JP2001121479A - 2次元カット装置 - Google Patents

2次元カット装置

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JP2001121479A
JP2001121479A JP30510499A JP30510499A JP2001121479A JP 2001121479 A JP2001121479 A JP 2001121479A JP 30510499 A JP30510499 A JP 30510499A JP 30510499 A JP30510499 A JP 30510499A JP 2001121479 A JP2001121479 A JP 2001121479A
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JP30510499A
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Terushige Sekiguchi
輝成 関口
Satoru Ishida
悟 石田
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Asahi Kogyo KK
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Asahi Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ずれ量の検出機構をX軸又はY軸の一方向に
のみ設けて、その両軸方向についてそれぞれずれ量を検
出し切断位置を補正することができる2次元カット装置
を提供すること。 【解決手段】 指標Mは、一辺b,dが5mmの正方形
と一辺cが5mmの直角二等辺三角形とを合成した形状
に構成されている。このためY軸方向における幅によっ
て、X軸方向の位置(ずれ量)が算出できる。具体的に
指標Mの中央位置をずれ量「0」とすると、Y軸方向に
おける指標Mの幅がammである場合、X軸方向におけ
るずれ量xはx={b/c(a−d)−b/2}で算出
される。辺b,c,dはいずれも5mmであるので、ず
れ量xはx=(a−7.5)で求められる。また、Y軸
方向の基準位置は指標Mの底辺の位置に基づいて求めら
れる。このようにY軸方向の検出機構のみを使用して、
X軸及びY軸の両軸についてのずれ量をそれぞれ算出す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、2次元カット装
置に関し、特に、ずれ量の検出機構をX軸又はY軸の一
方向にのみ設けて、その両軸方向についてそれぞれずれ
量を検出し切断位置を補正することができる2次元カッ
ト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 写真画像を取り込んで、その写真画像
を文字等と共に被印刷シートへ印刷する写真印刷装置が
数多く利用されている。この写真印刷装置に用いられる
被印刷シートは、粘着シールと、その粘着シールの裏面
に貼着された剥離紙とから構成されているが、該粘着シ
ールは予め所定の形状にカットされているので、印刷さ
れる写真等の形状に応じてシールの形状を変更すること
はできない。そこで、最近では、全くカットされていな
い粘着シールに写真等を印刷して、利用者自身に、印刷
された写真等の形状に応じて被印刷シートをカットして
もらうようになっている。
【0003】かかる方式では、多彩な形状のシールが得
られるものの、利用者自身が直接カットしなければなら
ないので、非常に煩雑である。本願出願人は、かかる状
況に鑑みて、写真等が印刷された被印刷シートの粘着シ
ールの部分を、その写真等の形状に応じて切断(カッ
ト)する2次元カット装置を発明した。この2次元カッ
ト装置は、被印刷シートに印刷された写真等の形状を記
憶しており、その形状に従って被印刷シートの粘着シー
ルの部分をカットするものである。
【0004】しかし、2次元カット装置へセットされた
被印刷シートのセット位置がずれていたり、或いは、写
真印刷装置による被印刷シートへの印刷位置がずれてい
ると、カット位置が印刷位置とずれるので、粘着シール
を写真等の形状に合わせて適切にカットすることができ
ない。そこで、実願平11−4951号(未公知)に記
載される2次元カット装置では、カット位置を印刷位置
に合わせるために、まず写真印刷装置によって写真等の
印刷と同時に被印刷シートへ矩形状の指標を印刷させて
おき、2次元カット装置では、その印刷された指標に基
づいて、被印刷シートのセット位置のずれ量および被印
刷シートへの印刷位置のずれ量を算出し、その算出した
ずれ量に基づいてカット位置を補正するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、かか
るずれ量の検出は、被印刷シートの搬送方向(Y軸方
向)にのみ行われており、その搬送方向と直交する方向
(X軸方向)には行われていないので、カット位置がX
軸方向にずれてしまうという問題点がある。一方、Y軸
方向のみならず、X軸方向についても、ずれ量を検出す
るための機構を設ければ、前記ずれ量をX軸及びY軸の
両軸方向について検出することができ、両軸方向につい
てずれ量を補正することができるが、その分、装置コス
トがアップしてしまうという問題点がある。
【0006】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、ずれ量の検出機構をX軸又はY軸
