JPH08509399A - 腰椎支持具の調整 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 シートの背もたれの両側の側方部材（７）の間を伸びて配列されかつこれらに連結された細長い柔軟なバンド（３）を備えた調整式腰椎支持具である。少なくも一方のバンドにおけるシート背もたれとの連結具は、バンドの後方への曲がり程度を変えるためにバンドの長手方向においてシート背もたれに関して可動である。この運動の制御は、一方の端部がバンドに連結されかつ他方の端部がアクチュエーター（４）に連結されたバンドに連結された柔軟なケーブル（９）により行われる。ケーブルは筒状のカバー（１０）及びこのカバー内で長手方向に摺動し得るワイヤー芯（１１）を有し、そしてこのケーブル連結具は、ワイヤー芯（１１）がバンドとアクチュエーターとの間の駆動連結の静止部分を形成し、ケーブルカバーがこの連結具の運動部分を形成するような連結具である。それぞれのケーブルがバンドの各端部に連結されること、及びこれらケーブルの各が共通のアクチュエーターに連結されることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】 腰椎支持具の調整 本発明は、座席及び椅子用の調整式の腰椎支持具に関し、特に専らではないが 自動車用シートと組み合わせて使用されるような支持具に関連する。以下、特に 自動車用シートを参照して説明することが便利であるが、本発明はより広範な用 途を有することを理解すべきである。例えば、本発明は、これを飛行機用シート 、列車シート、船舶用シート、及び事務所用又はリクリエーション用の椅子に適 用することができる。 調整式の腰椎支持具は自動車用、特に運転者の快適な乗心地への大きな寄与の ため運転席用への広い適用を達成した。多種のかかる支持具が利用可能であるが 、これらには一般に一つ又は幾つかの問題がある。構造の複雑性、従って費用が 共通の問題であり、簡単化されかつ費用の少ないシステムは運転に欠陥を生ずる ことが普通である。別の問題は、かかる支持具を調節するために比較的大きな労 力を要することである。なお別の問題は、利用できる調整運動の範囲がある種の 腰椎支持具に限定されることであある。 改良された調整式腰椎支持具、特に操作が比較的容易な支持具を提供すること が本発明の目的である。調整機構に柔軟なケーブルを利用した種類の改良された 腰椎支持具を提供することが本発明のなお別の目的である。腰椎支持システムの 使用する改良された組立部品を提供することが本発明の更なる目的である。 ある種の腰椎支持具においては、調整機構のアクチュエーターと調整すべき腰 椎支持部材又はユニットとを連結するために柔軟なケーブルが使用される。かか るケーブルは、一般に、筒状のカバーとカバーの孔を 通って軸方向に伸びカバーに関して長手方向に摺動可能な柔軟なワイヤー芯とを 備える。カバーが調整機構の静止部分であり、かつワイヤー芯がこの機構の運動 部分であるようにこのケーブルを配置するのが普通の実施方法である。特に、ワ イヤー芯は、調整すべき部材又はユニットの調整の際、この部材又はユニットと 共に動くようにこれに連結される。 本発明による腰椎支持具は、調整機構に柔軟なケーブルを使用すること、及び ワイヤー芯と筒状カバーとがそれぞれこの機構の静止部分と運動部分であること を特徴とする。 本発明は、種々の調整式腰椎支持具に適用し得るが、以下、特に支持具の調整 部材として柔軟な紐状の部材を有する支持具を参照して説明されることが便利で あろう。この種の支持具は特許出願ＰＣＴ／ＡＵ９２／００５０３に説明される が、これは本発明が適用可能な唯一のシステムではない。 本発明の１態様により、使用の際にシートの背もたれの両側の２個の側方部材 の間を長手方向に伸びる細長い柔軟なバンド、筒状のカバーと前記カバー内で摺 動可能に置かれたワイヤー芯とを有する柔軟なケーブル、前記バンドの長手方向 軸線に略平行な長手方向軸線を有する前記カバーの端部部分、前記カバー端部部 分の前記バンドに関する一方向の長手方向の運動を防いでいる前記バンドと前記 カバー端部部分との間の連結具、前記一方向において前記カバー端部部分より先 に伸びていてかつ前記シート背もたれの前記側方部材と連結可能の前記ワイヤー 芯の端部部分を備え、そして前記芯端部部分から遠い方の前記ワイヤー芯の端部 は、前記カバーが前記芯に関して長手方向に動くように又は長手方向の運動を許 すように作動し得るアクチュエーターに連結可能である調整式 の腰椎支持具が提供される。 