JP3491981B2 - マルチメディア・プレゼンテーション方法およびシステム,ならびにマルチメディア・データ作成方法およびシステム - Google Patents

マルチメディア・プレゼンテーション方法およびシステム,ならびにマルチメディア・データ作成方法およびシステム

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JP3491981B2
JP3491981B2 JP19621594A JP19621594A JP3491981B2 JP 3491981 B2 JP3491981 B2 JP 3491981B2 JP 19621594 A JP19621594 A JP 19621594A JP 19621594 A JP19621594 A JP 19621594A JP 3491981 B2 JP3491981 B2 JP 3491981B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,画像(文字画像を含む)と音
(音楽,ナレーション等を含む)とからなるマルチメデ
ィアを発生させるマルチメディア・プレゼンテーション
方法およびシステム,このプレゼンテーション方法およ
びシステムで用いられるマルチメディア・データを作成
する方法およびシステム,ならびにマルチメディアに含
まれる画像または他の用途に用いられる画像を合成する
方法およびシステムに関する。
【0002】
【背景技術】画像(主に静止画)と音とを時間順序でシ
ーケンシャルに(画像と音が同時であるかどうかを問わ
ない)発生させるためには,その時間順序で画像データ
と音データとを記録媒体上に配列しておかなければなら
ない。このようなマルチメディア・データ(画像データ
と音データとからなるデータ)の一部を修正(データの
加入,削除,置換または変更)する場合には,マルチメ
ディア・全体の流れを再構築しかつ全データを書換え
(少なくとも修正箇所以降のデータ)ることが必要であ
るので,その作業が煩雑とならざるを得ない。
【0003】一方,マルチメディアで用いる静止画また
は他の用途で用いる静止画を,2つ以上の画像を合成す
ることにより作成することがある。たとえば,絵と文字
とを組合せるような場合である。このような場合に,合
成前の絵と,文字と,合成後の画像とを保存しようとす
れば,合成前の絵を表わす画像データ,文字を表わす画
像データおよび合成された画像データの3種類を記録媒
体に記録しておかなければならず,記録容量が多く必要
である。合成画像データのみを保存したとすると,合成
前の絵や文字の画像データが必要となったときに,これ
を正しく復元するのは困難である。
【0004】
【発明の開示】この発明はマルチメディア・データの作
成および修正を容易にするものである。
【0005】この発明は記録容量を少なくして合成前の
画像データを保存しかつ画像の合成を行なえるようにす
るものである。
【0006】この発明によるマルチメディア・データの
作成方法は,複数の画像データをそれらの識別情報と関
連づけて格納した第1の記録媒体と,複数の音データを
それらの識別情報と関連づけて格納した第2の記録媒体
とを用い,少なくとも表示すべき画像を表わす画像デー
タを示す識別情報を含む画像キャスト,少なくとも発生
させるべき音を表わす音データを示す識別情報を含む音
キャスト,および出力させるべき順序に画像キャストと
音キャストとを配列したスクリプト・ファイルを作成し
て第3の記録媒体に格納するものである。
【0007】上記第1の記録媒体,第2の記録媒体およ
び第3の記録媒体のうちの少なくとも2つが同一の記録
媒体であってもよい。
【0008】好ましい実施態様においては,先行する画
像キャストにしたがう画像表示の基準時点もしくは音キ
ャストにしたがう音発生の基準時点から,それに続く画
像キャストにしたがう画像表示の基準時点もしくは音キ
ャストにしたがう音発生の基準時点までの遷移時間を,
またはプレゼンテーションの開始時点から画像キャスト
にしたがう画像表示の基準時点もしくは音キャストにし
たがう音発生の基準時点までの遷移時間を,画像キャス
トまたはスクリプト・ファイルに含ませる。
【0009】さらに好ましい実施態様においては,画像
の表示時間を画像キャストまたはスクリプト・ファイル
に含ませる。
【0010】他の実施態様では,表示すべき画像の解像
度,位置または拡大,縮小倍率を画像キャストに含ませ
る。
【0011】さらに他の実施態様では,画像表示の最初
の段階で実行すべき効果およびその時間を画像キャスト
に含ませる。
【0012】さらに望ましくは,音データのうち発生さ
せるべき部分を表わす時点データを音キャストに含ませ
る。
【0013】好ましい実施態様では,複数の画像データ
とこれらの画像データの合成に関するデータとを含む合
体型画像ファイルを,上記画像データとして第1の記録
媒体に格納し,画像キャストに合体型画像ファイルの識
別情報を含ませる。
【0014】この発明によるマルチメディア・データ作
成システムは,複数の画像データをそれらの識別情報と
関連づけて格納した第1の記録媒体から,指示された識
別情報に対応する画像データを読出す第1の読取装置,
複数の音データをそれらの識別情報と関連づけて格納し
た第2の記録媒体から,指示された識別情報に対応する
音データを読出す第2の読取装置,ならびに少なくとも
表示すべき画像を表わす画像データを示す識別情報を含
む画像キャスト,少なくとも発生させるべき音を表わす
音データを示す識別情報を含む音キャスト,および出力
させるべき順序に画像キャストと音キャストとを配列し
たスクリプト・ファイルを第3の記録媒体に記録する記
録装置を備えている。
【0015】この発明によると,表示すべき画像に関す
る記述を画像キャストに,発生させるべき音に関する記
述を音キャストに,画像と音の再生順序をスクリプト・
ファイルにそれぞれ含ませている。これらの画像情報と
