JP4581329B2 - セラミックグリーン成形体の切断方法および切断装置 - Google Patents

セラミックグリーン成形体の切断方法および切断装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、セラミックグリーン成形体の切断方法および切断装置に関するもので、特に、カット刃による押し切りによってセラミックグリーン成形体をその一方端側から順次切断する工程を備える、セラミックグリーン成形体の切断方法および切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、積層セラミックコンデンサのようなセラミック電子部品を能率的に量産するため、複数のセラミック電子部品を取り出すべきマザー状態のセラミックグリーン成形体がまず作製され、ここから複数のセラミック電子部品を取り出すため、セラミックグリーン成形体を切断することが行なわれている。セラミックグリーン成形体は、たとえば、積層セラミックコンデンサのような積層セラミック電子部品を製造しようとする場合には、特定の界面に沿って内部導体膜が形成された複数のセラミックグリーンシートの積層体をもって構成される。
【0003】
上述したセラミックグリーン成形体の切断工程は、通常、以下のように実施される。
【0004】
図9は、セラミックグリーン成形体1を切断する工程を実施している状態を示す正面図である。
【0005】
相対向する主面2および3を有するセラミックグリーン成形体1は、テーブル4上に置かれた状態で位置決めされる。なお、テーブル4には、図示しないが、通常、セラミックグリーン成形体1に対して負圧を及ぼす多数の吸引口が設けられていて、この負圧が、セラミックグリーンシート1に及ぼされることにより、上述の位置決めがより確実に行なわれるようにされる。
【0006】
次に、セラミックグリーン成形体1の主面2に向かってカット刃5を下降させることによって、セラミックグリーン成形体1は押し切りにより切断される。
【0007】
また、テーブル4とカット刃5とは、セラミックグリーン成形体1の主面2および3の面方向へ相対的に移動可能なように構成されている。そして、上述したように、切断工程を終える毎に、テーブル4とカット刃5とが相対的に移動され、これら切断工程と移動工程とが複数回繰り返されることによって、セラミックグリーン成形体1は、その一方の端面7側から他方の端面8側に向かって、順次、複数の切断線9によって切断された状態とされる。
【0008】
また、上述のような切断工程および移動工程の繰り返しによって、矢印で示した切断進行方向10の切断が終了したとき、通常、テーブル4とカット刃5とが相対的に90度回転され、次いで、同様の切断工程および移動工程が繰り返される。
【0009】
以上のようなセラミックグリーン成形体1の切断方法を実施したとき、図10に示すように、切断線9が傾斜することがある。このような斜め切断状態は、しばしば、次のような問題を引き起こす。
【0010】
セラミックグリーン成形体1が、特定の界面に沿って内部導体膜を形成した複数のセラミックグリーンシートの積層体である場合、斜め切断状態は、内部導体膜の位置ずれや不所望な変形をもたらしたり、内部導体膜が不所望な箇所で露出したり、露出の必要な箇所で内部導体膜が露出しなかったりするといった不都合をもたらす。
【0011】
上述の斜め切断状態の原因は種々である。たとえば、切断工程において、カット刃5の下降に従って、カット刃5の後面側および前面側には、カット刃5の下降方向に直交する方向の応力F1およびF2が作用する。これら応力F1およびF2は、カット刃5がセラミックグリーン成形体1を主面2および3の面方向へ弾性または塑性変形させるときの反力である。しかしながら、応力F1およびF2は、必ずしも釣り合っているとは限らず、そのため、これら応力F1およびF2の不均衡によって、カット刃5が、たとえば矢印13で示すように変形し、その結果、斜め切断状態がもたらされてしまう。すなわち、カット刃5は、高精度の切断を可能にするため、その厚みが比較的薄くされるのが通常であり、そのため、上述のような変形が生じやすいのである。
【0012】
上述の問題を解決するため、特開2000−141347号公報(特許文献1)では、カット刃5の進行方向を画像処理装置によって捉え、カット刃5が真っ直ぐにセラミックグリーン成形体1中に進入するように、テーブル4の位置補正を行なうことが提案されている。
【0013】
