JP2002169573A - 音楽再生装置 - Google Patents

音楽再生装置

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JP2002169573A
JP2002169573A JP2000363602A JP2000363602A JP2002169573A JP 2002169573 A JP2002169573 A JP 2002169573A JP 2000363602 A JP2000363602 A JP 2000363602A JP 2000363602 A JP2000363602 A JP 2000363602A JP 2002169573 A JP2002169573 A JP 2002169573A
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album
music
list
screen
song
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JP2000363602A
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English (en)
Inventor
Masao Toyosawa
正夫 豊澤
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Daiichikosho Co Ltd
Original Assignee
Daiichikosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音楽療法に最適な音楽再生装置を提供する。 【解決手段】 音楽療法用の音楽再生装置であって、楽
曲データベースと、曲IDで指定された楽曲を音響出力
する楽曲演奏手段と、利用者の操作入力に応答してディ
スプレイの表示画面を切り替える対話型ユーザインタフ
ェース制御手段とを備え、楽曲データベースは多数のア
ルバム定義データを管理し、ユーザインタフェース制御
手段は、アルバム一覧表示プロセスと、画面転換プロセ
スとを実行し、楽曲演奏手段は曲名一覧の表示画面にて
指定された楽曲を演奏し、アルバム演奏履歴を記録する
制御手段はあるアルバムが選択されてその中のどの楽曲
が演奏されたのか記録し、ユーザインタフェース制御手
段は、曲名一覧表示プロセスに際し、アルバム演奏履歴
に基づいて、各楽曲が未演奏か演奏済みなのかを付記し
て曲名一覧を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、音楽療法
用途に適した音楽再生装置に関し、より具体的には、音
楽再生装置における選曲時のユーザインタフェースの改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】よく知られているように、音楽は人の心
身状態を変化させる。音楽を聴くことで、興奮した精神
状態を沈静化させたり、その逆に鬱状態の人を躁状態に
させたりすることができる。また、音楽に合わせて歌っ
たり身体を動かしたりすることで、記憶力や身体機能を
維持・増進させることができる。そこで、老化や心身障
害によって停滞した心身状態を音楽によって回復させる
「音楽療法」が各医療施設で実施されるようになってき
た。
【0003】音楽療法は専門の音楽療法士の指導の下で
行われる。音楽療法士は患者やリハビリテーションの対
象者など(療法対象者)の病状や精神状態に応じて、使
用する音楽を選択する。具体的には、個々の病状などに
応じて所定の楽曲集(アルバム)を使用する。アルバム
は演奏順番が決まった複数の楽曲が含まれている。音楽
療法士は療法対象者の状態を観察・診断し、対象者の心
身状態を回復させるのに最適と思われるアルバムを選ん
でそれを聴かせる。あるいは、その音楽に合わせて歌わ
せたり、体操をさせたりする。また、音楽の演奏中に時
々刻々と変化する医療対象者の心身状態を注意深く観察
し、その都度、楽曲の演奏順やアルバムを変えたりして
