JP3495342B2 - クロック分配回路 - Google Patents

クロック分配回路

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JP3495342B2
JP3495342B2 JP2001129187A JP2001129187A JP3495342B2 JP 3495342 B2 JP3495342 B2 JP 3495342B2 JP 2001129187 A JP2001129187 A JP 2001129187A JP 2001129187 A JP2001129187 A JP 2001129187A JP 3495342 B2 JP3495342 B2 JP 3495342B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック分配回路
に関し、特に、CPUコアとその周辺回路からなるマイ
クロプロセッサマクロとユーザ回路を組み合せたゲート
アレイ方式のシステム・オン・チップ(以下、ASIC
と略記する)分野に用いられるクロック分配回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】CPUコアとその周辺回路からなるマイ
クロプロセッサマクロとユーザ回路とを組み合わせたA
SICは、小品種多量向けとしてセルベ−ス方式による
設計の製品が主流である。
【0003】近年、市場において多品種小量向け製品と
してCPUコアとその周辺回路からなるマイクロプロセ
ッサマクロベ−スのプラットホ−ム型設計方式による製
品の要求があり、特に、IPコアの再利用による短TA
T・低コスト・設計の容易性が望まれている。
【0004】多品種少量向け製品としてCPUコアとそ
の周辺回路からなるマイクロプロセッサマクロとユーザ
回路とを組み合わせたゲートアレイ方式による設計の製
品(第1の従来技術)も市場で立ち上がりつつある。こ
のような第1の従来技術のASICは、例えば、特開2
000−100592号公報に開示されている。
【0005】このような第1の従来技術のASICの構
成を図3に示す。図3は、エンベデッドアレイにマクロ
セルとしてCPU、RAM、ROMを組み込んだ例であ
る。
【0006】図3を参照すると、エンベデッドアレイ3
01は、周辺に配置されているI/Oセル302と、マ
クロセルとして組み込んでいるCPU303と、マクロ
セルとして組み込まれているRAM304と、ROM3
05と、ベーシックセルがマトリックス上に敷き詰めら
れているユーザ回路306とを備える。
【0007】さらに、CPUマクロセル303は、CP
Uをコントロールするための制御回路307、テスト回
路308およびデバッグ回路309が、CPU本体と組
み合わされて一つのマクロセルを構成している。
【0008】ユーザ回路領域306にあるユーザ回路
は、直接、CPU303と接続するのではなく、CPU
303をコントロールする制御回路307と接続するこ
とにより、より簡単にCPU303を動作することがで
きる。
【0009】CPU303が行う主な動作としては、チ
ップ内部または外部のメモリとのデータのリード/ライ
トや、チップ内部または外部の周辺回路とのデータのリ
ード/ライトが挙げられる。
【0010】例えば、ROM305にCPUマクロセル
303が実行するプログラムコードが格納されていると
する。この時、CPUマクロセル303はROM305
に対してアドレス信号や、リード信号などのコントロー
ル信号を出して、ROM305から出力される命令コー
ドをリードしてその命令を実行する。
【0011】CPUマクロセル303に内蔵している制
御回路307は、このような信号のやりとりを円滑に行
うためのタイミングやシーケンスを制御している。この
制御回路をCPUマクロセル303が持つことにより、
ユーザにとってはCPUの制御がより簡単になる。
【0012】そして、マイクロプロセッサマクロ部とユ
ーザ回路部とを異なるクロック周波数で動作させる要求
も市場からある。
【0013】そこで、従来技術のCPUコアとその周辺
回路からなるマイクロプロセッサマクロとユーザ回路を
組み合せたゲートアレイ方式のASIC分野に用いられ
る従来技術の第2のASICは、例えば、特開平7−2
95956号公報または特開平11−272644号公
報に開示されている。
【0014】また、同等の構成としてCPUコアとその
周辺回路からなるマイクロプロセッサマクロとユーザ回
路を組み合わせたセルベ−ス方式のASICもよく知ら
れている。
【0015】図4を参照して説明すると、この従来技術
の第2のASICに用いられ、CPUコア部412とそ
の周辺回路部413からなるマイクロプロセッサ411
におけるクロック分配回路401は、マイクロプロセッ
サ411内のクロック(CLK)発生回路417でCP
Uコア部412を高速動作するクロックCLK1(42
4)と、周辺回路部413を低速動作するクロックCL
K2(425)を発生させ、それぞれCPUコア部41
2と周辺回路部413に分配する構成である。
【0016】すなわち、CPUコア部412とその周辺
回路部413からなるマイクロプロセッサ411は、マ
イクロプロセッサ411を動作させる顧客所望のクロッ
