JP2004272163A - 楽曲データベースを利用したメドレー編集方法およびカラオケ演奏装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】データベースに集約されている個々の楽曲データについて、メドレー編集時に使用するメドレー用パートとして選定された長さの異なる複数のパートを示す区間識別情報を付しておき、指定された複数の楽曲をメドレー編集するに際し、個々の楽曲データ中の長さの異なる複数のメドレー用パートの中から適宜なパートを選出し、複数の楽曲データからそれぞれ選出したメドレー用パートをつなぎ合わせる。
【選択図】 図6
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、データベースを利用したメドレー編集方法およびカラオケ演奏装置に関し、とくに、状況に応じて長さを変えてメドレー編集する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラオケ楽曲には、複数の楽曲のよく知られた演奏区間をつなぎ合わせたメドレー楽曲が用意されている。しかしこのようなメドレー楽曲はカラオケ事業者が用意するものであって、楽曲の組み合わせはあらかじめ決められている。そこで利用者が好みの楽曲の組み合わせによってメドレー楽曲にすることができるカラオケ演奏装置が開発されている。たとえば、下記特許文献1に記載の技術によれば、メドレー楽曲に使用する複数の楽曲とその演奏順番とを利用者が指定できるようになっている。つまり、各楽曲についてメドレー楽曲として使用する演奏区間があらかじめ設定されており、利用者が指定した楽曲について、所定の演奏区間を指定の順番にしたがって演奏処理するものである。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−202675号公報
【0004】
【発明の解決しようとする課題】
ところで、利用者が好みの楽曲を組み合わせてメドレー楽曲にすることができるとなれば、一度に多数の楽曲を楽しめるので、利用者はできるだけ多数の楽曲を選ぼうとする。少人数でカラオケを楽しむ場合にはそれでも特に問題は起きないだろう。しかし大勢でカラオケを楽しむ場合には、各人が多数曲のメドレー楽曲を歌唱していると、1回のメドレー演奏に時間がかかって、なかなか順番が回ってこない。すると、歌唱者以外の人は苛立ったり退屈に感じたりしてしまう。
【0005】
また歌唱者自身も、いくら自分が希望した楽曲といっても、あまりに多数曲を選んでしまうと演奏が長く続いて飽きてしまったり、あまり歌える自信がない場合には試しに歌う程度で手短に済ませたかったりする場合がある。
【0006】
そこで本発明者は、状況に応じてメドレー楽曲の演奏の長さを指定できると便利だと考えた。そうすれば、他の利用者への気遣いのために便利であるだけでなく、利用者自身が多数の楽曲をさらりと楽しみたい場合や少数の楽曲をじっくり楽しみたい場合などに使い分けることができて大変に便利である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上に鑑みて、この発明は、データベースに集約されている個々の楽曲データについて、メドレー編集時に使用するメドレー用パートとして選定された長さの異なる複数のパートを示す区間識別情報を付しておき、指定された複数の楽曲をメドレー編集するに際し、個々の楽曲データ中の長さの異なる複数のメドレー用パートの中から適宜なパートを選出し、複数の楽曲データからそれぞれ選出したメドレー用パートをつなぎ合わせることを特徴とする楽曲データベースを利用したメドレー編集方法およびカラオケ演奏装置である。
【0008】
この発明において、望ましくは、個々の楽曲データ中の長さの異なる複数のメドレー用パートを示す区間識別情報には、それらの長さの序列を示す情報が付帯したものとする。この場合にまた望ましくは、個々の楽曲の長さの異なる複数のメドレー用パートからどのパートを選出するのかを前記序列情報により指定する。
