JP3871382B2 - 楽音再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、楽音を再生する楽音再生装置であって、1人でデュエット曲をデュエットすることができるカラオケ装置として好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記カラオケ装置として、1人でデュエット曲を歌う場合に、自分の歌っている声から他方のパートの音声を電気的に作り出し、デュエットしている雰囲気を出すものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のものは、他方のパートを自分の声から電気的に作り出すものであるため、違和感があるという問題がある。たとえば、男女でデュエットする曲を男性が1人で歌う場合には、マイクロフォンから入る男性の声に基づいて女性の声を電気的に作り出すものであるため、その作り出された声は、女性の声に似ているが、歌い方は自分の歌い方と同じであるため、デュエットらしさを出すことが困難である。
【0004】
そこで、本発明は、デュエット曲を1人で歌う場合に、他方のパートを他人の声で再生することにより、本当に2人でデュエットしている感じを出すことができる楽音再生装置の実現を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、
請求項1に記載の発明では、複数人用の歌唱部分を持ち、少なくとも1人の歌唱部分を示す歌唱情報を有する楽曲情報を再生可能な再生手段と、歌唱音声を入力可能なマイクロフォンとを備え、前記再生手段により再生される楽曲情報と前記マイクロフォンにより入力された歌唱音声とを出力可能な楽音再生装置において、
前記楽曲情報が、前記歌唱情報とともに前記再生手段により再生される際に、前記マイクロフォンから入力される歌唱音声を記憶する歌唱音声記憶手段と、
この歌唱音声記憶手段に記憶されている歌唱音声のうち、所望の歌唱音声を選択する歌唱音声選択手段と、
この歌唱音声選択手段により選択された歌唱音声を前記歌唱音声記憶手段から読出す歌唱音声読出手段と、
この歌唱音声読出手段により読出された歌唱音声を前記再生手段へ出力する歌唱音声出力手段と、
が備えられ、
前記楽曲情報には、前記歌唱情報により示される歌唱する部分の主旋律を示す主旋律情報が含まれており、
前記前記マイクロフォンから入力される歌唱音声により形成される旋律と、前記主旋律情報により示される主旋律とのずれの大きさを演算し、ずれの大きい場合に低い演算値とし、ずれの小さい場合に高い演算値とする演算手段と、
少なくとも前記演算手段の演算値が所定値以下である場合は、前記演算手段で演算対象となった歌唱音声を前記歌唱音声選択手段における所望の歌唱音声としての選択を禁止する音声再生禁止手段と、を有するという技術的手段を採用する。
【0008】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の楽音再生装置において、前記マイクロフォンには、そのマイクロフォンの指向性を変更する指向性変更手段が設けられたという技術的手段を採用する。
【0009】
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2の1つに記載の楽音再生装置において、前記歌唱情報は、男性が歌う部分を示す男性用歌唱情報および女性が歌う部分を示す女性用歌唱情報からなり、
前記マイクロフォンから入力される音声が、男性の音声および女性の音声のいずれであるかを前記マイクロフォンから入力される音声の少なくとも周波数に基づいて判別する音声判別手段が備えられており、
前記歌唱音声選択手段は、前記音声判別手段により判別された一方の音声に対する他方の音声を示す歌唱音声を前記歌唱音声記憶手段から選択するものであるという技術的手段を採用する。
【0010】
【作用】
請求項1ないし請求項3に記載の発明によれば、上記楽曲情報が、上記歌唱情報とともに上記再生手段により再生される際に、上記マイクロフォンから入力される歌唱音声は、
歌唱音声記憶手段により音声情報として記憶される。
たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、デュエット曲を歌う際にマイクロフォンから入力される女性の声は、デジタルビデオディスク(以下、DVDと略称する)プレーヤにより女性音声データとして記憶される。
【0011】
そして、上記歌唱音声記憶手段に記憶されている音声情報のうち、所望の歌唱音声が、歌唱音声選択手段により選択される。
たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、送信器に設けられた女性パート選択ボタンにより、DVD−RAMに記憶されているパートデータテーブルの中から、
女性のパートを示すパートデータを選択できる。
【0012】
続いて、上記歌唱音声選択手段により選択された歌唱音声は、歌唱音声読出手段により上記歌唱音声記憶手段から読出される。
たとえば、上記例では、送信器の女性パート選択ボタンにより選択されたパートデータは、DVDプレーヤにより読み出される。
