JP3515292B2 - クリーニング装置及び該クリーニング装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置及び該クリーニング装置を備えた画像形成装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェブ方式のクリ
ーニング装置及び該クリーニング装置を備えた画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被クリーニング面をクリーニングする装
置としては、現在までに種々の方式の装置が考えられて
きている。ウェブ方式のクリーニング装置もその一つで
ある。ここで、ウェブ方式というのは、例え図24に
例示するように、被クリーニング面101に対して不織
布やティツシュペーパ等からなるウェブ102を押当部
材103等によって当接させ、被クリーニング面101
にウェブ102との相対的な移動によって被クリーニン
グ面に付着した汚れ104を拭き取る方式である。一般
的には、ウェブ102と押当部材103とが相対的に位
置ずれしないようにしておき、これらのウェブ102及
び押当部村103に対して被クリーニング面101を相
対的に移動させて汚れ104を拭き取る。この際、スプ
リング等を用いて押圧部材103の後方から被クリーニ
ング面101に圧力を加えるようなことも一般に行なわ
れている。ウェブ102に拭き取られた汚れ104はウ
ェブ102に吸収されて回収される。
【0003】図24に例示したようなウェブ方式のクリ
ーニング装置は、汚れを回収する際に大掛かりな回収装
置を必要とせず、液状の汚れに対しても対応可能であ
り、また、回収した汚れの飛散が生じず、ウェブを交換
するだけで簡易に回収した汚れを廃棄することができる
等、数多くの利点を備えている。このため、近年、電子
写真方式の画像形成装置における像担持体としての感光
体ドラムや転写搬送ベルト等のクリーニング装置として
注目を集めている。例えば、特開平3‐196083号
公報には、像担持体と当接する部位の少なくとも一部が
直径15μm以下の超極細繊維編織物からなるウェブを
用いたクリーニング装置が開示され、特開平3‐196
084号公報には、同部位の少なくとも一部の最大面粗
さ、最小面粗さ及び平均面粗さの何れも0.2μm以上
20μm以下のウェブを用いたクリーニング装置が開示
されている。これらのクリーニング装置によれば、ウェ
ブの表面に微小な凹凸が形成されるため、画像形成装置
に使用されるトナーや紙粉等のような微細な汚れについ
てもすり抜けがほとんど起こらず、像担持体の被クリー
ニング面の良好なクリーニングを行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウェブ
方式のクリーニング装置では、特開平3‐196083
号公報等に開示されているようなウェブを用いたとして
も、被クリーニング面に強固に付着している汚れに対し
て良好なクリーニング性能が得られないおそれがあっ
た。
【0005】また、ウェブ方式のクリーニング装置を備
えた画像形成装置として、転写搬送ベルトで像担持体に
対向する転写位置に被転写材を搬送し、この転写搬送ベ
ルトに付着した液状の現像剤(以下、現像剤液という)
の汚れをウェブで除去するものが知られている。この種
の画像形成装置においても、ウェブを用いて、被クリー
ニング面としての転写搬送ベルト表面に強固に付着して
いる汚れを良好に除去できないおそれがあった。
【0006】また、ウェブ方式のクリーニング装置を用
いて転写搬送ベルトをクリーニングする画像形成装置で
は、次に示すように装置の動作状況に応じて転写搬送ベ
ルト上に付着する汚れの程度(付着力)や種類が異なる
ため、これらの汚れのすべてをウェブで良好に除去でき
ないおそれがあった。上記装置の動作状況に応じて転写
搬送ベルト上に汚れが発生する場合としては、大きく分
けて、次の3つの場合が考えられる。
【0007】(1)像担持体上に付着していた現像剤液
が通常の転写プロセスを経て転写搬送ベルトに付着した
場合が考えられる。例えば、像担持体上の電位やトナー
付着量をチェックするために像担持体上に形成された制
御用画像が転写搬送ベルトに転写された場合や、像担持
体上の被転写材に対応する画像形成領域から外れた部分
になんらかの異常で付着した現像剤液が転写搬送ベルト
に転写された場合である。 (2)また、装置の異常(ジャム発生やドアオープン)
により画像形成中に装置を停止した時に、転写搬送ベル
トに現像剤液が付着してしまう場合が考えられる。この
場合は、転写搬送ベルトに付着した液のトナー濃度は低
いが液の量が多く濡れた状態となる。 (3)また、転写搬送ベルトに現像剤液が付着して汚れ
た状態で長時間放置され、付着した現像剤液の液分が蒸
発して転写搬送ベルト上に乾いたトナー等の固形成分が
強固に付着した場合が考えられる。
【0008】これらの転写搬送ベルト上の汚れは、それ
ぞれ汚れの程度(付着力)や種類が異なっているため、
従来のウェブ方式のクリーニング装置で除去しようとし
ても除去しきれないおそれがあった。例えば、上記
(1)の場合、画像形成動作中のクリーニングとなるた
め、転写搬送ベルトの被クリーニング面をウェブによる
クリーニング位置を1回通過させるだけが好ましいが、
このような1回の通過では次の画像形成に使える程度ま
でクリーニングすることができないおそれがあった。ま
た、上記(2)の場合、汚れの液成分が多く、クリーニ
ングに用いたウェブが濡れやすくなっているため、転写
搬送ベルトの表面を乾いた状態までクリーニングするこ
とができないおそれがあった。さらに、上記(3)の場
合、転写搬送ベルト上の汚れの付着力が強いため、通常
のクリーニング動作では良好に除去できないおそれがあ
った。
【0009】なお、かかる画像形成装置においても前記
特開平3−196083号公報や特開平3−19608
4号公報に開示されているクリーニング装置を用いるこ
とが考えられるが、クリーニング動作そのものは汚れの
程度や種類にかかわらず同じに設定してしまうと、やは
り良好なクリーニング性能を発揮できないおそれがあっ
た。
【0010】本発明は以上の背景のもとでなされたもの
であり、その第1の目的は、被クリーニング面に強固に
付着している汚れに対しても良好なクリーニング性能を
発揮することができるウェブ方式のクリーニング装置及
び該クリーニング装置を備えた画像形成装置を提供する
ことである。また、その第2の目的は、ウェブ方式のク
リーニング装置を備えた画像形成装置であって、画像形
成装置の動作状況等によって転写搬送ベルトの被クリー
ニング面上の汚れの程度や種類がばらついた場合でも、
該被クリーニング面に対して良好なクリーニング性能を
発揮することができる画像形成装置を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の発明は、被クリーニング面にウェ
ブを押し当て、両者の相対的な移動によって前記被クリ
ーニング面をクリーニングするクリーニング装置におい
て、突部を有する押当面を備え、この押当面で前記ウェ
ブを前記被クリーニング面に押し当てる押圧部材を設
、前記被クリーニング面と前記ウェブとの相対的な移
動方向と直交する方向に延在する突部を、前記ウェブが
前記被クリーニング面に押し当てられるクリーニング領
域において前記移動方向に複数設け、前記押圧部材を、
外周面が平目ローレット加工された金属部材で形成し
ことを特徴とするものである。ここで、前記各突部は、
前記直交する方向において分割されているものであって
もよい。但し、前記直交する方向の任意の位置に少なく
とも2つ以上の突起部が存在するように、各突起部を設
ける。
【0012】この請求項1のクリーニング装置では、ウ
ェブにおいて押圧部材の突部に対応する部分がエッジ状
となり、被クリーニング面とウェブとの間に相対的な移
動が生ずると、被クリーニング面に強固に付着している
汚れがウェブのエッジ状部分によって剥ぎ取られる。し
たがって、被クリーニング面に強固に付着している汚れ
に対しても良好なクリーニング性能が発揮される。
に、この請求項1のクリーニング装置では、被クリーニ
ング面にウェブが押し当てられているクリーニング領域
に、押圧部材の突部に対応してエッジ状となるウェブの
部分が、被クリーニング面とウェブとの相対的な移動方
向に2箇所以上生ずる。したがって、押圧部材のある突
部に対応してエッジ状となったウェブの部分によって剥
ぎ取られなかった汚れが、上記移動方向で次に接する他
の突部に対応してエッジ状となったウェブの部分によっ
て剥ぎ取られることがあり、クリーニング性能が向上す
る。また、この請求項1のクリーニング装置では、押圧
部材の突部が金属製となってその剛性が高まり、厚手の
ウェブであっても、このウェブに確実にエッジ状の部分
を形成することができる。したがって、厚手のウェブを
用いても被クリーニング面に強固に付着している汚れを
拭き取ることができ、多量の汚れが付着しているような
被クリーニング面に対応可能である。また、平目ローレ
ット加工は従来から広く実施されている容易な加工法な
ので、押圧部材の製造が容易になる。しかも、平目ロー
レット加工によれば突部を精度良く形成することができ
るため、被クリーニング面に対する突部の当接ムラが少
なくなり、クリーニング性能が向上する。
【0013】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項2の発明は、被クリーニング面にウェブを押し当
て、両者の相対的な移動によって前記被クリーニング面
をクリーニングするクリーニング装置において、ローラ
状に形成されてその外周面に突部を備え、この突部を含
む前記外周面で前記ウェブを前記被クリーニング面に押
し当てる回転自在な押圧部材と、前記ウェブを搬送する
搬送機構とを備え、前記押圧部材を、外周面が平目ロー
レット加工された金属部材で形成したことを特徴とする
ものである。
【0014】この請求項2のクリーニング装置では、ロ
ーラ状の押圧部材の突部に対応するウェブの部分がエッ
ジ状となり、被クリーニング面とウェブとの間に相対的
な移動が生ずると、被クリーニング面に強固に付着して
いる汚れがウェブのエッジ状部分によって剥ぎ取られ
る。したがって、被クリーニング面に強固に付着してい
る汚れに対しても良好なクリーニング性能が発揮され
る。また、汚れの回収量が増大してウェブが飽和した場
合、ウェブを搬送機構により搬送し、ウェブの搬送によ
って回転する押圧部材の突部を被クリーニング面に当接
する位置に位置付ける。これにより、ウェブの新たな部
分で被クリーニング面を再度クリーニングすることが可
能となる。この際、搬送機構によるウェブの搬送に伴い
押圧部材が回転するため、押圧部材を被クリーニング面
に当接させたままウェブを搬送することができる。
に、この請求項2のクリーニング装置では、押圧部材の
突部が金属製となってその剛性が高まり、厚手のウェブ
であっても、このウェブに確実にエッジ状の部分を形成
することができる。したがって、厚手のウェブを用いて
も被クリーニング面に強固に付着している汚れを拭き取
ることができ、多量の汚れが付着しているような被クリ
ーニング面に対応可能である。また、平目ローレット加
工は従来から広く実施されている容易な加工法なので、
押圧部材の製造が容易になる。しかも、平目ローレット
加工によれば突部を精度良く形成することができるた
め、被クリーニング面に対する突部の当接ムラが少なく
なり、クリーニング性能が向上する。
【0015】請求項3の発明は、請求項2のクリーニン
グ装置において、前記被クリーニング面と前記ウェブと
の相対的な移動方向と直交する方向に延在する突部を、
前記ウェブが前記被クリーニング面に押し当てられるク
リーニング領域において前記移動方向に複数設けたこと
を特徴とするものである。ここで、前記各突部は、前記
