JP7425698B2 - カラオケ装置 - Google Patents

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Description

本発明はカラオケ装置に関する。
カラオケ歌唱を行う歌唱者は、場を盛り上げるために、楽曲を実際に歌唱しているプロの歌手(以下、「原曲歌手」という)の仕草や発音をまねることがある(以下、このようなカラオケ歌唱を「歌まね歌唱」という)。
ここで、歌まね歌唱に関連する技術が知られている。たとえば、特許文献1には、アーティスト毎にその歌唱特徴、発現位置及び発現区間を含んだ歌まねリファレンスデータを記憶し、これに基づいて歌まねの巧拙を採点するカラオケ採点システムが開示されている。また、特許文献2には、音声変換処理部により、入力される歌唱音声を特定の歌唱者の音声に似せることができるカラオケ装置が開示されている。
特開2013-231881号公報 特開2000-181467号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、実際に行われた歌まね歌唱の巧拙を評価するものである。また、特許文献2に開示された技術は、歌唱音声を原曲歌手の音声に似せるだけであって、歌唱者自身が歌まね歌唱を行うものではない。
本発明の目的は、歌唱者の歌まね歌唱を支援することが可能なカラオケ装置を提供することにある。
上記目的を達成するための一の発明は、楽曲のカラオケ演奏に合わせて当該楽曲の歌詞に対応する標準歌詞テロップを表示するための標準歌詞テロップデータ、及び当該楽曲のカラオケ演奏に合わせて当該楽曲の原曲歌手の発音に対応する歌まね歌詞テロップを表示するための歌まね歌詞テロップデータを、楽曲毎に記憶するテロップデータ記憶部と、ある楽曲のカラオケ歌唱を行う歌唱者が、歌まね歌唱を行っているか否かを判定する判定部と、歌まね歌唱を行っていると判定された場合、前記ある楽曲の歌まね歌詞テロップデータに基づいて表示手段に歌まね歌詞テロップを表示させ、歌まね歌唱を行っていないと判定された場合、前記ある楽曲の標準歌詞テロップデータに基づいて表示手段に標準歌詞テロップを表示させる表示制御部と、を有するカラオケ装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、歌唱者の歌まね歌唱を支援することができる。
第1実施形態に係るカラオケ装置を示す図である。 第1実施形態に係るカラオケ本体を示す図である。 第1実施形態に係る標準歌詞テロップ及び歌まね歌詞テロップを示す図である。 第1実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るカラオケ本体を示す図である。 第2実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
図1から図4を参照して、第1実施形態に係るカラオケ装置について説明する。
==カラオケ装置==
カラオケ装置Kは、楽曲のカラオケ演奏、及び歌唱者がカラオケ歌唱を行うための装置である。歌唱者は、カラオケ装置Kを利用する利用者のうち、カラオケ歌唱を行うものである。図1に示すように、カラオケ装置Kは、カラオケ本体10、スピーカ20、表示装置30、マイク40、リモコン装置50、及び撮影手段60を備える。
カラオケ本体10は、選曲された楽曲のカラオケ演奏制御、歌詞や背景映像等の表示制御、マイク40を通じて入力された歌唱音声信号の処理といった、カラオケ演奏やカラオケ歌唱に関する各種の制御を行う。スピーカ20はカラオケ本体10からの放音信号に基づいて放音するための構成である。表示装置30はカラオケ本体10からの信号に基づいて映像や画像を画面に表示するための構成である。表示装置30は、「表示手段」の一例である。マイク40は歌唱者のカラオケ歌唱の歌唱音声をアナログの歌唱音声信号に変換してカラオケ本体10に入力するための構成である。リモコン装置50は、カラオケ本体10に対する各種操作をおこなうための装置である。撮影手段60は、歌唱者を撮影可能なカメラである。
