JP3500118B2 - 運搬台車 - Google Patents
運搬台車Info
- Publication number
- JP3500118B2 JP3500118B2 JP2000318763A JP2000318763A JP3500118B2 JP 3500118 B2 JP3500118 B2 JP 3500118B2 JP 2000318763 A JP2000318763 A JP 2000318763A JP 2000318763 A JP2000318763 A JP 2000318763A JP 3500118 B2 JP3500118 B2 JP 3500118B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transport
- main body
- stacked
- wheel
- bogie main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62B—HAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
- B62B3/00—Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor
- B62B3/14—Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor characterised by provisions for nesting or stacking, e.g. shopping trolleys
- B62B3/16—Hand carts having more than one axis carrying transport wheels; Steering devices therefor; Equipment therefor characterised by provisions for nesting or stacking, e.g. shopping trolleys vertically stackable
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62B—HAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
- B62B5/00—Accessories or details specially adapted for hand carts
- B62B5/0083—Wheeled supports connected to the transported object
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Handcart (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテナ等の積載
物を載置して運搬するための運搬台車に関するものであ
る。 【０００２】 【従来の技術】従来、実質的に透孔を有しない無垢の板
材で形成された台車本体の下面四隅にキャスターを配設
した運搬台車が知られている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来の運搬台
車においては、運搬台車を積み重ねる際に、下方に位置
する運搬台車に積み重ねられる運搬台車の自在キャスタ
ーの回転位置に注意を払う必要があり、従って、運搬台
車の積み重ね作業の作業性が悪いという問題があった。 【０００４】本発明の目的は、上述した従来の運搬台車
が有する課題を解決するとともに、運搬台車を安定した
状態で積み重ねることが可能な運搬台車を提供すること
にある。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、台車本体の四隅に設けられた隅板部
の裏面に、自在キャスターが取着されているとともに、
前記隅板部間には、縦横にリブが配設されており、且
つ、前記隅板部には、台車本体の長辺に沿って、仕切り
壁により、２つの車輪受け室に区画された車輪受け部が
形成されており、更に、前記車輪受け部に底面が、前記
自在キャスターの車輪のトレッドの曲率半径と略同じ曲
率半径を有するように湾曲されている運搬台車に関する
ものである。 【０００６】 【実施例】先ず最初の、図１〜図５を用いて、本発明の
運搬台車Ｖについて説明する。 【０００７】１は、平面形状が矩形状の台車本体であ
り、台車本体１の相対する長辺側及び一方の短辺側の縁