直交する方向において分割されているものであってもよ
い。但し、前記直交する方向の任意の位置に少なくとも
2つ以上の突起部が存在するように、各突起部を設け
る。
【0016】この請求項3のクリーニング装置では、被
クリーニング面にウェブが押し当てられているクリーニ
ング領域に、押圧部材の突部に対応してエッジ状となる
ウェブの部分が、被クリーニング面とウェブとの相対的
な移動方向に2箇所以上生ずる。したがって、押圧部材
のある突部に対応してエッジ状となったウェブの部分に
よって剥ぎ取られなかった汚れが、上記移動方向で次に
接する他の突部に対応してエッジ状となったウェブの部
分によって剥ぎ取られることがあり、クリーニング性能
が向上する。
【0017】
【0018】
【0019】請求項4の発明は、請求項2又は3のクリ
ーニング装置において、前記搬送機構による前記ウェブ
の搬送方向を一方向に設定し、前記ウェブに接する前記
押圧部材の表面が前記一方向とは逆方向に移動しないよ
うに前記押圧部材の回転を規制したことを特徴とするも
のである。
【0020】この請求項のクリーニング装置では、ウ
ェブに接する押圧部材の表面が前記一方向とは逆方向に
移動しないように押圧部材の回転を規制しているため、
ウェブが逆搬送されず、ウェブの汚れを吸収している部
分が被クリーニング面に再接触して被クリーニング面に
戻されてしまうようなことが防止される。
【0021】請求項の発明は、像担持体上の顕像が転
写される被転写材を、前記像担持体の表面に対向する転
写位置に搬送する転写搬送ベルトと、前記転写搬送ベル
トの被クリーニング面を、前記ウェブを用いてクリーニ
ングする請求項1ないしのいずれかのクリーニング装
置とを備えたことを特徴とするものである。
【0022】この請求項画像形成装置におけるクリ
ーニング装置では、押圧部材の突部に対応するウェブの
部分がエッジ状となり、転写搬送ベルトの被クリーニン
グ面とウェブとの間に相対的な移動が生ずると、被クリ
ーニング面に強固に付着している汚れがウェブのエッジ
状部分によって剥ぎ取られる。したがって、転写搬送ベ
ルトの被クリーニング面に強固に付着している汚れに対
しても良好なクリーニング性能が発揮される。
【0023】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項の発明は、像担持体上の顕像が転写される被転
写材を、前記像担持体の表面に対向する転写位置に搬送
する転写搬送ベルトと、前記転写搬送ベルトの被クリー
ニング面にウェブを押し当て、前記被クリーニング面と
前記ウェブとの相対的な移動によって前記被クリーニン
グ面をクリーニングするクリーニング装置とを備えた画
像形成装置において、画像形成装置の動作状況に応じ
て、前記クリーニング装置によるクリーニング動作を制
御する制御手段を設け、画像形成装置の異常復帰動作時
に、前記ウェブの前記被クリーニング面に対する押し当
て力を、画像形成を行うときの通常のクリーニング動作
時よりも大きくするように、前記制御手段による制御を
行い、前記ウェブによるクリーニング位置よりも前記転
写搬送ベルトの移動方向下流側に、前記転写搬送ベルト
を再びクリーニングする補助クリーニング手段を設け、
前記補助クリーニング手段を、前記転写搬送ベルトの被
クリーニング面に当接するブレードと、前記ブレードに
よって前記クリーニング面から除去された物質を回収す
る回収容器とから構成し、前記ブレードを前記転写搬送
ベルトの被クリーニング面に対して接離させる接離手段
と、画像形成装置の異常復帰動作時に前記ブレードを前
記被クリーニング面に当接させ、画像形成を行うときの
通常のクリーニング動作時に前記ブレードを離間させる
ように、前記接離手段を制御する制御手段とを設けたこ
とを特徴とするものである。ここで、前記異常復帰動作
時とは、例えばジャム検知センサで被転写材の搬送不良
を検知した後、何らかのトラブルで装置の電源が強制的
にOFFになった後等の復帰動作時のことをいう。
【0024】この請求項の画像形成装置では、画像形
成装置の動作状況に応じてクリーニング動作を制御する
ので、その動作状況によって転写搬送ベルト上の汚れの
程度や種類がばらついても、その転写搬送ベルト上の汚
れ(付着物)に対して最適なウェブによるクリーニング
動作を実行できるようになる。この画像形成装置におい
て、転写搬送ベルトへのウェブの押し当て力は、転写搬
送ベルトのクリーニング性能を決定するパラメータの1
つであり、この押し当て力を大きくすればするほどクリ
ーニング性能が向上する。しかしながら、この押し当て
力を大きくすると転写搬送ベルトとウェブとの摩擦力が
増加し、これにより、転写搬送ベルトの寿命が低下した
り、転写搬送ベルトの駆動性能低下によるジターの発生
を引き起こしたりするおそれがある。そこで、この請求
項6の画像形成装置では、画像形成装置の異常復帰動作
時にのみ、前記ウェブの前記被クリーニング面に対する
押し当て力を画像形成を行うときの通常のクリーニング
動作時よりも大きくし、ウェブによる転写搬送ベルトの
クリーニング性能を高めるとともに、通常の画像形成を
行うクリーニング時には前記押し当て力を弱め、転写搬
送ベルトとウェブとの摩擦力の増加を抑え、転写搬送ベ
ルトの駆動性能低下によるジターの発生を防止してい
る。また、ジャム等の異常が発生する頻度は、多くても
被転写材1000枚に当たり1枚程度であることに加
え、ジャムリカバリー等の異常復帰動作に要する時間は
画像形成を行っている時間に比してかなり短いため、異
常復帰動作時に転写搬送ベルトにウェブが強く押し当て
られても転写搬送ベルトを劣化させる恐れもない。ま
た、転写搬送ベルトに付着した現像剤液等の液状の汚れ
が異常に多い場合、転写搬送ベルトから除去されウェブ
に吸着された液状の汚れは、若干ではあるが転写搬送ベ
ルトに再付着してしまう場合がある。この再付着する汚
れは、ウェブによってキャリア液等の液成分が吸収さ
れ、比較的乾燥した状態となって転写搬送ベルトに再付
着するため、転写搬送ベルト上に軽く乗った不安定状態
となっている。この再付着した汚れが転写搬送ベルト上
に乗って搬送される間に、転写搬送ベルトから離れ、装
置内に飛散して他の機械機構に不具合を及ぼすことがあ
る。また、この汚れが再付着した転写搬送ベルト上に被
転写材を保持し、該被転写材に対して転写を行おうとす
ると、前記汚れが被転写材への転写不良を引き起こす原
因となるおそれもある。そこで、この請求項6の画像形
成装置では、ウェブでクリーニングされた転写搬送ベル
トの被クリーニング面を、補助クリーニング手段でさら
にクリーニングすることにより、転写搬送ベルトのクリ
ーニングをより良好に行う。更に、この請求項6の画像
形成装置では、ウェブによってクリーニングされた後の
転写搬送ベルトの被クリーニング面に、ブレードを当接
させることにより、該被クリーニング面の汚れを掻き落
とす。そして、このブレードで転写搬送ベルトから掻き
落とした汚れ(付着物)を回収容器に回収し、この回収
容器に溜った汚れ物質を定期的に回収容器から廃棄する
ことにより、ブレード及び回収容器を交換することなく
長期に渡って使用する。また、この請求項6の画像形成
装置では、異常復帰動作時に接離手段でブレードを転写
搬送ベルトの被クリーニング面に当接させ、画像形成を
行う通常のクリーニング時には該ブレードを離間させ
る。このようにブレードを接離させることにより、転写
搬送ベルトとブレードとの接触時間を常時接触する場合
に比して短くする。また、画像形成を行う通常のクリー
ニング時には転写搬送ベルトからブレードを離間させ、
通常の画像形成時の転写搬送ベルトの駆動性能を低下さ
せないようにする。
【0025】請求項の発明は、請求項の画像形成装
置において、画像形成装置の電源投入後の初期動作時
に、前記被クリーニング面と前記ウェブとを相対的に移
動させて前記被クリーニング面をクリーニングする回数
を、画像形成を行うときの通常のクリーニング動作時よ
りも多くするように、前記クリーニング動作の制御を行
うことを特徴とするものである。
【0026】この請求項の画像形成装置では、画像形
成装置の電源投入後の初期動作時におけるクリーニング
回数を、画像形成を行うときの通常のクリーニング動作
時よりも多くすることにより、画像形成装置の電源をO
FFにしている間に強い付着力で固着してしまった転写
搬送ベルト上の汚れ(付着物)を確実に除去する。
【0027】請求項の発明は、請求項の画像形成装
置において、前記被クリーニング面に押し当てられる前
記ウェブの被押し当て部を更新する更新手段を設け、画
像形成装置の異常復帰動作時に、前記ウェブの被押し当
て部の更新量を、画像形成を行うときの通常のクリーニ
ング動作時よりも多くするように、前記クリーニング動
作の制御を行うことを特徴とするものである。ここで、
例えば前記被押し当て部の更新を所定の更新タイミング
で一定量だけ更新するように構成した場合には、各更新
タイミングでの更新のときの更新量を増加させるように
制御する。また例えば前記被押し当て部の更新をクリー
ニング動作中に連続して行うように構成した場合には、
そのクリーニング動作中における単位時間当たりの更新
量を増加させるように制御する。また、前記異常復帰動
作時とは、例えばジャム検知センサで被転写材の搬送不
良を検知した後、何らかのトラブルで装置の電源が強制
的にOFFになった後等の復帰動作時のことをいう。
【0028】この請求項の画像形成装置では、画像形
成装置の異常復帰動作時における前記ウェブの被押し当
て部の単位時間当たりの更新量を、画像形成を行うとき
の通常のクリーニング動作時よりも多くすることによ
り、前記異常が発生したときに転写搬送ベルトの被クリ
ーニング面に多量の液状の汚れが付着した場合でも、そ
の液状の汚れを乾燥したウェブで除去し、該汚れによる
転写搬送ベルトの濡れを確実に除去する
【0029】請求項の発明は、請求項6の画像形成装
置において、前記被クリーニング面に押し当てられる前
記ウェブの被押し当て部を更新する更新手段と、前記像
担持体上に画像形成プロセスの制御に用いる制御用画像
を形成する制御用画像形成手段とを備え前記像担持体
から転写された前記転写搬送ベルト上の制御用画像が前
記ウェブによるクリーニング位置を通過した後に、該ウ
ェブの被押し当て部を更新するように、前記クリーニン
グ動作の制御を行うことを特徴とするものである。
【0030】この請求項の画像形成装置では、像担持
体から転写された転写搬送ベルト上の制御用画像がウェ
ブによるクリーニング位置を通過した後に、前記制御用
画像のクリーニングで汚れたウェブを更新し、次のクリ
ーニング動作に備える。
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項1の発明は、像担持体上の顕像が転写される被
転写材を、前記像担持体の表面に対向する転写位置に搬
送する転写搬送ベルトと、前記転写搬送ベルトの被クリ
ーニング面にウェブを押し当て、前記被クリーニング面
と前記ウェブとの相対的な移動によって前記被クリーニ
ング面をクリーニングするクリーニング装置とを備えた
画像形成装置において、前記被クリーニング面の汚れの
程度を検出する汚れ検出手段と、前記汚れ検出手段の検
出結果に基づいて、前記クリーニング装置によるクリー
ニング動作を制御する制御手段とを設け、画像形成装置
の電源投入後の初期動作中に、前記汚れ検出手段による
検出動作を行い、前記汚れ検出手段の検出結果が所定の
汚れ程度よりも良好な結果を示すまで前記被クリーニン
グ面と前記ウェブとの相対的な移動を行うように、前記
制御手段による制御を行うことを特徴とするものであ
る。
【0042】この請求項1の画像形成装置では、汚れ
検出手段で検出された汚れの程度に基づいてクリーニン
グ装置によるクリーニング動作を制御することにより、
転写搬送ベルト上の汚れの程度(付着物の量)に応じた
