JP4016447B2 - 映像再生装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、映像を再生する映像再生装置であって、歌詞を示す歌詞テロップと、この歌詞テロップの背景に表示する背景映像とをモニタテレビに表示してカラオケを行うカラオケ装置において上記背景映像を再生する装置として好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記カラオケ装置としては、たとえば、曲データを保有するサーバーから通信回線を介して曲データを受信し、この受信した曲データを再生する、いわゆる通信カラオケ装置が知られている。この通信カラオケ装置には、選曲、曲データの受信および再生などを行う曲データ再生装置、曲の演奏およびマイクミキシングなどを行うアンプ、このアンプから出力される信号を音として再生するスピーカ、背景映像を再生する動画プレーヤ、歌詞テロップおよび背景映像を表示するモニタテレビ、マイクロフォンなどが備えられている。
【0003】
動画プレーヤには、複数の背景映像が記憶されたCD−ROMが複数枚(たとえば、4枚)内蔵されており、1つの背景映像の再生時間は、背景映像によって異なるが、たとえば、30秒である。また、各背景映像は、それぞれ演歌、ポップスなど、曲のジャンルと対応付けて記憶されており、各背景映像には、ジャンルを示すジャンルデータが付されている。
たとえば、港に停泊する船を映した映像の中に和服の女性が登場する背景映像や、同じく港に停泊する船を映した映像中に男女が登場する背景映像などには、それぞれ「演歌一般」というジャンルを示すジャンルデータが付されている。
また、曲データは、曲の演奏部分を示す演奏データ、歌詞テロップを示す歌詞テロップデータ、曲のジャンルを示すジャンルデータなどから構成されており、演奏データは、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)データで構成されている。
【0004】
そして、上記構成のカラオケ装置では、動画プレーヤは、曲データに含まれるジャンルデータに対応するジャンルデータが付された複数の背景映像の中から1つの背景映像を乱数によりランダムに選択して再生する。この動画プレーヤにより再生された背景映像は、モニタテレビに表示される。動画プレーヤは、背景映像の選択および再生を曲の演奏が終了するまで繰り返し実行する。たとえば、演奏する曲の再生時間が4分であり、1つの背景映像の再生時間が30秒であるとすると、上記選択および再生を同一ジャンルにおいて8回繰り返し、計8個の背景映像が順次モニタテレビに表示される。
【0005】
また、曲データ再生装置は、選曲された曲を示す曲データをサーバーから受信し、この受信した曲データに含まれる演奏データをMIDI音源に書込み、MIDI音源から発生する信号は、アンプおよびスピーカにより再生される。さらに、曲データ再生装置は、曲データに含まれる歌詞テロップデータを映像信号に変換し、この変換された映像信号は、モニタテレビに歌詞テロップとして表示される。
【0006】
ところで、上記従来の動画プレーヤは、再生できる背景映像の数が少ないため、同じジャンルの曲を繰り返し歌ううちに、同じ背景映像が再生され、カラオケをする者が飽きるという問題があった。また、背景映像は、演歌、ポップスというように、大まかなジャンルに分けられており、そのジャンルの中でランダムに選択され、再生されているため、必ずしも曲のイメージおよび進行に合った背景映像が再生されるとは限らなかった。
そこで、DVD(Digital Video Disk)などの大容量記憶媒体を用いて従来より多くの背景映像を記憶させることが考えられている。そして、ジャンルを細分化し、そのジャンルに属する背景映像を再生する順序および再生時間を曲データごとに指定するスケジューリングを行うことが考えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そのスケジューリングの一例を図32に示す。同図(A)は、AからHの8個の背景映像の再生順序と、各背景映像に対して指示された再生時間(単位:秒)とを時系列で示す説明図であり、同図(B)は、AからHの8個の背景映像の再生順序と、各背景映像の実際に再生できる時間(単位:秒)とを時系列で示す説明図である。同図に示すように、4番目に再生されるDの背景映像に対して指示された再生時間(以下、再生指示時間と称する)が30秒であるのに対し、Dの実際に再生できる時間(以下、実再生時間と称する)は20秒であり、再生指示時間に対して実再生時間が10秒不足しているため、Dの背景映像の再生が終了した時点から次のEの背景映像の再生が開始するまでの10秒間、背景映像が再生されないという事態が発生する。
つまり、背景映像を再生するためのスケジューリングを行った場合に、実再生時間が再生指示時間に対して不足し、その不足している時間分、背景映像が再生されないため、カラオケをする者が興ざめするという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、映像の再生時間を指定した場合に、実際に再生できる時間が、指定した再生時間に対して不足している場合であっても、その不足している時間分、映像が再生されないということが生じない映像再生装置を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、映像を示す映像情報が記憶された映像情報記憶手段と、楽曲情報が再生される際に前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報再生する再生手段とが備えられた映像再生装置において、前記映像情報記憶手段には、前記楽曲のジャンルを特定するジャンル特定情報と前記映像の内容を特定する情報とからなるジャンルキーワードと、このジャンルキーワードにより特定される映像を示す像情報と、この映像情報の生時間を示す再生時間情報とを対応付けてなる組が複数組記憶されており、前記再生手段は、前記ジャンルキーワードと、そのジャンルキーワードにより特定される映像情報(以下、特定映像情報という)を再生する再生順序と、前記特定映像情報生すべき時間を指定する指定時間とからなる組を複数組有する再生スケジュールが指示された際に、前記指定時間に対してその指定時間と同じ組の特定映像情報が前記映像情報記憶手段において対応付けられた再生時間情報により示される再生時間が不足しているか否かの判定を前記指示された再生スケジュールの各組について実行し、前記再生スケジュールの各組のうち所定の組に対する前記判定で肯定判定された場合に、前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中から前記不足している時間以上の再生時間を示す再生時間情報に対応付けられた映像情報を選択し、この選択した映像情報を前記所定の組の特定映像情報に代えて再生するものであるという技術的手段を採用する。
【0010】
請求項2に記載の発明では、映像を示す映像情報が記憶された映像情報記憶手段と、楽曲情報が再生される際に前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報再生する再生手段とが備えられた映像再生装置において、前記映像情報記憶手段には、前記楽曲のジャンルを特定するジャンル特定情報と前記映像の内容を特定する情報とからなるジャンルキーワードと、このジャンルキーワードにより特定される映像を示す像情報と、この映像情報の生時間を示す再生時間情報とを対応付けてなる組が複数組記憶されており、前記再生手段は、前記ジャンルキーワードと、そのジャンルキーワードにより特定される映像情報(以下、特定映像情報という)を再生する再生順序と、前記特定映像情報生すべき時間を指定する指定時間とからなる組を複数組有する再生スケジュールが指示された際に、前記指定時間に対してその指定時間と同じ組の特定映像情報が前記映像情報記憶手段において対応付けられた再生時間情報により示される再生時間が不足しているか否かの判定を前記指示された再生スケジュールの各組について実行し、前記再生スケジュールの各組のうち所定の組に対する前記判定で肯定判定された場合に、前記所定の組において指定されている指定時間を複数の時間に分割し、その分割された時間以上の再生時間を示す再生時間情報に対応付けられた映像情報を前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中からそれぞれ選択し、これらの選択された映像情報を前記所定の組の特定映像情報に代えて再生するものであるという技術的手段を採用する。
【0011】
【0012】
請求項に記載の発明では、映像を示す映像情報が記憶された映像情報記憶手段と、楽曲情報が再生される際に前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報再生する再生手段とが備えられた映像再生装置において、前記映像情報記憶手段には、前記楽曲のジャンルを特定するジャンル特定情報と前記映像の内容を特定する情報とからなるジャンルキーワードと、このジャンルキーワードにより特定される映像を示す像情報と、この映像情報の生時間を示す再生時間情報とを対応付けてなる組が複数組記憶されており、前記再生手段は、前記ジャンルキーワードと、そのジャンルキーワードにより特定される映像情報(以下、特定映像情報という)を再生する再生順序と、前記特定映像情報生すべき時間を指定する指定時間とからなる組を複数組有する再生スケジュールが指示された際に、前記指定時間と、その指定時間と同じ組の特定映像情報が前記映像情報記憶手段において対応付けられた再生時間情報により示される再生時間との差を求める演算を前記指示された再生スケジュールの各組について実行し、前記再生スケジュールの各組のうち所定の組に対する前記演算において、前記差が所定の時間を超える演算結果が出た場合に、前記差が所定の時間以下となる再生時間を示す再生時間情報に対応付けられた映像情報を前記映像情報記憶手段に記憶された映像情報の中から選択し、この選択した映像情報を前記所定の組の特定映像情報に代えて再生するものであるという技術的手段を採用する。
【0013】
請求項に記載の発明では、請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の映像再生装置において、前記再生手段は、前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中から選択する映像情報を前記所定の組の特定映像情報と同じジャンル特定情報を含むジャンルキーワードにより特定される映像情報の中から選択するものであるという技術的手段を採用する。
【0014】
請求項に記載の発明では、請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の映像再生装置において、前記再生手段は、前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中から選択する映像情報として、前記所定の組の特定映像情報が再生される前記再生順序の前後のいずれかの再生順序で再生される映像情報を選択するものであるという技術的手段を採用する。
【0015】
請求項に記載の発明では、請求項に記載の映像再生装置において、前記ジャンル特定情報と、前記ジャンルと関連するジャンルを特定するジャンル特定情報(以下、関連ジャンル特定情報という)の複数とが対応付けて記憶されたジャンルテーブルを備え、前記映像情報記憶手段には、前記関連ジャンル特定情報と前記映像の内容を特定する情報とからなるジャンルキーワードと、このジャンルキーワードにより特定される映像を示す映像情報と、この映像情報の再生時間を示す再生時間情報とを対応付けてなる組がさらに複数組記憶されており、前記再生手段は、前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中から選択する映像情報が、前記所定の組におけるジャンルキーワードに含まれるジャンル特定情報と同じジャンル特定情報を含むジャンルキーワードにより特定された映像情報の中に存在しない場合に、前記所定の組におけるジャンルキーワードに含まれるジャンル特定情報により特定されるジャンルと関連するジャンルを特定する関連ジャンル特定情報を前記ジャンルテーブルから選択し、その選択した関連ジャンル特定情報を含むジャンルキーワードにより特定された映像情報を前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中から選択するものであるという技術的手段を採用する。
【0016】
【0017】
請求項に記載の発明では、請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の映像再生装置において、前記再生手段は、前記選択した映像情報を前記所定の組の再生順序以外の 再生順序で再生するという技術的手段を採用する。
【0018】
請求項に記載の発明では、請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の映像再生装置において、前記映像情報は、前記映像情報記憶手段にMPEG規格により記憶されてなるという技術的手段を採用する。
【0019】
請求項に記載の発明では、請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の映像再生装置と、前記楽曲情報を再生する楽曲情報再生手段とが備えられた楽音再生装置という技術的手段を採用する。
【0020】
【作用】
請求項1に記載の発明では、映像を示す映像情報が記憶された映像情報記憶手段には、楽曲のジャンルを特定するジャンル特定情報と前記映像の内容を特定する情報とからなるジャンルキーワードと、このジャンルキーワードにより特定される映像を示す像情報と、この映像情報の生時間を示す再生時間情報とを対応付けてなる組が複数組記憶されている。
つまり、映像情報と、その映像情報の再生時間を示す再生時間情報とを対応付けて映像情報記憶手段に記憶させておくことにより、映像情報記憶手段から所定の映像情報を読出す際に、その映像情報の再生時間を知ることができる。
【0021】