音情報と順序情報とをそれぞれ別個に取扱うことができ
るので,その作成および修正が容易となる。
【0016】この発明はこのようにして作成されたマル
チメディア・データを利用したマルチメディア・プレゼ
ンテーション方法およびシステムを提供している。
【0017】この発明によるマルチメディア・プレゼン
テーション方法は,複数の画像データをそれらの識別情
報と関連づけて第1の記録媒体にあらかじめ格納してお
き,複数の音データをそれらの識別情報と関連づけて第
2の記録媒体にあらかじめ格納しておき,少なくとも表
示すべき画像を表わす画像データを示す識別情報を含む
画像キャスト,少なくとも発生させるべき音を表わす音
データを示す識別情報を含む音キャスト,および出力さ
せるべき順序に画像キャストと音キャストとを配列した
スクリプト・ファイルを作成して第3の記録媒体に格納
しておき,第3の記録媒体からスクリプト・ファイルを
読出し,読出したスクリプト・ファイルに記述された画
像キャストおよび音キャストを読出し,読出した画像キ
ャストおよび音キャストに含まれる識別情報にしたがっ
て第1の記録媒体および第2の記録媒体から画像データ
および音データを読出し,スクリプト・ファイルに記述
された順序で,読出した画像データによって表わされる
画像を表示装置に表示し,読出した音データによって表
わされる音をスピーカから出力させるものである。
【0018】この発明によるマルチメディア・プレゼン
テーション・システムは,複数の画像データをそれらの
識別情報と関連づけて格納した第1の記録媒体から,指
示された識別情報に対応する画像データを読出す第1の
読取装置,複数の音データをそれらの識別情報と関連づ
けて格納した第2の記録媒体から,指示された識別情報
に対応する音データを読出す第2の読取装置,第1の記
録媒体から読出された画像データによって表わされる画
像を表示する表示装置,第2の記録媒体から読出された
音データによって表わされる音を発生する音発生装置,
ならびに少なくとも表示すべき画像を表わす画像データ
を示す識別情報を含む画像キャスト,少なくとも発生さ
せるべき音を表わす音データを示す識別情報を含む音キ
ャスト,および出力させるべき順序に画像キャストと音
キャストとを配列したスクリプト・ファイルを格納した
第3の記録媒体からスクリプト・ファイルを読出し,読
出したスクリプト・ファイルに記述された画像キャスト
および音キャストを読出し,読出した画像キャストおよ
び音キャストに含まれる識別情報にしたがって第1の記
録媒体および第2の記録媒体から画像データおよび音デ
ータを読出し,スクリプト・ファイルに記述された順序
で,読出した画像データによって表わされる画像を上記
表示装置に表示し,読出した音データによって表わされ
る音を上記音発生装置から出力させるように制御する制
御装置を備えている。
【0019】上記第1の記録媒体,第2の記録媒体およ
び第3の記録媒体のうちの少なくともいずれか2つが同
一の記録媒体であってもよい。第1の記録媒体と第2の
記録媒体とが同一の記録媒体の場合には,上記第1の読
取装置と第2の読取装置が同一の装置となる。
【0020】このようにして,先の方法で作成されたマ
ルチメディア・データに基づいて有効にプレゼンテーシ
ョンが行なわれる。
【0021】この発明はさらに,合体型画像ファイルを
利用した画像合成方法およびシステムを提供している。
【0022】この発明による画像合成方法は,複数の画
像データと,これらの画像データの合成に関するデータ
とを含む合体型画像ファイルを記録媒体にあらかじめ格
納しておき,上記記録媒体から合体型画像ファイルを読
出し,読出した合体型画像ファイル内の合成に関するデ
ータにしたがって少なくとも2つの画像データをメモリ
上で合成し,合成により得られた画像データによって表
わされる画像を表示装置に表示するものである。
【0023】この発明による画像合成方法は,複数の画
像データと,これらの画像データの合成に関するデータ
とを含む合体型画像ファイルを格納した記録媒体から合
体型画像ファイルを読出す読取装置,読出した合体型画
像ファイル内の合成に関するデータにしたがって少なく
とも2つの画像データをメモリ上で合成する画像合成手
段,および合成により得られた画像データによって表わ
される画像を表示する表示装置を備えている。
【0024】この発明によると,合体後の画像データを
記録媒体に格納する必要がないので,その容量を有効に
使える。しかも,合体前後のすべての画像データを容易
に入手できる。
【0025】
【実施例】図1はマルチメディア・プレゼンテーション
・システムの全体的構成の概要を示している。このシス
テムはマルチメディア・データ作成および画像合成にも
用いることができる。
【0026】コンピュータ・システム10はマルチメディ
ア・プレゼンテーション(ならびにマルチメディア・デ
ータ作成および画像合成)専用のものでもよいし,汎用
のコンピュータ・システムをマルチメディア・プレゼン
テーション用(ならびにマルチメディア・データ作成お
よび画像合成)にプログラムしたものでもよい。
【0027】コンピュータ・システム10はCPU11,メ
モリ12,入力装置13,および表示装置14を備えている。
メモリ12は半導体メモリ,フロッピィ・ディスク,ハー
ド・ディスク等を含み,CPU11の実行するプログラム
を格納したり,ワーク・エリアとして用いられる。入力
装置13はキーボード,マウス等を含み,CPU11にコマ
ンド,データ等を与えるものである。表示装置14はたと
えばCRT表示装置,液晶表示装置等により実現され
る。
【0028】コンピュータ・システム10にはSCSI
(Small Computer System Interface)バスを介して,
ディスク・ドライバ15,画像システムおよび音システム
が接続されている。
【0029】ディスク・ドライバ15はディスク状記録媒
体(光ディスク,光磁気ディスク,磁気ディスク等)に
データを書込む,およびこの記録媒体からデータを読出
すものである。ディスク・ドライバ15によって読み書き
される記録媒体を,他の記録媒体と区別するために管理
用記録媒体ということにする。管理用記録媒体には後に
詳述するスクリプト・ファイル,画像キャスト,音キャ
スト等が記録される,または記録されている。
【0030】画像システムはディスク・ドライバ21,画
像再生装置22,および表示装置23を含む。ディスク・ド
ライバ21によって読み書きされるディスク状記録媒体を
画像用記録媒体ということにする。画像用記録媒体には
後述する合体型画像ファイル,画像ファイル(一画面分
の画像を表わす画像データ(データ圧縮または符号化さ
れた画像データ,文字画像データを含む)を画像ファイ
ルといい,画像ファイルまたは合体型画像ファイルの集
まりをアルバムということにする)等がアクセス可能に
記録される,または記録されている。
【0031】画像再生装置22はディスク・ドライバ21に
よって画像用記録媒体から読出された画像データまたは
コンピュータ・システム10から与えられた画像データに
よって表わされる画像を表示装置23に表示する処理を行
うものであり,VRAM,D/A変換回路,画像処理回
路,表示制御回路等を含む。
【0032】表示装置23はCRT表示装置または液晶表
示装置(ビデオプロジェクタの一部として用いられるも
のを含む)により実現される。マルチメディア・プレゼ
ンテーション・システムには,コンピュータ・システム
10の表示装置14またはこの表示装置23の少なくともいず
れか一方が設けられればよい。
【0033】音システムは,ディスク・ドライバ31,音
再生装置32およびスピーカ33が含まれる。ディスク・ド
ライバ31によって読み書きされるディスク状記録媒体を
音用記録媒体ということにする。音用記録媒体は音を表
わすディジタル・データ(ADPCM;Adaptive Diffe
rential Pulse Code Modulation されたものを含む)を
記録するものである。一曲の音楽,一つのまとまりのあ
るナレーション等,一単位の音データを音ファイルとい
う。
【0034】音再生装置32は音用記録媒体から読出され
た音データを音信号に変換してスピーカ33を駆動するも
のであり,ADPCM復号化回路,D/A変換回路等を
含む。
【0035】音用記録媒体はMIDI(Musical Instru
ment Digital Interface)データを一部または全部に格
納したものでもよい。この場合には音再生装置32は電子
楽器を含むものとなる。
【0036】画像ファイルと音ファイルとを一つの記録
媒体に格納するようにしてもよい。この場合にはドライ
バは1つで足りる。高速のディスク・ドライバは画像フ
ァイルと音ファイルとを時分割で読出すことができ,こ
れらの読出されたデータに基づいて画像の表示と音の発
生(出力)とを同時に行うことができる。さらに,画像
用記録媒体と画像用記録媒体と音用記録媒体とが同一の
記録媒体であってもよい。この場合には,ドライバ15と
ドライバ21とドライバ31は一台のドライバで兼用され
る。これらの3種類の記録媒体のうちの少なくとも任意
の2つが同一の記録媒体であってもよい。
【0037】ディスク状記録媒体に代えて,画像ファイ
ルや音ファイルを記録するために半導体メモリやテープ
状記録媒体(光テープ,磁気テープ等)を用いることが
できる。
【0038】マルチメディア・プレゼンテーション・シ
ステム(またはマルチメディア・データ作成システム,
画像合成システム)には,画像データの入力装置,音デ
ータの入力装置等を接続してもよい。画像データ入力装
置はたとえば,入力する映像信号をA/D変換し,デー
タ圧縮する装置などが含まれよう。音データの入力装置
にはマイク,A/D変換回路,バッファ・メモリ,AD
PCM符号化回路等が含まれよう。
【0039】合体型画像ファイルについて説明してお
く。分りやすくするために,図2に示す自然画(絵)と
図3に示す文字画像とを用いて,図4に示すような合成
画像を作成する合体型画像ファイルについて説明する。
合体型画像ファイルには,基本的には自然画を表わす画
像データと,文字画像を表わす画像データと,これらの
画像データを合成するのに必要な情報(データ)とが含
まれる。合体型画像ファイルには合成後の画像を表わす
画像データは含まれない。
【0040】図5は合体型画像ファイルの構成の一例を
示している。合体型画像ファイルは,ヘッダ,情報領
域,パス領域,および画像データ領域から構成されてい
る。
【0041】画像データ領域には,図2に示す自然画を
表わす画像データと,図3に示す文字画像を表わす画像
データとが格納される。
【0042】図2に示す自然画を表わす画像データには
3種類あり,それは検索用縮小画像データA1と,標準
画像データA2と,ハイビジョン用画像データA3とで
ある。
【0043】縮小画像データA1は標準画像データA2
を間引き処理,平均化処理等により縮小(たとえば1/
64)することにより作成されたもので,主に検索処理に
用いられる。すなわち,検索処理時には,多数の合体型
画像ファイルから縮小画像データがそれぞれ読出され,
これらの縮小画像データによって表わされる縮小画像が
マルチ画面を構成するように表示画面に表示される。
【0044】標準画像データA2はテレビジョン画面に
表示するのに適した解像度をもつ画像データである。マ
ルチメディア・プレゼンテーション・システムで画像表
示のために用いられる画像データは,基本的には,この
標準画像データA2である。もちろん,他の画像データ
A1,A3もマルチメディア・プレゼンテーションに用
いることができる。
【0045】ハイビジョン用画像データA3は高解像度
(たとえば標準画像データの4倍)のもので,ハイビジ
ョン表示またはプリント用に用いられる。さらに高解像
度(たとえば,ハイビジョン用の4倍の解像度をもつも
の,より大きなプリント画を得るため)の画像データを
合体型画像ファイルに含ませることができる。自然画を
表わす画像データの種類数は任意である。
【0046】図3に示す文字を表わす文字画像データB
は一種類のみ用意されている。この文字画像データBは
少くとも文字の領域分だけあればよく,一画面分は必ず
しも必要ない。文字画像データについても,解像度の異
なるものを複数種類用意してもよい。
【0047】さらに異なる絵や文字を表わす画像データ
を合体型画像ファイルに設けてもよいのはいうまでもな
い。合体型画像ファイルは2種類以上の画像を合成する
ものであるからである。カラー画像のみならず,白黒画
像のデータを用意しておいてもよい。
【0048】パス領域には,上述した各画像データA
1,A2,A3およびBをアクセスするためのデータ
(パスまたはオフセット,その他のアドレスに関連する
データ)がそれぞれ記憶される。
【0049】ヘッダには合体型画像ファイルであること
を示すコード,この合体型画像ファイルが属するアルバ
ムの名称(名),合体型画像ファイルの名称(名)等が
格納される。
【0050】情報領域には,バージョン番号,圧縮方
式,画像回転情報,テーブル,作成年月日等が記述され
る。
【0051】バージョン番号はバージョンを識別するた
めのVersion 1.2 とかVersion 3.5とかの番号である。
【0052】圧縮方式は画像データ領域の画像データが
データ圧縮されている場合に,その方式(たとえばJP
EG方式等)を示すものであり,これは主に自然画につ
いて適用される。
【0053】画像回転情報は画像データ領域の画像デー
タ(時に自然画の)を表示したときに,観察者に正しく
見せるためには反時計回りに何度回転して表示すればよ
いかを示すものである。たとえば,この情報には0度,
90度,180 度,270 度などがある。
【0054】テーブルは,画像データ領域に格納した画
像データの種類と解像度を示すものである。たとえば,
カラー(24ビット)自然画(縮小1/64,標準1/1,
ハイビジョン4/1),文字(8ビット),画像(標準
1/1)というデータが,テーブルの形で一定の配列で
記述されている。この配列は,パス領域に記述したパス
・データの順序と一致している。
【0055】作成年月日はこの合体型画像ファイルを作
成した年月日である。
【0056】画像用記録媒体にはこのような合体型画像
ファイルが複数個格納される。この合体型画像ファイル
の作成は,図1に示すシステムを用いて行なうことがで
きる。必要な画像データとその情報とを作成して図5に
示すような形式で記録媒体に格納すればよい。
【0057】画像用記録媒体には合体型画像ファイル以
外の画像ファイルも格納される。この画像ファイルに
も,そのアルバム名,ファイル名を含むヘッダ,図5の
情報領域に示されるような情報,パスおよび画像データ
が格納される。一つの絵または文字画像について,複数
種類の解像度をもつ画像データを格納しておくとよい。
【0058】音用記録媒体に格納される音ファイルもま
た,アルバム名,ファイル名を含むヘッダ,再生等のた
めに必要な情報,および音データを含むように構成され
る。もっとも,アルバム名,ファイル名,情報はディレ
クトリに格納してもよい。
【0059】図6はこのマルチメディア・プレゼンテー
ション・システムにおいて発生する画像(静止画)と音
のシーケンスの一例を示している。
【0060】まず導入音楽(1) (音)がスピーカ33から
流れ,この音楽(1) が流れている間に表示装置23に画像
(1) が表示される。画像(1) が表示されている間に,導
入音楽(1) がナレーション(2) (音)に切替わる。ナレ
ーション(2) が終った後に,一時的に音の発生が止む。
この間に,画像(1) から画像(2) に切替わり,続いてナ
レーション(3) が流れる。この例では,画像と音とが同
時に出力されることがある。
【0061】ある音の出力または画像の表示が開始され
た時点から,次の音の出力または画像の表示が開始され
るまでの時間を,この例において,遷移時間という。一
つの画像が表示されている時間を表示時間という。
【0062】図7は発生する画像(静止画)と音のシー
ケンスの他の例を示している。このシーケンスでは,音
と画像は同時には発生しない。ある一時点では音または
画像のいずれか一方が再生されているか,またはいずれ
も再生されていない。
【0063】このシーケンスの例では,ある音の出力の
停止または画像の表示終了の時点から,次の音の出力の
開始または画像の表示開始までの時間を遷移時間と定義
している。一つの画像が表示されている時間が表示時間
である。破線で示すように,画像についてはある画像の
表示開始から次の画像の表示開始までを遷移時間とする
こともできる。さらに,プレゼンテーションの開始(第
1番目の音の発生または画像表示)の時点からの時間
(開始時間)(これも遷移時間という)を,上述した遷
移時間に代えて定義してもよい。
【0064】このような再生すべき1つの画像または一
つづきの音は画像キャストまたは音キャストによって記
述され,それらの再生の順序はスクリプト・ファイルに
記述される。
【0065】スクリプト・ファイルの一例が図8に示さ
れている。このスクリプト・ファイルは図6に示すシー
ケンスを表わしたものである。PLAYは再生命令をAudio
Cast は音キャストを,Image Castは画像キャストをそ
れぞれ表わしている。PLAY Audio Cast (1) が一つの命
令文(ステートメント)であり,これは音キャスト(1)
を再生せよということを意味している。これらの命令文
は再生すべき順番に記述される。したがって,音(1) ,
画像(1) ,音(2) ,画像(2) ,音(3) の順番に再生され
る。これは図6のシーケンスと同じである。スクリプト
・ファイルにおいて,命令PLAYはその記述を省略するこ
とができる。画像キャストや音キャストに記述されてい
