JP3528958B2 - 電流加算型da変換器 - Google Patents

電流加算型da変換器

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JP3528958B2
JP3528958B2 JP2000194624A JP2000194624A JP3528958B2 JP 3528958 B2 JP3528958 B2 JP 3528958B2 JP 2000194624 A JP2000194624 A JP 2000194624A JP 2000194624 A JP2000194624 A JP 2000194624A JP 3528958 B2 JP3528958 B2 JP 3528958B2
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    • H03M1/06Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
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    • H03M1/66Digital/analogue converters
    • H03M1/74Simultaneous conversion
    • H03M1/742Simultaneous conversion using current sources as quantisation value generators
    • H03M1/747Simultaneous conversion using current sources as quantisation value generators with equal currents which are switched by unary decoded digital signals

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定電流源を有して
なる複数の電流セルを備えた電流加算型DA変換器に関
し、特に、DA変換器における微分直線性誤差の改善に
関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル−アナログ変換を行うDA変
換器として、電流加算型のものが広く利用されている。
電流加算型DA変換器は、変換精度の面から見た場合、
各電流セルの出力電流の大きさは全て等しいことが理想
的である。しかし実際には、製造プロセスに起因してト
ランジスタ特性にバラツキが生じるので、各電流セルの
出力電流の大きさは一定とならない。このため、微分直
線性誤差や非直線性誤差(積分直線性誤差)が生じる
が、これらの誤差は各電流セルの出力電流量に依存す
る。一般には、電流セルの配置によって一定方向(直線
的)に出力電流量のバラツキが変化(増加又は減少)す
る。すなわち、配列された複数の電流セルにおいて、一
端の電流セルから他端の電流セルまで出力電流特性が直
線的に変化する。例えば特開平5−191289号公報
などには、各電流セルを離散的にスイッチングすること
によって積分直線性誤差の増大を抑制するようにした構
成が開示されている。
【0003】ここで、従来の電流加算型DA変換器の構
成例を示す。図9は電流加算型DA変換器の電流セルの
配置構成例を示す説明図である。この例は電流セルが1
6個の場合であり、図9において、(A)は電流セルの
配置順序を示し、(B)は電流セルのスイッチング順序
を示している。
【0004】電流セル501から電流セル516は、例
えば同一の電流セルであり、各電流セルは定電流源とこ
の定電流源をオンするスイッチとを有して構成されてい
る。これらの電流セルは、符号501〜516の順に例
えば一列に並べて配置されており、この符号501〜5
16は電流セルの配置番号に相当する。また、図9
(A)における各電流セルに記載している[1]から
[16]の数字はスイッチング番号に相当し、電流セル
をスイッチングする順序の例が示されている。図9
(A)の電流セルをスイッチング番号の順序に並べ換え
て示したものが図9(B)であり、各電流セルに記載し
た符号は配置番号を示す。
【0005】上記のように構成された電流加算型DA変
換器の動作を説明する。電流加算型DA変換器は、DA
変換入力としてのディジタルの入力データが無信号状態
(ここでは0とする)のときは、全ての電流セルのスイ
ッチがオフしている。入力データが1の場合は、電流セ
ル509のスイッチがオンし、電流セル509から電流
が出力される。入力データが2の場合は、電流セル50
9と電流セル501のスイッチがオンし、電流セル2個
分の電流が出力される。さらに入力データが大きくなる
と、スイッチング番号順に電流セル510、電流セル5
02、電流セル511、電流セル503、電流セル51
2、電流セル504、電流セル513、電流セル50
5、電流セル514、電流セル506、電流セル51
5、電流セル507、電流セル516とオンして、電流
セルからの出力電流が加算されていく。入力データが最
大値の16となったときには、電流セル508のスイッ
チがオンし、電流セル16個すべてから電流が出力され
るので、最大電流が流れることとなる。
【0006】このように、入力データの値に応じて複数
の電流セルから流れる電流量の総和を制御し、その電流
を出力抵抗で電圧に変換することにより、DA変換が行
われ、ディジタルの入力データに対するアナログの出力
信号が得られる。
【0007】図10は、図9に示した順序で各電流セル
をスイッチングしたときの微分直線性誤差を示すグラフ
である。ここでは、各電流セルの出力電流量が配置によ
り1%ずつ変化した場合における、1LSBを1とした
ときの出力値毎の微分直線性誤差を示している。図10
において、縦軸は微分直線性誤差の大きさを示し、横軸
は総出力電流量の大きさ(入力データの大きさに対応す
るオンした電流セルの個数)を示している。この図に示
されるように、出力範囲全体にわたって微分直線性誤差
が均一になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
例の電流加算型DA変換器では、各電流セルの出力電流
特性の配置によるバラツキに対して、電流セルのスイッ
チングを離散的に行うことによって全体の微分直線性誤
