JP3184135B2 - 半導体集積回路のレイアウト方法 - Google Patents

半導体集積回路のレイアウト方法

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JP3184135B2
JP3184135B2 JP32668697A JP32668697A JP3184135B2 JP 3184135 B2 JP3184135 B2 JP 3184135B2 JP 32668697 A JP32668697 A JP 32668697A JP 32668697 A JP32668697 A JP 32668697A JP 3184135 B2 JP3184135 B2 JP 3184135B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
レイアウト方法に関し、特に、半導体集積回路における
クロックスキューの低減に有効なレイアウト方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路においては、各回路の動
作の時間的な基準にクロックを用い、1つのクロック或
いは位相の異なる複数のクロックに同期させてLSI全
体を動作させることにより信号処理が行われる。クロッ
クは、通常、LSIの外部から供給され、チップ内にあ
って動作上クロックを必要とするラッチ、フリップフロ
ップ、レジスタ或いはカウンタなどの順序回路に分配さ
れる。
【0003】ところで、LSIは近年ますます高集積
化、大チップ化する傾向にあり、それに伴ない、クロッ
クの入力端子から末端のフリップフロップ(以後、順序
回路の代表例として用いる)に到達する迄の遅延時間も
長くなってきている。そして、その結果、チップ上でク
ロックの供給源から各供給先までの配線長が異なること
などが原因で生じる、クロックが各フリップフロップに
到達する迄の時間のばらつき(クロックスキュー)を小
さくすることが困難になっている。
【0004】クロックスキューが大きいと、その分クロ
ックどうしの間隔(或る位相のクロックと次の位相のク
ロックとの時間間隔)を長くするなどの対策が必要とな
り、回路の動作速度が制限される。又、このクロックス
キューがあると、フリップフロップでは誤った信号を取
り込んだり、論理ゲートでは出力信号の波形に好ましか
らざるひげ状パルスが発生するなどして、回路が誤動作
する恐れがある。従って、クロック同期型LSIにおけ
る性能(動作速度)向上の為には、クロックスキューを
小さくすることが重要である。
【0005】そこで、従来、このクロックスキューを小
さくするために、いろいろな方法が考えられている。そ
のような、クロックスキュー低減方法の一つに、CTS
(Clock Tree Synthesis:クロッ
ク・ツリー・シンセシス)を用いる方法がある。CTS
の一例を、図10に示す。図10を参照して、この図に
示すCTSはネット分割で構成されており、クロック入
力のための外部端子1から末端のフリップフロップFF
迄の間に、複数のバッファBa 、Bb 、Bc ・・・を設
け、クロックネット2をツリー状に接続する。すなわ
ち、クロックを2倍、4倍、8倍・・・というように次
第に分配させ、しかも各段のバッファの負荷容量(配線
容量および次段ゲートの入力容量など)が一致するよう
に、クロック分配系を設計する方法である。上記CTS
を用いたクロックの分配方法は、図11にフロー図を示
す自動レイアウト工程10の配置処理11後に、クロッ
クスキュー低減処理12として実行され、ネットのドラ
イブ用バッファそれぞれのパスが等しい遅延値になるよ
うに自動レイアウト工程で冗長配線することで、クロッ
クスキューを最小に抑えている。
【0006】クロックスキュー低減を目的とした他の自
動レイアウト方法が、特開平6−177248号公報に
開示されている。図12に、上記公報記載の、クロック
発生回路を用いたスキュー調整法を適用したチップのレ
イアウト図を示す。図12を参照して、このLSIは、
クロック発生回路3を備えている。クロック発生回路3
は、外部端子1に入力されたクロックに対し、立上り及
