JPS6022840Y2 - 座席 - Google Patents

座席

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Publication number
JPS6022840Y2
JPS6022840Y2 JP13945181U JP13945181U JPS6022840Y2 JP S6022840 Y2 JPS6022840 Y2 JP S6022840Y2 JP 13945181 U JP13945181 U JP 13945181U JP 13945181 U JP13945181 U JP 13945181U JP S6022840 Y2 JPS6022840 Y2 JP S6022840Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
spring
frame
shaft
adjustment member
Prior art date
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Expired
Application number
JP13945181U
Other languages
English (en)
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JPS5843264U (ja
Inventor
富美雄 宮内
Original Assignee
池田物産株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 池田物産株式会社 filed Critical 池田物産株式会社
Priority to JP13945181U priority Critical patent/JPS6022840Y2/ja
Publication of JPS5843264U publication Critical patent/JPS5843264U/ja
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Publication of JPS6022840Y2 publication Critical patent/JPS6022840Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は座席、詳しくは硬さを調節することのできる座
席に関する。
一般に座席の構造は、クッション材とこれが載置される
フレームからなっているものが大半である。
クッション材が載置されるフレームは第1図に示すよう
なものがよく知られている。
このフレーム100には、コイルばね102を介して面
ばね101が張設されている。
このようなフレーム100に、クッション材を載置し座
部とした後は、コイルばね102等の張力を変えること
はできないため、着座者が在る場合のばね定数は常に一
定であり、座部の硬さを調節することはできないもので
あった。
しかしながら、着座者は千差万別であり、その好みや体
型も千差万別なため、各着座者に合わせて座席の硬さを
調節できるものが望まれていた。
また、従来の座席ではフレーム間にばねが張設されてい
て、ばねにかかる加重が大きく、ばねの疲労を大きなも
のとしていた。
また、実公昭56−39403号公報に示すものにおい
ては、隣接同士のSばねの山部と山部、谷部と谷部、あ
るいは山部と谷部とを連結し、この連結の度合いを調節
自在とする構成であるので、座部の硬さを広範囲にわた
って調節することが困難であった。
本考案は上記事情に鑑みなされたものであって、着座者
の体型や好みに合わせて座席の硬さを自在に調節できる
座席を提供することを目的とする。
前記目的に沿うこの考案の構成は座部又は背もたれ部の
堅さを調節する調節部材をばねの張設方向と直交方向に
延在させて、並列状のばね群を支持し、かつばねの張設
方向に移動可能に配設してばねの支持点間のばね長さを
調節できるようにしたことを要旨とするものである。
以下図示の好適な実施例を基に本考案を説明する。
第2図に本考案の一実施例である座席10を示す。
この座席10は、座部1に背もたれ部2が回動自在に支
持され、背もたれ部2の上端にはヘッドレスト3が取付
けられ構成されている。
また、座部1及び背もたれ部2の側面にはノブ4及びノ
ブ4′が配設されていて、これらノブ4,4′を操作す
ることにより座部1及び背もたれ部2の硬さを調節する
ようになっている。
座部1と背もたれ部2の硬さを調節する機構は、共に同
様のものであり、座部1を説明することによりその機構
を説明する。
以下第3図ないし第6図を参照して本考案の座席10を
構成する座部1について説明する。
座部1は、Sばね12が張設されたほぼ矩形の座部フレ
ーム11上に、クッション材(図示せず)が載置されて
なっている。
Sばね12は、フレーム11の座部1の左右方向に張設
されている。
また、フレーム11の内部には、細長板状の調節部材1
3.13’が滑動自在に設けられている。