差をほぼ均一にすることができる。
【0009】しかしながら、従来例の構成では、常用さ
れる中心点(最大値と最小値の中間)付近の入力データ
に対する精度と、使用頻度の少ない最大値及び最小値付
近の入力データに対する精度とがほぼ同一であるが、性
能上特に重要である中心点付近における微分直線性誤差
が大きいという問題点がある。
【0010】DA変換器を備えた信号処理系において
は、中心点を挟んで最大値側と最小値側で正と負の振幅
を持つ信号(例えばオーディオ信号などの周期信号)が
用いられることが多い。このような信号処理系に適用し
た場合、S/Nや歪みなどの面から、大振幅時よりも小
振幅時の方が高い精度が必要となる。従来の電流加算型
DA変換器は、このような小振幅時の特性について考慮
がなされておらず、小振幅信号に対応する中心点付近の
微分直線性誤差の絶対値が大きいため、所望の性能が得
られない場合があった。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、入力データの中心点付近での微分直線性誤差を小さ
くでき、小振幅時などの常用帯域での特性を向上させる
ことが可能な電流加算型DA変換器を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1に、複数
の定電流源と前記定電流源をオンする複数のスイッチと
を有してなる複数の電流セルを持つ電流加算型DA変換
器であって、前記電流セルの配置順に1からnまでの配
置番号を付け、前記配置番号nが偶数かつn/2が偶数
である場合に、前記複数の電流セルにおいて、2つの配
置番号の和がn+1となる前記配置番号の組み合わせを
用意し、前記電流セルの組み合わせにおける奇数側又は
偶数側の配置番号が小さいものから並べた配列をつく
り、前記配列の順番又はこれと逆の順番に電流セルのス
イッチをオンする制御を行うスイッチ制御手段を備えた
ことを特徴とする。
【0013】第2に、複数の定電流源と前記定電流源を
オンする複数のスイッチとを有してなる複数の電流セル
を持つ電流加算型DA変換器であって、前記電流セルの
配置順に1からnまでの配置番号を付け、前記配置番号
nが偶数かつn/2が奇数である場合に、前記複数の電
流セルにおいて、前記配置番号の1とnを除いて2つの
配置番号の和がn+1となる前記配置番号の組み合わせ
を用意し、前記配置番号1を先頭又は最後尾とし、前記
電流セルの組み合わせにおける奇数側又は偶数側の配置
番号が小さいものから並べて、前記配置番号nを最後尾
又は先頭とした配列をつくり、前記配列の順番又はこれ
と逆の順番に電流セルのスイッチをオンする制御を行う
スイッチ制御手段を備えたことを特徴とする。
【0014】第3に、複数の定電流源と前記定電流源を
オンする複数のスイッチとを有してなる複数の電流セル
を持つ電流加算型DA変換器であって、前記電流セルの
配置順に1からnまでの配置番号を付け、前記配置番号
nが奇数かつ(n+1)/2が奇数である場合に、前記
複数の電流セルにおいて、前記配置番号の(n+1)/
2を除いて2つの配置番号の和がn+1となる前記配置
番号の組み合わせを用意し、前記電流セルの組み合わせ
における奇数側又は偶数側の配置番号が小さいものから
並べて、前記配置番号(n+1)/2を(n+1)/2
番目においた配列をつくり、前記配列の順番又はこれと
逆の順番に電流セルのスイッチをオンする制御を行うス
イッチ制御手段を備えたことを特徴とする。
【0015】第4に、複数の定電流源と前記定電流源を
オンする複数のスイッチとを有してなる複数の電流セル
を持つ電流加算型DA変換器であって、前記電流セルの
配置順に1からnまでの配置番号を付け、前記配置番号
nが奇数かつ(n+1)/2が偶数である場合に、前記
複数の電流セルにおいて、前記配置番号の1とnと(n
+1)/2を除いて2つの配置番号の和がn+1となる
前記配置番号の組み合わせを用意し、前記配置番号1を
先頭又は最後尾とし、前記電流セルの組み合わせにおけ
る奇数側又は偶数側の配置番号が小さいものから並べ
て、前記配置番号(n+1)/2を(n+1)/2番目
におき、前記配置番号nを最後尾又は先頭とした配列を
つくり、前記配列の順番又はこれと逆の順番に電流セル
のスイッチをオンする制御を行うスイッチ制御手段を備
えたことを特徴とする。
【0016】また、第5に、前記2つの配置番号の和が
n+1となる電流セルの組み合わせにおいて、互いに任
意に順番を入れ換えて配列することもできる。
【0017】また、第6に、前記配置番号nが偶数の場
合に、前記電流セルの配列を2のべき乗分割して、前記
配列の中心点に対して対称の位置にある電流セル群どう
しで任意に前記中心点に対して対称に電流セルの順番を
入れ換えて配列することもできる。
【0018】また、第7に、前記配置番号nが奇数の場
合に、前記配置番号の(n+1)/2を除いて前記電流
セルの配列を2のべき乗分割して、前記配列の中心点に
対して対称の位置にある電流セル群どうしで任意に前記
中心点に対して対称に電流セルの順番を入れ換えて配列
することもできる。
【0019】上記構成では、スイッチ制御手段において
設定した配列に基づき、出力電流量のバラツキの大きい
電流セル(配置が両端側に位置する)を入力データの最
大値又は最小値付近に対応する順番でオンさせ、バラツ
キの小さい電流セル(配置が中央近辺に位置する)を中
心点付近の順番でオンさせるように、電流セルのスイッ
チングを行う。これにより、DA変換器のプロセスバラ
ツキに起因して電流セルの配置によって一定方向に出力
電流量のバラツキが変化した場合であっても、入力デー
タの中心点(最大値と最小値の中間)付近では前後でオ
ンする電流セル間の出力電流量の差が小さくなる。ま
た、スイッチングの順番が近接する電流セルどうしの出
力電流量のバラツキが一定となる。
【0020】一般的な信号処理系では、例えば中心点を
挟んで最大値側と最小値側で正と負の振幅を持つ信号
(オーディオ信号などの周期信号)が用いられ、入力デ
ータの中心点付近が一番出現頻度が高く、この中心帯域
に入力データのほとんどが集中する常用帯域となってい
る場合が多い。したがって、本発明によれば、一般的な
信号処理系での常用帯域である中心点付近での精度が向
上し、出力信号の歪やノイズ成分が小さくなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0022】[第1実施形態]図1は本発明の第1実施
