JPH05273893A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05273893A
JPH05273893A JP4074061A JP7406192A JPH05273893A JP H05273893 A JPH05273893 A JP H05273893A JP 4074061 A JP4074061 A JP 4074061A JP 7406192 A JP7406192 A JP 7406192A JP H05273893 A JPH05273893 A JP H05273893A
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Hiroyuki Sugimoto
浩之 杉本
Masahito Yanagida
雅人 柳田
Yoshinori Kai
美紀 甲斐
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被担持物たる例えばトナー像を次工程領域まで
搬送する担持体と、この担持体上の残留トナーを除去す
るためのクリーニング部材と、担持体表面を研磨する接
離可能な摺擦部材を有する画像形成装置において、フィ
ルミング層の生成による転写効率の低下及びブレードの
巻き込みを防止し、長期的に安定した画像形成を確保す
ること。 【構成】担持体19上の表面に光を与える発光素子36
−1と、担持体表面からの正反射光を受光し得る第1の
受光素子36−2と、発光素子の乱反射光を受光し得る
第2の受光素子36−3と、第1及び第2の受光素子に
より検出した反射光量の値を基準値と比較する比較手段
S2,S5と、摺擦部材の動作を制御する制御手段S3
を有し、比較手段の出力に基づいて摺擦部材35の動作
を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンター、
ファクシミリ、等の電子写真方式を用いた画像形成装置
に関し、より詳細には、トナー、転写紙、又は、トナー
及び、転写紙を担持し、次工程まで前記担持物を搬送す
る担持体を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被担持物たるトナー像又は転写紙
又はトナー像及び転写紙を担持し、回転駆動されること
により、前記被担持物を次工程領域まで搬送する担持体
と、前記担持体上の残留トナーを除去するためのクリー
ニング部材と、前記担持体表面を研磨する接離可能な摺
擦部材を有する画像形成装置がある。
【0003】これらの装置において、感光体や、この感
光体からトナー像を転写される、例えば中間転写体体等
の担持体のように、トナーが付着し、それを次の画像形
成サイクルまでにクリーニングする装置として、ウレタ
ンゴムのエッジを圧接してトナーを掻き落とすブレード
クリーニング方式や、毛ブラシを用いたファーブラシク
リーニング方式等がある。特に、ブレードクリーニング
方式は機械的に簡単であり、しかも安価であるため、幅
広く利用されている。
【0004】しかし、ブレードクリーニング方式では、
微小なトナーや、熱や圧力等で溶解したトナー等が感光
体や中間転写体で発生した場合、ブレードだけでは除去
しきれず、徐々にフィルミング層を形成するため、転写
性能が低下し、画像品質も低下する。
【0005】特に中間転写体を用いたダブル転写方式の
場合、僅かなフィルミング層の生成によっても大きく転
写効率が低下する。また、像担持体にフィルミング層が
形成されると、ブレードと像担持体の摩擦係数が増加す
るため、カウンターブレード方式を用いる場合にブレー
ドの巻き込みが発生しやすくなる。また、像担持体が駆
動ローラと従動ローラにより張架されたベルト部材であ
る場合、ブレードと像担持体の摩擦力の増大により駆動
ローラが空転してしまう。
【0006】そこで、例えば特開平2−214882
号公報に示されているように、摺擦部材としてフィルミ
ングクリーニングローラを用い、これを像担持体に摺擦
させてフィルミング層を除去する技術、特開平2−2
62180号公報に示されるように摺擦部材としてクリ
ーニングローラを用い、このクリーニングローラが像担
持体を摺擦するタイミングをコピー数枚に1回というよ
うに設定する技術、等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の技術
においては、クリーニングローラでトナーフィルミング
層を除去する場合、像担持体を摺擦し過ぎるとの問題が
ある。また、前記の技術では、コピー機の使用条件等
によって、フィルミングの生成状態が変わるので、全て
の使用環境に対応できるとは限らない。
【0008】従って本発明の目的は、フィルミング層の
生成による転写効率の低下及びブレードの巻き込みを防
止し、長期的に安定した画像形成を確保できる画像形成
を確保できる画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、次の何れかの構成とした。
【0010】(1).担持体上の表面に光を与える発光
素子と、前記担持体表面からの前記発光素子の正反射光
を受光し得る第1の受光素子と、前記発光素子の乱反射
光を受光し得る第2の受光素子と、前記第1及び第2の
受光素子により検出した反射光量の値を基準値と比較す
る比較手段と、前記摺擦部担持体表面を研磨する摺擦部
材の動作を制御する制御手段を有し、前記比較手段の出
