JPH10326098A - 映像再生装置 - Google Patents

映像再生装置

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JPH10326098A
JPH10326098A JP9150198A JP15019897A JPH10326098A JP H10326098 A JPH10326098 A JP H10326098A JP 9150198 A JP9150198 A JP 9150198A JP 15019897 A JP15019897 A JP 15019897A JP H10326098 A JPH10326098 A JP H10326098A
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Hideto Matsumoto
秀人 松本
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Brother Industries Ltd
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 背景映像の実際の再生時間が、再生時間を指
定する指定時間に対して不足している場合に、その不足
している間、背景映像が再生されない事態を回避できる
映像再生装置を実現する。 【解決手段】 ステップ334では実際の再生時間を示
す設定再生時間データTおよび指定した再生時間を示す
再生指示時間データtを読出し、ステップ336で設定
再生時間Tが再生指示時間tに不足しないかを判定す
る。不足する場合は、ステップ338で第1テンポラリ
ファイルリストからファイル名を消去する。そして、ス
テップ346において第1テンポラリファイルリストに
登録されたファイル名から1つのファイル名を選択し、
再生中ファイルに登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、映像を再生する
映像再生装置であって、歌詞を示す歌詞テロップと、こ
の歌詞テロップの背景に表示する背景映像とをモニタテ
レビに表示してカラオケを行うカラオケ装置において上
記背景映像を再生する装置として好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記カラオケ装置としては、たと
えば、曲データを保有するサーバーから通信回線を介し
て曲データを受信し、この受信した曲データを再生す
る、いわゆる通信カラオケ装置が知られている。この通
信カラオケ装置には、選曲、曲データの受信および再生
などを行う曲データ再生装置、曲の演奏およびマイクミ
キシングなどを行うアンプ、このアンプから出力される
信号を音として再生するスピーカ、背景映像を再生する
動画プレーヤ、歌詞テロップおよび背景映像を表示する
モニタテレビ、マイクロフォンなどが備えられている。
【0003】動画プレーヤには、複数の背景映像が記憶
されたCD−ROMが複数枚(たとえば、4枚)内蔵さ
れており、1つの背景映像の再生時間は、背景映像によ
って異なるが、たとえば、30秒である。また、各背景
映像は、それぞれ演歌、ポップスなど、曲のジャンルと
対応付けて記憶されており、各背景映像には、ジャンル
を示すジャンルデータが付されている。たとえば、港に
停泊する船を映した映像の中に和服の女性が登場する背
景映像や、同じく港に停泊する船を映した映像中に男女
が登場する背景映像などには、それぞれ「演歌一般」と
いうジャンルを示すジャンルデータが付されている。ま
た、曲データは、曲の演奏部分を示す演奏データ、歌詞
テロップを示す歌詞テロップデータ、曲のジャンルを示
すジャンルデータなどから構成されており、演奏データ
は、MIDI(Musical Instrument Digital Interfac
e)データで構成されている。
【0004】そして、上記構成のカラオケ装置では、動
画プレーヤは、曲データに含まれるジャンルデータに対
応するジャンルデータが付された複数の背景映像の中か
ら1つの背景映像を乱数によりランダムに選択して再生
する。この動画プレーヤにより再生された背景映像は、
モニタテレビに表示される。動画プレーヤは、背景映像
の選択および再生を曲の演奏が終了するまで繰り返し実
行する。たとえば、演奏する曲の再生時間が4分であ
り、1つの背景映像の再生時間が30秒であるとする
と、上記選択および再生を同一ジャンルにおいて8回繰
り返し、計8個の背景映像が順次モニタテレビに表示さ
れる。
【0005】また、曲データ再生装置は、選曲された曲
を示す曲データをサーバーから受信し、この受信した曲
データに含まれる演奏データをMIDI音源に書込み、
MIDI音源から発生する信号は、アンプおよびスピー
カにより再生される。さらに、曲データ再生装置は、曲
データに含まれる歌詞テロップデータを映像信号に変換
し、この変換された映像信号は、モニタテレビに歌詞テ
ロップとして表示される。
【0006】ところで、上記従来の動画プレーヤは、再
生できる背景映像の数が少ないため、同じジャンルの曲
を繰り返し歌ううちに、同じ背景映像が再生され、カラ
オケをする者が飽きるという問題があった。また、背景
映像は、演歌、ポップスというように、大まかなジャン
ルに分けられており、そのジャンルの中でランダムに選
択され、再生されているため、必ずしも曲のイメージお
よび進行に合った背景映像が再生されるとは限らなかっ
た。そこで、DVD(Digital Video Disk)などの大容
量記憶媒体を用いて従来より多くの背景映像を記憶させ
ることが考えられている。そして、ジャンルを細分化
し、そのジャンルに属する背景映像を再生する順序およ
び再生時間を曲データごとに指定するスケジューリング
を行うことが考えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そのスケジューリング
の一例を図32に示す。同図(A)は、AからHの8個
の背景映像の再生順序と、各背景映像に対して指示され
た再生時間(単位:秒)とを時系列で示す説明図であ
り、同図(B)は、AからHの8個の背景映像の再生順
序と、各背景映像の実際に再生できる時間(単位:秒)
とを時系列で示す説明図である。同図に示すように、4
番目に再生されるDの背景映像に対して指示された再生
時間(以下、再生指示時間と称する)が30秒であるの
に対し、Dの実際に再生できる時間(以下、実再生時間
と称する)は20秒であり、再生指示時間に対して実再
生時間が10秒不足しているため、Dの背景映像の再生
が終了した時点から次のEの背景映像の再生が開始する
までの10秒間、背景映像が再生されないという事態が
発生する。つまり、背景映像を再生するためのスケジュ
ーリングを行った場合に、実再生時間が再生指示時間に
対して不足し、その不足している時間分、背景映像が再
生されないため、カラオケをする者が興ざめするという
問題がある。
【0008】そこで、本発明は、映像の再生時間を指定
した場合に、実際に再生できる時間が、指定した再生時
間に対して不足している場合であっても、その不足して
いる時間分、映像が再生されないということが生じない
映像再生装置を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、映像を示す映
像情報が記憶された映像情報記憶手段と、楽曲情報が再
生される際に前記映像情報記憶手段に記憶されている映
像情報の中から所定の映像情報を選択し、その選択した
映像情報を再生する再生手段とが備えられた映像再生装
置において、前記映像情報記憶手段には、前記楽曲のジ
ャンルごとに設定された複数の映像を示す複数の映像情
報と、これらの複数の映像情報のそれぞれの再生時間を
示す再生時間情報とが、それぞれ対応付けられて記憶さ
れており、前記再生手段は、再生すべき複数の映像情報
と、これらの映像情報を再生する順序と、それらの映像
情報をそれぞれ再生すべき時間を指定する指定時間とが
指示された際に、その指定時間と、前記指示された映像
情報に対応付けられた再生時間情報により示される再生
時間とを比較する演算を前記指示された複数の映像情報
のそれぞれについて実行し、所定の映像情報について、
前記指示された映像情報に対応付けられた再生時間情報
により示される再生時間が前記指定時間に対して不足し
ているという演算結果が出た場合に、前記映像情報記憶
手段に記憶されている映像情報の中から前記不足してい
る時間以上の再生時間を示す再生時間情報に対応付けら
れた映像情報を選択し、この選択した映像情報を所定の
順序で再生するものであるという技術的手段を採用す
る。
【0010】請求項2に記載の発明では、映像を示す映
像情報が記憶された映像情報記憶手段と、楽曲情報が再
生される際に前記映像情報記憶手段に記憶されている映
像情報の中から所定の映像情報を選択し、その選択した
映像情報を再生する再生手段とが備えられた映像再生装
置において、前記映像情報記憶手段には、前記楽曲のジ
ャンルごとに設定された複数の映像を示す複数の映像情
報と、これらの複数の映像情報のそれぞれの再生時間を
示す再生時間情報とが、それぞれ対応付けられて記憶さ
れており、前記再生手段は、再生すべき複数の映像情報
と、これらの映像情報を再生する順序と、それらの映像
情報をそれぞれ再生すべき時間を指定する指定時間とが
指示された際に、その指定時間と、前記指示された映像
情報に対応付けられた再生時間情報により示される再生
時間とを比較する演算を前記指示された複数の映像情報
のそれぞれについて実行し、所定の映像情報について、
前記指示された映像情報に対応付けられた再生時間情報
により示される再生時間が前記指定時間に対して不足し
ているという演算結果が出た場合に、前記所定の映像情
報について指定される指定時間を複数の時間に分割し、
その分割された時間以上の再生時間を示す再生時間情報
に対応付けられた映像情報を前記映像情報記憶手段に記
憶されている映像情報の中からそれぞれ選択し、これら
の選択された映像情報を前記所定の映像情報に代えて再
生するものであるという技術的手段を採用する。
【0011】請求項3に記載の発明では、映像を示す映
像情報が記憶された映像情報記憶手段と、楽曲情報が再
生される際に前記映像情報記憶手段に記憶されている映
像情報の中から所定の映像情報を選択し、その選択した
映像情報を再生する再生手段とが備えられた映像再生装
置において、前記映像情報記憶手段には、前記楽曲のジ
ャンルごとに設定された複数の映像を示す複数の映像情
報と、これらの複数の映像情報のそれぞれの再生時間を
示す再生時間情報とが、それぞれ対応付けられて記憶さ
れており、前記再生手段は、再生すべき複数の映像情報
と、これらの映像情報を再生する順序と、それらの映像
情報をそれぞれ再生すべき時間を指定する指定時間とが
指示された際に、その指定時間と、前記指示された映像
情報に対応付けられた再生時間情報により示される再生
時間との差を求める演算を前記指示された複数の映像情
報のそれぞれについて実行し、所定の映像情報につい
て、前記指示された映像情報に対応付けられた再生時間
情報により示される再生時間が前記指定時間に対して不
足しているという演算結果が出た場合に、前記指定時間
以上の再生時間を示す再生時間情報に対応付けられた映
像情報を前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情
報の中から選択し、この選択した映像情報を前記所定の
映像情報に代えて再生するものであるという技術的手段
を採用する。
【0012】請求項4に記載の発明では、映像を示す映
像情報が記憶された映像情報記憶手段と、楽曲情報が再
生される際に前記映像情報記憶手段に記憶されている映
像情報の中から所定の映像情報を選択し、その選択した
映像情報を再生する再生手段とが備えられた映像再生装
置において、前記映像情報記憶手段には、前記楽曲のジ
ャンルごとに設定された複数の映像を示す複数の映像情
報と、これらの複数の映像情報のそれぞれの再生時間を
示す再生時間情報とが、それぞれ対応付けられて記憶さ
れており、前記再生手段は、再生すべき複数の映像情報
と、これらの映像情報を再生する順序と、それらの映像
情報をそれぞれ再生すべき時間を指定する指定時間とが
指示された際に、その指定時間と、前記指示された映像
情報に対応付けられた再生時間情報により示される再生
時間との差を求める演算を前記指示された複数の映像情
報のそれぞれについて実行し、所定の映像情報につい
て、前記差が所定の時間を超える演算結果が出た場合
に、前記差が所定の時間以下となる再生時間を示す再生
時間情報に対応付けられた映像情報を前記映像情報記憶
手段に記憶された映像情報の中から選択し、この選択し
た映像情報を前記所定の映像情報に代えて再生するもの
であるという技術的手段を採用する。
【0013】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項4のいずれか1つに記載の映像再生装置におい
て、前記再生手段は、前記映像情報記憶手段に記憶され
ている映像情報の中から選択する映像情報を前記所定の
映像と同じジャンルの映像情報の中から選択するもので
あるという技術的手段を採用する。
【0014】請求項6に記載の発明では、請求項1ない
し請求項5のいずれか1つに記載の映像再生装置におい
て、前記再生手段は、前記映像情報記憶手段に記憶され
ている映像情報の中から選択する映像情報として、前記
所定の映像情報が再生される順序の前後のいずれかの順
序で再生される映像情報を選択するものであるという技
術的手段を採用する。
【0015】請求項7に記載の発明では、請求項5に記
載の映像再生装置において、前記再生手段は、前記映像
情報記憶手段に記憶されている映像情報の中から選択す
る映像情報が、前記指示された映像と同じジャンルの映
像情報の中に存在しない場合に、前記ジャンルに類似す
るジャンルの映像情報を前記映像情報記憶手段に記憶さ
れている映像情報の中から選択するものであるという技
術的手段を採用する。
【0016】請求項8に記載の発明では、請求項1ない
し請求項7のいずれか1つに記載の映像再生装置におい
て、前記映像情報記憶手段に記憶された複数の映像情報
には、前記ジャンルを特定するジャンル特定情報と、前
記映像の内容を特定する内容特定情報と、前記映像情報
の再生時間を示す再生時間情報とが、それぞれ対応付け
られてなるという技術的手段を採用する。
【0017】請求項9に記載の発明では、請求項7に記
載の映像再生装置において、前記映像情報記憶手段に
は、前記ジャンルごとに複数の映像情報が記憶されてお
り、前記ジャンルに類似するジャンルの映像情報は、前
記複数のジャンル映像の中の所定の映像情報であるとい
う技術的手段を採用する。
【0018】請求項10に記載の発明では、請求項1な
いし請求項9のいずれか1つに記載の映像再生装置にお
いて、前記映像情報は、前記映像情報記憶手段にMPE
G規格により記憶されてなるという技術的手段を採用す
る。
【0019】請求項11に記載の発明では、請求項1な
いし請求項10のいずれか1つに記載の映像再生装置
と、前記楽曲情報を再生する楽曲情報再生手段とが備え
られた楽音再生装置という技術的手段を採用する。
【0020】
【作用】請求項1に記載の発明では、映像を示す映像情
報が記憶された映像情報記憶手段には、楽曲のジャンル