より適切なクリーニング動作が実行される。更に、この
請求項10の画像形成装置では、汚れ検出手段の検知結
果が所定の汚れ程度よりも良好な結果を示すまで、被ク
リーニング面と前記ウェブとの相対的な移動を行うこと
により、転写搬送ベルト上の実際の汚れの程度に応じた
クリーニング動作が実行される。
【0043】
【0044】
【0045】請求項1の発明は、像担持体上の顕像が
転写される被転写材を、前記像担持体の表面に対向する
転写位置に搬送する転写搬送ベルトと、前記転写搬送ベ
ルトの被クリーニング面にウェブを押し当て、前記被ク
リーニング面と前記ウェブとの相対的な移動によって前
記被クリーニング面をクリーニングするクリーニング装
置とを備えた画像形成装置において、前記被クリーニン
グ面の汚れの程度を検出する汚れ検出手段と、前記汚れ
検出手段の検出結果に基づいて、前記クリーニング装置
によるクリーニング動作を制御する制御手段とを設け、
画像形成動作中に、前記汚れ検出手段による検出動作を
行い、前記汚れ検出手段の検出結果が所定の汚れ程度よ
りも悪い結果を示すようになったときに画像形成動作を
中断して前記転写搬送ベルトの被クリーニング面に対す
るクリーニング動作を開始し、且つ、前記クリーニング
動作中に、前記汚れ検出手段による検出動作を行い、前
記汚れ検出手段の検出結果が所定の汚れ程度よりも良好
な結果を示すようになったときに画像形成動作を再開す
るように、前記制御手段による制御を行うことを特徴と
するものである。
【0046】この請求項17の画像形成装置では、汚れ
検出手段で検出された汚れの程度に基づいてクリーニン
グ装置によるクリーニング動作を制御することにより、
転写搬送ベルト上の汚れの程度(付着物の量)に応じた
より適切なクリーニング動作が実行される。更に、この
請求項17の画像形成装置では、汚れ検出手段の検出結
果が所定の汚れ程度よりも悪い結果を示すようになった
ときに、画像形成動作中であっても、速やかに汚れのク
リーニング動作が実行される。そして、前記汚れ検出手
段の検出結果が所定の汚れ程度よりも良好な結果を示す
ようになったとき、画像形成動作が再開される。
【0047】
【発明の実施の形態】
〔実施形態1〕本発明の第1の実施形態を図1及び図2
に基づいて説明する。汚れ1が付着している被クリーニ
ング面2を備えた被クリーニング物3が設けられ、被ク
リーニング面2に対してウェブ4が押圧部材5によって
押しつけられている。押圧部材5は、図示しないスプリ
ング等の付勢部によって被クリーニング面2に付勢され
ている。そして、ウェブ4及び押圧部材5は、被クリー
ニング面2に対して相対的に移動自在である。この際、
ウェブ4と押圧部材5との間に位置ずれが生じないよう
に押圧部材5の付勢力が定められている。
【0048】また、押圧部材5は、ウェブ4を被クリー
ニング面2に押し当てる押当面6を備えている。そし
て、この押当面6には複数個の突部7が突出形成されて
いる。これらの突部7は、ウェブ4及び押圧部材5と被
クリーニング面2との相対的な移動方向と直交する方向
に細長く延出している。これにより、押圧部材5におけ
る被クリーニング面2にウェブ4を押しつける領域内
に、つまり押圧面6の部分に、被クリーニング面2とウ
ェブ4との相対的な移動方向と直交する方向に延在する
突部7を、該移動方向に並べて複数配置している。
【0049】このような構成において、被クリーニング
面2に対してウェブ4及び押圧部材5が相対的に移動す
ることで、被クリーニング面2に付着している汚れ1が
拭き取られる。拭き取られた汚れはウェブ4に吸収され
て回収される。
【0050】この際、ウェブ4における押圧部材5の突
部7に対応する部分がエッジ状となり、このエッジ状部
分EPによって被クリーニング面2に強固に付着してい
る汚れ1が剥ぎ取られるようにして除去される。したが
って、被クリーニング面2に強固に付着している汚れ1
に対しても良好なクリーニング性能が発揮される。
【0051】また、押圧部材5の押当面6には突部7が
複数個設けられているため、ウェブ4にもエッジ状部分
EPが突部7の数に対応する分だけ複数個形成される
(図2参照)。このため、あるエッジ状部分EPによっ
て除去されなかった汚れ1aが他のエッジ状部分EPに
よって除去されることか期待される。したがって、被ク
リーニング面2に強固に付着している汚れ1に対して優
れたクリーニング性能が得られる。
【0052】〔実施形態2〕次に、本発明の第2の実施
形態を図3ないし図6に基づいて説明する。本実施の形
態は、カラーレーザプリンタへの適用例として、転写搬
送ベルトをクリーニングするクリーニング装置のー例で
ある。
【0053】カラーレーザプリンタ11には、転写紙1
2を収納保持する給紙部13から排紙部14に至る通紙
経路15が設けられている。給紙部13は、この給紙部
13に収納された最上位の転写紙12をピックアップロ
ーラ16によりピックアップし、二つのローラからなる
用紙分離機構17によって分離給紙する構造である。ま
た、通紙経路15には、図示しない駆動源より駆動力を
付与されて回転するベルト駆動ローラ18と回転自在な
ベルト従動ローラ19との間に掛け渡された転写搬送ベ
ルト20が一部に含まれている。この転写搬送ベルト2
0は、通紙経路15の上流位置に配置されたベルト帯電
器21で帯電され、通紙経路15の下流位置に配置され
たベルト除電器22で除電される。つまり、ベルト帯電
器21で帯電されることで転写紙12を静電吸着し、ベ
ルト除電器22で除電されることで転写紙12の静電吸
着を解く構造である。そして、通紙経路15中、転写搬
送ベルト20の下流側には、転写紙12に転写された未
定着のトナー像を定着する定着器23が配設されてい
る。
【0054】転写搬送ベルト20上には、イエロー、マ
ゼンタ、シアン、及びブラック用の四つの電子写真プロ
セス部24が順に配設されている。これらの電子写真プ
ロセス部24は、転写搬送ベルト20に接触する像担持
体としての感光体ドラム25を主体として、この感光体
ドラム25の周囲に帯電器26、露光部27、現像器2
8、転写器29、及び除電器30が順に配置されて形成
されている。つまり、感光体ドラム25の周囲を帯電器
26により一様に帯電し、露光部27によって露光位置
にレーザ光を照射して静電潜像を形成し、この静電潜像
を現像器28で現像してトナー画像とし、このトナー画
像を転写搬送ベルト20上の転写紙12に転写器29で
転写する周知の構造である。なお、本実施の形態のレー
ザプリンタ11は、湿式現像方式で静電潜像を現像する
方式である。したがって、現像器28にはトナー粒径が
約1μm程度の現像剤が収納されている。
【0055】次いで、ベルト除電器22の近傍で転写搬
送ベルト20の被クリーニング面としての転写搬送面2
0aをクリーニングするクリーニング装置31が設けら
れている。図4に、そのクリーニング装置31の全体構
造を示す。すなわち、フレーム32内には回転自在なサ
プライ軸33と図示しない駆動部に駆動されて回転する
巻取軸34とが設けられ、ウェブ35を巻回保持するサ
プライローラ36がサプライ軸33に着脱自在に取り付
けられ、ウェブ35を巻き取る巻取ローラ37が巻取軸
34に着脱自在に取り付けられている。つまり、サプラ
イ軸33、サプライローラ36、巻取軸34、及び巻取
ローラ37によってウェブ35の巻取機構が構成されて
いる。そして、フレーム32には、スプリング38に付
勢されてベルト駆動ローラ18に転写搬送ベルト20及
びウェブ35を介して当接する押当部材としての押当ロ
ーラ39が取り付けられている。この押当ローラ39
は、金属製のローラ状部材の外周面に平目ローレット加
工を施すことにより形成されている。したがって、押当
ローラ39の外周面には、図6にそのパターンを例示す
るように多数個の突部40が形成されている。これらの
突部40は、転写搬送ベルト20の搬送方向と直交する
方向に細長く延在している。そして、図5に示すよう
に、押圧ローラ39において、被クリーニング面として
の転写搬送面20aにウェブ35を押し当てる当接面と
しての領域A内に、ウェブの移動方向に直交する方向に
延在する突部40が、該移動方向に複数個(本実施形態
では三つの突部40)配置されている。
【0056】さらに、クリーニング装置31には、サプ
ライローラ36に巻回保持されたウェブ35の残量を検
出するために残量センサ41が設けられ、サプライロー
ラ36にバックテンションを掛ける図示しないバックテ
ンション機構が設けられ、押圧ローラ39のウェブ35
を逆搬送する方向の回転を阻止するベアクラッチ等の図
示しない逆回転防止機構が設けられている。
【0057】なお、本実施の形態のカラーレーザプリン
タは、CPU及びメモリを主体とするマイクロコンピュ
ータ構成の制御手段としての制御部を備え(すべて図示
せず)、この制御部によって各部の動作制御がなされ
る。このような制御部については、その構造及び基本的
な処理が周知の構造及び処理と同様であるため、その説
明は省略する。
【0058】このような構成において、給紙部13内に
収納された最上位の転写紙12がピックアップローラ1
6と分離ローラ17とによって通紙経路15に分離給紙
されると、電子写真プロセス部24による画像形成動作
が開始される。つまり、帯電器26での帯電、露光部2
7による露光、現像器28での現像の各電子写真プロセ
スを経て感光体ドラム25にトナー像が形成され、この
トナー像が転写搬送ベルト20に静電吸着された転写紙
12に転写器29の逆帯電動作によって転写される。こ
の際、転写紙12にはイエロー、マゼンタ、シアン、及
びブラックの各色のトナー像が順に転写される。そし
て、トナー像転写後の転写紙12は定着器23に搬送さ
れてトナー像の定着がなされ、排紙部14に排紙され
る。これにより、転写紙12に所望のカラー画像が形成
される。
【0059】このような画像形成動作に際し、転写搬送
ベルト20には転写紙12の紙粉や現像剤等の汚れがど
うしても付着してしまう。特に、湿式現像方式を採用す
る本実施の形態のカラーレーザプリンタ11では、現像
剤に湿式現像剤特有の粘性があるため、転写搬送ベルト
20の転写搬送面20aには強固に汚れが付着し易い。
これに対し、転写搬送ベルト20の回転に従いその転写
搬送面20aがクリーニング装置31に対して移動する
ため、転写搬送面20aに付着した汚れはウェブ35に
拭き取られ、ウェブ35に吸収されて回収される。
【0060】この際、ウェブ35における押圧ローラ3
9の突部40に対応する部分がエッジ状となり、このエ
ッジ状部分EPによって転写搬送面20aに強固に付着
している粘性を持った現像剤等の汚れが剥ぎ取られるよ
うにして除去される。したがって、転写搬送面20aに
強固に付着している汚れに対しても良好なクリーニング
性能が発揮される。
【0061】また、押圧ローラ39のウェブ35を転写
搬送面20aに押しつける領域Aには複数個の突部40
が含まれているため、この部分のウェブ35にもエッジ
状部分EPが突部40の数に対応する分だけ複数個形成
される(図5参照)。このため、一つのエッジ状部分E
Pによって除去されなかった汚れが後続するエッジ状部
分EPによって除去されることが期待される。したがっ
て、転写搬送面20aに強固に付着している汚れに対し
て優れたクリーニング性能が得られる。
【0062】一方、押圧ローラ39は、外周面に平目ロ
ーレット加工を施された金属により形成されている。こ
れにより、突部40が金属製となってその剛性が高ま
り、ウェブ35が厚手のものであったとしても、ウェブ
35に確実にエッジ状部分EPを形成することができ
る。したがって、厚手のウェブ35を用いても転写搬送
面20aに強固に付着している汚れを拭き取ることがで
きる。また、平目ローレット加工は従来から広く実施さ
れている容易な加工法なので、押圧ローラ39の製造が
容易になる。しかも、平目ローレット加工によれば突部
