JPH103054A - 偏向走査装置 - Google Patents

偏向走査装置

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JPH103054A
JPH103054A JP8177097A JP17709796A JPH103054A JP H103054 A JPH103054 A JP H103054A JP 8177097 A JP8177097 A JP 8177097A JP 17709796 A JP17709796 A JP 17709796A JP H103054 A JPH103054 A JP H103054A
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JP
Japan
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drive motor
air
motor
scanning device
polygon mirror
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Application number
JP8177097A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka No
芳孝 能
Michiyo Miyamoto
みち代 宮本
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH103054A publication Critical patent/JPH103054A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動モータからの発熱による装置内部の昇温
を抑える。 【構成】 ポリゴンミラー14を回転させるために駆動
モータ15が高速で回転することにより、駆動モータ1
5付近の空気の温度は40〜50℃程度まで上昇する
が、駆動モータ15が停止した時には、高温の空気は空
間部24cに留まり、蓋部材24に設けた遮蔽部24a
から熱放散により外部の冷えた空気へ放熱される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザービームプ
リンタやレーザーファクシミリに用いられる偏向走査装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来例の偏向走査装置の断面図
に示し、光学箱1は蓋部材2及び防塵ガラス板3により
密閉されており、光学箱1の内部には駆動モータ4によ
って高速回転するポリゴンミラー5や走査レンズ6等が
配置されている。蓋部材2は合成樹脂材料により形成さ
れ、蓋部材2の端部には複数個の係止爪2aが設けら
れ、これらの係止爪2aが光学箱1の対応位置に設けら
れた引掛部1aに係止されて、光学箱1の内部は完全に
外部の汚れた空気から遮断されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例においては、駆動モータ4が高速で回転することに
より、基板上のモータ駆動制御用のIC部やモータ軸受
部などが発熱し、特にIC部のパッケージ表面温度は8
0〜90℃程度まで上昇し、これにより付近の空気温度
が40〜50℃程度に上昇する。従って、特に合成樹脂
材料製の走査レンズ6の屈折率が変化して、感光体7上
でのピント位置が移動し、スポット径が変化して画像の
印字品質が低下する。
【0004】これに対し金属材料で形成した蓋部材2を
使用して、熱放散により装置外部へ放熱を行う方式も知
られているが、この場合は光学箱1に蓋部材2を固定す
る方式が限定され、防塵対策を行うために蓋部材2から
リブを延設して防塵壁としているために、部品点数が増
加して設計の自由度が著しく低下する。
【0005】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
駆動モータ部からの発熱による装置内部の昇温を抑えた
偏向走査装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る偏向走査装置は、レーザー光を出射する
半導体レーザーユニットと、モータ駆動部に装着しレー
ザー光を偏向するポリゴンミラーと、レーザー光を感光
体ドラム上に結像走査する走査レンズとを有する偏向走
査装置において、前記半導体レーザーユニット、ポリゴ
ンミラー、走査レンズを収納する光学箱を密閉するため
の合成樹脂材料から成る蓋部材と、前記モータ駆動部か
らの発熱により高温となった空気を収容するために前記
モータ駆動部の上方に空間部を形成し前記蓋部材の一部
を構成する張出部とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図9に図示の実施
例に基づいて詳細に説明する。図1は第1の実施例の平
面図を示し、装置本体の光学箱11にはレーザー光を発
する半導体レーザー光源12が設けられ、レーザー光の
光路上にはシリンドリカルレンズ13、ポリゴンミラー
14が配列されている。ポリゴンミラー14は高速回転
する駆動モータ15に連結され、駆動モータ15はモー
タ基板16と共に光学箱11に固定され、モータ基板1
6には駆動制御用IC部17が設けられている。
【0008】ポリゴンミラー14の反射方向には走査レ
ンズ18が配置され、走査レンズ18の背後には走査レ
ーザー光の一部を反射する同期ミラー19が配置され、
同期ミラー19の反射方向には同期レンズ20、光セン
サを有する同期センサユニット21が配置されている。
また、走査レンズ16の透過方向の光学箱11の側面に
は防塵ガラス板22が設けられており、更に光学箱11
の外部には感光体ドラム23が配置されている。
【0009】図2は図1の光路に沿った断面図を示し、
光学箱11内にはポリゴンミラー14や走査レンズ16
などが配置されており、光学箱11は上部から合成樹脂
材料で形成された蓋部材24が被覆され、光学箱11に
設けられた引掛部11aと蓋部材24に設けられた係止
爪24aとにより、合成樹脂材料の弾力性を利用して密
閉固定されている。蓋部材24には、ポリゴンミラー1
4の上方位置に張り出された遮蔽部24bが設けられて
おり、この遮蔽部24bの内部は駆動モータ15の回転
により高温になった空気を収容するための空間部24c
とされている。
【0010】上述の構成において、半導体レーザー光源
12から出射されたレーザー光は、シリンドリカルレン
ズ13によってポリゴンミラー14の面上に線状に集光
され、ポリゴンミラー14に偏向されて走査レンズ18
を通り、高速走査されて感光体ドラム23面上に結像す
る。また、ポリゴンミラー14によって偏向されたレー
