JP3519676B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JP3519676B2
JP3519676B2 JP2000242163A JP2000242163A JP3519676B2 JP 3519676 B2 JP3519676 B2 JP 3519676B2 JP 2000242163 A JP2000242163 A JP 2000242163A JP 2000242163 A JP2000242163 A JP 2000242163A JP 3519676 B2 JP3519676 B2 JP 3519676B2
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    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/26Sensing or reading circuits; Data output circuits
    • G11C16/28Sensing or reading circuits; Data output circuits using differential sensing or reference cells, e.g. dummy cells

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,不揮発性半導体記
憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−180999号公報,特開
昭61−181000号公報には,従来の不揮発性半導
体記憶装置としてのEPROM(Erasable Programmable
ReadOnly Memory)に関する技術が開示されている。
【0003】これらの文献に記載されているように,E
PROMは,NOR型メモリセルを有するものとNAN
D型メモリセルを有するものに分類される。データの読
み出し速度を重視する場合にはNOR型メモリセルの方
が有利となるが,NOR型メモリセルは,NAND型メ
モリセルに比べてレイアウト面積が大きくなるという問
題も抱えている。そこで,メモリセルのレイアウト面積
を縮小させることを目的として,NOR型メモリセルの
レイアウト方式を発展させたXセル方式が用いられる場
合がある。
【0004】Xセル方式によれば,カラムラインには同
じロウアドレスによって選択される一対のメモリセルの
各ソースが接続される。この一対のメモリセルのドレイ
ンは,カラムラインに隣接する2本のビットラインにそ
れぞれ接続される。そして,一対のメモリセルは同時に
選択されるため,少なくとも2本のデータバスが必要と
なる。
【0005】Xセル方式を採用したEPROMは,デー
タを格納するメモリセルがマトリクス状に配置されて成
るメモリセルブロックを有する。メモリセルブロック
は,交互に配置された複数のビットラインおよびカラム
ライン,ならびに,これらに直交する複数のロウライン
を備えている。各ビットラインと各カラムラインの間に
は,MOSトランジスタから構成されたメモリセルが備
えられている。
【0006】複数のロウラインには,その中の1本を選
択するロウアドレスデコーダが接続されており,ビット
ラインおよびカラムラインの一端には,それらの電位を
所定のレベルに設定するバイアス回路が備えられてい
る。ビットラインおよびカラムラインの他端には,カラ
ムアドレスデコーダによって制御され,ビットラインお
よびカラムラインのいずれか一組を選択するカラムスイ
ッチが接続されている。カラムスイッチを介して,ビッ
トラインとデータバスが接続される。各データバスには
ビットラインに流れる電流に応じた電圧を出力する検出
回路が接続されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
EPROMによれば,カラムアドレスデコーダに選択さ
れていないビットライン(非選択ビットライン)は,選
択されたメモリセル(選択メモリセル)と同じロウアド
レスに属する選択メモリセル以外のメモリセル(非選択
メモリセル)によって,バイアス回路の出力電圧(セル
バイアス電圧)レベルまで充電される。したがって,図
16に示すように,選択されたビットラインの電圧は,
カラムアドレスの切り替わりの後,セルバイアス電圧か
ら検出回路のセンス電圧にある程度の時間をかけて推移
することになる。
【0008】さらに,バイアス回路から切離されている
メモリセルのドレインラインは,いわゆる浮遊ノードと
なる。このため,非選択セル電流やジャンクションリー
ク等によって,選択された直後のビットラインは,セル
バイアス電圧を保持しているとは限らない。
【0009】このように,従来のEPROMによれば,
ビットラインを切り替えてデータを読み出す場合,図1
6に示すように,バイアス回路に接続されたメモリセル
のドレインラインがセルバイアス電圧に安定し,ビット
ラインの電圧が検出回路のセンス電圧に安定するまで待
機する必要であった。この待機時間は,データ読み出し
動作の高速化を阻む一因となっていた。
【0010】本発明は,上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり,その目的は,データの読み出し動作
の高速化が図られた不揮発性半導体記憶装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置が提供さ
れる。この不揮発性半導体記憶装置は,複数のメモリセ
ルと,各メモリセルのドレインが接続される複数のドレ
インラインと,各メモリセルのソースが接続される複数
のソースラインと,第1の定電圧を出力する定電圧出力
部と,複数のドレインラインを選択的に定電圧出力部に
接続する第1ドレインライン選択部と,複数のソースラ
インを選択的に定電圧出力部に接続する第1ソースライ
ン選択部と,複数のドレインラインを選択的に複数のビ
ットラインに接続する第2のドレインライン選択部と,
複数のソースラインを選択的に複数のメインソースライ
ンに接続する第2のソースライン選択部と,第1のノー
ドに対して第2の定電圧を出力するとともに,第1のノ
ードにおける電流電圧変動を増幅して第2のノードに出
力する検出部と,複数のビットラインを選択的に第1の
ノードに接続するビットライン選択部とを備えたことを
特徴としている。かかる構成によれば,データの読み出
し対象となるメモリセル以外のメモリセルのドレインお
よびソースに対して,第1の定電圧を印加しイコライズ
することが可能となる。さらに,検出部から出力される
第2の定電圧が,第1のノードを介して各ビットライン
に印加される。これによって,メインソースラインの充
放電時間が短縮される。また,データ読み出し動作にお
けるビットラインの充放電時間が短縮され,高速なデー
タ読み出しが実現する。
【0012】請求項2に記載の不揮発性半導体記憶装置
は,複数のメモリセルの中で隣接する2個のメモリセル
の各ドレインに接続されている2本のドレインライン
が,1本のビットラインに接続されることを特徴として
いる。かかる構成によれば,ビットラインの本数が低減
され,装置の小型化が可能となる。
【0013】請求項3に記載のように,第1の定電圧と
第2の定電圧を略同一のレベルに調整することによっ
て,メインソースラインおよびビットラインの充放電時
間を最小限に抑えることが可能となる。
【0014】請求項4に記載のように,検出部は,第1
の定電圧を参照して,第2の定電圧を生成することを特
徴とすることが好ましい。第1の定電圧に変動が生じた
場合であっても,第2の定電圧との電圧差を一定に保つ
ことが可能となる。
【0015】請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装置
は,基準電圧を出力する基準電圧出力部を備えたことを
特徴としている。そして,定電圧出力部は,基準電圧を
参照して,第1の定電圧を生成し,検出部は,基準電圧
を参照して,第2の定電圧を生成する。かかる構成によ
れば,第1の定電圧および第2の定電圧を常に一定レベ
ルに保持することが可能となる。
【0016】本発明によれば,定電圧出力部は,第1の
定電圧を生成する第1の定電圧生成部と,第2の定電圧
を生成する第2の定電圧生成部とを備える。そして,少
なくとも第1の定電圧生成部は,モード信号に応じてイ
ネーブル状態/ディスエーブル状態に切り替わることを
特徴としている。かかる構成によれば,例えば,モード
信号がLレベルのとき,第1の定電圧生成部と第2の定
電圧生成部の両方を第1の定電圧の生成源として機能さ
せ,モード信号がHレベルのとき,第2の定電圧生成部
のみを第1の定電圧の生成源として機能させることが可
能となる。モード信号がHレベルのときは,第1の定電
圧生成部が機能しない分,定電圧出力部の消費電力の低
減が図られる。なお,第2の定電圧生成部を,第1の定
電圧生成部に対して消費電力が小さくなるように構成
し,イネーブル状態/ディスエーブル状態に切り替わり
に関して,第1の定電圧生成部と逆の状態を取るように
構成してもよい。具体的には,第1の定電圧生成部がイ
ネーブル状態のとき,第2の定電圧生成部をディスエー
ブル状態とする。
【0017】検出部は,モード信号に応じてイネーブル
状態/ディスエーブル状態に切り替わることが好まし
い。かかる構成にれば,例えば,モード信号がHレベ
ルのとき,検出部をディスエーブル状態とし,検出部に
おいて消費される電力量を最小限に抑えることが可能と
なる。
【0018】不揮発性半導体記憶装置を,メモリセルに
対する電気的なデータ書き込みが可能なように構成して
もよい。この場合,定電圧出力部は,データ書き込み動
作時には第1の定電圧以外の定電圧を出力する機能を備
える。また,検出部は,第2の定電圧以外の書き込みデ
ータに基づく電圧を第1のノードに対して出力する機能
を備える。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照しながら,
本発明にかかる不揮発性半導体記憶装置の好適な実施の
形態について詳細に説明する。なお,以下の説明および
添付された図面において,略同一の機能および構成を有
する構成要素については,同一符号を付することによっ
て重複説明を省略する。
【0020】[第1の実施の形態]本発明の第1の実施
の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の構成を図1,
図2,図3に示す。
【0021】第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置は,セルバイアス回路1(定電圧出力部),メ
モリセルアレイ3,カラムスイッチ群4,非選択ソース
ラインイコライズトランジスタ群5,検出回路6,サブ
メモリセルアレイ選択回路7,ワードライン選択回路
8,カラムアドレスデコーダ9を備えている。
【0022】セルバイアス回路1は,メモリセルアレイ
3を構成する各メモリセルのドレインにバイアス電圧を
供給する。
【0023】メモリセルアレイ3は,バイアス電圧供給
ライン2を介してセルバイアス回路1に接続され,ソー
スイコライズ選択ライン群10,ドレインイコライズ選
択ライン群11,およびサブメモリセルアレイ選択ライ
ン群12を介してサブメモリセルアレイ選択回路7に接
続され,ワードライン群13を介してワードライン選択
回路8に接続されている。また,メモリセルアレイ3
は,メインソースライン群15およびビットライン群1
4に接続されている。
【0024】メモリセルアレイ3は,マトリクス状に配
置されたNOR型メモリセルa1,a2,a3,・・・
から構成されており,所定本数(k本)のワードライン
131〜13kごとにサブメモリセルアレイ3A,3
B,・・・,3Nに分割されている。サブメモリセルア
レイ3A,3B,・・・,3Nは,相互に略同一の構成
とされている。図2に示すように,各サブメモリセルア
レイ3A,3B,・・・,3Nは,複数の基本メモリセ
ルアレイブロック30を備えている。
【0025】各基本メモリセルアレイブロック30は,
次のように構成されている。
【0026】メモリセルブロック33において,メモリ
セルa1,b1,c1,・・・のゲートは,ワードライ
ン131に接続されている。同様に,メモリセルa2,
b3,c2,・・・のゲートは,ワードライン132に
接続され,メモリセルak,bk,ck,・・・のゲー
トは,ワードライン13kに接続されている。
【0027】メモリセルb1,b2,・・・のドレイン
とソースはそれぞれ,ドレインライン361,ソースラ
イン362に接続されている。同様に,メモリセルc
1,c2,c3,・・・のドレインとソースはそれぞ
れ,ドレインライン363,ソースライン362に接続
され,メモリセルd1,d2,d3,・・・のドレイン
とソースはそれぞれ,ドレインライン363,ソースラ
イン364に接続されている。
【0028】ソースラインイコライズトランジスタ群3
1(第1のソースライン選択部)を構成するNチャネル
型のソースラインイコライズトランジスタ311,31
2のソースはそれぞれソースライン362,364に接
続され,ゲートはそれぞれソースイコライズ選択ライン
101,102に接続され,ドレインはセルバイアス回
路1の出力電圧ラインであるバイアス電圧供給ライン2
に接続されている。
【0029】ドレインラインイコライズトランジスタ群
32(第のドレインライン選択部)を構成するNチャ
ネル型のドレインラインイコライズトランジスタ32
1,322,323のソースはそれぞれ,ドレインライ
ン361,363,365に接続され,ゲートはドレイ
ンイコライズ選択ライン11に接続され,ドレインはバ
イアス電圧供給ライン2に接続されている。なお,ドレ
インラインイコライズトランジスタ群32を構成する各
トランジスタ321,322,323,・・・は,コン
ダクタンスが十分に小さくなるように形成されている。
【0030】ソース選択トランジスタ群34(第2のソ
ースライン選択部)を構成するNチャネル型のソース選