【0009】
また望ましくは、メドレー編集する楽曲数に基づいて、個々の楽曲の長さの異なる複数のメドレー用パートから選出するパートを決定する。
また望ましくは、メドレー編集された局の目標長さに基づいて、個々の楽曲の長さの異なる複数のメドレー用パートから選出するパートを決定する。
【0010】
【発明の実施の形態】
===カラオケ演奏装置の構成===
本実施例に係るカラオケ演奏装置のハードウェア主体の構成例を図1に示している。カラオケ演奏装置はパソコン相当のコンピュータ応用機器である。中央処理装置1がCPU・RAM・ROMを含むコンピュータ本体であり、大容量の外部記憶としてのハードディスク装置2とCD−ROMやDVD−ROMなどの光ディスク再生装置3と、加入者電話回線やISDN電話回線を介してカラオケホスト装置と通信する通信制御装置4と、利用者からの入力と利用者に向けての応答をやりとりする利用者インタフェース装置5と、MIDI形式の音楽演奏データに基づいて伴奏音楽の音響信号を生成する音楽生成装置6と、伴奏音楽やマイクロホンからの音響信号を増幅してスピーカから発音する音響装置7と、CRTやLCDあるいはPDPなどを用いたディスプレイ8と、このディスプレイ8に表示すべき映像データを処理する映像処理装置9とを備えている。
【0011】
利用者インタフェース装置5には、装置本体の操作パネル(キーボードとディスプレイ)が含まれるとともに、後述する多機能カラオケリモコン装置が含まれ、短距離無線通信手段(IrDAドライバ・赤外線LED)を備えている。
【0012】
===カラオケ演奏装置の基本機能===
カラオケ演奏装置の中央処理装置1は、利用者インタフェース装置5を介して受信した演奏予約情報に基づいて、適宜な記憶部に演奏予約の待ち行列を作成し、カラオケ楽曲の演奏順番を管理している。利用者インタフェース装置5により入力される演奏予約情報の中に楽曲の楽曲番号が含まれている。中央処理装置1は、演奏予約情報が入力されたら、その中の楽曲番号がカラオケデータベースに登録されている演奏可能な楽曲の番号であることを確認した上でその楽曲番号を待ち行列に登録する。
【0013】
中央処理装置1は、待ち行列から登録順に楽曲番号を取り出し、ハードディスク装置2に構築されたカラオケデータベースから該当する楽曲のカラオケデータを取りだして処理する。1つの楽曲番号に対応する1曲分のカラオケデータは、MIDIデータやADPCMデータなどで表現された伴奏音楽の起源となる音楽演奏データと、伴奏音楽に同期した歌詞字幕を表示するための歌詞字幕データと、伴奏音楽の出力期間に前記歌詞字幕の背景として表示すべき背景映像データを直接または間接に指定する背景選択データと、当該楽曲のタイトルやアーティストや著作者を字幕表示するための楽曲説明字幕データなどが対応づけられたデータ群である。
【0014】
===カラオケリモコン装置の構成===
本実施例に係る多機能カラオケリモコン装置の外観を図2に、電子システム構成を図3に例示している。この多機能カラオケリモコン装置は、B5判ほどの寸法で厚みのあるパネル型のキーボードレス・コンピュータである。
【0015】
外観的には装置正面の大部分が液晶表示パネル(LCD)11aに透明タッチセンサ11bを重ねた液晶タッチパネル1で占められ、内部には、CPU・RAM・ROMを含む中央処理装置12と、液晶表示パネル11aを表示駆動する表示ドライバ13と、透明タッチセンサ11bに対する入力座標を検出する入力検出回路14と、大容量の外部記憶であるフラッシュメモリ15と、カラオケ演奏装置と交信するための短距離無線通信手段(LEDドライバ16・赤外線LED17)と、充電ステーションと結合して充電される電源電池(図示省略)と、充電ステーションに付属のデータ通信装置を介してカラオケ演奏装置とデータ通信する通信制御部18などが実装されている。赤外線LED17はリモコン装置の上部中央部に配設されており、液晶タッチパネル11の上方にその指向性が向くようにレイアウトされている。