力に基づいて前記摺擦部材の動作を制御する。
【0011】(2).(1)において、第1の受光素子
により検出した反射光量の値から、比較手段によって担
持体上のトナーフィルミング付着量を検知し、その検知
結果に基づいて制御手段によって摺擦部材による摺擦動
作の開始し及び停止タイミングを制御する。
【0012】(3).(1)において、第2の受光素子
により検出した反射光量の値から比較手段によって担持
体の表面粗さを検知し、担持体の寿命を判断する寿命検
知手段を設ける。
【0013】(4).(1)において、第1の受光素子
及び第2の受光素子により検出した反射光量の値から比
較手段によって前記クリーニング部材のクリーニング機
能の低下を検知する検知手段を設ける。
【0014】(5).(1)において、発光素子及び第
1及び第2の受光素子とから構成される表面状態検知装
置を、担持体表面の移動方向に対して垂直方向に複数個
並べて配置する。
【0015】(6).(1)において、発光素子及び第
1及び第2の受光素子とから構成される表面状態検知装
置を、担持体表面の移動方向に対して垂直方向に移動さ
せる手段を有する。
【0016】(7).(1)において、クリーニング部
材を担持体に圧接する加圧力を変化させる手段を有し、
第1の受光素子により検出した反射光量の値から比較手
段によって担持体上のトナーフィルミングの生成を検知
したときに、前記加圧力を基準値よりも減少させ、摺擦
部材による摺擦動作終了後に前記加圧力を基準値とした
加圧力によりクリーニングする。
【0017】(8).(2)において、担持体及び、又
は、クリーニング部材の温度を検知する温度検知装置と
担持体近傍の湿度を検知する湿度検知装置とを有し、前
記温度検知装置及び前記湿度検知装置の検知結果に応じ
て加圧力の減少量を変化させてクリーニングする。
【0018】(9).(5)において、クリーニング部
材を担持体に対して接離可能とし、摺擦接材により担持
体を研磨する動作時において、クリーニング部材を解除
した状態で担持体を回転させる。
【0019】(10).(9)において、クリーニング
部材が担持体に対して接離可能であり、前記担持体の回
転方向に対して摺擦部材を前記クリーニング部材よりも
下流側、かつ、被担持物が前記担持体に転移される工程
部よりも上流側に配置し、表面状態検知装置の検知値が
基準値以下であり、かつ、前記クリーニング部材が前記
担持体に当接しているときに、摺擦部材を前記担持体に
当接して摺擦動作を行う。
【0020】(11).(1)において、摺擦部材を、
金属ループ繊維からなるブラシローラとする。
【0021】(12).(1)において、摺擦部材を、
導電性樹脂のループ繊維からなるブラシローラとする。
【0022】
【作用】フィルミング層の生成状態を監視し、生成状態
に応じて摺接部材によるフィルミング層の除去動作を行
う。
【0023】
【実施例】本発明は、トナー、転写紙またはトナーおよ
び転写紙等の被担持物を担持し、次工程まで前記被担持
物を搬送する担持体を有する画像形成装置に関する。
【0024】前記担持体としては、具体的には、感光体
等の像担持体上から転移したトナー像を担持し、転写紙
等の被転写体に転写する工程まで回転駆動されることに
よりトナー像を搬送する中間転写体、中間転写ベルト、
または、転写紙、或いは、トナー像を形成された転写紙
等を担持し、転写工程、若しくは、定着工程等の次工程
まで回転駆動されることにより被担持体を搬送する搬送
ベルト等であり、他の静電的に被担持物を担持搬送する
担持体をも含む。
【0025】担持体を中間転写ベルトとした場合の例を
以下に説明するが、その前提として、図3により、本発
明の実施に適するカラー複写機の概略構成、図2により
感光体、中間転写ベルト回りの構成について説明する。
【0026】図1において、カラー画像読取装置(以
下、カラースキャナーと称す)1は、原稿3の画像を照
明ランプ4、ミラー群5、及び、レンズ6を介してカラ
ーセンサ7に結像する。そして、原稿のカラー画像情報
を、例えば、ブルー(以下Bと称す)、グリーン(以下
Gと称す)、レッド(以下Rと称す)の各色分解光毎に
読み取り、電気的な画像情報に変換する。
【0027】そして、このカラースキャナー1で得た
B,G,Rの色分解画像信号強度レベルをもとにして、
画像処理部(図示なし)で色変換処理を行い、ブラック
(以下BKと称す)、シアン(以下Cと称す)、マゼン
タ(以下Mと称す)、イエロー(以下Yと称す)のカラ
ー画像データを得る。
【0028】これを、次に述べるカラー画像記録装置
(以下、カラープリンタと称す)2によって、BK,
C,M,Yの顕像化を行い、これを重ね合わせして4色
フルカラー画像を形成する。
【0029】次に、カラープリンター2の概要を図2乃
至図3により説明する。
【0030】書込光学ユニット8は、カラースキャナー
1からのカラー画像データを光信号に変換して、原稿画
像に対応した光書込を行い、感光体ドラム9に静電潜像
を形成する。
【0031】感光体ドラム9は、矢印の如く、反時計回
りの向きに回転するが、その周りには感光体クリーニン
グユニット(クリーニング前除電器を含む)10、除電
ランプ11、帯電器12、電位センサー13、BK現像
器14、C現像器15、M現像器16、Y現像器17、
現像濃度パターン検知器18、中間転写ベルト19など
が配置されている。