また、この発明が解決しようとする課題とは直接関係がないが、切断線9の、セラミックグリーン成形体1の主面2および3の面方向での位置が、不所望にもずれることもある。このような切断線9の位置ずれが生じた場合にも、斜め切断状態の場合と同様、内部導体膜の位置ずれをもたらしたり、内部導体膜が不所望な箇所で露出したり、露出が必要な箇所で内部導体膜が露出しなかったりするといった不都合をもたらす。
【0014】
上述の位置ずれについても、その原因として種々のものが考えられる。たとえば、テーブル4とカット刃5との相対的移動を駆動するための駆動系での誤差や刃の進入による位置ずれが考えられる。
【0015】
上述した位置ずれの問題を解決するため、特開平4−365596号公報(特許文献2)では、カット刃5を備える切断機構下に設けた位置検出機構により、セラミックグリーン成形体1の位置ずれを検出し、切断機構の位置を補正することが提案されている。
【0016】
【特許文献1】
特開2000−141347号公報
【特許文献2】
特開平4−365596号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1および2に記載される技術では、いずれも、実際に切断を終えた後の切断線9の状態の確認は行なっていない。そのため、切断線9の状態に関する品質向上の点では、さらに改善される余地がある。
【0018】
そこで、この発明の目的は、切断線の状態に関する品質向上をさらに図ることができる、セラミックグリーン成形体の切断方法および切断装置を提供しようとすることである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
この発明は、切断工程と移動工程とを繰り返すことによって、セラミックグリーン成形体を、その一方端側から、順次、切断した状態とするとき、斜め切断状態は、複数回の切断工程において連続して現れやすいことに着目してなされたものである。したがって、特定の切断工程を終えた後に、当該切断によって得られた切断線の傾斜状態を確認し、この確認された結果を次の切断工程で反映すれば、切断状態に関する品質向上をさらに図ることができる。
【0020】
より詳細には、この発明は、相対向する主面を有するセラミックグリーン成形体をテーブル上に位置決めする、位置決め工程と、セラミックグリーン成形体の主面に向かってカット刃を下降させることによって、セラミックグリーン成形体を押し切りにより切断する、切断工程と、切断工程と交互に複数回繰り返し実施されるものであって、切断工程の後に、テーブルとカット刃とを相対的に移動させることによって、セラミックグリーン成形体を、その一方端側から、順次、切断した状態とする、移動工程とを備える、セラミックグリーン成形体の切断方法に向けられるものであって、上述した技術的課題を解決するため、次のような構成を備えることを特徴としている。
【0021】
すなわち、上記切断工程は、カット刃の切断進行方向における前面側および後面側にそれぞれ配置される前面側押圧体および後面側押圧体による各押圧力を、セラミックグリーン成形体の主面に向かって及ぼしながら実施され、切断工程によって形成される切断線の傾斜状態を、切断工程を終えた後にセラミックグリーン成形体からカット刃が抜け出たタイミングでセンシングし、当該センシング結果に基づき、次の切断工程での斜め切断状態が解消されるように、切断工程での上記前面側押圧体および/または前記後面側押圧体による押圧力を制御することを特徴としている。
【0022】
この発明は、上述したセラミックグリーン成形体の切断方法に用いられる切断装置にも向けられる。この発明に係るセラミックグリーン成形体の切断装置は、相対向する主面を有するセラミックグリーン成形体を位置決めする、テーブルと、テーブルに対して、セラミックグリーン成形体を介して対向するように配置され、セラミックグリーン成形体の主面に向かって下降したとき、セラミックグリーン成形体を押し切りにより切断する、カット刃と、カット刃による切断工程の後に、テーブルとカット刃とを相対的に移動させることによって、セラミックグリーン成形体を、その一方端側から、順次、切断した状態とする、移動機構と、カット刃の切断進行方向における前面側および後面側にそれぞれ配置され、セラミックグリーン成形体の主面に向かって押圧力を及ぼす、前面側押圧体および後面側押圧体と、カット刃による切断工程によって形成される切断線の傾斜状態を、切断工程を終えた後にセラミックグリーン成形体からカット刃が抜け出たタイミングでセンシングし、当該センシング結果に基づき、次の切断工程での斜め切断状態が解消されるように、切断工程での前面側押圧体および/または後面側押圧体による押圧力を制御する、押圧力制御装置とを備えることを特徴としている。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の実施形態による切断方法を実施するために用いられる切断装置21の主要部を示す正面図である。
