JPH11274634A - 半導体レーザアレイ素子および半導体レーザアレイ装置 - Google Patents

半導体レーザアレイ素子および半導体レーザアレイ装置

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JPH11274634A
JPH11274634A JP10069662A JP6966298A JPH11274634A JP H11274634 A JPH11274634 A JP H11274634A JP 10069662 A JP10069662 A JP 10069662A JP 6966298 A JP6966298 A JP 6966298A JP H11274634 A JPH11274634 A JP H11274634A
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semiconductor laser
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研一 上島
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恵一 宮内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無効電流の低下によるしきい値の低減。 【解決手段】 半導体基板に複数のレーザダイオードが
並列にモノリシックに設けられた半導体レーザアレイ素
子であって、前記半導体基板の一面側には前記各レーザ
ダイオードの全てのアノード電極およびカソード電極が
設けられている。レーザダイオードは前記半導体基板の
一面側に設けられた多層の半導体層部分に形成されると
ともに、レーザダイオードを構成する最下層の前記半導
体層の下に形成された絶縁手段と、前記半導体基板の一
面に設けられ前記絶縁手段に到達するアイソレーション
溝によって電気的に独立している。レーザダイオードは
N導電型のブロック層で正孔の流れ域を規定する電流狭
窄構造になっている。正孔の流れ域は電子に比較して狭
く、無効電流の低減によりしきい値が小さくなる。ま
た、各電極は相互に電気的に独立し、使い勝手がよくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体レーザアレイ
素子および半導体レーザアレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザは光通信用光源や情報機器
用光源として多用されている。半導体レーザの一つとし
て、複数本のレーザ光を出射する半導体レーザアレイ
(マルチビームレーザ)が知られている。
【0003】半導体レーザアレイは、化合物半導体基板
(以下単に半導体基板とも呼称する)にモノリシックに
形成されるが、この半導体素子(半導体チップ)を半導
体レーザアレイ素子(半導体レーザアレイチップ)と呼
称する。また、この半導体レーザアレイ素子を組み込ん
だ半導体レーザアレイ製品を半導体レーザアレイ装置と
呼称する。
【0004】工業調査会発行「電子材料」1987年6月
号、P107〜P111には、モノリシック形3ビーム半導体レ
ーザ素子(半導体レーザアレイ素子)が開示されてい
る。この文献には、CD,VD機器,レーザプリンタ,
POS,バーコードリーダをはじめ、文書ファイルシス
テムなどに使用される信号読み取り用光源としての可視
光半導体レーザについて記載されている。
【0005】また、株式会社、日立製作所、半導体事業
部発行「日立オプトデバイスデータブック」平成8年2
月発行、第7版、P12〜P18には、GaAlAs多重量
子井戸(MQW)構造の0.78μm帯の可視レーザダ
イオードについて記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】半導体レーザ(レーザ
ダイオード)の構造の一つとして、一対のブロック層で
クラッド層に生成されたリッジを挟持して電流狭窄を行
う構造がある。
【0007】この構造の半導体レーザ素子(半導体レー
ザチップ)1は、たとえば、図19に示すように、第1
導電型の化合物半導体基板(半導体基板2)の一面(上
面)側に第1導電型のクラッド層3,活性層4、第2導
電型のクラッド層5を順次積層した構造になっている。
【0008】また、前記第2導電型のクラッド層5には
ストライプ状のリッジ6が設けられている。このリッジ
6は前記第2導電型のクラッド層5の表面を一定の厚さ
に亘ってエッチングすることによって形成される。
【0009】また、前記リッジ6の両側は第1導電型の
ブロック層7で埋め込まれている。また、前記リッジ6
およびブロック層7は第1導電型のキャップ層8で被わ
れている。そして、前記キャップ層8上および半導体基
板2の他面(裏面)側にはアノード電極またはカソード
電極からなる電極9,10が形成された構造になってい
る。
【0010】このような半導体レーザでは、前記電極9
および電極10に所定の電圧を印加することによって、
前記リッジ6に対応する活性層4部分の端からレーザ光
を出射する。
【0011】図20は半導体基板としてN型のGaAs
基板を用いた半導体レーザチップを示す断面図であり、
図21はP型のGaAs基板を用いた半導体レーザチッ
プを示す断面図である。これらの図において、各部を示
す符号は図19と同一であるが、N型のGaAs基板を