40を精度良く形成することができるため、転写搬送面
20aに対する突部40の当接ムラが少なくなり、クリ
ーニング性能が向上する。
【0063】さらに、押圧ローラ39は、ウェブ35を
逆搬送する方向の回転を阻止する逆回転防止機構を備え
る。この逆回転防止機構は、例えば、押圧ローラ39の
図示しない一方の軸受にベアクラッチを入れる等の構造
で容易に実現される。これにより、ウェブ35の逆回転
が防止され、一度拭き取った汚れを転写搬送面20aに
再付着させてしまうような不都合が生じない。
【0064】図7ないし図9には、それぞれ、押圧ロー
ラ39の突部40パターンの変形例を示す。図7は、突
部40がスパイラル状パターンに形成され、図8は、突
部40が綾目状パターンに形成され、図9は、突部40
が千鳥状パターンに形成された例をそれぞれ示す。押圧
ローラ39の材料として金属を用いず、例えば樹脂やゴ
ム等で押圧ローラ39を形成する場合には、図7ないし
図9に例示するような種々の突部40パターンを有する
押圧部材39を容易に製造することができる
【0065】〔実施形態3〕次に、本発明を画像形成装
置である電子写真複写機(以下、複写機という)に適用
した第3の実施形態について説明する。図10は、本実
施形態に係る複写機の全体構成を示す概略構成図であ
る。この装置には、図示しない駆動手段により回転駆動
される駆動ローラ14及び回転自在な従動ローラ15と
の間に張架された転写搬送ベルト6と、この転写搬送ベ
ルト6に静電的に吸着されながら搬送される図示しない
被転写材としての記録紙に順次トナー像を形成するイエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各プロセスユニッ
ト4が配設されている。
【0066】図10の構成において、給紙ユニット1か
ら給紙された記録紙は、横レジストユニット2により横
方向の位置を調整された後、先端レジストセンサ3まで
搬送される。そして、先端レジストセンサ3を通過する
と、このタイミングで光書き込みユニット5による画像
データの書き込みが行われ、各プロセスユニット4は各
々画像形成を開始する。一方、記録紙は転写搬送ベルト
6により静電的に吸着搬送され、各プロセスユニット4
を通過する際に転写ローラ7により次々に画像が転写さ
れる。その後、分離チャージャ8により転写搬送ベルト
6から分離した記録紙は、定着ユニット9の熱と圧力に
より画像が定着し、搬送ユニット10により排紙ユニッ
ト20へ搬送される。排紙ユニット20の切り替えガイ
ド板11が排紙トレイ12側に変位している場合、記録
紙は排紙トレイ12に排紙される。また、両面ユニット
13側へ変位している場合、記録紙は両面ユニット13
で数枚スタックされた後、再びプロセスユニットへ給紙
される。
【0067】また、本実施形態の複写機の駆動ローラ1
4の左側方には、転写搬送ベルト6の被クリーニング面
としての転写搬送面に付着した現像剤液や埃等を除去す
るためのクリーニング装置16が設けられている。
【0068】図11は、クリーニング装置16の概略構
成図である。このクリーニング装置16は、不織布又は
ティッシュペーパのような繊維質からなり、吸湿性を有
し、巻紙状に構成されたウェブ21を用いるウェブ方式
のクリーニング装置である。ウェブ21はサプライロー
ラ22から送り出され、巻取りローラ23に巻き取られ
る構成となっている。また、ウェブ21のサプライロー
ラ22から巻取りローラ23へ至る部分は、加圧バネ2
4により一方向に付勢された押当部材としての圧接ロー
ラ25により、常時、駆動ローラ14に圧接されてい
る。このように、圧接ローラ25が駆動ローラ14に圧
接されている状態で転写搬送ベルト6が移動すると、転
写搬送ベルト6の転写搬送面に付着残留している現像剤
液が拭き取られ、ウェブ21に吸収される。
【0069】上記クリーニング装置の巻取りローラ23
が図示しないステップモータにより所定のタイミングで
回転駆動されると、その都度ウェブ21はサプライロー
ラ22からわずかずつ送り出され、クリーニングに使用
された被押し当て部としての拭き取り面が新しい面に更
新される。上記サプライローラ22、巻取りローラ2
3、圧接ローラ25等はケース26内に収容されてい
る。また、ケース26のサプライローラ22の近傍には
窓27が形成されており、ケース26の外側に設けられ
たエンドセンサ28が窓27を介してウェブ21の終端
部に設けられたエンドマーク29を検知すると、複写機
の図示しない操作パネルにその旨表示され、操作者にウ
ェブ21の補給が必要であることが知らされる。
【0070】上記構成の複写機において、クリーニング
装置16によるクリーニング動作は、図示しない制御部
によって次のように行われる。まず、通常の画像形成時
には、図示しないステップモータにより所定のタイミン
グで巻取りローラ23を回転駆動し、ウェブ21を巻き
取る。ウェブ21の送り出し量については、複写する画
像の種類、ウェブ21のトナー吸着性等に依存するが、
通常は画像長さの2パーセント程度が適当である。な
お、送り出し量を多くすれば転写搬送ベルト6表面のク
リーニング性が向上して画像品質は良くなるが、ウェブ
21の消費量は多くなる。また、送り出し量を少なくす
ればウェブ21の消費量は少量に抑えられるものの、画
像品質が低下することは免れない。よって、実際の使用
に際しては、両者を衡量して送り出し量を設定する。ま
た、ウェブ21を送り出すタイミングについては、一回
の複写ごとに一回送り出しても良いし、複数回の複写ご
とに送り出しても良い。複数回の複写ごとにウェブ21
を一回送り出すようにすれば、ウェブ21の消費量を必
要最小限に抑えることができる。この実施形態のクリー
ニング装置16では、通常は複数回の複写ごとにウェブ
21を一回送り出すようにしているが、以下に述べるよ
うに、複写機の動作状況に応じてクリーニング動作を変
更するようにしている。
【0071】また、上記構成の複写機における制御用画
像書き込み時には、クリーニング装置によるクリーニン
グ動作は次のように行われる。本実施形態の複写機で
は、トナー補給やプロセス制御を行うため、画像形成動
作を複数回行うごとに一回の割合で感光体ドラム上に特
定の画像パターンを書き込み、それを電位センサや画像
センサで読み取って図示しないCPU(中央処理装置)
等で構成された制御手段としての制御部にフィードバッ
クしている。通常、画像間(紙間部)に画像はないが、
この場合だけは画像間に制御用画像が書き込まれるた
め、転写搬送ベルト6に転写されたトナーはウェブ21
の拭き取り面に付着してしまう。このように、トナーが
ウェブ21と転写搬送ベルト6との間に蓄積した状態で
は、転写搬送ベルト6に付着した別のトナーが通過した
ときに、その間をすり抜けてしまう可能性がある。そこ
で、本実施形態の複写機では、制御用画像書き込み時の
クリーニング動作においては、前記制御用画像がウェブ
21を通過した後にウェブ21を所定量送り出して被押
し当て部としての拭き取り面を新しい面に更新するよう
にしている。
【0072】図12は、制御用画像書き込み時の動作手
順を示すフローチャートである。制御部は、制御用画像
の書き込みを行うと(ステップ101)、図示しないタ
イマーの計時をスタートする(ステップ102)。この
タイマースタートとともに、クリーニング動作が開始さ
れる。そして、タイムアウトしたときは(ステップ10
3でYes)、前記画像パターンがウェブ21の拭き取
り面を通過したものと判断して、ウェブ21の送り出し
処理を実行する(ステップ104)。その後、正常終了
したかどうかを判断し(ステップ105)、正常終了で
あれば処理を終わる。また、正常終了でないときは、エ
ラー処理として複写機の操作パネルにその旨表示を行い
(ステップ106)、処理を終了する。
【0073】以上の制御用画像書き込み時におけるクリ
ーニング動作の制御により、転写搬送ベルト6に最もト
ナーが付着しやすい条件でウェブ21が使用された後
は、常に拭き取り面が新しい面に更新されるため、転写
搬送ベルト6の表面を良好な状態に保つことができる。
よって、拭き取り部を一回通過しただけで次の画像形成
に使える状態とすることができる。
【0074】なお、上記制御用画像を書き込むタイミン
グは、装置のシーケンス動作を制御している制御部によ
り管理されている。そして、感光体ドラム上に制御用画
像の書き込みが行われてから、転写搬送ベルト6に転写
されたトナーがウェブ21の拭き取り面に到達するまで
の時間は、経路長と線速(紙の搬送速度)によって算出
することができる。このため、制御画像の画像パターン
が書き込まれてからウェブ21の拭き取り面に到達する
までの時間をあらかじめタイマーにセットしておけば、
制御用画像がウェブ21の拭き取り面を完全に通過した
タイミングでウェブの拭き取り面を新しい面に更新する
動作を実行することができる。
【0075】また、上記構成の複写機における異常復帰
時には、クリーニング装置によるクリーニング動作は次
のように行われる。複写機の異常(ジャムの発生やドア
オープンなど)で画像形成中に装置を停止した場合に
は、感光体ドラムを緊急停止するためにドラム表面が異
常な濡れ方をしている可能性がある。感光体ドラムが濡
れている場合には、転写搬送ベルト6の濡れ量も増える
ので、ウェブ21を通常と同じ量だけ送り出していたの
ではウェブ自身の液成分が多くなり、転写搬送ベルト6
の濡れを除去することができなくなる。そこで、本実施
形態の複写機では、異常復帰時のクリーニング動作にお
いては、ウェブ21の送り出し量を通常時よりも多くす
るようにしている。ウェブの送り出し量は、通常の送り
出し量(画像長さの2パーセント程度)よりも数パーセ
ント多くするか、あるいは実験的に求められた量で設定
する。
【0076】図13は、異常復帰時の動作手順を示すフ
ローチャートである。制御部は異常発生による復帰動作
を開始すると(ステップ201)、ウェブの送り出し量
の設定値を変更し、通常時よりも所定量だけ増加する
(ステップ202)。次に、ウェブの送り出し処理を実
行し(ステップ203)、正常終了したかどうかを判断
する(ステップ204)。ここで、正常終了であれば、
ウェブの送り出し量の設定値を変更前の値にリセットし
(ステップ205)、処理を終わる。また、正常終了で
ないときは、エラー処理として複写機の操作パネルにそ
の旨表示を行い(ステップ206)、ステップ205を
経て処理を終了する。
【0077】以上の異常復帰時におけるクリーニング動
作の制御により、転写搬送ベルト6に現像剤液が多く付
着している場合のクリーニングでは、通常時よりもウェ
ブの拭き取り面が多く送り出されるため、余分な現像剤
液を十分に吸収させることができる。したがって、拭き
取り面には常に乾燥したウェブが出現するため、転写搬
送ベルト6の濡れ量が増えても、ベルト表面を良好な状
態に保つことができる。
【0078】また、上記構成の複写機における電源投入
後の初期動作時には、クリーニング装置によるクリーニ
ング動作は次のように行われる。複写機の電源が切られ
てから再び電源が投入されるまでの間は、転写搬送ベル
トが汚れた状態のまま放置され、転写搬送ベルト上のト
ナーが乾いている可能性がある。この場合、転写搬送ベ
ルト上に付着したトナーは乾燥固着しているため、拭き
取り部を一回通過しただけでは汚れを完全に除去するこ
とはできない。
【0079】そこで、本実施形態の複写機では、電源投
入後の初期動作時において、ウェブ21を転写搬送ベル
ト6の表面に圧接する時間を定常動作時よりも長くする
ように、クリーニング装置によるクリーニング動作を行
っている。転写搬送ベルト6がローラ間を一周するのに
要する時間は、経路長と線速(紙の搬送速度)によって
算出することができる。また、転写搬送ベルト6上で乾
燥固着したトナーを除去するのに必要なクリーニング回
数は約10回(10周)程であることが実験的に確認さ
