JPH11208918A - 画像形成装置及び給紙装置 - Google Patents

画像形成装置及び給紙装置

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JPH11208918A
JPH11208918A JP10027752A JP2775298A JPH11208918A JP H11208918 A JPH11208918 A JP H11208918A JP 10027752 A JP10027752 A JP 10027752A JP 2775298 A JP2775298 A JP 2775298A JP H11208918 A JPH11208918 A JP H11208918A
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forming apparatus
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JP10027752A
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Katsumi Sugiyama
勝美 杉山
Makoto Ono
良 小野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写機・レーザービームプリンタ等の画像形
成装置、その他のシート材使用装置における給紙装置及
び該給紙装置を用いた画像形成装置において、給紙部か
ら給紙搬送される用紙に付着の紙粉等の異物に起因する
問題を解消する。 【解決手段】 画像形成部よりも記録材搬送方向上流側
の記録材搬送路上に、給紙部より画像形成部へ給紙され
た記録材に付着している紙粉等の異物を除去する異物除
去手段13・14を有することを特徴とする画像形成装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機・レーザー
ビームプリンタ等の画像形成装置、その他のシート材使
用装置における給紙装置及び該給紙装置を用いた画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機・レーザービームプリンタ等の画
像形成装置は、一般に、給紙部から画像形成部に記録材
を給紙搬送して転写方式(間接方式)或は直接方式にて
画像形成を実行させ、画像形成済みの記録材を排紙部に
排出させるものである。
【0003】画像形成部は電子写真機構・静電記録機構
・磁気記録機構・感熱記録機構・インクジェット機構・
インパクト印字機構等の種々の作像原理・プロセスのも
のが知られている。
【0004】記録材は転写材・感光紙(エレクトロファ
ックス紙)・静電記録紙・感熱紙・印字用紙・印刷用紙
・フォーマット用紙・カード・はがき・封筒・OHP用
紙等である。記録材の材質は紙には限られない。プラス
チック・金属・皮革・布などであってもよい。
【0005】給紙部は、記録材として枚葉紙(カットシ
ート材、シート材、カット紙)を用い、これを積載収納
可能な用紙積載手段と、該用紙積載手段の用紙(記録
材)を給紙するための給紙手段を備え、用紙積載手段の
積載用紙を順次に1枚分離給送させる自動給紙装置が一
般的である。
【0006】手差し給紙部も具備させたもの、あるいは
手差し給紙部だけを具備させたものもある。
【0007】記録材としてロール巻きにした長尺材を用
い、該ロール巻き記録材の収納部と、該記録材の繰り出
し手段と、繰り出された記録材を枚葉紙として切断する
カット手段を具備させたものもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の画像
形成装置では、給紙部から画像形成部に給紙・搬送され
る記録材に紙粉等の異物が付着しているとき、その異物
は実質的に記録材に付着したまま画像形成部まで搬送さ
れ、画像形成部内に取り込まれて画像の形成不良や画像
汚れ等の不具合が生じることがある。
【0009】また記録材搬送路に沿って位置している、
記録材搬送ローラ、転写ローラ、定着ローラ、加圧ロー
ラ等も搬送記録材に付着の紙粉等で汚染されていき、そ
の汚れに起因する画像品質の低下や記録材搬送不良等の
不具合が生じることがある。
