JP4939238B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、ウエブ状のクリーニング材を間欠的に引き出してトナー付着面をクリーニングさせる画像形成装置に関する。
ロールに巻き上げたウエブ状のクリーニング材を蓄積し、トナー付着面との摺擦部分が所定のクリーニング量に達すると、クリーニング材を数mm引き出して順次未使用部分に置き換える画像形成装置が実用化されている。ウエブ状のクリーニング材は、感光体、帯電ローラ、転写ローラ、中間転写体、記録材搬送体等を、トナー付着面としてクリーニング可能である。
特許文献1には、トナー像を転写された記録材を挟持搬送してトナー像を定着させる定着ローラ(定着部材)を、ウエブ状のクリーニング材を用いてクリーニングする画像形成装置が示される。ここでは、ロールに巻き上げたクリーニング材の終端領域にウエブ幅方向の切り欠きが形成されている。そして、クリーニング材の縁で案内されるセンサフラグが切り欠きに落ち込むと、クリーニング材の終端予告表示を実行して、クリーニング材の交換を促している。
特開平7−311517号公報
特許文献1に示されるように、クリーニング材にウエブ幅方向の切り欠きを形成すると、切り欠き深さだけクリーニング材のクリーニング幅が損なわれる。切り欠きではトナー付着面に摺擦すべきクリーニング材の材料が欠損しているからである。切り欠きを開口に替えると、同様にして、開口幅だけクリーニング材のクリーニング幅が損なわれる。切り欠きを反射パッチに替えると、反射パッチの部分ではクリーニング材の正常なクリーニング性能を期待できない。
ここで、切り欠きや開口が必要なクリーニング幅の外側となるまで、クリーニング材の全体幅を拡大してやれば、切り欠きや開口が形成された部分でも、トナー付着面をクリーニングするために必要なクリーニング幅を確保できる。
しかし、クリーニングされる部材は、いずれも最大サイズの記録材の幅に合わせてぎりぎりに設計されているので、幅広のクリーニング材を導いてトナー付着面に摺擦させる引き出し経路を確保することは容易でない。また、クリーニングされる部材に比較して一段長いクリーニング材のロールは、既存の画像形成装置の機構に収納することすら困難である。さりとて、幅広のクリーニング材に合わせて、クリーニングされる部材や周辺機構を設計し直すことは現実的ではない。
本発明は、最大サイズの記録材の幅に合わせて設計された機構への収まりが良く、しかも、終端判別用の切り欠きや開口が形成された部分(以下切り欠き部と総称する)がクリーニング性能に悪影響を及ぼさない画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、ウエブ状のクリーニング材を蓄積する蓄積手段と、前記クリーニング材を前記蓄積手段から間欠的に引き出して、移動するトナー付着面に対する摺擦位置へ、前記クリーニング材の未使用部分を供給する供給手段と、前記クリーニング材の終端領域に形成された切り欠き部を検知する検知手段と、前記検知手段の出力に基づいて前記クリーニング材の終端を判別する判別手段とを備えたものである。そして、前記検知手段の出力に基づいて、前記クリーニング材の前記切り欠き部が前記摺擦位置で停止せずに通過するように、前記供給手段を制御して前記クリーニング材の間欠的な引き出し量を増大させる制御手段を備える。
本発明の画像形成装置では、蓄積手段からウエブ状のクリーニング材を間欠的に引き出してクリーニング材の未使用部分を順次トナー付着面に摺擦させる。そして、クリーニング材に形成された切り欠き部を検知手段が検知すると、判別手段がクリーニング材の終端が近いことを判別する。このような画像形成装置では、上述したように、クリーニング材の切り欠き部が形成された部分では、切り欠き部のサイズだけトナー付着面のクリーニング性能が損なわれる。