れているため、立ち上げ時に10回以上クリーニングを
行うことにより、転写搬送ベルト6上のトナーを完全に
除去することができる。このため、制御部は、電源投入
時の立ち上げ動作を開始したときに、あらかじめクリー
ニング回数10回以上に要する時間がセットされたタイ
マーの計時をスタートし、タイムアウトするまでの間ク
リーニング動作を継続する。なお、転写搬送ベルト6の
所定部分にマークを付け、センサでこのマークを検出す
るように構成した場合は、設定値としてクリーニング回
数(例えば15回)をセットしておき、センサでのカウ
ント数が設定値と等しくなるまでクリーニング動作を継
続するようにしてもよい。
【0080】図14は、電源投入後の初期動作時におけ
るクリーニング動作手順を示すフローチャートである。
制御部は電源投入による立ち上げ動作開始すると(ステ
ップ301)、図示しないタイマーのタイマー値を変更
して、通常時よりも所定時間だけ増加した後、該タイマ
ーの計時をスタートする(ステップ302)。このタイ
マースタートとともに、クリーニング動作が開始され
る。そして、タイムアウトしたときは(ステップ303
でYes)、ウェブの送り出し処理を実行する(ステッ
プ304)。その後、正常終了したかどうかを判断し
(ステップ305)、正常終了であればタイマー値をリ
セットして(ステップ306)、処理を終わる。また、
正常終了でないときは、エラー処理として複写機の操作
パネルにその旨表示を行い(ステップ307)、ステッ
プ306を経て処理を終了する。
【0081】以上の初期動作時におけるクリーニング動
作の制御により、転写搬送ベルト6上のトナーが乾いて
いる場合のクリーニングでは、通常時よりもウェブ21
が転写搬送ベルト6に圧接する時間が長くなるため、転
写搬送ベルト6の表面に付着したトナーを完全に除去す
ることができる。このように、転写搬送ベルト上の汚れ
が比較的落ちにくい状態であっても、ウェブの拭き取り
部を何度も通過させることにより、ベルト表面を良好な
状態に保つことができる。
【0082】以上、本実施形態3に係る複写機によれ
ば、制御用画像書き込み時、異常復帰時、電源投入時等
の複写機の動作状況に応じてクリーニング動作が制御さ
れるので、複写機の動作状況によって転写搬送ベルト6
上の汚れの程度や種類がばらついた場合、その転写搬送
ベルト6上のトナー付着物などの汚れに対して最適なク
リーニングを実行することができる。
【0083】〔実施形態4〕次に、上記実施形態3とほ
ぼ同じ構成を有する複写機において、転写搬送ベルト6
の汚れ具合を検出するための汚れ検出手段を設けた場合
の実施形態について説明する。図15は上記汚れ検出手
段としての光センサの概略構成図である。この光センサ
31は、発光素子32から照射した光を、光沢のあるP
ET等の樹脂からなる転写搬送ベルト6表面で反射さ
せ、その反射光を同一面に配置した受光素子33により
検出する反射型光センサとして構成されている。なお、
発光素子32と受光素子33をベルトの内側と外側にそ
れぞれ分けて配置し、発光素子32から照射した光を転
写搬送ベルト6で透過させ、その透過光を反対面に配置
した受光素子33により検出する透過型光センサとして
構成するようにしてもよい。この光センサ31は、図1
1において、転写搬送ベルト6の搬送方向に沿ってクリ
ーニング装置16よりも下流側に配置される。
【0084】図16は、図15に示した光センサ31の
回路構成図である。この回路では、発光素子32として
のLED34と、受光素子33としてのフォトダイオー
ド(又はフォトトランジスタ)35が設けられている。
また、フォトダイオード35の信号出力端は、ADコン
バータ36を介して制御部のCPU37に接続されてい
る。
【0085】上記構成の汚れ検知手段において、LED
34から転写搬送ベルト6に光が照射されると、その反
射光はフォトダイオード35に入力されて電流信号に変
換される。この電流信号はさらにADコンバータ36に
よりデジタル信号に変換され、CPU37に入力され
る。CPU37では、この入力された値により汚れの程
度を判断する。すなわち、転写搬送ベルト6の検出面
(転写搬送面)が汚れると光の反射が少なくなるため、
CPU37に入力される信号値もそれに応じて少なくな
る。よって、ベルト表面に汚れのないとき又は許容され
る汚れ量における設定値をCPU37にセットしておけ
ば、その設定値と検出時に入力された信号値とを比較す
ることにより、ベルト表面の汚れの程度を判断すること
ができる。
【0086】前述の実施形態3の複写機では、電源投入
後の初期(立ち上げ)動作を開始したときに、10回以
上クリーニングを行うようにしている。しかし、転写搬
送ベルト6上に付着している汚れ(トナー)の状態によ
っては10回以上のクリーニングを必要としない場合も
あるし、また10回以上の所定回数クリーニングしても
汚れが除去できない場合もある。このため、少ない回数
で汚れが除去できたときはそれ以上のクリーニング動作
が無駄になり、また所定回数のクリーニング動作を行っ
ても汚れが除去できないときは転写搬送ベルト6が汚れ
たまま画像形成動作がスタートすることになる。
【0087】そこで、本実施形態の複写機における電源
投入後の初期動作時では、上述した光センサ31により
転写搬送ベルト6表面に光を照射し、その反射光の信号
値をCPU37へ入力する。CPU37では、入力され
た信号値によりベルト表面の汚れの程度を判断して、ベ
ルトが一周分回転する間に汚れが検出されない状態とな
るまで、すなわち入力される信号値が予め設定した設定
値以下となるまでクリーニング動作を継続する。この
時、クリーニング動作を継続しても汚れが除去されない
状態が所定時間続いた場合には、クリーニング装置16
に異常が発生したものと判断して、複写機の操作パネル
にその旨のメッセージ表示を行い、使用者に注意を促
す。
【0088】上記電源投入後の初期動作時におけるクリ
ーニング動作の制御によれば、実際の汚れ具合に応じた
量のクリーニング動作が実行されるので、少ない回数で
汚れが除去できたときには、それ以上の余分なクリーニ
ング動作が行われることがなく、速やかに画像形成動作
をスタートさせることができる。また、所定回数のクリ
ーニング動作を行っても汚れが除去できないときであっ
ても、汚れが除去されるまでクリーニング動作が継続さ
れるので、転写搬送ベルトが汚れたまま画像形成動作が
スタートする不具合を回避することができる。
【0089】また、上記構成の複写機における通常の画
像形成中には、クリーニング装置によるクリーニング動
作は次のように行われる。通常の画像形成中において
は、常に光センサ31により転写搬送ベルト6の転写搬
送面に光を照射し、その反射光の信号値をCPU37へ
入力する。CPU37では、入力される信号値が設定値
を越えたときには、何らかの異常が発生して転写搬送ベ
ルト6が汚れたものと判断し、画像形成の動作を中断す
る。そして、クリーニング動作(ベルトを回転させなが
ら、ウェブの送り出し量を多くするなど)を実行して、
ベルトの汚れを除去する。また、CPU37は、このク
リーニング動作中も引き続き入力される信号値と予め設
定した設定値とを比較し、入力される信号値が設定値と
同じ又は設定値以下となったときは、クリーニング動作
を終了して、画像形成の動作を再開する。なお、クリー
ニング動作を継続しても汚れが除去されない状態が所定
時間続いた場合には、クリーニング装置16に異常が発
生したものと判断して、複写機の操作パネルにその旨の
メッセージ表示を行い、使用者に注意を促す。
【0090】上記通常の画像形成時におけるクリーニン
グ動作の制御によれば、画像形成中に光センサにより転
写搬送ベルトの汚れが検出されたときは、画像形成を中
断してクリーニング動作が実行されるので、異常事態に
よりベルトが汚れた場合でも、速やかにクリーニング動
作が実行される。よって、突発的に発生するベルト汚れ
に対しても転写用紙を汚すことなしに良好な画像形成を
行うことができる
【0091】〔実施形態5〕次に、本発明を複写機に適
用した第5の実施形態について説明する。図17は本実
施形態に係る複写機の概略構成を示す正面図である。こ
の装置には、転写搬送ベルト1、駆動ローラ2、従動ロ
ーラ3等からなる搬送ユニット4と、転写搬送ベルト1
が搬送する被転写材としての転写紙5に順次トナー像を
形成する、イエロートナー像形成ユニットY、マゼンダ
トナー像形成ユニットM、シアントナー像形成ユニット
C、ブラックトナー像形成ユニットBが設けられてい
る。
【0092】上記各トナー像形成ユニットは、次のよう
に構成されている。イエロートナー像形成ユニットYに
おいて、像担持体としての感光体ドラム6の周辺には、
帯電装置7、露光装置8、現像装置9、転写装置10、
クリーニング装置11、除電装置12が配置されてい
る。この複写機では、液体からなるキャリア中にトナー
が分散してなる現像剤液を用いる湿式現像装置を現像装
置9として採用している。このため、現像剤液の液タレ
により感光体ドラム6表面に形成されたトナー像が乱さ
れることを防止するため、図示のように現像装置9は感
光体ドラム6の下方に設けられている。このことによ
り、転写装置10は感光体ドラム6の側方に、感光体ク
リーニング装置11は感光体ドラム6の上方に配置さ
れ、複写機全体として各トナー像形成ユニットY、M、
C、Bを縦に配列し、転写搬送ベルト1で転写紙5を縦
方向に搬送するレイアウトを採用している。また、イエ
ロートナー像形成部の転写搬送ベルト1の回転方向上流
には、転写搬送ベルト1に図示を省略する給紙装置から
転写紙5を供給するための第1搬送ガイド板13が設け
られている。なお、各トナー像形成ユニットY、M、
C、Bの構成は同一であるので、他のトナー像形成ユニ
ットM、C、Bについては、上記イエロートナー像形成
ユニットYと同一の符号を付すに止め、個々の説明は省
略する。
【0093】上記構成において、転写搬送ベルト1は、
図示しない駆動機構により駆動される駆動ローラ2と従
動ローラ3により支持され、各トナー像形成ユニット
Y、M、C、Bに設けられた感光体ドラム6と同速度で
回転する。第1搬送ガイド板13から転写搬送ベルト1
に供給され転写搬送ベルト1により下方から搬送されて
きた転写紙5に、イエロートナー像形成ユニットYがイ
エロートナー像を、マゼンダトナー像形成ユニットMが
マゼンダトナー像を、シアントナー像形成ユニットCが
シアントナー像を、ブラックトナー像形成ユニットBが
ブラックトナー像をそれぞれ形成し、これらの各トナー
像は転写紙5表面で重ね合わされる。色重ねの完了した
転写紙5は、分離チャージャ14により転写搬送ベルト
1から分離され、第2搬送ガイド板15によって図示を
省略した定着装置に導かれ、トナー像が定着された後排
紙される。
【0094】上記構成の複写機によれば、複数の感光体
ドラム6に印字色毎に像を形成できるので、単一の感光
体ドラム6に印字色回数作像する装置に比して、画像1
枚当たり出力時間が短いという利点がある。なお、前述
のように複数の感光体ドラムと単一の転写搬送ベルトと
の組合せによる画像形成装置としては、従来、リコー社
製のカラー複写機プリテール(商標)がある。しかし、
このカラー複写機プリテールは乾式現像剤を用いた画像
形成装置であり、本実施形態のような湿式現像剤を用い
て複数の感光体ドラムと単一の転写搬送ベルトとを組合
せた画像形成装置はない。
【0095】また、本実施形態の複写機においては、分
離チャージャー14の転写搬送ベルト1の移動方向下流
に、転写搬送ベルト1の被クリーニング面としての転写
搬送面に付着した現像剤液を除去するためのクリーニン
グ装置20が設けられている。
【0096】図18は上記クリーニング装置20の拡大
正面図である。このクリーニング装置20は、例えばテ
ィッシュペーパのように繊維質からなり、吸湿性を有
