JP2001331187A - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

Info

Publication number
JP2001331187A
JP2001331187A JP2000146369A JP2000146369A JP2001331187A JP 2001331187 A JP2001331187 A JP 2001331187A JP 2000146369 A JP2000146369 A JP 2000146369A JP 2000146369 A JP2000146369 A JP 2000146369A JP 2001331187 A JP2001331187 A JP 2001331187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lyrics
music
character size
video
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000146369A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Toyosawa
正夫 豊澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichikosho Co Ltd
Original Assignee
Daiichikosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichikosho Co Ltd filed Critical Daiichikosho Co Ltd
Priority to JP2000146369A priority Critical patent/JP2001331187A/ja
Publication of JP2001331187A publication Critical patent/JP2001331187A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 「音楽療法」用途に適したカラオケ装置を提
供する。 【解決手段】 ユーザ入力される楽曲IDに基づいて適
宜な音楽生成データを処理してカラオケ伴奏音楽をスピ
ーカに出力する音楽生成手段と、前記楽曲IDに基づい
て適宜な歌詞描出データを処理して前記伴奏音楽に同期
した歌詞画像を生成して前記ディスプレイに出力する歌
詞描出手段とを備えたカラオケ装置であって、前記歌詞
描出手段がユーザ入力された文字サイズの指定値に基づ
いて適宜な推奨文字サイズ値が設定されている歌詞描出
データを処理対象として採用するとともに、当該歌詞描
出データに前記指定値に該当する推奨文字サイズ値が設
定されている場合は、前記指定値に従った文字サイズで
前記歌詞画像を生成し、該当する推奨文字サイズ値が設
定されていない場合は、規定の文字サイズで前記歌詞画
像を生成することとしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラオケ装置に関
し、とくに、視力が低下した人でも見やすい歌詞画像を
表示できるカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】<カラオケ装置の基本構成>図1は従来
のカラオケ装置の一例を構成図として示している。中央
制御部2は、内部にCPU、RAM、ROMを含むマイ
コンであり、データバス100や制御バス110を介し
て周辺各構成部とデータ通信を行い、このカラオケ装置
1を統括している。ハードディスク装置3は、多数曲分
のカラオケ楽曲について、MIDI形式によって記述さ
れたカラオケ伴奏音楽の起源となる音楽生成データと、
その楽曲演奏に同期して描出する歌詞画像の生成起源と
なる歌詞描出データとを格納している。
【0003】歌詞描出データは、全歌詞文字を適宜な小
節ごとに区切って文字列とし、その文字列の表示/消去
順序(歌詞描出シーケンス)や文字列の表示位置などの
情報と、各文字列の表示/消去タイミングや文字列中の
各文字における色変えタイミング(歌唱時機指示)など
の各情報を記述している。
【0004】また、CD−ROMチェンジャ13は、歌
詞画像の背景として使用されるムード映像の生成起源と
なる長時間分の映像データ(MPEG1形式など)を多
数のCD−ROMに分割して格納している。そして、C
