JP3200094B2 - プリンター光源 - Google Patents

プリンター光源

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JP3200094B2
JP3200094B2 JP17966491A JP17966491A JP3200094B2 JP 3200094 B2 JP3200094 B2 JP 3200094B2 JP 17966491 A JP17966491 A JP 17966491A JP 17966491 A JP17966491 A JP 17966491A JP 3200094 B2 JP3200094 B2 JP 3200094B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光体への書き込み手段
として、発光ダイオードアレイを用いた高密度プリンタ
ー光源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真による印字方式を採用した光プ
リンターなどの光源等への応用を目的として、発光ダイ
オードアレイの研究が行われている。ここで、発光ダイ
オードアレイは、自己発光型アレイ素子からなり、画像
信号に応じて発光ダイオードアレイを発光させ、等倍結
像素子で感光体面上に静電潜像を形成し、電子写真方式
により印字印刷を行う光源として使用されるものであ
る。発光ダイオードアレイは可動部がなく構成部品も少
ないことから、このような光プリンターのヘッドに用い
ると、プリントヘッドの小型化が可能となる。
【0003】また、自己発光型で消光比が高く、良好な
コントラストが得られ、更に、チップの接続により長尺
化対応が可能となり、発光ダイオードの高出力化により
高速化にも対応可能となる等、種々の利益を得ることが
できる。この場合、用いられる発光ダイオードアレイと
しては、基板面と平行な面内に、四角形等の発光部を所
定方向に多数配列した面発光型ダイオードアレイや、基
板面と垂直な端面から所定方向に多数配列した光出力が
得られる端面発光型発光ダイオードアレイ等がある。
【0004】面発光型ダイオードアレイの基本的な構造
としては、例えば、図7に示すようなものが報告されて
いる(昭和55年度電子情報通信学会通信部門全国大会
予稿集、第1−211頁参照)。このような面発光型発
光ダイオードアレイでは、多くの場合、その発光部10
1より得られる光出力の強度を発光面内で均一化するた
めに、発光部101の両端若しくは、周囲に電極102
が形成されている。このように、光出力が取り出される
発光部101と電極102とが同一面内に存在するた
め、単位素子当りに要する幅は、発光部101の幅と電
極102の幅、及び素子分離領域の幅を合計したものと
なり、例えば600dpi(dots per inch)以上のような高密
度に発光部101を形成することは、極めて困難であ
る。
【0005】さらに、面発光型発光ダイオードアレイ内
の各発光ダイオードの発光出力には大きなバラツキがあ
り、その値は、同一チップ内では±40%、異なるチッ
プ間では±50%にも達する。このバラツキにより、印
字ドットの大きさや、印字濃度に大きな差が出てしまう
という欠点も有している。このような発光ダイオードア
レイ内の各発光ダイオードの発光出力の大きなバラツキ
は、発光ダイオードアレイを構成する化合物半導体材料
の特性のバラツキや、積層構造の層厚のバラツキ、さら
には素子の放熱特性等の、実装形態等のバラツキ等に起
因するものであり、何らかの光出力のバラツキの補正手
段を講じなければ、実用的な高密度光プリンター用発光
ダイオードアレイを実現することは不可能である。
【0006】次に、端面発光型発光ダイオードアレイと
しては、例えば、図8に示すようなものがある(特開昭
60−32373号公報参照)。この例では、基板10
8上の積層構造内に複数の発光部103が形成されてお
り、これらの発光部103は、その基板面と平行な面内
に、その端面103aに対して垂直な方向に形成された
分離溝104により、電気的かつ空間的に分離されてい
る。このような端面発光型発光ダイオードアレイでは、
光出力が取り出される発光部103と上部オーミック電
極106,下部電極107とが同一面上に存在せず、単
位素子当りに要する幅は、発光部103の幅と素子分離
領域の幅を合計したものとなり、例えば600dpi以上のよ
うな高密度の発光部103の形成も、原理的に可能であ
る。このため、高密度プリンター用発光ダイオードアレ
イとしては、端面発光型発光ダイオードアレイが適して
いると言える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た端面発光型発光ダイオードアレイにおいては、各発光
ダイオードの上部オーミック電極106とボンディング
パッド105を接続するためにワイヤーボンディング技
術を用いている。600dpi程度以上の高密度光プリンター
用光源として、このワイヤーボンディング技術を用い
て、各発光ダイオードの上部オーミック電極106とボ
ンディングパッド105を接続する場合には、次のよう
な問題点が生じる。
【0008】即ち、端面発光型発光ダイオードアレイに
