JP3517614B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JP3517614B2
JP3517614B2 JP25152399A JP25152399A JP3517614B2 JP 3517614 B2 JP3517614 B2 JP 3517614B2 JP 25152399 A JP25152399 A JP 25152399A JP 25152399 A JP25152399 A JP 25152399A JP 3517614 B2 JP3517614 B2 JP 3517614B2
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忠 杉木
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/62Detection or reduction of noise due to excess charges produced by the exposure, e.g. smear, blooming, ghost image, crosstalk or leakage between pixels
    • H04N25/627Detection or reduction of inverted contrast or eclipsing effects

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビデオカメラや
電子スチルカメラ等に用いられる固体撮像装置に係り、
特に、撮像領域内に増幅器の構造を有する増幅型固体撮
像素子、即ち能動画素センサを用いた固体撮像装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、増幅型の固体撮像素子、特にCM
OS(ComplementaryMetal Oxi
de Semiconductor)型のイメージセン
サが注目を集めている。
【0003】なぜなら、この型のイメージセンサは、電
力消費が少なく単一電源動作が可能であり、しかもCC
D(Charge Coupled Device)型
と同じ程度の高いSN比が得られるからである。更にこ
の型のイメージセンサは、必要な信号処理回路をチップ
上に構成することが可能である。CMOSイメージセン
サの中に、雑音の非常に低いフォトゲート型と呼ばれる
ものがある。
【0004】このフォトゲート型CMOSイメージセン
サでは、非常に大きな光が入ると、突然、出力信号がな
くなり、したがってあたかも光が全く入っていないよう
にその部分が黒く見えるという現象が生ずることが明ら
かになってきた。即ち、図21に示すように、入射光量
が非常に大きくなると出力信号量が急激に低下する。こ
の現象をここでは黒化現象ということにする。
【0005】従来のフォトゲート型イメージセンサの動
作及び問題点について、図面を用いて以下に説明する。
図22は1画素分の半導体構造及び出力回路を示し、図
23はその等価回路を示し、図24は回路の各部におけ
る信号波形を示している。
【0006】図24において、期間aでは通常の光が入
射するときの信号波形を示し、期間bでは非常に大きな
光が入射したとき(超大光量入射時)の波形を示してい
る。
【0007】まず期間aにおける動作について説明す
る。リセットパルスRSがリセット用トランジスタQ3
のゲートに印加される時点(t1)から読み出し用トラン
ジスタQ4のゲートに読み出しパルスTGが印加される
時点(t2)までは、信号が入力されない無信号期間(N
ST)である。時点t2から次のリセットパルスRSが
リセット用トランジスタQ3のゲートに印加される時点
(t3)までは、信号が入力される信号期間(BST)であ
る。
【0008】無信号期間(NST)では、図23において
リセットパルスRSがトランジスタQ3のゲートに印加
されQ3がオンすると、このトランジスタQ3のオン抵
抗による熱雑音(Tn1)により、Q3がオフすると、
後述する熱雑音Tn2の電圧がトランジスタQ1のゲー
トに保持され雑音電圧を発生させる。その結果、その電
圧が出力SIGに生じる。この電圧は、無信号期間NS
Tの終わりの時点で、クランプ回路251によりクラン
プされる。信号期間BSTでは、フォトダイオードQ2
に、光の強さに応じて電荷が蓄えられる。
【0009】読み出しパルスTGが読み出し用トランジ
スタQ4に印加されたとき、この電荷はトランジスタQ
1のゲートノードGnに転送され、静電容量Cによる電
圧変化が生じる。この電圧変化によって、トランジスタ
Q1の出力信号SIGは変化し、その電圧はサンプルホ
ールド回路252でサンプルパルスSPによって標本化
及び保持され、出力信号OUTとして取り出される。
【0010】この動作を更に詳しく述べる。フォトゲー
ト型では、増幅器(増幅用トランジスタ)Q1のゲート
ノードGnの静電容量Cを、フォトダイオードQ2の静
電容量C2より小さくすることが可能である。リセット
用トランジスタQ3に、1水平期間毎に発生させるリセ
ットパルスRSを加えて導通させ、このゲートノードG
nの電圧を電圧源Vddの電圧に初期化する。
【0011】このときに、トランジスタQ3の導通抵抗
により、帯域幅B当たりに発生する熱雑音Tn1は、次
の式により求められる。
【数1】 ここで、kはボルツマン(Boltzmann)定数、
Tは絶対温度、RはトランジスタQ3の導通抵抗の値で
ある。
【0012】この熱雑音Tn1は、静電容量Cとトラン
ジスタQ3の導通抵抗Rによって、雑音帯域幅1/(4
CR)のローパスフィルタがかけられる。したがって、
トランジスタQ3の導通抵抗に拘らず、常に静電容量C
にのみ依存した熱雑音Tn2が発生する。
【0013】この熱雑音Tn2は、電荷量に換算する
と、次のようになる。
【数2】 結果として、静電容量Cが小さいほど低雑音の検出がで
きる。
【0014】この熱雑音電荷量Tn2はトランジスタQ
3がオフすると保持され、トランジスタQ1により無信
号期間の電圧として出カする。その後、読み出し用トラ
ンジスタQ4に読み出しパルスTGを加え、フォトダイ
オードQ2に蓄えられた電荷は、トランジスタQ1のゲ
ートノードGnに転送され、静電容量Cにより電圧変化
を生じさせる。この電圧変化は、トランジスタQ1のソ
