JP3317127B2 - カラオケ装置 - Google Patents

カラオケ装置

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JP3317127B2
JP3317127B2 JP03892596A JP3892596A JP3317127B2 JP 3317127 B2 JP3317127 B2 JP 3317127B2 JP 03892596 A JP03892596 A JP 03892596A JP 3892596 A JP3892596 A JP 3892596A JP 3317127 B2 JP3317127 B2 JP 3317127B2
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勉 小島
真人 大橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラオケ装置に係
り、特にメドレ編曲化が可能なカラオケ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、飲食店や家庭等に設置されるカ
ラオケ装置においては、所望する楽曲の伴奏音楽情報、
背景映像情報、歌詞文字情報がレーザディスク等の記憶
媒体に予め記憶されている。そして、利用者が所望する
楽曲を選曲すると、バックコーラスがある場合には、再
生伴奏音に合わせてバックコーラスが重ねられ、そし
て、背景映像が写しだされると同時にこの映像に歌詞文
字が表示され、利用者が歌唱し易いように歌詞文字の色
が伴奏に合わせて変化していくようになされたものが広
く知られている。このようなカラオケ装置にあっては、
レーザディスクに記憶されている以外の楽曲について
は、利用することができないし、また、利用頻度が高い
楽曲のみならず、利用頻度が低い楽曲も全部揃えるとな
るとそれに伴う費用も膨大なものとなり、現実的ではな
い。
【0003】更には、新曲が登場して、その曲をカラオ
ケ装置の伴奏で歌いたい場合にあっても、その新曲が、
カラオケ演奏装置用のレーザディスクとしてカッティン
グされ、市販されるまでは歌うことはできず、利用でき
るまでに例えば数ヵ月も待たなければならない。そこ
で、これらの問題点を一気に解決するための手段とし
て、通信カラオケ装置が最近開発されるに至った。この
通信カラオケ装置は、既発売の楽曲はもとより逐次発表
される多種類の楽曲に関する情報を情報センタがデータ
ベースとして持ち、これから選択したものを必要に応じ
て電話回線を介して個々の利用者に配信し、この配信さ
れた楽曲の中から利用者が選択して利用するものであ
る。この通信カラオケ装置には、利用者が選曲を行なう
毎に、選曲された楽曲に関する情報をセンタ側から配信
するようにした非蓄積型の装置や利用者が容量の大きな
記憶媒体、例えばハードディスクを備えておき、これに
使用頻度の高い楽曲に関する情報を蓄積しておき、この
蓄積データから所望の楽曲を選択して利用するようにし
た蓄積型の装置がある。この蓄積型の装置は、通信回線
の費用が非蓄積型の装置と比較して少なくて済むことか
ら、広く利用される傾向にある。
【0004】この蓄積型装置の記憶媒体のデータは、夜
間等の電話回線の利用率が低い時に、毎日或いは必要に
応じてアップデートされ、早期に配信することができ
る。ところで、シンセサイザや電子ピアノ等の電子楽器
は、技術進歩により音質などの性能が格段に向上してお
り、これを駆動する情報は、デジタル符号化された信
号、例えば音楽情報の伝達用に規定されたMIDI(M
usical Instrument Digital
Interface)規格に則って伝送される。ここ
で、MIDIとは、シンセサイザや電子ピアノ等の楽器
等の音源と連結して情報の交換を可能とすべく定められ
たハードウエアとソフトウエアの規格をいう。
【0005】このMIDI規格を用いることにより、電
子楽器制御信号を効率的に伝送することが可能となっ
た。また、このMIDI規格に属さない他の情報、例え
ば歌詞文字情報と静止画情報は可逆算術圧縮法による信
号で送信され、コーラス情報はPCM(Pulse C
ode Modulation)信号やMPEG(Mo
ving Picture Image Cordin
g Experts Group)のオーディオ信号が
コーディング方法でフォーマット化された信号により送
信されることになる。カラオケ装置の記憶装置へ蓄積さ
れた情報は、利用者の選曲に応じて読み出されて、再生
され、利用者は再生される伴奏音楽に合わせて且つディ
スプレイに表示された歌詞文字を参照しつつ歌唱するこ
とになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、楽曲の中に
は、一人の歌手の複数のヒット曲等を部分的に抽出して
結合し、メドレ化して1つの楽曲としたものもあり、利
用者にとっては、部分的にではあるが、一度に複数の曲
を歌うことができることから面白く多く利用される傾向
にある。しかしながら、このメドレ楽曲は、どの楽曲を
メドレ化するかは予め製作者側で決められているために
1つの楽曲として固定化されており、利用者が任意の曲
を選んでこれをメドレ化して楽しむということはできな
かった。また、同一歌手の楽曲だけでなく、利用者の好
きな様々な歌手の楽曲をメドレ化して歌いたい場合にも
これに対応することはできなかった。本発明は、以上の