そこで、クリーニング材の切り欠き部が形成された部分では、クリーニング部材を早送り(または連続送り)して、切り欠き部を素通りさせることにより、トナー付着面のクリーニングに関与させない。つまり、切り欠き部が形成されたクリーニング材を、切り欠き部を素通りさせて使用することにより、切り欠き部が無いクリーニング材と同等な、安定した切れ目の無いクリーニング性能を実現させている。
従って、深い切り欠きを用いて確実に終端領域を検知できるようにした場合でも、クリーニング材の幅一杯をクリーニング幅として利用することも不可能ではなくなる。切り欠き部のサイズに相当させてクリーニング材の幅を大きくする必要が無くなり、最大サイズの記録材の幅に合わせて設計されたクリーニングされる部材や周辺機構の間隔へ、クリーニング材の引き出し経路や収納空間を無理なく確保できる。
なお、「検知手段の出力に基づいて」とは、切り欠き部を検知したら直ちにという意味には限定されない。後述するように、切り欠き部に影響を受ける範囲が摺擦位置に近付いたときに素通りさせる制御を実行して、クリーニング材の切り欠き部に影響を受けない範囲は最大限に活用することが望ましい。
以下、本発明の実施形態の一例である画像形成装置100を、図面を参照して詳細に説明する。本発明の画像形成装置は、ウエブ状のクリーニング材をトナー付着面に摺擦させてクリーニングする限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の実施形態でも実施できる。
本発明は、中間転写ベルトに沿って複数の感光ドラムを配置した画像形成装置のみならず、記録材搬送ベルトに沿って複数の感光ドラムを配置した画像形成装置でも実施できる。ロータリー現像装置を用いて複数色のトナー像を形成する画像形成装置、記録材へ直接転写する単色の画像形成装置等でも実施できる。トナー付着面としてクリーニングされる部材は、中間転写ベルトのみならず、感光体、帯電ローラ、転写ローラ、中間転写体、記録材搬送体等に置き換え可能である。
なお、特許文献1に示されるウエブ状のクリーニング材の材料、巻き取り機構、送り機構、終端領域検知、終端通知制御等の一般的な事項については、図示を省略して重複する説明を省略する。
<画像形成装置>
図1は第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。第1実施形態の画像形成装置100は、電子写真方式とし、さらに本発明が特に有効であると考えられる複数の画像形成ユニットSa、Sb、Sc、Sdを直列に配するフルカラー画像形成装置として説明していく。
図1に示すように、画像出力部1Pは、大別して、画像形成部10、給紙ユニット20、中間転写ユニット30、定着ユニット40及び制御部60から構成される。
画像形成部10は、中間転写ベルト31の上向き直線区間に、画像形成ユニットSa、Sb、Sc、Sdを直列に配置している。画像形成ユニットSa、Sb、Sc、Sdは、現像装置14a、14b、14c、14dで用いるトナーの色がイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックと異なる以外は基本的に同様に構成される。従って、以下、イエローの画像形成ユニットSaについて詳細に説明し、画像形成ユニットSb、Sc、Sdについては、画像形成ユニットSaの構成部材の符号末尾のaをb、c、dに読み替えて理解されるものとする。
感光体の一例である感光ドラム11aは、画像形成ユニットSaの中心で軸支され、図中矢印方向に回転駆動される。感光ドラム11aの外周面に対向して、その回転方向に一次帯電器12a、レーザスキャナユニット13、現像装置14a、一次転写用帯電器35a、およびクリーニング装置15aが配置されている。
帯電手段の一例である一次帯電器12aは、感光ドラム11aの表面に均一な帯電量の電荷を与える。
露光装置の一例であるレーザスキャナユニット13は、記録画像信号に応じて変調したレーザービーム等の光線を用いて感光ドラム11aの表面を走査露光して静電潜像を形成する。
現像手段の一例である現像装置14aは、イエローの現像剤(以下、これをトナーと呼ぶ)をそれぞれ収納し、帯電させたトナーを感光ドラム11aの静電潜像へ静電気的に付着させてトナー像に顕像化する。