ースから無信号期間の電圧に重量させた信号電圧SlG
として導出し、クランプ回路251に入カする。
【0015】したがって、トランジスタQ1の信号読み
出し時の電圧変化を検出することによって、信号成分の
電圧のみの検出が可能となり、出力端子OUTからSN
比の良い信号を得ることができる。
【0016】これはクランプ回路251でクランプパル
スCPに基づいて無信号期間の電圧をクランプし、サン
プルホールド回路252でサンプルパルスSPに基づい
て信号期間の信号電圧を抜き出す、いわゆる相関二重サ
ンプリング処理を施すことにより実現できる。
【0017】ところが、上述のような回路に太陽の反射
光のような強い光が入射するとその部分が黒く見える上
記黒化現象が生じた。そこで、フォトダイオードQ2へ
の入射光量に対する出力信号を測定した。その結果、入
射光量が飽和光量の数万倍という大きさになると、図2
1に示すように、出力信号が極端に低下し光が入らない
と同じようになり、結果的に黒く見えることがわかっ
た。
【0018】その原因を追求したところ、図22に示し
た、n型半導体領域253,255とp型半導体基盤2
54の間に生じる寄生NPNトランジスタQ5が原因で
あることが判明した。
【0019】即ち、図22において、フォトダイオード
Q2はn型半導体領域253とp型半導体基盤254の
間に形成される。このとき、n型半導体領域253とp
型の半導体基盤254とゲートノードGnのn型半導体
領域255との間に、寄生NPNトランジスタQ5が形
成されてしまう。したがって、超大光量がフォトダイオ
ードQ2に照射されると、太陽電池と同様に発電が行わ
れ、p型半導体基盤254より負の電圧がn型半導体領
域253に発生する。すると、図23に示す寄生NPN
トランジスタQ5のベース・エミッタ間に順方向バイア
スが印加され、コレクタ電流が流れる状態になる。
【0020】上述の原因により、本来は図24の期間a
における無信号期間NSTにおいて、初期化後、増幅用
トランジスタQ1の出力信号SIGは一定電圧になる筈
である。ところが実際には、期間bの無信号期間NST
には増幅用トランジスタ(バッファトランジスタ)Q1
のゲートノードGnの電圧がどんどん下がり、トランジ
スタQ1により増幅されて得られる筈の信号SlGが、
図24における波形241に示すように、下がってしま
う。したがって、クランプ回路251でクランプされる
電圧が低くなり、雑音低減のための相関2重サンプリン
グ処理がなされると、ある超大光量で突然信号がなくな
る、という現象が発生してしまうことがわかった。つま
り、図21に示したように、入射光量が非常に大きくな
ると出力信号が急激に低下し、画面上その部分が黒く見
える現象が生じた。
【0021】この現象は、寄生NPNトランジスタQ5
の導通により生じるのであるから、このトランジスタQ
5が導通しないように、フォトダイオードQ2に電圧ク
リップ用の素子を追加すれば防ぐことができる。しか
し、限られた面積の画素の各々にこのような素子を設け
ると、フォトダイオードQ2の面積を減らさなくてはな
らず、固体撮像装置の最も基本的な特性である光感度が
低下する問題が生じる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
増幅型画像素子を用いた固体撮像装置では、太陽の反射
光など非常に強い光を受けた画素ではその部分が黒く見
える黒化現象が生ずる問題があった。またこの現象を防
止するために画素領域にそのための素子を設けると光感
度が低下する問題点があった。
【0023】そこで、この発明の主な目的は、飽和光量
を大きく超える光が入射した場合にも出力信号が低下し
画面上その部分が黒くなってしまうことのない能動画素
センサを用いた固体撮像装置を提供することである。
【0024】この発明の他の主な目的は、光感度が低下
しない能動画素センサを用いた固体撮像装置を提供する
ことである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために本発明の基本的な特徴によれば、入射光を電気信
号に変換するフォトゲート型CMOS構造の光検出器及
びこの光検出器により変換された電気信号を読み出す増
幅器を画素毎に有し、共通の信号線に信号電圧を出力す
る複数の能動画素センサを搭載し前記増幅器により増幅
した信号に対して相関二重サンプリングを行う固体撮像
装置において、前記能動画素センサがリセットされた後
に前記信号線に出力されるリセット電圧が無信号期間に
おける電圧よりも低い電圧の範囲内にあるかどうかを検
出する電圧検出手段と、この電圧検出手段により前記リ
セット電圧が無信号期間における電圧よりも低い電圧の
範囲内にあることが検出されたとき、このリセット電圧
を無信号期間における電圧に置き換える電圧置換手段と
を備えて成る。
【0026】
【0027】
【0028】この発明は、能動画素センサがリセットさ
れたときのリセット電圧が所定範囲内にあるとき、超大
光量入射と判断してリセット電圧を所定の電圧に置き換
えるものである。
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明について、図面を
参照しながら説明する。
【0033】図1に、リセット時の電圧を所定電圧で置
き換える本発明の原理を説明するための固体撮像装置の
構成を示す。複数の能動画素センサ1a,1b,・・・
の各々は、フォトダイオード2a,2b,・・・と、増
幅器3a,3b,・・・とスイッチ4a,4b,・・・
とから成る。これらの能動画素センサ1a,1b,・・
・の各スイッチ4a,4b,・・・の端子には、信号線
5が共通接続される。
【0034】この信号線5は、電圧検出部6と、切換え
スイッチ7の一方の端子に接続される。切換えスイッチ
7の他方の端子には所定の電圧Vrefが印加される。
切換えスイッチ7の出力端子8には、通常は信号線5の
電圧が出力されている。
【0035】能動画素センサ1a,1b,・・・の各ス
イッチ4a,4b,・・・は1個づつ順次巡回的に、閉
じられる。例えばスイッチ4aが閉じられたとき、まず
前半では、増幅器3aがリセットされ、リセット電圧が
共通接続されている信号線5に取り出される。この期間
を無信号期間という。
【0036】次に、各フォトダイオード2aに入射した
