JP3505178B2 - 可調節型の腰支持具 - Google Patents
可調節型の腰支持具Info
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Description
持具に関する。本発明は、特に、乗物の座席(シート)
への適用に適しており、従って、本発明は、以下にその
一例としての用途に関して説明するのが便宜である。こ
の点に関して、「乗物」とは、飛行機、水上の乗物及び
陸上の乗物といったあらゆる種類の乗物を包含する意味
であることを理解する。
調節型の腰支持具を提供することは公知である。かかる
可調節型の支持具は、各種の形態をしており、また、そ
の調節方法も様々である。支持具の有効長さ及び/又は
その剛性さを変化させ、これにより、乗物のシートに座
った搭乗者により加えられる圧力に応答して支持具が後
方に湾曲する程度に影響を与えるような調節が概ね為さ
れる。即ち、支持具は、その支持具の調節高さに従っ
て、乗物のシートに座った搭乗者に比較的平坦な又は大
きく湾曲した支持具を提供することが出来る。
部分への支持力を選択することを可能にする点で上述の
型式の調節は、運転者の疲労の防止に有効であると考え
られる。しかしながら、腰支持具は、概ね一定の垂直位
置にて乗物のシートの背もたれを横切って伸長してお
り、その一定の位置が乗物の全てのユーザに適している
とき限らないから、この手段の最も有利な点が損なわれ
る。この位置は、通常、平均的と考えられる身長(座高
又は全長)の人間に適するよう選択されており、従っ
て、この平均的身長以上又は以下の搭乗者にとって最も
快適なものではない。
スチェスター(Schuster)に付与)は、関係するシート
背もたれの直立の側縁部に対し略平行に伸長するように
配置された、側方向に離間した二つのストラップ組立体
を有する格子状の構造体を備えている。一連の横連結部
材がこれら二つのベルト構造体を相互に接続し、これら
の連結部材は、関係するシートのユーザが圧力を加える
装置の一部となる。調節手段は、二つのストラップ組立
体がその端部の間にて外方に多少なりとも湾曲し、これ
により、関係するシートに座った搭乗者の背中に対し平
坦か、又は比較的大きく湾曲した支持具を提供するよう
作用可能である。第二の調節手段は、必要に応じて湾曲
部材の頂点を上方又は下方に移動して、装置により提供
される主たる支持領域の垂直位置を変化させるよう作用
可能である。
は、シート背もたれに直交して伸長する領域であって、
関係するシートに座った搭乗者から加えられる圧力によ
る撓みに対し支持構造体が最大の抵抗力を付与する領域
をいうものとする。
は、乗物搭乗者の支持具を提供するものであり、関係す
るストラップ組立体は、上述の調節手段の操作に従っ
て、上記部材の一部を更に外方に、又は内方に位置決め
する働きをする。故に、この調節は、支持構造体が平坦
であるか、又は湾曲しているかをシートに座った搭乗者
が感触する程度に影響を与える。第二の調節手段の操作
により、湾曲部の頂点を一方の横連結部材から他方の直
交連結部材に向けて移動させることにより主たる支持領
域は上方又は下方に移動する。
可動の多数の部品を必要とする。故に、製造が難しく且
つコストがかかる。このスチェスター支持具は、横連結
部材の張力又は有効長さを変化させることが出来ないと
いう更に別の不利益な点がある。この調節形態は、現在
使用されている可調節型腰支持具に一般的なものであ
り、関連するシートの様々なユーザに適した快適さを提
供するのに必須のものであると考えられる。更に、スチ
ェスターの支持具は、分離し且つ別個の調節機構が主た
る支持領域の曲率及び垂直方向位置を制御し、調節毎に
ユーザが別個に且つ独立的に操作することを必要とする
から、このスチェスターの支持具の操作は難しい。
的簡単な腰支持具を提供することである。
節型腰支持具であって、使用するときに、背もたれを横
切って長手方向に伸長する可撓性バンドを備え、そのバ
ンドの両端が背もたれのそれぞれの両側部に隣接し、該
バンドが、該バンドの長手方向に伸長する上方領域及び
下方領域を備え、該上方領域及び下方領域が互いに横方
向に離間され、その領域の各々が、使用時、それぞれの
領域の後方への曲率を決める長手方向への有効長さを有
し、少なくとも一方の領域の有効長さをその他方の領域
の有効長さに関して変更することを可能にする領域の調
節手段を備える可調節型腰支持具を提供することであ
る。
部に形状部分が形成され、該形状部分は、領域の間を伸
長し、その領域の有効長さの関係の変化に応答して後方
又は前方に傾動するように配置される。
が支持組立体が使用されるシートに座った搭乗者の方を
向く面となるように配置することが望ましい。一例とし
て、該面は、バンドの長手方向に直角の方向に凸状に湾
曲したものとすることが出来る。
複数の圧力付与要素を備えることが望ましい。これらの
圧力付与要素は、形状体の外面に対し所望の形状を付与
し得るよう配置されている。圧力付与要素の各々は、両
端を有し、その各端の各々がそれぞれの領域に隣接し、
その要素の各々がその両端の間に配置された高方箇所を