転写手段の一例である一次転写用帯電器35aは、トナー像の帯電極性と逆極性の転写電圧を印加されて、画像転写領域Taを通過する感光ドラム11aのトナー像を中間転写ベルト31へ静電気的に移動させる。
クリーニング装置の一例であるクリーニング装置15aは、中間転写ベルト31へ転写されることなく画像転写領域Taを通過した感光ドラム11a表面の転写残トナーを掻き落として次回のトナー像形成に備えさせる。以上に示したプロセスにより、画像形成ユニットSaでイエローのトナー像が形成されて中間転写ベルト31に一次転写される。
画像形成ユニットSbでは、同様にしてシアンのトナー像が形成され、イエローのトナー像に重ねて中間転写ベルト31に一次転写される。画像形成ユニットScでは、同様にしてマゼンタのトナー像が形成され、イエローおよびシアンのトナー像に重ねて中間転写ベルト31に一次転写される。画像形成ユニットSdでは、同様にしてブラックのトナー像が形成され、イエロー、シアン、およびマゼンタのトナー像に重ねて中間転写ベルト31に一次転写される。以上に示したプロセスにより、中間転写ベルト31にフルカラーのトナー像が形成される。
給紙ユニット20は、カセット21a、21bに各種の記録材Pを収納し、中間転写ベルト31に形成されたフルカラーのトナー像にタイミングを合わせて、記録材Pを二次転写領域Teへ送り出す。ピックアップローラ22a、22bは、カセット21a、21bから記録材Pを一枚ずつ送り出す。給紙ローラ対23及び給紙ガイド24は、ピックアップローラ22a、22bから受け渡された記録材Pをレジストローラまで搬送する。レジストローラ25a、25bは、記録材Pの斜行を修正して待機させ、画像形成部10の画像形成タイミングに合わせて記録材Pを二次転写領域Teへ送り出す。
中間転写ユニット30は、中間転写体の一例である中間転写ベルト31を備える。中間転写ベルト31は、駆動ローラ32、テンションローラ33、および二次転写内ローラ34に掛け渡して支持され、駆動ローラ32から駆動力を伝達されて図中矢印方向に循環する。テンションローラ33は、ばね(不図示)の付勢によって中間転写ベルト31に適度な張力を与える。
二次転写内ローラ34は、中間転写ベルト31を挟んで二次転写外ローラ36に圧接して、中間転写ベルト31と二次転写外ローラ36との間に二次転写領域Teのニップを形成する。転写手段の一例である二次転写外ローラ36は、中間転写ベルト31に対して適度な圧力で加圧されている。二次転写内ローラ34は、接地電位に接続されている。二次転写外ローラ36は、トナー像の帯電極性と逆極性の転写電圧を印加されて、二次転写領域Teを挟持搬送される記録材Pに対して、中間転写ベルト31上のフルカラーのトナー像を静電気的に移動させる。
定着ユニット40は、定着ローラ41aと加圧ローラ41bとを圧接させた高温高圧の定着ニップで、フルカラーのトナー像を転写された記録材を挟持搬送して、トナー像を記録材Pに定着させる。定着ローラ41aは、内部にハロゲンヒーターなどの熱源を備え、加圧ローラ41bも熱源を備える場合がある。ガイド43は、二次転写領域Teから排出された記録材Pを定着ニップへ導く。内排紙ローラ44は、定着ニップから排出された定着済み記録材Pを外排紙ローラ45へ受け渡して、画像形成装置100の筐体外部に導き出す。
制御部60は、上記各ユニット内の機構の動作を制御するための制御基板やモータドライブ基板(不図示)などから成る。
クリーニング装置の一例であるベルトクリーニング装置37は、記録材Pへ転写されることなく二次転写領域Teを通過して中間転写ベルト31に残った転写残トナーをクリーニングウエブ50に摺擦させて除去する。ベルトクリーニング装置37は、回収したトナーの飛散・落下を防止するための廃トナーボックス(不図示)に収納されている。
<ベルトクリーニング装置>