図2に示すように、本実施形態に係るカラオケ本体10は、記憶手段10a、通信手段10b、入力手段10c、演奏手段10d、及び制御手段10eを備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
[記憶手段]
記憶手段10aは、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置であり、たとえばハードディスクドライブなどである。記憶手段10aは、楽曲データを記憶する。
楽曲データは、個々の楽曲を特定するための楽曲識別情報が付与されている。楽曲識別情報は、楽曲を識別するための楽曲ID等、各楽曲に固有の情報である。楽曲データは、伴奏データ、リファレンスデータ等を含む。伴奏データは、カラオケ演奏音の元となるデータである。リファレンスデータは、カラオケ演奏された楽曲の主旋律を示すデータであって、歌唱者によるカラオケ歌唱を採点するためのデータである。
楽曲データは、演奏区間に関する情報を含む。演奏区間は、カラオケ演奏が行われる区間である。演奏区間は、歌唱区間及び非歌唱区間を含む。歌唱区間は、たとえば1コーラス(Aメロ、Bメロ、サビ)のような、ある楽曲において歌唱すべき歌詞が設定されている区間である。非歌唱区間は、たとえば前奏、間奏、後奏のような、ある楽曲において歌唱すべき歌詞が設定されていない区間である。また、各演奏区間は、複数の小節により構成される。
また、記憶手段10aは、カラオケ演奏時に表示装置30等に表示される背景映像等の背景映像データ、及び楽曲の属性情報を記憶する。本実施形態において、属性情報は、原曲歌手の映像を含む。原曲歌手の映像は、楽曲を歌唱する歌手を撮影して得られる。原曲歌手の映像は、全演奏区間に対応する映像であってもよいし、特徴的な動作や表情が含まれる演奏区間のみの映像であってもよい。特徴的な動作や表情は、たとえば、歌唱前または歌唱後のお辞儀、楽曲に合わせた振り付け、観客を煽る仕草、及びこれらの動作を行う際の表情である。
ここで、本実施形態において、記憶手段10aの記憶領域の一部は、テロップデータ記憶部100として機能する。テロップデータは、楽曲のカラオケ演奏に合わせて当該楽曲の歌詞に対応する歌詞テロップを表示装置30等に表示させるためのデータである。歌詞テロップは、漢字、ひらがな、かたかな、英語等のテキストで構成されている。なお、歌詞テロップが漢字や英語の場合、テロップデータは、対応するルビのテキストを含む。
テロップデータ記憶部100は、標準歌詞テロップデータ、及び歌まね歌詞テロップデータを楽曲識別情報と紐付けて、楽曲毎に記憶する。
標準歌詞テロップデータは、楽曲のカラオケ演奏に合わせて当該楽曲の歌詞に対応する標準歌詞テロップを表示するためのデータである。標準歌詞テロップは、楽曲の歌詞を忠実に再現したものである。歌まね歌詞テロップデータは、楽曲のカラオケ演奏に合わせて歌まね歌詞テロップを表示するためのデータである。歌まね歌詞テロップは、楽曲の原曲歌手の発音の特徴を忠実に再現したものである。
図3は、テロップデータ記憶部100に記憶されている標準歌詞テロップデータが示す標準歌詞テロップ、及び歌まね歌詞テロップデータが示す歌まね歌詞テロップの例を示したものである。たとえば、楽曲X1の歌唱区間S***nにおける標準歌詞テロップは「笑って 許して(わらって ゆるして)」である一方、歌まね歌詞テロップは「わらはって ゆるしてへぇ」となっている。これは、歌唱区間S***nにおける本来の歌詞は「わらって ゆるして」であるところ、楽曲X1の原曲歌手が「わらはって ゆるしてへぇ」と発音していることを示している。