【0016】
中央処理装置12は、楽曲索引データベースをフラッシュメモリ15に格納して管理する。楽曲索引データベースは、カラオケ演奏装置で演奏に供される多数の楽曲についての属性情報を記述したデータベースであり、楽曲番号(楽曲識別子)・曲名・アーティスト名・歌い出し部分の歌詞・流行時期・音楽ジャンル区分・使用された映画やテレビドラマのタイトル・使用されたテレビCM・各種音楽賞の受賞経歴・デュエット曲か否かなど、さまざまな属性情報がこれに含まれている。多機能カラオケリモコン装置をカラオケ演奏装置に接続されている充電ステーションに結合した状態において、中央処理装置12は通信制御部18を介してカラオケ演奏装置とデータ通信し、楽曲索引データベースの内容を更新するようにシステム構成されている。
【0017】
===多機能カラオケリモコン装置を用いた選曲予約===
多機能カラオケリモコン装置の中央処理装置12は、利用客が希望の楽曲を前記楽曲索引データベースに基づいて検索するための処理を実行する。このデータベース検索処理の初期状態では、検索メニュー画面が液晶タッチパネル11に表示される。この検索メニュー画面を図4に例示した。この画面で例えば「曲名」検索ボタン20にタッチ入力すると、50音のカナ文字パレット画面に表示が切り替わり、その画面上でカナ文字にタッチして曲名を頭文字から順番に入力して(途中まででもよい)、検索実行ボタンにタッチ入力すると、楽曲索引データベースから該当する楽曲群が抽出されて一覧的に列挙表示される。利用者がその中から希望曲を選んで予約イベント操作をすると、短距離無線通信手段が近辺に存在するカラオケ演奏装置と交信し、希望曲の識別情報を含んだ演奏予約情報がカラオケ演奏装置に通知される。
【0018】
また、本実施例に係る多機能カラオケリモコン装置はメモ帳管理機能を備えている。この機能は、中央処理装置12がフラッシュメモリ内に個別にアクセス可能な複数のメモリ領域をメモ帳として管理することによって遂行する。各メモ帳には複数の希望曲(リクエスト候補曲)についての楽曲番号を記入しておくことができる(図5(a)〜(c)参照)。さらに、その記入内容を表示したり、表示した記入内容に基づいて利用者が楽曲を指定した際にはその楽曲を演奏予約する無線信号を発信する処理を行ったりすることができる。
【0019】
例えば、以下の手順でメモ帳内の特定のリクエスト候補曲を演奏予約することができる。トップ画面(図4)の「メモ帳」ボタン21にタッチし、さらに一覧的に列挙表示されたメモ帳の中からあるメモ帳を選出して表示イベント操作を行うと、そのメモ帳に記入された楽曲を一覧表示させることができる。その中から特定のリクエスト候補曲を一つ選出して予約イベント操作を行うと、無線信号によって当該楽曲の識別情報を含んだ演奏予約情報がカラオケ演奏装置に通知される。
【0020】
以上は本実施例の多機能カラオケリモコン装置を利用して検索した楽曲をカラオケ演奏装置に演奏予約させ、カラオケ演奏装置で演奏処理を行うまでの手順である。
【0021】
一方、本発明の特徴は、各楽曲につき長さのことなる複数のメドレー用パートが定義されており、利用者が上記に例示した手順によって指定した複数の希望曲について、これを元にして適宜なメドレー用パートを選出して適宜な長さのメドレー楽曲を編集することにある。本実施例のカラオケ演奏装置においては、付帯する多機能カラオケリモコン装置に備わっているメモ帳管理機能を利用して、個別にアクセス可能なメモ帳のそれぞれに各利用者が歌うかもしれない希望曲を検索して複数曲記憶させておき、これを利用して各利用者が指定した長さに基づいてメドレー楽曲を編集する。以下に、本実施例におけるメドレー編集機能とそのユーザインタフェースについて説明する。
