JP2010111137A - 車両用エンジンの吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン性能の低下や振動・騒音の増大を招くことなく衝撃吸収性能を高めることができる車両用エンジンの吸気装置を提供すること。
【解決手段】車両前部にラジエータ5、その後方に電動ファン6をそれぞれ配設し、前記電動ファン6の車両後方にエアクリーナ7を配設し、該エアクリーナ7の車両前端面から延びる弾性材製のサクションホース8にサクションパイプ9を連結し、該サクションパイプ9を車両前方に向かって延設してその前端部を前記ラジエータ5の上方に配設されたアッパメンバに取り付けて成る車両用エンジンの吸気装置において、前記サクションホース8の前記サクションパイプ9への連結部8Aを、前記電動ファン6と前記エアクリーナ7間の空間Sであって、且つ、正面視で前記電動ファン6とオーバーラップする位置に配置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両前部のラジエータ及び電動ファンの後方に配されたエアクリーナからサクションパイプを車両前方に延設して成る車両用エンジンの吸気装置に関するものである。
車両用エンジンに新気を導入するための吸気装置においては、エアクリーナに繋がっているサクションパイプは、レイアウト上の関係から車体側に組み付けられることが多いが、このサクションパイプの吸気口が低い位置に開口していると水を吸引する可能性があるため、サクションパイプを車体の高い位置に取り付けることが多い。
ここで、図7に従来の吸気装置の構成例を示す。
図7は従来の吸気装置の構成例を示す部分側面図であり、車両前部にはラジエータ105が配設され、その後端には電動ファン106が設けられている。そして、電動ファン106の更に後方にはエアクリーナ107が配設されており、このエアクリーナ107の前端面にはゴム等の弾性材から成るエルボ状のサクションホース108を介して樹脂製のサクションパイプ109が接続されている。
上記サクションパイプ109は、サクションホース108から電動ファン106とエアクリーナ107間の空間Sを通って車体前方へと延び、その前端の吸気口109aが前方に向かって開口するとともに、前端部がラジエータ105の上方に横架されたアッパメンバ110に取り付けられている。
ところで、車両の前面衝突時にラジエータと電動ファンが車体から外れて後方へ移動することによって衝撃を吸収し、歩行者等を強い衝撃から保護する構成を採用した車両が知られている。
車両衝突時に歩行者を強い衝撃から保護する技術として、特許文献1には、サクションパイプを支持する支持部の一部を構成する衝撃受容部をボンネットと車体構成部分との間に配置し、該衝撃受容部に所要長のスリットを設け、歩行者との衝突による衝撃力がボンネットを介してサクションパイプに加わると衝撃受容部がスリットから変形を始めて圧潰され、ボンネットの陥凹的な変形を許容して衝撃を吸収する提案がなされている。
特開2004−231075号公報
図7に示すような構成を採用する車両において、前面衝突時にラジエータ105と電動ファン106が車体から外れて後方へ移動することによって衝撃を吸収する構成を採用すると、衝突時にラジエータ105と電動ファン106が車体から外れて後方へ移動する際にこれらがサクションパイプ109やエアクリーナ107に接触し、その移動が阻害されて衝撃吸収性能が低下するばかりか、ラジエータ105や電動ファン106が損傷するという問題が発生する。
上記問題を解決するには、電動ファン106とエアクリーナ107間の空間(クリアランス)Sを大きく設定する必要があり、電動ファン106とエアクリーナ107間に所要の大きさの空間(クリアランス)Sを確保しつつレイアウトを成立させるには、サクションパイプ109の径や曲げRを小さくする必要がある。
ところが、上述のようにサクションパイプ109の径や曲げRを小さくすると、吸気抵抗や消音性能の最適化が困難となり、エンジン性能の低下や振動・騒音の増大を招くという問題が発生する。