いく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】音楽療法には専門の音
楽療法士による指導が不可欠である。しかし、音楽療法
士の数はまだ十分い多いとは言えず、音楽療法を受けら
れる人や施設は限られてしまう。また、音楽療法士に支
払われる指導費用も高額であり、医療対象者や医療施設
の経済的負担が大きくなる。
【0005】また音楽療法に使用されるアルバムはCD
やオーディオテープに楽曲を録音して作成されている。
アルバムは、病状毎・リハビリテーション毎など、医療
内容(医療プログラム)に応じて収録楽曲や演奏順番が
異なり、より多くの医療プログラムに対応させようとす
れば、膨大なアルバムを用意しなくてはならず、多大な
作成コストが掛かることになる。このコストは音楽療法
の施術費用に上乗せされることになる。
【0006】また、医療対象者の反応に応じて演奏楽曲
を変更する場合、CDやオーディオカセットテープを交
換したり、選曲したりするために煩雑な操作が必要とな
り、操作自体に掛かる時間も長い。そのため、医療対象
者の心身状態の変化に速やかに対応することができな
い。これでは、十分な医療効果が得られない。
【0007】ここで本発明者らは、膨大な数の楽曲の演
奏が可能で、しかも楽曲の変更にも自在に対応できると
いうカラオケ装置の特性に注目して、カラオケ装置を音
楽療法用に使用することを考えた。もちろん、カラオケ
装置を音楽療法用に転用する際には、医療現場での操作
性や医療対象者毎に異なる音楽療法の形態にも配慮しな
くてはならない。
【0008】そこで本発明は、優れたユーザインタフェ
ースを備えて、例えば、多種多様な音楽療法の形態にも
対応できる、音楽再生装置を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は次の要件
(1)〜(7)を備えた音楽再生装置としている。 (1)多数の楽曲データを集約した楽曲データベース
と、曲IDで指定された楽曲を音響出力する楽曲演奏手
段とを備える。 (2)適宜に選出した多数の楽曲についての曲名や曲I
Dをリストにしたアルバムが定義・作成されるととも
に、アルバム毎にアルバム名とアルバムIDとが付与さ
れている。前記楽曲データベースは多数のアルバム定義
データを前記アルバムIDをキーとして管理している。 (3)利用者の操作入力に応答してディスプレイの表示
画面を切り替える対話型ユーザインタフェース制御手段
を備える。 (4)前記ユーザインタフェース制御手段は、前記楽曲
データベースにて管理されているアルバム名を一覧表示
するプロセスと、表示中のアルバム一覧画面中のあるア
ルバムを指定する旨の操作入力に応答して当該アルバム
定義データにリストアップされている楽曲の曲名一覧画
面を表示するプロセスとを実行し、前記楽曲演奏手段
は、当該曲名一覧画面中のある楽曲を指定する旨の操作
入力に応答して該当の楽曲を演奏する。 (5)前記曲名一覧画面中から指定されて演奏された楽
曲については、あるアルバムが選択されて、その中のど
の楽曲が演奏されたのかをアルバム演奏履歴として記録
する制御手段を備える。 (6)前記ユーザインタフェース制御手段は、前記曲名
一覧の表示プロセスによりあるアルバムAにリストアッ
プされている曲名の一覧画面の表示中に、所定の操作入
力を受け付けて、前記アルバム一覧画面に画面転換する
プロセスを実行する。この画面転換プロセスにて表示さ
れた前記アルバム一覧画面から前記曲名一覧の表示プロ
セスによってあるアルバムBにリストアップされている
曲名一覧画面が表示されると、前記楽曲演奏手段は、こ
のアルバムBの曲名一覧画面中のある楽曲を指定する旨
の操作入力に応答して該当の楽曲を演奏する。 (7)前記ユーザインタフェース制御手段は、前記アル
バムBの曲名一覧の表示に引き続いて、前記画面転換プ
ロセスと前記曲名一覧の表示プロセスとを実行して前記
アルバムAの曲名一覧を表示した場合、前記アルバム演
奏履歴に基づいて、各楽曲が未演奏か演奏済みなのかを
付記して当該曲名一覧を表示する。
【0010】第2の発明は、第1の発明に記載の音楽再