形態に係る電流加算型DA変換器の電流セルの配置構成
及びスイッチング順序を示す説明図、図2は本実施形態
に係る電流加算型DA変換器の構成を示すブロック図で
ある。
【0023】図2に示すように、電流加算型DA変換器
は、定電流源1とこの定電流源1の出力を制御するスイ
ッチ2とを有してなる電流セル3を複数配置して構成さ
れる。また、前記電流セル3のスイッチ2を制御するス
イッチ制御部4を備えており、それぞれの電流セル3に
接続されている。各電流セル3のスイッチ2は、一端が
定電流源1に接続され、他端の一方は互いに接続されて
まとめられて出力端子7に、他方は同様にまとめられて
反転出力端子8にそれぞれ接続されている。また、出力
端子7の信号ラインとグランドとの間には出力抵抗5が
接続され、反転出力端子8の信号ラインとグランドとの
間には反転出力抵抗6が接続されている。
【0024】この電流加算型DA変換器では、デコーダ
等からなるスイッチ制御部4において、DA変換入力デ
ータとして入力されるデータをデコードして、各電流セ
ル3のスイッチ2を切換制御し、定電流源1を動作させ
る。これにより、入力データの値に応じて所定の電流セ
ル3から出力抵抗5及び反転出力抵抗6に電流を流し、
電圧に変換することによってDA変換を行い、出力端子
7及び反転出力端子8からアナログ電圧値による出力信
号を出力する構成になっている。
【0025】なお、図2ではオフ状態にある電流セルか
らの電流を出力する反転出力端子及び反転出力抵抗を備
えた構成を示しているが、これらの反転出力端子及び反
転出力抵抗を設けずに一方の出力のみを有する構成とし
てもよい。
【0026】次に、本実施形態の電流加算型DA変換器
のスイッチング動作について説明する。第1実施形態は
電流セルがn=16個(n=4k、すなわち4の倍数)
の場合を示しており、図1において、(A)は電流セル
の配置順序を示し、(B)は電流セルのスイッチング順
序を示している。
【0027】電流セル101から電流セル116は、例
えば同一の電流セルであり、図2で示したように各電流
セルは定電流源とこの定電流源をオンするスイッチとを
有して構成される。これらの電流セルは、符号101〜
116の順に例えば一列に並べて配置されており、この
符号101〜116は電流セルの配置番号に相当する。
これらの電流セルは、出力電流量に関して、電流セル1
01から電流セル116まで一定の傾きで特性変化があ
るものとする。
【0028】また、図1(A)における各電流セルに記
載している[1]から[16]の数字はスイッチング番
号に相当し、電流セルをスイッチングする順序が示され
ている。すなわち、入力データの値に応じて電流セル1
01から電流セル102までスイッチング番号[1]〜
[16]の順番で電流セルがオンする。図1(A)のよ
うに配置された電流セルをスイッチング番号の順序に並
べ換えて示したものが図1(B)であり、各電流セルに
記載した符号は配置番号を示す。
【0029】この第1実施形態の特徴は、電流セル数が
4の倍数であるときに、電流セルのオンする順番が隣り
合う2個の電流セル群(以下、これをペアともいう)ど
うしの、出力電流量のバラツキの差を一定にし、入力デ
ータの中心点付近における出力電流特性変化を小さくし
ている点である。
【0030】実際の回路では、電流セル101から電流
セル116まで並べて配置して形成した場合、一定の方
向にプロセスバラツキができる。このため、各電流セル
の配置によって定電流源のトランジスタ特性にバラツキ
が生じるので、各電流セルの出力電流の大きさは一定と
ならない。例えば、電流セル1つにつき仮に1%ずつ出
力電流量の変化が生じるとすると、電流セル101と電
流セル116とでは15%の誤差があることになる。
【0031】そこで本実施形態では、出力電流量のバラ
ツキの大きい電流セル(両端側に位置する)を最大値又
は最小値付近に対応する順番でオンさせ、バラツキの小
さい電流セル(中央近辺に位置する)を中心点付近の順
番でオンさせるようにスイッチング順序を設定する。こ
れにより、入力データの中心点付近では、オンする順番
が連続する電流セルどうしの距離(つまり配置番号)が
近い位置にあり、電流セル毎の出力電流量の差が小さく
なるため、微分直線性誤差などの特性が良くなる。
【0032】第1実施形態のように電流セルが16個の
場合は、図1(A)で示される配置順序において、電流
セル配列の両端から中心に向かって、電流セル101と
電流セル116、電流セル102と電流セル115、電
流セル103と電流セル114、電流セル104と電流
セル113、電流セル105と電流セル112、電流セ
ル106と電流セル111、電流セル107と電流セル
110、電流セル108と電流セル109でペアをつく
り、これらのペアにおいて出力電流量のバラツキが大き
い(両端に位置する)、電流セル101と電流セル11
6の組み合わせを最初又は最後にオンさせる。なお、各
電流セルのペアは配置番号の末尾2桁の和が17(電流
セル数+1)となっている。
【0033】図1(B)で示されるスイッチング順序に
おいては、前述のように組み合わせた電流セルのペアが
隣り合った状態で表され、スイッチング番号の順番で最
小値から最大値までそれぞれ対応して電流セルがオンさ
れる。ここでは、電流セル101と電流セル116のペ
アを最初にオンさせる場合を示す。
【0034】DA変換入力データが電流加算型DA変換
器に入力されると、その入力データがスイッチ制御部4
でデコードされ、対応する電流セル3がオンされる。入
力データが1の場合は電流セル101がオンする。入力
データが2の場合は電流セル101と電流セル116が
オンする。また、入力データが3の場合は電流セル10
1、電流セル116と電流セル103がオンする。以
下、データが大きくなるに従い、スイッチング番号の順
番に電流セル114、電流セル112、電流セル10
5、電流セル110、電流セル107、電流セル10
8、電流セル109、電流セル106、電流セル11
1、電流セル113、電流セル104、電流セル115
がオンしていく。入力データが最大値である16になっ
た場合は、電流セル102がオンし、すべての電流セル
がオンするようになる。
【0035】このように、入力データの値に応じて複数
の電流セル101〜116から流れる電流量の総和を制
御し、その電流を出力抵抗5で電圧に変換することによ
