JP5092938B2 - 半導体記憶装置及びその駆動方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体記憶装置及びその駆動方法に係り、特に、電荷を蓄積することにより情報を記憶する半導体記憶装置及びその駆動方法に関する。
書き換え可能な不揮発性半導体記憶装置として、メモリセルトランジスタのフローティングゲート等の電荷蓄積層に電荷を蓄積することにより情報を記憶するフラッシュメモリが知られている。フラッシュメモリでは、フローティングゲート等へ電荷を注入することにより情報の書き込みが行われ、フローティングゲート等に蓄積された電荷を引き抜くことにより情報の消去が行われる。N型のメモリセルトランジスタにおいて、負の電荷(電子)が注入されるとその閾値電圧Vtは高い状態となり、また、蓄積された電子が引き抜かれるとその閾値電圧Vtは低い状態となる。このようなメモリセルトランジスタの閾値電圧Vtが高い書き込み状態及び閾値電圧Vtが低い消去状態により、2値情報が記憶される。
フラッシュメモリは、その内部の基本回路構成によってNOR型やNAND型等が知られている。NOR型フラッシュメモリにおいては、同一の列に存在する複数のメモリセルトランジスタMTがそれぞれ共通のビット線BLに接続されている。
このようなNOR型フラッシュメモリにおいては、負の値又は0V近い値の閾値電圧Vtを有するメモリセルトランジスタが存在すると、ビット線にリーク電流が流れるため、記憶情報が正確に読み出すことが困難である。なお、本明細書では、負の値又は0Vに近い値の閾値電圧Vtを有するメモリセルトランジスタに起因してビット線に流れるリーク電流をコラムリークと称する。
コラムリークを防止するための技術としては、これまでに、コラムリーク防止用のトランジスタをソース線SLに設け、このトランジスタをワード線WLにより制御することが提案されている。提案されている技術では、記憶情報を読み出す際に、非選択のワード線に接続されたコラムリーク防止用のトランジスタをオフ状態とすることにより、コラムリークを防止することが行われている。
特開平11−330426号公報 特開平9−213094号公報 特開平5−198190号公報 特開昭62−60266号公報
しかしながら、提案されている技術では、コラムリークを防止するためのトランジスタとしてゲート耐圧の高いトランジスタを用いる必要であった。
本発明の目的は、ゲート耐圧の高いトランジスタを必要とすることなく、コラムリークを防止し得る半導体記憶装置及びその駆動方法を提供することにある。
実施形態の一観点によれば、マトリクス状に配列された複数のメモリセルトランジスタと、同一の一の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのコントロールゲートを共通接続する複数のワード線と、同一の一の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのソースを共通接続する複数のソース線と、前記一の方向に交差する同一の他の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのドレインを共通接続する複数のビット線と、前記ソース線にドレインが接続された第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタのソースにドレインが接続され、前記ワード線にゲートが接続され、ソースが接地された第2のトランジスタと、複数の前記第1のトランジスタのゲートを共通接続する制御線とを有する半導体記憶装置が提供される。
開示の半導体記憶装置及びその駆動方法によれば、消去動作の際にソース線の電圧とワード線の電圧とが、それぞれ第1のトランジスタと第2のトランジスタとに分離して印加されるため、ゲート耐圧の高いトランジスタを必要とすることなく、コラムリークを防止することができる。
[第1実施形態]
第1実施形態による半導体記憶装置及びその駆動方法、並びにその半導体記憶装置の製造方法について図1乃至図33を用いて説明する。
(半導体記憶装置)
はじめに、本実施形態による半導体記憶装置について図1乃至図8を用いて説明する。図1は、本実施形態による半導体記憶装置の回路構成を示す概略図である。図2は、本実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す回路図である。図3乃至図5は、本実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す平面図である。図6は、本実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す断面図である。図7は、本実施形態による半導体記憶装置において消去動作時に第1のトランジスタ及び第2のトランジスタに印加される電圧を説明する図である。図8は、提案されている従来の半導体記憶装置において消去動作時にコラムリーク防止用のトランジスタに印加される電圧を説明する図である。
まず、本実施形態による半導体記憶装置の回路構成について図1及び図2を用いて説明する。
本実施形態による半導体記憶装置は、NOR型フラッシュメモリであり、複数のメモリセルトランジスタMTがマトリクス状に配列されたメモリセルアレイ10を有している。メモリセルアレイ10の周辺には、ワード線WLに電圧を印加するためのワード線駆動回路12と、ビット線BLに電圧を印加するためのビット線駆動回路14とが設けられている。ビット線駆動回路14には、ビット線BLに流れる電流を検出するためのセンスアンプ16が接続されている。更に、メモリセルアレイ10の周辺には、ワード線駆動回路12に対向するように、コラムリークを防止するためのコラムリーク防止回路18が設けられている。コラムリーク防止回路18には、コラムリーク防止回路16に形成された第1のトランジスタT1に制御線CLを介して電圧を印加するための制御回路20が接続されている。
メモリセルアレイ10には、図2に示すように、複数のメモリセルトランジスタMTが行方向及び列方向に並ぶようにマトリクス状に配置されている。メモリセルトランジスタMTは、フローティングゲートとコントロールゲートとを有するスタック構造のゲート電極を有するN型トランジスタである。メモリセルトランジスタMTは、P型の半導体基板に形成されたN型ウェル内に形成された第1のP型ウェル32に形成されている。第1のP型ウェル32は、外部回路(図示せず)に接続されており、動作に応じて所定の電圧を印加できるようになっている。
メモリセルアレイ10の各行に対応して、行方向に延在するワード線WLがそれぞれ設けられている。各行に存在する複数のメモリセルトランジスタMTのコントロールゲートは、対応するワード線WLによって共通接続されている。ワード線WLはワード線駆動回路12に接続されており、ワード線駆動回路12により任意のワード線WLに所定の電圧を印加できるようになっている。
また、メモリセルアレイ10の互いに隣接する2つの行の各組に対応して、行方向に延在するソース線SLがそれぞれ設けられている。互いに隣接する2つの行の各組に存在する複数のメモリセルトランジスタMTのソースは、対応するソース線SLによって共通接続されている。このように、メモリセルアレイ10の互いに隣接する2つの行は、1本のソース線SLを共有している。
メモリセルアレイ10の各列に対応して、列方向に延在するビット線BLがそれぞれ設けられている。各列に存在する複数のメモリセルトランジスタMTのドレインは、対応するビット線BLによって共通接続されている。ビット線BLはビット線駆動回路14に接続されており、ビット線駆動回路14により任意のビット線BLに所定の電圧を印加できるようになっている。
コラムリーク防止回路18には、図2に示すように、各ソース線SLに対応して第1のトランジスタT1がそれぞれ設けられ、各ワード線WLに対応して第2のトランジスタT2がそれぞれ設けられている。第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2は、後述の消去電圧以下のゲート耐圧を有するN型トランジスタである。第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2は、P型の半導体基板に形成されたN型ウェル内に形成された、第1のP型ウェル32とは電気的に分離された第2のP型ウェル34に形成されている。第2のP型ウェル34には、0Vの電圧が印加されるようになっている。
第1のトランジスタT1のドレインは、対応するソース線SLに接続されている。第1のトランジスタT2のソースは、その第1のトランジスタT1が接続されたソース線SLを共有する互いに隣接する2つの行のワード線WLに対応して設けられた、2つの第2のトランジスタT2のドレインにそれぞれ接続されている。第2のトランジスタT2のゲートは、対応するワード線WLに接続されている。
また、コラムリーク防止回路18には、メモリセルアレイ10の列方向と同方向に延在する制御線CLが設けられている。複数の第1のトランジスタT1のゲートは、制御線CLによって共通接続されている。制御線CLは制御回路20に接続されており、制御回路20により、制御線CLを介して第1のトランジスタT1のゲートに所定の電圧を印加できるようになっている。制御回路20は、制御線CLを介して第1のトランジスタT1のゲートに所定の電圧を印加することにより、第1のトランジスタT1を制御する。
また、コラムリーク防止回路18には、メモリセルアレイ10の列方向と同方向に延在する接地線(GND線)GLが設けられている。複数の第2のトランジスタT2のソースは、接地線GLに共通接続されて接地されている。
このように、本実施形態による半導体記憶装置は、ソース線SLに対して直列接続された第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2を有するコラムリーク防止回路18を有している。
次に、本実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路の構造について図3乃至図6を用いて説明する。図3は、メモリセルトランジスタMT、第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2の配置を示している。図4は、ソース線SLを含む第1配線層の配置を示している。図5は、ビット線BL及び接地線GLを含む第2配線層の配置を示している。図6(a)は、図3のA−A′線断面図である。図6(b)は、図3のB−B′線断面図である。なお、図6(a)及び図6(b)では、第1配線層、第2配線層及び導体プラグを省略し、電気的な接続関係を簡略して示している。
P型の半導体基板22には、素子領域24、26を画定する素子分離領域28が形成されている。素子分離領域28は、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法により形成されている。
素子領域24、26が画定された半導体基板22内には、N型ウェル30が形成されている。N型ウェル30内には、メモリセルアレイ10が形成される領域に第1のP型ウェル32が形成され、コラムリーク防止回路18が形成される領域に第2のP型ウェル34が形成されている。第1のP型ウェル32と第2のP型ウェル34とは互いに電気的に分離されている。
第1のP型ウェル32が形成された半導体基板22上には、トンネル絶縁膜36を介して、電荷蓄積層としてのフローティングゲート38が形成されている。フローティングゲート38上には、絶縁膜40を介してコントロールゲート42aが形成されている。同一の行に存在する複数のメモリセルトランジスタMTのコントロールゲート42aは、共通接続されている。すなわち、フローティングゲート38上には、絶縁膜40を介して、コントロールゲート42aを共通接続するワード線WLが形成されている。
フローティングゲート38の両側の半導体基板22内には、N型の不純物拡散層44a、44bが形成されている。不純物拡散層44aは、メモリセルトランジスタMTのソース拡散層である。不純物拡散層44bは、メモリセルトランジスタMTのドレイン拡散層である。
こうして、第1のP型ウェル32が形成された半導体基板22に、フローティングゲート38とコントロールゲート42aとソース/ドレイン拡散層44a、44bとを有するN型のメモリセルトランジスタMTが形成されている。メモリセルトランジスタMTは、P型の半導体基板22に形成されたN型ウェル30内に第1のP型ウェル32が形成されたトリプルウェルに形成されている。
第2のP型ウェル34が形成された半導体基板22上には、ゲート絶縁膜46を介して、第1のトランジスタT1のゲート電極42bが形成されている。第1のトランジスタT1のゲート電極42bは、共通接続されている。すなわち、半導体基板22上には、ゲート絶縁膜46を介して、第1のトランジスタT1のゲート電極42bを共通接続する制御線CLが形成されている。
ゲート電極42bの両側の半導体基板22内には、N型の不純物拡散層48a、48bが形成されている。不純物拡散層48aは、第1のトランジスタT1のソース拡散層である。不純物拡散層48bは、第1のトランジスタT1のドレイン拡散層である。
こうして、第2のP型ウェル34が形成された半導体基板22に、ゲート電極42bとソース/ドレイン拡散層48a、48bとを有するN型の第1のトランジスタT1が形成されている。第1のトランジスタT1としては、消去動作時において第1のP型ウェル32に印加される正電圧とワード線WLに印加される負電圧との電圧差である消去電圧以下のゲート耐圧を有するトランジスタが用いられている。第1のトランジスタT1のゲート絶縁膜46の膜厚は、例えば、ワード線駆動回路12やビット線駆動回路14に用いられる高耐圧トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚と同じになっている。