おいては、各発光ダイオードの上部オーミック電極10
6の幅よりワイヤーボンディングのボンディング幅のほ
うが小さくなければなく、このボンディングに要する幅
は、現在最も小さくできるウェッジボンディング技術を
用いても40μm程度の大きさとなる。これにワイヤー
ボンディングを行う際のボンディングマージンと、各発
光ダイオード間の素子分離溝104の幅を考慮して、ボ
ンディングピッチは約60μmとなる。従って発光ダイ
オードアレイの集積度は約421dpi程度となり、600dpi等
の高密度発光ダイオードアレイを実現することは困難と
なる。
【0009】以下に、図9と図10を用いて、この発明
が解決しようとする課題について述べる。図9は端面型
発光ダイオードアレイの斜視図である。図10は図9の
各発光ダイオードの詳細図であり、図10(a)は発光
ダイオードの平面図、図10(b)はこの発光ダイオー
ドの配線が上部オーミック電極とコンタクトしている領
域のうち、光出射端面及び、基板と平行な面に対して垂
直な断面を表した断面図(図10(a)のA−A´断面
図)、図10(c)は、この発光ダイオードの光出射端
面と平行な断面を表した断面図(図10(a)のB−B
´断面図)である。
【0010】この端面型発光ダイオード109は、化合
物半導体基板108上の光出射端面120と平行な方向
に、アレイ状に形成されており、図10(b)に示すよ
うに上部オーミック電極110及び下部オーミック電極
113によりオーミックコンタクトされている。この発
光ダイオード109の上面と側面及び化合物半導体基板
108上に、配線111と発光ダイオード109及び化
合物半導体基板108との絶縁を行うために、コンタク
トホール119の領域を除いて絶縁膜114が形成され
ている。
【0011】そして、前述したように上部オーミック電
極110と、外部信号入力用のワイヤーがコンタクトす
る領域である、ボンディングパッド112(図9参照)
を接続するために、配線111が上部オーミック電極1
10とコンタクトしている。ここで、絶縁膜114に
は、配線111と上部オーミック電極110がコンタク
トしている領域において窓開けされたコンタクトホール
119を形成している。
【0012】この配線111は、コンタクトホール11
9とボンディングパッド112の間において、次の領域
を通っている。即ち、各発光ダイオード109上のコン
タクトホール119から後部、即ち、光出射端面120
と反対方向を通り、光出射端面120と反対方向の発光
ダイオード109の側面を通り、さらには、化合物半導
体基板108上を絶縁膜114を介して、配線111は
ボンディングパッド112に至っている。
【0013】このような構造の発光ダイオード109に
おいて、コンタクトホール119の縁のうち、配線11
1が通っている発光ダイオード109の側面と平行で、
且つ、この配線111が通っている発光ダイオード10
9の側面に近いコンタクトホール119の縁121のみ
を配線111が通って、オーミック電極110とコンタ
クトしている場合には、図10(b),(c)に示すよ
うに、配線111は段切れを生じて断線してしまう。こ
れは配線111の形成方法として、真空蒸着法やスパッ
タリング法を用いた場合に、発光ダイオード109の光
出射端面120と反対方向の垂直な段差に対して、配線
111を段切れすることなくステップカバレージが良好
になるように形成した結果、この段差と反対方向のコン
タクトホール119の縁121において、配線111が
段切れを生じて、断線してしまうからである。このよう
な状態では発光ダイオード109に対して、外部駆動回
路より電流注入ができなくなり、素子は動作しなくな
る。
【0014】この問題を避けるためには、上記の電極形
成を行った後、再度反対方向、即ち、光出射端面120
方向のコンタクトホールの縁121のステップカバレー
ジが良好となるように、電極形成を行う必要がある。し
かし、上記の様に2回以上の電極形成を行うことは、そ
の工程数が多くなり新たな問題となる。本発明の目的
は、前述した従来技術により得られる集積度以上の高密
度な端面発光型発光ダイオードアレイを実現するため
に、安定した配線電極形成工程を実現することにある。
【0015】また、本発明の別の目的として、こうした
配線の段切れによる断線の問題を、その素子製作工程を
複雑にすることなく解決することがある。また、本発明
の別の目的として、配線の段切れによる断線の問題を解
決しつつ、前記の発光ダイオードの上部オーミック電極
と配線を形成する工程の簡略化の達成がある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は発光ダイオード
を複数個、少なくとも一列配置してなる発光ダイオード
アレイを有し、感光体に対向配置して、各発光ダイオー
ドを選択的に点灯させたとき、感光体上にドット分割し
た像を形成するプリンター光源において、発光ダイオー
ドアレイが、各発光ダイオードの活性層を含む面と平行
でない素子側面より光出力が得られる端面型発光ダイオ
ードで形成されており、各発光ダイオードと外部信号入
力用のボンディングパッドが、配線で接続されているこ
とを特徴とする光プリンター光源に関するものである。