り、DA変換が行われ、ディジタルの入力データに対す
るアナログの出力信号が得られる。
【0036】なお、上記説明では、入力データの最小値
から最大値に対応して電流セル101から順にオンして
最後に電流セル102がオンするようにしたが、この順
番を逆にして、電流セル102からオンするようなスイ
ッチング順序としてもかまわない。
【0037】また、前述した第1実施形態におけるスイ
ッチング順序を若干変えた変形例を以下に示す。
【0038】図3は第1の変形例のスイッチング順序を
示す説明図である。第1の変形例は、前述した図1の実
施形態において、スイッチングの順番が隣り合う電流セ
ルのペア、すなわち電流セル101と電流セル116、
電流セル103と電流セル114、…などにおいて、各
ペアでのスイッチングの順番を逆に入れ換えた例であ
る。この場合、電流セル116、電流セル101、電流
セル114、電流セル103、…という順番でオンして
いく。このようにスイッチング順序を設定した場合で
も、図1の場合と同様の作用が得られる。なお、図3で
は図1の例に対して各電流セルのペアにおけるスイッチ
ングの順番を全て逆にしているが、適宜前記電流セルの
ペアにおけるスイッチング順序を入れ換えるようにして
もかまわない。
【0039】図4は第2の変形例のスイッチング順序を
示す説明図である。第2の変形例は、前述した図1の実
施形態において、スイッチング順序の中心点を境に電流
セル数を2のべき乗(2m )分割(ここではm=2とし
て22 =4分割)して、この中心点に対して対称の位置
にある電流セル群どうしのスイッチングの順番を入れ換
えた例である。図4では端側の2つの電流セル群のスイ
ッチング順序は図1と同様で、中心側の2つの電流セル
群についてのみ各電流セルのスイッチングの順番を中心
点に対して対称に入れ換えている。このようにスイッチ
ング順序を設定した場合でも、図1の場合と同様の作用
が得られる。なお、全ての電流セル群について、中心点
に対して対称に位置する電流セル群どうしでスイッチン
グ順序を入れ換えるようにしてもかまわない。
【0040】図5は、図1に示した順序で各電流セルを
スイッチングしたときの微分直線性誤差を示すグラフで
ある。ここでは、各電流セルの出力電流量が配置により
1%ずつ変化した場合における、1LSBを1としたと
きの出力値毎の微分直線性誤差を示している。図5にお
いて、縦軸は配置が隣り合う電流セルの出力電流量の差
を1%としたときの、図1のスイッチング順序での前後
の(スイッチングの順番が隣り合う)電流セルの出力電
流量の差を割合で示したものであり、微分直線性誤差に
相当する。横軸は入力データの大きさに対応する総出力
電流量の大きさを示しており、ここではオンした電流セ
ルの個数で表している。この図に示されるように、最大
値及び最小値付近では微分直線性誤差が大きくなるが、
中心点付近では微分直線性誤差が小さく、変換特性が良
好である。
【0041】このように、本実施形態によれば、電流加
算型DA変換器において、中心点付近の微分直線性誤差
や非直線性誤差を小さくすることができ、また、中心点
を挟んで出力電流特性を対称にすることができる。この
ため、DA変換器の常用帯域における出力電流量バラツ
キによる誤差を減少でき、変換精度を向上させて特性を
改善できるので、良好な入出力特性が得られ、より好適
な出力信号を得ることが可能となる。例えば、中心点を
挟んで正と負の振幅を持つ信号(例えばオーディオ信号
などの周期信号)を用いた場合に、DA変換器のアナロ
グ出力信号の特性を正負で対称となるようにでき、特に
中心点付近での歪みやノイズを低減できる。
【0042】[第2実施形態]図6は本発明の第2実施
形態に係る電流加算型DA変換器の電流セルの配置構成
及びスイッチング順序を示す説明図である。
【0043】第2実施形態は電流セルがn=14個(n
=4k−2、すなわち4の倍数−2)の場合を示してお
り、図6において、(A)は電流セルの配置順序を示
し、(B)は電流セルのスイッチング順序を示してい
る。
【0044】電流セル201から電流セル214は、例
えば同一の電流セルであり、図2で示したように各電流
セルは定電流源とこの定電流源をオンするスイッチとを
有して構成される。これらの電流セルは、符号201〜
214の順に例えば一列に並べて配置されており、この
符号201〜214は電流セルの配置番号に相当する。
これらの電流セルは、出力電流量に関して、電流セル2
01から電流セル214まで一定の傾きで特性変化があ
るものとする。
【0045】また、図6(A)における各電流セルに記
載している[1]から[14]の数字はスイッチング番
号に相当し、電流セルをスイッチングする順序が示され
ている。すなわち、入力データの値に応じて電流セル2
01から電流セル214までスイッチング番号[1]〜
[14]の順番で電流セルがオンする。図6(A)のよ
うに配置された電流セルをスイッチング番号の順序に並
べ換えて示したものが図6(B)であり、各電流セルに
記載した符号は配置番号を示す。
【0046】この第2実施形態の特徴は、電流セル数が
4の倍数−2であるときに、電流セルのオンする順番が
隣り合う2個の電流セル群どうしの、出力電流量のバラ
ツキの差を一定にし、入力データの中心点付近における
出力電流特性変化を小さくしている点である。
【0047】実際の回路では、電流セル201から電流
セル214まで並べて配置して形成した場合、一定の方
向にプロセスバラツキができ、各電流セルの配置によっ
て定電流源のトランジスタ特性にバラツキが生じる。例
えば、電流セル1つにつき仮に1%ずつ出力電流量の変
化が生じるとすると、電流セル201と電流セル214
とでは13%の誤差があることになる。
【0048】そこで本実施形態においても第1実施形態
と同様に、出力電流量のバラツキの大きい電流セル(両
端側に位置する)を最大値又は最小値付近に対応する順
番でオンさせ、バラツキの小さい電流セル(中央近辺に
位置する)を中心点付近の順番でオンさせるようにスイ
ッチング順序を設定する。これにより、入力データの中
心点付近では、オンする順番が連続する電流セルどうし
の距離(つまり配置番号)が近い位置にあり、電流セル
毎の出力電流量の差が小さくなるため、微分直線性誤差
などの特性が良くなる。
【0049】第2実施形態のように電流セルが14個の
場合は、図6(A)で示される配置順序において、電流
セル配列の両端から中心に向かって、電流セル201と