部には、積載物の落下を防止するための、平面形状が略
Ｕ字状の凸条部２が形成されている。３は、台車本体１
の四隅に設けられた隅板部であり、隅板部３には、運搬
台車Ｖを、同方向に積み重ねた際に（運搬台車Ｖを、互
いに、その長手方向が一致するように積み重ねること
を、「同方向積み」或いは「同方向に積み重ねる」とい
う。）、上に位置する運搬台車Ｖの自在キャスターの車
輪が収納される窪んだ車輪受け部４が形成されている。
車輪受け部４の構造については後述する。なお、隅板部
３の裏面には、必要に応じて、縦横に補強リブ３ａが形
成されている。５は、台車本体１の中央部に形成され
た、平面形状が略矩形状の空間部であり、台車本体１の
軽量化を実現するとともに、多数の運搬台車Ｖを積み重
ねる際に、必要に応じて、この空間部５に柱状体を挿入
して、多数積み重ねられた運搬台車Ｖが崩れることを防
止するものである。 【０００８】台車本体１の四隅に設けられた隅板部３を
連結するように、隅板部３間には、縦横にリブ６が配設
されており、縦横のリブ６により囲まれた部分には、透
孔７が形成されている。台車本体１の相対する短辺の略
中央部には、それぞれ、持ち手用の透孔８が形成されて
おり、同様に、台車本体１の相対する長辺の略中央部に
も、それぞれ、持ち手用の透孔９が形成されている。 【０００９】１０は、台車本体１の相対する長辺側に位
置する凸条部２の略中央部に、それぞれ、形成された嵌
合凹部であり、該嵌合凹部１０は、平面形状が略台形に
形成されており、台形の底辺が空間部５側に位置してい
る。１１は、台車本体１の相対する短辺側に位置する空
間部５に隣接するとともに、台車本体１の裏面に垂下さ
れた一対の平面形状が略凸状の係合突部であり、係合突
部１１の台車本体１の相対する短辺側に位置する山形の
突出部１１ａは、後述するように、運搬台車Ｖを、互い
に、その長手方向が交叉するように十字状に、且つ、上
方に位置する運搬台車Ｖの後述する自在キャスターが、
下方に位置する運搬台車Ｖの台車本体１に載置されない
ように積み重ねる際に（以下、このような積み重ねを、
単に、「クロス積み」という。）、上記の台車本体１の
相対する長辺側に位置する凸条部２の略中央部に形成さ
れた嵌合凹部１０に嵌合されるように構成されている。
また、係合突部１１の山形の突出部１１ａに連続すると
ともに、台車本体１の相対する短辺に平行な部分１１ｂ
は、運搬台車Ｖをクロス積みした際に、上記凸条部２に
形成された嵌合凹部１０の両側に位置する凸条部２の側
壁２ａに、接近して対向するように構成されている。 【００１０】Ｃは、隅板部３の裏面に、ボルトｃ１等の
適当な固着具により取着された、公知の自在キャスター
であり、自在キャスターＣは、隅板部３に対して回転自
在な支持部材ｃ２に配設された車輪ｃ３を有している。 【００１１】次に、図６〜図８を用いて、本発明の運搬
台車Ｖを、同方向に積み重ねる場合について説明する。 【００１２】運搬台車Ｖを同方向に積み重ねる場合に
は、図６に示されているように、一番下の運搬台車Ｖ１
の上に載置された運搬台車Ｖ２の隅板部３に形成された
車輪受け部４に、積み重ねようとする運搬台車Ｖ３の自
在キャスターＣの車輪ｃ３が嵌入するように載置する。
この際、車輪ｃ３のトレッドｃ３’が、平らではなく、
所定の曲率半径でもって湾曲している場合には、台車本
体１の短辺に沿った車輪受け部４の底面４ａの断面を、
車輪ｃ３のトレッドｃ３’の曲率半径と略同じ曲率半径
を有するように湾曲させることが好ましい。このように
構成することにより、図７に示されているように、下方
に位置する運搬台車Ｖの車輪受け部４に、上方に位置す
る運搬台車Ｖの車輪ｃ３を嵌入した場合に、車輪受け部
４の底面４ａと車輪ｃ３のトレッドｃ３’との接触する
部分が多くなり、従って、安定した状態で、多数の運搬
台車Ｖを同方向に積み重ねることができる。 【００１３】また、本発明の運搬台車Ｖにおいては、車
輪受け部４は、台車本体１の長辺に沿って、仕切り壁４
ｂにより、車輪ｃ３が載置可能な、それぞれ、２つの車
輪受け室４ｃ、４ｄに区画されている。このように、車
輪受け部４を、仕切り壁４ｂ介して２つの車輪受け室４
ｃ、４ｄに区画することにより、図８に示されているよ
うに、自在キャスターＣの支持部材ｃ２が回転して、車
輪ｃ３が、台車本体１の短辺により近い位置にある場合
でも（図８において、車輪ｃ３ａの位置）、或いは、車
輪ｃ３が、台車本体１の短辺から遠い位置にある場合で
も（図８において、車輪ｃ３ｂの位置）、共に、どちら
かの車輪受け室４ｃ、４ｄに嵌入し、載置されるので、