本発明の更なる態様により、横方向で間隔を空けられた２個のフレーム部材を 有するシート背もたれ、前記部材間を横方向に伸びかつこれらに連結された細長 い柔軟なバンドを有する調整式腰椎支持具、及び筒状カバーと前記カバー内で長 手方向に摺動可能なワイヤー芯とを持った柔軟なケーブルを有する腰椎支持具調 整手段、前記バンドの長手の１方向におけるカバー端部部分の前記バンドに関す る運動を防止するように前記バンドに連結された前記カバーの端部部分、前記１ 方向において前記カバー端部部分より先に伸びている前記芯の端部部分、及び前 記芯の端部部分と前記部材との間の連結具を備え、前記芯の端部部分から遠い方 の前記芯の端部がアクチュエーターに連結可能であり、このアクチュエーターは 前記芯に関し前記カバーを長手方向で動かし又はこの運動を許すように機能しこ れにより前記連結具と前記カバー端部部分との間を伸びている前記芯の端部部分 の長さを変えるシートの組立部品が提供される。 本発明のいずれの態様の好ましい形式においても、柔軟なバンドの両端は調整 可能であり、かつ２個の柔軟なケーブルはそれぞれバンドの各端部と組み合わせ られる。これらケーブルの各は、これらを、バンドの両端において同時調整をさ せるように作動し得る共通アクチュエーターに連結することができる。アクチュ エーターは、手動操作式、又は電動機によるような動力駆動式とすることができ る。 本発明の実施例が付属図面を参照し本明細書の以下の部分において詳細に説明 される。ただし、図面は本発明をいかに実行すべきかを説明するだけものであり 、従って示された種々の特徴の特定の形式及び配列は 本発明を限定するとして理解すべきではない。 図面において、 図１は本発明の１実施例を含んだシート組立部品の図式的な図面である。 図２は従来技術の配列の線図的な図面である。 図３は図２と同様な線図的な図面であるが本発明による配列を示す。 図４は本発明の１実施例による腰椎支持具の端部部分の図面であり、この端部 部分の可動部分と固定部分との間の駆動連結を示している。 図５は図４に示された配列の部分の斜視図である。 図６は本発明の別の実施例を組み入れた腰椎支持具の組立部品の図式的図面で ある。 図７は図６の実施例と共に使用し得るアクチュエーターの１形式の部分的断面 図である。 図８は図６の調整式腰椎支持具の端部部分の拡大図である。 図９は図６の腰椎支持具組立部品を組み入れたシート組立部品の図式的な図面 である。 図１は、シート背もたれのフレーム２に取り付けられた調整式腰椎支持具組立 部品１を示す。図示されたこの特定の組立部品において、腰椎支持具の機構要素 は、図示のように後方への曲がりの程度を変えるために長さ方向で調整可能な柔 軟な紐状の部材又はバンド３である。図に示された機能要素は本発明を適用し得 る機能要素の唯一の形式ではない。更に、図１は、調整機構用の機械式アクチュ エーター４を示す。ただし、電気式アクチュエーターのような別形式のアクチュ エーターを使うことができる。 バンド３をフレーム２に取り付けるために適宜適切な手段を使用することがで きる。図示の配列においては、バンド３の両端の各は、フレーム２の関係する方 の側方部材７に固定されたブラケット６と共同作用する取付用ユニット５に連結 される。各ユニット５と関連のブラケット６との間の共同作用は、ユニット５が 図１に示されるように軸８の周りを旋回し得るようなものであることが好ましい 。また、各ユニット５は、シートフレーム２に対する組立部品１の着脱が容易で あるように、関連のブラケット６から外し得ることが有利である。 図示された特定の配列においては、アクチュエーター４は関係する柔軟ケーブ ル９によりバンド３の各端部取付具に連結されるが、別の配列においてはバンド ３の一方の端部とのみ連結することができる。各ケーブル９は、外側の筒状カバ ー、及びカバー内を軸方向に摺動できかつカバーの各端部より先に伸びているワ イヤー芯を有する通常の形式のものである。各ワイヤー芯は、これを特許出願Ｐ ＣＴ／ＡＵ９２／００５０３に説明された種々の取付具を含む適宜適切な様式で アクチュエーター４に連結することができる。 各ケーブル９は力の伝達要素を構成し、アクチュエーター４の運動に応答して バンド３の関係の端部に力を加え、これによりその端部をフレーム２に関して動 かす。通常の配列では、図２に線図的に示されるように、ケーブルカバー１０は 力伝達要素の静止部分を形成し、ケーブル芯１１はバンド３の関連の端部と共に 動く運動部分を形成する。 本発明による腰椎支持具はプッシュプル式のケーブル９を利用することができ るが、バンド３に一方向のみ−特に引張方向においてのみ力を確実に伝達するの に有効であるように、一般に柔軟な芯１１（例えば多 線ワイヤー）を利用することが好ましい。即ち、各ケーブル９はバンド３の後方 への湾曲を減らすように確実な又は積極的な方法で機能するが、逆方向において は機能しない。各ケーブル９を緩めるようにアクチュエーター４を作動させると 、バンド３の端部はケーブル９の調整の度合いにより許された量に互いに近寄る ように内向きに動くことができるが、これら端部の実際の内向き運動は、シート に着席している人によりシートの背もたれに加えられる圧力のようなバンド３の 中央部分に加わる力に応じた場合を除いて発生しないかもしれない。 バンド３のそれぞれの端部取付具への各ケーブル９の取付けは、図２に示され た通常の方法に勝る利点を有する新規な方法を含む。図３及び４は、新規な取付 具の１形式を示し、これは、ケーブルカバー１０が作動機構の運動部分を形成し ケーブル芯１１が静止部分を形成することを特徴とする。関連して、用語「運動 」及び「静止」は、バンド３の調整運動にのみ関する意味であるとする。 図４に最もよく見られるように、バンド３の各端部部分１２は、その関係する 取付用ユニット５に関してバンド３の長手方向で摺動し得るようにこのユニット 上に配置される。かかる摺動配列をバンド３の各端部に有することが好ましいが 、本発明は、バンド３の一方の端部のみがそのように動き得る配列に適用するこ とができる。バンド端部部分１２が運動の予定経路に確実に保持されるようにユ ニット５に適宜適切な案内手段を設けることができる。 図示された配列においては、ケーブルカバー１０の端部部分１３はバンド端部 部分１２に連結され、この連結点においてはケーブル９の長手方向軸線はバンド ３の長手方向軸線と略に平行に伸びる。更に、この連 結は、以下説明されるように芯１１の露出部分が取付用ユニット５に連結するた めにバンド３の端部より先に伸びるような連結である。端部部分１２と１３との 間の連結は、適宜適切な方法でこれを行うことができる。例えば、バンド端部部 分１２に形成された凹所１４内にケーブル端部部分１３を嵌め込むことができる 。これに関連して、バンド３は、弾性エラストマーのような適切なプラスチック 材料の成型によりこれを形成することができる。 ケーブルカバー１０とバンド３と連結は、ケーブルカバー１０の端末１５（図 ３）がバンド３の近い方の端末１６に向いて連結位置より先に動かないように保 持されるような連結である。これは、図示のようにカバー端末１５をバンド端部 部分１２の対面ショルダーに当てることにより達成することができる。しかし、 バンド３に固定され又はこれと一体に形成された受面と組み合うように配置され たカバー１０の又はカバー１０に固定された適宜適切な横方向の面を有すること により所望の効果を得ることができる。 図示の配列においては、トラニオン１７がケーブル芯１１の端末に取り付けら れ、そしてこれはバンド３の長手方向でバンド端部部分１６から間隔を空けて置 かれた取付用ユニット５の部分に形成された共働する凹所１８内に置かれる。こ の配列は、ケーブル芯１１に加えられた張力が取付用ユニット５内に作用し、か つ更にバンド端部部分１２とカバー端部１５との間の相互作用によりこの端部部 分１２に作用するような配列である。従って、かかる張力はバンド端部１６をケ ーブルのトラニオン１７の方に引こうとし、トラニオンは取付用ユニット５に関 して運動しないように効果的に保持される。そこで、一方の方向におけるバンド ３の調整の目的に対し、ケーブル芯１１は調整機構の静止部分として機能し、一 方、ケーブルカバー１０は、取付用ユニット５に関するバンド３と一緒のその運 動のため、運動部分として機能する。 図５はバンド端部部分１２の配列の変更を示し、これにおいては、ケーブルカ バー１０の端部部分１３は図４に示されたものより長いものであり、バンド端部 部分１２に形成されたトンネル２０内に置かれる。トンネル２０の長さＬＴはカ バー１０の端部１５より先に伸びているケーブル芯１１の最大伸長ＥＸより短く ないように選定される。これは、ケーブルカバー１０が不注意によりバンド端部 部分１２との連結を外されないように防護する。長さＬＴは、ＥＸよりも、例え ば５mm又はその近くだけ長いことが好ましい。ケーブルカバー１０はトンネル２ ０内に滑り嵌めされることが好ましい。 図５の配列の利点は、これがケーブル１０から通常の端部取付具を無くすこと ができる点である。参照の種類の通常の柔軟なケーブルに取り付けられるこれら 端部取付具は、ケーブルの費用をかなり大きくし、従ってこれを無くすことはか なりの費用上の利点がある。 図５の配列の別の特徴はスロット２１の設置であり、これによりトラニオン１ ７をケーブル芯１１の端部の定位置に置くと同時にケーブル芯１１のバンド３及 び取付用ユニット５への取付けができる。スロット２１の幅はカバー１０の直径 よりは小さいが芯１１の通過を許すには十分であるように選定される。 図３、４及び５に関連して説明された種類の配列の特別な利点は、バンド端部 部分１２が、図２の従来技術の配列におけるような比較的小さな半径の湾曲部の 周りに強制されるのではなくて、実質的に平坦な表面 上を滑ることである。このため、バンド３の調整に対する摩擦抵抗が非常に小さ くなり、従って調整を行うために要する力が減らされる。更に、この新規な配列 は、一般に図２の配列で得られる調整よりも広範囲の調整を許すであろう。 バンド端部部分１２が滑る表面１９（図３）は図３に示されるように平坦であ る必要はない。この表面を湾曲させ、或いはその他の形状とすることができる。 更に、本発明は、バンド３を図２に示されたように比較的きつい湾曲部の周りで 曲げねばならない状況においても十分に機能するであろう。 図６ないし９は本発明の別の実施例を示し、これにおいては、腰椎支持具を調 整するアクチュエーターは動力で駆動される。先に説明された実施例の構成要素 に相当する図６ないし９の実施例の構成要素は、番号１００から１９９にあるこ とを除き同様な番号を与えられるであろう。 図６ないし９の実施例のバンド１０３は適切なプラスチック材料から成型され 又はその他で形成され、その長さの部分に沿って設けられた多数の湾曲部分１３ ０を持つ。柔軟なヒンジ状のウェブ１３１が各２個の隣接した湾曲部分１３０を 連結し、バンド１０３の後方への曲がりの程度を変更するための抵抗を最小にす る。 アクチュエーター１０４が２個のケーブル１０９の各の一方の端部に連結され 、ケーブル１０９の他方の端部は後述のようにバンド１０３の両側の端部にそれ ぞれ連結される。アクチュエーター１０４は適宜適切な構造のものとすることが でき、構造の例が図７に示される。図７の構造においては、アクチュエーター１ ０４は、ハウジング１３２、ハウジング１３２内に置かれた相対運動用のキャリ ッジ１３３、及びハウジン グ１３２とキャリッジ１３３との双方に相互作用するねじ式の駆動軸１３４を備 える。軸１３４はキャリッジ１３３の雌ねじと組み合って共働作用する。この配 列は、軸１３４の回転がキャリッジ１３３をハウジング１３２に関して軸１３４ の軸方向で動かすような配列である。 各ケーブルカバー１１０の端部部分１３５は、図示のようにそれぞれキャリッ ジの中空部分１３６内に置かれる。各ケーブル１０９の芯１１１の端部部分１３ ７はカバー１１０より先に伸び、その端部に固定されたトラニオン１３８を持つ 。各トラニオン１３８は、キャリッジ１３３に向かう運動をしないように、ハウ ジング１３２のそれぞれのポケット１３９内に捕捉され保持される。従って、軸 １３４の一方の方向における回転はケーブルカバー１１０を芯トラニオン１３８ から離れるように動かし、一方、逆方向の回転はカバー１１０のトラニオン１３ ８に向かう運動を許す。軸１３４の回転は電動機１３９（図６）の運転により行 われ、このために軸１３４と電動機１３９とを適宜適切な様式で機能的に連結す ることができる。 図８に最もよく示されるように、アクチュエーター１０４から遠い方のケーブ ルカバー端部部分１１３の各は、図２ないし５に関して説明された方法と同様の 方法でバンド１０３の関係の端部部分１１２に連結される。特に、図８の配列で は各端部部分１１３は中空トンネル内に置かれる。ただし、トンネルは、バンド １０３と一体に形成され又はバンドに連結されたラグ１４０内に形成された個別 的部分に分割される。各ラグ１４０はワイヤー芯１１１のための接近用スロット １２１を持つ。 トンネルラグ１４０より先に伸びる芯１１１の端部部分１４１は、その端末に 固定されたトラニオン（図示せず）を有し、このトラニオンは 取付用ユニット１０５内に形成されたポケット１４２内に置かれる。バンド端部 部分１１２は取付用ユニット１０５の平らな面上に摺動可能に取り付けられ、ユ ニット１０５は、図９に示されるように、背もたれフレーム１０２の関係の側方 部材に固定されたブラケット１０６に１４３において旋回可能に連結される。 図６ないし９の実施例の機能は、図２ないし５の実施例に関連して説明された ものと本質的に同じである。 