ごとに設定された複数の映像を示す複数の映像情報と、
これらの複数の映像情報のそれぞれの再生時間を示す再
生時間情報とが、それぞれ対応付けられて記憶されてい
る。つまり、映像情報と、その映像情報の再生時間を示
す再生時間情報とを対応付けて映像情報記憶手段に記憶
させておくことにより、映像情報記憶手段から所定の映
像情報を読出す際に、その映像情報の再生時間を知るこ
とができる。
【0021】また、楽曲情報が再生される際に映像情報
記憶手段に記憶されている映像情報の中から所定の映像
情報を選択し、その選択した映像情報を再生する再生手
段は、再生すべき複数の映像情報と、これらの映像情報
を再生する順序と、それらの映像情報をそれぞれ再生す
べき時間を指定する指定時間とが指示された際に、その
指定時間と、上記指示された映像情報に対応付けられた
再生時間情報により示される再生時間との差を求める演
算を上記指示された複数の映像情報のそれぞれについて
実行する。つまり、再生手段は、再生を指定された映像
情報に指定された再生時間と、その映像情報の実際に再
生可能な時間とを差を求める演算を指定された複数の映
像情報のそれぞれについて実行する。
【0022】そして、再生手段は、所定の映像情報につ
いて上記指示された映像情報に対応付けられた再生時間
情報により示される再生時間が上記指定時間に対して不
足しているという演算結果が出た場合に上記映像情報記
憶手段に記憶されている映像情報の中から上記不足して
いる時間以上の再生時間を示す再生時間情報に対応付け
られた映像情報を選択し、この選択した映像情報を所定
の順序で再生する。つまり、指定した映像情報の実際の
再生時間が、指定した再生時間に対して不足している場
合は、その不足している時間以上の再生時間の映像情報
を所定の順序で再生する。これにより、上記不足してい
る時間分、映像情報が再生されないという事態を回避で
きる。
【0023】また、請求項2に記載の発明では、上記再
生手段は、上記演算結果が出た場合に、上記所定の映像
情報について指定される指定時間を複数の時間に分割
し、その分割された時間以上の再生時間を示す再生時間
情報に対応付けられた映像情報を上記映像情報記憶手段
に記憶されている映像情報の中からそれぞれ選択し、こ
れらの選択された映像情報を上記所定の映像情報に代え
て再生する。つまり、指定した再生時間を複数の時間に
分割することにより、指定した再生時間をその時間より
短い時間の集まりに変更し、その分割された時間以上の
再生時間の映像情報をそれぞれ選択し、これらの選択さ
れた映像情報を上記指定した映像情報に代えて再生す
る。
【0024】たとえば、後述する発明の実施の形態に記
載するように、指定時間が30秒であるのに対し、実際
の再生時間が20秒である場合は、指定時間の30秒を
1/2の15秒と15秒に分割し、15秒以上再生でき
る背景映像を2個選択して連続再生する。これにより、
上記不足している時間分、映像情報が再生されないとい
う事態を回避できる。
【0025】さらに、請求項3に記載の発明では、上記
再生手段は、上記演算結果が出た場合に、上記指定時間
以上の再生時間を示す再生時間情報に対応付けられた映
像情報を上記映像情報記憶手段に記憶されている映像情
報の中から選択し、この選択した映像情報を上記所定の
映像情報に代えて再生する。つまり、指定した映像情報
の実際の再生時間が、指定した再生時間に対して不足し
ている場合は、指定した再生時間以上の再生時間の映像
情報を上記指定した映像情報に代えて再生する。これに
より、上記不足している時間分、映像情報が再生されな
いという事態を回避できる。
【0026】また、請求項4に記載の発明では、上記再
生手段は、再生すべき複数の映像情報と、これらの映像
情報を再生する順序と、それらの映像情報をそれぞれ再
生すべき時間を指定する指定時間とが指示された際に、
その指定時間と、上記指示された映像情報に対応付けら
れた再生時間情報により示される再生時間との差を求め
る演算を上記指示された複数の映像情報のそれぞれにつ
いて実行する。そして、上記再生手段は、所定の映像情
報について、上記差が所定の時間を超える演算結果が出
た場合に、上記差が所定の時間以下となる再生時間を示
す再生時間情報に対応付けられた映像情報を上記映像情
報記憶手段に記憶された映像情報の中から選択し、この
選択した映像情報を上記所定の映像情報に代えて再生す
る。
【0027】つまり、ある指定された映像情報について
指定した再生時間と、実際の再生時間とに差がある場
合、たとえば、指定した再生時間よりも実際の再生時間
の方が短い場合は、次の映像情報が再生されるまでの
間、映像情報が再生されない事態が発生する。また、指
定した再生時間よりも実際の再生時間の方が長い場合
は、映像が半端な箇所で途切れるおそれがある。そし
て、上記差が映像を見る者にとって目立たないほど小さ
い場合は、それほど違和感がないが、差が上記所定の時
間を超えて大きくなると、違和感が発生する。そこで、
そのような大きな差が発生する映像情報が指定された場
合は、その映像情報に代えて上記大きな差のない映像情
報を再生する。
【0028】さらに、請求項5に記載の発明では、上記
再生手段は、上記映像情報記憶手段に記憶されている映
像情報の中から選択する映像情報を上記所定の映像と同
じジャンルの映像情報の中から選択する。つまり、上記
所定の映像と同じジャンルの映像情報を選択することに
より、同じジャンルの映像情報を続けて再生できるた
め、映像を見る者に違和感が発生するおそれがない。
【0029】特に、上記映像情報記憶手段に記憶されて
いる映像情報の中から選択する映像情報が、上記指示さ
れた映像と同じジャンルの映像情報の中に存在しない場
合は、請求項7に記載の発明のように、上記ジャンルに
類似するジャンルの映像情報を上記映像情報記憶手段に
記憶されている映像情報の中から選択する。これによ
り、異なるジャンルから選択する場合よりも、映像を見
る者に違和感が発生するおそれを少なくすることができ
る。
【0030】また、上記ジャンルに類似するジャンルの
映像情報は、請求項9に記載の発明のように、上記映像
情報記憶手段に上記ジャンルごとに複数の映像情報が記
憶されている場合の、それら複数のジャンル映像の中の
所定の映像情報である。
【0031】さらに、請求項6に記載の発明では、上記
映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中から選
択する映像情報として、上記所定の映像情報が再生され
る順序の前後のいずれかの順序で再生される映像情報を
選択する。つまり、再生される複数の映像情報は、同一
または類似のジャンルである場合が多いため、上記所定
の映像情報が再生される順序の前後のいずれかの順序で
再生される映像情報を選択することにより、上記所定の
映像情報と同一または類似のジャンルの映像情報を選択
できる。
【0032】また、請求項8に記載の発明では、上記映
像情報記憶手段に記憶された複数の映像情報には、上記
ジャンルを特定するジャンル特定情報と、上記映像の内
容を特定する内容特定情報と、上記映像情報の再生時間
を示す再生時間情報とが、それぞれ対応付けられてな
る。これにより、たとえば、後述する発明の実施の形態
に記載するように、背景映像をジャンルと、背景映像の
内容を示すキーワードとで特定できるとともに、その背
景映像の実際の再生時間を知ることができる。
【0033】さらに、請求項1ないし請求項9のいずれ
か1つに記載の技術的手段は、請求項10に記載の発明
のように、上記映像情報が上記映像情報記憶手段にMP
EG規格により記憶されてなる映像再生装置に好適に採
用される。つまり、たとえば、後述する発明の実施の形
態に記載するように、背景映像を示す背景映像データを
MPEG2の規格で記憶するDVDは、記憶容量が大き
いがために、従来より多くの背景映像、背景映像を特定
するためのデータおよび実際の再生時間を示すデータな
どを記憶することができるため、背景映像を再生するた
めのスケジューリングを行うことができるからである。
【0034】また、請求項1ないし請求項10のいずれ
か1つに記載の映像再生装置は、請求項11に記載の発
明のように、上記楽曲情報を再生する楽曲情報再生手段
が備えられた楽音再生装置に好適に用いられる。つま
り、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するよ
うに、楽音再生装置たるカラオケ装置では、楽曲情報た
る曲データを再生する際に、背景映像をモニタ画面に表
示するが、その背景映像を再生する映像再生装置たるD
VDプレーヤに上記各技術的手段を採用することによ
り、カラオケをしている最中にモニタ画面に背景映像が
表示されなくなり、カラオケをする者が興ざめするとい
う事態を回避できるからである。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の映像再生装置の一
実施形態について図を参照して説明する。なお、以下の
実施形態では、映像再生装置として、曲データを保有す
るサーバーと通信回線で接続され、そのサーバーから通
信回線を介して曲データを受信して再生する、いわゆる
通信カラオケ装置に用いられる背景映像再生装置を代表
に説明する。また、その背景映像再生装置として、DV
Dを再生するDVDプレーヤを代表に説明する。
【0036】まず、本実施形態のDVDプレーヤが備え
られたカラオケ装置の主要構成について、それを示す図
1を参照して説明する。図1に示すように、カラオケ装
置10には、歌詞を示す歌詞テロップ、歌詞テロップの
背景に表示する背景映像、選曲番号を示す映像などを表
示するモニタテレビ(以下、モニタと略称する)12
と、歌唱者用のモニタ14とが備えられている。また、
カラオケ装置10には、本発明の映像情報たる背景映像
データが記憶されたDVDを再生するDVDプレーヤ6
が備えられている。
【0037】さらに、カラオケ装置10には、楽曲たる
カラオケ用の曲(以下、曲と略称する)の選曲と、選曲
された曲の歌詞テロップおよび曲の演奏部分を示す演奏
データなどから構成される、本発明の楽曲情報たる曲デ
ータの通信ケーブル15を介しての受信、曲の再生の予
約、ならびに、モニタ12,14に表示される映像の切
替え、合成などを行う装置(以下、コマンダと称する)
20と、マイクロフォン17,18とが備えられてい
る。
【0038】また、カラオケ装置10には、マイクロフ
ォン17,18から入力される音声と曲とのミキシン
グ、音声と曲との音量バランス、エコー調整、ディレイ
調整、ミキシング信号の増幅、演奏される曲の音程制御
(キーコントロール)、高音、低音の制御(トーンコン
トロール)などを行うアンプ16と、このアンプ16か
ら出力される増幅信号を音として再生する1組のスピー
カ13,13と、コマンダ20を遠隔操作する送信器7
0とが備えられている。
【0039】次に、コマンダ20の構成および機能につ
いて図2を参照して説明する。図2(A)は、コマンダ
20の前面パネルの説明図であり、同図(B)は、コマ
ンダ20の背面パネルの説明図である。図2(A)に示
すように、コマンダ20の前面パネルには、選曲する曲
の選曲番号の入力などを行うための0〜9のボタンから
なるテンキー21と、選曲を確定するための選曲ボタン
22とが設けられており、テンキー21の上方には、選
曲された曲の選曲番号を6桁の数字でLED表示する選
曲番号表示体23が設けられている。
【0040】また、選曲番号表示体23の左方には、演
奏が予約されている曲の数をLED表示する予約曲数表
示体24が設けられており、その下方には、予約の取消
を行うための取消しボタン25と、演奏を停止させる演
奏停止ボタン26と、歌っている途中で最初から歌い直
すための歌い直しボタン27と、予約曲の間に割り込ん
で予約するための割り込みボタン28とが設けられてい
る。さらに、前面パネルの左上には、送信器70から送
信される光信号を受信する受信部38が設けられてお
り、左下には、コマンダ20の電源を立ち上げる電源ボ
タン39が設けられている。
【0041】また、テンキー21の右方には、演奏のキ
ーを低くするフラットキー29と、キーを標準にする標
準キー30と、キーを高くするシャープキー31とが設
けられており、それらキーの下方には、ボーカルのメロ
ディーラインの音量を設定するボーカルボタン32と、
2コーラス目までを再生する2コーラスカットボタン3
3と、曲の後奏部分をカットする後奏カットボタン34
とが設けられている。さらに、それらボタンの下方に
は、カラオケを行うモードとカラオケを行わないモード
とに切り替えるカラオケ切替ボタン35と、通信ケーブ
ル15を介して入力されるデータを曲データからBG
M、有線放送、テレビ放送などに切り替える入力切替ボ
タン36と、モニタ12,14の表示をサーバーなどが
提供しているサービス情報の表示に切り替えるサービス
ボタン37とが設けられている。
【0042】また、図2(B)に示すように、コマンダ
20の背面パネルには、各地域に設置されたサーバー2
(図3参照)と通信を行うための通信ケーブル15を接
続する通信端子40が設けられており、この通信端子4
0の右側には、DVDプレーヤ6の制御回路63(図4
参照)に接続されたプラグ68を接続するためのコネク
タ69が設けられている。このコネクタ69の右側に
は、DVDプレーヤ6の映像出力端子67(図4参照)
を接続するための映像入力端子58が設けられている。
この映像入力端子58の右側には、モニタ12の映像入
力端子(図示省略)と接続される映像出力端子42と、
モニタ14の映像入力端子(図示省略)と接続される映
像出力端子43とが設けられており、この映像出力端子
43の右側には、アンプ16の音声入力端子と接続する
ための音声出力端子41が設けられている。
【0043】次に、上記コマンダ20の制御系の構成に
ついて図3および図6(A)を参照して説明する。図3
は、コマンダ20の制御系の主要構成をブロックで示す
説明図であり、図6(A)は、曲データの主要構成をブ
ロックで示す説明図である。最初に、曲データの主要構
成について図6(A)を参照して説明する。曲データ1
30は、再生する背景映像の種類や再生順序などの再生
スケジュールを指示する再生方法指示コマンド160、
歌詞テロップ(字幕)を示す歌詞テロップデータ13
2、曲の演奏部分を示す演奏データ133などから構成
される。演奏データ133は、MIDIデータで構成さ
れる。
【0044】次に、コマンダ20の制御系の主要構成に
ついて図3を参照して説明する。コマンダ20には、選
曲、サーバー2に対する曲データ130の送信要求、曲
データ130の受信、DVDプレーヤ6に対する各種コ
マンドの送信、曲の演奏順序の予約、音声制御、映像制
御などをプログラムにしたがって行うCPU45が備え
られている。また、CPU45には、CPU45により
実行されるプログラムなどが記憶されたROM46と、
受信した曲データ130、送信器70から送信されたデ
ータ、選曲された曲の選曲番号を示す選曲番号データ、
予約された曲の選曲番号データなどを一時保存するため
のRAM47とが接続されている。
【0045】また、CPU45には、歌詞テロップを構
成する文字、選曲番号、カラオケ装置10の動作状態な
どを示す文字をモニタ12,14に表示するためのフォ
ントデータが記憶されたフォントROM44と、このフ