る遷移時間,表示時間をスクリプト・ファイルに記述し
てもよい。
【0066】図9は画像キャスト(Image Cast)の構造
の一例を示している。画像キャストは,ヘッダ,アルバ
ム名,(合体型)画像ファイル名,合体情報,遷移時
間,表示時間,画像出現効果,画像出現効果時間,画像
の解像度,位置情報,拡大倍率等を含む。
【0067】ヘッダは画像キャストであることを示すも
のである。
【0068】アルバム名および(合体型)画像ファイル
名は,再生すべき画像ファイル(合体型画像ファイルま
たはそれ以外の画像ファイル)を示すものである。
【0069】合体情報は合体型画像ファイルが指示され
ていた場合に用いられるもので,合体型画像ファイルに
含まれる複数の画像データのうちのどれを用いるのかと
いう情報(合体させる画像の種類)と,合成(合体)方
法とを含む。合体させるべき画像の種類に関する情報に
は,合体させるか,させないかの情報も含まれる。合体
させる場合には合体させるべき画像データが明示される
(この例では,合体させるべき画像データは画像の解像
度によって指示されている)。合体させない場合には,
どの画像(自然画,文字画像)を用いるかが記述され
る。合体方法にはOR,AND,NOR等がある。
【0070】遷移時間および表示時間は上述した通りの
ものである。
【0071】画像出現効果は,画像の表示を開始すると
きに,いきなり全画面を表示するのか(全画面を瞬間的
に切替えるのか),両開きのドア(またはカーテン)を
開けるような態様で次の画像を表示するのか,右から左
に掃引しながら次の画像を表示するか,上から下に掃引
しながら画像を表示しはじめるのか,中心から徐々に表
示領域を拡大しながら絵を出現させるのかというような
画面効果を選択するものである。画像出現効果時間は,
画像の一部の出現開始から全部が出現するまでの時間で
ある。
【0072】画像の解像度は上述したように表示すべき
画像(自然画)の解像度を示し,図5の例では1/64,
1/1,4/1のいずれかが選択される。この解像度の
指定により,結果的に画像データが選択される。
【0073】位置情報は,表示すべき画像の表示画面上
における位置を表わす。例えば,表示すべき画像の中心
のX,Y座標で表現される。
【0074】拡大倍率(縮小倍率も含む)は表示する画
像を拡大または縮小するときの倍率を表わす。
【0075】図10は音キャスト(Audio Cast)の構造の
一例を示している。音キャストにはヘッダ,アルバム
名,音ファイル名,トラック番号,属性,遷移時間,ス
タート・ポインタおよびストップ・ポインタ等が含まれ
る。
【0076】ヘッダは音キャストであることを示すもの
である。
【0077】アルバム名およびファイル名は再生すべき
音ファイルを同定するものである。トラック番号は,再
生すべき音ファイルが存在する音用記録媒体上のトラッ
ク番号を示す。ファイル名によってトラック番号が一義
的に定まる場合にはトラック番号は必ずしも必要ない。
【0078】属性は音の性質等,たとえばモノ/ステレ
オの別,チャネル数を示す。
【0079】遷移時間は上述した通りである。
【0080】音については音ファイル内のすべての音が
再生されるとは限らない。たとえば一曲(一つの音のフ
ァイル)の中の特定の部分(これをクリップという)の
みを再生することが要求されることがある。スタート・
ポインタおよびストップ・ポインタは,再生すべきクリ
ップの開始位置および終了位置を,音ファイルにおける
最初の音の位置を基準として,時間で表現するものであ
る。
【0081】このようなスクリプト・ファイル,画像キ
ャスト,音キャストは管理用記録媒体に格納される。
【0082】図11から図13はマルチメディア・プレゼン
テーション・システムにおいて,マルチメディアを発生
(再生)する処理手順を示している。この処理は主にコ
ンピュータ・システム10におけるCPU11によって実行
される。またこの処理は,図6に示す遷移時間の定義に
したがうものである。
【0083】管理用記録媒体には1または複数のスクリ
プト・ファイルが格納されている。入力装置13から再生
すべきスクリプト・ファイルを指定する入力が与えられ
ると,CPU11はディスク・ドライバ15を起動して,管
理用記録媒体から,指定されたスクリプト・ファイルを
読出してメモリ12のワーク・エリアに格納する(ステッ
プ41)。
【0084】読出したスクリプト・ファイルに列挙され
ているすべてのキャスト(画像キャストおよび音キャス
ト)が同様に管理用記録媒体から読出されてワーク・エ
リアに記憶される(ステップ42)。CPU11はスクリプ
ト・ファイルにリストされているすべてのキャストが存
在するかどうかをチェックする(ステップ43)。
【0085】CPU11はさらに,ディスク・ドライバ21
および31を起動して,先に読出したキャストに記述され
ているすべての画像ファイルおよび音ファイルが画像用
記録媒体および音用記録媒体に記録されているかどうか
をチェックする(ステップ44〜46)。一般に一つのキャ
ストには一つのファイルが記述されているからステップ
45の処理は必ずしも必要ない。
【0086】スクリプト・ファイルに記述されたキャス
トが一つでも管理用記録媒体内に存在しなければ,また
はキャストに記述されたファイルが画像用または音用記
録媒体内に一つでも存在しなければエラーということに
なる。
【0087】エラーがなければ,読出されたワーク・エ
リアに格納されたスクリプト・ファイルおよびキャスト
にしたがって再生動作が行なわれていく。
【0088】スクリプト・ファイル内の現在再生してい
るキャストを指示するためにキャスト・カウンタが設け
られている。このキャスト・カウンタに1が設定される
(ステップ47)。
【0089】キャスト・カウンタによって指示されるキ
ャストが解読され,それが画像キャストか音キャストか
が判断される(ステップ51)。画像キャストの場合には