用いた半導体レーザチップの場合は符号の後にNを付
し、P型のGaAs基板を用いた半導体レーザチップの
場合は符号の後にPを付してある。
【0012】また、リッジ6部分の丸印は、図20では
正孔(ホール)11を示し、図21では電子12を示
す。なお、図の明瞭化のために、電極部分を除いてハッ
チングは省略してある。
【0013】このような構造の半導体レーザチップ1
N,1Pでは、図20に示すようにN型のクラッド層5
Nによって正孔11の流れ域を狭窄するか、または図2
1に示すようにP型のクラッド層5Pによって電子12
の流れ域を狭窄する。
【0014】電子は正孔に比較して移動度が大きく、拡
がり易く電流が広がる。この結果、無効電流が増加し、
しきい値Ithが上昇して効率が低下する。
【0015】このように、電子は正孔に比較して移動度
が大きいことから、半導体基板としてはN型基板を用い
た半導体レーザチップが多用されている。
【0016】従来の半導体レーザチップは、半導体基板
の表裏面のうちの一面(表面)側にカソード電極(また
はアノード電極)を設け、他面(裏面)側にカソード電
極(またはアノード電極)を設ける構造になっている。
【0017】この結果、半導体基板の裏面電位がパッケ
ージの本体の基板電位となる構造の半導体レーザ装置で
は、基板電位が特定され、そのままでは電子機器に直接
搭載できない場合も発生し、電子機器の回路設計に工夫
を要する場合もある。たとえば、レーザビームプリンタ
においては、雑音の低減を目的として、半導体レーザチ
ップの基板電位をマイナス電位にして使用する回路構成
(ドライブ回路)もある。
【0018】他方、レーザビームプリンタ(LBP),
光ディスク,光磁気ディスク等の高速化を図るために、
光源となる半導体レーザをマルチビーム化することが知
られている。
【0019】本発明の目的は、しきい値を低くできる半
導体レーザアレイ素子を提供することにある。本発明の
他の目的は、使い勝手が半導体レーザアレイ素子の半導
体基板の電気的極性に作用されない半導体レーザアレイ
素子および半導体レーザアレイ装置を提供することにあ
る。本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴
は、本明細書の記述および添付図面からあきらかになる
であろう。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。 (1)半導体基板に複数のレーザダイオードが並列にモ
ノリシックに設けられた半導体レーザアレイ素子であっ
て、前記半導体基板の一面側には前記各レーザダイオー
ドの全てのアノード電極およびカソード電極が設けられ
ている。前記各レーザダイオードは前記半導体基板の一
面側に設けられた多層の半導体層部分に形成されている
とともに、各レーザダイオードはレーザダイオードを構
成する最下層の前記半導体層の下に形成された絶縁手段
と、前記半導体基板の一面に設けられ前記絶縁手段に到
達するアイソレーション溝によって電気的に独立してい
る。前記半導体基板と前記最下層の半導体層との間に逆
導電型の半導体層を介在させかつこれら3層によってN
PN構造またはPNP構造として前記絶縁手段を構成
し、または前記半導体基板を半絶縁性半導体基板としか
つこの半導体基板上に最下層の前記半導体層を配置して
前記絶縁手段を構成する。前記レーザダイオードはN導
電型のブロック層で正孔の流れ域を規定する電流狭窄構
造になっている。
【0021】このような半導体レーザアレイ素子を組み
込んだ半導体レーザアレイ装置は以下の構成になってい
る。パッケージ本体およびレーザ光を透過させる光透過
窓を有する蓋体とからなるパッケージと、前記パッケー
ジ本体に固定されかつ複数のレーザ光を出射する半導体
レーザアレイ素子と、前記パッケージ本体に取り付けら
れかつ前記パッケージの内外に亘って延在する複数の外
部電極端子と、前記半導体レーザアレイ素子の各電極と
前記外部電極端子を接続する接続手段とを有する半導体
レーザアレイ装置であって、前記半導体レーザアレイ素
子は前記手段(1)の構成になっている。
【0022】(2)前記手段(1)の構成において、前
記半導体基板の一面側には前記各レーザダイオードの全
てのアノード電極およびカソード電極が設けられている
とともに、前記半導体基板の他面側には前記半導体基板
の一面側に設けられた少なくとも一つの電極に接続部を
介して電気的に接続される電極が設けられている。
【0023】(3)前記手段(1)または(2)の構成
において、前記レーザダイオードのアノード電極または
カソード電極のうちの一方の電極は前記半導体基板の一
面側に設けられた導電層を介して他のレーザダイオード
の同極の電極に電気的に接続されている。
【0024】前記(1)の手段によれば、(a)各レー
ザダイオードは移動度の小さい正孔を狭窄することか
ら、電流狭窄部分での電流の拡がりを抑えることがで
き、無効電流を低減することができる。この結果、しき
い値が小さくなり、動作電流の低減が達成できる。
【0025】(b)半導体レーザアレイ素子に形成され
る各レーザダイオードは、半導体基板から電気的に独立
し、かつ各レーザダイオードのアノードおよびカソード
電極は半導体基板の一面に設けられていることから、使
用時、半導体基板の電気的極性に左右されず使い勝手が
良くなる。また、この使い勝手の良さは、半導体レーザ
アレイ素子を組み込んだ半導体レーザアレイ装置につい