び立下りタイミングの異る複数のサブクロックCL
a 、CLKb 、CLKc ・・・を発生する。そして、
配置されたフリップフロップFFa 、FFb 、FFc
・・とクロック発生回路3との間の距離に応じて、クロ
ック発生回路3に近接して配置されたフリップフロップ
FFc には、タイミング遅れが大きいサブクロックCL
c を分配し、逆に、遠くに配置されたフリップフロッ
プFFa には、タイミング遅れの小さいサブクロックC
LKa を分配するというようにクロック発生回路内部で
クロックのスキュー調整を行い、これによりクロックス
キューを低減させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の、CTSを用い
た自動レイアウトによるクロック分配および、クロック
発生回路を用いたクロック分配における第1の問題は、
LSIの大規模化に伴い消費電力が増加することであ
る。
【0008】CTSによる自動レイアウトの場合、CT
Sが複数のバッファを設けてクロックネットをツリー状
に接続することで、バッファの数は通常の接続方法に比
べ約2倍以上増加してしまい、このバッファが動作する
際に消費する電力も約2倍以上の増加が見込まれるから
である。一方、特開平6−177248号公報記載のク
ロック発生回路を用いたクロック分配でも、フリップフ
ロップが配置された位置毎にスキューを調整したサブク
ロックを用意する必要があるので、LSIの大規模化に
伴ってクロック発生回路を構成する遅延回路が増大し、
それにつれ消費電力も増加する。
【0009】第2の問題は、CTSによる自動レイアウ
トにおいては、LSIの大規模化に伴いチップ面積が増
大し、レイアウトが困難となることである。CTSは複
数のバッファを設けてクロックネットをツリー状に接続
することから、クロックネットに接続されるフリップフ
ロップ数の増大に伴い、挿入されるバッファの数も増え
るからである。又、ツリー状に接続した各段のバッファ
回路の負荷容量が一致するようにクロックネットを配線
することで配線長も増加し、レイアウトに必要な配線チ
ャネルが不足してしまうからである。
【0010】従って、本発明の目的は、上述した従来の
クロック分配方法における課題を解決して、ドライブ用
バッファや遅延回路を最小限に抑えることが可能で、消
費電力の削減、チップ面積の削減に有効な、しかもクロ
ックのスキューの発生防止にも有効な半導体集積回路の
レイアウト方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
のレイアウト方法は、複数の順序回路と前記順序回路に
クロックを供給する複数のドライブ用バッファとを有す
る半導体集積回路におけるチップ上の回路配置、配線経
路を決めるために、前記複数のドライブ用バッファを除
く、複数の順序回路の配置を行う第1ステップと、前記
複数のドライブ用バッファを駆動するルートバッファを
チップ上の任意の位置に配置する第2ステップと、前記
ルートバッファの近傍に前記複数のドライブ用バッファ
の中の第1のドライブ用バッファを配置する第3ステッ
プと、前記配置した第1のドライブ用バッファの駆動能
力及び駆動可能な順序回路の個数n1 を求める第4ステ
ップと、前記求めた順序回路の個数n1 に従い、前記複
数の順序回路を前記第1のドライブ用バッファに最も近
い距離に位置する順序回路から順次、前記第1のドライ
ブ用バッファに割り当てる第5ステップと、前記ルート
バッファから前記第1のドライブ用バッファ迄の距離と
前記第1のドライブ用バッファに割り当てた前記順序回
路の個数n1 とにより、第1の遅延時間を求める第6ス
テップと、Σ(ni )個の順序回路が占める領域を除い
た領域を対象に、前記ルートバッファに最も近い任意の
場所に、前記複数のドライブ用バッファの内の第(i+
1)のドライブ用バッファを配置する第7ステップと、
前記第1の遅延時間と等しくなるように前記ルートバッ
ファから前記第(i+1)のドライブ用バッファまでの
距離並びに前記第(i+1)のドライブ用バッファの駆
動能力及び駆動可能な順序回路の個数ni+1 を求め、前
