JPH09244676A - 楽音再生装置 - Google Patents

楽音再生装置

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JPH09244676A
JPH09244676A JP8078206A JP7820696A JPH09244676A JP H09244676 A JPH09244676 A JP H09244676A JP 8078206 A JP8078206 A JP 8078206A JP 7820696 A JP7820696 A JP 7820696A JP H09244676 A JPH09244676 A JP H09244676A
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JP
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music
scoring
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JP8078206A
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Masahiro Fukaya
政宏 深谷
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歌唱力の採点結果が基準点以下になった場合
に演奏を停止し、または、曲の頭から再演奏することが
できる楽音再生装置を提供する。 【解決手段】 ステップ120で採点を開始し、ステッ
プ130で歌い手の旋律を歌唱情報として収集するとと
もに、曲の主旋律とのずれの大きさを所定のしきい値と
比較する演算を行い、しきい値を超えている場合には、
減点を行う。ステップ140では演算結果が点数として
モニタ画面上に表示され、ステップ150で基準点以下
になったと判定された場合には、ステップ180および
170により、演奏が停止される。また、繰り返しモー
ドに設定されている場合には、ステップ190および2
00を経てステップ110へスキップして再演奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歌詞の字幕映像な
どをモニタ画面に表示するとともに、楽音をスピーカに
より再生する楽音再生装置であって、歌唱力の採点結果
をモニタ画面に表示する楽音再生装置として好適なもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラオケ装置では、カラオケに用
いる曲の主旋律とマイクから入力される音声によって作
られる旋律とのずれの大きさを基準にして歌い手の歌唱
力の採点を行う機能を備え、 歌い終わった後に、 「貴方
は何点です」という採点結果をCRT画面上に表示する
ものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、 上記従来のも
のは、 歌い終わった後にCRT画面上に表示された採点
結果を見ることによって、 自己の歌唱力を知ることがで
きるが、 採点結果が悪いものである場合には、 曲のどの
部分を歌って悪い結果が出たのかを知ることができない
という問題がある。また、 再度同じ曲を歌い直したい場
合には、もう一度同じ曲番号を入力し直さければならな
いため、 手間がかかるという問題もある。さらに、 採点
を辛くしたり、 甘くしたりすることができないため、 歌
唱力の個人差に合わせた調整をすることができないとい
う問題もある。
【0004】そこで、本発明は、上記諸問題を解決する
ためになされたものであり、曲の進行中に所定の採点値
になった場合に曲の再生を停止でき、または、繰返し再
生することができる楽音再生装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、少なくとも主
旋律を採点基準信号として設定可能な曲を記憶する曲記
憶手段と、音声を入力するマイクと、前記曲記憶手段か
ら所定の曲を読み出すとともに、その読み出された曲
と、前記マイクから入力される音声とを再生する再生手
段とが備えられた楽音再生装置において、前記曲記憶手
段から読み出された曲に含まれる採点基準信号と、前記
マイクから入力される音声に基づいて作られる音声信号
とのずれの大きさを前記読み出された曲の進行にしたが
って演算するとともに、その演算結果を積載し、その積
算値が所定値になった場合に前記再生手段の再生を停止
させる再生停止手段が備えられたという技術的手段を採
用する。
【0006】請求項2に記載の発明では、 請求項1に記
載の楽音再生装置において、前記再生手段の再生が停止