[通信手段・入力手段]
通信手段10bは、リモコン装置50との通信を行うためのインターフェースを提供する。入力手段10cは、歌唱者が各種の指示入力を行うための構成である。入力手段10cは、カラオケ本体10に設けられたボタン等である。或いは、リモコン装置50が入力手段10cとして機能してもよい。
[演奏手段]
演奏手段10dは、制御手段10eの制御に基づき、楽曲のカラオケ演奏、及びマイク40を通じて入力された歌唱音声信号の処理を行う。演奏手段10dは、音源、ミキサ、アンプ等を含む(いずれも図示なし)。
[制御手段]
制御手段10eは、カラオケ装置Kにおける各種の制御を行う。制御手段10eは、CPUおよびメモリ(いずれも図示無し)を備える。CPUは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
本実施形態においてはCPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより、制御手段10eは、判定部200及び表示制御部300として機能する。
(判定部)
判定部200は、ある楽曲のカラオケ歌唱を行う歌唱者が、歌まね歌唱を行っているか否かを判定する。
歌まね歌唱を行っているか否かは様々な方法により判定することができる。たとえば、判定部200は、撮影手段60により撮影された歌唱者の映像を、楽曲毎に予め記憶されている原曲歌手の映像と比較することにより、当該歌唱者が歌まね歌唱を行っているか否かを判定することができる。
具体例として、歌唱者Uがカラオケ装置Kを利用し、楽曲X1のカラオケ歌唱を行うとする。撮影手段60は、楽曲X1のカラオケ演奏の開始に伴い、歌唱者Uの撮影を開始する。撮影手段60は、撮影した歌唱者Uの映像をカラオケ本体10に出力する。
所定の期間または所定の演奏区間のカラオケ演奏が終了した場合、判定部200は、当該期間または演奏区間において撮影された歌唱者の映像と、記憶手段10aに記憶されている楽曲X1の原曲歌手の映像とを比較し、一致度を求める。所定の期間(たとえば、カラオケ演奏開始から10秒)、及び所定の演奏区間(たとえば前奏区間)は予め設定されている。比較する原曲歌手の映像は、歌唱者が撮影された期間または演奏区間に対応する部分の映像である。
2つの映像の一致度を求める方法は、公知の技術を用いることができる。一致度が所定値以上(たとえば、80%以上)の場合、判定部200は、歌唱者Uが歌まね歌唱を行っていると判定する。一方、一致度が所定値未満の場合、判定部200は、歌唱者Uが歌まね歌唱を行っていないと判定する。判定部200は、判定結果を表示制御部300に出力する。
また、判定方法として特許文献1に記載された技術を利用することもできる。すなわち、判定部200は、歌唱者の歌唱音声信号から抽出された歌唱データと、原曲歌手の歌まねリファレンスデータとを比較し、その一致度により歌まね歌唱を行っているか否かを判定してもよい。この場合、記憶手段10aは、原曲歌手の歌まねリファレンスデータを楽曲毎に記憶している。
(表示制御部)
表示制御部300は、歌まね歌唱を行っていると判定された場合、ある楽曲の歌まね歌詞テロップ表示データに基づいて表示手段に歌まね歌詞テロップを表示させ、歌まね歌唱を行っていないと判定された場合、ある楽曲の標準歌詞テロップ表示データに基づいて表示手段に標準歌詞テロップを表示させる。
たとえば、判定部200は、楽曲X1の前奏区間S***1において、歌唱者Uが歌まね歌唱を行っていると判定したとする。この場合、判定部200は、その旨の判定結果を表示制御部300に出力する。
表示制御部300は、当該判定結果に基づき、テロップデータ記憶部100から楽曲X1の歌まね歌詞テロップデータを読み出し、表示装置30の表示画面に歌まね歌詞テロップを表示させる。すなわち、表示制御部300は、前奏区間S***1以降の歌唱区間において、歌まね歌詞テロップを表示させる。