【0010】これは、画像形成装置に限らず、その他の
シート材使用装置に共通する問題でもある。
【0011】そこで本発明は、画像形成装置や給紙装置
において、給紙部から給紙搬送される用紙に付着の紙粉
等の異物に起因する問題を解消することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする画像形成装置及び給紙装置である。
【0013】(1)画像形成部よりも記録材搬送方向上
流側の記録材搬送路上に、給紙部より画像形成部へ給紙
された記録材に付着している紙粉等の異物を除去する異
物除去手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【0014】(2)画像形成部よりも記録材搬送方向上
流側の記録材搬送路上に、給紙部より画像形成部へ給紙
された記録材に付着している紙粉等の異物を除去する異
物除去手段を有し、該異物除去手段は、記録材の搬送に
支障を来たさない程度に記録材に当接する清掃部材であ
ることを特徴とする画像形成装置。
【0015】(3)上記清掃部材は、ブラシ材を有して
構成したことを特徴とする(2)に記載の画像形成装
置。
【0016】(4)上記清掃部材は、ゴム材を有して構
成したことを特徴とする(2)に記載の画像形成装置。
【0017】(5)上記清掃部材は、両側駆動のゴムロ
ーラ対を有して構成し、対の各ローラに回転速度差を持
たせたことを特徴とする(2)又は(4)に記載の画像
形成装置。
【0018】(6)枚葉紙を積載収納可能な用紙積載手
段と、該用紙積載手段の用紙を給紙するための給紙手段
を備えた給紙装置において、用紙積載手段に用紙に付着
している紙粉等の異物除去を行う清掃手段を設けたこと
を特徴とする給紙装置。
【0019】(7)上記清掃手段は、用紙を収納するカ
セットオケに設けられ、用紙のエッジに当接することで
紙粉等の異物除去を行うことを特徴とする(6)に記載
の給紙装置。
【0020】(8)上記清掃手段は、積載した用紙の位
置規制部材に設けられ、用紙のエッジに当接することで
紙粉等の異物除去を行うことを特徴とする(6)に記載
の給紙装置。
【0021】(9)上記清掃手段は、ブラシ材を有して
構成したことを特徴とする(6)乃至(8)の何れか1
つに記載の給紙装置。
【0022】(10)給紙手段と、該給紙手段から給紙
された記録材に画像形成する画像形成手段を有する画像
形成装置において、給紙手段が(6)乃至(9)の何れ
か1つに記載の給紙装置であることを特徴とする画像形
成装置。
【0023】〈作 用〉即ち、給紙部から給紙された記
録材は、画像形成部に至るまでの画像形成前の搬送初期
段階において記録材搬送路上に配設の異物除去手段によ
り、あるいは給紙部(給紙装置)の用紙積載手段に配設
の清掃手段により、付着の紙粉等の異物が積極的に取り
除かれる。
【0024】これにより画像形成部内に取り込まれる紙
粉等の異物を減少させることができて、紙粉等による画
像の形成不良や画像汚れ等を防いで画像品質を向上させ
ることが可能となる。記録材の搬送路に沿って位置して
いる、記録材搬送ローラ、転写ローラ、定着ローラ、加
圧ローラ等の搬送記録材に付着の紙粉等による汚れも減
少し、画像品質や記録材搬送性を向上させることが可能
となる。
【0025】画像形成装置以外のシート材使用装置につ
いても、給紙部から給紙・搬送される用紙に付着の紙粉
等の異物に起因する問題を解消することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】〈第1の実施例〉(図1) 図1の(a)は本発明に従う画像形成装置例の概略構成
模型図である。本例の画像形成装置は転写式電子写真プ
ロセス利用の複写機あるいはレーザービームプリンタで
ある。
【0027】(1)画像形成部 1は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体
(以下、感光ドラムと記す)である。この感光ドラム1
は矢印の時計方向に所定の周速度(プロセススピード)
をもって回転駆動される。
【0028】2は接触帯電部材としての帯電ブレードで
あり、感光ドラム1の表面に対して所定の押圧力をもっ
て当接させてある。この帯電ブレード2に対して帯電バ