記求めた順序回路の個数に従い、前記複数の順序回路を
前記第(i+1)のドライブ用バッファに最も近い距離
に位置する順序回路から順次、前記第(i+1)のドラ
イブ用バッファに割り当てる第8ステップと、前記第
(i+1)のドライブ用バッファに割り当てるべき順序
回路の有無を判別する第9ステップとを、iの初期値を
1とし、前記第9ステップでの判別結果が「有り」の場
合はi=i+1として、前記第9ステップでの判別結果
が「無し」になるまで繰り返し実行するステップと、前
記第9ステップでの判別結果が「無し」のとき、前記複
数のドライブ用バッファ各各に対応させた順序回路のク
ロック用配線を行う第10ステップと、一のドライブ用
バッファに割り当てた各各の順序回路どうしの間のスキ
ューの比較をドライブ用バッファが属する領域毎に行う
と共に、ドライブ用バッファが属する各各の領域どうし
の間でスキューの比較を行う第11ステップと、前記第
11ステップにおける領域どうしの間でのスキューの比
較結果が定められた値以上であるとき、再度前記第7ス
テップから繰り返し実行するステップとを設けたことを
特徴とする。
【0012】本発明を適用したLSIには、クロック分
配に関わるバッファとして、分配の大本であるルートバ
ッファが一つと、実際に順序回路にクロックを供給する
複数のドライブ用バッファとがある。そして、LSIの
レイアウトに際し、クロック分配の大本であるルートバ
ッファからの距離が遠いドライブ用バッファに割り当て
る順序回路の個数は少なくし、一方、距離が近いドライ
ブ用バッファに割り当てる順序回路の個数は多くする。
これにより、ルートバッファからドライブ用バッファ迄
の配線長によって決まる遅延時間とドライブ用バッファ
に駆動される順序回路の個数によって決まる遅延時間と
の総和が、各ドライブ用バッファどうしの間で同じくな
るようにして、スキューを小さくする。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。尚、以下の説明において
は、クロックを供給される側の順序回路の代表例とし
て、フリップフロップを用いる。図1〜図2は、本発明
の一実施の形態による自動レイアウトの流れを示す、フ
ロー図である。又、図3は、本発明によりルートバッフ
ァ、ドライブ用バッファ及びフリップフロップを配置す
る際の、ネット展開の基本的概念を示すイメージ図であ
る。図4は、実際のチップのレイアウトを模式的に示す
図である。
【0014】図1〜図4を参照して、複数のフリップフ
ロップFFを有するLSIの自動レイアウト工程20を
実行するにあたって、先ず、ドライブ用バッファD
1 ,DB2 ,・・・,DB5 以外の回路ブロックを配
置する(ステップS1 )。
【0015】次いで、クロック分配の大本となるルート
バッファRBを、チップ内の任意の場所に配置する(ス
テップS2 )。本実施の形態の場合、ルートバッファR
Bをチップの左上の隅に配置している。
【0016】上記ルートバッファの配置後、ルートバッ
ファRBの近傍に一つ目のドライブ用バッファDB1
配置し(ステップS3 )、その第1バッファDB1 の駆
動能力と、その駆動能力で駆動可能なフリップフロップ
の個数とを求める(ステップS4 )。そして、第1バッ
ファDB1 に最も近い距離にあるフリップフロップか
ら、ステップS4 で求めた個数のフリップフロップを順
次割り当てる(ステップS5 )。
【0017】割当てが終わった後、ルートバッファRB
から第1番目のドライブ用バッファDB1 迄の距離と、
その第1バッファDB1 に割り当てられたフリップフロ
ップの個数とから、この第1バッファDB1 における遅
延時間Tpd1 を求める(ステップS6 )。
【0018】次に、第1番目のドライブ用バッファDB
1 に割り当てられたフリップフロップの領域を除いた残
りの領域の中で、ルートバッファRBに最も近い任意の
位置に、次のドライブ用バッファDB2 を配置する(ス
テップS7 )。
【0019】ここで、ルートバッファRBから第2番目
のドライブ用バッファDB2 迄の距離を基に、第2バッ