ような問題点に着目して、これを有効に解決すべく創案
されたものであり、任意の複数の楽曲をメドレ化するこ
とができるカラオケ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1のモードを行なうカ
ラオケ装置は、デジタル符号化された多数の楽曲情報を
記憶する主記憶部から所望の楽曲を選択し、選択された
楽曲情報を再生するカラオケ装置において、入力操作に
よってメドレ化すべき複数の楽曲を指定するメドレ楽曲
指定部と、このメドレ楽曲指定部にて指定された楽曲が
メドレのどの位置に配置されるかを判別するメドレ順序
判別部と、このメドレ順序判別部の結果に応じて楽曲情
報の所定のメドレ化部を選択的に抽出する抽出部と、こ
の抽出部にて抽出された各メドレ化部の接続処理を行な
う接続処理部とを備えるように構成したものである。
【0008】第2のモードを行なうカラオケ装置は、デ
ジタル符号化された多数の楽曲情報を記憶する主記憶部
から所望の楽曲を選択し、選択された楽曲情報を再生す
るカラオケ装置において、ランダムメドレを指定するラ
ンダムメドレ指定部と、このランダムメドレ指定部の入
力に応答して前記主記憶部からメドレ化すべき所定の数
の楽曲をランダムに選択するランダム楽曲選択部と、こ
のランダム楽曲選択部にて選択された楽曲がメドレのど
の位置に配置されるかを判別するメドレ順序判別部と、
このメドレ順序判別部の結果に応じて楽曲情報の前奏と
メドレ化部と後奏を選択的に抽出する抽出部と、この抽
出部にて抽出された各メドレ化部の接続処理を行なう接
続処理部とを備えるように構成したものである。
【0009】第3のモードを行なう本発明の係るカラオ
ケ装置は、入力手段、制御手段、再生手段を備え、主記
憶部の記憶する楽曲情報の再生を行うカラオケ装置にお
いて、入力手段は、歌手名の指定が可能であり、制御手
段は、第1−第5の処理を行い、第1の処理は、入力手
段にて指定された歌手名の全ての楽曲を抽出し、第2の
処理は、第1の処理にて抽出された楽曲から所定数、メ
ドレ化楽曲としてランダムに指定し、第3の処理は、指
定されたメドレ化楽曲がどの順序に位置するかを判別
し、第4の処理は、第3の処理の判別結果に基づいてメ
ドレ化楽曲から前奏部、メドレ化部、後奏部を読み出
し、第5の処理は、第4の処理にて読み出された、前奏
部、メドレ化部、後奏部の接続処理を行い、再生手段
は、第5の処理にて接続された楽曲情報の再生を行うカ
ラオケ装置である。
【0010】本願の他の発明は、上記第1及び第3モー
ド、或いは第2及び第3モードから、特定の1つのモー
ドを選択できるようにしたものである。すなわち、入力
手段、制御手段、再生手段を備え、主記憶部の記憶する
楽曲情報の再生を行うカラオケ装置において、入力手段
は、第1、第3モードの切替、メドレ化楽曲の指定、歌
手名の指定が可能であり制御手段は、第1モードにお
いては第3−第5の処理を、第3モードにおいては第1
−第5の処理を行い、第1の処理は、入力手段にて指定
された歌手名の全ての楽曲を抽出し、第2の処理は、第
1の処理にて抽出された楽曲から所定数、メドレ化楽曲
としてランダムに選択し、第3の処理は、第1モードに
おいては入力手段にて指定されたメドレ化楽曲が、第3
モードにおいては第2の処理で選択されたメドレ化楽曲
が、どの順序に位置するかを判別し、第4の処理は、第
3の処理の判別結果に基づいてメドレ化楽曲から前奏
部、メドレ化部、後奏部を読み出し、第5の処理は、第
4の処理にて読み出された、前奏部、メドレ化部、後奏
部の接続処理を行い、再生手段は、第5の処理にて接続
された楽曲情報の再生を行うカラオケ装置である。
た、すなわち入力手段、制御手段、再生手段を備え、主
記憶部の記憶する楽曲情報の再生を行うカラオケ装置に
おいて入力手段は、第2、第3モードの切替、ランダ
ムメドレ実行の指定、歌手名の指定が可能であり、制御
手段は、第2モードにおいては第2−第5の処理を、第
3モードにおいては第1−第5の処理を行い、第1の処
理は、入力手段にて指定された歌手名の全ての楽曲を抽
出し、第2の処理は、第2モードにおいてはランダムメ
ドレ実行の指定の際、主記憶部の楽曲から、第3モード
においては第1の処理にて抽出された楽曲から、所定
数、メドレ化楽曲としてランダムに選択し、第3の処理
は、第2の処理で選択されたメドレ化楽曲がどの順序に
位置するかを判別し、第4の処理は、第3の処理の判別
結果に基づいてメドレ化楽曲から前奏部、メドレ化部、
後奏部を読み出し、第5の処理は、第4の処理にて読み
出された、前奏部、メドレ化部、後奏部の接続処理を行
い、再生手段は、第5の処理にて接続された楽曲情報の
再生を行うカラオケ装置である。
【0011】第1のモードによれば、メドレ楽曲指定部
により、メドレ化すべき任意の複数の楽曲を利用者が指
定すると、メドレ順序判別部がメドレ化の順列を判断す
る。この順列は、例えば利用者による指定順となる。抽
出部は、このメドレ順序判別部の結果に応じて楽曲の所
定のメドレ化部などを選択的に抽出する。例えばメドレ
の先頭曲の場合には前奏の部分とメドレ化部が抽出さ
れ、中間曲の場合にはメドレ化部のみが抽出され、最終
曲の場合にはメドレ化部と後奏の部分が抽出され、それ
ぞれ保存される。そして、接続処理部は、抽出された各
メドレ化部の接続を行なうために前曲の演奏速度や調性
を考慮して後続する次曲の演奏速度や調性を変化させて