尚、特許文献1において提案された技術には、車両の前面衝突時にラジエータと電動ファンが車体から外れて後方へ移動することによって衝撃を吸収する構成は開示されていない。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、エンジン性能の低下や振動・騒音の増大を招くことなく衝撃吸収性能を高めることができる車両用エンジンの吸気装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、車両前部にラジエータ、その後方に電動ファンをそれぞれ配設し、前記電動ファンの車両後方にエアクリーナを配設し、該エアクリーナの車両前端面から延びる弾性材製のサクションホースにサクションパイプを連結し、該サクションパイプを車両前方に向かって延設してその前端部を前記ラジエータの上方に配設されたアッパメンバに取り付けて成る車両用エンジンの吸気装置において、前記サクションホースの前記サクションパイプへの連結部を、前記電動ファンと前記エアクリーナ間の空間であって、且つ、正面視で前記電動ファンとオーバーラップする位置に配置したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記サクションホースの前記電動ファンに対向する面に、前記電動ファンの突出部の外形形状に沿うリブを突設したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記サクションパイプの前端に開口する吸気口を前記アッパメンバの後端面と同一若しくはその車両後方に開口させるとともに、該吸気口の下端部に取付部を形成し、少なくとも前記取付部を弾性材で構成するとともに、該取付部に上下方向の段差部を形成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記サクションパイプの取付部にU字状のスリット溝を形成し、該スリット溝に挿通するクリップによってサクションパイプの前端部を前記アッパメンバに取り付けたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、衝撃吸収性能の高い弾性材から成るサクションホースを延ばしてそのサクションパイプへの連結部が正面視で電動ファンとオーバーラップする位置に配置したため、車両の前面衝突時にラジエータと電動ファンが車体から外れて後方へ移動する際に電動ファンがサクションホースに接触してこれを弾性変形(圧縮変形)させる。このため、ラジエータと電動ファンの後方への移動が阻害されることがなく、これらのラジエータと電動ファンの後方への移動とサクションホースの弾性変形によって衝撃力が効果的に吸収されて歩行者等が強い衝撃から保護されるとともに、ラジエータや電動ファンの損傷が防がれる。
又、サクションホースが弾性変形してラジエータと電動ファンの後方への移動を阻害することがないため、電動ファンとエアクリーナ間に所要の空間(クリアランス)を確保することができ、その空間に配されるサクションパイプを無理なくレイアウトすることができる。従って、サクションパイプの径や曲げRを小さくする必要がなく、吸気抵抗や消音性能を最適化してエンジン性能の向上や振動・騒音の低減を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、サクションホースの電動ファンに対向する面に、電動ファンの突出部の外形形状に沿うリブを突設したしたため、車両の前面衝突時にラジエータと電動ファンが車体から外れて後方へ移動する際、電動ファンの突出部がサクションホースに突設されたリブに接触して噛み合い、両者間に摩擦が生じて相対滑りが発生することがない。このため、電動ファンの突出部によってサクションホースのリブ部分を車両後方へ確実に押し出すことができ、サクションホースをサクションパイプから切り離すことができる。この結果、切り離されたサクションホース分の空間が形成され、この空間分だけラジエータと電動ファンの後方への移動量が増加して衝撃吸収性能が高められる。
請求項3記載の発明によれば、サクションパイプの吸気口をアッパメンバの後端面と同一若しくはその車両後方に開口させたため、吸気口の下方に空間を形成することができ、車両斜め上方或いは車両上方からサクションパイプに衝撃が加わった場合、サクションパイプの開口部よりも下流側の部分は車両下方に倒れ込むことができる。