また、第2のP型ウェル34が形成された半導体基板22上には、ゲート絶縁膜46を介して、第2のトランジスタT2のゲート電極42cが形成されている。
ゲート電極42cの両側の半導体基板22内には、N型の不純物拡散層48c、48aが形成されている。不純物拡散層48cは、第2のトランジスタT2のソース拡散層である。不純物拡散層48aは、第2のトランジスタT2のドレイン拡散層である。第2のトランジスタT2のドレイン拡散層48aは、第1のトランジスタT1のソース拡散層48aと同一の不純物拡散層48aにより形成されている。
こうして、第2のP型ウェル34が形成された半導体基板22に、ゲート電極42cとソース/ドレイン拡散層48c、48aとを有するN型の第2のトランジスタT2が形成されている。第2のトランジスタT2としては、消去動作時において第1のP型ウェル32に印加される正電圧とワード線WLに印加される負電圧との電圧差である消去電圧以下のゲート耐圧を有するトランジスタが用いられている。第2のトランジスタT2のゲート絶縁膜46の膜厚は、例えば、ワード線駆動回路12やビット線駆動回路14に用いられる高耐圧トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚と同じになっている。
第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2は、P型の半導体基板22に形成されたN型ウェル30内に第2のP型ウェル34が形成されたトリプルウェルに形成されている。
メモリセルトランジスタMT、第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2が形成された半導体基板22上には、層間絶縁膜(図示せず)が形成されている。この層間絶縁膜には、導体プラグ50、52、54、56、58、60が埋め込まれている。導体プラグ50は、メモリセルトランジスタMTのソース拡散層44aに接続されている。導体プラグ52は、メモリセルトランジスタMTのドレイン拡散層44bに接続されている。導体プラグ54は、ワード線WLに接続されている。導体プラグ56は、第1のトランジスタT1のドレイン拡散層48bに接続されている。導体プラグ58は、第2のトランジスタT2のソース拡散層48cに接続されている。導体プラグ60は、第2のトランジスタT2のゲート電極42cに接続されている。
導体プラグ50、52、54、56、58、60が埋め込まれた層間絶縁膜上には、第1配線層(ソース線SL、配線62、64、66)が形成されている。
ソース線SLは、メモリセルトランジスタMTのソース拡散層44aに接続された導体プラグ50と、第1のトランジスタT1のドレイン拡散層48bに接続された導体プラグ56とに接続されている。こうして、ソース線SLにより同一の行に存在する複数のメモリセルトランジスタMTのソース/ドレイン拡散層44aが共通接続されている。また、ソース線SLに、第1のトランジスタT1のドレイン拡散層48bが接続されている。
配線62は、メモリセルトランジスタMTのドレイン拡散層44bに接続された導体プラグ52に接続されている。
配線64は、ワード線WLに接続された導体プラグ54と、第2のトランジスタT2のゲート電極42cに接続された導体プラグ60とに接続されている。こうして、ワード線WLと第2のトランジスタT2のゲート電極42cとが配線64を介して接続されている。
配線66は、第2のトランジスタT2のソース拡散層48cに接続された導体プラグ58に接続されている。
第1配線層上には、層間絶縁膜(図示せず)が形成されている。この層間絶縁膜には、導体プラグ68、70が埋め込まれている。導体プラグ68は、導体プラグ52を介してメモリセルトランジスタMTのドレイン拡散層44bに接続された配線62に接続されている。導体プラグ70は、導体プラグ58を介して第2のトランジスタT2のソース拡散層48cに接続された配線66に接続されている。
導体プラグ68、70が埋め込まれた層間絶縁膜上には、第2配線層(ビット線BL、接地線GL)が形成されている。
ビット線BLは、配線62及び導体プラグ52を介してメモリセルトランジスタMTのドレイン拡散層44bに接続された導体プラグ68に接続されている。こうして、ビット線BLにより同一の列に存在する複数のメモリセルトランジスタMTのドレイン拡散層44bが共通接続されている。
接地線GLは、配線66及び導体プラグ58を介して第2のトランジスタT2のソース拡散層48cに接続された導体プラグ70に接続されている。こうして、接地線GLにより複数の第2のトランジスタT2のソース拡散層48cが共通接続されて接地されている。
こうして、本実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ10及びコラムリーク防止回路18が構成されている。
本実施形態による半導体記憶装置では、後述するように、読み出し動作時及び書き込み動作時において、制御回路20により制御線CLを介して第1のトランジスタT1のゲートに所定の電圧が印加される。これにより、すべてのソース線SLに接続された第1のトランジスタT1がオン状態となる。他方、第2のトランジスタT2のゲートは、ワード線WLに接続されている。このため、選択されたメモリセルトランジスタMTが接続されたワード線WLに接続された第2のトランジスタT2だけがオン状態となり、それ以外の第2のトランジスタT2はオフ状態となる。これにより、選択されたメモリセルトランジスタMTが接続されたソース線SLのみが接地線GLに導通し、それ以外のソース線SLが接地線GLから遮断される。したがって、選択されていないメモリセルトランジスタMTにおいてビット線BLからソース線SLに電流が流れるのを防止することができ、コラムリークを防止することができる。
また、本実施形態による半導体記憶装置では、後述するように、消去動作時においては、制御回路20により、すべてのソース線SLに接続された第1のトランジスタT1がオフ状態とされる。第1のトランジスタT1のドレインには、ソース線SLの電圧が印加される。ここで、本実施形態では、後述するように、第1のP型ウェル32に正電圧を印加することによりメモリセルトランジスタMTの情報を消去するチャネル消去を行う。このため、ソース線SLの電圧は、第1のP型ウェル32に印加した正電圧と同程度の正電圧となり、この正電圧が第1のトランジスタT1のドレインに印加される。他方、第2のトランジスタT2のゲートには、ワード線WLの負電圧が印加される。このように、本実施形態では、消去動作時において、ソース線SLの正電圧とワード線WLの負電圧とが、それぞれオフ状態の第1のトランジスタT1のドレインと、第2のトランジスタT2のゲートとに分離して印加される。
図7は、本実施形態による半導体記憶装置の消去動作時に第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2に印加される電圧を示している。なお、図7においては、第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2のソース、ドレインの位置は、メモリセルトランジスタMTのソース、ドレインの位置と逆向きに示されている。
第1のトランジスタT1のゲートには、制御回路20により制御線CLを介して0Vが印加される。これにより、第1のトランジスタT1は、オフ状態とされる。
メモリセルトランジスタMTの情報を消去するため、ワード線WLの電圧は所定の負電圧V1とされる。また、ソース線SLの電圧は、第1のP型ウェル32に印加した正電圧と同程度の正電圧V2となる。
このとき、ソース線SLの正電圧V2が第1のトランジスタT1のドレインに印加されるのに対して、ワード線WLの負電圧V1が第1のトランジスタT1に印加されることはない。また、ワード線WLの負電圧V1が第2のトランジスタT2のゲートに印加されるのに対して、ソース線SLの正電圧V2が第2のトランジスタT2に印加されることはない。
したがって、本実施形態では、コラムリークを防止するための第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2として、ゲート絶縁膜が比較的薄く、ゲート耐圧の比較的低いトランジスタを用いることができる。具体的には、本実施形態では、第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2として、第1のP型ウェル32に印加される正電圧とワード線WLに印加される負電圧との電圧差である消去電圧以下のゲート耐圧を有するトランジスタが用いられている。
ところで、従来、コラムリークを防止するべく、各ソース線SLに対して1つのコラムリーク防止用のトランジスタを設けることが提案さている。図8は、提案されている半導体記憶装置の消去動作時にコラムリーク防止用のトランジスタに印加される電圧を示している。
提案されている半導体記憶装置では、図8に示すように、メモリセルトランジスタMTのコントロールゲートと、コラムリーク防止用のトランジスタT′のゲートとがワード線WLを介して接続される。また、メモリセルトランジスタMTのソースと、コラムリーク防止用のトランジスタT′のソース/ドレインの一方とがソース線SLを介して接続される。トランジスタT′のソース/ドレインの他方は、接地線GLに接続されて接地される。
図8に示す提案されている半導体記憶装置では、消去動作時において、ワード線WLの負電圧V1がトランジスタT′のゲートに印加され、ソース線SLの正電圧V2がトランジスタT′のソース/ドレインの一方に印加される。このため、トランジスタT′にも消去電圧が直接印加されることになる。
このように、提案されている従来の半導体記憶装置では、非常に高い消去電圧がコラムリーク防止用のトランジスタT′に直接印加されることになる。このため、コラムリーク防止用のトランジスタのゲート耐圧を消去電圧よりも高くする必要があった。
これに対して、本実施形態によれば、提案されている半導体記憶装置とは異なり、ゲート耐圧が消去電圧以下の第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2を用いてコラムリークを防止することができる。
(半導体記憶装置の駆動方法)
次に、本実施形態による半導体記憶装置の駆動方法について図9乃至図12を用いて説明する。図9は、本実施形態による半導体記憶装置の駆動方法における各部の電圧を示す図である。図9において括弧内は非選択線の電圧を示している。
(読み出し方法)
まず、本実施形態による半導体記憶装置の読み出し方法について図9及び図10を用いて説明する。図10は、本実施形態による半導体記憶装置の読み出し方法を示す回路図である。
メモリセルトランジスタMTに記憶された情報を読み出す際には、各部の電圧を図9及び図10に示すように設定する。
制御線CLには、制御回路20により、例えば5Vの正電圧を常時印加する。これにより、第1のトランジスタT1は常時オン状態となる。
第1のP型ウェル32及び第2のP型ウェル34には、それぞれ0Vの電圧を印加する。
次に、選択すべきメモリセルトランジスタ(選択メモリセルトランジスタ)MTsのアドレスを確定する。
待機状態のビット線BL及びワード線WLの電圧は0Vとなっている。待機状態のビット線BL及びワード線WLに対して、以下のように電圧を印加する。
まず、選択メモリセルトランジスタMTsが接続されたビット線(選択ビット線)BLsに、ビット線駆動回路14により例えば0.5Vの正電圧を印加する。他方、選択ビット線BLs以外のビット線BLの電圧は0Vのままとする。
次いで、選択ビット線BLsをセンスアンプ16に接続する。
次いで、選択メモリセルトランジスタMTsが接続されたワード線(選択ワード線)WLsに、ワード線駆動回路12により例えば3Vの正電圧を印加する。選択ワード線WLsに電圧が印加されることにより、選択ワード線WLsに接続された第2のトランジスタT2がオフ状態からオン状態となる。他方、選択ワード線WLs以外のワード線WLの電圧は0Vのままとする。このため、選択ワード線WLs以外のワード線WLに接続された第2のトランジスタT2はオフ状態のままとなる。
選択メモリセルトランジスタMTsが接続されたソース線SLは、対応して設けられた第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2がともにオン状態となっているため、接地線GLに導通する。他方、選択メモリセルトランジスタMTsが接続されたソース線SL以外のソース線SLは、対応して設けられた第2のトランジスタT2がオフ状態となっているため、接地線GLから遮断される。したがって、本実施形態では、選択メモリセルトランジスタMTsにおいて、消去状態であれば、選択ビット線BLsからソース線SLに電流が流れることができる。これに対して、選択メモリセルトランジスタMTs以外のメモリセルトランジスタMTにおいては、その閾値電圧Vtがリーク電流を生じうる値であっても、ビット線BLからソース線SLに電流が流れることができない。したがって、本実施形態によれば、コラムリークを防止することができる。
次いで、選択ビット線BLsに流れる電流をセンスアンプ16により検出する。そして、センスアンプ16により検出された電流の値に応じて、選択メモリセルトランジスタMTsが書き込み状態であるか消去状態であるかを判定する。すなわち、選択ビット線BLsに電流が流れると、選択メモリセルトランジスタMTsが消去状態であると判定する。また、選択ビット線BLsに電流が流れないと、選択メモリセルトランジスタMTsが書き込み状態であると判定する。こうして、選択メモリセルトランジスタMTsに記憶された情報が読み出される。本実施形態では、コラムリークが防止されているため、選択メモリセルトランジスタMTsに記憶された情報を正確に読み出すことができる。