ォントROM44から読出され、ビットマップデータに
展開されたデータを一時記憶するビデオRAM48と、
サーバー2から通信ケーブル15および通信端子40を
介して曲データ130を受信するための通信用モデム4
9とが接続されている。さらに、CPU45には、タイ
マ53のカウントにしたがって曲データ130に含まれ
る演奏データ133を構成するMIDIデータをMID
I音源52へ書き込む制御を行うシーケンサ51と、M
IDI音源52から出力される音源信号を入力してアン
プ16により増幅可能な信号に変換する音声制御回路5
0が接続されている。
【0046】また、CPU45には、DVDプレーヤ6
との間でコマンドなどの入出力を行うためのインターフ
ェース59が接続されている。さらに、CPU45に
は、DVDプレーヤ6からインターフェース59を介し
て入力された背景映像信号をモニタ12,14により表
示するための表示信号に変換したり、ビデオRAM48
から出力されるビットマップデータを歌詞テロップに変
換したりする映像制御回路54が接続されている。映像
制御回路54は、モニタ12の表示画面を説明する図3
1に示すように、背景映像300の中に歌詞テロップ3
02がスーパーインポーズされるように制御を行う。ま
た、映像制御回路54は、曲の進行にしたがって歌詞テ
ロップの色を変える制御も行う。
【0047】また、CPU45には、受信部38により
受信された光信号をデジタル信号に変換する変換回路5
5と、制御装置20の前面パネルに設けられた各種ボタ
ンを押したときに点灯するLED、選曲番号表示体23
および予約曲数表示体24へ表示信号を出力する表示回
路56と、上記各種ボタンを押したときに発生するスイ
ッチング信号を入力する入力回路57とが接続されてい
る。
【0048】次に、DVDプレーヤ6の構成および機能
について、それをブロックで示す図4を参照して説明す
る。DVDプレーヤ6には、背景映像を示す背景映像デ
ータが記憶されたDVD61Aから背景映像データを読
出すDVDドライブ61と、同じく背景映像データが記
憶されたDVD62Aから背景映像データを読出すDV
Dドライブ62とが内蔵されている。両DVDドライブ
61、62には、図示しないディスク回転用のモータ、
モータ駆動回路、ディスク面に光線を照射してディスク
に記憶された背景映像データを読取る読取ヘッドなどが
それぞれ設けられている。なお、DVD61AおよびD
VD62Aが、本発明の映像情報記憶手段に相当する。
【0049】また、DVDプレーヤ6には、DVD61
A、62Aから読出された背景映像データを一時記憶す
るバッファメモリ65と、バッファメモリ65から出力
されるMPEGデジタルデータ(背景映像データ)を入
力してアナログの背景映像信号に変換するMPEGデコ
ーダ回路66とが内蔵されている。さらに、DVDプレ
ーヤ6には、DVD61A、DVD62Aから背景映像
データを読出す制御などを行うCPU64を備えた制御
回路63と、映像管理テーブル用メモリ60とが内蔵さ
れている。
【0050】映像管理テーブル用メモリ60には、DV
D61A、62Aに記憶されている背景映像データのフ
ァイル名をジャンルおよびキーワードと対応付けてテー
ブル形式で記憶して管理する背景映像ファイルテーブル
100(図13参照)などが記憶される。背景映像ファ
イルテーブル100などは、DVD61A、または、D
VD62Aに記憶されており、DVDプレーヤ6の電源
が立ち上げられた際に読出され、映像管理テーブル用メ
モリ60に記憶される。なお、DVDプレーヤ6からD
VD61AおよびDVD62Aを除いた構成が、本発明
の再生手段に相当する。
【0051】DVD61AおよびDVD62Aには、そ
れぞれ多く(たとえば、32,000個)の背景映像が
MPEG2ビデオ方式で圧縮されて記憶されている。ま
た、各背景映像は、演歌、ポップスなど、曲のジャンル
別に記憶されており、1つの背景映像の再生時間は背景
映像ごとに異なるが、たとえば、30秒である。ここ
で、MPEGとは、Moving Picture Experts Groupの略
であり、動画像およびこれに関連するオーディオなどの
情報圧縮の国際標準規格を指す。なお、本実施形態で
は、映像管理テーブル用メモリ60には、RAMなどの
書換可能な記憶媒体が用いられる。
【0052】ここで、映像管理テーブル用メモリ60の
記憶内容について図9ないし図18を参照して説明す
る。映像管理テーブル用メモリ60には、図13に示す
背景映像ファイルテーブル100が記憶されている。背
景映像ファイルテーブル100には、背景映像のジャン
ル、および背景映像の内容の一部を示すキーワードを特
定するジャンルキーワード数値101と、背景映像のフ
ァイル名を示すファイル名データ102と、背景映像の
設定された再生時間を秒単位で示す設定再生時間データ
Tとが対応付けてテーブル形式で複数組設定されてい
る。
【0053】ジャンルキーワード数値101は、16進
数で登録されており、そのビット構成を説明する図15
(A)に示すように、0ビットから3ビットまでが第2
キーワードを示し、4ビットから7ビットまでが第1キ
ーワードを示し、8ビットから11ビットまでがジャン
ルを示す。たとえば、ジャンルキーワード数値101が
「020H」の背景映像は、ジャンルが「0」であり、
第1キーワードが「2」であり、第2キーワードが
「0」である背景映像である。
【0054】ジャンルの「0」は、ジャンル名、数値お
よび分類との対応関係を説明する図15(B)に示すよ
うに、ジャンル名が「A」で「演歌一般」という分類に
属することを示し、第1キーワードの「2」は、ジャン
ルAと第1キーワードとの対応関係を説明する図16
(A)に示すように、「港/船」というキーワードであ
ることを示す。つまり、ジャンルキーワード数値101
が「020H」である背景映像の中には、港に停泊する
船が登場するシーンが存在することを示す。また、第2
キーワードの「0」は、第1キーワード「港/船」に対
する第2キーワードの割り当てを説明する図17(A)
に示すように、「和服」というキーワードであることを
示す。
【0055】つまり、ジャンルキーワード数値101が
「020H」である背景映像の中には、港に停泊する船
が登場するシーンに加えて、和服の女性が登場するシー
ンが存在することを示す。なお、図16(B)は、ジャ
ンルDと第1キーワードとの対応関係を示す説明図であ
るが、その他のジャンルについても図示しないが同様に
第1キーワードとの対応関係が定められている。また、
図17(B)は、第1キーワード「田舎」に対する第2
キーワードの割り当てを示す説明図であり、同図(C)
は、第1キーワード「雑踏」に対する第2キーワードの
割り当てを示す説明図であるが、その他の第1キーワー
ドについても図示しないが同様に第2キーワードとの対
応関係が定められている。
【0056】以上のように、背景映像ファイルテーブル
100には、1つのファイル名に対して1つのジャンル
および2つのキーワードが対応付けて登録されている。
このため、ジャンルという大きな概念で背景映像を指定
することもできる他、ジャンルにキーワードを加えるこ
とにより、同じジャンルの中の特定の背景映像を指定す
ることもできる。
【0057】また、映像管理テーブル用メモリ60に
は、図14(A)に示す番組情報ファイルテーブル11
0が記憶されている。ここに、番組情報とは、アニメー
ションや映画など、アニメーションや映画の主題歌を歌
う場合にのみ再生される背景映像を意味する。番組情報
ファイルテーブル110には、番組番号データ111
と、ファイル名データ112と、再生時間データ113
とが対応付けてテーブル形式で複数組設定されている。
番組番号データ111は、上記ジャンルキーワード数値
101と同様に16進数で設定されている。
【0058】たとえば、番組番号データ111が「23
6H」で特定される背景映像は、番組情報の割り当てを
説明する図18に示すように、「加山雄二映画」という
映画の背景映像である。また、番組番号データ111が
「28AH」で特定される背景映像は、「鉄人アトム」
というアニメーションの背景映像である。さらに、番組
番号データ111が「FFEH」で特定される背景映像
は、「札幌時計台」を映した背景映像である。
【0059】さらに、映像管理テーブル用メモリ60に
は、図14(B)に示す親ジャンルテーブル120が記
憶されている。ここに、親ジャンルとは、図15(B)
に示したAからPまでの各ジャンルが属する大きなジャ
ンルを意味する。親ジャンルテーブル120には、ジャ
ンル分類およびその数値を示すジャンル分類データ12
1と、親ジャンルおよびその数値を示す親ジャンルデー
タ122とが対応付けてテーブル形式で設定されてい
る。たとえば、ジャンル分類データ121が「A
(0)」で示されるジャンルは、「B(1)」という親
ジャンルに属する。つまり、「A(0)」なる演歌一般
というジャンルは、「B(1)」なる演歌冬という親ジ
ャンルに属する(図15(B))。
【0060】そしてさらに、映像管理テーブル用メモリ
60には、図9に示す再生指示テーブル90が記憶され
ている。ここに、再生指示テーブルとは、ある曲が選曲
された場合に選択される背景映像、再生順序および再生
時間を設定するテーブルを意味する。つまり、背景映像
の再生スケジュールが登録されたテーブルを意味する。
再生指示テーブル90には、再生順序を示す順序データ
91と、再生指示内容を示す再生指示データ92と、再
生時間を指定する再生指定時間データtとが対応付けら
れて設定されている。再生指示テーブル90に登録され
る再生指示データ92および再生指定時間データtは、
サーバー2からコマンダ20へ送信される曲データ13
0を構成する再生方法指示コマンド160に含まれてお
り、コマンダ20からDVDプレーヤ6へ送信される。
そのコマンドの構成を図7(D)から(F)に示す。
【0061】図7(D)は、ジャンルおよびキーワード
により背景映像の再生方法を指示する再生方法指示コマ
ンドの構成を示し、同図(E)は、番組番号により番組
情報を示す背景映像を指示する再生方法指示コマンドの
構成を示し、同図(F)は、ジャンルおよびキーワード
と、番組番号とにより、ジャンルおよびキーワードによ
り特定される背景映像、および番組番号により特定され
る背景映像を混在させて指示する再生方法指示コマンド
の構成を示す。各再生方法指示コマンドは、ASCII
コードで表され、アルファベット26文字、数字、幾つ
かの記号文字で構成される。「PROG」は、「PRO
G」以下の再生指示データを再生指示テーブル90へ登
録指示することを意味し、[CR]は、コマンドの終わ
りを意味する。
【0062】図7(D)に示す再生方法指示コマンド1
60は、「PROG:G020,30:G02A,3
0:G094,40:G024,30:G050,2
5:G054,25:G074,45:G023,30
[CR]」という再生指示方法を示している。ここで、
1文字目の「G」は、Gに付されている3桁の数字が、
ジャンルおよびキーワードを指定するものであることを
示し、その3桁の数字は、ジャンルおよびキーワードを
示す。また、その3桁の数字の次に「,」で区切られた
2桁の数字は、再生指定時間(単位:秒)を示す。再生
方法指示コマンド160は、コマンダ20からDVDプ
レーヤ6へ送信され、再生方法指示コマンド160に示
される各データは、図9(A)に示すように先頭のデー
タ「G020」から順番に再生指示テーブル90に登録
される。
【0063】ここに、1番目の「020,30」は、ジ
ャンルが「演歌一般」であり(図15(B)参照)、第
1キーワードが「港/船」であり(図16(A)参
照)、第2キーワードが「和服」(図17(A)参照)
で特定される背景映像の30秒間の再生を指示すること
を示す。2番目の「02A,30」は、ジャンルが「演
歌一般」であり、第1キーワードが「港/船」であり、
第2キーワードが「建物」で特定される背景映像の30
秒間の再生を指示することを示す。3番目の「094,
40」は、ジャンルが「演歌一般」であり、第1キーワ
ードが「酒/酒屋」であり、第2キーワードが「男女」
で特定される背景映像の40秒間の再生を指示すること
を示す。4番目の「024,30」は、ジャンルが「演
歌一般」であり、第1キーワードが「港/船」であり、
第2キーワードが「男女」で特定される背景映像の30
秒間の再生を指示することを示す。
【0064】5番目の「050,25」は、ジャンルが
「演歌一般」であり、第1キーワードが「田舎」であ
り、第2キーワードが「雪」で特定される背景映像の2
5秒間の再生を指示することを示す。6番目の「05
4,25」は、ジャンルが「演歌一般」であり、第1キ
ーワードが「田舎」であり、第2キーワードが「子供」
で特定される背景映像の25秒間の再生を指示すること
を示す。7番目の「074,45」は、ジャンルが「演
歌一般」であり、第1キーワードが「橋/川」であり、
第2キーワードが「男女」で特定される背景映像の45
秒間の再生を指示することを示す。8番目の「023,
30」は、ジャンルが「演歌一般」であり、第1キーワ
ードが「港/船」であり、第2キーワードが「自然」で
特定される背景映像の30秒間の再生を指示することを
示す。
【0065】つまり、図9(A)に示す再生指示テーブ
ル90に登録された再生スケジュールを時系列で説明す
る図8に示すように、最初に「G020」(演歌一般・
港/船・和服)で特定される背景映像を30秒間(t
1)再生し、2番目に「G02A」(演歌一般・港/船
・建物)で特定される背景映像を30秒間(t2)再生
し、3番目に「G094」(演歌一般・酒/酒屋・男
女)で特定される背景映像を40秒間(t3)再生し、
4番目に「G024」(演歌一般・港/船・男女)で特
定される背景映像を30秒間(t4)再生し、5番目に
「G050」(演歌一般・田舎・雪)で特定される背景
映像を25秒間(t5)再生し、6番目に「G054」
(演歌一般・田舎・子供)で特定される背景映像を25
秒間(t6)再生し、7番目に「G074」(演歌一般
・橋/川・男女)で特定される背景映像を45秒間(t
7)再生し、最後に「G023」(演歌一般・港/船・
自然)で特定される背景映像を30秒間(t8)再生す
ることを指定する。
【0066】また、図7(E)に示す再生方法指示コマ
ンド170は、「PROG:P236,120[C
R]」という再生指示方法を示している。ここで、1文
字目の「P」は、Pに付されているデータが、番組番号
を指定するものであることを示す。再生方法指示コマン
ド170も、コマンダ20からDVDプレーヤ6へ送信
され、コマンド170に示されるデータは、図9(B)
に示すように再生指示テーブル90に登録される。ここ
に、「236」は、「加山雄二映画」という映画の背景
映像を指定することを示す(図18参照)。
【0067】つまり、図9(B)に示す再生指示テーブ
ル90に登録された再生指示方法により、「加山雄二映
画」という映画の背景映像を120秒再生することを指
定する。さらに、図7(F)に示す再生方法指示コマン
ド180は、「PROG:G020,30:P236,
30:G313,45:PFFE,12[CR]」とい
う再生指示方法を示している。コマンド180も、コマ
ンダ20からDVDプレーヤ6へ送信され、コマンド1
80に示される各データは図9(C)に示すように先頭