ク周波数をCPUコア部412と周辺回路部413に分
配する構成になっている。
【0017】また、マイクロプロセッサ511をバス構
成中心に図示すると、図5に示す構成であるこれを基本
にCPUコア部とその周辺回路部からなるマイクロプロ
セッサと、ユーザ回路とを組み合せたセルベ−ス方式の
従来技術の第3のASICでは、CPUコアとその周辺
回路からなるマイクロプロセッサマクロ部のクロック周
波数の一部(CPUコア部か周辺回路部)をユーザ回路
部に分配する構成である。
【0018】そして、CPUコアとその周辺回路からな
るマイクロプロセッサマクロ部のクロック周波数よりも
高速なクロック周波数でユーザ回路部を動作させたい場
合は、ユーザ回路部にPLL回路を構成し、ユーザ回路
部で高速なクロック周波数を実現する。
【0019】この従来技術の第3のASICを図6に示
す。図6を参照すると、この従来技術の第3のASIC
は、CPUコア部612とその周辺回路部613からな
るマイクロプロセッサ611におけるクロック分配構成
をベ−スにしている。
【0020】CPUコア部612とその周辺回路部61
3からなるマイクロプロセッサ611と、ユーザ回路部
614とを組み合せたセルベ−ス方式のASICにおけ
るクロック分配回路601は、マイクロプロセッサ61
1内のクロック(CLK)発生回路617でCPUコア
部612を高速動作するクロックCLK1(624)
と、周辺回路部613を低速動作するクロックCLK2
(625)を発生させ、それぞれCPUコア部612と
周辺回路部613に分配し、また、周辺回路部613の
クロック周波数CLK2(625)をユーザ回路部61
4に分配していた。
【0021】ユーザ回路部614では内部回路の動作周
波数に応じて適切な分周比率を設定する分周回路626
を設け、ユーザ回路部用クロックCLK3(627)を
分配していた。
【0022】また、CPUコア部612とその周辺回路
部613からなるマイクロプロセッサ611のクロック
周波数よりも高速なクロック周波数で、ユーザ回路部6
14を動作させたい場合、そのクロック分配回路は、図
7で示す構成例のように構成される。
【0023】図7を参照すると、この従来技術の第3の
ASICは、CPUコア部712とその周辺回路部71
3からなるマイクロプロセッサ711内のクロック(C
LK)発生回路717で、CPUコア部712を高速動
作するクロックCLK1(724)と、周辺回路部71
3を低速動作するクロックCLK2(725)を発生さ
せ、それぞれCPUコア部712と周辺回路部713に
分配し、また、マイクロプロセッサ711から分配され
たクロック周波数CLK2(725)をユーザ回路部7
14で構成したPLL回路(727)に接続する構成と
なる。
【0024】次に、この従来技術の第3のクロック分配
回路を設計する場合の設計フローについて、図10を参
照して説明する。
【0025】S101はユーザが必要とする製品の仕様
を決定するステップである。必要とする機能や動作速度
などが決められる。
【0026】S102はPLLを選択するステップであ
る。出力周波数に応じて何種類か用意されているうち、
CPUコア部の動作周波数にあわせたものをここでは選
択する。
【0027】S103はこの製品におけるCPUコア部
の動作周波数とユーザ回路部の最高動作周波数を比較す
るステップである。CPUコア部の動作周波数がユーザ
回路部の最高動作周波数より遅ければS106へ、そう
でなければS104に分岐する。
【0028】S104はユーザ回路内部に分周回路を設
計するステップである。S101で決定した仕様にあわ
せ、PLLの出力周波数とユーザ回路部の動作周波数か
ら適当な分周比率になるように分周回路を設計する。
【0029】S105はクロックの配線を行うステップ
である。ここでのクロック配線は、PLLの出力をCP
Uコア部が受け、その後にS104で設計した分周回路
で分周し、ユーザ回路部に入力されるように行われる。
【0030】S106はユーザ回路部に第2のPLL回
路を設計するステップである。S101で決定した仕様
にあわせ、PLLの出力周波数とユーザ回路部の最高動
作周波数から適当な逓倍比率になるように第2のPLL
回路を設計する。
【0031】従来技術の第3のクロック分配回路の設計
方法の動作について図10と図6、図7を参照して説明
する。
【0032】図6は従来の設計方法において、CPUコ
ア部の動作周波数が18.4MHzでユーザ回路部の動
作周波数が9.2MHzであった場合のクロック配線の
様子を示している。図10にしたがって設計を進めてい
くと、PLL616はCPUコア部の動作周波数にあわ
せて18.4MHzのものが選択される(S102)。
CPUコア部の動作周波数≧ユーザ回路部の最高動作周
波数であるため、ユーザ回路部614内に分周回路62
6が設計される(S104)。CLK発生回路617は
PLL616から出力されるクロック621を元にCP
Uクロック624および周辺回路部クロック625を生
成する。クロック624はCPUコア部612に供給さ
れ、クロック625は分周回路626で2分周され、ユ
ーザ回路部614に供給されるように配線される(S1
05)。図7は従来の設計方法において、CPUコア部
の動作周波数が18.4MHzでユーザ回路部が294.