の一方向にのみ設けて、その両軸方向についてそれぞれ
ずれ量を検出し切断位置を補正することができる2次元
カット装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の2次元カット装置は、粘着シールと
その粘着シールの裏面に貼着された剥離紙とを有する被
印刷シートの前記粘着シールを、その粘着シールに印刷
された文字や写真等の形状に応じて切断する切断手段を
備えており、前記被印刷シートを一方向へ搬送する搬送
手段と、その搬送手段による前記被印刷シートの搬送経
路に配設され、その被印刷シートに文字や写真等と共に
印刷される指標であって前記搬送手段の搬送方向におけ
る幅がその搬送方向と直交する方向において異なるよう
に構成された指標を検出する指標検出手段と、その指標
検出手段によって検出された前記搬送方向における前記
指標の幅に基づいて、前記搬送方向と直交する方向にお
ける印刷位置のずれ量を算出する第1ずれ量算出手段
と、その第1ずれ量算出手段によって算出されたずれ量
に基づいて、前記切断手段による切断位置を前記搬送方
向と直交する方向に補正する第1補正手段とを備えてい
る。
【0008】この請求項1記載の2次元カット装置によ
れば、搬送手段により被印刷シートを搬送しつつ、指標
検出手段によって、被印刷シートに文字や写真等と共に
印刷された指標が検出される。該指標は、搬送手段の搬
送方向(Y軸方向)における幅が、その搬送方向と直交
する方向(X軸方向)において異なるように構成されて
いる。よって、指標検出手段により検出されたY軸方向
における指標の幅に基づいて、X軸方向における印刷位
置(及び被印刷シートのセット位置)のずれ量が第1ず
れ量算出手段によって算出され、その算出されたずれ量
に基づいて、第1補正手段によって、切断手段による切
断位置がX軸方向に補正される。
【0009】請求項2記載の2次元カット装置は、請求
項1記載の2次元カット装置において、前記指標の少な
くとも一辺は前記搬送方向と直交するように構成される
と共に、前記指標検出手段はその指標の一辺を検出する
ものであり、その指標検出手段により検出された前記指
標の一辺を基準として、前記搬送方向における印刷位置
のずれ量を算出する第2ずれ量算出手段と、その第2ず
れ量算出手段によって算出されたずれ量に基づいて、前
記切断手段による切断位置を前記搬送方向に補正する第
2補正手段とを備えている。
【0010】この請求項2記載の2次元カット装置によ
れば、請求項1記載の2次元カット装置と同様に作用す
る上、被印刷シートに文字や写真等と共に印刷された指
標の一辺であって、搬送手段による搬送方向(Y軸方
向)と直交するように構成された指標の一辺が、指標検
出手段によって検出される。この指標検出手段により検
出された指標の一辺を基準として、第2ずれ量算出手段
によりY軸方向における印刷位置(及び被印刷シートの
セット位置)のずれ量が算出され、その算出されたずれ
量に基づいて、第2補正手段により、切断手段による切
断位置がY軸方向に補正される。
【0011】請求項3記載の2次元カット装置は、請求
項1記載の2次元カット装置において、前記指標の前記
搬送方向における中心を結ぶ中心線はその搬送方向と直
交するように構成されると共に、前記指標検出手段は前
記指標の前記搬送方向における両端位置をそれぞれ検出
するものであり、その指標検出手段により検出された前
記指標の両端位置から求められるその指標の前記搬送方
向における中心を基準として、その搬送方向における印
刷位置のずれ量を算出する第2ずれ量算出手段と、その
第2ずれ量算出手段によって算出されたずれ量に基づい
て、前記切断手段による切断位置を前記搬送方向に補正
する第2補正手段とを備えている。
【0012】この請求項3記載の2次元カット装置によ
れば、請求項1記載の2次元カット装置と同様に作用す
る上、指標検出手段によって、被印刷シートに文字や写
真等と共に印刷された指標の搬送方向(Y軸方向)にお
ける両端位置がそれぞれ検出される。指標のY軸方向に
対する中心を結ぶ中心線は、そのY軸と直交するように
構成されている。よって、指標検出手段により検出され
た指標の両端位置から求められるその指標のY軸方向に
対する中心を基準として、第2ずれ量算出手段によりY
軸方向における印刷位置(及び被印刷シートのセット位
置)のずれ量が算出され、その算出されたずれ量に基づ
いて、第2補正手段により、切断手段による切断位置が
Y軸方向に補正される。
【0013】請求項4記載の2次元カット装置は、請求
項1から3のいずれかに記載の2次元カット装置におい
て、前記指標は少なくとも2個印刷されており、その2
個の指標の前記搬送方向と直交する方向における印刷位
置のずれ量をそれぞれ算出し、そのずれ量の差に基づい
て前記印刷のずれ角度を算出するずれ角度算出手段と、
そのずれ角度算出手段により算出されたずれ角度に基づ
いて前記切断手段による切断角度を補正する角度補正手
段とを備えている。
【0014】この請求項4記載の2次元カット装置によ
れば、請求項1から3のいずれかに記載の2次元カット
装置と同様に作用する上、被印刷シートに文字や写真等
と共に印刷された2個の指標について、ずれ角度算出手
段により、搬送方向(Y軸方向)と直交する方向(X軸
方向)における印刷位置(及び被印刷シートのセット位
置)のずれ量がそれぞれ算出され、更に、そのずれ量の