(書き込み方法)
次に、本実施形態による半導体記憶装置の書き込み方法について図9及び図11を用いて説明する。図11は、本実施形態による半導体記憶装置の書き込み方法を示す回路図である。
メモリセルトランジスタMTに情報を書き込む際には、各部の電圧を図9及び図11に示すように設定する。
第1のP型ウェル32及び第2のP型ウェル34には、それぞれ0Vの電圧を印加する。
次に、選択メモリセルトランジスタMTsのアドレスを確定する。
待機状態の制御線CL、ワード線WL及びビット線BLの電圧は0Vとなっている。待機状態の制御線CL、ビット線BL及びワード線WLには、以下のように電圧を印加する。
まず、制御線CLには、制御回路20により、例えば5Vの正電圧を印加する。これにより、第1のトランジスタT1はオフ状態からオン状態となる。
次いで、選択ビット線BLsに、ビット線駆動回路14により例えば5Vの正電圧を印加する。他方、選択ビット線BLs以外のビット線BLの電圧は0Vのままとする。
次いで、選択ワード線WLsに、ワード線駆動回路12により例えば9Vの正電圧を印加する。選択ワード線WLsに電圧が印加されることにより、選択ワード線WLsに接続された第2のトランジスタT2がオフ状態からオン状態となる。他方、選択ワード線WLs以外のワード線WLの電圧は0Vのままとする。このため、選択ワード線WLs以外のワード線WLに接続された第2のトランジスタT2はオフ状態のままとなる。
各部の電圧を上記のように設定すると、選択メモリセルトランジスタMTsのソース拡散層44aとドレイン拡散層44bとの間に電流が流れ、これに伴って発生するホットエレクトロンの一部がフローティングゲート38に注入される。フローティングゲート38に負の電荷(電子)が注入されることにより、選択メモリセルトランジスタMTsの閾値電圧Vtは高い状態となる。こうして、選択メモリセルトランジスタMTsが書き込み状態となる。
こうして、選択メモリセルトランジスタMTsに情報が書き込まれる。書き込み動作の際においても、上述した読み出し動作の場合と同様に、選択メモリセルトランジスタMTsが接続されたソース線SL以外のソース線SLは、対応して設けられた第2のトランジスタT2がオフ状態となっているため、接地線GLから遮断される。したがって、本実施形態によれば、書き込み動作の際にもコラムリークを防止することができ、メモリセルトランジスタMTへの誤書き込みを防止することができる。
(消去方法)
次に、本実施形態による半導体記憶装置の消去方法について図9及び図12を用いて説明する。図12は、本実施形態による半導体記憶装置の消去方法を示す回路図である。
メモリセルトランジスタMTに記憶された情報を消去する際には、各部の電圧を図9及び図12に示すように設定する。本実施形態では、第1のP型ウェル32に所定の電圧を印加することにより情報を消去するチャネル消去を行う。なお、メモリセルトランジスタMTの情報の消去は、例えばセクタ単位で行う。
第2のP型ウェル34には、0Vの電圧を印加する。
制御線CLには、制御回路20により0Vの電圧を印加する。これにより、第1のトランジスタT1はオフ状態となる。
消去対象のセクタにおけるすべてのビット線BLは、ビット線駆動回路14によりフローティング状態(F)とする。
消去対象のセクタにおけるすべてのワード線WLには、ワード線駆動回路12により例えば−9Vの負電圧を印加する。
第1のP型ウェル32には、例えば9Vの正電圧を印加する。
各部の電圧を上記のように設定すると、フローティングゲート38と第1のP型ウェル32との間に形成されたトンネル絶縁膜36に高電圧が印加され、フローティングゲート38に蓄積された電子がトンネル現象によって第1のP型ウェル32に引き抜かれる。フローティングゲート38に蓄積された電子が引き抜かれるとメモリセルトランジスタMTの閾値電圧Vtは低い状態となる。こうして、消去対象のセクタにおけるメモリセルトランジスタMTが消去状態となる。
こうして、消去対象のセクタにおけるメモリセルトランジスタMTに記憶された情報が消去される。
ここで、第1のP型ウェル32に9Vの正電圧が印加されると、メモリセルトランジスタMTのソース拡散層44aには順方向のバイアスが印加される。これにより、ソース線SLの電圧が、第1のP型ウェル32に印加した電圧と同程度の約9Vとなる。この結果、第1のトランジスタT1のドレイン拡散層48bには、約9Vの正電圧が印加される。
他方、ワード線WLには−9Vの負電圧が印加されるため、第2のトランジスタT2のゲート電極42cには、−9Vの負電圧が印加される。
このように、本実施形態では、メモリセルトランジスタMTの情報を消去する際に、第1のP型ウェル32の正電圧(ソース線SLの正電圧)とワード線WLの負電圧とがそれぞれ第1のトランジスタT1と第2のトランジスタT2とに分離されて印加される。すなわち、両電圧が、第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2のいずれか一方に同時に印加されることはない。したがって、本実施形態では、コラムリークを防止するための第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2として、ゲート絶縁膜が比較的薄く、ゲート耐圧の比較的低いトランジスタを用いることができる。具体的には、本実施形態では、第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2として、第1のP型ウェル32に印加される正電圧とワード線WLに印加される負電圧との電圧差である消去電圧以下のゲート耐圧を有するトランジスタを用いることができる。
(半導体記憶装置の製造方法)
次に、本実施形態による半導体記憶装置の製造方法について図13乃至図33を用いて説明する。図13乃至図33は、本実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図である。図13(a)、図14(a)、図15(a)、図16(a)、図17(a)、図18(a)、図19(a)、図20(a)、図21(a)、図22(a)、図23(a)、図24(a)、図25(a)、図26(a)、図27(a)、図28、図30及び図32は、メモリセルトランジスタMTが形成されるメモリセルアレイ領域2を示している。図13(a)、図14(a)、図15(a)、図16(a)、図17(a)、図18(a)、図19(a)、図20(a)、図21(a)、図22(a)、図23(a)、図24(a)、図25(a)、図26(a)、図27(a)、図28、図30及び図32の紙面左側の図は、ワード線WLの延在方向に沿った断面に対応している。図13(a)、図14(a)、図15(a)、図16(a)、図17(a)、図18(a)、図19(a)、図20(a)、図21(a)、図22(a)、図23(a)、図24(a)、図25(a)、図26(a)、図27(a)、図28、図30及び図32の紙面右側の図は、ワード線WLの延在方向に垂直な方向に沿った断面に対応している。図13(b)、図14(b)、図15(b)、図16(b)、図17(b)、図18(b)、図19(b)、図20(b)、図21(b)、図22(b)、図23(b)、図24(b)、図25(b)、図26(b)、図27(b)、図29、図31及び図33は、周辺回路領域4を示している。図13(b)、図14(b)、図15(b)、図16(b)、図17(b)、図18(b)、図19(b)、図20(b)、図21(b)、図22(b)、図23(b)、図24(b)、図25(b)、図26(b)、図27(b)、図29、図31及び図33の紙面左側は、高耐圧トランジスタが形成される領域6を示している。高耐圧トランジスタが形成される領域6は、紙面左側から順に、高耐圧Nチャネルトランジスタが形成される領域6N、高耐圧Pチャネルトランジスタが形成される領域6P及び高耐圧Nチャネルトランジスタが形成される領域6N′となっている。図13(b)、図14(b)、図15(b)、図16(b)、図17(b)、図18(b)、図19(b)、図20(b)、図21(b)、図22(b)、図23(b)、図24(b)、図25(b)、図26(b)、図27(b)、図29、図31及び図33の紙面右側は、低電圧トランジスタ(ロジックトランジスタ)が形成される領域8を示している。低電圧トランジスタが形成される領域8は、紙面左側から順に、低電圧Nチャネルトランジスタ(Nチャネルロジックトランジスタ)が形成される領域8N及び低電圧Pチャネルトランジスタ(Pチャネルロジックトランジスタ)が形成される領域8Pとなっている。第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2としては、例えば、高耐圧Nチャネルトランジスタが形成される領域6Nに形成される高耐圧Nチャネルトランジスタが用いられる。
まず、半導体基板22として、例えばP型シリコン基板を用意する。
次いで、全面に、例えば熱酸化法により、例えば膜厚15nmの熱酸化膜72を形成する。
次いで、全面に、例えばCVD法により、例えば膜厚130nmのシリコン窒化膜74を形成する。
次いで、シリコン窒化膜74をパターニングする。こうして、シリコン窒化膜によりハードマスク74が形成される。
次いで、ドライエッチングにより、ハードマスク74をマスクとして、半導体基板22をエッチングする。これにより、半導体基板22に素子分離溝76が形成される(図13参照)。半導体基板22に形成する素子分離溝76の深さは、半導体基板22の表面から例えば300nmとする。
次いで、全面に、例えば高密度プラズマCVD法により、例えば膜厚700nmのシリコン酸化膜28を形成する(図14参照)。
次いで、CMP(Chemical Mechanical Polishing、化学的機械的研磨)法により、シリコン窒化膜74の表面が露出するまでシリコン酸化膜28を研磨する。こうして、シリコン酸化膜により素子分離領域28が形成される(図15参照)。
次いで、例えば熱燐酸を用いたウェットエッチングにより、シリコン窒化膜74を除去する。
次いで、例えば熱酸化法により、半導体基板22の表面に犠牲酸化膜78を形成する(図16参照)。
次いで、メモリセルアレイ領域2に、N型のドーパント不純物を注入することにより、埋め込みN型ウェル30を形成する。この際、高耐圧Nチャネルトランジスタが形成される領域6Nにも、N型のドーパント不純物を注入することにより、埋め込みN型ウェル30を形成する。
次いで、メモリセルアレイ領域2に、P型のドーパント不純物を注入することにより、第1のP型ウェル32を形成する。この際、高耐圧Nチャネルトランジスタが形成される領域6Nにも、P型のドーパント不純物を注入することにより、第2のP型ウェル34を形成する。
次いで、高耐圧Pチャネルトランジスタが形成される領域6Pに、N型のドーパント不純物を導入することにより、N型ウェル80を形成する。この際、P型ウェル32、34を囲むようにN型ウェル81を形成し、トリプルウェルを形成する。この結果、第1のP型ウェル32と第2のP型ウェル34とが互いに電気的に分離される。
次いで、高耐圧Nチャネルトランジスタが形成される領域6N、6N′と、高耐圧Pチャネルトランジスタが形成される領域6Pとに、チャネルドーピングを行う。
次いで、例えば弗酸を用いたウェットエッチングにより、半導体基板22の表面に存在する犠牲酸化膜78を除去する。
次いで、全面に、例えば熱酸化法により、例えば膜厚10nmのトンネル絶縁膜36を形成する。
次いで、全面に、例えばCVD法により、例えば膜厚90nmのポリシリコン膜38を形成する(図17参照)。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、メモリセルアレイ領域2におけるポリシリコン膜38をパターニングする。この際、周辺回路領域4に存在するポリシリコン膜38を除去する。
次いで、全面に、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、及びシリコン酸化膜を順次積層し、シリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜構造の絶縁膜(ONO膜)40を形成する。ONO膜40は、ボトム酸化膜の膜厚を例えば5nm、シリコン窒化膜の膜厚を例えば8nm、トップ酸化膜の膜厚を例えば5nmとする。
次いで、低電圧Nチャネルトランジスタが形成される領域8Nに、P型のドーパント不純物を導入することにより、P型ウェル82を形成する。
次いで、低電圧Pチャネルトランジスタが形成される領域8Pに、N型のドーパント不純物を導入することにより、N型ウェル84を形成する(図18参照)。
次いで、低電圧Nチャネルトランジスタが形成される領域8Nと、低電圧Pチャネルトランジスタが形成される領域8Pとに、チャネルドーピングを行う。
次いで、周辺回路領域4に存在する絶縁膜(ONO膜)40をエッチング除去する。
次いで、周辺回路領域4の全面に、例えば熱酸化法により、例えば膜厚15nmの熱酸化膜86を形成する(図19参照)。
次いで、例えばウェットエッチングにより、低電圧トランジスタが形成される領域8に存在する熱酸化膜86を除去する。
次いで、周辺回路領域4の全面に、例えば熱酸化法により、例えば膜厚3nmの熱酸化膜88を形成する。これにより、低電圧トランジスタが形成される領域8においては、例えば膜厚3nmの熱酸化膜のゲート絶縁膜88が形成される。一方、高耐圧トランジスタが形成される領域6においては、例えば膜厚16nmの熱酸化膜のゲート絶縁膜86が形成される(図20参照)。