この調節部材13.13’には、フレーム11に張設さ
れたSばね12と同数の長孔14,14′が形成され、
この長孔14,14’にSばね12が挿通されている。
さらに調節部材13,13′の下部には、突部15,1
5’が形成されていて、この突部15,15’のほぼ中
心に形成されたねじ孔16,16’が形成され、このね
じ孔16.16’にシャフト5が螺合されている。
このシャフト5の後端部はフレーム11の側部下側に固
定された支持部材11bに回動自在に支持され、シャフ
ト5の前方部にはフレーム11の支持部材11bと対向
する位置に固定された支持部材11aに挿通されていて
、前端部にはノブ4が固着されている。
さらにシャフト5のほぼ全面にわたりねじが切られてお
り、シャフト5の中心付近を境に、後端部側は右ねじ(
あるいは左ねじ)、前端部側は左ねじ(あるいは右ねじ
)となるようにねじが切られている。
また上記調節部材13゜13′の突部15,15’に形
成されたねじ孔16.16’にも、シャフト5のねじと
螺合するねじが切られていて、シャフト5の回転に合わ
せてシャフト5のねじに案内されて調節部材13,13
′が前後に移動するようになっている。
このように構成された座部フレーム11は、自動車等の
床に固着されている載置台あるいはスライドレール(共
に図示せず)に固定され使用に供される。
次に座部1を構成する座部フレーム11の作用について
説明すると、第3図及び第4図の状態からノブ4を第3
図矢印f方向に回転すると、ノブ4に固着されたシャフ
ト5も回転する。
シャフト5が回転すると、シャフト5に螺合して支持さ
れている調節部材13.13’が、シャフト5のねじに
案内されて、シャフト5の中心に向かい共に移動する。
さらにノブ4を回転させれば第5図の状態となる。
調節部材13.13’は、ノブ4の回転を操作すること
により、第4図と第5図の状態の間の任意の位置に固定
することができる。
ここでノブ4の回転方向は上記矢印fに限定されるもの
でなく、シャフト5及び調節部材13,13′に切られ
たねじによって変更が可能である。
このように調節部材13.13’は、ノブ4の操作によ
って左右に移動可能であり、この調節部材13.13’
の移動によって座部1の硬さを調節している。
第4図の状態においては、フレーム11に張設されてい
るSばね12は、フレーム11の側部及び調節部材13
と、フレーム11の側部及び調節部材13′との2点に
よって支持されている。
このSばね12が2点支持されている状態で、座部1に
座者が着座すると、この座者の重みによりSばね12は
下方にたわむ。
これに対して第5図に示す調節部材13.13’をシャ
フト5の中間に移動したものにおいては、Sばね12は
フレーム11の側部及び調節部材13.13’の4点に
よって支持されている。
したがって座者が着座した場合のSばね12のたわみ量
は第4図の状態に比べ少ない。
第4図、第5図において着座者がある場合のSばね12
の状態を破線で示すと、第4図でのSばね12のたわみ
量はT1第5図でのSばね12のたわみ量はtとなり、
T>tとなる。
このSばね12のたわみ量に座部1の硬さが比例し、S
ばね12のたわみ量が大きい程座部1の硬さは軟らかく
なり、Sばね12のたわみ量が小さい程座部1の硬さは
硬くなる。
このように座部1の硬さは調節部材13.13’の位置
によって調節できるため、ノブ4の操作によりシャフト
5を回転させ、調節部材13.13’を近づけたり、遠
ざけたりして、調節部材13.13’の位置を変えて座
部1の硬さに変化を持たせている。
さらに他の実施例として第6図に示すものを説明する。
この座部フレーム11Aは、第3図ないし第5図に示し
た座部フレーム11では、その左右方向にSばね12を
張設したものに対して、座部フレームIIAでは前後方
向にSばねを張設したものである。
その他の構成は上記座部フレーム11と同様であり、同
符号を付し説明を省略する。
座部フレームIIAは、その前後方向にSばね12を調
設したため、座部フレーム11の場合と異なり調節部材
13は1つでよい。
これはSばね12を座部フレーム11の左右に張設した
場合には、調節部材13.13’を左右対称としなけれ
ば、着座者の姿勢が傾めになってしまうため、2つの調
節部材13.13’を設けたものであり、Sばね12を
座部フレーム11Aの前後に張設したものにおいては、
調節部材13は座部フレーム11Aの左右方向に沿って
設けられ、Sばね12の支持は左右対称であって、1つ
の調節部材13で充分に座部の硬さを調節することがで
きる。
座部フレーム11Aにおいても、座部フレーム11の場
合と同様、ノブ4を操作してシャフト5を回転させ調節
部材13を後方あるいは前方へ移動させればよい。
ここでシャフト5Aに切られるねじは、上記座部フレー
ム11のシャフト5と異なり、中心付近を境に逆ねじを
切る必要はなく一方向のねじをシャフト5Aのほぼ全面
に形成すればよい。
そして調節部材13を第6図の状態から後方へ移動して
ゆけば、座部1の硬さは硬くなる。