また、楽曲情報が再生される際に映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中から所定の映像情報を選択し、その選択した映像情報を再生する再生手段は、ジャンルキーワードと、そのジャンルキーワードにより特定される映像情報(以下、特定映像情報という)を再生する再生順序と、上記特定映像情報生すべき時間を指定する指定時間とからなる組を複数組有する再生スケジュールが指示された際に、上記指定時間に対してその指定時間と同じ組の特定映像情報が上記映像情報記憶手段において対応付けられた再生時間情報により示される再生時間が不足しているか否かの判定上記指示された再生スケジュールの各組について実行する。
つまり、再生手段は、再生を指定された映像情報に指定された再生時間に対して、その映像情報の実際の再生時間が不足しているか否かの判定を指定された複数の映像情報のそれぞれについて実行する。
【0022】
そして、再生手段は、再生スケジュールの各組のうち所定の組に対する前記判定で肯定判定された場合に上記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中から上記不足している時間以上の再生時間を示す再生時間情報に対応付けられた映像情報を選択し、この選択した映像情報を上記所定の組の特定映像情報に代えて再生する。
つまり、指定した映像情報の実際の再生時間が、指定した再生時間に対して不足している場合は、その不足している時間以上の再生時間の映像情報を上記所定の組の特定映像情報に代えて再生する。これにより、上記不足している時間分、映像情報が再生されないという事態を回避できる。
【0023】
また、請求項2に記載の発明では、上記再生手段は、再生スケジュールの各組のうち所定の組に対する上記判定で肯定判定された場合に、その所定の組において指定されている指定時間を複数の時間に分割し、その分割された時間以上の再生時間を示す再生時間情報に対応付けられた映像情報を前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中からそれぞれ選択し、これらの選択された映像情報を上記所定の組の特定映像情報に代えて再生する。
つまり、指定した再生時間を複数の時間に分割することにより、指定した再生時間をその時間より短い時間の集まりに変更し、その分割された時間以上の再生時間の映像情報をそれぞれ選択し、これらの選択された映像情報を上記所定の組の特定映像情報に代えて再生する。
【0024】
たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、指定時間が30秒であるのに対し、実際の再生時間が20秒である場合は、指定時間の30秒を1/2の15秒と15秒に分割し、15秒以上再生できる背景映像を2個選択して連続再生する。
これにより、上記不足している時間分、映像情報が再生されないという事態を回避できる。
【0025】
【0026】
また、請求項に記載の発明では、上記再生手段は、上記ジャンルキーワードと、そのジャンルキーワードにより特定される映像情報(以下、特定映像情報という)を再生する再生順序と、上記特定映像情報生すべき時間を指定する指定時間とからなる組を複数組有する再生スケジュールが指示された際に、上記指定時間と、その指定時間と同じ組の特定映像情報が前記映像情報記憶手段において対応付けられた再生時間情報により示される再生時間との差を求める演算を上記指示された再生スケジュールの各組について実行する。
そして、上記再生手段は、再生スケジュールの各組のうち所定の組に対する上記演算において、上記差が所定の時間を超える演算結果が出た場合に、上記差が所定の時間以下となる再生時間を示す再生時間情報に対応付けられた映像情報を上記映像情報記憶手段に記憶された映像情報の中から選択し、この選択した映像情報を上記所定の組の特定映像情報に代えて再生する。
【0027】
つまり、ある指定された映像情報について指定した再生時間と、実際の再生時間とに差がある場合、たとえば、指定した再生時間よりも実際の再生時間の方が短い場合は、次の映像情報が再生されるまでの間、映像情報が再生されない事態が発生する。
また、指定した再生時間よりも実際の再生時間の方が長い場合は、映像が半端な箇所で途切れるおそれがある。そして、上記差が映像を見る者にとって目立たないほど小さい場合は、それほど違和感がないが、差が上記所定の時間を超えて大きくなると、違和感が発生する。
そこで、そのような大きな差が発生する映像情報が指定された場合は、その映像情報に代えて上記大きな差のない映像情報を再生する。
【0028】
さらに、請求項に記載の発明では、上記再生手段は、上記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中から選択する映像情報を上記所定の組の特定映像情報と同じジャンル特定情報を含むジャンルキーワードにより特定される映像情報の中から選択する。
つまり、上記所定の組の特定映像情報と同じジャンルの映像情報を選択することにより、同じジャンルの映像情報を続けて再生できるため、映像を見る者に違和感が発生するおそれがない。
【0029】
特に、上記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中から選択する映像情報が、上記指示された映像情報と同じジャンルの映像情報の中に存在しない場合は、請求項に記載の発明のように、上記ジャンルに関連するジャンルの映像情報を上記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中から選択する。
これにより、異なるジャンルから選択する場合よりも、映像を見る者に違和感が発生するおそれを少なくすることができる。
【0030】
【0031】
さらに、請求項に記載の発明では、上記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中から選択する映像情報として、上記所定の組の特定映像情報が再生される再生順序の前後のいずれかの再生順序で再生される映像情報を選択する。
つまり、再生される複数の映像情報は、同一または関連するジャンルである場合が多いため、上記所定の組の特定映像情報が再生される再生順序の前後のいずれかの再生順序で再生される映像情報を選択することにより、上記所定の組の特定映像情報と同一または関連するジャンルの映像情報を選択できる。
【0032】
また、請求項に記載の発明では、上記再生手段は、上記選択した映像情報を上記所定の組の再生順序以外の再生順序で再生する
【0033】
さらに、請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の技術的手段は、請求項に記載の発明のように、上記映像情報が上記映像情報記憶手段にMPEG規格により記憶されてなる映像再生装置に好適に採用される。
つまり、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、背景映像を示す背景映像データをMPEG2の規格で記憶するDVDは、記憶容量が大きいがために、従来より多くの背景映像、背景映像を特定するためのデータおよび実際の再生時間を示すデータなどを記憶することができるため、背景映像を再生するためのスケジューリングを行うことができるからである。
【0034】
また、請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の映像再生装置は、請求項に記載の発明のように、上記楽曲情報を再生する楽曲情報再生手段が備えられた楽音再生装置に好適に用いられる。
つまり、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、楽音再生装置たるカラオケ装置では、楽曲情報たる曲データを再生する際に、背景映像をモニタ画面に表示するが、その背景映像を再生する映像再生装置たるDVDプレーヤに上記各技術的手段を採用することにより、カラオケをしている最中にモニタ画面に背景映像が表示されなくなり、カラオケをする者が興ざめするという事態を回避できるからである。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の映像再生装置の一実施形態について図を参照して説明する。なお、以下の実施形態では、映像再生装置として、曲データを保有するサーバーと通信回線で接続され、そのサーバーから通信回線を介して曲データを受信して再生する、いわゆる通信カラオケ装置に用いられる背景映像再生装置を代表に説明する。また、その背景映像再生装置として、DVDを再生するDVDプレーヤを代表に説明する。
【0036】
まず、本実施形態のDVDプレーヤが備えられたカラオケ装置の主要構成について、それを示す図1を参照して説明する。
図1に示すように、カラオケ装置10には、歌詞を示す歌詞テロップ、歌詞テロップの背景に表示する背景映像、選曲番号を示す映像などを表示するモニタテレビ(以下、モニタと略称する)12と、歌唱者用のモニタ14とが備えられている。また、カラオケ装置10には、本発明の映像情報たる背景映像データが記憶されたDVDを再生するDVDプレーヤ6が備えられている。
【0037】
さらに、カラオケ装置10には、楽曲たるカラオケ用の曲(以下、曲と略称する)の選曲と、選曲された曲の歌詞テロップおよび曲の演奏部分を示す演奏データなどから構成される、本発明の楽曲情報たる曲データの通信ケーブル15を介しての受信、曲の再生の予約、ならびに、モニタ12,14に表示される映像の切替え、合成などを行う装置(以下、コマンダと称する)20と、マイクロフォン17,18とが備えられている。
【0038】
また、カラオケ装置10には、マイクロフォン17,18から入力される音声と曲とのミキシング、音声と曲との音量バランス、エコー調整、ディレイ調整、ミキシング信号の増幅、演奏される曲の音程制御(キーコントロール)、高音、低音の制御(トーンコントロール)などを行うアンプ16と、このアンプ16から出力される増幅信号を音として再生する1組のスピーカ13,13と、コマンダ20を遠隔操作する送信器70とが備えられている。
【0039】
次に、コマンダ20の構成および機能について図2を参照して説明する。図2(A)は、コマンダ20の前面パネルの説明図であり、同図(B)は、コマンダ20の背面パネルの説明図である。
図2(A)に示すように、コマンダ20の前面パネルには、選曲する曲の選曲番号の入力などを行うための0〜9のボタンからなるテンキー21と、選曲を確定するための選曲ボタン22とが設けられており、テンキー21の上方には、選曲された曲の選曲番号を6桁の数字でLED表示する選曲番号表示23が設けられている。
【0040】
また、選曲番号表示23の左方には、演奏が予約されている曲の数をLED表示する予約曲数表示体24が設けられており、その下方には、予約の取消を行うための取消しボタン25と、演奏を停止させる演奏停止ボタン26と、歌っている途中で最初から歌い直すための歌い直しボタン27と、予約曲の間に割り込んで予約するための割り込みボタン28とが設けられている。さらに、前面パネルの左上には、送信器70から送信される光信号を受信する受信部38が設けられており、左下には、コマンダ20の電源を立ち上げる電源ボタン39が設けられている。
【0041】
また、テンキー21の右方には、演奏のキーを低くするフラットキー29と、キーを標準にする標準キー30と、キーを高くするシャープキー31とが設けられており、それらキーの下方には、ボーカルのメロディーラインの音量を設定するボーカルボタン32と、2コーラス目までを再生する2コーラスカットボタン33と、曲の後奏部分をカットする後奏カットボタン34とが設けられている。さらに、それらボタンの下方には、カラオケを行うモードとカラオケを行わないモードとに切り替えるカラオケ切替ボタン35と、通信ケーブル15を介して入力されるデータを曲データからBGM、有線放送、テレビ放送などに切り替える入力切替ボタン36と、モニタ12,14の表示をサーバーなどが提供しているサービス情報の表示に切り替えるサービスボタン37とが設けられている。
【0042】
また、図2(B)に示すように、コマンダ20の背面パネルには、各地域に設置されたサーバー2(図3参照)と通信を行うための通信ケーブル15を接続する通信端子40が設けられており、この通信端子40の右側には、DVDプレーヤ6の制御回路63(図4参照)に接続されたプラグ68を接続するためのコネクタ69が設けられている。このコネクタ69の右側には、DVDプレーヤ6の映像出力端子67(図4参照)を接続するための映像入力端子58が設けられている。この映像入力端子58の右側には、モニタ12の映像入力端子(図示省略)と接続される映像出力端子42と、モニタ14の映像入力端子(図示省略)と接続される映像出力端子43とが設けられており、この映像出力端子43の右側には、アンプ16の音声入力端子と接続するための音声出力端子41が設けられている。
【0043】
次に、上記コマンダ20の制御系の構成について図3および図6(A)を参照して説明する。
図3は、コマンダ20の制御系の主要構成をブロックで示す説明図であり、図6(A)は、曲データの主要構成をブロックで示す説明図である。最初に、曲データの主要構成について図6(A)を参照して説明する。曲データ130は、再生する背景映像の種類や再生順序などの再生スケジュールを指示する再生方法指示コマンド160、歌詞テロップ(字幕)を示す歌詞テロップデータ132、曲の演奏部分を示す演奏データ133などから構成される。演奏データ133は、MIDIデータで構成される。
【0044】
次に、コマンダ20の制御系の主要構成について図3を参照して説明する。
コマンダ20には、選曲、サーバー2に対する曲データ130の送信要求、曲データ130の受信、DVDプレーヤ6に対する各種コマンドの送信、曲の演奏順序の予約、音声制御、映像制御などをプログラムにしたがって行うCPU45が備えられている。また、CPU45には、CPU45により実行されるプログラムなどが記憶されたROM46と、受信した曲データ130、送信器70から送信されたデータ、選曲された曲の選曲番号を示す選曲番号データ、予約された曲の選曲番号データなどを一時保存するためのRAM47とが接続されている。
【0045】
また、CPU45には、歌詞テロップを構成する文字、選曲番号、カラオケ装置10の動作状態などを示す文字をモニタ12,14に表示するためのフォントデータが記憶されたフォントROM44と、このフォントROM44から読出され、ビットマップデータに展開されたデータを一時記憶するビデオRAM48と、サーバー2から通信ケーブル15および通信端子40を介して曲データ130を受信するための通信用モデム49とが接続されている。さらに、CPU45には、タイマ53のカウントにしたがって曲データ130に含まれる演奏データ133を構成するMIDIデータをMIDI音源52へ書き込む制御を行うシーケンサ51と、MIDI音源52から出力される音源信号を入力してアンプ16により増幅可能な信号に変換する音声制御回路50が接続されている。