接続処理を行なう。このようにして1つのメドレ化楽曲
を作ったならば、通常の方法でこのメドレ化楽曲の再生
を開始する。尚、楽曲情報には、配信に先立って、メド
レ化する場合に抽出されるメドレ化部が予め規定されて
いる。
【0012】第2のモードによれば、利用者がランダム
メドレ指定部を選択すると、ランダム楽曲選択部は主記
憶部からメドレ化すべき所定の数の楽曲をランダムに選
択する。この場合、選択範囲を主記憶部の全楽曲として
もよいし、或いは主記憶部内の特定のジャンル等の楽曲
に絞り込むようにしてもよい。このようにメドレ化すべ
き複数の楽曲を選択した後の処理は、第1の発明の場合
と同様に、メドレ順序の判断処理及びこれに続く各種の
処理へと移行して行く。
【0013】第3のモードを行なう本発明は、利用者
定の歌手名を指定すると、全楽曲抽出部はこの歌手の
全ての楽曲を抽出する。そして、この抽出された楽曲か
らメドレ化すべき所定の数の楽曲をランダムに選択す
る。このように、メドレ化すべき複数の楽曲を選択した
後の処理は、第1のモードの場合と同様に、メドレ順序
の判断処理及びこれに続く各種の処理へと移行してい
く。
【0014】本願の他の発明は、上記第1、第2及び第
のモードの内、第3のモードを含む2つのモードを有
し、これを切替部により切り替え可能にしたものであ
る。尚、当然のこととして各発明は、指定された楽曲の
情報を全体に亘って再生する、いわゆる通常モードを有
しているのは当然である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るカラオケ装
置の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1はM
IDI規格に適合した本発明のカラオケ装置を示すブロ
ック構成図、図2は再生手段を主に示すブロック構成
図、図3は本発明の機能ブロック図、図4は入力手段の
一例を示す構成図、図5は楽曲情報の内の伴奏音楽情報
の一例を示す構成図である。
【0016】まず、図1に基づいて通信型のカラオケ装
置の全体構成について説明する。蓄積型のカラオケ装置
1にて必要とされる情報を提供する情報センタ2は、多
数の楽曲についての伴奏音楽情報(MIDI情報)、歌
詞文字情報、コーラスを付加する場合にはコーラス情報
(以上を総称して楽曲情報と称す)、楽曲に関するテキ
スト情報、静止画情報等を蓄積した大容量の記憶媒体3
を有し、各楽曲はデータベース化されている。以上の各
情報はデジタル符号化されており、伝送及び加工が容易
に行なえるようになっている。上記伴奏音楽情報は、電
子楽器を駆動するための情報であり、デジタル符号化さ
れて、いわゆるMIDI規格によりフォーマット化され
ており、これをMIDI情報と称す。このMIDI情報
においては、後述するようにメドレ化部が予め規定され
ている。
【0017】センタ制御部4は、この情報センタ2の全
体の動作を管理するものであり、このデータベースは、
必要に応じて、インタフェース5から公衆の電話回線6
を介して所定のカラオケ装置1に対して配信される。情
報センタ2は複数の音楽再生装置を管理下におき、図示
例ではその内の1つを示している。情報センタ2から配
信された情報は、カラオケ装置1側のインタフェース7
を介して装置内へ取り込まれる。制御手段8は、例えば
マイクロコンピュータ等よりなり、この音楽再生装置全
体の動作を制御するものであり、後述する各モード時に
おける楽曲の選択或いは抽出動作を行なう。
【0018】主記憶部9は、情報センタ2から配信され
た多数の楽曲に関する情報、すなわちMIDI情報、歌
詞文字情報、コーラス情報、テキスト情報、静止画情報
等を記憶するための記憶媒体であり、多量のデータを記
憶することから、安価で且つ記憶容量の大きな記憶媒
体、例えばハードディスク等により構成される。動画情
報蓄積部10は、例えば多数のレーザディスク等よりな
り、この中に多数の動画が予め記憶されており、各動画
は演歌、フォーク、ポップス等の曲種に対応して、必要
に応じて読み出される。キーボード及びリモコン装置よ
りなる入力手段11は、利用者が選曲を行なったり、曲
のテンポ(速さ)を設定する情報を入力したり、本発明
のモードを切り替えたりするものである。
【0019】再生手段12は、入力手段11からの選曲
情報や選択されたモードに基づいて、制御手段8を介し
て主記憶部9から読み出してきたMIDI情報、コーラ
ス情報、歌詞文字情報等を再生するものであり、再生さ
れた伴奏音楽、コーラスは、ミキサ部14にてミックス
された後にマイクロフォン13より入力された歌声と共
に増幅器19にて更にミキシングされ、スピーカ15に
て音響として出力することになる。また、選曲された楽
曲の再生と同時に、その曲種に応じて選択された動画情
報が制御手段8を介して動画情報蓄積部10から読み出
され、ディスプレイ16にこれを表示しつつ上記再生手
段12にて再生した歌詞文字情報をスーパーインポーズ
してこれを重ね合わせて表示するようになっている。
【0020】次に、図2に基づいて、図1中の再生手段
12を主体とした具体的な構成について説明する。ま
ず、再生手段12は、制御手段8に接続されるバス17
を有し、このバス17には、書き込み・読み出し動作が
早い高速のアクセス用記憶手段として、例えば再生用D
RAM(Dynamic Random Access
Memory)18が接続されている。