次いで、全面に、例えばCVD法により、例えば180nmのポリシリコン膜42を形成する。
次いで、全面に、反射防止膜90を形成する(図21参照)。反射防止膜90としては、例えばシリコン窒化膜を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、反射防止膜90、ポリシリコン膜42、絶縁膜40及びポリシリコン膜38をパターニングする。これにより、メモリセルアレイ領域2に、ポリシリコン膜のフローティングゲート38と、ポリシリコン膜のコントロールゲート42aとを有する積層体が形成される(図22参照)。
次いで、フォトリソグラフィにより、周辺回路領域4を覆い、メモリセルアレイ領域2を露出するフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次いで、フォトレジスト膜をマスクとして、N型のドーパント不純物を半導体基板22内に導入する。これにより、フローティングゲート38の両側の半導体基板22内に、不純物拡散層44a、44bが形成される(図23参照)。この後、フォトレジスト膜を除去する。
こうして、フローティングゲート38とコントロールゲート42aとソース/ドレイン拡散層44a、44bとを有するメモリセルトランジスタMTが形成される。
次いで、熱酸化法により、フローティングゲート38の側壁部分及びコントロールゲート42aの側壁部分に、シリコン酸化膜92を形成する。
次いで、全面に、例えばCVD法により、例えば膜厚5nmのシリコン窒化膜94を形成する。
次いで、ドライエッチングにより、シリコン窒化膜94を異方性エッチングすることにより、シリコン窒化膜のサイドウォール絶縁膜94を形成する(図24参照)。この際、反射防止膜90がエッチング除去される。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、高耐圧トランジスタが形成される領域6と低電圧トランジスタが形成される領域8のポリシリコン膜42をパターニングする。これにより、高耐圧トランジスタのゲート電極として、ポリシリコン膜42によりゲート電極96が形成される。また、低電圧トランジスタのゲート電極として、ポリシリコン膜42によりゲート電極98が形成される。
次いで、フォトリソグラフィにより、高耐圧Nチャネルトランジスタが形成される領域6N、6N′を露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次いで、フォトレジスト膜をマスクとして、N型のドーパント不純物を半導体基板22内に導入する。これにより、高耐圧Nチャネルトランジスタのゲート電極96の両側の半導体基板22内に、N型の低濃度拡散層100が形成される。この後、フォトレジスト膜を除去する。
次いで、フォトリソグラフィにより、高耐圧Pチャネルトランジスタが形成される領域6Pを露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次いで、フォトレジスト膜をマスクとして、P型のドーパント不純物を半導体基板22内に導入する。これにより、高耐圧Pチャネルトランジスタのゲート電極96の両側の半導体基板22内に、P型の低濃度拡散層102が形成される。この後、フォトレジスト膜を除去する。
次いで、フォトリソグラフィにより、低電圧Nチャネルトランジスタが形成される領域8Nを露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次いで、フォトレジスト膜をマスクとして、N型のドーパント不純物を半導体基板22内に導入する。これにより、低電圧Nチャネルトランジスタのゲート電極98の両側の半導体基板20内に、N型の低濃度拡散層104が形成される。この後、フォトレジスト膜を除去する。
次いで、フォトリソグラフィにより、低電圧Pチャネルトランジスタが形成される領域8Pを露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次いで、フォトレジスト膜をマスクとして、P型のドーパント不純物を半導体基板22内に導入する。これにより、低電圧Pチャネルトランジスタのゲート電極98の両側の半導体基板22内に、P型の低濃度拡散層106が形成される。この後、フォトレジスト膜を除去する(図25参照)。
次いで、全面に、例えばCVD法により、例えば膜厚100nmのシリコン酸化膜108を形成する。
次いで、ドライエッチングにより、シリコン酸化膜108を異方性エッチングする。これにより、フローティングゲート38とコントロールゲート42aとを有する積層体の側壁部分に、シリコン酸化膜のサイドウォール絶縁膜108が形成される。また、ゲート電極96の側壁部分に、シリコン酸化膜のサイドウォール絶縁膜108が形成される。また、ゲート電極98の側壁部分に、シリコン酸化膜のサイドウォール絶縁膜108が形成される。
次いで、フォトリソグラフィにより、高耐圧Nチャネルトランジスタが形成される領域6N、6N′を露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次いで、フォトレジスト膜をマスクとして、N型のドーパント不純物を半導体基板22内に導入する。これにより、高耐圧Nチャネルトランジスタのゲート電極96の両側の半導体基板22内に、N型の高濃度拡散層110が形成される。N型の低濃度拡散層100とN型の高濃度拡散層110とにより、LDD構造のN型のソース/ドレイン拡散層112が形成される。こうして、ゲート電極96とソース/ドレイン拡散層112とを有する高耐圧Nチャネルトランジスタ114N、114N′が形成される。第2のP型ウェル34に形成された高耐圧Nチャネルトランジスタ114Nは、コラムリーク防止回路18の第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2として用いられる。この後、フォトレジスト膜を除去する。
次いで、フォトリソグラフィにより、高耐圧Pチャネルトランジスタが形成される領域6Pを露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次いで、フォトレジスト膜をマスクとして、P型のドーパント不純物を半導体基板22内に導入する。これにより、高耐圧Pチャネルトランジスタのゲート電極96の両側の半導体基板22内に、P型の高濃度拡散層116が形成される。P型の低濃度拡散層102とP型の高濃度拡散層116とにより、LDD構造のP型のソース/ドレイン拡散層118が形成される。こうして、ゲート電極96とソース/ドレイン拡散層118とを有する高耐圧Pチャネルトランジスタ114Pが形成される。この後、フォトレジスト膜を除去する。
次いで、フォトリソグラフィにより、低電圧Nチャネルトランジスタが形成される領域8Nを露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次いで、フォトレジスト膜をマスクとして、N型のドーパント不純物を半導体基板22内に導入する。これにより、低電圧Nチャネルトランジスタのゲート電極98の両側の半導体基板22内に、N型の高濃度拡散層120が形成される。N型の低濃度拡散層104とN型の高濃度拡散層120とにより、LDD構造のN型のソース/ドレイン拡散層122が形成される。こうして、ゲート電極98とソース/ドレイン拡散層122とを有する低電圧Nチャネルトランジスタ124Nが形成される。この後、フォトレジスト膜を除去する。
次いで、フォトリソグラフィにより、低電圧Pチャネルトランジスタが形成される領域8Pを露出し、他の領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)を形成する。
次いで、フォトレジスト膜をマスクとして、P型のドーパント不純物を半導体基板22内に導入する。これにより、低電圧Pチャネルトランジスタのゲート電極98の両側の半導体基板22内に、P型の高濃度拡散層126が形成される。P型の低濃度拡散層106とP型の高濃度拡散層126とにより、LDD構造のP型のソース/ドレイン拡散層128が形成される。こうして、ゲート電極98とソース/ドレイン拡散層128とを有する低電圧Pチャネルトランジスタ124Pが形成される。この後、フォトレジスト膜を除去する。
こうして、周辺回路領域4に、高耐圧Nチャネルトランジスタ114N、114N′、高耐圧Pチャネルトランジスタ114P、低電圧Nチャネルトランジスタ124N及び低電圧Pチャネルトランジスタ124Pが形成される(図26参照)。
次いで、例えばスパッタ法により、全面に、例えば膜厚10nmのコバルト膜を形成する。
次いで、熱処理を行うことにより、半導体基板22の表面のシリコン原子とコバルト膜中のコバルト原子とを反応させる。また、コントロールゲート42a及びゲート電極96、98の表面のシリコン原子とコバルト膜中のコバルト原子とを反応させる。こうして、ソース/ドレイン拡散層44a、44b上にコバルトシリサイド膜130が形成される。また、コントロールゲート42a上にコバルトシリサイド膜130が形成される。また、ソース/ドレイン拡散層112、118、122、128上にコバルトシリサイド膜130が形成される。また、ゲート電極96、98上にコバルトシリサイド膜130が形成される。
次いで、未反応のコバルト膜をエッチング除去する(図27参照)。
次いで、全面に、例えばCVD法により、例えば膜厚20nmのシリコン窒化膜132を形成する。シリコン窒化膜132は、エッチングストッパとして機能するものである。
次いで、全面に、例えばCVD法により、例えば膜厚1600nmのBPSG膜134を形成する。シリコン窒化膜132とBPSG膜134とにより層間絶縁膜136が形成される。
次いで、層間絶縁膜136の表面を平坦化する(図28及び図29参照)。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜136に、ソース/ドレイン拡散層44a、44b上のコバルトシリサイド膜130に達するコンタクトホール138を形成する。また、ソース/ドレイン拡散層112上のコバルトシリサイド膜130に達するコンタクトホール138を形成する。また、ゲート電極96上のコバルトシリサイド膜130に達するコンタクトホール138を形成する。また、ソース/ドレイン拡散層122上のコバルトシリサイド膜130に達するコンタクトホール138を形成する。また、ゲート電極98上のコバルトシリサイド膜130に達するコンタクトホール138を形成する。
次いで、全面に、スパッタ法により、例えば膜厚30nmのチタン(Ti)膜と、例えば膜厚20nmの窒化チタン(TiN)膜とを順次形成し、これらTi膜とTiN膜との積層膜によりバリア膜(図示せず)を形成する。
次いで、全面に、例えばCVD法により、例えば膜厚300nmのタングステン膜140を形成する。
次いで、CMP法により、層間絶縁膜136の表面が露出するまでタングステン膜140及びバリア膜を研磨する。こうして、コンタクトホール138内に、タングステンを材料とする導体プラグ140が埋め込まれる。
次いで、例えばスパッタ法により、導体プラグ140が埋め込まれた層間絶縁膜136上に、例えば、膜厚60nmのTi膜と、膜厚30nmのTiN膜と、膜厚360nmのアルミニウム膜と、膜厚5nmのTi膜と、膜厚70nmのTiN膜とを順次形成し、これらの積層膜142を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより積層膜142をパターニングする。こうして、積層膜により第1金属配線層(第1配線層)142が形成される(図30及び図31参照)。第1金属配線層142には、ソース線SL等が形成されている(図4参照)。
次いで、図32及び図33に示すように、第1金属配線層142が形成された層間絶縁膜136上に、例えば高密度プラズマCVD法により、例えば膜厚720nmのシリコン酸化膜144を形成する。
次いで、シリコン酸化膜144上に、例えばTEOSを原料に用いたCVD法により、例えば膜厚1100nmのシリコン酸化膜146を形成する。シリコン酸化膜144とシリコン酸化膜146とにより層間絶縁膜148が形成される。
次いで、CMP法により、層間絶縁膜148の表面を平坦化する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜148に、第1金属配線層142に達するコンタクトホール150を形成する。
次いで、全面に、スパッタ法により、例えば膜厚10nmのTi膜と、例えば膜厚7nmのTiN膜とを順次形成し、これらTi膜とTiN膜との積層膜によりバリア膜(図示せず)を形成する。
次いで、全面に、例えばCVD法により、例えば膜厚300nmのタングステン膜152を形成する。
次いで、CMP法により、層間絶縁膜148の表面が露出するまでタングステン膜152及びバリア膜を研磨する。こうして、コンタクトホール150内に、タングステンを材料とする導体プラグ152が埋め込まれる。
次いで、例えばスパッタ法により、導体プラグ152が埋め込まれた層間絶縁膜148上に、積層膜142と同様の積層膜154を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより積層膜154をパターニングする。こうして、積層膜により第2金属配線層(第2配線層)154が形成される。第2配線層154には、ビット線BL、接地線GL等が形成されている(図5参照)。
次いで、第2金属配線層154が形成された層間絶縁膜148上に、例えば高密度プラズマCVD法により、シリコン酸化膜156を形成する。