【0046】
また、CPU45には、DVDプレーヤ6との間でコマンドなどの入出力を行うためのインターフェース59が接続されている。さらに、CPU45には、DVDプレーヤ6からインターフェース59を介して入力された背景映像信号をモニタ12,14により表示するための表示信号に変換したり、ビデオRAM48から出力されるビットマップデータを歌詞テロップに変換したりする映像制御回路54が接続されている。映像制御回路54は、モニタ12の表示画面を説明する図31に示すように、背景映像300の中に歌詞テロップ302がスーパーインポーズされるように制御を行う。また、映像制御回路54は、曲の進行にしたがって歌詞テロップの色を変える制御も行う。
【0047】
また、CPU45には、受信部38により受信された光信号をデジタル信号に変換する変換回路55と、コマンダ20の前面パネルに設けられた各種ボタンを押したときに点灯するLED、選曲番号表示23および予約曲数表示体24へ表示信号を出力する表示回路56と、上記各種ボタンを押したときに発生するスイッチング信号を入力する入力回路57とが接続されている。
【0048】
次に、DVDプレーヤ6の構成および機能について、それをブロックで示す図4を参照して説明する。
DVDプレーヤ6には、背景映像を示す背景映像データが記憶されたDVD61Aから背景映像データを読出すDVDドライブ61と、同じく背景映像データが記憶されたDVD62Aから背景映像データを読出すDVDドライブ62とが内蔵されている。両DVDドライブ61、62には、図示しないディスク回転用のモータ、モータ駆動回路、ディスク面に光線を照射してディスクに記憶された背景映像データを読取る読取ヘッドなどがそれぞれ設けられている。
なお、DVD61AおよびDVD62Aが、本発明の映像情報記憶手段に相当する。
【0049】
また、DVDプレーヤ6には、DVD61A、62Aから読出された背景映像データを一時記憶するバッファメモリ65と、バッファメモリ65から出力されるMPEGデジタルデータ(背景映像データ)を入力してアナログの背景映像信号に変換するMPEGデコーダ回路66とが内蔵されている。
さらに、DVDプレーヤ6には、DVD61A、DVD62Aから背景映像データを読出す制御などを行うCPU64を備えた制御回路63と、映像管理テーブル用メモリ60とが内蔵されている。
【0050】
映像管理テーブル用メモリ60には、DVD61A、62Aに記憶されている背景映像データのファイル名をジャンルおよびキーワードと対応付けてテーブル形式で記憶して管理する背景映像ファイルテーブル100(図13参照)などが記憶される。背景映像ファイルテーブル100などは、DVD61A、または、DVD62Aに記憶されており、DVDプレーヤ6の電源が立ち上げられた際に読出され、映像管理テーブル用メモリ60に記憶される。なお、DVDプレーヤ6からDVD61AおよびDVD62Aを除いた構成が、本発明の再生手段に相当する。
【0051】
DVD61AおよびDVD62Aには、それぞれ多く(たとえば、32,000個)の背景映像がMPEG2ビデオ方式で圧縮されて記憶されている。また、各背景映像は、演歌、ポップスなど、曲のジャンル別に記憶されており、1つの背景映像の再生時間は背景映像ごとに異なるが、たとえば、30秒である。ここで、MPEGとは、Moving Picture Experts Groupの略であり、動画像およびこれに関連するオーディオなどの情報圧縮の国際標準規格を指す。
なお、本実施形態では、映像管理テーブル用メモリ60には、RAMなどの書換可能な記憶媒体が用いられる。
【0052】
ここで、映像管理テーブル用メモリ60の記憶内容について図9ないし図18を参照して説明する。
映像管理テーブル用メモリ60には、図13に示す背景映像ファイルテーブル100が記憶されている。背景映像ファイルテーブル100には、背景映像のジャンル、および背景映像の内容の一部を示すキーワードを特定するジャンルキーワード数値101と、背景映像のファイル名を示すファイル名データ102と、背景映像の設定された再生時間を秒単位で示す設定再生時間データTとが対応付けてテーブル形式で複数組設定されている。
【0053】
ジャンルキーワード数値101は、16進数で登録されており、そのビット構成を説明する図15(A)に示すように、0ビットから3ビットまでが第2キーワードを示し、4ビットから7ビットまでが第1キーワードを示し、8ビットから11ビットまでがジャンルを示す。
たとえば、ジャンルキーワード数値101が「020H」の背景映像は、ジャンルが「0」であり、第1キーワードが「2」であり、第2キーワードが「0」である背景映像である。
【0054】
ジャンルの「0」は、ジャンル名、数値および分類との対応関係を説明する図15(B)に示すように、ジャンル名が「A」で「演歌一般」という分類に属することを示し、第1キーワードの「2」は、ジャンルAと第1キーワードとの対応関係を説明する図16(A)に示すように、「港/船」というキーワードであることを示す。
つまり、ジャンルキーワード数値101が「020H」である背景映像の中には、港に停泊する船が登場するシーンが存在することを示す。
また、第2キーワードの「0」は、第1キーワード「港/船」に対する第2キーワードの割り当てを説明する図17(A)に示すように、「和服」というキーワードであることを示す。
【0055】
つまり、ジャンルキーワード数値101が「020H」である背景映像の中には、港に停泊する船が登場するシーンに加えて、和服の女性が登場するシーンが存在することを示す。
なお、図16(B)は、ジャンルDと第1キーワードとの対応関係を示す説明図であるが、その他のジャンルについても図示しないが同様に第1キーワードとの対応関係が定められている。また、図17(B)は、第1キーワード「田舎」に対する第2キーワードの割り当てを示す説明図であり、同図(C)は、第1キーワード「雑踏」に対する第2キーワードの割り当てを示す説明図であるが、その他の第1キーワードについても図示しないが同様に第2キーワードとの対応関係が定められている。
【0056】
以上のように、背景映像ファイルテーブル100には、1つのファイル名に対して1つのジャンルおよび2つのキーワードが対応付けて登録されている。このため、ジャンルという大きな概念で背景映像を指定することもできる他、ジャンルにキーワードを加えることにより、同じジャンルの中の特定の背景映像を指定することもできる。
【0057】
また、映像管理テーブル用メモリ60には、図14(A)に示す番組情報ファイルテーブル110が記憶されている。ここに、番組情報とは、アニメーションや映画など、アニメーションや映画の主題歌を歌う場合にのみ再生される背景映像を意味する。番組情報ファイルテーブル110には、番組番号データ111と、ファイル名データ112と、再生時間データ113とが対応付けてテーブル形式で複数組設定されている。番組番号データ111は、上記ジャンルキーワード数値101と同様に16進数で設定されている。
【0058】
たとえば、番組番号データ111が「236H」で特定される背景映像は、番組情報の割り当てを説明する図18に示すように、「加山雄二映画」という映画の背景映像である。また、番組番号データ111が「28AH」で特定される背景映像は、「鉄人アトム」というアニメーションの背景映像である。さらに、番組番号データ111が「FFEH」で特定される背景映像は、「札幌時計台」を映した背景映像である。
【0059】
さらに、映像管理テーブル用メモリ60には、図14(B)に示す親ジャンルテーブル120が記憶されている。ここに、親ジャンルとは、図15(B)に示したAからPまでの各ジャンルが属する大きなジャンルを意味する。親ジャンルテーブル120には、ジャンル分類およびその数値を示すジャンル分類データ121と、親ジャンルおよびその数値を示す親ジャンルデータ122とが対応付けてテーブル形式で設定されている。
たとえば、ジャンル分類データ121が「A(0)」で示されるジャンルは、「B(1)」という親ジャンルに属する。つまり、「A(0)」なる演歌一般というジャンルは、「B(1)」なる演歌冬という親ジャンルに属する(図15(B))。
【0060】
そしてさらに、映像管理テーブル用メモリ60には、図9に示す再生指示テーブル90が記憶されている。ここに、再生指示テーブルとは、ある曲が選曲された場合に選択される背景映像、再生順序および再生時間を設定するテーブルを意味する。つまり、背景映像の再生スケジュールが登録されたテーブルを意味する。
再生指示テーブル90には、再生順序を示す順序データ91と、再生指示内容を示す再生指示データ92と、再生時間を指定する再生指定時間データtとが対応付けられて設定されている。再生指示テーブル90に登録される再生指示データ92および再生指定時間データtは、サーバー2からコマンダ20へ送信される曲データ130を構成する再生方法指示コマンド160に含まれており、コマンダ20からDVDプレーヤ6へ送信される。そのコマンドの構成を図7(D)から(F)に示す。
【0061】
図7(D)は、ジャンルおよびキーワードにより背景映像の再生方法を指示する再生方法指示コマンドの構成を示し、同図(E)は、番組番号により番組情報を示す背景映像を指示する再生方法指示コマンドの構成を示し、同図(F)は、ジャンルおよびキーワードと、番組番号とにより、ジャンルおよびキーワードにより特定される背景映像、および番組番号により特定される背景映像を混在させて指示する再生方法指示コマンドの構成を示す。各再生方法指示コマンドは、ASCIIコードで表され、アルファベット26文字、数字、幾つかの記号文字で構成される。「PROG」は、「PROG」以下の再生指示データを再生指示テーブル90へ登録指示することを意味し、[CR]は、コマンドの終わりを意味する。
【0062】
図7(D)に示す再生方法指示コマンド160は、「PROG:G020,30:G02A,30:G094,40:G024,30:G050,25:G054,25:G074,45:G023,30[CR]」という再生指示方法を示している。ここで、1文字目の「G」は、Gに付されている3桁の数字が、ジャンルおよびキーワードを指定するものであることを示し、その3桁の数字は、ジャンルおよびキーワードを示す。また、その3桁の数字の次に「,」で区切られた2桁の数字は、再生指定時間(単位:秒)を示す。再生方法指示コマンド160は、コマンダ20からDVDプレーヤ6へ送信され、再生方法指示コマンド160に示される各データは、図9(A)に示すように先頭のデータ「G020」から順番に再生指示テーブル90に登録される。
【0063】
ここに、1番目の「020,30」は、ジャンルが「演歌一般」であり(図15(B)参照)、第1キーワードが「港/船」であり(図16(A)参照)、第2キーワードが「和服」(図17(A)参照)で特定される背景映像の30秒間の再生を指示することを示す。2番目の「02A,30」は、ジャンルが「演歌一般」であり、第1キーワードが「港/船」であり、第2キーワードが「建物」で特定される背景映像の30秒間の再生を指示することを示す。3番目の「094,40」は、ジャンルが「演歌一般」であり、第1キーワードが「酒/酒屋」であり、第2キーワードが「男女」で特定される背景映像の40秒間の再生を指示することを示す。4番目の「024,30」は、ジャンルが「演歌一般」であり、第1キーワードが「港/船」であり、第2キーワードが「男女」で特定される背景映像の30秒間の再生を指示することを示す。
【0064】
5番目の「050,25」は、ジャンルが「演歌一般」であり、第1キーワードが「田舎」であり、第2キーワードが「雪」で特定される背景映像の25秒間の再生を指示することを示す。6番目の「054,25」は、ジャンルが「演歌一般」であり、第1キーワードが「田舎」であり、第2キーワードが「子供」で特定される背景映像の25秒間の再生を指示することを示す。7番目の「074,45」は、ジャンルが「演歌一般」であり、第1キーワードが「橋/川」であり、第2キーワードが「男女」で特定される背景映像の45秒間の再生を指示することを示す。8番目の「023,30」は、ジャンルが「演歌一般」であり、第1キーワードが「港/船」であり、第2キーワードが「自然」で特定される背景映像の30秒間の再生を指示することを示す。
【0065】
つまり、図9(A)に示す再生指示テーブル90に登録された再生スケジュールを時系列で説明する図8に示すように、最初に「G020」(演歌一般・港/船・和服)で特定される背景映像を30秒間(t1)再生し、2番目に「G02A」(演歌一般・港/船・建物)で特定される背景映像を30秒間(t2)再生し、3番目に「G094」(演歌一般・酒/酒屋・男女)で特定される背景映像を40秒間(t3)再生し、4番目に「G024」(演歌一般・港/船・男女)で特定される背景映像を30秒間(t4)再生し、5番目に「G050」(演歌一般・田舎・雪)で特定される背景映像を25秒間(t5)再生し、6番目に「G054」(演歌一般・田舎・子供)で特定される背景映像を25秒間(t6)再生し、7番目に「G074」(演歌一般・橋/川・男女)で特定される背景映像を45秒間(t7)再生し、最後に「G023」(演歌一般・港/船・自然)で特定される背景映像を30秒間(t8)再生することを指定する。
【0066】
また、図7(E)に示す再生方法指示コマンド170は、「PROG:P236,120[CR]」という再生指示方法を示している。ここで、1文字目の「P」は、Pに付されているデータが、番組番号を指定するものであることを示す。再生方法指示コマンド170も、コマンダ20からDVDプレーヤ6へ送信され、再生方法指示コマンド170に示されるデータは、図9(B)に示すように再生指示テーブル90に登録される。ここに、「236」は、「加山雄二映画」という映画の背景映像を指定することを示す(図18参照)。
【0067】
つまり、図9(B)に示す再生指示テーブル90に登録された再生指示方法により、「加山雄二映画」という映画の背景映像を120秒再生することを指定する。
さらに、図7(F)に示す再生方法指示コマンド180は、「PROG:G020,30:P236,30:G313,45:PFFE,12[CR]」という再生指示方法を示している。再生方法指示コマンド180も、コマンダ20からDVDプレーヤ6へ送信され、再生方法指示コマンド180に示される各データは図9(C)に示すように先頭のデータ「G020」から順番に再生指示テーブル90に登録される。