差に基づいて前記印刷位置のずれ角度が算出される。そ
して、算出されたずれ角度に基づいて、角度補正手段に
より、切断手段による切断角度が補正される。
【0015】請求項5記載の2次元カット装置は、請求
項1から4のいずれかに記載の2次元カット装置におい
て、前記指標は少なくとも2個印刷されており、その2
個の指標の印刷間隔を算出し、その印刷間隔と2個の指
標の制御上の印刷間隔との比率を算出する比率算出手段
と、その比率算出手段により算出された比率に基づいて
前記切断手段による切断位置を補正する比率補正手段と
を備えている。
【0016】この請求項5記載の2次元カット装置によ
れば、請求項1から4のいずれかに記載の2次元カット
装置と同様に作用する上、比率算出手段により、被印刷
シートに文字や写真等と共に印刷された2個の指標の印
刷間隔が算出され、更に、その算出された印刷間隔と2
個の指標の制御上の印刷間隔との比率が算出される。こ
の算出された比率に基づいて、比率補正手段により、切
断手段による切断位置が補正される。
【0017】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。図1は、2次
元カット装置1の内部構成を示した斜視図である。この
2次元カット装置1は、写真印刷装置PC(図2参照)
により文字や写真等が印刷された被印刷シートPSの粘
着シールの部分を、その文字や写真等の形状に応じて切
断(カット)するためのものであり、主に、かかる切断
(カット)を行う切断部2と、その切断部2へ被印刷シ
ートPSを搬送するローダ部3とを備えている。なお、
2次元カット装置1は、写真印刷装置PCとケーブルを
介して電気的に接続されている。
【0018】切断部2は、被印刷シートPSのセット位
置または印刷位置のずれ量を算出すると共に、その算出
したずれ量に基づいて、被印刷シートPSに印刷された
文字や写真等に沿って粘着シールの部分を切断するため
のものであり、切断刃を有するカッターヘッド21と、
そのカッターヘッド21の矢印X方向及び反矢印X方向
への移動を案内する案内レール22と、スプロケット状
の円板爪を有し被印刷シートPSを矢印Xと直交する矢
印Y方向及び反矢印Y方向へ高精度に搬送するクランプ
ローラ23とを備えている。カッターヘッド21及びク
ランプローラ23の駆動は、NC制御装置(図2参照)
24によって制御される。
【0019】ローダ部3は、矩形状の投入口31から投
入された被印刷シートPSの位置合わせをして、その被
印刷シートPSを切断部2へ搬送するためのものであ
り、投入口31から若干突出しつつ水平に配設されたベ
ース板32と、そのベース板32に対して略1mmの隙
間を有して対峙されたブラケット板33とが設けられて
いる。ベース板32及びブラケット板33の一側には位
置決めレール34が垂設されており、投入口31から投
入された被印刷シートPSは、この位置決めレール34
に被印刷シートPSの基準辺GLを当接させながら、ベ
ース板32とブラケット板33との間に挿入される。
【0020】また、位置決めレール34の略中央部に
は、反射型の光電センサ35が配設されている。この光
電センサ35の検出信号はNC制御装置24へ出力さ
れ、NC制御装置24によって、被印刷シートPSに文
字や写真等と共に印刷された指標Mのサイズ等が検出さ
れ、その検出した指標Mのサイズ等に基づいて、被印刷
シートPSのセット位置または印刷位置のずれ量が算出
される。この算出したずれ量に基づいて、切断部2によ
る被印刷シートPSのカット位置が補正される。
【0021】ブラケット板33の投入口31側の上面に
は、被印刷シートPSを矢印Y方向及び反矢印Y方向へ
搬送するためのY軸アクチュエータ4が配設されてい
る。このY軸アクチュエータ4は上下動可能なブラケッ
ト41を備えており、そのブラケット41には回転軸4
2が自由回転可能に軸支されている。回転軸42の両端
には一対の送りローラ43が固着されており、その一対
の送りローラ43に対応する部分のブラケット板33に
は、一対の窓穴33aが穿設されている。
【0022】ベース板32の裏側(反ブラケット板33
側)であって、この窓穴33aに対応する位置には、一
対の駆動ローラ44が配設されており、その一対の駆動
ローラ44は窓穴33aを介して送りローラ43とそれ
ぞれ当接されている。駆動ローラ44は、ステッピング
モータで構成されたY軸モータ(図2参照)45と連結
され、このY軸モータ45の回転に伴って回転する。駆
動ローラ44の回転に同期して送りローラ43も回転す
るので、Y軸モータ45を駆動することにより、両ロー
ラ43,44間に狭持された被印刷シートPSを矢印Y
方向及び反矢印Y方向へ搬送することができる。
【0023】ブラケット板33の奥側上面には、被印刷
シートPSを矢印X方向へ搬送するためのX軸アクチュ
エータ5が配設されている。X軸アクチュエータ5は支
点51を中心に揺動自在に保持されるローラブラケット
52備えており、そのローラブラケット52の一端に
は、X軸モータ54の回転により回転する矯正ローラ5
3が軸支されている。この矯正ローラ53に対応する部
分のブラケット板33には窓穴33bが穿設されてお
り、矯正ローラ53は、この窓穴33bを介してベース
板32及びブラケット板33間に挿入された被印刷シー
トPSと当接する。
【0024】また、ローラブラケット52の他端にはバ
ランスウエイト54が固着されており、X軸アクチュエ
ータ5によるローラブラケット52の揺動動作を補助し