続いて、上記歌唱音声読出手段により読出された歌唱音声は、歌唱音声出力手段により上記再生手段へ出力される。
たとえば、上記例では、DVDプレーヤにより読出されたパートデータは、制御装置内のデコーダへ出力される。
【0013】
このように、デュエット曲を歌うときのマイクロフォンから入力される音声を記憶しておくことにより、次に誰かが同じ曲を1人で歌うときに、記憶されている他のパート、つまり、他人が歌ったパートを読出して再生することができるため、デュエットすることができる。
したがって、他のパートを歌う声は、従来のように、自分の声から電気的に作り出したものではなく、他人の声であり、かつ、歌い方も異なるため、違和感がなく、2人でデュエットする場合と同じ雰囲気で歌うことができる。しかも、男女が別パートを歌う部分を有する曲であっても、その別パートを他人の声で再生することができるため、デュエットすることができる。
【0015】
また、請求項1に記載の発明では、上記楽曲情報には、上記歌唱情報により示される歌唱する部分の主旋律を示す主旋律情報が含まれており、上記音声情報により形成される旋律と、上記主旋律情報により示される主旋律とのずれの大きさを演算する演算手段とが備えられている。
したがって、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、主旋律情報たるメロディーラインと歌い手のボーカルラインとのずれの大きさを採点することができる。
そして、少なくとも上記演算手段の演算値が所定値以下である場合は、上記歌唱音声の前記歌唱音声選択手段における所望の歌唱音声としての選択を禁止する音声再生禁止手段が備えられている。
したがって、上記例では、採点結果が基準点以下である場合は、マイクロフォンから入力されて記憶された音声データを消去することができる。
つまり、デュエットする人は、歌の上手な人とデュエットすることを希望する場合が多いことから、歌の下手な人の音声は、記憶しないようにする。
【0016】
さらに、請求項2に記載の発明では、上記マイクロフォンには、そのマイクロフォンの指向性を変更する指向性変更手段が設けられているため、指向性を強くすることにより、
歌い手の声以外の音がマイクロフォンから入力され難くすることができる。
【0017】
またさらに、請求項3に記載の発明によれば、上記マイクロフォンから入力される音声が、男性の音声および女性の音声のいずれであるかが、上記マイクロフォンから入力される音声の少なくとも周波数に基づいて音声判別手段により判別することができる。
つまり、男性の声と女性の声とでは、使用する周波数帯が異なることから、マイクロフォンから入力される音声の平均周波数を演算し、その演算値が基準の周波数よりも低い場合は男性の声であり、高い場合は女性の声であると判別することができる。
【0018】
そして、上記歌唱音声選択手段は上記音声判別手段により判別された一方の音声に対する他方の音声を示す歌唱音声を上記歌唱音声記憶手段から選択する。
つまり、マイクロフォンから音声を入力した人とは、異なる性別の音声を示す歌唱音声を歌唱音声記憶手段から選択する。
したがって、たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、マイクロフォンから音声を入力した人が男性である場合には、女性が歌うパートを示すパートデータがDVD−RAMのパートデータテーブルから読み出される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の楽音再生装置の一実施形態について図を参照して説明する。
なお、以下の実施形態では、楽音再生装置として、通信回線を利用して曲が提供される、いわゆる通信カラオケ装置を代表に説明する。
まず、本実施形態の通信カラオケ装置の主要構成について、その外観を示す図1を参照して説明する。
【0020】
図1に示すように、カラオケ装置10には、カラオケ用の背景映像、歌詞を示す歌詞映像、後述するデュエット制御が実行される場合のメッセージなどをCRTに表示するモニタ12と、歌い手のモニタ用のモニタ14とが備えられている。また、上記デュエット制御、歌い手の歌唱力の採点、通信回線53を介しての楽曲情報たる曲データの受信、選曲、曲の予約、演奏される曲の音程制御(キーコントロール)、モニタ12,14に表示される映像の切替え、合成、分割などの各種制御を行う制御装置20が備えられている。
【0021】
さらに、マイクロフォン17,18から入力される音声と楽曲たるカラオケ曲とのミキシング、音声とカラオケ曲との音量バランス、エコー調整、ディレイ調整、音声信号の増幅、高音、低音の制御(トーンコントロール)などを行うアンプ16と、このアンプ16から出力される増幅信号を音として再生するフロアータイプの1組のスピーカ11,11と、天井用の1組のスピーカ13,13と、制御装置20を遠隔操作する送信器70とが備えられている。
また、マイクロフォン17には、図5に示すように、マイクロフォン17を起動させるスイッチ17aと、マイクロフォン17の指向性の強弱を切り替える指向性変更手段たる指向性切替スイッチ17bとが設けられている。なお、マイクロフォン18もマイクロフォン17と同じ構成である。
