JP3528659B2 - セラミック板のダイシング方法および装置 - Google Patents
セラミック板のダイシング方法および装置Info
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Description
シング方法および装置、特にパターン電極を定ピッチで
印刷したグリーンシートを焼成してなるセラミック板
を、ピッチ方向と直交方向の等分割線に沿ってカットす
る方法および装置に関する。
定ピッチP1=P2の枡目状にパターン電極Eを印刷
し、焼成すると、図2のように、焼成ひずみによりP1
≠P2となり、焼成後のセラミック板Cのパターン電極
Eの枡目が歪んでしまうことがある。そのため、このセ
ラミック板Cを印刷時のピッチで平行にカットしたので
は、歪んだ枡目に対して斜めに刃が入り、カットされた
部材内の電極パターンが不均一になるという問題があ
る。焼成ひずみを考慮してセラミック板Cをカットする
ためには、1本1本のカットラインの角度を変更する必
要がある。
の場合、セラミック板を保持するテーブルに回転機構を
備えており、この回転機構によってカットラインの角度
を変更できるようになっている。しかしながら、一旦切
り出しを開始すると、最初のカットラインに対して平行
にカットを行なうので、図2のような焼成ひずみに対応
できない。
された2つのマークを検出して、マークを結ぶ線に沿っ
てカットする機構を持つたダイシング装置もある。この
場合には、1本1本のカットラインの角度は変えられる
が、ワーク表面に全てのパターン電極の位置に応じたマ
ークを形成する必要があり、煩雑である。しかも、セラ
ミック板がある種の圧電セラミックである場合、カット
前に分極の均一性を確保するために表面をラップした
り、分極用の電極を形成する必要があるので、上記のよ
うなマークを保存することは困難である。また、積層型
セラミックコンデンサのようにセラミック板が多層基板
の場合も、パターン電極が内部に隠れてしまうので、マ
ークを外部から識別することができない。
慮して1本1本のカットラインの角度を変更し、カット
された部材内にパターン電極が均等に配分されるように
等分割することができるセラミック板のダイシング方法
および装置を提供することにある。他の目的は、パター
ン電極が外部から認識できない場合でも、外形の把握の
みで、セラミック板に特殊な加工を加えることなく正確
にカットできるセラミック板のダイシング方法および装
置を提供することにある。さらに他の目的は、予め耳落
としすることなくカットが行なえ、カット後の製品寸法
を高精度に維持できるセラミック板のダイシング方法お
よび装置を提供することにある。
め、請求項1に記載の発明は、パターン電極を定ピッチ
で印刷したグリーンシートを焼成してなるセラミック板
を回転テーブル上に保持し、ピッチ方向と直交方向の等
分割線に沿ってカットする方法であって、上記セラミッ
ク板のピッチ方向の一端側の辺Aの回転中心からの法線
距離YA と回転角度θA とを求める工程と、上記セラミ
ック板の他端側の辺Bの回転中心からの法線距離YB と
回転角度θB を求める工程と、上記セラミック板の各カ
ット位置の回転中心からの法線距離Ymと回転角度θm
とを、上記辺Aおよび辺Bの法線距離YA ,YB および
回転角度θA ,θB から求める工程と、上記カット位置
に沿ってセラミック板をカットする工程と、を有するこ
とを特徴とするダイシング方法を提供する。
は、焼成ひずみにより印刷時に比べて変形するので、1
本1本のカットラインの角度および位置を変更する必要
がある。本発明では、このカットラインの角度および位
置を、セラミック板の辺A,Bの回転中心からの法線距
離および回転角度から求め、このカットラインに沿って
カットしている。そのため、図2のような焼成ひずみが
発生しても、カットされた部材内にパターン電極が均等
に配分されるように等分割することができる。なお、本
発明では、パターン電極は矩形のグリーンシートの辺A
および辺Bと平行に印刷されていることが前提となる。
心位置を読み取り、ダイシングブレードのカット方向と
セラミック板の一端側の辺Aとが平行になるように回転
テーブルを回転させた時、回転中心から一端側の辺Aま
での法線距離YA と回転角度θ A とを読み取り、ダイシ