ても同様である。
【0026】前記(2)の手段によれば、前記手段
(1)の効果に加え、前記半導体基板の他面側には前記
半導体基板の一面側に設けられた少なくとも一つの電極
に接続部を介して電気的に接続される電極が設けられて
いることから、この半導体基板の他面側の電極もレーザ
ダイオードの駆動用の一方の電極として使用することが
でき、半導体レーザアレイ装置に組み込む場合には、電
極取り出し設計が容易になる。
【0027】前記(3)の手段によれば、前記手段
(1)または手段(2)の効果に加え、複数のレーザダ
イオードのうちの一部の同極の電極は半導体基板の一面
側に設けられた導電層を介して相互に接続される構造に
なることから、半導体レーザアレイ装置での外部電極端
子を少なくすることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0029】(実施形態1)図1乃至図13は本発明の
一実施形態(実施形態1)である半導体レーザアレイ素
子および半導体レーザアレイ装置に係わる図である。
【0030】本実施形態1では、たとえば0.78μm
帯のレーザビームを2本出射する半導体レーザに本発明
を適用した例について説明する。
【0031】図1に示すように、本実施形態1の半導体
レーザアレイ素子(半導体レーザアレイチップ)20
は、たとえば光導波路の延在方向に沿う縦(奥行き)の
長さが250μm、横幅が300μm、厚さが100μ
mの矩形体からなっている。
【0032】半導体レーザアレイチップ20の表面(一
面、図で上面)の横幅の中央部分には、縦方向に沿って
アイソレーション溝(絶縁分離溝)21が設けられてい
る。このアイソレーション溝21の両側には、それぞれ
レーザダイオード22が設けられている。
【0033】また、各レーザダイオード22において
は、半導体レーザチップ1の上面側にそれぞれ縦方向に
沿って電極分離溝23が設けられている。この電極分離
溝23と前記アイソレーション溝21との間のメサ部2
4の上面にはアノード電極25が設けられ、電極分離溝
22と半導体レーザチップ1の端との間の電極導出部2
6の上面にはカソード電極27が設けられている。
【0034】また、半導体レーザアレイチップ20の表
面(一面)は前記電極25,27を除いて絶縁膜29で
被われている。
【0035】半導体レーザアレイチップ20は、図2の
拡大断面図にも示すように化合物半導体基板に形成され
ている。化合物半導体基板は、本実施形態1ではN導電
型(N型)のGaAs基板(半導体基板)30となって
いる。N−GaAs基板30は100μm弱の厚さとな
り、Siを不純物とし、不純物濃度が2×1018cm~3
程度のGaAs板で形成されている。
【0036】前記半導体基板(N−GaAs基板)30
の一面側、すなわち図1では表面(上面)側には多層に
半導体層が形成され、この部分にそれぞれレーザダイオ
ードが形成されている。
【0037】前記アイソレーション溝21は前記多層の
半導体層を貫き、N−GaAs基板30の表層にまで到
達し、このアイソレーション溝21でN−GaAs基板
30を左右に電気的に分離している。
【0038】アイソレーション溝21を隔てて設けられ
る左右のレーザダイオード22は、アイソレーション溝
21に対して対称な構造である。
【0039】前記N−GaAs基板30の一面(表面)
側には、前記N−GaAs基板30とは逆導電型(P導
電型)となる半導体層31、すなわちP−GaAs層3
1が設けられている。このP−GaAs層31は、Zn
を不純物とし、不純物濃度が1×1018cm~3程度とな
る厚さ3μm程度の層になっている。
【0040】また、前記P−GaAs層31の上にはN
−GaAsバッファー層32が設けられている。このN
−GaAsバッファー層32は、Seを不純物とし、不
純物濃度が1×1018cm~3程度となる厚さ3μm程度
の層になっている。このN−GaAsバッファー層32
がレーザダイオード22を構成する最下層の半導体層に
なる。
【0041】前記N−GaAs基板30,P−GaAs
層31,N−GaAsバッファー層32の3層によって
NPNの接合による絶縁手段が形成され、このNPN構
造と、前記アイソレーション溝21によって各レーザダ
イオード22は電気的に独立する構造になる。
【0042】半導体レーザアレイ素子をP型基板で形成
するときは、絶縁手段はPNP構造になる。
【0043】アイソレーション溝21によって区画され
たN−GaAs基板30上には、前記P−GaAs層3
1およびN−GaAsバッファー層32が重なって延在
する。前記電極分離溝23は前記N−GaAsバッファ
ー層32の表層にまで到達する。
【0044】前記メサ部24および電極導出部26にお
いて、前記N−GaAsバッファー層32上にN−Ga
AlAsクラッド層33が設けられている。このN−G
aAlAsクラッド層33は、Seを不純物とし、不純
物濃度が1×1018cm~3程度となる厚さ1.5μm程
度の層になっている。またAlの混晶比xは0.5であ
る。
【0045】前記電極導出部26のN−GaAlAsク
ラッド層33上にはN−GaAsコンタクト層34が設
けられるとともに、このN−GaAlAsクラッド層3
3上にはカソード電極27が設けられている。前記N−
GaAsコンタクト層34は、Seを不純物とし、不純
物濃度が2×1018cm~3程度となる厚さ1μm程度の
層になっている。