【0021】この再生用DRAM18は、主記憶手段9
から読み出した、選択された楽曲に関する情報を静止画
情報を除いて一時的に蓄積したり、本発明のメドレ化操
作時の作業領域として使用するものであり、従って、こ
の内部には、歌詞文字情報を記憶する歌詞文字エリア2
0、MIDI情報を記憶するMIDIエリア21、コー
ラス情報を記憶するコーラスエリア22、メドレ化時の
作業用のメドレ化エリア23等が確保されている。
【0022】主フォント記憶部24は、主たる言語のフ
ォント情報を固定的に記憶する媒体であり、例えばRO
Mよりなり、フォント情報がこの中に予め記憶される。
そして、表示すべき歌詞文字に対応するフォント情報が
引き出されることになる。ここに記憶されるフォント情
報としては、使用頻度の高い日本語は勿論のこと、文字
数の少ない英語、フランス語、ハングル文字等に関する
フォント情報を記憶する。
【0023】フォント展開部25は、先の主フォント記
憶部24から引き出された情報を展開してドット情報に
変換するものであり、例えばOFG(Outline
Font Generator)により構成される。歌
詞文字ビデオ信号形成部26は上記フォント展開部25
にて展開して形成されたドット情報に基づいて実際のビ
デオ信号を形成する部分であり、このビデオ信号形成部
26は歌詞文字用VDP(Video Display
Processor)27と、ここで形成されたビデ
オ信号を一時的に記憶する歌詞文字ビデオRAM28を
有している。
【0024】静止画ビデオ信号形成部29は、静止画用
のビデオ信号を形成する部分であり、このビデオ信号形
成部29は、前記主記憶部9から読み出された静止画情
報を直接取り込んでビデオ信号を形成する静止画用VD
P(Video Display Processo
r)30と、ここで形成されたビデオ信号を一時的に記
憶する静止画ビデオRAM31を有している。
【0025】スイッチ部32は、上記歌詞文字ビデオ信
号形成部26から送られてきたビデオ信号と上記静止画
ビデオ信号形成部29から送られたビデオ信号或いは前
記動画情報蓄積部10から送られたビデオ信号を選択し
て重畳して出力するものであり、これによりディスプレ
イ16上には、静止画或いは動画と歌詞文字が重ね合わ
せて表示されることになる。
【0026】MIDI再生手段33はシンセサイザ等の
音源を有しており、MIDIエリア21から引き出され
たMIDI情報に基づいて順次、電子音を合成して再生
し、伴奏音楽を形成するものである。コーラス再生手段
34は、コーラスエリア22から引き出されたコーラス
情報に基づいてコーラス音を再生するものである。コー
ラス情報は、例えばPCM信号化したものをMPEG等
の情報圧縮手法を用いて圧縮された状態で先のコーラス
エリア22に記憶されており、このコーラス再生手段3
4にて伸張して復号化し、再生する。そして、このMI
DI再生手段33及びコーラス再生手段34にて再生さ
れたオーディオ信号は、ミキサ部14にてミックスさ
れ、このミックス信号はマイクロフォン13からの音声
信号と増幅器19にて更に混合・増幅されて、スピーカ
15から音響として再生するようになっている。
【0027】また、上記入力手段11は、図4にも示す
ように、コード化された楽曲番号や歌手名等を入力する
テンキー群35の外に再生楽曲の高さ調整を行なうキー
コントローラ36、本発明のモードの切り替えを行なう
モード切替部37及び選択されているモード等の表示を
行なう表示部38等を有している。本実施例ではモード
切替部37は、”0”で示される通常モードボタン、”
1”で示される第1のモードボタン、”2”で示される
第2のモードボタン、”3”で示される第3のモードボ
タンを有しており、これらのボタンを押すことにより所
望のモードを選択し得るようになっている。尚、モード
の選択手法は、この構成に限定されず、例えば、選択さ
れたモードの操作を実行する毎に通常モードに戻るよう
に設定してもよい。
【0028】ここで各モードについて簡単に説明する
と、通常モードは、指定された楽曲の情報を全体に亘っ
て再生するモードである。第1のモードは第1の発明に
対応するものであり、利用者が選択した複数の楽曲をメ
ドレ化するモードである。第2のモードは第2の発明に
対応するものであり、主記憶部からランダムに複数の楽
曲を自動的に選択してこれをメドレ化するモードであ
る。第3のモードは、第3の発明に対応するものであ
り、指定された歌手名の楽曲からランダムに複数の楽曲
を自動的に選択してこれをメドレ化するモードである。
【0029】メドレ化するには、各楽曲のどの部分を取
り出すべきかを予め規定しておかなければならない。図
5はMIDI規格化された1つの楽曲の構成例を示して
おり、前段に前奏部分39があり、後段に後奏部分40
があり、両者の間に本奏部分41がある。そして、本奏
部分41の所定の領域、例えば本奏部分の初めから数フ
レーズをメドレ化部分42として予め規定しておく。こ
のメドレ化の情報はMIDIトラックの1つを用いれば
簡単に付加することができる。このメドレ化部分42
は、本奏部分41内のどのエリアを指定してもよく、例
えば上記した例に替えて、楽曲の中で最も盛り上がるい
わゆる、さびの部分等を指定するようにしてもよい。
尚、歌詞文字の表示タイミングもMIDIのトラックの
1つとして規定されているため、上記構成で自動的にメ
ドレ化部に対応した歌詞文字表示が可能となっている。