【0068】
ここに、「020,30」は、「演歌一般・港/船・和服」で特定される背景映像を30秒再生することを指定することを示し、「236,30」は、「加山雄二映画」という映画の背景映像を30秒再生することを指定することを示し、「313,45」は、「ミドルテンポポップス・雑踏・男女」で特定される背景映像を45秒再生することを指定することを示し、「FFE,12]は、「札幌時計台」を映した背景映像を12秒再生することを指定することを示す。
つまり、最初に「G020」(演歌一般・港/船・和服)で特定される背景映像を30秒再生し、2番目に「P236」(加山雄二映画)という映画の背景映像を30秒再生し、3番目に「G313」(ミドルテンポポップス・雑踏・男女)で特定される背景映像を45秒再生し、4番目に札幌時計台を映した背景映像を12秒再生することを指定する。
【0069】
次に、送信器70の構成についてその外観を示す図5を参照して説明する。
図5に示すように、送信器70の上面上方には、選曲番号をバックライト付きの液晶で表示する選曲番号表示部71が設けられており、その下方には、コマンダ20のカラオケ切替ボタン35と同じ作用をするカラオケ切替ボタン72と、コマンダ20の入力切替ボタン36と同じ作用をする外部映像ボタン73と、サーバー2が用意しているテレビゲームを行う状態に切替えるゲームボタン74とが設けられている。
【0070】
また、それらボタンの下方には、曲間や曲の再生終了後に拍手や歓声の音を再生するように設定するための拍手ボタン75と、コマンダ20に設けられたキーと同じ作用をするフラットキー76と、シャープキー77とが設けられており、それらの下方には、コマンダ20に設けられたものと同じ作用をするテンキー78と、選曲ボタン79と、演奏停止ボタン80と、歌い直しボタン81と、取り消しボタン82と、割り込みボタン83とが設けられている。さらに、割り込みボタン83の右には、ボーカルメロディーの音量を小さくするマイナスボタン84と、音量を大きくするプラスボタン85とが設けられている。
なお、上記各ボタン、または、キーを押すと、その押されたボタン、または、キーの種類を示す光信号が、送信器70の先端に形成された送信窓86から送信される。
【0071】
次に、カラオケ装置10の一連の動作について図19ないし図23を参照して説明する。
図19は、選曲から曲が演奏されるまでのCPU45の処理内容を示すフローチャートであり、図20は、コマンダ20から送信されたコマンドの解析処理を行うためにDVDプレーヤ6のCPU64により実行されるタスクA(コマンド解析タスク)のフローチャートである。図21は、CPU64により実行されるDVDを再生するためのタスクB(DVD再生タスク)のフローチャートであり、図22は、図21のステップ300において実行される再生ファイル検索の処理内容を示すフローチャートであり、図23は、図22のステップ330において実行される単純分割処理の内容を示すフローチャートである。
【0072】
まず、カラオケ装置10の利用者が、送信器70の信窓86をコマンダ20に向けて歌いたい曲の選曲番号に対応するテンキー78を押すと、その押す毎にテンキー78に対応する数字が選曲番号表示部71,23およびモニタ12,14に順次表示される。
続いて、最後の数字のテンキー78を押してから選曲ボタン79を押すと、選曲が終了したと判定され(ステップ100)、その選曲された曲の曲データ130の送信を要求するリクエスト信号が通信ケーブル15を介してサーバー2へ送信される(ステップ120)。
【0073】
そして、サーバー2は、複数の曲データが記憶されたハードディスクドライブ(以下、HDDと称する)11から上記リクエスト信号に示される選曲番号に対応する曲データ130を検索して読出し、その読出された曲データ130は、通信ケーブル15を介してコマンダ20の通信端子40を経て通信用モデム49により受信される(ステップ140)。続いて、その受信された曲データ130は、通信用モデム49から出力され、RAM47に一時保存される(ステップ160)。続いて、RAM47から曲データ130が読出され(ステップ180)、この読出された曲データ130に含まれる再生方法指示コマンド160は、インターフェース59を介してDVDプレーヤ6へ送信される(ステップ200)。
【0074】
ここで、コマンダ20から送信されるコマンドを解析するためにCPU64が実行するコマンド解析タスクの内容を図20を参照して説明する。
CPU64は、DVDプレーヤ6の電源が立ち上げられたとき、DVD61A、62Aから、背景映像ファイルテーブル100、番組情報ファイルテーブル110および親ジャンルテーブル120を読出し、それらの読出された各テーブルを映像管理テーブル用メモリ60に記憶させる(ステップ202)。
【0075】
続いて、CPU64は、図21に示すタスクB(DVD再生タスク)を起動させる(ステップ204)。続いて、コマンダ20から送信されたコマンドを受信し(ステップ206)、その受信したコマンドの種類が、再生方法指示コマンド160、背景映像の再生開始を指示する再生開始コマンド140および背景映像の再生停止を指示する再生停止コマンド150(図6(C)参照)のうち、いずれのコマンドであるかを判定する(ステップ208)。ここでは、受信したコマンドは、再生方法指示コマンド160であるため、ステップ210へ進む。
ステップ210では、受信した再生方法指示コマンド160により示される再生指示内容「G020,30:G02A,30:G094,40:G024,30:G050,25:G054,25:G074,45:G023,30」を再生指示テーブル90に登録する(図9(A)参照)。
【0076】
次に、CPU45により、再生開始コマンド140(図6(B)参照)がDVDプレーヤ6へ送信されると(図19のステップ216)、CPU64は、その送信された再生開始コマンド140を受信し(図20のステップ206)、その受信したコマンドの種類を判定する(ステップ208)。ここでは、受信したコマンドは、再生開始コマンド140であるためステップ212へ進み、再生開始メッセージがタスクBに送られる。
【0077】
ここで、CPU64により実行されるタスクB(DVD再生タスク)について図21を参照して説明する。
まず、CPU64は、バッファメモリ65の記憶内容を消去し(ステップ218)、再生開始メッセージが受信されたかを判定する(ステップ220)。ここでは、再生開始メッセージを受信しているため、ステップ300へ進む(ステップ220:Yes)。ステップ300では、再生する背景映像のファイルを検索する処理(再生ファイル検索処理)が実行される。
【0078】
次に、CPU64により実行される再生ファイル検索処理について図22を参照して説明する。
なお、ここでは、再生指示テーブル90(図9(A))の1番目ないし3番目に登録されている再生指示データ92に対する再生ファイル検索処理はすでに終了しているものとし、4番目の再生指示データ92に対する再生ファイル検索処理を代表に説明する。
【0079】
CPU64は、再生指示テーブル90(図9(A))の4番目に登録されている再生指示データ92の1文字目が「P」であるか「G」であるかを判定し、「P」である場合はステップ326へ進み、「G」である場合はステップ304へ進む。図9(A)に示すように、4番目の再生指示データ92は「G024」であり、1文字目は「G」であるためステップ304へ進み、2文字目から4文字目の3桁「024」をジャンルキーワード数値101の先頭に有するファイル名データが背景映像ファイルテーブル100に登録されていないか検索する。
【0080】
続いて、その検索の結果、「024」と同じ3桁があった場合は(ステップ306:Yes)、その3桁「024」を先頭に有する総てのファイル名データと、そのファイル名データに対応付けられている設定再生時間とを図30(A)に示す第1テンポラリファイルリスト190に登録する(ステップ308)。ここに、第1テンポラリファイルリスト190とは、上記検索の結果、読出されたファイル名データ102、つまり再生の候補となる背景映像のファイル名データ102を登録するために映像管理テーブル用メモリ60に設定されたリストを意味する。ここでは、「024」を先頭に有するファイル名データ102は、図13の背景映像ファイルテーブル100に示すように、「E789.VOB」、「0A89.VOB」および「FD01.VOB」の3つ存在するため、図30(A)に示すように、それら3つのファイル名データ102と、それら3つのファイル名データ102に対応付けられている設定再生時間データ「35」、「20」および「18」が第1テンポラリファイルリスト190に登録される(ステップ308)。
【0081】
そして、CPU64は、第1テンポラリファイルリスト190に登録されたファイル名データ102があるかを判定する(図22のステップ328)。ここでは、上記3つのファイル名データ102が第1テンポラリファイルリスト190に登録されているため、ステップ330へ進み(ステップ328:Yes)、単純分割処理を実行する。ここに、単純分割処理とは、後述するように、第1テンポラリファイルリスト190に登録されているファイル名データ102の背景映像データの設定再生時間が、再生指示テーブル90に登録されている再生指示時間以上であるか、つまり実際に再生し得る再生時間が指定した再生時間に不足していないかを判定し、不足している場合は、その不足分を補う背景映像データを検索して再生指示テーブル90に登録する処理のことである。
【0082】
一方、ステップ304において、「024」を先頭に有するファイル名データ102を検索できなかった場合は(ステップ306:No)、2文字目および3文字目の2桁「02」をジャンルキーワード数値101として先頭に有するファイル名データ102を検索し(ステップ310)、「02」を先頭に有するファイル名データ102が存在する場合は(ステップ312:Yes)、そのファイル名データ102と、そのファイル名データ102に対応付けられている設定再生時間データTとを第1テンポラリファイルリスト190に登録する(ステップ314)。
【0083】
たとえば、背景映像ファイルテーブル100には、3桁「024」を先頭に有するファイル名データ102が登録されていないとすると、「02」を先頭に有する「022H」から「02AH」までのジャンルキーワード数値101に対応付けられた「1236.VOB」から「6789.VOB」までの計9個のファイル名データ102と、各ファイル名データ102に対応付けられている設定再生時間データTとが第1テンポラリファイルリスト190に登録される(ステップ314)。
つまり、「024」(演歌一般・港/船・男女)と類似する「02」(演歌一般・港/船)で特定される背景映像のファイル名データ102データおよび設定再生時間データTが第1テンポラリファイルリスト190に登録される。
【0084】
また、ステップ310において、「02」を先頭に有するジャンルキーワード数値101を有するファイル名データ102を検索できなかった場合は(ステップ312:No)、2文字目の1桁「0」をジャンルキーワード数値101の先頭に有するファイル名データ102を検索し(ステップ316)、「0」を先頭に有するファイル名データ102が存在する場合は(ステップ318:Yes)、そのファイル名データ102と、そのファイル名データ102に対応付けられている設定再生時間データTとを第1テンポラリファイルリスト190に登録する(ステップ320)。
【0085】
たとえば、背景映像ファイルテーブル100には、先頭に「02」を有するファイル名データ102が登録されていないとすると、先頭に「0」を有する「050H」から「054H」までのジャンルキーワード数値101に対応付けられた「8959.VOB」から「E458.VOB」までの計3個のファイル名データ102と、各ファイル名データ102に対応付けられている設定再生時間データTとが第1テンポラリファイルリスト190に登録される(ステップ320)。
つまり、「0」(演歌一般)で特定される背景映像のファイル名データ102データおよび設定再生時間データTが第1テンポラリファイルリスト190に登録される。
【0086】
さらに、ステップ316において、先頭に「0」を有するファイル名データ102を検索できなかった場合は(ステップ318:No)、「0」に対応する親ジャンルの中から1つのファイル名データ102をランダムに選択し(ステップ322)、その選択したファイル名データ102および設定再生時間データTを第1テンポラリファイルリスト190に登録する(ステップ324)。
つまり、「0」で示されるジャンル「A」に対応する親ジャンルは、「B(演歌冬)」であるから(図14(B)、図15(B)参照)、親ジャンル「B(1)」に属するファイル名データ102(先頭に「1」を有するファイル名データ102)の中から1つのファイル名データ102をランダムに選択して第1テンポラリファイルリスト190に登録する(ステップ324)。
【0087】
なお、上記ステップ302からステップ326を実行した結果、第1テンポラリファイルリスト190にファイル名データ102が登録されなかった場合は(ステップ328:No)、エラー表示を行って再生を停止させる(ステップ331)。たとえば、DVDプレーヤ6、または、コマンダ20の前面パネルに設けられたエラー表示用のLED(図示省略)を点灯させたり、エラーメッセージを液晶表示する。または、モニタ12,14に「指定された背景映像が記憶されていませんので、そのままお待ちください。」などのメッセージ映像を表示する。
【0088】
次に、ステップ330において実行される単純分割処理について図23を参照して説明する。
なお、ここではステップ308において、「E789.VOB」、「0A89.VOB」および「FD01.VOB」の3つのファイル名データ102が、図10(A)に示す第1テンポラリファイルリスト190に登録されたものとする。
まず、CPU64は、図30(B)に示す第2テンポラリファイルリスト192の記憶内容を消去する(ステップ332)。ここに、第2テンポラリファイルリスト192とは、単純分割処理において第1テンポラリファイルリスト190から消去されたファイル名データ102を登録するために映像管理テーブル用メモリ60に設定されるファイルリストである。
【0089】