し、巻紙状に構成される所謂ウエブを用いるウエブ方式
のクリーニング装置20である。ウエブ21は、サプラ
イローラ22から送り出され、巻き取りローラ23に巻
き取られる構成となっている。この巻き取りローラ23
は、図示しないステップモータにより駆動し、ウエブ2
1を巻き取る。また、ウエブ21のサプライローラ22
から巻き取りローラ23へ至る部分が、押当部材30に
より転写搬送ベルト1に押圧されている。これらのサプ
ライローラ22、巻き取りローラ23及び押当部材30
は、ケース24に取付けられている。また、ケース24
のサプライローラ22近傍には窓25が設けられてい
て、ケース24の外側に設けられたエンドセンサ26が
窓25を介して、ウエブ21の終端部に設けられたエン
ドマーク27を検知する。エンドセンサ26がエンドマ
ーク27を検知すると、複写機の操作パネルにその旨表
示されるので、操作者にウエブ21の補給が必要である
ことがわかる。
【0097】また、本実施形態に係るクリーニング装置
20には、上記押当部材30による転写搬送ベルト1へ
のウエブ21の押当力である当接圧を通常画像形成時よ
りも強くできるように、押当部材30の転写搬送ベルト
1に対する当接圧を変化させるための可変機構を設けて
いる。この当接圧の可変機構は次のように構成されてい
る。
【0098】図18において、上記押当部材30は、サ
プライローラ22から巻き取りローラ23へ至るウエブ
21の部分を転写搬送ベルト1と対向する側から転写搬
送ベルト1に押圧する押当部材としての圧接ローラ31
と、圧接ローラ31を押し上げる当接圧可変ローラ32
と、圧接ローラ31及び当接圧可変ローラ32の各軸部
に固定的に設けられ圧接ローラ31又は当接圧可変ロー
ラ32を押圧するスプリング33、34と、一端部で当
接圧可変ローラ32軸部を支持し他端部で装置側板間に
貫通支持されている回転軸35に勘合しているブラケッ
ト36とから構成されている。そして、回転軸35を中
心としたブラケットの揺動によって、当接圧可変ローラ
32が圧接ローラ31に接触する位置と、離間する位置
とを選択的に取りうるようになっている。
【0099】ここで、図18は、当接圧可変ローラ32
が圧接ローラ31に接触する位置にあるとき、図19
は、当接圧可変ローラ32が圧接ローラ31から離間す
る位置にあるときのクリーニング装置20の拡大正面図
である。当接圧可変ローラ32が圧接ローラ31に接触
する位置にくると、スプリング33の押圧力だけでなく
当接圧可変ローラ32に設けているスプリング34によ
る押圧力を受ける圧接ローラ31は、転写搬送ベルト1
を押圧する圧力が、当接圧可変ローラ32が圧接ローラ
31から離間している場合に比して強くなる。通常の画
像形成時においては、図19に示すように当接圧可変ロ
ーラ32が圧接ローラ31から離間した状態になってい
る。
【0100】本実施形態の複写機において記録紙5の搬
送不良が生じた場合には、クリーニング装置20による
クリーニング動作を次のように行う。本実施形態の複写
機には、転写紙5の搬送不良を検知するために、第1搬
送ガイド板13の近傍には第1センサ40が、第2搬送
ガイドガイド板15の近傍には第2センサ41が設けら
れている。第1センサ40または第2センサ41が搬送
不良を検知すると、図示を省略する制御手段によって作
像を停止した状態で転写搬送ベルト1を回転させる。一
方クリーニング装置20は、図示を省略したモータにギ
ヤを介して連結されている回転軸35が回転して当接圧
可変ローラ32を圧接ローラ31を押し上げる位置に回
動させ、この状態で図示しない制御手段の指示によりス
テップモータが回転し、巻き取りローラ23がウエブ2
1の巻取りを開始し、転写搬送ベルト1表面に付着した
現像剤液を除去する。
【0101】以上、本実施形態5に係る複写機によれ
ば、通常の画像形成時には、ステップモータによりクリ
ーニング装置20の巻き取りローラ23を回転させ、ウ
エブ21を巻取りつつ転写搬送ベルト1表面に付着した
現像剤液を除去する。前述のように、クリーニング装置
20にウエブ21方式クリーニング装置を採用すること
で、ウエブ21が現像剤液を吸着するので、転写搬送ベ
ルト1の表面から効果的に現像剤液を除去することがで
きる。また、現像剤液は掻き落されるのではなくウエブ
21に吸着されるため、例えばローラを用いるクリーニ
ング装置等のトナーを掻き落すタイプのクリーニング装
置で必要であった掻き落したトナーを回収するための装
置が不要となる。また、新しいウエブ21が頻繁にクリ
ーニング部に供給されるため、ゴム等のブレードを当接
させてベルトをクリーニングする構成におけるブレード
の劣化のようなクリーニング性能の低下が起こる恐れも
ない。
【0102】また、一般的に、転写紙5の搬送不良時に
は、通常の画像形成時よりも転写搬送ベルト1に付着す
る現像剤液の量が多いが、本実施形態5に係る複写機に
よれば、通常画像形成時に比して搬送不良時には転写搬
送ベルト1へのウエブ21の当接圧を強くすることでク
リーニング性能を向上させるので、搬送不良時に転写搬
送ベルト1に現像剤液が多く付着しても、転写搬送ベル
ト1を良好にクリーニングすることができ、次の画像形
成が行われる転写紙5の裏汚れや、転写不良の発生を防
止できる。
【0103】〔実施形態6〕次に、本発明の第6の実施
形態について説明する。上記実施形態5の複写機におい
て、転写搬送ベルト1に付着している現像剤液が異常に
多い場合、上記ウエブ方式のクリーニング装置20によ
って現像剤液を除去した後に、若干ではあるがウエブ2
1から転写搬送ベルト1に現像剤液が再付着してしまう
場合がある。この再付着した現像剤液(以下、再付着現
像剤という)は、ウエブ21に一度吸収されているため
に通常の現像剤液に比してキャリア成分が減少し、乾燥
したものになっている。そこで、次に示すようにウエブ
方式のクリーニング装置20によってクリーニングされ
た転写搬送ベルト1をその搬送方向の下流側で、補助ク
リーニング手段によって再度クリーニングし、再付着現
像剤を除去するようにしてもよい。
【0104】図20は、本実施形態の複写機における転
写搬送ベルト1の再付着現像剤をクリーニングする補助
クリーニング装置の構成例を示している。図20におい
て、補助クリーニング手段としての補助クリーニング装
置50を、板金51に挾持され先端が転写搬送ベルト1
の表面に当接するフエルト52と、転写搬送ベルト1を
フエルト52に所望の圧力で接触させるバックアップロ
ーラ53とから構成している。そして、ウエブ方式のク
リーニング装置(以下、主クリーニング装置という)2
0によってクリーニングされた転写搬送ベルト1のベル
ト搬送方向の下流側に、フェルト52を軽くこするよう
に配置し、転写搬送ベルト1が搬送されるのに伴って再
付着現像剤を除去する。
【0105】以上、本実施形態に係る複写機によれば、
転写搬送ベルト1上の現像剤液を除去する主クリーニン
グ装置20に加えて、転写搬送ベルト1上の再付着現像
剤を除去する補助クリーニング装置を設けることによ
り、主クリーニング装置20で現像剤液を除去した後、
転写搬送ベルト1に微量ながら付着する再付着現像剤を
補助クリーニング装置60で除去できるので、主クリー
ニング装置20のみで転写搬送ベルト1をクリーニング
する場合に比して転写搬送ベルト1をさらに良好にクリ
ーニングすることができる。
【0106】また、キャリア成分が減少した再付着現像
剤は転写搬送ベルト1に軽く乗るように付着しているた
め、そのまま搬送されると、機内に現像剤が飛散した
り、転写搬送ベルト1に良好に転写紙5が吸着されずに
転写不良を引き起こしたりする恐れがあるが、このよう
な不具合の発生を防止することもできる。
【0107】なお、上記補助クリーニング装置60は、
図21に示すようにブレードを用いて構成しても良い。
図21において、補助クリーニング装置60は、先端部
が転写搬送ベルト1にベルト搬送方向に対してカウンタ
ー方向から当接するブレード61と、ブレード61の下
方に設けた回収皿62と、転写搬送ベルト1をブレード
61に当接させるバックアップローラ63とから構成し
ている。この構成によって、ウエブ21方式の主クリー
ニング装置20によってクリーニングされた転写搬送ベ
ルト1のベルト搬送方向の下流側に、ブレード61の先
端が当接し、転写搬送ベルト1が搬送されるのに伴って
再付着現像剤がこのブレード61によって掻き落とされ
る。掻き落とされた再付着現像剤は、回収皿62の中に
落下し回収される。
【0108】この変形例に係る補助クリーニング装置6
0を備えた構成によれば、掻き取った再付着現像剤を回
収皿62に回収して定期的に回収皿62の回収現像剤を
捨てることで、例えば、図20に示すように、交換が必
要であった現像剤をある程度取り込んだ後に交換が必要
となるフエルト52と違い、部品の交換の必要がなく長
期的な使用が可能となる。
【0109】また、上記実施形態6の複写機において、
転写搬送ベルト1に再付着現像剤が付着するのは、画像
形成後の転写搬送ベルト1に多量の現像剤液が付着する
場合であり、再付着現像剤は転写紙5の搬送不良が発生
した時に発生しやすい。そこで、上記補助クリーニング
装置60による転写搬送ベルト1のクリーニングを、転
写紙5の搬送不良が発生した場合にのみ行うように構成
してもよい。この構成の場合、補助クリーニング装置6
0のブレード61を転写搬送ベルト1に対して当接及び
離間させるための接離手段を設ける。
【0110】図22は、図21に示す補助クリーニング
装置60のブレード61を、転写搬送ベルト1から離間
させた状態であり、図23はブレード61の当接及び離
間を選択的に行うための当接離間機構の説明図である。
図23において、上記接離機構を、ブレード61を支持
しブレード61と一体に構成されたブラケット71と、
ブラケット71のブレード支持側端部と反対側の端部を
ブラケット71が回転可能になるよう支持する軸部72
と、一端がブラケット71の上方で固定され、他端がブ
ラケット71のほぼ中央部73に連結された解除スプリ
ング74と、上記ブラケット中央部73からブラケット
71の下方に接続され、解除スプリング74による張力
に抗して、ブラケット71を下方に引きつけるための駆
動源としてのソレノイド75とから構成している。ブレ
ード61を転写搬送ベルト1から離間させる際には、解
除スプリング74によってブラケット71を図中反時計
方向に回転させる。一方、ブレード61を転写搬送ベル
トに当接させる際には、ソレノイド75をONし、ブラ
ケット71を図中時計方向に回転させる。なお、ブレー
ド61の転写搬送ベルトからの離間時において、ブラケ
ット71が反時計方向に回転しすぎると解除スプリング
74がブラケット71から外れてしまうおそれのある場
合には、ブラケット71が必要以上に反時計方向に回転
しないようにストッパ(図示せず)を設けることも必要
である。
【0111】また、通常の画像形成時には、ブレード6
1は転写搬送ベルト1から離間させておく。そして、第
1センサ40または第2センサ41が搬送不良を検知す
ると、上記当接離間機構によって、補助クリーニング装
置60のブレード61を転写搬送ベルト1に当接させ、
転写搬送ベルト1の再付着現像剤を掻き取る。再び正常
な画像形成状態に戻るとブレード61を転写搬送ベルト
1から離間させる。
【0112】このように補助クリーニング装置60のブ
レード61を接離するように構成した場合は、転写搬送
ベルト1にブレード61を常時当接させるのではなく、
転写搬送ベルト1に再付着現像剤が付着しやすい搬送不
良発生時にのみブレード61を当接させることができる
ので、転写搬送ベルト1とブレード61とが長時間当接
することによる転写搬送ベルト1及びブレード61の劣
化を防止することができる。また、通常の画像形成時に
は転写搬送ベルト1にブレード61を当接させないの
で、画像形成時に転写搬送ベルト1の駆動性を低下させ
