JP3504899B2 - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成装置などに搭載される光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機やレーザプリンタなどの
電子写真方式の画像形成装置は、レーザ光源からの光ビ
ームを偏向器で主走査方向に走査しつつ、副走査方向
(主走査方向と直交する方向)に移動する感光体表面
(被走査面)にスポット照射することにより、出力すべ
き画像の潜像を形成する光走査装置を備えている。光走
査装置の偏向器には一般にポリゴンミラーやガルバノミ
ラーなどを用いた機械式偏向器が使用される。図5に、
従来の光走査装置の構成例を示す。この光走査装置40
はレーザ光源41から出射された光ビーム42を、カッ
プリングレンズ43、絞り44および線像結像光学系4
5からなる第1の光学系46を介して、高速回転するポ
リゴンミラー47に入射させ、回転に伴って角度が変化
するミラー面47aで反射させることにより、主走査方
向に偏向させて繰り返し走査するようになっている。ポ
リゴンミラー47で反射した光ビーム48は、fθレン
ズ49、長尺レンズ50および折り返しミラー51から
なる第2の光学系52を介して、副走査方向に移動する
感光体ベルト53の表面(被走査面)53a上に走査さ
れる。このとき、出力すべき画像に応じてレーザ光源4
1が強度変調されることにより、点滅する光ビーム48
によって感光体ベルト53の表面53aにドットパター
ンの形で出力画像の静電潜像が書き込まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、光走
査装置の偏向器には一般にポリゴンミラーやガルバノミ
ラーなどを用いた機械式偏向器が使用されるが、ポリゴ
ンミラーやガルバノミラーはモータで駆動されるため駆
動中にそのモータから熱が発生する。近年、画像出力ス
ピードの高速化に伴い、光走査装置の偏向器の駆動速度
も高速化してきている。それに伴い偏向器のモータから
の発熱量も次第に大きくなってきており、光走査装置の
筐体内に偏向器と一緒に収められているその他の光学素
子(光源、カップリングレンズ、絞り、線像結像光学
系、fθレンズ、長尺レンズ、等)に対する影響が無視
できなくなってきた。モータから発せられた熱は主に筐
体を伝って各光学素子に伝わるため、各光学素子の温度
が高くなり、結像位置ズレ(ピントズレ)、ビームスポッ
ト径の太り、書込倍率誤差の発生などの問題を引き起こ
し、画像品質の劣化をまねくことになるのである。ま
た、偏向器の駆動速度が高速化するに従い、偏向器の駆
動時に発生する振動が無視できなくなってきた。そのた
め、光走査装置の筐体に従来のようにプラスチックを使
用することは困難になり金属が採用されるようになっ
た。金属はプラスチックよりも熱伝導率が大きいため、
偏向器のモータの熱が筐体をさらに伝わり易くなる。そ
の結果、各光学素子が偏向器のモータの熱による影響を
より強く受けるようになり、上記のような問題がさらに
顕著に現れる。また近年、光走査装置の光学系を構成す
る主要部品であるレンズやミラーをプラスチック材料か
ら形成し、その面形状を非球面化することにより、高性
能化と低コスト化の両立が図られるようになった。しか
し、プラスチック材料はガラス材料よりも耐熱性が低い
ため、光学系の主要部品であるレンズやミラーがモータ
からの熱によってより強く影響を受けることになり、上
記のような問題がさらに顕著に現れることになる。
【0004】従来、偏向器からの熱の影響を阻止する発
明として特開平7-244249号公報に記載されたものがあ
る。この公報記載の発明は、筐体内で走査レンズを他の
光学素子(主に偏向器)と分離することにより、走査レ
ンズ近傍の空気のゆらぎによる走査位置ズレやビーム径
変化を防止している。この公報記載の発明は、基本的に
偏向器のミラーの回動による偏向器周辺の空気の揺らぎ
(偏向器の引き起こす風)の影響を無くすことを狙ったも