光に対応する電圧が、信号線5に現れる。この期間を信
号期間という。無信号期間において、能動画素センサ1
aから信号線5に取り出された電圧に対する、信号期間
において能動画素センサ1aから信号線5に取り出され
た電圧の変化により、そのイメージセンサにおける信号
成分が得られる。
【0037】ところで、無信号期間ではリセットされた
ときの電圧であるから、どの能動画素センサでもほとん
ど同じ電圧が現れる筈である。しかしながら、大きな光
がフォトダイオードに入った能動画素センサでは、上述
のように信号線5に現れる電圧が急激に低下してしま
う。
【0038】電圧検出部6は、無信号期間において、信
号線5に出力される電圧を入力とし、その電圧が通常の
リセット電圧とは異なり非常に小さい電圧にあるとき、
切換えスイッチ7を切換制御して出力端子8に電圧Vr
efを出力する。信号期間には出力端子8は再び信号線
5に接続される。
【0039】この場合、無信号期間の電圧がVrefと
なり、無信号期間と信号期間における電圧変化は大きく
なる。したがって、強い光が入射しても出力電圧が非常
に低くなり、その点の画像が黒く見えるようなことはな
い。
【0040】しかも、強い光が入射した場合の電圧の置
換えは各能動画素センサから信号を読み出した後に行っ
ており、各能動画素センサ毎に付加回路を設けているわ
けではない。したがって、本発明による固体撮像装置で
は光感度を維持できる。(実施形態1)これから説明す
るこの発明の第一の実施形態は、通常の無信号電位を発
生する回路を有し、入射光が超大光量と判断されたとき
に、この回路からの出力により信号を置き換えるもので
ある。図2はこの発明の第1の実施の形態について説明
するためのブロック図、図3はその動作を説明するため
のタイミング図である。
【0041】図2において、フォトダイオード11、増
幅器12及びスイッチ14から成る能動画素センサPE
は各画素に対応しており、スイッチ14を介して出力さ
れた信号は信号線13に流れる。図2では、2画素に対
応する能動画素センサPE1,PE2だけを示したが他
の能動画素センサも同様に設けられている。各電気部品
は、上記番号にこれらの能動画素センサの番号を付加し
て書き表している。
【0042】なお、増幅器12は、図23において増幅
用トランジスタQ1のほかトランジスタQ3〜Q5を含
んだ回路に対応する。スイッチ14は、図23におい
て、ライン切換え信号の印加されるトランジスタQ6に
対応する。
【0043】図2に示した固体撮像装置は、上記した複
数の能動画素センサPEと、この能動画素センサPEの
スイッチに共通接続された信号線13と、各回路にタイ
ミング信号を供給するタイミング信号発生器15と、タ
イミング信号発生器15から制御信号を受けて上記能動
画素センサPEの増幅器12にリセットパルスRS及び
読み出しパルスTGを印加し、また能動画素センサPE
のスイッチ14にライン切換え信号LSを印加するドラ
イバー16と、信号線13に現れる信号を、タイミング
信号発生器15出力のタイミングパルスDSPにより、
標本化し保持するサンプルホールド回路17と、この保
持された電圧が所定電圧範囲にあるか比較する比較器1
8と、タイミング信号発生器15出力のタイミングパル
スDRPを受け、超大光量入射時のときの無信号期間時
に信号置換パルスRPを発生するパルス合成器19と、
信号線13にある実際の信号電圧を出力するかそれとも
超大光量入射時に予め定めた電圧を出力するかを切り換
えるセレクタ20と、超大光量入射時に置き換えられる
予め定めた電圧を発生する電圧発生器21と、セレクタ
20にて選択された電圧を、タイミング信号発生器15
からのクランプパルスCPのタイミングでクランプする
クランプ回路22と、このクランプ回路22の出力を、
タイミング信号発生器15からのサンプルパルスSPの
タイミングで、標本化し保持するサンプルホールド回路
23とから成る。
【0044】各能動画素センサPEの各フォトダイオー
ド111,112,・・・で検出された光は、それぞれ
に対応する増幅器121,122,・・・で増幅され
る。各撮像素子PEの各スイッチ141,142,・・
・は、タイミング信号発生器15の出力により駆動され
るドライバー16で生成されるライン切換え信号LS
1,LS2,・・・に基づいて、オンオフ制御される。
これらのスイッチが閉じられると、その能動画素センサ
PEのフォトダイオードで検出され増幅器で増幅された
信号電圧SIGが信号線13に出力される。
【0045】図2における能動画素センサPE1のスイ
ッチ141は、図3のライン切換え信号LS1により時
点(t10)から時点(t11)まで閉じられる。したがっ
て、この間には能動画素センサPE1の増幅器121の
出力がSIGとして信号線13に現れる。能動画素セン
サPE2のスイッチ142は、図3のライン切換え信号
LS2により時点(t12)から時点(t19)まで閉じ
られる。この間には、能動画素センサPE2の増幅器1
22の出力のみが信号SIGとして信号線13に現れ、
他の能動画素センサのスイッチはオフ状態にあって信号
線13の出力には影響を与えない。
【0046】そこで、この(t12)〜(t19)の時
間では、能動画素センサPE2の動作のみを説明する。
時点(t12)から時点(t17)までは無信号期間であ
り、時点(t17)から時点(t19)までは信号期間であ
る。ドライバ16から出力されるリセットパルスRSは
時点(t13)にて増幅器122に印加されてこの増幅器
がリセットされ、無信号時におけるリセット電圧が信号
SIGとして信号線13に現れる。
【0047】信号線13に現れた信号SIGは、サンプ
ルホールド回路17において時点(t14)で、図3に示
された、標本化をするためのタイミングパルスDSPに
基づき、標本化され保持される。信号SIGの標本化さ
れた電圧をVs2とすると、この電圧Vs2がリセット
時即ち無信号期間における電圧を意味する。この標本化
され保持された電圧Vs2は、比較器18において、所
定の電圧範囲内にあるかどうか調べられる。
【0048】この所定電圧の範囲は、超大光量が入射さ
れたと判断される電圧であり、通常のリセット時にはあ
りえないような低い電圧として設定される。
【0049】標本化された電圧Vs2の無信号期間にお
ける電圧がこの所定範囲にあれば、そのとき選択されて