ングブレードのカット方向とセラミック板の他端側の辺
Bとが平行になるように回転テーブルを回転させた時、
回転中心から他端側の辺Bまでの法線距離YB と回転角
度θB とを読み取り、セラミック板の辺Aからm本目
(m=0,1・・・n,n:パターン電極のピッチ方向
の本数)のカット角度θmを、 θm=m×(θB −θA )/n+θA ・・・(1) で求め、その時のピッチ方向の距離Ymを、 Ym=m×(YB −YA )/n+YA ・・・(2) で求めるようにすれば、各カットラインを簡単に計算で
き、カット作業を自動化することができる。
ず、セラミック板Cを回転テーブルの任意の位置に置
き、回転テーブル上にカット方向をX軸、これに垂直な
方向をY軸とする座標系を考え、回転テーブルの回転中
心の座標を(X0 ,Y0 )とする。回転中心からカット
方向と本来平行となる2辺のうち、一端側の辺AがX軸
と平行となるように回転テーブルを回転させた時(図3
の(a)参照)、辺AのY座標(YA )と回転中心のY
座標(Y0 )との差の絶対値(|YA −Y0 |)は、回
転中心から辺Aへひいた法線の長さとなる。さらに、こ
の状態(辺AがX軸と平行)から他端側の辺BがX軸と
平行となるように回転テーブルを回転させた時(図3の
(b)参照)、その回転角θは辺Aと辺Bとがなす角
(θB −θA )と等しく、この時の辺BのY座標(Y
B )と回転中心のY座標(Y0 )との差の絶対値(|Y
B −Y0 |)は、回転中心から辺Bへひいた法線の長さ
となる。セラミック板Cを辺A側から辺B側へ順にカッ
トしていく場合、辺AをX軸と平行にした時のθ軸の零
点からの角度θA 、分割数をn(図3ではn=6)とす
れば、等分割するカットラインの角度は、次式で表され
る。 1本目の角度θ1 =1×θ/n+θA 2本目の角度θ2 =2×θ/n+θA したがって、m本目の角度θmは(1)式のようにな
る。この時のθの符号は、X軸と平行となる辺を辺Aか
ら辺Bへ移す際の回転方向が、回転テーブルのθ軸の増
分方向であれば正(+)、そうでなければ負(−)であ
る。また、回転中心からそれぞれのカットラインがX軸
と平行となった時のカットラインのY軸座標は、次式で
近似できる。 1本目のY座標Y1 =1×{(YB −Y0 )−(YA −
Y0 )}/n+YA=1×(YB −YA )/n+YA 2本目のY座標Y2 =2×(YB −YA )/n+YA したがって、m本目のY座標Ymは(2)式のようにな
る。
ることで、計算式によって焼成により収縮変形した内部
のパターン電極の位置(θm,Ym)を推定できるの
で、パターン電極を外部から認識できない多層基板や、
表面にマークを形成できないようなセラミック板であっ
ても、セラミック板自体には特別な加工を加えることな
く、内部のパターン電極に沿って等分割することが可能
となる。
の定ピッチで印刷されたパターン電極の外周部に、この
ピッチと異なる幅、例えばこのピッチより小さい幅を持
つ耳部Sが形成されることがある。このグリーンシート
Gを焼成すると、焼成後のセラミック板Cは図4の
(b)のようになる。この場合、耳部Sの焼成ひずみは
他の部分に比べて小さいと考えられるので、次式で近似
できる。 1本目のY座標Y1 =1×{(YB −Y0 )−(YA −
Y0 )}/n+YA=1×(YB −YA −2a’)/n
+YA +a’ 2本目のY座標Y2 =2×(YB −YA −2a’)/n
+YA +a’ したがって、m本目のY座標Ymは次式のようになる。 Ym=m×(YB −YA −2a’)/n+YA +a’・・・(3) (3)式において、a’は耳部Sの焼成前寸法aに平均
の焼成収縮率を掛けた値である。カットラインの角度θ
mについては、焼成ひずみによる耳部Sの角度変化が小
さいことから、請求項2における耳部を有しない(1)
式をそのまま用いても実用上差し支えない。
ングブレード,XY駆動装置,認識装置,位置読み取り
装置,制御装置とを備えたダイシング装置を用いれば、
カット位置と角度とを自動計算することにより、複雑な
位置計算やXY駆動装置および回転テーブルの操作をミ
スなく正確に行なうことができる。
シング装置の一例を示す。被加工ワークであるセラミッ
ク板Cは、図3または図4に示すようなパターン電極を
有する焼成済みのセラミック板であり、パターン電極が
