JP5071439B2 - カラオケシステム、サーバ - Google Patents
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なお、「後奏の再生時にカラオケ楽曲の演奏を終了した」場合についても「カラオケ楽曲を最後まで演奏した」ものとすることができる。すなわち、カラオケ楽曲の全ての歌唱区間における歌唱音データを取得できた場合のみに、当該演奏の歌唱音データがサーバに送信される。
本実施形態に係るカラオケシステムでは、重唱に適切な重唱音データを決定し、当該重唱音データに基いた重唱音声をカラオケ楽曲の楽音と共に出力することができる。
歌唱者は1回目の歌唱を行い、カラオケ装置はその歌唱音声を判定用歌唱音データとして取得し、当該判定用歌唱音データを含む判定データをサーバに送信する。サーバは、受信した判定データに含まれる判定用歌唱音データ等をデータベースに記録し、当該判定用歌唱音データに基いて重唱音データを決定し、カラオケ装置に送信する。カラオケ装置は、受信した重唱音データに基いた重唱音声をカラオケ楽曲の楽音と共に出力する。これにより歌唱者は、2回目の歌唱において、当該歌唱者の1回目の歌唱に基いて決定された重唱音声を用いて重唱を行うことができる。一方サーバは、判定用歌唱音データを受信するごとに、当該判定用歌唱音データを新たな投稿歌唱音データとしてデータベースに記録(新規登録)するので、当該データベースに記録される投稿歌唱音データ、すなわちユーザに提供可能な投稿歌唱音データの数を確実に増加させることができる。
カラオケシステムは、図1に示すように、各地のカラオケ店舗の客室に設置されたカラオケ装置100と各種情報の配信・管理を行うサーバ200とから構成され、各カラオケ装置100とサーバ200とは通信網を介して接続されている。図1ではカラオケ装置100は1つであるが、実際は多数のカラオケ装置100がサーバ200に接続される構成となっている。
サーバ200は、図1に示すように、制御部201とカラオケ楽曲データベース202と投稿歌唱音データベース203と一時記録部204とから構成される。制御部201は、CPUとRAMとROM等から構成され、CPUがROMに記録された各種プログラムを読み出して実行することにより、サーバ200全体を統括制御する。また、上述したとおり、多数のカラオケ装置100がサーバ200に接続されるので、サーバ200に複数のカラオケ装置100が同時にアクセスされることがある。また、サーバ200は自己の負荷を監視することができる。
また、図2に示すように、投稿歌唱音データベース203には、「識別コード」をキーとして、「投稿歌唱音データ」、「楽曲コード」、「パート」、「投稿者コード」、「投稿日」等が記録されている。
「楽曲コード」は、投稿歌唱音データの楽曲名を示す識別符号であり、カラオケ楽曲データベース202と同じ楽曲コードが用いられる。
「パート」は、当該投稿歌唱音データのパートを示す識別符号であり、主旋律のメロディが歌唱された場合は「主旋律」となり、ハモリのメロディが歌唱された場合は「ハモリ」となる。
「投稿者コード」は、投稿歌唱音データを投稿した歌唱者を識別するための識別符号である。
「投稿日」は、投稿歌唱音データが投稿された日時を示している。
図1に示すように、カラオケ装置100は、リモコン110とコマンダ120とから構成される。なお、複数のリモコン110が、コマンダ120と通信可能となるように構成してもよい。
リモコン110は制御部111を有し、制御部111は、CPUとRAMとROM等から構成され、CPUがROMに記録された各種プログラムを読み出して実行することにより、リモコン110全体を統括制御する。
なお、リモコン110及びコマンダ120の構成のうち、本発明の理解に直接関係のない部分については詳細な説明を省略する。
次に、カラオケシステムで送受信される情報の一例について、図3を参照しつつ説明する。
リモコン110は、コマンダ120にリクエスト信号を送信する(2)。
コマンダ120は、リクエスト信号に基いてカラオケ楽曲の1回目の演奏を行いつつ、歌唱者の歌唱音声を判定用歌唱音データとして取得してRAM等に一時的に記録する(3)。
コマンダ120は、楽曲の再生が終了すると、判定用歌唱音データが含まれる判定データを作成する(4)。
コマンダ120は、判定データをサーバ200に送信する(5)。
サーバ200は、受信した判定データに含まれる判定用歌唱音データに基いてパート判定処理を行い、当該歌唱音データのパートを判定する(6)。
サーバ200は、受信した判定データに含まれる判定用歌唱音データを、新たな投稿歌唱音データとして、上記判定したパートの情報等と共に投稿歌唱音データベース203(図2参照)に新規登録する(7)。