有し、使用時、各要素が背もたれの正面方向を向き、高
方箇所がその面の何れのその他の箇所よりも各領域の長
手方向軸線の形状を設定する面の更に前方に配置され
る。
与要素の各々は、領域の有効長さの関係の変化に起因す
る形状部分の傾動に応答して中間位置の周りを傾動し得
るようにしてある。即ち、一方の領域の有効長さが他方
の領域の有効長さに関して伸長し又は収縮する場合、圧
力付与要素の各々は、揺動状態で動くことになる。しか
しながら、各領域の有効長さが同時に等しい程度に変化
するならば、かかる揺動動作は生じない。
方向に移動させ、これにより、その位置を二つの限界位
置の間で不定に変化させるという作用がある。支持構造
体を使用するとき、これら二つの限界位置は、それぞれ
上方位置及び下方位置である。
る実質的な有効長さを有することが望ましく、また、こ
の略有効長さの変化により、これらの領域の有効長さ間
の関係を変化させることなく、各領域の有効長さが変化
するように、支持具を配置することが望ましい。このよ
うにして、該支持具は、主たる支持具の領域の高さのみ
ならず、後方への曲率を制御することが可能となる。
形成し、又は、単一の部材の異なる領域として形成する
ことが出来る。また、上方領域は、バンドの長手方向上
方縁部を形成し又は備え、且つ/又は下方領域は、バン
ドの長手方向下方縁部を形成し、又は備えることが出来
る。
し、各領域は、バンドの長手方向に伸長するストラップ
状部材を備え、そのストラップ状部材は、その他方のス
トラップ状部材から側方向に離間されている。調節手段
は、一又は複数のストラップ状部材の有効長さ、又はそ
の張力を変化させるように作用可能であることが望まし
い。
変化に言及することは、該部材の有効長さが変化し、又
は部材がその両端間の曲率が変化すること、或いはその
双方を意味するものと理解する。
たる支持領域の後方への曲率及び垂直方向への位置がス
トラップ状部材の張力の調節に依存することである。故
に、単一の制御装置を採用して、曲率及び垂直方向位置
の双方を効果的に調節することが可能である。
一の部材にて形成され、バンドは、本体部分と、一端部
分とを備えており、該本体部分及び一端部分は、上述の
ようにバンドの一つの領域の有効長さを調節し得るよう
な方法で相対的に可動である。これらの二つのバンド部
分は、上記の目的のため、任意の適当な方法で相互に接
続することが出来る。一例として、この相互接続は、枢
着接続具又はヒンジ接続具を介して行い、その何れの場
合でも、その接続部は、調節すべきバンド領域から離れ
ていることが望ましい。
る。好適な形態において、支持具は、主たる支持具の後
方への曲率及び領域の高さの双方を独立的に調節可能な
点である。更に、該支持具は、二つの型式の調節の各々
を操作する単一の制御装置を備えることが可能である。
適な形態について以下に添付図面に関して単に一例とし
て説明する。添付図面において、 図1は、本発明の第一の実施例による腰支持具の概略
図的な斜視図、 図2は、乗物のシート背もたれのフレームに取り付け
られた図1の腰支持具の断面線II−IIに沿った概略図、 図3は、図1の腰支持具の支持要素の図1の断面線II
I−IIIに沿った詳細図、 図4乃至図7は、図1の腰支持具の電気的調節機構と
関係付けられたアクチュエータ釦の各種の位置及びそれ
に対応した位置にある支持要素の図1の断面線IV−IVに
沿った概略図、 図8及び図9は、図1の腰支持具の別の調節機構を示
す図、 図10は、有効長さ領域が伸長する本発明の第二の実施
例による腰支持具バンドの詳細図、 図11は、有効長さ領域が収縮した図10のバンド示す
図、 図12は、図10の腰支持具のケーブル調節機構の詳細
図、 図13は、乗物シートに備え付けられた、図10の腰支持
具の概略図的な斜視図、 図14は、中間バンド部分を内蔵する図10のバンドの変
形例の図、 図15は、本発明の第三の実施例による腰支持具バンド
の詳細図、 図16は、支持要素の各種の位置、及び図10又は図15の
腰支持具における各種の形状の概略図、 図17は、図10又は図15の腰支持具の後方への曲率の調
節機構を示す図、 図18及び図19は、本発明の第四の実施例による腰支持
具バンドを示す図、 図20は、本発明の第五の実施例による腰支持具バンド
を示す図である。
図的に示したように、乗物のシート背もたれ3のフレー
ム2に取り付け可能な一形態の腰支持組立体1の概略図
的な斜視図が示してある。該支持組立体1は、それぞれ
図3乃至図6に最も良く示した上方ストラップ状部材4
及び下方ストラップ状部材5を備えている。これらのス
トラップ状部材4、5の各々の一端は、ブラケット6に
固定される一方、該ブラケット6は、フレーム2の一側
部に固着され、以下に説明するようにストラップ状部材
4、5の他端は調節機構7に接続されている。これらの
ストラップ状部材4、5の各々は、適当な可撓性材料で
形成されている。使用時、これらのストラップ状部材
4、5は、フレーム2の二つの直立側部の間を横に伸長
し、横方向に離間した関係に配置される。
上方に配置され、これらのストラップ状部材とシートの