4MHzであった場合のクロック配線の様子を示してい
る。PLL716はCPUコア部の動作周波数にあわせ
て18.4MHzのものが選択される(S102)。こ
こではCPUコア部の動作周波数<ユーザ回路部の動作
周波数であるため、ユーザ回路部714内に第2のPL
L回路726を設計する(S106)。CLK発生回路
717はPLL716から出力されるクロック721を
元にCPUクロック724および周辺回路部クロック7
25を生成する。クロック724はCPUコア部712
に供給され、クロック725は第2のPLL回路726
で16逓倍され、ユーザ回路部714に供給されるよう
に配線される(S105)。
【0033】ここでCPUコア部の動作周波数とユーザ
回路部の最高動作周波数が同一であった場合も、フロー
チャートではユーザ回路内部に分周回路を設計するよう
になっているが、この場合の分周比率は1/1となり実
質的に分周しないものと同等である。したがってこの場
合においてのみ分周回路は無くても良い。また機能別に
設計されるユーザ回路部の動作周波数は単一とは限らな
い。複数の動作周波数が混在する場合は、その中の最高
周波数をユーザ回路部に供給し、ユーザ回路内部で必要
に応じて分周し分配することになる(図示していな
い)。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のゲートアレイ方式のASICでは、ユーザ回路
部をゲートアレイで構成するため、ユーザ回路部にPL
L回路を搭載すると、ゲートアレイでは、あらかじめチ
ップサイズとユーザ回路部のサイズを決めてしまうた
め、ユーザ回路部にPLL回路を構成すると、顧客が使
えるユーザ回路部が少なくなり、顧客所望のユーザ回路
をユーザ回路部で実現できなくなるという問題があっ
た。
【0035】すなわち、CPUコアとその周辺回路から
なるマイクロプロセッサマクロ部のクロック周波数より
も高速なクロック周波数でユーザ回路部を動作させたい
場合、ゲートアレイで構成されたユーザ回路部でPLL
回路を構成すると、顧客所望のユーザ回路をあらかじめ
決められたゲート数のユーザ回路部で実現できなくなる
問題があった。
【0036】PLL回路のゲート数は大きいため、顧客
が使えるユーザ回路のゲート数が少なくなり、顧客所望
のユーザ回路をあらかじめ決められたゲート数のユーザ
回路部で実現できなくなるという問題が発生してしま
う。
【0037】そこで、上記問題点が生じる理由・根拠を
以下に説明する。
【0038】より具体的には、チップサイズが7.18
mm□で、ユーザ回路部のゲート数が220kゲートで
あるASICの場合、その製品において、CPUコアと
その周辺回路からなるマイクロプロセッサマクロ部のク
ロック周波数が35MHzの場合、その35MHzのク
ロック周波数を入力とするPLL回路のゲート数は9k
ゲートになる。したがって、ユーザが使えるユーザ回路
部のゲート数は211kゲートになる。
【0039】また、CPUコアとその周辺回路からなる
マイクロプロセッサマクロ部のクロック周波数が25M
Hzの場合だと、PLL回路のゲート数は16kゲート
となり、ユーザが使えるユーザ回路部のゲート数は19
5kゲートとなる。更に、CPUコアとその周辺回路か
らなるマイクロプロセッサマクロ部のクロック周波数が
10MHz以下の場合だと、PLL回路のゲート数は8
0kゲート以上となり、ユーザが使えるユーザ回路部の
ゲート数は半分以下になる。
【0040】すなわち、周波数が低速になると、PLL
回路内の遅延回路のゲート数が増える。
【0041】この理由を詳細に述べると、周波数が低速
になると1周期の時間が長くなり、PLL回路内の遅延
回路の出力と入力周波数を同期させるために、遅延回路
の遅延時間がより多く必要となる。周波数とゲート数は
反比例の関係になる。
【0042】換算計算では、35MHz(1周期:2
8.6nS)を25MHz(1周期:40nS)に換算
すると、1周期が1.4倍(40nS/28.6nS)
のため、ゲート数も9kG×1.4=13kゲートとな
り、また、遅延回路以外の回路も若干増加するため、約
16kゲートとなる。
【0043】また、分周回路を経由して、マイクロプロ
セッサ・マクロにクロック信号を再分配する必要が生じ
る場合、マイクロプロセッサ・マクロ部の周波数変換手
段が増えてしまう問題もあった。
【0044】したがって、本発明の目的は、上記の問題
に鑑み、これらの問題を解決したマイクロプロセッサの
マクロ部とユーザ回路とを組み合せたゲートアレイ方式
で設計されるASICが具備するクロック分配回路を提
供することにある。
【0045】
【課題を解決するための手段】本発明のクロック分配回
路は、マイクロプロセッサ・マクロ部とユーザ回路部で
用いられるクロックの周波数が異なるASICが具備す
るクロック分配回路であって、前記マイクロプロセッサ
・マクロ部は、前記ユーザ回路部の動作に必要な第1の
周波数を有する第1のクロック信号を発生して前記ユー
ザ回路部に分配し、前記ユーザ回路部は前記第1のクロ
ック信号の周波数を前記第1の周波数未満の第2の周波
数に周波数変換して前記マイクロプロセッサ・マクロ部
の動作に必要な第2のクロック信号を発生し、前記ユー
ザ回路部から前記第2のクロック信号を前記マイクロプ
ロセッサ・マクロ部に再分配する構成である。
【0046】 また、本発明のクロック分配回路は、前
記マイクロプロセッサ・マクロ部は、前記第1のクロッ
ク信号を生成するPLL回路を備え、且つ、前記ユーザ
回路部は、前記第1のクロック信号を前記第2の周波数
に周波数変換した前記第2のクロック信号を発生するク
ロック周波数制御部を備え、前記PLL回路から出力さ
れる前記第1の周波数を有する前記第1のクロック信号