択トランジスタ341,342のドレインはそれぞれソ
ースライン362,364に接続され,ゲートはそれぞ
れサブメモリセルアレイ選択ライン121,122に接
続され,ソースはメインソースライン151に接続され
ている。
【0031】ドレイン選択トランジスタ群35(第2の
ドレインライン選択部)を構成するNチャネル型のドレ
イン選択トランジスタ352,353,354,355
のドレインはそれぞれドレインライン361,363,
363,365に接続され,ゲートはそれぞれサブメモ
リセルアレイ選択ライン121,122,121,12
2に接続され,ソースはビットライン141,141,
142,142に接続されている。
【0032】メインソースライン151およびビットラ
イン141,142は,サブメモリセルアレイ3A,3
B,・・・,3Nにおいて共有される。
【0033】各サブメモリセルアレイ3A,3B,・・
・,3Nに配置される基本メモリセルアレイブロック3
0の数は,メモリセルアレイ3に形成されるビットライ
ンの本数に応じて調整される。なお,ある基本メモリセ
ルアレイブロックに属するドレインラインイコライズト
ランジスタ321とドレインライン361を,隣接する
基本メモリアレイブロックに属するドレインラインイコ
ライズトランジスタ323とドレインライン365と共
通化することも可能である。
【0034】カラムスイッチ群4は,ドレインがビット
ライン群14に接続されるNチャネル型トランジスタ4
11,412,・・・,4m1,4m2から成るビット
ラインカラムスイッチ群4a(ビットライン選択部)
と,ドレインがメインソースライン群15に接続される
Nチャネル型トランジスタ413〜4m3から成るソー
スラインカラムスイッチ群4bによって構成されてい
る。
【0035】ビットラインカラムスイッチ群4aに属す
るトランジスタ411,412,・・・,4m1,4m
2の各ゲート,および,ソースラインカラムスイッチ群
4bに属するトランジスタ413〜4m3の各ゲート
は,カラム選択ライン群16を構成するカラム選択ライ
ン161〜16mに接続されている。
【0036】ビットラインカラムスイッチ群4aに属す
るトランジスタ411,421,・・・,4m1のソー
スは,ノード17a(第1のノード)を介して,検出回
路6を構成する第1検出部6aに接続されており,トラ
ンジスタ412,422,・・・,4m2のソースは,
ノード17b(第1のノード)を介して,検出回路6を
構成する第2検出部6bに接続されている。
【0037】ソースラインカラムスイッチ群4bに属す
るトランジスタ413〜4m3のソースは,グランドラ
インに接続されている。
【0038】非選択ソースラインイコライズトランジス
タ群5を構成するNチャネル型のトランジスタ51,5
2,・・・,5mの各ソースはメインソースライン群1
5を構成するメインソースラインに接続されており,各
ゲートは非選択カラム選択ライン群19を構成する非選
択カラム選択ライン191,192,・・・,19mに
接続されており,各ドレインはバイアス電圧供給ライン
2に接続されている。
【0039】サブメモリセルアレイ選択回路7は,入力
されるアドレス信号に従って,ソースイコライズ選択ラ
イン群10を構成するソースイコライズ選択ライン10
1,102のいずれか一方,ドレインイコライズ選択ラ
イン11,サブメモリセルアレイ選択ライン群12を構
成するサブメモリセルアレイ選択ライン121,122
のいずれか一方をそれぞれアサートする論理回路であ
る。
【0040】ワードライン選択回路8は,入力されるア
ドレス信号に従って,ワードライン群13を構成するワ
ードライン131,132,・・・13kの中から一の
ワードラインを選択しアサートする論理回路である。
【0041】カラムアドレスデコーダ9は,入力される
アドレス信号に従って,カラム選択ライン群16を構成
するカラム選択ライン161〜16mの中から一のカラ
ム選択ラインを選択し,非選択カラム選択ライン群19
を構成する非選択カラム選択ライン191,192,・
・・,19mの中から一の非選択カラム選択ラインを選
択し,それぞれアサートする論理回路である。
【0042】セルバイアス回路1と検出回路6の回路構
成を図3を用いて説明する。
【0043】セルバイアス回路1は,Pチャネル型のト
ランジスタTr11,Tr13,Nチャネル型のトラン
ジスタTr12,Tr14から構成されている。
【0044】トランジスタTr11のソースは電源ライ
ンに接続され,ドレインとゲートはノードN12に接続
されている。トランジスタTr12のドレインはノード
N12に接続され,ゲートはノードN11に接続され,
ソースはノードN13に接続されている。
【0045】トランジスタTr13のソースは電源ライ
ンに接続され,ゲートはグランドラインに接続され,ド
レインはノードN11に接続されている。トランジスタ
Tr14のドレインはノードN11に接続され,ゲート
はノードN13に接続され,ソースはグランドラインに
接続されている。
【0046】ノードN13は,セルバイアス回路1の出
力ノードであって,バイアス電圧供給ライン2に接続さ
れている。
【0047】検出回路6は,上述のように,第1検出部
6aおよび第2検出部6bから構成されている。これら
第1検出部6aと第2検出部6bは相互に略同一の回路
構成を有するものであり,ここでは代表として第1検出
部6aの回路構成を説明する。
【0048】第1検出部6aは,Pチャネル型のトラン
ジスタTr61,Tr63,Nチャネル型のトランジス
タTr62,Tr64から構成されている。
【0049】トランジスタTr61のソースは電源ライ
ンに接続され,ドレインとゲートはノードN62に接続
されている。トランジスタTr62のドレインはノード
N62に接続され,ゲートはノードN61に接続され,
ソースはノードN63に接続されている。
【0050】トランジスタTr63のソースは電源ライ
ンに接続され,ゲートはグランドラインに接続され,ド
レインはノードN61に接続されている。トランジスタ
Tr64のドレインはノードN61に接続され,ゲート
はノードN63に接続され,ソースはグランドラインに
接続されている。
【0051】ノードN63は,ノード17aに接続され
ており,ノードN62は,第1検出部6aの出力ノード
20a(第2のノード)に接続されている。第1検出部
6aは,ビットライン141からノード17aを介して
流れ込む電流の変化に応じた電圧を生成し,出力ノード
20aから出力する。
【0052】なお,第1検出部6aの出力ノード20a
および第2検出部6bの出力ノード20b(第2のノー
ド)は,後段の回路(例えば増幅回路)に接続される。
【0053】以上のように構成された第1の実施の形態
にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作について説明す
る。
【0054】セルバイアス回路1は,定電圧源であり,
メモリセルのドレインに印加されるバイアス電圧をバイ
アス電圧供給ライン2に出力する。
【0055】一方,検出回路6に属する第1検出部6a
および第2検出部6bは,セルバイアス回路1と相似形
の回路構成を有しており,それぞれノード17a,17
bをバイアス電圧供給ライン2と同電位に調整する。
【0056】サブメモリセルアレイ3Aが非選択の場
合,サブメモリセルアレイ3Aに属するすべてのソース
ライン362,364,・・・およびドレインライン3
61,363,・・・をイコライズするため,サブメモ
リセルアレイ選択回路7は,ソースイコライズ選択ライ
ン群10の中のサブメモリセルアレイ3Aに接続されて
いるソースイコライズ選択ライン101,102をHレ
ベルとし,ドレインイコライズ選択ライン11をHレベ
ルとする。これによって,サブメモリセルアレイ3Aに
属するすべてのソースラインイコライズトランジスタ3
11,312,・・・およびすべてのドレインラインイ
コライズトランジスタ321,322,323,・・・
はオン状態(導通状態)となる。
【0057】また,サブメモリセルアレイ選択回路7
は,サブメモリセルアレイ3Aのドレインライン36
1,363,・・・をビットライン群14から切離すた
め,および,ソースライン362,364,・・・をメ
インソースライン群15から切離すため,サブメモリセ
ルアレイ選択ライン群12の中のサブメモリセルアレイ
3Aに接続されているサブメモリセルアレイ選択ライン
121,122をLレベルとして,サブメモリセルアレ
イ3Aに属するすべてのソース選択トランジスタ34
1,342,・・・およびすべてのドレイン選択トラン
ジスタ351,352,・・・をオフ状態(非導通状
態)とする。
【0058】サブメモリセルアレイ3Aに属するメモリ
セルb2,c2から格納データを読み出す場合の第1の
実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作を説
明する。
【0059】ワードライン選択回路8は,メモリセルb
2,c2のゲートに接続されているワードライン132
をHレベルとし,ワードライン132以外のワードライ
ン131,133,・・・13kをLレベルとする。
【0060】これと同時に,サブメモリセルアレイ選択
回路7は,サブメモリセルアレイ選択ライン121をH
レベルとして,ドレイン選択トランジスタ352,35
4およびソース選択トランジスタ341をオン状態(導
通状態)とする。これによってメモリセルb2,c2の
ドレインに接続されているドレインライン361,36
3とビットライン141,142が接続され,メモリセ
ルb2,c2のソースに共通接続されているソースライ
ン362とメインソースライン151が接続される。
【0061】さらに,サブメモリセルアレイ選択回路7
は,ソースライン362に対してイコライズ電圧が印加
されないようにソースイコライズ選択ライン101をL
レベルとしてソースラインイコライズトランジスタ31
1をオフ状態(非導通状態)とする。また,サブメモリ
セルアレイ選択回路7は,メモリセルb2,c2以外の
非選択メモリセルが接続されているソースラインをイコ
ライズするため,ソースイコライズ選択ライン102を
Hレベルとし,非選択メモリセルが接続されているドレ
インラインをイコライズするため,ドレインイコライズ
選択ライン11をHレベルとする。
【0062】なお,ドレインラインに接続されているド
レインラインイコライズトランジスタ321,322の
コンダクタンスは,それぞれがオン状態となったときに
データ読み出し動作に影響を及ぼさない値に設定されて
いる。すなわち,ドレインラインイコライズトランジス
タ321,322は,直流電流を流さない小さなコンダ
クタンスとなるように形成される。
【0063】ビットライン141は,選択されたメモリ
セルb2に隣接する非選択メモリセルa2のドレインに
ドレインライン361を介して接続されており,ビット
ライン142は,選択されたメモリセルc2に隣接する
非選択メモリセルd2のドレインにドレインライン36
3を介して接続されているが,各ドレインライン36
1,362はイコライズされているため,検出回路6に
よる選択メモリセルb2,c2からのデータ読み出し動
作に影響を及ぼすことはない。
【0064】カラムアドレスデコーダ9は,カラム選択
ライン162をHレベルとして,ビットラインカラムス
イッチ群4aに属するトランジスタ421およびソース
ラインカラムスイッチ群4bに属するトランジスタ42
3をオン状態とする。これによって,ビットライン14
1とノード17aが接続され,ビットライン142とノ
ード17bが接続され,メインソースライン151とグ
ランドラインに接続されているノード18が接続され
る。
【0065】同時にカラムアドレスデコーダ9は,カラ
ム選択ライン162以外のカラム選択ライン161,1
63,・・・,16mをLレベルとして,ビットライン
カラムスイッチ群4aに属するトランジスタ421以外
のトランジスタおよびソースラインカラムスイッチ群4
bに属するトランジスタ423以外のトランジスタをオ
フ状態とする。これによって,選択されたビットライン
141,142以外の非選択ビットラインと,選択され
たメインソースライン151以外の非選択メインソース
ラインが検出回路6から切断される。
【0066】さらに,カラムアドレスデコーダ9は,非
選択カラム選択ライン191,193,・・・,19m
をHレベルとして非選択ソースラインイコライズトラン
ジスタ群5を構成するトランジスタ51,53,・・
・,5mをオン状態(導通状態)とする。これによっ
て,非選択メモリセルに接続されたソースラインであっ
て,ソースイコライズ選択ライン101に制御されるソ
ースラインイコライズトランジスタによってバイアス電
圧供給ライン2から切離されているソースラインも,セ
ルバイアス回路1から出力されるバイアス電圧が印加さ
れイコライズされる。なお,バイアス電圧供給ライン2
と選択されたメインソースライン151が接続されない
ように非選択カラム選択ライン192はLレベルとさ
れ,トランジスタ52はオフ状態(非導通状態)とされ
ている。
【0067】ワードライン132がHレベルとなって,
メモリセルb2がオン状態となると,ノード17aとグ
ランドラインに接続されているノード18が導通する
と,ノード17aからノード18への電流経路が形成さ
れ,ノード17aに”1”データに対応する電圧が現れ
る。
【0068】対して,ワードライン132がHレベルと
なってもメモリセルb2がオフ状態であると,ノード1
7aからノード18への電流経路は形成されず,ノード
17aは”0”データに対応する電圧,すなわちイコラ
イズ電圧を維持する。この実施例では,メモリセルがオ
ン状態で”1”データに対応する電圧,メモリセルがオ
フ状態で”0”データに対応する電圧がノードに現れて
いるが,これらを逆の関係にしても良い。
【0069】検出回路6は,電流経路のインピーダンス
の変化に伴うビットラインの電圧の変化に応答して,ビ
ットラインの電圧を負帰還制御する。具体的には,第1
検出部6aは,電流経路のインピーダンスが小さくなり
ノード17aの電圧が低下すると,ノード17aを元の