一方、判定部200は、楽曲X1の前奏区間S***1において、歌唱者Uが歌まね歌唱を行っていないと判定したとする。この場合、判定部200は、その旨の判定結果を表示制御部300に出力する。
表示制御部300は、当該判定結果に基づき、テロップデータ記憶部100から楽曲X1の標準歌詞テロップデータを読み出し、表示装置30の表示画面に標準歌詞テロップを表示させる。すなわち、表示制御部300は、前奏区間S***1以降の歌唱区間において、標準歌詞テロップを表示させる。
なお、カラオケ演奏の開始時には標準歌詞テロップを表示させ、カラオケ演奏の途中で歌まね歌唱を行っているか否かを判定することも可能である。
具体的に、判定部200は、楽曲X1のある歌唱区間(たとえば1コーラス目のサビ全体やサビの2小節分)において、歌唱者Uが歌まね歌唱を行っているかどうかを判定する。判定部200から歌まね歌唱を行っているという判定結果が出力された場合、表示制御部300は、テロップデータ記憶部100から楽曲X1の歌まね歌詞テロップデータを読み出し、次の歌唱区間から(たとえば、2コーラス目のAメロから)、標準歌詞テロップの代わりに歌まね歌詞テロップを表示させる。
また、一の楽曲のカラオケ演奏において、所定の期間毎、または所定の演奏区間毎に標準歌詞テロップまたは歌まね歌詞テロップのいずれかを表示させることも可能である。
具体的に、判定部200は、所定の期間、または所定の演奏区間のカラオケ演奏が終了する毎に判定結果を求め、表示制御部300に出力する。表示制御部300は、判定結果に応じて、対応する標準歌詞テロップデータまたは歌まね歌詞テロップデータを読み出し、表示装置30の表示画面に歌詞テロップを表示させる。
また、表示制御部300は、歌まね歌詞テロップを表示させる場合、標準歌詞テロップと異なるテキストについて表示態様を変更することができる。表示態様は、テキストのサイズ、色、状態(点滅等)等である。
たとえば、楽曲X1の歌唱区間S***nに対応する歌詞テロップとして歌まね歌詞テロップを表示させるとする。ここで、楽曲X1の歌唱区間S***nに対応する標準歌詞テロップは「わらって ゆるして」のテキストから構成される。一方、楽曲X1の歌唱区間S***nに対応する歌まね歌詞テロップは「わらはって ゆるしてへぇ」のテキストから構成される。
この場合、表示制御部300は、共通するテキスト「わら」、「って」、「ゆるして」を通常のサイズで表示させる一方、異なるテキスト「は」及び「へぇ」を通常よりも大きいサイズで表示させることができる。なお、表示制御部300は、サイズの変更と併せて異なるテキストの色を変える等、複数の表示態様を組み合わせてもよい。
==カラオケ装置Kの動作について==
次に、図4を参照して本実施形態におけるカラオケ装置Kの動作の具体例について述べる。図4は、カラオケ装置Kの動作例を示すフローチャートである。この例において、テロップデータ記憶部100は、標準歌詞テロップデータ及び歌まね歌詞テロップデータを、楽曲毎に記憶しているとする。
カラオケ装置Kは、歌唱者が選曲した楽曲の伴奏データを演奏手段10dに出力し、カラオケ演奏を行わせる(カラオケ演奏開始。ステップ10)。
判定部200は、楽曲のカラオケ歌唱を行う歌唱者が、歌まね歌唱を行っているか否かを判定する。
歌まね歌唱を行っていると判定された場合(ステップ11でYの場合)、表示制御部300は、楽曲X1の歌まね歌詞テロップデータに基づいて表示装置30に歌まね歌詞テロップを表示させる(歌まね歌詞テロップを表示。ステップ12)。
一方、歌まね歌唱を行っていないと判定された場合(ステップ11でNの場合)、表示制御部300は、楽曲X1の標準歌詞テロップデータに基づいて表示装置30に標準歌詞テロップを表示させる(標準歌詞テロップを表示。ステップ13)。