図2はベルトクリーニング装置の構成を概略的に示す説明図、図3はベルトクリーニング装置の部分的な斜視図、図4はクリーニングウエブの説明図である。ベルトクリーニング装置37は、トナー付着面の一例である中間転写ベルト31のトナー像担持面に、ウエブ状のクリーニング材の一例であるクリーニングウエブ50を摺擦させて、トナーの一例である転写残トナーを除去する。
図2に示すように、ベルトクリーニング装置37は、クリーニングウエブ供給ローラ51aからクリーニングウエブ50を、画像形成25枚ごとに2mmずつ引き出して、クリーニングウエブローラ51bで中間転写ベルト31に摺擦させる。クリーニングウエブ50は、繊維から形成して水流絡合を施し、クリーニングウエブ供給ローラ51aに10mが巻かれている。
図3に示すように、クリーニングウエブ50の終端領域には、切り欠き部50aが設けられている。ただし、切り欠き部50aは、クリーニングウエブ巻き取り完了検知機構53によって切り欠き部50aが検知された以降も、通常の間欠的な引き出し量を250回(500mm相当)程度は実行できる位置に形成されている。
蓄積手段の一例であるクリーニングウエブ供給ローラ51aは、クリーニングウエブ50の未使用部分をロール状に巻き上げて蓄積する。
クリーニングウエブローラ51bは、クリーニングウエブ50を内側から支持して中間転写ベルト31との摺擦位置に当接させる。
制御手段の一例である制御部60は、供給手段の一例であるウエブ巻き取りモータ52を制御して、クリーニングウエブ巻き取りローラ51cを間欠的に作動させて、クリーニングウエブ供給ローラ51aからクリーニングウエブ50を引き出す。そして、クリーニングウエブローラ51bで中間転写ベルト31に摺擦していた使用済み部分を隣接する未使用部分に置き換える。
クリーニングウエブ巻き取りローラ51cは、パルスモータのウエブ巻き取りモータ52により間欠的に回転駆動される。ウエブ巻き取りモータ52は、パルス制御によって間欠的な1回の回転量を調整される。1回のパルス駆動で、通常の間欠的な引き出し量2mmだけクリーニングウエブ50がクリーニングウエブ巻き取りローラ51cに巻き取られるように設定されている。
検知手段の一例であるクリーニングウエブ巻き取り完了検知機構53は、クリーニングウエブ50の終端領域に形成された切り欠き部50aを検知する。クリーニングウエブ巻き取り完了検知機構53は、切り欠き部50aと同じ側のクリーニングウエブ供給ローラ51aの近傍に配置され、フラッグ53aをクリーニングウエブ50に軽く押し当てられている。
ベルトクリーニング装置37は、ユーザやサービスマンが画像形成装置100の筐体から一体に取り出して新品交換が可能である。クリーニングウエブ50は、クリーニングウエブ供給ローラ51aから少しずつ引き出して使用するので、固定の繊維質パットを用いて強制摩擦させる方式よりも長寿命である。
図2に示すように、フラッグ53aは、回動軸53bで支持されて反対側のセンサ遮光部53cと一体に回転する。クリーニングウエブ50の使用済み部分の巻き取りが進行して、クリーニングウエブ50の未使用部分の残量が少なくなると、切り欠き部50aがフラッグ53aに到達する。フラッグ53aは、切り欠き部50aへ自重で落ち込んでセンサ遮光部53cを回転させ、完了予告センサ53dのフォトインタラプタを遮光する。完了予告センサ53dの出力変化を制御部60が検知することで、クリーニングウエブ50の巻き取り完了予告検知がなされる。切り欠き部50aへ落ち込んだフラッグ53aは、ベルトクリーニング装置37を取り出してクリーニングウエブ50を新品交換した際に、交換者によってクリーニングウエブ50上の位置へ戻される。
判別手段の一例でもある制御部60は、クリーニングウエブ巻き取り完了検知機構53によって切り欠き部(50a:図3)が検知されると、クリーニングウエブ巻き取り完了予告表示をする。制御部60は、液晶表示部61を通じて、クリーニングウエブ50の巻き取り完了が間近であることを知らせる。
図4に示すように、クリーニングウエブ50の幅は、中間転写ベルト31の幅よりも短く、最大サイズの記録材の幅(298mm)よりも長い。これは、クリーニングウエブ50の引き出しや新品交換を容易にすると同時に、クリーニングウエブ50によって中間転写ベルト31の実使用領域を十分にクリーニング可能とするためである。
