JPH10171478A - 楽音再生装置 - Google Patents

楽音再生装置

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JPH10171478A
JPH10171478A JP35201796A JP35201796A JPH10171478A JP H10171478 A JPH10171478 A JP H10171478A JP 35201796 A JP35201796 A JP 35201796A JP 35201796 A JP35201796 A JP 35201796A JP H10171478 A JPH10171478 A JP H10171478A
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music
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data
video
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JP35201796A
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Inventor
Michitoshi Akao
通敏 赤尾
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Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MIDIデータを再生するものよりも音質に
優れた楽音再生装置を実現する。 【解決手段】 MPEGビデオ方式で圧縮された歌詞映
像データ101および歌詞テロップデータ102と、M
PEGオーディオ方式で圧縮された演奏データ103と
からなる曲データ100をLAN回線15を介して受信
する制御装置20と、その受信された曲データ100を
保存するHDD4と、このHDD4に保存された曲デー
タ100を再生するMAPEGプレーヤ3と、その再生
された曲を演奏するアンプ16、スピーカ11,11お
よびスピーカ13,13と、再生された背景映像および
歌詞テロップを表示するモニタ12,14とが備えられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、楽音を再生する
楽音再生装置であって、歌詞を示す歌詞映像と、この歌
詞映像の背景に表示する背景映像とをモニタテレビに表
示してカラオケを行うカラオケ装置として好適なものに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記カラオケ装置として、曲デー
タを保有するサーバーから通信回線を介して曲データを
受信し、この受信した曲データを再生する、いわゆる通
信カラオケ装置が知られている。上記曲データは、MI
DI(Musical Instrument Digital Interface)データ
で構成されており、受信側のカラオケ装置でMIDIデ
ータをMIDI音源に書込み、MIDI音源から発生す
る信号をアンプおよびスピーカにより再生している。ま
た、曲の歌詞を示す歌詞データも曲データと共に送信さ
れ、カラオケ装置に備えられたモニタテレビに歌詞映像
として表示される。さらに、歌詞映像の背景に表示する
背景映像は、カラオケ装置に備えられた動画プレーヤに
よって再生され、モニタテレビに表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MIDIデ
ータは、音の種類(チャネル)、音の高さおよび音の強
さを指定するデータなどにより構成される。また、MI
DIデータは、非同期方式のシリアルで送信される。そ
のため、カラオケに用いられる曲において同時に複数の
楽器により出される音は、順次シリアルで送信される。
したがって、最初に送信されたデータにより発生する音
と、次に送信されたデータにより発生する音との間に
は、時間差が存在する。しかし、最初のデータと最後の
データとの間の時間差が大きくなると、最初のデータに
より発生した音と最後のデータにより発生した音との間
に聴感上の時間差が生じ、違和感が出てしまうため、自
ずと同時に出すことができる音の数が制約される。ま
た、音の高さおよび音の強さは、それらを指定するデー
タにより、段階的になっているため、演奏の細かいニュ
アンスを出すのが困難である。つまり、従来のカラオケ
装置では、MIDIデータの情報量に制約があるため、
音質の向上が困難であるという問題がある。
【0004】そこで、本発明は、MPEG方式により圧
縮された楽曲情報を再生することにより、音質を向上で
きる楽音再生装置の実現を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、楽音により構成される楽曲を示す楽曲情報を再生す
るとともに、その楽曲情報に対応する歌詞映像および背
景映像を表示する楽音再生装置において、前記楽曲情報