電圧に復帰させるために電流経路に流れる電流量を増や
すように作用する。このとき,第1検出部6aに備えら
れたトランジスタTr62のインピーダンスが小さくな
るため,出力ノード20aの電圧が低下する。一方,電
流経路のインピーダンスが大きくなりノード17aの電
圧が上昇すると,第1検出部6aは,ノード17aを元
の電圧に復帰させるために電流経路に流れる電流量を減
らすように作用する。このとき,第1検出部6aに備え
られたトランジスタTr62のインピーダンスが大きく
なるため,出力ノード20aの電圧が上昇する。
【0070】以上説明したように,第1の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置によれば,非選択メモリ
セルに接続されているドレインラインおよびソースライ
ンは,検出回路6の入力電圧(センス電圧)にイコライ
ズされる。さらに,検出回路6は,イコライズ電圧に等
しい電圧をビットラインに出力するため,選択状態から
非選択状態(あるいはその逆)に切り替わったときのメ
インソースラインの電位変動,すなわちメインソースラ
インに蓄積されている電荷の充放電時間が最小限に抑え
られる。また,図4に示すように,データ読み出し時に
不必要なビットラインの充放電が防止される。したがっ
て,データ読み出し動作の高速化が実現する。
【0071】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の構成を図5に
示す。
【0072】第2の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置は,第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置に対して,隣接する2本のビットラインが共通
化された構成を有する。共通化されるビットラインの条
件は次の通りである。隣接しているビットラインであっ
て,異なるカラム選択ライン161〜16mがゲートに
接続されているトランジスタ411,412,・・・,
4m1,4m2に接続されているビットラインが共通化
される。例えば,第1の実施の形態にかかる不揮発性半
導体記憶装置において,ビットライン142とビットラ
イン143はそれぞれビットラインカラムスイッチ群4
aに属するトランジスタ422,431に接続されてい
る。トランジスタ422とトランジスタ431のゲート
は,異なるカラム選択ライン162,163が接続され
ている。したがって,ビットライン142とビットライ
ン143は,第2の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置において共通化される。
【0073】次に,第2の実施の形態にかかる不揮発性
半導体記憶装置の動作を説明する。ここでは,サブメモ
リセルアレイ3Aに備えられたメモリセルb2,c2か
ら格納データを読み出す動作について説明する。
【0074】ワードライン選択回路8は,メモリセルb
2,c2のゲートに接続されているワードライン132
をHレベルとし,ワードライン132以外のワードライ
ン131,133,・・・13kをLレベルとする。
【0075】これと同時に,サブメモリセルアレイ選択
回路7は,サブメモリセルアレイ選択ライン121をH
レベルとして,ドレイン選択トランジスタ352,35
4およびソース選択トランジスタ341をオン状態(導
通状態)とする。これによってメモリセルb2,c2の
ドレインに接続されているドレインライン361,36
3とビットライン141,143が接続され,メモリセ
ルb2,c2のソースに共通接続されているソースライ
ン362とメインソースライン151が接続される。
【0076】さらに,サブメモリセルアレイ選択回路7
は,ソースライン362に対してイコライズ電圧が印加
されないようにソースイコライズ選択ライン101をL
レベルとしてソースラインイコライズトランジスタ31
1をオフ状態(非導通状態)とする。また,サブメモリ
セルアレイ選択回路7は,メモリセルb2,c2以外の
非選択メモリセルが接続されているソースラインをイコ
ライズするため,ソースイコライズ選択ライン102を
Hレベルとし,非選択メモリセルが接続されているドレ
インラインをイコライズするため,ドレインイコライズ
選択ライン11をHレベルとする。
【0077】このとき,ドレインラインに接続されてい
るドレインラインイコライズトランジスタ320,32
1,322,323,・・・およびドレイン選択トラン
ジスタ350,352,354,・・・はオン状態(導
通状態)である。ドレインラインイコライズトランジス
タ320,321のコンダクタンスは,ビットライン1
41からのデータ読み出し動作に影響を及ぼさない値に
設定され,ドレインラインイコライズトランジスタ32
2,323のコンダクタンスは,ビットライン143か
らのデータ読み出し動作に影響を及ぼさない値に設定さ
れる。すなわち,ドレインラインイコライズトランジス
タ320,321,322,323,・・・は,直流電
流を流さない小さなコンダクタンスとなるように形成さ
れる。
【0078】また,ドレイン選択トランジスタ350,
352,354,356がオンするため,ビットライン
141は,非選択メモリセルx2,y2,z2のドレイ
ンに接続されているドレインラインに接続され,ビット
ライン143は,非選択メモリセルd2,e2,f2の
ドレインに接続されているドレインラインに接続され
る。ただし,各ドレインラインは,セルバイアス回路1
から出力されるバイアス電圧が印加されているため,バ
イアス電圧と同一レベルの電圧が検出回路6から印加さ
れているビットライン141,143に対して,影響を
及ぼすことはない。
【0079】以上説明したように,第2の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置によれば,第1の実施の
形態にかかる不揮発性半導体記憶装置に対して,ビット
ラインの本数が減少しており,ビットラインのラインピ
ッチがメモリセルの配列ピッチよりも大きい場合であっ
ても,メモリセルアレイの面積を増やすことなく第1の
実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置と同様の効
果が得られる。
【0080】また,ビットラインが共通化されたことに
よって得られるスペースを他の回路に割り当てることも
可能となる。さらに,ビットラインのライン抵抗やビッ
トライン間に生じる容量を低減させることも可能とな
る。
【0081】[第3の実施の形態]第3の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置は,第1,2の実施の形
態にかかる不揮発性半導体記憶装置に対して,検出回路
6を構成する第1検出部6a,第2検出部6bをそれぞ
れ第1検出部76a,第2検出部76bに置き換えた構
成を有する。
【0082】これら第1検出部76aと第2検出部76
bは相互に略同一の回路構成を有するものであり,ここ
では代表として第1検出部76aの回路構成を図6を用
いて説明する。なお,図6は,第1検出部76aに接続
されるセルバイアス回路1を参考として示している。
【0083】セルバイアス回路1は,Pチャネル型のト
ランジスタTr11,Tr13,Nチャネル型のトラン
ジスタTr12,Tr14から構成されている。
【0084】トランジスタTr11のソースは電源ライ
ンに接続され,ドレインとゲートはノードN12に接続
されている。トランジスタTr12のドレインはノード
N12に接続され,ゲートはノードN11に接続され,
ソースはノードN13に接続されている。
【0085】トランジスタTr13のソースは電源ライ
ンに接続され,ゲートはグランドラインに接続され,ド
レインはノードN11に接続されている。トランジスタ
Tr14のドレインはノードN11に接続され,ゲート
はノードN13に接続され,ソースはグランドラインに
接続されている。
【0086】ノードN13は,セルバイアス回路1の出
力ノードであって,バイアス電圧供給ライン2に接続さ
れている。
【0087】第1検出部76aは,Pチャネル型のトラ
ンジスタTr61,Tr63,Tr761,Nチャネル
型のトランジスタTr62,Tr64,Tr762から
構成されている。
【0088】トランジスタTr61のソースは電源ライ
ンに接続され,ドレインとゲートはノードN62に接続
されている。トランジスタTr62のドレインはノード
N62に接続され,ゲートはノードN61に接続され,
ソースはノードN63に接続されている。
【0089】トランジスタTr63のソースは電源ライ
ンに接続され,ゲートはノードN761に接続され,ド
レインはノードN61に接続されている。トランジスタ
Tr64のドレインはノードN61に接続され,ゲート
はノードN63に接続され,ソースはグランドラインに
接続されている。
【0090】トランジスタTr761のソースは電源ラ
インに接続され,ドレインとゲートはノードN761に
接続されている。トランジスタTr762のドレインは
ノードN761に接続され,ゲートはノードN762に
接続され,ソースはグランドラインに接続されている。
【0091】ノードN63は,ノード17aに接続され
ており,ノードN62は,第1検出部6aの出力ノード
20aに接続されている。ノードN762は,バイアス
電圧供給ライン2に接続されている。
【0092】以上のように構成された第3の実施の形態
にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作,主に検出回路
(第1検出部76a)とセルバイアス回路1の動作につ
いて説明する。
【0093】第1検出部76a,第2検出部76bは,
トランジスタTr63,Tr64,Tr761,Tr7
62によって構成されるカレントミラー回路を備えてい
る。そして,セルバイアス回路1からバイアス電圧供給
ライン2に出力されるバイアス電圧が,このカレントミ
ラー回路のリファレンス電圧となる。
【0094】バイアス電圧供給ライン2に出力されるバ
イアス電圧は約1Vに調整されている。したがって,カ
レントミラー回路を構成するトランジスタTr63,T
r64,Tr761,Tr762は飽和状態にあり,カ
レントミラー回路は,大きな電圧増幅率を有する。
【0095】例えば,カレントミラー回路のリファレン
ス電圧(バイアス電圧)に対して,ノード17aにおけ
る電圧が下回った場合,トランジスタTr64のコンダ
クタンスが低下する。一方,トランジスタTr63は,
リファレンス電圧(バイアス電圧)に基づいた定電流を
流しているため,ノードN61の電位は急速に上昇す
る。トランジスタTr62は,ノードN61の電位上昇
に応じて,コンダクタンスを急速に上昇させる。そし
て,トランジスタTr61,Tr62を経由して電荷が
ノード17aに供給される。したがって,ノード17a
の電位は,セルバイアス回路1の出力電圧と等しいレベ
ルに復帰する。
【0096】これとは逆に,第1検出部76aに備えら
れたカレントミラー回路のリファレンス電圧(バイアス
電圧)に対して,ノード17aにおける電圧が上回った
場合も,ノード17aの電圧上昇は最小限に抑えられ
る。
【0097】ところで,特性が揃った複数のトランジス
タを形成するためには,これらのトランジスタを近接し
た領域に配置することが好ましい。トランジスタTr7
61とトランジスタTr762を第1検出部76aの内
部に形成し,トランジスタTr63,Tr64とともに
カレントミラー回路を構成することによって,他のトラ
ンジスタのスレショルド電圧Vtのばらつきを,この特
性が揃ったトランジスタから成るカレントミラー回路に
よって吸収することが可能となる。したがって,ノード
17a,ノード17bの電圧は,セルバイアス回路1が
出力するバイアス電圧に一致することになる。
【0098】以上説明したように,第3の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置によれは,ビットライン
の電位変動が最小限に抑えられる。また,回路の微細化
が進むとともに大きな問題となるトランジスタの仕上り
バラツキに対するマージンが確保される。さらに,検出
回路6の入力電圧の変化が抑えられるため,寄生容量に
おける充放電が小さくなり,データ読み出しの高速化が
実現する。
【0099】[第4の実施の形態]第4の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置は,第3の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置に対して,セルバイアス
回路1をセルバイアス回路81に置き換え,基準電圧出
力回路91を追加した構成を有する。セルバイアス回路
81および基準電圧出力回路91を,第1検出部76a
とともに図7に示す。
【0100】セルバイアス回路81は,Pチャネル型の
トランジスタTr11,Tr13,Tr811,Nチャ
ネル型のトランジスタTr12,Tr14,Tr812
から構成されている。
【0101】トランジスタTr11のソースは電源ライ
ンに接続され,ドレインとゲートはノードN12に接続
されている。トランジスタTr12のドレインはノード
N12に接続され,ゲートはノードN11に接続され,
ソースはノードN13に接続されている。
【0102】トランジスタTr13のソースは電源ライ
ンに接続され,ゲートはノードN811に接続され,ド
レインはノードN11に接続されている。トランジスタ
Tr14のドレインはノードN11に接続され,ゲート
はノードN13に接続され,ソースはグランドラインに
接続されている。
【0103】トランジスタTr811のソースは電源ラ
インに接続され,ドレインとゲートはノードN811に
接続されている。トランジスタTr812のドレインは
ノードN811に接続され,ゲートはノードN812に
接続され,ソースはグランドラインに接続されている。
【0104】ノードN13は,バイアス電圧供給ライン
2に接続されており,ノードN812は,基準電圧出力