イアス印加電源S1から所定の帯電バイアスが印加され
て、回転感光ドラム1の表面が所定の極性・電位に一様
に均一帯電される。
【0029】次いでその回転感光ドラム1の均一帯電処
理面に対して、不図示の画像情報露光手段(原稿画像の
結像投影露光手段、レーザービーム走査露光手段等)に
よる光像露光Lがなされることで露光光像に対応した静
電潜像が回転感光ドラム1の表面に形成される。
【0030】3は現像装置であり、回転感光ドラム1表
面の静電潜像をトナー画像として現像する。3aは回転
現像ローラ(あるいはスリーブ)、3bは現像ローラに
対するトナー塗布ブレード、tは現像剤(トナー)、S
2は現像ローラに対する現像バイアス印加電源である。
【0031】4は転写ローラであり、感光ドラム1の表
面に対して所定の押圧力をもって当接させてある。感光
ドラム1と転写ローラ4との当接ニップ部が転写部Tで
ある。この転写部Tに後述する給紙部側から適切なタイ
ミングで記録材(転写材)Pが導入されて転写部Tを挟
持搬送されていく。また転写ローラ4には転写部Tに対
する記録材Pの導入と同時的に転写バイアス印加電源S
3から所定の転写バイアスが印加される。これにより、
転写部Tを挟持搬送されていく記録材P表面に回転感光
ドラム1表面側のトナー画像が順次に転写されていく。
【0032】転写部Tを挟持搬送されてトナー画像の転
写を受けた記録材Pは回転感光ドラム1表面から分離さ
れて不図示の定着装置に搬送導入されてトナー画像の定
着処理を受けて排紙される。
【0033】記録材分離後の回転感光ドラム1表面はク
リーニング装置5により転写残トナー等の付着汚染物の
除去を受けて清浄面化されて、繰り返して作像に供され
る。本例のクリーニング装置5はブレードクリーニング
式であり、クリーニングブレード5aの先端エッジ部を
回転感光ドラム1の面移動方向に対してカウンタの方向
に所定の押圧力をもって当接させてあり、このクリーニ
ングブレード5aの先端エッジ部で回転感光ドラム1表
面が拭掃されて感光ドラム1表面に付着の転写残トナー
や紙粉等が除去され感光ドラム1表面が清浄面化され
る。
【0034】尚、本例の画像形成装置はプロセスカート
リッジ着脱式としてある。即ち本例では、感光ドラム
1、帯電ブレード2、現像装置3、クリーニング装置5
の4つのプロセス機器についてこれらを共通のハウジン
グ6内に一体的に組み込んで、画像形成装置本体に対し
て一括して着脱・交換自在のプロセスカートリッジPC
としてある。
【0035】(2)給紙部 7は給紙カセットであり、記録材Pとしての枚葉紙(カ
ット紙)を積載収納する用紙積載手段である。
【0036】このカセット7は、記録材Pを積載収納す
るカセットオケ7a、このオケ内に配設した揺動中底板
7b、この中底板の前辺側を後辺側のヒンジ部(不図
示)を中心に常時押し上げ付勢するばね部材7c等より
なり、画像形成装置本体に対して着脱自在である。
【0037】上記の揺動中底板7bを配設したカセット
オケ7a内に記録材Pを積載収納してあり、その積載収
納の記録材Pの前辺側が、ばね部材7cで押し上げ付勢
された揺動中底板7bで持ち上げ付勢される。
【0038】8は給紙ローラであり、給紙カセット7か
ら記録材Pを給紙するための給紙手段である。
【0039】本例において該給紙ローラ8は一回転間欠
駆動制御される欠円ローラであり、給紙カセット7内の
積載収納記録材Pの前辺側の上方に位置させて配設して
ある。
【0040】この給紙ローラ8は非給紙時は図1の
(b)のように欠円部が下向きの回転角姿勢で回転を停
止されて待機している。この状態において、給紙ローラ
8は給紙カセット7内の積載収納記録材Pの上面に対し
て非接触であり、給紙カセット7内に積載収納の記録材
Pの前辺側上面は給紙ローラ8の接触による押し下げを
受けていない所定の高さレベルに中底板7bのばね部材
7cによる押し上げ力で保持される。
【0041】給紙時は給紙ローラ8が反時計方向に一回
転駆動される。この給紙ローラ8の回転により、該給紙
ローラ8の円弧面部が給紙カセット7内の積載収納記録
材Pの上面に対向して接触して該積載収納記録材Pの上
面を押圧する。この押圧力で揺動中底板7bの押し上げ
付勢ばね部材7cが圧縮されて積載収納の記録材Pの前
辺側上面は給紙ローラ8の接触による押し下げを受けた