は、MPEG方式により圧縮されたものであり、そのM
PEG方式により圧縮された楽曲情報を再生する再生手
段が備えられたという技術的手段を採用する。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の楽音再生装置において、前記背景映像を示す背景映
像情報は、MPEG方式により圧縮されたものであり、
前記再生手段は、前記MPEG方式により圧縮された楽
曲情報および背景映像情報を再生するものであるという
技術的手段を採用する。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の楽音再生装置において、前記MPE
G方式により圧縮された楽曲情報および背景映像情報か
らなる情報を送信する情報送信手段と、この情報送信手
段から通信手段を介して送信された前記情報を受信する
情報受信手段と、この情報受信手段により受信された情
報を記憶する情報記憶手段とが備えられており、前記再
生手段は、前記情報記憶手段により記憶されている情報
を読出して再生するものであるという技術的手段を採用
する。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の楽音再生装置において、前記情報記憶手段は、前記
情報受信手段により受信された情報のうち、前記MPE
G方式により圧縮された楽曲情報と背景映像情報とを異
なる領域に記憶するものであるという技術的手段を採用
する。
【0009】
【作用】請求項1ないし請求項4に記載の発明では、楽
音により構成される楽曲を示す楽曲情報が、MPEG方
式により圧縮されたものであるため、MIDIデータに
より構成された楽曲情報よりも多くのデータで楽曲情報
を構成することができる。そして、上記MPEG方式に
より圧縮された楽曲情報を再生する再生手段が備えられ
ているため、MIDIデータにより構成された楽曲情報
を再生する楽音再生装置より優れた音質で楽曲情報を再
生することができる。たとえば、後述する発明の実施の
形態に記載するように、カラオケの曲データをMPEG
方式で圧縮したデータで構成し、再生することにより、
従来のMIDIデータを再生するものよりも優れた音質
の演奏でカラオケをすることができる。
【0010】特に請求項2に記載の発明では、上記背景
映像を示す背景映像情報は、MPEG方式により圧縮さ
れたものであるため、背景映像を従来のCD−ROMや
レーザーディスクよりも少ない記憶領域で記録媒体に記
録することができる。つまり、従来よりも多くの背景映
像を記録媒体に記録することができる。そして、上記M
PEG方式により圧縮された楽曲情報および背景映像情
報を再生する再生手段が備えられているため、従来より
も多くの背景映像の中から背景映像を選択して再生する
ことが可能である。たとえば、後述する発明の実施の形
態に記載するように、背景映像を従来のCD−ROMで
再生するものよりも多くの背景映像の中から選択するこ
とができ、同じ背景映像が再生される確率が低くなるた
め、同じ背景映像で歌って飽きが来ることが少ない。
【0011】また、請求項3に記載の発明では、上記M
PEG方式により圧縮された楽曲情報および背景映像情
報からなる情報は、上記情報送信手段により送信され、
この送信された情報は、通信手段を介して上記情報受信
手段により受信される。そして、この受信された情報
は、上記情報記憶手段により記憶され、この記憶された
情報は、上記再生手段により読出されて再生される。つ
まり、MPEG方式により圧縮された楽曲情報および背
景映像情報からなる情報を通信手段を介して受信し、再
生することができる。たとえば、後述する発明の実施の
形態に記載するように、サーバーが保有する曲データお
よび背景映像データの量を従来より多くして、選曲でき
る曲の数を増やすことができる。
【0012】さらに、請求項4に記載の発明では、上記
情報記憶手段は、上記情報受信手段により受信された情
報のうち、上記MPEG方式により圧縮された楽曲情報
と背景映像情報とを異なる領域に記憶するものであるた
め、楽曲情報と背景映像情報とを個別に読出して再生す
ることができる。したがって、たとえば、後述する発明
の実施の形態に記載するように、LAN回線を介して複
数の曲データを受信し、曲データ中の背景映像データお
よび演奏データをハードディスクの異なる領域に記憶
し、再生するときに個別に読出してRAMに格納してか
ら再生することができるため、曲と背景映像との組み合
わせを多くすることができる。
【0013】なお、上記MPEGとは、Moving Picture
Experts Groupの略であり、動画像およびこれに関連す
るオーディオなどの情報圧縮の国際標準規格を指す。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の楽音再生装置の一
実施形態について図を参照して説明する。なお、以下の
実施形態では、楽音再生装置として、曲データを保有す
るホストコンピュータと、複数のカラオケルームを有す