回路91の出力ノードN91に接続されている。
【0105】第1検出部76aは,Pチャネル型のトラ
ンジスタTr61,Tr63,Tr761,Nチャネル
型のトランジスタTr62,Tr64,Tr762から
構成されている。
【0106】トランジスタTr61のソースは電源ライ
ンに接続され,ドレインとゲートはノードN62に接続
されている。トランジスタTr62のドレインはノード
N62に接続され,ゲートはノードN61に接続され,
ソースはノードN63に接続されている。
【0107】トランジスタTr63のソースは電源ライ
ンに接続され,ゲートはノードN761に接続され,ド
レインはノードN61に接続されている。トランジスタ
Tr64のドレインはノードN61に接続され,ゲート
はノードN63に接続され,ソースはグランドラインに
接続されている。
【0108】トランジスタTr761のソースは電源ラ
インに接続され,ドレインとゲートはノードN761に
接続されている。トランジスタTr762のドレインは
ノードN761に接続され,ゲートはノードN762に
接続され,ソースはグランドラインに接続されている。
【0109】ノードN63は,ノード17aに接続され
ており,ノードN62は,第1検出部6aの出力ノード
20aに接続されている。ノードN762は,基準電圧
出力回路91の出力ノードN91に接続されている。
【0110】以上のように構成された第4の実施の形態
にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作,主に検出回路
(第1検出部76a)とセルバイアス回路81の動作に
ついて説明する。
【0111】セルバイアス回路81は,トランジスタT
r13,Tr14,Tr811,Tr812によって構
成されるカレントミラー回路を備えている。そして,基
準電圧出力回路91から出力ノードN91に出力される
基準電圧が,このカレントミラー回路のリファレンス電
圧となる。
【0112】基準電圧出力回路91から出力される基準
電圧は約1Vに調整されている。したがって,カレント
ミラー回路を構成するトランジスタTr13,Tr1
4,Tr811,Tr812は飽和状態にあり,カレン
トミラー回路は,大きな電圧増幅率を有する。
【0113】例えば,カレントミラー回路のリファレン
ス電圧(基準電圧)に対して,ノードN13に接続され
ているバイアス電圧供給ライン2の電圧が下回った場
合,トランジスタTr14のコンダクタンスが低下す
る。一方,トランジスタTr13は,リファレンス電圧
(基準電圧)に基づいた定電流を流しているため,ノー
ドN11の電位は急速に上昇する。トランジスタTr1
2は,ノードN11の電位上昇に応じて,コンダクタン
スを急速に上昇させる。そして,トランジスタTr1
1,Tr12を経由して電荷がノードN13に供給され
る。したがって,ノードN13に接続されているバイア
ス電圧供給ライン2の電位は,基準電圧と等しいレベル
に復帰する。
【0114】これとは逆に,セルバイアス回路81に備
えられたカレントミラー回路のリファレンス電圧(基準
電圧)に対して,ノードN13に接続されているバイア
ス電圧供給ライン2の電圧が上回った場合も,バイアス
電圧供給ライン2の電圧上昇は最小限に抑えられる。
【0115】このように,セルバイアス回路81は,バ
イアス電圧供給ライン2を基準電圧出力回路91から出
力される基準電圧と等しい電圧レベルに保つように作用
する。
【0116】第1検出部76a,第2検出部76bは,
トランジスタTr63,Tr64,Tr761,Tr7
62によって構成されるカレントミラー回路を備えてい
る。そして,基準電圧出力回路91から出力ノードN9
1に出力される基準電圧が,このカレントミラー回路の
リファレンス電圧となる。
【0117】基準電圧出力回路91から出力される基準
電圧は約1Vに調整されている。したがって,カレント
ミラー回路を構成するトランジスタTr63,Tr6
4,Tr761,Tr762は飽和状態にあり,カレン
トミラー回路は,大きな電圧増幅率を有する。
【0118】例えば,カレントミラー回路のリファレン
ス電圧(基準電圧)に対して,ノード17aにおける電
圧が下回った場合,トランジスタTr64のコンダクタ
ンスが低下する。一方,トランジスタTr63は,リフ
ァレンス電圧(バイアス電圧)に基づいた定電流を流し
ているため,ノードN61の電位は急速に上昇する。ト
ランジスタTr62は,ノードN61の電位上昇に応じ
て,コンダクタンスを急速に上昇させる。そして,トラ
ンジスタTr61,Tr62を経由して電荷がノード1
7aに供給される。したがって,ノード17aの電位
は,基準電圧と等しいレベルに復帰する。
【0119】これとは逆に,第1検出部5aに備えられ
たカレントミラー回路のリファレンス電圧(基準電圧)
に対して,ノード17aにおける電圧が上回った場合
も,ノード17aの電圧上昇は最小限に抑えられる。
【0120】このように,第1検出部76aは,ノード
17aを基準電圧出力回路91から出力される基準電圧
と等しい電圧レベルに保つように作用する。
【0121】セルバイアス回路81と第1検出部76a
の作用によって,バイアス電圧供給ライン2とノード1
7aの電位はともに基準電圧に一致することになる。
【0122】以上のように,第4の実施の形態にかかる
不揮発性半導体記憶装置によれば,独立した基準電圧出
力回路91を備え,この基準電圧出力回路91から出力
される基準電圧に基づいて,セルバイアス回路81は,
バイアス電圧(イコライズ電圧)を生成し,検出回路
(第1検出部76a,第2検出部76b)はセンス電圧
を生成する。したがって,例えば,非選択ソースライン
の充電時にバイアス電圧にゆれが生じても,検出回路は
安定かつ高速なセンス動作を行うことが可能となる。ま
た,回路の微細化が進むとともに大きな問題となるトラ
ンジスタの仕上りバラツキに対するマージンが確保され
る。
【0123】[第5の実施の形態]本発明の第5の実施
の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の構成を図8に
示す。
【0124】第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置は,第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置に対して,セルバイアス回路1および検出回路
6がそれぞれセルバイアス回路82および検出回路77
に置き換えられ,ビットラインイコライズトランジスタ
群50が追加された構成を有する。
【0125】ビットラインイコライズトランジスタ群5
0は,Nチャネル型のトランジスタ501,502,・
・・,50mから構成されている。各トランジスタ50
1,502,・・・,50mのドレインはバイアス電圧
供給ライン2に共通接続され,ゲートは制御ノード24
に共通接続され,ソースはそれぞれビットライン・・
・,141,142,・・・に接続されている。
【0126】検出回路77は,同一の回路で構成されて
いる第1検出部77aと第2検出部77cを備え,さら
に,Nチャネル型のトランジスタ77cを備えている。
【0127】第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置において,ノード18はグランドラインに直接
接続されているが,ここではノード18は,トランジス
タ77cを介してグランドラインに接続されている。ト
ランジスタ77cのゲートは,制御ノード22に接続さ
れており,この制御ノード22がHレベルのとき,ノー
ド18はグランドレベルとなる。
【0128】セルバイアス回路82と第1検出部77a
(第2検出部77b)の回路構成を図9を用いて説明す
る。
【0129】セルバイアス回路82は,動作時セルバイ
アス電圧保持回路83(第1の定電圧生成部)と待機時
セルバイアス電圧保持回路84(第2の定電圧生成部)
から構成されている。
【0130】ここで,第5の実施の形態にかかる不揮発
性半導体記憶装置が組み込まれるシステムにおいて,こ
の不揮発性半導体記憶装置がデータ書き込み/読み出し
動作を行っている状態(データ書き込み/読み出しが可
能な状態も含む)にある場合,この不揮発性半導体記憶
装置は動作状態にあるという。逆に,システムにおい
て,消費電力の低減等の目的からこの不揮発性半導体記
憶装置に対して最小限の電力しか供給されていない(あ
るいは電力が供給されていない)場合,この不揮発性半
導体記憶装置は待機状態にあるという。
【0131】動作時セルバイアス電圧保持回路83は,
Pチャネル型のトランジスタTr11,Tr13,Nチ
ャネル型のトランジスタTr12,Tr14,Tr83
1から構成されている。
【0132】トランジスタTr11のソースは電源ライ
ンに接続され,ドレインとゲートはノードN12に接続
されている。トランジスタTr12のドレインはノード
N12に接続され,ゲートはノードN11に接続され,
ソースはノードN13に接続されている。
【0133】トランジスタTr13のソースは電源ライ
ンに接続され,ゲートはノードN831に接続され,ド
レインはノードN11に接続されている。トランジスタ
Tr14のドレインはノードN11に接続され,ゲート
はノードN13に接続され,ソースはグランドラインに
接続されている。
【0134】トランジスタTr831のドレインはノー
ドN11に接続され,ゲートはノードN831に接続さ
れ,ソースはグランドラインに接続されている。
【0135】ノードN13は,バイアス電圧供給ライン
2に接続されており,ノードN831は,制御ノード2
2に接続されている。
【0136】待機時セルバイアス電圧保持回路84は,
Pチャネル型のトランジスタTr841,Tr843,
Nチャネル型のトランジスタTr842,Tr844,
Tr845から構成されている。
【0137】トランジスタTr841のソースは電源ラ
インに接続され,ドレインとゲートはノードN842に
接続されている。トランジスタTr842のドレインは
ノードN842に接続され,ゲートはノードN841に
接続され,ソースはノードN843に接続されている。
【0138】トランジスタTr843のソースは電源ラ
インに接続され,ゲートはグランドラインに接続され,
ドレインはノードN841に接続されている。トランジ
スタTr844のドレインはノードN841に接続さ
れ,ゲートはノードN843に接続され,ソースはグラ
ンドラインに接続されている。
【0139】トランジスタTr845のドレインとゲー
トはノードN843に接続され,ソースはグランドライ
ンに接続されている。
【0140】ノードN843は,バイアス電圧供給ライ
ン2に接続されている。
【0141】第1検出部77aは,Pチャネル型のトラ
ンジスタTr61,Tr63,Nチャネル型のトランジ
スタTr62,Tr64,Tr771から構成されてい
る。
【0142】トランジスタTr61のソースは電源ライ
ンに接続され,ドレインとゲートはノードN62に接続
されている。トランジスタTr62のドレインはノード
N62に接続され,ゲートはノードN61に接続され,
ソースはノードN63に接続されている。
【0143】トランジスタTr63のソースは電源ライ
ンに接続され,ゲートはノードN771に接続され,ド
レインはノードN61に接続されている。トランジスタ
Tr64のドレインはノードN61に接続され,ゲート
はノードN63に接続され,ソースはグランドラインに
接続されている。
【0144】トランジスタTr771のドレインはノー
ドN61に接続され,ゲートはノードN771に接続さ
れ,ソースはグランドラインに接続されている。
【0145】ノードN63は,ノード17aに接続され
ており,ノードN62は,第1検出部6aの出力ノード
20aに接続されている。ノードN771は,制御ノー
ド22に接続されている。
【0146】以上のように構成された第5の実施の形態
にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作について説明す
る。
【0147】第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置が待機状態にあるとき,サブメモリセルアレイ
選択回路7は,すべてのサブメモリセルアレイ3A〜3
Nのソースラインおよびドレインラインをイコライズす
るため,ソースイコライズ選択ライン群10を構成する
すべてのソースイコライズ選択ラインおよびドレインイ
コライズ選択ライン群11を構成するすべてのドレイン
イコライズ選択ラインをHレベルとする。
【0148】このときのサブメモリセルアレイ選択ライ
ン12を構成する各サブメモリセルアレイ選択ライン,
ワードライン群13を構成する各ワードライン,カラム
選択ライン群16を構成する各カラム選択ライン,およ
び非選択カラム選択ライン群19を構成する各非選択カ
ラム選択ラインの論理レベルの状態は任意である。
【0149】第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置が待機状態にあるとき,制御ノード21はLレ
ベルとなる。これによって,トランジスタ77cはオフ
状態(非導通状態)となり,バイアス電圧供給ライン2
とグランドラインとのショートが防止される。一方,第
5の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置が動作
状態にあるとき,制御ノード21はHレベルとなり,ト
ランジスタ77cはオン状態(導通状態)となる。
【0150】第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置が待機状態にあるとき,制御ノード24はLレ
ベルとなる。これによって,また待機時,端子24は"H"
レベルであり,ビットラインイコライズトランジスタ群
50を構成するすべてのトランジスタ501,502,
・・・,50mがオン状態(導通状態)となり,すべて
のビットラインにセルバイアス回路82から出力された