電流セル214、電流セル202と電流セル213、電
流セル203と電流セル212、電流セル204と電流
セル211、電流セル205と電流セル210、電流セ
ル206と電流セル209、電流セル207と電流セル
208でペアをつくる。なお、各電流セルのペアは配置
番号の末尾2桁の和が15(電流セル数+1)となって
いる。
【0050】これらのペアを2分割するとそれぞれが奇
数になるので、出力電流量のバラツキの大きい(両端に
位置する)電流セル201と電流セル214を分けて、
一方を最初に、他方を最後にオンさせる。そして、残り
のペアにおいて出力電流量のバラツキが大きい(次に両
端側に位置する)、電流セル202と電流セル213の
組み合わせを2番目と3番目、又は12番目と13番目
にオンさせるようにスイッチング順序を設定する。
【0051】図6(B)で示されるスイッチング順序に
おいては、前述のように組み合わせた電流セルのペアが
隣り合った状態で表され、スイッチング番号の順番で最
小値から最大値までそれぞれ対応して電流セルがオンさ
れる。ここでは、電流セル201を最初にオンさせ、次
いで電流セル212と電流セル203のペアを2番目、
3番目とオンさせる場合を示す。電流セル202と電流
セル213のペアは12番目と13番目にオンすること
になる。
【0052】DA変換入力データが電流加算型DA変換
器に入力されると、その入力データがスイッチ制御部4
でデコードされ、対応する電流セル3がオンされる。入
力データが1の場合は電流セル201がオンする。入力
データが2の場合は電流セル201と電流セル212が
オンする。また、入力データが3の場合は電流セル20
1、電流セル212と電流セル203がオンする。以
下、データが大きくなるに従い、スイッチング番号の順
番に電流セル210、電流セル205、電流セル20
8、電流セル207、電流セル206、電流セル20
9、電流セル204、電流セル211、電流セル20
2、電流セル213がオンしていく。入力データが最大
値である14になった場合は、電流セル214がオン
し、すべての電流セルがオンするようになる。
【0053】このように、入力データの値に応じて複数
の電流セル201〜214から流れる電流量の総和を制
御し、その電流を出力抵抗5で電圧に変換することによ
り、DA変換が行われ、ディジタルの入力データに対す
るアナログの出力信号が得られる。
【0054】なお、上記説明では、入力データの最小値
から最大値に対応して電流セル201から順にオンして
最後に電流セル214がオンするようにしたが、この順
番を逆にして、電流セル214からオンするようなスイ
ッチング順序としてもかまわない。
【0055】なお、第1実施形態の第1の変形例で示し
たように、スイッチングの順番が隣り合う電流セルのペ
ア、すなわち電流セル212と電流セル203、電流セ
ル210と電流セル205、…などにおいて、各ペアで
のスイッチングの順番を適宜逆に入れ換えても同様の作
用が得られる。
【0056】また、第1実施形態の第2の変形例で示し
たように、スイッチング順序の中心点を境に電流セル数
を2のべき乗分割(ここでは2分割又は4分割)して、
この中心点に対して対称の位置にある電流セル群どうし
のスイッチングの順番を入れ換えても同様の作用が得ら
れる。
【0057】また、第2実施形態では電流セルのペアを
作った場合に中心点を境にして電流セル数が奇数となっ
て両端の電流セルが余るため、この両端の最小値でオン
する電流セル201と最大値でオンする電流セル214
とのスイッチングの順番を入れ換えても同様の作用が得
られる。
【0058】このように、本実施形態においても第1実
施形態と同様に、電流加算型DA変換器において、中心
点付近の微分直線性誤差や非直線性誤差を小さくするこ
とができ、また、中心点を挟んで出力電流特性を対称に
することができる。このため、DA変換器の常用帯域に
おける出力電流量バラツキによる誤差を減少でき、変換
精度を向上させて特性を改善できるので、良好な入出力
特性が得られ、より好適な出力信号を得ることが可能と
なる。例えば、中心点を挟んで正と負の振幅を持つ信号
(例えばオーディオ信号などの周期信号)を用いた場合
に、DA変換器のアナログ出力信号の特性を正負で対称
となるようにでき、特に中心点付近での歪みやノイズを
低減できる。
【0059】[第3実施形態]図7は本発明の第3実施
形態に係る電流加算型DA変換器の電流セルの配置構成
及びスイッチング順序を示す説明図である。
【0060】第3実施形態は電流セルがn=13個(n
=4k−3、すなわち4の倍数−3)の場合を示してお
り、図7において、(A)は電流セルの配置順序を示
し、(B)は電流セルのスイッチング順序を示してい
る。
【0061】電流セル301から電流セル313は、例
えば同一の電流セルであり、図2で示したように各電流
セルは定電流源とこの定電流源をオンするスイッチとを
有して構成される。これらの電流セルは、符号301〜
313の順に例えば一列に並べて配置されており、この
符号301〜313は電流セルの配置番号に相当する。
これらの電流セルは、出力電流量に関して、電流セル3
01から電流セル313まで一定の傾きで特性変化があ
るものとする。
【0062】また、図7(A)における各電流セルに記
載している[1]から[13]の数字はスイッチング番
号に相当し、電流セルをスイッチングする順序が示され
ている。すなわち、入力データの値に応じて電流セル3
01から電流セル302までスイッチング番号[1]〜
[13]の順番で電流セルがオンする。図7(A)のよ
うに配置された電流セルをスイッチング番号の順序に並
べ換えて示したものが図7(B)であり、各電流セルに
記載した符号は配置番号を示す。
【0063】この第3実施形態の特徴は、電流セル数が
4の倍数−3であるときに、電流セルのオンする順番が
隣り合う2個の電流セル群どうしの、出力電流量のバラ
ツキの差を一定にし、入力データの中心点付近における
出力電流特性変化を小さくしている点である。
【0064】実際の回路では、電流セル301から電流
セル313まで並べて配置して形成した場合、一定の方
向にプロセスバラツキができ、各電流セルの配置によっ
て定電流源のトランジスタ特性にバラツキが生じる。例
えば、電流セル1つにつき仮に1%ずつ出力電流量の変
化が生じるとすると、電流セル301と電流セル313
とでは12%の誤差があることになる。
