JP6303554B2 - 車両用エンジンの吸気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両前部のエンジンルーム内に搭載されたエンジンに車両前方から取り入れられた空気を供給するための、車両用エンジンの吸気装置に関する。
従来、車両用エンジンの吸気構造として、エンジンから発せられる熱の影響を受けにくい位置に吸入口を設定したものが知られている。すなわち、できるだけ温度の低い外気をエンジンに取り入れ、空気密度を確保することで、エンジン出力の低下を抑制するものである。
例えば特許文献1には、自動車の車体前部に備えられたグリルの後方に、前方に向かって開口した吸入口(空気取込み口)を有するダクトを設け、このダクトで車両前方の低温な外気を吸気してエンジンに供給するようにした技術が記載されている。
この技術によれば、吸入口が車両前方からの冷風を取り入れられる場所に設けられているため、低温で密度の高い吸気をエンジンに供給することができ、エンジン出力及び燃費を向上させることができるとされている。
特開2012-149633号公報
しかしながら、上記のようなダクトを設けた場合、吸入口が車両前方に向かって開口しているため、吸入口に車両前方から水や雪が進入し易い。水や雪は、吸入口に進入すると吸気と共にダクト内を流れ、ダクトの下流に設けられたエアクリーナやエンジンなどに達してこれらの機能を阻害してしまう虞がある。
本件の目的の一つは、上記のような課題に鑑み創案されたものであり、吸気温度の低減を図りながら水や雪の進入を抑制することができるようにした、車両用エンジンの吸気装置を提供することである。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的として位置づけることができる。
(1)ここで開示する車両用エンジンの吸気装置は、車両前部のエンジンルーム内に設けられ、車両前方から取り入れられた空気を前記エンジンルーム内に搭載されたエンジンに供給するための第一吸気通路を形成するダクトと、前記エンジンルームの前部に配置された車体部材に固設され、前記エンジンルームの上部を覆うフードに対して前記車体部材よりも上方で当接して前記フードを弾性的に支持する弾性部材とを備え、前記ダクトは、車両前方に向かって開口し前記第一吸気通路に空気を導入する吸入口と、前記ダクトを固定するための固定部材を取り付けるために切り欠かれた切欠部とを有し、前記吸入口は、前記弾性部材の後方に配置され、前記切欠部は、前記弾性部材と車両前後方向に重なる位置に形成されていることを特徴としている。
(2)前記車体部材は、前記吸入口に対して車幅方向にずれた位置で車両前方に向かって開口した外気取入口を備え、前記外気取入口と前記吸入口との間には、車幅方向に延びる第二吸気通路が形成されていることが好ましい。
)この場合、前記吸入口は、前記外気取入口よりも車幅方向外方に配置され、前記吸入口の車幅方向外方には、前記第二吸気通路の下流端壁部を形成する遮風板が設けられていることが好ましい。
)前記車体部材は、前記フードと隙間を介して車両後方且つ上方に向かって延設された庇部を備え、前記庇部の後端部は、前記吸入口よりも上方に配置されていることが好ましい。
)前記ダクトは、前記吸入口を有するダクト上流部と、前記ダクト上流部に接続される一端部と前記エンジン側に接続される他端部とが相対移動可能なダクト下流部とを備え、前記ダクト上流部は、前記ダクト下流部の一端部に接続され前記吸入口の開口面積よりも小さい面積の閉断面を有する接続部を備え、前記接続部の閉断面の中心は、前記吸入口の中心よりも前記ダクト下流部の他端部から車幅方向に離隔した位置に設けられていることが好ましい。
開示の車両用エンジンの吸気装置によれば、ダクトが車両前方に向かって開口した吸入口を有しているため、車両前方の低温な空気を吸入口から第一吸気通路に導入することができる。これにより、エンジンの吸気温度を低減させることができるため、エンジン出力の向上を図ることができる。また、吸入口が弾性部材の後方に配置されているため、水や雪が吸入口から第一吸気通路内に進入することを抑制することができる。
一実施形態に係る車両用エンジンの吸気装置の要部を示す断面図であり、図6のA−A矢視断面図である。 一実施形態に係る車両用エンジンの吸気装置の全体を概略的に示す平面図である。 図2のC部拡大図である。 図2のC部を車両斜め後方から見た図であり、遮風板を省略して示す。 図6のB−B矢視断面図である。 図2のC部を車両斜め前方から見た図であり、ヘッドランプを省略すると共に遮風板を分解して示す。