【0017】この端面発光型発光ダイオード素子の層構
造としては、第1導電型の化合物半導体基板上に順次積
層された、第1導電型のクラッド層、第1導電型または
第2導電型の活性層、第2導電型のクラッド層から成る
ダブルヘテロ構造や、第1導電型の化合物半導体基板上
に順次積層された、第1導電型の半導体層、第1導電型
の半導体層と異なる禁制帯幅を有する第2導電型の半導
体層から成り、これら2つの半導体層の接合界面にて発
光するシングルヘテロ構造や、第1導電型の化合物半導
体基板上に順次積層された、第1導電型の半導体層、第
1導電型の半導体層と同じ禁制帯幅を有する第2導電型
の半導体層から成り、これら2つの半導体層の接合界面
にて発光するホモ接合構造等がある。こうした層構成を
有する発光ダイオードは各発光ダイオード間で、電気的
且つ、光学的に素子分離されている。
【0018】このような構造を有する端面発光型発光ダ
イオードアレイにおいて、請求項1の発明に関する詳細
を次に述べる。上述の端面発光型発光ダイオードアレイ
の各発光ダイオードにおいて、各発光ダイオードの最上
層の上には、上部オーミック電極が形成されている。こ
の上部オーミック電極と、ワイヤーボンディングにより
駆動回路等の本発光ダイオードの光出射端面方向以外の
外部に取り出されるボンディングパッドとが、基板から
段差をもって突出した各発光ダイオードの上部オーミッ
ク電極に上記基板から上記段差を経て配線により接続さ
れている。この配線は各発光ダイオードの光出射端面以
外の側面を通っている。
【0019】また、ボンディングパッドは、前記発光ダ
イオードが形成されている領域以外の領域に形成されて
おり、且つ、各発光ダイオードの光出射端面と反対方向
の発光ダイオードアレイと同一の半導体基板上の領域に
形成されている。ここで、基板及び各発光ダイオード
は、上部オーミック電極上に形成されたコンタクトホー
ルの領域を除いて絶縁膜で被われている。即ち、配線は
上部オーミック電極上のコンタクトホール以外の領域で
は、絶縁膜を介して形成されている。
【0020】前記の上部オーミック電極と配線とがコン
タクトする部分の構造は、上部オーミック電極上に窓開
けされて、上部オーミック電極に達するコンタクトホー
ルを有する絶縁材料があり、さらにその上に配線が形成
されたものとなっている。ここで、コンタクトホールの
形状は、上方から見て、絶縁膜と同じ厚さを有する矩形
(配線の段切れにおいて実質的に矩形と同じ効果を有す
る形状も含む)である。このような構成において、配線
はコンタクトホールの4つの縁のうち、配線が通ってい
る各発光ダイオードの側面と平行で、且つ、該側面に近
い縁を除く縁の1つを通って上部オーミック電極に接続
されている。また、この端面発光型発光ダイオードアレ
イの基板の裏面には、各発光ダイオードの共通電極とし
て、下部オーミック電極が形成されている。
【0021】次に、請求項2の発明に関する詳細を述べ
る。本発明は本項の最初の部分で述べた、光プリンター
光源としての、端面発光型発光ダイオードの各発光ダイ
オードにおいて、発光ダイオードの最上層に上部オーミ
ック電極を兼ねた配線の一端が接続されている。この配
線のもう一つの一端は、ボンディングパッドに接続され
ている。このボンディングパッドは、発光ダイオードと
同一基板上の、発光ダイオードが形成されている領域以
外の領域に形成されている。このボンディングパッドか
らはワイヤーにより、発光ダイオードアレイの光出射方
向以外の方向の外部に存在する、駆動回路等に接続され
ている。
【0022】また、前記の配線は、各発光ダイオードの
光出射端面以外の側面を段差を経て通っている。ここ
で、基板及び各発光ダイオードは、該発光ダイオードの
最上層に形成されたコンタクトホール以外の領域では、
絶縁膜で被われている。このコンタクトホールは、発光
ダイオードの最上層に窓開けされて、発光ダイオードの
最上層の表面に達するものであり、絶縁膜がない領域で
ある。その形状は、基板の上方から見て、絶縁膜と同じ
厚さを有する矩形(配線の段切れにおいて実質的に矩形
と同じ効果を有する形状も含む)であり、その大きさは
発光ダイオードの最上層表面より小さい。このような構
成において、配線はコンタクトホールの4つの縁のう
ち、配線が通っている各発光ダイオードの側面と平行
で、且つ、該側面に近い縁以外の縁の1つを通って、発
光ダイオードの最上層に接続されている。また、この端
面発光型発光ダイオードアレイの基板の裏面には、各発
光ダイオードの共通電極として、下部オーミック電極が
形成されている。
【0023】
【作用】請求項1記載の発明によれば、端面発光型発光
ダイオードアレイの各発光ダイオードの上部オーミック
電極とコンタクトした、配線電極がコンタクトホールの
1つの縁において段切れを生じた場合でも、コンタクト
ホールの他の縁において配線電極の段切れは生じない。
従って、断線することなく配線電極を形成することがで
き、各発光ダイオードの上部オーミック電極に対して、
安定に電流注入を行うことが可能となる。さらには、素
子の信頼性も向上することが期待できる。
【0024】請求項2記載の発明によれば、端面発光型
発光ダイオードアレイの各発光ダイオードの最上層とコ
ンタクトした、オーミック電極を兼用の配線電極がコン