また、この処理は、歌唱者の意思に関係なく行われる。すなわち、歌唱者が自身の判定用歌唱音データを投稿歌唱音データベース203に登録したくない場合であっても、当該歌唱音データが投稿歌唱音データベース203に記録される。
そのため、上記(3)のあとに、上記歌唱音データを送信するか否かを確認するための処理を行うように構成してもよい。また、このように構成した場合、上記歌唱音データを送信しない旨が指示されると、上記送信に係る処理は行われないが、後述の重唱音データを受信することができないので、重唱音データを用いた重唱ができないことになる。
サーバ200は、決定した重唱音データをコマンダ120に送信する(9)。また、重唱音データの送信においては、当該重唱音データがどの判定データに対応するものであるかを示す識別情報や当該重唱音データのパートを示す情報等を付随させる。この付随した情報は、後述する投稿データの送信時に用いられる。
コマンダ120は、前記リクエスト信号に基いてカラオケ楽曲の2回目の演奏を行いつつ、歌唱者の歌唱音声を投稿用歌唱音データとして取得してRAM等に一時的に記録する(10)。
コマンダ120は、投稿用歌唱音データが含まれる投稿データを作成する(11)。
コマンダ120は、投稿データをサーバ200に送信する(12)。
サーバ200は、受信した投稿データに含まれる投稿用歌唱音データを、新たな投稿歌唱音データとして投稿歌唱音データベース203(図2参照)に新規登録する(13)。
なお、上記(11)以降の処理(すなわち、2回目の歌唱の歌唱音データを投稿歌唱音データベース203に投稿するための処理)を行うか否かは、歌唱者が任意に決定することができる。すなわち、1回目の歌唱の歌唱音データの投稿は、重唱音データを取得するためには必ず行う必要があるものの、2回目の歌唱の歌唱音データは投稿(投稿歌唱音データベース203に新規登録)しないように指示することができる。
次に、カラオケ装置100側で実行されるカラオケ側処理について図4のフローチャートを用いて具体的に説明する。カラオケ側処理のプログラムは、リモコン110の制御部111及びコマンダ120の制御部121内のROMに記録されており、制御部111内のCPU及び制御部121内のCPUにより実行される。
S12において、コマンダ120の制御部121は、リクエスト信号に基いてカラオケ楽曲の演奏を開始する。また、歌唱者は、カラオケ楽曲の演奏に伴って歌唱を行う。
S14において、コマンダ120の制御部121は、カラオケ楽曲を最後まで演奏して当該カラオケ楽曲の再生を終了する。なお、「後奏の再生時にカラオケ楽曲の演奏を終了した」場合についても「カラオケ楽曲を最後まで演奏」したものとする。なお、カラオケ楽曲の演奏途中で演奏停止指示がなされた場合、制御部121は、カラオケ側処理を終了する。これにより、後述の判定データはサーバ200に送信されないので、本実施形態に係るカラオケシステムのネットワーク資源等を有効に活用することができる。
S15において、コマンダ120の制御部121は、判定データを作成する。判定データには、歌唱音データと楽曲コードと投稿者コードが含まれる。ただし、歌唱したパートを示す情報は、当該判定データには含まれていない。当該パートを示す情報は、サーバ200で実行される後述のパート判定処理によってサーバ200側で取得される。このように構成することにより、歌唱者はどのパートを歌唱したかを示す情報を入力する必要がなく、操作性が向上する。なお、楽曲コードは上記リクエスト操作の際に入力されており、また、投稿者コードはリモコン110にログインする際のユーザIDを用いることができる。
S16において、制御部121は、判定データをサーバ200に送信する。
S17において、重唱音データ及び付随したデータを受信する。ここで、付随したデータは、サーバ側で実行される後述の重唱音データ送信処理のS44において生成されたものである。
S19において、制御部121は、カラオケ楽曲の演奏を終了する。
S20において、制御部121は、投稿データを作成する。投稿データには、投稿用歌唱音データと楽曲コードと投稿者コードとパートを示す情報が含まれる。なお、制御部121は、上記S17で受信した重唱音データに付随したデータに基いてパートを示す情報を取得することができる。より具体的には、当該付随したデータが受信した重唱音データのパートを示す情報であり、かつ当該情報が「主旋律」を示していれば、「ハモリ」が投稿用歌唱音データのパートを示す情報となる。また、付随したデータが受信した重唱音データのパートを示す情報であり、かつ当該情報が「パート」を示していれば、「主旋律」が投稿用歌唱音データのパートを示す情報となる。また、付随したデータに判定用歌唱音データのパートを示す情報(サーバ側で実行される後述のパート判定処理の結果)が含まれていれば、当該情報がそのまま投稿用歌唱音データのパートを示す情報となる。