図面を参照して、実施形態としての車両用エンジンの吸気装置について説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができると共に、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることが可能である。
[1.装置構成]
[1−1.全体構成]
まず、本実施形態に係る車両用エンジンの吸気装置が備えられた車両の前部構成について説明する。図2は、車両前部に形成されたエンジンルーム1の平面図であり、ここではエンジンルーム1の上部を覆うフード4(図1及び図5参照)を省略して、エンジンルーム1の上部空間が開放された状態を示す。
図2に示すように、エンジンルーム1は、何れも車体部材である一対のフェンダパネル2,2,バンパ30及びダッシュパネル3などによって囲まれた空間であり、その略中央部にはエアクリーナ5及びエンジン6が搭載される。フェンダパネル2は、車両の左右両側面に配設され、車両前後方向に延びて車体側面を形成する。一方、バンパ30は車両の最前部に配置され、車幅方向に延びて車体前面を形成する。また、ダッシュパネル3は、車室の前方に設けられ、左右方向に延びてエンジンルーム1と車室とを隔てる隔壁となる。
エンジンルーム1の下方には、左右一対のサイドメンバが車両前後方向に延設される。また、これらのサイドメンバの前端部には、車両前面に沿って窓枠状に形成された前端部構造体が接合される。前端部構造体は、後述するアッパバー20及びクロスメンバ(図示略)を横架材とし、それぞれの横架材の左右両端部をヘッドランプサポート50で上下方向に接続してなる角環形状を成している。サイドメンバ及び前端部構造体は、車両の車体構造の一部を構成するものであり、車両の外装材(例えば、前述のフェンダパネル2,バンパ30など)や各種車載装置が固定される構造部材となる。
左右の各フェンダパネル2とバンパ30との間には、ヘッドランプ40が配設されている。各ヘッドランプ40の両端部は、フェンダパネル2とバンパ30とのそれぞれに取り付けられている。また、ヘッドランプ40の背面は、バンパ30の後方に配設された左右一対のヘッドランプサポート50(図4及び図6参照)に取り付けられている。
ヘッドランプサポート50は、各ヘッドランプ40の内側端部の後方で上下方向に延設される。ヘッドランプサポート50,50の下端部は、サイドメンバ及びクロスメンバに接続されて支持される。ヘッドランプサポート50,50の上端部は、バンパ30の後方に設けられるアッパバー20に接合される。
アッパバー20は、ヘッドランプサポート50及びクロスメンバと共に上述の前端部構造体を構成する車体部材であり、エンジンルーム1内に設置されるラジエータ(図示略)の固定対象としても有用である。アッパバー20には、何れも詳細を後述するバンパ30のグリル31と、ダンパゴム(弾性部材)60,60をアッパバー20に対して取り付けるためのブラケット91,91とが固設される。
エンジン6は、供給された吸気中に含まれる酸素で燃料を燃焼させ、車両の動力を発生させるためのものである。エンジン6には、燃料の燃焼によって生じた高温の排気を車両後方に排出するための排気管7が接続される。
エアクリーナ5は、エレメントと呼ばれるフィルター(図示略)を内部に備え、エンジン6に供給される前の吸気中に含まれる粉塵を除去するためのものである。エアクリーナ5には、車両前方から取り入れられた空気をエンジン6に供給するためのダクト10が接続されている。
ダクト10は、吸気の流れ方向を基準として、下流側の端部がエアクリーナ5に接続され、上流側の端部がアッパバー20の上面に固定されている。ダクト10は、その上流側の端部に、車両前方に向かって開口した吸入口12aを有する。
ダクト10の吸入口12aと車両外部との間には、バンパ30が配置される。バンパ30は、車両前方に向かって開口した外気取入口32を有する。すなわち、車両前方の空気は、外気取入口32を通じてバンパ30の背面側に取り入れられると、ダクト10に向かって流れて吸入口12aからダクト10の内部に導入される。そして、ダクト10を通過しエアクリーナ5まで達すると、エアクリーナ5の内部を流れる過程で粉塵が取り除かれ、エンジン6に供給される。