背もたれ3のパッド部分9の間又は別の適当な部分との
間に介在する。該シールド8は、任意の適当な方法で形
成することが出来るが、以下に説明するように、耐摩耗
性の相互接続面を提供するのに適したプラスチックで成
形することが望ましい。また、シールド8は、これらの
部材の張力の変化に起因するストラップ状部材4、5の
曲率の変化に対応し得るよう、可撓性であることが望ま
しい。シールド8をストラップ状部材4、5に関して適
正な位置に保持するため、任意の適当な手段を採用する
ことが可能である。
耐摩耗性の相互接続面を提供することに加え、シールと
8は、支持組立体1の「感触」を改善する。図面に示し
た具体的な組立体1は、各ストラップ状部材4、5の一
端でしか調節出来ない。従って、これらストラップ状部
材4、5の一方又は双方の張力を調節する場合、シート
に座った搭乗者は、ストラップ状部材4、5の調節可能
な端部に隣接するシート背もたれの側にて、その動きを
「感触」する傾向となる。この片側への動きを感触する
結果、不均衡、又は対称でないと感触し、シートの快適
さが損なわれる可能性がある。シールド8は、ストラッ
プ状部材4、5とシートパッド部分との間に一つの面を
提供し、該面の上をストラップ状部材4、5が摺動し得
るようにすることでこの問題点を解決する。故に、シー
トに座った搭乗者は、支持組立体1が対称に弛緩し又は
締付けられると感触し、その快適さが損なわれることは
ない。
ールド8に関係付けることが出来る。図面に示した特別
な構成において、これらの要素は、シールド8と一体に
形成されているが、これは必須のことでない。要素10の
各々は、バー状の形態をしており、ストラップ状部材
4、5の長手方向に直角の方向に伸長している。これら
の要素の各々は、その開口部がストラップ状部材4、5
の方を向くようにした中空の溝形部分として成形され
る。図3に示すように、要素10の各々の側壁11は、圧縮
抵抗性を増し得るように後方に拡げることが出来る。
ストラップ状部材4、5の長手方向に直角の方向に凸状
に湾曲しているが、これらの面12は、必要条件に従って
その他の外形とすることが可能である。各面12の曲率
は、各要素10の正面から後方への奥行きがその長さの略
中間にて最大となるようにすることが望ましい。
に位置するため、これらの要素は、ストラップ状部材
4、5の一方又はその双方の張力の変化に応答して動く
傾向となる。この動く性質は、張力の変化の性質に応じ
て変化し、図4乃至図7にはその可能性の幾つかが概略
図で示してある。
来る位置が示してある。この位置にて、湾曲面12の最高
方箇所13は、要素の最前方箇所であり、これは、乗物の
シートに座った搭乗者の背中に最大の圧力が加わる箇所
である。これは、二つのストラップ状部材4、5の張力
が略等しくなる位置である。
ラップ状部材4の張力を越える程に増大したならば、要
素10の各々は揺動し、このため、面12の最前方箇所は、
高方箇所13の下方に位置する点14となる。図6に示すよ
うに、ストラップ状部材4の張力がストラップ状部材5
の張力よりも大きくなるようにこの状況を逆にすると、
要素10の各々は揺動し、このため、面12の最前方箇所
は、高方箇所13の上方の点15となる。
方箇所は、支持組立体の主たる支持領域を設定する効果
がある。このため、上述のように、要素10が揺動する結
果、主たる支持領域の位置が垂直方向に移動し、面12が
湾曲しているため、この移動は二つの限界点の間で不定
に変化する。
度に変化する場合、主たる支持領域が垂直方向に移動す
ることはない。しかしがなら、この調節形態は、図2に
最も良く示した支持組立体1の曲率を変化させ、このた
め、該支持組立体1は、調節方向に従い、より平坦にな
り又はより湾曲する。更に、支持組立体1が関係する背
もたれの曲率に顕著に影響しないような調節とすること
が出来、この状態は図7に概略図で示してある。
して支承することが出来る。スチェスターの特許におけ
るように、従来技術の構成にある摩擦及び/又は摩耗を
軽減するための特別な措置は不要である。要素10が図4
乃至図7に示すように移動するとき、そのそれぞれの面
12が、その支承される別の面に関して摺動することはな
い。面12は、ストラップ状部材4、5の影響の下、揺動
するとき、対向面を横断して「歩く」傾向となり、これ
は、図4乃至図6を比較すれば明らかである。
可能であることが理解されよう。また、要素10は、上述
のように二つではなくて、省略してもよく、この場合、
主たる支持領域の垂直位置の変化は、限界値の間で不定
であり、特定の位置に限定されない。特に、主たる支持
領域の可能な位置の数は、組立体に採用されるストラッ
プ状部材の数に等しい。また、かかる変形例の場合、シ
ールド8は省略し、又は上述のものと異なる形態とする
ことが出来る。
な方法で行うことが出来る。図示した構造において、こ
の調節は、ストラップ状部材4、5の各々の有効長さを
変化させることで行われる。この目的のため、各種の機
構の採用が可能であるが、ストラップ状部材4、5の比
較的大きい調節を迅速且つ容易に行う機構を採用するこ