【0046】前記メサ部24のN−GaAlAsクラッ
ド層33上には多重量子井戸(MQW)からなる活性層
40が設けられている。この活性層(MQW活性層)4
0は、たとえば、GaAlAsからなる障壁層(厚さ5
nm)とGaAlAsからなる井戸層(厚さ10nm)
を交互に積み重ねた層となり、井戸層が3層となる層で
あり、それぞれ厚さ10nmのGaAlAsからなるガ
イド層間に設けられている。
【0047】また、前記MQW活性層40上にはP−G
aAlAsクラッド層41が設けられている。このP−
GaAlAsクラッド層41の一部にはは台形状の断面
をしたストライプ状のリッジ42が設けられている。こ
のリッジ42は半導体レーザアレイチップ20の縦方向
に延在し、このリッジ42の真下のMQW活性層40部
分が光導波路となる。
【0048】半導体レーザアレイ素子20の2本の光導
波路の間隔は、たとえば、100μm程度になってい
る。
【0049】P−GaAlAsクラッド層41は、Zn
を不純物とし、不純物濃度が8×1017cm~3程度とな
る厚さ1.5μm程度の層になっている。リッジ42は
P−GaAlAsクラッド層41からおよそ1.2μm
程度突出している。またリッジ42の幅は、下の太い部
分でおよそ5μmである。
【0050】リッジ42の両側のP−GaAlAsクラ
ッド層41上には、電流狭窄を行うためのN−GaAs
ブロック層43が設けられている。このN−GaAsブ
ロック層43は、Seを不純物とし、不純物濃度が2×
1018cm~3となる厚さ1.2μm程度の層になってい
る。
【0051】また、前記リッジ42およびN−GaAs
ブロック層43上には、P−GaAsキャップ層44が
設けられている。このP−GaAsキャップ層44は、
Znを不純物とし、不純物濃度が5×1019cm~3程度
となる厚さ2.0μm程度の層になっている。
【0052】前記P−GaAsキャップ層44上にアノ
ード電極25が設けられている。また、アノード電極2
5やカソード電極27を除いた半導体レーザアレイチッ
プ20の表面は一層または多層のSiO2 膜やPSG膜
からなる絶縁膜29で被われている。
【0053】つぎに、本実施形態1の半導体レーザアレ
イ素子20の製造方法について、図3〜図9を参照しな
がら説明する。
【0054】半導体レーザアレイ素子20の製造におい
ては、最初に半導体基板が用意される。実際の製造にお
いては寸法の大きいウエハと呼称される半導体基板が用
意され、素子形成の最終段階でウエハを縦横に分断して
小片からなる半導体レーザアレイ素子を製造するもので
あるが、説明の便宜上、単一の半導体レーザアレイ素子
を製造する状態で以下説明する。
【0055】半導体基板30は、厚さ数百μmのN導電
型のGaAs基板で構成されている。このN−GaAs
基板30は、Siを不純物とし、不純物濃度が2×10
18cm~3程度となっている。
【0056】つぎに、図3に示すように、多層の半導体
層を順次MOCVD(MetalorganicChemical Vapor Dep
osition)法やMBE(Molecular Beam Epitaxy)法で
形成する。多層の半導体層は、最下層のP−GaAs層
31とこのP−GaAs層31上に順次形成されたN−
GaAsバッファー層32,N−GaAlAsクラッド
層33,MQW活性層40,P−GaAlAsクラッド
層41からなっている。
【0057】前記P−GaAs層31は、Znを不純物
とし、不純物濃度が1×1018cm~3程度となる厚さ3
μm程度の層になっている。
【0058】前記N−GaAsバッファー層32は、S
eを不純物とし、不純物濃度が1×1018cm~3程度と
なる厚さ3μm程度の層になり、レーザダイオード22
を構成する最下層の半導体層になる。
【0059】また、前記N−GaAs基板30,P−G
aAs層31,N−GaAsバッファー層32の3層に
よってNPNの接合による絶縁手段が形成される。
【0060】前記N−GaAlAsクラッド層33は、
Seを不純物とし、不純物濃度が1×1018cm~3程度
となる厚さ1.5μm程度の層になっている。またAl
の混晶比xは0.5である。
【0061】前記MQW活性層40は、たとえば、Ga
AlAsからなる障壁層(厚さ5nm)とGaAlAs
からなる井戸層(厚さ10nm)を交互に積み重ねた層
となり、井戸層が3層となる層であり、それぞれ厚さ1
0nmのGaAlAsからなるガイド層間に設けられ、
全体で60nm程度の厚さの層である。
【0062】前記P−GaAlAsクラッド層41はZ
nを不純物とし、不純物濃度が8×1017cm~3程度と
なる厚さ1.5μm程度の層になっている。
【0063】つぎに、図4に示すように、N−GaAs
基板30の表面にストライプ状の2本のマスク50を形
成した後、このマスク50をマスクとして前記P−Ga
AlAsクラッド層41を厚さが0.3μm程度残るよ
うにエッチングする。前記マスク50は幅が5μm程度
となり、間隔は100μm程度になっている。
【0064】このエッチングによって、GaAs表面G
aAlAsの結晶性およびN−GaAs基板30の表面
の結晶面から、前記マスク50の真下には、台形断面の
リッジ42が形成される。このリッジ42の下部分の幅
は5μm程度となり、高さは1.2μm程度になる。
【0065】つぎに、図5に示すように、マスク50を
用いて選択的に埋め込み成長を行うことによって前記リ