【0032】各現像器は、静電潜像を現像するために現
像剤を感光体ドラム9に対向させるよう回転する現像ス
リーブ(14−1、15−1、16−1、17−1)
と、現像剤を汲み上げ、撹拌するために回転する現像パ
ドル、及び、現像剤のトナー濃度検知センサーなどで構
成されている。
【0033】現像動作の順序(カラー画像形成順序)
を、BK,C,M,Y,の例で以下説明する。但し、画
像形成順序は、これに限定されるものではない。
【0034】コピー動作が開始されると、カラースキャ
ナー1で所定のタイミングからBK画像データの読み取
りがスタートし、この画像データに基づき、レーザー光
による光書き込み、潜像形成が始まる(以下、BK画像
データによる静電潜像をBK潜像と称す。C,M,Yに
ついても同じ)。
【0035】このBK潜像の先端部から現像可能とすべ
く、BK現像器14の現像位置に潜像先端部が到達する
前に現像スリーブ14−1を回転開始してBK潜像をB
Kトナーで現像する。そして、以後、BK潜像領域の現
像動作を続けるが、BK潜像後端部がBK現像位置を通
過した時点で現像不作動状態にする。これは、少なくと
も、次のC画像データによるC潜像先端部が到達する前
に完了させる。
【0036】次に、こうして感光体ドラム9に形成した
BKトナー像を、感光体ドラム9と等速駆動されている
中間転写ベルト19の表面に転写する(以下、感光体か
ら中間転写べルトへのトナー像転写をベルト転写と称
す)。
【0037】ベルト転写は、感光体ドラム9と中間転写
ベルト19が接触した状態下において、転写バイアスロ
ーラ20に所定のバイアス電圧を印加することにより行
う。
【0038】中間転写ベルト19には、感光体ドラム9
に順次形成するBK,C,M,Yのトナー像を同一面に
順次位置合わせして4色重ねのベルト転写画像を形成
し、その後、転写紙に一括転写を行う。この中間転写ベ
ルトユニットの構成、動作については後述する。
【0039】ところで、感光体ドラム9側では、BK工
程の次にC工程が行われるが、所定タイミングで、カラ
ースキャナー1によるC画像データ読み取りが始まり、
その画像データによるレーザー光書き込みで、C潜像の
担持が行われる。
【0040】C現像器15は、その現像位置に対して、
先のBK潜像後端部が通過した後でかつ、C潜像の先端
が到達する前に現像スリーブ15−1を回転開始してC
潜像をCトナーで現像する。
【0041】以後、C潜像領域の現像を続けるが、潜像
後端部が通過した時点で、先のBK現像器の場合と同様
に現像不作動状態にする。これもやはり、次のM潜像先
端部が到達する前に完了させる。
【0042】なお、M、及び、Yの各工程については、
それぞれの画像データ読み取り、潜像形成、現像、の動
作が前記のBK,Cの工程と同様であるので、説明は省
略する。
【0043】次に中間転写ベルトユニットについて、説
明する。中間転写ベルトユニット19は、駆動ローラ2
1、転写バイアスローラ20、及び、従動ローラ群に張
架されており、図示しない駆動モータにより後述の如く
駆動制御される。
【0044】図2に示すように、ベルトクリーニングユ
ニット22は、ブラシローラ22−1、ゴムブレード2
2−2、及び、ベルトからの接離機構22−3などで構
成されており、1色目のBK画像をベルト転写した後
の、2、3、4、色目をベルト転写している間は、接離
機構22−3によって、ベルト面から離間させておく。
【0045】紙転写ユニット23は、紙転写バイアスロ
ーラ23−1、ローラークリーニングブレード23−
2、及び、ベルトからの接離機構23−3などで構成さ
れている。
【0046】該バイアスローラー23−1は、通常は、
中間転写ベルト19面から離間しているが、中間転写ベ
ルト19面に形成された4色の重ね画像を転写紙に一括
転写する時に、タイミングをとって接離機構23−3で
押圧され、該ローラー23−1に所定のバイアス電圧を
印加して紙への転写を行う。
【0047】なお、図3に示すように、転写紙24は給
紙ローラ25、レジストローラ26によって、中間転写
ベルト面の4色重ね画像の先端部が紙転写位置に到達す
るタイミングに合わせて給紙される。
【0048】さて、中間転写ベルト19の動き方は、1
色目のBKトナーぞのベルト転写が後端部まで終了した
後の動作方式として、次の3通りが考えられるが、この
中の1方式か、又は、コピーサイズに応じて、コピー速
度面等で、効率的な方式の組合せによって動作させる。
【0049】(1).一定速往動方式 .BKトナー像のベルト転写後も、そのまま一定速で
往動を続ける。
【0050】.そして、中間転写ベルト19面上のB
K画像先端位置が、再び、感光体ドラム9との接触部の
ベルト転写位置に到達した時、感光体ドラム9側には、
次のCトナー像の先端部が丁度その位置にくるように、
タイミングをとって画像形成される。
【0051】.その後も同様の動作によって、M,Y
画像工程に進み、4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0052】.4色目のYトナー像ベルト転写工程に
引き続き、そのまま往動しながら、ベルト面上の4色重
ねトナー像を、前記したように転写紙24に一括転写す
る。
【0053】(2).スキップ往動方式 .BKトナー像のベルト転写が終了したら、感光体ド
ラム9面から中間転写ベルト19を離間させ、そのまま
の往動方向に高速スキップさせて、所定量を移動した