又、サクションパイプの吸気口の下端部に取付部を形成し、少なくとも取付部を弾性材で構成するとともに、該取付部に上下方向の段差部を形成したため、取付部の固定位置から吸気口までの長さを段差分だけ伸ばすことができ、車両斜め上方或いは車両上方からサクションパイプに衝撃が加わった場合に取付部が一層弾性変形し易くなり、この取付部の弾性変形によって衝撃が効果的に吸収される。
更に、車両斜め上方或いは車両上方からサクションパイプに衝撃が加わった場合には、サクションパイプから伝達される衝撃がサクションホースの弾性変形によっても吸収される。
以上のように、サクションパイプの取付部とサクションホースがサクションパイプの移動に伴って弾性変形するため、衝撃が一層効果的に吸収されて歩行者等が衝撃から確実に保護されるとともに、サクションパイプに加わる衝撃も緩和して該サクションパイプの損傷を防ぐことができる。
請求項4記載の発明によれば、サクションパイプの取付部にU字状のスリット溝を形成し、該スリット溝に挿通するクリップによってサクションパイプの前端部をアッパメンバに取り付けるようにしたため、車両斜め上方或いは車両上方からサクションパイプに衝撃が加わり、この衝撃によってサクションパイプの車両下方への移動量が限界値に達した場合には、該サクションパイプの取付部に形成されたスリット溝がクリップに対して滑る。このため、サクションパイプのアッパメンバへの固定が解除され、サクションパイプがアッパメンバから切り離されて脱落し、該サクションパイプの過大な衝撃による損傷が防がれる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る吸気装置を備えた車両前部の透視的側面図、図2は同車両前部の平面図、図3は同車両の吸気装置部の部分斜視図、図4は図2のA−A線断面図、図5は電動ファンのステーとサクションホースに突設されたリブとの関係を示す図、図6はサクションパイプ取付部のアッパメンバへの固定構造を示す部分斜視図である。
図1に示す車両1の前部(図1においては左方が前方)には、上面がボンネット2で覆われたエンジンルーム3が形成されており、該エンジンルーム3には駆動源としてのエンジン4が搭載されており、その前方にはラジエータ5が配され、該ラジエータ5の後端部には電動ファン6が配されている。
又、エンジンルーム3の前記エンジン4の上方且つ電動ファン6の後方にはエアクリーナ7が配設されており、このエアクリーナ7の前端面にはエルボ状のサクションホース8を介してサクションパイプ9が接続されている。
図2及び図3に示すように、前記エアクリーナ7は車体の車幅中心に対して左側(図2の右側)に寄せて配置されており、この前端面にはゴム等の弾性材から成るエルボ状の前記サクションホース8の後端が接続されている。そして、サクションホース8の前端には樹脂製の前記サクションパイプ9の後端が連結されている。
上記サクションホース8とサクションパイプ9は、図3に示すように、電動ファン6とエアクリーナ7との間の空間Sに配され、サクションパイプ9は空間S内をサクションホース8から左側に向かって延びるに従ってその幅が拡大され、その前端は車幅方向中央において吸気口9aとして開口している。そして、このサクションパイプ9の前端には取付部9Aが形成されており、この取付部9Aは、エンジンルーム3内の前記ラジエータ5の上方に横架されたアッパメンバ10に取り付けられている。
ここで、サクションパイプ9においては、その少なくとも取付部9Aが弾性材で構成されており、図4に示すように、この取付部9Aの基端部には上下方向の段差部9bが形成されている。又、サクションパイプ9の取付部9Aの左右には、図6に示すように、前方が開口するU字状のスリット溝9cが形成されており、サクションパイプ9の前端部は、取付部9Aに形成された各スリット溝9cに上方から挿通するクリップ11によってアッパメンバ10に取り付けられている。
又、図4に示すように、サクションパイプ9の前端に開口する吸気口9aは、アッパメンバ10の後端面10aと同一若しくはその車両後方に開口しており、該吸気口9aの下端部に前記取付部9Aが一体に形成されている。