された場合に、その停止された曲を前記再生手段に繰り
返し再生させる繰り返し再生手段が備えられたという技
術的手段を採用する。
【0007】請求項3に記載の発明では、 請求項1また
は2に記載の楽音再生装置において、前記再生停止手段
および前記繰り返し再生手段のいずれかに切り替える切
替え手段が備えられたという技術的手段を採用する。
【0008】請求項4に記載の発明では、 請求項1ない
し3のいずれか1つに記載の楽音再生装置において、前
記再生停止手段の演算は、 前記ずれの大きさを予め設定
されたしきい値と比較して行うとともに、 前記ずれの多
きさが前記しきい値に達した場合に所定の演算結果を出
すものであり、 前記しきい値を設定変更する設定変更手
段が備えられたという技術的手段を採用する。
【0009】
【作用】請求項1ないし4に記載の発明では、上記曲記
憶手段から読み出された曲に含まれる採点基準信号と、
上記マイクから入力される音声に基づいて作られる音声
信号とのずれの大きさを上記読み出された曲の進行にし
たがって演算するとともに、その演算結果を積載し、そ
の積算値が所定値になった場合に上記再生手段の再生を
停止させる再生停止手段が備えられている。したがっ
て、上記再生が停止されることにより、その停止される
までに歌った部分の歌唱力が足りないという判断をする
ことができる。
【0010】特に、請求項2に記載の発明では、上記再
生が停止された場合に、 その停止された曲を上記再生手
段に繰り返し再生させる繰り返し再生手段が備えられて
いるため、曲の再生終了を待ってから、もう一度曲の再
生操作を行う手間を省くことができる。つまり、歌の練
習を効率的に行うことができる。
【0011】また、請求項3に記載の発明では、上記再
生停止手段および繰り返し再生手段のいずれかに切り替
える切替え手段が備えられている。したがって、たとえ
ば、再生停止手段に切り替えておくことにより、再生が
停止するまでに歌った部分のどこが悪かったかの検討を
する時間を設けることができ、また、繰り返し再生手段
に切り替えておくことにより、歌い方の悪かった部分の
反復練習を効率的に行うことができるなど、用途に応じ
た使い分けを行うことが可能となる。
【0012】さらに、請求項4に記載の発明では、上記
再生停止手段の演算は、 上記ずれの大きさを予め設定さ
れたしきい値と比較して行うとともに、上記ずれの大き
さが上記しきい値に達した場合に所定の演算結果を出す
ものであり、上記しきい値を設定変更する設定変更手段
が備えられているため、歌い手の歌唱力に応じたしきい
値を設定することができる。つまり、たとえば、 歌唱力
のある人が歌う場合には、しきい値を小さく設定するこ
とにより、少しのずれであっても減点されるようにし、
一方、歌唱力のない人が歌う場合には、しきい値を大き
く設定することにより、ある程度のずれでも減点されな
いようにすることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の楽音再生装置の一
実施形態について図を参照して説明する。なお、以下の
実施形態では、楽音再生装置として、通信回線を利用し
て曲を提供する、いわゆる通信カラオケ装置を代表に説
明する。図1は、本発明第1実施形態のカラオケ装置の
主要構造を示す外観説明図、図2(a)は、図1に示す
カラオケ装置に備えられた制御装置の前面パネルの説明
図、同図(b)は、制御装置の背面パネルの説明図、図
3は、カラオケ装置の制御系の構成を示すブロック図で
ある。
【0014】図1に示すように、カラオケ装置10に
は、カラオケ用の映像、採点結果を示す映像などを表示
する表示手段としてのCRTモニタ(以下、モニタと略
称する)20と、歌い手の歌唱力の採点と、リクエスト
曲の設定、音程の変更(キーチェンジ)などの音声制御
と、映像の切替え、合成、分割などの映像制御とを行う
制御装置30が備えられている。
【0015】また、カラオケ装置10には、制御装置3
0から出力される音声信号の増幅、マイク92から入力
される音声とカラオケ曲とのミキシング、音声とカラオ
ケ曲との音量バランス、高音、低音の制御(トーンコン
トロール)などを行うアンプ70と、カラオケ用の背景
映像が光情報として記憶されたレーザーディスクプレー
ヤ(以下、LDプレーヤと略称する)80と、アンプ7
0から出力される音声信号を音として再生する1組のス
ピーカ90,90とが備えられている。
【0016】次に、制御装置30の構成について図2を
参照して説明する。図2(a)に示すように、制御装置
30の前面パネル31には、利用者がリクエストする曲
の番号、店側にオーダーする飲食物のメニューなどを入
力するためのプッシュボタン32が設けられている。こ