バイアス電圧が印加される。一方,第5の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置が動作状態にあるとき,
制御ノード24はLレベルとなり,ビットラインイコラ
イズトランジスタ群50を構成するすべてのトランジス
タ501,502,・・・,50mがオフ状態(非導通
状態)となる。
【0151】次に,図9を用いて,セルバイアス回路8
2と第1検出部77aの動作を説明する。
【0152】第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置が待機状態にあるとき,Hレベルのモード信号
が制御ノード22に入力される。このため,動作時セル
バイアス電圧保持回路83に属するトランジスタTr1
3はオフ状態となり,トランジスタTr831はオン状
態となり,ノードN11はグランドレベルとなる。ノー
ドN11がグランドレベルの場合,トランジスタTr1
2がオフ状態となる。
【0153】同様に,制御ノード22がHレベルのと
き,第1検出部77aに属するトランジスタTr63は
オフ状態となり,トランジスタTr771はオン状態と
なり,ノードN61はグランドレベルとなる。ノードN
61がグランドレベルの場合,トランジスタTr62が
オフ状態となる。
【0154】このように,第5の実施の形態にかかる不
揮発性半導体記憶装置が待機状態にあるとき,動作時セ
ルバイアス電圧保持回路83および第1検出部77aは
電力を消費しないことになる。そして,これら動作時セ
ルバイアス電圧保持回路83および第1検出部77aは
メモリセルアレイに対してに電圧を出力しないことにあ
る。
【0155】第5の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置が待機状態にあるとき,待機時セルバイアス電
圧保持回路84は,定電圧源として機能する。なお,そ
の出力電圧特性は動作時セルバイアス電圧保持回路83
および第1検出部77aと略同一である。
【0156】待機状態にあるとき,メモリセルアレイ内
のビットライン,メインソースライン,ドレインライ
ン,およびソースラインは待機時セルバイアス電圧保持
回路84によってイコライズされる。
【0157】バイアス電圧供給ライン2がイコライズ電
圧を下回った場合,待機時セルバイアス電圧保持回路8
4に属するトランジスタTr844のコンダクタンスが
低下し,ノードN841の電位が上昇する。これによっ
て,Tr842のコンダクタンスが上昇し,ノードN8
43の電位が上昇する。そして,ノードN843に接続
されているバイアス電圧供給ライン2の電位は,イコラ
イズ電圧レベルまで復帰する。
【0158】これに対して,バイアス電圧供給ライン2
がイコライズ電圧を上回った場合,トランジスタTr8
44のコンダクタンスが上昇し,ノードN841の電位
が低下する。これによって,Tr842のコンダクタン
スが低下し,ノードN843の電位が低下する。そし
て,ノードN843に接続されているバイアス電圧供給
ライン2の電位は,イコライズ電圧レベルまで復帰す
る。
【0159】このように,第5の実施の形態にかかる不
揮発性半導体記憶装置が待機状態にあるとき,バイアス
電圧供給ライン2の電位は,待機時セルバイアス電圧保
持回路84によって一定に保たれる。なお,待機時のセ
ルバイアス回路82の消費電力を抑えるため,待機時セ
ルバイアス電圧保持回路84に属するトランジスタTr
841およびトランジスタTr843のコンダクタンス
は十分に小さい値に設定されている。また,動作時セル
バイアス電圧保持回路83と等しいバイアス電圧(イコ
ライズ電圧)をバイアス電圧供給ライン2に出力するた
め,トランジスタTr841,Tr843のコンダクタ
ンスに応じて,トランジスタTr842,Tr844,
Tr845のコンダクタンスが設定されている。
【0160】以上説明したように,第5の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置によれば,待機状態のと
きに動作セルバイアス電圧保持回路83と検出回路77
をディスエーブル状態として消費電力の低減させること
が可能となる。しかも,待機状態のときのセルバイアス
電圧は,消費電力の小さい待機セルバイアス電圧保持回
路84によって一定に保たれるため,動作状態に移行し
た後,すぐにデータの書き込み/読み出し動作を開始す
ることが可能となる。
【0161】[第6の実施の形態]第6の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置は,第5の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置に対して,検出回路77
が第1検出部78aと第2検出部78bとトランジスタ
77cから成る検出回路に置き換えられた構成を有す
る。第1検出部78aと第2検出部78bは同一の回路
から構成されている。第1検出部78aをセルバイアス
回路82とともに図10に示す。
【0162】第1検出部78aは,Pチャネル型のトラ
ンジスタTr61,Tr63,Tr761,Tr78
1,Tr782,Tr783,Nチャネル型のトランジ
スタTr62,Tr64,Tr762から構成されてい
る。すなわち,第1検出部78aは,図6に示した第1
検出部76aに対して,Pチャネル型のトランジスタT
r781,Tr782,Tr783が追加された構成を
有する。
【0163】トランジスタTr61のソースはノードN
781に接続され,ドレインとゲートはノードN62に
接続されている。トランジスタTr62のドレインはノ
ードN62に接続され,ゲートはノードN61に接続さ
れ,ソースはノードN63に接続されている。
【0164】トランジスタTr63のソースはノードN
782に接続され,ゲートはノードN761に接続さ
れ,ドレインはノードN61に接続されている。トラン
ジスタTr64のドレインはノードN61に接続され,
ゲートはノードN63に接続され,ソースはグランドラ
インに接続されている。
【0165】トランジスタTr761のソースはノード
N783に接続され,ドレインとゲートはノードN76
1に接続されている。トランジスタTr762のドレイ
ンはノードN761に接続され,ゲートはノードN76
2に接続され,ソースはグランドラインに接続されてい
る。
【0166】トランジスタTr781のソースは電源ラ
インに接続され,ゲートはノードN784に接続され,
ドレインはノードN781に接続されている。トランジ
スタTr782のソースは電源ラインに接続され,ゲー
トはノードN784に接続され,ドレインはノードN7
82に接続されている。トランジスタTr783のソー
スは電源ラインに接続され,ゲートはノードN784に
接続され,ドレインはノードN783に接続されてい
る。
【0167】ノードN63は,ノード17aに接続され
ており,ノードN62は,第1検出部6aの出力ノード
20aに接続されている。ノードN762は,バイアス
電圧供給ライン2に接続されている。ノードN784
は,制御ノード22に接続されている。
【0168】以上のように構成された第6の実施の形態
にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作,主に検出回路
(第1検出部78a)とセルバイアス回路82の動作に
ついて説明する。
【0169】第6の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置が待機状態にあるとき,Hレベルのモード信号
が制御ノード22に入力される。このため,動作時セル
バイアス電圧保持回路83に属するトランジスタTr1
3はオフ状態となり,トランジスタTr831はオン状
態となり,ノードN11はグランドレベルとなる。ノー
ドN11がグランドレベルの場合,トランジスタTr1
2がオフ状態となる。
【0170】同様に,制御ノード22がHレベルのと
き,第1検出部78aに属するトランジスタTr78
1,Tr782,Tr783はオフ状態となる。
【0171】このように,第6の実施の形態にかかる不
揮発性半導体記憶装置が待機状態にあるとき,動作時セ
ルバイアス電圧保持回路83および第1検出部78aは
電力を消費しないことになる。そして,これら動作時セ
ルバイアス電圧保持回路83および第1検出部78aは
メモリセルアレイに対してに電圧を出力しないことにあ
る。
【0172】第6の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置が待機状態にあるとき,待機時セルバイアス電
圧保持回路84は,定電圧源として機能する。なお,そ
の出力電圧特性は動作時セルバイアス電圧保持回路83
および第1検出部78aと略同一である。
【0173】待機状態にあるとき,メモリセルアレイ内
のビットライン,メインソースライン,ドレインライ
ン,およびソースラインは待機時セルバイアス電圧保持
回路84によってイコライズされる。
【0174】第6の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置が動作状態にあるとき,Lレベルのモード信号
が制御ノード22に入力される。これによって,待機時
セルバイアス電圧保持回路84はディスエーブル状態と
なり,逆に動作時セルバイアス電圧保持回路83がイネ
ーブル状態となる。その時の動作時セルバイアス電圧保
持回路83と第1検出部78aの動作は,図6に示した
第3の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置に備
えられたセルバイアス回路1と第1検出部76aの動作
と略同一となる。
【0175】以上説明したように,第6の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置によれば,待機状態にお
ける消費電力の低減が可能となる。さらに,動作状態に
おいて,ノード17aに出力されるセンス電圧とバイア
ス電圧供給ライン2に出力されるバイアス電圧(イコラ
イズ電圧)は等しいレベルとなるように調整される。
【0176】[第7の実施の形態]第7の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置は,第6の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置に対して,セルバイアス
回路82がセルバイアス回路85に置き換えられ,基準
電圧出力回路93が追加された構成を有する。セルバイ
アス回路85と基準電圧出力回路93を,第1検出部7
8aとともに図11に示す。
【0177】セルバイアス回路85は,動作時セルバイ
アス電圧保持回路86と待機時セルバイアス電圧保持回
路87から構成されている。
【0178】動作時セルバイアス電圧保持回路86は,
Pチャネル型のトランジスタTr11,Tr13,Tr
811,Tr861,Tr862,Tr863,Nチャ
ネル型のトランジスタTr12,Tr14,Tr812
から構成されている。すなわち,動作時セルバイアス電
圧保持回路86は,図7に示したセルバイアス回路81
に対して,Pチャネル型のトランジスタTr861,T
r862,Tr863が追加された構成を有する。
【0179】トランジスタTr11のソースはノードN
861に接続され,ドレインとゲートはノードN12に
接続されている。トランジスタTr12のドレインはノ
ードN12に接続され,ゲートはノードN11に接続さ
れ,ソースはノードN13に接続されている。
【0180】トランジスタTr13のソースはノードN
862に接続され,ゲートはノードN811に接続さ
れ,ドレインはノードN11に接続されている。トラン
ジスタTr14のドレインはノードN11に接続され,
ゲートはノードN13に接続され,ソースはグランドラ
インに接続されている。
【0181】トランジスタTr811のソースはノード
N863に接続され,ドレインとゲートはノードN81
1に接続されている。トランジスタTr812のドレイ
ンはノードN811に接続され,ゲートはノードN81
2に接続され,ソースはグランドラインに接続されてい
る。
【0182】トランジスタTr861のソースは電源ラ
インに接続され,ゲートはノードN864に接続され,
ドレインはノードN861に接続されている。トランジ
スタTr862のドレインは電源ラインに接続され,ゲ
ートはノードN864に接続され,ドレインはノードN
862に接続されている。トランジスタTr863のド
レインは電源ラインに接続され,ゲートはノードN86
4に接続され,ドレインはノードN863に接続されて
いる。
【0183】ノードN13は,バイアス電圧供給ライン
2に接続されており,ノードN812は,基準電圧出力
回路93に接続されている。
【0184】待機時セルバイアス電圧保持回路87は,
Pチャネル型のトランジスタTr871とNチャネル型
のトランジスタTr872から構成されている。
【0185】トランジスタTr871のソースは電源ラ
インに接続され,ドレインとゲートはノードN871に
接続されている。トランジスタTr872のドレインは
ノードN871に接続され,ゲートはノードN873に
接続され,ソースはノードN872に接続されている。
【0186】ノードN872は,バイアス電圧供給ライ
ン2に接続されており,ノードN873は,基準電圧出
力回路93に接続されている。
【0187】なお,第6の実施の形態にかかる不揮発性
半導体記憶装置では第1検出部78aのノードN762
は,図10に示したように,バイアス電圧供給ライン2
に接続されているが,ここでは,第1検出部78aのノ
ードN762は,基準電圧出力回路93に接続されてい
る。
【0188】以上のように構成された第7の実施の形態
にかかる不揮発性半導体記憶装置の動作,主に検出回路
(第1検出部78a)とセルバイアス回路85の動作に
ついて説明する。
【0189】第7の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置が待機状態にあるとき,Hレベルのモード信号
が制御ノード22に入力される。このため,動作時セル