アンプ16、制御装置20、スピーカ11,11およびスピーカ13,13が、本発明の再生手段に相当する。
【0022】
次に、制御装置20の装備について図2を参照して説明する。
図2(A)は、制御装置20の前面パネルの説明図、同図(B)は、制御装置20の背面パネルの説明図である。
図2(A)に示すように、制御装置20の前面パネルには、選曲する曲の番号の入力などを行うための0〜9のボタンからなるテンキー21と、制御装置20を選曲可能状態にし、また、選曲を確定するための選曲ボタン22とが設けられており、テンキー21の上には、選曲された曲の番号を5桁の数字でLED表示する選曲番号表示体23が設けられている。
【0023】
また、選曲番号表示体23の左には、演奏が予約されている曲の数をLED表示する予約曲数表示体24が設けられており、その下には、予約の取消を行うための取り消しボタン25と、演奏を停止させる演奏停止ボタン26と、歌っている途中で最初から歌い直すための歌い直しボタン27と、予約曲の間に割り込んで予約するための割り込みボタン28とが設けられている。さらに、前面パネルの左上には、送信器90から発信される光信号を受光する受光部38が設けられており、左下には、制御装置20の電源を起動させる電源ボタン59が設けられている。
【0024】
また、テンキー21の右には、演奏される曲のキーを低くするためのフラットキー29と、キーを標準にする標準キー30と、キーを高くするシャープキー31とが設けられており、その下には、ボーカルのメロディーラインの音量を設定するボーカルボタン32と、2コーラス目をカットする2コーラスカットボタン33と曲の後奏部分をカットする後奏カットボタン34とが設けられている。
さらに、その下には、カラオケを行うモードとカラオケを行わないモードとに切り替えるカラオケ切替ボタン35と、通信回線53を介して入力されるデータを曲データからBGM、有線放送、テレビ放送などに切り替える入力切替ボタン36と、CRT12,14の表示をカラオケ店が提供しているサービス情報の表示に切り替えるサービスボタン37とが設けられている。
【0025】
また、図2(B)に示すように、制御装置20の背面パネルには、曲データを保有するサーバー15(図4参照)から配信される曲データを受信する通信回線53を接続する通信端子40が設けられており、この通信端子40の右方には、アンプ16の音声入力端子(図示省略)と接続される音声出力端子41と、アンプ16の音声出力端子(図示省略)と接続される音声入力端子42と、モニタ12の映像入力端子(図示省略)と接続される映像出力端子43と、モニタ14の映像入力端子(図示省略)と接続される映像出力端子44とが設けられている。
【0026】
また、図示しないが、アンプ16には、音量を調整するボリュームつまみと、マイクロフォン17,18を接続するマイクロフォン端子と、それらマイクロフォンから入力される音声とカラオケ曲との音量のバランス調整を行うためのバランス調整つまみと、エコーのかかり具合を調整するためのエコー調整つまみと、ディレイのかかり具合を調整するためのディレイ調整つまみなどが設けられている。
【0027】
次に、送信器70の構成について、それを示す図3を参照して説明する。
送信器70の左上には、制御装置20の電源をON、OFFする電源ボタン71が設けられており、右上には、曲の演奏終了後に拍手の音を再生するように設定するための拍手ボタン72が設けられており、その左には、拍手のモード(種類)を切り替えるモード切替ボタン73が設けられている。それらボタンの下には、制御装置20に設けられた各ボタンと同じ作用を行うボーカルボタン74と、2コーラスカットボタン75と、後奏カットボタン76とが設けられている。
また、それらボタンの下には、制御装置20に設けられた各ボタンと同じく、フラットキー77、標準キー78、シャープキー79、テンキー80、選曲キー81、演奏停止キー82、取り消しキー83、歌い直しキー84、割り込みキー85が設けられている。
【0028】
さらに、送信器70には、デュエット曲を1人で歌うことを設定するソロ設定ボタン86、DVD−RAMに記憶された他人の声とデュエットすることを設定するデュエットボタン87、このデュエットボタン87を押した場合に男性が歌うパートを他人の声で歌わせることを選択する男性パート選択ボタン88、同じく女性が歌うパートを他人の声で歌わせることを選択する女性パート選択ボタン89、同性の者がデュエットする曲を歌う場合に声の高い方のパートを他人の声で歌わせることを選択する高音パート選択ボタン90、同じく低い方のパートを他人の声で歌わせることを選択する低音パート選択ボタン91が設けられている。
【0029】
またさらに、男女のいずれが歌うのか特定されていないパートを有するデュエット曲を歌う場合に、どのパートを他人の声で歌わせるかを設定する1〜6の選択ボタン92、自分の歌声の録音を許可する場合および一方のパートのカラオケ装置による再生を許可するためのOKボタン93が設けられている。
なお、上記各ボタンおよびキーを押したときに、そのボタンまたはキーに対応する信号が、発信部94に内蔵されたLEDから発信される。