図12に示す処理に進み,音キャストの場合には図13に示
す処理に進む。
【0090】画像キャストの場合にはまず画像合成処理
が行なわれる。画像キャストに含まれているアルバム名
およびファイル名を用いて画像用記録媒体がアクセスさ
れ,該当する画像ファイルが読出され,ワーク・エリア
に格納される。合体型画像ファイルの場合には,解像度
情報により指定された一または複数の画像データが読出
される。読出された画像データが,データ圧縮されてい
る場合には伸張処理が行なわれる。画像ファイル(合体
型画像ファイル)に記述されている画像回転情報にした
がって,必要に応じて,ワーク・エリア内の画像データ
が回転される。画像キャストに記述されている拡大,縮
小倍率にしたがって,必要に応じて,画像データの拡
大,または縮小処理が行なわれる。さらに必要ならば画
像キャスト内の位置情報にしたがって画像データの位置
決め,切り出し等が行なわれる。
【0091】好ましくは画像再生装置22には2個のVR
AMが設けられている。1個は現在表示されている画像
用であり,もう1個は次に表示すべき画像用である。こ
のような場合には,ワーク・エリアの画像データが画像
再生装置22のVRAMに転送されて格納される。合体型
画像データの場合にはVRAM上で2つ以上の画像デー
タの合成が行なわれる(以上ステップ52)。
【0092】第1番目のキャストの場合には(ステップ
53でYES ),画像の合成処理ののち,ただちに(ステッ
プ54〜58をスキップ)合成画像出力処理,表示命令処理
に移る(ステップ59)。表示命令とともに画像出現効果
および効果時間が画像再生装置22に与えられ,VRAM
上の画像データによって表わされる画像が,指示された
効果を伴って表示装置23に表示されることになる。
【0093】この実施例では,現在のキャストを再生し
ている間に,次の画像キャストのための画像合成処理が
行なわれる。遷移時間および表示時間を計時するために
それぞれのタイマが設けられている。現在のキャストの
再生を開始するときに遷移時間タイマに遷移時間が設定
される(ステップ62)。現在のキャストが画像キャスト
の場合にはその表示時間が表示時間タイマに設定される
(ステップ61)。
【0094】キャスト・カウンタが1以外の場合には
(ステップ53でNO),遷移時間タイマがタイム・アップ
するのを待って(タイマ割込み)(ステップ58),合成
画像出力および表示命令処理に進むことになる(ステッ
プ59)。
【0095】この後,キャスト・カウンタに+1され
(ステップ60),表示時間カウンタおよび遷移時間カウ
ンタにそれぞれ今回の画像キャスト内の表示時間および
遷移時間がセットされる(ステップ61,62)。この後,
ステップ50に戻って,次のキャストについての準備が開
始される。
【0096】遷移時間タイマのタイム・アップの待時間
の間に,表示時間タイマがタイム・アップしたときには
(タイマ割込があったときには)画像再生装置22に消去
指令が与えられるので(ステップ56,57),表示装置23
に表示されていた画像が消える。ステップ59の処理によ
り次の画像がただちに表示されるときには,画像が切替
えられたように見えることになる。
【0097】現在のキャストが音キャストで,音再生装
置32から,指示されたクリップの再生が終了した旨の通
知が届いたときには,CPU11はその旨を認識する(ス
テップ54,55)。
【0098】画像再生装置22に1個のVRAMしかない
場合には,ステップ52におけるVRAM上での画像合成
(または書込み)処理は,ステップ59で行なわれるであ
ろう。
【0099】音キャストの場合には,音キャストに含ま
れるスタート・ポインタおよびストップ・ポインタ(時
間で表現されている)が,それぞれ音用記録媒体上の物
理アドレスに変換される(ステップ63)。この後,遷移
タイマ58のタイム・アップを待って(ステップ58),音
キャストに記述されたデータおよび上記物理アドレスを
含む再生指令が音再生装置32に与えられる(ステップ6
4)。これに応答して,音再生装置32は音用記録媒体か
ら指令された音ファイルの中の指示されたクリップを再
生し,スピーカ33から音を出力することになる。他の処
理は図12に示すものと同じであり,同一ステップに同一
符号を付し重複説明を避ける。図13の処理では表示時間
の設定処理は無い。
【0100】スクリプト・ファイルに記述されたすべて
のキャストについての処理が終ると(ステップ48でYES
),最後の画像キャストについての表示時間タイマの
タイム・アップを待って,または音キャストの場合には
音再生装置からの音再生終了報告を待って,すべての処
理を終える(ステップ49)。
【0101】図14および図15は図7に定義された遷移時
間にしたがう処理を示しており,図12および図13にそれ
ぞれ対応するものである。図11はこの例でもそのまま使
用される。
【0102】図14において,図12に示すステップ52の画
像合成処理とステップ59の合成画像出力,表示命令処理
が連続的に行なわれ(ステップ71),画像キャストによ
って指示される画像が表示装置23に表示される。この
後,キャスト・カウンタがインクレメントされ(ステッ
プ60),表示時間タイマに表示時間がセットされる(ス
テップ61)。
【0103】表示時間タイマがタイム・アップするのを
待って(ステップ56),画像消去指令を出力するととも
に(ステップ57),遷移時間タイマに遷移時間がセット
される(ステップ62)。
【0104】遷移時間タイマがタイム・アップすると
(ステップ58),次のキャストについての処理に進む
(ステップ50)。
【0105】遷移時間が零の場合にはステップ62,58は
スキップされる。
【0106】図7に破線で示す遷移時間が定義されてい
る場合には,ステップ61の表示時間のセットとともに,
遷移時間のセット(ステップ62)が行なわれる。
【0107】図15の音キャストについての処理において