D−ROM駆動装置と映像データの復号回路とを含んだ
1系統あるいは複数系統のプレーヤを内蔵している。こ
のCD−ROMチェンジャ13は、中央制御部2の制御
の下、適宜なCD−ROMを内蔵のプレーヤにて駆動
し、そのCD−ROMの適宜な記録位置に記録されてい
る映像データを復号してムード映像の映像信号として出
力する動作を行う。
【0005】<カラオケ装置の基本動作>中央制御部2
は、リモコン送信器5や操作パネル6などのユーザイン
タフェースにて指定入力されたリクエスト楽曲の楽曲番
号(楽曲ID)を操作制御部7を介して受け取ると、そ
の入力順と楽曲番号とを対応づけてRAMに格納するこ
とでこの楽曲の演奏予約処理を行う。そして、その楽曲
の演奏順番になると、ハードディスク装置3より該当の
音楽生成データと歌詞描出データとを取り出して処理す
る。音楽生成データはシンセサイザ8に順次転送され、
ここで生成された伴奏音楽のオーディオ信号とマイクロ
ホン11から入力されたオーディオ信号はミキシングア
ンプ9に入力され、その混合オーディオ信号がスピーカ
10に向けて出力される。
【0006】一方、歌詞描出データを上述のオーディオ
信号系の処理に同期して処理し、伴奏音楽に同期した歌
詞画像を生成してビデオRAM12に順次ビットマップ
展開する。具体的には、中央制御部2がROMなどに格
納されている文字フォントを使用して、歌詞描出データ
中に記述されている文字コードに該当する文字を歌詞描
出シーケンスとその表示/消去タイミングや歌唱指示の
タイミングに従ってビデオRAM12に順次ビットマッ
プ展開していく。
【0007】映像制御部14は、この歌詞画像をCD−
ROMチェンジャ13が再生する適宜なムード映像の映
像信号にスーパーインポーズし、歌詞画像入りのムード
映像がディスプレイ15に表示出力する。なお、メドレ
ー曲に該当する楽曲IDには、直接メドレー楽曲の音楽
生成データと歌詞描出データが対応付けされている場合
と、メドレー楽曲を構成する複数のカラオケ楽曲のそれ
ぞれについて各音楽生成データと歌詞描出データと、各
楽曲における演奏対象部分とを指定したメドレー台本が
対応付けされている場合とがある。中央制御部2は、受
け取った楽曲IDにメドレー台本が対応付けされている
と、そのメドレー台本に基づいてメドレー楽曲を構成す
る各楽曲の音楽生成データと歌詞描出データにおける演
奏対象部分を順次読み出して処理していく。それによっ
て、メドレー楽曲を構成する各楽曲におけるカラオケ伴
奏音楽と歌詞画像が順次切り替わりながらスピーカ10
とディスプレイ15とに音響・映像出力されていく。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、歌唱行為が痴呆
予防や心肺機能向上などに効果があることが認知される
ようになってきた。また、大勢で同じ歌を唱うという行
為が連帯感を強めることもよく知られている。そこで、
老人や障害者などに対し、身体機能の回復や維持、さら
には自閉的傾向からの開放などを目的として、リハビリ
テーションに音楽を取り入れた「音楽療法」が介護・老
人医療施設などを中心に徐々に実施されるようになっ
た。この音楽療法は、伴奏音楽に合わせてせて歌ったり
踊ったりする行為の中に身体機能の回復や維持、あるい
は連帯感の高揚などに必要とされる発声状態や身体運動
などを取り入れたものである。
【0009】この療法に使用される楽曲は、複数の楽曲
から上述の機能回復などに必要な部分を取り出し、それ
らを適宜につなぎ合わせたメドレー楽曲としているのが
普通である。そして、メドレー曲の演奏にはオーディオ
・テープ・プレーヤやMDプレーヤなどが利用されてい
る。すなわち、音楽療法に使用する楽曲を用意するため
には、そのメドレー曲を構成する各楽曲ごとに音楽CD
などのマスターを用意し、そのマスターにおける必要部
分を再生させ、その再生音をオーディオ・テープやMD
に編集しながら録音する作業が必要となる。しかも、音
楽療法用に使用される楽曲は、リハビリテーションの内
容に応じて適宜に選択する必要があるため、編集・録音
作業に極めて多くの時間が掛かってしまう。もちろん、
マスター用の音楽CDを用意するだけでも多くの費用を
必要とする。
【0010】ここで、カラオケが老人を含めた幅広い年
齢層が楽しむことができる大衆娯楽として定着している
ことと、カラオケにはあらゆるジャンルの楽曲が多数用
意されているということに着目すると、カラオケ装置で
上記の機能回復に必要な楽曲をメドレー楽曲などにして