【0065】そこで本実施形態においても第1実施形態
と同様に、出力電流量のバラツキの大きい電流セル(両
端側に位置する)を最大値又は最小値付近に対応する順
番でオンさせ、バラツキの小さい電流セル(中央近辺に
位置する)を中心点付近の順番でオンさせるようにスイ
ッチング順序を設定する。これにより、入力データの中
心点付近では、オンする順番が連続する電流セルどうし
の距離(つまり配置番号)が近い位置にあり、電流セル
毎の出力電流量の差が小さくなるため、微分直線性誤差
などの特性が良くなる。
【0066】第3実施形態のように電流セルが13個の
場合は、図7(A)で示される配置順序において、電流
セル配列の両端から中心に向かって、電流セル301と
電流セル313、電流セル302と電流セル312、電
流セル303と電流セル311、電流セル304と電流
セル310、電流セル305と電流セル309、電流セ
ル306と電流セル108でペアをつくる。なお、各電
流セルのペアは配置番号の末尾2桁の和が14(電流セ
ル数+1)となっている。そして、余った中央の電流セ
ル307を中心点でオンさせる順番にし、これらのペア
において出力電流量のバラツキが大きい(両端に位置す
る)、電流セル301と電流セル313の組み合わせを
最初又は最後にオンさせる。
【0067】図7(B)で示されるスイッチング順序に
おいては、前述のように組み合わせた電流セルのペアが
隣り合った状態で表され、スイッチング番号の順番で最
小値から最大値までそれぞれ対応して電流セルがオンさ
れる。ここでは、電流セル301と電流セル313のペ
アを最初にオンさせる場合を示す。
【0068】DA変換入力データが電流加算型DA変換
器に入力されると、その入力データがスイッチ制御部4
でデコードされ、対応する電流セル3がオンされる。入
力データが1の場合は電流セル301がオンする。入力
データが2の場合は電流セル301と電流セル313が
オンする。また、入力データが3の場合は電流セル30
1、電流セル313と電流セル303がオンする。以
下、データが大きくなるに従い、スイッチング番号の順
番に電流セル311、電流セル305、電流セル30
9、電流セル307、電流セル308、電流セル30
6、電流セル310、電流セル304、電流セル312
がオンしていく。入力データが最大値である13になっ
た場合は、電流セル302がオンし、すべての電流セル
がオンするようになる。
【0069】このように、入力データの値に応じて複数
の電流セル301〜313から流れる電流量の総和を制
御し、その電流を出力抵抗5で電圧に変換することによ
り、DA変換が行われ、ディジタルの入力データに対す
るアナログの出力信号が得られる。
【0070】なお、上記説明では、入力データの最小値
から最大値に対応して電流セル301から順にオンして
最後に電流セル302がオンするようにしたが、この順
番を逆にして、電流セル302からオンするようなスイ
ッチング順序としてもかまわない。
【0071】なお、第1実施形態の第1の変形例で示し
たように、スイッチングの順番が隣り合う電流セルのペ
ア、すなわち電流セル301と電流セル313、電流セ
ル303と電流セル311、…などにおいて、各ペアで
のスイッチングの順番を適宜逆に入れ換えても同様の作
用が得られる。
【0072】また、第1実施形態の第2の変形例で示し
たように、スイッチング順序の中心点を境に電流セル数
を2のべき乗分割(ここでは中心の電流セルを除いて2
分割又は4分割)して、この中心点に対して対称の位置
にある電流セル群どうしのスイッチングの順番を入れ換
えても同様の作用が得られる。
【0073】このように、本実施形態においても第1実
施形態と同様に、電流加算型DA変換器において、中心
点付近の微分直線性誤差や非直線性誤差を小さくするこ
とができ、また、中心点を挟んで出力電流特性を対称に
することができる。このため、DA変換器の常用帯域に
おける出力電流量バラツキによる誤差を減少でき、変換
精度を向上させて特性を改善できるので、良好な入出力
特性が得られ、より好適な出力信号を得ることが可能と
なる。例えば、中心点を挟んで正と負の振幅を持つ信号
(例えばオーディオ信号などの周期信号)を用いた場合
に、DA変換器のアナログ出力信号の特性を正負で対称
となるようにでき、特に中心点付近での歪みやノイズを
低減できる。
【0074】[第4実施形態]図8は本発明の第4実施
形態に係る電流加算型DA変換器の電流セルの配置構成
及びスイッチング順序を示す説明図である。
【0075】第4実施形態は電流セルがn=15個(n
=4k−1、すなわち4の倍数−1)の場合を示してお
り、図8において、(A)は電流セルの配置順序を示
し、(B)は電流セルのスイッチング順序を示してい
る。
【0076】電流セル401から電流セル415は、例
えば同一の電流セルであり、図2で示したように各電流
セルは定電流源とこの定電流源をオンするスイッチとを
有して構成される。これらの電流セルは、符号401〜
415の順に例えば一列に並べて配置されており、この
符号401〜415は電流セルの配置番号に相当する。
これらの電流セルは、出力電流量に関して、電流セル4
01から電流セル415まで一定の傾きで特性変化があ
るものとする。
【0077】また、図8(A)における各電流セルに記
載している[1]から[15]の数字はスイッチング番
号に相当し、電流セルをスイッチングする順序が示され
ている。すなわち、入力データの値に応じて電流セル4
01から電流セル415までスイッチング番号[1]〜
[15]の順番で電流セルがオンする。図8(A)のよ
うに配置された電流セルをスイッチング番号の順序に並
べ換えて示したものが図8(B)であり、各電流セルに
記載した符号は配置番号を示す。
【0078】この第4実施形態の特徴は、電流セル数が
4の倍数−1であるときに、電流セルのオンする順番が
隣り合う2個の電流セル群どうしの、出力電流量のバラ
ツキの差を一定にし、入力データの中心点付近における
出力電流特性変化を小さくしている点である。
【0079】実際の回路では、電流セル401から電流
セル415まで並べて配置して形成した場合、一定の方
向にプロセスバラツキができ、各電流セルの配置によっ
て定電流源のトランジスタ特性にバラツキが生じる。例
えば、電流セル1つにつき仮に1%ずつ出力電流量の変
化が生じるとすると、電流セル401と電流セル415