そして、切り欠き部50aは、フラッグ(53a:図3)の先端よりも内側へ切り込ませてクリーニングウエブ50に形成される。このため、画像中心からクリーニングウエブ50の開口部50aまでの長さaに対して、画像形成装置(100:図1)が可能とする最大サイズの記録材Pの画像中心からの長さbは大きい。従って、クリーニングウエブ50の切り欠き部50aが形成された部分では、最大サイズの記録材Pの幅(298mm)全体をクリーニングできない。
そこで、画像形成装置(100:図1)では、切り欠き部50aが検知されると、直ちにクリーニングウエブ50を70mm連続送りして、切り欠き部50aが形成された部分を素通りさせる。これにより、切り欠き部50aに起因して最大サイズの記録材Pの幅全体をクリーニングできないクリーニングウエブ50の部分は、トナー付着面のクリーニングに関与させない。切り欠き部50aを素通りさせて使用することで、切り欠き部50aが形成されたクリーニングウエブ50は、切り欠き部50aが無いクリーニングウエブと同等な安定した切れ目の無いクリーニング性能を発揮できる。
従って、深い切り欠き部50aを形成して確実に終端領域を検知できるようにした場合でも、クリーニングウエブ50の幅一杯をクリーニング幅として利用できる。切り欠き部50aに相当させてクリーニングウエブ50の幅を大きくする必要が無くなり、最大サイズの記録材Pの幅に合わせて設計された中間転写ベルト31や周辺機構の間隔へ、クリーニングウエブ50の引き出し経路や収納空間を無理なく確保できる。
次に数値例を示す。画像形成装置100が形成可能な最大の記録材Pの幅は329mmであるため、最大の記録材Pの画像中心からの長さは169.5mmとなる。中間転写ベルト31の幅は360mm、クリーニングウエブ50の幅は344mmである。クリーニングウエブ50の終端領域に設けられている切り欠き部50aは、20mmである。このため、後述する実施例2の制御で、クリーニングウエブ50と中間転写ベルト31との当接部に切り欠き部50aを通過させる判断のしきい値となる長さCは、余裕を加味して155mmとする。
なお、画像形成装置100では、フラッグ53aをクリーニングウエブローラ51bの直前位置に配置したので、フラッグ53aが切り欠き部50aに落ち込むと直ちに70mmの連続送りを実行させた。しかし、フラッグ53aは、クリーニングウエブ50に沿ったさらに上流側へ配置してもよい。この場合、フラッグ53aが切り欠き部50aに落ち込んでも、切り欠き部50aがクリーニングウエブローラ51bに達するまでの未使用部分を利用できる。従って、通常の間欠的な引き出し量2mmを通常の周期で継続させることが望ましい。そして、通常の間欠的な引き出し量2mmを継続して、切り欠き部50aがクリーニングウエブローラ51bに達する検知後送り回数に達した段階で70mm連続送りすればよい。
<実施例1の制御>
図5は実施例1の制御のフローチャートである。実施例1では、完了予告センサ53dによって切り欠き部50aが検知されると、無条件にクリーニングウエブ50を連続送りして間欠的な引き出し量を増大させて、切り欠き部50aが形成された部分を素通りさせる。
図2を参照して図5に示すように、制御部60は、前回のクリーニングウエブ送り動作以降の画像形成枚数が25枚に達すると、ウエブ巻き取りモータ52を作動させる。そして、通常の間欠的な引き出し量2mmだけクリーニングウエブ巻き取りローラ51cへクリーニングウエブ50の使用済み部分を巻き取る(S11)。
これにより、クリーニングウエブ供給ローラ51aからクリーニングウエブ50の未使用部分が通常の間欠的な引き出し量2mmだけ引き出される。そして、クリーニングウエブローラ51bで中間転写ベルト31に摺擦していた使用済み部分が後続の未使用部分に置き換わる。