【0027】
切断装置21は、テーブル22を備えている。このテーブル22上には、相対向する主面23および24を有するセラミックグリーン成形体25が置かれる。また、テーブル22の一方端部から立ち上がるように位置決め基準ブロック26が設けられている。セラミックグリーン成形体25の第1の端面27は、位置決め基準ブロック26に当接する。このようにして、テーブル22上において、セラミックグリーン成形体25が位置決めされる。
【0028】
なお、テーブル22には、図示しないが、紙や樹脂などからなる通気性の下敷きシートを介して、セラミックグリーン成形体25に対して負圧を及ぼす多数の吸引口が設けられ、これら吸引口を通しての負圧によって、セラミックグリーン成形体25がテーブル22に対してより確実に位置決めされるように構成されてもよい。
【0029】
テーブル22に対して、セラミックグリーン成形体25を介して対向するように、カット刃28が配置されている。カット刃28は、ホルダ29によって保持され、ホルダ29は、ベース部材30に取り付けられている。ベース部材30は、図示しない駆動源により、上下方向へ移動するように構成され、それによって、カット刃28は、両方向矢印31で示すように、下降および上昇の各方向への動作が可能なように構成される。カット刃28がセラミックグリーン成形体25の主面23に向かって下降したとき、図2に示すように、セラミックグリーン成形体25は押し切りによって切断され、そこに切断線32が形成される。
【0030】
テーブル22とカット刃28とは、図示しない駆動源により、両方向矢印33で示す方向に相対的に移動可能なように構成される。この場合、カット刃28の位置が固定され、テーブル22の位置が移動可能に構成されることが多いが、これに代えて、テーブル22の位置が固定され、カット刃28の位置が移動可能に構成されても、あるいは、テーブル22およびカット刃28の双方の位置が移動可能に構成されてもよい。なお、テーブル22が移動可能に構成される場合、位置決め基準ブロック26もテーブル22とともに移動するように構成される。
【0031】
上述の相対的移動によって、カット刃28による切断は、図2において矢印で示した切断進行方向34に向かって進行する。カット刃28の切断進行方向34における前面側および後面側には、それぞれ、前面側押圧体35および後面側押圧体36が配置されている。
【0032】
前面側押圧体35および後面側押圧体36は、それぞれ、ベース部材30に固定されたシリンダ37および38のピストンロッド39および40の端部に取り付けられる。したがって、前面側押圧体35および後面側押圧体36は、カット刃28とは独立して、両方向矢印31で示した方向に移動可能であり、また、前面側押圧体35と後面側押圧体36とは、互いに独立して移動可能である。前面側押圧体35および後面側押圧体36は、それぞれ、シリンダ37および38の駆動によって、セラミックグリーン成形体25の主面23に向かって所望の押圧力を及ぼすように作用する。
【0033】
図2には、切断装置21が切断工程および移動工程を実施している状態が示されている。
【0034】
まず、テーブル22上に、前述したように、セラミックグリーン成形体25が位置決めされる。
【0035】
次に、セラミックグリーン成形体25の主面23に向かってカット刃28を下降させることによって、セラミックグリーン成形体25を押し切りにより切断する切断工程と、この切断工程の後に、テーブル22とカット刃28とを相対的に移動させることによって、セラミックグリーン成形体25を、第1の端面27と対向する第2の端面41側から、順次、複数の切断線32に沿って切断した状態とする移動工程とが交互に複数回繰り返される。
【0036】
上述のように切断工程と移動工程とを交互に実施するため、テーブル22とカット刃28との相対的移動は、カット刃28の下降および上昇の各方向への往復動作と関連付けて生じるように構成されている。すなわち、カット刃28の下降および上昇の各動作を1回終えた後、テーブル22とカット刃28とが所定のピッチをもって相対的に移動されるように構成されている。
【0037】
また、切断工程において、前面側押圧体35および後面側押圧体36は、セラミックグリーン成形体25の主面23に接触し、前面側押圧体35および後面側押圧体36による各押圧力が、セラミックグリーン成形体25の主面23に向かって及ぼされた状態とされる。
【0038】