を、前記ユーザ回路部のクロック周波数制御部に分配
し、前記ユーザ回路部に分配された前記第1の周波数を
有する前記第1のクロック信号を、前記ユーザ回路部
設けた前記クロック周波数制御部により前記第1の周波
数未満の第2の周波数を有する前記第2のクロック信号
に変換し、前記第2のクロック信号を前記マイクロプロ
セッサ・マクロ部に、再分配する構成である。
【0047】 また、本発明のクロック分配回路の前記
マイクロプロセッサのマクロ部は、前記マイクロプロセ
ッサのCPUコアと前記マイクロプロセッサの周辺回路
部とを備え、前記マイクロプロセッサの周辺回路部が前
PLL回路を備える構成とすることもできる。
【0048】 また、本発明のクロック分配回路は、マ
イクロプロセッサ・マクロ部とユーザ回路部で用いられ
るクロックの周波数が異なるASICが具備するクロッ
ク分配回路であって、前記マイクロプロセッサ・マクロ
部に設けられ第1の周波数の第1のクロック信号を生成
し前記ユーザ回路部に動作クロックとして供給するPL
L回路と、前記ユーザ回路部に設けられ前記第1のクロ
ック信号を分周して前記第1の周波数未満の第2の周波
数を有する第2のクロック信号を生成し前記マイクロプ
ロセッサ・マクロ部に動作クロックとして供給する分周
回路と、を備えて構成しても良い。
【0049】 また、マイクロプロセッサ・マクロ部と
ユーザ回路部で用いられるクロックの周波数が異なるA
SICが具備するクロック分配回路であって、前記マイ
クロプロセッサ・マクロ部に設けられ第1の周波数の第
1のクロック信号を生成し前記ユーザ回路部に供給する
PLL回路と、前記ユーザ回路部に設けられ前記第1の
クロック信号を分周して前記第1の周波数未満の第2の
クロック周波数の第2のクロック信号を生成し前記ユー
ザ回路部に動作クロックとして供給する第1の分周回路
と、前記ユーザ回路部に設けられ前記第2のクロック信
号を分周して前記第2の周波数未満の第3のクロック周
波数の第3のクロック信号を生成し前記マイクロプロセ
ッサ・マクロ部に動作クロックとして供給する第2の分
周回路と、を備えて構成しても良い。
【0050】
【発明の実施の形態】本発明によるクロック分配回路
は、CPUコアとその周辺回路からなるマイクロプロセ
ッサマクロ部にあるPLL回路から出力されるクロック
周波数を、直接ユーザ回路部に分配し、ユーザ回路部に
分配されたクロック周波数を、ユーザ回路部で構成する
周波数制御部に相当する分周回路を介してCPUコアと
その周辺回路からなるマイクロプロセッサマクロ部に分
配する回路構成のCPUコアとその周辺回路からなるマ
イクロプロセッサマクロとユーザ回路とを組み合せたゲ
ートアレイ方式のASICにすることで、ユーザ回路部
にPLL回路を構成することなく、CPUコアとその周
辺回路からなるマイクロプロセッサマクロ部のクロック
周波数よりも高速なクロック周波数でユーザ回路を動作
させることができるため、あらかじめサイズが決めたユ
ーザ回路部の全てを顧客のユーザ回路で使用することが
可能なことを特徴としている。
【0051】まず、図面を参照して、本発明の第1の実
施の形態のクロック分配回路を説明する。
【0052】図1は、本発明の第1の実施の形態のクロ
ック分配回路の構成図である。
【0053】図1を参照すると、本発明の第1の実施の
形態のクロック分配回路101は、マイクロプロセッサ
マクロ部11にあるPLL回路16から出力されるクロ
ック周波数21を、直接、ユーザ回路部14にCLK3
(22)として分配する構成である。
【0054】そして、本発明の第1の実施の形態のクロ
ック分配回路101は、ユーザ回路部14に分配された
クロック周波数22を、ユーザ回路部14で構成する周
波数制御部に相当する分周回路18を介して、分周され
たクロック周波数23をマイクロプロセッサマクロ部1
1に再分配する構成である。
【0055】さらに、本発明の第1の実施の形態のクロ
ック分配回路101は、クロック周波数23を受けて、
クロック生成回路17でCPUコア部12には、CLK
1(24)として分配し、周辺回路部13には、CLK
2(25)として分配する構成である。
【0056】このような構成にすることで、ユーザ回路
部14にPLL回路を構成することなく、マイクロプロ
セッサマクロ部のクロック周波数よりも高速な顧客所望
のユーザ回路部のクロック周波数をマイクロプロセッサ
マクロ部のPLL回路で実現すれば、マイクロプロセッ
サマクロ部のクロック周波数よりも高速な顧客所望のク
ロック周波数でユーザ回路部を動作できる。
【0057】また、分周回路18は、衆知の技術である
フリップフロップを2段で構成することにより構成され
る。
【0058】これらの回路例をより具体的に説明する
と、顧客向けの製品は、CPUコアとその周辺回路から
なるマイクロプロセッサマクロ部のPLL回路の出力で
あるクロック周波数を73.6MHzとし、ユーザ回路
部を73.6MHZのクロック周波数で動作させ、ユー
ザ回路部に4分周回路を構成してユーザ回路部のクロッ
ク周波数よりも1/4のクロック周波数である18.4
MHzのクロック周波数をマイクロプロセッサマクロ部
に分配して、マクロプロセッサマクロ部を18.4MH
zのクロック周波数で動作させる。
【0059】下記のように、クロック周波数についての
結果を表1に示す。
【0060】
【表1】
【0061】次に、本発明の第1の実施の形態のクロッ
ク分配回路を適用したゲートアレイ方式のASICにつ
いて説明する。
【0062】図2は、本発明の第1の実施の形態のクロ
ック分配回路を含む、CPUコアとその周辺回路からな
るマイクロプロセッサマクロとユーザ回路とを組み合せ
たゲートアレイ方式のASICの構成図である。