焼成ひずみによって歪んだ状態にある。なお、セラミッ
ク板Cは多層基板であってもよい。セラミック板Cは粘
着シートなどの保持シート1の上に安定に保持されてお
り、この保持シート1は回転テーブル2の上に真空吸着
などによって固定されている。この実施例では、保持シ
ート1上に3枚のセラミック板CをY軸方向に配列した
が、その枚数は任意に選択できる。
しない角度調整装置によって任意の回転角度に回転可能
に配置されている。X軸テーブル3はX軸駆動装置4上
に搭載され、X軸方向の任意の位置に移動可能となって
いる。
先端部に取り付けられており、回転駆動装置6はZ軸駆
動装置7に取り付けられている。したがって、ダイシン
グブレード5の上下方向の高さはZ軸駆動装置7によっ
て任意に調整可能である。Z軸駆動装置7はY軸テーブ
ル8上に搭載されており、Y軸テーブル8はY軸駆動装
置9によってY軸方向の任意の位置に移動可能となって
いる。
準マークであるクロスヘアライン10aを有する顕微鏡
装置(認識装置)10が取り付けられている。このクロ
スヘアライン10aをセラミック板Cのエッジなどの特
徴部に合わせることで、セラミック板CのXY駆動装置
4,9上の位置を認識することができる。
装置4、Z軸駆動装置7、Y軸駆動装置9、顕微鏡装置
10のそれぞれには、各装置の位置を検出するセンサが
内蔵されており、各センサの検出信号は制御装置11に
送られ、各駆動装置は制御装置11によって制御されて
いる。なお、ダイシングブレード回転駆動装置6も制御
装置11によって制御される。制御装置11は中央演算
処理装置、記憶装置、各種ドライバなどを備えたコンピ
ュータよりなり、セラミック板Cの平均焼成収縮率や焼
成前の耳寸法a、あるいは焼成収縮率を掛けた耳寸法
a’などを入力するための入力手段を備えている。
などの特徴点に顕微鏡装置10のクロスヘアライン10
aを合わせた時のX軸駆動装置4、Y軸駆動装置9の位
置、および回転テーブル2の角度を読み取り、(1)式
と(2)式、または(1)式と(3)式に、読み取った
セラミック板Cの位置座標を代入してカット位置を計算
し、その結果に基づいてX軸駆動装置4、Y軸駆動装置
9、回転テーブル2、ダイシングブレード回転駆動装置
6、Z軸駆動装置7を操作し、セラミック板Cを自動的
にカットしている。
8にしたがって説明する。予め、ダイシングブレード5
のカット方向とX軸方向とが平行となるように調整して
おく。まず、顕微鏡装置10のクロスヘアライン10a
が回転テーブル2の回転中心(零点)に合うようにX軸
駆動装置4およびY軸駆動装置9を操作する(ステップ
S1)。そして、その時のY軸の座標Y0 および回転テ
ーブル2の角度θ0 を読み取る(ステップS2)。次
に、回転テーブル2を用いてセラミック板Cの辺の一方
(例えば辺A)をカット方向と平行となるように角度調
整する(ステップS3)。次に、顕微鏡装置10のクロ
スヘアライン10aが辺Aのエッジに合うようにX軸駆
動装置4およびY軸駆動装置9を操作する(ステップS
4)。そして、辺Aのエッジと顕微鏡装置10のクロス
ヘアライン10aとが一致した時のY軸の座標YA と回
転テーブル2の零点からの角度θA を読み取る(ステッ
プS5)。同様に、セラミック板Cの他方の辺Bについ
ても同様の操作を行なう。すなわち、回転テーブル2を
用いてセラミック板Cの他方の辺Bをカット方向と平行
となるように調整し(ステップS6)、顕微鏡装置10
のクロスヘアライン10aが辺Bのエッジに合うようX
軸駆動装置4およびY軸駆動装置9を操作し(ステップ
S7)、辺Bのエッジと顕微鏡装置10のクロスヘアラ
イン10aとが一致した時のY軸の座標YB と回転テー
ブル2の零点からの角度θB を読み取る(ステップS
8)。以上の操作によって得られたデータYA ,YB ,
θA ,θB を(1)式,(2)式に代入し、カット角度
θmとカット位置(ピッチ方向の距離)Ymとを演算す
る(ステップS9)。なお、セラミック板Cが耳部を有
する場合には、 (1)式と(3)式とを用いればよ
い。上記のようにして求めたカット角度θmとカット位
置Ymとを用いてカットする(ステップS10)。この
ようにカットすれば、カットされた部材内にパターン電
極が均等に配分されるように等分割することができる。