のデータ「G020」から順番に再生指示テーブル90
に登録される。
【0068】ここに、「020,30」は、「演歌一般
・港/船・和服」で特定される背景映像を30秒再生す
ることを指定することを示し、「236,30」は、
「加山雄二映画」という映画の背景映像を30秒再生す
ることを指定することを示し、「313,45」は、
「ミドルテンポポップス・雑踏・男女」で特定される背
景映像を45秒再生することを指定することを示し、
「FFE,12]は、「札幌時計台」を映した背景映像
を12秒再生することを指定することを示す。つまり、
最初に「G020」(演歌一般・港/船・和服)で特定
される背景映像を30秒再生し、2番目に「P236」
(加山雄二映画)という映画の背景映像を30秒再生
し、3番目に「G313」(ミドルテンポポップス・雑
踏・男女)で特定される背景映像を45秒再生し、4番
目に札幌時計台を映した背景映像を12秒再生すること
を指定する。
【0069】次に、送信器70の構成についてその外観
を示す図5を参照して説明する。図5に示すように、送
信器70の上面上方には、選曲番号をバックライト付き
の液晶で表示する選曲番号表示部71が設けられてお
り、その下方には、コマンダ20のカラオケ切替ボタン
35と同じ作用をするカラオケ切替ボタン72と、コマ
ンダ20の入力切替ボタン36と同じ作用をする外部映
像ボタン73と、サーバー2が用意しているテレビゲー
ムを行う状態に切替えるゲームボタン74とが設けられ
ている。
【0070】また、それらボタンの下方には、曲間や曲
の再生終了後に拍手や歓声の音を再生するように設定す
るための拍手ボタン75と、コマンダ20に設けられた
キーと同じ作用をするフラットキー76と、シャープキ
ー77とが設けられており、それらの下方には、コマン
ダ20に設けられたものと同じ作用をするテンキー78
と、選曲ボタン79と、演奏停止ボタン80と、歌い直
しボタン81と、取り消しボタン82と、割り込みボタ
ン83とが設けられている。さらに、割り込みボタン8
3の右には、ボーカルメロディーの音量を小さくするマ
イナスボタン84と、音量を大きくするプラスボタン8
5とが設けられている。なお、上記各ボタン、または、
キーを押すと、その押されたボタン、または、キーの種
類を示す光信号が、送信器70の先端に形成された送信
窓86から送信される。
【0071】次に、カラオケ装置10の一連の動作につ
いて図19ないし図23を参照して説明する。図19
は、選曲から曲が演奏されるまでのCPU45の処理内
容を示すフローチャートであり、図20は、コマンダ2
0から送信されたコマンドの解析処理を行うためにDV
Dプレーヤ6のCPU64により実行されるタスクA
(コマンド解析タスク)のフローチャートである。図2
1は、CPU64により実行されるDVDを再生するた
めのタスクB(DVD再生タスク)のフローチャートで
あり、図22は、図21のステップ300において実行
される再生ファイル検索の処理内容を示すフローチャー
トであり、図23は、図22のステップ330において
実行される単純分割処理の内容を示すフローチャートで
ある。
【0072】まず、カラオケ装置10の利用者が、送信
器70の発信窓86をコマンダ20に向けて歌いたい曲
の選曲番号に対応するテンキー78を押すと、その押す
毎にテンキー78に対応する数字が選曲番号表示部7
1,23およびモニタ12,13に順次表示される。続
いて、最後の数字のテンキー78を押してから選曲ボタ
ン79を押すと、選曲が終了したと判定され(ステップ
100)、その選曲された曲の曲データ130の送信を
要求するリクエスト信号が通信ケーブル15を介してサ
ーバー2へ送信される(ステップ120)。
【0073】そして、サーバー2は、複数の曲データが
記憶されたハードディスクドライブ(以下、HDDと称
する)11から上記リクエスト信号に示される選曲番号
に対応する曲データ130を検索して読出し、その読出
された曲データ130は、通信ケーブル15を介してコ
マンダ20の通信端子40を経て通信用モデム49によ
り受信される(ステップ140)。続いて、その受信さ
れた曲データ130は、通信用モデム49から出力さ
れ、RAM47に一時保存される(ステップ160)。
続いて、RAM47から曲データ130が読出され(ス
テップ180)、この読出された曲データ130に含ま
れる再生方法指示コマンド160は、インターフェース
59を介してDVDプレーヤ6へ送信される(ステップ
200)。
【0074】ここで、コマンダ20から送信されるコマ
ンドを解析するためにCPU64が実行するコマンド解
析タスクの内容を図20を参照して説明する。CPU6
4は、DVDプレーヤ6の電源が立ち上げられたとき、
DVD61A、62Aから、背景映像ファイルテーブル
100、番組情報ファイルテーブル110および親ジャ
ンルテーブル120を読出し、それらの読出された各テ
ーブルを映像管理テーブル用メモリ60に記憶させる
(ステップ202)。
【0075】続いて、CPU64は、図21に示すタス
クB(DVD再生タスク)を起動させる(ステップ20
4)。続いて、コマンダ20から送信されたコマンドを
受信し(ステップ206)、その受信したコマンドの種
類が、再生方法指示コマンド160、背景映像の再生開
始を指示する再生開始コマンド140および背景映像の
再生停止を指示する再生停止コマンド150(図6
(C)参照)のうち、いずれのコマンドであるかを判定
する(ステップ208)。ここでは、受信したコマンド
は、再生方法指示コマンド160であるため、ステップ
210へ進む。ステップ210では、受信した再生方法
指示コマンド160により示される再生指示内容「G0
20,30:G02A,30:G094,40:G02
4,30:G050,25:G054,25:G07
4,45:G023,30」を再生指示テーブル90に
登録する(図9(A)参照)。
【0076】次に、CPU45により、再生開始コマン
ド140(図6(B)参照)がDVDプレーヤ6へ送信
されると(図19のステップ216)、CPU64は、
その送信された再生開始コマンド140を受信し(図2
0のステップ206)、その受信したコマンドの種類を
判定する(ステップ208)。ここでは、受信したコマ
ンドは、再生開始コマンド140であるためステップ2
12へ進み、再生開始メッセージがタスクBに送られ
る。
【0077】ここで、CPU64により実行されるタス
クB(DVD再生タスク)について図21を参照して説
明する。まず、CPU64は、バッファメモリ65の記
憶内容を消去し(ステップ218)、再生開始メッセー
ジが受信されたかを判定する(ステップ220)。ここ
では、再生開始メッセージを受信しているため、ステッ
プ300へ進む(ステップ220:Yes)。ステップ
300では、再生する背景映像のファイルを検索する処
理(再生ファイル検索処理)が実行される。
【0078】次に、CPU64により実行される再生フ
ァイル検索処理について図22を参照して説明する。な
お、ここでは、再生指示テーブル90(図9(A))の
1番目ないし3番目に登録されている再生指示データ9
2に対する再生ファイル検索処理はすでに終了している
ものとし、4番目の再生指示データ92に対する再生フ
ァイル検索処理を代表に説明する。
【0079】CPU64は、再生指示テーブル90(図
9(A))の4番目に登録されている再生指示データ9
1の1文字目が「P」であるか「G」であるかを判定
し、「P」である場合はステップ326へ進み、「G」
である場合はステップ304へ進む。図9(A)に示す
ように、4番目の再生指示データ91は「G024」で
あり、1文字目は「G」であるためステップ304へ進
み、2文字目から4文字目の3桁「024」をジャンル
キーワード数値101の先頭に有するファイル名データ
が背景映像ファイルテーブル100に登録されていない
か検索する。
【0080】続いて、その検索の結果、「024」と同
じ3桁があった場合は(ステップ306:Yes)、そ
の3桁「024」を先頭に有する総てのファイル名デー
タと、そのファイル名データに対応付けられている設定
再生時間とを図30(A)に示す第1テンポラリファイ
ルリスト190に登録する(ステップ308)。ここ
に、第1テンポラリファイルリスト190とは、上記検
索の結果、読出されたファイル名データ102、つまり
再生の候補となる背景映像のファイル名データ102を
登録するために映像管理テーブル用メモリ60に設定さ
れたリストを意味する。ここでは、「024」を先頭に
有するファイル名データ102は、図13の背景映像フ
ァイルテーブル100に示すように、「E789.VO
B」、「0A89.VOB」および「FD01.VO
B」の3つ存在するため、図30(A)に示すように、
それら3つのファイル名データ102と、それら3つの
ファイル名データ102に対応付けられている設定再生
時間データ「35」、「20」および「18」が第1テ
ンポラリファイルリスト190に登録される(ステップ
308)。
【0081】そして、CPU64は、第1テンポラリフ
ァイルリスト190に登録されたファイル名データ10
2があるかを判定する(図22のステップ328)。こ
こでは、上記3つのファイル名データ102が第1テン
ポラリファイルリスト190に登録されているため、ス
テップ330へ進み(ステップ328:Yes)、単純
分割処理を実行する。ここに、単純分割処理とは、後述
するように、第1テンポラリファイルリスト190に登
録されているファイル名データ102の背景映像データ
の設定再生時間が、再生指示テーブル90に登録されて
いる再生指示時間以上であるか、つまり実際に再生し得
る再生時間が指定した再生時間に不足していないかを判
定し、不足している場合は、その不足分を補う背景映像
データを検索して再生指示テーブル90に登録する処理
のことである。
【0082】一方、ステップ304において、「02
4」を先頭に有するファイル名データ102を検索でき
なかった場合は(ステップ306:No)、2文字目お
よび3文字目の2桁「02」をジャンルキーワード数値
101として先頭に有するファイル名データ102を検
索し(ステップ310)、「02」を先頭に有するファ
イル名データ102が存在する場合は(ステップ31
2:Yes)、そのファイル名データ102と、そのフ
ァイル名データ102に対応付けられている設定再生時
間データTとを第1テンポラリファイルリスト190に
登録する(ステップ314)。
【0083】たとえば、背景映像ファイルテーブル10
0には、3桁「024」を先頭に有するファイル名デー
タ102が登録されていないとすると、「02」を先頭
に有する「022H」から「02AH」までのジャンル
キーワード数値101に対応付けられた「1236.V
OB」から「6789.VOB」までの計9個のファイ
ル名データ102と、各ファイル名データ102に対応
付けられている設定再生時間データTとが第1テンポラ
リファイルリスト190に登録される(ステップ31
4)。つまり、「024」(演歌一般・港/船・男女)
と類似する「02」(演歌一般・港/船)で特定される
背景映像のファイル名データ102データおよび設定再
生時間データTが第1テンポラリファイルリスト190
に登録される。
【0084】また、ステップ310において、「02」
を先頭に有するジャンルキーワード数値101を有する
ファイル名データ102を検索できなかった場合は(ス
テップ312:No)、2文字目の1桁「0」をジャン
ルキーワード数値101の先頭に有するファイル名デー
タ102を検索し(ステップ316)、「0」を先頭に
有するファイル名データ102が存在する場合は(ステ
ップ318:Yes)、そのファイル名データ102
と、そのファイル名データ102に対応付けられている
設定再生時間データTとを第1テンポラリファイルリス
ト190に登録する(ステップ320)。
【0085】たとえば、背景映像ファイルテーブル10
0には、先頭に「02」を有するファイル名データ10
2が登録されていないとすると、先頭に「0」を有する
「050H」から「054H」までのジャンルキーワー
ド数値101に対応付けられた「8959.VOB」か
ら「E458.VOB」までの計3個のファイル名デー
タ102と、各ファイル名データ102に対応付けられ
ている設定再生時間データTとが第1テンポラリファイ
ルリスト190に登録される(ステップ320)。つま
り、「0」(演歌一般)で特定される背景映像のファイ
ル名データ102データおよび設定再生時間データTが
第1テンポラリファイルリスト190に登録される。
【0086】さらに、ステップ316において、先頭に
「0」を有するファイル名データ102を検索できなか
った場合は(ステップ318:No)、「0」に対応す
る親ジャンルの中から1つのファイル名データ102を
ランダムに選択し(ステップ322)、その選択したフ
ァイル名データ102および設定再生時間データTを第
1テンポラリファイルリスト190に登録する(ステッ
プ324)。つまり、「0」で示されるジャンル「A」
に対応する親ジャンルは、「B(演歌冬)」であるから
(図14(B)、図15(B)参照)、親ジャンル「B
(1)」に属するファイル名データ102(先頭に
「1」を有するファイル名データ102)の中から1つ
のファイル名データ102をランダムに選択して第1テ
ンポラリファイルリスト190に登録する(ステップ3
24)。
【0087】なお、上記ステップ302からステップ3
26を実行した結果、第1テンポラリファイルリスト1
90にファイル名データ102が登録されなかった場合
は(ステップ328:No)、エラー表示を行って再生
を停止させる(ステップ331)。たとえば、DVDプ
レーヤ6、または、コマンダ20の前面パネルに設けら
れたエラー表示用のLED(図示省略)を点灯させた
り、エラーメッセージを液晶表示する。または、モニタ
12,14に「指定された背景映像が記憶されていませ
んので、そのままお待ちください。」などのメッセージ
映像を表示する。
【0088】次に、ステップ330において実行される
単純分割処理について図23を参照して説明する。な
お、ここではステップ308において、「E789.V
OB」、「0A89.VOB」および「FD01.VO
B」の3つのファイル名データ102が、図10(A)
に示す第1テンポラリファイルリスト190に登録され
たものとする。まず、CPU64は、図30(B)に示
す第2テンポラリファイルリスト192の記憶内容を消
去する(ステップ332)。ここに、第2テンポラリフ
ァイルリスト192とは、単純分割処理において第1テ
ンポラリファイルリスト190から消去されたファイル
名データ102を登録するために映像管理テーブル用メ
モリ60に設定されるファイルリストである。
【0089】続いて、CPU64は、第1テンポラリフ
ァイルリスト190の1番目に登録されているファイル
名データ「E789.VOB」と対応付けられて登録さ
れている設定再生時間データT(35秒)と、再生指示
テーブル90の4番目の再生指示データ「G024」に
対応付けられて登録されている再生指示時間データt
(30秒)とを読出す(ステップ334)。続いて、C
PU64は、その読出した設定再生時間データTが再生
指示時間データtより短いか否かを判定する(ステップ
336)。つまり、ファイル名「E789.VOB」の