【0063】図2を参照して、ゲートアレイ方式のAS
IC201を説明する。
【0064】図2を参照すると、ゲートアレイ方式のA
SIC201は、CPUコア212とその周辺回路21
3からなるマイクロプロセッサマクロ211と、ユーザ
回路214とを組み合せた構成である。
【0065】より詳細には、ASIC201のCPUコ
ア212は、32ビットの縮小命令セット・コンピュー
タ(Reduced Instruction Set
Computer、以下、RISCと略記する)型の
CPUコアである。
【0066】このCPUコアの命令セットは、RISC
概念に基づきながらも主要なCISCの特徴を残すこと
により、純粋なRISCより優れたコード密度を有す
る。
【0067】したがって、CPUコア212は、単純な
ハードウェアとこの命令を組み合わせることにより、電
力効率の良い、且つ、そのチップ占有面積の小さなコア
・サイズを備えている。
【0068】また、ASIC201の周辺回路213
は、2つのバスを備える構成で、高速データ転送用のバ
ス(これを以降、AHBと略記する)223と、低速デ
ータ転送用のバス(これを以降、APBと略記する)2
31とを具備している。
【0069】さらにまた、ASIC201のユーザ回路
部214は、主としてAPB231接続され、ゲートア
レーで構成された領域を具備する。
【0070】次に、ASIC201の周辺回路213の
構成を、より詳細に説明する。ASIC201の周辺回
路213は、ASIC201で使用するクロック信号を
生成する発振器215とプログラマブルなPLL216
を具備する。
【0071】さらに、ASIC201の周辺回路213
は、CPUコア212とAHBバス223をブリッジす
るAHBブリッジ222と、主にCPUコア212をテ
ストするためのTest Interface Con
toller(これ以降、TICと略記する)224と
を備える。
【0072】またさらに、ASIC201の周辺回路2
13は、AHBバス223と信号のやりとりをするメモ
リコントローラ225、2KBのROM226、ライト
プロテクション コントローラ227、8KBのRAM
228、デフォルトスレイブ229、APB Brid
ge230およびアドレスデコーダ240のそれぞれを
具備する。
【0073】また、ASIC201の周辺回路213
は、APBバスと信号のやりとりをするRESET23
9、WATCH DOG238、Remap Paus
e237、UART234、2つの32−Bit do
wn counterからなるTIMER233および
Interruput Controller232の
それぞれを備える。
【0074】Interruput Controll
er232は、32本の割り込みレベルをサポートし、
28本の割り込みレベルは、UDL214からのもので
あり、4本の割り込みレベルは、ASIC201の周辺
回路213からのものである。
【0075】この32本の割り込みは、ASIC201
のCPUコア212のIRQまたはFIRQでその優先
度が制御され、個別にまたは全体にマスクをかけたり、
選択したりすることができる。
【0076】そして、ASIC201の周辺回路213
は、CPUコア212とその周辺回路213からなるマ
イクロプロセッサマクロ211を試験する際に、ASI
C201全体にテスト モードを設定するtest M
ode Decoder235を具備する構成である。
【0077】また、本発明の第1の実施の形態のクロッ
ク分配回路を適用したゲートアレイ方式のASICにつ
いて説明した際、CPUコアをRISC型のCPUとし
たが、CPUコアは、CISC型のCPUとしてもよ
い。
【0078】次に、本発明の第1の実施の形態のクロッ
ク分配回路を、図2に示すASIC201に適用する場
合を説明する。
【0079】本発明の第1の実施の形態のクロック分配
回路を図2に示すASIC201に適用する場合は、本
発明の第1の実施の形態のクロック分配回路としては、
図1に示すPLL回路16に相当するのが図2に示すP
LL216で、CLK3(21)に相当するのがClo
ck241である。
【0080】そして、分周回路18に相当する分周回路
(図示してない)は、UDL214内に構成される。さ
らに、分周回路18の出力23に相当するのがSubs
ystem clock241である。
【0081】また、CLK発生回路17に相当するクロ
ック発生回路は、図示してないが、APB Bridg
e230の内部に構成される。
【0082】次に、本発明の他の実施の形態について図
面を参照して説明する。
【0083】本発明の第1の実施の形態のクロック分配
回路101のクロック信号を分配する場合を、本発明の
第2の実施の形態のクロック分配回路のクロック設計方
法として説明する。
【0084】図8は、本発明の第2の実施の形態のクロ
ック分配回路の設計方法を示すフローチャートである。
【0085】S81はユーザが必要とする製品の仕様を
決定するステップである。必要とする機能や動作周波数
などが決められる。S82はこの製品におけるCPUコ
ア部の動作周波数とユーザ回路部の最高動作周波数を比
較するステップである。CPUコア部の動作速度がユー
ザ回路部より遅ければS86へ、そうでなければS83
に分岐する。
【0086】S83はPLLを選択するステップであ
る。出力周波数に応じて何種類か用意されているPLL
のうち、CPUコア部の動作周波数にあわせたものをこ
こでは選択する。S84はユーザ回路部に分周回路を設
計するステップである。S81で決定した仕様にあわ
せ、PLLの出力周波数とユーザ回路部の最高動作周波
数から適当な分周比率になるように設計する。