ファDB2 の駆動能力と、第2バッファDB2 に割り当
てるフリップフロップの個数とを決定する(ステップS
8 )。このステップにおいては、第2バッファDB2
駆動能力、第2バッファに割り当てるフリップフロップ
の個数の内、どれを変えても良い。但し、第2バッファ
DB2 における遅延時間が、ステップS6 で求めた第1
バッファDB1 における遅延時間Tpd1 と等しくなる
ようにする。そのために、ルートバッファRBから第2
バッファDB2迄の配線長で決まる遅延時間と、割り当
てたフリップフロップの個数で決まる遅延時間との総和
が、第1番目のドライブ用バッファDB1 における遅延
時間の総和と同じ程度になるようにする。
【0020】上記ステップS7 〜S8 の処理を、チップ
上で未割り当て領域がなくなるまで、繰り返し行う。以
上の処理により、ルートバッファRBに距離が近いドラ
イブ用バッファほど割り当てられるフリップフロップの
個数は多く、逆に、ルートバッファRBから遠いドライ
ブ用バッファほど割り当てられるフリップフロップの個
数は少なくできる。
【0021】次に、ドライブ用バッファ毎のフリップフ
ロップのクロック配線を行い(ステップS10)、各ドラ
イブ用バッファの領域のスキューチェックを行う(ステ
ップS11)。スキューチェックの結果、各ドライブ用バ
ッファの領域内でスキューがある場合は、ドライブ用バ
ッファやフリップフロップの配置変更を行う。一方、各
ドライブ用バッファの領域どうしの間でスキューがある
場合は、先のステップS7 に戻り、ドライブ用バッファ
の配置からやり直す。
【0022】このようにして、ルートバッファから各ド
ライブ用バッファまでの配線長で決まる遅延時間と、各
ドライブ用バッファに割り当てるフリップフロップの個
数によって決まる遅延時間との総和を、各ドライブ用バ
ッファ間で同一となるようにすることによりスキュー調
整を行って設計されたLSIにおいては、各ドライブ用
バッファの領域間でのスキュー発生も、領域内でのスキ
ュー発生もない。
【0023】図5〜図8に、ドライブ用バッファ以外の
回路ブロックが配置されたあと、上述のステップを辿っ
て、ルートバッファの配置、各ドライブ用バッファの配
置が順次行われて行く過程を、チップの模式的レイアウ
ト図を用いて示す。図5は、チップ上にフリップフロッ
プFFが配置された後、ルートバッファRBが配置さ
れ、更にルートバッファの近傍に第1番目のドライブ用
バッファDB1 が配置された状態を示す。
【0024】図6は、ルートバッファRBの近傍にドラ
イブ用バッファDB1 が配置されたあと、そのドライブ
用バッファDB1 に最も近い距離のフリップフロップか
ら順次、n1 個のフリップフロップを割り当てた状態を
示す。これらn1 個のフリップフロップが配置されてい
る部分が領域31である。
【0025】図7は、先の過程で第1番目のドライブ用
バッファDB1 に割り当てたフリップフロップの領域3
1を除いた残りの領域の中で、ルートバッファRBに最
も近い任意の位置に、次のドライブ用バッファDB2
配置し、図1中のステップS8 で求めた個数のフリップ
フロップ(n2 個)を、ドライブ用バッファDB2 に最
も近い位置から順次、割り当てた状態を示す。これらn
2 個のフリップフロップが配置されている部分が領域3
2である。
【0026】図8は、図1中のステップS7 からステッ
プS9 迄の処理の繰返しにより、チップ上に未割り当て
のフリップフロップがなくなった状態を示す。
【0027】図9は、別の例を示す模式的レイアウト図
であって、ルートバッファRBをチップの中心に配置し
た場合の、フリップフロップの割り当て状態を示す。こ
のように、ルートバッファは、チップ上の任意の場所に
配置することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、半導体
集積回路のレイアウトに際して、ルートバッファからの
距離が遠いドライブ用バッファには少ない数の順序回路
を割り当て、距離が近いドライブ用バッファには多くの
順序回路を割り当てて、ルートバッファからドライブ用
バッファ迄の配線長によって決まる遅延時間と、ドライ
ブ用バッファによって駆動される順序回路の個数によっ
て決まる遅延時間との総和を、各ドライブ用バッファ間
で同じくするようにスキュー調整を行っている。
【0029】これにより、本発明によれば、大規模なレ
イアウト処理時に必要となるドライブ用バッファの増加
を抑え、消費電力を低減できる。しかも、CTSによる
クロック分配方法を用いないので、ピンペア数を減ら
し、配線領域の削減ひいてはチップ面積の増加を抑制で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による自動レイアウトの
流れを示すフロー図である。
【図2】一実施の形態による自動レイアウトの流れを示
すフロー図であって、図1に続くステップを示す図であ
る。
【図3】ルートバッファ、ドライブ用バッファ及びフリ
ップフロップを配置する際のネット展開の基本的概念を
示すイメージ図である。
【図4】実際のチップのレイアウトを、模式的に示す図
である。。
【図5】ルートバッファの配置、各ドライブ用バッファ
の配置が順次行われて行く過程を示すチップの模式的レ
イアウト図である。
【図6】ルートバッファの配置、各ドライブ用バッファ
の配置が順次行われて行く過程を示すチップの模式的レ
イアウト図であって、図5に続く過程におけるレイアウ
ト図である。
【図7】ルートバッファの配置、各ドライブ用バッファ
の配置が順次行われて行く過程を示すチップの模式的レ
イアウト図であって、図6に続く過程におけるレイアウ
ト図である。
【図8】ルートバッファの配置、各ドライブ用バッファ
の配置が順次行われて行く過程を示すチップの模式的レ
イアウト図であって、図7に続く過程におけるレイアウ
ト図である。
【図9】ルートバッファの配置、各ドライブ用バッファ
の配置の他の例を示すチップの模式的レイアウト図であ
る。
【図10】CTSを用いた従来のクロック分配方法にお
けるネット展開図である。
【図11】CTSを用いた従来のクロック分配の設計の
流れを示すフロー図である。
【図12】従来のクロック分配方法の他の例を示すチッ
プのレイアウト図である。
【符号の説明】
1 外部端子 2 クロックネット 3 クロック発生回路 11 配置処理 12 クロックスキュウ低減処理 20 自動レイアウト処理 31,32 フリップ
フロップの領域 Ba ,Bb ,Bc バッファ FF,FFa ,FFb ,FFc フリップフロップ CLKa ,CLKb ,CLKc サブクロック DB1 ,DB2 ,DB3 ,DB4 ,DB5 ドライブ
用バッファ S1 ブロック配置工程 S2 ルートバッファ配置工程 S3 ドライブ用
バッファ配置工程 S4 フリップフロップの個数計
算工程 S5 フリップフロップの割当て工程 S6
遅延時間算出工程 S7 ドライブ用バッファ配
置工程 S8 フリップフロップ割当て工程 S9 未割当てフリップフロップ有無のチェック工程 S10 クロック配線工程 S11 スキューチェック工程
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/82,27/118

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の順序回路と前記順序回路にクロッ
    クを供給する複数のドライブ用バッファとを有する半導
    体集積回路におけるチップ上の回路配置、配線経路を決
    めるために、 前記複数のドライブ用バッファを除く、複数の順序回路
    の配置を行う第1ステップと、 前記複数のドライブ用バッファを駆動するルートバッフ
    ァをチップ上の任意の位置に配置する第2ステップと、 前記ルートバッファの近傍に前記複数のドライブ用バッ
    ファの中の第1のドライブ用バッファを配置する第3ス
    テップと、 前記配置した第1のドライブ用バッファの駆動能力及び
    駆動可能な順序回路の個数n1 を求める第4ステップ
    と、 前記求めた順序回路の個数n1 に従い、前記複数の順序
    回路を前記第1のドライブ用バッファに最も近い距離に
    位置する順序回路から順次、前記第1のドライブ用バッ