も同じように,ステップ72において,図13のステップ63
と64の処理が行なわれる。これにより音の再生が行なわ
れる。この後,キャスト・カウンタがインクレメントさ
れる(ステップ60)。
【0108】音再生装置32から指示されたクリップの再
生が終了した旨の通知が届いたのちに(ステップ54),
遷移時間がセットされる(ステップ62)。遷移時間タイ
マがタイム・アップしたのちに(ステップ58),次のキ
ャストの処理に進む(ステップ50)。
【0109】プレゼンテーションの開始時点から各キャ
ストにしたがう画像表示または音の発生までの時間(開
始時間)が遷移時間として定義されている場合には,全
キャストから遷移時間を読出してその順番に並べておき
(タイム・テーブル),プレゼンテーションの開始時点
からスタートしたタイマの計時時間と各遷移時間を比較
し,両時間が一致したときに各キャストにしたがう音の
発生または画像表示を行なうようにすることになる(こ
のとき音の発生または画像表示のための前処理に要する
時間を考慮して,少し早目に前処理を行なっておくとよ
い)。
【0110】画像キャストの作成処理について説明して
おく。この処理は,画像のおおまかな選択と,画像キャ
スト・データの詳細の指定とに分けることができる。
【0111】画像のおおまかな選択では,画像用記録媒
体に格納されている画像ファイル(合体型画像ファイル
を含む)のうち所望のものが選択される。このとき,上
述した検索用画像データが有効に用いられよう。選択し
た画像ファイルによって表わされる画像が表示装置14ま
たは23に表示される(データ伸張,画像合成が行われ
る)。オペレータは表示された画像をみて,最終的に選
択するかどうかを決定する。最終的に選択された画像フ
ァイルのプログラム名およびファイル名はメモリ12のワ
ーク・エリアに格納される。
【0112】必要な画像ファイルの選択が終了すると,
選択された各画像ファイルについて画像キャストが作成
される。画像キャストに必要な合体情報,遷移時間,表
示時間,画像出現効果とその時間,位置情報,拡大倍率
等が順次入力される。作成された画像キャストはワーク
・エリアに保存される。必要なすべての画像キャストの
作成が終了すると,これらの画像キャストは管理用記録
媒体に格納される。
【0113】音キャストの作成もほぼ同じ手順で行なわ
れる。まず音ファイルの選択が行なわれる。音用記録媒
体において音ファイルが指定され,音が再生される。再
生された音を聞いてオペレータは最終的に選択するかど
うかを決定する。決定された音ファイルのアルバム名お
よびファイル名がワーク・エリアに保存される。
【0114】音キャストの詳細データのうちで入力が必
要なものは遷移時間,スタート・ポインタおよびストッ
プ・ポインタである。選択した音ファイルが再生され
る。スタート・ポインタとしたい音が出力された時点
で,その時点を指定する入力が入力装置13から与えられ
ると,CPU11はそのときの時間が音再生装置32に問合
わせる。音再生装置32から返答された時間がスタート・
ポインタとなる。同じようにストップ・ポインタが設定
される。最後に遷移時間が入力される。
【0115】スクリプト・ファイルは既に作成したキャ
ストを再生の順番で入力することにより作成される。
【0116】一旦作成されたスクリプト・ファイルおよ
びキャストは上述した手順で再生される。オペレータは
再生されたマルチメディアを観賞しながら,必要な部分
を修正する。各メディアについての情報は画像キャス
ト,音キャストに,全体の流れはスクリプト・ファイル
にそれぞれ記述されているので,これらを個々に修正す
れば足り,修正作業が容易である。
【0117】マルチメディア・プレゼンテーション・シ
ステムは,店頭における商品案内,美術館等における展
示物(絵画)の案内,会議,パーティ等における情報の
提示,報告等に利用されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】マルチメディア・プレゼンテーション・システ
ムを示すブロック図である。
【図2】合成前の自然画を示す。
【図3】合成前の文字画像を示す。
【図4】合成画像を示す。
【図5】合体型画像ファイルの構造例を示す。
【図6】マルチメディア・プレゼンテーションのシーケ
ンスの一例を示す。
【図7】マルチメディア・プレゼンテーションのシーケ
ンスの他の例を示す。
【図8】スクリプト・ファイルの例を示す。
【図9】画像キャストの構造例を示す。
【図10】音キャストの構造例を示す。
【図11】マルチメディア・プレゼンテーション処理の
一例を示すフロー・チャートである。
【図12】マルチメディア・プレゼンテーション処理の
一例を示すフロー・チャートである。
【図13】マルチメディア・プレゼンテーション処理の
一例を示すフロー・チャートである。
【図14】マルチメディア・プレゼンテーション処理の
他の例を示すフロー・チャートである。
【図15】マルチメディア・プレゼンテーション処理の
他の例を示すフロー・チャートである。
【符号の説明】
10 コンピュータ・システム 11 CPU 15,21,31 ディスク・ドライバ 22 画像再生装置 23 表示装置 32 音再生装置 33 スピーカ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−88963(JP,A) 特開 平4−335283(JP,A) 特開 平1−233489(JP,A) 特開 平4−38570(JP,A) 特開 平4−245789(JP,A) 特開 平5−242208(JP,A) 特開 平5−258028(JP,A) 特開 平3−217979(JP,A) 特開 平5−242143(JP,A) 特開 平6−118916(JP,A) 特開 平5−282371(JP,A) 特開 平4−135283(JP,A) 特開 平5−81406(JP,A) 特表 平6−503695(JP,A) 山本 幸俊,”プライベートCD−R OMをつくる マルチメディアのCD− ROM作成 Macromind Di rector”,I/O,株式会社工学 社,1994年 3月 1日,第19巻,第3 号,p.47−50 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 G06F 19/00 G06T 11/60 H04N 5/76 H04N 5/262 - 5/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像データをそれらの識別情報と