【0087】S85はクロックの配線を行うステップで
ある。ここでのクロック配線は、PLLの出力をCPU
コア部が受け、その後にS84で設計した分周回路で分
周し、ユーザ回路部に入力されるように行われる。
【0088】S86はPLLを選択するステップであ
る。S83と違い、PLLはユーザ回路部の最高動作周
波数に合わせたものを選択する。S87はユーザ回路部
に分周回路を設計するステップである。
【0089】S81で決定した仕様にあわせ、PLLの
出力周波数と、CPUコア部の動作周波数から適当な分
周比率になるように設計する。S88はクロックの配線
を行うステップである。ここでのクロック配線は、PL
Lの出力をユーザ回路部で受け、その後にS87で設計
した分周回路で分周し、CPUコア部および周辺回路部
に入力されるように行われる。
【0090】図8を参照すると、本発明の第2の実施の
形態のクロック配線の設計方法は、まず製品の仕様やス
ペックを決定する工程(S81)があり、CPUとユー
ザ回路の動作周波数を比較する工程(S82)がある。
ここでCPUの動作周波数がユーザ回路の最高動作周波
数より速いか同等である場合は、CPUの動作周波数に
あわせたPLLを選択する工程(S83)、ユーザ回路
内部に分周回路を設計する工程(S84)、クロックを
配線する工程(S85)の順で設計される。S82の比
較でCPUの動作周波数がユーザ回路の最高動作周波数
より遅い場合は、ユーザ回路の最高動作周波数にあわせ
たPLLを選択する工程(S86)、ユーザ回路内部に
分周回路を設計する工程(S87)、クロックを配線す
る工程(S88)の順で設計が行われる。
【0091】図1は、CPUの動作周波数が18.4M
Hzで、ユーザ回路の最高動作周波数が73.6MHz
であった場合のクロック配線の様子を示している。ここ
ではCPUの動作周波数<ユーザ回路の動作周波数であ
るため、PLL16はユーザ回路部14の最高動作周波
数にあわせて73.6MHzのものが選択される(S8
6)。
【0092】次に、ユーザ回路部14内に分周回路18
を設計する(S87)。PLL16から出力されるクロ
ック21はユーザ回路部14に供給され、分周回路18
で4分周されクロック23が生成されてCLK発生回路
17に供給されるように配線される(S88)。CLK
発生回路17はCPUコア部用クロック24と周辺回路
部用クロック25を生成する。
【0093】図6は、CPUコア部の動作周波数が1
8.4MHzでユーザ回路部の最高動作周波数が9.2M
Hzであった場合のクロック配線の様子を示している。
この場合は従来技術と同じ結果となるので異なる部分を
説明する。
【0094】図8にしたがって設計を進めていくと、C
PUコア部の動作周波数≧ユーザ回路部の最高動作周波
数であるため、PLL616はCPUコア部の動作周波
数にあわせて18.4MHzのものが選択される(S8
3)。次にユーザ回路614内に分周回路626を設計
する(S84)。PLL616から出力されるクロック
621はCLK発生回路617に供給され、分周回路6
26で2分周されユーザ回路部用クロック627が生成
されてユーザ回路部614に供給されるように配線され
る(S85)。
【0095】ここでCPUの動作周波数とユーザ回路の
最高動作周波数が同一であった場合も、フローチャート
ではユーザ回路内部に分周回路を設計するようになって
いるが、この場合の分周比率は1/1となり実質的に分
周しないものと同等である。したがってこの場合におい
てのみ分周回路は無くても良い。また機能別に設計され
るユーザ回路の動作周波数は単一とは限らない。複数の
動作周波数が混在する場合は、最高周波数をユーザ回路
に供給し、内部で必要に応じて分周し分配することにな
る(図9を参照)。
【0096】次に、図9を参照して、本発明の第3の実
施の形態のクロック分配回路を説明する。
【0097】図9は、本発明の第3の実施の形態のクロ
ック分配回路の構成を示す。
【0098】本発明の第3の実施の形態のクロック分配
回路901は、ユーザ回路部914に分配されたクロッ
ク周波数22を、ユーザ回路部914で構成する周波数
制御部に相当する第1の分周回路918および第2の分
周回路919を介して、分周されたクロック周波数23
をマイクロプロセッサマクロ部11に再分配する構成で
ある。
【0099】そして、本発明の第3の実施の形態のクロ
ック分配回路901は、マイクロプロセッサマクロ部の
PLL回路16の出力であるクロック周波数21を、本
発明の第3の実施の形態のクロック分配回路901が用
いられるASICの中で使用するクロック信号の内、最
も高速で動作するクロック信号の周波数に設定する。
【0100】具体的には、製品に適用した製造プロセス
で可能な最高周波数に設定する。例えば、製品に適用し
た製造プロセスで可能な最高周波数が、294.4MH
zであった場合、PLL回路16の出力周波数を29
4.4MHzとする。ユーザ回路部914は、PLL回
路16の出力であるクロック周波数21を受ける第1の
4分周回路918と、第1の4分周回路918の出力を
受ける第2の4分周回路919とを備える。
【0101】第1の4分周回路918は、マイクロプロ
セッサマクロ部11のPLL回路16の出力である29
4.4MHzのクロック信号22の周波数(CLK3)
と、クロック信号22の周波数(CLK3)よりも1/
4のクロック周波数である73.6MHzのクロック信
号920の周波数(CLK4)の2種類をユーザ回路部
914に分配し、ユーザ回路部914は、294.4M
Hzと73.6MHZのクロック周波数で動作する。
【0102】さらに、第1の4分周回路918の出力を
受け、第2の4分周回路919は、73.6MHzのク
ロック周波数(CLK4)を1/4分周して、ユーザ回
