JP2979588B2 - 画像処理装置およびその画像データ管理・処理方法 - Google Patents

画像処理装置およびその画像データ管理・処理方法

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JP2979588B2 JP2146529A JP14652990A JP2979588B2 JP 2979588 B2 JP2979588 B2 JP 2979588B2 JP 2146529 A JP2146529 A JP 2146529A JP 14652990 A JP14652990 A JP 14652990A JP 2979588 B2 JP2979588 B2 JP 2979588B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ワークステーションや、パソコン(パーソ
ナルコンピュータ)等の処理装置による自然画の画像デ
ータの管理方法に係り、特に、部分領域に分割した画像
を相互に関連付け、画像処理の加工、処理、表示等の操
作を効率良く行なうのに好適な画像処理装置およびその
画像データ管理・処理方法に関するものである。
〔従来の技術〕
現在、パソコンや、ワークステーション上で、自然画
を利用して情報提供を行なうシステムが実用化されてい
る。このシステムでは、画像の編集、例えば、部分画像
の切り出しや、合成、調色、そして、色変えなどを行な
う場合には、切り出した部分画像を、画像データとし
て、個別のファイルに格納して管理する必要がある。
従来の画像データの管理や処理方法に関する技術とし
ては、例えば、特開昭63−253477号公報に記載のものが
ある。
この特開昭63−253477号公報に記載の技術例は、画像
の検索を目的としており、原画像と、加工等の行なわれ
た加工画像との識別、および、加工画像の原画像へのポ
インタ情報の付与を行なったものである。
一方、コンピュータグラフィックスなど、図形を扱う
場合には、自然画像と異なり、要素図形を組み合わせ
て、目的とする複合図形を生成する。そのために、独立
した幾つかの座標系と、その関係を規定するための座標
系を設定して、モデリングを行なう方法が一般的であ
る。
この様に、コンピュータグラフィックスの場合は、部
品である要素図形から、複合図形を合成するために、ま
た、要素図形を独立な部品として利用するために、各図
素には、他の図素との関係を規定しない。その代りに、
その要素図形を用いて生成する複合図形を定義する側
に、要素図形の座標との関係を記述する管理構造が用い
れられている。
また、画像と図形とを複合的に扱う技術としては、例
えば、特開平1−263770号公報に記載のものがある。こ
れは、画像(2値化画像)中の図形等を抽出し、それを
図形情報に変換した後、その図形情報を記憶する。それ
と共に、原画像中における各図形の接続関係や、位置関
係等の位相幾何学情報を抽出して記憶、その上で、検索
に利用するものである。
また、同様なものとして、グラフィックスと画像の両
方が利用されている地図情報、あるいは、計測情報に基
づいて生成される衛星画像(リモートセンシング画像)
など、部分画像の相対関係と共に、絶対座標が極めて重
要な意味を持つものでは、単一の世界座標系(地図、リ
モートセンシング画像の場合は、緯度や経度の球面座標
系)を用いて、各部分画像の座標を管理している。
〔発明が解決しようとする課題〕 原画像を複数の部分画像に分解して、この部分画像
を、自然画の合成処理など、様々な目的に利用する場
合、この部分画像を単独で利用する場合は別として、複
数の部分画を使用する際には、部分画の各々の幾何学的
な関係を保持しながら管理して、利用する必要がある。
一般の画像データ管理方法では、部分画像の画像デー
タ管理構造は、原画像との関係、特に、幾何学的な関係
を管理していない。
例えば、特開昭63−253477号公報に記載の画像データ
の管理方法では、画像の検索を目的としたものであり、
自然画の部分画像は、それぞれの目的によって、切り出
されたもので、原画像との関係、特に、座標関係に関し
ては、なんら考慮されていない。
また、コンピュータグラフィックスなど、図形を取扱
う場合では、各図素には、他の図素との関係を規定せ
ず、その要素図形を用いて生成する複合図形を定義する
側に、要素図形の座標との関係を記述する管理構造が用
いられている。
また、地図情報、あるいは、リモートセンシング画像
などでは、単一の世界座標系を用いて、各部分画像の座
標を管理しており、原画像と部分画像の関係を規定する
ものではない。
このように、従来の画像管理方法では、部分画像の画
像データ管理構造は、原画像との関係、特に、幾何学的
な関係を管理していないため、複数の部分画像の相対的
な関係を保存して、処理を行なうことは出来ない。その
ため、通常、その部分画像は、複数に分離せずに、一つ
の画像で管理し、利用する時に、その部分画像を切り出
して使用するのが一般的である。
しかしながら、利用時に切り出す方法は、切り出しに
時間を要して効率的ではなく、最初から部分画で管理す
る方が有効である。
部分画で管理する場合、一つの方法として、関係デー
タベース等によるものが考えられる。すなわち、原画と
部分画の親子関係や、座標関係などを管理し、親子、兄
弟等の論理的な関係と、幾何学的な関係を利用した画像
管理が可能となる。上述の特開平1−263770号公報に記
載のものは、機能的には若干異なるが、このような目的
を持ったデータベースの一種であり、部品を相互に関連
づけて処理を行なうことが出来る。
しかしながら、これを可能とするためには、データベ
ースの管理機構を、新たに構築することが必要である。
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、新
たなデータベースの管理機構を必要とせず、分割された
画像データを相互に関連を持たせて管理し、画像の部分
領域を用いた効率の良い画像処理を可能とする画像処理
装置およびその画像データ管理・処理方法を提供するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置およ
びその画像データ管理・処理方法は、例えば、原画像か
ら指定の部分画像を切り出し、切り出した部分画像の原
画像における領域を表す座標情報と原画像を特定する識
別情報とを取得し、これらの座標情報と識別情報とを少
なくとも含む属性データを、切り出した部分画像に対応
付けて格納することにより、切り出した部分画像単位
に、座標情報と識別情報とを少なくとも含む属性データ
を対応付けて管理すると共に、同一の原画像から切り出
した複数の部分画像を関連付けて管理することを特徴と
する。
〔作用〕
本発明では、入力した画像データは、例えば、これを
オリジナルの画像として、ファイル名称などの識別情
報、および、データの一部として、ヘッダ情報を与えて
記憶装置に格納する。
このオリジナル画像データを、再度、読み出し、表示
装置の画面に表示する。そして、例えば、座標位置入力
装置で指示された一部分を、部分画像として切り出す。
その切り出した部分画像に、切り出しの条件である切り
出し原点や、切り出しサイズ、最大縮小率、オリジナル
画像のファイル名称などを、そのヘッダ情報の一部とし
て与え、記憶装置に格納する。
さらに、他の部分を切り出す場合も、同様に処理し
て、一連の切り出し、登録、格納の処理を行なう。
次に、この部分画像を利用する場合は、各部分画像の
ヘッダに記録された切り出し原点により、それぞれの相
対位置関係を認識して、処理、および、表示を行なう。
また、切り出し原点や、切り出しサイズ、拡大縮小
率、オリジナル画像のファイル名称などの属性情報を、
そのヘッダ情報の一部として与える代わりに、これらの
属性情報を、当該する画像データと対応付けたテーブル
を作成し、このテーブルを用いて管理する。
このように、分割した画像データを、相互に関連を持
たせて管理すことにより、自然画の加工処理や、表示処
理などにおいて、画像の部分領域に対しての処理を効率
良く行なうことが出来る。そして、処理装置の画像処理
の操作性の向上を可能にする。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を、図面により詳細に説明す
る。
第1図は、本発明を施した画像処理システムの本発明
に係る構造部分の一実施例を示すブロック図である。
画像情報の処理を行なう画像処理装置1、画像処理装
置1で処理した画像データを表示する画像表示装置2、
画像表示装置2に表示した画像を見ながら、利用者が、
画像の位置情報を入力する座標位置入力装置としてのマ
ウス3、同様に、利用者が、文字コード等の入力をする
キーボード4、画像データを含む各種データを格納する
外部記憶装置5、そして、原稿を読み取り、電気信号か
らなる画像データに変換する画像入力装置6から構成さ
れている。
また、画像処理装置1は、画像入力装置6で読み取っ
た画像データを受け取る画像入力部13と、マウス3や、
キーボード4を介しての操作指示入力に基づき、画像の
切り取りや合成など、画像の編集処理を行なう画像デー
タ処理部11、そして、本発明に係る処理を行なう画像属
性処理部7と画像管理部12から構成されている。
画像属性処理部7は、画像入力装置6を介して入力し
た画像データに、この画像データの位置情報を設定する
原点設定部8と、同じく、入力した画像データにサイズ
などの画像の座標変換パラメータを設定する座標変換パ
ラメータ設定部9、そして、画像の編集時等に、これら
の画像属性情報を読み取る画像属性情報読み取り部10か
ら構成されている。
このような構成による画像属性処理部7と画像管理部
12は、本発明に係る処理を実行する。
すなわち、画像表示装置2の画面上に表示した画像の
表示位置や、例えば、この画像を原画像として、切り出
し処理により切り出した部分画像の、その原画像に対応
した表示位置等を示す原点を、原点設定部8で設定す
る。また、座標変換パラメータ設定部9で、原画像や部
分画像のそれぞれの大きさや、拡大縮小率などの座標変
換パラメータ情報を設定する。さらに、画像管理部12
で、これらの画像属性情報を、画像データのヘッダ情報
に付与し、画像データと画像属性情報との対応付けを行
なう。そして、画像処理を行なう場合には、画像属性情
報読み取り部10で、このヘッダ情報を読み取る。
尚、画像管理部12で、原点設定部8と座標変換パラメ
ータ設定部9で設定した位置情報や画像の座標変換パラ
メータからなる画像属性情報を、ヘッダ情報として画像
データに直接付与するのではなく、それぞれの画像デー
タと対応付けたテーブルを用いて管理しても良い。そし
て、このテーブルの格納場所は、画像処理装置1内のメ
モリでも、外部記憶装置5でも良い。この管理方法に関
しては、後述の第7図で、詳しく説明する。
以下の説明は、ヘッダ情報を画像データに付与した場
合に関してのものである。
このような画像属性処理部7と画像管理部12を設けた
画像処理装置1の動作を説明する。
まず、画像入力装置6から受け取った画像データを、
画像入力部13を介して入力し、外部記憶装置5に格納す
る。この場合に、画像属性処理部7の原点設定部8と座
標変換パラメータ設定部9、および、画像管理部12によ
り、例えば、画像データのヘッダに、この画像データか
らなる画像の、表示位置や大きさなどを示す属性情報を
付与して、格納する。そして、このヘッダ情報を、以後
の管理に利用する。
画像情報を行なう場合には、画像属性処理部7の画像
属性情報読み取り部10で、ヘッダ情報を読み取り、その
結果に基づき、画像データを識別して、それぞれの画像
データに対する処理を行なう。
このヘッダ情報には、後述する第5図に示すように、
そのファイルの内容が画像であることを示すラベルや、
画像データ自体を特定するための管理用識別番号、そし
て、データフォーマット種別や、画像サイズ、さらに、
原画像からの拡大縮小率や、原画像からの切り出し原点
や、原画像ファイル名称などを記録する。
尚、画像データが原画像の場合には、その切り出し原
点などの記録を省略しても良いし、入力装置から入力す
る条件、画像原稿名などを記録しておくのも良い。
以下、この画像処理システムで、原画像を共通な基準
座標系として、この原画像から部分画像を切り出し、こ
れらの画像を格納し、さらに、これらの部分画像から合
成画像を生成する場合に関して説明する。
すなわち、この切り出した部分画像と原画像との関連
付けに用いる位置情報や、拡大縮小率などの情報を属性
情報として、例えば、それぞれの画像データのヘッダに
付与して格納し、そして、これらの部分画を用いて、拡
大、縮小、調色、そして、合成などの編集を行ない、新
たな画像を生成する処理に関して説明する。
第2図は、第1図における画像処理装置の本発明に係
る処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
本実施例は、原画像を共通な基準座標系とし、この原
画像から部分画像を切り出し、これらの画像を格納する
処理動作を示している。
ここでは、既に、原画像の画像データは、入力、およ
び、格納済みとする。
まず、原画像を読み出して、表示する(ステップ20
1)。切り出し対象の領域原点やサイズ、および、原画
像ファイル名称などを、第1図のマウス3で指示して
(ステップ202)、部分画像を切り出し、第1図の表示
装置2に表示する(ステップ203)。
この場合、物体の輪郭に沿って切り出す場合は、領域
セグメンテーションを、マウスを用いた手作業、あるい
は、自動化されたプログラムで切り出すが、ここでは、
矩形に切り出すものとする。
次に、ステップ202で指定された原点、サイズ、およ
び、原画ファイル名称などの属性を、画像データのヘッ
ダに書き込み(ステップ204)、ファイル名称を指定し
て格納する(ステップ205)。
次に、格納した原画像データや、部分画像データを用
いて、合成画像を生成する処理動作を説明する。
第3図は、第1図の画像処理装置の本発明に係る画像
合成処理動作の一実施例を示すフローチャートである。
まず、背景画や、複数の合成すべき部分画像と合成モ
ードなどを指定して(ステップ301)、これらの画像を
読み出して表示する(ステップ302)。
次に、部分画像に記録された原画像や、切り出し条件
などの属性情報と、合成モードとの組み合わせにより、
合成のための座標関係を判断して、合成を行なう(ステ
ップ303)。
そして、新たな属性情報を付与して第1図の外部記憶
装置5内のファイルに格納する(ステップ304)。
この場合、背景画像のファイル名称や、必要に応じ
て、合成部分画像のファイル名称を親ファイル属性情報
として記録する。
第4図は、第3図における合成処理を、さらに、詳し
く示すフローチャートである。
まず、合成位置(Xs、Ys)を指定し(ステップ40
1)、次に、第3図のステップ301で指定したモードを確
認する(ステップ402)。
モードがグループ合成の場合、部分画像「i」を、そ
の原画像からの切り出し原点(Xi、Yi)を部分画像相対
原点として(ステップ403)、合成位置(Xs、Ys)分だ
けシフトして、(Xs+Xi、Ys+Yi)の点を、部分画像
「i」の合成原点とし(ステップ404)、合成して表示
する(ステップ405)。
この場合、部品としての部分画像の原画サイズの関係
で、(Xi、Yi)が大きく、合成位置によっては、指定点
が、合成の背景画をはみ出してしまう可能性があるの
で、この場合には、部分画像のセットの中で、「Xi」と
「Yi」の最小値の組み合わせ(Xmin、Ymin)分だけ、各
々の部分画像の「Xi」、「Yi」より差し引いて処理を行
なう。
その後、残った部分画像の有無を判定して(ステップ
406)、あれば、ステップ402に戻り、以上の処理を繰り
返して、他の部分画像を合成し、なければ、処理を終了
する。
一方、第3図のステップ301で指定したモードが、独
立に合成する場合であれば(ステップ402)、部分画像
の切り出し原点を無視して個別に合成表示を行なう。
すなわち、部分画原点を(0、0)とし(ステップ40
7)、合成表示原点を(Xs、Ys)として(ステップ40
8)、部分画像「i」を合成する(ステップ409)。
このようにして、部分画像の合成を行なう。
尚、合成画像の合成条件を記録して保存する場合は、
背景画像と部品画像毎に、この合成条件をヘッダ情報の
一部として記録する。このことにより、後においての合
成条件の変更などに、利用することが出来る。
次に、第1図の画像処理システムによる本発明の画像
データ処理、管理方法に関して、より、具体的に説明す
る。
第5図は、第1図における画像処理装置で設定したヘ
ッダ情報の内容の一実施例を示す説明図である。
このヘッダ情報50は、ファイルの内容が画像であるこ
とを示すファイル属性51、本画像データのファイル番号
等を示す管理用識別番号52、基準座標系である原画像に
おける位置情報を示す切り出し原点(X、Y)53、切り
出した画像の大きさを示す切り出しサイズ(W、H)5
4、切り出した画像の原画に対する拡大縮小率(Rw、R
h)55、本画像データの切り出し元である原画の管理用
識別番号52を示す原画ファイル名称56からなる。そし
て、このヘッダ情報50を、画像データ57に付加して、画
像データファイル58を構成している。
尚、ヘッダ情報としては、さらに、データフォーマッ
ト種別や、入力、あるいは、加工日時などを記録しても
良い。
尚、画像データが原画の場合には、その切り出し原点
53などは、記録を省略しても良いし、入力装置から入力
する条件、画像原稿名などを記録しておくのも良い。
このように、画像データにヘッダを付与して、以後の
管理、および、画像処理に使用する。
以下、第5図のヘッダ情報に基づく第1図の画像処理
システムの動作を、具体的な画像処理例を用いて説明す
る。
第6図は、第1図における画像処理システムで処理す
る具体的な画像の一実施例を示す説明図である。
ここでは、原画像60より、部分画像61〜64を切り出
し、それらを、新たな画像として保存する場合と、これ
ら部分画像61〜64と、背景画65とを用いて、新たな合成
画像66を合成する幾何学的な関係を示している。
部分画像61は、矩形に切り出された画像、部分画像62
〜64は、原画像60中の特定物体の領域のみを切り出した
場合を示したものであり、それぞれの原画60の座標形状
における切り出し原点は、部分画像61は(X11、Y11)、
部分画像62は(X12、Y12)、部分画像63は(X13
Y13)、部分画像64は(X14、Y14)で表わされている。
同様に、部分画像61の切り出しの横、縦サイズは(W
11、H11)、部分画像62の切り出しの横、縦サイズは(W
12、H12)、部分画像63の切り出しの横、縦サイズは(W
13、H13)、そして、部分画像64の切り出しの横、縦サ
イズは(W14、H14)で表わされている。
また、それぞれの部分画像の原画像からの拡大縮小率
は、それぞれ、第5図のヘッダ情報50において、例え
ば、部分画像61の拡大縮小率は(Rw11、Rh11)、部分画
像62の拡大縮小率は(Rw12、Rh12)、部分画像63の拡大
縮小率は(Rw13、Rh13)、部分画像64の拡大縮小率は
(Rw14、Rh14)等として表わされている。
ただし、画像の切り出しの横、縦サイズは(W、H)
に関しては、拡大、縮小後のサイズで与えても良いし、
比率ではなく、変換後のサイズとしても良い。
また、部分画像61〜64は、物体領域外のデータは存在
しないので、部分画像は、切り出し原点(X、Y)を基
準として、破線で示した仮想的な枠を考えるものとす
る。
合成画面66は、上述の属性情報を用いて画像を切り出
し、および、合成を行なった例を示すもので、原画像60
から切り出された部分画像62〜64を、他の背景画像65に
合成したものである。
ここで、部分画像62〜64は、同一の車のボディー、前
輪、後輪のホイールであり、幾何学的には、ボディーと
両輪の関係は固有である。そこで、原点を、全て、同量
だけ調整すれば、このようにばらばらに分解された部分
画像を、他の環境の中で、容易に再構成することが出来
る。
このように、本実施例によれば、例えば、その部分画
の内部の一部が、処理ミス等により消失して、原画像の
データが必要になった場合でも、原画像との幾何学的関
係が残されているので、着目部分のみ、原画より取り込
めば良く、新たに、再切り出しを行なう必要はない。
無論、このような場合、領域情報のみを部分画像とし
てファイルに格納し、必要に応じて、実データを取り出
せば良いので、この領域情報にも、部分画像と同様に、
ヘッダ情報として上述の情報を記録することも出来る。
すなわち、部分画像として拡大、縮小のほかに、画質
調整、領域抽出情報など、各種の画像処理を行なったデ
ータに対して、本実施例は、適用されるものである。
以上は、画像データと同一のファイルに格納されるヘ
ッダに、属性情報を記録した場合を示したが、この属性
情報を、画像データと別のファイルに、画像管理データ
として格納し、管理することも可能である。
以下、画像の属性情報を、画像データと別のファイル
に、例えば、画像管理データとして格納する場合の画像
の属性情報の管理に関しての説明を行なう。
第7図は、第5図のヘッダの画像属性情報を画像デー
タと別のファイルに格納した状態を示す説明図である。
第1図の画像管理部12により、第5図のヘッダ情報50
内の画像属性情報を、管理テーブル70の各欄に記載し、
管理するものである。
尚、管理テーブル70の格納場所は、第1図における画
像処理装置1内のメモリでも、外部記憶装置5でも良
い。
管理テーブル70は、各画像の識別を行なう番号を示す
番号欄71、各画像の切り出し原点を示す原点欄72、各画
像の切り出しサイズを示すサイズ欄73、各画像の倍率を
示す比率欄74、各画像データを格納したファイル番号を
示すファイル欄75、そして、切り出し元である原画を示
す原画番号欄76から構成されている。
このように、画像属性情報を表形式で表現した管理テ
ーブル70の内容は、各画像(画像番号「10」〜「16」)
のそれぞれにおいて、第5図のヘッダ情報の全て、もし
くは、その一部と同一で良い。
さらに、それぞれの画像データに対応して、この管理
テーブル70の画像属性情報と、第5図のヘッダ情報50の
画像属性情報とを、重複して持っておけば、画像を参照
する時に、例えば、ある部分画像と同一の原画像を持つ
他の部分画像の参照等において、効率的な検索が可能と
なる。それと同時に、管理情報が消失した場合でも、情
報が完全に失われることはない。
また、各原画像、部分画像を、独立に利用する場合
は、属性情報の一部は必要ないので、合成処理、表示な
どを行なう場合、それを実行するプログラムに対して
は、各属性を、どのように扱うかを指示する必要があ
り、例えば、関数としてプログラムを作る場合は、その
引き数に、独立なプログラムの場合、プログラム起動の
際のコマンドパラメータとして、必要な属性情報を指定
する情報を与えて実行させることにより、任意な利用モ
ードで処理、表示が可能となる。
以上、第1図〜第7図を用いて説明したように、本実
施例によれば、画像の切り出し、拡大、縮小など、幾何
学的な変更を伴う新たな画像を生成する場合に、生成し
た画像に付属する情報、すなわち、属性として、原画像
を識別出来る情報や、幾何学的変更のための情報等を記
録する。
このことにより、データベースのような、特別な管理
機構なしに、複数の画像の、相対的な関係を知ることが
出来、その関係に基づいた処理、表示が可能である。
さらに、この属性情報を、画像データのヘッダ情報の
中に記録したり、属性情報と画像データとをテーブルで
対応付け、より効率良く管理することが出来る。
もちろん、データベース、あるいは、相当の検索機構
を、その後で構築する場合、この属性情報を、そのまま
データベースに移せば、データベースを用いた利用も可
能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、分割された画像データを相互に関連
を持たせて管理し、画像データの部品化を実現し、画像
の加工処理や、表示処理などの操作が容易となり、画像
処理装置の性能を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は本発明を施した
画像処理システムの本発明に係る構成部分の一実施例を
示すブロック図、第2図は第1図における画像処理装置
の本発明に係る処理動作の一実施例を示すフローチャー
ト、第3図は第1図の画像処理装置の本発明に係る画像
合成処理動作の一実施例を示すフローチャート、第4図
は第3図における合成処理をさらに詳しく示すフローチ
ャート、第5図は第1図における画像処理装置で設定し
たヘッダ情報の内容の一実施例を示す説明図、第6図は
第1図における画像処理システムで処理する具体的な画
像の一実施例を示す説明図、第7図は第5図のヘッダの
画像属性情報を画像データと別のファイルに格納した状
態を示す説明図である。 1:画像処理装置,2:画像表示装置,3:マウス,4:キーボー
ド,5:外部記憶装置,6:画像入力装置,7:画像属性処理部,
8:原点設定部,9:座標変換パラメータ設定部,10:画像属
性情報読み取り部,11:画像データ処理部,12:画像管理
部,13:画像入力部,50:ヘッダ情報,51:ファイル属性,52:
管理用識別番号,53:切り出し原点(X、Y),54:切り出
しサイズ(W、H),55:拡大縮小率(Rw、Rh),56:原画
ファイル名称,57:画像データ,58:画像データファイル,6
0:原画像,61〜64:部分画像,65:背景画,66:合成画像,70:
管理テーブル,71:番号欄,72:原点欄,73:サイズ欄,74:比
率欄,75:ファイル欄,76:原画番号欄。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 1/00 G06T 11/00 - 11/80

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像の加工、表示処理を行なう画像処理装
    置の画像データ管理・処理方法であって、 原画像を構成する部分画像のデータに、該部分画像の上
    記原画像における領域を表す座標情報と上記原画像を特
    定する識別情報とを対応付けて記憶手段に格納し、 上記部分画像単位に、上記座標情報と上記識別情報とを
    少なくとも含む属性データを対応付けて管理すると共
    に、同一の原画像を構成する複数の部分画像を関連付け
    て管理することを特徴とする画像処理装置の画像データ
    管理・処理方法。
  2. 【請求項2】画像の加工、表示処理を行なう画像処理装
    置の画像データ管理・処理方法であって、 原画像から指定の部分画像を切り出すステップと、 切り出した部分画像の上記原画像における領域を表す座
    標情報と上記原画像を特定する識別情報とを取得するス
    テップと、 上記座標情報と上記識別情報とを少なくとも含む属性デ
    ータを上記切り出した部分画像に対応付けて記憶手段に
    格納するステップとを有し、 上記切り出した部分画像単位に、上記座標情報と上記識
    別情報とを少なくとも含む属性データを対応付けて管理
    すると共に、同一の原画像から切り出した複数の部分画
    像を関連付けて管理する ことを特徴とする画像処理装置の画像データ管理・処理
    方法。
  3. 【請求項3】請求項1、もしくは、請求項2のいずれか
    に記載の画像処理装置の画像データ管理・処理方法にお
    いて、 上記座標情報は、上記原画像の原点座標に対する上記部
    分画像の表示開始位置座標とサイズとからなることを特
    徴とする画像処理装置の画像データ管理・処理方法。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    画像処理装置の画像データ管理・処理方法において、 上記属性データは、上記部分画像の上記原画像からの拡
    大縮小率を含むことを特徴とする画像処理装置の画像デ
    ータ管理・処理方法。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    画像処理装置の画像データ管理・処理方法において、 上記属性データを上記部分画像のデータにヘッダ情報と
    して付与して格納することを特徴とする画像処理装置の
    画像データ管理・処理方法。
  6. 【請求項6】請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    画像処理装置の画像データ管理・処理方法において、 上記属性データを、上記部分画像のデータを特定する識
    別情報に対応付けたテーブルを生成し、 上記属性データを上記部分画像のデータと異なる記憶領
    域に格納することを特徴とする画像処理装置の画像デー
    タ管理・処理方法。
  7. 【請求項7】請求項1から請求項6のいずれかに記載の
    画像処理装置の画像データ管理・処理方法において、 上記部分画像を用いて画像の合成処理を行なうステップ
    と、 該合成処理で生成した合成画像の識別情報と、上記部分
    画像の識別情報および上記合成画像における位置情報と
    を対応付けて記録するステップと を有することを特徴とする画像処理装置の画像データ管
    理・処理方法。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の画像処理装置の画像デー
    タ管理・処理方法において、 上記合成画像における上記部分画像に対する処理があれ
    ば、上記合成画像から、処理対象の部分画像と同じ原画
    像を構成する部分画像を抽出し、 該抽出した部分画像に対して同じ処理を行なうことを特
    徴とする画像処理装置の画像データ管理・処理方法。
  9. 【請求項9】画像の加工、表示処理を行なう画像処理装
    置であって、 原画像から指定の部分画像を切り出す画像データ処理手
    段と、 切り出した部分画像の上記原画像における領域を表す座
    標情報と上記原画像を特定する識別情報とを取得する画
    像属性処理手段と、 上記座標情報と上記識別情報とを少なくとも含む属性デ
    ータを上記切り出した部分画像に対応付けて記憶手段に
    格納する画像管理手段とを有し、 上記切り出した部分画像単位に、上記座標情報と上記識
    別情報とを少なくとも含む属性データを対応付けて管理
    すると共に、同一の原画像から切り出した複数の部分画
    像を関連付けて管理することを特徴とする画像処理装
    置。
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