ッジ42の両側のP−GaAlAsクラッド層41上に
N−GaAsブロック層43を形成するとともにマスク
50を除去後、N−GaAs基板30の表面全体をP−
GaAsキャップ層44で被う。
【0066】前記N−GaAsブロック層43は、Se
を不純物とし、不純物濃度が2×1018cm~3となる厚
さ1.2μm程度の層になり、前記エッチングによって
窪んだ部分を埋め込むようになる。
【0067】前記P−GaAsキャップ層44は、Zn
を不純物とし、不純物濃度が5×1019cm~3程度とな
る厚さ2.0μm程度の層になっている。
【0068】つぎに、図6に示すように、2本のリッジ
42を含む中央領域上にマスク51を形成する。その
後、このマスク51をマスクとして前記MQW活性層4
0までエッチングを行い、N−GaAlAsクラッド層
33を露出させる。このエッチングによって露出する部
分が電極導出部26となる。
【0069】つぎに、図7に示すように、MOCVD法
等によって露出した前記N−GaAlAsクラッド層3
3の表面にN−GaAsコンタクト層34を形成する。
このN−GaAsコンタクト層34は、Seを不純物と
し、不純物濃度が2×1018cm~3程度となる厚さ1μ
m程度の層になっている。N−GaAsコンタクト層3
4を形成した後、前記マスク51を除去する。
【0070】つぎに、図8に示すように、N−GaAs
基板30の表面にマスク52を形成した後、このマスク
52をマスクとしてV字状のアイソレーション溝(絶縁
分離溝)21を形成する。このアイソレーション溝21
は、多層の半導体層を貫きN−GaAs基板30の表層
部分にまで到達する。このアイソレーション溝21は相
互に独立して駆動制御される二つのレーザダイオードを
並列に形成するためである。アイソレーション溝21の
形成後、前記マスク52は除去される。
【0071】つぎに、図9に示すように、電極導出部2
6の外れに電極分離溝23を形成する。この電極分離溝
23は、N−GaAsバッファー層32の表層部分にま
で到達する。この電極分離溝23の形成によって、電極
分離溝23とアイソレーション溝21との間にメサ部2
4が形成される。リッジ42はこのメサ部24の部分に
位置している。
【0072】つぎに、図9に示すように、N−GaAs
基板30の表面に選択的にSiO膜やPSG膜等から
なる一層または多層の絶縁膜29を形成するとともに、
メサ部24上にアノード電極25を形成し、電極導出部
26上にカソード電極27を形成する。
【0073】これにより、図1および図2に示される半
導体レーザアレイ素子20が製造されることになる。
【0074】このような半導体レーザアレイ素子20
は、封止容器に組み込まれて図10に示されるような半
導体レーザアレイ装置60になる。図10は一部を切り
欠いた半導体レーザアレイ装置の斜視図である。
【0075】半導体レーザアレイ装置60は、アセンブ
リの主体部品となるパッケージ本体61と、このパッケ
ージ本体61の表面側に取り付けられる蓋体62とを有
している。パッケージは、パッケージ本体61と蓋体6
2によって形成される。
【0076】前記パッケージ本体61は数mmの厚さの
円形の金属板からなり、その表面の中央から外れた部分
には銅製のヒートシンク63が鑞材等で固定されてい
る。
【0077】前記ヒートシンク63の前記パッケージ本
体61の中央に面する側面(前面)の先端側にはシリコ
ンカーバイト(SiC)からなるサブマウント64が固
定されている。
【0078】前記サブマウント64は、図13に示すよ
うに、半導体レーザアレイ素子20よりも大きい矩形板
からなり、一面の実装面には4本の配線65が設けられ
ている。これらの配線65の一端は前記半導体レーザア
レイ素子20のアノード電極25やカソード電極27に
重なる接続部となっている。この接続部分には、PbS
nからなる半田層66が形成されている。半田層66
は、カソード電極27に対する側がアノード電極25に
対する側よりも厚く形成され、アノード電極25および
カソード電極27との間で確実な接続が得られるように
なっている。
【0079】半導体レーザアレイ素子20は、電極を固
定側の状態にして、前記サブマウント64に固定され
る。半導体レーザアレイ素子20が固定されたサブマウ
ント64が前記ヒートシンク63に固定される。
【0080】図13は半導体レーザアレイ素子20を固
定しない前のサブマウント64と半導体レーザアレイ素
子20を示す図であり、図12は半導体レーザアレイ素
子20を固定(実装)した状態でのサブマウント64を
示す図である。
【0081】これらの図から分かるように前記配線65
の他端は、半導体レーザアレイ素子20から外れて延在
する引出し部分となるとともに、ワイヤを接続するため
のワイヤボンディング部67になっている。
【0082】また、サブマウント64の他面、すなわち
前記ヒートシンク63に固定される固定面にはメタライ
ズ層68が形成されている。
【0083】前記配線65およびメタライズ層68は、
たとえば、Ti/Pt/Auの3層構造となっている。
【0084】また、前記パッケージ本体61の中央に
は、前記半導体レーザアレイ素子20の後端から出射さ
れるレーザ光を受光する受光素子70が固定されてい
る。
【0085】また、前記パッケージ本体61には6本の
外部電極端子(リード)71が固定されている。5本の
リード71は絶縁体72を介してパッケージ本体61に