ら、当初の往動速度に戻す。また、その後、再び、感光
体ドラム9に中間転写ベルト19を接触させる。
【0054】.そして、中間転写ベルト19面上のB
K画像先端位置が再び中間転写ベルトの転写位置に到達
した時、感光体ドラム9側には次のCトナー像の先端部
が丁度、その位置にくるようにタイミングを取って画像
形成されている。
【0055】その結果、C画像はBK画像に正確に位置
合わせして重ねてベルト転写される。.その後も、同
様動作によって、M,Y画像工程に進み、4色重ねのベ
ルト転写画像を得る。
【0056】.4色目のYトナー像のベルト転写工程
に引き続き、そのままの往動速度でベルト19面上の4
色重ねトナー像を転写紙24に一括転写する。
【0057】(3).往復動(クイックリターン)方式 .BKトナー像のベルト転写が終了したら、感光体ド
ラム9面から中間転写ベルト19を離間させ、そして、
往動を停止させると同時に逆方向に高速リターンさせ
る。リターンは、中間転写ベルト19面上のBK画像先
端位置がベルト転写相当位置を逆方向に通過し、さら
に、予め設定された距離分を移動した後に停止させて待
機状態にする。
【0058】.次に、感光体ドラム9側のCトナー像
の先端部がベルト転写位置より手前の所定位置に到達し
た時点で、中間転写ベルト19を再び、往動方向にスタ
ートさせる。また、中間転写ベルト19を再び、往動方
向にスタートさせる。
【0059】また、中間転写ベルト19を感光体ドラム
9面に再び、接触させる。この場合も、C画像は中間転
写ベルト19面上でBK画像に正確に重なるような条件
に制御されてベルトに転写される。
【0060】.その後も同様の動作によって、M,Y
画像工程に進み、4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0061】.4色目のYトナー像のベルト転写工程
に引き続き、リターンせずにそのままの速度で往動し
て、中間転写ベルト19面上の4色重ねトナー像を転写
紙24に一括転写する。
【0062】さて、中間転写ベルト面から4色重ねトナ
ー像を一括転写された転写紙24は、紙搬送ユニット2
7により定着器28に搬送され、所定温度にコントロー
ルされた定着ローラ28−1と加圧ローラ28−2でト
ナー像が溶融定着され、コピートレイ29に排出され、
フルカラーコピーを得る。
【0063】なお、ベルト転写後の感光体ドラム9は、
感光体クリーニングユニット10で表面をクリーニング
され、また、除電ランプ11で均一に除電される。ま
た、転写紙24にトナー像を転写した後の中間転写ベル
ト19は、ベルトクリーニングユニット22により、再
び、接離機構22−3によって押圧されて、表面をクリ
ーニングされる。
【0064】リピートコピーの時は、カラースキャナー
1の動作、及び、感光体ドラム9への画像形成は、1枚
目のY(4色目)画像工程に引き続き、所定のタイミン
グで2枚目のBK(1色目)画像工程に進む。
【0065】また、中間転写ベルト19の方は、1枚目
の4色重ね画像の転写紙への一括転写工程に引き続き、
表面をベルトクリーニングユニット22でクリーニング
された領域に、2枚目のBKトナー像がベルト転写され
るようにする。その後は、1枚目と同様の動作になる。
【0066】なお、転写紙カセット30、31、32、
33には各種サイズの転写紙が収納されており、操作パ
ネル(図示省略)で指定されたサイズ紙の収納カセット
からタイミングをとって、レジストローラ26方向に給
紙、搬送が行われる。オーバーヘッドプロジェクター用
の用紙や、厚紙等を手差しする場合は、手差し給紙トレ
イ34を用いる。
【0067】以上までは、4色フルカラーを得る場合の
コピーモードの説明であったが、3色コピーモード、2
色コピーモードの場合は、指定された色と回数の分につ
いて前記と同様の動作を行うことになる。
【0068】また、単色コピーモードの場合は、所定枚
数が終了するまでの間、その色の現像器のみを現像状態
にして、中間転写ベルト19は、感光体ドラム9の面に
接触したまま、往動方向に一定速度で駆動し、さらに、
ベルトクリーニングユニット22も中間転写ベルト19
に接触したままの状態でコピー動作を行う。
【0069】次に、中間転写ベルト19の表面状態検知
について説明する。表面状態の検知は、中間転写ベルト
19上に残留トナー粒子が存在しない状態で行うため、
表面状態検知素子はベルトクリーニングユニット22の
下流側に設けることが望ましい。
【0070】図2に示すように、中間転写ベルト19上
にトナーフィルミング層が生成すると、ゴムブレード2
2−2と中間転写ベルト19の摩擦係数が増加し、最悪
の場合、ブレードのめくれや、ベルト駆動ローラのスリ
ップが発生する。
【0071】そこで、本例では、図1に示すように、中
間転写ベルト19上であって、転写バイアスローラ20
とベルトクリーニングユニット22との間に設けた表面
状態検知装置36によってフィルミング層の生成を検知
する。
【0072】図1、図4に示すように、表面状態検知装
置36はベルト表面に光を与える発光素子36−1と、
この発光素子によるベルト表面からの正反射光を受光す
る第1の受光素子36−2と、乱反射光を受光する第2
の受光素子36−3から構成されている。ここで、発光
素子36−1による光は、ベルト材質に関しては吸収が
少なく、トナーの材質に関しては吸収が大きい波長を用
いると、検出感度が向上する。