ている。X軸アクチュエータ5によってローラブラケッ
ト52が上方(反ブラケット板33側)へ押し上げられ
ると、支点51を中心に矯正ローラ53が下方へ押し下
げられ、ベース板32及びブラケット板33間に挿入さ
れた被印刷シートPSと当接する。逆に、X軸アクチュ
エータ5によってローラブラケット52が下方(ブラケ
ット板33側)へ押し下げられると、支点51を中心に
矯正ローラ53が上方へ押し上げられ、被印刷シートP
Sから離隔する。
【0025】図2は、かかる2次元カット装置1の電気
的構成を示したブロック図である。2次元カット装置1
は、演算装置であるMPU11と、そのMPU11によ
り実行される各種の制御プログラムや固定値データを記
憶したROM12と、各種のデータ等を一時的に記憶す
るためのメモリであるRAM13とを備えている。図4
から図7に示すフローチャートのプログラムは、制御プ
ログラムの一部としてROM12内に記憶されている。
【0026】RAM13は、切断パターンメモリ13a
と、指標幅メモリ13bとを備えている。切断パターン
メモリ13aは、被印刷シートPSに印刷された文字や
写真等の切断パターンのデータを記憶するためのメモリ
である。切断パターンのデータは写真印刷装置PCから
読み出され、この切断パターンメモリ13aへ記憶され
る。後述するように、この切断パターンメモリ13aに
記憶された切断パターンに基づいて、NC制御装置24
により、カッターヘッド21及びクランプローラ23が
駆動され、被印刷シートPSに印刷された写真等に沿っ
て、粘着テープの部分の切断が行われる。
【0027】指標幅メモリ13bは、指標Mの矢印Y方
向(Y軸方向)(図1参照)における幅を記憶するため
のメモリであり、0.1mmを1カウントとして指標幅
メモリ13bに記憶される。図3(a)に示すように、
指標Mは長方形の1の角部を三角形状に除いて形成され
るので、その指標MのY軸方向における幅は、そのY軸
に直交するX軸方向の位置(ずれ量)によって異なる。
よって、この指標幅メモリ13bに記憶される指標Mの
Y軸方向における幅に基づいて、X軸方向における、被
印刷シートPSのセット位置またはその被印刷シートP
Sに印刷された写真等の印刷位置のずれ量が算出され、
この算出されたずれ量に基づいて切断位置の原点が補正
される。
【0028】これらMPU11、ROM12、RAM1
3は、バスライン14を介して互いに接続されており、
バスライン14は、また、入出力ポート15にも接続さ
れている。この入出力ポート15には、写真印刷装置P
Cの他、前記した切断部2およびローダ部3が、それぞ
れ接続されている。
【0029】図3(a)は、被印刷シートPSの表面で
ある粘着シール側の構成を示した図である。被印刷シー
トPSは、粘着シールと、その粘着シールの裏面に貼着
された剥離紙とから構成されている。被印刷シートPS
の外形は矩形状に形成されており、その長手方向の一辺
が基準辺GLとされている。この基準辺GLをローダ部
3の位置決めレール34に当接することにより、被印刷
シートPSがX軸方向(図1の矢印X方向)に位置合わ
せされる。
【0030】また、被印刷シートPSの表面中央部に
は、文字や写真等が印刷される印刷領域CLが設けられ
ており、その印刷領域CLの外側には指標Mが写真等と
共に印刷されている。図3(b)は、指標Mの構成と、
その指標MのY軸方向の長さ(幅)からX軸方向におけ
るずれ量の算出方式を説明するための図である。この図
3(b)に示すように、指標Mは、一辺b,dが5mm
の正方形と、一辺cが5mmの直角二等辺三角形とを合
成した形状に構成されている。このため、Y軸方向にお
ける幅によって、X軸方向の位置(ずれ量)が算出可能
になっている。具体的には、指標Mの中央位置をずれ量
「0」とすると、Y軸方向における指標Mの幅がamm
である場合、X軸方向におけるずれ量xは、x={b/
c(a−d)−b/2}で算出される。辺b,c,dは
いずれも5mmであるので、ずれ量xは、x=(a−
7.5)で求められる。なお、図3(b)中、光電セン
サ35によって読み取りが行われる検出ライン(読取ラ
イン)RLを一点鎖線で図示している。
【0031】次に、上記のように構成された2次元カッ
ト装置1で実行される各処理を、図4から図7のフロー
チャートを参照して説明する。図4は、2次元カット装
置1のメイン処理のフローチャートであり、2次元カッ
ト装置1の電源が投入されると実行される。メイン処理
では、まず、ローダ処理(S1)が実行され、続いて切
断処理(S2)が、更に排出処理(S3)が、それぞれ
順に繰り返し実行される。
【0032】図5は、ローダ処理のフローチャートであ
る。このローダ処理(S1)は、投入口31から投入さ
れた印刷済の被印刷シートPSを、X軸方向およびY軸
方向に位置合わせして切断部2へ搬送するための処理で
ある。まず、投入口31に被印刷シートPSが投入され
たか否かを調べ(S11)、投入されていなければ(S
11:No)、被印刷シートPSの投入を待機する。こ
の投入口31への被印刷シートPSの投入は、図示しな
い光電センサにより検出される。
【0033】投入口31へ被印刷シートPSが投入され
れば(S11:Yes)、Y軸アクチュエータ4を作動
してブラケット41を下降させ、送りローラ43を駆動
ローラ44に当接させる(S12)。当接後、Y軸モー
タ45を駆動して被印刷シートPSを、図1の矢印Y方
向へ搬送する(S13)。この搬送は、被印刷シートP
Sの先端がブラケット板33の奥端部33cへ達するま