続いて、CPU64は、第1テンポラリファイルリスト190の1番目に登録されているファイル名データ「E789.VOB」と対応付けられて登録されている設定再生時間データT(35秒)と、再生指示テーブル90の4番目の再生指示データ「G024」に対応付けられて登録されている再生指示時間データt(30秒)とを読出す(ステップ334)。続いて、CPU64は、その読出した設定再生時間データTが再生指示時間データtより短いか否かを判定する(ステップ336)。
つまり、ファイル名「E789.VOB」の背景映像データの実際の再生時間は、再生指示時間に対して不足するか否かを判定する。
【0090】
ここでは、設定再生時間データTは35秒であり、再生指示時間データtは30秒であるため(T>t)、ステップ342へスキップし、第1テンポラリファイルリスト190に登録されている全てのファイル名データ102の設定再生時間Tと再生指示時間tとの比較が終了したかを判定する。ここでは、第1テンポラリファイルリスト190の2番目および3番目に登録されているファイル名データ102の設定再生時間Tと再生指示時間tとの比較が終了していないため、ステップ334へ戻る(ステップ342:No)。
【0091】
そして、第1テンポラリファイルリスト190の2番目に登録されているファイル名データ「0A89.VOB」に対応付けられて登録されている設定再生時間データT(20秒)を読出し、この読出した設定再生時間データT(20秒)が再生指示時間データt(30秒)より短いか否かを判定する(ステップ336)。ここでは、設定再生時間データT(20秒)<再生指示時間データt(30秒)であるため、ステップ338へ進み(ステップ336:Yes)、第1テンポラリファイルリスト190からファイル名データ「0A89.VOB」および再生指示時間データ「20」を消去し、この消去したファイル名データ「0A89.VOB」および再生指示時間データ「20」を第2テンポラリファイルリスト192に登録する(ステップ340)。
つまり、ファイル名「0A89.VOB」の背景映像データの実際の再生時間は、指示された再生時間に不足するため、4番目に再生する背景映像データとし用いることができないため、選択の対象から除外する。
【0092】
そして、ステップ342へ進むが、まだ、第1テンポラリファイルリスト190の3番目に登録されているファイル名「FD01.VOB」の設定再生時間Tと再生指示時間tとの比較が終了していないため、ステップ334へ戻り(ステップ342:No)、ファイル名「FD01.VOB」に対応付けられて登録されている設定再生時間データT(18秒)を読出し、再生指示時間データt(30秒)と比較する(ステップ336)。設定再生時間データT(18秒)<再生指示時間データt(30秒)であるため、ステップ338へ進み(ステップ336:Yes)、第1テンポラリファイルリスト190からファイル名データ「FD01.VOB」および再生指示時間データ「18」を消去し、消去したファイル名データ「FD01.VOB」および再生指示時間データ「18」を第2テンポラリファイルリスト192に登録する(ステップ340)。
【0093】
続いて、ステップ342へ進むが、第1テンポラリファイルリスト190に登録されている全てのファイル名データ102に対応付けられている設定再生時間データTと再生指示時間データtとの比較が終了しているため、ステップ344へ進み(ステップ342:Yes)、第1テンポラリファイルリスト190に登録されているファイル名データがあるかが判定される。ここでは、第1テンポラリファイルリストには、ファイル名データ「E789.VOB」が登録されているためステップ346へ進み(ステップ344:Yes)、第1テンポラリファイルリスト190から乱数に基づいてランダムに1つのファイル名データ102を選択し、その選択したファイル名データ102を図30(C)に示す再生中ファイル194に登録する。
【0094】
ここに、再生中ファイルとは、再生する背景映像に決定された背景映像のファイル名データ102を登録するファイルである。ここでは、第1テンポラリファイルリスト190にはファイル名データ「E789.VOB」が1つだけ登録されているためファイル名データ「E789.VOB」を再生中ファイル194に登録する。
また、ステップ344において、第1テンポラリファイルリスト190にファイル名データが登録されていないと判定された場合、つまり、再生指示時間t以上の設定再生時間Tを有するファイル名データ102がなかった場合は(ステップ344:No)、ステップ348へ進み、第2テンポラリファイルリスト192からランダムに1つのファイル名データ102を選択し、この選択したファイル名データ102を再生中ファイル194に登録する。
【0095】
たとえば、第1テンポラリファイルリスト190に登録されたファイル名データ102がなく、第2テンポラリファイルリスト192にファイル名「0A89.VOB」および「FD01.VOB」の2つのファイル名データ102が登録されている場合は、それら2つのファイル名データ102のいずれかを再生中ファイル194に登録する。
続いて、再生指示テーブル90(図10(A))の5番目の再生指示データ92を6番目に、6番目の再生指示データ92を7番目にというように、5番目から8番目までの再生指示データ92を後ろへ1つずつ順番をずらし、従来の5番目の登録領域に空き登録領域を作る(ステップ350)。
つまり、8個の背景映像を再生するというスケジュールを9個の背景映像を再生するスケジュールに変更する。
【0096】
続いて、現在、再生ファイル検索の対象となっている再生指示データ92、つまり4番目の再生指示データ「G024」を図10(B)に示すように上記空き登録領域、つまり新たな5番目の登録領域に複写する(ステップ352)。続いて、4番目の再生指示データ92に対応付けられている再生指示時間tと、ステップ348において再生中ファイル194に登録されたファイル名データ102に対応付けられていた設定再生時間Tとの時間差(t−T)=Tαを空き登録領域の再生指示時間tに設定する(ステップ354)。
たとえば、ステップ348において、ファイル名「0A89.VOB」が再生中ファイル194に登録されたとすると、ファイル名「0A89.VOB」に対応付けられている再生指示時間tは30秒であり、ファイル名「0A89.VOB」の設定再生時間Tは20秒であるから(図30(B)参照)、時間差Tα=30秒−20秒=10秒となり、この10秒が空き登録領域の再生指示時間tに設定される(図10(B)参照)。
【0097】
続いて、再生中ファイルとして登録されたファイル名データ102の設定再生時間データTを検索の対象となっている再生指示データ92に対応付けられている再生指示時間データt、つまり4番目の再生指示データ「G024」の再生指示時間データtとして再生指示テーブル90に登録する(ステップ356)。
たとえば、再生中ファイル194に登録されたファイル名「0A89.VOB」の設定再生時間「20秒」を再生指示テーブル90の4番目の再生指示データtとして登録する(図10(B)参照)。
【0098】
これにより、図10(B)に示すように、4番目の再生指示データ「G024」と同じ再生指示データが5番目の再生指示データとして登録され、4番目の再生指示時間データとして、再生中ファイル194に登録したファイル名「0A89.VOB」の設定再生時間データT、つまりファイル名「0A89.VOB」が実際に再生できる時間である「20」が登録され、5番目の再生指示時間データとして、不足分の10秒を示す「10」が登録される。
つまり、指定した再生時間を満たすことができる背景映像が存在しない場合であっても、不足している時間分、同じジャンルキーワードで特定される背景映像を再生することができる。
【0099】
そして、CPU64は、単純分割処理を終了すると、図21に示すDVD再生タスクに戻り、再生中ファイル194に登録されているファイル名データに対応する背景映像データをDVD61A、または、DVD62Aから読出し、この読出した背景映像データをバッファメモリ65に転送する(ステップ500)。続いて、その転送された背景映像データは、バッファメモリ65に一時保存された後に、MPEGデコーダ回路66へ出力され、このMPEGデコーダ回路66によって背景映像信号に変換される。
読出した背景映像データをバッファメモリ65に一時保存するのは、MPEGデコーダ回路66が背景映像データを映像信号に変換する速度よりも、DVDドライブが背景映像データを読出す速度の方が速く、MPEGデコーダ回路66のデータ変換が背景映像データの読出に追従できないことから、所定量の背景映像データが背景映像信号に変換されるまで、読出された背景映像データを一時保存するためである。
【0100】
そして、MPEGデコーダ回路66から出力された背景映像信号は、映像出力端子67を介してコマンダ20の映像入力端子58を経て映像制御回路54に入力される。この入力された映像信号は、映像制御回路54により、モニタ12,14に表示するための映像信号に変換され、映像出力端子42,43を介してモニタ12,14へ出力され、図31に示すように、背景映像300が表示される。
ここでは、上記ステップ348において、ファイル名「0A89.VOB」が再生中ファイル194に登録されたとすると、ファイル名「0A89.VOB」に対応付けられたジャンルキーワード数値101は、「024」であるから、「演歌一般・港/船・男女」で特定される背景映像がモニタ12,14に20秒間表示される。
【0101】
続いて、ファイル名「0A89.VOB」の背景映像データの読出が終了すると(ステップ502:Yes)、ステップ504へ進み、最後の背景映像データの読出が終了したかが判定される。ここでは、まだ4番目の背景映像データの読出が終了しただけであり、残る5番目から9番目の5個の背景映像データの読出が終了していないため、ステップ504では否定判定され、ステップ300へ戻る。そして、図10(B)の再生指示テーブル90の5番目に登録されている再生指示データ「G024」に対して上記再生ファイル検索および単純分割処理(ステップ302ないしステップ356)を実行する。
【0102】
そして、最後の9番目の背景映像データの読出が終了するとステップ218へ戻り(ステップ504:Yes)、バッファメモリ65の記憶内容を消去し、次のメッセージの受信を待つ(ステップ220)。
なお、上記ステップ346において、ファイル名「E789.VOB」が再生中ファイル194に登録された場合は、「演歌一般・港/船・男女」で特定される背景映像がモニタ12,14に30秒間表示される。
ところで、これまでは、再生指示テーブル90に登録された再生指示データに基づいて背景映像を再生する過程を説明したが、実際には、最初の背景映像が再生される際に曲が演奏され、歌詞テロップがモニタ12,14に表示される。
【0103】
以下、曲データ130を構成する歌詞テロップデータ132および演奏データ133(図6(A))の再生などについて図19を参照して説明する。コマンダ20のRAM47から読出された曲データ130に含まれる演奏データ133を構成するMIDIデータは、シーケンサ51に取り込まれ、タイマ53のカウントにしたがってMIDI音源52に書き込まれる。そして、MIDI音源52から出力される音源信号は、音声制御回路50へ出力され、アンプ16により増幅可能な音楽信号に変換され、この変換された音楽信号は、アンプ16へ出力される。そして、その出力された音楽信号は、アンプ16で設定された音量に増幅された後にスピーカ13,13へ出力され、スピーカ13,13によって演奏音として再生される(ステップ600)。
【0104】
また、曲データ130に含まれる歌詞テロップデータ132に対応するフォントデータが、フォントROM44から読み出され、この読出されたフォントデータはビットマップデータに展開され、ビデオRAM48に保存される。続いて、そのビットマップデータは、映像制御回路54へ出力されるとともに、その映像制御回路54により、モニタ12,14に表示可能な表示信号に変換され、図31に示すように、モニタ12,14に歌詞テロップ302が表示される。(ステップ620)
【0105】
また、マイクロフォン17,18から入力された音声信号は、アンプ16において上記音楽信号とミキシングされ、このミキシングされたミキシング信号は、音声出力端子41からアンプ16へ出力される。そして、その出力されたミキシング信号は、アンプ16で設定された音量に増幅された後にスピーカ13,13へ出力され、スピーカ13,13によってミキシング音として再生される。
つまり、利用者は、自分の選んだ曲をモニタ12,14の画面に映し出された背景映像300および歌詞テロップ302を見ながらマイクロフォン17、または、マイクロフォン18を通して歌う(カラオケする)ことができる。
【0106】
そして、曲データ130の再生が終了すると(ステップ640:Yes)、背景映像の再生停止を指示する再生停止コマンド150(図6(C))がDVDプレーヤ6へ送信される(ステップ660)。DVDプレーヤ6のCPU64は、再生停止コマンド150を受信すると(図20のステップ206)、コマンドの種類を再生停止コマンドであると判定し(ステップ208)、再生停止メッセージをタスクBに送る(ステップ214)。続いて、CPU64は、タスクBにおいて、再生停止メッセージを受け取ったことを判定し、再生ファイルの選択を中止する(図21のステップ220:No)。
【0107】
一方、CPU45は、RAM47に予約された選曲番号データが記憶されているかを判定し(図19のステップ680)、記憶されている場合は(ステップ680:Yes)、その記憶されている選曲番号データをRAM47から読出し(ステップ700)、ステップ100ないしステップ680を実行して予約曲を再生する。
【0108】
以上のように、本第1実施形態のDVDプレーヤ6によれば、再生方法指示コマンド160により再生が指示された背景映像の中に、指定時間に対して実際の再生時間が不足する背景映像が含まれている場合であっても、その不足をその背景映像と同じジャンルの背景映像を再生することにより補うことができる。
したがって、モニタ12,14に背景映像が再生されなくなるという事態を回避することができるため、カラオケをする者が興ざめするのを防止できる。
なお、上記ステップ334の次に、再生指示時間tと設定再生時間Tとの差(t−T)を演算するステップ335を設け、ステップ336の判定内容を、その差が所定値を超えている場合は、ステップ338へ進む内容にすることもできる。
つまり、上記差がカラオケをする者が気にならない程度に小さいかを判定し、小さい場合に、そのまま第1テンポラリファイルリスト190に登録する。