【0073】図4において、第1の受光素子36−2に
よる光量の検出値をL1、第2の受光素子36−3によ
る光量の検出値をL2とし、ベルトの表面検知とその処
置について説明する。
【0074】(1).初期設定(図4(A)参照) 新品の中間転写ベルトをセットした時に、検出値L1が
任意の値(初期値L0)になるように発光素子36−1
への入力電圧を調整する。新品ベルトであるから、ベル
ト表面には、フィルミング層が存在せず、また、ベルト
表面が平滑であるため、入射光はベルト表面での吸収や
散乱をほとんど受けない。よって、発光素子からの光
は、正反射をして第1の受光素子36−2で検出され、
第2の受光素子36−3では乱反射成分の検出値L2は
検出されない。
【0075】(2).フィルミング層生成〜フィルミン
グ層除去(図4(B)参照) 中間転写ベルト表面にトナーフィルミング層が生成され
ると、入射光の一部がフィルミング層内で吸収されてし
まうため、正反射成分である第1の受光素子36−2の
検出値L1は減少する。一方、フィルミング層が生成さ
れても、ベルト表面の平滑性は保たれているので、乱反
射成分である第2の受光素子36−3の検出値L2は検
出されない。
【0076】ここで、検出値L1と、ゴムブレード22
−2対中間転写ベルト間の摩擦係数の相関関係を予め実
験的に測定しておき、フィルミング除去を実行するとき
の正反射成分の基準値LAが予め、記憶回路S1(図9
参照)に記憶されているものとする。
【0077】そこで、コピー動作を行い、該動作中に毎
回、或いは、一定枚数毎に第1の受光素子36−2の検
出値L1と該基準値LAとを比較回路S2(図9参照)
によって比較し、検出値L1が基準値LA以下になった
ときにフィルミング除去動作が必要であると制御回路S
3で判断する。フィルミング除去動作については、後述
する。
【0078】フィルミング除去能力は環境条件や、フィ
ルミング除去部材の経時劣化等により変化するので、最
適なフィルミング除去を行うには除去過程を検知する必
要がある。
【0079】フィルミング除去動作によってフィルミン
グ層が削られていくと、ベルト面での入射光の吸収量が
減少していくため、正反射成分の検出値L1は増加して
いく。しかし、フィルミング層が削られることによっ
て、中間転写ベルトの表面は粗くなるので、検出値L1
の増加はあるところで止まり、減少を始めると共に、乱
反射成分の検出値L2が増加し始める。
【0080】(3).フィルミング除去後(図4
(C)、図5参照) ベルト上のフィルミング層が完全に除去されても、前記
したように、中間転写ベルトの表面が粗くなるため、そ
の分だけ、検出値L1は初期値L0よりも小さくなり、
検出値L2が観測されるようになる。
【0081】ここで、図5を参照するに、検出値L1
は、フィルミング層の減少による検出値の増加と、表面
粗さの増加による検出値の減少の合成値としてあらわれ
る。
【0082】さらに除去動作を続けた場合、ベルト表面
が削られて表面が粗くなるため、検出値L1は減少し、
検出値L2はさらに増加する。
【0083】そこで、フィルミング除去動作を行いなが
ら検出値L1を検知し、その増加が無くなる、或いは、
減少し始めた時点で、フィルミング除去動作を終了させ
る。つまり、かかる監視により検出値L1が増加傾向か
ら減少傾向に移る時点を見つけ出し、その時点をもって
フィルミング層の除去動作を終了させる点に特徴があ
る。(4).初期値L0の再設定(図4(D)) フィルミング層の除去動作終了後の状態では、検出値L
1は初期値L0よりも小さくなっているので、入射光量
をL0/L1倍だけ増加させて、L1=L0となるよう
に再度設定する。
【0084】このとき、検出値L2もL0/L1倍に増
加する。そして、L0/L1倍にした検出値L2をL2
´としてS4に記憶しておく。
【0085】(5).フィルミング層の生成(図4
(E)) フィルミング除去動作後にさらにコピー動作を続ける
と、中間転写ベルトの表面上に再びフィルミング層が生
成されていくため、検出値L1及び検出値L2はフィル
ミング層による光の吸収によって減少していく。そし
て、検出値L1と基準値LAとを比較回路S2(図9参
照)によって比較し、検出値L1が基準値LA以下にな
ったときにフィルミング除去動作が必要であると制御回
路S3で判断する。
【0086】(6).前記(2)に準じ、フィルミング
層の除去(図4(F))、及び、初期値L0の再設定、
L2´の再記憶を行う(図4(G))。
【0087】(7).以後これらの動作を繰り返すと図
6に示すように、検出値L2のレベルが増加していく。
フィルミング層除去動作後の検出値L2は中間転写ベル
ト19の表面粗さの変化を反映している。
【0088】フィルミング層除去動作後の初期値L0を
補正した後の検出値L2が、予め、実験的に求められた
設定値LB以上になったときに、中間転写ベルト19の
表面粗さが限界に達したと、制御回路S3で判断し、交
換時期がきたことを適宜の表示手段で表示する(図6参
照)。なお、図6における、(A)〜(G)は、図4に
おける(A)〜(G)に対応している。
【0089】表面状態検知装置36等によるこれらの検
知動作を、中間転写ベルト19上に残留トナー粒子が存
在しない状態で行うことによって、フィルミング生成過
程、除去過程、及び、中間転転写ベルトの寿命等を検知
することができる。この場合には、表面検知装置36は
寿命検知手段として機能する。