以下、ダクト10の内部に形成された空気の通り道を便宜的に第一吸気通路100と呼ぶ。同様に、外気取入口32からダクト10の吸入口12aまでの間に形成された空気の通り道を便宜的に第二吸気通路200と呼ぶ。第二吸気通路200は、主としてバンパ30及びアッパバー20によって形成された空気の通路であり、その下流側の端部は、ヘッドランプサポート50に固定された遮風板70によって区画されている。図2及び図6には、第一吸気通路100及び第二吸気通路200内での空気の流通方向を破線矢印で示す。
なお、図2では省略しているが、図1及び図5に示すように、エンジンルーム1の上部は車体部材に回動可能に取り付けられたフード4によって覆われる。フード4は、エンジンルーム1側に設けられるパネル状のフードインナ4aと、フードインナ4aの上面を覆うように設けられる外装パネルとしてのフードアウタ4bとを接合することで形成される。
本実施形態に係る車両用エンジンの吸気装置は、少なくともダクト10とダンパゴム60とを備えている。以下、ダクト10,アッパバー20,ダンパゴム60,バンパ30,遮風板70の順に各構成を説明する。
[1−2.ダクト]
図2に示すように、ダクト10は、吸入口12aとエアクリーナ5に接続される端部19bとの間を貫通して第一吸気通路100を形成する空洞を有している。ダクト10は、第一吸気通路100の上流側部分を形成するダクト上流部11と、ダクト上流部11よりも第一吸気通路100の下流側部分を形成するダクト下流部19とを備えている。
まず、ダクト下流部19について説明する。
ダクト下流部19は、上流側の端部である一端部19a及び下流側の端部である他端部19bと、これらの間の中間部19cとを備え、横断面(吸気の流れ方向に対して垂直な断面)が長円形の閉断面を有するように形成されている。
ダクト下流部19の他端部19bは、エンジン6側(第一吸気通路100を流れる空気の流通方向を基準として、エンジン6に向かう側)に設けられるエアクリーナ5に対して、車幅方向外方(ここでは右方)から接続されている。また、ダクト下流部19の一端部19aには、ダクト上流部11が前方から接続されている。
ダクト下流部19の中間部19cは、上面視で緩やかに湾曲した形状に形成されている。中間部19cは、例えば部分的に蛇腹状に形成されることによって、弾性変形可能に構成されている。つまり、中間部19cを挟んで設けられるダクト下流部19の一端部19aと他端部19bとは、相対移動可能に構成されている。
次に、ダクト上流部11について説明する。
図3に示すように、ダクト上流部11は、ダクト下流部19の一端部19aに隙間なく接続された接続部15と、接続部15から上流側に滑らかに連続して延設された漏斗状の吸入部12とを有している。
接続部15は、長円形の閉断面を有する筒状に形成され、ダクト下流部19の一端部19aに対して部分的に入れ込まれた状態で、ダクト下流部19の一端部19aと固定部品93で連結されている。
吸入部12は、何れも略水平面上に延び互いに上下に離隔して配設された上面部12b及び下面部12cと、これらの内側(ここでは左側)端部を接続する内側面部12d及びこれらの外側(ここでは右側)端部を接続する外側面部12eとを備えている。上面部12b及び下面部12cは、接続部15から車両前方に向かって次第に幅寸法(車幅方向の寸法)が拡大された形状に形成されている。
吸入部12は、その上流側の端部に、ダクト上流部11の正面視で略矩形状を成す吸入口12aを有する。吸入口12aは、車幅方向に沿って延びる鉛直面上に設けられ、ダンパゴム60の後方に配置される。より具体的には、吸入口12aの中心C2がダンパゴム60と車両前後方向に重なる位置に配置される。吸入口12aの幅寸法は接続部15の内径よりも大きく形成され、吸入口12aの高さ寸法(上下方向の寸法)は接続部15の内径と略等しく形成されている。つまり、吸入口12aは、接続部15が形成する閉断面の面積A1よりも大きな開口面積A2を有する(A1<A2)。
吸入口12aの中心C2は、接続部15が成す閉断面の中心C1に対して、エンジン6に近づくように車幅方向にずれて配置されている。言い換えると、接続部15の閉断面の中心C1は、吸入口12aの中心C2よりもダクト下流部19の他端部19bから車幅方向に離隔した位置(ここでは右方)に設けられている。なお、ここでは接続部15が車両前後方向に沿って一様な閉断面を有するため、図3には中心C1として車両前後方向に延びる一点鎖線を示す。
