JP3500820B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法、特に各素子領域を絶縁膜で分離した半導体装置の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】IC、LSI等の半導体デバイスは、多
数の素子が集積化して設けられており、各素子間は一般
に絶縁膜により分離されている。そして、絶縁膜による
分離方法として最も一般的な方法は選択酸化膜(LOC
OS)により分離する方法である。図4(A)、(B)
はそのような分離方法を採った半導体装置の断面構造を
示すものであり、(A)は断面図、(B)はバーズビー
ク部を拡大して示す断面図である。
【0003】図4(A)において、aはシリコン半導体
基板、bは該シリコン半導体基板aの表面を選択酸化す
ることにより形成された選択酸化膜で、素子間分離絶縁
膜としての役割を果たす。cは該選択酸化膜bにより他
の半導体素子から電気的に分離されたMOSトランジス
タ、sはそのソース、dはそのドレイン、gはそのゲー
ト電極である。かかる素子間分離用の選択酸化膜bは、
シリコン半導体基板aの表面を酸化してパッド酸化膜
(膜厚例えば10nm)e[ 図4(B)参照] を形成
し、その後、酸化すべきでない部分上をSi34 から
なる耐酸化マスク膜(膜厚例えば100nm)f[ 図4
(B)参照] によりマスクし、その状態で半導体基板a
表面を酸化することにより形成される。
【0004】また、絶縁膜による分離方法として、図5
に示すようなトレンチ分離法もある。これは、半導体基
板aの表面にトレンチtを形成し、該トレンチtを絶縁
物(例えばシリコン酸化物)hで埋めて該絶縁物hによ
り素子間分離するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4
(A)、(B)に示した選択酸化膜により素子間を分離
する半導体装置には、バーズビークiが発生し、実際に
素子が形成できる素子領域と、上記耐酸化マスク膜fで
覆った領域(謂わば設計上の素子領域)との間に、変換
差と称される差が生じるという問題がある。というの
は、半導体基板aの酸化工程で酸化をする酸素が耐酸化
マスク膜f下の外側から耐酸化マスク膜f下に侵入し、
酸化をするので、耐酸化マスク膜f下にも酸化部分が生
じるからである。特に、パッド酸化膜eを通って比較的
多くの酸素が侵入し酸化部分を大きくする要因になる。
それは断面形状が鳥の嘴状なのでバーズビークBir
d’s Beakと称される。従って、そのバーズビー
クにより実際に形成できる半導体素子領域が狭められ、
変換差が生じるのである。
【0006】このような変換差の存在は、MOSトラン
ジスタの場合には素子の微細化に伴い狭チャンネル効果
の発生要因になるので、好ましくない。かかる変換差は
パッド酸化膜eを薄くすることにより、そして耐酸化マ
スク膜fを厚くすることにより小さくすることができ得
る。というのは、パッド酸化膜eがバーズビークiをつ
くる酸素を運ぶので、それを薄くすることにより酸素の
侵入量を少なくすることができ、そして、酸素の侵入を
阻む耐酸化マスク膜fを厚くすることにより侵入してバ
ーズビークをつくる酸素の侵入量を少なくすることがで
きるからである。
【0007】 しかし、パッド酸化膜eを薄くして耐酸
化マスク膜fを厚くすると、基板aと耐酸化マスク膜f
との間の熱膨張係数の違いに起因する熱ストレスをパッ
ド酸化膜eにより吸収しきれず、選択酸化膜の形成時に
半導体基板aに結晶欠陥が発生する原因になる。従っ
て、パッド酸化膜eの膜厚を薄くすることには限界があ
る。従って、変換差を小さくすることには限界があっ
た。一方、図5に示すトレンチ分離法によれば、かかる
変換差をなくすことができる。しかし、このような分離
法には、トレンチを必要な深さ、例えば1乃至2μmに
均一に形成することが極めて難しく、また、トレンチに
絶縁膜を埋めると応力により結晶欠陥が半導体基板に生
じ易くなるという問題もある。そこで、本願発明者は半
導体基板上に絶縁層を形成し、その絶縁層を選択的にエ
ッチングすることによりエッチング部を設け、各エッチ
ング部に半導体層、例えばエピタキシャル成長層を形成
することを案出した。しかし、単に、各エッチング部に
同時に半導体層、例えばエピタキシャル成長層を形成す
ることとするだけでは、各半導体層(例えばエピタキシ
ャル成長層)が同じ導電型になり、また、同じ濃度にな
る。そこで、先ず、或る導電型例えばn型の半導体層用
のエッチング部を絶縁層に形成し、その後そのエッチン