のプッシュボタン32は、0〜9までのテンキーおよび
A〜Fまでのアルファベットキーから構成される選曲キ
ー33と、この選曲キー33によって入力された曲番号
を選択(確定)するための曲選択ボタン34と、選曲キ
ー33によって入力された曲番号の訂正を行うための訂
正ボタン36と、モニタ20の画面に表示される映像を
切り替えるための画面切替ボタン35とから構成されて
いる。
【0017】また、選曲キー33の左方には、選曲キー
33によって入力される内容を7seg.LEDによっ
て表示する曲番号表示体32aと、マイク92のジャッ
クを差し込むマイク端子40とが設けられている。さら
に、この制御装置30には、カラオケ曲の主旋律とマイ
クから入力された音声の旋律のずれの大きさに基づいて
採点を行う採点機能が備えられており、その採点機能を
動作させる採点ボタン37が前面パネル31に設けられ
ている。
【0018】採点ボタン37の右側には、採点結果が、
基準点以下になった場合にカラオケ曲の再生を停止させ
るモードを選択するための停止ボタン38が設けられて
おり、その右側には、上記採点結果が基準点以下になっ
た場合にカラオケ曲の再生を停止して、その停止した曲
の最初から再生を繰り返すモードを選択するための繰返
しボタン39が設けられている。また、採点ボタン37
の下には、歌い手の歌唱力に応じた採点レベルを設定す
るレベルボタン60と、その採点レベルを数字(たとえ
ば、0〜5)で表示するレベル表示体61とが設けられ
ている。なお、本カラオケ装置10は、ワイヤレスリモ
コン(図示省略)によっても、選曲や飲食物のオーダー
などを行うことができるようになっており、前面パネル
31には、ワイヤレスリモコンから送られる光信号を受
ける受光部41が設けられている。
【0019】一方、図2(b)に示すように、制御装置
30の背面パネル42には、カラオケ用の音楽信号およ
び字幕映像信号から構成される曲データを受信するため
の電話回線82(図3参照)を接続する電話回線接続端
子47が設けられており、その右方には、LDプレーヤ
80の映像出力端子(図示省略)と接続されるカラオケ
映像入力端子43が設けられている。
【0020】このカラオケ映像入力端子43の右側に
は、曲の予約状況、利用時間の残り時間などのカラオケ
に関する映像、天気予報、ニュースなどの店側から提供
されるカラオケに関するもの以外の情報(他の情報)を
受信するための情報映像信号コード81(図3参照)を
接続する情報映像入力端子44が設けられており、その
右側には、モニタ20の映像入力端子(図示省略)と接
続される映像出力端子45が設けられている。さらに、
背面パネル42の左端には、アンプ70の音声入力端子
(図示省略)と接続される音声出力端子46が設けられ
ている。
【0021】次に、上記制御装置30の制御系の構成に
ついて図3を参照して説明する。制御装置30には、音
声および映像の入出力制御と、歌唱力の採点とを行うC
PU48が備えられており、このCPU48には、上記
プッシュボタン32ないし繰返しボタン39、曲番号表
示体32a、レベルボタン60およびレベル表示体61
が接続されている。また、CPU48には、電話回線8
2から入力される上記曲データを入力して、デジタル信
号に変換する通信用モデム54と、記憶手段としてのハ
ードディスクメモリ50とが接続されている。
【0022】このハードディスクメモリ50には、CP
U48の動作が記述されたプログラムメモリ領域51
と、上記通信用モデム54から出力される曲データを蓄
積する曲データメモリ領域52(字幕映像記憶手段)と
が備えられている。プログラムメモリ領域51には、音
声制御回路56から出力される音声の音程と、曲データ
52に含まれる主旋律の音程とのずれの大きさを演算
し、その演算値を積算して点数を算出する採点プログラ
ムが記憶されており、CPU48は、その採点プログラ
ムにしたがって採点を行う。
【0023】また、CPU48には、曲データメモリ領
域52に蓄積された曲データ中の音楽データを入力し
て、アンプ70によって増幅可能なアナログの音楽信号
に変換する音楽演奏回路49と、マイク端子40から入
力される音声をデジタルデータに変換する音声制御回路
56とが接続されている。
【0024】さらに、CPU48には、LDプレーヤ8
0から出力される背景映像データと、曲データ52中の
字幕映像データと、カラオケ装置10を設置している店
側の情報映像データ記憶部(情報映像記憶手段)58か
ら情報映像信号コード81を介して送信される情報映像
データとを入力し、それら各映像の切替え、合成、分割
および採点された点数の映像の作成などを行う映像処理
回路(映像制御手段)55が接続されている。この映像
処理回路55の詳細な構成および動作については、次の