次いで、シリコン酸化膜156上に、例えばTEOSを原料に用いたCVD法により、シリコン酸化膜158を形成する。シリコン酸化膜156とシリコン酸化膜158とにより層間絶縁膜160が形成される。
次いで、CMP法により、層間絶縁膜160の表面を平坦化する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜160に、第2金属配線層154に達するコンタクトホール162を形成する。
次いで、全面に、スパッタ法により、Ti膜とTiN膜とを順次形成し、これらTi膜とTiN膜との積層膜によりバリア膜(図示せず)を形成する。
次いで、全面に、例えばCVD法により、タングステン膜164を形成する。
次いで、CMP法により、層間絶縁膜160の表面が露出するまでタングステン膜164及びバリア膜を研磨する。こうして、コンタクトホール162内に、タングステンを材料とする導体プラグ164が埋め込まれる。
次いで、例えばスパッタ法により、導体プラグ164が埋め込まれた層間絶縁膜160上に、積層膜142と同様の積層膜166を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより積層膜166をパターニングする。こうして、積層膜により第3金属配線層166が形成される。
次いで、第3金属配線層166が形成された層間絶縁膜160上に、例えば高密度プラズマCVD法により、シリコン酸化膜168を形成する。
次いで、シリコン酸化膜168上に、例えばTEOSを原料に用いたCVD法により、シリコン酸化膜170を形成する。シリコン酸化膜168とシリコン酸化膜170とにより層間絶縁膜172が形成される。
次いで、CMP法により、層間絶縁膜172の表面を平坦化する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜172に、第3金属配線層166に達するコンタクトホール174を形成する。
次いで、全面に、スパッタ法により、Ti膜とTiN膜とを順次形成し、これらTi膜とTiN膜との積層膜によりバリア膜(図示せず)を形成する。
次いで、全面に、例えばCVD法により、タングステン膜176を形成する。
次いで、CMP法により、層間絶縁膜172の表面が露出するまでタングステン膜176及びバリア膜を研磨する。こうして、コンタクトホール174内に、タングステンを材料とする導体プラグ176が埋め込まれる。
次いで、例えばスパッタ法により、導体プラグ176が埋め込まれた層間絶縁膜172上に、積層膜142と同様の積層膜178を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより積層膜178をパターニングする。こうして、積層膜により第4金属配線層178が形成される。
次いで、第4金属配線層178が形成された層間絶縁膜172上に、例えば高密度プラズマCVD法により、シリコン酸化膜180を形成する。
次いで、シリコン酸化膜180上に、例えばTEOSを原料に用いたCVD法により、シリコン酸化膜182を形成する。シリコン酸化膜180とシリコン酸化膜182とにより層間絶縁膜184が形成される。
次いで、CMP法により、層間絶縁膜184の表面を平坦化する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜184に、第4金属配線層178に達するコンタクトホール186を形成する。
次いで、全面に、スパッタ法により、Ti膜とTiN膜とを順次形成し、これらTi膜とTiN膜との積層膜によりバリア膜(図示せず)を形成する。
次いで、全面に、例えばCVD法により、タングステン膜188を形成する。
次いで、CMP法により、層間絶縁膜184の表面が露出するまでタングステン膜188及びバリア膜を研磨する。こうして、コンタクトホール186内に、タングステンを材料とする導体プラグ188が埋め込まれる。
次いで、例えばスパッタ法により、導体プラグ188が埋め込まれた層間絶縁膜184上に、積層膜142と同様の積層膜190を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより積層膜190をパターニングする。こうして、積層膜により第5金属配線層190が形成される。
次いで、第5金属配線層190が形成された層間絶縁膜184上に、例えば高密度プラズマCVD法により、シリコン酸化膜192を形成する。
次いで、シリコン酸化膜192上に、例えばプラズマCVD法により、例えば膜厚1000nmのシリコン窒化膜194を形成する。シリコン窒化膜194によりカバー膜が形成される。
こうして、本実施形態による半導体記憶装置が製造される。
[第2実施形態]
第2実施形態による半導体記憶装置の駆動方法について図34を用いて説明する。図34は、本実施形態による半導体記憶装置の駆動方法における各部の電圧を示す図である。図34において括弧内は非選択線の電圧を示している。なお、図1乃至図33に示す第1実施形態による半導体記憶装置等と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態による半導体記憶装置の構成は、図1乃至図6を用いて上述した第1実施形態による半導体記憶装置の構成と同様である。
本実施形態による半導体記憶装置の駆動方法は、読み出し動作時において、ビット線駆動回路14により、すべてのビット線BLに常時例えば0.5Vの正電圧を印加し、待機状態においてもすべてのビット線BLの電圧を例えば0.5Vとしておくものである。
本実施形態による半導体記憶装置の読み出し方法について図34を用いて説明する。
メモリセルトランジスタMTに記憶された情報を読み出す際には、各部の電圧を図34に示すように設定する。
制御線CLには、制御回路20により、例えば5Vの正電圧を常時印加する。これにより、第1のトランジスタT1は常時オン状態となる。
第1のP型ウェル32及び第2のP型ウェル34には、それぞれ0Vの電圧を印加する。
次に、選択メモリセルトランジスタMTsのアドレスを確定する。
待機状態のワード線WLの電圧は0Vとなっている。他方、すべてのビット線BLには、ビット線駆動回路14により常時例えば0.5Vの正電圧が印加されている。このため、すべてのビット線BLの電圧は、待機状態においても例えば0.5Vとなっている。
このように、本実施形態では、待機状態においてビット線BLの電圧が、読み出しに必要な電圧となっている。したがって、本実施形態によれば、選択メモリセルトランジスタMTsのアドレスを確定してからビット線BLの電圧を昇圧するまでの時間を省略することができ、読み出し速度を向上することができる。
次いで、選択メモリセルトランジスタMTsが接続されたビット線BLをセンスアンプ16に接続する。
次いで、選択ワード線WLsに、ワード線駆動回路12により例えば3Vの正電圧を印加する。選択ワード線WLsに電圧が印加されることにより、選択ワード線WLsに接続された第2のトランジスタT2がオフ状態からオン状態となる。他方、選択ワード線WLs以外のワード線WLの電圧は0Vのままとする。このため、選択ワード線WLs以外のワード線WLに接続された第2のトランジスタT2はオフ状態のままとなる。したがって、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、コラムリークを防止することができる。
次いで、選択メモリセルトランジスタMTsが接続されたビット線BLに流れる電流をセンスアンプ16により検出し、第1実施形態と同様にして、選択メモリセルトランジスタMTsに記憶された情報を読み出す。
本実施形態のように、ビット線駆動回路14により、すべてのビット線BLに読み出しに必要な電圧を常時印加し、待機状態においてビット線BLの電圧を読み出しに必要な電圧としておいてもよい。これにより、選択メモリセルトランジスタMTsのアドレスを確定してからビット線BLの電圧を昇圧するまでの時間を省略することができ、読み出し速度を向上することができる。
なお、本実施形態による不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法及び消去方法は、第1実施形態による不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法及び消去方法と同様である。
[第3実施形態]
第3実施形態による半導体記憶装置について図35を用いて説明する。図35は、本実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す断面図である。なお、図1乃至図34に示す第1及び第2実施形態による半導体記憶装置等と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態による半導体記憶装置は、コラムリーク防止回路18の第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2が、トリプルウェルに形成されておらず、ウェルの形成されていないP型の半導体基板22に形成されているものである。
図35(a)及び図35(b)に示すように、メモリセルアレイ10が形成される領域におけるP型の半導体基板22内には、N型ウェル30が形成されている。N型ウェル30は、コラムリーク防止回路18が形成される領域には形成されていない。
N型ウェル30内には、第1のP型ウェル32が形成されている。第1のP型ウェル32には、第1実施形態による半導体記憶装置と同様に、メモリセルトランジスタMTが形成されている。
これに対して、コラムリーク防止回路18が形成される領域におけるP型の半導体基板22内にはウェルが形成されていない。
第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2は、ウェルの形成されていない半導体基板22に形成されている。
本実施形態のように、第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2が、トリプルウェルに形成されておらず、ウェルの形成されていない半導体基板22に形成されていてもよい。
なお、第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2がトリプルウェルに形成されていない点を除き、本実施形態による半導体記憶装置の構成は、第1実施形態による半導体記憶装置の構成と同様である。
また、本実施形態による半導体記憶装置の読み出し方法、書き込み方法及び消去方法は、第1実施形態による半導体記憶装置の読み出し方法、書き込み方法及び消去方法と同様である。
[第4実施形態]
第4実施形態による半導体記憶装置及びその駆動方法にについて図36乃至図43を用いて説明する。なお、図1乃至図35に示す第1乃至第3実施形態による半導体記憶装置等と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
(半導体記憶装置)
はじめに、本実施形態による半導体記憶装置について図36乃至図39を用いて説明する。図36は、本実施形態による半導体記憶装置の回路構成を示す概略図である。図37は、本実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す回路図である。図38は、本実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す平面図である。図39は、本実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す断面図である。図38は、メモリセルトランジスタMT、第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2の配置を示している。図39(a)は、図38のA−A′線断面図である。図39(b)は、図38のB−B′線断面図である。なお、図39(a)及び図39(b)では、第1配線層、第2配線層及び導体プラグを省略し、電気的な接続関係を簡略して示している。
本実施形態による半導体記憶装置の基本的構成は、第1実施形態による半導体記憶装置とほぼ同様である。本実施形態による半導体記憶装置は、半導体基板22内に形成されたP型ウェルに所定の電圧を印加することに代えて、ソース線SLに所定の電圧を印加することによりメモリセルトランジスタMTの情報を消去するソース消去を行うものである。
本実施形態による半導体記憶装置では、図36に示すように、メモリセルアレイ10の周辺に、ソース線SLに電圧を印加するためのソース線電圧印加回路196が更に設けられている。
図37に示すメモリセルアレイ10におけるソース線SLはソース線電圧印加回路196に接続されており、ソース線電圧印加回路196により任意のソース線SLに所定の電圧を印加できるようになっている。
図38及び図39に示すように、P型の半導体基板22において、メモリセルアレイ10が形成された領域にウェルは形成されておらず、コラムリーク防止回路18が形成された領域にもウェルは形成されていない。
メモリセルトランジスタMTは、ウェルの形成されていないP型の半導体基板22に形成されている。また、第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2も、ウェルの形成されていないP型の半導体基板22に形成されている。第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2としては、消去動作時においてソース線SLに印加される正電圧とワード線WLに印加される負電圧との電圧差である消去電圧以下のゲート耐圧を有するトランジスタを用いられている。