S21において、制御部121は、投稿データをサーバ200に送信する。
次に、サーバ200で実行されるサーバ側処理について図5等のフローチャートを用いて具体的に説明する。サーバ側処理のプログラムは、サーバ200の制御部201内のROMに記録されており、制御部201内のCPUにより繰り返し実行される。
S32において、制御部201は、重唱音データ送信処理を実行する。重唱音データ送信処理では、判定用歌唱音データの投稿歌唱音データベース203への登録と重唱音データの送信とが行われる。重唱音データ送信処理の詳細については後述する。
一方、S31において、判定データを受信していないと判断した場合は(S31:NO)、制御部201は、処理をS33に移行させる。
S33において、制御部201は、コマンダ120から投稿データを受信したか否かを判断する。この処理において、投稿データを受信していないと判断した場合は(S33:NO)、制御部201は、サーバ側処理を終了する。
一方、S33において、投稿データを受信したと判断した場合は(S33:YES)、制御部は、処理をS34に移行させる。
S34において、制御部201は、受信した投稿データを用いて、投稿歌唱音データ等を投稿歌唱音データベース203に新規登録する。より具体的には、図2の投稿歌唱音データベース203に示すデータ構造に適応するように、
(1)図2に示す「識別コード」を新たに生成し、
(2)受信した投稿データに含まれる投稿用歌唱音データを、図2に示す「投稿歌唱音データ」とし、
(3)受信した投稿データに含まれる楽曲コードを、図2に示す「楽曲コード」とし、
(4)受信した投稿データに含まれるパートを示す情報を、図2に示す「パート」とし、
(5)受信した投稿データに含まれる投稿者コードを、図2に示す「投稿者コード」とし、
(6)サーバ200が具備する不図示のタイマを参照して、図2に示す「投稿日」を生成する。
なお、本実施形態に係るカラオケシステムにおいては、カラオケ装置100側に不図示のタイマを具備するように構成し、投稿データに上記「投稿日」を示す情報を含ませるようにしてもよい。
次に、サーバ側処理のS32で実行される重唱音データ送信処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
S41において、パート判定処理を実行する。パート判定処理では、受信した判定データに含まれる判定用歌唱音データのパートが判定される。パート判定処理の詳細については後述する。
S42において、制御部201は、受信した判定データを用いて、判定用歌唱音データ等を投稿歌唱音データベース203に新規登録する。より具体的には、図2の投稿歌唱音データベース203に示すデータ構造に適用するように、
(1)図2に示す「識別コード」を新たに生成し、
(2)受信した判定データに含まれる判定用歌唱音データを、図2に示す「投稿歌唱音データ」とし、
(3)受信した判定データに含まれる楽曲コードを、図2に示す「楽曲コード」とし、
(4)S41のパート判定処理によって判定されたパートを、図2に示す「パート」とし、
(5)受信した判定データに含まれる投稿者コードを、図2に示す「投稿者コード」とし、
(6)サーバ200が具備する不図示のタイマを参照して、図2に示す「投稿日」を生成する。
なお、本実施形態に係るカラオケシステムにおいては、カラオケ装置100側に不図示のタイマを具備するように構成し、投稿データに上記「投稿日」を示す情報を含ませるようにしてもよい。
S43において、制御部201は、重唱音データ決定処理を実行する。重唱音データ決定処理では、受信した判定データに含まれる判定用歌唱音データに基いて、コマンダ120に送信する重唱音データが決定される。重唱音データ決定処理の詳細については後述する。
S44において、制御部201は、コマンダ120に対しS43で決定した重唱音データを送信する。また、重唱音データの送信においては、当該重唱音データがどの判定データに対応するものであるかを示す識別情報や当該重唱音データのパートを示す情報等を付随させる。この情報は、S41で実行されるパート判定処理の結果に基く。より具体的には、RAMに確保されている「提供フラグ」(詳細は、後述のパート判定処理で説明する)の内容を参照することにより、付随させる情報を生成する。また、パート判定処理の結果(すなわち、投稿用歌唱音データのパートを示す情報)を上記重唱音データに付随させて送信するように構成してもよい。