歌唱者は、カラオケ歌唱を行う際、表示されたいずれかの歌詞テロップを参照することができる。
以上から明らかなように、本実施形態に係るカラオケ装置Kは、楽曲のカラオケ演奏に合わせて当該楽曲の歌詞に対応する標準歌詞テロップを表示するための標準歌詞テロップデータ、及び当該楽曲のカラオケ演奏に合わせて当該楽曲の原曲歌手の発音に対応する歌まね歌詞テロップを表示するための歌まね歌詞テロップデータを、楽曲毎に記憶するテロップデータ記憶部100と、ある楽曲のカラオケ歌唱を行う歌唱者が、歌まね歌唱を行っているか否かを判定する判定部200と、歌まね歌唱を行っていると判定された場合、ある楽曲の歌まね歌詞テロップデータに基づいて表示手段に歌まね歌詞テロップを表示させ、歌まね歌唱を行っていないと判定された場合、ある楽曲の標準歌詞テロップデータに基づいて表示手段に標準歌詞テロップを表示させる表示制御部300とを有する。
このようなカラオケ装置Kによれば、歌唱者が歌まね歌唱を行っている場合、歌まね歌詞テロップを表示させることができる。歌まね歌詞テロップを表示させることにより、歌唱者に対して原曲歌手の発音の特徴を分かり易く伝えることができる。すなわち、本実施形態に係るカラオケ装置Kによれば、歌唱者の歌まね歌唱を支援することができる。
また、本実施形態に係るカラオケ装置Kにおいて、判定部200は、撮影手段60により撮影された歌唱者の映像を、楽曲毎に予め記憶されている原曲歌手の映像と比較することにより、当該歌唱者が歌まね歌唱を行っているか否かを判定することができる。このようなカラオケ装置Kによれば、歌唱者の動きや表情から歌まね歌唱を行っているか否かを判定することができる。
また、本実施形態に係るカラオケ装置Kにおいて、表示制御部300は、歌まね歌詞テロップを表示させる場合、標準歌詞テロップと異なるテキストについて表示態様を変更することができる。このように歌まね歌詞テロップに特徴的なテキストを他のテキストと異なる表示態様とすることにより、歌唱者に対し、原曲歌手の発音の特徴をより分かり易く伝えることができる。
<第2実施形態>
次に、図5及び図6を参照して、第2実施形態に係るカラオケ装置について説明する。本実施形態では、歌まね歌唱の評価を行う例について述べる。第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
[制御手段]
図5に示すように、本実施形態においてはCPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより、制御手段10eは、判定部200、表示制御部300、生成部400、及び評価部500として機能する。
(生成部)
生成部400は、歌唱者の歌唱音声信号に基づいて、所定の歌唱区間毎に音声テキストデータを生成する。所定の歌唱区間は、1小節、1コーラス等、予め設定されている。音声テキストデータの生成は、公知の音声認識処理を利用することができる。
たとえば、判定部200が、楽曲X4の前奏区間S***1において、歌唱者Uが歌まね歌唱を行っていると判定したとする。この場合、表示制御部300は、表示装置30の表示画面に楽曲X4の歌まね歌詞テロップを表示させる。歌唱者Uは、歌まね歌詞テロップを参照しながらカラオケ歌唱を行う。
生成部400は、マイク40から入力された歌唱者Uの歌唱音声信号に基づいて音声認識処理を行い、所定の歌唱区間毎に音声テキストデータを生成する。生成部400は、生成した音声テキストデータを評価部500に出力する。
(評価部)
評価部500は、生成された音声テキストデータと、標準歌詞テロップデータ及び歌まね歌詞テロップデータの少なくとも一方とを所定の歌唱区間毎に比較することにより、歌まね歌唱の評価を行う。
評価は様々な方法により行うことができる。たとえば、生成部400から、楽曲X4の歌唱区間S***nにおける音声テキストデータ(テキスト「すみなれた わんがやんうぉ」)が出力されたとする。