また、デュエットボタン87、男性パート選択ボタン88、女性パート選択ボタン89、高音パート選択ボタン90、低音パート選択ボタン91および選択ボタン92が、本発明の歌唱音声選択手段に相当する。
【0030】
次に、上記制御装置20の制御系の構成について、それをブロック図で示す図4を参照して説明する。
制御装置20には、曲データの送信要求、デュエット制御、音声制御、映像制御、曲の演奏順序の予約および演奏順序の変更などをプログラムにしたがって行うCPU45が備えられている。このCPU45には、選曲された曲の番号を示す選曲番号データなどを一時保存するRAM46と、送信器70から送信されるコマンドに対応する制御コマンドなどが記憶されたROM47と、CPU45による演算結果を一時保存するRAM48,49と、DVDプレーヤ59により読出された音声データを書換可能に記憶するRAM50とが接続されている。
【0031】
また、CPU45には、サーバー52から通信回線53および通信端子40を介して入力され、通信用モデム54によりデジタル信号に変換された曲データをハードディスクメモリに蓄積するハードディスクドライブユニット(以下、HDDと略称する)51が接続されている。このHDD51には、上記各制御、後述する各回路の動作制御をCPU45に実行させるためのプログラム、デュエット曲の選曲番号と他人の音声データとをテーブル形式で対応させたパートデータテーブル(図7参照)などが記録されている。サーバー52には、曲データが記憶されたHDD15が備えられている。
【0032】
さらに、CPU45には、マイクロフォン17,18からアンプ16を通って音声入力端子42を介して入力される音声をMPEGオーディオ圧縮方式でエンコードする歌唱音声記憶手段たるエンコーダ66と、上記音声の周波数を解析する音声判別手段たる周波数解析回路65と、DVD−RAM、または、RAM50から読出された音声データを音声制御回路55へ出力するための歌唱音声出力手段たるデコーダ67とが接続されている。
【0033】
また、CPU45には、タイマ58のカウントにしたがって歌唱情報たるMIDIデータをMIDI音源57へ書き込む制御を行うシーケンサ56と、MIDI音源57から出力される音データおよびデコーダ67から出力される音声データを入力してアナログ信号に変換する音声制御回路55とが接続されている。また、CPU45には、エンコーダ66から出力される音声データをDVD−RAMに記録するとともに、記録されている音声データやメッセージ映像データを再生するDVDプレーヤ59と、背景映像データが記録されたCD−ROMを再生するCD−ROMプレーヤ60とが接続されている。
【0034】
さらに、CPU45には、CD−ROMプレーヤ60から読出された背景映像データおよびHDD51から読出された曲データ中の歌詞映像データを入力し、モニタ12,14に表示される映像として、図13(B)に示すように、背景映像200中に歌詞映像202がスーパーインポーズされた映像を作成したり、歌詞映像202にテロップ204をかけたりする映像制御回路61が接続されている。この映像制御回路61は、DVDプレーヤ59により再生されるメッセージ映像データをモニタ12,14に表示する制御も行う。
また、CPU45には、受光部38により受光された光信号をデジタル信号に変換する受光回路62と、制御装置の前面パネルに設けられた各種ボタンを押したときに点灯するLED、選曲番号表示体23および予約曲数表示体24へ表示信号を出力する表示回路63と、上記各種ボタンを押したときに発生するスイッチング信号を入力する入力回路64とが接続されている。
【0035】
次に、本カラオケ装置10を利用する者が、デュエット曲を選曲してカラオケをするに至るまでのカラオケ装置10の一連の動作について図を参照して説明する。
まず、サーバー52に備えられたHDD15内に保存されている曲データおよびMIDIデータの構成について図6を参照して説明する。
図6(A)に示すように、曲データ100は、デュエット曲であることを示す識別データD0、選曲番号を示す選曲番号データ101、MIDIデータ110、歌詞映像データ102などから構成される。
【0036】
また、図6(B)に示すように、MIDIデータ110は、マイクロフォン17,18から入力される音声をエンコーダ66によりエンコードするタイミングとなるスタートタイミングデータST、デュエットで歌う部分のMIDIデータであるデュエットデータD1ないしD3、各デュエットデータの再生開始タイミングを示すタイミング情報たるスタートアドレスS1,S3,S5、各デュエットデータの再生停止タイミングを示すストップアドレスS2,S4,S6などから構成される。
【0037】
次に、DVDプレーヤ59に収容されたDVD−RAMに記憶されているパートデータテーブルの記憶内容について図7を参照して説明する。
DVD−RAMには、デュエット曲の選曲番号と、男性が歌うパート、女性が歌うパートなどのパート種別と、デュエットで歌ったときにマイクロフォン17,18から入力された人の音声を示す音声データ(以下、パートデータと略称する)とが対応して記録されたパートデータテーブル120が記憶されている。また、各パートデータは、それぞれスタートアドレスおよびストップアドレスを有する。