【0022】
===区間識別情報の構成例===
本発明に特徴的な事項として、カラオケデータベースに格納される各カラオケ楽曲用のカラオケデータには、メドレー演奏の際に演奏処理すべき演奏区間(メドレー用パート)を指定する区間識別情報が付されている。区間識別情報は音楽演奏データのヘッダー情報として付帯し、各音楽演奏データに対する台本の形式で、メドレー演奏の長さに対応して複数のメドレー用パートが定義されている。
【0023】
図6に区間識別情報のデータ構成例を示している。音楽演奏データは、演奏開始からの経過時間に対応づけて実行すべき演奏処理を記述したものである。したがって、演奏開始からの経過時間に対応して区切り符号(図のa〜f)を付することができる。演奏すべき区間の台本(区間識別情報)は、区間の開始・終了を示す区切り符号によって記述できる。
【0024】
例えば図6においては、演奏の長さの序列により「長時間メドレー用パート」「標準メドレー用パート」「短時間メドレー用パート」からなる3種類の区間識別情報が定義されている。各パートの台本は、a・c・eの区間開始符号とb・d・fの区間終了符号によって定義されている。すなわち、「長時間メドレー用パート」の演奏指示に対しては、区間a〜b、区間c〜d、区間e〜fを順次演奏処理することを示している。同様に、「標準メドレー用パート」の演奏指示に対しては、区間a〜b、区間e〜fを順次演奏処理することを示している。さらに「短時間メドレー用パート」の演奏指示に対しては、区間e〜fのみを演奏することを示している。
また、区間識別情報は各パートの標準演奏時間の情報を付帯している。音楽演奏データは、同期信号によって標準速度による演奏所要時間(標準演奏時間)がわかるように構成されていることにより可能である。
【0025】
===メドレー編集機能===
メドレー演奏を希望する利用者は、以下に例示する各種の指定方法で複数の希望曲を指定して、メドレー演奏の長さに関する情報とともにメドレー編集のコマンドをカラオケ演奏装置に送信(入力)する。
【0026】
<第一の指定方法>
利用者が上述したメモ帳から特定のリクエスト候補曲を選ぶのを面倒に感じたり、なかなか特定の曲に絞り込むことができない場合などには、当該メモ帳に記入された楽曲からなるメドレー演奏を予約することができる。利用者は、上記のメモ帳を使った演奏予約の場合と同様に、トップ画面(図4)から「メモ帳」ボタン21にタッチしてメモ帳の一覧画面に切り替えた後にさらにその中からあるメモ帳にタッチすると、そのメモ帳に記入された楽曲がリスト表示される。このときの画面の概略を図7に示している。この画面に配設されている「メドレー演奏」ボタン22にタッチすると、つぎに「長い」「標準」「短い」の3段階からなる序列情報によって演奏の長さを指定する画面が表示される。このうちのいずれかに対応するボタンにタッチして選択すると、メドレー編集のコマンドとともに、指定された演奏の長さの情報とメモ帳に記入されている楽曲の楽曲番号がリストの順にカラオケ演奏装置に送信される。
【0027】
これらの情報を受信したカラオケ演奏装置では、メドレー楽曲として演奏予約の待ち行列に登録するとともに、メドレー編集を行う。すなわち、指定された順に各楽曲番号についてカラオケデータベースを参照し、指定された長さに対応するメドレー用パートの演奏準備を行う。たとえば利用者が「楽曲α、楽曲β、楽曲γ」の順に、「長い」演奏を希望した場合には、楽曲αの長時間メドレー用パート→楽曲βの長時間メドレー用パート→楽曲γの長時間メドレー用パートの順に区間識別情報を参照してメドレー演奏の準備(編集)を行う。
そして、当該メドレー楽曲の演奏の順番になると、編集された順列に従ってメドレー用パートの演奏処理を実行し、メドレー演奏を音響出力する。
【0028】
<第二の指定方法>