とでは14%の誤差があることになる。
【0080】そこで本実施形態においても第1実施形態
と同様に、出力電流量のバラツキの大きい電流セル(両
端側に位置する)を最大値又は最小値付近に対応する順
番でオンさせ、バラツキの小さい電流セル(中央近辺に
位置する)を中心点付近の順番でオンさせるようにスイ
ッチング順序を設定する。これにより、入力データの中
心点付近では、オンする順番が連続する電流セルどうし
の距離(つまり配置番号)が近い位置にあり、電流セル
毎の出力電流量の差が小さくなるため、微分直線性誤差
などの特性が良くなる。
【0081】第4実施形態のように電流セルが15個の
場合は、図8(A)で示される配置順序において、電流
セル配列の両端から中心に向かって、電流セル401と
電流セル415、電流セル402と電流セル414、電
流セル403と電流セル413、電流セル404と電流
セル412、電流セル405と電流セル411、電流セ
ル406と電流セル410、電流セル407と電流セル
409でペアをつくる。なお、各電流セルのペアは配置
番号の末尾2桁の和が16(電流セル数+1)となって
いる。
【0082】そして、余った中央の電流セル408を中
心点でオンさせる順番にする。これらのペアを2分割す
るとそれぞれが奇数になるので、出力電流量のバラツキ
の大きい(両端に位置する)電流セル401と電流セル
415を分けて、一方を最初に、他方を最後にオンさせ
る。そして、残りのペアにおいて出力電流量のバラツキ
が大きい(次に両端側に位置する)、電流セル402と
電流セル414の組み合わせを2番目と3番目、又は1
3番目と14番目にオンさせるようにスイッチング順序
を設定する。
【0083】図8(B)で示されるスイッチング順序に
おいては、前述のように組み合わせた電流セルのペアが
隣り合った状態で表され、スイッチング番号の順番で最
小値から最大値までそれぞれ対応して電流セルがオンさ
れる。ここでは、電流セル401を最初にオンさせ、次
いで電流セル413と電流セル403のペアを2番目、
3番目とオンさせる場合を示す。電流セル402と電流
セル414のペアは13番目と14番目にオンすること
になる。
【0084】DA変換入力データが電流加算型DA変換
器に入力されると、その入力データがスイッチ制御部4
でデコードされ、対応する電流セル3がオンされる。入
力データが1の場合は電流セル401がオンする。入力
データが2の場合は電流セル401と電流セル413が
オンする。また、入力データが3の場合は電流セル40
1、電流セル413と電流セル403がオンする。以
下、データが大きくなるに従い、スイッチング番号の順
番に電流セル411、電流セル405、電流セル40
9、電流セル407、電流セル408、電流セル40
6、電流セル410、電流セル404、電流セル41
2、電流セル402、電流セル414がオンしていく。
入力データが最大値である15になった場合は、電流セ
ル415がオンし、すべての電流セルがオンするように
なる。
【0085】このように、入力データの値に応じて複数
の電流セル401〜415から流れる電流量の総和を制
御し、その電流を出力抵抗5で電圧に変換することによ
り、DA変換が行われ、ディジタルの入力データに対す
るアナログの出力信号が得られる。
【0086】なお、上記説明では、入力データの最小値
から最大値に対応して電流セル401から順にオンして
最後に電流セル415がオンするようにしたが、この順
番を逆にして、電流セル415からオンするようなスイ
ッチング順序としてもかまわない。
【0087】なお、第1実施形態の第1の変形例で示し
たように、スイッチングの順番が隣り合う電流セルのペ
ア、すなわち電流セル413と電流セル403、電流セ
ル411と電流セル405、…などにおいて、各ペアで
のスイッチングの順番を適宜逆に入れ換えても同様の作
用が得られる。
【0088】また、第1実施形態の第2の変形例で示し
たように、スイッチング順序の中心点を境に電流セル数
を2のべき乗分割(ここでは中心の電流セルを除いて2
分割又は4分割)して、この中心点に対して対称の位置
にある電流セル群どうしのスイッチングの順番を入れ換
えても同様の作用が得られる。
【0089】また、第4実施形態では電流セルのペアを
作った場合に中心点を境にして電流セル数が奇数となっ
て両端の電流セルが余るため、この両端の最小値でオン
する電流セル401と最大値でオンする電流セル415
とのスイッチングの順番を入れ換えても同様の作用が得
られる。
【0090】このように、本実施形態においても第1実
施形態と同様に、電流加算型DA変換器において、中心
点付近の微分直線性誤差や非直線性誤差を小さくするこ
とができ、また、中心点を挟んで出力電流特性を対称に
することができる。このため、DA変換器の常用帯域に
おける出力電流量バラツキによる誤差を減少でき、変換
精度を向上させて特性を改善できるので、良好な入出力
特性が得られ、より好適な出力信号を得ることが可能と
なる。例えば、中心点を挟んで正と負の振幅を持つ信号
(例えばオーディオ信号などの周期信号)を用いた場合
に、DA変換器のアナログ出力信号の特性を正負で対称
となるようにでき、特に中心点付近での歪みやノイズを
低減できる。
【0091】上述した各実施形態によれば、電流加算型
DA変換器において入力信号範囲の中心点付近では精度
を向上でき、対応する出力信号の歪も小さくすることが
できる。一般的な信号処理系のアプリケーションでは、
出力信号が大振幅時よりも小振幅時の精度が重要な場合
が多く、DA変換器自体の精度が同じであっても、一般
に常用帯域である小振幅時の特性を良くすることができ
る。
【0092】なお、上記実施形態では電流セルの数が1
3〜16である4つの形態を例示したが、これ以外の電
流セル数であっても上記形態のいずれかに当てはめて同
様に構成することが可能である。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力データの中心点付近での微分直線性誤差を小さくで
き、小振幅時などの常用帯域での特性を向上させること
が可能な電流加算型DA変換器を提供できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電流加算型DA変
換器の電流セルの配置構成及びスイッチング順序を示す
説明図である。
【図2】本実施形態に係る電流加算型DA変換器の構成