とが望ましい。
けられており、その各々は、ストラップ状部材4、5の
それぞれの一方と関係付けられている。図2に概略図で
示した比較的簡単な構成において、各機構7は、それぞ
れのストラップ状部材4又は5に取り付けられたナット
17が作用可能に係合するねじ付き主軸16を備えている。
該主軸16は、電気モータ18のような適当な駆動手段によ
り回転され、これにより、回転方向に従ってナット17を
通じてストラップ状部材4又は5を押し出し又は引っ張
る。
じ付き部分20、21を有する調節機構7のもう一つの形態
が示してある。ねじ付き部分20、21は、逆巻きねじを有
し、そのねじの各々は、主軸19と共に回転しないように
固着されたそれぞれのナット22、23に協働可能に係合す
る。二つのねじ付き部分20、21のねじ巻き方向が異なる
ため、主軸19が一方向に回転すると、ナット22、23は、
図8に示すように互いに引き寄せられる一方、その反対
方向に回転すると、これらのナットは図9に示すように
離れる方向に動く。二つのナット22、23が同時に相対的
に軸方向に動くため、主軸19が相対的に僅かに回転した
場合でも、その相対的位置が比較的大きく変化する。
のそれぞれの一つに固着することが出来、また、各調節
機構7のナット23は、適当な方法にて背もたれフレーム
2のような相対的に固定した構造体に固着することが出
来る。故に、各主軸19の回転に伴い、それぞれの部材4
又は5の有効長さ、従って張力が増減する。
る。一例として、主軸19の各々は、それぞれの電気モー
タ(図示せず)により、又は図示するようなハンドル24
により駆動することが出来る。電気モータで駆動する場
合、アクチュエータ釦25(図4乃至図7)は、一方のモ
ータ、又は双方のモータを同時に作動させ得るよう選択
的に作動可能に配置することが出来る。図4乃至図7に
は、三つの異なる形態のモータの作動の釦25を操作する
一つの方法が示してある。このように、単一の制御手段
で支持構造体の張力を調節し且つ主たる支持領域の垂直
方向位置を調節することが可能である。
腰支持具1の一部分のみが示してある。該支持具1は、
本体部分27及び一端部分28を有するバンド26を備え、こ
れらの本体部分及び一端部分27、28は、これらの部分2
7、28が相対的に回転するのを許容する手段を通じて接
続されている。図示した構成において、該接続手段は、
可撓性のヒンジ29を備え、該ヒンジは、部分27、28の双
方と一体に形成され、本体部分27の一つの長手方向縁部
30に隣接する位置に配置されている。その他の接続形態
も採用可能である。
の長手方向縁部31に沿って伸長する可調節領域を備えて
いる。図示した構成において、本体部分27の端面33と端
部分28の隣接面34との間に設けられた楔状スペース32に
より調節が可能となる。図示するように、これらの面3
3、34は、長手方向縁部30から反対の長手方向縁部31に
向けて伸長する方向に拡がる。
した特別な端部分と同一の方法で形成することが望まし
いが、これは必須ではない。即ち、該バンドは、本体部
分の長手方向縁部30に隣接して本体部分27にヒンジ状に
接続された端部分を備え、該端部分は、図10に示したス
ペース32に対応するスペースにより、本体部分27から分
離されている。
してある。図10に示したバンド26の状態のとき、長手方
向縁部31は、対応した有効長さ「L」を有する。
のもう一つの状態が示してある。バンド26がこの状態に
あるとき、長手方向縁部31は、図10に符号「l」で示し
た面33、34の最大の分離距離に等しい距離だけ短い有効
長さを有する。バンド26の両端にて同一程度の変更状態
であると仮定すると、長手方向縁部31の有効長さは、
(「L」−2「l」)に等しい値となる。
効長さを変化させることが出来る。図示した特定の構成
において、該手段は、一端36にて端部28に取り付けら
れ、他端37にて、例えば、図12に示すようなアクチュエ
ータ機構38に取り付けられた可撓性ケーブル35を備えて
いる。同様のケーブル39が(図12)図10及び図11に図示
しないバンド36の端部に接続されている。
他の支持具に固定することの出来るハウジング40と、該
ハウジング40内に回転可能に取り付けられたねじ付きシ
ャフト41とを備えている。キャリッジ42がシャフト41の
軸方向に相対的に動き得るよう、ハウジング40内に取り
付けられ、また、シャフト41のねじ付き部分43は、キャ
リッジ42を貫通して軸方向に伸長し、該キャリッジの雌
ねじと協働可能に係合する。該キャリッジ42は、シャフ
ト41と共に回転しないように保持され得るようにハウジ
ング40内に取り付けられ、また、シャフト41は、相対的
に軸方向に不動に保持されるようにハウジング40に取り
付けられる。その結果、シャフト41が回転すると、キャ
リッジ42は、ハウジング40に関してシャフト41の軸方向
に移動する。
は液圧モータのような任意の適当な方法で行うことが出
来る。図示した構成において、シャフトを手で回転させ
得るように、ハンドル44(図13)がシャフト41の一端45
に接続されている。