貫通状態で固定されている。残りの1本のリード71は
パッケージ本体61の裏面に突き合わせ状態で固定され
ている。
【0086】パッケージ本体61の表面側に突出したリ
ード71の先端と、前記サブマウント64の配線65の
ワイヤボンディング部67や受光素子70の一方の電極
は、導電性のワイヤ73で電気的に接続されている。受
光素子70の裏面の電極はパッケージ本体61を介して
1本のリード71に電気的に接続される。
【0087】図11は半導体レーザアレイ装置60の等
価回路図である。二つのレーザダイオード22および受
光素子70の各電極はそれぞれ電気的に独立したリード
71に接続されている。
【0088】他方、前記蓋体62はキャップ構造からな
るとともに、その中央にレーザ光(レーザビーム)75
を透過させる光透過窓76を有している。この光透過窓
76は、蓋体62に設けた穴の部分に透明ガラス板77
を重ねて固定することによって形成される。
【0089】このような半導体レーザアレイ装置60に
おいては、所定のリード71にそれぞれ所定の電圧を印
加することによって、一方または両方のレーザダイオー
ド22を動作させてレーザ光75を光透過窓76から放
射することができる。また、これらの光出力は前記受光
素子70でモニターできることになる。
【0090】図14は本実施形態1の半導体レーザアレ
イ装置60をレーザビームプリンタに組み込んだ状態を
示す模式図である。
【0091】半導体レーザアレイ装置60から出射した
2本のレーザ光(レーザビーム)75を回転制御される
ポリゴンミラー80で反射させ、fθレンズ81を通し
てレーザビームプリンタの感光ドラム82の表面に集光
させる。レーザビーム75は感光ドラム82の軸方向に
沿って走査される。また、感光ドラム82は回転する。
【0092】感光ドラム82は書き込む前に一様に帯電
されていることから、レーザビーム75が照射された部
分は電位が抜け、そこにカーボン粉末(トナー)が付着
して現像されることになる。図示しない転写部分で静電
力によって前記トナーを紙に写し取ることによってレー
ザビームプリンタが行われる。
【0093】半導体レーザアレイ装置60は2本のレー
ザビーム75を出射することから、一回の走査で2本の
レーザビーム75による幅の広い顕像化が可能になり、
1本のレーザビーム75の場合よりも所定行の印刷時間
が半分になる。
【0094】本実施形態1によれば以下の効果を奏す
る。 (1)各レーザダイオード22は移動度の小さい正孔を
狭窄することから、電流狭窄部分での電流の拡がりを抑
えることができ、無効電流を低減することができる。こ
の結果、しきい値が小さくなり、動作電流の低減が達成
できる。
【0095】(2)半導体レーザアレイ素子20に形成
される各レーザダイオード22は、半導体基板30から
電気的に独立し、かつ各レーザダイオード22のアノー
ド電極25およびカソード電極27は半導体基板30の
一面に設けられていることから、使用時、半導体基板3
0の電気的極性に左右されず使い勝手が良くなる。ま
た、この使い勝手の良さは、半導体レーザアレイ素子2
0を組み込んだ半導体レーザアレイ装置60についても
同様である。
【0096】(実施形態2)図15は本発明の他の実施
形態(実施形態2)である半導体レーザアレイ素子を示
す断面図である。
【0097】本実施形態2の半導体レーザアレイ素子2
0は、前記実施形態1において、N−GaAsコンタク
ト層34を設けることなく、N−GaAsバッファー層
32上にカソード電極27を設ける構造である。本実施
形態2によれば、製造工程の簡略化が図れる。
【0098】(実施形態3)図16は本発明の他の実施
形態(実施形態3)である半導体レーザアレイ素子を示
す断面図である。
【0099】本実施形態3の半導体レーザアレイ素子2
0は、前記実施形態1において、電極導出部26でのN
−GaAlAsクラッド層33に到達するエッチングを
行わず、電極分離溝23を形成する際に電極導出部26
にコンタクトホール85を形成し、このコンタクトホー
ル85の部分にカソード電極27を形成したものであ
る。
【0100】本実施形態3では、カソード電極27の面
積が広くなり、ハンダ(ソルダー)の濡れ性が向上し、
電気的接続の信頼性が高くなる。
【0101】(実施形態4)図17は本発明の他の実施
形態(実施形態4)である半導体レーザアレイ素子を示
す断面図である。
【0102】本実施形態4の半導体レーザアレイ素子2
0は、前記実施形態3において、コンタクトホール85
を複数とした構造である。
【0103】本実施形態4では、カソード電極27の面
積が前記実施形態3に比較してさらに広くなり、ハンダ
(ソルダー)の濡れ性が向上し、電気的接続の信頼性が
高くなる。
【0104】(実施形態5)図18は本発明の他の実施
形態(実施形態5)である半導体レーザアレイ素子を示
す断面図である。
【0105】本実施形態5では前記実施形態3の場合と
は各部の導電型が逆となっている。したがって、各部の
符号は前記実施形態3(実施形態1)の数字の次にPな
る文字を付して説明することにする。
【0106】本実施形態5の半導体レーザアレイ素子2
0Pは、前記実施形態3の半導体レーザアレイ素子20
Pにおいて、前記アイソレーション溝21Pの底部分の
絶縁膜29Pに孔86を設けるとともに、前記アイソレ
ーション溝21Pを被う絶縁膜29P上に導電層87を
設けた構造になっている。この導電層87はアイソレー