カラオケ装置10の動作説明の中で述べる。
【0025】次に、上記構成のカラオケ装置10の一連
の動作について図1ないし図7を参照して説明する。図
5は、CPU48により行われる、歌唱力の採点のため
の演算と、その演算結果に基づく制御内容を示すフロー
チャートである。まず、利用者が、カラオケ装置10の
電源スイッチをONすると、モニタ20、制御装置3
0、アンプ70およびLDプレーヤ80が起動する。そ
して、曲データを保有するホストコンピュータ57から
電話回線82を介して曲データの受信が開始され、通信
用モデム54によってデジタル信号に変換された後にハ
ードディスクメモリ50内の曲データメモリ領域52に
蓄積される。
【0026】そして、利用者が、制御装置30の前面パ
ネル31に設けられた選曲キー33および曲選択ボタン
34を操作して歌いたい曲の曲番号を設定すると、制御
装置30のCPU48が、ハードディスクメモリ50の
プログラムメモリ領域51内の選曲プログラムに従って
ハードディスクメモリ50内の曲データ52の中から上
記設定された曲番号に対応する曲データを読出し(ステ
ップ100)、その読出した曲データ中の字幕映像デー
タを映像処理回路55へ、音楽データを音楽演奏回路4
9へそれぞれ出力する。
【0027】一方、LDプレーヤ80では、その中に記
憶された複数の背景映像データの中から1つの背景映像
がランダムに選択され、この選択された背景映像データ
は、映像入力端子45を介して映像処理回路55に入力
される。そして、映像処理回路55に入力された上記字
幕映像データおよび背景映像データは、映像合成回路5
5a(図4参照)によって合成される。その合成は、た
とえば、図6(a)のモニタ20の画面に示すように、
背景映像94の中に字幕映像96がスーパーインポーズ
されるように行われる。
【0028】また、制御装置30の採点ボタン37を押
すと、採点を行うプログラムが起動し、レベルボタン6
0を押すと採点レベルが設定される。この採点レベル
は、上述のようにレベルボタン60を押す毎に変化する
ため、自分の歌唱力のレベルに合わせて設定する。その
設定されたレベルは、レベル表示体61に数字(たとえ
ば、0〜5)で表示される。マイク92から入力された
音声は、音声信号となって制御装置30を介してアンプ
70に設けられたマイクミキシング回路(図示省略)に
入力され、上記音楽データとミキシングされる。そし
て、音楽演奏回路49に入力された音楽データは、アナ
ログの音楽信号に変換されて音声出力端子46を介して
アンプ70へ出力され、このアンプ70により増幅され
た後にスピーカ90,90へ出力され、両スピーカ9
0,90によって音楽信号および音声信号が再生される
(ステップ110)。
【0029】上記再生と同時に、歌唱力の採点が開始さ
れ(ステップ120)、音声制御回路56によって変換
された音声信号のデジタルデータに含まれる旋律に関す
る旋律データ(歌唱情報)が収集される。ここでは、そ
の旋律データと、上記音楽データに含まれる主旋律デー
タとのずれの大きさが、所定時間毎に、たとえば、曲の
1小節の演奏毎に演算される。そして、その演算結果が
予め設定されたしきい値以上である場合に、所定値、た
とえば、100点から1点を減算する(ステップ13
0)。
【0030】上記演算された点数のデータ(点数デー
タ)は、映像処理回路55内の点数表示回路55dに入
力され、その点数をモニタ20の画面上に数字で表示す
る映像信号(点数映像信号)に変換される。この映像信
号は、映像合成回路55aによって背景映像信号と合成
され、たとえば、図6(a)に示すように、背景映像9
4の中に点数を示す映像(以下、点数映像と略称する)
98がスーパーインポーズされて表示される(ステップ
140)。
【0031】そして、上記採点は、曲の進行にしたがっ
て行われ、その採点結果が、予め設定された基準点以下
になったかの判定が行われる(ステップ150)。ここ
で、基準点以下になっていない場合には、曲が演奏中か
を確認し(ステップ160)、演奏中の場合はステップ
130へスキップして継続して採点を行い、演奏が終了
した場合は採点を終了する(ステップ170)。
【0032】そして、上記採点結果が、基準点以下とな
った場合には(ステップ150)、演奏を停止するか否
か、つまり、制御装置30の停止ボタン38が押されて
おり、採点結果が基準値以下となった場合には、演奏を
停止するモードに設定されているか否かを判定する(ス
テップ180)。ここで、演奏停止モードに設定されて
いる場合には、演奏停止処理を行う(ステップ17
0)。
【0033】このように、従来のものでは、曲の演奏終
了後に採点結果が表示されるため、曲のどのパートの旋
