いてボルト15を締結すればよい。
【0061】
・ 前記第1の実施形態では、吸気ダクト12のボルト挿通部(各ボルト挿通部18,19)を長孔状または後側に開口19Aを有する凹部状に形成した。これに対して、ラジエータサポートにおいて、前後方向に延在する長孔状、または、前側に開口を有する凹部状のボルト挿通部を形成し、前記ラジエータサポートと吸気ダクトとを、ボルト及びナットを用いて固定してもよい。
【0062】
・ 前記第2の実施形態では、弾性連結ピン30をゴム製としたが、これに限定されない。吸気ダクト12よりも柔軟な樹脂製の弾性連結ピンとしてもよい。
・ 前記第2の実施形態において、弾性連結ピン30の第1端部33側がアーム円孔31から抜け出ることでラジエータサポート11と吸気ダクト12との連結が解除されてもよい。
【0063】
・ 前記第2の実施形態において、弾性連結ピン30の第1端部33の下面がテーパ状に形成されていてもよい。
・ 前記第2の実施形態において、弾性連結ピン30が引きちぎれることでラジエータサポート11と吸気ダクト12との連結が解除されてもよい。この場合、弾性連結ピン30を交換することで吸気ダクト12の再利用は可能となる。
【0064】
・ 前記第3の実施形態において、エラストマ部40が引きちぎれることでラジエータサポート11と吸気ダクト12との連結が解除されてもよい。この場合、各先端部16B,17Bを吸気ダクト12から切除するとともに、固定部材取付用穴23を利用して吸気ダクト12に固定した前記固定部材を用いることで吸気ダクト12の再利用は可能となる。
【0065】
・ 固定部材取付用穴23は設けられていなくてもよい。また、吸気ダクト12は、前記固定部材を用いた再利用が可能な構成とされる必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第1の実施形態の吸気ダクトの取付構造を示す概略平面図、(b)は同じく吸気ダクトの取付構造を示す概略正面図。
【図2】(a)は同じく第1取付アームの一部を示す部分拡大平面図、(b)は同じく第2取付アームの一部を示す部分拡大平面図。
【図3】(a)は第2の実施形態の吸気ダクトの取付構造を示す概略平面図、(b)は図3(a)のb−b線における拡大断面図。
【図4】(a)は第3の実施形態の吸気ダクトの取付構造を示す概略平面図、(b)は図4(a)のb−b線における拡大断面図。
【符号の説明】
11…取付部としてのラジエータサポート、12…吸気ダクト、15…ボルト、18…ボルト挿通部としての第1ボルト挿通部、19…ボルト挿通部としての第2ボルト挿通部、19A…開口、20…位置決め手段としての第1位置決め突起、21…位置決め手段としての第2位置決め突起、22…ボルト挿通部としてのボルト孔、30…連結手段(連結部材)としての弾性連結ピン、31…挿通孔としてのアーム円孔、36…挿通孔としてのラジエータサポート円孔、40…連結手段としてのエラストマ部、43…挿通孔としての円孔。

Claims (6)

  1. エアクリーナの吸気ダクトを車体前部の取付部に固定するための吸気ダクトの取付構造であって、
    前記吸気ダクトを前記取付部に固定するためのボルトを挿通するボルト挿通部を前記吸気ダクト及び前記取付部に形成し、それら両ボルト挿通部の少なくとも一方は、同挿通部の前側領域を形成する位置決め手段を有するとともに同前側領域に前記ボルトが挿通され、車両の衝突時における前記吸気ダクトに対する前記取付部の後方への相対変位に基づく前記前側領域から後方への前記ボルトのスライド移動を許容するように形成される吸気ダクトの取付構造。
  2. 前記車両の衝突時において、前記ボルトは前記位置決め手段を潰しながら前記前側領域から後方へスライド移動する請求項1に記載の吸気ダクトの取付構造。
  3. 前記ボルトのスライド移動を許容するように形成されるボルト挿通部は、前後方向に延在する長孔状の形状に形成されるボルト挿通部と、後側に開口を有する凹部状の形状に形成されるボルト挿通部とを含む請求項1又は2に記載の吸気ダクトの取付構造。
  4. エアクリーナの吸気ダクトを車体前部の取付部に固定するための吸気ダクトの取付構造であって、
    前記吸気ダクトを前記取付部に固定するためのボルトを挿通するボルト挿通部を前記吸気ダクト及び前記取付部に形成し、それら両ボルト挿通部の少なくとも一方は、車両の衝突時における前記吸気ダクトに対する前記取付部の後方への相対変位に基づく前記ボルトのスライド移動を許容するように形成される吸気ダクトの取付構造において、
    前記ボルトのスライド移動を許容するように形成されるボルト挿通部は、前後方向に延在する長孔状の形状に形成されるボルト挿通部と、後側に開口を有する凹部状の形状に形成されるボルト挿通部とを含む吸気ダクトの取付構造。
  5. 前記ボルトのスライド移動を許容するように形成されるボルト挿通部は前記吸気ダクトのボルト挿通部であり、前記取付部のボルト挿通部は前記ボルトと螺合可能な雌ネジ状に形成される請求項1〜のいずれか一項に記載の吸気ダクトの取付構造。
  6. 前記吸気ダクトには、前記取付部のボルト挿通部に固定される固定部材を取り付けるための取付用穴が設けられている請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸気ダクトの取付構造。
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