ることがなく、ジター画像の発生を防止できる。
【0113】さらに、補助クリーニング装置60による
転写搬送ベルト1のクリーニングを、主クリーニング装
置20によるクリーニング位置の転写搬送ベルト1搬送
方向下流側近傍にすれば、主クリーニング装置20で転
写搬送ベルト1に現像剤が再付着した直後に補助クリー
ニング装置60で再付着現像剤を除去でき、再付着現像
剤が転写搬送ベルト1上を搬送されるうちに現像剤が機
内に飛散することを防止できる
【0114】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、押圧部材の突
部に対応するウェブの部分がエッジ状となり、このエッ
ジ状部分で被クリーニング面に強固に付着している汚れ
を剥ぎ取ることができるので、被クリーニング面に強固
に付着している汚れに対しても良好なクリーニング性能
を得ることができる。更に、請求項1の発明によれば、
被クリーニング面にウェブが押しつけられるクリーニン
グ領域に、押圧部材の突部に対応してエッジ状となるウ
ェブの部分が、被クリーニング面とウェブとの相対的な
移動方向に2箇所以上生じさせることができる。したが
って、押圧部材のある突部に対応してエッジ状となった
ウェブの部分によって剥ぎ取られなかった汚れを、上記
移動方向で次に接する他の突部に対応してエッジ状とな
ったウェブの部分によって剥ぎ取ることができ、クリー
ニング性能を向上させることができる。また、請求項1
の発明によれば、外周面が平目ローレット加工された金
属部材により押圧部材を形成することにより、突部の剛
性を高めることができ、厚手のウェブであっても確実に
エッジ状の部分を形成し、被クリーニング面に強固に付
着している汚れを拭き取ることができる。よって、厚手
のウェブを用いて多量の汚れが付着しているような被ク
リーニング面に対応することができる。また、平目ロー
レット加工は従来から広く実施されている容易な加工法
なので、押圧部材の製造の容易化を図ることができる。
しかも、平目ローレット加工によれば突部を精度良く形
成することができるため、被クリーニング面に対する突
部の当接ムラを少なくすることができ、これによってク
リーニング性能を向上させることができる。
【0115】請求項2の発明によれば、ローラ状の押圧
部材の突部に対応するウェブの部分がエッジ状となり、
このエッジ状部分で被クリーニング面に強固に付着して
いる汚れを剥ぎ取ることができるので、被クリーニング
面に強固に付着している汚れに対しても良好なクリーニ
ング性能を得ることかできる。また、汚れの回収量か増
大してウェブが飽和した場合には、ウェブを搬送してウ
ェブの未使用部分を被クリーニング面に対面させること
になるが、この場合、搬送機構によるウェブの搬送に伴
い押圧部材が回転するため、押圧部材を被クリーニング
面に当接させたままウェブを搬送することができるの
で、クリーニング作業の円滑性を向上させることができ
る。更に、請求項2の発明によれば、外周面が平目ロー
レット加工された金属部材により押圧部材を形成するこ
とにより、突部の剛性を高めることができ、厚手のウェ
ブであっても確実にエッジ状の部分を形成し、被クリー
ニング面に強固に付着している汚れを拭き取ることがで
きる。よって、厚手のウェブを用いて多量の汚れが付着
しているような被クリーニング面に対応することができ
る。また、平目ローレット加工は従来から広く実施され
ている容易な加工法なので、押圧部材の製造の容易化を
図ることができる。しかも、平目ローレット加工によれ
ば突部を精度良く形成することができるため、被クリー
ニング面に対する突部の当接ムラを少なくすることがで
き、これによってクリーニング性能を向上させることが
できる。
【0116】請求項3の発明によれば、請求項2のクリ
ーニング装置において、被クリーニング面にウェブが押
しつけられるクリーニング領域に、押圧部材の突部に対
応してエッジ状となるウェブの部分が、被クリーニング
面とウェブとの相対的な移動方向に2箇所以上生じさせ
ることができる。したがって、押圧部材のある突部に対
応してエッジ状となったウェブの部分によって剥ぎ取ら
れなかった汚れを、上記移動方向で次に接する他の突部
に対応してエッジ状となったウェブの部分によって剥ぎ
取ることができ、クリーニング性能を向上させることが
できる。
【0117】
【0118】請求項4の発明によれば、請求項2又は3
のクリーニング装置において、ウェブに接する押圧部材
の表面が前記一方向とは逆方向に移動しないように押圧
部材の回転を規制しているので、ウェブの逆搬送を防止
することができる。したがって、ウェブの汚れを吸収し
ている部分が被クリーニング面に再接触し、被クリーニ
ング面に戻されてしまうようなことを防止することがで
きる。
【0119】請求項の発明によれば、押圧部材の突部
に対応するウェブの部分がエッジ状となり、このエッジ
状部分で転写搬送ベルトの被クリーニング面に強固に付
着している汚れを剥ぎ取ることができるので、該被クリ
ーニング面に強固に付着している汚れに対しても良好な
クリーニング性能を得ることができる。したがって、前
記汚れによる被転写材の裏汚れ、転写不良等の不具合の
発生を防止できる。
【0120】請求項の発明によれば、画像形成装置の
動作状況に応じてクリーニング動作を制御することによ
り、その動作状況によって転写搬送ベルト上の汚れの程
度や種類がばらついた場合でも、その転写搬送ベルト上
の汚れ(付着物)に対してウェブによる最適なクリーニ
ング動作を実行できるので、常に良好なクリーニング性
能を発揮することができる。したがって、前記汚れによ
る被転写材の裏汚れ、転写不良等の不具合の発生を防止
できる。更に、請求項6の発明によれば、画像形成装置
の異常復帰動作時に、前記ウェブの前記被クリーニング
面に対する押し当て力を、画像形成を行うときの通常の
クリーニング動作時よりも大きくし、ウェブによる転写
搬送ベルトのクリーニング性能を高めるので、ジャム等
の搬送不良によって転写搬送ベルトに多量の液状の汚れ
(付着物)が付着した場合でも、その汚れを良好にクリ
ーニングすることができる。また、被転写材の搬送不良
を検知した後のジャムリカバリ時等の前記異常復帰時に
のみ前記ウェブの押し当て力を強くし、通常の画像形成
するときのクリーニング時には前記押し当て力を弱くし
ているので、通常の画像形成時の転写搬送ベルトの駆動
性能を低下させることがなく、ジター等の出力画像上で
の不具合の発生を防止することができる。また、ジャム
リカバリー等の異常復帰動作に要する時間は画像形成を
行っている時間に比してかなり短いため、異常復帰動作
時に転写搬送ベルトにウェブが強く押し当てられても転
写搬送ベルトを劣化させる恐れがなく、転写搬送ベルト
の寿命を縮めてしまうこともない。また、請求項6の発
明によれば、ウェブでクリーニングされた転写搬送ベル
トの被クリーニング面を、補助クリーニング手段でさら
にクリーニングすることにより、転写搬送ベルトのクリ
ーニングをより良好に行うことができる。したがって、
汚れの装置内への飛散や、被転写材への転写時における
転写不良の発生をさらに確実に防止することができる。
ここで、前記補助クリーニング手段による転写搬送ベル
トのクリーニングを、ウエブによるクリーニングの直後
に行えば、ウエブから汚れが飛散し転写搬送ベルトに再
付着した場合でも、その汚れの再付着直後に再び転写搬
送ベルトをクリーニングするので、再付着した汚れの装
置内への飛散を効果的に防止することができる。また、
請求項6の発明によれば、ウェブによってクリーニング
された後の転写搬送ベルトの被クリーニング面に、ブレ
ードを当接させ、このブレードで掻き落とした被クリー
ニング面の汚れ(付着物)を回収容器に回収し、この回
収容器に溜った汚れ物質を定期的に回収容器から廃棄す
ることにより、ブレード及び回収容器を交換することな
く長期に渡って使用できる。したがって、前記補助クリ
ーニング手段を構成する部品の交換のための手間を省い
たり、部品コストを低減したりすることができる。ま
た、請求項6の発明によれば、異常復帰動作時に接離手
段でブレードを転写搬送ベルトの被クリーニング面に当
接させ、画像形成を行う通常のクリーニング時には該ブ
レードを離間させることにより、転写搬送ベルトとブレ
ードとの接触時間を常時接触する場合に比して短くする
ので、転写搬送ベルト及びブレードの摩耗劣化による寿
命の低下を防止することができる。また、画像形成を行
う通常のクリーニング時には転写搬送ベルトからブレー
ドを離間させ、通常の画像形成時の転写搬送ベルトの駆
動性能を低下させないようにするので、ジター等の出力
画像上での不具合の発生を防止することができる。
【0121】請求項の発明によれば、請求項の画像
形成装置において、画像形成装置の電源投入後の初期動
作時におけるクリーニング回数を、画像形成を行うとき
の通常のクリーニング動作時よりも多くすることによ
り、画像形成装置の電源をOFFにしている間に強い付
着力で固着してしまった転写搬送ベルト上の汚れ(付着
物)を確実に除去することができる。
【0122】請求項の発明によれば、請求項の画像
形成装置において、画像形成装置の異常復帰動作時にお
ける前記ウェブの被押し当て部の更新量を、画像形成を
行うときの通常のクリーニング動作時よりも多くするこ
とにより、前記異常が発生したときに転写搬送ベルトの
被クリーニング面に多量の液状の汚れが付着した場合で
も、その液状の汚れを乾燥したウェブでクリーニング
し、該汚れによる転写搬送ベルトの濡れを確実に除去す
ることができる。
【0123】請求項の発明によれば、請求項の画像
形成装置において、像担持体から転写された転写搬送ベ
ルト上の制御用画像がウェブによるクリーニング位置を
通過した後に、前記制御用画像のクリーニングで汚れた
ウェブの被押し当て部を更新するので、前記制御用画像
を形成する場合でも、次のクリーニング動作までに前記
制御用画像で汚れたウェブの被押し当て部を更新し、次
の画像形成に使える状態とすることができる。
【0124】
【0125】
【0126】
【0127】
【0128】請求項10及び11の発明によれば、汚れ
検出手段で検出された汚れの程度に基づいてクリーニン
グ装置によるクリーニング動作を制御することにより、
転写搬送ベルト上の汚れの程度(付着物の量)に応じた
より適切なクリーニング動作を実行することができる。
したがって、前記汚れ(付着物)による被転写材の裏汚
れ、転写不良等の不具合の発生を防止できる。
【0129】特に、請求項1の発明によれば、汚れ検
出手段の検知結果が所定の汚れ程度よりも良好な結果を
示すまで被クリーニング面と前記ウェブとの相対的な移
動を行うことにより、転写搬送ベルト上の実際の汚れの
程度に応じたクリーニング動作を実行することができ
る。
【0130】また特に、請求項1の発明によれば、画
像形成動作中の汚れ検出手段の検出結果が所定の汚れ程
度よりも悪い結果を示すようになったときに、その画像
形成動作を中断してクリーニング動作を実行するので、
突発的な異常事態により転写搬送ベルトが汚れた場合で
も、その汚れを速やかに対処できる。また、前記画像形
成動作を中断した後のクリーニング動作中に、汚れ検出
手段の検出結果が所定の汚れ程度よりも良好な結果を示
すようになったとき、画像形成動作が再開されるので、
前記異常事態発生後の画像形成動作の再開を速やかに行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すクリーニング装
置の縦断正面図。
【図2】被クリーニング物上の汚れを除去する部分を拡
大して示す縦断正面図。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る、クリーニング
装置が用いられるカラーレーザプリンタを示す縦断正面
図。
【図4】クリーニング装置の縦断正面図である。