いる能動画素センサPE2のフォトダイオード112に
超大光量が入射したと判定する。パルス合成器19は、
比較器18の比較判定結果を受けて、信号置換パルスR
Pをセレクタ20に供給する。すなわち、比較器18に
おいて標本化された電圧Vs2(リセット電圧)が所定
範囲にあり、超大光量が入ったと判定されると、パルス
合成器19は時点t15においてタイミング信号発生器
15の無信号期間にレベルを置換するためのタイミング
パルスDRPを受け、超大光量時の無信号期間に信号置
換パルスRPを発生させ、セレクタ20に供給する。セ
レクタ20では、超大光量が入った画素の無信号期間で
は、電圧発生器21の電圧Vrを出力する補正信号CS
を出力する。
【0050】この補正信号CSがセレクタ20から出力
されている期間の時点(t15)にて、クランプ回路22
ではクランプパルスCPにより、上記電圧Vrがクラン
プされる。したがって、超大光量が入射した画素では、
所定電圧Vrが無信号時の実際の標本化された電圧Vs
2に代えて用いられることになる。
【0051】信号期間では、時点(t17)において読み
出しパルスTG2が増幅器122に印加され、フォトダ
イオード112にて受けた光量に対応した信号がこの増
幅器122を介して信号線13に読み出される。この信
号レベルの電圧がセレクタ20を通ってクランプ回路2
2においてクランプパルスCPによりクランプされる。
クランプされた電圧はサンプルホールド回路23におい
て時点(t18)で、サンプルパルスSPにより標本化さ
れ、保持される。したがって、クランプ回路22とサン
プルホールド回路23は、通常の光量時の画素では、本
来の信号線13の無信号期間と信号期間の電圧差で信号
電圧を検出するので低雑音性を維持できる。超大光量が
入射した画素では、電圧VrをクランプパルスCPでク
ランプし、信号期間には信号線13の電圧SIGに切り
換え、飽和信号電圧相当の信号出力が得られる。
【0052】また、この信号補正ブロックは1信号線当
たり1回路で機能するため、フォトダイオードの面積の
低下を伴わないので、固体撮像素子の基本特性の劣化が
なく、チップ面積もごく僅かな増加で済む。 (実施形態2)上記実施形態では、超大光量が入射した
とき置き換える電圧を予め決定し、その電圧を発生する
回路を別に設けていた。しかし、通常光量の場合のリセ
ット電圧を保持しておき、超大光量の場合にこの電圧を
置換するようにすることもできる。このような本発明の
実施形態を次に説明する。
【0053】図4はこの実施形態の固体撮像装置40に
ついて説明するためのブロック図であり、図5はその動
作を説明するためのタイミング図である。上記実施形態
におけるものと同一の構成部分には、同一の符号を付し
た。図5も上記実施例の場合の各部の波形を示した図3
とほとんど同じである。
【0054】図4に示した実施例で特徴的な回路はサン
プルホールド回路31である。このサンプルホールド回
路31は、図5の置換用サンプリングパルスRSPのタ
イミングで、通常の光量が入っているときの無信号期間
において信号線13に現れる電圧Vs0をサンプルホー
ルドする。例えば、図4の能動画素センサPE1がライ
ン切換え信号LS1により選択されたときでしかも前半
の無信号期間に着目する。
【0055】このとき、タイミングパルスDSPをサン
プルホールド回路17に印加したとき、信号線13に現
れた電圧が標本化され保持されるが、このときの電圧を
Vs1とする。このときの電圧Vs1は、通常、能動画
素センサの増幅器がリセットされたときの無信号期間に
おける電圧である。比較器18はこの電圧Vs1を所定
電圧範囲内にないと判断する。
【0056】次に、ライン切換え信号LS2により能動
画素センサPE2が選択される。時点(t12)におい
て、ライン切換え信号LS2が各スイッチに印加されス
イッチ142が閉じる。時点(t13)においてリセット
パルスRSが増幅器122に印加されて、リセットされ
る。このとき信号線13に現れるリセット電圧は、サン
プルホールド回路31に置換用サンプリングパルスRS
Pが印加されることにより、保持される。
【0057】図5に示される波形SIG及び置換用サン
プリングパルスRSPを見れば、今の場合のリセット電
圧はVs0であることがわかる。
【0058】時点(t14)においてタイミングパルスD
SPがサンプルホールド回路17に印加されて、信号線
13の信号が取り出されるが、このときの電圧はVs0
から急激に下がったVs2となる。この電圧Vs2は比
較器18において所定範囲に入る低い電圧であることが
認識され、時点(t15)において信号置換パルスRPが
パルス合成器19からセレクタ20に印加される。セレ
クタ20はサンプルホールド回路31の出力を選択し、
サンプルホールド回路31の出力電圧Vs0が信号CS
としてクランプ回路22に送られる。
【0059】結局、図5の波形CSに示したように、ク
ランプ回路の出力信号CSは、通常は信号線13の電圧
が出力され、サンプルホールド回路17の出力電圧Vs
が極端に小さくなったときのみ、タイミングパルスDR
Pの範囲で電圧Vs0に置き換えられて出力される。信
号CSは、クランプ回路22にてクランプパルスCPで
クランプされ、サンプルホールド回路23においてサン
プルパルスSPで標本化され保持されて、出力端子OU
Tに出力される。この場合、電圧Vs0と信号時の電圧
の差が真の信号として取り出されるので、十分大きな信
号となる。
【0060】この実施形態は、増幅器121,122,
・・・からの初期化電圧出力期間の信号線13の信号電
圧を、サンプルホールド回路31に供給し、これをタイ
ミング信号発生器15からの置換用サンプリングパルス
RSPに基づいてサンプリングし、その出カ電圧Vs0
を図2の実施形態における無信号電圧Vrに相当する電
圧としたものである。
【0061】なお、この発明の実施形態においてサンプ
ルホールド回路31を設ける代りに、画素内にフォトダ
イオードを持たない増幅器を、能動画素センサを形成す
る過程で同時に形成し、この増幅器の出力電圧を超大光
量入射時の無信号電圧Vrとして用いることもできる。 (実施形態3)上記実施形態では、超大光量が入射した
場合には、セレクタを用いて無信号時の実際のリセット
電圧を所定の電圧に置き換えていた。しかし、セレクタ
を用いることなくパルス振幅変調回路と最大値回路によ
り、超大光量入射時の問題を解決することもできる。
【0062】図6はこのような実施形態に関する本発明
のブロック図であり、図7はその動作を説明するための
タイミング図である。図4に示したのと同じ回路部品な
どは、図6のブロック図でも、同じ番号、符号で示して
ある。
【0063】この実施形態の固体撮像装置60の特徴
は、超大光量時の無信号期間にパルス合成器19から出
カされる信号置換パルスRPを、パルス振幅変調回路5
1が変調し、その出力DRKと信号線13の電圧SIG
とを最大値回路52において最大値を取ってクランプ回
路22に供給する点にある。
【0064】パルス振幅変調回路51は、図7に示す信
号置換パルスDRKを発生する。この信号置換パルスD
RKは、超大光量の画素の無信号期間でのみ、通常の光
量が入ったときの無信号期間電圧の値を有する信号であ
る。最大値回路52には、パルス振幅変調回路51出力
の信号置換パルスDRKと信号線13に現れる信号SI
Gが入力される。
【0065】最大値回路52は、これらの2入力のうち
の高い方の電圧を出力するので、図7に示すように時点
(t15)から時点(t17)の間のみパルス振幅変調
回路51の出力Vaにより置き換えられた信号CSを出
力する。
【0066】したがって、超大光量の画素においての
み、無信号期間電圧を所定電圧に置き換えることができ
て、通常画素では低雑音性を維持でき、超大光量の画素
では飽和信号電圧相当の信号出力が得られる。 (実施形態4)上記第3の実施形態では、能動画素セン
サの外部に、パルス振幅変調回路と最大値回路を設けて
いた。しかし、ワイヤードOR結線によりこれらの回路
を省くこともできる。
【0067】このような実施形態を図8及び図9を用い
て説明する。図8はこの実施形態の固体撮像装置の全体
構成を示すブロック図であり、図9はこの固体撮像装置
の各部の波形図である。この固体撮像装置80は、複数
の能動画素センサCIS1,CIS2,・・・を有す
る。
【0068】これらの能動画素センサは、各々、フォト
ダイオードPHと、信号を増幅する増幅トランジスタQ
81と、増幅トランジスタQ81のリセットを行うリセ
ットトランジスタQ82と、信号の読み出しを行う読み
出しトランジスタQ83と、増幅トランジスタQ81の
出力をオンオフするスイッチトランジスタQ84とから
成る。
【0069】各能動画素センサの各構成部品の符号を指
すときは、各部品の符号の後にその能動画素センサの番
号を付加する。例えば、能動画素センサCIS1のスイ
ッチトランジスタの符号は、Q841である。
【0070】この実施形態では、これらの能動画素セン
サの他に、能動画素センサとほぼ同じ構成を有するリセ
ット基準電圧回路CISVを設けている。このリセット
基準電圧回路CISVは、フォトダイオードがトランジ
スタQ80及び電圧源V80の直列接続体に置き換えら
れる他は、能動画素センサと同じ構成である。トランジ
スタQ80のゲートは信号線83に接続されている。能
動画素センサにおけるトランジスタQ81〜Q84に対
応する、リセット基準電圧回路CISVの各トランジス
タを、Q810〜Q840とする。
【0071】信号線83には、能動画素センサの各スイ
ッチトランジスタ及びリセット基準電圧回路CISVの
リセットトランジスタQ840が接続されており、信号
線83とアースの間には電流源I80が接続されてい
る。
【0072】固体撮像回路80は、上述のリセット基準
電圧回路CISVと、能動画素センサCIS1,CIS
2,・・・、信号線83と、電流源I80と、タイミン
グパルスDRP,DSPを出力するタイミング信号発生
回路81と、このタイミング信号発生回路81により制
御されリセットパルスRS,読み出しパルスTGn、ラ
イン切換え信号LSnを発生するドライバ82と、クラ
ンプ回路85と、サンプルホールド回路87とから成
る。
【0073】図9に示すライン切換え信号LS1,LS
2は、能動画素センサCIS1,CIS2のスイッチト
ランジスタQ841,Q842に印加され、これらのス
イッチが順次閉じられる。リセットパルスRSは、リセ
ット基準電圧回路CISV及び各能動画素センサのリセ
ットトランジスタQ820,Q821,Q822,・・
に同時に印加される。したがって、これらの回路がすべ
てリセットされる。
【0074】読み出しパルスTG1,TG2,・・・
は、各能動画素センサの読み出しトランジスタQ83
1,Q832,・・・に順次加えられる。リセット基準
電圧回路CISVの読み出しトランジスタQ830に
は、サンプリングの為のタイミングパルスDSPが印加
され、スイッチトランジスタQ840にはタイミングパ
ルスDRPが印加される。
【0075】時点(t10)から時点(t11)の間で
は、ライン切換え信号LS1によりスイッチトランジス
タQ841が導通する。この間に、リセットトランジス
タQ821が導通してリセットされ、読み出しトランジ
スタQ831が導通して無信号時の電圧が増幅トランジ
スタQ811にてバッファされ、バッファされた電圧が
信号線83に読み出される。
【0076】ここで、リセット基準電圧回路CISVの
動作を説明する。信号線83に、例えば能動画素センサ
CIS1出力の高い電圧が出ているとする。このときト
ランジスタQ80のベースの電位が高くなり、このトラ
ンジスタが導通する。この状態でトランジスタQ830
に正のタイミングパルスDSPが入るとこのトランジス
タも導通し、トランジスタQ820のベースは低電位と
なる。次に、スイッチトランジスタQ840にタイミン
グパルスDRPが入ったとき能動画素センサCIS1の
出力電位が信号線83に現れ、クランプ回路にてクラン
プされる。
【0077】一方、信号線83の電位が低いとすると、
トランジスタQ80のゲート電位が低くなり、このトラ
ンジスタがオフとなる。この状態で、トランジスタQ8
30にタイミングパルスDSPが入っても増幅用トラン
ジスタQ810のゲート電位は高いままであり、トラン
ジスタQ840にタイミングパルスDRPが印加された
ときこの高い電位が信号線83に現れる。結局、タイミ
ングパルスDRPが印加されたとき、選択された能動画
素センサの出力電位と、リセット基準電圧回路CISV
出力の電位が比較され、信号線83は高い方の電位にな
る。
【0078】次に、時点(t12)から時点(t19)