このとき、制御部60は、完了予告センサ53dのON/OFFを確認し(S12)、OFFの場合(S12のOFF)は、クリーニングウエブ送り動作を完了する。しかし、ONの場合(S12のON)は、通常の間欠的な引き出し量2mmでクリーニングウエブ送り動作を5回行って(S13)、完了予告センサ53dのON/OFFを再確認する(S14)。そして、完了予告センサ53dがOFFだった場合(S14のOFF)は、クリーニングウエブ50のたるみ等による誤検知なので、クリーニングウエブ送り動作を完了する。
しかし、ONの場合(S14のON)、確実に切り欠き部50aを検知しているので、制御部60は、クリーニングウエブ送り動作を連続35回実行して、クリーニングウエブ50を70mm空送りさせる(S15)。これにより、クリーニングウエブ50の切り欠き部50aは、摺擦位置で停止せずに通過するように、クリーニングウエブローラ51bを素通りして、中間転写ベルト31との当接部には、切り欠き部50aを通過し終えた未使用部分が停止する。
続いて、制御部60は、液晶表示部61を通じてクリーニングウエブ巻き取り完了予告表示を行い(S16)、クリーニングウエブ送り動作が完了となる。
<実施例2の制御>
図6は実施例2の制御のフローチャートである。実施例2では、切り欠き部50aに影響されない画像形成幅が続く限り、切り欠き部50aを素通りさせない。クリーニングウエブ巻き取り完了検知機構53によって切り欠き部50aが検知されても、次回の画像形成が最大サイズの記録材Pに該当しなければ、通常の間欠的な引き出し量2mmを通常の周期で継続させる。そして、画像形成が最大サイズの記録材Pになったときに、初めてクリーニングウエブ50を連続送りして間欠的な引き出し量を増大させて、切り欠き部50aが形成された部分を素通りさせる。
図2を参照して図6に示すように、制御部60は、クリーニングウエブ送り動作が必要な時期に達すると、通常の間欠的な引き出し量2mmだけクリーニングウエブ巻き取りローラ51cへクリーニングウエブ50を巻き取る(S21)。
制御部60は、完了予告センサ53dがOFFの場合(S22のOFF)は、クリーニングウエブ送り動作を完了する。しかし、ONの場合(S22のON)は、クリーニングウエブ送り動作を5回行って(S23)、完了予告センサ53dのON/OFFを再確認する(S24)。そして、完了予告センサ53がOFFだった場合(S24のOFF)は、クリーニングウエブ送り動作を完了する。
しかし、ONの場合(S24のON)は、さらに、次回の画像形成に使用される記録材Pのサイズを確認する(S25)。そして、サイズが小(A4サイズ縦送り)の場合(S25の小)には、切り欠き部50aがクリーニングの支障とならないので、クリーニングウエブ巻き取り完了予告表示を行って(S26)、クリーニングウエブ送り動作を完了する。A4サイズ縦送り以外でも、図4に示すように、記録材Pの画像中心からの長さcが、画像中心からクリーニングウエブの開口部50aまでの長さaよりも小さければ同様に制御する。
しかし、サイズが大(A4サイズ横送り、A3サイズ)の場合(S25の大)には、切り欠き部50aを放置できないので、クリーニングウエブ送り動作を連続35回実行して、クリーニングウエブ50を70mm空送りさせる(S27)。A4サイズ横送り、A3サイズ以外でも、図4に示すように、記録材Pの画像中心からの長さcが、画像中心からクリーニングウエブの開口部50aまでの長さaよりも大きければ同様に制御する。
続いて、制御部60は、液晶表示部61を通じてクリーニングウエブ巻き取り完了予告表示を行い(S28)、クリーニングウエブ送り動作が完了となる。
<その他の実施形態>
記録材搬送ベルトに担持された記録材に複数の感光ドラムからトナー像を連続的に転写するカラー画像形成装置では、感光ドラムから飛散したトナーが記録材搬送ベルトに付着する場合がある。記録材搬送ベルトに付着したトナーは、記録材に裏移りするため、次の記録材を担持させる前に除去する必要がある。
従って、感光ドラムからトナー像を転写される記録材を担持する記録材搬送ベルトに、図3に示すベルトクリーニング装置37を付設してもよい。