所定の高さレベルに下げられる。
【0042】これにより、ばね部材7cの圧縮反力で給
紙ローラ8の円弧面部と積載収納記録材Pの上面とが所
定の押圧力をもって接触する。そして回転する給紙ロー
ラ8の円弧面部の摩擦繰り出し力で積載収納記録材Pの
最上位の記録材に送り出し力が作用し、この最上位の記
録材が不図示の分離爪部材等の分離機構により次位以降
の記録材から1枚分離されて給紙カセット7内から送り
出される。
【0043】9は給紙カセット7から画像形成部の転写
部Tへ至る記録材搬送路(シートパス)である。この記
録材搬送路9は、ガイド板10、搬送ローラ対11、レ
ジストローラ対12等より構成される。
【0044】給紙ローラ8は一回転すると欠円部が下向
きとなって積載収納記録材Pの上面に対して非接触の回
転角姿勢で回転を停止した最初の状態に戻るが、この給
紙ローラ8の一回転過程で、給紙カセット7内から送り
出された最上位の記録材の先端部は搬送ローラ対11の
ニップ部に到達していて該ニップ部に十分に挟持された
状態になり、搬送ローラ対11の回転により上記記録材
は引き続き記録材搬送路9内を搬送されていく。
【0045】レジストローラ対12は所定の制御タイミ
ングで回転・回転停止制御される。搬送ローラ対11の
回転により記録材搬送路9内を搬送されていく記録材の
先端がレジストローラ対12のニップ部に到達した時点
では回転停止状態に保持されていて、搬送記録材の先端
はこの回転停止状態のレジストローラ対12のニップ部
に受け止められる。その後もレジストローラ対12は所
定の時間回転停止状態に保持されることで、搬送ローラ
対11で引き続き搬送される記録材が搬送ローラ対11
とレジストローラ対12のニップ部との間で剛性に抗し
て湾曲し、その反力で該記録材の先端辺がレジストロー
ラ対12のニップ部のニップラインに沿って押しつけら
れて揃えられて、記録材の斜行が矯正される。その後の
所定の制御タイミング時点でレジストローラ対12の回
転駆動がなされ、このレジストローラ対12と搬送ロー
ラ対11とで記録材搬送路9内の記録材が画像形成部の
転写部Tへ搬送され、該記録材に対して前述したように
回転感光ドラム1表面のトナー画像が転写される。
【0046】(3)異物除去手段 13・14は記録材から紙粉等の付着異物を除去する手
段である。
【0047】本例のこの異物除去手段13・14は、給
紙カセット7から画像形成部の転写部Tへ至る記録材搬
送路9の搬送ローラ対11の次位に配設した回転ブラシ
ローラ対(清掃部材)である。
【0048】搬送ローラ対11で搬送された記録材Pは
次いでこの回転ブラシローラ対13・14の間を通るこ
とで表面側及び裏面側が夫々回転ブラシローラ13と1
4のブラシの接触で擦られて、付着している紙粉等の異
物の除去がなされる。
【0049】この清掃部材としての回転ブラシローラ対
13・14は搬送ローラ対11による記録材の所定スピ
ードの搬送に支障を来たさない程度に記録材に当接させ
るものであり、回転ブラシローラ対13・14の記録材
に対する押圧力を搬送ローラ対11よりも弱くすること
で記録材の搬送は所定のスピードに保たれる様に調整さ
れている。
【0050】また回転ブラシローラ対13・14は搬送
ローラ対11による記録材搬送速度に対してより高速回
転させることで記録材面を擦り、付着している紙粉等の
異物の除去が効果的になされる。
【0051】15は回転ブラシローラ13と14のブラ
シ部に接触させた、薄板部材やくし歯部材等のリクリー
ニング部材であり、記録材側からブラシ部に付着した紙
粉等の異物を払い落とす。ブラシ部から払い落とされた
紙粉等の異物は受け部16に捕集される。
【0052】かくして、本実施例では、給紙部から給紙
された記録材は、画像形成部に至るまでの画像形成前の
搬送初期段階において、記録材搬送路9上に配設の異物
除去手段としての回転ブラシローラ対13・14によ
り、付着の紙粉等の異物が記録材Pの表裏両面側全域に
おいて積極的に取り除かれる。
【0053】これにより画像形成部内に取り込まれる紙
粉等の異物を減少させることができて、紙粉等による画
像の形成不良や画像汚れ等を防いで画像品質を向上させ
ることが可能となる。また記録材の搬送路に沿って位置