このように、本実施形態では、半導体基板22におけるメモリセルアレイ10が形成された領域と、コラムリーク防止回路18が形成された領域とが互いに電気的に分離されていない。本実施形態において両領域が互いに電気的に分離されていないのは、次の理由による。即ち、本実施形態では、消去動作時において、半導体基板22内に形成されたP型ウェルからメモリセルトランジスタMTのソースに電圧を印加するのではなく、後述するように、ソース線SLからメモリセルトランジスタMTのソースに電圧を印加する。したがって、半導体基板22における両領域が互いに電気的に分離されていなくても、特段の問題はないためである。
なお、上述したソース線電圧印加回路196が設けられている点等を除き、本実施形態による半導体記憶装置の構成は、第1実施形態による半導体記憶装置の構成と同様である。
また、本実施形態では、メモリセルトランジスタMTと第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2とは、同一のP型ウェルに形成されていてもよいし、また、第1実施形態と同様にそれぞれ互いに電気的に分離されたP型ウェルに形成されていてもよい。
(半導体記憶装置の駆動方法)
次に、本実施形態による半導体記憶装置の駆動方法について図40乃至図43を用いて説明する。図40は、本実施形態による半導体記憶装置の駆動方法における各部の電圧を示す図である。図40において括弧内は非選択線の電圧を示している。
(読み出し方法)
まず、本実施形態による半導体記憶装置の読み出し方法について図40及び図41を用いて説明する。図41は、本実施形態による半導体記憶装置の読み出し方法を示す回路図である。
メモリセルトランジスタMTに記憶された情報を読み出す際には、各部の電圧を図40及び図41に示すように設定する。
制御線CLには、制御回路20により、例えば5Vの正電圧を常時印加する。これにより、第1のトランジスタT1は常時オン状態となる。
すべてのソース線SLには、ソース線電圧印加回路196により0Vの電圧を印加する。
次に、選択メモリセルトランジスタMTsのアドレスを確定する。
待機状態のビット線BL及びワード線WLの電圧は0Vとなっている。待機状態のビット線BL及びワード線WLに対して、以下のように電圧を印加する。
まず、選択ビット線BLsに、ビット線駆動回路14により例えば0.5Vの正電圧を印加する。他方、選択ビット線BLs以外のビット線BLの電圧は0Vのままとする。
次いで、選択ビット線BLsをセンスアンプ16に接続する。
次いで、選択ワード線WLsに、ワード線駆動回路12により例えば3Vの正電圧を印加する。選択ワード線WLsに電圧が印加されることにより、選択ワード線WLsに接続された第2のトランジスタT2がオフ状態からオン状態となる。他方、選択ワード線WLs以外のワード線WLの電圧は0Vのままとする。このため、選択ワード線WLs以外のワード線WLに接続された第2のトランジスタT2はオフ状態のままとなる。
選択メモリセルトランジスタMTsが接続されたソース線SLは、対応して設けられた第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2がともにオン状態となっているため、接地線GLに導通する。他方、選択メモリセルトランジスタMTsが接続されたソース線SL以外のソース線SLは、対応して設けられた第2のトランジスタT2がオフ状態となっているため、接地線GLから遮断される。したがって、本実施形態では、選択メモリセルトランジスタMTsにおいて、消去状態であれば、選択ビット線BLsからソース線SLに電流が流れることができる。これに対して、選択メモリセルトランジスタMTs以外のメモリセルトランジスタMTにおいては、その閾値電圧Vtがリーク電流を生じうる値であっても、ビット線BLからソース線SLに電流が流れることができない。したがって、本実施形態によれば、コラムリークを防止することができる。
次いで、選択ビット線BLsに流れる電流をセンスアンプ16により検出する。そして、センスアンプ16により検出された電流の値に応じて、選択メモリセルトランジスタMTsが書き込み状態であるか消去状態であるかを判定する。すなわち、選択ビット線BLsに電流が流れると、選択メモリセルトランジスタMTsが消去状態であると判定する。また、選択ビット線BLsに電流が流れないと、選択メモリセルトランジスタMTsが書き込み状態であると判定する。本実施形態では、コラムリークが防止されているため、選択メモリセルトランジスタMTsが書き込み状態であるか消去状態であるかを正確に判定することができる。
(書き込み方法)
次に、本実施形態による半導体記憶装置の書き込み方法について図40及び図42を用いて説明する。図42は、本実施形態による半導体記憶装置の書き込み方法を示す回路図である。
メモリセルトランジスタMTに情報を書き込む際には、各部の電圧を図40及び図42に示すように設定する。
すべてのソース線SLには、ソース線電圧印加回路196により0Vの電圧を印加する。
次に、選択メモリセルトランジスタMTsのアドレスを確定する。
待機状態の制御線CL、ワード線WL及びビット線BLの電圧は0Vとなっている。待機状態の制御線CL、ビット線BL及びワード線WLには、以下のように電圧を印加する。
まず、制御線CLには、制御回路20により、例えば5Vの正電圧を印加する。これにより、第1のトランジスタT1はオフ状態からオン状態となる。
次いで、選択ビット線BLsに、ビット線駆動回路14により例えば5Vの正電圧を印加する。他方、選択ビット線BLs以外のビット線BLの電圧は0Vのままとする。
次いで、選択ワード線WLsに、ワード線駆動回路12により例えば9Vの正電圧を印加する。選択ワード線WLsに電圧が印加されることにより、選択ワード線WLsに接続された第2のトランジスタT2がオフ状態からオン状態となる。他方、選択ワード線WLs以外のワード線WLの電圧は0Vのままとする。このため、選択ワード線WLs以外のワード線WLに接続された第2のトランジスタT2はオフ状態のままとなる。
各部の電圧を上記のように設定すると、選択メモリセルトランジスタMTsのソース拡散層44aとドレイン拡散層44bとの間に電流が流れ、これに伴って発生するホットエレクトロンの一部がフローティングゲート38に注入される。フローティングゲート38に負の電荷(電子)が注入されることにより、選択メモリセルトランジスタMTsの閾値電圧Vtは高い状態となる。こうして、選択メモリセルトランジスタMTsが書き込み状態となる。
こうして、選択メモリセルトランジスタMTsに情報が書き込まれる。書き込み動作の際においても、上述した読み出し動作の場合と同様に、選択メモリセルトランジスタMTsが接続されたソース線SL以外のソース線SLは、対応して設けられた第2のトランジスタT2がオフ状態となっているため、接地線GLから遮断される。したがって、本実施形態によれば、書き込み動作の際にもコラムリークを防止することができ、メモリセルトランジスタMTへの誤書き込みを防止することができる。
(消去方法)
次に、本実施形態による半導体記憶装置の消去方法について図40及び図43を用いて説明する。図43は、本実施形態による半導体記憶装置の消去方法を示す回路図である。
メモリセルトランジスタMTに記憶された情報を消去する際には、各部の電圧を図40及び図43に示すように設定する。本実施形態では、ソース線SLに所定の電圧を印加することにより情報を消去するソース消去を行う。なお、メモリセルトランジスタMTの情報の消去は、例えばセクタ単位で行う。
制御線CLには、制御回路20により0Vの電圧を印加する。これにより、第1のトランジスタT1はオフ状態となる。
消去対象のセクタにおけるすべてのビット線BLは、ビット線駆動回路14によりフローティング状態(F)とする。
消去対象のセクタにおけるすべてのワード線WLには、ワード線駆動回路12により例えば−9Vの負電圧を印加する。
消去対象のセクタにおけるすべてのソース線SLには、例えば6Vの正電圧を印加する。
各部の電圧を上記のように設定すると、フローティングゲート38と半導体基板22との間に形成されたトンネル絶縁膜36に高電圧が印加され、フローティングゲート38に蓄積された電子がトンネル現象によって半導体基板22に引き抜かれる。フローティングゲート38に蓄積された電子が引き抜かれるとメモリセルトランジスタMTの閾値電圧Vtは低い状態となる。こうして、消去対象のセクタにおけるメモリセルトランジスタMTが消去状態となる。
こうして、消去対象のセクタにおけるメモリセルトランジスタMTに記憶された情報が消去される。
ここで、ソース線SLに6Vの正電圧が印加されると、第1のトランジスタT1のドレイン拡散層48bにも、6Vの正電圧が印加される。
他方、ワード線WLには−9Vの負電圧が印加されるため、第2のトランジスタT2のゲート電極42cには、−9Vの負電圧が印加される。
このように、本実施形態では、メモリセルトランジスタMTの情報を消去する際に、ソース線SLの正電圧とワード線WLの負電圧とがそれぞれ第1のトランジスタT1と第2のトランジスタT2とに分離されて印加される。すなわち、両電圧が、第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2のいずれか一方に同時に印加されることはない。したがって、本実施形態では、コラムリークを防止するための第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2として、ゲート絶縁膜が比較的薄く、ゲート耐圧の比較的低いトランジスタを用いることができる。具体的には、本実施形態では、第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2として、ソース線SLに印加した正電圧とワード線WLの負電圧との電圧差である消去電圧以下のゲート耐圧を有するトランジスタを用いることができる。
[第5実施形態]
第5実施形態による半導体記憶装置の駆動方法について図44を用いて説明する。図44は、本実施形態による半導体記憶装置の駆動方法における各部の電圧を示す図である。図34において括弧内は非選択線の電圧を示している。なお、図1乃至図43に示す第1乃至第4実施形態による半導体記憶装置等と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態による半導体記憶装置の構成は、図36乃至図39を用いて上述した第4実施形態による半導体記憶装置の構成と同様である。
本実施形態による半導体記憶装置の駆動方法は、読み出し動作時において、ビット線駆動回路14により、すべてのビット線BLに常時例えば0.5Vの正電圧を印加し、待機状態においてもすべてのビット線BLの電圧を例えば0.5Vとしておくものである。
本実施形態による半導体記憶装置の読み出し方法について図44を用いて説明する。
メモリセルトランジスタMTに記憶された情報を読み出す際には、各部の電圧を図44に示すように設定する。
制御線CLには、制御回路20により、例えば5Vの正電圧を常時印加する。これにより、第1のトランジスタT1は常時オン状態となる。
すべてのソース線SLには、ソース線電圧印加回路196により0Vの電圧を印加する。
次に、選択メモリセルトランジスタMTsのアドレスを確定する。
待機状態のワード線WLの電圧は0Vとなっている。他方、すべてのビット線BLには、ビット線駆動回路14により常時例えば0.5Vの正電圧が印加されている。このため、すべてのビット線BLの電圧は、待機状態においても例えば0.5Vとなっている。
このように、本実施形態では、待機状態においてビット線BLの電圧が、読み出しに必要な電圧となっている。したがって、本実施形態によれば、選択メモリセルトランジスタMTsのアドレスを確定してからビット線BLの電圧を昇圧するまでの時間を省略することができ、読み出し速度を向上することができる。
次いで、選択メモリセルトランジスタMTsが接続されたビット線BLをセンスアンプ16に接続する。
次いで、選択ワード線WLsに、ワード線駆動回路12により例えば3Vの正電圧を印加する。選択ワード線WLsに電圧が印加されることにより、選択ワード線WLsに接続された第2のトランジスタT2がオフ状態からオン状態となる。他方、選択ワード線WLs以外のワード線WLの電圧は0Vのままとする。このため、選択ワード線WLs以外のワード線WLに接続された第2のトランジスタT2はオフ状態のままとなる。したがって、本実施形態においても、第4実施形態と同様に、コラムリークを防止することができる。
次いで、選択メモリセルトランジスタMTsが接続されたビット線BLに流れる電流をセンスアンプ16により検出し、第4実施形態と同様にして、選択メモリセルトランジスタMTsに記憶された情報を読み出す。
本実施形態のように、ビット線駆動回路14により、すべてのビット線BLに読み出しに必要な電圧を常時印加し、待機状態においてビット線BLの電圧を読み出しに必要な電圧としておいてもよい。これにより、選択メモリセルトランジスタMTsのアドレスを確定してからビット線BLの電圧を昇圧するまでの時間を省略することができ、読み出し速度を向上することができる。
なお、本実施形態による不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法及び消去方法は、第4実施形態による不揮発性半導体記憶装置の書き込み方法及び消去方法と同様である。
[第6実施形態]
第6実施形態による半導体記憶装置について図45及び図46を用いて説明する。図45は、本実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す平面図である。図46は、本実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す断面図である。図46(a)は図45のA−A′線断面図である。図46(b)は図45のB−B′線断面図である。なお、図1乃至図44に示す第1乃至第5実施形態による半導体記憶装置等と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略または簡潔にする。