【0090】(8).次に、クリーニング不良によっ
て、中間転写ベルト19上に残留トナーが存在している
場合の影響について説明する。
【0091】中間転写ベルト上に残留トナーが存在して
いる場合にも、トナー粒子によって入射光、及び、反射
光が遮られて、検出値L1,L2の値が減少する(図4
(H)参照)。図4(H)において、残留トナーを符号
Tで示す。
【0092】従って、検出値L1,L2の減少が、フィ
ルミング層による光の吸収に起因するものなのか、或い
は、残留トナーによる遮光、吸収に起因するものなの
か、を判別する必要がある。
【0093】フィルミング層の光吸収によって反射光量
が減少する場合、正反射光と乱反射光は、略同じ割合で
減少する。すなわち、初期値L0補正時の検出値L2を
L2´とすると、フィルミング除去検知時(L1≦L
A)の検出値L2の値は(L1/L0)×L2´とな
る。
【0094】トナー粒子が存在する場合は、図7に示す
ように、正反射光と乱反射光で光量の減少度合いが異な
る。つまり、乱反射光の場合は、入射面積がA2となる
のに対して、正反射光の場合は反射光もトナーで遮られ
るので有効入射面積はA1になる。従って、正反射光の
減少度合いが大きく、検出値L1の減少度合いが大きく
なる。
【0095】かかる残留トナーの発生原因となる、中間
転写ベルトのクリーニング不良が発生した場合、ベルト
上の残留トナーによって図8に示すように正反射成分の
検出値L1を示す線50は急激に下降する。
【0096】このように、L1≦LAとなった場合に、
検出値L2が初期値L0設定時のL2´に比べて検出値
L1と同じ割合だけ減少しているかどうかを判断する。
【0097】例えば、検出値L1が急激に減少したにも
かかわらず、第8図に符号51で示す第2の受光素子3
6−3の検出値L2があまり減少しなかった場合(L2
>K×(L1/L0)×L2´,Kは実験的に求めた定
数)には、トナー粒子での遮光による減少であると判断
し、ベルトクリーニングブレードの交換が必要であるこ
とを適宜の表示手段によって表示する。
【0098】よって、表面状態検知装置はこの場合、ク
リーニング機能の低下を見地する検知手段として機能す
る。これらの制御は、図9に示す制御回路S3により実
行され、その制御手順は図10のフローに従う。
【0099】表面状態検知装置36の配置に関し説明す
る。図11(A)に示すように、表面検知装置36を中
間転写ベルト19表面の移動方向に対して垂直な方向に
複数個、並べて配置することによって、ベルトの端部や
中央部等について、ベルト表面の部分的なフィルミング
の生成量の増大や、表面粗さの増大を検知することがで
きる。
【0100】或いは、図11(B)に示すように、表面
検知装置36を中間転写ベルト19表面の移動方向に対
して垂直に移動させるモーターM、ベルトVT等を設
け、該ベルトVTの回動方向に走査することによって、
ベルトの端部や中央部等について、ベルト表面の局部的
なフィルミング生成量の増大や、表面粗さの増大を検知
することが可能となる。
【0101】次に、フィルミング検知とゴムブレード2
2−2の当接圧力の調整について説明する。前述したよ
うに、表面検知装置36により中間転写ベルト上へのフ
ィルミング生成を検知した場合、フィルミング除去動作
が必要であると判断し、一連のコピー動作終了後にフィ
ルミング層の除去動作を実行させる。
【0102】しかし、一度に多量のコピーをとる場合、
フィルミングの検知から除去動作までの間に中間転写ベ
ルトとゴムブレードとの摩擦力が増加し過ぎて、ゴムブ
レードの巻き込みや、ベルト駆動ローラのスリップが発
生する危険がある。特に、高温高湿時には、中間転写ベ
ルトとゴムブレードとの摩擦力が増加するので危険性が
増大する。
【0103】そこで、フィルミング生成を検知したと同
時に、制御回路S4からブレード加圧力調整機構に信号
を送り、ブレードの当接圧を基準値よりも小さくする。
【0104】通常のブレード当接圧はフルカラー画像の
未転写トナーのように、入力トナーが多い場合でもクリ
ーニングできるように余裕度を考慮して比較的高めに設
定されている。
【0105】しかし、当接圧が大きすぎると、フィルミ
ング層の無い初期的な状態でもブレードの巻き込みや、
駆動ローラの空転が発生してしまう。本例では、硬度6
6゜、厚さ2mmのブレードを用いた場合、当接角22
゜、突き出し量10mmの条件では、当接圧20gf/
cmとしている。
【0106】この条件で、当接圧を12gf/cmまで
減少させた場合、フルカラー未転写画像に対してはクリ
ーニング不良が発生してしまうが、通常入力される転写
残トナーに対しては、十分にクリーニングできた。
【0107】従って、フィルミング層を検知した場合、
当接圧が12gf/cmになるように加圧力を調整すれ
ば、通常の画像形成に影響が無い。また、低温低湿環境
では、ベルト上トナーの帯電量が増加して付着したり、
ベルトやブレードのヤング率が増加してベルトとブレー
ドの密着性が低下するので、当接圧を小さくすると転写
残トナーに対してもクリーニング不良が発生する危険性
がある。
【0108】そこで、本例では図1に示すように、機内
に温度センサー37、及び、湿度センサー38を設け、
例えば、ベルト温度20゜C以下、相対湿度20%RH
以下の環境下では、当接圧を15gf/cmまで減少さ
せる、というように2段階に調整可能にしておく。