    関連づけて第1の記録媒体にあらかじめ格納しておき, 複数の音データをそれらの識別情報と関連づけて第2の
    記録媒体にあらかじめ格納しておき, 少なくとも表示すべき画像を表わす画像データを示す識
    別情報,画像表示の最初の段階で実行すべき画像出現効
    果および画像出現効果時間を含む複数の画像キャスト,
    少なくとも発生させるべき音を表わす音データを示す識
    別情報を含む複数の音キャスト,ならびに表示すべき画
    像の画像キャストと発生させるべき音の音キャストと
    を,それらの出力させるべき順序に配列して記述したス
    クリプト・ファイルを作成して第3の記録媒体に格納し
    ておき, 第3の記録媒体からスクリプト・ファイルを読出し,読
    出したスクリプト・ファイルに記述された順序で画像キ
    ャストおよび音キャストを読出し, 読出した画像キャストおよび音キャストに含まれる識別
    情報にしたがって第1の記録媒体および第2の記録媒体
    から画像データおよび音データを読出し,スクリプト・
    ファイルに記述された画像キャストおよび音キャストの
    順序で,読出した画像データによって表わされる画像
    を,上記画像出現効果および画像出現効果時間の記述に
    したがう効果表示を伴って表示装置に表示し,読出した
    音データによって表わされる音をスピーカから出力させ
    る, マルチメディア・プレゼンテーション方法。
  2. 【請求項2】 複数の画像データをそれらの識別情報と
    関連づけて格納した第1の記録媒体から,指示された識
    別情報に対応する画像データを読出す第1の読取装置, 複数の音データをそれらの識別情報と関連づけて格納し
    た第2の記録媒体から,指示された識別情報に対応する
    音データを読出す第2の読取装置, 第1の記録媒体から読出された画像データによって表わ
    される画像を表示する表示装置, 第2の記録媒体から読出された音データによって表わさ
    れる音を発生する音発生装置,ならびに 少なくとも表示すべき画像を表わす画像データを示す識
    別情報,画像表示の最初の段階で実行すべき画像出現効
    果および画像出現効果時間を含む複数の画像キャスト,
    少なくとも発生させるべき音を表わす音データを示す識
    別情報を含む複数の音キャスト,ならびに表示すべき画
    像の画像キャストと発生させるべき音の音キャストと
    を,それらの出力させるべき順序に配列して記述したス
    クリプト・ファイルを格納した第3の記録媒体からスク
    リプト・ファイルを読出し,読出したスクリプト・ファ
    イルに記述された順序で画像キャストおよび音キャスト
    を読出し,読出した画像キャストおよび音キャストに含
    まれる識別情報にしたがって第1の記録媒体および第2
    の記録媒体から画像データおよび音データを読出し,ス
    クリプト・ファイルに記述された画像キャストおよび音
    キャストの順序で,読出した画像データによって表わさ
    れる画像を,上記画像出現効果および画像出現効果時間
    の記述にしたがう効果表示を伴って上記表示装置に表示
    し,読出した音データによって表わされる音を上記音発
    生装置から出力させるように制御する制御装置, を備えたマルチメディア・プレゼンテーション・システ
    ム。
  3. 【請求項3】 複数の画像データをそれらの識別情報と
    関連づけて格納した第1の記録媒体と,複数の音データ
    をそれらの識別情報と関連づけて格納した第2の記録媒
    体とを用い, 少なくとも表示すべき画像を表わす画像データを示す識
    別情報,画像表示の最初の段階で実行すべき画像出現効
    果および画像出現効果時間を含む複数の画像キャスト,
    少なくとも発生させるべき音を表わす音データを示す識
    別情報を含む複数の音キャスト,および 示すべき画像
    画像キャストと発生させるべき音の音キャストとを,
    それらの出力させるべき順序に配列して記述したスクリ
    プト・ファイルを作成して第3の記録媒体に格納する, マルチメディア・データ作成方法。
  4. 【請求項4】 複数の画像データをそれらの識別情報と
    関連づけて格納した第1の記録媒体から,指示された識
    別情報に対応する画像データを読出す第1の読取装置, 複数の音データをそれらの識別情報と関連づけて格納し
    た第2の記録媒体から,指示された識別情報に対応する
    音データを読出す第2の読取装置,ならびに 少なくとも表示すべき画像を表わす画像データを示す識
    別情報,画像表示の最初の段階で実行すべき画像出現効
    果および画像出現効果時間を含む複数の画像キャスト,
    少なくとも発生させるべき音を表わす音データを示す識
    別情報を含む複数の音キャスト,および表示すべき画像
    画像キャストと発生させるべき音の音キャストとを,
    それらの出力させる簿記順序に配列して記述したスクリ
    プト・ファイルを第3の記録媒体に記録する記録装置, を備えたマルチメディア・データ作成システム。
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