【0030】次に、図3について通常モードを除く各モ
ードの機能について説明する。まず、図3においては、
第1〜第3までの3つのモード43、44、45が示さ
れており、それぞれ第1〜第3の発明に対応している。
第1のモード43は、モード切替部37の”1”のボタ
ンの押圧により動作するメドレ楽曲指定部36を有して
おり、この指定部36の動作によりメドレ楽曲指定用の
プログラムが起動してメドレ化すべく指定された複数の
楽曲を取り込むようになっている。第2のモード44
は、モード切替部37の”2”のボタンの押圧により動
作するランダムメドレ指定部47とランダム楽曲選択部
48を有している。このランダムメドレ指定部47が動
作するとランダムメドレ指定用のプログラムが動作し、
ランダム楽曲選択部48において、主記憶部9(図1参
照)からメドレ化すべき所定の数の楽曲を自動的にラン
ダムに選択して取り込むようになっている。
【0031】第3のモード45は、モード切替部37
の”3”のボタンの押圧により動作するメドレ歌手指定
部49と全楽曲抽出部50とランダム楽曲選択部51を
有している。このメドレ歌手指定部49が動作するとメ
ドレ歌手指定用のプログラムが動作し、全楽曲抽出部5
0において主記憶部9内におけるこの歌手の全ての楽曲
が抽出され、更に、ランダム楽曲選択部51においてこ
の抽出された楽曲内からメドレ化すべき所定の数の楽曲
を自動的にランダムに選択して取り込むようになってい
る。上記各モード43、44、45に続く、メドレ順序
判別部52、抽出部53及び接続処理部54は、各モー
ドにおいて共通に用いられる。メドレ順序判別部52
は、上記各モードで指定された或いは選択された所定の
数の楽曲が、メドレのどの位置に配置されるかを判別す
るものであり、具体的には後述するように例えば選曲さ
れた楽曲を登録するテーブルに記憶された順にメドレ化
する。
【0032】抽出部53は、このメドレ順序判別部52
の結果に応じてその楽曲情報の前奏部分とメドレ化部と
後奏部分を選択的に抽出する。例えばメドレの先頭曲の
場合には、前奏部分とメドレ化部を抽出し、中間曲の場
合には、メドレ化部のみを抽出し、最終曲の場合はメド
レ化部と後奏部分を抽出し、保存する。接続処理部54
は、上記抽出部53にて抽出されて保存されたメドレ化
部の前後曲の接続処理を行なうものであり、たとえば後
続曲の速度を変えたり、高さを変えて調性したりして先
行曲に自然に連続させるようにする。以上の各動作は、
当然のこととして予め規定されたプログラムに沿って処
理される。以後は、ここででき上がった1つのメドレ曲
を通常のルーチンに従って再生する。
【0033】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。まず、再生時における一般的な
流れについて図1及び図3を参照して説明する。ハード
ディスク等よりなる主記憶部9には、情報センタ2から
必要に応じて配信された多数の楽曲のそれぞれに対する
情報、例えば伴奏音楽用のMIDI情報、歌詞文字情
報、コーラス情報、静止画情報、テキスト情報等が記憶
されている。
【0034】入力手段11を用いて利用者が通常モード
及び楽曲を選択し、且つ自分にあったテンポを選択する
と、制御手段8は、選択された楽曲に対する1曲分の一
連の情報を主記憶部9から読み出して、再生手段12の
高速アクセス用記憶手段、すなわち再生用DRAM18
の所定のエリアに転送される。尚、この通常モードは、
入力手段11におけるモード切替部37のボタン”0”
(図4参照)を押すことにより設定される。歌詞文字の
転送の際には、展開時に参照されるシフトJISコード
等が個々の文字情報に付される。尚、静止画像情報に関
しては、再生用DRAM18ではなくて、静止画ビデオ
信号形成部29の静止画ビデオRAM31へ直接転送さ
れる。
【0035】伴奏情報としてのMIDI情報には、伴奏
音楽に関する情報の外に、その曲に対するテンポ情報、
歌詞文字の表示タイミング及び消去タイミング、コーラ
スの開始タイミング情報及びメドレ化部を示す情報等も
含まれており、テキスト情報には、コード化された歌手
名、楽曲名、コーラスの有無に関する情報が含まれてい
る。制御手段8は、このテンポ情報に基づいてこの装置
全体の動作基準をなすMIDIクロックを形成する。こ
のMIDIクロックの速さは、例えば4分音符の長さに
対して24カウントするような速さに設定されている。
【0036】次に、制御手段8は、再生用DRAM18
に記憶された情報を再生するものであり、歌詞文字エリ
ア20からは、歌詞文字情報が読み出され、これに付加
したシフトJISコード等に基づいて主フォント記憶部
24からフォント情報を読み出し、この情報に基づいて
フォント展開部25にてドット情報に展開する。この歌
詞文字情報のドット情報への展開は、一文字毎に繰り返
して行われる。展開されたドット情報は、歌詞文字ビデ
オ信号形成部26へ送られて、ここで通常のビデオ信号
に変換されて、歌詞文字ビデオRAM28に蓄積されつ
つ送出される。
【0037】歌詞文字ビデオ信号形成部26より送出さ
れた歌詞文字ビデオ信号は、動画情報蓄積部10にて再
生された動画ビデオ信号と或いは静止画ビデオ信号形成
部29から再生された静止画ビデオ信号とスイッチ部3
2により重畳されて、ディスプレイ16に表示されるこ
とになる。これと同時に、MIDIエリア21から読み
出したMIDI情報に基づいて前述のようにMIDIク