背景映像データの実際の再生時間は、再生指示時間に対
して不足するか否かを判定する。
【0090】ここでは、設定再生時間データTは35秒
であり、再生指示時間データtは30秒であるため(T
>t)、ステップ342へスキップし、第1テンポラリ
ファイルリスト190に登録されている全てのファイル
名データ102の設定再生時間Tと再生指示時間tとの
比較が終了したかを判定する。ここでは、第1テンポラ
リファイルリスト190の2番目および3番目に登録さ
れているファイル名データ102の設定再生時間Tと再
生指示時間tとの比較が終了していないため、ステップ
334へ戻る(ステップ342:No)。
【0091】そして、第1テンポラリファイルリスト1
90の2番目に登録されているファイル名データ「0A
89.VOB」に対応付けられて登録されている設定再
生時間データT(20秒)を読出し、この読出した設定
再生時間データT(20秒)が再生指示時間データt
(30秒)より短いか否かを判定する(ステップ33
6)。ここでは、設定再生時間データT(20秒)<再
生指示時間データt(30秒)であるため、ステップ3
38へ進み(ステップ336:Yes)、第1テンポラ
リファイルリスト190からファイル名データ「0A8
9.VOB」および再生指示時間データ「20」を消去
し、この消去したファイル名データ「0A89.VO
B」および再生指示時間データ「20」を第2テンポラ
リファイルリスト192に登録する(ステップ34
0)。つまり、ファイル名「0A89.VOB」の背景
映像データの実際の再生時間は、指示された再生時間に
不足するため、4番目に再生する背景映像データとした
用いることができないため、選択の対象から除外する。
【0092】そして、ステップ342へ進むが、まだ、
第1テンポラリファイルリスト190の3番目に登録さ
れているファイル名「FD01.VOB」の設定再生時
間Tと再生指示時間tとの比較が終了していないため、
ステップ334へ戻り(ステップ342:No)、ファ
イル名「FD01.VOB」に対応付けられて登録され
ている設定再生時間データT(18秒)を読出し、再生
指示時間データt(30秒)と比較する(ステップ33
6)。設定再生時間データT(18秒)<再生指示時間
データt(30秒)であるため、ステップ338へ進み
(ステップ336:Yes)、第1テンポラリファイル
リスト190からファイル名データ「FD01.VO
B」および再生指示時間データ「18」を消去し、消去
したファイル名データ「FD01.VOB」および再生
指示時間データ「18」を第2テンポラリファイルリス
ト192に登録する(ステップ340)。
【0093】続いて、ステップ342へ進むが、第1テ
ンポラリファイルリスト190に登録されている全ての
ファイル名データ102に対応付けられている設定再生
時間データTと再生指示時間データtとの比較が終了し
ているため、ステップ344へ進み(ステップ342:
Yes)、第1テンポラリファイルリスト190に登録
されているファイル名データがあるかが判定される。こ
こでは、第1テンポラリファイルリストには、ファイル
名データ「E789.VOB」が登録されているためス
テップ346へ進み(ステップ344:Yes)、第1
テンポラリファイルリスト190から乱数に基づいてラ
ンダムに1つのファイル名データ102を選択し、その
選択したファイル名データ102を図30(C)に示す
再生中ファイル194に登録する。
【0094】ここに、再生中ファイルとは、再生する背
景映像に決定された背景映像のファイル名データ102
を登録するファイルである。ここでは、第1テンポラリ
ファイルリスト190にはファイル名データ「E78
9.VOB」が1つだけ登録されているためファイル名
データ「E789.VOB」を再生中ファイル194に
登録する。また、ステップ344において、第1テンポ
ラリファイルリスト190にファイル名データが登録さ
れていないと判定された場合、つまり、再生指示時間t
以上の設定再生時間Tを有するファイル名データ102
がなかった場合は(ステップ344:No)、ステップ
348へ進み、第2テンポラリファイルリスト192か
らランダムに1つのファイル名データ102を選択し、
この選択したファイル名データ102を再生中ファイル
194に登録する。
【0095】たとえば、第1テンポラリファイルリスト
190に登録されたファイル名データ102がなく、第
2テンポラリファイルリスト192にファイル名「0A
89.VOB」および「FD01.VOB」の2つのフ
ァイル名データ102が登録されている場合は、それら
2つのファイル名データ102のいずれかを再生中ファ
イル194に登録する。続いて、再生指示テーブル90
(図10(A))の5番目の再生指示データ92を6番
目に、6番目の再生指示データ92を7番目にというよ
うに、5番目から8番目までの再生指示データ92を後
ろへ1つずつ順番をずらし、従来の5番目の登録領域に
空き登録領域を作る(ステップ350)。つまり、8個
の背景映像を再生するというスケジュールを9個の背景
映像を再生するスケジュールに変更する。
【0096】続いて、現在、再生ファイル検索の対象と
なっている再生指示データ92、つまり4番目の再生指
示データ「G024」を図10(B)に示すように上記
空き登録領域、つまり新たな5番目の登録領域に複写す
る(ステップ352)。続いて、4番目の再生指示デー
タ92に対応付けられている再生指示時間tと、ステッ
プ348において再生中ファイル194に登録されたフ
ァイル名データ102に対応付けられていた設定再生時
間Tとの時間差(t−T)=Tαを空き登録領域の再生
指示時間tに設定する(ステップ354)。たとえば、
ステップ348において、ファイル名「0A89.VO
B」が再生中ファイル194に登録されたとすると、フ
ァイル名「0A89.VOB」に対応付けられている再
生指示時間tは30秒であり、ファイル名「0A89.
VOB」の設定再生時間Tは20秒であるから(図30
(B)参照)、時間差Tα=30秒−20秒=10秒と
なり、この10秒が空き登録領域の再生指示時間tに設
定される(図10(B)参照)。
【0097】続いて、再生中ファイルとして登録された
ファイル名データ102の設定再生時間データTを検索
の対象となっている再生指示データ92に対応付けられ
ている再生指示時間データt、つまり4番目の再生指示
データ「G024」の再生指示時間データtとして再生
指示テーブル90に登録する(ステップ356)。たと
えば、再生中ファイル194に登録されたファイル名
「0A89.VOB」の設定再生時間「20秒」を再生
指示テーブル90の4番目の再生指示データtとして登
録する(図10(B)参照)。
【0098】これにより、図10(B)に示すように、
4番目の再生指示データ「G024」と同じ再生指示デ
ータが5番目の再生指示データとして登録され、4番目
の再生指示時間データとして、再生中ファイル194に
登録したファイル名「0A89.VOB」の設定再生時
間データT、つまりファイル名「0A89.VOB」が
実際に再生できる時間である「20」が登録され、5番
目の再生指示時間データとして、不足分の10秒を示す
「10」が登録される。つまり、指定した再生時間を満
たすことができる背景映像が存在しない場合であって
も、不足している時間分、同じジャンルキーワードで特
定される背景映像を再生することができる。
【0099】そして、CPU64は、単純分割処理を終
了すると、図21に示すDVD再生タスクに戻り、再生
中ファイル194に登録されているファイル名データに
対応する背景映像データをDVD61A、または、DV
D62Aから読出し、この読出した背景映像データをバ
ッファメモリ65に転送する(ステップ500)。続い
て、その転送された背景映像データは、バッファメモリ
65に一時保存された後に、MPEGデコーダ回路66
へ出力され、このMPEGデコーダ回路66によって背
景映像信号に変換される。読出した背景映像データをバ
ッファメモリ65に一時保存するのは、MPEGデコー
ダ回路66が背景映像データを映像信号に変換する速度
よりも、DVDドライブが背景映像データを読出す速度
の方が速く、MPEGデコーダ回路66のデータ変換が
背景映像データの読出に追従できないことから、所定量
の背景映像データが背景映像信号に変換されるまで、読
出された背景映像データを一時保存するためである。
【0100】そして、MPEGデコーダ回路66から出
力された背景映像信号は、映像出力端子67を介してコ
マンダ20の映像入力端子58を経て映像制御回路54
に入力される。この入力された映像信号は、映像制御回
路54により、モニタ12,14に表示するための映像
信号に変換され、映像出力端子42,43を介してモニ
タ12,14へ出力され、図31に示すように、背景映
像300が表示される。ここでは、上記ステップ348
において、ファイル名「0A89.VOB」が再生中フ
ァイル194に登録されたとすると、ファイル名「0A
89.VOB」に対応付けられたジャンルキーワード数
値101は、「024」であるから、「演歌一般・港/
船・男女」で特定される背景映像がモニタ12,14に
20秒間表示される。
【0101】続いて、ファイル名「0A89.VOB」
の背景映像データの読出が終了すると(ステップ50
2:Yes)、ステップ504へ進み、最後の背景映像
データの読出が終了したかが判定される。ここでは、ま
だ4番目の背景映像データの読出が終了しただけであ
り、残る5番目から9番目の5個の背景映像データの読
出が終了していないため、ステップ504では否定判定
され、ステップ300へ戻る。そして、図10(B)の
再生指示テーブル90の5番目に登録されている再生指
示データ「G024」に対して上記再生ファイル検索お
よび単純分割処理(ステップ302ないしステップ35
6)を実行する。
【0102】そして、最後の9番目の背景映像データの
読出が終了するとステップ218へ戻り(ステップ50
4:Yes)、バッファメモリ65の記憶内容を消去
し、次のメッセージの受信を待つ(ステップ220)。
なお、上記ステップ346において、ファイル名「E7
89.VOB」が再生中ファイル194に登録された場
合は、「演歌一般・港/船・男女」で特定される背景映
像がモニタ12,14に30秒間表示される。ところ
で、これまでは、再生指示テーブル90に登録された再
生指示データに基づいて背景映像を再生する過程を説明
したが、実際には、最初の背景映像が再生される際に曲
が演奏され、歌詞テロップがモニタ12,14に表示さ
れる。
【0103】以下、曲データ130を構成する歌詞テロ
ップデータ132および演奏データ133(図6
(A))の再生などについて図19を参照して説明す
る。コマンダ20のRAM47から読出された曲データ
130に含まれる演奏データ133を構成するMIDI
データは、シーケンサ51に取り込まれ、タイマ53の
カウントにしたがってMIDI音源52に書き込まれ
る。そして、MIDI音源52から出力される音源信号
は、音声制御回路50へ出力され、アンプ16により増
幅可能な音楽信号に変換され、この変換された音楽信号
は、アンプ16へ出力される。そして、その出力された
音楽信号は、アンプ16で設定された音量に増幅された
後にスピーカ13,13へ出力され、スピーカ13,1
3によって演奏音として再生される(ステップ60
0)。
【0104】また、曲データ130に含まれる歌詞テロ
ップデータ132に対応するフォントデータが、フォン
トROM44から読み出され、この読出されたフォント
データはビットマップデータに展開され、ビデオRAM
48に保存される。続いて、そのビットマップデータ
は、映像制御回路54へ出力されるとともに、その映像
制御回路54により、モニタ12,14に表示可能な表
示信号に変換され、図31に示すように、モニタ12,
14に歌詞テロップ302が表示される。(ステップ6
20)
【0105】また、マイクロフォン17,18から入力
された音声信号は、アンプ16において上記音楽信号と
ミキシングされ、このミキシングされたミキシング信号
は、音声出力端子41からアンプ16へ出力される。そ
して、その出力されたミキシング信号は、アンプ16で
設定された音量に増幅された後にスピーカ13,13へ
出力され、スピーカ13,13によってミキシング音と
して再生される。つまり、利用者は、自分の選んだ曲を
モニタ12,14の画面に映し出された背景映像300
および歌詞テロップ302を見ながらマイクロフォン1
7、または、マイクロフォン18を通して歌う(カラオ
ケする)ことができる。
【0106】そして、曲データ130の再生が終了する
と(ステップ640:Yes)、背景映像の再生停止を
指示する再生停止コマンド150(図6(C))がDV
Dプレーヤ6へ送信される(ステップ660)。DVD
プレーヤ6のCPU64は、再生停止コマンド150を
受信すると(図20のステップ206)、コマンドの種
類を再生停止コマンドであると判定し(ステップ20
8)、再生停止メッセージをタスクBに送る(ステップ
214)。続いて、CPU64は、タスクBにおいて、
再生停止メッセージを受け取ったことを判定し、再生フ
ァイルの選択を中止する(図21のステップ220:N
o)。
【0107】一方、CPU45は、RAM47に予約さ
れた選曲番号データが記憶されているかを判定し(図1
9のステップ680)、記憶されている場合は(ステッ
プ680:Yes)、その記憶されている選曲番号デー
タをRAM47から読出し(ステップ700)、ステッ
プ100ないしステップ680を実行して予約曲を再生
する。
【0108】以上のように、本第1実施形態のDVDプ
レーヤ6によれば、再生方法指示コマンド160により
再生が指示された背景映像の中に、指定時間に対して実
際の再生時間が不足する背景映像が含まれている場合で
あっても、その不足をその背景映像と同じジャンルの背
景映像を再生することにより補うことができる。したが
って、モニタ12,14に背景映像が再生されなくなる
という事態を回避することができるため、カラオケをす
る者が興ざめするのを防止できる。なお、上記ステップ
334の次に、再生指示時間tと設定再生時間Tとの差
(t−T)を演算するステップ335を設け、ステップ
336の判定内容を、その差が所定値を超えている場合
は、ステップ338へ進む内容にすることもできる。つ
まり、上記差がカラオケをする者が気にならない程度に
小さいかを判定し、小さい場合に、そのまま第1テンポ
ラリファイルリスト190に登録する。
【0109】次に、本発明第2実施形態の映像再生装置
について図24を参照して説明する。図24は、図22
に示す再生ファイル検索のステップ330においてCP
U64により実行される等分割処理を示すフローチャー
トである。本第2実施形態の映像再生装置は、再生を指
示された背景映像の中に、設定再生時間Tが再生指示時
間tに不足している背景映像が存在する場合に、その不
足している時間分のみを埋める再生を行うのではなく、
再生指示時間tを分割し、その分割された時間を満たす
ことができる背景映像を分割した数、続けて再生するこ
とにより、不足分を補うことができることを特徴とす
る。
【0110】なお、図24に示すCPU64により実行
される処理内容を除いて映像再生装置たるDVDプレー
ヤ6の構成およびカラオケ装置10の構成は、上記第1