吸入部12の下面部12cには、ダクト10をアッパバー20に固定するための固定部14が設けられている。ここでは固定部14として、下面部12cの略中央部に設けられた中央固定部14aと、下面部12cの車幅方向内側端部から延設され第一吸気通路100の外部に配置された端固定部14bとの二箇所が設けられている。中央固定部14aにはナット(固定部材)94が取り付けられ、端固定部14bにはネジ部材97が取り付けられることによって、ダクト上流部11がアッパバー20に固定される。
吸入部12の上面部12bは、ナット94を中央固定部14aに取り付けるために切り欠かれた上切欠部(切欠部)13を有している。上切欠部13は、上面視で半長円形状に切り欠かれた半長円部13aと、半長円部13aから連続して横長の矩形状に切り欠かれた矩形部13bとを備える。半長円部13aは中央固定部14aの鉛直上方に設けられ、矩形部13bは半長円部13aの前方に設けられる。
なお、下面部12cには、上面視で矩形部13bと重なる形状に切り欠かれた下切欠部16が形成されている。下切欠部16及び上切欠部13は、吸入口12aの後方で上下方向に開放した空間を形成する。この空間には、一方(ここでは右方)のブラケット91が部分的に入り込んで配置される。
[1−3.アッパバー]
図4に示すように、アッパバー20は、ハット型断面形状を有し、左右両端部がヘッドランプサポート50に接合されている。アッパバー20は、ダクト上流部11が固定される上面部21と、上面部21の前端縁から下方に向かって延設された前面部22と、上面部21の後端縁から下方に向かって延設された後面部23とを有する。前面部22には、前方に向かって延設されたフランジ部22a(図6参照)が形成されている。同様に、後面部23には、後方に向かって延設されたフランジ部23aが形成されている。
上面部21は、略水平面に沿って設けられ、ダクト上流部11を固定するためのボルト(図示略)が挿通されるボルト孔(図示略)と、円錐台形状に隆起した隆起部21aとを備えている。上面部21には、スポンジ部材92を介してダクト上流部11が載置されてナット94で固定される。隆起部21aには、後述するバンパ30の接合部34が結合される。
[1−4.ダンパゴム]
図6に示すように、ダンパゴム60は、アッパバー20の前面部22にブラケット91を介して固設されている。ダンパゴム60は、例えば硬質ゴムで形成され、主としてフード4がエンジンルーム1の上部を覆うように閉じられたときに、車体部材に付与される衝撃を緩和するためのものである。
なお、左右一対のダンパゴム60,60及びこれに対応して配設された左右一対のブラケット91,91は、左右それぞれのものが同様の構造を有している。以下、一方(ここでは右方)のダンパゴム60及びブラケット91に着目し、ダンパゴム60とダクト10の吸入口12aと位置関係について説明する。
まず、ブラケット91について説明する。
ブラケット91は、ダンパゴム60が嵌め込まれる孔部(図示略)を備えた板状の嵌合部91aと、嵌合部91aから延設されアッパバー20の上面部21及び前面部22に溶接される角柱状の脚部91bとを有する。嵌合部91aはその上表面が車両前方斜め上を向くように配置され、脚部91bは嵌合部91aの外縁から嵌合部91aの表面に対して略垂直となるように、下方へ向かって延設されている。ブラケット91の後端部は、ダクト上流部11の上切欠部13及び下切欠部16に入り込むように、吸入口12aよりも後方に配置される。なお、ブラケット91とダクト上流部11との間には、両者の干渉を防ぐために微小の隙間が確保される。
ダンパゴム60は、ブラケット91を介してアッパバー20の上方に固定され、ダクト10の吸入口12aの前方に配置される。より具体的には、ダンパゴム60は、ダクト上流部11の上切欠部13及び下切欠部16と車両前後方向に重なる位置に配置される。
図1は、図6のA−A矢視断面図である。図1に示すように、ダンパゴム60は、有底円筒状に形成された本体部61と、本体部61に圧入された略円柱状の芯部62とを備え、少なくとも軸心O方向に弾性変形可能に構成されている。本体部61の上面部61bは、ダクト上流部11の上切欠部13よりも上方に配置される。また、ここではダンパゴム60の軸心Oは、フード4が閉じられたときに本体部61の上面部61bがフードインナ4aに正対するように、鉛直方向に対して前方にやや傾けられて配置される。
本体部61の側面には、ブラケット91の嵌合部91aと嵌合する螺旋状の嵌合溝61aが形成されている。ダンパゴム60は、ブラケット91の嵌合部91aに対して嵌合溝61aを嵌合させながら螺旋方向にねじ込まれることによって、所定の寸法だけブラケット91から突出した状態に取り付けられる。このとき、本体部61の上面部61bは、フード4が閉じられてもフード4とバンパ30との間に隙間Sが形成されるように、少なくともアッパバー20及びバンパ30よりも上方に配置される。