路部914のクロック周波数よりも1/16のクロック
周波数である18.4MHzのクロック信号23を出力
する。
【0103】そして、クロック信号23をマイクロプロ
セッサマクロ部11に分配し、マクロプロセッサマクロ
部11は、18.4MHzのクロック周波数で動作す
る。
【0104】すなわち、ユーザ回路部914に、第1の
4分周回路918と第2の4分周回路919を備え、2
94.4MHzと、マイクロプロセッサマクロ部のPL
L回路のクロック周波数よりも1/4のクロック周波数
である73.6MHzの2種類のクロック周波数を分配
することができる。
【0105】そしてまた、第1の4分周回路918およ
び第2の4分周回路919のそれぞれは、衆知の技術で
あるフリップフロップを2段で構成することにより構成
される。
【0106】なお、上述の説明では、第1の4分周回路
918のフリップフロップの構成段数と第2の4分周回
路919のフリップフロップの構成段数とを同じ段数と
したが、第1の4分周回路918のフリップフロップの
構成段数と第2の4分周回路919のフリップフロップ
の構成段数とを違った段数で構成することもできる。
【0107】また、本発明の第3の実施の形態のクロッ
ク分配回路を図2に示すASIC201に適用する場合
は、本発明の第3の実施の形態のクロック分配回路とし
て、図9に示すPLL回路16に相当するのが図2に示
すPLL216で、CLK3(21)に相当するのがC
lock241であるのは、本発明の第1の実施の形態
のクロック分配回路を適用したときと同様である。
【0108】そして、第1の分周回路918および第2
の分周回路919相当する分周回路(図示してない)
は、UDL214内に構成される。
【0109】さらに、第2の分周回路919の出力23
に相当するのがSubsystemclock241で
あるのも本発明の第1の実施の形態のクロック分配回路
を適用したときと同様である。
【0110】また、CLK発生回路17に相当するクロ
ック発生回路は、図示してないが、APB Bridg
e230の内部に構成されるのも、本発明の第1の実施
の形態のクロック分配回路を適用したときと同様であ
る。
【0111】また、本発明の第3の実施の形態のクロッ
ク分配回路を適用したゲートアレイ方式のASICにつ
いて説明した際、CPUコアをRISC型のCPUとし
たが、CPUコアは、CISC型のCPUとしてもよい
のは、本発明の第1の実施の形態のクロック分配回路を
適用したゲートアレイ方式のASICと同様である。
【0112】なお、本発明の第3の実施の形態のクロッ
ク分配回路901の設計方法については、本発明の第1
の実施の形態のクロック分配回路101の設計方法と同
様の方法でできるので、その設計方法の詳細な説明は省
略する。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CPUコアとその周辺回路からなるマイクロプロセッサ
マクロとユーザ回路を組み合せたゲートアレイ方式の製
品では、ユーザ回路部でPLL回路を構成することな
く、CPUコアとその周辺回路からなるマイクロプロセ
ッサマクロ部のクロック周波数よりも高速なクロック周
波数でユーザ回路部を動作させることができるため、あ
らかじめゲート数が決められたユーザ回路部を全て顧客
所望のユーザ回路で使用することができ、顧客所望のユ
ーザ回路をユーザ回路部で実現できなくなるという問題
は発生しない。
【0114】例えば、CPUコアとその周辺回路からな
るマイクロプロセッサマクロ部のPLL回路の出力であ
るクロック周波数を73.6MHzとし、ユーザ回路部
を73.6MHZのクロック周波数で動作させ、ユーザ
回路部に4分周回路を構成して、ユーザ回路部のクロッ
ク周波数よりも1/4のクロック周波数である18.4
MHzのクロック周波数をマイクロプロセッサマクロ部
に分配して、マクロプロセッサマクロ部を18.4MH
zのクロック周波数で動作させることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のクロック分配回路
のブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のクロック分配回路
を含むASICのブロック図である。
【図3】従来のASICのブロック図である。
【図4】従来のクロック分配回路のブロック図である。
【図5】従来のマイクロプロセッサのブロック図であ
る。
【図6】クロック分配回路のブロック図である。
【図7】従来の別のクロック分配回路のブロック図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施の形態のASICの設計の
フローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施の形態のクロック分配回路
のブロック図である。
【図10】従来のASICの設計のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
11,411,511,611,711 マイクロプ
ロセッサ 12 CPUコア 13 周辺回路部 14,414,614,714,814,914 ユ
ーザ回路部 15 OSC端子 16 PLL回路 17 クロック発生回路 18 分周回路 21,22,23,24,25 クロック信号 101,401,601,701,801,901
クロック分配回路 301 エンベデッドアレイ 302 I/Oセル 303 マクロセルとして組み込まれているCPU 304 マクロセルとして組み込まれているRAM 305 マクロセルとして組み込まれているROM 306 ベーシックセルが敷き詰められているユーザ