    ファに割り当てる第5ステップと、 前記ルートバッファから前記第1のドライブ用バッファ
    迄の距離と前記第1のドライブ用バッファに割り当てた
    前記順序回路の個数n1 とにより、第1の遅延時間を求
    める第6ステップと、 Σ(ni )個の順序回路が占める領域を除いた領域を対
    象に、前記ルートバッファに最も近い任意の場所に、前
    記複数のドライブ用バッファの内の第(i+1)のドラ
    イブ用バッファを配置する第7ステップと、前記第1の
    遅延時間と等しくなるように前記ルートバッファから前
    記第(i+1)のドライブ用バッファまでの距離並びに
    前記第(i+1)のドライブ用バッファの駆動能力及び
    駆動可能な順序回路の個数ni+1 を求め、前記求めた順
    序回路の個数に従い、前記複数の順序回路を前記第(i
    +1)のドライブ用バッファに最も近い距離に位置する
    順序回路から順次、前記第(i+1)のドライブ用バッ
    ファに割り当てる第8ステップと、前記第(i+1)の
    ドライブ用バッファに割り当てるべき順序回路の有無を
    判別する第9ステップとを、iの初期値を1とし、前記
    第9ステップでの判別結果が「有り」の場合はi=i+
    1として、前記第9ステップでの判別結果が「無し」に
    なるまで繰り返し実行するステップと、 前記第9ステップでの判別結果が「無し」のとき、前記
    複数のドライブ用バッファ各各に対応させた順序回路の
    クロック用配線を行う第10ステップと、 一のドライブ用バッファに割り当てた各各の順序回路ど
    うしの間のスキューの比較をドライブ用バッファが属す
    る領域毎に行うと共に、ドライブ用バッファが属する各
    各の領域どうしの間でスキューの比較を行う第11ステ
    ップと、 前記第11ステップにおける領域どうしの間でのスキュ
    ーの比較結果が定められた値以上であるとき、再度前記
    第7ステップから繰り返し実行するステップとを設けた
    ことを特徴とする半導体集積回路のレイアウト方法。
  2. 【請求項2】 前記第5ステップ及び第8ステップで、
    一のドライブ用バッファにそのドライブ用バッファに対
    応する複数の順序回路を割り当てるとき、そのドライブ
    用バッファの最も近くに位置する順序回路から順に割り
    当てて行くことを特徴とする、請求項1に記載の半導体
    集積回路のレイアウト方法。
  3. 【請求項3】 前記第8ステップで、一のドライブ用バ
    ッファにそのドライブ用バッファに対応する複数の順序
    回路を割り当てるとき、そのドライブ用バッファの駆動
    能力の変更を含め、前記ルートバッファからそのドライ
    ブ用バッファ迄の配線長によって決まる遅延時間とその
    ドライブ用バッファに割り当てた順序回路の個数によっ
    て決まる遅延時間との総和を、各各のドライブ用バッフ
    ァどうしの間で同等となるようにすることを特徴とす
    る、請求項1に半導体集積回路のレイアウト方法。
  4. 【請求項4】 前記一のドライブ用バッファに割り当て
    た各各の順序回路どうしの間のスキューの比較結果が定
    められた値以上であるとき、そのドライブ用バッファが
    属する領域内で、そのドライブ用バッファ及びこれに割
    り当てた複数の順序回路の配置変更を行いスキュー調整
    を行うことを特徴とする、請求項1に記載の半導体集積
    回路のレイアウト方法。
  5. 【請求項5】 前記ルートバッファをチップのいずれか
    の隅に配置することを特徴とする、請求項1乃至4の何
    れか1項に記載の半導体集積回路のレイアウト方法。
  6. 【請求項6】 前記ルートバッファをチップの中央近辺
    に配置することを特徴とする、請求項1乃至4の何れか
    1項に記載の半導体集積回路のレイアウト方法。
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