第二の指定方法に係るカラオケ演奏装置は、希望曲の指定とともにメドレー演奏の目標時間(長さ)を指定可能なユーザインタフェースを備えている。利用者は、上記第一の指定方法と同様に希望曲を指定するとともに、メドレー演奏の目標時間を指定する。例えば希望曲としてA、B、Cの3曲を指定し、目標時間を「4分」としてメドレー編集コマンドとともにカラオケ演奏装置に送信する。
【0029】
カラオケ演奏装置では、各楽曲についてメドレー用パートの標準演奏時間を参照し、使用するパートを適宜に組み合わせてトータル4分(=240秒)になるように(あるいはなるべく4分に近づけるように)メドレー編集する。
【0030】
例えば、各楽曲の長時間メドレー用パートの標準演奏時間(A90秒、B80秒、C85秒)を合計すると255秒になる場合には、各楽曲の標準メドレー用パートまたは短時間メドレー用パートと比較し、いずれかの楽曲について使用するパートを変更する。一方、標準メドレー用パートの標準演奏時間(A60秒、B65秒、C70秒)の合計は215秒になる場合、各楽曲の長時間メドレー用パートと比較し、いずれかの楽曲について使用するパートを変更する。この場合は、AとCは長時間メドレー用パートを使用し、Bのみ標準メドレー用パートを使用すると目標値である240秒に一致する。
【0031】
したがって、カラオケ演奏装置では、楽曲Aの長時間メドレー用パート→楽曲Bの標準メドレー用パート→楽曲Cの長時間メドレー用パートの順に区間識別情報を参照してメドレー演奏の準備(編集)を行う。
そして、当該メドレー楽曲の演奏の順番になると、編集された順列に従ってメドレー用パートの演奏処理を実行し、メドレー演奏を音響出力する。
なお、指定されたメドレー対象楽曲だけで目標値に達しない場合に、適宜な楽曲を再演奏したり選曲したりすることも可能である。
【0032】
<第三の指定方法>
第三の指定方法に係るカラオケ演奏装置は、メドレー編集する希望曲が指定されると、その楽曲数によって使用するメドレー用パートを自動的に決めてメドレー編集を行う。例えば、希望曲が10曲以上の場合には、曲数が多いため全曲について短時間メドレー用パートを用いてメドレー編集する。また、希望曲が5曲から9曲の範囲である場合には、各曲の標準メドレー用パートを用いてメドレー編集する。5曲未満の場合には、曲数が少ないため長時間メドレー用パートを用いる。この方法によれば、利用者が演奏の長さについて指定する手間が省けるので便利である。
【0033】
===他の実施形態===
メドレー楽曲の演奏の長さについては、楽曲毎に長さに関する情報を指定することができるようにしてもよい。そうすれば、例えば全体としては短時間のメドレー演奏にしたい場合であっても、特に好きな楽曲だけ長時間メドレー用パートを用いて他については短時間メドレー用パートを用いる、というようなことも可能である。
【0034】
メドレー編集の対象とする楽曲をその場で選曲することも可能である。例えば多機能カラオケリモコン装置のトップ画面(図4)に「メドレー編集」メニューを設け、これをクリックすると選曲できるようなユーザインタフェースにすることも可能である。もちろん、多機能カラオケリモコン装置を用いずに、カラオケ演奏装置本体の操作パネルで入力するユーザインタフェースにすることできるのはいうまでもないことである。
【0035】
さらに、本発明に係るメドレー編集方法の適用は、カラオケ演奏装置に限るものではない。例えば、携帯電話機等の着信メロディーについて適用することも可能である。着信メロディーのダウンロードサイト(サーバー)に本発明の方法を適用して、利用者が指定した複数のメロディーをメドレー編集してダウンロードさせることが可能である。あるいは携帯電話機等に適用し、ダウンロード等により保存された複数の着信メロディーをメドレー編集することも可能である。
【0036】
【発明の効果】