内で軸方向に摺動可能なワイヤーコア47とを備えてい
る。ケーブル端部36、37は、ケーブル35のコア47に固着
されている。同様の端部は、ケーブル39のコア47に固着
されており、また、これらの端部48の一方は、図12に示
してある。各ケーブルカバー46の両端は、キャリッジ42
及びバンドの本体部分27にそれぞれ圧接しており、上述
したように、キャリッジ42の動きが本体部分27の各端部
のスペース32の寸法を制御する。
その他の作動機構の採用が可能であることが理解されよ
う。
て第一の実施例について説明した構成を利用するもので
ある。即ち、シャフト41は、機構の二つの相対的可動部
分と協働する逆ねじによる二つのねじ付き部分を備える
ことが出来る。かかる構成は、ねじ付きシャフトの所定
の程度の回転に対し、ケーブルの軸方向への調節程度を
増す。
端部分27、28との間にガイド手段を設け、これらの端部
分を適正な関係に保持し得るようにすることが望まし
い。図10及び図11に示した特別な構造において、かかる
ガイド手段は、本体部分51の端部50に取り付けられ、又
は該端部50と一体に形成された舌状片49を備えており、
該舌状片49は、端部分28の一端壁51に形成されたスロッ
ト(図示せず)内を摺動する。図10及び図11に示した状
態の間で変化する間に、舌状片49及びスロットが協働し
て、本体部分の端部50を略直線状の移動経路内に維持し
得るような構成とする。
変形例が示してある。この変形例において、本体部分27
と端部分28との間には、中間バンド部分52が配置されて
いる。バンド部分28、52の間には、スペース32が形成さ
れ、また、バンド部分52、27の間には、同様のスペース
53が形成されている。更に、中間部分52を端部分28及び
本体部分27にそれぞれ接続する二つの可撓性ヒンジ29、
54が設けられている。かかる構成は、図10及び図11に関
して説明した方法にて作用し、長手方向縁部31の有効長
さを一層広い範囲で調節することを可能にするという有
利な点がある。
囲を更に増すことが可能であることが理解されよう。
したヒンジではなくて、ピボット55を通じて端部分28が
本体部分27に接続された本発明の第三の実施例が示して
ある。更に、ガイド手段は、本体部分27に形成された湾
曲したガイドスロット56と、端部分28に取り付けられ且
つスロット56内に摺動可能に配置されたガイドピン57
と、を備えている。長手方向縁部31の有効長さは、スロ
ット56の両端に関するピン57の位置により決まる。図15
の構成は、その他の全ての点では、図10乃至図14に関し
て説明したのと同様に作用可能である。
31を調節することにより、シートの背もたれに関して腰
支持具1の主たる支持領域が配置される位置が決まる。
この領域の高さ位置の変更は、第一の実施例に説明した
方法と同様の方法にて行うことが出来る。特に、図13に
示すように、複数の湾曲要素58がバンド26の長手方向縁
部30、31の間を伸長し、これらの要素は、縁部31の有効
長さの変化により、該要素が図16に概略図で示すよう
に、後方に又は前方に「揺動」されるように配置され
る。
26が示してある。これらの図においては、バンドの両端
28は、調節可能であり且つ同様の構造である。
の有効長さが最小である場合、各要素58は、図16に符号
16Aで示した位置に配置され、主たる支持領域は、高さ5
9の位置にある。バンド26Bの概略図的な斜視図で示すよ
うに、縁部31の有効長さが最大であるとき、各要素58
は、図16に符号16Bで示した位置に配置され、主たる支
持領域は、高さ60の位置にある。バンド26Cの概略図的
な斜視図で示すように、縁部31の有効長さが最大及び最
小長さの中間である場合、各要素58は、図16に符号16C
で示すような位置に配置され、主たる支持領域は、高さ
61の位置となる。図16から理解されるように、要素58の
「揺動」動作により要素の湾曲面62が傾動し、これによ
り、該面の最前方突出領域を垂直方向に移動させる。こ
の垂直方向への移動により、主たる支持領域の位置が移
動する。
の出来る手段を提供することが望ましい。図17にて、符
号17C、17Dは、主たる支持領域がそれぞれ最小及び最大
の後方曲率であるときの特定の要素58の位置を示す。以
下、該曲率の調節は、腰支持具1の基本的調節と称し、
この基本的調節は、各要素58が符号17C、17Dで示した直
立位置から傾動するときに実施可能であることを理解す
べきである。
ある。図示した特別な実施例において、この調節は図12
に関して説明することの出来るバンド26と適当な作動機
構(図示せず)との間に接続されたケーブル63を使用し
て行われる。その更なる調節機構のハンドル64が図13に
示してある。
てある。この変形例において、バンド26は、以下に更に
詳細に示すように、相対的に可動であるよう相互に接続
された本体部分27と、一端部分28とを備えている。一
方、端部分28は、支持具1が取り付けられたシート背も
たれのフレームに取り付けられ又はその一部を形成する
取り付け部分65に接続されている。
の位置の調節がバンド26及び取り付け部分65の相対的動