るカラオケボックスの管理装置とが通信回線で接続さ
れ、その管理装置に備えられたサーバーと各カラオケル
ームに備えられたカラオケ装置とが通信回線で接続され
た、いわゆる通信カラオケシステムに用いられるカラオ
ケ装置を代表に説明する。
【0015】まず、本実施形態のカラオケ装置の主要構
成について、それを示す図1を参照して説明する。図1
に示すように、カラオケルームに設置されたカラオケ装
置10には、歌詞を示す歌詞映像たる歌詞テロップ、歌
詞テロップの背景に表示する背景映像、選曲番号を示す
映像などを表示するモニタテレビ(以下、モニタと略称
する)12と、歌唱者用のモニタ14とが備えられてい
る。また、楽曲たるカラオケ用の曲(以下、曲と略称す
る)の選曲と、選曲された曲の歌詞テロップおよび背景
映像からなる映像データ、および曲の演奏部分を示す演
奏データなどから構成される曲データのLAN回線15
を介しての受信、曲の再生の予約、ならびに、モニタ1
2,14に表示される映像の切替え、合成、分割などを
行う制御装置(コマンダ)20が備えられている。
【0016】さらに、制御装置20により受信された曲
データを保存するハードディスクドライブユニット(以
下、HDDと略称する)4と、このHDD4に保存され
た曲データを再生するMPEGプレーヤ3とが備えられ
ている。また、マイクロフォン17,18から入力され
る音声と曲とのミキシング、音声と曲との音量バラン
ス、エコー調整、ディレイ調整、ミキシング信号の増
幅、演奏される曲の音程制御(キーコントロール)、高
音、低音の制御(トーンコントロール)などを行うアン
プ16と、このアンプ16から出力される増幅信号を音
として再生するフロアータイプの1組のスピーカ11,
11と、天井用の1組のスピーカ13,13と、制御装
置20を遠隔操作する送信器70とが備えられている。
【0017】次に、制御装置20の装備について図2を
参照して説明する。図2(A)は、制御装置20の前面
パネルの説明図、同図(B)は、制御装置20の背面パ
ネルの説明図である。図2(A)に示すように、制御装
置20の前面パネルには、選曲する曲の選曲番号の入力
などを行うための0〜9のボタンからなるテンキー21
と、選曲を確定するための選曲ボタン22とが設けられ
ており、テンキー21の上には、選曲された曲の選曲番
号を6桁の数字でLED表示する選曲番号表示体23が
設けられている。
【0018】また、選曲番号表示体23の左には、演奏
が予約されている曲の数をLED表示する予約曲数表示
体24が設けられており、その下には、予約の取消を行
うための取り消しボタン25と、演奏を停止させる演奏
停止ボタン26と、歌っている途中で最初から歌い直す
ための歌い直しボタン27と、予約曲の間に割り込んで
予約するための割り込みボタン28とが設けられてい
る。さらに、前面パネルの左上には、送信器70から送
信される光信号を受光する受光部38が設けられてお
り、左下には、制御装置20の電源を立ち上げる電源ボ
タン39が設けられている。
【0019】また、テンキー21の右には、キーを低く
するフラットキー29と、キーを標準にする標準キー3
0と、キーを高くするシャープキー31とが設けられて
おり、それらキーの下には、ボーカルのメロディーライ
ンの音量を設定するボーカルボタン32と、2コーラス
目までを再生する2コーラスカットボタン33と、曲の
後奏部分をカットする後奏カットボタン34とが設けら
れている。さらに、それらボタンの下には、カラオケを
行うモードとカラオケを行わないモードとに切り替える
カラオケ切替ボタン35と、LAN回線15を介して入
力されるデータを曲データからBGM、有線放送、テレ
ビ放送などに切り替える入力切替ボタン36と、モニタ
12,14の表示をカラオケボックスなどが提供してい
るサービス情報の表示に切り替えるサービスボタン37
とが設けられている。
【0020】また、図2(B)に示すように、制御装置
20の背面パネルには、管理室に備えられたサーバー1
(図3参照)と通信を行うためのLAN回線15を接続
する通信端子40が設けられており、この通信端子40
の右側には、制御装置20により受信された曲データを
HDD4へ出力するためのデータ出力端子41が設けら
れている。このデータ出力端子41の右側には、MPE
Gプレーヤ3により再生された歌詞テロップデータおよ
び背景映像データを入力するための映像入力端子43が
設けられており、この映像入力端子43の右側には、モ
ニタ12の映像入力端子(図示省略)と接続される映像
出力端子44と、モニタ14の映像入力端子(図示省
略)と接続される映像出力端子45とが設けられてい
る。
【0021】次に、上記制御装置20の制御系の構成に
ついて、それをブロックで示す図3を参照して説明す
る。制御装置20には、選曲、サーバー1に対する曲デ
ータの送信要求、曲の演奏順序の予約、音声制御、映像
制御などをプログラムにしたがって行うCPU46が備
えられている。このCPU46には、送信器70から送
信されるデータ、選曲された曲の選曲番号を示す選曲番