生装置であって、前記アルバム演奏履歴に基づいて、あ
る期間中に演奏された楽曲をリストアップして新規のア
ルバムを作成するためのアルバム作成手段を備えてい
る。
【0011】第3の発明は、第1または第2の発明に記
載の音楽再生装置であって、前記アルバムにはそのアル
バムにリストアップされている楽曲の演奏順番が決まっ
ている順次演奏アルバムがあり、前記ユーザインタフェ
ース制御手段による前記楽曲一覧表示プロセスによっ
て、ある順次演奏アルバムの楽曲一覧が表示されたと
き、前記楽曲演奏手段は所定の操作入力に応動して、当
該一覧中の楽曲を所定の順番で演奏する。
【0012】第1〜第3のいずれかにおいて、いくつか
のアルバムをアルバム全集として定義し、全集化された
アルバム群については全集名が付与されて前記楽曲デー
タベースにて管理されており、前記ユーザインタフェー
ス制御手段は、前記アルバム一覧の表示プロセスにおい
て、全集化されたアルバム群については、そのアルバム
名に代えてその全集名を表示するとともに、前記アルバ
ム一覧表示画面中のある全集名が指定されたのに応動し
て、当該全集にリストアップされているアルバムの名を
一覧表示する音楽再生装置を第4の発明とした。
【0013】
【発明の実施の形態】===音楽再生装置の概略=== 本発明の実施例における音楽再生装置は、通信カラオケ
システムにおけるカラオケ演奏端末と同様のハードウエ
ア構成を採用している。また、この音楽再生装置にて演
奏される楽曲もカラオケ伴奏音楽として用意されたもの
である。本実施例の音楽再生装置は、通常のカラオケ演
奏端末としての機能(カラオケ演奏モード)に加え、音
楽療法用としての機能(音楽療法演奏モード)を備えて
いる。
【0014】===音楽再生装置の構成=== 図1は本実施例における音楽再生装置の機能ブロック図
を示している。中央制御部2は、内部にCPU、RA
M、ROMを含むマイコンであり、バス100を介して
周辺各構成部とデータ通信を行い、この音楽再生装置1
を統括している。ハードディスク装置3は、多数曲分の
カラオケ楽曲について、MIDI形式によって記述され
たカラオケ伴奏音楽の起源となる音楽生成データと、そ
の楽曲演奏に同期して描出する歌詞画像の生成起源とな
る歌詞描出データとをカラオケデータとして格納してい
る。
【0015】歌詞描出データは、全歌詞文字を適宜な小
節ごとに区切って文字列とし、その文字列の表示/消去
順序(歌詞描出シーケンス)や文字列の表示位置などの
情報と、各文字列の表示/消去タイミングや文字列中の
各文字における色変えタイミング(歌唱時機指示)など
の各情報を記述している。
【0016】また、歌詞画像の背景映像として使用され
るムード映像の生成起源となる長時間分の映像データ
(MPEG1形式など)もハードディスク装置3に格納
されている。本実施例では、短時間分の素材映像毎に映
像データファイルが用意され、各楽曲には、複数の素材
映像についてのデータ記録位置と、各素材映像の出力タ
イミングとを記述した映像台本データが対応付けされて
いる。中央制御部2は映像台本データに従って適宜な映
像データファイルをハードディスク装置3より読み出し
て映像復号部13に転送する。映像復号部13はこの映
像データファイルを処理してムード映像の映像信号に復
号する。
【0017】===カラオケ演奏モード=== 中央制御部2は、リモコン送信器5や操作パネル6など
のユーザインタフェースからの所定の操作入力を操作制
御部7を介して受け取り、カラオケ演奏モードを起動す
る。そして、上記ユーザインタフェースにて指定入力さ
れたリクエスト楽曲の曲ID(楽曲番号)を操作制御部
7を介して受け取ると、その楽曲番号を入力順に従って
RAMに格納することで演奏処理の待ち行列として管理
する。中央制御部2は、前記待ち行列から演奏順番にな
った楽曲番号をピックアップし、該当の音楽生成データ
と歌詞描出データとをハードディスク装置3より取り出
して処理する。音楽生成データはシンセサイザ8に順次
転送される。シンセサイザ8にて生成された伴奏音楽の
音声信号(楽曲音声信号)は、ミキシングアンプ9に入