回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 引場 るみ 神奈川県川崎市中原区小杉町一丁目403 番53 日本電気アイシーマイコンシステ ム株式会社内 (72)発明者 中島 嘉伸 神奈川県川崎市中原区小杉町一丁目403 番53 日本電気アイシーマイコンシステ ム株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−105173(JP,A) 特開2000−243939(JP,A) 特開2000−165234(JP,A) 特開 平7−84987(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 1/10

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロプロセッサ・マクロ部とユーザ
    回路部で用いられるクロックの周波数が異なるASIC
    具備するクロック分配回路であって、 前記マイクロプロセッサ・マクロ部は、前記ユーザ回路
    部の動作に必要な第1の周波数を有する第1のクロック
    信号を発生して前記ユーザ回路部に分配し、 前記ユーザ回路部は前記第1のクロック信号の周波数を
    前記第1の周波数未満の第2の周波数に周波数変換して
    前記マイクロプロセッサ・マクロ部の動作に必要な第2
    のクロック信号を発生し、 前記ユーザ回路部から前記第2のクロック信号を前記マ
    イクロプロセッサ・マクロ部に再分配することを特徴と
    するクロック分配回路。
  2. 【請求項2】 前記マイクロプロセッサ・マクロ部は、
    前記第1のクロック信号を生成するPLL回路を備え、
    且つ、前記ユーザ回路部は、前記第1のクロック信号を
    前記第2の周波数に周波数変換した前記第2のクロック
    信号を発生するクロック周波数制御部を備え、前記PL
    回路から出力される前記第1の周波数を有する前記第
    1のクロック信号を、前記ユーザ回路部のクロック周波
    数制御部に分配し、 前記ユーザ回路部に分配された前記第1の周波数を有す
    る前記第1のクロック信号を、前記ユーザ回路部に設け
    前記クロック周波数制御部により前記第1の周波数未
    満の第2の周波数を有する前記第2のクロック信号に変
    換し、 前記第2のクロック信号を前記マイクロプロセッサ・マ
    クロ部に、再分配することを特徴とする請求項1記載の
    クロック分配回路。
  3. 【請求項3】 前記マイクロプロセッサ・マクロ部は、
    前記マイクロプロセッサのCPUコアと前記マイクロプ
    ロセッサの周辺回路部とを備え、前記マイクロプロセッ
    サの周辺回路部は、前記PLL回路を備える請求項2
    載のクロック分配回路。
  4. 【請求項4】 前記マイクロプロセッサのCPUコア
    は、RISC型のマイクロプロセッサである請求項3
    載のクロック分配回路。
  5. 【請求項5】 前記クロック周波数制御部は、前記PL
    回路から出力されるクロック周波数を分周する分周回
    路で構成される請求項2、3または4記載のクロック分
    配回路。
  6. 【請求項6】 前記クロック周波数制御部は、前記PL
    回路から出力される第1のクロック信号を分周する第
    1の分周回路と、前記第1の分周回路から出力されるク
    ロック周波数を分周する第2の分周回路とで構成される
    請求項記載のクロック分配回路。
  7. 【請求項7】 前記第1の分周回路の分周比と、前記第
    2の分周回路の分周比とが等しい請求項記載のクロッ
    ク分配回路。
  8. 【請求項8】 前記第1の分周回路の分周比と、前記第
    2の分周回路の分周比とが異なる請求項記載のクロッ
    ク分配回路。
  9. 【請求項9】 マイクロプロセッサ・マクロ部とユーザ
    回路部で用いられるクロックの周波数が異なるASIC
    が具備するクロック分配回路であって、 前記マイクロプロセッサ・マクロ部に設けられ第1の周
    波数の第1のクロック信号を生成し前記ユーザ回路部に
    動作クロックとして供給するPLL回路と、 前記ユーザ回路部に設けられ前記第1のクロック信号を
    分周して前記第1の周波数未満の第2の周波数を有する
    第2のクロック信号を生成し前記マイクロプロセッサ・
    マクロ部に動作クロックとして供給する分周回路と、を
    備えることを特徴とするクロック分配回路。
  10. 【請求項10】 マイクロプロセッサ・マクロ部とユー
    ザ回路部で用いられるクロックの周波数が異なるASI
    Cが具備するクロック分配回路であって、 前記マイクロプロセッサ・マクロ部に設けられ第1の周
    波数の第1のクロック信号を生成し前記ユーザ回路部に
    供給するPLL回路と、 前記ユーザ回路部に設けられ前記第1のクロック信号を
    分周して前記第1の周波数未満の第2のクロック周波数
    の第2のクロック信号を生成し前記ユーザ回路部に動作
    クロックとして供給する第1の分周回路と、 前記ユーザ回路部に設けられ前記第2のクロック信号を
    分周して前記第2の周波数未満 の第3のクロック周波数
    の第3のクロック信号を生成し前記マイクロプロセッサ
    ・マクロ部に動作クロックとして供給する第2の分周回
    路と、を備えることを特徴とするクロック分配回路。
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