バイアス電圧保持回路86に属するトランジスタTr8
61,Tr862,Tr863はオフ状態となる。同様
に,第1検出部78aに属するトランジスタTr78
1,Tr782,Tr783はオフ状態となる。
【0190】このように,第7の実施の形態にかかる不
揮発性半導体記憶装置が待機状態にあるとき,動作時セ
ルバイアス電圧保持回路86および第1検出部78aは
電力を消費しないことになる。そして,これら動作時セ
ルバイアス電圧保持回路86および第1検出部78aは
メモリセルアレイに対してに電圧を出力しないことにあ
る。
【0191】第7の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置が待機状態にあるとき,待機時セルバイアス電
圧保持回路87は,定電圧源として機能する。なお,そ
の出力電圧特性は動作時セルバイアス電圧保持回路86
および第1検出部78aと略同一である。
【0192】待機状態にあるとき,メモリセルアレイ内
のビットライン,メインソースライン,ドレインライ
ン,およびソースラインは待機時セルバイアス電圧保持
回路87によってイコライズされる。
【0193】以上説明したように,第7の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置によれば,待機状態にお
ける消費電力の低減が可能となる。さらに,動作状態に
おいて,ノード17aに出力されるセンス電圧とバイア
ス電圧供給ライン2に出力されるバイアス電圧(イコラ
イズ電圧)が等しいレベルとなるように調整される。
【0194】[第8の実施の形態]第8の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置は,図12に示すよう
に,第7の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置
に対して,第1検出部78aのノードN762の接続先
が,基準電圧出力回路93からバイアス電圧供給ライン
2に変更された点のみ構成を異にする。
【0195】第8の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置が待機状態にあるとき,セルバイアス回路85
に備えられた待機時セルバイアス電圧保持回路87のみ
が活性化しており,第8の実施の形態にかかる不揮発性
半導体記憶装置は,第7の実施の形態にかかる不揮発性
半導体記憶装置と略同一の動作を行う。
【0196】第8の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置が動作状態にあるとき,セルバイアス回路85
に備えられた動作時セルバイアス電圧保持回路86は活
性化している。バイアス電圧供給ライン2およびこれに
接続される回路には,寄生容量が存在する。この寄生容
量は,待機状態にあるとき,待機時セルバイアス電圧保
持回路87によって充電されている。したがって,動作
状態に移行したとき動作時セルバイアス電圧保持回路8
6が出力するセルバイアス電圧(イコライズ電圧)は,
瞬間的に定常状態に安定する。また,第1検出部78
a,第2検出部78bは,セルバイアス回路85から出
力されるセルバイアス電圧を基準として速やかに電流検
出状態へと移行する。
【0197】以上説明したように,第8の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置によれば,第7の実施の
形態にかかる不揮発性半導体記憶装置と同様の効果が得
られる。さらに,第8の実施の形態にかかる不揮発性半
導体記憶装置によれば,基準電圧出力回路93の出力が
第1検出部78a,第2検出部78bに接続されていな
いため,第1検出部78a,第2検出部78bの状態遷
移(特に待機状態から動作状態への遷移)期間に,トラ
ンジスタ容量カップリングに起因する基準電圧出力回路
93から出力される基準電圧の変動が防止される。
【0198】また,第1検出部78a,第2検出部78
bに構成されているカレントミラー回路は,リファレン
ス電圧をバイアス電圧供給ライン2から直接得るように
構成されているため,第1検出部78a,第2検出部7
8bは,バイアス電圧供給ライン2に電位変動が生じた
場合に,その電位変動に正確に対応するセンス電圧を遅
延なくノード17a,17bに出力することが可能とな
る。
【0199】ここまで説明した第1〜8の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置は,データ読み出し専用
として回路構成されていたが,これに対してデータ書き
込み動作を行うための回路を兼ね備えた不揮発性半導体
記憶装置についても本発明を適用することが可能であ
る。以下,本発明の実施の形態として,データ書き込み
/読み出し動作が可能な不揮発性半導体記憶装置を説明
する。
【0200】[第9の実施の形態]第9の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置は,図13に示すよう
に,第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置
に対して,検出回路6が検出・書込回路71に置き換え
られており,電気的データ書き込み機能が追加されたも
のである。
【0201】検出・書込回路71は,検出回路6に対し
て,第1検出部6a,第2検出部6bがそれぞれ,第1
検出・書込部71a,第2検出・書込部71bに置き換
えられ,さらに,Nチャネル型のトランジスタ71cが
追加された構成を有する。
【0202】第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置において,ノード18はグランドラインに直接
接続されているが,ここではノード18は,トランジス
タ71cを介してグランドラインに接続されている。ト
ランジスタ71cのゲートは,制御ノード26に接続さ
れており,この制御ノード26がHレベルのとき,ノー
ド18はグランドレベルとなる。
【0203】データ読み出し動作のときには,制御ノー
ド26は,Hレベルとなり,トランジスタ71cはオン
状態となる。第9の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置は,第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置のデータ読み出し動作と略同一の動作を行う。
【0204】次に,第9の実施の形態にかかる不揮発性
半導体記憶装置のデータ書き込み動作について説明す
る。なお,データ書き込み動作では,データ読み出し動
作における各メモリセルのソースとドレインの電位関係
が逆転するが,以下の説明では,ここまで用いてきた回
路要素の名称をそのまま用いることとする。
【0205】データ書き込み動作時,セルバイアス回路
1は,各メモリセルのドレインに印加される書き込み電
圧Vwsdをバイアス電圧供給ライン2に出力する。検
出・書込回路71に属する第1検出・書込部71a,第
2検出・書込部71bはそれぞれ,選択メモリセルに書
き込むデータに応じて,書き込み電圧Vw,非書き込み
電圧Vnをノード17a,17bに対して出力する。
【0206】サブメモリセルアレイ3Aが非選択の場
合,サブメモリセルアレイ3Aに属するすべてのソース
ライン362,364,・・・およびドレインライン3
61,363,・・・がバイアス電圧供給ライン2に接
続されないように,サブメモリセルアレイ選択回路7
は,ソースイコライズ選択ライン群10の中のサブメモ
リセルアレイ3Aに接続されているソースイコライズ選
択ライン101,102に対してLレベル電圧Vlを出
力し,ドレインイコライズ選択ライン11に対して電圧
Vlを出力する。これによって,サブメモリセルアレイ
3Aに属するすべてのソースラインイコライズトランジ
スタ311,312,・・・およびすべてのドレインラ
インイコライズトランジスタ321,322,323,
・・・はオフ状態(非導通状態)となる。
【0207】また,サブメモリセルアレイ選択回路7
は,サブメモリセルアレイ3Aのドレインライン36
1,363,・・・をビットライン群14から切離すた
め,および,ソースライン362,364,・・・をメ
インソースライン群15から切離すため,サブメモリセ
ルアレイ選択ライン群12の中のサブメモリセルアレイ
3Aに接続されているサブメモリセルアレイ選択ライン
121,122に対して電圧Vlを出力し,サブメモリ
セルアレイ3Aに属するすべてのソース選択トランジス
タ341,342,・・・およびすべてのドレイン選択
トランジスタ351,352,・・・をオフ状態(非導
通状態)とする。
【0208】サブメモリセルアレイ選択回路7は,サブ
メモリセルアレイ3A以外の非選択サブメモリセルアレ
イについても同様に,これに接続されているソースイコ
ライズ選択ライン,ドレインイコライズ選択ライン,お
よびサブメモリセルアレイ選択ラインに対して電圧Vl
を出力する。
【0209】次に,サブメモリセルアレイ3Aに属する
メモリセルb2,c2に対してデータを書き込む場合の
第9の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の動
作を説明する。
【0210】ワードライン選択回路8は,メモリセルb
2,c2のゲートに接続されているワードライン132
に書き込みゲート電圧Vwgを出力し,ワードライン1
32以外のワードライン131,133,・・・,13
kに電圧Vlを出力する。
【0211】これと同時に,サブメモリセルアレイ選択
回路7は,サブメモリセルアレイ選択ライン121にH
レベル電圧Vhを出力し,ドレイン選択トランジスタ3
52,354およびソース選択トランジスタ341をオ
ン状態(導通状態)とする。これによってメモリセルb
2,c2のドレインに接続されているドレインライン3
61,363とビットライン141,142が接続さ
れ,メモリセルb2,c2のソースに共通接続されてい
るソースライン362とメインソースライン151が接
続される。
【0212】さらに,サブメモリセルアレイ選択回路7
は,ソースライン362に対して書き込み電圧Vwsd
を印加するため,ソースイコライズ選択ライン101に
ゲート電圧Vwgを出力し,ソースラインイコライズト
ランジスタ311をオン状態(導通状態)とする。ま
た,サブメモリセルアレイ選択回路7は,メモリセルb
2,c2以外の非選択メモリセルが接続されているソー
スラインに書き込み電圧Vwsdが印加されないよう
に,ソースイコライズ選択ライン102に電圧Vlを出
力し,非選択メモリセルが接続されているドレインライ
ンに書き込み電圧Vwsdが印加されないように,ドレ
インイコライズ選択ライン11に電圧Vlを出力する。
【0213】カラムアドレスデコーダ9は,カラム選択
ライン162に電圧Vhを出力し,ビットラインカラム
スイッチ群4aに属するトランジスタ421およびソー
スラインカラムスイッチ群4bに属するトランジスタ4
23をオン状態とする。これによって,ビットライン1
41とノード17aが接続され,ビットライン142と
ノード17bが接続され,メインソースライン151と
ノード18が接続される。
【0214】同時にカラムアドレスデコーダ9は,カラ
ム選択ライン162以外のカラム選択ライン161,1
63,・・・,16mに電圧Vlを出力し,ビットライ
ンカラムスイッチ群4aに属するトランジスタ421以
外のトランジスタおよびソースラインカラムスイッチ群
4bに属するトランジスタ423以外のトランジスタを
オフ状態とする。これによって,選択されたビットライ
ン141,142以外の非選択ビットラインと,選択さ
れたメインソースライン151以外の非選択メインソー
スラインが検出・書込回路71から切断される。
【0215】さらに,カラムアドレスデコーダ9は,非
選択カラム選択ライン191,・・・,19mに電圧V
lを出力し,非選択ソースラインイコライズトランジス
タ群5を構成するトランジスタ51,・・・,5mをオ
フ状態(非導通状態)とする。これによって,各ソース
ラインに対して,非選択ソースラインイコライズトラン
ジスタ群5側から書き込み電圧Vwsdが印加されるこ
とはない。
【0216】書き込み動作中,ソースラインイコライズ
トランジスタ311を介して,バイアス電圧供給ライン
2がグランドラインにショートしないように,制御ノー
ド26には電圧Vlが与えられ,トランジスタ71cは
オフ状態(非導通状態)とされている。
【0217】以上の説明から明らかなように,本発明
は,データ書き込み機能を有する不揮発性半導体記憶装
置に対しても適用することが可能である。そして,デー
タ書き込み機能が付加された第9の実施の形態にかかる
不揮発性半導体記憶装置によれば,第1の実施の形態に
かかる不揮発性半導体記憶装置と同様の効果が得られ
る。
【0218】[第10の実施の形態]第10の実施の形
態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,図14に示すよ
うに,第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装
置に対して,検出回路6が検出・書込回路72に置き換
えられており,電気的データ書き込み機能が追加された
ものである。
【0219】検出・書込回路72は,検出回路6に対し
て,第1検出部6a,第2検出部6bがそれぞれ,第1
検出・書込部71a,第2検出・書込部71bに置き換
えられた構成を有する。すなわち,検出・書込回路72
は,第9の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置
に備えれた検出・書込回路71に対して,トランジスタ
71cが省略された構成とされている。そして,ノード
18は直接,グランドラインに接続されている。
【0220】第10の実施の形態にかかる不揮発性半導
体記憶装置は,データ読み出し動作に関しては,第1の
実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置と略同一で