までの、能動画素センサCIS2が選択された場合を例
にとる。この状態で、時点(t13)のリセットパルスR
Sによって、能動画素センサCIS2及びリセット基準
電圧回路CISVがリセットされる。能動画素センサC
IS2に超大光量が入ったときには、信号線83に現れ
る電位は急速に低下する。したがってトランジスタQ8
0のゲート電位が低くなり、このトランジスタは遮断と
なる。したがって、トランジスタQ810が導通とな
り、タイミングパルスDRPがトランジスタQ840に
印加されている時点(t15)〜(t17)において高い
電圧が信号線83に現れる。これが信号CSである。
【0079】図9に示すように、タイミングパルスDR
Pが加わった期間だけ、リセット基準電圧回路CISV
のリセット電圧即ち、通常の能動画素センサの無信号時
の電圧により置き換えられることになる。この信号CS
は、クランプ回路85においてクランプパルスによりク
ランプされ、サンプルホールド回路87でサンプリング
パルスSPによって標本化される。
【0080】この実施形態において、増幅トランジスタ
としてN型MOSトランジスタを使用したソースフォロ
ワの場合には、その出力により高い電圧が与えられると
自動的に信号電流供給を停止する。したがって、この実
施形態はオープンソース構造にしたワイアードOR結線
により、振幅変調回路及び最大値回路の機能を実現させ
たとみることもできる。 (実施形態5)上述の実施形態では、超大光量の入力に
よって無信号時の出力が非常に小さくなったとき、所定
の電圧により置換していた。しかし、このような場合、
出力電圧が小さくなる前にその電圧をクリップしてその
電圧を無信号時の電圧として用いることもできる。図1
0は、この実施形態の固体撮像装置のブロックダイアグ
ラムであり、図11は、その動作を説明するタイミング
チャートである。
【0081】この固体撮像装置100において、能動画
素センサDE1,DE2,・・・は、フォトダイオード
PD1,PD2,・・・と、これに接続されるリセット
トランジスタQR1,QR2,・・・と、増幅トランジ
スタQM1,QM2,・・・と、スイッチトランジスタ
QS1,QS2,・・・とから成っている。
【0082】増幅トランジスタQM1,QM2,・・・
のドレインは電源1010に接続されている。スイッチ
トランジスタQS1,QS2,・・・の一端は信号線1
012に共通接続されており、この信号線1012には
電流源1015が接続されている。更に、固定パターン
雑音を減少するために、カップリングコンデンサ101
6と、スイッチ1017とによるクランプ回路1019
が電流源1015に接続されこの出力に増幅器1018
が接続される。
【0083】更に、この実施形態の特徴であるクリップ
回路1020が設けられている。クリップ回路1020
は、電源1010に接続される抵抗1031と、これに
接続され一端が設置される電流源1032と、ゲートが
これに接続されるクリップトランジスタ1033と、こ
のクリップトランジスタの電流路に直列に接続されるク
リップ制御トランジスタ1034から成っている。
【0084】このような構造の固体撮像装置では、以下
に述べるように入射光量に応じた積算電圧とリセット時
の黒基準電圧との比較処理により、光量に応じた差分信
号を得ることができる。入射光量が所定量を越える場合
でもクリップ回路により一定のリセット電位が保証され
る。初めに入射光量に応じた積算電圧が求められる。
【0085】つまり、ライン切換え信号SEL1に正電
圧が印加されると、増幅トランジスタQM1のソースが
スイッチトランジスタQS1を介して信号線1012に
接続される。この時には、クリップ制御信号SELDが
低電位のため、クリップ制御トランジスタ1034がカ
ットオフしている。したって、入射光量に応じたフォト
ダイオードPD1の信号が信号線1012に出力され
る。この信号電圧を、コンデンサ1016とスイッチ1
017のクランプ回路1019でクランプすることによ
り、入射光量に応じた積算電圧が保持される。
【0086】次に、黒基準信号を求めるべくフォトダイ
オードPD1を所定電位にリセットするために、リセッ
トパルスRS1が与えられ、リセットトランジスタQR
1をオンする。無信号期間では、クリップ制御信号SE
LDが高電位になったとき、クリップ制御トランジスタ
1034がオンする。フォトダイオードPD1に入射す
る信号量が飽和光量以下なら、黒基準信号期間のフォト
ダイオードPD1の電位変化は僅かである。増幅トラン
ジスタQM1のゲート電位はクリップトランジスタ10
33のゲート電圧より高いため、信号線1012には増
幅トランジスタQM1の黒基準電圧が出力され、その結
果、S/N比の良好な出力信号が得られる。
【0087】次に、ライン切換え信号SEL2に高電圧
が印加されると、増幅トランジスタQM2のソースが信
号線1012に接続される。このときクリップ制御信号
SELDが低電位のため、クリップ制御トランジスタ1
034がカットオフしている。したがって、過大光量が
入射しているフォトダイオードPD2の信号が信号線1
012に出力される。この電圧をクランプ回路1019
でクランプすることにより飽和信号電圧が保持される。
【0088】次に、リセットパルスRS2がリセットト
ランジスタQR2に印加されることにより、フォトダイ
オードPD2が所定電圧にリセットされる。光量が過大
である場合には、リセットトランジスタQR2がオフす
ると、信号線1012の電圧が急激に低下していく。
【0089】無信号期間では、クリップ制御信号SEL
Dに高電位が与えられ、クリップ制御トランジスタ10
34がオンしているため、増幅トランジスタQM2のゲ
ート電位がクリップトランジスタ1033のゲート電圧
より低くなった場合には、クリップトランジスタ103
3から信号線1012に電流が流れ、黒基準電圧が所定
レベルにクリップされる。
【0090】したがって、光電変換特性としては、図1
1の電圧Vsigにおける信号電圧Vbに示すように、
飽和光量以上での信号の低下に歯止めがかかるため、波
線のような従来の出力低下を避けることができる。これ
により、入射光量が飽和量を越えるとイメージセンサの
出力が低下していくという異常な現象を解決することが
可能となる。 (実施形態6)図12は、本発明の他の実施形態の固体
撮像装置のブロックダイアグラムである。