ロックを形成しつつ、MIDI再生手段33にて電子楽
器による伴奏音楽を再生し、また、コーラスエリア22
からの情報に基づいてコーラス再生手段34にてコーラ
ス情報を復調する。
【0038】これらの伴奏音楽及びコーラス音は、マイ
クロフォン13からの歌声と混合されてスピーカ15か
ら音響として出力される。これにより、利用者は、ディ
スプレイ16上の動画或いは静止画の下部に表示された
歌詞文字を参照しつつ伴奏音楽に合わせて歌唱すること
になる。
【0039】以上は、通常モード時の動作についての説
明であるが、次に図3乃至図6も参照してメドレモード
時の動作について説明する。利用者は、メドレモードに
関しては入力手段11のモード切替部37のボタン”
1”〜”3”を押圧することにより第1〜第3のモード
を自由に選択することができる。例えばここでボタン”
1”を押して第1のモードを選択したと仮定すると、図
3に示すメドレ楽曲指定部36が起動し、利用者によっ
てその後、連続的に入力される所定の数の楽曲番号を取
り込み、テーブル化して記憶する。このテーブルを記憶
するにはメドレエリア23の一部が用いられる。図6は
このようなテーブルの一例を示す図であり、ここでは5
曲入力された場合を示している。メドレ化する曲数が多
過ぎると歌唱し終わるまでに時間がかかり過ぎるので、
メドレ化できる最大曲数をプログラム上において予め決
めておくようにしてもよいし、また、メドレ化する曲数
を最大曲数内で途中で切るために例えばテンキー群の”
#”ボタンに[終了]を意味する信号を割り付けておく
ようにしてもよい。
【0040】また、ここではテーブルには上から指定さ
れた順に登録され、この順序でメドレ化が行なわれるも
のとする。従って、テーブル上において、一番上に登録
された曲が先頭曲となり、いちばん下(最後)に登録さ
れた曲が最終曲となり、これらの間に登録された曲が中
間曲となる。尚、この順序はプログラム上、任意の順序
に配列できるのは勿論である。このようにテーブルの作
成が完了したならば、次に、上記テーブルに登録した5
つの楽曲に対応する全ての楽曲情報を順に、或いは一度
に全部主記憶部9からメドレ化エリア23に転送する。
そして、メドレ順序判別部52は、上記テーブルへの登
録順を参照しつつ当該楽曲がどの順序に位置するかを判
別し、この判別結果に基づいて抽出部53は、所定の部
分を楽曲情報から抽出する。例えば、先頭曲について
は、図5に示すように前奏部分39とメドレ化部分42
を読み出し、中間曲についてはメドレ化部分42のみを
読み出し、更に最終曲についてはメドレ化部分42と後
奏部分40を読み出し、これらを保存する。このメドレ
化部分42は、前述したように楽曲情報の配信時に予め
センタ側にて規定されている。
【0041】さて、このようにメドレ化すべき部分を、
取り出したのであるが、この状態で単純に接続して順序
良く再生すると、前後の曲の速度や高さが異なっている
場合には非常に歌唱し難くなるので、この接続部を自然
な形で円滑に移行させるために接続部の処理を行なう。
すなわち、接続処理部54においては、先行曲に合わせ
て後続曲の速度を変えたり、高さを変えて調性を行なっ
たりする。また、接続部に僅かの休止期間を設けたり、
或いは音階の上行信号や下行信号を加えて円滑に移行さ
せるようにする。このような処理が、メドレ化エリア2
3上で完了したならば、メドレ化した楽曲情報を、対応
するエリア、すなわち歌詞文字エリア20、MIDIエ
リア21、コーラスエリア22に分配し、そして、前述
した通常モードと同様にして再生する。これにより、メ
ドレ化した楽曲が再生されることになる。
【0042】次に、ボタン”2”を押圧して第2のモー
ドを選択した場合について説明する。第2のモードが選
択されるとランダムメドレ指定部47が起動し、ランダ
ム楽曲選択部48は、主記憶部9に記憶されているテキ
スト情報を基にして、全楽曲から所定の数、例えば5曲
をメドレ化用楽曲としてランダムに自動的に選択する。
この場合、主記憶部9内の全楽曲中から5曲のみ乱数に
従ってランダムに選択されるので、利用者にはどの曲が
選択させるかは全く判らない。尚、ここで選択範囲とし
てジャンルを指定したり、最近配信されたヒット曲、例
えば新譜を指定したりするようにしてもよい。これらの
情報は例えばジャンルコードや配信日として全てテキス
ト情報中に入っているのはいうまでもない。
【0043】ここで、選択された楽曲は、第1のモード
と同様に、選択順に図6に示したようにテーブル化して
登録される。これ以降の処理は第1のモードの場合と同
様に行なわれる。この第2のモードは、いわばクイズ的
な遊び感覚のモードであり、利用者にとってはメドレ曲
中に知っている曲も、知らない曲も出てくる場合があ
る。
【0044】次に、ボタン”3”を押して第3のモード
を選択した場合について説明する。第3のモードが選択
されるとメドレ歌手指定部49が起動し、利用者がテン
キー群35を用いてコード化された所望する特定の歌手
名を1つ入力すると、全楽曲抽出部50は、主記憶部9
のテキスト情報を参照することにより、主記憶部9に記
憶されている楽曲の内で、当該歌手の楽曲名を全て抽出
してメドレエリア23に取り込む。そして、ランダム楽
曲選択部51は、この抽出した楽曲から所定の数、例え
ば5曲のみ乱数に従って選択し、第1のモードと同様に
選択順に、図6に示したようにテーブル化して登録され