のである。しかし、上記の公報記載の発明では、偏向器
は走査レンズや折り返しミラーなど偏向器からの反射光
を被走査面に導光する光学素子とは分離されているが、
その他の光学素子、つまり光源、カップリングレンズ、
絞り、線像結像光学系など光ビームを偏向器に導光する
光学素子とは分離されていないため、偏向器の発する熱
の影響を上記その他の光学素子は受けてしまう。そのた
め、筐体内で偏向器からの熱の影響を受ける光学素子と
影響を受けない光学素子とが発生してしまう。一般に光
学系は、これを構成している各光学素子の特性変動にば
らつきが生じないように、光学系全体が同一の温度環境
になるようにし、温度環境が変動したときに系全体とし
て補正できるように設計されるため、一部の光学素子の
特性変動が他の光学素子と異なってしまうと、環境変動
に対する補正に関する設計が難しくなる。本発明は上記
従来技術の問題点に鑑み創案されたものである。すなわ
ち本発明の解決すべき課題は、ポリゴンミラーやガルバ
ノミラーなどを用いた機械式偏向器を備えた光走査装置
において、機械式偏向器とともに装置筐体内に収められ
ている他の光学機器に、当該機械式偏向器から発生した
熱が伝わり難くすることにより、温度による変動の少な
い安定した光走査を可能にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、光源から出射された光ビー
ムを、第1の光学系を介して機械式偏向器のミラーに導
光し、回転に伴って角度が変化するミラー面で反射させ
ることにより主走査方向に偏向させつつ、その偏向光を
第2の光学系を介して副走査方向に移動する被走査面に
導光する光走査装置であって、光源、第1の光学系、機
械式偏向器および第2の光学系を一つの筐体内に収めて
なる光走査装置において、前記機械式偏向器を保持部材
を介して前記筐体内に保持するとともに、前記筐体の材
質を、当該保持部材と熱伝導率の異なる材質とし、更に
前記筐体と前記保持部材が直に接しないよう前記筐体と
前記保持部材の間に断熱材を挿入したことを特徴とす
る。また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の光走
査装置において、前記筐体の熱伝導率は前記保持部材の
熱伝導率よりも小さいことを特徴とする。また、請求項
3記載の発明は、請求項1または2記載の光走査装置に
おいて、機械式偏向器のミラーを光学窓を有する覆体で
覆うことにより、当該ミラーの回転によって発生する気
流を当該覆体内部に留めるように構成したことを特徴と
する。また、請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の光走査装置において、前記機械式偏向器
を強制冷却する冷却手段を備えたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1(a)は本発明に係る光走査装置の実
施の形態の一例を示す平面図(筐体のカバーを外した状
態)、図1(b)は縦断面図である。この光走査装置1
はレーザ光源2から出射された光ビーム(光束)3a
を、第1の光学系7を介して機械式偏向器であるポリゴ
ンスキャナ8のポリゴンミラー9に導光し、回転に伴っ
て角度が変化するミラー面9aで反射させることにより
主走査方向(図1(a)中の矢印A方向)に偏向させつ
つ、その偏向光3bを第2の光学系13を介して副走査
方向(図1(b)中の矢印B方向)に回転する感光体ド
ラム14の表面(被走査面)14aに導光することによ
り光走査を行う。なお、近年画像出力の高速化に伴い、
光源装置として複数の発光源を組み合わせたものや、半
導体レーザアレイなどが用いられてきている。上記レー
ザ光源2、第1の光学系7、ポリゴンスキャナ8および
第2の光学系13は一つの筐体20内に収められてい
る。第1の光学系7は、カップリングレンズ4、絞り5
および線像結像光学系6からなる。第2の光学系13
は、fθレンズ10、長尺レンズ11および折り返しミ
ラー12からなる。筐体20は、レーザ光源2、第1の