タクトホールの1つの縁において段切れを生じた場合で
も、コンタクトホールの他の縁において配線電極の段切
れは生じない。従って、断線することなく配線電極を形
成することができ、各発光ダイオードに対して、安定に
電流注入を行うことが可能となる。さらには、素子の信
頼性も向上することが期待できる。さらに、オーミック
電極と配線電極を同一工程で形成することのより、素子
製作プロセスの簡略化が図れる。これに伴い素子製作の
歩留まり向上と工程削減による素子コスト低減が可能と
なる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。次に、本
発明の第1の実施例について図1,図2を用いて説明す
る。図1は第1の実施例の斜視図であり、図2は図1の
1つの発光ダイオードのコンタクトホール部分を通過す
る断面図である。図2(a)は発光ダイオードの光出射
端面に垂直な方向の断面図であり(前述の図10(b)
の場合と同様の方向)、図2(b)は発光ダイオードの
光出射端面に平行な方向の断面を、光出射端面方向から
見た断面図(前述の図10(c)の場合と同様の方向)
である。
【0026】図1及び図2において、化合物半導体基板
1−8上に、端面発光型ダイオード1−9が光出射端面
1−20と平行な方向に、アレイ状に形成されている。
この各発光ダイオード1−9はダブルヘテロ構造であ
り、この最上層に上部オーミック電極1−10が形成さ
れている。また、各発光ダイオード1−9間は電気的、
光学的に素子分離されている。この化合物半導体基板1
−8、並びに、発光ダイオード1−9は、上部オーミッ
ク電極1−10と配線1−11が接続しているコンタク
トホール領域1−19を除いて、絶縁膜としてのSiO
2膜1−14で被われている。
【0027】このコンタクトホール1−19は上部オー
ミック電極1−10上に、SiO2膜1−14が矩形の
形状に窓開けされて形成されている。上部オーミック電
極1−10と、このコンタクトホール1−19部分で接
続された配線1−11は、発光ダイオード1−9をコン
タクトホール1−19から、光出射端面1−20と反対
方向に伸びている。さらに配線1−11は、発光ダイオ
ード1−9の光出射端面1−20と反対方向の側面を通
って、ボンディングパッド1−12に接続されている。
このボンディングパッド1−12は発光ダイオード1−
9の後部、即ち、光出射方向と反対方向の化合物半導体
基板1−8上にSiO2膜1−14を介して形成されて
いる。
【0028】ここで、配線1−11と上部オーミック電
極1−10が接続されている領域において、配線1−1
1がコンタクトホール1−19の矩形を周りから囲むよ
うに形成され、矩形の縁のうち、光出射面1−20と反
対側の縁1−21を除いて、残り3つ縁において、配線
1−11は段切れを起こさないように連続して構成され
ている。従って、配線1−11が通っている発光ダイオ
ード1−9の側面と平行で、且つ、配線1−11が通っ
ている発光ダイオード1−9の側面に近いコンタクトホ
ールの縁1−21で、配線1−11が段切れを起こして
いても、電気的接続は安定して確保される。
【0029】この第1の実施例の作成手順を次に述べ
る。化合物半導体基板としてn−GaAs基板1−8上
に、MOVPE(Mental Organic Vapor Phase Epitax
y)法により、次の積層構造を成長させる。積層構造は
前記のn−GaAs基板1−8上に、n−Al0.42Ga
0.58Asクラッド層1−15(厚さ、1.5μm)、Al
0.19Ga0.81As活性層1−16(0.05μm)、p−A
0.42Ga0.58Asクラッド層1−17(1.5μm)、p
−GaAsキャップ層1−18(0.3μm)で構成されて
いる。
【0030】次に、上記の結晶成長を行った最上層の上
に、真空蒸着法により、p型オーミック電極とドライエ
ッチング用マスクとして、Au−Zn(厚さ、350オング
ストローグ)、Au(2000オングストローム)とCr
(2000オングストローム)を順次堆積し、フォトリソグ
ラフィ、リフトオフ工程により、上部オーミック電極1
−10とエッチングマスクを形成する。この時、エッチ
ングマスクの大きさは、最終的に形成される発光ダイオ
ード1−9の大きさにほぼ等しく、且つ、上部オーミッ
ク電極1−10の大きさにもほぼ等しい。
【0031】このようにして形成した、Cr膜をエッチ
ングマスクとして、各発光ダイオードが形成される領域
以外の全ての領域のエッチングを行う。この時エッチン
グ方法は、ほぼ基板に対して垂直な形状のエッチング側
面が得られる、ドライエッチング法を用いる。エッチン
グ深さは4μmとし、n−GaAs基板1−8まで達し
ており、この結果、各発光ダイオード1−9の電気的、
光学的に素子分離が実現される。この各発光ダイオード
1−9の大きさは、光出射端面と平行な方向の幅が32.3
μmであり、光出射端面と垂直な方向の長さは50μmで
ある。そして、素子間のピッチは600dpi相当、即ち、4
2.3μmとなっている。
【0032】このようにGaAs基板上に、端面発光ダ
イオードアレイとなる島状のGaAs/AlGaAsダ
ブルヘテロ構造を形成した後に、絶縁膜を前記試料全面