図1に二点鎖線で示すように、フード4が閉じられた状態では、本体部61の上面部61bがアッパバー20及びバンパ30よりも上方でフードインナ4aに当接する。すなわち、この状態でダンパゴム60は、隙間Sとダクト10の上切欠部13との間で車両前後方向に延びる空間を塞ぐように配置される。
[1−5.バンパ]
図2に示すように、バンパ30は、外気取入口32を有するグリル31と、グリル31の下方に配置されたバンパカバー36とを備えている。
バンパカバー36は、車体最前面の下部を形成し、両端部がフェンダパネル2まで延設されている。
グリル31は、一対のヘッドランプ40,40の間に配置され、車両前方からエンジン6に供給する空気を取り入れる外気取入口32と、車両後方に向かって延設された庇部33とを備えている。
外気取入口32は、ここでは車幅方向中心を挟んで左右に二つずつ形成されている。何れの外気取入口32も、正面視形状が横長の矩形に形成され、ダクト10の吸入口12aに対して車幅方向にずれた位置に配置されている。なお、図1及び図5に示すように、ここでは外気取入口32が、ダクト10の吸入口12aに対して上下方向(ここでは下方)にもずれた位置に配置されている。つまり、外気取入口32と吸入口12aとの間に延びる第二吸気通路200は、いわゆる「ラビリンス構造」を有するように屈曲された経路に形成されている。
以下、左右それぞれに設けられた外気取入口32のうち、ダクト10が配置された側(ここでは右側)の二つに着目して説明する。
外気取入口32は、吸入口12aよりも車幅方向内方(ここでは左方)で上下に並んで配置される。外気取入口32,32は、外気取入口32,32と吸入口12aとの間で車幅方向に延びる第二吸気通路200の上流側の端部を形成する。
グリル31の庇部33は、グリル31の車幅方向全域に亘って形成されている。庇部33は、車幅方向に沿って設けられた後端部33aと、ダンパゴム60との干渉を防ぐために半円形状に切り取られた切取部33bと、後端部33aから後方に向かって部分的に延設されアッパバー20の隆起部21aに結合される接合部34,34とを備えている。
図5は、図2のB−B矢視断面図である。図5に示すように、庇部33は、フード4との間に隙間Sを介して車両後方且つ上方に向かって延設され、バンパ30の傾斜した上面を形成している。ここでは、庇部33が段階的にその傾斜角度を増すように形成されている。庇部33の後端部33aは、ダクト上流部11の前端部近傍まで延設され、吸入口12aよりも上方に配置される。庇部33の後端部33aとダクト上流部11の前端縁との間には、両者の干渉を防ぐために微小の隙間が確保される。
なお、図1及び図5に示すように、ここではグリル31の後面に、バンパ30を補強するためのバンパビーム35が接合されている。バンパビーム35は、外気取入口32から取り入れられた空気の通り道を確保するために切り取られた通気部35aと、ヘッドランプ40の延設部41(図3及び図4参照)が取り付けられる取付部35bと、ヘッドランプ40を位置決めするための突起部35c(図4参照)とを備えている。
[1−6.遮風板]
図6に示すように、遮風板70は、吸入口12aの車幅方向外方に設けられるパッド部材71と、パッド部材71を車幅方向外方から支持する板状の支持部材72とを備えている。
パッド部材71は、例えば発泡材で直方体形状に形成され、支持部材72によって車幅方向外方からヘッドランプサポート50に対して押圧された状態で固定される。パッド部材71は、支持部材72から加えられる押圧力によってヘッドランプサポート50,ダクト上流部11などの形状に応じて変形し、これらに密着する。
支持部材72は、例えば樹脂により、パッド部材71の正方形状に形成された側面の略半分を覆う大きさに形成される。支持部材72の中央部には、遮風板70を固定するためのボルト95が挿通される固定孔72aが形成されている。なお、パッド部材71にも、この固定孔72aと対応する位置に、ボルト95が挿通される固定孔(図示略)が形成されている。
また、ヘッドランプサポート50にも、ボルト95が挿通されるボルト孔50aが形成されている。さらにヘッドランプサポート50の裏面(車幅方向内側の面)には、ボルト孔50aに挿通されたボルト95と締結されるナット96が溶接されている。