で続けられる(S14:No)。図示しない光電センサ
によって、被印刷シートPSの先端がブラケット板33
の奥端部33cへ達したことが検出されると(S14:
Yes)、Y軸モータ45の駆動を停止すると共に(S
15)、Y軸アクチュエータ4を作動してブラケット4
1を上昇させ、送りローラ43を駆動ローラ44から離
隔する(S16)。これにより、被印刷シートPSがY
軸方向に位置合わせされる。
【0034】次に、X軸アクチュエータ5を作動してロ
ーラブラケット52を持ち上げ、支点51を中心に矯正
ローラ53を下降させ、被印刷シートPSに当接させる
(S17)。当接後、X軸モータ54を所定量駆動し
て、被印刷シートPSの基準辺GLを位置決めレール3
4に押しつけ、被印刷シートPSをX軸方向に位置合わ
せする(S18)。位置合わせ後は、X軸アクチュエー
タ5を作動してローラブラケット52を押し下げ、支点
51を中心に矯正ローラ53を上昇させ、被印刷シート
PSから離隔する(S19)。
【0035】更に、Y軸アクチュエータ4を作動してブ
ラケット41を下降させ、送りローラ43を駆動ローラ
44に当接させる(S20)。Y軸モータ45を駆動し
て被印刷シートPSを矢印Y方向へ所定量搬送し(S2
1)、被印刷シートPSを切断部2のクランプローラ2
3に把持させる。把持後は、Y軸アクチュエータ4を作
動してブラケット41を上昇させ、送りローラ43を駆
動ローラ44から離隔して(S22)、このローダ処理
(S1)を終了する。ローダ処理(S1)の終了後は、
処理を切断処理(S2)へ移行する。
【0036】図6は、切断処理のフローチャートであ
る。切断処理(S2)は、ローダ処理(S1)によっ
て、ローダ部3から切断部2へ搬送された被印刷シート
PSの印刷位置のずれ量を算出して、切断の原点位置を
補正すると共に、写真印刷装置PCから読み出した切断
パターンに従って被印刷シートPSの粘着シールの部分
を切断(カット)するための処理である。
【0037】切断処理では、まず、クランプローラ23
を駆動して、図1の矢印Y方向へ被印刷シートPSを
2.5mmピッチで搬送する(S31)。この搬送は光
電センサ35が指標Mを検出するまで続けられる(S3
2:No)。光電センサ35が指標Mを検出すると(S
32:Yes)、指標Mの矢印Y方向側の端部(指標M
の前端)を検出するために、クランプローラ23の駆動
を反転して被印刷シートPSを反矢印Y方向へ0.1m
mピッチで搬送する(S33)。
【0038】この搬送を光電センサ35が指標Mの前端
を検出するまで継続し(S34:No)、光電センサ3
5が指標Mの前端を検出すれば(S34:Yes)、指
標MのY軸方向における幅を検出するために、まず、指
標Mの幅を記憶する指標幅メモリ13bの値を0クリア
する(S35)。その後、クランプローラ23を駆動し
て被印刷シートPSを矢印Y方向へ0.1mm搬送する
と共に(S36)、その0.1mmの搬送に伴って指標
幅メモリ13bの値を1加算する(S37)。光電セン
サ35が指標Mの反矢印Y方向側の端部(指標Mの後
端)を検出するまで、S36およびS37の各処理を繰
り返す(S38:No)。
【0039】光電センサ35が指標Mの後端を検出すれ
ば(S38:Yes)、クランプローラ23の駆動を停
止し(S39)、指標幅メモリ13bの値に基づいて、
X軸方向における被印刷シートPSの印刷位置のずれ量
を算出する(S40)。具体的には、図3(b)を参照
して説明した通りであり、指標幅メモリ13bの値は被
印刷シートPSを0.1mm搬送する毎に1ずつ加算さ
れるので、指標幅メモリ13bの値と「0.1」との積
が図3(b)に示す「a」の値となり、「a−7.5」
がX軸方向におけるずれ量となる。ずれ量がマイナスの
場合には、そのずれ量の絶対値分、印刷位置が本来の位
置より左方向にずれていることを示しており、逆に、ず
れ量がプラスである場合には、そのずれ量の絶対値分、
印刷位置が本来の位置より右方向にずれていることを示
している。
【0040】X軸については、算出したX軸方向のずれ
量に基づいて、Y軸については、指標Mの後端である現
在位置を基準として、クランプローラ23及びカッター
ヘッド21を駆動して、カッターヘッド21を切断の原
点位置へ移動する(S41)。このように、クランプロ
ーラ23を含めたY軸方向の搬送装置を用いて、Y軸方
向のみならず、X軸方向のずれ量をも算出することがで
きる。クランプローラ23を含めた搬送装置は、NC制
御装置24によって高精度に駆動制御されるものであ
り、コスト的に高価である。しかし、かかる搬送装置を
X軸又はY軸の一方向にのみ設けれるだけで両軸方向の
ずれ量を検出することができるので、その分、装置コス
トを大幅に低減することができる。
【0041】なお、被印刷シートPSは、前述したロー
ダ処理(S1)によってX軸方向及びY軸方向に位置決
めされてローダ部3から切断部2へ搬送されるので、本
来、印刷位置のずれは生じない。しかし、ローダ処理
(S1)によって位置決めできない場合や、写真印刷装
置PCにより印刷した位置が被印刷シートPSに対して
ずれる場合があるので、かかるずれ量の補正が必要にな
るのである。
【0042】S41の処理により、カッターヘッド21
を切断の原点位置へ移動した後は、切断部2のNC制御
装置24により、切断パターンメモリ13aに記憶され
る切断パターンのデータに応じて、カッターヘッド21
及びクランプローラ23を駆動し、被印刷シートPSの