に被う。この絶縁膜としてはSiO2膜を5000オングス
トロームの膜厚になるように堆積し、その形成方法はP
E−CVD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Depositi
on)法を用いる。この後に、フォトリソグラフィ、エッ
チング技術を用いて、各発光ダイオード1−9の上部オ
ーミック電極1−10上に、コンタクトホール1−19
を形成する。このコンタクトホール1−19の大きさ
は、光出射端面1−20と平行方向の幅は10μmであ
り、光出射端面と垂直方向の長さは20μmと、面積的
に上部オーミック電極1−10より小さく、形状は矩形
である。このコンタクトホール1−19と上部オーミッ
ク電極1−10の中心軸は、一致している。
【0033】さらに、フォトリソグラフィ技術を用いて
配線、ボンディングパッドパターンを形成する。つぎに
真空蒸着法により、Cr(150オングストローム)、Au
(3000オングストローム)を堆積した後に、リフトオフ
を行い、配線1−11及びボンディングパッド1−12
を形成する。この配線1−11が上部オーミック電極1
−10とコンタクトしている領域の大きさは、光出射端
面1−20と平行方向の幅20μmであり、光出射端面
1−20と垂直方向の幅は30μmである。この時、配
線1−11が光出射端面1−20と反対方向の側面上
に、段切れすること無く形成されるために、各発光ダイ
オード1−9の光出射端面1−20と反対方向の、斜め
上方から蒸着粒子が飛来するように蒸着を行う。
【0034】このような方向から、配線材料の蒸着を行
うことにより、配線が通っている発光ダイオード1−9
の側面と平行で、且つ、この配線1−11が通っている
発光ダイオード1−9の側面に近い、コンタクトホール
1−19の縁1−21では、段切れを生じてても、他の
3つの縁では、段切れが生じないようにすることができ
る。しかも配線1−11が通っている発光ダイオード1
−9の側面においても、ステップカバレージ良く配線が
形成されている。この結果、配線1−11の断線がな
く、安定に配線1−11から発光ダイオード1−9に電
流を注入することができる。最後に、裏面に共通電極と
して、Au−Ge(厚さ、350オングストローム)、Ni
(150オングストローム)、Au(3000オングストロー
ム)を順次真空蒸着し、n側オーミック電極1−13を
形成する。
【0035】次に、第2の実施例について図3,図4を
用いて説明する。図3は第2の実施例の斜視図であり、
図4は図3の1つの発光ダイオードのコンタクトホール
部分を通過する断面図である。図4(a)は発光ダイオ
ードの光出射端面に垂直な方向の断面図であり、図4
(b)は発光ダイオードの光出射端面に平行な方向の断
面を、光出射端面方向から見た断面図である。この第2
の実施例は、次に述べる、端面発光型ダイオードアレイ
の各発光ダイオード2−9の上部オーミック電極2−1
0と配線2−11が接続される、コンタクトホール2−
19と配線2−11の位置関係と、配線2−11が通る
領域を除いて、実施例1と同様である。
【0036】ここで、配線2−11と上部オーミック電
極2−10が接続されている領域において、配線2−1
1は、配線2−11が通っている発光ダイオード2−9
の側面と平行で、且つ、この配線2−11が通っている
発光ダイオード2−9の側面に近いコンタクトホール2
−19の縁2−21以外の縁を、通っている。この結
果、コンタクトホール2−19の縁において、配線2−
11は段切れを起こしていない。
【0037】この各発光ダイオード2−9の大きさは、
前記したように、光出射端面2−20と平行な方向の幅
が32.3μmであり、光出射端面2−20と垂直方向の長
さは50μmである。そして、素子間のピッチは600dpi
相当、即ち、42.3μmとなっている。さらに、コンタク
トホール2−19の大きさは、光出射端面2−20と平
行方向の幅10μmであり、光出射端面2−20と垂直
方向の長さは20μmと、面積的に上部オーミック電極
2−10より小さく、形状は矩形である。このコンタク
トホール2−19と上部オーミック電極2−10の中心
軸は、一致している。これに対して、コンタクトホール
2−19付近の配線の大きさは、光出射端面と平行方向
が20μmであり、光出射端面2−20と垂直方向が2
0μmである。ここで、この配線2−11と絶縁膜2−
14が重なっている幅は、5μmである。
【0038】また、この配線2−11は上部オーミック
電極2−10とコンタクトした領域から、次の領域を通
ってボンディングパッド2−12(図3参照)につなが
っている。各発光ダイオード2−9の上部においては、
コンタクトホール2−19の光出射端面2−20と垂直
方向の縁と、発光ダイオード2−9の端の間を通り、発
光ダイオード2−9の光出射端面2−20と反対方向の
側面と、さらにGaAs基板2−8上をSiO2膜2−
14を介して通っている。この第2の実施例の作成手順
も第1の実施例と全く同様である。
【0039】次に、本発明の第3の実施例について図
5,図6を用いて説明する。図5は第3の実施例の斜視
図であり、図6は図5の1つの発光ダイオードのコンタ
クトホール部分を通過する断面図である。図6(a)は