を示すブロック図である。
【図3】第1実施形態におけるスイッチング順序を若干
変えた第1の変形例を示す説明図である。
【図4】第1実施形態におけるスイッチング順序を若干
変えた第2の変形例を示す説明図である。
【図5】本実施形態のスイッチング順序により動作させ
たときの微分直線性誤差を示す特性図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る電流加算型DA変
換器の電流セルの配置構成及びスイッチング順序を示す
説明図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る電流加算型DA変
換器の電流セルの配置構成及びスイッチング順序を示す
説明図である。
【図8】本発明の第4実施形態に係る電流加算型DA変
換器の電流セルの配置構成及びスイッチング順序を示す
説明図である。
【図9】従来の電流加算型DA変換器の構成例におけ
る、電流セルの配置構成及びスイッチング順序を示す説
明図である。
【図10】従来例のスイッチング順序により動作させた
ときの微分直線性誤差を示す特性図である。
【符号の説明】
1 定電流源 2 スイッチ 3 電流セル 4 スイッチ制御部 5 出力抵抗 6 反転出力抵抗 7 出力端子 8 反転出力端子 101〜116、201〜214、301〜313、4
01〜415 電流セル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 1/00 - 1/88

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の定電流源と前記定電流源をオンす
    る複数のスイッチとを有してなる複数の電流セルを持つ
    電流加算型DA変換器であって、 前記電流セルの配置順に1からnまでの配置番号を付
    け、前記配置番号nが偶数かつn/2が偶数である場合
    に、 前記複数の電流セルにおいて、2つの配置番号の和がn
    +1となる前記配置番号の組み合わせを用意し、前記電
    流セルの組み合わせにおける奇数側又は偶数側の配置番
    号が小さいものから並べた配列をつくり、前記配列の順
    番又はこれと逆の順番に電流セルのスイッチをオンする
    制御を行うスイッチ制御手段を備えたことを特徴とする
    電流加算型DA変換器。
  2. 【請求項2】 複数の定電流源と前記定電流源をオンす
    る複数のスイッチとを有してなる複数の電流セルを持つ
    電流加算型DA変換器であって、 前記電流セルの配置順に1からnまでの配置番号を付
    け、前記配置番号nが偶数かつn/2が奇数である場合
    に、 前記複数の電流セルにおいて、前記配置番号の1とnを
    除いて2つの配置番号の和がn+1となる前記配置番号
    の組み合わせを用意し、前記配置番号1を先頭又は最後
    尾とし、前記電流セルの組み合わせにおける奇数側又は
    偶数側の配置番号が小さいものから並べて、前記配置番
    号nを最後尾又は先頭とした配列をつくり、前記配列の
    順番又はこれと逆の順番に電流セルのスイッチをオンす
    る制御を行うスイッチ制御手段を備えたことを特徴とす
    る電流加算型DA変換器。
  3. 【請求項3】 複数の定電流源と前記定電流源をオンす
    る複数のスイッチとを有してなる複数の電流セルを持つ
    電流加算型DA変換器であって、 前記電流セルの配置順に1からnまでの配置番号を付
    け、前記配置番号nが奇数かつ(n+1)/2が奇数で
    ある場合に、 前記複数の電流セルにおいて、前記配置番号の(n+
    1)/2を除いて2つの配置番号の和がn+1となる前
    記配置番号の組み合わせを用意し、前記電流セルの組み
    合わせにおける奇数側又は偶数側の配置番号が小さいも
    のから並べて、前記配置番号(n+1)/2を(n+
    1)/2番目においた配列をつくり、前記配列の順番又
    はこれと逆の順番に電流セルのスイッチをオンする制御
    を行うスイッチ制御手段を備えたことを特徴とする電流
    加算型DA変換器。
  4. 【請求項4】 複数の定電流源と前記定電流源をオンす
    る複数のスイッチとを有してなる複数の電流セルを持つ
    電流加算型DA変換器であって、 前記電流セルの配置順に1からnまでの配置番号を付
    け、前記配置番号nが奇数かつ(n+1)/2が偶数で
    ある場合に、 前記複数の電流セルにおいて、前記配置番号の1とnと
    (n+1)/2を除いて2つの配置番号の和がn+1と
    なる前記配置番号の組み合わせを用意し、前記配置番号
    1を先頭又は最後尾とし、前記電流セルの組み合わせに
    おける奇数側又は偶数側の配置番号が小さいものから並
    べて、前記配置番号(n+1)/2を(n+1)/2番
    目におき、前記配置番号nを最後尾又は先頭とした配列
    をつくり、前記配列の順番又はこれと逆の順番に電流セ
    ルのスイッチをオンする制御を行うスイッチ制御手段を
    備えたことを特徴とする電流加算型DA変換器。
  5. 【請求項5】 前記2つの配置番号の和がn+1となる
    電流セルの組み合わせにおいて、互いに任意に順番を入
    れ換えて配列することを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の電流加算型DA変換器。
  6. 【請求項6】 前記配置番号nが偶数の場合に、前記電
    流セルの配列を2のべき乗分割して、前記配列の中心点
    に対して対称の位置にある電流セル群どうしで任意に前
    記中心点に対して対称に電流セルの順番を入れ換えて配
    列することを特徴とする請求項1又は2に記載の電流加
    算型DA変換器。
  7. 【請求項7】 前記配置番号nが奇数の場合に、前記配
    置番号の(n+1)/2を除いて前記電流セルの配列を
    2のべき乗分割して、前記配列の中心点に対して対称の
    位置にある電流セル群どうしで任意に前記中心点に対し
    て対称に電流セルの順番を入れ換えて配列することを特
    徴とする請求項3又は4に記載の電流加算型DA変換
    器。
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