【0038】
次に、カラオケを行う場合のCPU45による制御内容について、それを示す図9ないし図12のフローチャートを参照して説明する。
図9は、CPU45の主制御内容を示すメインルーチンであり、図10および図11は、CPU45によるデュエット制御の内容を示し、図12は、マイクロフォン17,18から入力される音声の周波数を演算する処理内容を示す。
【0039】
最初に、利用者が2人でデュエット曲を歌い、その歌声をDVDプレーヤ59により記録する場合について説明する。
まず、利用者が、送信器70を制御装置20に向けて、電源ボタン71を押すと、制御装置20の電源が投入され、これに連動してモニタ12,14およびアンプ16が起動する。そして、送信器70の選曲ボタン81を押すと、選曲可能状態になり、テンキー80を押して歌いたい曲の選曲番号を入力する。このとき、テンキーを押す毎に、その押したキーに対応する数字が、モニタ12,14および制御装置20の選曲番号表示体23に表示され、選曲番号の確認をできるようになっている。
なお、選曲中であることは、表示された数字が点滅表示されることにより確認できるようになっている。
【0040】
そして、選曲番号の入力が終了し、選曲ボタン81を押すと入力した選曲番号が確定されるとともに、その選曲番号を示す選曲番号データがRAM46に一時格納される(ステップ100)。続いて、その一時格納された選曲番号データをRAM46から読出すとともに、その読出した選曲番号データにより示される選曲番号に対応する曲データ100の送信要求を示すリクエスト信号をサーバー52へ送信する(ステップ200)。すると、
サーバー52は、自己のHDD15から上記リクエスト信号に示される選曲番号に対応する曲データ100を検索して読出し、その読出された曲データ100は、通信回線53を介して制御装置20により受信され(ステップ300)、通信用モデム51によってCPU45により処理可能なデータに変換されてHDD51への一時保存が開始される。
【0041】
続いて、曲データ100のHDD51への保存が終了すると、HDD51から曲データ100が読出され、その曲データ100に識別データD0が付されているか、つまり、曲データ100は、デュエット曲を示す曲データであるかが判定される(ステップ400)。
ここでは、曲データ100は、デュエット曲を示すものとし、ステップ500のデュエット曲制御へ移行する。
【0042】
そして、モニタ12,14に「選ばれた曲は、デュエット曲です。1人で歌われますか、それとも、デュエットされますか。1人で歌われる場合は、送信器のソロ設定ボタンを押してください。」という内容のメッセージ映像を表示させる(ステップ502)。続いて、ソロ設定ボタン86が所定時間押されないと(ステップ504)、モニタ12,14に「あなたの歌声を録音してもいいですか。録音を許可される場合は、送信器のOKボタンを押してください。録音された歌声は、他の人が、デュエット曲を1人で歌う場合に一方のパートとして再生されることがあります。」という内容のメッセージ映像を表示させる(ステップ506)。
【0043】
そして、OKボタン93が押されると(ステップ508)、モニタ12,14に「男性はマイク1を、女性はマイク2をお使いください。マイクの指向性切替スイッチを「強」に設定してください。」という内容のメッセージ映像を表示させる(ステップ510)。
つまり、マイクロフォン17,18の指向性を強くすることにより、歌声以外の音が極力マイクロフォンから入らないようにする。
続いて、HDD51から曲データ100が読出され(ステップ512)、曲データ100に含まれるMIDIデータ110が有するスタートタイミングデータSTが、シーケンサ56によりMIDI音源57に書き込まれる(ステップ514)。
つまり、スタートタイミングデータSTが、シーケンサ56によりMIDI音源57に書き込まれるタイミングが、マイクロフォン17,18から入力される音声のエンコーダ66によるエンコードのタイミングとなる。
【0044】
続いて、曲データ100に含まれる歌詞映像データ102は、映像制御回路61に入力され、モニタ12,14に表示可能な歌詞映像信号に変換される。また、曲データ100には、曲のジャンルを特定するジャンルデータ(図示省略)が含まれており、このジャンルデータに対応する背景映像データがCD−ROMプレーヤ60により読出されるとともに、映像制御回路61に入力され、背景映像信号に変換される。
つまり、背景映像および歌詞映像は、図13(B)に示すように、背景映像200の中に歌詞映像202がスーパーインポーズされて表示される。
【0045】
また、MIDIデータ110は、シーケンサ56に取り込まれ、タイマ58のカウントにしたがってMIDI音源57に書き込まれる。MIDI音源57にMIDIデータの書き込まれた部分の音源データは、音声制御回路55へ出力され、アンプ16によって増幅可能なアナログの音楽信号に変換される。この音楽信号は、アンプ16へ出力され、増幅された後にスピーカ11,11、スピーカ13,13へ出力され、両スピーカによって再生される(ステップ516)。
【0046】