発光ダイオードの光出射端面に垂直な方向の断面図であ
り、図6(b)は発光ダイオードの光出射端面に平行な
方向の断面を、光出射端面方向から見た断面図である。
【0040】図5及び図6において、化合物半導体基板
3−8上に、端面発光型ダイオード3−9が光出射端面
3−20と平行な方向に、アレイ状に形成されている。
この各発光ダイオード3−9はダブルヘテロ構造であ
り、この最上層3−18に配線3−11がコンタクトさ
れている。この配線3−11は、各発光ダイオード3−
9の最上層3−18とコンタクトしている領域において
は、上部オーミック電極を兼ねている。また、各発光ダ
イオード3−9間は電気的、光学的に素子分離されてい
る。この化合物半導体基板3−8の表面、並びに、発光
ダイオード3−9は、この発光ダイオード3−9の最上
層3−18と配線3−11が接続しているコンタクトホ
ール領域3−19を除いて、絶縁膜としてのSiO2
3−14で被われている。
【0041】このコンタクトホール3−19は発光ダイ
オード3−9の最上層3−18上に、SiO2膜3−1
4が矩形の形状に窓開けされて、形成されている。発光
ダイオード3−9の最上層3−18と、このコンタクト
ホール3−19部分で接続された配線3−11は、発光
ダイオード3−9上をコンタクトホール3−19から、
光出射端面3−20と反対方向に伸びている。さらに配
線3−11は、発光ダイオード3−9の光出射端面3−
20と反対方向の側面を通って、ボンディングパッド3
−12に接続されている。このボンディングパッド3−
12は発光ダイオード3−9の後部、即ち、光出射方向
と反対方向の化合物半導体基板3−8上にSiO2膜3
−14を介して形成されている。
【0042】ここで、配線3−11と発光ダイオード3
−9の最上層3−18が接続されている領域において、
配線3−11はコンタクトホール3−19の周りを囲む
ように形成されているので、配線3−11が通っている
発光ダイオード3−9の側面と平行で、且つ、この配線
3−11が通っている発光ダイオード3−9の側面に近
いコンタクトホール3−19の縁3−21では、配線3
−11は断線しても、他の3つのコンタクトホール3−
19の縁において、配線3−11は段切れは生ぜず、電
気的接続は安定して確保される。
【0043】この第3の実施例の作成手順を次に述べ
る。化合物半導体基板としてn−GaAs基板3−8上
に、MOVPE(Mental Organic Vapor Phase Epitax
y)法により、次の積層構造を成長させる。積層構造は
前記のn−GaAs基板3−8上に、n−Al0.42Ga
0.58Asクラッド層3−15(厚さ、1.5μm)、Al
0.19Ga0.81As活性層3−16(0.05μm)、p−A
0.42Ga0.58Asクラッド層1−17(1.5μm)、p
−GaAsキャップ層3−18(0.3μm)で構成され
る。
【0044】次に、上記の結晶成長を行った最上層3−
18の上に、フォトリソグラフィー技術により、エッチ
ングマスクとして、レジスト膜を形成する。この時、エ
ッチングマスクの大きさは、最終的に形成される発光ダ
イオード3−9の大きさにほぼ等しい。このようにして
形成した、レジスト膜をエッチングマスクとして、各発
光ダイオード3−9が形成される領域以外の全ての領域
のエッチングを行う。この時エッチング方法は、ほぼ基
板に対して垂直な形状のエッチング側面が得られる、ド
ライエッチング法を用いる。エッチング深さは4μmと
し、n−GaAs基板3−8まで達しており、この結
果、各発光ダイオード3−9の電気的、光学的に素子分
離が実現される。この各発光ダイオード3−9の大きさ
は、光出射端面3−20と平行な方向の幅が32.3μmで
あり、光出射端面3−20と垂直方向の長さは50μmで
ある。そして、素子間のピッチは600dpi相当、即ち、4
2.3μmとなっている。
【0045】このようにGaAs基板上に、端面発光ダ
イオードアレイとなる島状のGaAs/AlGaAsダ
ブルヘテロ構造を形成した後に、絶縁膜を前記試料全面
に被う。この絶縁膜としてSiO2膜厚が5000オングス
トロームになるように堆積し、その形成方法はPE−C
VD(Plasma Enhanced Chemical Vapor Deposition)法
を用いる。その後に、フォトリソグラフィ、エッチング
技術を用いて、各発光ダイオードの最上層であるp−G
aAsキャップ層3−18上にコンタクトホール3−1
9を形成する。この時のコンタクトホール3−19の大
きさは、光出射端面3−20と平行方向の幅は24μm
であり、光出射端面3−20と垂直方向の長さは42μ
mと、発光ダイオード3−9の上面より小さく、形状は
矩形となっている。このコンタクトホール3−19と、
発光ダイオード3−9上の配線3−11の中心軸は、一
致している。
【0046】さらに、フォトリソグラフィ技術を用いて
配線、ボンディングパッドパターンを形成する。つぎに
真空蒸着法により、Cr(厚さ、150オングストロー
ム)、Au(3000オングストローム)を堆積した後に、
リフトオフを行い、配線3−11及びボンディングパッ
ド3−12を形成する。この配線3−11が上部オーミ
ック電極3−10とコンタクトしている領域の大きさ