而して、本発明に係る吸気装置は、以上説明したエアクリーナ7やサクションホース8、サクションパイプ9等によって構成されているが、本実施の形態では、図3に示すように、サクションホース8を図7に示す従来のサクションホース108よりも伸ばしてその長さを長くし、そのサクションパイプ8への連結部8Aを正面視で電動ファン6とオーバーラップする位置に配置している。具体的には、図5に示すように、電動ファン6に形成された突出部であるステー6aの後方にサクションホース8の連結部8Aを配置している。そして、本実施の形態では、図5に示すように、サクションホース8の電動ファン6に対向する面には、電動ファン6のステー6aの外形形状に沿う2つのリブ8a,8bが一体に突設されている。
以上のように構成された吸気装置においては、エンジン4が始動されると、該エンジン4の吸気負圧に引かれて新気がサクションパイプ9の吸気口9aから吸引され、この新気は、サクションパイプ9とサクションホース8を通ってエアクリーナ7に導入され、エアクリーナ7に収容された不図示のクリーナエレメントを通過することによって浄化される。そして、エアクリーナ7によって浄化された新気は、不図示のスロットルバルブによって計量された後にエンジン4の吸気通路へと導入され、吸気通路を流れる新気に不図示のインジェクタによって燃料が噴射されることによって所望の空燃比(A/F)の混合気が形成され、この混合気はエンジン4の燃焼室での燃焼に供される。
而して、本実施の形態に係る吸気装置においては、衝撃吸収性能の高い弾性材から成るサクションホース8を延ばしてそのサクションパイプ9への連結部8Aが正面視で電動ファン6とオーバーラップする位置に配置したため、車両1の前面衝突時にラジエータ5と電動ファン6が車体から外れて後方へ移動する際に電動ファン6がサクションホース8に接触してこれを弾性変形(圧縮変形)させる。このため、ラジエータ5と電動ファン6の後方への移動が阻害されることがなく、これらのラジエータ5と電動ファン6の後方への移動とサクションホース8の弾性変形によって衝撃力が効果的に吸収されて歩行者等が強い衝撃から保護されるとともに、ラジエータ5や電動ファン6の損傷が防がれる。
又、サクションホース8が弾性変形してラジエータ5と電動ファン6の後方への移動を阻害することがないため、電動ファン6とエアクリーナ7間に所要の空間(クリアランス)Sを確保することができ、その空間Sに配されるサクションパイプ9を無理なくレイアウトすることができる。従って、サクションパイプ9の径や曲げRを小さくする必要がなく、吸気抵抗や消音性能を最適化してエンジン4の性能向上や振動・騒音の低減を図ることができる。
更に、本実施の形態では、図5に示すように、サクションホース8の電動ファン6に対向する面に、電動ファン6のステー6aの外形形状に沿う2つのリブ8a,8bを突設したしたため、車両1の前面衝突時にラジエータ5と電動ファン6が車体から外れて後方へ移動する際、電動ファン6のステー6aがサクションホース8に突設されたリブ8a,8bに接触して噛み合い、両者間に摩擦が生じて相対滑りが発生することがない。このため、電動ファン6のステー6aによってサクションホース8のリブ8a,8b部分を車両後方へ確実に押し出すことができ、サクションホース8をサクションパイプ9から切り離すことができる。この結果、切り離されたサクションホース8が占めていた容積分の空間が形成され、この空間分だけラジエータ5と電動ファン6の後方への移動量が増加して衝撃吸収性能が高められる。
又、本実施の形態では、図4に示すように、サクションパイプ9の吸気口9aをアッパメンバ10の後端面10aと同一若しくはその車両後方に開口させたため、吸気口9aの下方に空間を形成することができ、車両斜め上方或いは車両上方からサクションパイプ9に衝撃が加わった場合、該サクションパイプ9の吸気口9aよりも下流側の部分は車両下方に倒れ込むことができる。
そして、本実施の形態では、サクションパイプ9の吸気口9aの下端部に取付部9Aを形成し、少なくとも取付部9Aを弾性材で構成するとともに、図4に示すように、該取付部9Aの基端部に上下方向の段差部9bを形成したため、取付部9Aの固定位置から吸気口9aまでの長さを段差部9bの高さ分だけ伸ばすことができ、車両斜め上方或いは車両上方からサクションパイプ9に衝撃が加わった場合に取付部9Aが一層弾性変形し易くなり、この取付部9Aの弾性変形によって衝撃が効果的に吸収される。