【0109】
次に、本発明第2実施形態の映像再生装置について図24を参照して説明する。
図24は、図22に示す再生ファイル検索のステップ330においてCPU64により実行される等分割処理を示すフローチャートである。
本第2実施形態の映像再生装置は、再生を指示された背景映像の中に、設定再生時間Tが再生指示時間tに不足している背景映像が存在する場合に、その不足している時間分のみを埋める再生を行うのではなく、再生指示時間tを分割し、その分割された時間を満たすことができる背景映像を分割した数、続けて再生することにより、不足分を補うことができることを特徴とする。
【0110】
なお、図24に示すCPU64により実行される処理内容を除いて映像再生装置たるDVDプレーヤ6の構成およびカラオケ装置10の構成は、上記第1実施形態と同一であるため、それらの説明は省略する。また、上記第1実施形態と同一の再生方法指示コマンド160が、コマンダ20からDVDプレーヤ6へ送信されるものとする。また、図10(C)に示す再生指示テーブル90の1番目から3番目までの再生指示データ92に対する図22の再生ファイル検索処理は終了しており、図22のステップ326では、4番目の再生指示データ「G024」に対して再生ファイル検索を実行した結果、「E789.VOB」、「0A89.VOB」および「FD01.VOB」の3つのファイル名データ102が第1テンポラリファイルリスト190に登録されたものとする。
【0111】
まず、CPU64は、図30(B)に示す第2テンポラリファイルリスト192の記憶内容を消去し(ステップ360)、第1テンポラリファイルリスト190の1番目に登録されているファイル名データ「E789.VOB」と対応付けられて登録されている設定再生時間データT(35秒)と、再生指示テーブル90の4番目の再生指示データ「G024」に対応付けられて登録されている再生指示時間データt(30秒)とを読出す(ステップ362)。続いて、CPU64は、その読出した設定再生時間データT(35秒)が再生指示時間データt(30秒)より短いか否かを判定する(ステップ364)。
つまり、再生の候補となっているファイル名データ102の背景映像データの再生時間は、再生指示時間に対して不足するか否かを判定する。
【0112】
ここでは、設定再生時間データT(35秒)>再生指示時間データt(30秒)であるため、ステップ370へスキップし、第1テンポラリファイルリスト190に登録されている全てのファイル名データ102に対応付けられて登録されている設定再生時間データTと再生指示時間データtとの比較が終了したかが判定される。ここでは、第1テンポラリファイルリスト190の2番目および3番目に登録されているファイル名データ102に対応付けられている設定再生時間データTと再生指示時間データtとの比較が終了していないため、ステップ362へ戻り(ステップ370:No)、第1テンポラリファイルリスト190の2番目に登録されているファイル名データ「0A89.VOB」に対応付けられて登録されている設定再生時間データT(20秒)を読出し、この読出した設定再生時間データT(20秒)が再生指示時間データt(30秒)より短いか否かを判定する(ステップ364)。
【0113】
ここでは、設定再生時間データT(20秒)<再生指示時間データt(30秒)であるため、ステップ366へ進み(ステップ364:Yes)、第1テンポラリファイルリスト190からファイル名データ「0A89.VOB」を消去し、この消去したファイル名データ「0A89.VOB」を第2テンポラリファイルリスト192に登録する(ステップ368)。
つまり、ファイル名データ「0A89.VOB」に対応する背景映像データの実際の再生時間Tは、指示された再生時間tに不足しており、4番目に再生する背景映像データとして用いることができないため、再生の候補から除外する。
【0114】
続いて、ステップ370へ進むが、第1テンポラリファイルリスト190の3番目に登録されているファイル名データ「FD01.VOB」に対応付けられて登録されている設定再生時間データTと再生指示時間データtとの比較が終了していないため、ステップ362へ戻り(ステップ370:No)、ファイル名データ「FD01.VOB」に対応付けられている設定再生時間データT(18秒)を読出し、再生指示時間データt(30秒)と比較する(ステップ364)。設定再生時間データT(18秒)<再生指示時間データt(30秒)であるため、ステップ366へ進み(ステップ364:Yes)、第1テンポラリファイルリスト190からファイル名データ「FD01.VOB」を消去し、消去したファイル名データ「FD01.VOB」を第2テンポラリファイルリスト192に登録する(ステップ368)。
【0115】
続いて、ステップ370へ進むが、第1テンポラリファイルリスト190に登録されている3個全てのファイル名データ102に対応付けられて登録されている設定再生時間Tと再生指示時間tとの比較が終了しているため、ステップ372へ進み(ステップ370:Yes)、第1テンポラリファイルリスト190に登録されているファイル名データがあるかを判定する(ステップ372)。ここでは、第1テンポラリファイルリスト190にはファイル名データ「E789.VOB」が登録されているためステップ374へ進み(ステップ344:Yes)、第1テンポラリファイルリスト190から乱数に基づいてランダムに1つのファイル名データを選択し、その選択したファイル名を図30(C)に示す再生中ファイル194に登録する。
【0116】
ここでは、第1テンポラリファイルリスト190にはファイル名データ「E789.VOB」が1つだけ登録されているため、ファイル名データ「E789.VOB」を再生中ファイル194に登録する。
ところで、ステップ372において、第1テンポラリファイルリスト190に登録されているファイル名がないと判定された場合、つまり、再生指示時間t以上の設定再生時間Tを有するファイル名データがなかった場合は(ステップ372:No)、ステップ376へ進み、現在、図10(C)の再生指示テーブル90において再生ファイル検索の対象となっている再生指示データ92に対応付けられている再生指示時間データ93をテンポラリ再生指示時間tAとして図30(D)に示すテンポラリ再生指示時間登録ファイル196に登録する。
【0117】
ここに、テンポラリ再生指示時間登録ファイルとは、再生ファイル検索の対象となっている再生指示データに対応付けられて登録されている再生指示時間データtを一時的に登録しておくファイルであり、このファイルは、映像管理テーブル用メモリ60に設定される。
ここでは、再生指示テーブル90(図10(C))の4番目の再生指示データ「G024」が再生ファイル検索の対象となっているため、「G024」に対応付けられて登録されている再生指示時間データ「30」がテンポラリ再生指示時間登録ファイル196にテンポラリ再生指示時間tAとして登録される(図30(D))。
【0118】
続いて、CPU64は、第1テンポラリファイルリスト190の登録内容を消去し(ステップ378)、第2テンポラリファイルリスト192の登録内容を第1テンポラリファイルリスト190に複写する(ステップ380)。続いて、第2テンポラリファイルリスト192の登録内容を消去し(ステップ382)、テンポラリ再生指示時間tAを読出すとともに、tA/2の演算を実行し、テンポラリ再生指示時間登録ファイル196に登録されているテンポラリ再生指示時間tAをtA/2に再設定する(ステップ384)。ここでは、テンポラリ再生指示時間tAとして「30」が登録されているため、30/2=15(秒)がテンポラリ再生指示時間tAとして再設定される。
【0119】
続いて、第1テンポラリファイルリスト190の1番目に登録されているファイル名データに対応付けられて登録されている設定再生時間データTおよびテンポラリ再生指示時間登録ファイル196に登録されているテンポラリ再生指示時間tAが読出され(ステップ386)、設定再生時間データTがテンポラリ再生指示時間tAより短いかが判定される(ステップ388)。
ここでは、第1テンポラリファイルリスト190の1番目に登録されているファイル名データ「0A89.VOB」に対応付けられて登録されている設定再生時間データ「20」およびテンポラリ再生指示時間「15」が読出され、両者が比較される。
【0120】
設定再生時間データT(20)>テンポラリ再生指示時間tA(15)であるため、ステップ394へスキップし(ステップ388:No)、第1テンポラリファイルリスト190に登録されている全てのファイル名データに対応付けられて登録されている設定再生時間Tとテンポラリ再生指示時間tAとの比較が終了したかが判定される。また、設定再生時間データT<テンポラリ再生指示時間tAの場合は、ステップ390へ進み(ステップ388:Yes)、その設定再生時間データTおよびファイル名データを第1テンポラリファイルリスト190から削除し(ステップ390)、この削除した設定再生時間データTおよびファイル名データを第2テンポラリファイルリスト192に登録する(ステップ392)。
ここでは、第1テンポラリファイルリスト190の2番目に登録されているファイル名データ「FD01.VOB」に対応付けられて登録されている設定再生時間Tとテンポラリ再生指示時間tAとの比較が終了していないため、ステップ386へ戻り(ステップ394:No)、ファイル名データ「FD01.VOB」に対応付けられている設定再生時間データ「18」が読出され(ステップ386)、テンポラリ再生指示時間データ「15」と比較される(ステップ388)。
【0121】
この場合、設定再生時間T(18)>テンポラリ再生指示時間tA(15)であるため、ステップ394へスキップし、全比較が終了したかが判定されるが、ここでは、第1テンポラリファイルリスト190から第2テンポラリファイルリスト192へ2つのファイル名および設定再生時間Tが複写されており、それら2つの設定再生時間Tとテンポラリ再生指示時間tAとの比較が終了したため、ステップ395へ進み(ステップ394:Yes)、第1テンポラリファイルリスト190に登録されているファイル名データがあるかを判定する。続いて、第1テンポラリファイルリスト190に登録されているファイル名がある場合は、ステップ396へ進み(ステップ395:Yes)、第1テンポラリファイルリスト190に登録されているファイル名データから乱数に基づいてランダムに1つのファイル名データを選択し、この選択したファイル名データを再生中ファイル194に登録する(ステップ396)。
また、ステップ395において、第1テンポラリファイルリスト190にファイル名データが登録されていないと判定された場合は、ステップ378へ戻り(ステップ395:No)、ステップ378からステップ395を実行する。
つまり、設定再生時間データT>テンポラリ再生指示時間tAを満たすファイル名データが1つもない場合は、上記ステップ384において1/2にしたテンポラリ再生指示時間tAをさらに1/2にする。つまり、最初に設定されたテンポラリ再生指示時間tAの1/4のtA/4を新たなテンポラリ再生指示時間tAに再設定し、上記同様に第1テンポラリファイルリスト190に登録されている各ファイル名データに対応付けられた設定再生時間Tと比較する(ステップ386〜ステップ394)。
そして、第1テンポラリファイルリスト190に1つ以上のファイル名データが登録されるまで、上記ステップ378からステップ395を繰り返し実行する。
なお、ここでは、ファイル名データ「0A89.VOB」が再生中ファイル194に登録されたとする。
【0122】
続いて、現在、再生ファイル検索の対象になっている再生指示データより後の順序で再生される再生指示データおよび再生指示時間データを1つずつ後ろへずらす。つまり、再生指示テーブル90(図10(C))の5番目の再生指示データを6番目に、6番目の再生指示データを7番目にというように、5番目から8番目までの再生指示データ92を後ろへ1つずつ順番をずらし、従来の5番目の登録領域に空き登録領域を作る(ステップ398)。続いて、現在、再生ファイル検索の対象となっている再生指示データ、つまり4番目の再生指示データ「G024」を上記空き登録領域に複写する(ステップ400(図10(D)参照))。
【0123】
続いて、現在、再生ファイル検索の対象となっている再生指示データに対応付けられて登録されている再生指示時間tと、テンポラリ再生指示時間tAとの時間差(t−tA)=Tβを演算し、時間差Tβを再生ファイル検索の対象となっている再生指示データの次の順序の再生指示データに対応付けられる再生指示時間データtとして再生指示テーブル90に再登録する(ステップ402)。
ここでは、4番目の再生指示データ「G024」が再生ファイル検索の対象となっているため、4番目の再生指示データ「G024」に対応付けられて登録されている再生指示時間データ「30」と、テンポラリ再生指示時間「15」との時間差Tβ=30−15=15(秒)が、4番目の再生指示データ「G024」の次の5番目の再生指示データ「G024」に対応付けられる再生指示時間データtとして登録される(ステップ402、図10(D)参照)。
【0124】
続いて、再生ファイル検索の対象となっている再生指示データに対応付けられる再生指示時間データtが、テンポラリ再生指示時間tAに変更される(ステップ404)。
ここでは、4番目の再生指示データ「G024」に対応付けられて登録されている再生指示時間データ「30」が、テンポラリ再生指示時間「15」に変更される。
これにより、図10(D)に示すように、再生指示テーブル90の4番目および5番目の再生指示データ92には、それぞれ「G024」が登録され、それら両再生指示データには再生指示時間データ「15」が対応付けられて登録される。
【0125】
つまり、本来、4番目に「G024」に属するジャンルの背景映像を30秒間再生すべきところを同じジャンルに属する背景映像を4番目および5番目に15秒ずつ再生する。
そして、上述のように、再生スケジュールが変更された再生指示テーブル90(図10(D))のスケジュールにしたがって、各再生指示データ92に対応する背景映像が順次再生され、モニタ12,14に表示される。
【0126】
以上のように、本第2実施形態のDVDプレーヤ6によれば、実際の再生時間が、指定された再生時間に不足する場合であっても、指定された再生時間を1/2、または、1/2n(nは整数)に分割し、その分割された再生時間を満たす背景映像を分割された数連続して再生することにより、時間不足により背景映像が再生されなくなるという事態を回避できる。