している、記録材搬送ローラ、転写ローラ、定着ロー
ラ、加圧ローラ等の搬送記録材に付着の紙粉等による汚
れも減少し、画像品質や記録材搬送性を向上させること
が可能となる。
【0054】〈第2の実施例〉(図2) 第1の実施例において、清掃部材としての回転ブラシロ
ーラ対13・14は片側のみを回転ブラシローラにして
記録材の片面のみ紙粉等を取り除くように構成してもよ
い。
【0055】図2はそのような構成例であり、感光ドラ
ム1面に接触する記録材表面側に対向する側のみを回転
ブラシローラ13とし、記録材裏面側に対向する側はブ
ラシローラではない対向ローラ17にして、記録材表面
側(記録材片面側)のみについて紙粉等を取り除くよう
に構成したものである。
【0056】〈第3の実施例〉(図3) 第1の実施例において、清掃部材としての回転ブラシロ
ーラ対13・14は固定ブラシ部材にしてもよい。
【0057】図3はそのような構成例であり、18・1
9が対向させて設けた固定ブラシ部材である。本実施例
の場合も、搬送ローラ対11で搬送された記録材Pは次
いでこの固定ブラシ部材18・19の間を通ることで表
面側及び裏面側が夫々固定ブラシ部材18と19のブラ
シの接触で擦られて、付着している紙粉等の異物の除去
がなされる。
【0058】〈第4の実施例〉(図4) 本実施例は清掃部材として回転ゴムローラ対20・21
を用いたものである。この回転ゴムローラ対20・21
は、第1の実施例における清掃部材として回転ブラシロ
ーラ対13・14と同様に、給紙カセット7から画像形
成部の転写部Tへ至る記録材搬送路9の搬送ローラ対1
1の次位に配設した。
【0059】搬送ローラ対11で搬送された記録材Pは
次いでこのゴムローラ対20・21の間を通る。ゴムロ
ーラ20・21は両側とも回転駆動しており、この両ゴ
ムローラ20・21の回転速度に差を持たせることで該
両ローラ20・21間を通る記録材Pの表面側及び裏面
側が夫々回転するゴムローラ20・21の接触で擦られ
て、付着している紙粉等の異物の除去がなされる。
【0060】この清掃部材としての回転ゴムローラ対2
0・21は搬送ローラ対11による記録材の所定スピー
ドの搬送に支障を来たさない程度に記録材に当接させる
ものであり、回転ブラシローラ対20・21の記録材に
対する押圧力を搬送ローラ対11よりも弱くすることで
記録材の搬送は所定のスピードに保たれる様に調整され
ている。
【0061】22は回転ゴムローラ13と14に接触さ
せた、薄板ブレード部材等のリクリーニング部材であ
り、記録材側からゴムローラ部に付着した紙粉等の異物
を掻き落とす。掻き落とされた紙粉等の異物は受け部1
6に捕集される。
【0062】かくして、本実施例の場合も、給紙部から
給紙された記録材は、画像形成部に至るまでの画像形成
前の搬送初期段階において、記録材搬送路9上に配設の
異物除去手段としての回転ゴムローラ対20・21によ
り、付着の紙粉等の異物が記録材Pの表裏両面側全域に
おいて積極的に取り除かれる。
【0063】これにより画像形成部内に取り込まれる紙
粉等の異物を減少させることができて、紙粉等による画
像の形成不良や画像汚れ等を防いで画像品質を向上させ
ることが可能となる。また記録材の搬送路に沿って位置
している、記録材搬送ローラ、転写ローラ、定着ロー
ラ、加圧ローラ等の搬送記録材に付着の紙粉等による汚
れも減少し、画像品質や記録材搬送性を向上させること
が可能となる。
【0064】〈第5の実施例〉(図5) 第4の実施例において、清掃部材としての回転ゴムロー
ラは固定のゴムパットにしてもよい。
【0065】図5はそのような構成例であり、感光ドラ
ム1面に接触する記録材表面側に対向する側の清掃部材
を固定のゴムパット23とし、記録材裏面側に対向する
側は対向ローラ24にして、記録材表面側(記録材片面
側)のみについてゴムパット23により紙粉等を取り除
くように構成したものである。
【0066】〈第6の実施例〉(図6) 本実施例は、図6のように、用紙積載手段としての給紙
カセット7のカセットオケ7aの先端側内面に紙粉除去
を目的とした清掃部材としてのブラシ部材25を貼り付
けて配設したものである。
【0067】このブラシ部材25のブラシに対して、揺
動中底板7bを配設したカセットオケ7a内に積載収納
の記録材Pの束の前面が接触する関係構成としてある。