車輪ｃ３の回転位置に注意を払うことなく、運搬台車Ｖ
を同方向に積み重ねることができる。 【００１４】次に、図９及び図１０を用いて、本発明の
運搬台車Ｖを、クロス積みする場合について説明する。 【００１５】運搬台車Ｖをクロス積みする場合には、図
９に示されているように、一番下の運搬台車Ｖ１の上に
クロス積みされた運搬台車Ｖ２の台車本体１の相対する
長辺側に位置する凸条部２に形成された嵌合凹部１０
に、クロス積みしようとする運搬台車Ｖ３の台車本体１
の裏面に垂下された係合突部１１の山形の突出部１１ａ
が嵌合するようにして、クロス積みを行う。このよう
に、下に位置する運搬台車Ｖ２の凸条部２に形成された
嵌合凹部１０に、上に位置する運搬台車Ｖ３の台車本体
１の裏面に垂下された係合突部１１の山形の突出部１１
ａが嵌合してクロス積みを行うことにより、クロス積み
された運搬台車Ｖの水平方向への移動が阻止され、従っ
て、安定した状態で運搬台車Ｖをクロス積みすることが
できる。また、上に位置する運搬台車Ｖ３の係合突部１
１の山形の突出部１１ａに連続するとともに、台車本体
１の相対する短辺に平行な部分１１ｂが、下に位置する
運搬台車Ｖ２の嵌合凹部１０の両側に位置する凸条部２
の側壁２ａに、接近して対向するように構成されている
ので、下に位置する運搬台車Ｖ２に対する上に位置する
運搬台車Ｖ３の水平回転が抑制され、従って、より安定
した状態で運搬台車Ｖをクロス積みすることができる。 【００１６】また、台車本体１が、従来の運搬台車のよ
うに、無垢の一枚板ではなく、縦横のリブ６によりなる
リブ構造を有し、リブ６により形成された透孔７が多数
設けられている構造であるので、運搬台車Ｖをクロス積
みする際に、下に位置する運搬台車Ｖ２の嵌合凹部１０
及び上に位置する運搬台車Ｖ３の係合突部１１が、上に
位置する運搬台車Ｖ３の台車本体１を通して確認できる
ので、下に位置する運搬台車Ｖ２の嵌合凹部１０と上に
位置する運搬台車Ｖ３の係合突部１１との嵌合作業を、
確実に、しかも、迅速に行うことができる。 【００１７】図１１に示されている実施例は、台車本体
１を、台車本体１の短辺と平行な中央線に略沿って２つ
の領域１ａ、１ｂに分割するとともに、領域１ａ、１ｂ
を、それぞれ、別の色で色分けしたものである。このよ
うに、台車本体１を色分けすることにより、運搬台車Ｖ
を、クロス積み或いは同方向に積み重ねる等により、多
数、積み重ねる際に、一方向に位置することが望まし
い、凸条部２が形成されていない短辺側の確認が容易に
なる。また、積み重ねられた運搬台車群から、１台ず
つ、運搬台車Ｖを取り出す際にも、台車本体１が色分け
されていると、凸条部２が形成されていない短辺側の確
認が容易になり、従って、積載物を載置する工程に、常
に、凸条部２が形成されていない短辺側が揃った状態の
運搬台車Ｖを供給することができる。 【００１８】上述した色分けは、台車本体１の２つの領
域１ａ、１ｂの色分けに限定されるものではなく、台車
本体１の相対する短辺に沿って所定の幅にのみ着色を施
して、色分けすることもできる。色分けは、台車本体１
を射出成形する際の樹脂の色を変えて行うこともできる
し、ペンキ等の塗布により行うこともできる。 【００１９】 【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏することができ
る。 【００２０】台車本体の四隅には、自在キャスターの車
輪が収容される窪んだ車輪受け部が形成されているとと
もに、車輪受け部は、仕切り壁により、車輪が載置可能
な車輪受け室に区画されているので、車輪の回転位置に
注意を払うことなく、運搬台車を同方向に積み重ねるこ
とができ、従って、運搬台車の積み重ね作業の作業性が
向上するとともに、運搬台車を安定した状態で積み重ね
ることができる。
物を載置して運搬するための運搬台車に関するものであ
る。 【０００２】 【従来の技術】従来、実質的に透孔を有しない無垢の板
材で形成された台車本体の下面四隅にキャスターを配設
した運搬台車が知られている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来の運搬台
車においては、運搬台車を積み重ねる際に、下方に位置
する運搬台車に積み重ねられる運搬台車の自在キャスタ
ーの回転位置に注意を払う必要があり、従って、運搬台
車の積み重ね作業の作業性が悪いという問題があった。 【０００４】本発明の目的は、上述した従来の運搬台車
が有する課題を解決するとともに、運搬台車を安定した
状態で積み重ねることが可能な運搬台車を提供すること