光学系7、ポリゴンスキャナ8および第2の光学系13
が設置された筐体本体20Aと、筐体本体20Aの上部
開口部を閉塞するカバー20Bとからなる。筐体本体2
0Aの底部には、光ビーム出射窓21が設けられてい
る。光ビーム出射窓21は、そこから埃やトナー等が筐
体20内に入り込むのを防止するために透明なガラス板
22で閉塞されている。レーザ光源2は発散性の光ビー
ム3aを放射する。レーザ光源2からの光ビーム3a
は、カップリングレンズ4を透過することにより略平行
光束に変換され、絞り5により所定の光束径に絞られた
後、副走査方向に屈折力を有する線像結像光学系6によ
りポリゴンスキャナ8のミラー面9aに主走査方向に延
びる線状に結像される。レーザ光源2からの光ビーム3
aは、カップリングレンズ4を透過することにより、発
散光束にすることも収束光束にすることも可能である。
【0007】ポリゴンスキャナ8は、ポリゴンミラー9
と、これを等速で高速回転させるモータ16とを備えて
おり、入射光束を等角速度的に偏向する。ポリゴンミラ
ー9で反射した光ビーム(偏向光)3bは、fθレンズ
10および長尺レンズ11を経て折り返しミラー12に
入射し、下方に反射された後、光ビーム出射窓21を通
して筐体20外に出射され、感光体ドラム14の表面1
4aに照射される。このときレーザ光源2が出力すべき
画像に応じて強度変調されることにより、点滅する光ビ
ーム3bによって感光体ドラム14の表面14aにドッ
トパターンの形で出力画像の静電潜像が書き込まれる。
fθレンズ10および長尺レンズ11にはプラスチック
材料を成形した光学素子が使用されている。符号30は
同期検知系である。同期検知系30は、同期検知センサ
31と、この同期検知センサ31にポリゴンスキャナ8
からの反射光束を導く結像素子32およびミラー33で
構成されている。前述したようにポリゴンスキャナ8
は、ポリゴンミラー9をモータ16で高速回転させるた
め、駆動中にモータ16から熱が発生する。図2はポリ
ゴンスキャナ8単体で測定した場合における、モータ回
転数に対するモータケース16aの温度上昇量(測定開
始時の温度からの上昇量)をグラフに示したものであ
る。このグラフからモータ回転数が上がれば上がるほど
温度上昇量も上がることが読み取れる。またその上昇量
は直線的ではなく、回転数が大きいほど大きくなる。な
お、この実験に用いたモータケース16aの材質はアル
ミニウム合金である。ポリゴンスキャナ8は、レーザ光
源2、カップリングレンズ4、絞り5、線像結像光学系
6、fθレンズ10、長尺レンズ11、折り返しミラー
12などのその他の光学素子と共に筐体本体20Aの底
板20Aa上に配置されて筐体20内に収められてい
る。したがって、ポリゴンスキャナ8のモータ16から
発せられた熱が筐体20を伝って各光学素子に伝わり、
各光学素子の温度が高くなると、光走査装置1の性能の
劣化(結像位置ズレ、ビーム径太り、倍率誤差の拡大
等)などを引き起こし、画像品質の劣化をまねくことに
なる。そこで、請求項1記載の発明では、筐体本体20
Aとポリゴンスキャナ8を保持する保持部材23とを別
部品とし、ポリゴンスキャナ8を保持部材23を介して
筐体20内に保持する。筐体20の材質には、保持部材
23と熱伝導率の異なる材質を使用する。これにより、
筐体本体20Aの底板20Aaとポリゴンスキャナ8と
が互いに分離されるので、ポリゴンスキャナ8の発する
熱が筐体本体20に伝わり難くなる。ポリゴンスキャナ
8の発する熱が筐体本体20に伝わり難くするために
は、筐体本体20Aの底板20Aaと保持部材23とが
接しないようにすればよい。その場合、保持部材23と
底板20Aaとの隙間から埃やトナー等の細かいごみが
筐体20内に入り込まないように、図3に示すように保
持部材23と底板20Aaとの間に断熱材24等を挿入
すれば防塵効果と断熱効果の両方を得ることができる。
【0008】また、請求項2記載の発明では、筐体20
の材質に保持部材23よりも熱伝導率の小さい材質を使
用する。熱源であるポリゴンスキャナ8を保持している