本実施形態による半導体記憶装置は、電荷蓄積層としてONO膜を有するメモリセルトランジスタMTを用いたものである。
図46に示すように、半導体基板22上には、シリコン酸化膜198、シリコン窒化膜200、及びシリコン酸化膜202が順次積層されたシリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜構造のONO膜204が形成されている。ONO膜204は、メモリセルトランジスタMTの電荷蓄積層として機能するものである。なお、ONO膜204に代えて、例えばシリコン酸化膜/アルミナ膜/シリコン酸化膜構造の積層膜等の絶縁膜を電荷蓄積層として用いてもよい。
ONO膜204上には、コントロールゲート42aが形成されている。同一の行に存在する複数のメモリセルトランジスタMTのコントロールゲート42aは、共通接続されている。すなわち、ONO膜204上には、コントロールゲート42aを共通接続するワード線WLが形成されている。
コントロールゲート42aの両側の半導体基板22内には、N型の不純物拡散層44a、44bが形成されている。不純物拡散層44aは、メモリセルトランジスタMTのソース拡散層である。不純物拡散層44bは、メモリセルトランジスタMTのドレイン拡散層である。
こうして、半導体基板22に、電荷蓄積層としてのONO膜204とコントロールゲート42aとソース/ドレイン拡散層44a、44bとを有するN型のメモリセルトランジスタMTが形成されている。
ワード線WL(コントロールゲート42a)は、第2のトランジスタT2のゲート電極42cと同一の導電膜により一体的に形成されている。
本実施形態のように、電荷蓄積層としてフローティングゲート38を有するメモリセルトランジスタMTに代えて、電荷蓄積層としてONO膜204を有するメモリセルトランジスタMTを用いてもよい。
なお、本実施形態による半導体記憶装置のメモリセルトランジスタMT以外の構成は、上述した第1乃至第5実施形態のいずれかによる半導体記憶装置の構成とほぼ同様である。但し、本実施形態では、ワード線WLと第2のトランジスタT2のゲート電極42cとが一体的に形成されているため、ワード線WLと第2のトランジスタT2のゲート電極42cとを接続するための導体プラグ及び上層の配線を形成する必要がない。
また、本実施形態による半導体記憶装置の駆動方法は、上述した第1乃至第5実施形態のいずれかによる半導体記憶装置の駆動方法と同様である。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、N型メモリセルトランジスタを有する半導体記憶装置の場合について説明したが、P型メモリセルトランジスタを有する半導体記憶装置についても同様に本発明を適用することができる。この場合、ウェルの導電型や印加電圧の極性は、それぞれ反転するようにすればよい。
また、上記実施形態では、第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2としてN型トランジスタを用いる場合を例に説明したが、第1のトランジスタT1及び第2のトランジスタT2としてP型トランジスタを用いてもよい。この場合、ウェルの導電型や印加電圧の極性は、それぞれ反転するようにすればよい。
また、上記実施形態では、メモリセルアレイ10の互いに隣接する2つの行の各組に存在する複数のメモリセルトランジスタMTのソースが、対応するソース線SLによって共通接続されている場合を例に説明したが、このようにメモリセルアレイ10の互いに隣接する2つの行が1本のソース線SLを共有していなくてもよい。メモリセルアレイ10の各行に対応して、行方向に延在するソース線SLをそれぞれ設け、各行に存在する複数のメモリセルトランジスタMTのソースを、対応するソース線SLによって共通接続するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、半導体記憶装置の駆動に必要な印加電圧として具体的な値を示して説明したが、印加電圧は上記実施形態に記載の値に限定されるものではない。半導体記憶装置の駆動に必要な印加電圧は、半導体記憶装置の構造や世代等に応じて適宜設定することが望ましい。
以上の第1乃至第6実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) マトリクス状に配列された複数のメモリセルトランジスタと、
同一の一の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのコントロールゲートを共通接続する複数のワード線と、
同一の一の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのソースを共通接続する複数のソース線と、
前記一の方向に交差する同一の他の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのドレインを共通接続する複数のビット線と、
前記ソース線にドレインが接続された第1のトランジスタと、
前記第1のトランジスタのソースにドレインが接続され、前記ワード線にゲートが接続され、ソースが接地された第2のトランジスタと、
複数の前記第1のトランジスタのゲートを共通接続する制御線と
を有することを特徴とする半導体記憶装置。
(付記2) 付記1記載の半導体記憶装置において、
前記制御線に接続され、複数の前記第1のトランジスタを制御するための制御回路を更に有する
ことを特徴とする半導体記憶装置。
(付記3) 付記1又は2記載の半導体記憶装置において、
前記メモリセルトランジスタは、半導体基板に形成された第1のウェルに形成されており、
前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタは、前記半導体基板に形成された第2のウェルに形成されており、
前記第1のウェルと前記第2のウェルとは、互いに電気的に分離されている
ことを特徴とする半導体記憶装置。
(付記4) 付記1乃至3のいずれかに記載の半導体記憶装置において、
前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタは、前記メモリセルトランジスタに記憶された情報を消去する際に前記メモリセルトランジスタに印加される消去電圧以下のゲート耐圧を有する
ことを特徴とする半導体記憶装置。
(付記5) 付記1乃至4のいずれかに記載の半導体記憶装置において、
前記メモリセルトランジスタは、半導体基板上に形成された電荷蓄積層としてのフローティングゲートと、前記フローティングゲート上に形成された前記コントロールゲートとを有する
ことを特徴とする半導体記憶装置。
(付記6) 付記1乃至4のいずれかに記載の半導体記憶装置において、
前記メモリセルトランジスタは、半導体基板上に形成された電荷蓄積層としての絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成された前記コントロールゲートとを有する
ことを特徴とする半導体記憶装置。
(付記7) 付記6記載の半導体記憶装置において、
前記メモリセルトランジスタの前記コントロールゲートと、前記第2のトランジスタの前記ゲートとが同一の導電膜により一体的に形成されている
ことを特徴とする半導体記憶装置。
(付記8) 付記1乃至7のいずれかに記載の半導体記憶装置において、
前記第1のトランジスタの前記ソースと、前記第2のトランジスタの前記ドレインとが同一の不純物拡散層により形成されている
ことを特徴とする半導体記憶装置。
(付記9) 付記1乃至8のいずれかに記載の半導体記憶装置において、
前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚は、前記ワード線に電圧を印加するための回路又は前記ビット線に電圧を印加するための回路に用いられるトランジスタのゲート絶縁膜の膜厚と同じになっている
ことを特徴とする半導体記憶装置。
(付記10) マトリクス状に配列された複数のメモリセルトランジスタと;同一の一の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのコントロールゲートを共通接続する複数のワード線と;同一の一の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのソースを共通接続する複数のソース線と;前記一の方向に交差する同一の他の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのドレインを共通接続する複数のビット線と;前記ソース線にドレインが接続された第1のトランジスタと;前記第1のトランジスタのソースにドレインが接続され、前記ワード線にゲートが接続され、ソースが接地された第2のトランジスタと;複数の前記第1のトランジスタのゲートを共通接続する制御線とを有する半導体記憶装置の駆動方法であって、
前記制御線を介して複数の前記第1のトランジスタをオン状態とし、
一の前記メモリセルトランジスタの前記ドレインに接続された一の前記ビット線に第1の電圧を印加し、前記一のメモリセルトランジスタの前記ゲートに接続された一の前記ワード線に第2の電圧を選択的に印加し、
前記一のビット線に流れる電流に基づき、前記一のメモリセルトランジスタに記憶された情報を読み出す
ことを特徴とする半導体記憶装置の駆動方法。
(付記11) 付記10記載の半導体記憶装置の駆動方法において、
前記一のビット線を含む複数の前記ビット線に、前記第1の電圧を常時印加する
ことを特徴とする半導体記憶装置の駆動方法。
(付記12) 付記10記載の半導体記憶装置の駆動方法において、
前記一のビット線に前記第1の電圧を印加する際には、複数の前記ビット線のうちの前記一のビット線に前記第1の電圧を選択的に印加する
ことを特徴とする半導体記憶装置の駆動方法。
(付記13) マトリクス状に配列された複数のメモリセルトランジスタと;同一の一の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのコントロールゲートを共通接続する複数のワード線と;同一の一の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのソースを共通接続する複数のソース線と;前記一の方向に交差する同一の他の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのドレインを共通接続する複数のビット線と;前記ソース線にドレインが接続された第1のトランジスタと;前記第1のトランジスタのソースにドレインが接続され、前記ワード線にゲートが接続され、ソースが接地された第2のトランジスタと;複数の前記第1のトランジスタのゲートを共通接続する制御線とを有する半導体記憶装置の駆動方法であって、
前記制御線を介して複数の前記第1のトランジスタをオフ状態とし、
複数の前記ワード線に第3の電圧を印加し、複数の前記メモリセルトランジスタの前記ソースに第4の電圧を印加することにより、複数の前記メモリセルトランジスタに記憶された情報を消去する
ことを特徴とする半導体記憶装置の駆動方法。
(付記14) 付記13記載の半導体記憶装置の駆動方法において、
複数の前記メモリセルトランジスタの前記ソースに前記第4の電圧を印加する際には、複数の前記メモリセルトランジスタが形成されたウェルを介して複数の前記メモリセルトランジスタの前記ソースに前記第4の電圧を印加する
ことを特徴とする半導体記憶装置の駆動方法。
(付記15) 付記13記載の半導体記憶装置の駆動方法において、
複数の前記メモリセルトランジスタの前記ソースに前記第4の電圧を印加する際には、前記ソース線を介して複数の前記メモリセルトランジスタの前記ソースに前記第4の電圧を印加する
ことを特徴とする半導体記憶装置の駆動方法。