遮風板70は、ボルト95が支持部材72及びパッド部材71の各固定孔72a及びヘッドランプサポート50のボルト孔50aに対して車幅方向外方から挿通され、ナット96と締結されることによってヘッドランプサポート50に取り付けられる。図3に示すように、遮風板70が取り付けられた状態では、パッド部材71がダクト10の外側面部12eとヘッドランプ40の延設部41とに隙間なく当接し、第二吸気通路200の下流端壁部を形成する。
[2.作用]
次に、本実施形態に係る車両用エンジンの吸気装置の作用について説明する。
まず、エンジン6の吸気作用について説明する。
図2に示すように、例えば車両の走行時、車両前方の外気は車両後方に向かって流れ、外気取入口32を通じて第二吸気通路200内に取り入れられる。第二吸気通路200では、バンパ30のグリル31及びバンパビーム35に沿って、外気取入口32から吸入口12aに向かって車幅方向に空気が流れる。すなわち、外気取入口32に流れ込んだ車両後方に向かう空気は、第二吸気通路200でその流れ方向が車幅方向に変更される。ここでは、外気取入口32よりも車幅方向外方に配置された吸入口12aに向かって空気の流れ方向が略直角に曲げられ、第二吸気通路200内を車幅方向外方に向かって空気が流れる。
図6に示すように、外気取入口32から車幅方向外方に向かって第二吸気通路200を流れた空気は、遮風板70にぶつかって再度流れ方向が略直角に変更される。つまり、遮風板70によって受けられた空気は、外気取入口32に対して上方に配置された吸入口12aに向かって、その流れ方向が上方に向けられて吸入口12aに導かれる。
吸入口12aまで流れた空気は、吸入口12aを通じてダクト10の内部に導入される。そして、第一吸気通路100内を流れた後、エアクリーナ5を通過してエンジン6に供給される。
このように、車両前方から取り入れられた空気は、エンジン6に辿り着くまでに第二吸気通路200内を流れる過程でその流れ方向が略直角に変更される。このため、車両前方から空気と共に水や雪が第二吸気通路200内に進入したとしても、水や雪は空気の流れ方向が変更されるときにグリル31やバンパビーム35などの部材にぶつかって付着し、これらの部材の表面を伝って下方へと落下する。
なお、図2に示すように、エンジン6の作動時には、エンジン6自体や排気管7が高温になるため、これらの周囲の空気も暖められる。この暖められた空気(以下、「熱気」という)は、例えば図2に白抜き矢印で示すように、エンジンルーム1内におけるエンジン6の横(ここでは右方)の空間を車両前方に向かって流れ、吸入口12aに車幅方向外方から近づく場合がある。
この場合、熱気は遮風板70に車幅方向外方からぶつかり、吸入口12aよりも車幅方向外方で塞き止められる。つまり、エンジンルーム1内の熱気は、第一吸気通路100内や第二吸気通路200内に進入するよりも前に、遮風板70によって塞き止められる。
次に、本実施形態に係るダンパゴム60の作用について説明する。
図1に太矢印で示すように、例えば車両の走行時、車両前方の外気は車両後方に向かって流れ、フード4とバンパ30との間に形成された隙間Sに進入することがある。このとき、外気と共に水や雪が隙間Sに進入することがある。
隙間Sに進入した水や雪は、空気と共にバンパ30の庇部33の上面に沿って車両後方且つ上方に向かって流れる。そして、水や雪は、吸入口12aよりも前方でダンパゴム60にぶつかると、ダンパゴム60の側面に受け止められて付着し、ブラケット91の脚部91bの表面を伝って吸入口12aよりも下方へと落下する。ここでは、隙間Sに進入した水や雪が、上切欠部13から第一吸気通路100に進入するよりも前に、ダンパゴム60によって上切欠部13よりも前方で受け止められる。
また、図5に示すように、隙間Sに進入した水や雪のうちダンパゴム60にぶつからなかったものは、庇部33の上面に沿って車両後方且つ上方に向かって流出し、庇部33の後端部33aよりも後方ではダクト上流部11の上方に流される。
このように、隙間Sに水や雪が進入したとしても、ダンパゴム60及び庇部33によって、水や雪が吸入口12aに進入することが抑制される。
[3.効果]
(1)上記の車両用エンジンの吸気装置では、ダクト10が車両前方に向かって開口した吸入口12aを有しているため、比較的低温な車両前方の空気を吸入口12aから吸入してエンジン6に供給することができる。これにより、エンジン6の吸気温度を低減させることができるため、エンジン出力の向上を図ることができる。