演奏させれば、カラオケ装置を「音楽療法システム」と
して使用することができるのではないかと考えた。
【0011】しかし、従来のカラオケ装置ではディスプ
レイに表示出力される歌詞画像の文字が48ドット×4
8ドット程度の文字サイズであり、視力の低下した老人
などがこの文字サイズの文字を容易に判別できるように
するためには、かなり大きな画面サイズを持ったディス
プレイが必要となる。また、めまぐるしく変化するムー
ド映像にスーパーインポーズされた歌詞画像も老人にと
っては見やすいとは言い難い。もちろん、ムード映像自
体が音楽療法には無用のものである。
【0012】そこで本発明は、「音楽療法」用途など、
見やすい歌詞画像を表示出力できるカラオケ装置をハー
ドウエア構成を大きく変更することなく実現することを
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明は、適したカラオケ装置であって、次の事
項(11)〜(13)によって特定される。 (11)多数のカラオケ楽曲を楽曲IDによって管理し、
各IDに音楽生成データと歌詞描出データとを対応付け
して適宜な記憶資源に格納している。各音楽生成データ
には少なくとも1つ以上の歌詞描出データが対応付けさ
れており、各歌詞描出データには推奨文字サイズ値が設
定されている。 (12)適宜なユーザインタフェースからユーザ入力され
る楽曲IDに基づいて適宜な音楽生成データを処理して
カラオケ伴奏音楽をスピーカに出力する音楽生成手段
と、前記楽曲IDに基づいて適宜な歌詞描出データを処
理して前記伴奏音楽に同期した歌詞画像を生成して前記
ディスプレイに出力する歌詞描出手段とを備える。 (13)前記ユーザインタフェースは、文字サイズの指定
入力を受け付け、前記歌詞描出手段は、この文字サイズ
の指定値に基づいて適宜な推奨文字サイズ値が設定され
ている歌詞描出データを処理対象として採用するととも
に、当該歌詞描出データに前記指定値に該当する推奨文
字サイズ値が設定されている場合は、前記指定値に従っ
た文字サイズで前記歌詞画像を生成し、該当する推奨文
字サイズ値が設定されていない場合は、規定の文字サイ
ズで前記歌詞画像を生成する。
【0014】また第1の発明に記載の前記発明特定事項
(13)を次の事項(21)に置換したカラオケ装置を第2
の発明としている。 (21)前記歌詞描出手段は、所定の推奨文字サイズ値が
設定されている歌詞描出データを優先的に採用し、その
推奨文字サイズ値に従った文字サイズで前記歌詞画像を
生成し、前記所定の推奨文字サイズ値が設定されていな
い歌詞描出データを処理する場合は、規定の文字サイズ
で前記歌詞画像を生成する。
【0015】第1または第2の発明において、次の事項
(31)(32)を充足するカラオケ装置を第3の発明とし
た。 (31)適宜なデータ形式で長時間分の映像を格納した映
像データベースと、当該映像データベースの適宜なデー
タ格納位置から読み出した映像データをムード映像の映
像信号に再生する背景映像再生手段と、当該再生手段が
生成したムード映像に前記歌詞画像をスーパーインポー
ズした映像信号をディスプレイに出力するスーパーイン
ポーズ手段を備える。 (32)前記ユーザインタフェースは前記ムード映像の表
示/非表示を選択する旨のユーザ入力を受け付け、前記
スーパーインポーズ手段は、前記「非表示」の選択入力
に従って前記ムード映像に換えて単一色のみの背景映像
を前記歌詞画像をスーパーインポーズ表示する。
【0016】そして、第1または第2の発明において、
次の事項(41)(42)を充足するカラオケ装置を第4の
発明とした。 (41)適宜なデータ形式で長時間分の映像を格納した映
像データベースと、当該映像データベースの適宜なデー
タ格納位置から読み出した映像データをムード映像の映
像信号に再生する背景映像再生手段と、当該再生手段が
生成したムード映像に前記歌詞画像をスーパーインポー
ズした映像信号をディスプレイに出力するスーパーイン
ポーズ手段を備える。 (42)前記スーパーインポーズ手段は、前記楽曲特定手
段より楽曲IDを受け取るとともに、当該楽曲IDに所
定の推奨文字サイズ値が付帯する歌詞描出データが対応
付けされている場合、前記ムード映像に換えて単一色の
みの背景映像を前記歌詞画像をスーパーインポーズ表示
する。
【0017】
【発明の実施の形態】===本発明のカラオケ装置の構
成と概略=== 本発明の実施例におけるカラオケ装置は、従来例として