号データ、予約された曲の選曲番号データなどを一時保
存するためのRAM47,48と、CPU46により実
行されるプログラムなどが記憶されたROM50とが接
続されている。
【0022】また、CPU46には、モニタ12,14
に選曲番号やカラオケ装置10の動作状態などを表示す
るためのビデオRAM49と、サーバー1からLAN回
線15、通信端子40を介して曲データを受信するため
のLANボード51とが接続されている。このLANボ
ード51上の図示しない通信制御用ICには、イーサネ
ットアドレスが記憶されており、このイーサネットアド
レスは、サーバー1が曲データを送信すべきカラオケ装
置を識別するために用いられる。
【0023】さらに、CPU46には、MPEGプレー
ヤ3により再生された背景映像および歌詞テロップをモ
ニタ12,14に表示可能な映像信号に制御する映像制
御回路52と、受光部38により受光された光信号をデ
ジタル信号に変換する変換回路53と、制御装置20の
前面パネルに設けられた各種ボタンを押したときに点灯
するLED、選曲番号表示体23および予約曲数表示体
24へ表示信号を出力する表示回路54と、上記各種ボ
タンを押したときに発生するスイッチング信号を入力す
る入力回路55とが接続されている。
【0024】なお、MPEGプレーヤ3、制御装置2
0、アンプ16、スピーカ11,11、スピーカ13,
13およびモニタ12,14が、本発明の再生手段に相
当する。また、サーバー1、HDD2およびLAN回線
15が、情報送信手段に、通信端子40およびLANボ
ード51が、情報受信手段に、データ出力端子41およ
びHDD4が、情報記憶手段に相当する。
【0025】ここで、サーバー1から配信される曲デー
タの構成について、それを示す図6(A)を参照して説
明する。図6(A)に示すように、曲データ100は、
背景映像を示す背景映像データ101、歌詞テロップを
示す歌詞テロップデータ102および曲の演奏部分を示
す演奏データ103などから構成される。背景映像デー
タ101および歌詞テロップデータ102は、MPEG
2ビデオ方式で圧縮されたデータであり、演奏データ1
03は、MPEG2オーディオ方式で圧縮されたデータ
である。また、データの伝送速度は、MPEG2ビデオ
方式において5ないし10Mbpsであり、MPEG2
オーディオ方式において384ないし448kbpsで
ある。なお、従来のMIDIデータの伝送速度は、3
1.25kbpsである。
【0026】次に、送信器70の構成についてその外観
を示す図4を参照して説明する。送信器70の上方に
は、選曲番号をバックライト付きの液晶で表示する選曲
番号表示部71が設けられており、その下には、BGM
などからカラオケに切替えるカラオケ切替ボタン72
と、カラオケ以外の外部映像に切替える外部映像ボタン
73と、テレビゲームに切替えるゲームボタン74とが
設けられている。また、それらボタンの下には、曲間や
曲の演奏終了後に拍手の音を再生するように設定するた
めの拍手ボタン75と、キーを低くするフラットキー7
6と、キーを高くするシャープキー77とが設けられて
おり、それらの下には、制御装置20に設けられたボタ
ンと同じく、テンキー78、選曲ボタン79、演奏停止
ボタン80、歌い直しボタン81、取り消しボタン8
2、割り込みボタン83が設けられている。
【0027】さらに、割り込みボタン83の右には、ボ
ーカルメロディーの音量を小さくするマイナスボタン8
4と、音量を大きくするプラスボタン85とが設けられ
ている。ここで、送信器70から送信される送信信号の
構成について、それを示す図6(B)を参照して説明す
る。図6(B)に示すように、送信信号120は、先頭
に付されるヘッダデータ121と、送信器70の型式を
示すカスタムデータ122と、上記各種ボタン、また
は、キーの種類を示すデータ123とから構成される。
そして、上記送信信号120は、送信器70の先端に設
けられた送信窓90から送信され、制御装置20の受光
部38により受光される。
【0028】次に、カラオケ装置10の一連の動作につ
いて図5および図7を参照して説明する。図5は、選曲
から曲が演奏されるまでのCPU46の処理内容を示す
フローチャートである。図7(A)は、曲データ100
が、曲単位でハードディスクメモリに保存されている状
態を示す説明図であり、図7(B)は、背景映像データ
101と、歌詞テロップデータ102および演奏データ
103とが、異なるハードディスクメモリに保存されて
いる状態を示す説明図である。
【0029】まず、カラオケ装置10の利用者が、送信
器70の発信窓90を制御装置20に向けて選曲ボタン
79を押すと、制御装置20が選曲可能状態となり、選
曲番号に対応するテンキー78を押すと、その押す毎に
テンキー78に対応する数字が選曲番号表示部71およ
び23に順次表示される。続いて、最後の数字のテンキ
ー78を押してから選曲ボタン79を押すと、選曲が終
了したと判定され(ステップ100)、その選曲された
曲の曲データ100の送信を要求するリクエスト信号が
