JP3503439B2 - 窒化物半導体素子 - Google Patents

窒化物半導体素子

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JP3503439B2
JP3503439B2 JP24666597A JP24666597A JP3503439B2 JP 3503439 B2 JP3503439 B2 JP 3503439B2 JP 24666597 A JP24666597 A JP 24666597A JP 24666597 A JP24666597 A JP 24666597A JP 3503439 B2 JP3503439 B2 JP 3503439B2
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達憲 豊田
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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光ダイオード、
レーザダイオード等の発光素子、あるいは太陽電池、光
センサー等の受光素子に使用される窒化物半導体(In
xAlyGa1-x-yN、0≦x、0≦y、x+y≦1)よ
りなる窒化物半導体素子に関する。
【従来の技術】近年、実用可能な窒化物半導体よりなる
発光ダイオード、レーザダイオード等の発光素子が知ら
れている。これらの素子に関し、多くの研究者らが、信
頼性及び発光強度の更なる向上を目指して種々の研究開
発を行っている。
【0001】例えば、特開平5−13816号、及び特
開平7−94783号各公報等には外部量子効率を高め
る及び電極間のショートを防止するために、電極間や露
出している一部の窒化物半導体層上などに絶縁膜を設け
ることが記載されている。例えば、これらの発光素子と
して図1にその一例を示す。図1に示されている従来の
発光素子は、サファイア基板上11に、n型窒化物半導
体層12(n型層)、活性層(図示されていない)及び
p型窒化物半導体層13(p型層)を順に積層し、そし
て、活性層とp型層13の一部をエッチングしてn型層
12を露出させ、このn型層の露出面に負の電圧を印加
するためのn電極14を形成し、更に図1のようにp型
層13とオーミック接触可能な第一正電極15、第一正
電極15に正の電圧を印加するための第二正電極16、
及びn電極14が、同一面側に形成された構造である。
更に図1の発光素子は、n電極14と、第一正電極15
間の短絡を防止するために、図1に示すように電極を除
いた素子表面を透光性絶縁性膜18で覆っている。
【0002】しかしながら、上記の技術では、基板11
から素子を個別に切り出した際、サファイア基板11/
n型層12の端部、又はサファイア基板11/n型層1
2/p型層13の端部17が露出した構造になっている
ため、サファイア基板11面を発光面として使用する場
合(フィリップチップボンディング)において、配線基
板上の導電部に発光素子の第一正電極15とn電極14
を導電性接着剤で接着させる際、その導電性接着剤が素
子の端部にまで回り込み、素子端部17の露出したn型
層12端面と第一正電極15及び露出したp型層13端
面の間で短絡が生じる場合がある。また更に、上記の窒
化物半導体の発光素子の光の取り出し部は、素子表面が
主であり、発光強度の向上を図るためにその端面からの
光を有効利用されるが、基板から素子を個別に切り出し
た際、素子の端部に凹凸の形が生じ、光学特性がばらつ
く傾向にあった。また更に、上記技術は、透光性電極及
び透光性絶縁膜を形成していたため、活性層で生じた光
が、発光面であるサファイア基板面以外の透光性の電極
及び絶縁膜から透過してしまい発光出力の有効利用がな
されていなかった。
【0003】これらの問題点を解決するため、特開平9
−205224号公報には、図2に示すように不透光絶
縁膜19を発光素子端部にまで形成し、素子端部に露出
したn側層端面と第一正電極及び露出したp型層端面の
間での短絡を防止し、更に端部に不透光性の絶縁膜19
を設けたことにより素子端部の凹凸による光学特性のば
らつきを解消し発光強度を向上させることが記載されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