は、光出射端面3−20と平行方向の幅28μmであ
り、光出射端面3−20と垂直方向の幅は46μmであ
る。さらに、この配線3−11とSiO2膜3−14が
オーバーラップしている幅は2μmである。
【0047】この配線3−11は、発光ダイオード3−
9の最上層であるp−GaAsキャップ層3−18とコ
ンタクトしている領域において、上部オーミック電極、
即ち、p側オーミック電極を兼ねている。ここで、配線
3−11が光出射端面3−20と反対方向の側面上に、
段切れすること無く形成されるために、各発光ダイオー
ド3−9の光出射端面3−20と反対方向の、斜め上方
から蒸着粒子が飛来するように蒸着を行う。このような
方向から、配線材料の蒸着を行うことにより、配線が通
っている発光ダイオード3−9の側面と平行で、且つ、
この配線3−11が通っている発光ダイオード3−9の
側面に近いコンタクトホール3−19の縁3−21で
は、段切れを生じても、他の3つの縁では、段切れが生
じないようにすることができる。しかも配線3−11が
通っている発光ダイオード3−9の側面においても、ス
テップカバレージ良く配線が形成されている。この結
果、配線3−11の断線がなく、安定に配線3−11か
ら発光ダイオード3−9に電流を注入することができ
る。
【0048】また、配線3−11が上部オーミック電極
を兼ねているために、配線3−11を形成する1工程
で、配線3−11及び上部オーミック電極を形成するこ
とができる。最後に、裏面に共通電極として、Au−G
e(厚さ、350オングストローム)、Ni(150オングスト
ローム)、Au(3000オングストローム)を順次真空蒸
着し、n側オーミック電極3−13を形成する。
【0049】本発明は前記実施例に限らず、各種の変形
が可能である。例えば、前記実施例においてはn−Ga
As基板を用いたが、P型基板を用いて他の積層膜の導
電型を上記の実施例と反対のものを用いてもよく、さら
に、本発明における化合物半導体材料としてはGaA
s、AlGaAs、InP、InGaAsP、GaAs
P、InAsP、InAs、InAsSb、InSb、
InGaSb等のIII−V族化合物半導体やII−VI族化
合物半導体、あるいはIV−VI族化合物半導体等の各種化
合物半導体及び混晶半導体が考えられる。
【0050】また、本発明の実施例で述べた結晶成長方
法としては、MOVPE法を用いたが、このほかにもL
PE(Liquid Phase Epitaxy)法やMBE(Molecular
BeamEpitaxy)法等があり、絶縁膜としてはSiO2膜を
用いたが、このほかにもSiN膜やAlN膜などを用
い、成膜方法としてもPE−CVD法以外にも熱CVD
法、MOCVD法、電子ビーム蒸着法やスパッタリング
法等がある。さらには、前記実施例で示されるような、
集積型発光ダイオードアレイを用いたプリンター光源の
発光部である端面発光型発光ダイオードに用いる積層構
造としては、上記のようなダブルヘテロ構造以外に、シ
ングルヘテロ構造やホモ接合構造等も適応可能である。
【0051】また、前記実施例に示される集積型発光ダ
イオードアレイを用いたプリンター光源では、その発光
部である出射端面は基板面に垂直に形成されているが、
その光出射端面は必ずしも基板面に対して垂直である必
要はなく、凡そ垂直な面、若しくは実効的に光出射端面
として機能する面であればよい。また、前記実施例で
は、コンタクトホールを矩形に限って説明したが、円
形、楕円等の他の形でも本発明の断線防止の方法は採用
することができるのは、明らかである。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、端面発光
型発光ダイオードアレイにおいて、各発光ダイオードの
上部オーミック電極とボンディングパッドを配線電極で
接続することにより、従来技術の各発光ダイオードの上
部オーミック電極から直接ボンディングを行う方法に比
較して、より高密度な端面発光型発光ダイオードアレイ
の形成が可能となる。即ち、各発光ダイオードの幅がワ
イヤーボンディングに要する幅に制限されずに微細化で
きる。本発明の場合には、配線電極の幅と発光ダイオー
ド素子製作上の微細加工が可能な幅の和により、素子の
集積度は決定される。従って本発明を用いることによ
り、600dpi(各発光ダイオードのピッチは42.3μmとな
る。)以上の高密度発光ダイオードアレイが作成可能と
なる。
【0053】さらに、端面発光型発光ダイオードアレイ
の各発光ダイオードの上部オーミック電極とコンタクト
した、配線電極がコンタクトホールの1つの縁において
段切れを生じた場合でも、コンタクトホールの他の縁に
おいて配線電極の段切れは生じない。従って、断線する
ことなく配線電極を形成することができ、各発光ダイオ
ードの上部オーミック電極に対して、安定に電流注入を
行うことが可能となる。さらには、素子の信頼性も向上
することが期待できる。
【0054】また、請求項2記載の発明によれば、端面
発光型発光ダイオードアレイにおいて、各発光ダイオー
ドの最上層とボンディングパッドを、上部オーミック電
極を兼用した配線電極で接続することにより、従来技術
の各発光ダイオードの上部オーミック電極から直接ボン