更に、車両斜め上方或いは車両上方からサクションパイプ9に衝撃が加わった場合には、該サクションパイプ9から伝達される衝撃がサクションホース8の弾性変形によっても吸収される。
以上のように、サクションパイプ9の取付部9Aとサクションホース8がサクションパイプ9の移動に伴って弾性変形するため、衝撃が一層効果的に吸収されて歩行者等が衝撃から確実に保護されるとともに、サクションパイプ9に加わる衝撃も緩和して該サクションパイプ9の損傷を防ぐことができる。
又、本実施の形態では、図6に示すように、サクションパイプ9の取付部9Aの左右にU字状のスリット溝9cを形成し、各スリット溝9cに上方から挿通するクリップ11によってサクションパイプ9の前端部をアッパメンバ10に取り付けるようにしたため、車両斜め上方或いは車両上方からサクションパイプ9に衝撃が加わり、この衝撃によってサクションパイプ9の車両下方への移動量が限界値に達した場合には、該サクションパイプ9の取付部9Aに形成されたスリット溝9cがクリップ11に対して滑る。このため、サクションパイプ9のアッパメンバ10への固定が解除され、サクションパイプ9がアッパメンバ10から切り離されて脱落し、該サクションパイプ9の過大な衝撃による損傷が防がれる。
本発明に係る吸気装置を備えた車両前部の透視的側面図である。 本発明に係る吸気装置を備えた車両前部の平面図である。 本発明に係る吸気装置を備えた車両の吸気装置部の部分斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 電動ファンのステーとサクションホースに突設されたリブとの関係を示す図である。 サクションパイプ取付部のアッパメンバへの固定構造を示す部分斜視図である。 従来の吸気装置の構成例を示す部分側面図である。
符号の説明
1 車両
2 ボンネット
3 エンジンルーム
4 エンジン
5 ラジエータ
6 電動ファン
6a 電動ファンのステー
7 エアクリーナ
8 サクションホース
8A サクションホースの連結部
8a,8b サクションホースのリブ
9 サクションパイプ
9A サクションパイプの取付部
9a サクションパイプの吸気口
9b サクションパイプの段差部
9c サクションパイプのスリット溝
10 アッパメンバ
10a アッパメンバの後端面
11 クリップ
S 電動ファンとエアクリーナ間の空間

Claims (4)

  1. 車両前部にラジエータ、その後方に電動ファンをそれぞれ配設し、前記電動ファンの車両後方にエアクリーナを配設し、該エアクリーナの車両前端面から延びる弾性材製のサクションホースにサクションパイプを連結し、該サクションパイプを車両前方に向かって延設してその前端部を前記ラジエータの上方に配設されたアッパメンバに取り付けて成る車両用エンジンの吸気装置において、
    前記サクションホースの前記サクションパイプへの連結部を、前記電動ファンと前記エアクリーナ間の空間であって、且つ、正面視で前記電動ファンとオーバーラップする位置に配置したことを特徴とする車両用エンジンの吸気装置。
  2. 前記サクションホースの前記電動ファンに対向する面に、前記電動ファンの突出部の外形形状に沿うリブを突設したことを特徴とする請求項1記載の車両用エンジンの吸気装置。
  3. 前記サクションパイプの前端に開口する吸気口を前記アッパメンバの後端面と同一若しくはその車両後方に開口させるとともに、該吸気口の下端部に取付部を形成し、少なくとも前記取付部を弾性材で構成するとともに、該取付部に上下方向の段差部を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用エンジンの吸気装置。
  4. 前記サクションパイプの取付部にU字状のスリット溝を形成し、該スリット溝に挿通するクリップによってサクションパイプの前端部を前記アッパメンバに取り付けたことを特徴とする請求項3記載の車両用エンジンの吸気装置。
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