にある。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、台車本体の四隅に設けられた隅板部
の裏面に、自在キャスターが取着されているとともに、
前記隅板部間には、縦横にリブが配設されており、且
つ、前記隅板部には、台車本体の長辺に沿って、仕切り
壁により、２つの車輪受け室に区画された車輪受け部が
形成されており、更に、前記車輪受け部に底面が、前記
自在キャスターの車輪のトレッドの曲率半径と略同じ曲
率半径を有するように湾曲されている運搬台車に関する
ものである。 【０００６】 【実施例】先ず最初の、図１〜図５を用いて、本発明の
運搬台車Ｖについて説明する。 【０００７】１は、平面形状が矩形状の台車本体であ
り、台車本体１の相対する長辺側及び一方の短辺側の縁
部には、積載物の落下を防止するための、平面形状が略
Ｕ字状の凸条部２が形成されている。３は、台車本体１
の四隅に設けられた隅板部であり、隅板部３には、運搬
台車Ｖを、同方向に積み重ねた際に（運搬台車Ｖを、互
いに、その長手方向が一致するように積み重ねること
を、「同方向積み」或いは「同方向に積み重ねる」とい
う。）、上に位置する運搬台車Ｖの自在キャスターの車
輪が収納される窪んだ車輪受け部４が形成されている。
車輪受け部４の構造については後述する。なお、隅板部
３の裏面には、必要に応じて、縦横に補強リブ３ａが形
成されている。５は、台車本体１の中央部に形成され
た、平面形状が略矩形状の空間部であり、台車本体１の
軽量化を実現するとともに、多数の運搬台車Ｖを積み重
ねる際に、必要に応じて、この空間部５に柱状体を挿入
して、多数積み重ねられた運搬台車Ｖが崩れることを防
止するものである。 【０００８】台車本体１の四隅に設けられた隅板部３を
連結するように、隅板部３間には、縦横にリブ６が配設
されており、縦横のリブ６により囲まれた部分には、透
孔７が形成されている。台車本体１の相対する短辺の略
中央部には、それぞれ、持ち手用の透孔８が形成されて
おり、同様に、台車本体１の相対する長辺の略中央部に
も、それぞれ、持ち手用の透孔９が形成されている。 【０００９】１０は、台車本体１の相対する長辺側に位
置する凸条部２の略中央部に、それぞれ、形成された嵌
合凹部であり、該嵌合凹部１０は、平面形状が略台形に
形成されており、台形の底辺が空間部５側に位置してい
る。１１は、台車本体１の相対する短辺側に位置する空
間部５に隣接するとともに、台車本体１の裏面に垂下さ
れた一対の平面形状が略凸状の係合突部であり、係合突
部１１の台車本体１の相対する短辺側に位置する山形の
突出部１１ａは、後述するように、運搬台車Ｖを、互い
に、その長手方向が交叉するように十字状に、且つ、上
方に位置する運搬台車Ｖの後述する自在キャスターが、
下方に位置する運搬台車Ｖの台車本体１に載置されない
ように積み重ねる際に（以下、このような積み重ねを、
単に、「クロス積み」という。）、上記の台車本体１の
相対する長辺側に位置する凸条部２の略中央部に形成さ
れた嵌合凹部１０に嵌合されるように構成されている。
また、係合突部１１の山形の突出部１１ａに連続すると
ともに、台車本体１の相対する短辺に平行な部分１１ｂ
は、運搬台車Ｖをクロス積みした際に、上記凸条部２に
形成された嵌合凹部１０の両側に位置する凸条部２の側
壁２ａに、接近して対向するように構成されている。 【００１０】Ｃは、隅板部３の裏面に、ボルトｃ１等の
適当な固着具により取着された、公知の自在キャスター
であり、自在キャスターＣは、隅板部３に対して回転自
在な支持部材ｃ２に配設された車輪ｃ３を有している。 【００１１】次に、図６〜図８を用いて、本発明の運搬
台車Ｖを、同方向に積み重ねる場合について説明する。 【００１２】運搬台車Ｖを同方向に積み重ねる場合に
は、図６に示されているように、一番下の運搬台車Ｖ１
の上に載置された運搬台車Ｖ２の隅板部３に形成された
車輪受け部４に、積み重ねようとする運搬台車Ｖ３の自
在キャスターＣの車輪ｃ３が嵌入するように載置する。
この際、車輪ｃ３のトレッドｃ３’が、平らではなく、
所定の曲率半径でもって湾曲している場合には、台車本
体１の短辺に沿った車輪受け部４の底面４ａの断面を、
車輪ｃ３のトレッドｃ３’の曲率半径と略同じ曲率半径
を有するように湾曲させることが好ましい。このように
構成することにより、図７に示されているように、下方
に位置する運搬台車Ｖの車輪受け部４に、上方に位置す
る運搬台車Ｖの車輪ｃ３を嵌入した場合に、車輪受け部
４の底面４ａと車輪ｃ３のトレッドｃ３’との接触する
部分が多くなり、従って、安定した状態で、多数の運搬