【図5】被クリーニング物上の汚れを除去する部分を拡
大して示す縦断正面図。
【図6】押当部材の表面パターンを示す模式図。
【図7】押当部材の表面パターンの変形例を示す模式
図。
【図8】押当部材の表面パターンの別の変形例を示す摸
式図。
【図9】押当部材の表面パターンの更に別の変形例を示
す模式図。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る複写機の全体
構成を示す概略構成図。
【図11】同複写機に用いたクリーニング装置の概略構
成図。
【図12】同複写機の制御用画像書き込み時のクリーニ
ング動作手順を示すフローチャート。
【図13】同複写機の異常復帰時のクリーニング動作手
順を示すフローチャート。
【図14】同複写機の電源投入後の初期動作時のクリー
ニング動作手順を示すフローチャート。
【図15】本発明の第4の実施形態に係る複写機で用い
た汚れ検出手段としての光センサの概略構成図。
【図16】同光センサの回路構成図。
【図17】本発明の第5の実施形態に係る複写機の概略
構成を示す正面図。
【図18】同複写機のクリーニング装置の拡大正面図。
【図19】当接圧可変ローラが圧接ローラから離間する
位置にあるときのクリーニング装置の説明図。
【図20】本発明の第6の実施形態に係る主クリーニン
グ装置及び補助クリーニング装置の拡大正面図。
【図21】変形例に係る補助クリーニング装置において
ブレードを転写搬送ベルトに当接させた状態の説明図。
【図22】同ブレードを転写搬送ベルトから離間させた
状態の説明図。
【図23】同ブレードの接離機構の説明図。
【図24】従来のクリーニング装置の一例を示す縦断正
面図。
【符号の説明】
〔実施形態1及び2の図1ないし図9における符号〕 2,20a 被クリーニング面 4,35 ウェブ 7,40 突部 6,A 押当面 5,39 押圧部材 33,34,36,及び37 搬送機構 〔実施形態3及び4の図10ないし図16における符
号〕 4 プロセスユニット 6 転写搬送ベルト 14 駆動ローラ 16 クリーニング装置 21 ウェブ 22 サプライローラ 23 巻取りローラ 25 圧接ローラ 31 光センサ 32 発光素子 33 受光素子 37 CPU 〔実施形態5及び6の図17ないし図23における符
号〕 1 転写搬送ベルト 2 駆動ローラ 3 従動ローラ 4 搬送ユニット 5 転写紙 6 感光体ドラム 7 帯電装置 8 露光装置 9 現像装置 10 転写装置 11 感光体クリーニング装置 12 除電装置 20 (主)クリーニング装置 21 ウエブ 22 サプライローラ 23 巻き取りローラ 30 押当部材 31 圧接ローラ 32 当接圧可変ローラ 33,34 スプリング 35 回転軸 40 第1センサ 41 第2センサ 50,60 補助クリーニング装置 61 ブレード 71 ブラケット 74 解除スプリング 75 ソレノイド
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−119936(JP,A) 特開 平6−175432(JP,A) 特開 平7−121076(JP,A) 特開 平5−142973(JP,A) 特開 昭62−92984(JP,A) 特開 平6−35384(JP,A) 実開 昭56−175852(JP,U) 実開 平4−101573(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/10 - 21/12 G03G 15/16 - 15/16 103 G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/14 G03G 15/01 - 15/01 117

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被クリーニング面にウェブを押し当て、両
    者の相対的な移動によって前記被クリーニング面をクリ
    ーニングするクリーニング装置において、 突部を有する押当面を備え、この押当面で前記ウェブを
    前記被クリーニング面に押し当てる押圧部材を設け、 前記被クリーニング面と前記ウェブとの相対的な移動方
    向と直交する方向に延在する突部を、前記ウェブが前記
    被クリーニング面に押し当てられるクリーニング領域に
    おいて前記移動方向に複数設け、 前記押圧部材を、外周面が平目ローレット加工された金
    属部材で形成したことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 【請求項2】被クリーニング面にウェブを押し当て、両
    者の相対的な移動によって前記被クリーニング面をクリ
    ーニングするクリーニング装置において、 ローラ状に形成されてその外周面に突部を備え、この突
    部を含む前記外周面で前記ウェブを前記被クリーニング
    面に押し当てる回転自在な押圧部材と、前記ウェブを搬
    送する搬送機構とを備え、 前記押圧部材を、外周面が平目ローレット加工された金
    属部材で形成したことを特徴とするクリーニング装置。
  3. 【請求項3】前記被クリーニング面と前記ウェブとの相
    対的な移動方向と直交する方向に延在する突部を、前記
    ウェブが前記被クリーニング面に押し当てられるクリー
    ニング領域において前記移動方向に複数設けたことを特
    徴とする請求項2のクリーニング装置。
  4. 【請求項4】前記搬送機構による前記ウェブの搬送方向
    を一方向に設定し、 前記ウェブに接する前記押圧部材の表面が前記一方向と
    は逆方向に移動しないように前記押圧部材の回転を規制
    したことを特徴とする請求項2又は3のクリーニング装
    置。
  5. 【請求項5】像担持体上の顕像が転写される被転写材
    を、前記像担持体の表面に対向する転写位置に搬送する
    転写搬送ベルトと、 前記転写搬送ベルトの被クリーニング面を、前記ウェブ
    を用いてクリーニングする請求項1ないし4のいずれか
    のクリーニング装置とを備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】像担持体上の顕像が転写される被転写材
    を、前記像担持体の表面に対向する転写位置に搬送する
    転写搬送ベルトと、前記転写搬送ベルトの被クリーニン
    グ面にウェブを押し当て、前記被クリーニング面と前記
    ウェブとの相対的な移動によって前記被クリーニング面
    をクリーニングするクリーニング装置とを備えた画像形
    成装置において、 画像形成装置の動作状況に応じて、前記クリーニング装
    置によるクリーニング動作を制御する制御手段を設け、 画像形成装置の異常復帰動作時に、前記ウェブの前記被
    クリーニング面に対する押し当て力を、画像形成を行う
    ときの通常のクリーニング動作時よりも大きくするよう
    に、前記制御手段による制御を行い、 前記ウェブによるクリーニング位置よりも前記転写搬送
    ベルトの移動方向下流側に、前記転写搬送ベルトを再び
    クリーニングする補助クリーニング手段を設け、 前記補助クリーニング手段を、前記転写搬送ベルトの被
    クリーニング面に当接するブレードと、前記ブレードに
    よって前記クリーニング面から除去された物質を回収す
    る回収容器とから構成し、 前記ブレードを前記転写搬送ベルトの被クリーニング面
    に対して接離させる接離手段と、画像形成装置の異常復
    帰動作時に前記ブレードを前記被クリーニング面に当接
    させ、画像形成を行うときの通常のクリーニング動作時
    に前記ブレードを離間させるように、前記接離手段を制
    御する制御手段とを設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】画像形成装置の電源投入後の初期動作時
    に、前記被クリーニング面と前記ウェブとを相対的に移
    動させて前記被クリーニング面をクリーニングする回数
    を、画像形成を行うときの通常のクリーニング動作時よ
    りも多くするように、前記クリーニング動作の制御を行
    うことを特徴とする請求項6の画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記被クリーニング面に押し当てられる前
    記ウェブの被押し当て部を更新する更新手段を設け、 画像形成装置の異常復帰動作時における前記ウェブの被
    押し当て部の更新量を、画像形成を行うときの通常のク
    リーニング動作時よりも多くするように、前記クリーニ
    ング動作の制御を行うことを特徴とする請求項6の画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】前記被クリーニング面に押し当てられる前
    記ウェブの被押し当て部を更新する更新手段と、前記像
    担持体上に画像形成プロセスの制御に用いる制御用画像
    を形成する制御用画像形成手段とを備え、 前記像担持体から転写された前記転写搬送ベルト上の制
    御用画像が前記ウェブによるクリーニング位置を通過し
    た後に、該ウェブの被押し当て部を更新するように、前
    記クリーニング動作の制御を行うことを特徴とする請求
    項6の画像形成装置。
  10. 【請求項10】像担持体上の顕像が転写される被転写材
    を、前記像担持体の表面に対向する転写位置に搬送する
    転写搬送ベルトと、前記転写搬送ベルトの被クリーニン
    グ面にウェブを押し当て、前記被クリーニング面と前記
    ウェブとの相対的な移動によって前記被クリーニング面
    をクリーニングするクリーニング装置とを備えた画像形
    成装置において、 前記被クリーニング面の汚れの程度を検出する汚れ検出
    手段と、 前記汚れ検出手段の検出結果に基づいて、前記クリーニ
    ング装置によるクリーニング動作を制御する制御手段と
    を設け、 画像形成装置の電源投入後の初期動作中に、前記汚れ検
    出手段による検出動作を行い、前記汚れ検出手段の検出
    結果が所定の汚れ程度よりも良好な結果を示すまで前記
    被クリーニング面と前記ウェブとの相対的な移動を行う
    ように、前記制御手段による制御を行うことを特徴とす
    る画像形成装置。
  11. 【請求項11】像担持体上の顕像が転写される被転写材
    を、前記像担持体の表面に対向する転写位置に搬送する
    転写搬送ベルトと、前記転写搬送ベルトの被クリーニン
    グ面にウェブを押し当て、前記被クリーニング面と前記
    ウェブとの相対的な移動によって前記被クリーニング面
    をクリーニングするクリーニング装置とを備えた画像形
    成装置において、 前記被クリーニング面の汚れの程度を検出する汚れ検出
    手段と、 前記汚れ検出手段の検出結果に基づいて、前記クリーニ
    ング装置によるクリーニング動作を制御する制御手段と
    を設け、 画像形成動作中に、前記汚れ検出手段による検出動作を
    行い、前記汚れ検出手段の検出結果が所定の汚れ程度よ
    りも悪い結果を示すようになったときに画像形成動作を
    中断して前記転写搬送ベルトの被クリーニング面に対す
    るクリーニング動作を開始し、且つ、前記クリーニング
    動作中に、前記汚れ検出手段による検出動作を行い、前
    記汚れ検出手段の検出結果が所定の汚れ程度よりも良好
    な結果を示すようになったときに画像形成動作を再開す
    るように、前記制御手段による制御を行うことを特徴と
    する画像形成装置。
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