また、図1に示すように、吸入口12aがダンパゴム60の後方に配置されているため、バンパ30とフード4との隙間Sに水や雪が入り込んだとしても、ダンパゴム60によって水や雪を吸入口12aよりも前方で受け止めることができる。このため、水や雪が吸入口12aから第一吸気通路100に進入してエンジン6側に供給されることを抑制することができる。
さらに、一般にエンジンルーム1の前部に配置される既存のダンパゴム60を使用すれば、製造コストを抑制しながら上述のようにエンジン6の出力向上と被水防止とを図ることができる。
また、吸入部12の前端部には、ダクト上流部11をアッパバー20に固定するための上切欠部13及び下切欠部16が設けられる。これらの上切欠部13及び下切欠部16によって形成される空間を利用して、その内部にダンパゴム60が配置されるため、既存のダンパゴム60のレイアウトを変更することなく、省スペースで吸入口12aをできるだけ前方に配置しつつ、水や雪の進入を抑制することができる。このような点でも、製造コストを削減しつつ被水防止性能を向上させることができる。
(2)図1に示すように、上切欠部13がダンパゴム60と車両前後方向に重なる位置に形成されているため、隙間Sに水や雪が流れ込んだとしても、ダンパゴム60によって水や雪を上切欠部13の前方で受け止めることができる。このため、水や雪が上切欠部13から第一吸気通路100内に進入してエンジン6側に供給されることを抑制することができる。
(3)図2に示すように、外気取入口32と吸入口12aとの間には車幅方向に延びる第二吸気通路200が形成されているため、外気取入口32から取り入れられた車両後方に向かう空気の流れ方向を、第二吸気通路200で車幅方向に変更することができる。このため、空気と共に水や雪が第二吸気通路200内に入り込んだとしても、水や雪を流れ方向が変更されるときにバンパ30などの車体部材で受け止めることができる。したがって、水や雪が吸入口12aまで流れてエンジン6側に供給されることを抑制することができる。
(4)また、吸入口12aが外気取入口32よりも車幅方向外方に配置され、吸入口12aの車幅方向外方に遮風板70が設けられているため、第二吸気通路200を車幅方向外方に向かって流れてきた空気を遮風板70で受けて確実に吸入口12aに導くことができる。
さらに、図2に白抜き矢印で示すように、エンジンルーム1内の熱気が吸入口12aに車幅方向外方から近づく場合、上記の遮風板70が設けられていることによって、吸入口12aよりも車幅方向外方で熱気を塞き止めることができる。つまり、遮風板70によって、エンジンルーム1内の熱気が吸入口12aに車幅方向外方から進入することを抑制することができるため、吸気温度を確実に低減させることができる。
(5)図5に示すように、バンパ30が車両後方且つ上方に向かって延設された庇部33を備え、庇部33の後端部33aが吸入口12aよりも上方に配置されているため、隙間Sに流れ込んだ水や雪を、庇部33に沿って吸入口12aの上方に流すことができる。このため、隙間Sに流れ込んだ水や雪が吸入口12aに進入することを抑制することができる。
(6)図3に示すように、接続部15の閉断面の中心C1が、吸入口12aの中心C2よりもダクト下流部19の他端部19bから車幅方向に離隔した位置に設けられているため、ダクト下流部19の一端部19aと他端部19bとを離隔させることができる。つまり、接続部15の閉断面の中心C1が吸入口12aの中心C2と前後方向に重なる位置に設けられる場合に比べて、上記の配置ではダクト下流部19の一端部19aと他端部19bとを車幅方向に離隔させることができる。
これによってダクト下流部19の長さ寸法を確保することができるため、例えばエンジン6がアッパバー20に対して相対的に振動しても、ダクト下流部19の一端部19aと他端部19bとが相対移動することによって、エンジン6からダクト上流部11に伝わる振動を確実に吸収することができる。
[4.変形例]
上述した実施形態に関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
上記には、ダクト10及び吸入口12aがエンジンルーム1内の右側に配置される例を示したが、ダクト10及び吸入口12aは、エンジンルーム1内の左側に配置されてもよいし、吸入口12aは車幅方向中央部に配置されてもよい。
また、上記に示した外気取入口32の個数は一例であり、変更可能である。例えば、外気取入口32は左右に一つずつ設けられてもよいし、左右片方や車幅方向中央のみに設けられてもよい。