特に、前記第1実施形態のDVDプレーヤでは、不足している時間分のみ他の背景映像を再生して補うことから、その不足している時間が非常に短い場合、たとえば、3秒である場合は、再生時間が極端に短くなるため、背景映像の内容が良く分からないうちに再生が終了し、再生が途中で中断した感じを与え、カラオケをする者が興ざめするおそれがある。
しかし、上記第2実施形態のDVDプレーヤは、指定された時間を均等に分割し、その分割された時間を再生時間に設定するため、上記のような問題が発生することがない。
なお、指定された再生時間の分割数は、奇数でもよい。
【0127】
次に、本発明第3実施形態の映像再生装置について図25ないし図28を参照して説明する。
図25は、CPU64により実行されるステップ300(図21)の再生ファイル検索処理の内容を示すフローチャートである。図26は、図25のステップ420の処理内容を示すフローチャートであり、図27は、ステップ440の処理内容を示すフローチャートであり、図28は、ステップ460の処理内容を示すフローチャートである。
本第3実施形態の映像再生装置は、再生を指定した背景映像の検索を実行しながら、再生指示時間を満たすことができる背景映像を検索できることを特徴とする。
【0128】
なお、図25ないし図28に示すCPU64により実行される処理内容を除いて映像再生装置たるDVDプレーヤ6の構成およびカラオケ装置10の構成は、上記第1実施形態と同一であるため、それらの説明は省略する。また、上記第1実施形態と同一の再生方法指示コマンド160が、コマンダ20からDVDプレーヤ6へ送信されるものとする。また、図12(A)に示す再生指示テーブル90の1番目から3番目までの再生指示データ92に対する図25の再生ファイル検索処理は終了しているものとする。
【0129】
まず、CPU64は、図12(A)に示す再生指示テーブル90の4番目に登録されている再生指示データ「G024」の1文字目が「P」であるか「G」であるかを判定する(ステップ410)。ここでは、1文字目が「G」であるからステップ420へ進み(ステップ410:G)、再生指示データ「G024」の2文字目以降3桁「024」をジャンルキーワード数値101の先頭に有するとともに、再生指示データ「G024」に対応付けられて再生指示テーブル90に登録されている再生指示時間データ「30」を満たす設定再生時間データTを有するファイル名データが背景映像ファイルテーブル100(図13)に登録されていないか検索を実行する。
【0130】
ここで、ステップ420における処理内容を図26を参照して説明する。CPU64は、背景映像ファイルテーブル100の1番目に登録されているファイルのジャンルキーワード数値101の先頭の3桁が「024」と一致するかを判定する(ステップ422)。背景映像ファイルテーブル100の1番目に登録されているジャンルキーワード数値101は、「005H」であり、「024」と一致しないため、ステップ430へスキップし、次のファイル、つまり2番目に登録されているファイルへ移動する。続いて、背景映像ファイルテーブル100に登録されている全ファイルに対する検索が終了したかを判定する(ステップ432)。ここでは、1番目のファイルに対する検索が終了しただけであるため、ステップ422へ戻る(ステップ422)。
【0131】
このようにして、2番目以降に登録されているファイルに対して、ジャンルキーワード数値101の先頭の3桁が「024」と一致するかの判定を行い(ステップ422)、「024」を先頭に有するファイルが検索された場合は、ステップ424へ進み(ステップ422:Yes)、その検索されたファイルに登録されている設定再生時間データTを図30(G)に示すテンポラリ設定再生時間登録ファイル198にテンポラリ設定再生時間TAとして登録する(ステップ424)。
【0132】
背景映像ファイルテーブル100には、先頭に「024」を有するファイルが3個登録されているため、まず最初にファイル名データ「E789.VOB」に対応付けられて登録されている設定再生時間データ「35」がテンポラリ設定再生時間TAとしてテンポラリ設定再生時間登録ファイル198に登録される(図30(G))。続いて、その登録されたテンポラリ設定再生時間データTAが、再生指示テーブル90(図12(A))の4番目の再生指示データの再生指示時間データtより長いかが判定される(ステップ426)。ここでは、テンポラリ設定再生時間データTA(35秒)>再生指示時間データt(30秒)であるため、ファイル名データ「E789.VOB」を図30(E)に示すテンポラリファイルリスト191に登録する(ステップ428)。
【0133】
続いて、先頭に「024」を有するファイル名データ「0A89.VOB」の設定再生時間データ「20」をテンポラリ設定再生時間データTAとして登録する(ステップ424)。続いて、テンポラリ設定再生時間データTA(20秒)<再生指示時間データt(30秒)であるため、ステップ430へスキップし(ステップ426:No)、次のファイル名データ「FD01.VOB」の設定再生時間データ「18」をテンポラリ設定再生時間データTAとして登録する(ステップ424)。続いて、テンポラリ設定再生時間データTA(18秒)<再生指示時間データt(30秒)であるため、ステップ430へスキップする(ステップ426:No)。以降、ステップ432において全ファイルの検索が終了したと判定するまで各ファイルについてステップ422ないしステップ430を実行し、再生指示時間データtを満たす設定再生時間データTを有するファイル名が検索された場合は、そのファイル名データをテンポラリファイルリスト191に登録する。
【0134】
そして、上記のように図25のステップ420の処理が終了するとステップ434へ進み、テンポラリファイルリスト191にファイル名データが登録されているかを判定し、登録されている場合は、ステップ484へ進み(ステップ434:Yes)、テンポラリファイルリスト191に登録されているファイル名データの中から1つのファイル名データをランダムに選択し、その選択したファイル名データを図30(F)に示す再生中ファイル194に登録する(ステップ482)。ここでは、テンポラリファイルリスト191にファイル名データ「E789.VOB」が登録されているため、図30(F)に示すように、ファイル名データ「E789.VOB」をテンポラリファイルリスト191に登録する。
【0135】
そして、ファイル名データ「E789.VOB」の背景映像データが、DVD61A、または、62Aから読出され、バッファメモリ65、MPEGデコーダ回路66およびコマンダ20の映像制御回路54などにより、背景映像がモニタ12,14に表示される(図21のステップ500)。
また、上記ステップ420における検索によって「024」を先頭に有するファイル名データがテンポラリファイルリスト190に登録されなかった場合は(ステップ434:No)、先頭の2桁が「02」のファイル名データを検索する(ステップ440)。このステップ440では、図27に示す処理が実行される(ステップ442ないしステップ452)。
【0136】
図27に示す処理は、ステップ442において、先頭に「02」を有するファイルを検索する以外は、図26に示した処理と同一であり、ステップ448において、先頭に「02」を有するファイル名データがテンポラリファイルリスト190に登録される。そして、テンポラリファイルリスト190に登録されたファイル名データがある場合は(ステップ454:Yes)、図25のステップ484において、テンポラリファイルリスト190に登録されているファイル名データの中から1つのファイル名データをランダムに選択し、その選択したファイル名データを再生中ファイル194に登録する。
【0137】
さらに、上記ステップ440における検索によって「02」を先頭に有するファイル名データがテンポラリファイルリスト190に登録されなかった場合は(ステップ454:No)、先頭の1桁が「0」のファイル名データを検索する(ステップ460)。このステップ460では、図28に示す処理が実行される(ステップ462ないしステップ472)。図28に示す処理は、ステップ462において、先頭に「0」を有するファイル名データを検索する以外は、図26および図27に示した処理と同一である。そして、ステップ468においてテンポラリファイルリスト190に登録されたファイル名データがある場合は(ステップ474:Yes)、上記と同様に、その登録されたファイル名データの中から1つのファイル名データをランダムに選択し、再生中ファイル194に登録する(ステップ484)。
【0138】
そして、上記ステップ460における検索によって「0」を先頭に有するファイル名データがテンポラリファイルリスト190に登録されなかった場合は(ステップ474:No)、1桁目の「0」に対応する親ジャンルに属するファイル名データの中から1つのファイル名データをランダムに選択し、再生中ファイル194に登録する(ステップ478、ステップ480:Yes、ステップ484)。
たとえば、「0」で示されるジャンルは、演歌一般(A)であるから(図14(B))、その親ジャンルである演歌冬B(1)(図15(B))に属するファイル名データの中から1つのファイル名データをランダムに選択し、再生中ファイル194に登録する(ステップ478、ステップ480:Yes、ステップ、484)。
つまり、背景映像ファイルテーブル100の中から先頭に「1」を有するファイル名データをテンポラリファイルリスト190に登録し、その中から1つのファイル名データをランダムに選択し、再生中ファイル194に登録する。
【0139】
なお、親ジャンルに属するファイル名データを検索できなかった場合は(ステップ480:No)、エラー表示を行って再生を停止させる(ステップ482)。たとえば、DVDプレーヤ6、または、コマンダ20の前面パネルに設けられたエラー表示用のLED(図示省略)を点灯させたり、エラーメッセージを液晶表示する。または、モニタ12,14に「指定された背景映像が記憶されていませんので、そのままお待ちください。」などのメッセージ映像を表示する。
【0140】
以上のように、本第3実施形態のDVDプレーヤ6によれば、再生を指定した背景映像の検索を実行しながら、再生指示時間を満たすことができる背景映像を検索できる。
なお、図26に示すステップ424の次に、再生指示時間tとテンポラリ設定再生時間TAとの差(t−TA)を演算するステップ425を設け、ステップ426の判定内容を、その差が所定値を超えていない場合は、ステップ428へ進む内容に変更することもできる。
つまり、上記差がカラオケをする者が気にならない程度に小さいかを判定し、小さい場合は、そのまま第1テンポラリファイルリスト190に登録する。
この場合、図27および図28に示す処理についても、図26と同一の変更を行う。これらの変更が行われた各ステップを有する図26ないし図28に示す処理が請求項3に記載の再生手段の一部として機能する。
【0141】
また、上記第1実施形態における図23に示す単純分割処理のステップ352を図29のステップ352に示すように、再生ファイル検索対象となっている再生指示データの1つ前の順序の再生指示データを空き登録領域に複写する処理内容に変更することもできる。たとえば、上記第1実施形態では、再生指示テーブル90(図10(A))に示す4番目の再生指示データ「G024」が再生ファイル検索対象となっているから、その1つ前の3番目の再生指示データ「G094」を空き登録領域である新たな5番目の登録領域に登録する(図11(D))。
【0142】
つまり、再生ファイル検索対象となっている再生指示データの1つ前に登録されている再生指示データのジャンルは、再生ファイル検索対象となっている再生指示データのジャンルと同一または類似の場合が多いため、再生ファイル検索対象となっている再生指示データの1つ前に登録されている再生指示データを空き登録領域に登録することにより、再生ファイル検索対象となっている再生指示データと同一または類似のジャンルの背景映像を連続で再生することができる。
たとえば、図11(B)に示すように、4番目の「G024」のジャンルと類似するジャンルに対応する「G029」を5番目に登録することにより、類似のジャンルの背景映像を連続で再生できる。
【0143】
なお、再生ファイル検索対象となっている再生指示データの1つ後に登録されている再生指示データを空き登録領域に登録する構成にすることもできる。たとえば、再生指示テーブル90(図10(A))の5番目の再生指示データ「G050」を新たな5番目の登録領域に登録する。また、再生ファイル検索対象となっている再生指示データの前後に2つ以上離れている再生指示データを空き登録領域に登録する構成でもよい。
【0144】
ところで、上記各実施形態では、図7(D)に示す再生方法指示コマン160に示されるスケジューリングにしたがって背景映像を再生する場合を説明したが、図7(E)に示す再生方法指示コマン170、または、同図(F)に示す再生方法指示コマン180により、背景映像の再生方法が指示される場合も、再生方法指示コマン160の場合と同様に、CPU45およびCPU64により、上記各ステップが実行され、指定時間に対して実際の再生時間に過不足がある状態を解消できる。
【0145】
また、上記各実施形態では、実際の再生時間が不足している部分で背景映像を再生する構成を説明したが、上記不足している部分を前に詰めて、不足している分を最後に再生したり、途中で再生したりする構成にすることもできる。
また、実際の再生時間が、指定された再生時間より、かなり長い場合(たとえば、ストーリー性のある背景映像などの場合)は、指定された再生時間で再生が終了すると、かえって興ざめする場合がある。
そこで、そのような場合に、実際の再生時間が指定された再生時間に近い背景映像を選択し、その選択された背景映像を再生する構成にすることもできる。
なお、上記各実施形態では、本発明の映像再生装置としてカラオケ装置に備えられたDVDプレーヤを代表に説明したが、カラオケ装置以外に用いられるDVDプレーヤ、CD−ROMプレーヤなどにも適用することもできる。
【0146】
ところで、CPU45により実行されるステップ200およびステップ216(図19)と、CPU64により実行されるステップ202からステップ214(図20)と、ステップ218からステップ504(図21)とが、請求項1ないし請求項に記載の再生手段として共通に機能する。
また、CPU64により実行されるステップ302からステップ331(図22)と、ステップ332からステップ356(図23)とが請求項1に記載の再生手段の一部として機能する。