技術は、ショートの防止及び発光強度の向上に関しては
ある程度改良されたものの、厳しい環境条件下での使用
を想定した耐久試験においては十分満足できるものでな
いことがわっかた。つまり、発光素子の信頼性の更なる
向上を目指して、高温高湿条件下にて連続使用試験を行
うと、被試験素子の中にショートを起こすものが生じる
ことがわかった。また、発光強度に関しても更なる向上
が望ましい。
【0005】そこで、本発明の目的は、発光強度のより
向上した、更に高温高湿条件下での長期間の使用によっ
てもショートが起こらない信頼性の高い窒化物半導体素
子を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 即ち、本発明の目的
は、下記(1)〜(10)の構成によって達成すること
ができる。 (1) サファイア基板と、該基板上に少なくとも順に
積層形成されたn型窒化物半導体層及びp型窒化物半導
体層と、該p型窒化物半導体層上に設けられたp電極
と、前記p型窒化物半導体層側から上記n型窒化物半導
体層に達する第一の凹部と、該第一の凹部に露出したn
型窒化物半導体層上に設けられたn電極と、前記p型窒
化物半導体層側から、上記基板端面までの基板露出面に
達する第二の凹部とを有すると共に、前記第二の凹部
が、n型窒化物半導体層と基板との界面より下方にある
基板露出面を有し、p電極及びn電極から第二の凹部ま
で連続して形成された絶縁膜が窒化シリコンであること
を特徴とする窒化物半導体素子。 (2) 基板と、該基板上に少なくとも順に積層形成さ
れたn型窒化物半導体層及びp型窒化物半導体層と、該
p型窒化物半導体層上に設けられたp電極と、前記p型
窒化物半導体層側から上記n型窒化物半導体層に達する
第一の凹部と、該第一の凹部に露出したn型窒化物半導
体層上に設けられたn電極と、前記p型窒化物半導体層
側から、上記基板端面までの基板露出面に達する第二の
凹部とを有すると共に、前記第二の凹部が、n型窒化物
半導体層と基板との界面より下方にある基板露出面を有
し、p電極及びn電極から第二の凹部まで連続して形成
された絶縁膜が、絶縁膜と金属とを積層した絶縁性反射
膜であり、基板を光取り出し面とする発光素子であるこ
とを特徴とする窒化物半導体素子。 (3) 絶縁性基板と、該基板上に少なくとも順に積層
形成されたn型窒化物半導体層及びp型窒化物半導体層
と、該p型窒化物半導体層上に設けられたp電極と、前
記p型窒化物半導体層側から上記n型窒化物半導体層に
達する第一の凹部と、該第一の凹部に露出したn型窒化
物半導体層上に設けられたn電極と、前記p型窒化物半
導体層側から上記基板に達する基板端面までの第二の凹
部とを有すると共に、前記第二の凹部が、n型窒化物半
導体層と基板との界面より下方にある基板露出面を有
し、p電極及びn電極から第二の凹部まで連続して形成
された絶縁膜を有することを特徴とする窒化物半導体素
子。 (4) 前記絶縁膜が、絶縁反射膜であることを特徴と
する上記1又は3に記載の窒化物半導体素子。 (5) 前記絶縁膜が、窒化シリコン膜であることを特
徴とする上記2又は3に記載の窒化物半導体素子。 (6) 前記第二の凹部の基板露出面が、前記n型窒化
物半導体層と基板との界面から30Å〜50μmの位置
にあり、且つ前記第二の凹部の基板露出面の幅が1μm
〜100μmであることを特徴とする上記1乃至5のい
ずれかに記載の窒化物半導体素子。 (7) 前記窒化物半導体素子が、基板を光取り出し面
とする発光素子であり、前記p電極が非透光性の電極で
あることを特徴とする上記1乃至6のいずれかに記載の
窒化物半導体素子。 (8) 前記p電極のボンディング面に接して、パッド
電極が形成されていることを特徴とする上記1〜3のい
ずれかに記載の窒化物半導体素子。 (9) 前記第二の凹部に設けられた基板露出面、基板
露出端面の形状が、平面形状、階段状、凹凸状であるこ
とを特徴とする上記1乃至8のいずれかに記載の窒化物
半導体素子。 (10) 前記窒化物半導体素子が、基板を光取り出し
面とする発光素子であり、配線基板上に、前記p電極若
しくは前記パッド電極及びn電極に導電性接着剤を介し
て、該素子をボンディングしたことを特徴とする上記1
〜9のいずれかに記載の窒化物半導体素子。
【0007】つまり、本発明は、第二の凹部の基板露出