次に、重唱音データ送信処理のS41で実行されるパート判定処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
また、歌唱区間の最初からではなく、主旋律基準データやハモリ基準データとの比較に効果的な区間から優先的に読み出すようにしてもよい。
S53において、制御部201は、判定用歌唱音データと同じ楽曲のハモリ基準データをカラオケ楽曲データベース202から読み出し、公知の技術を用いて判定用歌唱音データと比較する。なお、S51が複数回実行されて複数の所定区間の判定用歌唱音データが読み出されている場合は、当該複数区間のハモリ基準データを用いた比較処理が行われる。
S55において、制御部201は、パート判定処理の開始から所定時間が経過したか否かを判断する。この処理において、所定時間が経過していないと判断した場合は(S55:NO)、制御部201は、処理をS51に戻す。
一方、この処理において、所定時間が経過したと判断した場合は(S55:YES)、制御部201は、処理をS56に移行させる。
S57において、制御部201は、制御部201内のRAMに確保されている「提供フラグ」にハモリパートの重唱音データを提供することを示す「ハモリ」値を設定する。
また、S54において、パート判定できたと判断し、かつ、そのパートがハモリパートであると判断した場合は、制御部201は、処理をS58に移行させる。
S58において、制御部201は、「提供フラグ」に主旋律パートの重唱音データを提供することを示す「主旋律」値を設定する。
次に、重唱音データ送信処理のS43において実行される重唱音データ決定処理について、図7のフローチャートを用いて説明する。
S73において、制御部201は、同じ楽曲のハモリ曲データを投稿歌唱音データベース203から抽出し、「候補データ」として一時記録部204に記録する。なお、S73において、複数のハモリ曲データが抽出されたものとする。
なお、以下では、S74及びS75の一連の処理を「第1の処理」ということがある。
(1)S73で抽出したハモリ曲データを、主旋律パートの投稿歌唱音データ(以下、「主旋律曲データ」という)に変換し、変換した主旋律曲データを「候補データ」とする。「候補データ」は、判定用歌唱音データ(主旋律パート)との比較に用いられる。図9に示すように、カラオケ楽曲データベース202に記録されているハモリ基準データと主旋律基準データとの差分値を、ハモリ曲データに加算することにより主旋律曲データを生成することができる。なお、ハモリ曲データから主旋律曲データの変換を、他の公知の方法によって行ってもよい。
(2)判定用歌唱音データを「基準データ」として、提供データ選択処理を実行する。これにより、複数の候補データの中から1つのデータが決定され、決定された候補データ(主旋律曲データ)に対応するハモリ曲データが、カラオケ装置100に送信される「重唱音データ」となる。
一方、第2の処理を用いる場合は、複数の投稿歌唱音データに対してパート変換の処理(ハモリパート→主旋律パート)が行われるため処理量が多くなるが、提供データの選択の基準となる「基準データ」として判定用歌唱音データをそのまま用いる(すなわち、判定用歌唱音データに処理を施さない)ので、精度が高い提供データ選択処理を行うことができる。
S76において、判定用歌唱音データと同じ楽曲の主旋律曲データが投稿歌唱音データベース203に投稿されているか否かを判断する。この処理において、同じ楽曲の主旋律曲データが投稿されていると判断した場合は(S76:YES)、制御部201は、処理をS77に移行させる。
S78において、制御部201は、提供データ選択処理を実行する。提供データ選択処理により、複数の候補データの中から1つのデータ(主旋律曲データ)が決定される。
また、変換したハモリ曲データが、カラオケ装置100に送信される「重唱音データ」となる。
S80において、制御部201は、カラオケ楽曲データベース202から同じ楽曲の歌唱音データを抽出する。抽出した歌唱音データが、カラオケ装置100に送信される「重唱音データ」となる。
S82において、制御部201は、同じ楽曲の主旋律曲データを投稿歌唱音データベース203から抽出し、「候補データ」として一時記録部204に記録する。なお、S82において、複数の主旋律曲データが抽出されたものとする。
なお、以下では、S83及びS84の一連の処理を「第3の処理」ということがある。
(1)S82で抽出した主旋律曲データを、ハモリ曲データに変換し、変換したハモリ曲データを「候補データ」とする。「候補データ」は、判定用歌唱音データ(ハモリパート)との比較に用いられる。