なお、上記実施例においては、調節部材に長孔を形成し
て、ここにSばねを挿通したが、長孔を形成せず、調節
部材の上端にSばねが位置するようにして、調節部材の
上端部でSばねを支持するようにしてもよい。
そしてフレームに張設されるはねもSばねに限らず、コ
イルばね等にその他のものでよいことは勿論である。
さらに他の構成・構造も上記実施例に限定されるもので
ない。
また、上記実施例は座部フレームについて説明したが、
本考案は背もたれ部にも使用可能であることは言うまで
もない。
以上説明しつように本考案は、座席の座部あるいは背も
たれ部を構成するフレームにばねを張設するとともに、
このばねの張設された方向に直交するように調節部材を
フレームに滑動自在に設けたものである。
したがって、調節部材の位置を移動させることが可能で
、張設されたばねの支持点間のばね長さを変えて、着座
した際のばねのたわみを変化させ、座席の硬軟を調節す
ることができるものである。
また調節部材の移動に伴う支持点間のばね長さの変化に
より、i)着座者のヒップサイズに応じてばねのたわみ
量を調節できる、ii)着座位置の変化を図り、長時間
着座する場合の疲労を防ぐ、等の効果がある。
さらに張設されたばねの中間部を調節部材によって支持
できるため、ばねがフレームだけで支持されているもの
に比べ、ばねの疲労を防いでいる。
また、調節部材をばねの張設方向に移動させることによ
り、ばねの支持点間のばね長さを変化させて座部の硬さ
を調節する構成であるので、たわみは支持点て零を示し
、支持間の中央の位置で、最大となり、かつこの最大た
わみを支持点間のばね長さの変化に伴って変化させるこ
とができる。
その結果、座部の硬さを広範囲にわたって調節すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示すフレームの上面図、第2図は本考
案の座席を示す斜視図、第3図は本考案の実施例を示す
座部フレームの斜視図、第4図は第3図IV−IV線断
面図、第5図は第3図の状態より調節部材を移動した状
態を示す断面図、第6図は他の実施例を示す座部フレー
ムの斜視図である。 1・・・・・・座部、2・・・・・・背もたれ部、5・
・・・・・シャフト、11・・・・・・座部フレーム、
12・・・・・・Sばね、13.13’・・・・・・調
節部材、16,16’・・・・・・ねじ孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 座部、あるいは背もたれ部のフレームにばねを多数
    並列状に張設した座席において、 座部あるいは背もたれ部の硬さを調節する調節部材をば
    ねの張設方向と直交方向に延在させて並列状のはね群を
    支持し、かつばねの張設方向に移動可能に配設してばね
    の支持点間のばね長さを調節できるようにしたことを特
    徴とする座席。 2 前記調節部材はフレームに回転自在に軸支されたシ
    ャフトのねじ部と螺合し、シャフトの回転により、移動
    自在としたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の座席。
JP13945181U 1981-09-18 1981-09-18 座席 Expired JPS6022840Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13945181U JPS6022840Y2 (ja) 1981-09-18 1981-09-18 座席

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13945181U JPS6022840Y2 (ja) 1981-09-18 1981-09-18 座席

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Publication Number Publication Date
JPS5843264U JPS5843264U (ja) 1983-03-23
JPS6022840Y2 true JPS6022840Y2 (ja) 1985-07-08

Family

ID=29932641

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13945181U Expired JPS6022840Y2 (ja) 1981-09-18 1981-09-18 座席

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2520170Y2 (ja) * 1990-06-01 1996-12-11 アラコ株式会社 車両用シートのシートクッション

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5843264U (ja) 1983-03-23

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