きにより行われる一方、バンド26の曲率の調節(基本的
調節)は、バンド部分27、28の相対的動きにより行われ
ることである。図20に示した代替的な構成において、こ
の基本的調節は、最初に述べた相対的動きにより実施す
ることが出来、この場合、主たる支持領域の調節は、次
に説明した相対的動きにより行われる。
と、主たる支持領域の調節は、取り付け部分65とバンド
の端部分28との間の接続部を形成するピボット55の周り
でバンド26を動かすことを含む。取り付け部分65に取り
付けられたガイドピン57は、部分65、28との間の相対的
動きの制御を促進し得るように、端部分28に形成された
湾曲スロット56内に摺動可能に配置することが出来る。
図示した特別な構成において、この相対的動きは、ま
た、ガイドピン57又は取り付け部分65のその他の部分に
取り付けられた一端36を有する可撓性ケーブル35により
制御される。ケーブルカバー46の一端は、バンドの端部
分28の一つの面に係合し、ケーブル35の調節により、バ
ンド26がピボット55の周りで取り付け部分65に関して動
くようにする。
うことが出来、図18及び図19には、その目的のための一
例としての構成が示してある。この構成において、バン
ド部分27、28は、ある程度、重なり合い、互いに関して
動くことが出来る。ガイド手段がバンド部分27、28の重
なり合う領域の間で作用して、相対的動きをバンド26の
略長手方向への動きに制限する。図示した実施例におい
て、該ガイド手段は、バンド26に形成された二つのスロ
ット66と、スロット66の各々に摺動可能に配置された少
なくとも一つのガイドピン67とを備えている。その他の
ガイド機構を採用することも可能であることが理解され
よう。
ド26の長手方向に略直線状に伸長し、バンド26のそれぞ
れの長手方向縁部30、31に隣接する位置に配置されてい
る。図示した構成において、スロット66の各々は、バン
ド部分27、28の双方の重なり合う領域を貫通して伸長し
ている。特別なスロット66に係合する該又は各ガイドピ
ン67は、要素58を保持し、又は要素58を形成する支持具
1の別の部分68に取り付けることが出来る。
部分28に取り付けられた一端69を有し、該ケーブルのカ
バー46の一端がバンドの本体部分27の対向面に係合して
いる可撓性ケーブル63により制御することが出来る。勿
論、ケーブルの端部69とカバー46の端部との関係を逆に
し、これらの端部がそれぞれバンド部分27、28と協働す
るようにすることも可能である。
構成例が示してあり、ここで、基本的調節がバンド26と
取り付け部分65との相対的動きにより実施される一方、
主たる支持領域の調節は、バンド部分27、28の相対的な
動きにより実施される。
ある程度、重なり合い、互いに関して動くことが出来
る。図18及び図19の構成と同様、ガイド手段は、重なり
合い領域の間で作用し、相対的動きをバンドの略長手方
向への動きに制限する。しかしながら、その前の実施例
と異なり、この構成において、相対的動きは取り付け部
分65とバンド28との動きである。図示した構成におい
て、該ガイド手段は、その一方がバンド26の端部分28に
形成され、その他方が取り付け部分65に形成された、二
つのスロット66を備えている。また、ガイド手段は、ス
ロット66の各々に摺動可能に配置されたガイドピン67を
備えており、該ガイドピン67の各々は、対応するガイド
スロットが形成された取り付け部分又は端部分の他方に
固着されている。ガイドスロット66の各々は、略直線状
であり、バンド26の略長手方向に伸長しているから、取
り付け部分65及び端部分28は、バンドの長手方向に互い
に関して動くことが可能となる。
り付け部分65の伸長部に取り付けられた一端69を有する
可撓性ケーブル63により制御され、該ケーブルのカバー
46の一端は、バンドの端部分28に係合する。
相互に接続するピボット55の周りでバンド部分27、28を
相対的に動かすことにより行われる。バンド部分27、28
間の相対的動きを制御するため、可撓性ケーブル35が設
けられており、該ケーブルは、端部分28に取り付けられ
た一端36を有し、ケーブルのカバー46が本体部分27に係
合し、ケーブル35を調節すれば、本体部分27はピボット
55の周りで端部分28に関して枢動する。勿論、ケーブル
端部36とカバー46との関係を逆にすることが可能であ
る。
10、図15又は図18の実施例と異なり、図20に示した構成
において、端部分28が本体部分27に関して枢動したと
き、バンドの上方領域70の有効長さが下方領域72のバン
ド26よりも大きく変化する構造としてある。ピボット55
を通る領域71の有効長さは一定である。図16に関して、
上方領域70の有効長さが最小であるとき、要素58は図16
Bに示した配置位置となり、上方領域70の有効長さが最
大であるとき、要素58は図16Aに示す位置に配置され
る。故に、バンドの作用原理は同一であり、また、図20
の構成は、その他の全ての点でその前の実施例に関して
説明したのと同様に作用可能である。
端部分は、図示した特別な端部分と同一の方法で形成さ