よれば、セラミック板を回転テーブル上に保持し、セラ
ミック板のカット位置をその回転中心からカットライン
への法線の回転角度と法線距離とにより近似的に求め、
カット位置に沿ってセラミック板をカットするようにし
たので、焼成済みのセラミック板のパターン電極に焼成
ひずみが発生しても、カットされた部材内にパターン電
極が均等に配分されるように等分割することができる。
しかも、セラミック板の側辺などの特徴部を把握するこ
とで、焼成収縮したパターン電極のそれぞれの位置を推
定できるので、セラミック板自体に特殊な加工を施す必
要がない。そして、多層基板のようにパターン電極が外
部に露出しない構造のセラミック板にも容易に適用でき
る。
リーンシートの平面図である。
ク板の平面図である。
を示す原理図である。
す原理図である。
である。
ト図である。
Claims (8)
- 【請求項1】パターン電極を定ピッチで印刷したグリー
ンシートを焼成してなるセラミック板を回転テーブル上
に保持し、ピッチ方向と直交方向の等分割線に沿ってカ
ットする方法であって、上記セラミック板のピッチ方向
の一端側の辺Aの回転中心からの法線距離YA と回転角
度θA とを求める工程と、上記セラミック板の他端側の
辺Bの回転中心からの法線距離YB と回転角度θBを求
める工程と、上記セラミック板の各カット位置の回転中
心からの法線距離Ymと回転角度θmとを、上記辺Aお
よび辺Bの法線距離YA ,YB および回転角度θA ,θ
B から求める工程と、上記カット位置に沿ってセラミッ
ク板をカットする工程と、を有することを特徴とするダ
イシング方法。 - 【請求項2】上記セラミック板の回転中心位置を読み取
る工程と、ダイシングブレードのカット方向とセラミッ
ク板の一端側の辺Aとが平行になるように回転テーブル
を回転させた時、回転中心から一端側の辺Aまでの法線
距離YA と回転角度θA とを読み取る工程と、ダイシン
グブレードのカット方向とセラミック板の他端側の辺B
とが平行になるように回転テーブルを回転させた時、回
転中心から他端側の辺Bまでの法線距離YB と回転角度
θB とを読み取る工程と、セラミック板の辺Aからm本
目(m=0,1・・・n,n:パターン電極のピッチ方
向の本数)のカット角度θmを、 θm=m×(θB −θA )/n+θA ・・・(1) で求め、その時のピッチ方向の距離Ymを、 Ym=m×(YB −YA )/n+YA ・・・(2) で求める工程と、を有することを特徴とする請求項1に
記載のダイシング方法。 - 【請求項3】上記セラミック板は、定ピッチで印刷され
たパターン電極の外周部に、このピッチと異なる幅を持
つ耳部を有するものであって、上記セラミック板の回転
中心位置を読み取る工程と、ダイシングブレードのカッ
ト方向とセラミック板の一端側の辺Aとが平行になるよ
うに回転テーブルを回転させた時、回転中心から一端側
の辺Aまでの法線距離YA と回転角度θA とを読み取る
工程と、ダイシングブレードのカット方向とセラミック
板の他端側の辺Bとが平行になるように回転テーブルを
回転させた時、回転中心から他端側の辺Bまでの法線距
離YB と回転角度θB とを読み取る工程と、セラミック
板の辺Aからm本目(m=0,1・・・n,n:パター
ン電極のピッチ方向の本数)のカット角度θmを、 θm=m×(θB −θA )/n+θA ・・・(1) で求め、その時のピッチ方向の距離Ymを、耳部の焼成
前寸法aに平均の焼成収縮率を掛けた値a’を用いて、 Ym=m×(YB −YA −2a’)/n+YA +a’ ・・・(3) で求める工程と、を有することを特徴とする請求項1に
記載のダイシング方法。 - 【請求項4】上記セラミック板は、定ピッチでパターン
電極を印刷したグリーンシートを積層して焼成した多層
基板であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
かに記載のダイシング方法。 - 【請求項5】グリーンシートに定ピッチでパターン電極
を印刷し焼成したセラミック板をピッチ方向と直交方向
にカットするダイシング装置であって、上面にセラミッ
ク板を保持し、セラミック板の回転位置を任意に調整可
能な回転テーブルと、上記セラミック板を直線的にカッ
トするダイシングブレードと、上記回転テーブルとダイ