【0147】
さらに、CPU64により実行されるステップ360からステップ404(図24)が請求項2に記載の再生手段の一部として機能する。
た、コマンダ20、アンプ16およびスピーカ13,13が、請求項に記載の楽曲情報再生手段に相当する。
【0148】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、映像の再生時間を指定した場合に、実際に再生できる時間が、指定した再生時間に対して不足している場合であっても、その不足している時間分、映像が再生されないということが生じない映像再生装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施形態のカラオケ装置の外観説明図である。
【図2】 (A)は、カラオケ装置に備えられたコマンダの前面パネルの説明図であり、(B)は、コマンダの背面パネルの説明図である。
【図3】 コマンダの制御系の構成をブロックで示す説明図である。
【図4】 DVDプレーヤの構成および機能をブロックで示す説明図である。
【図5】 カラオケ装置に備えられた送信器の説明図である。
【図6】 (A)は曲データの主要構成をブロックで示す説明図であり、(B)は再生開始コマンドの構成を表す説明図であり、(C)は再生停止コマンドの構成を表す説明図である。
【図7】 (D)はジャンルおよびキーワードにより背景映像の再生方法を指示する再生方法指示コマンドの構成を示す説明図であり、(E)は番組番号により番組情報を示す背景映像を指示する再生方法指示コマンドの構成を示す説明図であり、(F)はジャンルおよびキーワードと、番組番号とにより、ジャンルおよびキーワードにより特定される背景映像、および番組番号により特定される背景映像を混在させて指示する再生方法指示コマンドの構成を示す説明図である。
【図8】 図9(A)に示す再生指示テーブル90に登録された再生スケジュールを時系列で示す説明図である。
【図9】 (A)は再生方法指示コマンド160により示される再生指示データおよび再生指示時間データが登録された再生指示テーブルの構成を示す説明図であり、(B)は再生方法指示コマンド170により示される再生指示データおよび再生指示時間データが登録された再生指示テーブルの構成を示す説明図であり、(C)は再生方法指示コマンド180により示される再生指示データおよび再生指示時間データが登録された再生指示テーブルの構成を示す説明図である。
【図10】 (A)および(B)は、本発明第1実施形態で用いる再生指示テーブルの構成を示す説明図であり、(C)および(D)は、本発明第2実施形態で用いる再生指示テーブルの構成を示す説明図である。
【図11】 (A)および(B)は、再生時間の不足分を類似ジャンルの背景映像により補う場合を説明する再生指示テーブルの説明図であり、(C)および(D)は、再生時間の不足分を前に再生した背景映像と同じジャンルの背景映像により補う場合を説明する再生指示テーブルの説明図である。
【図12】 (A)および(B)は、本発明第3実施形態で用いる再生指示テーブルの構成を示す説明図である。
【図13】 背景映像ファイルテーブルの構成を示す説明図である。
【図14】 (A)は番組情報ファイルテーブルの構成を示す説明図であり、(B)は親ジャンルテーブルの構成を示す説明図である。
【図15】 (A)はジャンルキーワード数値のビット構成を示す説明図であり、(B)はジャンル名、数値および分類との対応関係を示す説明図である。
【図16】 (A)はジャンルAと第1キーワードとの対応関係を示す説明図であり、(B)はジャンルAと第1キーワードとの対応関係を示す説明図である。
【図17】 (A)は第1キーワード「港/船」に対する第2キーワードの割り当てを示す説明図であり、(B)は第1キーワード「田舎」に対する第2キーワードの割り当てを示す説明図であり、(C)は第1キーワード「雑踏」に対する第2キーワードの割り当てを示す説明図である。
【図18】 番組情報の割り当てを示す説明図である。
【図19】 本発明第1実施形態のCPU45により実行される選曲から予約曲の再生までの制御内容を示すフローチャートである。
【図20】 本発明第1実施形態のCPU64により実行されるコマンド解析タスクを示すフローチャートである。
【図21】 本発明第1実施形態のCPU64により実行されるDVD再生タスクを示すフローチャートである。
【図22】 本発明第1実施形態のCPU64により実行される再生ファイル検索の処理内容を示すフローチャートである。
【図23】 図22のステップ330で実行される単純分割処理の内容を示すフローチャートである。
【図24】 本発明第2実施形態においてCPU64により図22のステップ330で実行される等分割処理の内容を示すフローチャートである。
【図25】 本発明第実施形態のCPU64により実行される再生ファイル検索の処理内容を示すフローチャートである。
【図26】 図25に示すステップ420で実行される3桁比較の処理内容を示すフローチャートである。
【図27】 図25に示すステップ440で実行される2桁比較の処理内容を示すフローチャートである。
【図28】 図25に示すステップ460で実行される1桁比較の処理内容を示すフローチャートである。
【図29】 図23のステップ352の変更例を示すフローチャートである。
【図30】 (A)から(C)は、それぞれ本発明第1および第2実施形態で用いる第1テンポラリファイルリスト、第2テンポラリファイルリスト、再生中ファイルの構成を示す説明図であり、(D)は本発明第2実施形態で用いるテンポラリ再生指示時間登録ファイルの構成を示す説明図であり、(E)から(G)は、それぞれ本発明第3実施形態で用いるテンポラリファイルリスト、再生中ファイル、テンポラリ設定再生時間登録ファイルの構成を示す説明図である。
【図31】 モニタ12の表示画面を説明する説明図である。
【図32】 (A)は、AからHの8個の背景映像の再生順序と、各背景映像に対して指示された再生時間(単位:秒)とを時系列で示す説明図であり、(B)は、再生順序と、各背景映像の実際に再生できる時間(単位:秒)とを時系列で示す説明図である。
【符号の説明】
6 DVDプレーヤ
10 カラオケ装置
15 通信ケーブル
16 アンプ
20 コマンダ
45,64 CPU
60 映像管理テーブル用メモリ
61A,62A DVD
90 再生指示テーブル
100 背景映像ファイルテーブル
130 曲データ
140 再生開始コマンド
150 再生停止コマンド
160 再生方法指示コマンド
t 再生指示時間データ
T 設定再生時間データ

Claims (9)

  1. 映像を示す映像情報が記憶された映像情報記憶手段と、楽曲情報が再生される際に前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報再生する再生手段とが備えられた映像再生装置において、
    前記映像情報記憶手段には、
    前記楽曲のジャンルを特定するジャンル特定情報と前記映像の内容を特定する情報とからなるジャンルキーワードと、このジャンルキーワードにより特定される映像を示す像情報と、この映像情報の生時間を示す再生時間情報とを対応付けてなる組が複数組記憶されており、
    前記再生手段は、
    前記ジャンルキーワードと、そのジャンルキーワードにより特定される映像情報(以下、特定映像情報という)を再生する再生順序と、前記特定映像情報生すべき時間を指定する指定時間とからなる組を複数組有する再生スケジュールが指示された際に、前記指定時間に対してその指定時間と同じ組の特定映像情報が前記映像情報記憶手段において対応付けられた再生時間情報により示される再生時間が不足しているか否かの判定を前記指示された再生スケジュールの各組について実行し、前記再生スケジュールの各組のうち所定の組に対する前記判定で肯定判定された場合に、前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中から前記不足している時間以上の再生時間を示す再生時間情報に対応付けられた映像情報を選択し、この選択した映像情報を前記所定の組の特定映像情報に代えて再生するものであることを特徴とする映像再生装置。
  2. 映像を示す映像情報が記憶された映像情報記憶手段と、楽曲情報が再生される際に前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報再生する再生手段とが備えられた映像再生装置において、
    前記映像情報記憶手段には、
    前記楽曲のジャンルを特定するジャンル特定情報と前記映像の内容を特定する情報とからなるジャンルキーワードと、このジャンルキーワードにより特定される映像を示す像情報と、この映像情報の生時間を示す再生時間情報とを対応付けてなる組が複数組記憶されており、
    前記再生手段は、
    前記ジャンルキーワードと、そのジャンルキーワードにより特定される映像情報(以下、特定映像情報という)を再生する再生順序と、前記特定映像情報生すべき時間を指定する指定時間とからなる組を複数組有する再生スケジュールが指示された際に、前記指定時間に対してその指定時間と同じ組の特定映像情報が前記映像情報記憶手段において対応付けられた再生時間情報により示される再生時間が不足しているか否かの判定を前記指示された再生スケジュールの各組について実行し、前記再生スケジュールの各組のうち所定の組に対する前記判定で肯定判定された場合に、前記所定の組において指定されている指定時間を複数の時間に分割し、その分割された時間以上の再生時間を示す再生時間情報に対応付けられた映像情報を前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中からそれぞれ選択し、これらの選択された映像情報を前記所定の組の特定映像情報に代えて再生するものであることを特徴とする映像再生装置。
  3. 映像を示す映像情報が記憶された映像情報記憶手段と、楽曲情報が再生される際に前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報再生する再生手段とが備えられた映像再生装置において、
    前記映像情報記憶手段には、
    前記楽曲のジャンルを特定するジャンル特定情報と前記映像の内容を特定する情報とからなるジャンルキーワードと、このジャンルキーワードにより特定される映像を示す像情報と、この映像情報の生時間を示す再生時間情報とを対応付けてなる組が複数組記憶されており、
    前記再生手段は、
    前記ジャンルキーワードと、そのジャンルキーワードにより特定される映像情報(以下、特定映像情報という)を再生する再生順序と、前記特定映像情報生すべき時間を指定する指定時間とからなる組を複数組有する再生スケジュールが指示された際に、前記指定時間と、その指定時間と同じ組の特定映像情報が前記映像情報記憶手段において対応付けられた再生時間情報により示される再生時間との差を求める演算を前記指示された再生スケジュールの各組について実行し、前記再生スケジュールの各組のうち所定の組に対する前記演算において、前記差が所定の時間を超える演算結果が出た場合に、前記差が所定の時間以下となる再生時間を示す再生時間情報に対応付けられた映像情報を前記映像情報記憶手段に記憶された映像情報の中から選択し、この選択した映像情報を前記所定の組の特定映像情報に代えて再生するものであることを特徴とする映像再生装置。
  4. 前記再生手段は、
    前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中から選択する映像情報を前記所定の組の特定映像情報と同じジャンル特定情報を含むジャンルキーワードにより特定される映像情報の中から選択するものであることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の映像再生装置。
  5. 前記再生手段は、
    前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中から選択する映像情報として、前記所定の組の特定映像情報が再生される前記再生順序の前後のいずれかの再生順序で再生される映像情報を選択するものであることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の映像再生装置。
  6. 前記ジャンル特定情報と、前記ジャンルと関連するジャンルを特定するジャンル特定情報(以下、関連ジャンル特定情報という)の複数とが対応付けて記憶されたジャンルテーブルを備え、
    前記映像情報記憶手段には、
    前記関連ジャンル特定情報と前記映像の内容を特定する情報とからなるジャンルキーワードと、このジャンルキーワードにより特定される映像を示す映像情報と、この映像情報の再生時間を示す再生時間情報とを対応付けてなる組がさらに複数組記憶されており、
    前記再生手段は、
    前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中から選択する映像情報が、前記所定の組におけるジャンルキーワードに含まれるジャンル特定情報と同じジャンル特定情報を含むジャンルキーワードにより特定された映像情報の中に存在しない場合に、前記所定の組におけるジャンルキーワードに含まれるジャンル特定情報により特定されるジャンルと関連するジャンルを特定する関連ジャンル特定情報を前記ジャンルテーブルから選択し、その選択した関連ジャンル特定情報を含むジャンルキーワードにより特定された映像情報を前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中から選択するものであることを特徴とする請求項に記載の映像再生装置。
  7. 前記再生手段は、
    前記選択した映像情報を前記所定の組の再生順序以外の再生順序で再生することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1つに記載の映像再生装置。
  8. 前記映像情報は、前記映像情報記憶手段にMPEG規格により記憶されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の映像再生装置。
  9. 請求項1ないし請求項のいずれか1つに記載の映像再生装置と、前記楽曲情報を再生する楽曲情報再生手段とが備えられたことを特徴とする楽音再生装置。
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