力される。ミキシングアンプ9は、マイクロホン11か
らの音声信号(歌唱音声信号)と楽曲音声信号とを混合
し、その混合音声信号を増幅してスピーカ10より音響
出力する。
【0018】一方、歌詞描出データを音楽生成データの
処理に同期して処理し、伴奏音楽に同期した歌詞画像を
生成してビデオRAM12に順次ビットマップ展開す
る。また、中央制御部2は該当の映像台本データに従っ
て所定の映像データをハードディスク装置3より順次読
み出して映像復号部13に転送し、ムード映像の映像信
号を出力させる。映像制御部14は、ビデオRAM12
に展開される歌詞画像を映像復号部13からのムード映
像にスーパーインポーズした映像信号をディスプレイ1
5に出力する。
【0019】===音楽療法演奏モード=== 本実施例の音楽再生装置1は、所定の操作入力に応動し
て音楽療法モードを起動させる。このモードは、適宜に
選出した複数の楽曲をアルバムとして定義・管理し、対
話式のユーザインタフェース環境によってさまざまな療
法対象者に対して最適なアルバムを選択したり、療法対
象者の心身状態の変化に応じて演奏楽曲を自在に変更し
たりすることができる。
【0020】===アルバム定義用データベース=== 図2はアルバムを定義するためのデータベース構造を概
略図として示している。各アルバム40はアルバムID
によって管理され、アルバム名が付与されている。各ア
ルバム40には複数の楽曲50が曲ID(楽曲番号)に
よって対応付けされている。また、複数のアルバム40
を含んだアルバム全集30が定義され、各アルバム全集
30に全曲集名が付帯している。この実施例では、各ア
ルバム40が個別の医療プログラムに対応し、複数のア
ルバム40が医療対象者の障害の程度(要介護老人、リ
ハビリ老人など)に従って、高齢者1,高齢者2・・・
など、各カテゴリに分類分けされてアルバム全集30が
構成される。さらに、アルバム全集30を音楽療法の実
施施設毎に集約してより上位のアルバム全集(大分類)
20が定義されている。このように、大分類を最上層の
カテゴリとした階層構造を成すディレクトリ型データベ
ースによってアルバムが管理・識別され、各楽曲が最下
層のカテゴリとなる各アルバムに個々のレコードとして
含まれている。なお、各アルバム40に属する楽曲は、
音楽療法士や研究者が医療対象者の特性に応じて厳選し
たものであり、音楽療法に際して、この音楽再生装置1
の操作者は、この装置1が設置されている施設(大分
類)から、医療対象者に該当するカテゴリを下層に辿る
だけで最適の医療プログラムを決定することができるよ
うになっている。
【0021】===画面の切り替え制御==== 音楽再生装置1は、音楽療法モード時に対話形式のユー
ザインタフェース環境を提供している。中央制御部2
は、リモコン送信器5などからの操作入力に応答して適
宜な画像データをビデオRAMに展開してディスプレイ
の表示画面を切り替えていく。図3(A)〜(D)は、
音楽療法モードの起動時に表示される画面と、その画面
に従ってあるアルバムにリストアップされている楽曲の
一覧画面を表示するまでの画面遷移を示している。医療
施設の分類画面(A)→医療対象者の分類画面(アルバ
ム全集一覧画面:B)→医療プログラムの分類画面(ア
ルバム一覧画面:C)→ある医療プログラムの内容(楽
曲の一覧画面:D)の順に、前記ディレクトリ型データ
ベース構造の大分類から下層に辿る経路に従って画像が
遷移する。また、図4は、この画面遷移を指示するため
のユーザインタフェースとして、音楽再生装置1に付属
するリモコン送信器5を外観図として示している。この
リモコン送信器5には楽曲番号を指定するためのテンキ
ー5a、演奏予約の指示やリクエストを取り消したりす
るための各種指示ボタン5bなどの各種ボタンに加え、
表示画面中の各種オブジェクト(ボタンや文字列)を選
択するための十字キー5cが配設されている。
【0022】本実施例では、前記ディレクトリ型データ
ベース構造におけるそれぞれの層に対応する画像データ
が個別に用意されており、各画像には画面を切り替える
ための指示を受け付ける複数のオブジェクトが適宜に配