【0091】この実施形態に係る固体撮像装置は、黒基
準電圧の光感度を低下させるために、更に読み取り用の
トランジスタQD1,QD2,・・・をフォトダイオー
ドPD1,PD2,・・・と増幅用トランジスタQM
1,QM2,・・・のゲートの間に設けたものである。
また、スイッチトランジスタQW1,QW2,・・・
が、増幅トランジスタQM1,QM2,・・・のドレイ
ンと電源1210の間に接続されている。
【0092】これにより、無信号時の基準電圧は、光が
入射されるフォトダイオードを用いずに作ることができ
る。
【0093】図13において光1301で示すように、
読み取り用のトランジスタ部に斜め入射光があり、ある
いは矢印1302で示すように基板内で発生した電荷が
拡散されて検出ノードに流入する。
【0094】クリップ回路は、例えば、電源1210に
接続され感光画素の初期化電圧より若干低い電圧を発生
させるための抵抗1231と、これに接続され一端が設
置される電流源1232と、黒基準信号のクリップ用ト
ランジスタ1233と、タイミング信号RSDによりス
イッチング動作するトランジスタ1235と、タイミン
グ信号TGDによりスイッチング動作するトランジスタ
1236とから構成される。クリップトランジスタ12
33のゲートは、リセットトランジスタQRと同時にオ
ンするトランジスタ1235により、低い電位にバイア
スされる。したがって、黒基準電圧期間の検出ノードの
光感度により、信号線電位は、所定レベル以下にクリッ
プされる。
【0095】読み出しトランジスタQDにパルスが印加
されるのと同時に、トランジスタ1236が導通する。
これにより、クリップトランジスタ1233のゲートが
グランド電位となり、信号線電圧によらずにトランジス
タ1233がカットオフし、信号期間の信号電圧にはク
リップがかからない。このため、第5の実施形態と同様
に黒基準信号が一定値に抑えられるので、飽和光量以上
で出力電位が降下していくことを回避することができ
る。 (実施形態7)次に他の実施形態に係る固体撮像装置に
ついて図面を用いて説明する。図15は、更に他の実施
形態に係る固体撮像装置のブロックダイアグラムであ
る。この実施形態では、画素素子が、1個の光電変換機
能のあるエンハンスメント型のnチャンネルMOSトラ
ンジスタにより構成されている。
【0096】つまり、図15においてこの固体撮像装置
は、電源1542に接続される感光トランジスタPDT
1,PDT2,・・・と、これらの電流路に接続される
スイッチング素子1544と、電流制限回路1545
と、これに接続されるコンデンサ1546と、スイッチ
ング素子1549と、これらに並行して設けられ、感光
トランジスタPDT1,PDT2,・・・の電流路に接
続されるスイッチング素子1547と、これに接続され
るコンデンサ1548と、スイッチング素子1550
と、コンデンサ1546,1548の電圧をそれぞれ受
けこの2つの電圧の差分を出力する差動アンプ1551
とから成る。
【0097】このような構成において、感光トランジス
タPDTに光が当たると、電子正孔対が生成され、素子
にかかっているバイアス電圧により電子が基板側に、正
孔がゲート電極の下に移動する。このゲート電極下に移
動した正孔が、MOSトランジスタのチャンネル電荷を
増加し、信号電流として取り出される。画素の選択は、
SEL端子に他のトランジスタより高い電圧を与えるこ
とにより行われる。ゲートに更に高い電位を与えること
により、ゲート下に蓄えられた正孔を基板に掃き出し、
リセット動作が行えるので、図16に示したタイミング
チャートによって駆動することができる。この素子も、
感光素子から直接黒基準レベルを出力するため、黒基準
レベルが小さな光感度を有している。
【0098】図17のグラフの波線Iintdに示すよ
うに、黒基準レベルは、信号出力期間よりも光感度が低
いため、信号電流が飽和する光量以上でも単調増加す
る。信号電流Iintsは、スイッチ1547を閉じ、
コンデンサ1548で積分されて信号電圧に変換され
る。黒基準電流は、スイッチ1544で選択されて電流
制限回路1545で電流制限が施されて黒電流Iint
dとなり、コンデンサ1546に積算され、黒基準レベ
ルが得られる。この差分が差動アンプ1551で得られ
て信号出力となる。
【0099】電流制限回路1545は、図18に示すよ
うに、定電流ダイオード接続のJFET1861と分流
トランジスタ1862とにより構成することができる。
これによって、黒基準信号電流に電流制限回路1545
により電流制限がかかるので、飽和光量以上でのレベル
低下を阻止することができる。 (実施形態8)更に、本発明の他の実施形態について、
図面を用いて説明する。図19は、この実施形態に係る
固体撮像装置の回路図であり、図20は、この固体撮像
装置の動作を説明する為のタイミングチャートである。
【0100】この実施形態の基本的な構成は第7の実施
形態と同様であるが、電流制限回路1545の代わり
に、黒基準信号の積算用コンデンサ1546に並列に、
クリップトランジスタ1975と電源1976とが設け
られている。したがって、クリップレベルは、電源19
76により設定される。これにより、黒基準信号が所定
レベル以下になるようにクリップが施されるので、図2
0に示すような動作タイミングで飽和光量以上での出力
信号の単調減少を防止することができる。高輝度被写体
を撮像した際に映像が暗くなるという現象を防止するこ
とができる。図19において図15におけると同じ番号
は同じ電気部品を意味する。
【0101】なお、これまでの説明では信号電荷が電子
の場合について説明したが、信号電荷が正孔の場合には
パルス変調極性を反転し最大値回路を最小値回路に置き
換えることで同様の効果を得ることができる。
【0102】本発明は、CMOSイメージセンサを用い
たものだけでなく、一般的にはMOS型イメージセンサ
を用いた固体撮像装置に適用できる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の固体撮
像装置によれば、無信号期間のリセット電圧を検出して
超大光量時かどうかを判定し、超大光量時のみ無信号電
圧の置き換え、あるいは、電圧が低下するまえの電圧を
クリップして、リセット電圧として用いる。したがっ
て、超大光量時に発生していた画像の黒化現象を防止す