実施形態と同一であるため、それらの説明は省略する。
また、上記第1実施形態と同一の再生方法指示コマンド
160が、コマンダ20からDVDプレーヤ6へ送信さ
れるものとする。また、図10(C)に示す再生指示テ
ーブル90の1番目から3番目までの再生指示データ9
2に対する図22の再生ファイル検索処理は終了してお
り、図22のステップ326では、4番目の再生指示デ
ータ「G024」に対して再生ファイル検索を実行した
結果、「E789.VOB」、「0A89.VOB」お
よび「FD01.VOB」の3つのファイル名データ1
02が第1テンポラリファイルリスト190に登録され
たものとする。
【0111】まず、CPU64は、図30(B)に示す
第2テンポラリファイルリスト192の記憶内容を消去
し(ステップ360)、第1テンポラリファイルリスト
190の1番目に登録されているファイル名データ「E
789.VOB」と対応付けられて登録されている設定
再生時間データT(35秒)と、再生指示テーブル90
の4番目の再生指示データ「G024」に対応付けられ
て登録されている再生指示時間データt(30秒)とを
読出す(ステップ362)。続いて、CPU64は、そ
の読出した設定再生時間データT(35秒)が再生指示
時間データt(30秒)より短いか否かを判定する(ス
テップ364)。つまり、再生の候補となっているファ
イル名データ102の背景映像データの再生時間は、再
生指示時間に対して不足するか否かを判定する。
【0112】ここでは、設定再生時間データT(35
秒)>再生指示時間データt(30秒)であるため、ス
テップ370へスキップし、第1テンポラリファイルリ
スト190に登録されている全てのファイル名データ1
02に対応付けられて登録されている設定再生時間デー
タTと再生指示時間データtとの比較が終了したかが判
定される。ここでは、第1テンポラリファイルリスト1
90の2番目および3番目に登録されているファイル名
データ102に対応付けられている設定再生時間データ
Tと再生指示時間データtとの比較が終了していないた
め、ステップ362へ戻り(ステップ370:No)、
第1テンポラリファイルリスト190の2番目に登録さ
れているファイル名データ「0A89.VOB」に対応
付けられて登録されている設定再生時間データT(20
秒)を読出し、この読出した設定再生時間データT(2
0秒)が再生指示時間データt(30秒)より短いか否
かを判定する(ステップ364)。
【0113】ここでは、設定再生時間データT(20
秒)<再生指示時間データt(30秒)であるため、ス
テップ366へ進み(ステップ364:Yes)、第1
テンポラリファイルリスト190からファイル名データ
「0A89.VOB」を消去し、この消去したファイル
名データ「0A89.VOB」を第2テンポラリファイ
ルリスト192に登録する(ステップ368)。つま
り、ファイル名データ「0A89.VOB」に対応する
背景映像データの実際の再生時間Tは、指示された再生
時間tに不足しており、4番目に再生する背景映像デー
タとして用いることができないため、再生の候補から除
外する。
【0114】続いて、ステップ370へ進むが、第1テ
ンポラリファイルリスト190の3番目に登録されてい
るファイル名データ「FD01.VOB」に対応付けら
れて登録されている設定再生時間データTと再生指示時
間データtとの比較が終了していないため、ステップ3
62へ戻り(ステップ370:No)、ファイル名デー
タ「FD01.VOB」に対応付けられている設定再生
時間データT(18秒)を読出し、再生指示時間データ
t(30秒)と比較する(ステップ364)。設定再生
時間データT(18秒)<再生指示時間データt(30
秒)であるため、ステップ366へ進み(ステップ36
4:Yes)、第1テンポラリファイルリスト190か
らファイル名データ「FD01.VOB」を消去し、消
去したファイル名データ「FD01.VOB」を第2テ
ンポラリファイルリスト192に登録する(ステップ3
68)。
【0115】続いて、ステップ370へ進むが、第1テ
ンポラリファイルリスト190に登録されている3個全
てのファイル名データ102に対応付けられて登録され
ている設定再生時間Tと再生指示時間tとの比較が終了
しているため、ステップ372へ進み(ステップ37
0:Yes)、第1テンポラリファイルリスト190に
登録されているファイル名データがあるかを判定する
(ステップ372)。ここでは、第1テンポラリファイ
ルリスト190にはファイル名データ「E789.VO
B」が登録されているためステップ374へ進み(ステ
ップ344:Yes)、第1テンポラリファイルリスト
190から乱数に基づいてランダムに1つのファイル名
データを選択し、その選択したファイル名を図30
(C)に示す再生中ファイル194に登録する。
【0116】ここでは、第1テンポラリファイルリスト
190にはファイル名データ「E789.VOB」が1
つだけ登録されているため、ファイル名データ「E78
9.VOB」を再生中ファイル194に登録する。とこ
ろで、ステップ372において、第1テンポラリファイ
ルリスト190に登録されているファイル名がないと判
定された場合、つまり、再生指示時間t以上の設定再生
時間Tを有するファイル名データがなかった場合は(ス
テップ372:No)、ステップ376へ進み、現在、
図10(C)の再生指示テーブル90において再生ファ
イル検索の対象となっている再生指示データ92に対応
付けられている再生指示時間データ93をテンポラリ再
生指示時間tAとして図30(D)に示すテンポラリ再
生指示時間登録ファイル196に登録する。
【0117】ここに、テンポラリ再生指示時間登録ファ
イルとは、再生ファイル検索の対象となっている再生指
示データに対応付けられて登録されている再生指示時間
データtを一時的に登録しておくファイルであり、この
ファイルは、映像管理テーブル用メモリ60に設定され
る。ここでは、再生指示テーブル90(図10(C))
の4番目の再生指示データ「G024」が再生ファイル
検索の対象となっているため、「G024」に対応付け
られて登録されている再生指示時間データ「30」がテ
ンポラリ再生指示時間登録ファイル196にテンポラリ
再生指示時間tAとして登録される(図30(D))。
【0118】続いて、CPU64は、第1テンポラリフ
ァイルリスト190の登録内容を消去し(ステップ37
8)、第2テンポラリファイルリスト192の登録内容
を第1テンポラリファイルリスト190に複写する(ス
テップ380)。続いて、第2テンポラリファイルリス
ト192の登録内容を消去し(ステップ382)、テン
ポラリ再生指示時間tAを読出すとともに、tA/2の
演算を実行し、テンポラリ再生指示時間登録ファイル1
96に登録されているテンポラリ再生指示時間tAをt
A/2に再設定する(ステップ384)。ここでは、テ
ンポラリ再生指示時間tAとして「30」が登録されて
いるため、30/2=15(秒)がテンポラリ再生指示
時間tAとして再設定される。
【0119】続いて、第1テンポラリファイルリスト1
90の1番目に登録されているファイル名データに対応
付けられて登録されている設定再生時間データTおよび
テンポラリ再生指示時間登録ファイル196に登録され
ているテンポラリ再生指示時間tAが読出され(ステッ
プ386)、設定再生時間データTがテンポラリ再生指
示時間tAより短いかが判定される(ステップ38
8)。ここでは、第1テンポラリファイルリスト190
の1番目に登録されているファイル名データ「0A8
9.VOB」に対応付けられて登録されている設定再生
時間データ「20」およびテンポラリ再生指示時間「1
5」が読出され、両者が比較される。
【0120】設定再生時間データT(20)>テンポラ
リ再生指示時間tA(15)であるため、ステップ39
4へスキップし(ステップ388:No)、第1テンポ
ラリファイルリスト190に登録されている全てのファ
イル名データに対応付けられて登録されている設定再生
時間Tとテンポラリ再生指示時間tAとの比較が終了し
たかが判定される。また、設定再生時間データT<テン
ポラリ再生指示時間tAの場合は、ステップ390へ進
み(ステップ388:Yes)、その設定再生時間デー
タTおよびファイル名データを第1テンポラリファイル
リスト190から削除し(ステップ390)、この削除
した設定再生時間データTおよびファイル名データを第
2テンポラリファイルリスト192に登録する(ステッ
プ392)。ここでは、第1テンポラリファイルリスト
190の2番目に登録されているファイル名データ「F
D01.VOB」に対応付けられて登録されている設定
再生時間Tとテンポラリ再生指示時間tAとの比較が終
了していないため、ステップ386へ戻り(ステップ3
94:No)、ファイル名データ「FD01.VOB」
に対応付けられている設定再生時間データ「18」が読
出され(ステップ386)、テンポラリ再生指示時間デ
ータ「15」と比較される(ステップ388)。
【0121】この場合、設定再生時間T(18)>テン
ポラリ再生指示時間tA(15)であるため、ステップ
394へスキップし、全比較が終了したかが判定される
が、ここでは、第1テンポラリファイルリスト190か
ら第2テンポラリファイルリスト192へ2つのファイ
ル名および設定再生時間Tが複写されており、それら2
つの設定再生時間Tとテンポラリ再生指示時間tAとの
比較が終了したため、ステップ395へ進み(ステップ
394:Yes)、第1テンポラリファイルリスト19
0に登録されているファイル名データがあるかを判定す
る。続いて、第1テンポラリファイルリスト190に登
録されているファイル名がある場合は、ステップ396
へ進み(ステップ395:Yes)、第1テンポラリフ
ァイルリスト190に登録されているファイル名データ
から乱数に基づいてランダムに1つのファイル名データ
を選択し、この選択したファイル名データを再生中ファ
イル194に登録する(ステップ396)。また、ステ
ップ395において、第1テンポラリファイルリスト1
90にファイル名データが登録されていないと判定され
た場合は、ステップ378へ戻り(ステップ395:N
o)、ステップ378からステップ395を実行する。
つまり、設定再生時間データT>テンポラリ再生指示時
間tAを満たすファイル名データが1つもない場合は、
上記ステップ384において1/2にしたテンポラリ再
生指示時間tAをさらに1/2にする。つまり、最初に
設定されたテンポラリ再生指示時間tAの1/4のtA
/4を新たなテンポラリ再生指示時間tAに再設定し、
上記同様に第1テンポラリファイルリスト190に登録
されている各ファイル名データに対応付けられた設定再
生時間Tと比較する(ステップ386〜ステップ39
4)。そして、第1テンポラリファイルリスト190に
1つ以上のファイル名データが登録されるまで、上記ス
テップ378からステップ395を繰り返し実行する。
なお、ここでは、ファイル名データ「0A89.VO
B」が再生中ファイル194に登録されたとする。
【0122】続いて、現在、再生ファイル検索の対象に
なっている再生指示データより後の順序で再生される再
生指示データおよび再生指示時間データを1つずつ後ろ
へずらす。つまり、再生指示テーブル90(図10
(C))の5番目の再生指示データを6番目に、6番目
の再生指示データを7番目にというように、5番目から
8番目までの再生指示データ92を後ろへ1つずつ順番
をずらし、従来の5番目の登録領域に空き登録領域を作
る(ステップ398)。続いて、現在、再生ファイル検
索の対象となっている再生指示データ、つまり4番目の
再生指示データ「G024」を上記空き登録領域に複写
する(ステップ400(図10(D)参照))。
【0123】続いて、現在、再生ファイル検索の対象と
なっている再生指示データに対応付けられて登録されて
いる再生指示時間tと、テンポラリ再生指示時間tAと
の時間差(t−tA)=Tβを演算し、時間差Tβを再
生ファイル検索の対象となっている再生指示データの次
の順序の再生指示データに対応付けられる再生指示時間
データtとして再生指示テーブル90に再登録する(ス
テップ402)。ここでは、4番目の再生指示データ
「G024」が再生ファイル検索の対象となっているた
め、4番目の再生指示データ「G024」に対応付けら
れて登録されている再生指示時間データ「30」と、テ
ンポラリ再生指示時間「15」との時間差Tβ=30−
15=15(秒)が、4番目の再生指示データ「G02
4」の次の5番目の再生指示データ「G024」に対応
付けられる再生指示時間データtとして登録される(ス
テップ402、図10(D)参照)。
【0124】続いて、再生ファイル検索の対象となって
いる再生指示データに対応付けられる再生指示時間デー
タtが、テンポラリ再生指示時間tAに変更される(ス
テップ404)。ここでは、4番目の再生指示データ
「G024」に対応付けられて登録されている再生指示
時間データ「30」が、テンポラリ再生指示時間「1
5」に変更される。これにより、図10(D)に示すよ
うに、再生指示テーブル90の4番目および5番目の再
生指示データ92には、それぞれ「G024」が登録さ
れ、それら両再生指示データには再生指示時間データ
「15」が対応付けられて登録される。
【0125】つまり、本来、4番目に「G024」に属
するジャンルの背景映像を30秒間再生すべきところを
同じジャンルに属する背景映像を4番目および5番目に
15秒ずつ再生する。そして、上述のように、再生スケ
ジュールが変更された再生指示テーブル90(図10
(D))のスケジュールにしたがって、各再生指示デー
タ92に対応する背景映像が順次再生され、モニタ1
2,14に表示される。
【0126】以上のように、本第2実施形態のDVDプ
レーヤ6によれば、実際の再生時間が、指定された再生
時間に不足する場合であっても、指定された再生時間を
1/2、または、1/2n(nは整数)に分割し、その
分割された再生時間を満たす背景映像を分割された数連
続して再生することにより、時間不足により背景映像が
再生されなくなるという事態を回避できる。特に、前記
第1実施形態のDVDプレーヤでは、不足している時間
分のみ他の背景映像を再生して補うことから、その不足
している時間が非常に短い場合、たとえば、3秒である
場合は、再生時間が極端に短くなるため、背景映像の内
容が良く分からないうちに再生が終了し、再生が途中で
中断した感じを与え、カラオケをする者が興ざめするお
それがある。しかし、上記第2実施形態のDVDプレー
ヤは、指定された時間を均等に分割し、その分割された
時間を再生時間に設定するため、上記のような問題が発
生することがない。なお、指定された再生時間の分割数
は、奇数でもよい。
【0127】次に、本発明第3実施形態の映像再生装置
について図25ないし図28を参照して説明する。図2
5は、CPU64により実行されるステップ300(図
21)の再生ファイル検索処理の内容を示すフローチャ
ートである。図26は、図25のステップ420の処理
内容を示すフローチャートであり、図27は、ステップ
440の処理内容を示すフローチャートであり、図28
は、ステップ460の処理内容を示すフローチャートで
ある。本第3実施形態の映像再生装置は、再生を指定し
た背景映像の検索を実行しながら、再生指示時間を満た
すことができる背景映像を検索できることを特徴とす
る。
【0128】なお、図25ないし図28に示すCPU6
4により実行される処理内容を除いて映像再生装置たる
DVDプレーヤ6の構成およびカラオケ装置10の構成
は、上記第1実施形態と同一であるため、それらの説明
は省略する。また、上記第1実施形態と同一の再生方法
指示コマンド160が、コマンダ20からDVDプレー
ヤ6へ送信されるものとする。また、図12(A)に示
す再生指示テーブル90の1番目から3番目までの再生
指示データ92に対する図25の再生ファイル検索処理
は終了しているものとする。
【0129】まず、CPU64は、図12(A)に示す
再生指示テーブル90の4番目に登録されている再生指
示データ「G024」の1文字目が「P」であるか
「G」であるかを判定する(ステップ410)。ここで
は、1文字目が「G」であるからステップ420へ進み
(ステップ410:G)、再生指示データ「G024」
の2文字目以降3桁「024」をジャンルキーワード数
値101の先頭に有するとともに、再生指示データ「G
024」に対応付けられて再生指示テーブル90に登録
されている再生指示時間データ「30」を満たす設定再
生時間データTを有するファイル名データが背景映像フ
ァイルテーブル100(図13)に登録されていないか
検索を実行する。
【0130】ここで、ステップ420における処理内容
を図26を参照して説明する。CPU64は、背景映像
ファイルテーブル100の1番目に登録されているファ
イルのジャンルキーワード数値101の先頭の3桁が
「024」と一致するかを判定する(ステップ42
2)。背景映像ファイルテーブル100の1番目に登録
されているジャンルキーワード数値101は、「005
H」であり、「024」と一致しないため、ステップ4
30へスキップし、次のファイル、つまり2番目に登録
されているファイルへ移動する。続いて、背景映像ファ
イルテーブル100に登録されている全ファイルに対す
る検索が終了したかを判定する(ステップ432)。こ
こでは、1番目のファイルに対する検索が終了しただけ
であるため、ステップ422へ戻る(ステップ42
2)。
【0131】このようにして、2番目以降に登録されて
いるファイルに対して、ジャンルキーワード数値101
の先頭の3桁が「024」と一致するかの判定を行い
(ステップ422)、「024」を先頭に有するファイ
ルが検索された場合は、ステップ424へ進み(ステッ
プ422:Yes)、その検索されたファイルに登録さ
れている設定再生時間データTを図30(G)に示すテ
ンポラリ設定再生時間登録ファイル198にテンポラリ
設定再生時間TAとして登録する(ステップ424)。
【0132】背景映像ファイルテーブル100には、先
頭に「024」を有するファイルが3個登録されている
ため、まず最初にファイル名データ「E789.VO
B」に対応付けられて登録されている設定再生時間デー
タ「35」がテンポラリ設定再生時間TAとしてテンポ
ラリ設定再生時間登録ファイル198に登録される(図
30(G))。続いて、その登録されたテンポラリ設定
再生時間データTAが、再生指示テーブル90(図12
(A))の4番目の再生指示データの再生指示時間デー
タtより長いかが判定される(ステップ426)。ここ
では、テンポラリ設定再生時間データTA(35秒)>
再生指示時間データt(30秒)であるため、ファイル
名データ「E789.VOB」を図30(E)に示すテ
ンポラリファイルリスト191に登録する(ステップ4
28)。
【0133】続いて、先頭に「024」を有するファイ
ル名データ「0A89.VOB」の設定再生時間データ
「20」をテンポラリ設定再生時間データTAとして登
録する(ステップ424)。続いて、テンポラリ設定再
生時間データTA(20秒)<再生指示時間データt
(30秒)であるため、ステップ430へスキップし
(ステップ426:No)、次のファイル名データ「F
D01.VOB」の設定再生時間データ「18」をテン
ポラリ設定再生時間データTAとして登録する(ステッ
プ424)。続いて、テンポラリ設定再生時間データT
A(18秒)<再生指示時間データt(30秒)である
ため、ステップ430へスキップする(ステップ42
6:No)。以降、ステップ432において全ファイル
の検索が終了したと判定するまで各ファイルについてス
テップ422ないしステップ430を実行し、再生指示
時間データtを満たす設定再生時間データTを有するフ
ァイル名が検索された場合は、そのファイル名データを
テンポラリファイルリスト191に登録する。
【0134】そして、上記のように図25のステップ4
20の処理が終了するとステップ434へ進み、テンポ
ラリファイルリスト191にファイル名データが登録さ
れているかを判定し、登録されている場合は、ステップ
484へ進み(ステップ434:Yes)、テンポラリ
ファイルリスト191に登録されているファイル名デー
タの中から1つのファイル名データをランダムに選択
し、その選択したファイル名データを図30(F)に示
す再生中ファイル194に登録する(ステップ48
2)。ここでは、テンポラリファイルリスト191にフ
ァイル名データ「E789.VOB」が登録されている
ため、図30(F)に示すように、ファイル名データ
「E789.VOB」をテンポラリファイルリスト19
1に登録する。
【0135】そして、ファイル名データ「E789.V
OB」の背景映像データが、DVD61A、または、6
2Aから読出され、バッファメモリ65、MPEGデコ
ーダ回路66およびコマンダ20の映像制御回路54な
どにより、背景映像がモニタ12,14に表示される
(図21のステップ500)。また、上記ステップ42
0における検索によって「024」を先頭に有するファ
イル名データがテンポラリファイルリスト190に登録
されなかった場合は(ステップ434:No)、先頭の
2桁が「02」のファイル名データを検索する(ステッ
プ440)。このステップ440では、図27に示す処
理が実行される(ステップ442ないしステップ45
2)。
【0136】図27に示す処理は、ステップ442にお
いて、先頭に「02」を有するファイルを検索する以外
は、図26に示した処理と同一であり、ステップ448
において、先頭に「02」を有するファイル名データが
テンポラリファイルリスト190に登録される。そし
て、テンポラリファイルリスト190に登録されたファ
イル名データがある場合は(ステップ454:Ye
s)、図25のステップ484において、テンポラリフ
ァイルリスト190に登録されているファイル名データ
の中から1つのファイル名データをランダムに選択し、
その選択したファイル名データを再生中ファイル194
に登録する。
【0137】さらに、上記ステップ440における検索
によって「02」を先頭に有するファイル名データがテ
ンポラリファイルリスト190に登録されなかった場合
は(ステップ454:No)、先頭の1桁が「0」のフ
ァイル名データを検索する(ステップ460)。このス
テップ460では、図28に示す処理が実行される(ス
テップ462ないしステップ472)。図28に示す処
理は、ステップ462において、先頭に「0」を有する
ファイル名データを検索する以外は、図26および図2
7に示した処理と同一である。そして、ステップ468
においてテンポラリファイルリスト190に登録された
ファイル名データがある場合は(ステップ474:Ye
s)、上記と同様に、その登録されたファイル名データ
の中から1つのファイル名データをランダムに選択し、
再生中ファイル194に登録する(ステップ484)。
【0138】そして、上記ステップ460における検索
によって「0」を先頭に有するファイル名データがテン
ポラリファイルリスト190に登録されなかった場合は
(ステップ474:No)、1桁目の「0」に対応する
親ジャンルに属するファイル名データの中から1つのフ
ァイル名データをランダムに選択し、再生中ファイル1
94に登録する(ステップ480:Yes、ステップ4
84)。たとえば、「0」で示されるジャンルは、演歌
一般(A)であるから(図14(B))、その親ジャン
ルである演歌冬B(1)(図15(B))に属するファ
イル名データの中から1つのファイル名データをランダ
ムに選択し、再生中ファイル194に登録する(ステッ
プ480:Yes、ステップ、484)。つまり、背景
映像ファイルテーブル100の中から先頭に「1」を有
するファイル名データをテンポラリファイルリスト19
0に登録し、その中から1つのファイル名データをラン
ダムに選択し、再生中ファイル194に登録する。
【0139】なお、親ジャンルに属するファイル名デー
タを検索できなかった場合は(ステップ480:N
o)、エラー表示を行って再生を停止させる(ステップ
482)。たとえば、DVDプレーヤ6、または、コマ
ンダ20の前面パネルに設けられたエラー表示用のLE
D(図示省略)を点灯させたり、エラーメッセージを液
晶表示する。または、モニタ12,14に「指定された
背景映像が記憶されていませんので、そのままお待ちく
ださい。」などのメッセージ映像を表示する。
【0140】以上のように、本第3実施形態のDVDプ
レーヤ6によれば、再生を指定した背景映像の検索を実
行しながら、再生指示時間を満たすことができる背景映
像を検索できる。なお、図26に示すステップ424の
次に、再生指示時間tとテンポラリ設定再生時間TAと
の差(t−TA)を演算するステップ425を設け、ス
テップ426の判定内容を、その差が所定値を超えてい
ない場合は、ステップ428へ進む内容に変更すること
もできる。つまり、上記差がカラオケをする者が気にな
らない程度に小さいかを判定し、小さい場合は、そのま
ま第1テンポラリファイルリスト190に登録する。こ
の場合、図27および図28に示す処理についても、図
26と同一の変更を行う。
【0141】また、上記第1実施形態における図23に
示す単純分割処理のステップ352を図29のステップ
352に示すように、再生ファイル検索対象となってい
る再生指示データの1つ前の順序の再生指示データを空
き登録領域に複写する処理内容に変更することもでき
る。たとえば、上記第1実施形態では、再生指示テーブ
ル90(図10(A))に示す4番目の再生指示データ
「G024」が再生ファイル検索対象となっているか
ら、その1つ前の3番目の再生指示データ「G094」
を空き登録領域である新たな5番目の登録領域に登録す
る(図11(D))。
【0142】つまり、再生ファイル検索対象となってい
る再生指示データの1つ前に登録されている再生指示デ
ータのジャンルは、再生ファイル検索対象となっている
再生指示データのジャンルと同一または類似の場合が多
いため、再生ファイル検索対象となっている再生指示デ
ータの1つ前に登録されている再生指示データを空き登
録領域に登録することにより、再生ファイル検索対象と
なっている再生指示データと同一または類似のジャンル
の背景映像を連続で再生することができる。たとえば、
図11(B)に示すように、4番目の「G024」のジ
ャンルと類似するジャンルに対応する「G029」を5
番目に登録することにより、類似のジャンルの背景映像
を連続で再生できる。
【0143】なお、再生ファイル検索対象となっている
再生指示データの1つ後に登録されている再生指示デー
タを空き登録領域に登録する構成にすることもできる。
たとえば、再生指示テーブル90(図10(A))の5
番目の再生指示データ「G050」を新たな5番目の登
録領域に登録する。また、再生ファイル検索対象となっ
ている再生指示データの前後に2つ以上離れている再生
指示データを空き登録領域に登録する構成でもよい。
【0144】ところで、上記各実施形態では、図7
(D)に示す再生方法指示コマンダ160に示されるス
ケジューリングにしたがって背景映像を再生する場合を
説明したが、図7(E)に示す再生方法指示コマンダ1
70、または、同図(F)に示す再生方法指示コマンダ
180により、背景映像の再生方法が指示される場合
も、再生方法指示コマンダ160の場合と同様に、CP
U45およびCPU64により、上記各ステップが実行
され、指定時間に対して実際の再生時間に過不足がある
状態を解消できる。
【0145】また、上記各実施形態では、実際の再生時
間が不足している部分で背景映像を再生する構成を説明
したが、上記不足している部分を前に詰めて、不足して
いる分を最後に再生したり、途中で再生したりする構成
にすることもできる。また、実際の再生時間が、指定さ
れた再生時間より、かなり長い場合(たとえば、ストー
リー性のある背景映像などの場合)は、指定された再生
時間で再生が終了すると、かえって興ざめする場合があ
る。そこで、そのような場合に、実際の再生時間が指定
された再生時間に近い背景映像を選択し、その選択され
た背景映像を再生する構成にすることもできる。なお、
上記各実施形態では、本発明の映像再生装置としてカラ
オケ装置に備えられたDVDプレーヤを代表に説明した
が、カラオケ装置以外に用いられるDVDプレーヤ、C
D−ROMプレーヤなどにも適用することもできる。
【0146】ところで、CPU45により実行されるス
テップ200およびステップ216(図19)と、CP
U64により実行されるステップ202からステップ2
14(図20)と、ステップ218からステップ504
(図21)とが、請求項1ないし請求項11に記載の再
生手段として共通に機能する。また、CPU64により
実行されるステップ302からステップ331(図2
2)と、ステップ332からステップ356(図23)
とが請求項1に記載の再生手段の一部として機能する。
【0147】さらに、CPU64により実行されるステ
ップ360からステップ404(図24)が請求項2に
記載の再生手段の一部として機能する。また、CPU6
4により実行されるステップ410からステップ484
(図25)と、ステップ422からステップ432(図
26)と、ステップ442からステップ452(図2
7)と、ステップ462からステップ472(図28)
とが請求項3に記載の再生手段の一部として機能する。
さらに、CPU64により実行されるステップ352
(図29)が請求項4に記載の再生手段の一部として機
能する。また、コマンダ20、アンプ16およびスピー
カ13,13が、請求項11に記載の楽曲情報再生手段
に相当する。
【0148】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、映像の再
生時間を指定した場合に、実際に再生できる時間が、指
定した再生時間に対して不足している場合であっても、
その不足している時間分、映像が再生されないというこ
とが生じない映像再生装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のカラオケ装置の外観説明図で
ある。
【図2】(A)は、カラオケ装置に備えられたコマンダ
の前面パネルの説明図であり、(B)は、コマンダの背
面パネルの説明図である。
【図3】コマンダの制御系の構成をブロックで示す説明
図である。
【図4】DVDプレーヤの構成および機能をブロックで
示す説明図である。
【図5】カラオケ装置に備えられた送信器の説明図であ
る。
【図6】(A)は曲データの主要構成をブロックで示す
説明図であり、(B)は再生開始コマンドの構成を表す
説明図であり、(C)は再生停止コマンドの構成を表す