る。これ以降の処理は、第1のモードの場合と同様に行
なわれる。この第3のモードでは、利用者が選択した特
定の歌手の複数の楽曲がメドレ化されることになる。
尚、入力手段11の表示部38には、選択されたモード
名が表示され、利用者に示される。
【0045】次に、以上の各動作を図7に示すフローチ
ャート参照して説明する。まず、利用者は、入力手段1
1のモード切替部37を用いてモード選択を行ない(S
1)、ボタン”0”を押して通常モード(S2のYE
S)を選択したならば、次に利用者は、歌うべき楽曲の
コード番号を入力する(S3)。すると、制御手段8
は、これに対応する楽曲情報を主記憶部9からDRAM
18へ読み出し(S4)、再生を開始する(S5)。こ
の場合、通常モードであることから1曲分全てが再生さ
れ、再生終了(S6)となる。この終了時点では、通常
モードで待機中となる。
【0046】次に、通常モードではなく、S7において
メドレモードの例えば第1のモードを選択したならば、
利用者は続けてメドレ化すべき楽曲のコード番号を入力
して指定し(S8)、制御手段8は指定順にテーブルに
楽曲を登録する(S9)。この操作は、所定の数、例え
ば5曲のコード番号を入力するまで、或いは終了キー、
例えば”#”ボタンを押すまで続けられる(S10のY
ES)。尚、テーブルの作成が完了した時点で、登録さ
れた5つの楽曲の楽曲情報が全てDRAM23に取り込
まれた状態となる。入力が終了してテーブルの作成が完
了したならば、次に、メドレ順序を判別するために、テ
ーブルの先頭曲が否かを判断し(S11)、先頭曲(Y
ES)ならばその楽曲情報の前奏部分39(図5参照)
とメドレ化部42を読み出して保存し(S12)、先頭
曲でないならば(NO)、次にテーブル最終曲が否かを
判断する(S13)。ここでNOならば中間曲であるこ
とを意味するので、この楽曲情報のメドレ化部42のみ
を読み出して保存する(S14)。ここでYESならば
最終曲であるので、この楽曲情報のメドレ化部42と後
奏部分40を読み出して保存する(S15)。
【0047】このようにメドレ化に必要な部分のみを取
り出したならば、前後するメドレ化部分の接続処理を行
なうために、先行する曲の速度や高さを考慮しつつ後続
する曲の速度や調性を行ない、異なる曲が自然に、且つ
滑らかに接続されるようにする(S16)。このように
接続処理が終了してメドレ化処理が完了したならば、S
5へ移行し、前述のように後続する再生処理を行なう。
ここでは、利用者が指定した知っている楽曲のみをメド
レ化することができる。このモードが終了した時点で
は、通常モードに戻るようにしてもよいし、この第1の
モードで待機状態となるようにしてもよい。
【0048】次に、S7に戻ってここで例えば第2のモ
ードを選択したならば、制御手段8は乱数操作によって
主記憶部9に記憶されている全楽曲中から所定の数、例
えば5つの楽曲を自動的にランダムに選択し(S1
7)、これを選択順にテーブル化して登録する(S1
8)。以降の処理、すなわちS11〜S16及びS5、
S6のステップは、前述したと同様である。ここでは、
装置自体が、利用者の意図と関係なく選択した楽曲をメ
ドレ化することができる。このモードが終了した時点で
は、前述と同様に通常モードに戻るようにしてもよい
し、この第2のモードで待機状態となるようにしてもよ
い。
【0049】次に、S7に戻ってここで例えば第3のモ
ードを選択したならば、続いて利用者はメドレ化すべき
歌手名のコードを入力する(S19)。すると制御手段
8は当該歌手に該当する全楽曲名をテキスト情報を参照
して主記憶部9から抽出し(S20)、更に、抽出した
多数の楽曲から乱数操作によって所定の数、例えば5つ
の楽曲を自動的にランダムに選択し(S21)、これを
選択順にテーブル化して登録する(S22)。以降の処
理すなわちS11〜S16及びS5、S6のステップ
は、前述したと同様である。ここでは、利用者が選択し
た一人の特定の歌手の多数の楽曲から装置自体がランダ
ムに選曲を行ない、これをメドレ化することができる。
このモードが終了した時点では、前述と同様に通常モー
ドに戻るようにしてもよいし、この第3のモードで待機
状態となるようにしてもよい。尚、上記実施例ではメド
レ化時の曲数は、最大5曲としたが、この数値に限定さ
れないのは勿論である。また、この実施例では、第1〜
第3のモードを選択可能としたが、これら3つのモード
全てを設ける必要はなく、任意の1つのモード或いは2
つのモードを通常モードと併せて選択可能に設けるよう
にしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカラオケ
装置によれば次のように優れた作用効果を発揮すること
ができる。本発明によれば、1つのモードとして利用者
が指定した歌手の楽曲から装置自体がランダムに選択し
た複数の楽曲をメドレ化することができ、使用態様を広
げることができる。 また、関連技術によれば、他のモー
ドとして利用者が指定した複数の楽曲をメドレ化するこ
とができ、使用態様を広げることができる。また更に、
他の関連技術によれば、更に他のモードとして、利用者
の意図と関係なく装置自体がランダムに選択した複数の
楽曲をメドレ化することができ、ゲーム感覚の使用態様
で利用することができる。本願の他の発明によれば、上
複数のモードの内、本発明に係る上記モードを選択し