設されている。中央制御部2は、画面に表示される各オ
ブジェクトについて、その表示位置や選択中であるかど
うかの情報を逐次管理し、ある画面の表示中に十字キー
5cなどによって表示中の画面に対して適宜なオブジェ
クトを選択する旨の操作入力を受け付け、そのオブジェ
クトの色を変化させるなど所定の修飾表現を付加した画
像を生成してそのオブジェクトが選択状態である旨を表
示する。そして中央制御部2は、オブジェクトを選択し
ている状態でリモコン送信器5の決定キーを押すなど、
画面の切り替え指示に応動して、該当の画面に切り替え
る制御を行う。
【0023】===楽曲演奏=== あるアルバムのある楽曲を演奏させるためには、図3の
遷移図に示した手順に従ってあるアルバムの楽曲一覧を
表示させ、その一覧中の任意の楽曲を選択し、所定の操
作入力によって演奏指示を与えればよい。中央制御部2
はどの楽曲が選択されているのかを認知しており、演奏
指示を受け付けると、対応する楽曲番号に従って該当の
音楽生成データをハードディスク装置3より取り出して
処理する。なお、本実施例では、音楽療法モードによっ
て楽曲演奏を行う際に歌詞表示を行うか否かの指定情報
が各楽曲毎に付帯しており、中央制御部2は、歌詞表示
の指示がある楽曲については該当の歌詞描出データも処
理して歌詞画像を生成する。なお中央制御部2は、背景
映像の生成に関わる処理や制御は行わず、楽曲一覧画面
中に歌詞画像を挿入した画像をビデオRAM12に展開
する。
【0024】===ユーザインタフェース環境と演奏履
歴の管理=== 音楽再生装置1は、療法対象者の状態に応じて操作者が
素早く、かつ自在に演奏楽曲を指定したり、演奏済みの
楽曲を確認できるようにしたりするためのユーザインタ
フェース環境も提供している。図5(A)〜(C)はそ
のユーザインタフェース環境の一例を画面遷移図として
示している。本実施例において、中央制御部2は、音楽
療法モードの起動機会ごとに、どのアルバムのどの楽曲
が演奏されたのかを演奏履歴データとして内部のRAM
に記録しており、この演奏履歴データに基づいて、演奏
済みの楽曲と未演奏の楽曲とが識別できるような表現を
付加した楽曲一覧画面(A)の画像を生成する。アルバ
ムAの一覧画面が表示されているときに、前画面を表示
する旨の指示を与えると、アルバム一覧画面が表示され
る(A→B)。このアルバム一覧画面からアルバムAと
は別のアルバムBを選択すると、そのアルバムBにリス
トアップされている楽曲の一覧が表示される(C)。こ
のアルバムBの楽曲一覧から任意の楽曲を演奏指定すれ
ばその楽曲が演奏され、その楽曲については演奏済みで
ある旨の表現が付加される。再度、アルバム一覧画面を
経てアルバムAの楽曲一覧画面の表示指示を与えると、
演奏済み楽曲と未演奏楽曲とを識別可能にした先の楽曲
一覧画面が表示される(C→B→A)。
【0025】中央制御部2は、音楽療法モードを終了す
ると、全楽曲を未演奏楽曲にして、それまでの演奏履歴
を初期化する。もちろん、演奏療の電源を切ればRAM
内のデータは初期化される。なお演奏履歴データは、R
AMに限らず、ハードディスク装置3に一時ファイルと
して記憶させるようにしてもよい。
【0026】===新規アルバムの作成・定義=== 療法対象者によっては、既成の療法プログラム(アルバ
ム)に従って楽曲演奏を一通り行うより、複数のアルバ
ムに属する楽曲を適宜に組み合わせたり、演奏順番を変
えたりした方がより効果的な音楽療法が行える場合もあ
る。また、既成のカテゴリに属さない施設や療法対象者
も存在する。このような場合にも対応して、音楽療法モ
ードは、ある期間に演奏した楽曲を独自のアルバムとし
て新規に定義する機能も備えている。
【0027】上述したように、中央制御部2は、音楽療
法モードの起動機会毎に演奏履歴データを初期化する。
そのため、本実施例では、音楽療法モードが起動された
時点からそのモードを終了させるまでの期間に演奏した
楽曲が新規のアルバムに含まれることになる。もちろ
ん、音楽療法モードを終了させる前の適宜な時点で操作
者がアルバムを作成する旨の指示を行えば、それまでに