台車Ｖを同方向に積み重ねることができる。 【００１３】また、本発明の運搬台車Ｖにおいては、車
輪受け部４は、台車本体１の長辺に沿って、仕切り壁４
ｂにより、車輪ｃ３が載置可能な、それぞれ、２つの車
輪受け室４ｃ、４ｄに区画されている。このように、車
輪受け部４を、仕切り壁４ｂ介して２つの車輪受け室４
ｃ、４ｄに区画することにより、図８に示されているよ
うに、自在キャスターＣの支持部材ｃ２が回転して、車
輪ｃ３が、台車本体１の短辺により近い位置にある場合
でも（図８において、車輪ｃ３ａの位置）、或いは、車
輪ｃ３が、台車本体１の短辺から遠い位置にある場合で
も（図８において、車輪ｃ３ｂの位置）、共に、どちら
かの車輪受け室４ｃ、４ｄに嵌入し、載置されるので、
車輪ｃ３の回転位置に注意を払うことなく、運搬台車Ｖ
を同方向に積み重ねることができる。 【００１４】次に、図９及び図１０を用いて、本発明の
運搬台車Ｖを、クロス積みする場合について説明する。 【００１５】運搬台車Ｖをクロス積みする場合には、図
９に示されているように、一番下の運搬台車Ｖ１の上に
クロス積みされた運搬台車Ｖ２の台車本体１の相対する
長辺側に位置する凸条部２に形成された嵌合凹部１０
に、クロス積みしようとする運搬台車Ｖ３の台車本体１
の裏面に垂下された係合突部１１の山形の突出部１１ａ
が嵌合するようにして、クロス積みを行う。このよう
に、下に位置する運搬台車Ｖ２の凸条部２に形成された
嵌合凹部１０に、上に位置する運搬台車Ｖ３の台車本体
１の裏面に垂下された係合突部１１の山形の突出部１１
ａが嵌合してクロス積みを行うことにより、クロス積み
された運搬台車Ｖの水平方向への移動が阻止され、従っ
て、安定した状態で運搬台車Ｖをクロス積みすることが
できる。また、上に位置する運搬台車Ｖ３の係合突部１
１の山形の突出部１１ａに連続するとともに、台車本体
１の相対する短辺に平行な部分１１ｂが、下に位置する
運搬台車Ｖ２の嵌合凹部１０の両側に位置する凸条部２
の側壁２ａに、接近して対向するように構成されている
ので、下に位置する運搬台車Ｖ２に対する上に位置する
運搬台車Ｖ３の水平回転が抑制され、従って、より安定
した状態で運搬台車Ｖをクロス積みすることができる。 【００１６】また、台車本体１が、従来の運搬台車のよ
うに、無垢の一枚板ではなく、縦横のリブ６によりなる
リブ構造を有し、リブ６により形成された透孔７が多数
設けられている構造であるので、運搬台車Ｖをクロス積
みする際に、下に位置する運搬台車Ｖ２の嵌合凹部１０
及び上に位置する運搬台車Ｖ３の係合突部１１が、上に
位置する運搬台車Ｖ３の台車本体１を通して確認できる
ので、下に位置する運搬台車Ｖ２の嵌合凹部１０と上に
位置する運搬台車Ｖ３の係合突部１１との嵌合作業を、
確実に、しかも、迅速に行うことができる。 【００１７】図１１に示されている実施例は、台車本体
１を、台車本体１の短辺と平行な中央線に略沿って２つ
の領域１ａ、１ｂに分割するとともに、領域１ａ、１ｂ
を、それぞれ、別の色で色分けしたものである。このよ
うに、台車本体１を色分けすることにより、運搬台車Ｖ
を、クロス積み或いは同方向に積み重ねる等により、多
数、積み重ねる際に、一方向に位置することが望まし
い、凸条部２が形成されていない短辺側の確認が容易に
なる。また、積み重ねられた運搬台車群から、１台ず
つ、運搬台車Ｖを取り出す際にも、台車本体１が色分け
されていると、凸条部２が形成されていない短辺側の確
認が容易になり、従って、積載物を載置する工程に、常
に、凸条部２が形成されていない短辺側が揃った状態の
運搬台車Ｖを供給することができる。 【００１８】上述した色分けは、台車本体１の２つの領
域１ａ、１ｂの色分けに限定されるものではなく、台車
本体１の相対する短辺に沿って所定の幅にのみ着色を施
して、色分けすることもできる。色分けは、台車本体１
を射出成形する際の樹脂の色を変えて行うこともできる
し、ペンキ等の塗布により行うこともできる。 【００１９】 【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏することができ
る。 【００２０】台車本体の四隅には、自在キャスターの車
輪が収容される窪んだ車輪受け部が形成されているとと
もに、車輪受け部は、仕切り壁により、車輪が載置可能
な車輪受け室に区画されているので、車輪の回転位置に
注意を払うことなく、運搬台車を同方向に積み重ねるこ
とができ、従って、運搬台車の積み重ね作業の作業性が
向上するとともに、運搬台車を安定した状態で積み重ね