保持部材23の熱伝導率より筐体20の熱伝導率が小さ
ければ、ポリゴンスキャナ8からの熱が筐体20に伝わ
り難くなるため、各光学素子の温度の上昇をより効果的
に防ぐことができ、光走査装置1の性能の劣化を防ぐこ
とができる。たとえばポリゴンスキャナ8を保持する保
持部材23の材料(材質)にアルミニウムを使用した場
合、筐体20の材料(材質)にはアルミニウムよりも熱
伝導率の小さい鉄や鋼などを使用することにより、ポリ
ゴンスキャナ8の発する熱が筐体20に伝わり難くな
る。表1に代表的な材質とその熱伝導率を示す。
【表1】
【0009】 また、ポリゴンスキャナ8を筐体本体2
0に直に組み付けるとともに、筐体20の材質を、ポリ
ゴンスキャナ8の筐体本体20との接触部、すなわちモ
ータケース16aや取付板8aよりも熱伝導率の小さい
材質とすると、ポリゴンスキャナ8を直に筐体本体20
に組付けるような場合でも、ポリゴンスキャナ8のモー
タケース16aや取付板8aの熱伝導率よりも筐体本体
20の熱伝導率が小さければ、ポリゴンスキャナ8から
の熱が筐体20に伝わり難くなるため、各光学素子の温
度の上昇をより効果的に防ぐことができ、光走査装置1
の性能の劣化を防ぐことができる。上記のように、ポリ
ゴンスキャナ8から発せられた熱が筐体本体20に伝わ
り難くしたことにより、筐体本体20を媒体とする熱伝
導により筐体20内のその他の光学素子が加熱されるこ
とは抑えることができる。しかし、ポリゴンミラー9が
高速回転すると、周辺の空気が攪拌され、空気の対流が
引き起こされる。その結果、モータ16周辺の熱せられ
た空気が対流となって他の光学素子周辺にとどき、他の
光学素子の温度を上昇させることになる。そこで、ポリ
ゴンミラー9の回転に伴う対流の発生を防止するため
に、図4に示すように、ポリゴンスキャナ8のポリゴン
ミラー9を光学窓25を有するカバー(覆体)26で覆
うことにより、ポリゴンミラー9の回転によって発生す
る気流をカバー26内部に留める。ポリゴンミラー9が
カバー26によってその他の光学素子と空間的に分離さ
れるため、ポリゴンミラー9の周辺の空気が攪拌されて
も、その影響がカバー26の外に及ぶことがないので、
熱せられた空気による他の光学素子の温度上昇を抑える
ことができる。また、ポリゴンミラー9の回転によって
生じる気流がfθレンズ10、長尺レンズ11、折り返
しミラー12などの近傍にとどかないので、これらの光
学素子近傍の空気のゆらぎによる走査位置ズレやビーム
径変化を防止できる。
【0010】 また、請求項4記載の発明では、ポリゴ
ンスキャナ8のモータケース16aまたは保持部材23
を冷却手段で積極的に冷却することにより、熱源である
ポリゴンスキャナ8および保持部材23自体の温度を下
げる。これにより、ポリゴンスキャナ8からの熱による
筐体20や筐体20内の空気の加熱を抑え、その他の光
学素子の温度上昇を抑えることができる。冷却手段とし
ては、冷却ファンやペルチェ素子などを使用することが
できる。だだし、冷却ファンを使用する場合は、筐体2
0内の空気に対流を発生させないように、筐体20の外
側から熱の発生源となるモータケース16aの外面等を
強制冷却することが望ましい。なお、上記の実施の形態
では、ポリゴンスキャナを備えた光走査装置を例にとり
説明したが、本発明はガルバノミラーを用いた機械式偏
向器を備えた光走査装置にも適用できることは無論であ
る。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は以下のよ
うな効果を発揮する。請求項1記載の発明では、機械式
偏向器を保持部材を介して筐体内に保持するとともに、
筐体の材質を保持部材と熱伝導率の異なる材質としたこ
とにより、機械式偏向器の発する熱が筐体に伝わり難く
なるので、機械式偏向器と共に筐体内に収められたその
他の各光学素子の温度上昇による光走査装置の性能劣化
を防止できる。請求項2記載の発明では、筐体の材質に
熱源である機械式偏向器を保持している保持部材よりも
熱伝導率の小さい材質を使用するようにしたことによ