演奏された楽曲からなるアルバムを作成することもでき
る。
【0028】また、適宜な操作入力によって演奏履歴デ
ーターを初期化することができるような構成にしておけ
ば、アルバムの作成機会ごとに音楽療法モードを終了さ
せるための操作が不要となり、一度の音楽療法モードの
起動機会に複数のアルバムを作成することが可能とな
る。
【0029】中央制御部2は、演奏履歴データが初期化
された時点から音楽療法モードの終了時点まで、あるい
は操作者による指定時点までの演奏履歴データに基づい
て、演奏楽曲の楽曲名・楽曲番号・演奏順番などの各情
報を対応づけしてアルバムに作成する。本実施例では、
作成したアルバムに施設アルバム1、施設アルバム2・
・・など、所定の文字列に通し番号を付加して作成した
アルバムが識別できるようにしている。ちろん、50音
やアルファベットなどの一覧を画面表示するとともに、
その一覧から任意の文字を選択できるようなユーザイン
タフェースを提供しておけば、新規のアルバムに名称を
付けることも可能であろう。
【0030】作成されたアルバムは図2に示したディレ
クトリ構造中に組み込まれる。図6は、作成されたアル
バムを含むデータベースの概略構造図である。この例で
は、作成されたアルバム(施設アルバム1,2,…)4
0bによってアルバム全集(施設)30bが構成されて
いる。作成されたアルバムは既成のアルバムと同様のユ
ーザインタフェースによってディスプレイ画面に表示さ
れたり、選択されたりする。
【0031】 ===その他の実施例・変更例・応用例=== 上記実施例では、アルバムに属する楽曲は、操作者が任
意に選択して演奏することとしていたが、演奏順番を考
慮して療法プログラムが作成されているのであれば、楽
曲の演奏順番があらかじめ決まっていてもよい。そし
て、アルバムを選択すると、そのアルバムに属する楽曲
が所定の順番で演奏されることとしてもよい。もちろ
ん、所定の順番で演奏されるアルバム(シーケンシャル
アルバム)と、任意の順番で演奏されるアルバム(ラン
ダムアルバム)とが混在していてもよい。
【0032】また、操作入力によって、全アルバムある
いは個々のアルバムについて、シーケンシャルアルバム
とランダムアルバムとのいずれかの種別を任意に設定で
きるようにしておくことも可能である。新規に作成され
るアルバムについてもアルバムの種別を設定することが
できるようになっていてもよい。
【0033】演奏履歴は起動機会毎に初期化することと
していたが、前回以前の起動時において記録された演奏
履歴も保存・管理すれば、療法対象者の心身状態などに
応じて、一回分の音楽療法を2回以上に分けて行うこと
もできる。
【0034】本発明の音楽再生装置は、音楽療法以外に
も適用できる。一般的なカラオケに適用した場合、利用
頻度の高い楽曲を集めてアルバムを構成すれば、目次本
が無くても利用者が歌いたい楽曲をリクエストできるカ
ラオケ装置とすることができる。また、対話形式のユー
ザインタフェースを活用することで、選曲に迷っている
客に対して楽曲を推薦することも可能であろう。
【0035】さらに、あるアルバムに収録されている楽
曲を片っ端から歌い、飽きたら他のアルバムの楽曲を歌
う。そして、再度先のアルバムの歌い残しの歌を歌う。
このように、従来のカラオケとは異なる楽しみ方を提供
することもできる。
【0036】また、カラオケ装置に限らず家庭での音楽
視聴にも適用できる。最近では、MP3(MPEG audio l
ayer 3)などの音楽データ圧縮技術によって、長時間分
の音楽を高音質でパーソナルコンピュータのハードディ
スク装置に録音(蓄積)することが可能となった。そこ
で、音楽データの復号機能と、上述のディレクトリ型デ
ータベースによって多数の楽曲とアルバムとを管理する
機能と、表示画面との対話を通じてアルバムや楽曲を選
択するためのユーザインタフェース機能とを備えたソフ
トウエアを用意し、これをパーソナルコンピュータにイ
ンストールすれば、パーソナルコンピュータを上述の音
楽再生装置として動作させることができる。そして、利
用者が雰囲気や自身の心身状態などに応じて聴きたいと