れており、両端からのケーブル35、63は、図8及び図9
又は図12に示したような適当な機構を介して作動され、
これらの機構の回転は、典型的に手動により、又は電気
手段或いは液圧手段により行われる。
支持具を調節するその他の操作機構が採用可能である。
特に、ケーブルは、圧縮力又は張力の何れかで作用可能
なプッシュ・プル型とし、又は張力によってのみ操作可
能である「プル・専用」型式とすることが出来る。後者
の型式のケーブルである場合、支持具1は、ケーブルが
バンドに固着されたならば、ヒンジ26により発生される
偏倚力のようなバンド内の内部の力、又は関係するシー
トに座った搭乗者によりバンドに加えられる圧力のよう
な外力の何れかで張力状態に維持される。
域の垂直方向への調節及び基本的調節を行う、極めて簡
単であるが、効果的な手段を提供するものであることが
理解されよう。本発明は、手操作により又は機械的に調
節が行われる状況に適用可能である。
構造及び構成には、各種の変更、応用例及び/又は追加
が可能であることを理解すべきである。
Claims (31)
- 【請求項1】シート背もたれに使用される調節可能な腰
支持具において、 前記背もたれを長手方向に横切って延在し、両端が背も
たれのそれぞれの両側部に隣接するようにする可撓性の
ストラップ状のバンドであって、該バンドは主たる支持
領域を有しかつ互いに離間された上方領域及び下方領域
を有し、前記主たる支持領域及び前記上方並びに下方領
域の各々は前記バンドの長手方向に延在しており、前記
上方及び下方領域の各々がそれぞれの領域の後方への曲
率を決定する前記長手方向への有効長さを有する、前記
バンドと、 前記上方及び下方領域の間に延在しかつ前記バンドの前
面部分を形成する表面を有し、前記バンドの長手方向に
離間されている複数の要素と、 前記上方及び下方領域の少なくとも一方の前記有効長さ
を他方の領域の有効長さに対して変更するように作用す
る調節手段とを備え、 それにより、前記要素が前方又は後方に傾動し、前記主
たる支持領域の位置が前記傾動の方向により前記上方領
域の方へ移動するか若しくは上方領域から離れるように
移動することを特徴とする、腰支持具。 - 【請求項2】請求項1に記載の調節可能な腰支持具にお
いて、前記要素の各々がそれぞれの前記上方及び下方領
域に隣接する両端を有し、前記各要素における前記バン
ドの前面部分を形成する表面がそれぞれの要素の端部の
間に配設された高所箇所を有し、前記高所箇所が、前記
上方及び下方領域の各長手方向軸線を含む平面に対し
て、前記バンドの前面部分を形成する表面上の任意の箇
所よりも前方に配置されるようにしたことを特徴とす
る、腰支持具。 - 【請求項3】請求項1に記載の調節可能な腰支持具にお
いて、前記バンドの前面部分を形成する表面の各々が凸
状の湾曲部を有することを特徴とする、腰支持具。 - 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載の調節
可能な腰支持具において、前記要素が一体のシールドを
通じて相互に接続され、かつプラスチック材料で形成さ
れることを特徴とする、腰支持具。 - 【請求項5】請求項1ないし4の何れかに記載の調節可
能な腰支持具において、前記バンドが、前記主たる支持
領域で前記バンドの後方への曲率を決定する有効長さを
有し、前記有効長さを変化させる調節手段が設けられ、
該有効長さの変化により、前記上方及び下方領域の有効
長さの間の関係を保持しつつ、前記上方及び下方領域の
各々の有効長さを変化させるようにしたことを特徴とす
る、腰支持具。 - 【請求項6】請求項1ないし5の何れかに記載の調節可
能な腰支持具において、前記上方及び下方領域の各々が
それぞれのストラップ状の部材を備え、前記ストラップ
状の部材はバンドの長手方向に伸長し且つ前記ストラッ
プ状部材の他方から横方向に離間されていることを特徴
とする、腰支持具。 - 【請求項7】請求項1ないし6の何れかに記載の調節可
能な腰支持具において、前記バンドの前面の少なくとも
一部に配置されたシールドを備え、前記バンドの少なく
とも一部が前記シールドに関して長手方向に移動可能で
あるようにしたことを特徴とする、腰支持具。 - 【請求項8】請求項7に記載の調節可能な腰支持具にお
いて、前記要素が前記シールドの一体部分を形成し、前
記シールドがプラスチック材料で成形されることを特徴
とする、腰支持具。 - 【請求項9】請求項1ないし8の何れかに記載の調節可
能な腰支持具において、前記バンドが、少なくとも一つ
の端部分と本体部分とを備え、前記端部分と本体部分の
各々が、前記上方及び下方領域の有効長さのそれぞれの
部分を形成し、前記端部分と本体部分の間の相対的動き
を許容し得るように前記端部分と本体部分を接続する手
段を備えることを特徴とする、腰支持具。 - 【請求項10】請求項9に記載の調節可能な腰支持具に
おいて、前記バンドの前記少なくとも一つの端部分に設
けられた取り付け部分を備え、前記端部分が、該取り付
け部分に関して可動であるように、該取り付け部分に取