この場合、評価部500は、楽曲X4の歌唱区間S***nに対応する歌まね歌詞テロップデータ(歌まね歌詞テロップのテキスト「ぁすんみぃなぁれぇた わんがんやんうぉ」)を読み出す。そして、評価部500は、生成された音声テキストデータと、読み出した歌まね歌詞テロップデータとを比較する。
具体的に、評価部500は、音節毎にテキストの一致または不一致を確認する。上記例によれば、音声テキストデータが示すテキストは、歌まね歌詞テロップの9つの音節(「ぁすん」、「みぃ」、「なぁ」、「れぇ」、「た」、「わん」、「がん」、「やん」、「うぉ」)のうち、4つの音節(「た」、「わん」、「やん」、「うぉ」)と一致している。
この場合、評価部500は、楽曲X4の歌唱区間S***nについて、「歌まねの達成率が44.4%である」という評価を行う。評価部500は、楽曲X4の歌唱区間全てにおいて同様の評価を行い、カラオケ演奏が終了した後、評価結果を提示する。なお、評価は、達成率でなく、得点や〇×であってもよい。
評価の提示は様々な方法で行うことができる。たとえば、評価部500は、歌唱区間毎の達成率の平均値を求めたのち、歌唱者Uの楽曲X4に対する歌まね達成率として表示装置30の表示画面に表示させることができる。また、評価部500は、歌唱区間毎の歌まね達成率をそれぞれ表示装置30の表示画面に表示させてもよいし、達成率の高い歌唱区間のみを選択し、達成率と共に表示させてもよい。或いは、評価部500は、評価結果を音声としてスピーカ20から放音してもよい。また、評価結果の提示は、歌唱区間毎の評価が得られた都度、行ってもよい。
なお、評価部500は、生成された音声テキストデータと、標準歌詞テロップデータ及び歌まね歌詞テロップデータの双方とを所定の歌唱区間毎に比較することにより、歌まね歌唱の評価を行ってもよい。
たとえば、評価部500は、楽曲X4の歌唱区間S***nに対応する標準歌詞テロップデータ(標準歌詞テロップのテキスト「すみなれたわがやを」)、及び歌まね歌詞テロップデータ(歌まね歌詞テロップのテキスト「ぁすんみぃなぁれぇた わんがんやんうぉ」)を読み出す。そして、評価部500は、上述の音声テキストデータと、読み出した標準歌詞テロップデータ及び歌まね歌詞テロップデータとを比較する。
具体的に、評価部500は、音節毎にテキストの一致または不一致を確認する。上記例によれば、音声テキストデータが示すテキストは、標準歌詞テロップの9つの音節(「す」、「み」、「な」、「れ」、「た」、「わ」、「が」、「や」、「を」)のうち、5つの音節(「す」、「み」、「な」、「れ」、「が」)と一致している。一方、音声テキストデータが示すテキストは、歌まね歌詞テロップの9つの音節(「ぁすん」、「みぃ」、「なぁ」、「れぇ」、「た」、「わん」、「がん」、「やん」、「うぉ」)のうち、4つの音節(「た」、「わん」、「やん」、「うぉ」)と一致している。
この場合、評価部500は、歌唱区間S***nについては、一致する音節が多い標準歌詞テロップとの一致度が高いという評価を行うことができる。この場合、歌まね歌唱の評価は「なし」となる。或いは、評価部500は、音声テキストデータのテキストのうち、「すみなれた」については、標準歌詞テロップとの一致度が高く、「わんがやんうぉ」については、歌まね歌詞テロップとの一致度が高いという評価を行うこともできる。
==カラオケ装置Kの動作について==
次に、図6を参照して本実施形態におけるカラオケ装置Kの動作の具体例について述べる。図6は、カラオケ装置Kの動作例を示すフローチャートである。この例において、テロップデータ記憶部100は、標準歌詞テロップデータ及び歌まね歌詞テロップデータを、楽曲毎に記憶しているとする。
カラオケ装置Kは、歌唱者が選曲した楽曲の伴奏データを演奏手段10dに出力し、カラオケ演奏を行わせる(カラオケ演奏開始。ステップ20)。