ザー光の一部は、同期ミラー19により同期レンズ20
の方向へ反射され、同期レンズ20を通って同期センサ
ユニット21に入力され、レーザー書き込み開始信号を
出力する。
【0011】ポリゴンミラー14を回転させるために駆
動モータ15が高速で回転することにより、駆動モータ
15付近の空気の温度は40〜50℃程度まで上昇する
が、駆動モータ15が停止した時には、高温の空気は空
間部24cに留まり、外気との接触面積が大きい遮蔽部
24bからの効果的な熱放散により外部の冷えた空気へ
放熱される。このようにして、走査レンズ20の昇温を
低減させることができる。
【0012】更に、駆動モータ15の上部に空間部24
cを設けることにより、熱源である駆動制御用IC部1
7の周囲空間の昇温を制御する熱容量を増加させること
になる。なお、この空間部24cの有無による雰囲気の
到達温度の変化は実験時に確認されている。
【0013】図3は第2の実施例の断面図、図4は平面
図を示し、蓋部材24に図5に示す防塵キャップ25が
取り付けられ、防塵キャップ25内は空間部24cとさ
れており、その他は第1の実施例と同様である。防塵キ
ャップ25は熱伝導率の良い金属板から成る金属部25
aと、多孔質材料の静電吸着フィルタ25bとから形成
され、静電吸着フィルタ25bは金属部25aに焼付け
又は接着によって一体化されている。
【0014】合成樹脂材料で形成した蓋部材24には、
開口孔24dと防塵キャップ25を位置決めするための
取付案内部24eが設けられ、防塵キャップ25は取付
案内部24eに静電吸着フィルタ25bを軽く圧入して
挿入することにより、蓋部材24に装着されている。な
お、蓋部材24の設置後に静電吸着フィルタ25bを接
着剤により固定してもよい。
【0015】そして、蓋部材24の係止爪24aを光学
箱11の引掛部11aに係止して固定することにより、
光学箱11の内部は蓋部材24と防塵キャップ25と防
塵ガラス板22によって、完全に外部の汚れた空気から
密閉されている。
【0016】上述の構成において、ポリゴンミラー14
を回転させるために駆動モータ15が高速で回転した場
合に、モータ部付近の空気の温度は40〜50℃程度ま
で上昇するが、高温の空気は多孔質の静電吸着フィルタ
25bから放出されて、装置外部の空気と入れ換って装
置内部の昇温が抑えられるので、走査レンズ20の温度
上昇を回避することができる。
【0017】また、静電吸着フィルタ25bの上部は金
属部26aにより構成しているので、モータ駆動時に発
生する騒音を効果的に遮断することができ、更に静電吸
着フィルタ25bによって外部の汚れた空気の塵埃を遮
断でき、装置内のポリゴンミラー14等の光学部品の汚
れを防止することができる。
【0018】図6は他の防塵キャップ31の斜視図を示
し、全体の構成は第2の実施例と同様なので説明を省略
する。この防塵キャップ31は熱伝導率の良い金属材料
で鋳造され表面に放熱フィンが形成された金属部31a
に、多孔質部材の静電吸着フィルタ31bを焼付け又は
接着により一体で形成されている。本実施例では金属部
31aに放熱用のフィンを設けているので放熱効率が上
昇する。
【0019】図7は更に他の防塵キャップ32の斜視図
を示し、防塵キャップ32は金属板を折り曲げた金属部
32aに、静電吸着フィルタ32bが焼付け又は接着に
より一体的に形成されている。本実施例では、金属部3
2aが下方に延在されて静電吸着フィルタ32bの一部
を遮蔽しているために、放熱効率は劣るがモータ騒音に
対する遮音効果は上昇する。
【0020】図8は更に他の防塵キャップ33の斜視図
を示し、この防塵キャップ33は短形状の金属部33a
と静電フィルタ33bから構成されている。図9の蓋部
材24の平面図に示すように、蓋部材24に設けられた
放熱用の開口孔24dはモータ基板16とほぼ同形とさ
れ、この開口孔24dを閉塞するように防塵キャップ3
5が被着されている。本実施例では、放熱用の開口孔2
4dが大きいので放熱効率が大きい。
【0021】このように防塵キャップをユニット化すれ
ば、装置の使用年数が長くなり、静電吸着フィルタが目
詰まりを起した場合でも、ユニットの交換を行うだけな
ので作業効率が良くなり、かつ経済的である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る偏向走
査装置は、駆動モータが高速で回転した時の装置内部の
昇温を抑えることができるので、走査レンズなどの昇温
が防止されて、光学性能の劣化がなく良好な品質の画像
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の平面図である。
【図2】断面図である。
【図3】第2の実施例の断面図である。
【図4】蓋部材の平面図である。
【図5】防塵キャップの斜視図である。
【図6】防塵キャップの斜視図である。
【図7】防塵キャップの斜視図である。
【図8】防塵キャップの斜視図である。
【図9】蓋部材の平面図である。
【図10】従来例の断面図である。
【符号の説明】
11 光学箱 12 半導体レーザー光源 14 ポリゴンミラー 15 駆動モータ 16 走査レンズ 22 防塵ガラス板 23 感光体ドラム 24、36 蓋部材 24c 空間部 25、31、32、33 防塵キャップ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光を出射する半導体レーザーユ
    ニットと、モータ駆動部に装着しレーザー光を偏向する
    ポリゴンミラーと、レーザー光を感光体ドラム上に結像
    走査する走査レンズとを有する偏向走査装置において、
    前記半導体レーザーユニット、ポリゴンミラー、走査レ
    ンズを収納する光学箱を密閉するための合成樹脂材料か
    ら成る蓋部材と、前記モータ駆動部からの発熱により高
    温となった空気を収容するために前記モータ駆動部の上
    方に空間部を形成し前記蓋部材の一部を構成する張出部
    とを備えたことを特徴とする偏向走査装置。
  2. 【請求項2】 前記張出部は金属材料に多孔質の静電吸
    着フィルタを焼付け又は接着して形成した防塵キャップ
    とした請求項1に記載の偏向走査装置。
JP8177097A 1996-06-17 1996-06-17 偏向走査装置 Pending JPH103054A (ja)

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Cited By (5)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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