ション溝21Pの両側のレーザダイオード22Pのアノ
ード電極25Pにそれぞれ接続されるとともに、前記孔
86の部分で半導体基板30Pに電気的に接続されてい
る。また、半導体基板30Pの他面(裏面)には裏面電
極88が設けられている。
【0107】すなわち、本実施形態5の半導体レーザア
レイ素子20Pでは、レーザダイオード22Pのアノー
ド電極25Pは導電層87,半導体基板30Pを介して
裏面電極88に電気的に接続された構造になっている。
【0108】換言するならば、本実施形態5では、半導
体基板30Pの一面側には各レーザダイオード22Pの
全てのアノード電極25Pおよびカソード電極27Pが
設けられているとともに、前記半導体基板30Pの一面
側に設けられた少なくとも一つの電極、すなわちアノー
ド電極25Pに、接続部としての導電層87,半導体基
板30Pを介して電気的に接続される裏面電極88が、
前記半導体基板30Pの他面側に設けられた構造になっ
ている。
【0109】本実施形態5によれば、前記半導体基板3
0Pの一面側にすべてのレーザダイオード22Pの全て
の電極が配置されているとともに、他面側には裏面電極
88が設けられていることから、この半導体基板30P
の他面側の裏面電極88もレーザダイオード22Pの駆
動用の一方の電極として使用することができ、半導体レ
ーザアレイ装置に組み込む場合には、電極取り出し設計
が容易になる。
【0110】本実施形態5によれば、複数のレーザダイ
オード22Pのうちの一部の同極の電極(アノード電極
25P)は半導体基板30Pの一面側に設けられた導電
層87を介して相互に接続される構造になることから、
半導体レーザアレイ装置での外部電極端子を少なくする
ことができる。
【0111】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない、たとえ
ばレーザダイオードはさらに多く配置する構造でもよ
い。
【0112】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。 (1)複数のレーザダイオードを組み込んだ半導体レー
ザアレイ素子において、各レーザダイオードは移動度の
小さい正孔を狭窄する構造になっていることから、電流
狭窄部分での電流の拡がりを抑えることができ、しきい
値および動作電流の低減を図ることができる。 (2)半導体レーザアレイ素子に形成される各レーザダ
イオードは、半導体基板から電気的に独立し、かつ各レ
ーザダイオードのアノードおよびカソード電極は半導体
基板の一面に設けられていることから、使用時、半導体
基板の電気的極性に左右されず使い勝手が良くなる。 (3)前記(2)より、本発明の半導体レーザアレイ素
子を組み込んだ半導体レーザアレイ装置では、各レーザ
ダイオードの外部電極端子は相互に独立していることか
ら、組み込まれる電子機器の回路システム如何に作用さ
れず、その使用勝手は良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(実施形態1)である半導
体レーザアレイ素子を示す斜視図である。
【図2】本実施形態1の半導体レーザアレイ素子の一部
の拡大断面図である。
【図3】本実施形態1の半導体レーザアレイ素子の製造
において、主面に半導体層を多層に形成した半導体基板
の断面図である。
【図4】本実施形態1の半導体レーザアレイ素子の製造
において、主面にレーザダイオードを形成するためのリ
ッジを2本形成した半導体基板の断面図である。
【図5】本実施形態1の半導体レーザアレイ素子の製造
において、主面に埋め込み層を含む半導体層を形成した
半導体基板の断面図である。
【図6】本実施形態1の半導体レーザアレイ素子の製造
において、カソード電極を形成する領域の半導体層を数
層に亘ってエッチングした半導体基板の断面図である。
【図7】本実施形態1の半導体レーザアレイ素子の製造
において、カソード電極を形成する領域の半導体層上に
コンタクト層を形成した半導体基板の断面図である。
【図8】本実施形態1の半導体レーザアレイ素子の製造
において、リッジ間に絶縁分離溝を設けた半導体基板の
断面図である。
【図9】本実施形態1の半導体レーザアレイ素子の製造
において、電極分離溝を設けるとともに、主面にカソー
ド電極およびアノード電極を形成した半導体基板の断面
図である。
【図10】本実施形態1の半導体レーザアレイ素子を組
み込んだ半導体レーザアレイ装置の一部を切り欠いた斜
視図である。
【図11】前記半導体レーザアレイ装置の等価回路図で
ある。
【図12】前記半導体レーザアレイ装置においてサブマ
ウントに半導体レーザアレイ素子が搭載された状態を示
す斜視図である。
【図13】前記サブマウントと半導体レーザアレイ素子
との固定位置関係を示す斜視図である。
【図14】前記半導体レーザアレイ装置をレーザビーム
プリンタに組み込んだ状態を示す一部の概略斜視図であ
る。
【図15】本発明の他の実施形態(実施形態2)である
半導体レーザアレイ素子を示す断面図である。
【図16】本発明の他の実施形態(実施形態3)である
半導体レーザアレイ素子を示す断面図である。
【図17】本発明の他の実施形態(実施形態4)である
半導体レーザアレイ素子を示す断面図である。
【図18】本発明の他の実施形態(実施形態5)である
半導体レーザアレイ素子を示す断面図である。
【図19】従来の半導体レーザチップを示す断面図であ