第1実施形態による半導体記憶装置の回路構成を示す概略図である。 第1実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す回路図である。 第1実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す平面図(その1)である。 第1実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す平面図(その2)である。 第1実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す平面図(その3)である。 第1実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す断面図である。 第1実施形態による半導体記憶装置において消去動作時に第1のトランジスタ及び第2のトランジスタに印加される電圧を説明する図である。 提案されている従来の半導体記憶装置において消去動作時にリーク防止用のトランジスタに印加される電圧を説明する図である。 第1実施形態による半導体記憶装置の駆動方法における各部の電圧を示す図である。 第1実施形態による半導体記憶装置の読み出し方法を示す回路図である。 第1実施形態による半導体記憶装置の書き込み方法を示す回路図である。 第1実施形態による半導体記憶装置の消去方法を示す回路図である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その1)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その2)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その3)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その4)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その5)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その6)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その7)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その8)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その9)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その10)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その11)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その12)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その13)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その14)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その15)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その17)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その18)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その19)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その20)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その21)である。 第1実施形態による半導体記憶装置の製造方法を示す工程断面図(その22)である。 第2実施形態による半導体記憶装置の駆動方法における各部の電圧を示す図である。 第3実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す断面図である。 第4実施形態による半導体記憶装置の回路構成を示す概略図である。 第4実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す回路図である。 第4実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す平面図である。 第4実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す断面図である。 第4実施形態による半導体記憶装置の駆動方法における各部の電圧を示す図である。 第4実施形態による半導体記憶装置の読み出し方法を示す回路図である。 第4実施形態による半導体記憶装置の書き込み方法を示す回路図である。 第4実施形態による半導体記憶装置の消去方法を示す回路図である。 第5実施形態による半導体記憶装置の駆動方法における各部の電圧を示す図である。 第6実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す平面図である。 第6実施形態による半導体記憶装置のメモリセルアレイ及びコラムリーク防止回路を示す断面図である。
符号の説明
2…メモリセルアレイ領域
4…周辺回路領域
6…高耐圧トランジスタが形成される領域
6N、6N′…高耐圧Nチャネルトランジスタが形成される領域
6P…高耐圧Pチャネルトランジスタが形成される領域
8…低電圧トランジスタが形成される領域
8N…低電圧Nチャネルトランジスタが形成される領域
8P…低電圧Pチャネルトランジスタが形成される領域
10…メモリセルアレイ
12…ワード線駆動回路
14…ビット線駆動回路
16…センスアンプ
18…コラムリーク防止回路
20…制御回路
22…半導体基板
24、26…素子領域
28…素子分離領域
30…埋め込みN型ウェル
32…第1のP型ウェル
34…第2のP型ウェル
36…トンネル絶縁膜
38…フローティングゲート
40…絶縁膜(ONO膜)
42a…コントロールゲート
42b…ゲート電極
42c…ゲート電極
44a、44b…不純物拡散層
46…ゲート絶縁膜
48a、48b、48c…不純物拡散層
50、52、54、56、58、60…導体プラグ
62、64、66…配線
68、70…導体プラグ
72…熱酸化膜
74…シリコン窒化膜
76…素子分離溝
78…犠牲酸化膜
80…N型ウェル
82…P型ウェル
84…N型ウェル
86…ゲート絶縁膜
88…ゲート絶縁膜
90…反射防止膜
92…シリコン酸化膜
94…サイドウォール絶縁膜
96…ゲート電極
98…ゲート電極
100…低濃度拡散層
102…低濃度拡散層
104…低濃度拡散層
106…低濃度拡散層
108…サイドウォール絶縁膜
110…高濃度拡散層
112…ソース/ドレイン拡散層
114N、114N′…高耐圧Nチャネルトランジスタ
114P…高耐圧Pチャネルトランジスタ
116…高濃度拡散層
118…ソース/ドレイン拡散層
120…高濃度拡散層
122…ソース/ドレイン拡散層
124N…低電圧Nチャネルトランジスタ
124P…低電圧Pチャネルトランジスタ
126…高濃度拡散層
128…ソース/ドレイン拡散層
130…コバルトシリサイド膜
132…シリコン窒化膜
134…BPSG膜
136…層間絶縁膜
138…コンタクトホール
140…導体プラグ
142…第1金属配線層
144…シリコン酸化膜
146…シリコン酸化膜
148…層間絶縁膜
150…コンタクトホール
152…導体プラグ
154…第2金属配線層
156…シリコン酸化膜
158…シリコン酸化膜
160…層間絶縁膜
162…コンタクトホール
164…導体プラグ
166…第3金属配線層
168…シリコン酸化膜
170…シリコン酸化膜
172…層間絶縁膜
174…コンタクトホール
176…導体プラグ
178…第4金属配線層
180…シリコン酸化膜
182…シリコン酸化膜
184…層間絶縁膜
186…コンタクトホール
188…導体プラグ
190…第5金属配線層
192…シリコン酸化膜
194…カバー膜
196…ソース線電圧印加回路
198…シリコン酸化膜
200…シリコン窒化膜
202…シリコン酸化膜
204…ONO膜
MT…メモリセルトランジスタ
T1…第1のトランジスタ
T2…第2のトランジスタ
WL…ワード線
BL…ビット線
SL…ソース線
CL…制御線
GL…接地線(GND線)
T′…トランジスタ

Claims (10)

  1. マトリクス状に配列された複数のメモリセルトランジスタと、
    同一の一の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのコントロールゲートを共通接続する複数のワード線と、
    同一の一の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのソースを共通接続する複数のソース線と、
    前記一の方向に交差する同一の他の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのドレインを共通接続する複数のビット線と、
    前記ソース線にドレインが接続された第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタのソースにドレインが接続され、前記ワード線にゲートが接続され、ソースが接地された第2のトランジスタと、
    複数の前記第1のトランジスタのゲートを共通接続する制御線と
    を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 請求項1記載の半導体記憶装置において、
    前記制御線に接続され、複数の前記第1のトランジスタを制御するための制御回路を更に有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 請求項1又は2記載の半導体記憶装置において、
    前記メモリセルトランジスタは、半導体基板に形成された第1のウェルに形成されており、
    前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタは、前記半導体基板に形成された第2のウェルに形成されており、
    前記第1のウェルと前記第2のウェルとは、互いに電気的に分離されている
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
    前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタは、前記メモリセルトランジスタに記憶された情報を消去する際に前記メモリセルトランジスタに印加される消去電圧以下のゲート耐圧を有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
    前記メモリセルトランジスタは、半導体基板上に形成された電荷蓄積層としてのフローティングゲートと、前記フローティングゲート上に形成された前記コントロールゲートとを有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体記憶装置において、
    前記メモリセルトランジスタは、半導体基板上に形成された電荷蓄積層としての絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成された前記コントロールゲートとを有する
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 請求項6記載の半導体記憶装置において、
    前記メモリセルトランジスタの前記コントロールゲートと、前記第2のトランジスタの前記ゲートとが同一の導電膜により一体的に形成されている
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  8. マトリクス状に配列された複数のメモリセルトランジスタと;同一の一の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのコントロールゲートを共通接続する複数のワード線と;同一の一の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのソースを共通接続する複数のソース線と;前記一の方向に交差する同一の他の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのドレインを共通接続する複数のビット線と;前記ソース線にドレインが接続された第1のトランジスタと;前記第1のトランジスタのソースにドレインが接続され、前記ワード線にゲートが接続され、ソースが接地された第2のトランジスタと;複数の前記第1のトランジスタのゲートを共通接続する制御線とを有する半導体記憶装置の駆動方法であって、
    前記制御線を介して複数の前記第1のトランジスタをオン状態とし、
    一の前記メモリセルトランジスタの前記ドレインに接続された一の前記ビット線に第1の電圧を印加し、前記一のメモリセルトランジスタの前記ゲートに接続された一の前記ワード線に第2の電圧を選択的に印加し、
    前記一のビット線に流れる電流に基づき、前記一のメモリセルトランジスタに記憶された情報を読み出す
    ことを特徴とする半導体記憶装置の駆動方法。
  9. 請求項8記載の半導体記憶装置の駆動方法において、
    前記一のビット線を含む複数の前記ビット線に、前記第1の電圧を常時印加する
    ことを特徴とする半導体記憶装置の駆動方法。
  10. マトリクス状に配列された複数のメモリセルトランジスタと;同一の一の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのコントロールゲートを共通接続する複数のワード線と;同一の一の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのソースを共通接続する複数のソース線と;前記一の方向に交差する同一の他の方向に存在する複数の前記メモリセルトランジスタのドレインを共通接続する複数のビット線と;前記ソース線にドレインが接続された第1のトランジスタと;前記第1のトランジスタのソースにドレインが接続され、前記ワード線にゲートが接続され、ソースが接地された第2のトランジスタと;複数の前記第1のトランジスタのゲートを共通接続する制御線とを有する半導体記憶装置の駆動方法であって、
    前記制御線を介して複数の前記第1のトランジスタをオフ状態とし、
    複数の前記ワード線に第3の電圧を印加し、複数の前記メモリセルトランジスタの前記ソースに第4の電圧を印加することにより、複数の前記メモリセルトランジスタに記憶された情報を消去する
    ことを特徴とする半導体記憶装置の駆動方法。
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