グ部にその例えばn型の半導体層を形成し、その後、上
記絶縁層に例えばp型の半導体層用のエッチング部を形
成し、そのエッチング部にその例えばp型の半導体層
(例えばエピタキシャル成長層)を形成することを案出
した。そして、後の半導体層の形成時にその不純物(例
えばp型不純物)が先に形成した半導体層(例えばn型
の半導体層)中に侵入するので、先の半導体層の形成
後、後の半導体層の形成前に、その先の半導体層の表面
を絶縁膜、例えばシリコン酸化膜で覆う必要性のあるこ
とに気づいた。しかしながら、先に形成した半導体層の
表面上にのみ絶縁膜を形成すると、半導体装置の表面を
研磨するときに先に形成した半導体層と後で形成した半
導体層とで、初期研磨速度に大きな違いが生じ、良好な
化学的機械研磨ができず、各半導体層の表面を同じ高さ
にすることが難しいという問題に直面した。
【0008】 本発明はこのような問題点を解決すべく
為されたものであり、各素子領域を絶縁膜で分離した半
導体装置の製造方法において、結晶欠陥の発生を伴うこ
となく素子形成領域の変換差をなくし、更に、半導体基
板上に絶縁膜によって互いに絶縁された複数種のの半導
体層を順に形成するにあたり、先に形成した半導体層表
面に、後の半導体層の形成時に不純物が侵入することを
防止することを目的とし、更には、その防止を、先と後
の半導体層の初期研磨速度が異なり、良好な研磨ができ
なくなり半導体層の表面高さを同じにすることが難しく
なるという問題を伴うことなく実現することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体基板の
表面上に絶縁膜を形成した後において、該絶縁膜を選択
的にエッチングする工程と、該絶縁膜のエッチング部に
半導体層を形成する工程を備えた一連の工程を複数回繰
り返して絶縁膜により互いに分離された複数種の半導体
層を上記半導体基板上に形成する半導体装置の製造方法
であって、先に形成する半導体層の形成後その表面を上
記絶縁膜とは別の絶縁膜で覆い、後で形成される半導体
層の形成後、該半導体層の表面を上記各絶縁膜とは別の
絶縁膜で覆って初期研磨速度の均一化を図ったうえで表
面を研磨して表面を平坦化することを特徴とする。従っ
て、本発明によれば、絶縁膜のエッチング部に半導体層
を形成するので、エッチング部を形成するマスクと、該
エッチング部内に形成される半導体層との間に差異が生
じるおそれがなく、結晶欠陥の発生を伴うことなく変換
差をなくすことができる。そして、半導体基板の表面上
に絶縁膜を形成した後において、該絶縁膜の選択的エッ
チングする工程、該エッチング部に半導体層を形成する
工程を含む一連の工程を複数回繰り返して絶縁膜により
互いに分離された複数種の半導体層を半導体基板上に形
成するので、一つの半導体基板の複数種の半導体層に異
なる種類、特性の半導体素子を形成することができる。
更に、先に形成される半導体層の形成後、その表面を絶
縁膜で覆うことにより後で半導体層を形成することによ
り先の半導体層が影響を受けることを防止することがで
きる。そして、後で形成される半導体層の形成後、該半
導体層の表面を絶縁膜で覆うことにより、化学的機械研
磨等の方法で表面研磨をするときの各半導体層における
初期研磨速度を均一化することができる。従って、各半
導体層を表面高さにばらつきがないように表面研磨を行
うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示実施の形態に
従って詳細に説明する。図1(A)乃至(E)は本発明
の第1の実施の形態を工程順に示す断面図である。 (A)図1(A)に示すように、半導体基板1上に比較
的厚い、例えば1μmのシリコン酸化膜2を例えば熱酸
化により或いはCVDにより形成する。 (B)次に、シリコン酸化膜2上にフォトレジスト膜3
を形成し、該フォトレジスト膜3を露光、現像によりパ
ターニングし、図1(B)に示すように、該フォトレジ
スト膜3をマスクとしてシリコン酸化膜2をエッチング
する。その後、該フォトレジスト膜3は除去する。
【0011】(C)次に、多結晶シリコン層(膜厚例え
ば50nm)5をCVDにより形成し、その後、異方性
エッチング、例えばRIEによりエッチング部4内側面
のみに該多結晶シリコン層5が残存するようにする。図
1(C)はその異方性エッチング後の状態を示す。 (D)次に、シリコン半導体基板1の露出部分を下地と
してシリコンのp型エピタキシャル成長層6pを形成す
ることにより、図1(D)に示すように、シリコン酸化
膜2の各エッチング部4をシリコンエピタキシャル成長