り付けられることを特徴とする、腰支持具。 - 【請求項11】請求項9又は10に記載の調節可能な腰支
持具において、前記バンドが前記端部分を二つ備えてい
ることを特徴とする、腰支持具。 - 【請求項12】請求項11に記載の調節可能な腰支持具に
おいて、前記取り付け部分を二つ備え、前記端部分の各
々が前記取り付け部分に関して可動であるよう該取り付
け部分のそれぞれの一つに取り付けられることを特徴と
する、腰支持具。 - 【請求項13】請求項9ないし12の何れかに記載の調節
可能な腰支持具において、前記バンドの端部分と本体部
分との間の相対的動きにより、前記上方及び下方領域の
有効長さの間の関係が変化されるようにしたことを特徴
とする、腰支持具。 - 【請求項14】請求項13に記載の調節可能な腰支持具に
おいて、前記関係の変化が、前記上方及び下方領域の内
の一方の領域の有効長さを短縮すると同時に、他方の領
域の有効長さを長くすることを含むことを特徴とする、
腰支持具。 - 【請求項15】請求項9ないし14の何れかに記載の調節
可能な腰支持具において、前記接続手段が一体型ヒンジ
であることを特徴とする、腰支持具。 - 【請求項16】請求項9ないし14の何れかに記載の調節
可能な腰支持具において、前記接続手段が枢動接続部で
あることを特徴とする、腰支持具。 - 【請求項17】請求項11ないし16の何れかに記載の調節
可能な腰支持具において、前記端部分と取り付け部分と
の間の前記相対的動きが、前記バンドの長手方向への相
対的動きであり、前記バンドの前記有効長さを変化させ
るものであることを特徴とする、腰支持具。 - 【請求項18】請求項9ないし12の何れかに記載の調節
可能な腰支持具において、前記バンドの端部分と本体部
分との間の前記相対的動きが、前記バンドの長手方向へ
の動きであり、前記バンドの前記有効長さを変化させる
ものであることを特徴とする、腰支持具。 - 【請求項19】請求項11,12及び18の何れかに記載の調
節可能な腰支持具において、前記端部分と取り付け部分
との間の前記相対的動きが、前記上方及び下方領域の有
効長さの間の関係を変化させるものであることを特徴と
する、腰支持具。 - 【請求項20】請求項19に記載の調節可能な腰支持具に
おいて、前記端部分と取り付け部分との間の前記相対的
動きが、回転軸線の周りの動きであることを特徴とす
る、腰支持具。 - 【請求項21】シート組立体であって、請求項1ないし
20の何れかに記載の腰支持具と、上方及び下方領域の内
の少なくとも一つの領域の有効長さを変化させ得るよう
選択的に作用可能であるアクチュエータ手段とを備える
ことを特徴とする、シート組立体。 - 【請求項22】請求項21に記載のシート組立体におい
て、前記アクチュエータ手段が、その各々が前記上方及
び下方領域のそれぞれの有効長さを変化させる二つの調
節機構を備えることを特徴とする、シート組立体。 - 【請求項23】請求項22に記載のシート組立体におい
て、前記アクチュエータ手段が、前記機構の一つに作用
可能に接続された少なくとも一つの電気モータを備える
ことを特徴とする、シート組立体。 - 【請求項24】請求項23に記載のシート組立体におい
て、前記電気モータが二つ設けられ、該電気モータの各
々が前記調節機構のそれぞれの一つに作用可能に接続さ
れることを特徴とする、シート組立体。 - 【請求項25】請求項22に記載のシート組立体におい
て、前記アクチュエータ手段が、前記機構の一つに接続
された少なくとも一つのハンドルを備えることを特徴と
する、シート組立体。 - 【請求項26】請求項25に記載のシート組立体におい
て、前記ハンドルが二つ設けられ、該ハンドルの各々が
前記調節機構のそれぞれの一つに接続されることを特徴
とする、シート組立体。 - 【請求項27】請求項22ないし26の何れかに記載のシー
ト組立体において、前記調節機構が前記バンドから離れ
た位置に配置され、該調節機構の各々が、それぞれの可
撓性の駆動接続部を通じて前記領域のそれぞれ一つに接
続されることを特徴とする、シート組立体。 - 【請求項28】請求項27に記載のシート組立体におい
て、前記可撓性の駆動接続部の各々が、管状の外側カバ
ーと、該カバーに関して長手方向に可動であるコアとを
有する可撓性ケーブルを含むことを特徴とする、シート
組立体。 - 【請求項29】請求項28に記載のシート組立体におい
て、前記可撓性の駆動機構の少なくとも一つが、圧縮力
又は張力の何れかをケーブルに付与することにより作用
可能であることを特徴とする、シート組立体。 - 【請求項30】請求項28に記載のシート組立体におい
て、前記可撓性の駆動機構の少なくとも一方が、ケーブ
ルに張力を加えることだけで作用可能であることを特徴
とする、シート組立体。 - 【請求項31】請求項29に記載のシート組立体におい
て、使用時、シート組立体に座った搭乗者により前記バ
ンドに加えられた圧力により、可撓性駆動機構のケーブ
ルに張力が維持されるようにしたことを特徴とする、シ
ート組立体。
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