り、機械式偏向器からの熱が筐体に伝わり難くなるた
め、機械式偏向器と共に筐体内に収められたその他の光
学素子の温度の上昇をより効果的に防いで光走査装置の
性能劣化を防ぐことができる。請求項3記載の発明で
は、機械式偏向器のミラーを光学窓を有する覆体で覆う
ことにより、ミラーの回転によって発生する気流を覆体
内部に留めるようにしたので、熱せられた空気の対流に
よるその他の光学素子の温度上昇を抑えて光走査装置の
性能劣化を防止できる。また、ミラーの回転によって生
じる気流がその他の光学素子の近傍にとどかないので、
これらの光学素子近傍の空気のゆらぎによる走査位置ズ
レやビーム径変化を防止できる。請求項4記載の発明で
は、機械式偏向器を冷却手段で強制冷却するようにした
ので、機械式偏向器からの熱による筐体や筐体内の空気
の加熱を抑え、その他の光学素子の温度上昇を抑えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る光走査装置の実施の形態
の一例を示す平面図、(b)は縦断面図である。
【図2】ポリゴンスキャナのモータ回転数とモータケー
ス温度との関係をグラフに示した図である。
【図3】ポリゴンスキャナを保持する保持部材と筐体底
板との間に断熱材を挿入した場合の形態例を示す平面図
である。
【図4】ポリゴンスキャナのポリゴンミラーを光学窓を
有する覆体で覆った場合の形態例を示す部分断面図であ
る。
【図5】従来の光走査装置の構成例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1:光走査装置 2:レーザ光源 3a:光ビーム(光束) 3b:偏向光 4:カップリングレンズ 5:絞り 6:線像結像光学系 7:第1の光学系 8:ポリゴンスキャナ(機械式偏向器) 8a:取付板 9:ポリゴンミラー 9a:ミラー面 10:fθレンズ 11:長尺レンズ 12:折り返しミラー 13:第2の光学系 14:感光体ドラム 14a:表面(被走査面) 16:モータ 16a:モータケース 20:筐体 20A:筐体本体 20Aa:底板 20B:カバー 21:光ビーム出射窓 23:保持部材 24:断熱材 25:光学窓 26:カバー(覆体)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源から出射された光ビームを、第1の光
    学系を介して機械式偏向器のミラーに導光し、回転に伴
    って角度が変化するミラー面で反射させることにより主
    走査方向に偏向させつつ、その偏向光を第2の光学系を
    介して副走査方向に移動する被走査面に導光する光走査
    装置であって、光源、第1の光学系、機械式偏向器およ
    び第2の光学系を一つの筐体内に収めてなる光走査装置
    において、 前記機械式偏向器を保持部材を介して前記筐体内に保持
    するとともに、前記筐体の材質を、当該保持部材と熱伝
    導率の異なる材質とし、更に前記筐体と前記保持部材が
    直に接しないよう前記筐体と前記保持部材の間に断熱材
    を挿入したことを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】前記筐体の熱伝導率は前記保持部材の熱伝
    導率よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の光走
    査装置。
  3. 【請求項3】機械式偏向器のミラーを光学窓を有する覆
    体で覆うことにより、当該ミラーの回転によって発生す
    る気流を当該覆体内部に留めるように構成したことを特
    徴とする請求項1または2記載の光走査装置。
  4. 【請求項4】前記機械式偏向器を強制冷却する冷却手段
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の光走査装置。
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