図1に示したカラオケ装置とほぼ同様の構成となってい
る。しかし、歌詞描出データの管理方法や処理方法を変
更することで、通常のカラオケ装置として機能する標準
モードに加え、視力が低下した人にも見やすい歌詞画像
を表示する「音楽療法モード」によってカラオケ楽曲を
演奏することができるようになっている。なお本実施例
のカラオケ装置は、音楽療法モード起動時には、歌詞文
字を拡大表示する機能とその歌詞画像をムード映像に換
えてブルーバックなどの単一色の背景にスーパーインポ
ーズする機能とを実行する。
【0018】===歌詞描出データ=== 視力が低下した人にとって、従来のカラオケ装置が表示
する歌詞画像では文字が小さ過ぎることは前述した。も
ちろん、48×48ドットの歌詞文字を96×96ドッ
トにするなど、文字サイズを大きくすれば見やすくな
る。しかし、歌詞画像の生成起源である歌詞描出データ
は各小節が含む文字を一行の文字列として規定してい
る。そのため、歌詞描出データをこのまま使用して単純
に文字のドットサイズを大きくするだけでは一行分の文
字がディスプレイの幅に収まらず、歌詞画像を表示する
ことができない。
【0019】そこで本実施例では、一般のカラオケ用途
として用意された歌詞描出データ(標準歌詞データ)と
は別に、大きな文字サイズで歌詞画像を表示したときに
1行分の文字列がディスプレイの画面内に収まるように
歌詞描出シーケンスを調整した音楽療法用途の歌詞描出
データ(特殊歌詞データ)が用意されている。もちろ
ん、カラオケ楽曲の中には上記2つの歌詞描出データが
ともに対応付けされているものもあるし、その一方のみ
が対応付けされている場合もある。
【0020】なお本実施例では、同じ楽曲に対して標準
歌詞データと特殊歌詞データとが対応付けされている場
合、特殊歌詞データに適宜な符号を付帯させて標準歌詞
データと区別している。このように符号を付帯させなく
ても、モード別に使用すべき歌詞描出データのファイル
名や所在などを示すテーブルを別途用意しておくことで
も、中央制御部2がこのテーブルを参照して使用すべき
歌詞描出データを特定することができる。次に、音楽療
法モードにおける上記特殊歌詞データの管理方法や処理
方法を図1に示した符号に従って説明することとする。
【0021】===音楽療法モード=== 本実施例では、リモコン送信器5などのユーザインタフ
ェースにはモードの切り替えキーが配設されている。ま
た、標準モード時に使用する48×48ドットのビット
マップフォント(標準フォント)と、音楽療法モード時
に使用する96×96ドットのビットマップフォント
(拡大フォント)とが中央制御部2のROMなどに格納
されている。そして、中央制御部2は、音楽療法モード
への切り替え操作情報を操作制御部7を介して受け取る
と、音楽療法モードを起動させる。
【0022】図2は中央制御部2における歌詞描出処理
の流れを概略的に示している。中央制御部2は、音楽療
法モードが起動中にあると、利用者が指定した楽曲ID
に特殊歌詞データが対応付けされているかどうかを判別
する。特殊歌詞データが対応付けされている場合は、該
当の特殊歌詞データをハードディスク装置3より読み出
すとともに拡大フォントを使用フォントとして指定する
(s1→s3)。
【0023】そして、特殊歌詞データに記述されている
歌詞文字のコードに対応する文字をを拡大フォントを使
用してビデオRAM12にビットマップ展開する(s
4,s5)。さらに、CD−ROMチェンジャ13に対
してCD−ROMの駆動動作を休止させ、映像制御部1
4に対してブルーバックの背景に相当する映像信号を生
成させるとともにその背景映像に歌詞画像をスーパーイ
ンポーズさせる(s6,s7)。それによって、単一色
の背景に大きな文字の歌詞画像がディスプレイ15に表
示されるのである。なお、演奏指示された楽曲のIDに
特殊歌詞データが対応づけされていない場合は、標準歌
詞データと標準フォントとを使用して生成した歌詞画像
を単一色の背景にスーパーインポーズ表示することとし
ている(s2→s9→s10→s5)。もちろん、音楽
療法モードが起動中に無いときは従来と同様に標準モー
ドによる演奏処理を行う(s1→s8)。
【0024】なお本実施例のカラオケ装置は、ユーザイ
ンタフェースにてモードの切り替え操作を行わない限り
は、次の演奏楽曲についても音楽療法モードによって歌
詞画像を表示することとしている。もちろん、音楽療法
モードによってカラオケ楽曲が演奏されたあと、標準モ
ードに復帰させることとしてもよい。