特許請求項に定義された本発明の精神又は範囲から離れることなく以上説明さ れた構造及び部品の配置に種々の変更、変化及び／又は付加を導入することがで きる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ， ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，Ｓ Ｋ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．使用の際にシートの背もたれの両側の２個の側方部材の間を長手方向に伸び る細長い柔軟なバンド、筒状のカバーと前記カバー内で摺動可能に置かれたワイ ヤー芯とを有する柔軟なケーブル、前記バンドの長手方向軸線に略平行な長手方 向軸線を有する前記カバーの端部部分、前記カバー端部部分の前記バンドに関す る一方向の長手方向の運動を防いでいる前記バンドと前記カバー端部部分との間 の連結具、前記一方向において前記カバー端部部分より先に伸びていてかつ前記 シート背もたれの前記側方部材と連結可能の前記ワイヤー芯の端部部分を備え、 前記芯端部部分から遠い方の前記ワイヤー芯の端部は、前記カバーが前記芯に関 して長手方向に動くように又は長手方向の運動を許すように作動し得るアクチュ エーターに連結可能である調整式の腰椎支持具。 ２．バンドとカバー端部部分との間の前記連結具が、前記バンドと一体に形成さ れ又は前記バンドに連結された受面、及び前記受面と組み合っている前記カバー の横方向の面を備える請求項１による腰椎支持具。 ３．前記連結具が、前記バンドの端部部分に形成され又はこの端部部分に連結さ れた部材に形成されたトンネルを備え、前記受面は前記トンネルの端部に形成さ れ、そして前記カバー端部部分は前記トンネル内に置かれる請求項２による腰椎 支持具。 ４．前記カバー端部部分に隣接した前記バンドの端部に取付用ユニットが連結さ れ、更に前記芯の端部部分は前記ユニットに連結されこれにより前記シートの背 もたれに連結することができる先行請求項のいずれかによる腰椎支持具。 ５．前記カバー端部部分に隣接した前記バンドの端部部分が前記バンド の長手方向において前記取付用ユニットに関して動けるように前記取付用ユニッ ト上に摺動可能に取り付けられる請求項４による腰椎支持具。 ６．前記バンド端部部分が前記取付用ユニットの実質的に平らな表面と摺動可能 に組み合う請求項５による腰椎支持具。 ７．前記バンドが多数の湾曲部分及び各隣接した２個の前記湾曲部分を相互連結 する柔軟なヒンジ状ウェブを有する先行請求項のいずれかによる腰椎支持具。 ８．それぞれの前記ケーブルが前記バンドの両端部分の各に連結される先行請求 項のいずれかによる腰椎支持具。 ９．先行請求項のいずれかによる腰椎支持具、及び前記バンドから遠い方の前記 ケーブルの各又は端部に連結されたアクチュエーターを備えた調整式腰椎支持具 。 １０．前記腰椎支持具が請求項８により、更に各前記ケーブルが同じ前記アクチ ュエーターに連結される請求項９による組立部品。 １１．横方向で間隔を空けられた２個のフレーム部材を有するシート背もたれ、 前記部材間を長手方向に伸びかつこれらに連結された細長い柔軟なバンドを有す る調整式腰椎支持具、及び筒状カバーと前記カバー内で長手方向に摺動可能なワ イヤー芯とを持った柔軟なケーブルを有する腰椎支持具調整手段、前記バンドの 長手の１方向におけるカバー端部部分の前記バンドに関する運動を防止するよう に前記バンドに連結された前記カバーの端部部分、前記１方向において前記カバ ー端部部分より先に伸びている前記芯の端部部分、及び前記芯の端部部分と前記 部材との間の連結具を備え、前記芯の端部部分から遠い方の前記芯の端部がアク チュエーターに連結可能であり、このアクチュエーターは前記芯に関し 前記カバーを長手方向で動かし又はこの運動を許すように機能しこれにより前記 連結具と前記カバー端部部分との間を伸びている前記芯の端部部分の長さを変え るシートの組立部品。 １２．前記腰椎支持具が請求項２ないし８のいずれかによる請求項１１による組 立部品。 １３．前記バンドの各端部が前記シート背もたれに固定されたブラケットに旋回 可能に連結された請求項１１又は１２による組立部品。 １４．付属図面に示された実施例のいずれかを参照し特に説明された調整式腰椎 支持具。 １５．実質的に付属図面に示された実施例のいずれかを参照し特に説明された調 整式腰椎支持具の組立部品。 １６．実質的に付属図面に示された実施例のいずれかを参照し特に説明されたシ ート組立部品。