粘着シールの部分を切断する(S42)。すべての切断
パターンの切断が完了すると、この切断処理(S2)を
終了して、処理を排出処理(S3)へ移行する。
【0043】図7は、排出処理のフローチャートであ
る。排出処理(S3)は、切断処理(S2)により粘着
シールの部分が切断された被印刷シートPSを、2次元
カット装置1の外部へ排出するための処理である。
【0044】まず、Y軸アクチュエータ4を作動してブ
ラケット41を下降させ、送りローラ43を駆動ローラ
44に当接させる(S51)。クランプローラ23及び
Y軸モータ45を駆動して、被印刷シートPSを反矢印
Y方向へ排出する(S52)。この排出動作は、被印刷
シートPSが投入口31へ至るまで継続する(S53:
No)。図示しない光電センサによって、被印刷シート
PSが投入口31まで排出されたことが検出されると
(S53:Yes)、クランプローラ23及びY軸モー
タ45の駆動を停止し(S54)、Y軸アクチュエータ
4を作動してブラケット41を上昇させ、送りローラ4
3を駆動ローラ44から離隔する(S55)。
【0045】その後は、使用者によって、被印刷シート
PSが投入口31から取り除かれるまで待機する(S5
6:No)。図示しない光電センサによって、被印刷シ
ートPSが投入口31から取り除かれたことが検出され
ると(S56:Yes)、排出処理(S3)を終了す
る。排出処理の終了後は、処理を再びローダ処理(S
1)へ移行して、切断前の新たな被印刷シートPSの投
入を待機する。
【0046】次に、図8及び図9を参照して、第2実施
例について説明する。前記した第1実施例は、NC制御
装置24によるY軸方向のみの送り機構を使用して、X
軸方向及びY軸方向のずれ量を算出し、その算出したず
れ量に基づいて切断位置を補正するものである。これに
対し、第2実施例では、NC制御装置24によるY軸方
向のみの送り機構を使用して、X軸方向及びY軸方向の
ずれ量の算出に加え、更に、ずれ角度およびずれ倍率を
算出し、算出したこれらのずれ量に基づいて切断位置を
補正するものである。以下、第1実施例と同一の部分に
は同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分に
ついてのみ説明する。
【0047】図8(a)に示すように、第2実施例で
は、写真等の印刷時に2つの指標M1,M2が同時に被
印刷シートPSへ印刷される。2つの指標M1,M2
は、印刷領域CLの外側に、その印刷領域CLの左端と
平行に印刷される。よって、被印刷シートPCが写真印
刷装置PCにずれてセットされている場合であっても、
指標M1,M2と印刷領域CLとの位置関係は相対的に
等しく印刷されるので、この2つの指標M1,M2に基
づいて、ずれ角度α及びずれ倍率(切断比率)を算出す
ることができるのである。
【0048】図9は、第2実施例の切断処理(S2)の
フローチャートである。まず、指標M1について、図6
のS31〜S40の処理を実行し、座標m1(x1,y
1)を算出する(S61)。即ち、図8(b)に示すよ
うに、S31〜S40の処理によって、位置決めレール
34に平行な光電センサ35の読取ラインRLと指標M
1の後端(指標M1の反矢印Y方向側の端部)との交点
座標m01およびX軸方向におけるずれ量が算出される
ので、その交点座標m01およびX軸方向におけるずれ
量に基づいて、指標M1の後端中央の座標m1(x1,
y1)を算出するのである。同様に、指標M2につい
て、図6のS31〜S40の処理を実行し、座標m2
(x2,y2)を算出する(S62)。算出した座標m
2に基づいて、クランプローラ23及びカッターヘッド
21を駆動して、カッターヘッド21を切断の原点位置
へ移動する(S63)。
【0049】次に、図8(c)に示すように、座標m
1,m2から被印刷シートPSの印刷位置のずれ角度α
を算出する(S64)。即ち、写真印刷装置PCによる
被印刷シートPSへの印刷位置、または、2次元カット
装置1への被印刷シートPSのセット位置のずれ角度α
を算出するのである。なお、印刷領域CLの左端が光電
センサ35の読取ラインRLと平行である場合には、ず
れ角度αは0となる。
【0050】更に、図8(c)に示すように、座標m
1,m2の長さgを算出し(S65)、その算出した長
さgと本来の制御上の長さとの比率(切断比率)を算出
する(S66)。写真印刷装置PCと2次元カット装置
1とは別機構であるので、若干量ではあるものの、どう
しても動作量に差が生じる。この差は一定の比率を有し
ているので、座標m1,m2の長さgと制御上の長さと
の比率を算出し、その算出した比率(切断比率)に合わ
せて、切断時におけるクランプローラ23及びカッター
ヘッド21の駆動量を補正するのである。
【0051】切断パターンメモリ13aに記憶される切
断パターンを、S64の処理で算出したずれ角度α及び
S66の処理で算出した切断比率に応じて補正し(S6
7)、その補正後の切断パターンに応じて、切断部2の
NC制御装置24により、カッターヘッド21及びクラ
ンプローラ23を駆動し、被印刷シートPSの粘着シー
ルの部分を切断する(S68)。すべての切断パターン
の切断が完了すると、この切断処理(S2)を終了す
る。
【0052】このように第2実施例では、2つの指標M
1,M2と共に、NC制御装置24によるY軸方向のみ
の送り機構を使用して、X軸方向及びY軸方向のずれ量
に加え、ずれ角度およびずれ倍率を算出することがで
き、算出したこれらのずれ量に基づいて切断位置を補正