ることが可能となる。
【0104】また、この発明では、超大光量を受光した
ときに生じる信号の補正を各画素共通の回路を用いて行
うため、フォトトランジスタの面積を犠牲にすることは
なく、光感度が低下することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するためのブロック図。
【図2】この発明の第1の実施形態について説明するた
めのブロック図。
【図3】図2の実施形態の動作について説明するための
タイミング図。
【図4】この発明の第2の実施形態について説明するた
めのブロック図。
【図5】図4の実施形態の動作について説明するための
タイミング図。
【図6】この発明の第3の実施形態について説明するた
めのブロック図。
【図7】図6の実施形態の動作について説明するための
タイミング図。
【図8】この発明の第4の実施形態について説明するた
めのブロック図。
【図9】図8の実施形態の動作について説明するための
タイミング図。
【図10】この発明の第5の実施形態について説明する
ためのブロック図。
【図11】図10の実施形態の動作について説明するた
めのタイミング図。
【図12】この発明の第6の実施形態について説明する
ためのブロック図。
【図13】従来の改良型の黒レベルの光感度を説明する
ための図。
【図14】図12の実施形態の動作について説明するた
めのタイミング図。
【図15】この発明の第7の実施形態について説明する
ためのブロック図。
【図16】図15の実施形態の動作について説明するた
めのタイミング図。
【図17】図15の実施形態の固体撮像装置の光電変換
特性を示す図。
【図18】図15における電流制限回路1545の回路
構成例を示す図。
【図19】この発明の第8の実施形態について説明する
ためのブロック図。
【図20】図19の実施形態の動作について説明するた
めのタイミング図。
【図21】従来の超大光量のときの問題点を説明するた
めの入出力特性図。
【図22】従来の能動画素センサの画素の断面構造及び
後続する回路の図。
【図23】図22の能動画素センサの構造の等価回路
図。
【図24】従来の固体撮像装置の問題点を説明するため
のタイミング図。
【符号の説明】
1a,1b,・,PE1,PE2,・,CIS1,CI
S2,・,DE1,DE2,・,・・・能動画素セン
サ、2a,2b,・,111,112,・,PD1,P
D2,・,PH1,PH2,・,・・・フォトダイオー
ド、3a,3b,・,121,122,・,・・・増幅
器、4a,4b,・・・スイッチ、5,13,83・・
・信号線、6・・・電圧検出部、7・・・切換えスイッ
チ、15,81・・・タイミング信号発生器、16,8
2・・・ドライバー、17,23,31,87・・・サ
ンプルホールド回路、18・・・比較器、19・・・パ
ルス合成器、20・・・セレクタ、21・・・電圧発生
器、22,85・・・クランプ回路、51・・・パルス
振幅変調回路、52・・・最大値回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/335 H01L 27/146

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光を電気信号に変換するフォトゲー
    ト型CMOS構造の光検出器及びこの光検出器により変
    換された電気信号を読み出す増幅器を画素毎に有し、共
    通の信号線に信号電圧を出力する複数の能動画素センサ
    を搭載し前記増幅器により増幅した信号に対して相関二
    重サンプリングを行う固体撮像装置において、 前記能動画素センサがリセットされた後に前記信号線に
    出力されるリセット電圧が無信号期間における電圧より
    も低い電圧の範囲内にあるかどうかを検出する電圧検出
    手段と、この電圧検出手段により前記リセット電圧が無
    信号期間における電圧よりも低い電圧の範囲内にあるこ
    とが検出されたとき、このリセット電圧を無信号期間に
    おける電圧に置き換える電圧置換手段とを備えて成るこ
    とを特徴とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記電圧置換手段は、無信号期間におけ
    る電圧よりも低い電圧を出力する電圧発生器を有し、前
    記電圧検出手段により、前記リセット電圧が無信号期間
    における電圧よりも低い電圧の範囲内にあることが検出
    されたとき、前記信号電圧を前記電圧発生器の出力電圧
    に置換することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像
    装置。
  3. 【請求項3】 前記電圧置換手段は、前記能動画素セン
    サのリセット直後のリセット電圧を標本化し保持するサ
    ンプルホールド回路を有し、前記電圧検出手段により、
    前記リセット電圧が無信号期間における電圧よりも低い
    電圧の範囲内に低下したことが検出されたとき、前記信
    号電圧を前記サンプルホールド回路の保持していたリセ
    ット直後のリセット電圧に置換することを特徴とする請
    求項1に記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記能動画素センサは、光を受け電気信
    号に変換するフォトダイオードと、このフォトダイオー
    ドの出力信号を増幅する増幅用トランジスタと、この増
    幅用トランジスタの出力を前記信号線に出すことをオン
    オフ制御するスイッチトランジスタと、リセットの為の
    トランジスタと、信号読み出しの為のトランジスタとか
    ら成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つ
    に記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記電圧検出手段はリセット電圧が所定
    電圧以下であるかを検出することを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか1つに記載の固体撮像装置。
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