層6で完全に埋めた状態になる。
【0012】このエピタキシャル成長層6の形成は、所
謂選択エピタキシャル成長法により行うので、半導体基
板1の露出部分から半導体がエピタキシャル成長する
が、シリコン酸化膜2上には成膜されない。具体的に
は、例えばSiH2 Cl2 をH2 及びHClを反応ガス
として供給することにより選択エピタキシャル成長がで
きる。HClの添加量は数vol%程度である。このH
Clがシリコン酸化膜2上に生じたエピタキシャル成長
層をエッチングするので選択エピタキシャル成長法が可
能なのである。また、エピタキシャル成長層6をp型に
する場合は、反応ガス中に例えばB26 を添加する。
尚、もし導電型をn型にする場合には、n型にするため
のガスとして例えばPH3 を添加する。
【0013】(E)その後、化学的機械研磨法により図
2(E)に示すように、表面を研磨する。これにより、
各エピタキシャル成長層6、6の表面がきれいな平坦面
になる。しかる後、エピタキシャル成長層6、6には例
えばnMOSトランジスタを形成する。尚、もしエピタ
キシャル成長層6がn型の場合には、pMOSトランジ
スタを形成する。
【0014】このような半導体装置の製造方法によれ
ば、シリコン酸化膜2のエッチング部4、4にエピタキ
シャル成長層6、6を形成するので、エッチング部4、
4を形成するマスクと、該エッチング部4、4内に形成
されるエピタキシャル成長層6、6との間には選択酸化
法において存在するような変換率の生じるおそれがな
い。そして、深いトレンチを形成したり、そのトレンチ
に絶縁膜を埋めるということをしないので結晶欠陥が発
生するおそれをなくすことができる。即ち、結晶欠陥の
発生のおそれを伴うことなく変換差をなくすことができ
るのである。
【0015】
【発明の実施の形態】図2(A)乃至(G)は本発明の
第2の実施の形態を工程順に示す断面図である。 (A)図2(A)に示すように、半導体基板1上に比較
的厚い、例えば1μmのシリコン酸化膜2を例えば熱酸
化により或いはCVDにより形成する。
【0016】(B)次に、シリコン酸化膜2上にフォト
レジスト膜を形成し、該フォトレジスト膜3を露光、現
像によりパターニングし、該フォトレジスト膜をマスク
としてシリコン酸化膜2をエッチングする。その後、多
結晶シリコン層(膜厚例えば50nm)5をCVDによ
り形成し、しかる後、該多結晶シリコン層5に対する異
方性エッチング、例えばRIEによりエッチング部4内
側面のみに該多結晶シリコン層5が残存するようにす
る。図2(B)はその異方性エッチング後の状態を示
す。本例ではこのエッチング部分4はp型半導体層(6
p)を形成すべき部分に形成される。
【0017】(C)次に、シリコン半導体基板1の露出
部分をベースとしてシリコンのp型エピタキシャル成長
層6pを形成することにより、図2(C)に示すよう
に、シリコン酸化膜2の各エッチング部4をシリコンエ
ピタキシャル成長層6pで完全に埋めた状態になる。こ
の選択エピタキシャル成長は図1に示した実施の形態に
おける選択エピタキシャル成長法と同じ方法で行う。
【0018】(D)その後、表面に例えば100nm程
度の厚さを有するシリコン酸化膜8を例えばCVDによ
り形成しする。これは、後にエピタキシャル成長層(6
n)を形成するときに、n型不純物がエピタキシャル成
長層6p内に侵入するのを防止するためである。その
後、シリコン酸化膜2のn型エピタキシャル成長層6n
を形成すべき部分を選択的にエッチングし、しかる後、
そのエッチングにより形成されたエッチング部4の内側
面に多結晶シリコン膜5を形成する。この形成方法は本
実施の形態の工程(B)の場合と同じである。図2
(D)は多結晶シリコン膜5の形成後の状態を示す。
【0019】(E)次に、図2(E)に示すように、選
択エピタキシャル成長法により上記エッチング部4にn
型のエピタキシャル成長層6nを形成する。この形成方
法は基本的にはエピタキシャル成長層6pの形成方法と
全く同じであるが、只、導電型をn型にするためのガス
としてPH3 を添加する点でのみ異なる。 (F)次に、図2(F)に示すように、表面にシリコン
酸化膜9を熱酸化により或いはCVDにより例えば10
0nm程度の厚さに形成する。
【0020】このように表面にシリコン酸化膜9を形成
するのは、シリコン酸化膜8で覆われているエピタキシ
ャル成長層6p覆われていないエピタキシャル成長層6
nとで、化学的機械研磨するときに初期研磨速度の大き
な違いが生じて良好な化学的機械研磨ができず、両エピ