また、マイクロフォン17,18から入力された音声は、アンプ16に内蔵されたマイクミキシング回路により、上記音楽信号とミキシングされ、このミキシングされたミキシング信号は、アンプ16により増幅された後にスピーカ11,11、スピーカ13,13へ出力され、両スピーカによって音楽信号および音声信号が再生される。
つまり、利用者は、自分の選んだ曲をモニタ12,14の画面に映し出された背景映像200および歌詞映像202を見ながらマイクロフォン17,18を通して歌う(カラオケする)ことができる。
【0047】
また、MIDIデータ110のスタートタイミングデータSTがMIDI音源57に書き込まれたタイミングで、マイクロフォン17,18から入力された音声は、エンコーダ66によりMPEGオーディオ圧縮方式により圧縮されてデータ化が開始され(ステップ518)、音声データとしてDVD−RAMに格納される(ステップ520)。マイクロフォン17(マイク1)から入力された男性の音声は、男性音声データとして記録され、
マイクロフォン18(マイク2)から入力された女性の音声は、女性音声データとして記録される。この記録は、図7のパートデータテーブル120により示されるパートデータP1ないしP6を埋めて行く形で行われる。
【0048】
たとえば、最初に男性が歌うパートを有するデュエット曲を歌った場合には、男性音声データは、パートデータP1の領域に記憶される。このとき、パートデータP1の先頭には、読出し開始タイミングを示すスタートアドレスS1が付され、パートデータP1の末尾には、読出し終了タイミングを示すストップアドレスS2が付される。
【0049】
続いて、歌い手の歌唱力の採点が開始され(ステップ522)、曲データ100の再生が終了すると(ステップ524)、採点結果が演算される(ステップ526)。この採点は、採点の原理を説明する図8に示すように、曲データ100のメロディーラインの音程と歌い手のボーカルラインの音程のずれの大きさに基づいて行われる。たとえば、時間t1における主旋律の音程L1と歌声の音程L2との差(L2−L1)を一定時間毎に演算するとともに、その平均値を算出し、この平均値に対応する点数を平均値と点数とを対応させた採点テーブル(図示省略)から読出す。
【0050】
そして、採点結果が70点以上である場合には(ステップ528)、メインルーチンへ戻り、上記デュエット制御を終了する。また、採点結果が70点より低い場合には、DVD−RAMのパートデータテーブル120に格納されたパートデータを消去する(ステップ527)。
つまり、採点結果が70点より低い場合は歌が下手であるとみなし、他の人がデュエット曲を1人で歌う場合の他のパート再生用に用いることを禁止する。
【0051】
次に、上記ステップ504において、利用者がソロ設定ボタン86を押した場合、つまり、利用者が1人でデュエット曲を歌う場合に、他のパートを歌う音声データをDVDプレーヤ59により再生する場合について図11を参照して説明する。
まず、上記ステップ100において選曲されたデュエット曲の音声データ(デュエットデータ)が、DVD−RAMのパートデータテーブルに記憶されているかを検索し(ステップ530)、デュエットデータが記憶されている場合は(ステップ532)、モニタ12,14に「送信器のデュエットボタンを押すと、あなたが歌うパート以外のパートをカラオケ装置に記憶されている他の人の音声で歌わせることができます。デュエットボタンを押しますか。」と表示する(ステップ534)。
つまり、デュエット曲であっても、全パートを1人で歌いたい人もいるため、1人で歌うか他のパートを他人の声で歌わせるかを確認する。
【0052】
そして、デュエットボタン87が押されると(ステップ536)、図13(A)に示すように、モニタ12,14に「あなたが男性のパートを歌う場合は送信器の「女」を、女性のパートを歌う場合は「男」を押してください。異性のパートをカラオケ装置が歌います。最後にOKボタンを押すと選択が確定されます。」と表示する(ステップ560)。
続いて、OKボタンが押されると(ステップ562)、選択された番号に対応するパートデータがDVD−RAMのパートデータテーブル120から読み出されるとともに、RAM50に格納される(ステップ564)。
【0053】
たとえば、選曲された曲が、選曲番号3のデュエット曲であり、女性パート選択ボタン89を押したとすると、パートデータテーブル120から、女性音声データを示すパートデータP4ないしP6が読出され、RAM50に格納される。
続いて、曲データ100がHDD51から読出され(ステップ566)、再生される(ステップ568)。そして、曲データ100のMIDIデータ110に含まれるスタートタイミングデータSTが読み出されてMIDI音源57に書き込まれると(ステップ570)、RAM50からパートデータが読出され、デコーダ67によりデコーダが開始される(ステップ572)。
【0054】
このデコーダ67から、出力されたパートデータは、音声制御回路55によりアナログの音声信号に変換され、アンプ16により増幅された後、スピーカ11,11およびスピーカ13,13により、上記選択したパートを歌う歌声となって再生される。