思う楽曲を集めてアルバムを作成しておけば、雰囲気や
利用者の心身状態の変化に迅速かつ柔軟に対応できる音
楽演奏環境を家庭で再現することができる。
【0037】このように、本発明の音楽再生装置が備え
るデータベース構成やユーザインタフェースは、多数の
楽曲を適宜なデータ形式で蓄積するとともに利用者が指
定した楽曲を音響出力する音楽再生機器であれば、その
全てに適用が可能である。そして、音楽療法から個人の
嗜好まで、さまざまな利用形態に対応できるものであ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明は、対話形式のユーザインタフェ
ースを通じて適宜なアルバムを選択し、そのアルバムに
属する楽曲を適宜に演奏することができる。例えば、音
楽療法における療法プログラム毎にアルバムを用意して
おけば、療法対象者に最適な音楽を演奏させることがで
きる。また、あるアルバムの楽曲演奏中に他のアルバム
の楽曲を演奏させたり、再び先のアルバムの続きを演奏
させたりすることもできる。そのため、随時変化する療
法対象者の心身状態に迅速かつ柔軟に対応できる。
【0039】また、演奏履歴に基づいて新規のアルバム
を作成することで療法対象者毎にカスタマイズした療法
プログラムを提供できる。既存のカテゴリに属さない対
象者などにも対応することができる。
【0040】楽曲の演奏順番が決められているアルバム
を用意しておけば、楽曲毎の演奏指示操作が不要とな
り、操作者(指導者)の作業を軽減させ、療法対象者の
心身状態の観察に専念できる。
【0041】いくつかのアルバムをアルバム全集として
定義すれば、多種多様な医療施設や療法対象者に対応で
き、施設や医療対象者の種別を選択するだけの直感的な
操作で最適なアルバムが選択できる。
【0042】もちろん、音楽療法に限らず、多数の楽曲
を適宜なデータ形式で蓄積するとともに利用者が指定し
た楽曲を音響出力する利用形態であれば、本発明の音楽
再生装置を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における音楽再生装置の機能ブ
ロック図である。
【図2】上記実施例において、アルバムを定義するため
のデータベース構造の概略図である。
【図3】上記実施例において、音楽療法モード時に表示
される画面の遷移図を示している。(A)〜(D)に医
療施設の分類画面、アルバム全集一覧画面、アルバム一
覧画面、楽曲の一覧画面をそれぞれに示した。
【図4】上記実施例に付属するリモコン送信器の外観図
を示している。
【図5】上記実施例におけるユーザインタフェース環境
の一例を画面遷移図として示している。(A)〜(C)
は、あるアルバムAの楽曲一覧画面、アルバム一覧画
面、その他のアルバムBの楽曲の一覧画面をそれぞれ示
している。
【図6】上記実施例において、新規に作成されたアルバ
ムを含むデータベースの概略構造図を示している。
【符号の説明】
1 音楽再生装置 2 中央制御部 3 ハードディスク装置 5 リモコン送信器 15 ディスプレイ 20、30 アルバム全集 40 アルバム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の要件(1)〜(7)を備えたことを
    特徴とする音楽再生装置。 (1)多数の楽曲データを集約した楽曲データベース
    と、曲IDで指定された楽曲を音響出力する楽曲演奏手
    段とを備える。 (2)適宜に選出した多数の楽曲についての曲名や曲I
    Dをリストにしたアルバムが定義・作成されるととも
    に、アルバム毎にアルバム名とアルバムIDとが付与さ
    れている。前記楽曲データベースは多数のアルバム定義
    データを前記アルバムIDをキーとして管理している。 (3)利用者の操作入力に応答してディスプレイの表示
    画面を切り替える対話型ユーザインタフェース制御手段
    を備える。 (4)前記ユーザインタフェース制御手段は、前記楽曲
    データベースにて管理されているアルバム名を一覧表示