この場合、カット刃28の下降および上昇動作は、ベース部材30の上下動によって与えられるが、前面側押圧体35および後面側押圧体36がセラミックグリーン成形体25の主面23に接触した状態で、カット刃28が下降し得るように、シリンダ37および38が駆動される。言い換えると、前面側押圧体35および後面側押圧体36が主面23に当接した後においても、前面側押圧体35および後面側押圧体36がその状態を維持しながら、カット刃28がさらに下降し得るように、シリンダ37および38の動作が制御される。
【0039】
また、前面側押圧体35による押圧力および後面側押圧体36による押圧力は、それぞれ増大すると、セラミックグリーン成形体25における、カット刃28の前面側および後面側での応力を増大させるように作用する。したがって、前面側押圧体35による押圧力と後面側押圧体36による押圧力とは、後述するフィードバック制御によって、切断工程においてセラミックグリーン成形体25に生じる応力が、カット刃28の前面側と後面側とにおいて釣り合うように制御される。
【0040】
より詳細には、この実施形態では、位置決め基準ブロック26が設けられているので、切断工程において、セラミックグリーン成形体25は、この位置決め基準ブロック26からの反力も受ける。したがって、カット刃28の進入によりセラミックグリーン成形体1を弾性または塑性変形させるときの反力としてのカット刃28の前面側の応力と位置決め基準ブロック26からの反力との合計が、カット刃28の進入によりセラミックグリーン成形体1を弾性または塑性変形させるときの反力としてのカット刃28の後面側の応力に等しくなるように、前面側押圧体35による押圧力と後面側押圧体36による押圧力とが制御される。
【0041】
一般的に言えば、後述するフィードバック制御の結果、切断工程と移動工程とを繰り返すことによって形成される切断線32が位置決め基準ブロック26により近づくに従って、後面側押圧体36による押圧力が前面側押圧体35による押圧力より大きくなるように制御される。
【0042】
図3は、上述した制御を行なうためのフィードバック制御装置42の構成を示すブロック図である。図4は、図3に示した斜め切断量計測装置43の構成を示すブロック図である。
【0043】
まず、図4を参照して、斜め切断量計測装置43は、図10に示した斜め切断量Aを計測するためのもので、切断線32の状態をセンシングするためのカメラ44を備えている。カメラ44によって撮像された画像は、画像処理装置45において処理される。また、切断タイミング検出装置46は、カット刃28の上昇を終えた直後に計測タイミング信号47を出力し、この計測タイミング信号47が入力されたタイミングをもって、画像処理装置45が、斜め切断量Aに対応するフィードバック信号48を出力する。フィードバック信号48は、図3において、斜め切断量計測装置43の出力信号として図示されている。
【0044】
図3を参照して、フィードバック制御装置32に備える加算点49では、上述のフィードバック信号48と、目標値である斜め切断量A=0(斜め切断状態が解消されている状態に相当)であることを示す基準入力信号50とが比較され、この比較に基づいて、誤差信号51が導出される。誤差信号51は、シーケンサ52に入力され、シーケンサ52において、次の切断工程での前面側押圧体35による押圧力と後面側押圧体36による押圧力を補正するための演算処理が行なわれる。そして、この演算処理結果に基づく圧力制御信号53が、シーケンサ52から出力される。圧力制御信号53は、押圧力制御装置54に入力され、それによって、シリンダ37および38の各々の駆動の態様が制御される。その結果、斜め切断量Aが制御量として取り出され、この斜め切断量Aが、再び、斜め切断量計測装置43によって計測される。
【0045】
このように、実際の切断線32の状態をセンシングしながら、次の切断工程での切断線32の状態が適正になるように、前面側押圧体35および後面側押圧体36の各々による押圧力を制御するようにすれば、より正確な制御が可能となるとともに、取り扱われるべきセラミックグリーン成形体25の設計変更に迅速に対応することができ、また、カット刃28の加圧精度の変動にも適正に対応することができる。
【0046】
以上のようにして、セラミックグリーン成形体25の全域にわたって切断が実施され、セラミックグリーン成形体25が短冊状に切断された後、通常、テーブル22とカット刃28とが相対的に90度回転され、短冊状に切断されたセラミックグリーン成形体25の一方端側から、前述したのと同様の切断工程および移動工程が実施される。
【0047】