そして、MIDIデータ110のストップアドレスS2が読み出されると(ステップ574)、パートデータのデコードが停止される(ステップ576)。続いて、次に再生すべきパートデータが存在するかが判定され(ステップ578)、存在する場合は、上記ステップ570ないしステップ578を繰り返し、存在しない場合は、曲データ100の再生終了を待って(ステップ580)、メインルーチンへ戻り、デュエット制御を終了する。
【0055】
以上のように、本実施形態のカラオケ装置10によれば、デュエット曲の一方のパートをDVD−RAMに記憶された他人の音声に歌わせることができるため、1人でもデュエット曲をデュエットすることができる。特に、自分の音声を電気的に変換して作り出した音声ではなく、記憶された人の歌声を再生することができるため、違和感がなく、実際に2人でデュエットしている雰囲気で歌うことができる。
【0056】
また、選曲した曲が、同性の複数人のシンガーが歌う曲など、高音のパートおよび低音のパートに分かれているデュエット曲の場合には、上記ステップ560において、モニタ12,14に「あなたが高音のパートを歌う場合は送信器の「高」を、低音のパートを歌う場合は「低」を押してください。あなたが歌わない方のパートをカラオケ装置が歌います。」と表示される。そして、高音パート選択ボタン90を押すとパートデータテーブル120から高音のパートを示すパートデータが読出され、低音パート選択ボタン91を押すと、低音のパートを示すパートデータが読出され(ステップ564)、再生される(ステップ568)。たとえば、選曲された曲が、パートデータテーブル120において選曲番号8のデュエット曲の場合は、高音パート選択ボタン90を押すとパートデータP7が読出され、低音パート選択ボタン91を押すとパートデータP8が読出され、再生される。
【0057】
さらに、選曲した曲が、男女が同時に歌うパートと、独立して歌うパートとが混在しており、カラオケ装置に歌わせたいパートを特定し難いような曲を選曲した場合は、上記ステップ560において、モニタ12,14に「カラオケ装置に歌わせたいパートを次の中から選び、その番号と同じ番号の選択ボタンを押してください。」と表示される。そして、押した選択ボタン92の番号に対応する番号のパートデータがパートデータテーブル120から読出され(ステップ564)、再生される(ステップ568)。
たとえば、選曲された曲が、パートデータテーブル120において選曲番号500のデュエット曲の場合は、選択ボタン92の中の「1」のボタンを押すとパートデータP500が読出され、再生される
【0058】
このように、本実施形態のカラオケ装置10によれば、色々な種類のデュエット曲であっても、一方のパートを記憶しておくことにより、1人でもデュエットしている本格的な雰囲気で歌うことができる。
【0059】
その後、曲データ100の再生が終了すると(ステップ580)、デュエット曲制御を終了して、メインルーチンへ戻り、予約曲があるかが判定され(ステップ700)、予約曲がない場合は、ステップ100へ戻り、予約曲がある場合は、RAM46に格納されている予約曲番号データを読み出し(ステップ800)、ステップ200へ戻り、その予約曲番号データにより示される選曲番号の曲データのリクエストが行われる。
【0060】
ところで、上記実施形態では、男女で歌うデュエット曲が選曲された場合に、いずれのパートをカラオケ装置10に歌わせるかを設定する手段として、送信器70の男性パート選択ボタン88、または、女性パート選択ボタン89を押して設定する手段を用いたが、
マイクロフォン17,18から入力される音声の周波数の高低を検出して自動設定することもできる。その設定をする場合のCPU45の制御内容を図12に示す。
【0061】
ステップ530ないしステップ534、およびステップ566ないしステップ580は、図11に示されているため図示を省略する。
デュエットボタン87が押されると(ステップ536)、モニタ12,14に「マイクロフォンに向かって何か話してください。」という内容のメッセージ映像が表示され(ステップ538)、マイクロフォンから音声が入力されると(ステップ540)、その入力された音声の周波数解析が制御装置20の周波数解析回路65によって行われる。そして、その解析結果に基づいて入力された音声の平均周波数Hが演算され(ステップ542)、基準周波数H1と比較される(ステップ544)。
【0062】
続いて、平均周波数Hが基準周波数H1より低い場合は、マイクロフォンから入力された音声は、男性の声であると判定され、パートデータテーブルから男性パートデータが読み出される(ステップ546)。また、平均周波数Hが基準周波数H1より高い場合は、
女性パートデータが読み出される(ステップ545)。
このように、マイクロフォンから入力される音声の周波数の大きさに基づいてカラオケ装置10に歌わせるパートを自動設定することができるため、非常に便利である。
なお、歌い始めにマイクロフォンから入力される音声の周波数解析を行い、カラオケ装置10に歌わせるパートを自動設定するように構成することもできる。
【0063】
また、上記各実施形態では、マイクロフォン17,18から入力される音声をDVDプレーヤ59を用いて記憶する場合を説明したが、HDD51に記憶させることもできる。