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は本発明の運搬台車の斜視図である。
【図２】図２は本発明の運搬台車の平面図である。
【図３】図３は本発明の運搬台車の裏面図である。
【図４】図４（ａ）及び（ｂ）は、それぞれ、図２のＡ
−Ａ線及びＢ−Ｂ線に沿った垂直断面図である。 【図５】図５（ａ）及び（ｂ）は、それぞれ、図２のＣ
−Ｃ線及びＤ−Ｄ線に沿った垂直断面図である。 【図６】図６は本発明の運搬台車が同方向に積み重ねら
れた状態を示す斜視図である。 【図７】図７は本発明の運搬台車が同方向に積み重ねら
れた状態を示す台車本体の短辺に沿った垂直断面図であ
る。 【図８】図８は本発明の運搬台車が同方向に積み重ねら
れた状態を示す台車本体の長辺に沿った垂直断面図であ
る。 【図９】図９は本発明の運搬台車がクロス積みされた状
態を示す斜視図である。 【図１０】図１０は本発明の運搬台車がクロス積みされ
た状態を示す垂直断面図である。 【図１１】図１１は本発明の運搬台車の別の実施例を示
す平面図である。 【符号の説明】 Ｃ・・・・・・・・・自在キャスター ｃ３・・・・・・・・車輪 Ｖ・・・・・・・・・運搬台車 １・・・・・・・・・台車本体 ２・・・・・・・・・凸条部 ３・・・・・・・・・隅板部 ４・・・・・・・・・車輪受け部 ６・・・・・・・・・リブ ７・・・・・・・・・透孔 １０・・・・・・・・嵌合凹部 １１・・・・・・・・係合突部
−Ａ線及びＢ−Ｂ線に沿った垂直断面図である。 【図５】図５（ａ）及び（ｂ）は、それぞれ、図２のＣ
−Ｃ線及びＤ−Ｄ線に沿った垂直断面図である。 【図６】図６は本発明の運搬台車が同方向に積み重ねら
れた状態を示す斜視図である。 【図７】図７は本発明の運搬台車が同方向に積み重ねら
れた状態を示す台車本体の短辺に沿った垂直断面図であ
る。 【図８】図８は本発明の運搬台車が同方向に積み重ねら
れた状態を示す台車本体の長辺に沿った垂直断面図であ
る。 【図９】図９は本発明の運搬台車がクロス積みされた状
態を示す斜視図である。 【図１０】図１０は本発明の運搬台車がクロス積みされ
た状態を示す垂直断面図である。 【図１１】図１１は本発明の運搬台車の別の実施例を示
す平面図である。 【符号の説明】 Ｃ・・・・・・・・・自在キャスター ｃ３・・・・・・・・車輪 Ｖ・・・・・・・・・運搬台車 １・・・・・・・・・台車本体 ２・・・・・・・・・凸条部 ３・・・・・・・・・隅板部 ４・・・・・・・・・車輪受け部 ６・・・・・・・・・リブ ７・・・・・・・・・透孔 １０・・・・・・・・嵌合凹部 １１・・・・・・・・係合突部
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】台車本体の四隅に設けられた隅板部の裏面
に、自在キャスターが取着されているとともに、前記隅
板部間には、縦横にリブが配設されており、且つ、前記
隅板部には、台車本体の長辺に沿って、仕切り壁によ
り、２つの車輪受け室に区画された車輪受け部が形成さ
れており、更に、前記車輪受け部の底面が、前記自在キ
ャスターの車輪のトレッドの曲率半径と略同じ曲率半径
を有するように湾曲されていることを特徴とする運搬台
車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000318763A JP3500118B2 (ja) | 2000-10-19 | 2000-10-19 | 運搬台車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000318763A JP3500118B2 (ja) | 2000-10-19 | 2000-10-19 | 運搬台車 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27140796A Division JP3404619B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 運搬台車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001138922A JP2001138922A (ja) | 2001-05-22 |
| JP3500118B2 true JP3500118B2 (ja) | 2004-02-23 |
Family