LAN回線15を介してサーバー1へ送信される(ステ
ップ120)。また、上記選曲操作を繰り返すことによ
り、複数曲を一度にリクエストすることもでき、この場
合は、その複数曲の曲データの送信を要求するリクエス
ト信号が送信される。
【0030】そして、サーバー1は、自己のHDD2か
ら上記リクエスト信号に示される選曲番号に対応する曲
データ100を検索して読出し、その読出された曲デー
タ100は、LAN回線15を介して制御装置20の通
信端子40を経てLANボード51により受信され(ス
テップ140)、データ出力端子41からHDD4への
保存が開始される(ステップ160)。ここで、曲デー
タ100の保存は、図7(A)に示すように、ハードデ
ィスクメモリ300に曲単位で行われ、複数の曲データ
を保存することができる。続いて、曲データ100のH
DD4への保存が終了すると、HDD4から曲データ1
00が読出され(ステップ180)、この読出された曲
データ100が、MPEGプレーヤ3により再生される
(ステップ200)。
【0031】曲データ100に含まれる背景映像データ
101および歌詞テロップデータ102は、MPEGプ
レーヤ3により再生されて映像信号となって映像入力端
子43および映像制御回路52を介して映像出力端子4
4,45へ出力され、モニタ12,14により表示され
る。その表示は、モニタ12の表示内容の説明図である
図8に示すように、背景映像200の中に歌詞テロップ
202がスーパーインポーズされた形で行われる。
【0032】また、曲データ100に含まれる演奏デー
タ103は、MPEGプレーヤ3により再生されて音楽
信号となってアンプ16に入力され、アンプ16に内蔵
されたミキシング回路において、マイクロフォン17,
18から入力された音声を示す音声信号とミキシングさ
れる。このミキシングされたミキシング信号は、増幅回
路において増幅され、スピーカ11,11およびスピー
カ13,13によって再生される。つまり、利用者は、
自分の選んだ曲をモニタ12,14の画面に映し出され
た背景映像200および歌詞テロップ202を見ながら
マイクロフォン17,18を通して歌う(カラオケす
る)ことができる。
【0033】そして、曲の再生が終了し(ステップ22
0)、予約された選曲番号データがRAM47に記憶さ
れている場合には(ステップ240)、その選曲番号デ
ータが読出され(ステップ260)、上記ステップ10
0ないしステップ260が実行される。
【0034】以上のように、本実施形態のカラオケ装置
10によれば、演奏データ103がMPEG方式で圧縮
されたデータであり、MIDIデータよりデータ量が多
いため、MIDIデータを再生したときよりも良い音質
で再生することができる。しかも、データが圧縮されて
いるため、サーバー1に接続されたHDD2には、MI
DIデータよりも多くの曲データを記憶できる。また、
上述のように伝送速度もMIDIデータより速い。した
がって、従来よりも利用者の選曲の幅を広くすることが
できるとともに、曲データの受信時間が短く、かつ、音
質が優れた楽音再生装置を実現できる。
【0035】なお、上記実施形態では、曲データ100
を曲単位でハードディスクメモリに保存する構成を説明
したが、図7(B)に示すように、背景映像データ10
1をハードディスクメモリ302に保存し、歌詞テロッ
プデータ102および演奏データ103をハードディス
クメモリ304に保存する構成にすることもできる。こ
の場合は、両ハードディスクメモリ302,304を駆
動するドライブ装置が2つ設けられ、同時にデータが読
出される。この構成によれば、背景映像データ101
と、歌詞テロップデータ102および演奏データ103
とを複数組み合わせることができることから、同じ背景
映像が表示される確率を小さくすることができるため、
同じ背景映像で歌って飽きが来るのを防止できる。ま
た、従来のようにCD−ROMにより背景映像を再生す
るものよりも、背景映像データの密度が高いため、従来
より画質の良い背景映像を表示できる。
【0036】また、歌詞テロップデータ102および演
奏データ103のみをサーバー1から送信し、背景映像
をCD−ROMプレーヤ、または、DVD(Digital Vi
deoDisc) プレーヤにより再生する構成にすることもで
きる。さらに、曲データ100が予め記録されたDVD
を再生するDVDプレーヤをカラオケ装置10、また
は、サーバー1に備える構成でもよい。
【0037】さらに、演奏データ103は、MPEG2
オーディオ方式により構成されているため、MC/ML
(Multi Channel/Multi Lingual) のマルチチャンネル機
能を利用して、曲を5チャンネルで録音し再生すること
ができる。この場合、センターチャンネル用としてカラ
オケ装置10の中央にセンタースピーカを設置し、スピ
ーカ11,11を左前方チャンネル用および右前方チャ
ンネル用に設定し、スピーカ13,13を左後方チャン
ネル用および右後方チャンネル用に設定する。
【0038】また、マルチリンガル機能を利用して曲に
7チャンネルの副音声を録音し再生することができる。
たとえば、そのうちの1つのチャンネルをボーカルのメ
ロディーラインを記録し、他の1つのチャンネルに歌手
の歌唱音声を記録する。そして、それらのチャンネルの
何れかに切替える切替装置をカラオケ装置10に設ける
ことにより、メロディーや歌い方などを忘れた場合であ
っても、切替装置によりチャンネルを切り替えて歌手の
音声を再生することにより、忘れた部分を聞くことがで
きる。さらに、上記実施形態では、MPEG方式として
MPEG2オーディオおよびMPEGビデオを代表に説
明したが、MPEG2システム方式、または、MPEG
2DSM−CC方式、さらには、MPEG1方式、MP
EG4方式を用いることもできる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、利用者
の選曲の幅を広くすることができるとともに、曲データ
の受信時間が短く、かつ、音質が優れた楽音再生装置を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のカラオケ装置の外観説明図で
ある。
【図2】(A)は、カラオケ装置に備えられた制御装置
の前面パネルの説明図であり、(B)は、制御装置の背
面パネルの説明図である。
【図3】制御装置の制御系の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】カラオケ装置に備えられた送信器の説明図であ
る。
【図5】選曲から曲が演奏されるまでのCPU46の処
理内容を示すフローチャートである。
【図6】(A)は曲データの構成を示す説明図であり、
(B)は送信器の送信信号の構成を示す説明図である。
【図7】(A)は、曲データ100が、曲単位でハード
ディスクメモリに保存されている状態を示す説明図であ
り、(B)は、背景映像データ101と、歌詞テロップ
データ102および演奏データ103とが、異なるハー
ドディスクメモリに保存されている状態を示す説明図で
ある。
【図8】モニタ12に表示された歌詞テロップおよび背
景映像の説明図である。
【符号の説明】
1 サーバー 2,4 HDD 3 MPEGプレーヤ 10 カラオケ装置 11,13 スピーカ 12,14 モニタ 15 LAN回線 16 アンプ 17,18 マイク 20 制御装置 46 CPU 70 送信器 100 曲データ 120 送信信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音により構成される楽曲を示す楽曲情
    報を再生するとともに、その楽曲情報に対応する歌詞映
    像および背景映像を表示する楽音再生装置において、 前記楽曲情報は、MPEG方式により圧縮されたもので
    あり、 そのMPEG方式により圧縮された楽曲情報を再生する
    再生手段が備えられたことを特徴とする楽音再生装置。
  2. 【請求項2】 前記背景映像を示す背景映像情報は、M
    PEG方式により圧縮されたものであり、 前記再生手段は、前記MPEG方式により圧縮された楽
    曲情報および背景映像情報を再生するものであることを
    特徴とする請求項1に記載の楽音再生装置。
  3. 【請求項3】 前記MPEG方式により圧縮された楽曲
    情報および背景映像情報からなる情報を送信する情報送
    信手段と、 この情報送信手段から通信手段を介して送信された前記
    情報を受信する情報受信手段と、 この情報受信手段により受信された情報を記憶する情報
    記憶手段とが備えられており、 前記再生手段は、 前記情報記憶手段により記憶されている情報を読出して
    再生するものであることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の楽音再生装置。
  4. 【請求項4】 前記情報記憶手段は、前記情報受信手段
    により受信された情報のうち、前記MPEG方式により
    圧縮された楽曲情報と背景映像情報とを異なる領域に記
    憶するものであることを特徴とする請求項3に記載の楽
    音再生装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1026886A3 (en) * 1999-02-03 2002-01-09 Pace Micro Technology PLC Screen display
EP1173012A3 (en) * 2000-07-13 2003-03-19 Pace Micro Technology PLC On screen display

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1026886A3 (en) * 1999-02-03 2002-01-09 Pace Micro Technology PLC Screen display
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