説明図である。
【図7】(D)はジャンルおよびキーワードにより背景
映像の再生方法を指示する再生方法指示コマンドの構成
を示す説明図であり、(E)は番組番号により番組情報
を示す背景映像を指示する再生方法指示コマンドの構成
を示す説明図であり、(F)はジャンルおよびキーワー
ドと、番組番号とにより、ジャンルおよびキーワードに
より特定される背景映像、および番組番号により特定さ
れる背景映像を混在させて指示する再生方法指示コマン
ドの構成を示す説明図である。
【図8】図9(A)に示す再生指示テーブル90に登録
された再生スケジュールを時系列で示す説明図である。
【図9】(A)は再生方法指示コマンド160により示
される再生指示データおよび再生指示時間データが登録
された再生指示テーブルの構成を示す説明図であり、
(B)は再生方法指示コマンド170により示される再
生指示データおよび再生指示時間データが登録された再
生指示テーブルの構成を示す説明図であり、(C)は再
生方法指示コマンド180により示される再生指示デー
タおよび再生指示時間データが登録された再生指示テー
ブルの構成を示す説明図である。
【図10】(A)および(B)は、本発明第1実施形態
で用いる再生指示テーブルの構成を示す説明図であり、
(C)および(D)は、本発明第2実施形態で用いる再
生指示テーブルの構成を示す説明図である。
【図11】(A)および(B)は、再生時間の不足分を
類似ジャンルの背景映像により補う場合を説明する再生
指示テーブルの説明図であり、(C)および(D)は、
再生時間の不足分を前に再生した背景映像と同じジャン
ルの背景映像により補う場合を説明する再生指示テーブ
ルの説明図である。
【図12】(A)および(B)は、本発明第3実施形態
で用いる再生指示テーブルの構成を示す説明図である。
【図13】背景映像ファイルテーブルの構成を示す説明
図である。
【図14】(A)は番組情報ファイルテーブルの構成を
示す説明図であり、(B)は親ジャンルテーブルの構成
を示す説明図である。
【図15】(A)はジャンルキーワード数値のビット構
成を示す説明図であり、(B)はジャンル名、数値およ
び分類との対応関係を示す説明図である。
【図16】(A)はジャンルAと第1キーワードとの対
応関係を示す説明図であり、(B)はジャンルAと第1
キーワードとの対応関係を示す説明図である。
【図17】(A)は第1キーワード「港/船」に対する
第2キーワードの割り当てを示す説明図であり、(B)
は第1キーワード「田舎」に対する第2キーワードの割
り当てを示す説明図であり、(C)は第1キーワード
「雑踏」に対する第2キーワードの割り当てを示す説明
図である。
【図18】番組情報の割り当てを示す説明図である。
【図19】本発明第1実施形態のCPU45により実行
される選曲から予約曲の再生までの制御内容を示すフロ
ーチャートである。
【図20】本発明第1実施形態のCPU64により実行
されるコマンド解析タスクを示すフローチャートであ
る。
【図21】本発明第1実施形態のCPU64により実行
されるDVD再生タスクを示すフローチャートである。
【図22】本発明第1実施形態のCPU64により実行
される再生ファイル検索の処理内容を示すフローチャー
トである。
【図23】図22のステップ330で実行される単純分
割処理の内容を示すフローチャートである。
【図24】図22のステップ330で実行される等分割
処理の内容を示すフローチャートである。
【図25】本発明第2実施形態のCPU64により実行
される再生ファイル検索の処理内容を示すフローチャー
トである。
【図26】図25に示すステップ420で実行される3
桁比較の処理内容を示すフローチャートである。
【図27】図25に示すステップ440で実行される2
桁比較の処理内容を示すフローチャートである。
【図28】図25に示すステップ460で実行される1
桁比較の処理内容を示すフローチャートである。
【図29】図23のステップ352の変更例を示すフロ
ーチャートである。
【図30】(A)から(C)は、それぞれ本発明第1お
よび第2実施形態で用いる第1テンポラリファイルリス
ト、第2テンポラリファイルリスト、再生中ファイルの
構成を示す説明図であり、(D)は本発明第2実施形態
で用いるテンポラリ再生指示時間登録ファイルの構成を
示す説明図であり、(E)から(G)は、それぞれ本発
明第3実施形態で用いるテンポラリファイルリスト、再
生中ファイル、テンポラリ設定再生時間登録ファイルの
構成を示す説明図である。
【図31】モニタ12の表示画面を説明する説明図であ
る。
【図32】(A)は、AからHの8個の背景映像の再生
順序と、各背景映像に対して指示された再生時間(単
位:秒)とを時系列で示す説明図であり、(B)は、再
生順序と、各背景映像の実際に再生できる時間(単位:
秒)とを時系列で示す説明図である。
【符号の説明】
6 DVDプレーヤ 10 カラオケ装置 15 通信ケーブル 16 アンプ 20 コマンダ 45,64 CPU 60 映像管理テーブル用メモリ 61A,62A DVD 90 再生指示テーブル 100 背景映像ファイルテーブル 130 曲データ 140 再生開始コマンド 150 再生停止コマンド 160 再生方法指示コマンド t 再生指示時間データ T 設定再生時間データ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像を示す映像情報が記憶された映像情
    報記憶手段と、 楽曲情報が再生される際に前記映像情報記憶手段に記憶
    されている映像情報の中から所定の映像情報を選択し、
    その選択した映像情報を再生する再生手段とが備えられ
    た映像再生装置において、 前記映像情報記憶手段には、 前記楽曲のジャンルごとに設定された複数の映像を示す
    複数の映像情報と、 これらの複数の映像情報のそれぞれの再生時間を示す再
    生時間情報とが、それぞれ対応付けられて記憶されてお
    り、 前記再生手段は、 再生すべき複数の映像情報と、これらの映像情報を再生
    する順序と、それらの映像情報をそれぞれ再生すべき時
    間を指定する指定時間とが指示された際に、その指定時
    間と、前記指示された映像情報に対応付けられた再生時
    間情報により示される再生時間とを比較する演算を前記
    指示された複数の映像情報のそれぞれについて実行し、
    所定の映像情報について、前記指示された映像情報に対
    応付けられた再生時間情報により示される再生時間が前
    記指定時間に対して不足しているという演算結果が出た
    場合に、前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情
    報の中から前記不足している時間以上の再生時間を示す
    再生時間情報に対応付けられた映像情報を選択し、この
    選択した映像情報を所定の順序で再生するものであるこ
    とを特徴とする映像再生装置。
  2. 【請求項2】 映像を示す映像情報が記憶された映像情
    報記憶手段と、 楽曲情報が再生される際に前記映像情報記憶手段に記憶
    されている映像情報の中から所定の映像情報を選択し、
    その選択した映像情報を再生する再生手段とが備えられ
    た映像再生装置において、 前記映像情報記憶手段には、 前記楽曲のジャンルごとに設定された複数の映像を示す
    複数の映像情報と、 これらの複数の映像情報のそれぞれの再生時間を示す再
    生時間情報とが、それぞれ対応付けられて記憶されてお
    り、 前記再生手段は、 再生すべき複数の映像情報と、これらの映像情報を再生
    する順序と、それらの映像情報をそれぞれ再生すべき時
    間を指定する指定時間とが指示された際に、その指定時
    間と、前記指示された映像情報に対応付けられた再生時
    間情報により示される再生時間とを比較する演算を前記
    指示された複数の映像情報のそれぞれについて実行し、
    所定の映像情報について、前記指示された映像情報に対
    応付けられた再生時間情報により示される再生時間が前
    記指定時間に対して不足しているという演算結果が出た
    場合に、前記所定の映像情報について指定される指定時
    間を複数の時間に分割し、その分割された時間以上の再
    生時間を示す再生時間情報に対応付けられた映像情報を
    前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中か
    らそれぞれ選択し、これらの選択された映像情報を前記
    所定の映像情報に代えて再生するものであることを特徴
    とする映像再生装置。
  3. 【請求項3】 映像を示す映像情報が記憶された映像情
    報記憶手段と、 楽曲情報が再生される際に前記映像情報記憶手段に記憶
    されている映像情報の中から所定の映像情報を選択し、
    その選択した映像情報を再生する再生手段とが備えられ
    た映像再生装置において、 前記映像情報記憶手段には、 前記楽曲のジャンルごとに設定された複数の映像を示す
    複数の映像情報と、 これらの複数の映像情報のそれぞれの再生時間を示す再
    生時間情報とが、それぞれ対応付けられて記憶されてお
    り、 前記再生手段は、 再生すべき複数の映像情報と、これらの映像情報を再生
    する順序と、それらの映像情報をそれぞれ再生すべき時
    間を指定する指定時間とが指示された際に、その指定時
    間と、前記指示された映像情報に対応付けられた再生時
    間情報により示される再生時間との差を求める演算を前
    記指示された複数の映像情報のそれぞれについて実行
    し、所定の映像情報について、前記指示された映像情報
    に対応付けられた再生時間情報により示される再生時間
    が前記指定時間に対して不足しているという演算結果が
    出た場合に、前記指定時間以上の再生時間を示す再生時
    間情報に対応付けられた映像情報を前記映像情報記憶手
    段に記憶されている映像情報の中から選択し、この選択
    した映像情報を前記所定の映像情報に代えて再生するも
    のであることを特徴とする映像再生装置。
  4. 【請求項4】 映像を示す映像情報が記憶された映像情
    報記憶手段と、 楽曲情報が再生される際に前記映像情報記憶手段に記憶
    されている映像情報の中から所定の映像情報を選択し、
    その選択した映像情報を再生する再生手段とが備えられ
    た映像再生装置において、 前記映像情報記憶手段には、 前記楽曲のジャンルごとに設定された複数の映像を示す
    複数の映像情報と、 これらの複数の映像情報のそれぞれの再生時間を示す再
    生時間情報とが、それぞれ対応付けられて記憶されてお
    り、 前記再生手段は、 再生すべき複数の映像情報と、これらの映像情報を再生
    する順序と、それらの映像情報をそれぞれ再生すべき時
    間を指定する指定時間とが指示された際に、その指定時
    間と、前記指示された映像情報に対応付けられた再生時
    間情報により示される再生時間との差を求める演算を前
    記指示された複数の映像情報のそれぞれについて実行
    し、所定の映像情報について、前記差が所定の時間を超
    える演算結果が出た場合に、前記差が所定の時間以下と
    なる再生時間を示す再生時間情報に対応付けられた映像
    情報を前記映像情報記憶手段に記憶された映像情報の中
    から選択し、この選択した映像情報を前記所定の映像情
    報に代えて再生するものであることを特徴とする映像再
    生装置。
  5. 【請求項5】 前記再生手段は、 前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中か
    ら選択する映像情報を前記所定の映像と同じジャンルの
    映像情報の中から選択するものであることを特徴とする
    請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の映像再
    生装置。
  6. 【請求項6】 前記再生手段は、 前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中か
    ら選択する映像情報として、前記所定の映像情報が再生
    される順序の前後のいずれかの順序で再生される映像情
    報を選択するものであることを特徴とする請求項1ない
    し請求項5のいずれか1つに記載の映像再生装置。
  7. 【請求項7】 前記再生手段は、 前記映像情報記憶手段に記憶されている映像情報の中か
    ら選択する映像情報が、前記指示された映像と同じジャ
    ンルの映像情報の中に存在しない場合に、前記ジャンル
    に類似するジャンルの映像情報を前記映像情報記憶手段
    に記憶されている映像情報の中から選択するものである
    ことを特徴とする請求項5に記載の映像再生装置。
  8. 【請求項8】 前記映像情報記憶手段に記憶された複数
    の映像情報には、 前記ジャンルを特定するジャンル特定情報と、前記映像
    の内容を特定する内容特定情報と、前記映像情報の再生
    時間を示す再生時間情報とが、それぞれ対応付けられて
    なることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれ
    か1つに記載の映像再生装置。
  9. 【請求項9】 前記映像情報記憶手段には、前記ジャン
    ルごとに複数の映像情報が記憶されており、 前記ジャンルに類似するジャンルの映像情報は、前記複
    数の映像情報の中の所定の映像情報であることを特徴と
    する請求項7に記載の映像再生装置。
  10. 【請求項10】 前記映像情報は、前記映像情報記憶手
    段にMPEG規格により記憶されてなることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項9のいずれか1つに記載の映像
    再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項10のいずれか
    1つに記載の映像再生装置と、前記楽曲情報を再生する
    楽曲情報再生手段とが備えられたことを特徴とする楽音
    再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007094244A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Xing Inc カラオケシステム
JP2010237507A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Brother Ind Ltd カラオケネットワークシステム、カラオケ装置

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JP2007094244A (ja) * 2005-09-30 2007-04-12 Xing Inc カラオケシステム
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