【0109】ブレード加圧力の調整機構としては、図1
3に示すように加圧力調整カム39を用いて加圧スプリ
ング40の変位量を変える。この時、前述したように、
温度センサー37、及び、湿度センサー38の検出値か
ら加圧力調整カム39の回動量を制御し、当接圧を段階
的に調整できるようにする。フィルミング除去動作終了
後は、ブレード当接圧を基準値に再設定する。
【0110】次に、中間転写ベルト上のフィルミング除
去動作について説明する。図1に概略を示すように、ベ
ルトクリーニングのゴムブレード22−2の下流側に接
離機構をもったフィルミング除去ブラシ35がある。
【0111】但し、フィルミング除去ブラシの設置場所
は、この場所に限られるものではない。ゴムブレードと
ベルトの摩擦係数は、コピー枚数の増加と共に初期的に
急激に増加し、次第に少しずつ増加していく。そして、
ある一定値以上になるとブレードの巻き込み、或いは、
駆動ローラのスリップが発生してしまう。
【0112】そこで、前記の表面状態検知装置36によ
ってフィルミング除去動作の必要を検知した時に、制御
回路S3にフィルミング除去動作の信号を送る。そし
て、一連のコピー動作が終了した時、或いは、メインス
イッチのオン後のウォームアップ時間中にフィルミング
除去動作を実行させる。
【0113】制御回路S3からの実行命令によって、フ
ィルミング除去ブラシ35の駆動モータ(図示省略)を
回転させると同時に接離手段としてのソレノイドSOL
により、フィルミング除去ブラシ35を中間転写ベルト
19に当接させるのである。
【0114】フィルミング除去ブラシ35の構成として
は、ループ繊維からなるブラシローラが最適である。ル
ープ繊維を用いることによって、ループの先端部が線状
にベルト表面に当接するため均一にベルト表面を摺擦す
ることができる。
【0115】ループ繊維の材質としては、ステンレス等
の金属繊維が除去能力に優れているが、コストの点か
ら、炭素含有アクリル繊維等を用いてもよい。本例で
は、炭素含有アクリル繊維製の720デニール/48フ
ィラメント、600ループ/innch2、ループの毛
足長さ5mmのブラシを使用した。
【0116】ブラシの外形18mm、ブラシ回転速度1
79rpm、ブラシニップ幅8mm、ベルト移動速度
1.5mm/secの条件でベルトを2回転させること
により、トナーフィルミングしたベルトとゴムブレード
との摩擦係数μ=1.4が、摺擦動作後にはμ=1.0
に減少した。
【0117】前記のフィルミング除去動作を行う時にゴ
ムブレード22−2を当接させた状態でベルトを回転さ
せると、ベルト上にトナーが無い状態でブレードを摺擦
させることになって、カウンター方向にブレードを当接
させた場合にブレードが巻き込んでしまう危険性があ
る。
【0118】そこで、フィルミング除去動作を行う時
に、ゴムブレード22−2をベルトから離間させ、フィ
ルミング除去ブラシ35のみを当接、回転させて、ベル
トを回転させる。
【0119】前述のように、フィルミング除去ブラシ3
5の設置位置は図1の位置に限られないが、ブレードと
ベルト転写部の間に設置した場合は、ブレード当接時、
すなわち、画像形成動作時でもフィルミング除去動作を
行うことができる。
【0120】従って、一連のコピー動作終了後のフィル
ミング除去モードを設ける必要がなく、表面状態検知装
置により、フィルミング生成を検知した場合に、ブレー
ドの当接動作に同期してフィルミング除去動作を行う。
従って、フィルミング除去動作に伴うコピー動作不能時
間を無くすことができる。
【0121】
【発明の効果】本発明によれば、フィルミング層の生成
による転写効率の低下及びブレードの巻き込みを防止
し、長期的に安定した画像形成を確保できる画像形成を
確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置うち、担持体としての中間転写ベ
ルト、及び、その周辺部の構成を説明した図である。
【図2】画像形成装置のうち、担持体としての中間転写
ベルト、及び、該ベルト以前の画像形成手段にかかる部
分を説明した図である。
【図3】画像形成装置の全体構成を説明した図である。
【図4】発光素子、第1の受光素子、第2の受光素子、
及び、担持体の表面状態の関係段階的に説明した図であ
る。
【図5】第1の受光素子の検出値の変化を示した図であ
る。
【図6】第1の受光素子、第2の受光素子の各変化を説
明した図である。
【図7】残留トナーによる正反射光と、乱反射光の光量
の変化を説明した図である。
【図8】クリーニング不良の発生を判断する原理を説明
した図である。
【図9】本発明の実施に適する制御系の説明図である。
【図10】本発明の実施に適するフローチャートであ
る。
【図11】(A)は表面状態検知装置の配例を、(B)
は表面状態検知装置の移動手段をそれぞれ説明した図で
ある。
【図12】摩擦係数とブレードの巻き込みとの関係を説
明した図である。
【図13】クリーニング部材の、担持体に対する加圧力
の可変手段の説明図である。
【符号の説明】
19 (担持体としての)中間転写ベルト 35 (摺擦部材としての)フィルミング除去ブラ
シ 36 (寿命検知手段、及び、クリーニング機能の
低下を検知する手段としての)表面状態検知装置 36−1 発光素子 36−2 第1の受光素子 36−3 第2の受光素子 37 (温度検知装置としての)温度センサー 38 (湿度検知装置としての)湿度センサー 39 (加圧力を変化させる手段としての)加圧力