る。
【図20】従来の半導体レーザチップにおいて電流狭窄
されるホールの動きを示す模式図である。
【図21】従来の半導体レーザチップにおいて電流狭窄
される電子の動きを示す模式図である。
【符号の説明】
1…半導体レーザアレイ素子(半導体レーザチップ)、
2…半導体基板、3…第1導電型のクラッド層、4…活
性層、5…第2導電型のクラッド層、7…第1導電型の
ブロック層、8…第1導電型のキャップ層、9,10…
電極、11…正孔(ホール)、12…電子、20…半導
体レーザアレイ素子(半導体レーザアレイチップ)、2
1…アイソレーション溝(絶縁分離溝)22…レーザダ
イオード、23…電極分離溝、24…メサ部、25…ア
ノード電極、26…電極導出部、27…カソード電極、
29…絶縁膜、30…半導体基板(N−GaAs基
板)、31…逆導電型の半導体層(P−GaAs層)、
32…N−GaAsバッファー層、33…N−GaAl
Asクラッド層、34…N−GaAsコンタクト層、4
0…活性層(MQW活性層)、41…P−GaAlAs
クラッド層、42…リッジ、43…N−GaAsブロッ
ク層、44…P−GaAsキャップ層、50〜52…マ
スク、60…半導体レーザアレイ装置、61…パッケー
ジ本体、62…蓋体、63…ヒートシンク、64…サブ
マウント、65…配線、66…半田層、67…ワイヤボ
ンディング部、68…メタライズ層、70…受光素子、
71…外部電極端子(リード)、72…絶縁体、73…
ワイヤ、75…レーザビーム(レーザ光)、76…光透
過窓、77…透明ガラス板、80…ポリゴンミラー、8
1…fθレンズ、82…感光ドラム、85…コンタクト
ホール、86…孔、87…導電層、88…裏面電極。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に複数のレーザダイオードが
    並列にモノリシックに設けられた半導体レーザアレイ素
    子であって、前記半導体基板の一面側には前記各レーザ
    ダイオードの全てのアノード電極およびカソード電極が
    設けられていることを特徴とする半導体レーザアレイ素
    子。
  2. 【請求項2】 半導体基板に複数のレーザダイオードが
    並列にモノリシックに設けられた半導体レーザアレイ素
    子であって、前記半導体基板の一面側には前記各レーザ
    ダイオードの全てのアノード電極およびカソード電極が
    設けられているとともに、前記半導体基板の他面側には
    前記半導体基板の一面側に設けられた少なくとも一つの
    電極に接続部を介して電気的に接続される電極が設けら
    れていることを特徴とする半導体レーザアレイ素子。
  3. 【請求項3】 前記各レーザダイオードは前記半導体基
    板の一面側に設けられた多層の半導体層部分に形成され
    ているとともに、各レーザダイオードはレーザダイオー
    ドを構成する最下層の前記半導体層の下に形成された絶
    縁手段と、前記半導体基板の一面に設けられ前記絶縁手
    段に到達するアイソレーション溝によって電気的に独立
    していることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の半導体レーザアレイ素子。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板と前記最下層の半導体層
    との間に逆導電型の半導体層を介在させかつこれら3層
    によってNPN構造またはPNP構造として前記絶縁手
    段を構成し、または前記半導体基板を半絶縁性半導体基
    板としかつこの半導体基板上に最下層の前記半導体層を
    配置して前記絶縁手段を構成することを特徴とする請求
    項3に記載の半導体レーザアレイ素子。
  5. 【請求項5】 前記レーザダイオードのアノード電極ま
    たはカソード電極のうちの一方の電極は前記半導体基板
    の一面側に設けられた導電層を介して他のレーザダイオ
    ードの同極の電極に電気的に接続されていることを特徴
    とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の半
    導体レーザアレイ素子。
  6. 【請求項6】 前記レーザダイオードはN導電型のブロ
    ック層で正孔の流れ域を規定する電流狭窄構造になって
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
    1項に記載の半導体レーザアレイ素子。
  7. 【請求項7】 パッケージ本体およびレーザ光を透過さ
    せる光透過窓を有する蓋体とからなるパッケージと、前
    記パッケージ本体に固定されかつ複数のレーザ光を出射
    する半導体レーザアレイ素子と、前記パッケージ本体に
    取り付けられかつ前記パッケージの内外に亘って延在す
    る複数の外部電極端子と、前記半導体レーザアレイ素子
    の各電極と前記外部電極端子を接続する接続手段とを有
    する半導体レーザアレイ装置であって、前記半導体レー
    ザアレイ素子は前記請求項1乃至請求項6のいずれか1
    項に記載の構成になっていることを特徴とする半導体レ
    ーザアレイ装置。
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