【0025】さらに、演奏楽曲がメドレー楽曲で、しか
もメドレー台本に従って演奏する場合、その台本に記述
されている各楽曲IDごとに対応付けされている歌詞描
出データから特殊歌詞データを優先させながら使用する
こととしている。そして、特殊歌詞データを使用した歌
詞画像については拡大フォントに従った歌詞文字を生成
することとしている。
【0026】===その他の実施例など=== 上記実施例における特殊歌詞データとしては、歌詞描出
シーケンスに限らず、標準歌詞データとは異なる文字の
表示位置を記述した特殊歌詞データを用意することもで
きる。それによって、ディスプレイに縦書きの歌詞文字
列を表示したり画面の中央に表示したりして、より見や
すい歌詞画像を生成することができる。また、文字コー
ドそのものを変えて、ひらがなだけによる歌詞画像表示
とすることもできる。このように、特殊歌詞データを適
宜に変更するだけで、歌詞画像の表示手法に様々なバリ
エーションを持たせることができる。
【0027】上記実施例は、音楽療法モード時には文字
拡大機能とムード映像切り替え機能とが連動して実行さ
れている。この例に限らず、文字拡大機能とムード映像
切り替え機能とが個別に実行されるようにしてもよい。
すなわち、ユーザインタフェースを拡大文字表示の設定
操作とムード映像/単一色背景の切り替え設定操作とを
個別に行えるようにし、中央制御部はこの各設定入力に
従って歌詞文字の拡大表示制御や単一色による背景画像
へのスーパーインポーズ制御を個別に行う。
【0028】また、中央制御部が演奏する楽曲に特殊歌
詞データが対応付けされていることを認知すると、音楽
療法モードに切り替えるなどすれば、ユーザ入力によら
ずに音楽療法モードへの切替を自動的に行うことも可能
となる。
【0029】上記実施例では、標準歌詞データと特殊歌
詞データの2種類の歌詞描出データとそれに応じて2種
類のビットマップフォントとが用意されていたが、2種
以上の特殊歌詞データとその特殊歌詞データの種類に応
じたビットマップフォントとを用意しておいてもよい。
この場合、各特殊歌詞データごとに表示すべき文字サイ
ズを特定するための適宜な符号を付与したり、あるいは
楽曲ごとに特殊歌詞データのファイル名や所在と各特殊
歌詞データによって表示すべき文字サイズとを対応付け
したテーブルなどを用意したりしておく。また、ユーザ
インタフェースは特殊歌詞データの種類に応じて標準サ
イズを含めて3つ以上の文字サイズの設定入力を受け付
けることとする。そして、中央制御部がユーザにより設
定入力された文字サイズに適合する特殊歌詞データとビ
ットマップフォントとを使用して歌詞描出処理を行うの
である。
【0030】さらに、文字サイズの可変制御において、
文字サイズごとにビットマップフォントを用意せず、ア
ウトラインフォントを用意しておき、中央制御部がこの
アウトラインフォントを使用して歌詞画像における文字
サイズを適宜に拡大/縮小することとしてもよい。
【0031】なお、当然のことではあるが、本発明のカ
ラオケ装置は、音楽療法に限らず、歌唱者とディスプレ
イとの距離が遠い場合など、見やすい歌詞画像を表示す
る必要性がある場合に適用することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明のカラオケ装置によれば、従来の
カラオケ装置のハードウエア構成を大きく変更すること
なく文字を拡大した歌詞画像を表示したりムード映像に
換えて単一色の背景に歌詞画像をスーパーインポーズし
たりすることができる。それによって、視力の低下した
人にとって見やすい歌詞画像とすることができ、カラオ
ケ装置を音楽療法用途に適用させることができる。すな
わち、カラオケ装置メーカー側にとっては全く新規なカ
ラオケ装置の利用形態が創出できたことになり、老人・
医療施設などでは、安価で操作性に優れた音楽療法用シ
ステムを導入することができる。もちろん、歌詞描出デ
ータを作成するだけで従来のカラオケ楽曲を音楽療法用
に変更することができる。メドレー楽曲の編成変更など
にも素早く対応することができる。
【0033】また、文字サイズの設定や背景映像の切り
替え設定は、ユーザ入力によって行うこともできるし、
自動制御とすることもできる。それによって、例えば、
本発明のカラオケ装置を音楽療法用途などに使用する場
合、恒常的に音楽療法用に使用したり一般のカラオケ用
途と兼用して使用したりするなど、カラオケ装置の使用
形態に従って柔軟に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来および本発明のカラオケ装置の実施例にお
ける概略構成図である。
【図2】本発明の実施例において、中央制御部が音楽療
法モード起動時に実行する処理の流れ図を示している。
【符号の説明】
1 カラオケ装置 2 中央制御部 3 ハードディスク装置 12 ビデオRAM 14 映像制御部 15 ディスプレイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラオケ装置であって次の事項(11)〜
    (13)によって特定される。 (11)多数のカラオケ楽曲を楽曲IDによって管理し、
    各IDに音楽生成データと歌詞描出データとを対応付け
    して適宜な記憶資源に格納している。各音楽生成データ
    には少なくとも1つ以上の歌詞描出データが対応付けさ
    れており、各歌詞描出データには推奨文字サイズ値が設
    定されている。 (12)適宜なユーザインタフェースからユーザ入力され
    る楽曲IDに基づいて適宜な音楽生成データを処理して
    カラオケ伴奏音楽をスピーカに出力する音楽生成手段
    と、前記楽曲IDに基づいて適宜な歌詞描出データを処
    理して前記伴奏音楽に同期した歌詞画像を生成して前記
    ディスプレイに出力する歌詞描出手段とを備える。 (13)前記ユーザインタフェースは、文字サイズの指定
    入力を受け付け、前記歌詞描出手段は、この文字サイズ
    の指定値に基づいて適宜な推奨文字サイズ値が設定され
    ている歌詞描出データを処理対象として採用するととも
    に、当該歌詞描出データに前記指定値に該当する推奨文
    字サイズ値が設定されている場合は、前記指定値に従っ
    た文字サイズで前記歌詞画像を生成し、該当する推奨文
    字サイズ値が設定されていない場合は、規定の文字サイ
    ズで前記歌詞画像を生成する。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の前記発明特定事項(1
    3)を次の事項(21)に置換したことを特徴とするカラ
    オケ装置。 (21)前記歌詞描出手段は、所定の推奨文字サイズ値が
    設定されている歌詞描出データを優先的に採用し、その
    推奨文字サイズ値に従った文字サイズで前記歌詞画像を
    生成し、前記所定の推奨文字サイズ値が設定されていな
    い歌詞描出データを処理する場合は、規定の文字サイズ
    で前記歌詞画像を生成する。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、次の事項
    (31)(32)を充足するカラオケ装置。 (31)適宜なデータ形式で長時間分の映像を格納した映
    像データベースと、当該映像データベースの適宜なデー
    タ格納位置から読み出した映像データをムード映像の映
    像信号に再生する背景映像再生手段と、当該再生手段が
    生成したムード映像に前記歌詞画像をスーパーインポー
    ズした映像信号をディスプレイに出力するスーパーイン
    ポーズ手段を備える。 (32)前記ユーザインタフェースは前記ムード映像の表
    示/非表示を選択する旨のユーザ入力を受け付け、前記
    スーパーインポーズ手段は、前記「非表示」の選択入力
    に従って前記ムード映像に換えて単一色のみの背景映像
    を前記歌詞画像をスーパーインポーズ表示する。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、次の事項
    (41)(42)を充足するカラオケ装置。 (41)適宜なデータ形式で長時間分の映像を格納した映
    像データベースと、当該映像データベースの適宜なデー
    タ格納位置から読み出した映像データをムード映像の映
    像信号に再生する背景映像再生手段と、当該再生手段が
    生成したムード映像に前記歌詞画像をスーパーインポー
    ズした映像信号をディスプレイに出力するスーパーイン
    ポーズ手段を備える。 (42)前記スーパーインポーズ手段は、前記楽曲特定手
    段より楽曲IDを受け取るとともに、当該楽曲IDに所
    定の推奨文字サイズ値が付帯する歌詞描出データが対応
    付けされている場合、前記ムード映像に換えて単一色の
    みの背景映像を前記歌詞画像をスーパーインポーズ表示
    する。
JP2000146369A 2000-05-18 2000-05-18 カラオケ装置 Pending JP2001331187A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000146369A JP2001331187A (ja) 2000-05-18 2000-05-18 カラオケ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000146369A JP2001331187A (ja) 2000-05-18 2000-05-18 カラオケ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001331187A true JP2001331187A (ja) 2001-11-30

Family

ID=18652741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000146369A Pending JP2001331187A (ja) 2000-05-18 2000-05-18 カラオケ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001331187A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010524280A (ja) * 2007-03-21 2010-07-15 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 第1のメディアアイテム及び第2のメディアアイテムの同時再生を可能とする方法及び装置
JP2017173363A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 株式会社エクシング カラオケシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010524280A (ja) * 2007-03-21 2010-07-15 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 第1のメディアアイテム及び第2のメディアアイテムの同時再生を可能とする方法及び装置
JP2017173363A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 株式会社エクシング カラオケシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001331187A (ja) カラオケ装置
JPH07334178A (ja) 音楽再生装置
JP2885157B2 (ja) 音声出力制御装置
JPH09101795A (ja) カラオケ装置
JP2002082678A (ja) カラオケ端末装置
JP3010936B2 (ja) 音楽再生装置
JP2002041071A (ja) イントロ当てクイズ出題機能を備えたカラオケ装置
JP2845202B2 (ja) 音声出力制御装置及び方法
KR100973868B1 (ko) 가라오케시스템에서 영상 및 가사 매칭 장치
JP4200093B2 (ja) カラオケ装置の歌詞テロップ表示システム
JP4092758B2 (ja) カラオケ装置および選曲用カード媒体
JP3290918B2 (ja) 歌唱採点機能付きカラオケ装置
JPH09146566A (ja) カラオケ装置
JPH05142985A (ja) 歌唱支援表示装置
JP2002041070A (ja) イントロ当てゲーム機能付きカラオケ装置
JP7425698B2 (ja) カラオケ装置
JP3085615B2 (ja) カラオケ装置
JP4161714B2 (ja) カラオケ装置
JP3522208B2 (ja) 文字表示パネルによる曲目表示に特徴を有するカラオケ装置
JP3094614U (ja) 再生装置
JP3139446B2 (ja) カラオケ装置
JP3241036B2 (ja) ディスク状記憶媒体
JPH09214894A (ja) カラオケの背景画像表示装置
JP2002169573A (ja) 音楽再生装置
JP3376661B2 (ja) カラオケ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040302