調整カム S2 (比較手段としての)比較回路 S5 (比較手段としての)比較回路 S3 (制御手段とての)制御回路 M (表面状態検知装置を移動させる手段として
の)モーター VT (表面状態検知装置を移動させる手段とし
ての)ベルト

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被担持物たるトナー像又は転写紙又はトナ
    ー像及び転写紙を担持し、回転駆動されることにより、
    前記被担持物を次工程領域まで搬送する担持体と、前記
    担持体上の残留トナーを除去するためのクリーニング部
    材と、前記担持体表面を研磨する接離可能な摺擦部材を
    有する画像形成装置において、 前記担持体上の表面に光を与える発光素子と、前記担持
    体表面からの前記発光素子の正反射光を受光し得る第1
    の受光素子と、前記発光素子の乱反射光を受光し得る第
    2の受光素子と、前記第1及び第2の受光素子により検
    出した反射光量の値を基準値と比較する比較手段と、前
    記摺擦部材の動作を制御する制御手段を有し、前記比較
    手段の出力に基づいて前記摺擦部材の動作を制御するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、第1の受光素子により
    検出した反射光量の値から、比較手段によって担持体上
    のトナーフィルミング付着量を検知し、その検知結果に
    基づいて制御手段によって摺擦部材による摺擦動作の開
    始し及び停止タイミングを制御することを特徴とする画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、第2の受光素子により
    検出した反射光量の値から比較手段によって担持体の表
    面粗さを検知し、担持体の寿命を判断する寿命検知手段
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、第1の受光素子及び第
    2の受光素子により検出した反射光量の値から比較手段
    によって前記クリーニング部材のクリーニング機能の低
    下を検知する検知手段を有することを特徴とする画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、発光素子及び第1及び
    第2の受光素子とから構成される表面状態検知装置が、
    担持体表面の移動方向に対して垂直方向に複数個並べて
    配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、発光素子及び第1及び
    第2の受光素子とから構成される表面状態検知装置を、
    担持体表面の移動方向に対して垂直方向に移動させる手
    段を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1において、クリーニング部材を担
    持体に圧接する加圧力を変化させる手段を有し、第1の
    受光素子により検出した反射光量の値から比較手段によ
    って担持体上のトナーフィルミングの生成を検知したと
    きに、前記加圧力を基準値よりも減少させ、摺擦部材に
    よる摺擦動作終了後に前記加圧力を基準値とすることを
    特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項2において、担持体及び、又は、ク
    リーニング部材の温度を検知する温度検知装置と担持体
    近傍の湿度を検知する湿度検知装置とを有し、前記温度
    検知装置及び前記湿度検知装置の検知結果に応じて加圧
    力の減少量を変化させることを特徴とする画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】請求項5において、クリーニング部材が担
    持体に対して接離可能であり、摺擦接材により担持体を
    研磨する動作時において、クリーニング部材を解除した
    状態で担持体を回転させることを特徴とする画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】請求項9において、クリーニング部材が
    担持体に対して接離可能であり、前記担持体の回転方向
    に対して摺擦部材を前記クリーニング部材よりも下流
    側、かつ、被担持物が前記担持体に転移される工程部よ
    りも上流側に配置し、表面状態検知装置の検知値が基準
    値以下であり、かつ、前記クリーニング部材が前記担持
    体に当接しているときに、摺擦部材を前記担持体に当接
    して摺擦動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項1において、摺擦部材が、金属ル
    ープ繊維からなるブラシローラであることを特徴とする
    画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項1において、摺擦部材が、導電性
    樹脂のループ繊維からなるブラシローラであることを特
    徴とする画像形成装置。
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