律のずれが大きいために悪い点数が出たのかを知ること
ができなかったが、本カラオケ装置10によれば、点数
が悪くなったときに演奏が停止するため、その演奏が停
止するまでに歌った部分の旋律がずれていたために悪い
点数が出たということを知ることができる。また、本カ
ラオケ装置10を複数人で使用する場合には、基準点以
下になった場合に演奏が停止されるため、歌唱力のない
人は、途中で歌えなくなり、歌唱力のある人は、最後ま
で歌うことができることから、一種ののど自慢コンテス
ト風な使い方をすることもできる。
【0034】一方、演奏停止モードに設定されていない
場合には、次のステップ190において、繰返し演奏を
行うか、つまり、制御装置30の繰返しボタン39が押
されており、採点結果が、基準点以下となった場合に、
その採点対象となった曲の頭から繰返し演奏を行うモー
ドに設定されているかの判定が行われる。ここで、繰返
しモードに設定されている場合には、再生を停止してか
ら(ステップ200)、ステップ110へスキップし、
曲の頭から演奏を再開する。
【0035】このように、本カラオケ装置10によれ
ば、採点結果が、基準点以下になった場合に、同じ曲を
選曲し直さなくても、曲の頭から自動的に繰返し演奏さ
れるため、歌い方のまずかった部分の効率的な練習をす
ることができる。また、制御装置30のレベルボタン6
0を押す毎に上記CPU48による採点時のしきい値を
複数段階に設定変更することができる。したがって、歌
唱力のある人が歌う場合には、しきい値を小さく設定す
ることにより、少しのずれであっても減点されるように
し、一方、歌唱力のない人が歌う場合には、しきい値を
大きく設定することにより、ある程度のずれでも減点さ
れないようにすることが可能となる。
【0036】次に、モニタ20に表示する映像の切り替
え制御について説明する。制御装置30の前面パネル3
1に設けられた画面切替ボタン35を押すと、制御装置
30の映像処理回路55内の映像切替回路55bが作動
し、たとえば、図6(b)に示すように、予約してある
曲の上位数曲のタイトル名およびカラオケ装置10の利
用時間の残り時間を表示する他の映像99に切り替えら
れる。また、もう一度画面切替ボタン35を押すと、映
像処理回路55内の映像分割回路55cによって、カラ
オケに関する映像信号と、カラオケ以外の情報の映像信
号とが合成され、その合成された映像信号は、映像分割
回路55cによって、モニタ20の画面上に個別に表示
される信号になる。
【0037】たとえば、図7に示すように、点数映像9
8および字幕映像96と、天気予報に関する映像95と
をモニタ20の画面上に個別に表示する。これにより、
カラオケを行っている最中であっても、字幕映像96を
画面上に残した状態で、天気予報に関する映像95を見
ることができる。また、この場合、図7に示すように、
カラオケに関する映像の表示面積が小さくなるが、背景
映像94を表示しないため、字幕映像96の中の歌詞の
判別がし易くなる。
【0038】そしてさらに、情報映像データ記憶部58
に、店側からのメッセージ、たとえば、時間延長料金、
新曲情報、飲食物のメニューなどのデータを記憶させて
おき、モニタ20の画面上に映し出すこともできる。こ
の場合、それら店側の情報をハードディスクメモリ50
内の情報映像データ記憶領域53に記憶させておくこと
もできる。また、情報映像データ記憶部58に代えてテ
レビチューナを接続し、テレビ放送や衛星放送などをモ
ニタ20に表示するようにもできる。
【0039】なお、本発明の楽音再生装置は、曲データ
および背景データの両者を記憶したディスクを再生する
LDプレーヤを用いてカラオケを行うカラオケ装置にも
適用できることは勿論、カラオケを行わない、AV(オ
ーディオ&ビジュアル)装置などにも適用することがで
きる。
【0040】ところで、上記ハードディスクメモリ50
が本発明に係る曲記憶手段に、制御装置30、アンプ7
0およびスピーカ90,90が再生手段に相当し、ステ
ップ120ないし170が再生停止手段として機能し、
ステップ120ないし150、およびステップ180な
いし200を経てステップ110へスキップする部分が
繰り返し再生手段に相当する。また、レベルボタン60
およびレベル表示体61が設定変更手段に相当する。
【0041】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし4に記載
の発明によれば、歌唱力を採点しながら歌っている途中
で、採点された点数が基準点以下となった場合に、曲の
演奏を停止させることができるため、その停止するまで
に歌った部分に基準点以下となった原因があることを知
ることができる。
【0042】特に、請求項2に記載の発明では、採点さ