することができるのである。
【0053】なお、請求項1及び2記載の第1ずれ量算
出手段及び第2ずれ量算出手段としてはS40の処理
が、第1補正手段及び第2補正手段としてはS41の処
理が、それぞれ該当する。また、請求項4記載のずれ角
度算出手段としてはS64の処理が、角度補正手段とし
てはS67の処理が、それぞれ該当する。更に、請求項
5記載の比率算出手段としてはS65及びS66の処理
が、比率補正手段としてはS67の処理が、それぞれ該
当する。
【0054】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0055】上記各実施例では、図3及び図8に示す通
り、指標M,M1,M2は、それぞれ正方形と直角二等
辺三角形とを合成した形状に構成された。よって、X軸
方向の位置によって指標のY軸方向における幅が異なる
ので、その指標のY軸方向における幅に基づいてX軸方
向の位置(ずれ量)を算出することができた。
【0056】しかしながら、かかる指標M,M1,M2
の形状は、必ずしもこの形状に限られるものではなく、
例えば、図10(a)〜(c)に示す形状で構成するよ
うにしても良いのである。即ち、図10(a)に示すよ
うに、X軸方向の位置によって指標のY軸方向における
幅が異なっており、且つ、Y軸方向における少なくとも
一端がX軸と平行に設けられていれば、指標を三角形状
で形成しても良いのである。この図10(a)の指標に
よれば、図6の切断処理によって切断の原点位置を補正
することができる。また、図10(b)又は(c)に示
すように、X軸方向の位置によって指標のY軸方向にお
ける幅が異なっており、且つ、Y軸方向における指標の
幅の中心がX軸と平行に設けられていれば、指標を三角
形状や台形状に形成しても良いのである。図10(b)
又は(c)の指標によれば、Y軸方向の基準位置は、指
標の幅の中心位置に基づいて定められる。
【0057】また、切断パターンのデータは、写真印刷
装置PCから読み出され、RAM13の切断パターンメ
モリ13aへ書き込まれて使用された。しかし、頻繁に
使用される基本的な切断パターンのデータについては、
予めROM12又はRAM13内に記憶しておくように
構成しても良い。このように基本的な切断パターンのデ
ータを予めROM12又はRAM13内に記憶しておく
ことにより、写真印刷装置PCから切断パターンのデー
タを読み込むための処理を省略することができるので、
その分、切断処理を高速化することができるのである。
【0058】
【発明の効果】 請求項1から3に記載の2次元カット
装置によれば、搬送手段および指標検出手段を用いるこ
とにより、搬送手段の搬送方向(Y軸方向)に対する印
刷位置(及び被印刷シートのセット位置)のずれ量だけ
でなく、その搬送方向と直交する方向(X軸方向)のず
れ量をも検出して、X軸及びY軸の両軸方向についてそ
れぞれ切断位置を補正することができる。よって、ずれ
量の検出機構をX軸又はY軸の一方向にのみ設ければよ
いので、その分、装置コストを低減することができると
いう効果がある。
【0059】請求項4記載の2次元カット装置によれ
ば、請求項1から3のいずれかに記載の2次元カット装
置の奏する効果に加え、搬送手段および指標検出手段を
用いて、文字や写真等と共に被印刷シートに印刷された
2個の指標のずれ量をぞれぞれ算出し、更に、そのずれ
量の差に基づいて印刷位置(及び被印刷シートのセット
位置)のずれ角度を算出し、そのずれ角度に基づいて切
断角度を補正している。よって、ずれ量の検出機構をX
軸又はY軸の一方向に設けることにより、切断角度をも
補正することができるという効果がある。
【0060】請求項5記載の2次元カット装置によれ
ば、請求項1から4のいずれかに記載の2次元カット装
置の奏する効果に加え、搬送手段および指標検出手段を
用いて、文字や写真等と共に被印刷シートに印刷された
2個の指標の印刷間隔を算出し、更に、その印刷間隔と
2個の指標の制御上の印刷間隔との比率を算出し、その
比率に基づいて被印刷シートの切断位置を補正してい
る。よって、ずれ量の検出機構をX軸又はY軸の一方向
に設けることにより、切断比率をも補正することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である2次元カット装置の
内部構成を示した斜視図である。
【図2】 2次元カット装置の電気的構成を示したブロ
ック図である。
【図3】 (a)は、被印刷シートの表面である粘着シ
ール側の構成を示した図であり、(b)は、指標の構
成、及び、その指標のY軸方向の長さ(幅)からX軸方
向におけるずれ量の算出方式を説明するための図であ
る。
【図4】 2次元カット装置で実行されるメイン処理の
フローチャートである。
【図5】 ローダ処理のフローチャートである。
【図6】 切断処理のフローチャートである。
【図7】 排出処理のフローチャートである。
【図8】 (a)は、第2実施例における被印刷シート
の表面である粘着シール側の構成を示した図であり、
(b)は、2つの指標と光電センサによる読取ラインと
の関係を示した図であり、(c)は、ずれ角度及び切断
比率の算出方式を説明するための図である。
【図9】 第2実施例における切断処理のフローチャー
トである。
【図10】 (a)は、指標の第1変形例を示した図で
あり、(b)は、指標の第2変形例を示した図であり、
(c)は、指標の第3変形例を示した図である。
【符号の説明】