ある。
【0221】次に,第10の実施の形態にかかる不揮発
性半導体記憶装置のデータ書き込み動作について説明す
る。なお,データ書き込み動作では,データ読み出し動
作における各メモリセルのソースとドレインの電位関係
が逆転するが,以下の説明では,ここまで用いてきた回
路要素の名称をそのまま用いることとする。
【0222】データ書き込み動作時,セルバイアス回路
1は,非書き込み電圧Vnをバイアス電圧供給ライン2
に出力する。検出・書込回路72に属する第1検出・書
込部71a,第2検出・書込部71bはそれぞれ,選択
メモリセルに書き込むデータに応じて,書き込み電圧V
wsg,非書き込み電圧Vnをノード17a,17bに
対して出力する。
【0223】サブメモリセルアレイ3Aが非選択の場
合,サブメモリセルアレイ選択回路7は,サブメモリセ
ルアレイ3Aのドレインライン361,363,・・・
をビットライン群14から切離すため,および,ソース
ライン362,364,・・・をメインソースライン群
15から切離すため,サブメモリセルアレイ選択ライン
群12の中のサブメモリセルアレイ3Aに接続されてい
るサブメモリセルアレイ選択ライン121,122に対
してLレベル電圧電圧Vlを出力し,サブメモリセルア
レイ3Aに属するすべてのソース選択トランジスタ34
1,342,・・・およびすべてのドレイン選択トラン
ジスタ351,352,・・・をオフ状態(非導通状
態)とする。
【0224】さらに,サブメモリセルアレイ選択回路7
は,サブメモリセルアレイ3A以外の非選択サブメモリ
セルアレイに接続されているソースイコライズ選択ライ
ン,ドレインイコライズ選択ライン,およびサブメモリ
セルアレイ選択ラインに対して電圧Vlを出力する。
【0225】なお,ドレインイコライズ選択ライン1
1,ソースイコライズ選択ライン群10を構成する各ソ
ースイコライズ選択ライン,およびワードライン群13
を構成する各ワードラインの論理レベルの状態は任意で
ある。
【0226】次に,サブメモリセルアレイ3Aに属する
メモリセルb2,c2に対してデータを書き込む場合の
第10の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の
動作を説明する。
【0227】ワードライン選択回路8は,メモリセルb
2,c2のゲートに接続されているワードライン132
にゲート電圧Vwgを出力し,ワードライン132以外
のワードライン131,133,・・・,13kに電圧
Vlを出力する。
【0228】これと同時に,サブメモリセルアレイ選択
回路7は,サブメモリセルアレイ選択ライン121にゲ
ート電圧Vwgを出力し,ドレイン選択トランジスタ3
52,354およびソース選択トランジスタ341をオ
ン状態(導通状態)とする。これによってメモリセルb
2,c2のドレインに接続されているドレインライン3
61,363とビットライン141,142が接続さ
れ,メモリセルb2,c2のソースに共通接続されてい
るソースライン362とメインソースライン151が接
続される。
【0229】さらに,サブメモリセルアレイ選択回路7
は,ソースライン362をバイアス電圧供給ライン2か
ら切離すため,ソースイコライズ選択ライン101にL
レベル電圧Vlを出力し,ソースラインイコライズトラ
ンジスタ311をオフ状態(非導通状態)とする。
【0230】また,サブメモリセルアレイ選択回路7
は,ソースイコライズ選択ライン102にHレベル電圧
Vhを出力し,メモリセルa2,d2のドレインとバイ
アス電圧供給ライン2を接続する。これによって,メモ
リセルa2,d2のドレインに非書き込み電圧Vnが印
加され,メモリセルa2,d2へのデータの誤書き込み
が防止される。
【0231】また,サブメモリセルアレイ選択回路7
は,各ドレインラインをバイアス電圧供給ライン2から
切離すため,ドレインイコライズ選択ライン11にLレ
ベル電圧Vlを出力する。
【0232】カラムアドレスデコーダ9は,カラム選択
ライン162にゲート電圧Vwgを出力し,ビットライ
ンカラムスイッチ群4aに属するトランジスタ421お
よびソースラインカラムスイッチ群4bに属するトラン
ジスタ423をオン状態とする。これによって,ビット
ライン141とノード17aが接続され,ビットライン
142とノード17bが接続され,メインソースライン
151とノード18が接続される。
【0233】同時にカラムアドレスデコーダ9は,カラ
ム選択ライン162以外のカラム選択ライン161,1
63,・・・,16mに電圧Vlを出力し,ビットライ
ンカラムスイッチ群4aに属するトランジスタ421以
外のトランジスタおよびソースラインカラムスイッチ群
4bに属するトランジスタ423以外のトランジスタを
オフ状態とする。これによって,選択されたビットライ
ン141,142以外の非選択ビットラインと,選択さ
れたメインソースライン151以外の非選択メインソー
スラインが検出・書込回路71から切断される。
【0234】さらに,カラムアドレスデコーダ9は,非
選択カラム選択ライン191,・・・,19mに電圧V
lを出力し,非選択ソースラインイコライズトランジス
タ群5を構成するトランジスタ51,・・・,5mをオ
フ状態(非導通状態)とする。これによって,各ソース
ラインに対して,非選択ソースラインイコライズトラン
ジスタ群5側から書き込み電圧Vwsdが印加されるこ
とはない。
【0235】以上説明したように,第10の実施の形態
にかかる不揮発性半導体記憶装置によれば,データ書き
込みの対象となるメモリセルのドレインに選択的に高電
圧が印加される。したがって,データの誤書き込みが防
止されるとともに,ドレインに対する高電圧の印加に起
因するドレインディスターブの発生が抑制される。な
お,第10の実施の形態は図5に示した第2の実施の形
態に適用できる。これは,第2の実施形態における書き
込みセルのソースライン362のみが接地電位になるか
らである。なお,ここでビット線141に接続されるメ
モリセルy2,z2のドレインには高電圧がかかるが,
それらメモリセルy2,z2のソースはフローティング
状態のため,書き込みは行われない。
【0236】[第11の実施の形態]第11の実施の形
態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,図15に示すよ
うに,第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装
置に対して,検出回路6が検出・書込回路71に置き換
えられ,セルドレイン電圧印加トランジスタ群27が追
加された構成を有しており,電気的データ書き込み機能
が追加されたものである。
【0237】セルドレイン電圧印加トランジスタ群27
は,ゲートが制御ノード27に接続されている複数のセ
ルドレイン電圧印加トランジスタから構成されている。
各セルドレイン電圧印加トランジスタのドレインはバイ
アス電圧供給ライン2に共通接続されており,各セルド
レイン電圧印加トランジスタのソースはそれぞれ,バイ
アス電圧供給サブライン2A〜2Nを介して,サブメモ
リセルアレイ3A〜3Nに接続されている。
【0238】検出・書込回路71は,検出回路6に対し
て,第1検出部6a,第2検出部6bがそれぞれ,第1
検出・書込部71a,第2検出・書込部71bに置き換
えられ,さらに,Nチャネル型のトランジスタ71cが
追加された構成を有する。
【0239】第1の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置において,ノード18はグランドラインに直接
接続されているが,ここではノード18は,トランジス
タ71cを介してグランドラインに接続されている。ト
ランジスタ71cのゲートは,制御ノード26に接続さ
れており,この制御ノード26がHレベルのとき,ノー
ド18はグランドレベルとなる。
【0240】データ読み出し動作のとき,制御ノード2
6にはHレベル電圧Vhが与えられる。したがって,ト
ランジスタ71cはオン状態となり,セルドレイン電圧
印加トランジスタ群27に属するセルドレイン電圧印加
トランジスタはすべてオン状態となる。第11の実施の
形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,第1の実施の
形態にかかる不揮発性半導体記憶装置のデータ読み出し
動作と略同一の動作を行う。
【0241】次に,第11の実施の形態にかかる不揮発
性半導体記憶装置のデータ書き込み動作について説明す
る。なお,データ書き込み動作では,データ読み出し動
作における各メモリセルのソースとドレインの電位関係
が逆転するが,以下の説明では,ここまで用いてきた回
路要素の名称をそのまま用いることとする。
【0242】データ書き込み動作時,セルバイアス回路
1は,各メモリセルのドレインに印加される書き込み電
圧Vwsdをバイアス電圧供給ライン2に出力する。検
出・書込回路71に属する第1検出・書込部71a,第
2検出・書込部71bはそれぞれ,選択メモリセルに書
き込むデータに応じて,書き込み電圧Vw,非書き込み
電圧Vnをノード17a,17bに対して出力する。
【0243】制御ノード26にはLレベル電圧Vlが与
えられる。このため,バイアス電圧供給ライン2とバイ
アス電圧供給サブライン2A〜2Nは切離される。
【0244】サブメモリセルアレイ3Aが非選択の場
合,サブメモリセルアレイ3Aに属するすべてのソース
ライン362,364,・・・およびドレインライン3
61,363,・・・がバイアス電圧供給サブライン2
Aに接続されないように,サブメモリセルアレイ選択回
路7は,ソースイコライズ選択ライン群10の中のサブ
メモリセルアレイ3Aに接続されているソースイコライ
ズ選択ライン101,102に対してLレベル電圧Vl
を出力し,ドレインイコライズ選択ライン11に対して
電圧Vlを出力する。これによって,サブメモリセルア
レイ3Aに属するすべてのソースラインイコライズトラ
ンジスタ311,312,・・・およびすべてのドレイ
ンラインイコライズトランジスタ321,322,32
3,・・・はオフ状態(非導通状態)となる。
【0245】また,サブメモリセルアレイ選択回路7
は,サブメモリセルアレイ3Aのドレインライン36
1,363,・・・をビットライン群14から切離すた
め,および,ソースライン362,364,・・・をメ
インソースライン群15から切離すため,サブメモリセ
ルアレイ選択ライン群12の中のサブメモリセルアレイ
3Aに接続されているサブメモリセルアレイ選択ライン
121,122に対して電圧Vlを出力し,サブメモリ
セルアレイ3Aに属するすべてのソース選択トランジス
タ341,342,・・・およびすべてのドレイン選択
トランジスタ351,352,・・・をオフ状態(非導
通状態)とする。
【0246】サブメモリセルアレイ選択回路7は,サブ
メモリセルアレイ3A以外の非選択サブメモリセルアレ
イについても同様に,これに接続されているソースイコ
ライズ選択ライン,ドレインイコライズ選択ライン,お
よびサブメモリセルアレイ選択ラインに対して電圧Vl
を出力する。
【0247】次に,サブメモリセルアレイ3Aに属する
メモリセルb2,c2に対してデータを書き込む場合の
第11の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の
動作を説明する。
【0248】ワードライン選択回路8は,メモリセルb
2,c2のゲートに接続されているワードライン132
にゲート電圧Vwgを出力し,ワードライン132以外
のワードライン131,133,・・・,13kに電圧
Vlを出力する。
【0249】これと同時に,サブメモリセルアレイ選択
回路7は,サブメモリセルアレイ選択ライン121にH
レベル電圧Vhを出力し,ドレイン選択トランジスタ3
52,354およびソース選択トランジスタ341をオ
ン状態(導通状態)とする。これによってメモリセルb
2,c2のドレインに接続されているドレインライン3
61,363とビットライン141,142が接続さ
れ,メモリセルb2,c2のソースに共通接続されてい
るソースライン362とメインソースライン151が接
続される。
【0250】また,サブメモリセルアレイ選択回路7
は,サブメモリセルアレイ3Aに属するすべてのソース
ラインおよびビットラインがバイアス電圧供給サブライ
ン2Aから切離されるように,ソースイコライズ選択ラ
イン101,102およびドレインイコライズ選択ライ
ン11に対してLレベル電圧Vlを出力する。
【0251】カラムアドレスデコーダ9は,カラム選択
ライン162に電圧Vhを出力し,ビットラインカラム
スイッチ群4aに属するトランジスタ421およびソー
スラインカラムスイッチ群4bに属するトランジスタ4
23をオン状態とする。これによって,ビットライン1
41とノード17aが接続され,ビットライン142と
ノード17bが接続され,メインソースライン151と
ノード18が接続される。
【0252】同時にカラムアドレスデコーダ9は,カラ
ム選択ライン162以外のカラム選択ライン161,1
63,・・・,16mに電圧Vlを出力し,ビットライ
ンカラムスイッチ群4aに属するトランジスタ421以
外のトランジスタおよびソースラインカラムスイッチ群
4bに属するトランジスタ423以外のトランジスタを
オフ状態とする。これによって,選択されたビットライ
ン141,142以外の非選択ビットラインと,選択さ
れたメインソースライン151以外の非選択メインソー
スラインが検出・書込回路71から切断される。
【0253】さらに,カラムアドレスデコーダ9は,選
択されたメインソースライン151に対して,書き込み
電圧Vwsdが印加されるように,非選択カラムライン
192に対してゲート電圧Vwgを出力する。これによ
って,非選択ソースラインイコライズトランジスタ群5
を構成する複数のトランジスタの中で,トランジスタ5
2のみがオン状態(導通状態)となる。これによりトラ
ンジスタ341が導通状態になるため,ソースライン3
62には電圧Vwsdが印可される。同時に,カラムア
ドレスでコーダ9は,選択されたメインソースライン1