ディングを行う方法に比較して、より高密度な端面発光
型発光ダイオードアレイの形成が可能となる。即ち、各
発光ダイオードの幅がワイヤーボンディングに要する幅
に制限されずに微細化できる。本発明の場合には、配線
電極の幅と発光ダイオード素子製作上の微細加工が可能
な幅の和により、素子の集積度は決定される。従って本
発明を用いることにより、600dpi(各発光ダイオードの
ピッチは42.3μmとなる。)以上の高密度発光ダイオー
ドアレイが作成可能となる。
【0055】さらに、端面発光型発光ダイオードアレイ
の各発光ダイオードの最上層とコンタクトした、オーミ
ック電極を兼用の配線電極がコンタクトホールの1つの
縁において段切れを生じた場合でも、コンタクトホール
の他の縁において配線電極の段切れは生じない。従っ
て、断線することなく配線電極を形成することができ、
各発光ダイオードに対して、安定に電流注入を行うこと
が可能となる。さらには、素子の信頼性も向上すること
が期待できる。また、オーミック電極と配線電極を同一
工程で形成することにより、素子作成プロセスの簡略化
が図れる。これに伴い、素子製作の歩留まり向上と工程
削減によるコスト低減が可能となる。この結果、素子コ
ストの低減につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の端面発光型発光ダイオードアレ
イの斜視図である。
【図2】(a),(b)共に、図1の発光ダイオードの
断面図である。
【図3】第2の実施例の端面発光型発光ダイオードアレ
イの斜視図である。
【図4】(a),(b)共に、図3の発光ダイオードの
断面図である。
【図5】第3の実施例の端面発光型発光ダイオードアレ
イの斜視図である。
【図6】(a),(b)共に、図5の発光ダイオードの
断面図である。
【図7】従来技術の面発光型発光ダイオードアレイの上
面図である。
【図8】従来技術の端面発光型発光ダイオードアレイの
斜視図である。
【図9】従来の端面型発光ダイオードアレイの斜視図で
ある。
【図10】(a),(b),(c)すべて、従来の端面
発光型発光ダイオードの問題点を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1−8,2−8,3−8 化合物半導体基板 1−9,2−9,3−9 端面発光型発光ダイオード 1−10,2−10,3−10 上部オーミック電極 1−11,2−11,3−11 配線電極 1−12,2−12,3−12 ボンディングパッド 1−13,2−13,3−13 下部オーミック電極 1−14,2−14,3−14 絶縁膜 1−15,2−15,3−15 第1導電型クラッド
層 1−16,2−16,3−16 活性層 1−17,2−17,3−17 第2導電型クラッド
層 1−18,2−18,3−18 第2導電型キャップ
層 1−19,2−19,3−19 コンタクトホール 1−20,2−20,3−20 端面発光型発光ダイ
オードの光出射端面 1−21,2−21,3−21 コンタクトホールの
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 33/00 B41J 2/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光ダイオードを複数個、少なくとも一列
    配置してなる発光ダイオードアレイを有し、感光体に対
    向配置して、各発光ダイオードを選択的に点灯させたと
    き、感光体上にドット分割した像を形成するプリンター
    光源において、 前記発光ダイオードアレイが、各発光ダイオードの活性
    層を含む面と平行でない素子側面より光出力が得られ
    る、端面型発光ダイオードで構成されており、基板から段差をもって突出した各発光ダイオードの上部
    オーミック電極に上記基板から上記段差を経て 接続して
    いる配線が、前記上部オーミック電極上に形成された矩
    形のコンタクトホールの縁のうち、配線が通っている各
    発光ダイオードの側面と平行で、且つ、該側面に近い縁
    以外の縁を被って接続していることを特徴とするプリン
    ター光源。
  2. 【請求項2】発光ダイオードを複数個、少なくとも一列
    配置してなる発光ダイオードアレイを有し、感光体に対
    向配置して、各発光ダイオードを選択的に点灯させたと
    き、感光体上にドット分割した像を形成するプリンター
    光源において、 前記発光ダイオードアレイが、各発光ダイオードの活性
    層を含む面と平行でない素子側面より光出力が得られ
    る、端面型発光ダイオードで構成されており、基板から段差をもって突出した各発光ダイオード の最上
    層に上記段差を経て接続している上部オーミック電極を
    兼用している配線が、各発光ダイオードの最上層の上に
    形成された矩形のコンタクトホールの縁のうち、配線
    通っている各発光ダイオードの側面と平行で、且つ、該
    側面に近い縁以外の縁を被って、前記上部オーミック電
    極に接続されていることを特徴とするプリンター光源。
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