れた点数が基準点以下となって曲の再生が停止された場
合に、 その停止された曲を繰り返し再生させることがで
きるため、再度選曲し直す必要がなく、効率的に歌の練
習をすることができる。
【0043】また、請求項3に記載の発明では、上記再
生停止手段および繰り返し再生手段のいずれかに切り替
えることができるため、用途に応じた装置の使い分けを
行うことが可能となる。
【0044】さらに、請求項4に記載の発明では、演算
結果を出すしきい値を設定変更することができるため、
歌唱力のある人が歌う場合には、しきい値を小さく設定
することにより、少しのずれであっても減点されるよう
にし、一方、歌唱力のない人が歌う場合には、しきい値
を大きく設定することにより、ある程度のずれでも減点
されないようにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態のカラオケ装置の主要構造
を示す外観説明図である。
【図2】(a)は、図1に示すカラオケ装置に備えられ
た制御装置の前面パネルの説明図であり、(b)は、制
御装置の背面パネルの説明図である。
【図3】カラオケ装置の制御系の構成を示すブロック図
である。
【図4】図3に示す制御装置内の映像処理回路の説明図
である。
【図5】制御装置内のCPUによる制御内容を示すフロ
ーチャートである。
【図6】(a)は、背景映像中に点数映像および字幕映
像が合成されて表示されているモニタ画面の説明図であ
り、(b)は、他の情報映像の表示されているモニタ画
面の説明図である。
【図7】点数映像および字幕映像と、他の情報とが個別
に表示されているモニタ画面の説明図である。
【符号の説明】
10 カラオケ装置 20 モニタ 30 制御装置 48 CPU 55 映像処理回路 56 音声制御回路 70 アンプ 80 LDプレーヤ 90 スピーカ 92 マイク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも主旋律を採点基準信号として
    設定可能な曲を記憶する曲記憶手段と、 音声を入力するマイクと、 前記曲記憶手段から所定の曲を読み出すとともに、その
    読み出された曲と、前記マイクから入力される音声とを
    再生する再生手段とが備えられた楽音再生装置におい
    て、 前記曲記憶手段から読み出された曲に含まれる採点基準
    信号と、前記マイクから入力される音声に基づいて作ら
    れる音声信号とのずれの大きさを前記読み出された曲の
    進行にしたがって演算するとともに、その演算結果を積
    載し、その積算値が所定値になった場合に前記再生手段
    の再生を停止させる再生停止手段が備えられたことを特
    徴とする楽音再生装置。
  2. 【請求項2】 前記再生手段の再生が停止された場合
    に、その停止された曲を前記再生手段に繰り返し再生さ
    せる繰り返し再生手段が備えられたことを特徴とする請
    求項1に記載の楽音再生装置。
  3. 【請求項3】 前記再生停止手段および前記繰り返し再
    生手段のいずれかに切り替える切替え手段が備えられた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の楽音再生装
    置。
  4. 【請求項4】 前記再生停止手段の演算は、 前記ずれの
    大きさを予め設定されたしきい値と比較して行うととも
    に、 前記ずれの多きさが前記しきい値に達した場合に所
    定の演算結果を出すものであり、 前記しきい値を設定変
    更する設定変更手段が備えられたことを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれか1つに記載の楽音再生装置。
JP8078206A 1996-03-05 1996-03-05 楽音再生装置 Pending JPH09244676A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002351477A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Daiichikosho Co Ltd 歌唱特訓機能付きカラオケ装置
JP2010128402A (ja) * 2008-11-29 2010-06-10 Daiichikosho Co Ltd 繰り返し選曲登録システム
JP2011248259A (ja) * 2010-05-31 2011-12-08 Daiichikosho Co Ltd カラオケシステム

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