【0068】前述したように、給紙毎に一回転駆動され
る欠円型の給紙ローラ8は、非給紙時は(a)のように
欠円部が下向きの回転角姿勢で回転を停止されて給紙カ
セット7内の積載収納記録材Pの上面に対して非接触で
あり、給紙カセット7内に積載収納の記録材Pの前辺側
上面は給紙ローラ8の接触による押し下げを受けていな
い所定の高さレベルに中底板7bのばね部材7cによる
押し上げ力で保持される。
【0069】給紙時は給紙ローラ8が反時計方向に一回
転駆動され、この給紙ローラ8の回転により、該給紙ロ
ーラ8の円弧面部が(b)のように給紙カセット7内の
積載収納記録材Pの上面に対向して接触して該積載収納
記録材Pの上面を押圧し、この押圧力で揺動中底板7b
の押し上げ付勢ばね部材7cが圧縮されて積載収納の記
録材Pの前辺側上面は給紙ローラ8の接触による押し下
げを受けた所定の高さレベルに下げられる。
【0070】したがって、給紙ローラ8が一回転駆動さ
れるごとに給紙カセット7内に積載収納の記録材Pの前
辺側は一回上下動するので、積載収納の記録材Pの束の
前面が給紙動作毎にブラシ部材25のブラシに擦られ、
紙粉を落とすことが可能となる。
【0071】而して、本実施例では用紙積載手段として
の給紙カセット7に積載収納した記録材Pの先端エッジ
部において、紙粉を取り除き、画像形成時における異物
を減少させることが可能となり、紙粉による画像の形成
不良や画像汚れ等を防いで画像品質を向上させることが
出来る。また紙粉による記録材搬送ローラ、転写ロー
ラ、定着ローラ、加圧ローラ等の汚れも減少し、画像品
質と記録材搬送性を向上させることが可能となる。
【0072】また(c)のように、給紙カセット7のカ
セットオケ7a内に配設した記録材サイド規制板7d・
7dの内面や記録材後端規制板7eの内面にも紙粉除去
を目的とした清掃部材としてのブラシ部材25を貼り付
けて配設することで、記録材をカセット内にセットする
時の該記録材の側面とブラシ部材25との摺擦で紙粉を
取り除くことが可能となる。
【0073】更に、ブラシ部材25を取り付けた記録材
サイド規制板7d・7dの先端近傍においては、上述と
同様に、給紙ローラ8が一回転駆動されるごとに給紙カ
セット7内に積載収納の記録材Pの前辺側が一回上下動
することによる積載記録材の側面とブラシ部材25との
摺擦でより効果的に紙粉を取り除くことが可能となる。
また記録材サイド規制板7d・7dに取り付けたブラシ
部材25は給紙される記録材の左右側縁を摺擦して記録
材の左右側縁の紙粉を効果的に取り除くことが可能とな
る。
【0074】本実施例においてブラシ部材25の代わり
に、摩擦力の高いゴム等の材質材を清掃部材として用い
てもよい。
【0075】〈その他〉 1)記録材から紙粉等の異物を取り除く清掃部材は実施
例のブラシ部材やゴム部材に限らず、記録材の搬送に支
障を来たさない程度に記録材の表面やエッジ部に接触し
て摩擦力(摺擦力)で紙粉等の異物を取り除くことがで
きるものであれば材質・形態等は任意である。
【0076】2)記録材から紙粉等の異物を取り除く清
掃部材は、静電気力(電界)や空気吸引あるいは空気吹
き付け力で記録材に非接触の方式で紙粉等の異物を取り
除く手段構成のものにすることもできる。
【0077】3)記録材から紙粉等の異物を取り除く清
掃部材は記録材搬送経路の可能な限り初期の段階部に配
設するのがよい。
【0078】4)給紙部は実施例の給紙カセットを用い
たカットシート材の1枚分離自動給紙装置に限らず、手
差し給紙装置やロール紙切断給紙装置等であってもよ
い。
【0079】5)画像形成装置の画像形成部は実施例の
転写式電子写真プロセス機構に限られないことは勿論で
ある。
【0080】6)また本発明の給紙装置は画像形成装置
以外のシート材使用装置における給紙装置として有効に
活用することができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
写機・レーザービームプリンタ等の画像形成装置、その
他のシート材使用装置における給紙装置及び該給紙装置
を用いた画像形成装置において、給紙部から給紙搬送さ
れる用紙に付着の紙粉等の異物に起因する問題を解消す
ることができる。
【0082】画像形成装置にあっては、画像形成部内に