て使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MIDI規格に適合した本発明のカラオケ装置
を示すブロック構成図である。
【図2】再生手段を主に示すブロック構成図である。
【図3】本発明の機能ブロック図である。
【図4】入力手段の一例を示す構成図である。
【図5】楽曲情報の内の伴奏音楽情報の一例を示す構成
図である。
【図6】テーブルに登録された楽曲の状態を示す図であ
る。
【図7】本発明のカラオケ装置の動作を示すフローチャ
ートを示す図である。
【符号の説明】
1…カラオケ装置、8…制御手段、9…主記憶部、11
…入力手段、12…再生手段、35…テンキー群、37
…モード切替部、39…前奏部分、40…後奏部分、4
2…メドレ化部、43…第1のモード、44…第2のモ
ード、45…第3のモード、46…メドレ楽曲指定部、
47…ランダムメドレ指定部、48…ランダム楽曲選択
部、49…メドレ歌手指定部、50…全楽曲抽出部、5
1…ランダム楽曲選択部、52…メドレ順序判別部、5
3…抽出部、54…接続処理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−202675(JP,A) 特開 平6−118949(JP,A) 特開 平5−61463(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10K 15/04 302 G10H 1/00 G10H 1/00 102 G11B 27/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力手段、制御手段、再生手段を備え、
    主記憶部の記憶する楽曲情報の再生を行うカラオケ装置
    において、 入力手段は、歌手名の指定が可能であり、 制御手段は、第1−第5の処理を行い、 第1の処理は、入力手段にて指定された歌手名の全ての
    楽曲を抽出し、 第2の処理は、第1の処理にて抽出された楽曲から所定
    数、メドレ化楽曲としてランダムに指定し、 第3の処理は、指定されたメドレ化楽曲がどの順序に位
    置するかを判別し、 第4の処理は、第3の処理の判別結果に基づいてメドレ
    化楽曲から前奏部、メドレ化部、後奏部を読み出し、 第5の処理は、第4の処理にて読み出された、前奏部、
    メドレ化部、後奏部の接続処理を行い、 再生手段は、第5の処理にて接続された楽曲情報の再生
    を行う カラオケ装置。
  2. 【請求項2】 入力手段、制御手段、再生手段を備え、
    主記憶部の記憶する楽曲情報の再生を行うカラオケ装置
    において、 入力手段は、第1、第3モードの切替、メドレ化楽曲の
    指定、歌手名の指定が可能であり制御手段は、第1モードにおいては第3−第5の処理
    を、第3モードにおいては第1−第5の処理を行い、 第1の処理は、入力手段にて指定された歌手名の全ての
    楽曲を抽出し、 第2の処理は、第1の処理にて抽出された楽曲から所定
    数、メドレ化楽曲としてランダムに選択し、 第3の処理は、第1モードにおいては入力手段にて指定
    されたメドレ化楽曲が、第3モードにおいては第2の処
    理で選択されたメドレ化楽曲が、どの順序に位置するか
    を判別し、 第4の処理は、第3の処理の判別結果に基づいてメドレ
    化楽曲から前奏部、メドレ化部、後奏部を読み出し、 第5の処理は、第4の処理にて読み出された、前奏部、
    メドレ化部、後奏部の 接続処理を行い、 再生手段は、第
    5の処理にて接続された楽曲情報の再生を行う カラオケ
    装置。
  3. 【請求項3】 入力手段、制御手段、再生手段を備え、
    主記憶部の記憶する楽曲情報の再生を行うカラオケ装置
    において入力手段は、第2、第3モードの切替、ランダムメドレ
    実行の指定、歌手名の指定が可能であり、 制御手段は、第2モードにおいては第2−第5の処理
    を、第3モードにおいては第1−第5の処理を行い、 第1の処理は、入力手段にて指定された歌手名の全ての
    楽曲を抽出し、 第2の処理は、第2モードにおいてはランダムメドレ実
    行の指定の際、主記憶部の楽曲から、第3モードにおい
    ては第1の処理にて抽出された楽曲から、所定数、メド
    レ化楽曲としてランダムに選択し、 第3の処理は、第2の処理で選択されたメドレ化楽曲が
    どの順序に位置するかを判別し、 第4の処理は、第3の処理の判別結果に基づいてメドレ
    化楽曲から前奏部、メドレ化部、後奏部を読み出し、 第5の処理は、第4の処理にて読み出された、前奏部、
    メドレ化部、後奏部の接続処理を行い、 再生手段は、第5の処理にて接続された楽曲情報の再生
    を行う カラオケ装置。
  4. 【請求項4】 第4の処理、先頭曲の場合には前奏と
    メドレ化を抽出し、最終曲の場合には後奏とメドレ化
    部を抽出し、中間曲の場合にはメドレ化部を抽出するこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカラ
    オケ装置。
  5. 【請求項5】 指定された楽曲の情報を全体に亘って再
    生する通常モードを有することを特徴とする請求項1乃
    4のいずれかに記載のカラオケ装置。
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