タキシャル成長層6p、6nの表面を同じ高さにするこ
とが難しくなるという問題を回避するためである。
【0021】(G)その後、化学的機械研磨法により図
2(G)に示すように、表面を研磨する。これにより、
エピタキシャル成長層6p及びエピタキシャル成長層6
nの表面がきれいな平坦面になる。その後、エピタキシ
ャル成長層6nにはpMOSICを、エピタキシャル成
長層6nにはnMOSICを形成する。その結果、CM
OSICを形成することができる。
【0022】このような半導体装置の製造方法によれ
ば、シリコン酸化膜2のエッチング部4、4にエピタキ
シャル成長層6n、6pを形成するので、エッチング部
4を形成するマスクと、該エッチング部4、4内に形成
されるエピタキシャル成長層6n、6dとの間に選択酸
化法において存在するような変換率の生じるおそれがな
い。そして、深いトレンチを形成したり、そのトレンチ
に絶縁膜を埋めるということをしないので結晶欠陥が発
生するおそれをなくすことができる。即ち、結晶欠陥の
発生のおそれを伴うことなく変換差をなくすことができ
る。この点では、第1の実施の形態と異なるところはな
い。そして、エピタキシャル成長層6nとエピタキシャ
ル成長層6pを別々に形成してその半導体領域の導電型
を変えるので、エピタキシャル成長層6nにはpMOS
ICを、エピタキシャル成長層6pにはnMOSICを
というように異なる導電型のICを形成することができ
る。
【0023】また、エピタキシャル成長層6nとエピタ
キシャル成長層6pのうち先に形成した方(本例ではエ
ピタキシャル成長層6p)に、後に形成するエピタキシ
ャル成長法(本例ではエピタキシャル成長層6n)の形
成時に悪影響を受けるのを避けるためにシリコン酸化膜
8を形成したが、それに留まらず、後に形成したエピタ
キシャル成長層にもその形成後表面にシリコン酸化膜9
を形成したので、表面研磨時にエピタキシャル成長層6
nとエピタキシャル成長層6p表面の一方にはシリコン
酸化膜8があり、他方にはシリコン酸化膜がないという
ことがない。従って、両方にシリコン酸化膜8、9があ
るので、初期研磨速度に大きな差が生じるというおそれ
がない。依って、良好に研磨ができ、表面高さが不均一
になるというようなおそれがない。
【0024】尚、本実施の形態においては、異なる工程
で形成するエピタキシャル成長層は、導電型が異なって
いたが、そうではなく、同じ導電型であっても濃度が異
なるようにしても良い。また、半導体基板1の表面部に
高濃度の例えばn+ 型拡散層(埋込層)を形成してお
き、その後、図2に示したと同じような工程によりBi
CMOSICを形成するようにしても良い。このよう
に、本実施の形態には種々の変形例が有り得る。
【0025】
【発明の実施の形態】図3(A)乃至(D)は本発明の
第3の実施の形態を工程順に示す断面図である。 (A)半導体基板1上に比較的厚い、例えば厚さ1μm
のシリコン酸化膜2を形成し、その後、図3(A)に示
すように、該シリコン酸化膜2の半導体層を形成すべき
部分を選択的にエッチングする。
【0026】(B)次に、図3(B)に示すように、非
晶質シリコン(アモルファス)層10を上記シリコン酸
化膜2よりも厚く堆積する。具体的には、例えば、温度
約450℃でシランSiH4 の熱分解をすることによ
り、あるいは温度約250℃でのプラズマCVDにより
堆積することができる。 (C)次に、上記非晶質シリコン層10を約600℃、
約24時間程度のアニールにより固相成長をさせること
により図3(C)に示すように単結晶化する。10cは
単結晶シリコン層である。
【0027】(D)その後、第1あるいは第2の実施の
形態と同じ方法で化学的機械研磨法により研磨する。図
3(D)は研磨後の状態を示す。その後、各単結晶シリ
コン層10c、10c・・・に半導体素子を形成する。
【0028】本実施の形態によれば、第1、第2の実施
の形態と比較してエピタキシャル成長層等の形成を低温
度で行うことができるという利点がある。尚、本実施の
形態、即ち、非晶質シリコン層を堆積し、固相成長する
という技術は、CMOS、Bipolar、BiCMO
S等の製造技術に利用することができることはいうまで
もない。
【0029】
【発明の効果】請求項1の半導体装置の製造方法によれ
ば、絶縁膜のエッチング部に半導体層を形成するので、
エッチング部を形成するマスクと、該エッチング部内に
形成される半導体層との間に差異が生じるおそれがな
く、結晶欠陥の発生を伴うことなく変換差をなくすこと
ができる。
【0030】 そして、絶縁膜形成工程を終えた後にお