判定部200は、楽曲のカラオケ歌唱を行う歌唱者が、歌まね歌唱を行っているか否かを判定する(歌まね歌唱を判定。ステップ21)。なお、この例では、歌まね歌唱を行っていると判定されたとする。
表示制御部300は、楽曲の歌まね歌詞テロップデータに基づいて表示装置30に歌まね歌詞テロップを表示させる(歌まね歌詞テロップを表示。ステップ22)。歌唱者は、表示された歌まね歌詞テロップを参照しながらカラオケ歌唱を行う。
生成部400は、歌唱者の歌唱音声信号に基づいて、所定の歌唱区間毎に音声テキストデータを生成する(音声テキストデータを生成。ステップ23)。
評価部500は、ステップ23で生成された音声テキストデータと、標準歌詞テロップデータ及び歌まね歌詞テロップデータの少なくとも一方とを所定の歌唱区間毎に比較することにより、歌まね歌唱の評価を行う(歌まねを評価。ステップ24)。
楽曲のカラオケ演奏が終了した後(ステップ25でYの場合)、評価部500は、歌唱者に対して評価結果を提示する(評価結果を提示。ステップ26)。
以上から明らかなように、本実施形態に係るカラオケ装置Kは、歌唱者の歌唱音声信号に基づいて、所定の歌唱区間毎に音声テキストデータを生成する生成部400と、生成された音声テキストデータと、標準歌詞テロップデータ及び歌まね歌詞テロップデータの少なくとも一方とを所定の歌唱区間毎に比較することにより、歌まね歌唱の評価を行う評価部500とを有する。このようなカラオケ装置Kによれば、歌唱者に対して歌まね歌唱の評価を提示することができる。よって、歌唱者は自分の歌まね歌唱の巧拙を客観的に把握することができる。
<その他>
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100 テロップデータ記憶部
200 判定部
300 表示制御部
400 生成部
500 評価部
K カラオケ装置

Claims (4)

  1. 楽曲のカラオケ演奏に合わせて当該楽曲の歌詞に対応する標準歌詞テロップを表示するための標準歌詞テロップデータ、及び当該楽曲のカラオケ演奏に合わせて当該楽曲の原曲歌手の発音に対応する歌まね歌詞テロップを表示するための歌まね歌詞テロップデータを、楽曲毎に記憶するテロップデータ記憶部と、
    ある楽曲のカラオケ歌唱を行う歌唱者が、歌まね歌唱を行っているか否かを判定する判定部と、
    歌まね歌唱を行っていると判定された場合、前記ある楽曲の歌まね歌詞テロップデータに基づいて表示手段に歌まね歌詞テロップを表示させ、歌まね歌唱を行っていないと判定された場合、前記ある楽曲の標準歌詞テロップデータに基づいて表示手段に標準歌詞テロップを表示させる表示制御部と、
    を有するカラオケ装置。
  2. 前記判定部は、撮影手段により撮影された歌唱者の映像を、楽曲毎に予め記憶されている原曲歌手の映像と比較することにより、当該歌唱者が歌まね歌唱を行っているか否かを判定することを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
  3. 前記表示制御部は、前記歌まね歌詞テロップを表示させる場合、前記標準歌詞テロップと異なるテキストについて表示態様を変更することを特徴とする請求項1または2記載のカラオケ装置。
  4. 歌唱者の歌唱音声信号に基づいて、所定の歌唱区間毎に音声テキストデータを生成する生成部と、
    生成された前記音声テキストデータと、前記標準歌詞テロップデータ及び前記歌まね歌詞テロップデータの少なくとも一方とを前記所定の歌唱区間毎に比較することにより、歌まね歌唱の評価を行う評価部と、
    を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のカラオケ装置。
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