さらに、ダクト上流部11の固定部14の配置や個数、固定方法は任意である。例えば端固定部14bを省略して中央固定部14aのみでダクト上流部11を固定してもよい。
上記に示した上切欠部13や下切欠部16の形状は一例である。例えば、上切欠部13は上面視形状が円形に形成されてもよい。ただし、上記の上切欠部13と下切欠部16とを備える場合、これらによって形成される空間にブラケット91を部分的に入りこませることでダンパゴム60を上切欠部13により近接させて配置することができる。このため、上記の上切欠部13と下切欠部16を有する場合、上切欠部13から水や雪が第一吸気通路100に進入することをダンパゴム60によって効果的に抑制することができる。
上記には、吸入口12aの正面視形状が略矩形状である例を示したが、吸入口12aは例えば正面視形状が円形であってもよい。また、上記に示した吸入部12の形状も一例であり、吸入部12は漏斗状ではなく例えば上面視形状が段状に形成されてもよい。
また、遮風板70は、密着する部材に合わせた形状としてもよい。例えば、ダクト10の外側面部12eの形状やヘッドランプ40の延設部41の形状に合わせて遮風板70を形成すれば、これらの部材との間に形成されうる隙間をより小さくすることができる。この場合、吸入口12aに熱気が進入することをより効果的に抑制することができる。
1 エンジンルーム
4 フード
6 エンジン
10 ダクト
11 ダクト上流部
12a 吸入口
13 上切欠部(切欠部)
19 ダクト下流部
19a 上流端部(一端部)
19b 下流端部(他端部)
20 アッパバー(車体部材)
30 バンパ(車体部材)
31 グリル
32 外気取入口
33 庇部
33a 庇部の後端部
60 ダンパゴム(弾性部材)
70 遮風板
94 ナット(固定部材)
100 第一吸気通路
200 第二吸気通路
A1 接続部の閉断面の面積
A2 吸入口の開口面積
C1 接続部の閉断面の中心
C2 吸入口の中心
S 隙間

Claims (5)

  1. 車両前部のエンジンルーム内に設けられ、車両前方から取り入れられた空気を前記エンジンルーム内に搭載されたエンジンに供給するための第一吸気通路を形成するダクトと、
    前記エンジンルームの前部に配置された車体部材に固設され、前記エンジンルームの上部を覆うフードに対して前記車体部材よりも上方で当接して前記フードを弾性的に支持する弾性部材とを備え、
    前記ダクトは、車両前方に向かって開口し前記第一吸気通路に空気を導入する吸入口と、前記ダクトを固定するための固定部材を取り付けるために切り欠かれた切欠部とを有し、
    前記吸入口は、前記弾性部材の後方に配置され
    前記切欠部は、前記弾性部材と車両前後方向に重なる位置に形成されている
    ことを特徴とする、車両用エンジンの吸気装置
  2. 前記車体部材は、前記吸入口に対して車幅方向にずれた位置で車両前方に向かって開口した外気取入口を備え、
    前記外気取入口と前記吸入口との間には、車幅方向に延びる第二吸気通路が形成されている
    ことを特徴とする、請求項記載の車両用エンジンの吸気装置。
  3. 前記吸入口は、前記外気取入口よりも車幅方向外方に配置され、
    前記吸入口の車幅方向外方には、前記第二吸気通路の下流端壁部を形成する遮風板が設けられている
    ことを特徴とする、請求項記載の車両用エンジンの吸気装置。
  4. 前記車体部材は、前記フードと隙間を介して車両後方且つ上方に向かって延設された庇部を備え、
    前記庇部の後端部は、前記吸入口よりも上方に配置されている
    ことを特徴とする、請求項1〜の何れか1項に記載の車両用エンジンの吸気装置。
  5. 前記ダクトは、前記吸入口を有するダクト上流部と、前記ダクト上流部に接続される一端部と前記エンジン側に接続される他端部とが相対移動可能なダクト下流部とを備え、
    前記ダクト上流部は、前記ダクト下流部の一端部に接続され前記吸入口の開口面積よりも小さい面積の閉断面を有する接続部を備え、
    前記接続部の閉断面の中心は、前記吸入口の中心よりも前記ダクト下流部の他端部から車幅方向に離隔した位置に設けられている
    ことを特徴とする、請求項1〜の何れか1項に記載の車両用エンジンの吸気装置。
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