いて、該絶縁膜の選択的エッチングする工程、該エッチ
ング部に半導体層を形成する工程を含む一連の工程を複
数回繰り返して絶縁膜により互いに分離された複数種
(導電型が異なる場合や不純物濃度が異なる場合があ
る。)の半導体層を半導体基板上に形成することとする
ので、一つの半導体基板の複数種の半導体層に異なる種
類、特性の半導体素子を形成することができる。
【0031】 そして、先に形成される半導体層の形成
後、その表面を絶縁膜で覆うことにより後で半導体層を
形成することにより先の半導体層が影響を受けることを
防止することができる。更に、後で形成される半導体層
の形成後、該半導体層の表面を絶縁膜で覆うことによ
り、化学的機械研磨等の方法で表面研磨をするときの各
半導体層における初期研磨速度を均一化することができ
る。従って、各半導体層を表面高さにばらつきがないよ
うに表面研磨を行うことができる。
【0032】 請求項2の半導体装置の製造方法によれ
ば、絶縁膜の選択的エッチング後、各エッチング部の内
側面に多結晶シリコン層を薄く形成し、その後、選択エ
ピタキシャル成長法によりエッチング部に半導体層を形
成するようにしたので、エピタキシャル成長層の形成過
程でそれと絶縁膜との界面に結晶欠陥が生じるのを防止
することができる。請求項3の半導体装置の製造方法に
よれば、非晶質シリコン層を堆積し、固相成長するとい
う方法によって半導体層を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)乃至(E)は本発明の第1の実施の形態
を工程順に示す断面図である。
【図2】(A)乃至(G)は本発明の第2の実施の形態
を工程順に示す断面図である。
【図3】(A)乃至(D)は本発明の第3の実施の形態
を工程順に示す断面図である。
【図4】(A)、(B)は従来技術の一つである選択酸
化法による分離方法を説明するためのもので、(A)は
半導体装置の断面図、(B)はバーズビーク部を拡大し
て示す断面図である。
【図5】別の従来技術であるトレンチ分離型半導体装置
の断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 絶縁膜 3 フォトレジストによるマスク 4 エッチング部 5 多結晶シリコン膜 6 半導体層 6p、6n 種類の異なる半導体層 8 先に形成した半導体層を覆う絶縁膜 9 後に形成した半導体層を覆う絶縁膜 10c 半導体層
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/28 H01L 21/283 H01L 21/285 H01L 21/304 H01L 21/3205 H01L 21/44 H01L 21/441 H01L 21/443 H01L 21/445 H01L 21/70 H01L 21/76 H01L 21/768 H01L 21/78 H01L 21/8234 H01L 27/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面上に絶縁膜を形成し
    た後において、該絶縁膜を選択的にエッチングする工程
    と、該絶縁膜のエッチング部に半導体層を形成する工程
    を備えた一連の工程を複数回繰り返して絶縁膜により互
    いに分離された複数種の半導体層を半導体基板上に形成
    する半導体装置の製造方法であって、 先に形成する半導体層の形成後その表面を上記絶縁膜と
    は別の絶縁膜で覆い、後で形成される半導体層の形成
    後、該半導体層の表面を上記各絶縁膜とは別の絶縁膜で
    覆って初期研磨速度の均一化を図ったうえで表面を研磨
    して表面を平坦化することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 上記半導体基板の表面上の上記絶縁膜
    の選択的エッチング後、各エッチング部の内側面に多結
    晶シリコン層を薄く形成し、その後、選択エピタキシャ
    ル成長法によりエッチング部に半導体層を形成すること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記半導体基板の表面上の上記絶縁膜
    の選択的エッチング後、非晶質半導体層を成長させて各
    エッチング部を非晶質半導体層により埋め、 その後、上記非晶質半導体層を単結晶化することを特徴
    とする請求項1記載の半導体装置の製造方法
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