シングブレードとを相対的にカット方向およびピッチ方
向に移動させるXY駆動装置と、セラミック板のXY駆
動装置上の位置を認識するための基準マークを備えた認
識装置と、セラミック板の特徴点に認識装置の基準マー
クを合わせた際のXY駆動装置上の位置及び回転テーブ
ルの角度を読み取る位置読み取り装置と、位置読み取り
装置で読み取ったセラミック板の位置座標を所定の計算
式に代入してカット位置を計算し、その結果に基づいて
XY駆動装置,回転テーブルおよびダイシングブレード
を操作してセラミック板を自動的にカットする制御装置
と、を備えたことを特徴とするダイシング装置。 - 【請求項6】上記制御装置は、上記セラミック板の回転
中心位置を読み取り、ダイシングブレードのカット方向
とセラミック板の一端側の辺Aとが平行になるように回
転テーブルを回転させた時、回転中心から一端側の辺A
までの法線距離YA と回転角度θA とを読み取り、ダイ
シングブレードのカット方向とセラミック板の他端側の
辺Bとが平行になるように回転テーブルを回転させた
時、回転中心から他端側の辺Bまでの法線距離YB と回
転角度θB とを読み取り、セラミック板の辺Aからm本
目(m=0,1・・・n,n:パターン電極のピッチ方
向の本数)のカット角度θmを、 θm=m×(θB −θA )/n+θA ・・・(1) で求め、その時のピッチ方向の距離Ymを、 Ym=m×(YB −YA )/n+YA ・・・(2) で求めることを特徴とする請求項5に記載のダイシング
装置。 - 【請求項7】上記セラミック板は、定ピッチで印刷され
たパターン電極の外周部に、このピッチと異なる幅を持
つ耳部を有するものであって、上記制御装置は、焼成収
縮率と耳寸法もしくは焼成収縮率を掛けた耳寸法を入力
するための入力手段を備え、上記セラミック板の回転中
心位置を読み取り、ダイシングブレードのカット方向と
セラミック板の一端側の辺Aとが平行になるように回転
テーブルを回転させた時、回転中心から一端側の辺Aま
での法線距離YA と回転角度θA とを読み取り、ダイシ
ングブレードのカット方向とセラミック板の他端側の辺
Bとが平行になるように回転テーブルを回転させた時、
回転中心から他端側の辺Bまでの法線距離YB と回転角
度θB とを読み取り、セラミック板の辺Aからm本目
(m=0,1・・・n,n:パターン電極のピッチ方向
の本数)のカット角度θmを、 θm=m×(θB −θA )/n+θA ・・・(1) で求め、その時のピッチ方向の距離Ymを、耳部の焼成
前寸法aに平均の焼成収縮率を掛けた値a’を用いて、 Ym=m×(YB −YA −2a’)/n+YA +a’ ・・・(3) で求めることを特徴とする請求項5に記載のダイシング
装置。 - 【請求項8】上記セラミック板は、定ピッチでパターン
電極を印刷したグリーンシートを積層して焼成した多層
基板であることを特徴とする請求項5ないし7のいずれ
かに記載のダイシング装置。
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JP4760599A JP3528659B2 (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | セラミック板のダイシング方法および装置 |
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JP3528659B2 true JP3528659B2 (ja) | 2004-05-17 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP4760599A Expired - Lifetime JP3528659B2 (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | セラミック板のダイシング方法および装置 |
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- 1999-02-25 JP JP4760599A patent/JP3528659B2/ja not_active Expired - Lifetime
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