このようにして、切断を終えたとき、セラミックグリーン成形体25は、複数のチップ形状を有する成形体に分割される。これらチップ状成形体は、次いで焼成された後、外部電極が焼き付けられることにより、たとえば積層セラミックコンデンサのようなセラミック電子部品が製造される。積層セラミックコンデンサのような積層セラミック電子部品の場合には、セラミックグリーン成形体25は、特定の界面に沿って内部導体膜が形成された複数のセラミックグリーンシートの積層体をもって構成されるが、セラミックグリーン成形体25は必ずしも積層体でなくてもよい。
【0048】
前面側押圧体35および後面側押圧体36は、図示したように、それぞれ、カット刃28の前面および後面に接触するように配置されることが好ましい。これによって、前面側押圧体35および後面側押圧体36による、カット刃28の動作方向を規制する作用を高めることができ、斜め切断状態をより生じさせにくくすることができる。
【0049】
切断工程を終えた後、移動工程に入る前に、カット刃28を上昇させる工程が実施されるが、このカット刃28を上昇させる過程において、前面側押圧体35および後面側押圧体36による各押圧力をセラミックグリーン成形体25の主面23に向かって及ぼしている状態が維持されることが好ましい。また、このときに及ぼす圧力は、切断時の圧力と同じでなくてもよい。このような動作は、シリンダ37および38の駆動を制御することによって実現される。
【0050】
上述した好ましい実施態様によれば、カット刃28の上昇に伴ってセラミックグリーン成形体25がテーブル22から持ち上がることを確実に防止することができる。そのため、カット刃28の上昇速度を高め、切断工程から移動工程への切り替え時間の短縮を図れ、結果として、セラミックグリーン成形体25の切断をより高速でかつ安定に行なうことができるようになる。
【0051】
なお、上述の説明では、前面側押圧体35による押圧力と後面側押圧体36による押圧力との双方を制御するようにしたが、たとえば、前面側押圧体35による押圧力を一定としながら、後面側押圧体36による押圧力のみを変更するように制御しても、あるいは、後面側押圧体36による押圧力を一定としながら、前面側押圧体35による押圧力のみを変更するように制御してもよい。
【0052】
以上説明した実施形態では、斜め切断状態を解消するため、前面側押圧体35および/または後面側押圧体36による押圧力を制御した。この発明の範囲外の参考例ではあるが、斜め切断状態を解消するため、図5または図6に示すような構成が採用されてもよい。図5および図6において、図1に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0053】
図5に示した第1の参考例では、カット刃28の前面および後面に接するようにサブガイド55および56が設けられている。サブガイド55および56は、カット刃28の前面および後面に対して直交する方向に動作するように駆動される。この駆動によってもたらされる動作量および動作方向は、図3に示した押圧力制御装置54に相当する制御装置によって制御される。たとえば、サブガイド55および56が矢印57で示す方向に所定の動作量をもって駆動されたとき、カット刃28は、その下端を図5における右方向へ変位させるように変形し、カット刃28の、セラミックグリーン成形体25への進入方向が変更される。このようにして、切断線32の傾斜状態を変更することができる。
【0054】
図6に示した第2の参考例では、カット刃28の傾斜角度θを変更することができるように構成されている。この傾斜角度θの制御は、図3に示した押圧力制御装置54に相当する制御装置によって行なわれる。このように、カット刃28の傾斜角度θを制御すれば、カット刃28の、セラミックグリーン成形体25への進入方向が変更され、その結果、切断線32の傾斜状態を変更することができる。
【0055】
以上説明した実施形態ならびに第1および第2の参考例では、センシングされる切断線32の状態は、切断線32の傾斜状態であったが、以下に説明する第3の参考例では、センシングされる切断線32の状態は、セラミックグリーン成形体25の主面23および24方向での切断線32の位置である。図7は、前述の実施形態における図3に相当する図であって、切断線32の位置ずれを制御するためのフィードバック制御装置61の構成を示すブロック図である。図8は、前述の実施形態における図4に相当する図であって、図7に示した位置ずれ量計測装置62の構成を示すブロック図である。これら図7および図8とともに、前述した図1および図2を参照しながら、第3の参考例について説明する。
【0056】