また、トナー像が形成される感光ドラムに、図3に示すベルトクリーニング装置37を付設してもよい。図1に示すクリーニング装置15aをベルトクリーニング装置37に置き換えてもよい。
また、感光ドラムを接触帯電させる帯電ローラに、図3に示すベルトクリーニング装置37を付設してもよい。図1に示す一次帯電器12aを帯電ローラに置き換え、その帯電ローラにベルトクリーニング装置37を付設してもよい。
また、記録材をニップする転写ローラに、図3に示すベルトクリーニング装置37を付設してもよい。図1に示す二次転写外ローラ36にベルトクリーニング装置37を付設してもよい。
また、記録材に転写されたトナー像に接触する定着ローラに、図3に示すベルトクリーニング装置37を付設してもよい。
第1実施形態の画像形成装置の構成の説明図である。 ベルトクリーニング装置の構成を概略的に示す説明図である。 ベルトクリーニング装置の部分的な斜視図である。 クリーニングウエブの説明図である。 実施例1の制御のフローチャートである。 実施例2の制御のフローチャートである。
符号の説明
11a、11b、11c、11d 感光体(感光ドラム)
12a、12b、12c、12d 帯電手段(一次帯電器)
14a、14b、14c、14d 現像装置
15a、15b、15c、15d クリーニング装置
31 中間転写体(中間転写ベルト)
36 転写手段(二次転写外ローラ)
41a 定着部材(定着ローラ)
50 クリーニングウエブ
51a 蓄積手段(クリーニングウエブ供給ローラ)
51b 摺擦位置(クリーニングウエブローラ)
51c クリーニングウエブ巻き取りローラ
52 供給手段(ウエブ巻き取りモータ)
53 検知手段(クリーニングウエブ巻き取り完了検知機構)
53a フラッグ
53c センサ遮光部
53d 完了予告センサ
60 制御手段、判別手段(制御部)
61 液晶表示部

Claims (4)

  1. ウエブ状のクリーニング材を蓄積する蓄積手段と、
    前記クリーニング材を前記蓄積手段から間欠的に引き出して、移動するトナー付着面に対する摺擦位置へ、前記クリーニング材の未使用部分を供給する供給手段と、
    前記クリーニング材の終端領域に形成された切り欠き部を検知する検知手段と、
    前記検知手段の出力に基づいて前記クリーニング材の終端を判別する判別手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記検知手段の出力に基づいて、前記クリーニング材の前記切り欠き部が前記摺擦位置で停止せずに通過するように、前記供給手段を制御して前記クリーニング材の間欠的な引き出し量を増大させる制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、次回の画像形成が前記切り欠き部に影響されない画像形成幅の場合、通常の間欠的な引き出し量を用いて前記クリーニング材の前記切り欠き部を前記摺擦位置に停止させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記検知手段が前記切り欠き部を検知した後も、前記切り欠き部が形成された部分が前記摺擦位置に到達するまでは、通常の間欠的な引き出し量を継続することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. トナー像が形成される感光体と、
    前記感光体を接触帯電させる帯電ローラと、
    記録材をニップする転写ローラと、
    前記感光体からトナー像を転写される中間転写体と、
    前記感光体からトナー像を転写される記録材を担持する記録材搬送体と、
    記録材に転写されたトナー像に接触する定着部材と、のいずれかが前記トナー付着面であることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の画像形成装置。
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