ところで、CPU45により実行されるステップ518およびステップ520が、本発明の歌唱音声記憶手段として機能し、ステップ560およびステップ562が、歌唱音声選択手段として機能する。また、ステップ564が、本発明の歌唱音声読出手段として機能し、ステップ570ないしステップ578が歌唱音声出力手段として機能する。
さらに、CPU45により実行されるステップ522ないしステップ526が本発明の演算手段として機能し、ステップ528およびステップ527が音声再生禁止手段として機能する。
【0064】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、デュエット曲を1人で歌う場合に、他方のパートを他人の声で再生することにより、本当に2人でデュエットしている感じを出すことができる楽音再生装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施形態のカラオケ装置の外観説明図である。
【図2】 (A)は、カラオケ装置に備えられた制御装置の前面パネルの説明図であり、(B)は、制御装置の背面パネルの説明図である。
【図3】 カラオケ装置に備えられた送信器の説明図である。
【図4】 制御装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【図5】 マイクロフォンの外観説明図である。
【図6】 (A)は曲データの構成を示す説明図であり、(B)はMIDIデータの構成を示す説明図である。
【図7】 パートデータテーブルの説明図である。
【図8】 採点の原理を示す説明図である。
【図9】 CPU45により実行される主要制御の内容を示すフローチャートである。
【図10】 マイクロフォンから入力される音声を記憶する場合のCPU45により実行される制御内容を示すフローチャートである。
【図11】 記憶されている音声データを再生する場合にCPU45により実行される制御内容を示すフローチャートである。
【図12】 マイクロフォンから入力される音声の周波数解析を行う場合のCPU45の処理内容を示すフローチャートである。
【図13】 (A)は、ステップ560におけるモニタの表示を示す説明図であり、(B)は、背景映像に歌詞映像がスーパーインポーズされたモニタの表示を示す説明図である。
【符号の説明】
10 カラオケ装置
11,13 スピーカ
12,14 モニタ
16 アンプ
17,18 マイクロフォン
17b 指向性切替スイッチ
20 制御装置
45 CPU
51 HDD
52 サーバー
53 通信回線
59 DVDプレーヤ
60 CD−ROMプレーヤ
66 エンコーダ
67 デコーダ
70 送信器
100 曲データ
110 MIDIデータ
Claims (3)
- 複数人用の歌唱部分を持ち、少なくとも1人の歌唱部分を示す歌唱情報を有する楽曲情報を再生可能な再生手段と、歌唱音声を入力可能なマイクロフォンとを備え、前記再生手段により再生される楽曲情報と前記マイクロフォンにより入力された歌唱音声とを出力可能な楽音再生装置において、
前記楽曲情報が、前記歌唱情報とともに前記再生手段により再生される際に、前記マイクロフォンから入力される歌唱音声を記憶する歌唱音声記憶手段と、
この歌唱音声記憶手段に記憶されている歌唱音声のうち、所望の歌唱音声を選択する歌唱音声選択手段と、
この歌唱音声選択手段により選択された歌唱音声を前記歌唱音声記憶手段から読出す歌唱音声読出手段と、
この歌唱音声読出手段により読出された歌唱音声を前記再生手段へ出力する歌唱音声出力手段と、
が備えられ、
前記楽曲情報には、前記歌唱情報により示される歌唱する部分の主旋律を示す主旋律情報が含まれており、
前記前記マイクロフォンから入力される歌唱音声により形成される旋律と、前記主旋律情報により示される主旋律とのずれの大きさを演算し、ずれの大きい場合に低い演算値とし、ずれの小さい場合に高い演算値とする演算手段と、
少なくとも前記演算手段の演算値が所定値以下である場合は、前記演算手段で演算対象となった歌唱音声を前記歌唱音声選択手段における所望の歌唱音声としての選択を禁止する音声再生禁止手段と、を有する楽音再生装置。 - 前記マイクロフォンには、そのマイクロフォンの指向性を変更する指向性変更手段が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の楽音再生装置。
- 前記歌唱情報は、男性が歌う部分を示す男性用歌唱情報および女性が歌う部分を示す女性用歌唱情報からなり、
前記マイクロフォンから入力される音声が、男性の音声および女性の音声のいずれであるかを前記マイクロフォンから入力される音声の少なくとも周波数に基づいて判別する音声判別手段が備えられており、
前記歌唱音声選択手段は、前記音声判別手段により判別された一方の音声に対する他方の音声を示す歌唱音声を前記歌唱音声記憶手段から選択するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の楽音再生装置。
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