第3の参考例では、移動工程におけるテーブル22とカット刃28との相対的移動量が制御される。
【0057】
図7に示すように、フィードバック制御装置61は、位置ずれ量計測装置62を備えている。位置ずれ量計測装置62は、図8に示すように、図4に示した斜め切断量計測装置43と実質的に同様の構成を有している。
【0058】
位置ずれ量計測装置62は、図2に示した切断線32の位置をセンシングするためのカメラ63を備えている。カメラ63によって撮像された画像は、画像処理装置64において処理される。画像処理装置64においては、カメラ63によって撮像された画像における切断線32とセラミックグリーン成形体25に形成されたセンシングマークまたは内部導体膜(図示せず。)との相対的位置関係を評価し、それによって位置ずれ量を求め、この位置ずれ量に対応するフィードバック信号65を、カット刃28の上昇を終えた直後に切断タイミング検出装置66から出力された計測タイミング信号67が画像処理装置64に入力されたタイミングをもって出力する。このフィードバック信号65は、図7において、位置ずれ量計測装置62の出力信号として図示されている。
【0059】
図7を参照して、フィードバック制御装置61に備える加算点68では、上述のフィードバック信号65と、目標値である位置ずれ量が0であることを示す基準入力信号69とが比較され、この比較に基づいて、誤差信号70が導出される。誤差信号70は、シーケンサ71に入力され、シーケンサ71において、次の切断工程の前に実施される移動工程におけるテーブル22とカット刃28との相対的移動量を補正するための演算処理が行なわれる。そして、この演算処理結果に基づく移動量制御信号72が、シーケンサ71から出力される。移動量制御信号72は、移動量制御装置73に入力され、それによって、テーブル22とカット刃28との相対的移動量が制御される。その結果、切断位置が制御量として取り出され、この切断位置が、再び、位置ずれ量計測装置62によって計測される。
【0060】
このように、実際の切断線32の位置をセンシングしながら、次の切断工程での切断線32の位置が適正になるように、テーブル22とカット刃28との相対的移動量を制御するようにすれば、より正確な制御が可能となるとともに、相対的移動を駆動する駆動系の誤差にも適正に対応することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係るセラミックグリーン成形体の切断方法および切断装置によれば、カット刃を下降させることによって、テーブル上に位置決めされたセラミックグリーン成形体を押し切りにより切断する切断工程と、テーブルとカット刃とを相対的に移動させることによって、セラミックグリーン成形体を、その一方端側から、順次、切断した状態とする移動工程とを繰り返すことによって形成される切断線の傾斜態を、切断工程を終えた後にセラミックグリーン成形体からカット刃が抜け出たタイミングでセンシングし、当該センシング結果に基づき、次の切断工程での斜め切断状態が解消されるように、切断工程での前面側押圧体および/または後面側押圧体による押圧力を制御するようにしているので、より正確な制御が可能となるとともに、斜め切断状態が解消された切断を安定して得ることができる。
【0062】
また、この発明によれば、実際に切断された後の切断線の傾斜状態をセンシングし、このセンシング結果を次の切断工程での前面側押圧体および/または後面側押圧体による押圧力条件に反映するようにしているので、斜め切断が生じた原因に関わらず、斜め切断状態が解消された状態を安定して得ることができる。すなわち、切断線の傾斜状態が不適正になる原因としては、セラミックグリーン成形体の厚みや硬さの変動、カット刃の取付け状態の変動や切れ味の変動、カット刃の加圧精度のばらつきなどが考えられるが、これら原因のいずれにも対応することができ、種々の原因が重なって斜め切断状態になっていても、このような原因を必ずしも追究する必要がないという利点も奏される。
【0063】
このようなことから、セラミックグリーン成形体が、特定の界面に沿って内部導体膜を形成した複数のセラミックグリーンシートの積層体である場合には、内部導体膜の位置ずれや不所望な変形を防止し、また、不所望な箇所で内部導体膜が露出する不都合や、露出の必要な箇所で内部導体膜が露出しない不都合を生じさせないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態による切断方法を実施するために用いられる切断装置21の主要部を示す正面図である。
【図2】図1に示した切断装置21によって切断工程および移動工程を実施している状態を示す正面図である。