本発明に係る技術によれば、状況に応じて長さの異なるメドレー編集が可能である。これにより好みの楽曲のメドレーを自在に演奏時間を変えてカラオケ演奏装置等に演奏させることが可能となるので、音楽の新規な楽しみ方が創出され、音楽関連産業の利用者層の増大を期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るカラオケ演奏装置のハードウェア構成の概略を示す図である。
【図2】本発明の一実施例に係る多機能カラオケリモコン装置の概略外観図である。
【図3】本発明の一実施例に係る多機能カラオケリモコン装置の電子システム構成の概略を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施例に係る多機能カラオケリモコン装置における選曲メニュー画面の概略図である。
【図5】本発明の一実施例に係る多機能カラオケリモコン装置におけるメモ帳記入時の画面遷移図である。
【図6】本発明の一実施例に係る区間識別情報のデータ構成例を示す図である。
【図7】本発明の一実施例に係る多機能カラオケリモコン装置におけるメモ帳の内容を表示する画面例である。
【符号の説明】
1 中央処理装置(カラオケ演奏装置)
2 ハードディスク装置(データベース)
5 利用者インタフェース装置
Claims (10)
- データベースに集約されている個々の楽曲データについて、メドレー編集時に使用するメドレー用パートとして選定された長さの異なる複数のパートを示す区間識別情報を付しておき、
指定された複数の楽曲をメドレー編集するに際し、個々の楽曲データ中の長さの異なる複数のメドレー用パートの中から適宜なパートを選出し、複数の楽曲データからそれぞれ選出したメドレー用パートをつなぎ合わせることを特徴とする楽曲データベースを利用したメドレー編集方法。 - 請求項1において、個々の楽曲データ中の長さの異なる複数のメドレー用パートを示す区間識別情報には、それらの長さの序列を示す情報が付帯していることを特徴とするメドレー編集方法。
- 請求項1または請求項2において、メドレー編集する楽曲数に基づいて、個々の楽曲の長さの異なる複数のメドレー用パートから選出するパートを決定することを特徴とするメドレー編集方法。
- 請求項1または請求項2において、メドレー編集された曲の目標長さに基づいて、個々の楽曲の長さの異なる複数のメドレー用パートから選出するパートを決定することを特徴とするメドレー編集方法。
- 請求項2において、個々の楽曲の長さの異なる複数のメドレー用パートからどのパートを選出するのかを前記序列情報により指定することを特徴とするメドレー編集方法。
- データベースに集約されている個々のカラオケ楽曲データについて、メドレー編集時に使用するメドレー用パートとして選定された長さの異なる複数のパートを示す区間識別情報が付されており、
メドレー演奏対象として複数の楽曲の順列が指定されたのを受けて、個々の楽曲データ中の長さの異なる複数のメドレー用パートの中から適宜なパートを選出し、複数の楽曲データからそれぞれ選出したメドレー用パートを指定の順番でつなぎ合わせて演奏することを特徴とするカラオケ演奏装置。 - 請求項6において、個々の楽曲データ中の長さの異なる複数のメドレー用パートを示す区間識別情報には、それらの長さの序列を示す情報が付帯していることを特徴とするカラオケ演奏装置。
- 請求項6または請求項7において、メドレー演奏対象として指定された楽曲数に基づいて、個々の楽曲の長さの異なる複数のメドレー用パートから選出するパートを決定することを特徴とするカラオケ演奏装置。
- 請求項6または請求項7において、メドレー演奏する曲の目標長さに関する入力情報に基づいて、個々の楽曲の長さの異なる複数のメドレー用パートから選出するパートを決定することを特徴とするカラオケ演奏装置。
- 請求項7において、個々の楽曲の長さの異なる複数のメドレー用パートからどのパートを選出するのかを前記序列情報により指定することを特徴とするカラオケ演奏装置。
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