1 2次元カット装置 2 切断部(切断手段) 3 ローダ部 21 カッターヘッド 23 クランプローラ(搬送手段の一部) 24 NC制御装置(搬送手段の一部) 35 光電センサ(指標検出手段) M,M1,M2 指標 PC 写真印刷装置 PS 被印刷シート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着シールとその粘着シールの裏面に貼
    着された剥離紙とを有する被印刷シートの前記粘着シー
    ルを、その粘着シールに印刷された文字や写真等の形状
    に応じて切断する切断手段を備えた2次元カット装置に
    おいて、 前記被印刷シートを一方向へ搬送する搬送手段と、 その搬送手段による前記被印刷シートの搬送経路に配設
    され、その被印刷シートに文字や写真等と共に印刷され
    る指標であって前記搬送手段の搬送方向における幅がそ
    の搬送方向と直交する方向において異なるように構成さ
    れた指標を検出する指標検出手段と、 その指標検出手段によって検出された前記搬送方向にお
    ける前記指標の幅に基づいて、前記搬送方向と直交する
    方向における印刷位置のずれ量を算出する第1ずれ量算
    出手段と、 その第1ずれ量算出手段によって算出されたずれ量に基
    づいて、前記切断手段による切断位置を前記搬送方向と
    直交する方向に補正する第1補正手段とを備えているこ
    とを特徴とする2次元カット装置。
  2. 【請求項2】 前記指標の少なくとも一辺は前記搬送方
    向と直交するように構成されると共に、前記指標検出手
    段はその指標の一辺を検出するものであり、 その指標検出手段により検出された前記指標の一辺を基
    準として、前記搬送方向における印刷位置のずれ量を算
    出する第2ずれ量算出手段と、 その第2ずれ量算出手段によって算出されたずれ量に基
    づいて、前記切断手段による切断位置を前記搬送方向に
    補正する第2補正手段とを備えていることを特徴とする
    請求項1記載の2次元カット装置。
  3. 【請求項3】 前記指標の前記搬送方向における中心を
    結ぶ中心線はその搬送方向と直交するように構成される
    と共に、前記指標検出手段は前記指標の前記搬送方向に
    おける両端位置をそれぞれ検出するものであり、 その指標検出手段により検出された前記指標の両端位置
    から求められるその指標の前記搬送方向における中心を
    基準として、その搬送方向における印刷位置のずれ量を
    算出する第2ずれ量算出手段と、 その第2ずれ量算出手段によって算出されたずれ量に基
    づいて、前記切断手段による切断位置を前記搬送方向に
    補正する第2補正手段とを備えていることを特徴とする
    請求項1記載の2次元カット装置。
  4. 【請求項4】 前記指標は少なくとも2個印刷されてお
    り、 その2個の指標の前記搬送方向と直交する方向における
    印刷位置のずれ量をそれぞれ算出し、そのずれ量の差に
    基づいて前記印刷のずれ角度を算出するずれ角度算出手
    段と、 そのずれ角度算出手段により算出されたずれ角度に基づ
    いて前記切断手段による切断角度を補正する角度補正手
    段とを備えていることを特徴とする請求項1から3のい
    ずれかに記載の2次元カット装置。
  5. 【請求項5】 前記指標は少なくとも2個印刷されてお
    り、 その2個の指標の印刷間隔を算出し、その印刷間隔と2
    個の指標の制御上の印刷間隔との比率を算出する比率算
    出手段と、 その比率算出手段により算出された比率に基づいて前記
    切断手段による切断位置を補正する比率補正手段とを備
    えていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに
    記載の2次元カット装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009154229A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Fuji Xerox Co Ltd 用紙処理装置
US8156852B2 (en) 2004-01-22 2012-04-17 Graphtec Kabushiki Kaisha Cutting plotter, cutting plotter driving control device, cut target medium supporting sheet, cut target medium, cutting pen, method of manufacturing paper product, and method of generating cut data
CN105983988A (zh) * 2016-06-28 2016-10-05 安徽万朗磁塑股份有限公司 一种胶套堵料切断报警装置
WO2018020808A1 (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 ブラザー工業株式会社 切断装置及び切断プログラム
JP7524653B2 (ja) 2020-07-27 2024-07-30 株式会社リコー シート加工装置及び画像形成システム

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