取り込まれる紙粉等の異物を減少させることができて、
紙粉等による画像の形成不良や画像汚れ等を防いで画像
品質を向上させることが可能となる。記録材の搬送路に
沿って位置している、記録材搬送ローラ、転写ローラ、
定着ローラ、加圧ローラ等の搬送記録材に付着の紙粉等
による汚れも減少し、画像品質や記録材搬送性を向上さ
せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例の画像形成装置ないしは給紙装
置の概略構成図
【図2】 第2の実施例の画像形成装置ないしは給紙装
置の概略構成図
【図3】 第3の実施例の画像形成装置ないしは給紙装
置の概略構成図
【図4】 第4の実施例の画像形成装置ないしは給紙装
置の概略構成図
【図5】 第5の実施例の画像形成装置ないしは給紙装
置の概略構成図
【図6】 第6の実施例の画像形成装置ないしは給紙装
置の概略構成図
【符号の説明】
1・・感光ドラム、2・・帯電ブレード、3・・現像装
置、4・・転写ローラ、5・・クリーニング装置、7・
・給紙カセット、8・・給紙ローラ、P・・記録材、9
・・記録材搬送路、10・・ガイド板、11・・搬送ロ
ーラ対、12・・レジストローラ対、13,14,1
8,19,20,21,23,25・・記録材から紙粉
等の異物を取り除く清掃部材としての、回転ブラシロー
ラ、または固定ブラシ部材、またはゴムローラ、または
ゴムパット、またはブラシ部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成部よりも記録材搬送方向上流側
    の記録材搬送路上に、給紙部より画像形成部へ給紙され
    た記録材に付着している紙粉等の異物を除去する異物除
    去手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 画像形成部よりも記録材搬送方向上流側
    の記録材搬送路上に、給紙部より画像形成部へ給紙され
    た記録材に付着している紙粉等の異物を除去する異物除
    去手段を有し、該異物除去手段は、記録材の搬送に支障
    を来たさない程度に記録材に当接する清掃部材であるこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記清掃部材は、ブラシ材を有して構成
    したことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 上記清掃部材は、ゴム材を有して構成し
    たことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 上記清掃部材は、両側駆動のゴムローラ
    対を有して構成し、対の各ローラに回転速度差を持たせ
    たことを特徴とする請求項2又は4に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 枚葉紙を積載収納可能な用紙積載手段
    と、該用紙積載手段の用紙を給紙するための給紙手段を
    備えた給紙装置において、用紙積載手段に用紙に付着し
    ている紙粉等の異物除去を行う清掃手段を設けたことを
    特徴とする給紙装置。
  7. 【請求項7】 上記清掃手段は、用紙を収納するカセッ
    トオケに設けられ、用紙のエッジに当接することで紙粉
    等の異物除去を行うことを特徴とする請求項6に記載の
    給紙装置。
  8. 【請求項8】 上記清掃手段は、積載した用紙の位置規
    制部材に設けられ、用紙のエッジに当接することで紙粉
    等の異物除去を行うことを特徴とする請求項6に記載の
    給紙装置。
  9. 【請求項9】 上記清掃手段は、ブラシ材を有して構成
    したことを特徴とする請求項6乃至8の何れか1つに記
    載の給紙装置。
  10. 【請求項10】 給紙手段と、該給紙手段から給紙され
    た記録材に画像形成する画像形成手段を有する画像形成
    装置において、給紙手段が請求項6乃至9の何れか1つ
    に記載の給紙装置であることを特徴とする画像形成装
    置。
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