面を意図的にn側層と基板との界面より下方となるよう
に基板を一部除去し、この第二の凹部(基板露出面及び
基板端面等を有する)に絶縁膜を設けるものである。絶
縁膜の形成位置は、p電極及びn電極のボンディング面
を除いて、各電極から連続的に第二の凹部まで形成され
ている。このように第二の凹部の基板を意図的に除去し
て基板露出面を形成し且つ第二の凹部に絶縁膜を形成す
ることで、良好にショートを防止でき本発明の顕著な効
果を得ることができる。
【0008】本発明者等は、従来の問題点を種々検討し
た結果、高温高湿条件下で長期間使用すると、使用開始
の際には起こらなかったにも関わらず、ショートが発生
する素子が生じるのは、導電性接着剤又は空気中の水分
がn型層と基板との界面から浸入するために生じるとも
のと推測した。例えば前記特開平9−205224号公
報では、図2に示すようにp型層13側から基板11ま
で除去して基板の露出面を形成して絶縁膜19を設けて
いるが、基板露出面がn型層12と基板11との界面の
高さとほぼ同じ高さとなっており、導電性接着剤の量や
接着状況等により、厳しい環境条件下での長期間の使用
によって接着剤等が界面から素子内部に侵入してくると
思われる。そして、この接着剤等の界面からの浸入は、
界面に形成されている絶縁膜の膜厚のみでしか防ぐこと
ができない。
【0009】これに対し、本発明者等は、絶縁膜の組成
や素子の防水性等、研究開発等に負担の大きい方法では
なく、素子の一部の形状と絶縁膜の形成位置を考慮する
といったシンプルな手段により、従来の問題点を解決す
ることができた。つまり、本発明は上記したように、意
図的に基板露出面をn型層と基板との界面より下方とな
るように第二の凹部を形成し、且つ絶縁膜を第二の凹部
(基板端面及び基板露出面等を有する)に形成すること
によって、導電性接着剤等のショートの原因となる物質
の浸入経路を複雑にすると共に浸入経路の距離を延長
し、ショートが良好に防止された信頼性の高い発光素子
を提供することができる。本発明において、第二の凹部
の基板露出面のn型層と基板との界面からの距離を、以
下基板露出端面の長さとする場合がある。また本発明に
おいて、基板露出面の幅とは、n型層と基板との界面に
平行にある基板の露出された平面の幅、例えば図3を用
いると基板露出端面305からウエハをチップ状にカッ
トして得られる基板11の端面までの幅、を意味する。
【0010】更に、本発明において、第二凹部の基板露
出面が、n型層と基板との界面から30Å〜50μmの
位置にあり(基板露出端面の長さ)、且つ第二の凹部の
基板露出面の幅が1μm〜100μmであると、より良
好にショートを防止でき、信頼性の高い窒化物半導体発
光素子を得ることができる。また更に、p電極が、非透
光性の電極であると、フィリップチップボンディング時
の光出力が向上するので好ましい。また更に、p電極の
ボンディング面に接して、パッド電極が形成されている
と、窒化物半導体素子が配線基板へ接合する際の信頼性
の向上の点で好ましい。また更に、絶縁膜が、絶縁反射
膜であると、フィリップチップボンディング時の光出力
の向上の点で好ましい。また更に、絶縁膜が、窒化シリ
コン膜であると、絶縁膜を単層膜とする際にサファイア
や窒化ガリウムの熱膨張係数に近いので信頼性が向上し
好ましい。また更に、フィリップチップボンディング時
の光出力を考えると、基板がサファイアであると透過率
が高く光出力が向上し好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図を用いて、本発明を更に
詳細に説明する。図3は本発明の一実施の形態を示す発
光素子の模式的断面図である。図3の発光素子は、基板
11上に、少なくともn型窒化物半導体層(n型層)1
2、p型窒化物半導体層(p型層)13が順に積層さ
れ、p型層13上のほぼ全面に設けられたp電極23
と、p型層13からn型層12に達する第一の凹部30
1と、第一の凹部301に設けられたn電極14と、p
型層13から基板11に達する基板露出面304を有す
る第二の凹部302と、p電極23とn電極14の各ボ
ンディング面を除いて連続的に設けられた絶縁膜24と
からなる。更に図3の発光素子は、p電極23上にパッ
ド電極25を設けてなる。
【0012】本発明において基板11は、発光素子の基
板として公知の素材などが用いられ、例えばサファイア
やスピネル(MgAl24)のような絶縁性の基板を用
いることができる。好ましい基板としてはサファイアで
ある。基板にサファイアを用いると基板を光り取り出し
面とする(フィリップチップボンディング)際、透過率
が高く光出力が向上し好ましい。
【0013】本発明においてn型層12及びp型層13
としては、特に限定されずいずれの層構成のものを用い
てもよい。
【0014】本発明においてp電極23は、p型層13
とオーミック接触可能な電極材料であれば特に限定され
ない。例えば、p電極23としては、Au、Pt、A
l、Sn、Cr、Ti、Ni等の1種以上を用いること
ができる。p電極23としては、不透光性の電極である
ことが好ましい。p電極23が不透光性であるとフィリ
ップチップボンディング時、光出力が向上し好ましい。
不透光性の電極としては、電極の膜厚を調整することで
不透光性にすることができる。p電極23の膜厚は、1
00Å〜2μm、好ましくは200Å〜5000Åであ
る。この範囲であると不透光性となりフィリップチップ
ボンディング時の光出力が向上し好ましい。またp電極
23は、p型層上であればいずれに形成してもよいが、
p型層のほぼ全面に形成することが好ましい。またp電
極23上にボンディング用のパッド電極25を設けても
よく、パッド電極25を設けるとボンディング時の信頼
性の点で好ましい。パッド電極25としては、Au、P
t又はAl等の1種以上の電極材料を用いることができ
る。
【0015】本発明において、第一の凹部301は、p
型層13の一部をn型層12まで除去して、n型層12
を露出させてなるものである。この第一の凹部301の
n型層露出面にn電極14を設ける。この第一の凹部3
01はn型層12とn電極14とを接触させるために形
成される。n電極14は、n型層とオーミック接触可能
な電極材料であれば特に限定されず、例えば、Ti、A
l、Ni、Au等の1種以上を用いることができる。
【0016】本発明において、第二の凹部302は、p
型層13の一部を基板11まで除去して形成しても、又
は、第一の凹部301を形成して露出されたn型層12
の一部をさらに基板11まで除去して形成してもよい。
ここで、第二の凹部302は、基板11を意図的に除去
し、n型層12と基板11との界面より下方に第二の凹
部302の基板露出面304を形成するものである。従
来技術において、窒化物半導体を除去する際に、除去の
条件、例えばエッチング条件、によっては、基板もわず
かに除去されている場合があるが、本発明はこの基板の
除去とは異なる。第二の凹部302の基板露出面304
の形状は、ショートの原因となる導電性接着剤や水等が
n型層と基板との界面から浸入しにくいような形状が好
ましく、例えば図3のような平面状、基板露出面304
を階段状にしたもの、凹凸状等が挙げられ、またこれら
を組み合わせて用いてよい。
【0017】更に本発明において、第二の凹部の基板露
出面304のn型層と基板の界面からの距離(基板露出
端面305の長さ)は、30Å〜50μm、好ましくは
100Å〜1μmである。基板露出端面305の長さが
上記範囲であるとショートの原因となる導電性接着剤や
水等がn型層と基板との界面から浸入しにくいので好ま
しい。また、基板露出面304の幅は1μm〜100μ
m、好ましくは10μm〜50μmである。基板露出面
304の幅が上記範囲であると、基板露出面304に絶
縁膜24を十分に形成でき、ショートの原因となる導電
性接着剤や水等がn型層と基板との界面から浸入するの
を防止でき好ましい。ここで上記のように基板露出面3
04が階段状等の単一の平面でない場合は、階段状の各
幅、及び高さの合計を基板露出端面305の距離、基板
露出面304の幅とする。また本発明において、図3の
基板11の端面に、各電極から第二の凹部302まで連
続して形成された絶縁膜24を、更に連続して基板11
端面にも形成してもよい。このように絶縁膜24を形成
すると、ショートの原因となる物質の浸入を更に良好に
防止できる。
【0018】本発明において、第一の凹部301及び第
二の凹部302を形成する際の窒化物半導体を除去する
方法は、エッチングによって行われる。窒化物半導体を
エッチングする方法には、ウエットエッチング、ドライ
エッチング等の方法があり、共振面となるような平滑な
面を形成するには、好ましくはドライエッチングを用い
る。ドライエッチングには、例えば反応性イオンエッチ
ング(RIE)、反応性イオンビームエッチング(RI
BE)、電子サイクロトロンエッチング(ECR)、イ
オンビームエッチング等の装置があり、いずれもエッチ
ングガスを適宜選択することにより、窒化物半導体をエ
ッチングして平滑面を形成することができる。例えば、
本出願人が先に出願した特開平8−17803号公報に
記載の窒化物半導体の具体的なエッチング手段が挙げら
れる。
【0019】また本発明において、第二の凹部302を
形成するにあたって、意図的に基板を除去する方法は、
エッチング等の化学的方法又はダイシング等の物理的方
法などによって行われる。基板をエッチングによって除
去する場合、上記窒化物半導体を除去するエッチング方
法を用いることができるが、窒化物半導体を除去するエ
ッチング条件では基板の除去が困難な場合があり、その
場合は窒化物半導体を除去後にエッチング条件を変えて
基板の除去を行うことが好ましい。また第二の凹部を形
成するにあたって、窒化物半導体を上記のエッチング等
で除去後に、ダイサーを用いて機械的に基板を意図的に
除去することも可能である。
【0020】上記のように形成された第一の凹部30
1、第二の凹部302等を有する素子に、電極のボンデ
ィング面を除いて連続して絶縁膜24を形成する。ま
た、絶縁膜24は、図3のように第二の凹部302の基
板露出面304の全面に形成されているが、基板露出面
304が階段状等になっている場合は、各階段部分に連
続して形成するのが好ましい。また、基板露出面304
の全面に絶縁膜24を形成すると良好にショートを防止
できる。また、絶縁膜24がカット面となる基板面上に
形成されていると、カットの際に絶縁膜24に傷や割れ
等が発生する場合が考えられる。このように、絶縁膜2
4に割れ等が発生しているとショートに原因になるかも
しれないので、絶縁膜24をカット面上に形成しないこ
とがより信頼性の高い窒化物半導体素子を提供する上で
好ましい。
【0021】また、絶縁膜24は、p電極23及びn電
極14の上にも、例えば図3のn電極14の上に形成さ
れているように、形成されると、p電極23がp型層1
3から剥がれるのを防止し、更にn電極14がn型層1
2から剥がれるのを防止でき好ましい。またp電極23
上にパッド電極25が形成されている場合、パッド電極
25上に絶縁膜24を図3のように形成すると、パッド
電極25がp電極23から剥がれるのを防止でき好まし
い。また絶縁膜24が、p型層13上の電極とn型層1
2上の電極の間、及びp型層端面とn型層端面にも形成
されているので、ボンディングの際、接着剤として導電
性接着剤によってショートするのを良好に防止でき好ま
しい。絶縁膜24の膜厚は、特に限定されないが、0.
1〜5μm、好ましくは0.5〜3μmである。この範
囲であると、窒化物半導体層等に傷や割れが生じるのを
防止でき、更にショートを防止する上でも好ましい。
【0022】例えば、図4に本発明の発光素子を配線基
板401の導電部402に発光素子の電極をボンディン
グした状態を示した一実施の形態を示す。図4は、図3
の発光素子が、導電部402を有する配線基板401に
導電性接着剤403を介してボンディングしている状態
を示した模式的断面図である。発光素子が配線基板40
1の導電部402にボンディングすると、導電性接着剤
403が図4のように素子端部にまで回り込むが、絶縁
膜24が形成されているためにショートを起こすことが
なく、更に厳しい環境条件下での長期間の使用において
も、ショートの発生を防止することができる。導電性接
着剤403としては、銀ペースト、Inペースト、半田
材等を用いることができる。
【0023】本発明において、絶縁膜24の材料として
は、少なくとも絶縁性であれば良く、例えばSiO2
TiO2、Al23、Si34等を用いることができ
る。好ましくは絶縁反射鏡膜、例えばSiO2及びTi
2を積層して形成した膜、SiO 2/Al/SiO2
ように絶縁膜と金属の積層によって形成した膜が好まし
く、また単層の絶縁膜としては、サファイア及び窒化ガ
リウムの熱膨張係数に近い窒化シリコン(Si34)が
好ましい。ちなみに、各材料の熱膨張係数は、サファイ
アが7.5〜8.5×10-6/k、窒化ガリウムが3.
2〜5.6×10-6/k、SiO2が0.3〜0.5×
10-6/k、窒化シリコンが2.5〜3.0×10-6
kであり、単層の絶縁膜としては、サファイアや窒化ガ
リウムの熱膨張係数に近い窒化シリコンが望ましく、単
層膜として窒化シリコンを用いると信頼性が向上し好ま
しい。
【0024】
【実施例】以下に本発明の一実施例を示すが、本発明は
これに限定されない。 (実施例1)実施例1において、図3の発光素子を用い
て行った。MOCVD法を用いサファイア基板11上に
n型層12、活性層(図示していない)、p型層13を
成長させ、素子形状になるように素子端部のn型層12
及びp型層13の窒化物半導体層を塩素ガスを用いてR
IE法で基板11まで除去し、続いてサファイア基板1
1を同RIE法で除去し第二の凹部302を形成した。
基板11のエッチング深さ(基板露出端面305の長
さ)は、約100Åであり、基板露出面304の幅は2
0μmであった。その後に、n型層12とn電極14を
接触させるために、p型GaN層とn型GaN層の一部
をRIE法でエッチングし、Ni/Auを膜厚100/
500Åとした非透光性のp電極23、Ti/Alを膜
厚200/5000Åとしたn電極14、Auを膜厚1
μmとしたパッド電極25を各々形成し、パッド電極2
5及びn電極14を除いた素子表面、及び除去された半
導体素子の端部等を絶縁膜24としてSiO2、TiO2
を順次に各5積層(TiO2/SiO25して得られた
膜厚1000Åの絶縁性反射膜で図3のように覆った。
得られた発光素子を図4のように配線基板401の導電
部402に導電性接着剤403を介してボンディングさ
せた。その結果、図4で示すように、導電性接着剤40
3が発光素子の端面方向に回り込んでも、発光素子端面
に形成されている絶縁膜24によって短絡不良は生じな
かった。
【0025】更に上記発光素子の200個を、60℃、
85%RHの高温高湿条件下で200時間連続で使用し
た結果、ショートを起こした発光素子は5/200個で
あった。このことから厳しい環境条件下での長期間の使
用によってもショートの発生を防止できる。
【0026】(比較例1)実施例1の発光素子の基板の
露出面を図2のようにし、更に絶縁膜の形成位置を図2
に示すように変えた他は同様にして比較の発光素子を作
成した。得られた発光素子を実施例1と同様に高温高湿
の条件下で長時間使用した結果、36/200個の発光
素子がショートを起こした。
【0027】(実施例2)実施例1において、絶縁膜2
4としてSi34を膜厚2μmとして、単層の膜を形成
した他は同様にして行った結果、ショートを起こした発
光素子は2/200個であった。このことから厳しい環
境条件下での長期間の使用によってもショートの発生を
防止できる。
【0028】(実施例3)実施例1において、基板露出
端面305の長さを10μm、基板露出面の幅を20μ
mとした他は同様にして行った結果、実施例1と同様に
良好な結果が得られた。
【0029】(実施例4)実施例1において、第二の凹
部の露出される基板の形状を階段状にした他は同様にし
て行った結果、実施例1と同様に良好な結果が得られ
た。
【0030】
【発明の効果】本発明は、発光強度が高く、ショートが
防止され、且つ長期間の使用に対してもショートが防止
された非常に信頼性の高い窒化物半導体素子を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の窒化物半導体発光素子の模式的断面図で
ある。
【図2】従来の窒化物半導体発光素子の模式的断面図で
ある。
【図3】本発明の窒化物半導体素子の一実施の形態を示
す模式的断面図である。
【図4】本発明の窒化物半導体素子を配線基板にボンデ
ィングした一実施の形態を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
11・・・・基板 12・・・・n型層 13・・・・p型層 14・・・・n電極 15・・・・第一正電極 16・・・・第二正電極 17・・・・素子の端部 18・・・・透光性絶縁膜 23・・・・p電極 24・・・・絶縁膜 25・・・・パッド電極 301・・・・第一の凹部 302・・・・第二の凹部 304・・・・基板露出面 305・・・・基板露出端面 401・・・・配線基板 402・・・・導電部 403・・・・導電性接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−183573(JP,A) 特開 平5−160437(JP,A) 特開 平6−188452(JP,A) 特開 平5−29661(JP,A) 特開 平7−193277(JP,A) 特開 平6−104529(JP,A) 特開 平9−27639(JP,A) 特開 平3−24771(JP,A) 特開 昭60−253286(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 33/00 H01S 5/00 - 5/50