【図3】図1および図2に示した前面側押圧体35および後面側押圧体36が及ぼす押圧力の制御を行なうためのフィードバック制御装置42の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示した斜め切断量計測装置43の構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の第1の参考例を説明するためのカット刃28およびそれに関連する構成を示す正面図である。
【図6】 この発明の第2の参考例を説明するためのカット刃28およびそれに関連する構成を示す正面図である。
【図7】 この発明の第3の参考例を説明するためのもので、テーブル22とカット刃28との相対的移動量を制御するためのフィードバック制御装置61の構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示した位置ずれ量計測装置62の構成を示すブロック図である。
【図9】この発明にとって興味ある従来技術を説明するためのもので、セラミックグリーン成形体1を切断する工程を実施している状態を示す正面図である。
【図10】この発明が解決しようとする課題を説明するためのもので、斜め切断状態となったセラミックグリーン成形体1を示す正面図である。
【符号の説明】
21 切断装置
22 テーブル
23,24 主面
25 セラミックグリーン成形体
28 カット刃
34 切断進行方向
35 前面側押圧体
36 後面側押圧体
37,38 シリンダ
41 第2の端面
42,61 フィードバック制御装置
43 斜め切断量計測装置
44,63 カメラ
45,64 画像処理装置
48,65 フィードバック信号
52,71 シーケンサ
53 圧力制御信号
54 押圧力制御装置
62 位置ずれ量計測装置
72 移動量制御信号
73 移動量制御装置

Claims (2)

  1. 相対向する主面を有するセラミックグリーン成形体をテーブル上に位置決めする、位置決め工程と、
    前記セラミックグリーン成形体の主面に向かってカット刃を下降させることによって、前記セラミックグリーン成形体を押し切りにより切断する、切断工程と、
    前記切断工程と交互に複数回繰り返し実施されるものであって、前記切断工程の後に、前記テーブルと前記カット刃とを相対的に移動させることによって、前記セラミックグリーン成形体を、その一方端側から、順次、切断した状態とする、移動工程と
    を備える、セラミックグリーン成形体の切断方法であって、
    前記切断工程は、前記カット刃の切断進行方向における前面側および後面側にそれぞれ配置される前面側押圧体および後面側押圧体による各押圧力を、前記セラミックグリーン成形体の主面に向かって及ぼしながら実施され、
    前記切断工程によって形成される切断線の傾斜状態を、前記切断工程を終えた後に前記セラミックグリーン成形体から前記カット刃が抜け出たタイミングでセンシングし、当該センシング結果に基づき、次の前記切断工程での斜め切断状態が解消されるように、前記切断工程での前記前面側押圧体および/または前記後面側押圧体による押圧力を制御することを特徴とする、セラミックグリーン成形体の切断方法。
  2. 相対向する主面を有するセラミックグリーン成形体を位置決めする、テーブルと、
    前記テーブルに対して、前記セラミックグリーン成形体を介して対向するように配置され、前記セラミックグリーン成形体の主面に向かって下降したとき、前記セラミックグリーン成形体を押し切りにより切断する、カット刃と、
    前記カット刃による切断工程の後に、前記テーブルと前記カット刃とを相対的に移動させることによって、前記セラミックグリーン成形体を、その一方端側から、順次、切断した状態とする、移動機構と、
    前記カット刃の切断進行方向における前面側および後面側にそれぞれ配置され、前記セラミックグリーン成形体の主面に向かって押圧力を及ぼす、前面側押圧体および後面側押圧体と、
    前記カット刃による切断工程によって形成される切断線の傾斜状態を、前記切断工程を終えた後に前記セラミックグリーン成形体から前記カット刃が抜け出たタイミングでセンシングし、当該センシング結果に基づき、次の前記切断工程での斜め切断状態が解消されるように、前記切断工程での前記前面側押圧体および/または前記後面側押圧体による押圧力を制御する、押圧力制御装置と
    を備える、セラミックグリーン成形体の切断装置。
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