    するプロセスと、表示中のアルバム一覧画面中のあるア
    ルバムを指定する旨の操作入力に応答して当該アルバム
    定義データにリストアップされている楽曲の曲名一覧画
    面を表示するプロセスとを実行し、前記楽曲演奏手段
    は、当該曲名一覧画面中のある楽曲を指定する旨の操作
    入力に応答して該当の楽曲を演奏する。 (5)前記曲名一覧画面中から指定されて演奏された楽
    曲については、あるアルバムが選択されて、その中のど
    の楽曲が演奏されたのかをアルバム演奏履歴として記録
    する制御手段を備える。 (6)前記ユーザインタフェース制御手段は、前記曲名
    一覧の表示プロセスによりあるアルバムAにリストアッ
    プされている曲名の一覧画面の表示中に、所定の操作入
    力を受け付けて、前記アルバム一覧画面に画面転換する
    プロセスを実行する。この画面転換プロセスにて表示さ
    れた前記アルバム一覧画面から前記曲名一覧の表示プロ
    セスによってあるアルバムBにリストアップされている
    曲名一覧画面が表示されると、前記楽曲演奏手段は、こ
    のアルバムBの曲名一覧画面中のある楽曲を指定する旨
    の操作入力に応答して該当の楽曲を演奏する。 (7)前記ユーザインタフェース制御手段は、前記アル
    バムBの曲名一覧の表示に引き続いて、前記画面転換プ
    ロセスと前記曲名一覧の表示プロセスとを実行して前記
    アルバムAの曲名一覧を表示した場合、前記アルバム演
    奏履歴に基づいて、各楽曲が未演奏か演奏済みなのかを
    付記して当該曲名一覧を表示する。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の音楽再生装置であっ
    て、前記アルバム演奏履歴に基づいて、ある期間中に演
    奏された楽曲をリストアップして新規のアルバムを作成
    するためのアルバム作成手段を備えたことを特徴とす
    る。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の音楽再生装置
    であって、前記アルバムにはそのアルバムにリストアッ
    プされている楽曲の演奏順番が決まっている順次演奏ア
    ルバムがあり、前記ユーザインタフェース制御手段によ
    る前記楽曲一覧表示プロセスによって、ある順次演奏ア
    ルバムの楽曲一覧が表示されたとき、前記楽曲演奏手段
    は所定の操作入力に応動して、当該一覧中の楽曲を所定
    の順番で演奏することを特徴とする。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の音楽再
    生装置であって、いくつかのアルバムをアルバム全集と
    して定義し、全集化されたアルバム群については全集名
    が付与されて前記楽曲データベースにて管理されてお
    り、前記ユーザインタフェース制御手段は、前記アルバ
    ム一覧の表示プロセスにおいて、全集化されたアルバム
    群については、そのアルバム名に代えてその全集名を表
    示するとともに、前記アルバム一覧表示画面中のある全
    集名が指定されたのに応動して、当該全集にリストアッ
    プされているアルバムの名を一覧表示することを特徴と
    する。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8086333B2 (en) 2005-07-07 2011-12-27 Sony Corporation Reproducing apparatus, reproducing method, and reproducing program
US8219928B2 (en) 2005-07-28 2012-07-10 Sony Corporation Reproduction device and display control method

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