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サファイア基板と、 該基板上に少なくとも順に積層形成されたn型窒化物半
    導体層及びp型窒化物半導体層と、 該p型窒化物半導体層上に設けられたp電極と、 前記p型窒化物半導体層側から上記n型窒化物半導体層
    に達する第一の凹部と、 該第一の凹部に露出したn型窒化物半導体層上に設けら
    れたn電極と、 前記p型窒化物半導体層側から、上記基板端面までの基
    板露出面に達する第二の凹部とを有すると共に、 前記第二の凹部が、n型窒化物半導体層と基板との界面
    より下方にある基板露出面を有し、 p電極及びn電極から第二の凹部まで連続して形成され
    た絶縁膜が窒化シリコンであることを特徴とする窒化物
    半導体素子。
  2. 【請求項2】 基板と、 該基板上に少なくとも順に積層形成されたn型窒化物半
    導体層及びp型窒化物半導体層と、 該p型窒化物半導体層上に設けられたp電極と、 前記p型窒化物半導体層側から上記n型窒化物半導体層
    に達する第一の凹部と、 該第一の凹部に露出したn型窒化物半導体層上に設けら
    れたn電極と、 前記p型窒化物半導体層側から、上記基板端面までの基
    板露出面に達する第二の凹部とを有すると共に、 前記第二の凹部が、n型窒化物半導体層と基板との界面
    より下方にある基板露出面を有し、 p電極及びn電極から第二の凹部まで連続して形成され
    た絶縁膜が、絶縁膜と金属とを積層した絶縁性反射膜で
    あり、 基板を光取り出し面とする発光素子であることを特徴と
    する窒化物半導体素子。
  3. 【請求項3】 絶縁性基板と、 該基板上に少なくとも順に積層形成されたn型窒化物半
    導体層及びp型窒化物半導体層と、 該p型窒化物半導体層上に設けられたp電極と、 前記p型窒化物半導体層側から上記n型窒化物半導体層
    に達する第一の凹部と、 該第一の凹部に露出したn型窒化物半導体層上に設けら
    れたn電極と、 前記p型窒化物半導体層側から上記基板に達する基板端
    面までの第二の凹部とを有すると共に、 前記第二の凹部が、n型窒化物半導体層と基板との界面
    より下方にある基板露出面を有し、 p電極及びn電極から第二の凹部まで連続して形成され
    た絶縁膜を有することを特徴とする窒化物半導体素子。
  4. 【請求項4】 前記絶縁膜が、絶縁反射膜であることを
    特徴とする請求項1又は3に記載の窒化物半導体素子。
  5. 【請求項5】 前記絶縁膜が、窒化シリコン膜であるこ
    とを特徴とする請求項2又は3に記載の窒化物半導体素
    子。
  6. 【請求項6】 前記第二の凹部の基板露出面が、前記n
    型窒化物半導体層と基板との界面から30Å〜50μm
    の位置にあり、且つ前記第二の凹部の基板露出面の幅が
    1μm〜100μmであることを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれかに記載の窒化物半導体素子。
  7. 【請求項7】 前記窒化物半導体素子が、基板を光取り
    出し面とする発光素子であり、前記p電極が非透光性の
    電極であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    に記載の窒化物半導体素子。
  8. 【請求項8】 前記p電極のボンディング面に接して、
    パッド電極が形成されていることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の窒化物半導体素子。
  9. 【請求項9】 前記第二の凹部に設けられた基板露出
    面、基板露出端面の形状が、平面形状、階段状、凹凸状
    であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記
    載の窒化物半導体素子。
  10. 【請求項10】 前記窒化物半導体素子が、基板を光取
    り出し面とする発光素子であり、配線基板上に、前記p
    電極若しくは前記パッド電極及びn電極に導電性接着剤
    を介して、該素子をボンディングしたことを特徴とする
    請求項1〜9のいずれかに記載の窒化物半導体素子。
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