51以外のメインソースライン151,153,・・
・,15mに書き込み電圧Vwsdが印加されないよう
に,非選択カラムライン192以外の非選択カラムライ
ン191,193.・・・,19mに対してLレベル電
圧Vlを出力する。これによって,非選択ソースライン
イコライズトランジスタ群5を構成する複数のトランジ
スタの中で,トランジスタ52以外のトランジスタ5
1,53,・・・,5mがオフ状態(非導通状態)とな
る。
【0254】書き込み動作中,ソースライン362を介
して,バイアス電圧供給ライン2がグランドラインにシ
ョートしないように,制御ノード26には電圧Vlが与
えられ,トランジスタ71cはオフ状態(非導通状態)
とされている。
【0255】以上説明したように,第11の実施の形態
にかかる不揮発性半導体記憶装置によれば,第10の実
施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置と同様に,デ
ータ書き込みの対象となるメモリセルのドレインに選択
的に高電圧が印加される。したがって,データの誤書き
込みが防止されるとともに,ドレインに対する高電圧の
印加に起因するドレインディスターブの発生が抑制され
る。なお,第11の実施の形態も第10の実施の形態同
様に,図5に示した第2の実施の形態に適用可能であ
る。
【0256】添付図面を参照しながら本発明の好適な実
施の形態について説明したが,本発明はかかる実施の形
態に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に
記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例ま
たは修正例に想到し得ることは明らかであり,それらに
ついても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解
される。
【0257】例えば,本発明の実施の形態について,1
段のカラムスイッチ(ビットラインカラムスイッチ群4
a,ソースラインカラムスイッチ群4b)を備えた不揮
発性半導体記憶装置を用いて説明したが,本発明は,2
段以上のカラムスイッチを備えた不揮発性半導体記憶装
置に対しても適用可能である。
【0258】本発明の実施の形態にかかる不揮発性半導
体記憶装置に備えられたセルバイアス回路1,81,8
2,85において,トランジスタTr11は,ダイオー
ドとして機能するようにゲートがドレインに接続されて
いる。しかし,これに代えて,ゲートをグランドライン
に接続するようにしてもよい。
【0259】例えば,図7に示したように,第4の実施
の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置は,カレントミ
ラー回路を含むセルバイアス回路81および第1,2検
出部76a,76bを備えている。このカレントミラー
回路は,2個のPチャネル型トランジスタのゲートが共
通化され,2個のNチャネル型トランジスタの各ゲート
がカレントミラー回路の入力ノードとなるように構成さ
れている。これに代えて,2個のNチャネル型トランジ
スタのゲートが共通化され,2個のPチャネル型トラン
ジスタの各ゲートが入力ノードとなるように構成された
カレントミラー回路を用いることも可能である。
【0260】第7の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置に備えられた動作時セルバイアス電圧保持回路
86は,図11に示すように,電源ラインからバイアス
電圧供給ライン2への電流経路を遮断する手段として,
電源ラインとトランジスタTr11との間にトランジス
タTr861を備え,電源ラインからグランドラインへ
の電流経路を遮断する手段として,電源ラインとトラン
ジスタTr13との間および電源ラインとトランジスタ
Tr811との間にそれぞれトランジスタTr862お
よびトランジスタTr863を備えている。これらトラ
ンジスタTr861,Tr862,Tr863の位置を
それぞれ,トランジスタTr11とトランジスタTr1
2との間,トランジスタTr13とノードN11との
間,およびトランジスタTr811とノードN811と
の間に変更することも可能である。
【0261】第7の実施の形態にかかる不揮発性半導体
記憶装置に備えられた第1検出部78aは,図11に示
すように,電源ラインからノード17aへの電流経路を
遮断する手段として,電源ラインとトランジスタTr6
1との間にトランジスタTr781を備え,電源ライン
からグランドラインへの電流経路を遮断する手段とし
て,電源ラインとトランジスタTr63との間および電
源ラインとトランジスタTr761との間にそれぞれト
ランジスタTr782およびトランジスタTr783を
備えている。これらトランジスタTr781,Tr78
2,Tr783の位置をそれぞれ,トランジスタTr6
1とトランジスタTr62との間,トランジスタTr6
3とノードN65との間,およびトランジスタTr76
1とノードN761との間に変更することも可能であ
る。
【0262】
【発明の効果】以上説明したように,本発明にかかる不
揮発性半導体記憶装置によれば,データ読み出しの高速
化が実現する。また,本発明は,電気的なデータ書き込
み機能を備えた不揮発性半導体装置に対しても適用可能
である。さらに,装置規模のコンパクト化,消費電力の
低減も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる不揮発性半
導体記憶装置の構成を示す回路図である。
【図2】図1の不揮発性半導体記憶装置に備えられたサ
ブメモリセルアレイの構成を示す回路図である。
【図3】図1の不揮発性半導体記憶装置に備えられたセ
ルバイアス回路および検出回路の構成を示す回路図であ
る。
【図4】図1の不揮発性半導体記憶装置に備えられたビ
ットラインのデータ読み出し動作時の電圧変化を示す波
形図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態にかかる不揮発性半
導体記憶装置の構成を示す回路図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態にかかる不揮発性半
導体記憶装置に備えられたセルバイアス回路および検出
回路の構成を示す回路図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態にかかる不揮発性半
導体記憶装置に備えられたセルバイアス回路および検出
回路の構成を示す回路図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態にかかる不揮発性半
導体記憶装置の構成を示す回路図である。
【図9】図8の不揮発性半導体記憶装置に備えられたセ
ルバイアス回路および検出回路の構成を示す回路図であ
る。
【図10】本発明の第6の実施の形態にかかる不揮発性
半導体記憶装置に備えられたセルバイアス回路および検
出回路の構成を示す回路図である。
【図11】本発明の第7の実施の形態にかかる不揮発性
半導体記憶装置に備えられたセルバイアス回路,検出回
路,および基準電圧出力回路の構成を示す回路図であ
る。
【図12】本発明の第8の実施の形態にかかる不揮発性
半導体記憶装置に備えられたセルバイアス回路,検出回
路,および基準電圧出力回路の構成を示す回路図であ
る。
【図13】本発明の第9の実施の形態にかかる不揮発性
半導体記憶装置の構成を示す回路図である。
【図14】本発明の第10の実施の形態にかかる不揮発
性半導体記憶装置の構成を示す回路図である。
【図15】本発明の第11の実施の形態にかかる不揮発
性半導体記憶装置の構成を示す回路図である。
【図16】従来の不揮発性半導体記憶装置に備えられた
ビットラインのデータ読み出し動作時の電圧変化を示す
波形図である。
【符号の説明】 1:セルバイアス回路 2:バイアス電圧供給ライン 3:メモリセルアレイ 3A:サブメモリセルアレイ 4:カラムスイッチ群4 4a:ビットラインカラムスイッチ群 4b:ソースラインカラムスイッチ群 5:非選択ソースラインイコライズトランジスタ群 6:検出回路 6a:第1検出部 6b:第2検出部 7:サブメモリセルアレイ選択回路 8:ワードライン選択回路 9:カラムアドレスデコーダ 10:ソースイコライズ選択ライン群 11:ドレインイコライズ選択ライン 12:サブメモリセルアレイ選択ライン群 13:ワードライン群 14:ビットライン群 15:メインソースライン群 16:カラム選択ライン群 17a,17b:ノード 18:ノード 19:非選択カラム選択ライン群 20a,20b:出力ノード 27:セルドレイン電圧印加トランジスタ群 31:ソースラインイコライズトランジスタ群 32:ドレインラインイコライズトランジスタ群 33:メモリセルブロック 34:ソース選択トランジスタ群 35:ドレイン選択トランジスタ群 50:ビットラインイコライズトランジスタ群 71:検出・書込回路 71a:第1検出・書込部 71b:第2検出・書込部 72:検出・書込回路 76a:第1検出部 76b:第2検出部 77:検出回路 77a:第1検出部 77b:第2検出部 78a:第1検出部 78b:第2検出部 81:セルバイアス回路 82:セルバイアス回路 83:動作時セルバイアス電圧保持回路 84:待機時セルバイアス電圧保持回路 85:セルバイアス回路 86:動作時セルバイアス電圧保持回路 87:待機時セルバイアス電圧保持回路 91:基準電圧出力回路 93:基準電出力回路 101,102:ソースイコライズ選択ライン 121,122:サブメモリセルアレイ選択ライン 131〜13k:ワードライン 141〜14m:ビットライン 151,152:メインソースライン 361,363:ドレインライン 362,364:ソースライン a1:メモリセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−204790(JP,A) 特開 平11−238391(JP,A) 特開 平11−45594(JP,A) 特開2000−21187(JP,A) 特開 平2−210694(JP,A) 特開 平6−36582(JP,A) 特開 平9−251788(JP,A) 特開 平10−255493(JP,A) 特表 平10−512081(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 16/00 - 16/34

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリセルと, 前記各メモリセルのドレインが接続される複数のドレイ
    ンラインと, 前記各メモリセルのソースが接続される複数のソースラ
    インと,並列に接続された第1の定電圧生成部と第2の定電圧生
    成部を有し, 第1の定電圧を出力する定電圧出力部と, 前記複数のドレインラインを選択的に前記定電圧出力部
    に接続する第1ドレインライン選択部と, 前記複数のソースラインを選択的に前記定電圧出力部に
    接続する第1ソースライン選択部と, 前記複数のドレインラインを選択的に複数のビットライ
    ンに接続する第2のドレインライン選択部と, 前記複数のソースラインを選択的に複数のメインソース
    ラインに接続する第2のソースライン選択部と, 第1のノードに対して第2の定電圧を出力するととも
    に,前記第1のノードにおける電流電圧変動を増幅して
    第2のノードに出力する検出部と, 前記複数のビットラインを選択的に前記第1のノードに
    接続するビットライン選択部と, を備え モード信号に応じて,動作状態または待機状態のいずれ
    かに切り替わり, 前記動作状態のとき,前記第1の定電圧生成部と前記第
    2の定電圧生成部が共にイネーブル状態となって前記第
    1の定電圧を生成し出力し, 前記待機状態のとき,前記第1の定電圧生成部と前記第
    2の定電圧生成部のうち,前記第2の定電圧生成部のみ
    がイネーブル状態となって前記第1の定電圧を生成し出
    力する, ことを特徴とする,不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のメモリセルの中で隣接する2
    個のメモリセルの各ドレインに接続されている2本のド
    レインラインは,1本のビットラインに接続されること
    を特徴とする,請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の定電圧と前記第2の定電圧
    は,略同一のレベルであることを特徴とする,請求項1
    または2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記検出部は,前記第1の定電圧を参照
    して,前記第2の定電圧を生成することを特徴とする,
    請求項1,2,または3に記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 基準電圧を出力する基準電圧出力部を備
    え, 前記定電圧出力部は,前記基準電圧を参照して,前記第
    1の定電圧を生成し, 前記検出部は,前記基準電圧を参照して,前記第2の定
    電圧を生成する, ことを特徴とする,請求項1,2,または3に記載の不
    揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記検出部は,前記モード信号に応じて
    イネーブル状態/ディスエーブル状態に切り替わる, ことを特徴とする,請求項1,2,3,4,または5
    記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記メモリセルに対する電気的なデータ
    書き込みが可能であることを特徴とする,請求項1,
    2,3,4,5,または6に記載の不揮発性半導体記憶
    装置。
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