(2)判定用歌唱音データを「基準データ」として、提供データ選択処理を実行する。これにより、複数の候補データの中から1つのデータが決定され、決定された候補データ(ハモリ曲データ)に対応する主旋律曲データが、カラオケ装置100に送信される「重唱音データ」となる。
一方、第4の処理を用いる場合は、複数の投稿歌唱音データに対してパート変換の処理(主旋律パート→ハモリパート)が行われるため処理量が多くなるが、提供データの選択の基準となる「基準データ」として判定用歌唱音データをそのまま用いる(すなわち、判定用歌唱音データに処理を施さない)ので、精度が高い提供データ選択処理を行うことができる。
S85において、判定用歌唱音データと同じ楽曲のハモリ曲データが投稿歌唱音データベース203に投稿されているか否かを判断する。この処理において、同じ楽曲のハモリ曲データが投稿されていると判断した場合は(S85:YES)、制御部201は、処理をS86に移行させる。
S87において、制御部201は、提供データ選択処理を実行する。提供データ選択処理により、複数の候補データの中から1つのデータ(ハモリ曲データ)が決定される。
S89において、制御部201は、カラオケ楽曲データベース202から同じ楽曲の歌唱音データを抽出する。抽出した歌唱音データが、カラオケ装置100に送信される「重唱音データ」となる。
次に、重唱音データ決定処理のS75、S78、S84、S87において実行される提供データ選択処理について、図10のフローチャートを用いつつ説明する。
S91において、制御部201は、一時記録部204から判定用歌唱音データを所定区間分取得する。
S92において、制御部201は、判定用歌唱音データを各候補データと比較する。
S95において、制御部201は、判定用歌唱音データ(S91及びS94で取得されたもの)を各候補データと比較する。
そして、提供可能な投稿歌唱音データが増えることにより、ユーザにとって魅力的なカラオケシステムを構築することができる。さらに、本実施形態に係るカラオケシステムをUGC(User-Generated Content)に適用すれば、豊富なコンテンツを有するUGCシステムの構築に貢献でき、当該UGCシステムを活性化させることができる。
また、上述したリモコン、コマンダ、サーバに係る各方法、当該方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、当該プログラムを記録した記録媒体等としても本発明は実現可能である。
110…リモコン、111…制御部、
120…コマンダ、121…制御部、130…マイク、140…スピーカ
200…サーバ、201…制御部、
202…カラオケ楽曲データベース、203…投稿歌唱音データベース
Claims (3)
- サーバと当該サーバと通信可能なカラオケ装置とから構成されるカラオケシステムであって、
前記サーバは、前記カラオケ装置で歌唱された投稿歌唱音データを記録するデータベースを有し、
前記カラオケ装置は、カラオケ楽曲の1回目の演奏を行い、当該演奏の歌唱音データを、前記サーバに送信し、
前記サーバは、受信した歌唱音データを、新たな投稿歌唱音データとして前記データベースに記録し、
前記サーバは、前記歌唱音データのパートを判定し、
前記サーバは、前記歌唱音データのパートを判定すると、当該歌唱音データを用いて、前記データベースから投稿歌唱音データを選択し、
前記サーバは、前記選択した投稿歌唱音データまたは当該投稿歌唱音データから生成した歌唱音データを重唱用歌唱音データとして前記カラオケ装置に送信し、
前記カラオケ装置は、前記カラオケ楽曲の2回目の演奏を行う際に、前記受信した重唱用歌唱音データを用いて歌唱音声を出力する、
ことを特徴とするカラオケシステム。 - 前記カラオケ装置は、前記カラオケ楽曲を最後まで演奏したときに、前記歌唱音データを、前記サーバに送信する、
ことを特徴とする請求項1のカラオケシステム。 - カラオケ装置と通信可能なサーバであって、
前記カラオケ装置で歌唱された投稿歌唱音データを記録するデータベースを有し、
前記カラオケ装置から送信された歌唱音データを受信し、
前記受信した歌唱音データを、新たな投稿歌唱音データとして前記データベースに記録し、
前記歌唱音データのパートを判定し、
前記歌唱音データのパートを判定すると、当該歌唱音データを用いて、前記データベースから前記投稿歌唱音データを選択し、
前記選択した投稿歌唱音データまたは当該投稿歌唱音データから生成した歌唱音データを重唱用歌唱音データとして前記カラオケ装置に送信する、
ことを特徴とするサーバ。
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