ID=18797338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000318763A Expired - Fee Related JP3500118B2 (ja) | 2000-10-19 | 2000-10-19 | 運搬台車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3500118B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4073245B2 (ja) * | 2002-05-09 | 2008-04-09 | 矢崎化工株式会社 | 運搬用台車 |
| JP4488832B2 (ja) * | 2004-08-10 | 2010-06-23 | 三甲株式会社 | 運搬台車 |
| JP4838582B2 (ja) * | 2004-12-27 | 2011-12-14 | 岐阜プラスチック工業株式会社 | 台車用本体 |
| US20080296183A1 (en) * | 2007-05-29 | 2008-12-04 | Meers Ryan C | Tray and dolly |
| JP5197180B2 (ja) * | 2008-06-25 | 2013-05-15 | オークラ輸送機株式会社 | 段積み装置 |
| JP5646260B2 (ja) * | 2010-09-17 | 2014-12-24 | ジー・オー・ピー株式会社 | 運搬台車 |
| FR3012102B1 (fr) * | 2013-10-18 | 2016-01-08 | D&B France Ind Plastic | Chariot pour le transport d'un produit, notamment d'un conditionnement du type caisse |
| JP7134500B2 (ja) * | 2020-09-08 | 2022-09-12 | ジー・オー・ピー株式会社 | 運搬台車 |
-
2000
- 2000-10-19 JP JP2000318763A patent/JP3500118B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001138922A (ja) | 2001-05-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3500118B2 (ja) | 運搬台車 | |
| US4579489A (en) | Interlocking, stacking and nesting container system | |
| JPH03266770A (ja) | 台車 | |
| JP3404619B2 (ja) | 運搬台車 | |
| JPH0826120A (ja) | 運搬用台車 | |
| JP2003327125A (ja) | 運搬用台車 | |
| JP3857783B2 (ja) | 運搬用台車の連結構造 | |
| JP4216385B2 (ja) | 運搬台車 | |
| JP4167921B2 (ja) | 積み重ね台車 | |
| JP4338014B2 (ja) | 運搬用台車 | |
| JP4180443B2 (ja) | 運搬台車 | |
| JP3443607B2 (ja) | 積み重ね可能な台車 | |
| JP2002145074A (ja) | 運搬台車 | |
| JP3056322U (ja) | 積み重ね台車 | |
| JP2627052B2 (ja) | 台 車 | |
| JP3302314B2 (ja) | 運搬台車 | |
| JPH11222137A (ja) | 運搬台車 | |
| JP2004168156A (ja) | 荷物移動台車 | |
| JP5367489B2 (ja) | 台車 | |
| JP3860649B2 (ja) | 運搬用台車 | |
| JP7169711B1 (ja) | 荷役用パレット | |
| JP4338019B2 (ja) | 運搬用台車 | |
| JP3813092B2 (ja) | 運搬台車 | |
| JPS5940281Y2 (ja) | 運搬用容器 | |
| JPH10980A (ja) | コンテナ用運搬台車 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091205 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151205 Year of fee payment: 12 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |