JP3241036B2 - ディスク状記憶媒体 - Google Patents

ディスク状記憶媒体

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JP3241036B2 JP2000344499A JP2000344499A JP3241036B2 JP 3241036 B2 JP3241036 B2 JP 3241036B2 JP 2000344499 A JP2000344499 A JP 2000344499A JP 2000344499 A JP2000344499 A JP 2000344499A JP 3241036 B2 JP3241036 B2 JP 3241036B2
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデータディ
スクに記録されたデータの再生を行うディスク再生装置
等に用いて好適なディスク状記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、いわゆるCD−ROMが
普及しつつある。
【0003】上記CD−ROMには、文字(テキス
ト),画像,音声等、デジタルデータであれば記録する
ことができるが、現在、流通しているCD−ROMは上
記“文字”が中心となっているものが多い。
【0004】これは、コンピュータが文字を中心として
発達してきたからであり、上記CD−ROMもその周辺
装置として位置付けられていたためである。
【0005】また、CD−ROMに対する規格(いわゆ
る、イエローブック)が記録するデータの物理フォーマ
ットのみを規定し、論理フォーマット(データ仕様)を
規定していないためである。
【0006】すなわち、文字を中心に発達してきたコン
ピュータに大容量の外部記憶装置が開発されたといる位
置付けで、その規格もデータ記録エリアのフォーマット
が規定されただけであった。
【0007】ここで、最近のオーディオビジュアル志向
の高まりは、このCD−ROMにおいて、ユーザの要求
は文字中心ではなく画像及び音声等に変わってきてお
り、いわゆるマルチメディアシステムが要求されるよう
になってきた。
【0008】このようなユーザの要望に応えるものとし
て、いわゆるCD−I及びCD−ROM XAがある。
【0009】上記CD−Iは、音声データ,文字データ
及び図版データの各データに対してのフォーマット、そ
して、再生装置のOS(オペレーティング・システ
ム),CPU(中央演算処理装置)等の動作をも規定
(グリーンブック参照)しているため、検索方法も統一
されており、該音声データ,文字データ及び図版データ
の統一された相互検索を行うことができる。
【0010】しかし、このいわゆるCD−Iは、CD−
I用再生機器の普及の遅れ、また、ソフトウェアの開発
が困難であること等から実用的ではない。
【0011】そこで、上記ユーザの要望に応える他の手
段として、いわゆるCD−ROMXAがある。
【0012】このCD−ROM XAのフォーマットを
図10に示す。
【0013】この図10においてCD−ROM XA
は、インターリーブドADPCM(Adaptive Differential P
ulse Code Modulation)オーディオ仕様のみを規定して
おり、レベルB,Cでそれぞれ最大8時間(モノラ
ル)、16時間(モノラル)のデータ記録が行える。
【0014】上記レベルBでのデータの記録は、例えば
FM放送程度の音質であり、CD−DAでの録音より多
少音質は劣化するが、これは通常聴いただけではほとん
ど問題ない。また、上記レベルCは、例えばAM放送程
度の音質ではあるが、ナレーション等で使用するのであ
れば聴感上の問題はほとんどない。
【0015】次に上記インターリーブドADPCMオー
ディオは、いわゆるリアルタイムファイルの構成とする
ことにより、音声データと他のデータ(文字データ,図
版データの他に、別の音声データをも含む。)とのリア
ルタイム(同時)再生を可能としている。
【0016】なお、従来のCD−ROMでは、PCMオ
ーディオデータのフォーマットが規定されているが、該
PCMオーディオデータの場合インターリーブすること
はできず、別のトラックに配置することとなっている。
このため、上記PCMオーディオデータ,文字データ,
図版データ等の他のデータをリアルタイム再生すること
は困難である。
【0017】このリアルタイムファイルの構成例を図1
1に示す。
【0018】すなわち、この図11からわかるように、
レベルBステレオモードでは4セクタ毎に音声データを
配し、その間のセクタには文字データ,図版データある
いは別の音声データを配置する。
【0019】また、レベルCのステレオモードでは8セ
クタ毎に音声データを配し、その間のセクタには文字デ
ータ,図版データあるいは別の音声データを配置する。
【0020】これにより、音声データと、文字データ,
図版データ,別の音声データ等との同時再生が可能とな
る。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように音
声データ,文字データ及び図版データの同時再生が可能
なCD−ROM XAも、上述のようにオーディオデー
タの記録フォーマットしか規定されていないため、文字
データや図版データの記録フォーマットがデータディス
クを作成する者毎に様々であった。このため、データの
検索用のプログラムも、データディスクを製作する者が
独自に開発することとなり、該データディスク毎に検索
方法も異なり、ユーザは、データディスク毎に検索用ソ
フトウェアを購入しなければならず費用の負担が大きい
と同時に、該各検索ソフト毎に操作の仕方を習得しなけ
ればならず大変面倒であった。
【0022】また、このようなことから、上記データデ
ィスクや検索機器の普及に対して悪影響を及ぼしてい
た。
【0023】そして、メーカ側においても、販売するデ
ータディスク毎に検索ソフトの開発をしていては開発時
間,開発費,人件費等がかさんでしまうため、上記デー
タディスク及び再生機器等のハイコスト化につながって
しまう。
【0024】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、文字データ,図版データ及び音声データなど
の複数メディアの相互にわたる検索を可能とするディス
ク状記憶媒体の提供を目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、メインデータ
を記憶するデータ領域と、メインデータを管理する管理
データを記憶する管理データ領域とを有するディスク状
記憶媒体において、上記管理データは、上記メインデー
タ内の複数のデータの各々に対応するデータ群管理ブロ
ックを有するとともに、当該各データ群管理ブロック
は、複数の項目データを有し、上記各項目データは、表
示画面上の上記項目データに対応する表示位置データ
と、項目データの名称を示す項目名データと、上記項目
データに対応する上記メインデータ内のアドレスを示す
アドレスデータとを備え、上記複数の項目データが複数
メディアを示すことにより、上記メインデータ内の各デ
ータは、上記データ群管理ブロックにより、上記複数メ
ディアにリンクされていることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0027】なお、本発明の実施の形態におけるデータ
ディスクには、いわゆるCD−R O MX A First Release
(以下、CD−ROM XAという。)を用い、文字デー
タ及び図版データを上記レベルBのモノラルモードで記
録し、音声データを該レベルBのステレオモードで記録
した。
【0028】まず、この実施の形態におけるデータディ
スクは、例えば図1又は図6に示すようなデータ群管理
ブロックをそれぞれ複数個ずつ有している。
【0029】図1に示すデータ群管理ブロック1は図版
データから別の図版データ,文章データ又は音声データ
を参照する場合に用いられるものであり、図6に示すデ
ータ群管理ブロック60は文章データから図版データ,
音声データを参照する場合に、用いられるものである。
【0030】まず、図1に示す図版データから別の図版
データ,文章データ又は音声データを参照する場合に用
いられるデータ群管理ブロック1は、例えば該データ群
管理ブロック1の開始を示すコード(1F45)と、該
データ群管理ブロック1の終了を示すコード(1F6
5)との間に、図版データのポインタ情報である図版デ
ータポインタ情報2と、検索を行うための項目データ3
とを有してなっている。
【0031】上記図版データポインタ情報2は、当該図
版データポインタ情報2の開始を示す図版データポイン
タ情報開始識別子(1F44)と、図版再生データと、
図版データの図版名を文字で表示するための文字データ
と、当該図版データポインタ情報2の終了を示す図版デ
ータポインタ情報終了識別子(1F64)と、図版デー
タが記録されている上記本文データ中の先頭アドレスを
示すアドレスデータとからなっている。
【0032】上記図版再生データは、図2に示すよるに
再生識別番号21、図版データにより表示される画像の
縦のドット数を示す縦ドット数22及び該図版データに
より表示される画像の横のドット数を示す横ドット数2
3を有している。
【0033】上記再生識別番号21は、以下に説明する
図版管理テーブル中に複数個記憶されている、図版再生
に関する詳細な情報毎に付加された識別番号である。
【0034】上記図版管理テーブルのデータ構造を図3
に示す。
【0035】この図3において、図版管理テーブル30
には、各再生識別番号31毎にそれぞれ“データ種
別”、“圧縮方法”,“縦画面サイズ”,“横画面サイ
ズ”,“解像度(縦)”,“解像度(横)”,“リザー
ブ”が記憶されている。
【0036】上記“データ種別”の記録エリアには、図
版データのフォーマットが、例えば“0×0 0”を2
値のイメージ、また、“0×0 1”を多値のイメージ
(リザーブ)とする等のように記録されている。
【0037】上記“圧縮方法”の記録エリアには、デー
タの圧縮方法が記録されている。これは、例えば“0X
0 0”は非圧縮、“0×0 1”は単純ランレングス、
“0×0 2”はMH圧縮、“0×0 3”はMR圧縮と
して記録される。
【0038】上記“縦画面サイズ”の記録エリアには、
想定する出力デパイスの縦方向のドットサイズが記録さ
れており、例えばプリンタの場合は“0”として記憶さ
れる。
【0039】上記“横画面サイズ”の記録エリアには、
想定する出力デパイスの横方向のドットサイズが記録さ
れており、例えばプリンタの場合は“0”として記憶さ
れる。
【0040】上記“解像度(縦)”の記録エリアには、
想定するデパイスの縦方向の解像度が記録されている。
【0041】そして、上記“解像度(横)”の記録エリ
アには、想定するデパイスの横方向の解像度が記録され
ている。
【0042】なお、上記リザーブの記録エリアは、符来
的に付加されるデータを記録するために設けられた記録
エリアであり、現在の段階では何のデータも記録されて
いない。また、上記“×”は“0”でも “1”でもよ
く、また、エントリ数32は記録されている再生識別番
号の個数を示すものである。
【0043】このような図版管理テーブルにおいて、記
録される再生識別番号のうち、最初の再生識別番号であ
る“再生識別番号1”の各データは、データ種別を“0
×00”、圧縮方法を“0×0 0”、縦方向画面サイ
ズを“0×0200”、機方向画面サイズを“0×02
56”とし、上記図版データポインタ情報2の図版再生
データの中に必ず1つは用意した。
【0044】この記録される再生識別番号の数が多い
程、対応できる再生機器が多いこととなる。
【0045】このようなフォーマットの下に、後に説明
する項目データを含めた図版データによる画像が表示さ
れるが、該画像の表現形式(イメージ)としては次のよ
うになっている。
【0046】まず、ビットマップイメージデータの各ラ
インを図4に示す。
【0047】この図4において、イメージデータのそれ
ぞれのラインは、バイト列として見た場合、右に向かう
ほどアドレスが増加し、下にあるラインの方が大きなア
ドレスを有する。
【0048】また、ビットマップイメージデータを例え
ば8ビットで表した場合、左側が最上位ビット(MS
B)となる。すなわち、図5(a)に示すように第0ビ
ット,第1ビット及び第4ビットに“1”が立つ(13
h)と、順に黒,黒,白,白,黒,白,白,白と画像が
表示されることとなり、また、図5(b)に示すように
第0ピット及び第4〜第7ビットに“1”が立つ(F1
h)と、黒,白,白,白,黒,黒,黒,黒,と画像が表
示されることとなる。
【0049】なお、この実施の形態では、上記ビットマ
ップイメージの符号化方法に、該MH符号化法又はMR
符号化法を用いた。
【0050】各種再生機器は、再生時にこのような図版
管理テーブルに照らし合わせて最適な再生識別番号のデ
ータを選択し再生を行う。そして、上記再生識別番号で
表示画面のサイズが決定され、上記縦ドット数及び横ド
ット数で表示画面に表示される画像のサイズが決定され
る。
【0051】この実施の形態では、ハードウェア側の表
示画面のサイズと、図版データに応じた画像のサイズと
を一致させて表示するようにした。
【0052】なお、この図版データの表示の仕方とし
て、例えば画像のサイズが表示画面のサイズより大きい
場合は、該画像を一旦メモリ等に記憶し、いわゆるスク
ロール機能を用いて該画像の部分毎に表示するようにし
てもよい。
【0053】また、表示画面のサイズが画像のサイズよ
り大きい場合、例えば該画像を表示画面の所定位置に表
示し、他の位置に該画像の説明文等のような文章を表示
するようにしもよい。これは、表示画面の表示エリアを
ユーザの任意で自由に区分して用いることができるよう
なハードウェアの場合が好ましい。
【0054】次に、上記図1に示す項目データ3は、例
えば音声データポインタ情報2,図版メニューデータポ
インタ情報5及び別項目参照データポインタ情報6を有
している。
【0055】上記音声データポインタ情報4は、例えば
表示画面中に表示された図版データの画像に対応した音
声データの出力を指定するためのポインタ情報であり、
該音声データの開始を示す音声データポインタ情報開始
識別子(1F48)、当該音声データポインタ情報を選
択するためのアイコンの表示位置(XY座標で記録)を
示す位置データであるアイコン表示位置データ、当該音
声データポインタ情報が選択されることにより出力され
る音声データの音声データ名(文字データ)、該音声デ
ータポインタ情報4の終了を示す音声データポインタ情
報終了識別子(1F68)及び当該音声データが記憶さ
れている本文データ中の先頭アドレスを示すアドレスデ
ータからなっている。
【0056】上記アイコンを表示する位置は、例えば4
バイトで記録されており、第1及び第2バイトでX座標
の位置を、また、第3及び第4バイトでY座標の位置を
表している。このアイコンの表示位置の記録の仕方は、
以下に説明する図版メニューデータポインタ情報5及び
別項目参照データポインタ情報の場合も同様である。
【0057】上述のように、この実施の形態では音声デ
ータを上記インターリーブドADPCMオーディオデー
タとして本文データ中の図版データ間に配置して記憶し
てある。なお、個々の音声データの最後のセクタのサブ
モードには、該音声データの記録終了位置を示す“End
of Record”のビットが立てられる。
【0058】なお、この音声データがいわゆるCD−D
Aのフォーマットで記録されたときの上記音声データポ
インタ情報開始識別子のコードは“1F47”とし、音
声データポインタ情報終了識別子のコードは“1F6
7”とした。
【0059】また、上記アドレスデータは、トラック番
号、先頭アドレス及び終了アドレスとに別れている。こ
の実施の形態では、上記トラック番号は上記CD−DA
のトラック番号としており、例えば固定値の第2トラッ
クを示すコード“0002”を記録した。そして、上記
先頭アドレスを、音声データが記録されている先頭のア
ドレスの相対ブロック番号で記録し、上記終了アドレス
は、音声データの長さを当該トラックの先頭からの相対
ブロック番号で記録した。
【0060】次に、上記図1に示す項目データ3のう
ち、上記図版メニューデータポインタ情報5は、表示さ
れている画像から別の画像を参照表示する場合にこれを
指示するポインタデータであり、該図版メニューデータ
ポインタ情報5の開始を示す図版メニューデータ開始識
別子(1F46)、当該図版メニューデータポインタ情
報5を選択するためのアイコンの表示位置(XY座標で
記録)を示す位置データであるアイコン表示位置デー
タ、当該図版メニューデータポインタ情報5のデータ名
を文字で表示するための文字データ、該図版メニューデ
ータポインタ情報5の終了を示す図版メニューデータ終
了識別子(1F66)及び当該図版メニューデータポイ
ンタ情報5が記憶されているデータ群管理ブロック以外
のデータ群管理ブロックが記録されているアドレスの先
頭を示すアドレスデータからなっている。
【0061】次に、上記図1に示す別項目参照データポ
インタ情報6は、表示画像中の文章データ又は図版デー
タから新たな文章データを参照するためのポインタ情報
であり、当該別項目参照データポインタ情報6の開始を
示す別項目参照データポインタ情報開始識別子(1F4
2)、当該別項目参照データポインタ情報6を選択する
ためのアイコンの表示位置(XY座標で記録)を示す位
置データであるアイコン表示位置データ、当該別項目参
照データポインタ情報6の参照文章名を文字で表示する
ための文字データ、当該別項目参照データポインタ情報
6の終了を示す別項目参照データポインタ情報終了識別
子(1F62)及び当該別項目参照データポインタ情報
6が記憶されている本文データ中の先頭アドレスのアド
レスデータからなっている。
【0062】ここで、以上の説明は図版データから別の
図版データ,文章データ又は音声データを参照する場合
に用いられるデータ群管理ブロック1の説明であった
が、次に、文章データから図版データ,音声データを参
照する場合に用いられるデータ群管理ブロックの説明を
図6を用いて行う。
【0063】この図6において、データ群管理ブロック
60も上記データ群管理ブロック1と同様に、データ群
管理ブロック開始識別子(1F45)及びデータ群管理
ブロック終了識別子(1F65)に囲まれてなってい
る。そして、上記データ群管理ブロック1の図版データ
ポインタ情報2に相当するデータを除き、図版メニュー
データポインタ情報音声データポインタ情報及び別項目
参照データポインタ情報を有している。なお、上記各デ
ータは、改行コード(1F0A)で区切られている。
【0064】なお、上記各データの構成は、上記データ
群管理ブロック1と同様のためその説明を省略する。
【0065】また、このようにデータ群管理ブロック開
始識別子及びデータ群管理ブロック終了識別子で各デー
タを囲むようないわゆるブロック構成とすると、文字デ
ータのみの再生が困難となる。しかし、これを容易にす
るため、上記データ群管理ブロック開始識別子及びデー
タ群管理ブロック終了識別子で囲まれたブロック外に文
字データを置くようにすればよい。
【0066】次に、このようなデータディスクを用いた
データ検索方法を具体的な例をあげて説明する。
【0067】なお、上記データディスクには、例えば
「アメリカ合衆国ガイド」として、アメリカ合衆国の歴
史や地理等を紹介するための各データが記録されたもの
を用いるものとする。
【0068】このデータディスクは、画像(イラスト,
地図等)、音声(ナレーション,効果音(BGM)
等)、文章(解説文等)の表示及び出力を行うことがで
きる、いわゆるマルチメディアである。
【0069】まず、このようなデータディスクを再生機
器に装着して再生を指定すると、該再生機器は、図1に
示すデータ群管理ブロック1の図版データポインタ情報
2のアドレスデータに応じて本文データから図版データ
を読み出すとともに、表示する画像の図版名である文字
データを、また、検索可能な項目データ3の各項目名の
文字データ及び該項目データを選択するためのアイコン
のアイコン表示位置データをそれぞれ読み出して出力す
る。
【0070】これにより、表示画面には、例えば図7
(a)に示すようなアメリカ合衆国の地図のイラストが
表示画面全体に表示されるとともに、図版名である「ア
メリカ合衆国」の文字、また、検索可能な各項目の項目
名である「米国の国歌」,「歴代の大統領」、「米国の
主要都市」,「米国の風俗や習慣」の文字及び矢印型の
アイコン71が初期画面として表示される。
【0071】このアイコン71は、ユーザがいわゆるマ
ウス等を用いて操作する。
【0072】例えば、図7(a)に示す検索項目の中か
ら「米国の国歌」を選択するときには、上記アイコン7
1を該「米国の国歌」の文字を指示するように移動して
指定する。この指定が行われると、再生機器は、上記図
1に示す音声データポインタ情報4のアドレスデータで
指定された本文データのアドレスから音声データを読み
出して出力するとともに、図7(b)に示すように、該
「米国の国歌」の文字が表示画面の真ん中等に表示され
るように制御する。
【0073】これにより、スピーカ等から米国の国歌の
演奏等が発音される。なお、この場合、上記「米国の国
歌」の歌詞等も表示するようにしてもよい。
【0074】次に、ユーザが図7(a)に示すアイコン
71を操作して「歴代の大統領」の項目を選択したとす
ると、再生機器は、図1に示す図版メニューデータポイ
ンタ情報5のアドレスデータで指定されたデータ群管理
ブロックの再生を行う。
【0075】このデータ群管理ブロックの構成を図8に
示す。
【0076】この図8において、データ群管理ブロック
80は、選択された上記「歴代の大統領」に対応する図
版データポインタ情報81,該「歴代の大統領」に対応
するナレーションを音声で出力する音声データポインタ
情報82,ジョージ・ワシントン,リンカーン,セオド
ア・ルーズベルト等の各歴代の大統領のプロフィール等
の説明文等を参照するための別項目参照データポインタ
情報83〜85からなっている。
【0077】上記再生機器は、このデータ群管理ブロッ
ク80を再生することにより、上記「歴代の大統領」に
対応する図版データポインタ情報81のアドレスデータ
により指示された本文データを再生し、上記各項目デー
タ82〜85の項目名の文字データを再生し出力すると
ともに、該「歴代の大統領」の文字を表示画面の上側に
表示するように制御する。
【0078】これにより、表示画面には、例えば図7
(c)に示すように、アメリカ合衆国のラシュモア山の
“ジョージ・ワシントン大統領”,“リンカーン大統
領”,“ルーズベルト大統領”等の顔の石像がイラスト
で表示されるとともに、各大統領のプロフィール等が参
照できるように上記アイコン71とともに、“ジョージ
・ワシントン”,“リンカーン”,“ルーズベルト”等
の文字が表示される。
【0079】そして、画面に表示された検索可能な項目
のうち、例えば“リンカーン”が選択されると、再生機
器は、該“リンカーン”の別項目参照データポインタ情
報84のアドレスデータに示される本文データのアドレ
スから該“リンカーン”のプロフィール等の説明文を読
み出し、画面いっぱいに表示する。
【0080】次に、ユーザが図7(a)に示すアイコン
71を操作して「米国の主要都市」の項目を選択したと
すると、再生機器は、図1に示す図版メニューデータ5
のアドレスデータで指定されたデータ群管理ブロックの
再生を行う。
【0081】このデータ群管理ブロックの構成を図9に
示す。
【0082】この図9において、データ群管理ブロック
90は、「米国の主要都市」を画像表示するための図版
データが記録されている本文データ中の先頭アドレス等
が記録されている図版データポインタ情報91と、ロサ
ンゼルス,サンフランシスコ,ニューヨーク,ワシント
ン等の各主要都市の説明文等を参照するための別項目参
照データポインタ情報92〜95からなっている。
【0083】上記再生機器は、このデータ群管理ブロッ
ク90を再生することにより、上記「米国の主要部市」
に対応する図版データポインタ情報91のアドレスデー
タにより指示された本文データを再生し、上記各項目デ
ータ92〜95の項目名の文字データを再生し出力する
とともに、該「米国の主要都市」の文字を表示画面の上
側に表示するように制御する。
【0084】これにより、表示画面には、例えば図7
(d)に示すように、アメリカ合衆国の地図がイラスト
で表示され、また、各主要都市の位置及び都市名が黒丸
等で表示される。
【0085】そして、黒丸で表示された主要都市のう
ち、例えば“ロサンゼルス”が選択されると、再生機器
は、該“ロサンゼルス”の別項目参照データポインタ情
報84のアドレスデータに示される本文データのアドレ
スから該“ロサンゼルス”の説明文を読み出し、画面い
っぱいに表示する。
【0086】次に、ユーザが図7(a)に示すアイコン
71を操作して「米国の風俗や習慣」の項目を選択した
とすると、再生機器は、図1に示す別項目参照データ6
のアドレスデータで指定されたアドレスのデータ群管理
ブロックの再生を行う。
【0087】図示はしないが、このデータ群管理ブロッ
クは、上記「米国の風俗や習慣」の説明文が記憶されて
いる本文データの先頭アドレスが記録されており、再生
機器は、この先頭アドレスに示される本文データのアド
レスから該「米国の風俗や習慣」に対応する文章データ
を読み出し出力するとともに、該「米国の風俗や習慣」
の文字を例えば表示画面の上側に表示するように制御す
る。
【0088】これにより、表示画面には、例えば「米国
の風俗や習慣」の文字が該表示画面の上側に表示され、
画面全体に「米国の風俗や習慣」を紹介する文字データ
が表示される。
【0089】以上の説明から明らかなように、この実施
の形態におけるデータディスクでは、上記データ群管理
ブロック開始識別子(1F45)及びデータ群管理ブロ
ック終了識別子(1F65)で囲んだブロック内に、現
在表示する画像データが記憶されている本文データの先
頭アドレスを指示するポインタデータである図版データ
ポインタ情報2と、検索可能な項目を示す項目データ3
とを記録し、上記項目データはそれぞれ対応するデータ
群管理ブロックのアドレスを有する構成とすることによ
り、図版データ,音声データ及び文章データの相互検索
を可能とすることができる。
【0090】また、データの記録フォーマット及びデー
タ検索方法を統一しているため、ソフトウェア毎に検索
方法のプログラムを開発する等の面倒な手間を省きロー
コスト化を図ることができ、また、ユーザはソフトウェ
ア毎に検索方法を習得する必要がないため、一度の検索
方法の習得で複数のソフトウェアの検索に対応すること
ができる。
【0091】そして、このようにデータ構造の統一及び
検索方法の統一を図ることにより、ソフトウェア及び再
生機器の汎用性を高めることができる。
【0092】
【発明の効果】本発明では、メインデータを記憶するデ
ータ領域と、メインデータを管理する管理データを記憶
する管理データ領域とを有するディスク状記憶媒体にお
いて、上記管理データは、上記メインデータ内の複数の
データの各々に対応するデータ群管理ブロックを有する
とともに、当該各データ群管理ブロックは、複数の項目
データを有し、上記各項目データは、表示画面上の上記
項目データに対応する表示位置データと、項目データの
名称を示す項目名データと、上記項目データに対応する
上記メインデータ内のアドレスを示すアドレスデータと
を備え、上記複数の項目データが複数メディアを示すこ
とにより、上記メインデータ内の各データは、上記デー
タ群管理ブロックにより、上記複数メディアにリンクさ
れているので、図版データ,文字データ及び音声データ
などの各種メディア間の相互検索を可能とすることがで
きる。
【0093】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータディスクのデータ群管理ブ
ロックの構造を説明するための模式図である。
【図2】図版データの図版再生データの構造を説明する
ための模式図である。
【図3】図版再生データの再生識別番号別に記録されて
いる図版管理テーブルの構造を説明するための模式図で
ある。
【図4】ビットマップイメージデータの各ラインを説明
するための模式図である。
【図5】ビットマップイメージを説明するための模式図
である。
【図6】別の構造のデータ群管理ブロックを説明するた
めの模式図である。
【図7】本発明に係るデータディスクを用いたデータ検
索方法を具体例を挙げて説明をするための概略図であ
る。
【図8】選択された項目に応じた検索動作を説明するた
めのデータ群管理ブロックの構成を示す模式図である。
【図9】選択された項目に応じた検索動作を説明するた
めのデータ群管理ブロックの構成を示す模式図である。
【図10】CD−ROM XAのレベル別の記録フォー
マットを説明するための模式図である。
【図11】リアルタイムファイルの記録フォーマットを
説明するための概略図である。
【符号の説明】
1 データ群管理ブロック、2 図版データポインタ情
報、3 項目データ、4 音声データポインタ情報、5
図版メニューデータポインタ情報、6 別項目参照デ
ータポインタ情報、21 再生識別番号、22 縦ドッ
ト数、23 横ドット数、71 アイコン

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインデータを記憶するデータ領域と、
    メインデータを管理する管理データを記憶する管理デー
    タ領域とを有するディスク状記憶媒体において、 上記管理データは、上記メインデータ内の複数のデータ
    の各々に対応するデータ群管理ブロックを有するととも
    に、当該各データ群管理ブロックは、複数の項目データ
    を有し、 上記各項目データは、表示画面上の上記項目データに対
    応する表示位置データと、項目データの名称を示す項目
    名データと、上記項目データに対応する上記メインデー
    タ内のアドレスを示すアドレスデータとを備え、 上記複数の項目データが複数メディアを示すことによ
    り、上記メインデータ内の各データは、上記データ群管
    理ブロックにより、上記複数メディアにリンクされてい
    るディスク状記憶媒体。
  2. 【請求項2】 上記各データ群管理ブロックは、上記デ
    ータ群管理ブロックの開始を示すデータ群管理ブロック
    開始識別子と、上記データ群管理ブロックの終了を示す
    データ群管理ブロック終了識別子と、上記データ群管理
    ブロック開始識別子とデータ群管理ブロック終了識別子
    との間に上記複数の項目データを有し、 上記各項目データは、上記項目データの開始を示す項目
    データ開始識別子と、上記項目データの終了を示す項目
    データ終了識別子と、上記項目データ開始識別子と上記
    項目データ終了識別子との間に配される上記表示位置デ
    ータ及び上記項目データと、上記アドレスデータとを有
    することを特徴とする請求項1記載のディスク状記憶媒
    体。
  3. 【請求項3】 上記各データ群管理ブロックは、上記デ
    ータ群管理ブロック開始識別子とデータ群管理ブロック
    終了識別子との間に、画像データのポインタ情報である
    画像データポインタ情報を有し、 上記画像データポインタ情報は、上記画像データポイン
    タ情報の開始を示す画像データポインタ情報開始識別子
    と、上記画像データポインタ情報の終了を示す画像デー
    タポインタ情報終了識別子と、上記画像データポインタ
    情報開始識別子と上記画像データポインタ情報終了識別
    子との間に配される上記画像データの再生方法に関連す
    る画像再生データと、上記画像データに対応する上記メ
    インデータ内のアドレスを示すアドレスデータとを有す
    ることを特徴とする請求項1記載のディスク状記憶媒
    体。
  4. 【請求項4】 上記メインデータ内のデータに対応する
    上記データ群管理ブロックは、画像データポインタ情報
    及び音声データポインタ情報を有し、 上記画像データポインタ情報は、表示画面上の上記画像
    データに対応する表示位置データと、上記画像データの
    名称を示す画像名データと、上記画像データに対応する
    上記メインデータ内のアドレスを示すアドレスデータと
    を備え、 上記音声データポインタ情報は、表示画面上の上記音声
    データに対応する表示位置データと、上記音声データの
    名称を示す音声名データと、上記音声データに対応する
    上記メインデータ内のアドレスを示すアドレスデータと
    を備えることを特徴とする請求項1記載のディスク状記
    憶媒体。
  5. 【請求項5】 上記データ群管理ブロックは、上記メイ
    ンデータ内の画像データに対応するとともに、当該デー
    タ群管理ブロックは、さらに、文字データポインタ情報
    を有し、 上記文字データポインタ情報は、表示画面上の上記文字
    データに対応する表示位置データと、上記文字データの
    名称を示す文字名データと、上記文字データに対応する
    上記メインデータ内のアドレスを示すアドレスデータと
    を備えることを特徴とする請求項1記載のディスク状記
    憶媒体。
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